JPWO2012077736A1 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、インクジェット記録方式では、粘度の低いインクでなければ吐出が困難であるため、インクの吸収性の低い記録媒体に画像形成を行うと、異なる色彩のドット同士でインクが混ざるいわゆるブリードといわれる現象を生じたり、同色間での濃淡が数珠状に見えるビーディングと呼ばれる現象を生じたりする。
また、記録媒体を加熱する第一の加熱部と画像形成ドラムを加熱する第二の加熱部とを備えるので、記録媒体を所望の温度に短時間で昇温させることが可能となる。
また、記録媒体を加熱する第一の加熱部と画像形成ドラムを加熱する第二の加熱部とを備えるので、記録媒体を所望の温度に短時間で昇温させることが可能となる。
さらに、記録媒体の厚さに応じて、第一の加熱部に供給する電力、電圧、電流のいずれかを制御することにした場合には、種々の厚さの記録媒体に対して厚さに応じた加熱を行うことが出来、記録媒体上のドットの広がり方をより効果的に制御し、一定の平滑性と光沢を持った画像記録物を得ることができる。
或いは、記録媒体の種類に応じて、第一の加熱部に供給する電力、電圧、電流のいずれかを制御することにした場合には、熱特性の異なる種々の記録媒体に対して種類に応じた加熱を行うことが出来、記録媒体上のドットの広がり方をより効果的に制御し、一定の平滑性と光沢を持った画像記録物を得ることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は本発明の第一の実施形態である画像形成装置としてのインクジェット記録装置の内部構成を示す模式図である。図1に示すように本実施形態のインクジェット記録装置1Aは、画像形成部2Aと、画像形成部2Aに対して給紙を行う給紙部3と、画像形成部2Aで画像形成された記録媒体Pを集積する集積部4と備えている。
給紙部3は、記録媒体Pを格納する給紙トレイ31と、給紙トレイ31から画像形成部2Aまで記録媒体Pを搬送する給紙用搬送部32と、給紙トレイ31内の記録媒体Pを給紙用搬送部32に供給する供給部33とを備えている。給紙用搬送部32は、一対の給紙用搬送ローラー321,322を備えており、これら給紙用搬送ローラー321,322に給紙用搬送ベルト323が掛け渡されている。給紙用搬送ベルト323は、給紙トレイ31から供給部33によって供給された記録媒体Pを載せて、画像形成部2Aまで搬送する。
集積部4は、画像形成された記録媒体Pを格納する格納トレイ41と、画像形成部2Aから格納トレイ41まで記録媒体Pを搬送する集積用搬送部42とを備えている。集積用搬送部42には、複数の集積用搬送チェーンスプロケット421,422,423が設けられている。これら複数の集積用搬送チェーンスプロケット421〜423のうち、1つの集積用搬送チェーンスプロケット421は画像形成部2内に配置されており、残りの集積用搬送チェーンスプロケット422,423は集積部4内に配置されている。画像形成部2で画像が形成された記録媒体Pは、集積用爪部425によって集積用搬送ベルト424上に保持された状態で搬送され、格納トレイ41上にくると集積用爪部425の保持が解除されて、格納トレイ41内に格納される。
図2は、画像形成部2Aの内部構成を示す模式図である。図2に示すように、画像形成部2Aには、記録媒体Pに画像を形成するため、当該記録媒体Pを表面で保持する画像形成ドラム21と、給紙部3から搬送された記録媒体Pを画像形成ドラム21に受け渡す記録媒体供給手段としての受け渡しドラム22とを備えている。
図5は、画像形成ドラム21の概略構成を示す断面図であり、図4のV-V切断面から見た断面図である。画像形成ドラム21は、本発明に係るインクジェット用画像形成ドラムであり、図3〜図5に示すように、画像形成ドラム21には、内部が中空の筒状の本体部215と、本体部215とは別体で、本体部215の両端部を支持する一対の支持部216,217とが設けられている。
また、本体部215の周囲には、当該本体部215の外周面に記録媒体Pを密着させるための複数の吸引孔212が形成されている。
記録ヘッド51は、ライン式の記録ヘッドであり、画像形成ドラム21に周方向に沿って複数配列されている。各記録ヘッド51は、画像形成ドラム21の全長にわたって延在している。本実施形態に係るインクジェット記録装置1Aでは、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色のインクを吐出できるよう、合計で4個の記録ヘッド51が設けられているが、その数は必要な色彩の数に応じて増減させても良い。
さらに、集積用搬送ローラー421の直下流には、画像形成ドラム21の外周面を送風により冷却する冷却ファン53が設けられている。
弾性層712は、熱伝導性の優れた材質であることが望ましい。さらに、弾性層712の表面は、滑り性のよい材質(例えばPFAチューブ等)を被膜しておき、耐久性を高めておくことも可能である。
図7はインクジェット記録装置1Aの主制御構成を示すブロック図である。図7に示すように、インクジェット記録装置1Aの制御手段10には、受け渡しドラム22を回転させる受け渡しモーター62と、画像形成ドラム21を回転させるドラム回転モーター61と、給紙部3の各駆動部を駆動させる給紙モーター63と、集積部4の各駆動源を駆動させる排紙モーター64と、記録ヘッド51を駆動させるヘッド駆動回路65と、ドラム温度センサー91と、第一の加熱部の加熱ローラー71と、ドラム温度センサー91と、吸着部212と、形成画像の光沢の度合いをオペレーターが設定入力するための光沢調整ボタン68と、記録媒体厚さ入力部81と、記録媒体種類入力部82とが電気的に接続されている。
また、制御手段10には、上位装置としてのホストコンピューターからインターフェイス回路66を介して入力された形成画像データを記憶する画像メモリ回路67が併設されている。制御手段10のCPUは、画像メモリ回路67に格納された画像のデータやプログラムに基づいて演算を行い、この演算結果に基づいて各構成要素に制御信号を送信する。
また、上記制御手段10は、加熱ローラー71の加熱制御を行う加熱制御手段として機能する。
制御手段10は、記録媒体Pの厚さと種類に応じて加熱制御を実施する。具体的には、記録媒体Pの種類と厚さの二つのパラメーターにより加熱ローラー71の設定温度T4,T5を定めたテーブルデータを制御手段10が記憶しており、これらの入力により設定温度T4,T5を決定する処理を行う。
加熱ローラー71は、記録媒体Pを早く所望の温度範囲まで昇温させるために設けたものであり、T4,T5は加熱ローラー71の熱伝導性や記録媒体Pとの接触時間等により決定される。
本発明で使用するインクはエネルギー線(活性光線)が照射されることで硬化する活性光線硬化型インクである。この活性光線硬化型インクは、ゲル化剤を1質量%以上10質量%未満含有しており、温度により可逆的にゾルゲル相転移することを特徴とする。本発明でいうゾルゲル相転移とは、高温では流動性を持つ溶液状態であるが、ゲル化温度以下に冷却することで液全体がゲル化し流動性を失った状態に変化し、逆に低温で流動性を失った状態であるが、ゾル化温度以上に加熱することで、流動性を持つ液体状態に戻る現象を指す。
前記ゾルゲル相転移する活性光線硬化型インクは、高温では液体状態であるため、インクジェット記録ヘッドによる吐出が可能となる。この高温状態の活性光線硬化型インクを用いて記録すると、インク滴が記録媒体に着弾した後、温度差により自然冷却されることで速やかにインクが固化し、結果として隣り合うドット同士の合一を防いで画質劣化を防止できる。しかし、インク滴の固化力が強い場合には、ドット同士が孤立することで画像部に凹凸が生じ、極端な光沢低下や不自然なキラキラ感といった、光沢不均質感を招く場合があった。発明者らが鋭意検討した結果、インク滴の固化力、インクのゲル化温度、および記録媒体の温度を以下の範囲にすることで、インク滴同士の合一を防止して画質劣化を防ぐことができ、さらに最も自然な光沢感が得られることを見出した。すなわち、ゲル化剤を0.1質量%以上10質量%未満含有したインクの25℃における粘度が102mPa・s以上105mPa・s未満であるインクを用い、かつ該ゲル化剤によるインクのゲル化温度(Tgel)と記録媒体の表面温度(Ts)の差を5℃以上15℃以下に制御して印字することで、インク液滴合一の防止による高画質と自然な光沢感の両立が可能となる。なおこの場合、媒体の調温範囲は42℃以上、48℃以下に相当する。
本発明に記載の活性光線硬化型インクを用いて、インクのゲル化温度(Tgel)と記録媒体の表面温度(Ts)の差を5℃以上、15℃以下に調温することで、画質劣化がなく、文字などの細線の尖鋭性に優れ、自然な光沢感を持った画像を形成することが可能となるが、記録媒体の温度を5℃以上、10℃以下の範囲に調温することでより優れた画像を形成することが可能となる。
[ゲル化剤]
本発明でいうゲル化とは、ラメラ構造、非共有結合や水素結合により形成される高分子網目、物理的な凝集状態によって形成される高分子網目、微粒子の凝集構造などの相互作用、析出した微結晶の相互作用などにより、物質が独立した運動を失って集合した構造を指しており、急激な粘度上昇や弾性増加を伴って固化した、または半固化した、または増粘した状態のことを指す。
一般に、ゲルには、加熱により流動性のある溶液(ゾルと呼ばれる場合もある)となり、冷却すると元のゲルに戻る熱可逆性ゲルと、一旦ゲル化してしまえば加熱しても、ふたたび溶液には戻らない熱不可逆性ゲルがある。本発明に係るオイルゲル化剤によって形成されるゲルは、ヘッド内の目詰まり防止の観点からは、熱可逆性ゲルであることが好ましい。
本発明の活性光線硬化型インクにおいては、インクのゲル化温度(相転移温度)が、40℃以上、100℃未満であることが好ましく、より好ましくは45℃以上、70℃以下である。夏場環境での気温を考慮すると、インクの相転移温度が40℃以上であれば、記録ヘッドからインク液滴を吐出する際に、印字環境温度に影響されることなく安定した出射性を得ることができ、また90℃未満であれば、インクジェット記録装置を過度の高温に加熱する必要がなく、インクジェット記録装置のヘッドやインク供給系の部材への負荷を低減することができる。
本発明において、インクのゲル化温度の測定方法は、例えば、各種レオメータ(例えばコーンプレートを使用したストレス制御型レオメータ、PhysicaMCRシリーズ、Anton Paar社製)を用いて、ゾル状態にある高温のインクを低剪断速度で温度変化をさせながら得られる粘度曲線、動的粘弾性の温度変化を測定することで得られる粘弾性曲線から求めることができる。また、ガラス管に封じ込めた小鉄片を膨張計の中にいれ、温度変化に対してインク液中を自然落下しなくなった時点を相転移点とする方法(J.Polym.Sci.,21,57(1956))、インク上にアルミニウム製シリンダーを置き、ゲル温度を変化させた時に、アルミニウム製シリンダーが自然落下する温度を、ゲル化温度として測定する方法(日本レオロジー学会誌 Vol.17,86(1989))が挙げられる。また、簡便な方法としては、ヒートプレート上にゲル状の試験片を置き、ヒートプレートを加熱していき、試験片の形状が崩れる温度を測定し、これをゲル化温度として求めることができる。なお、使用するゲル化剤の種類、ゲル化剤の添加量、活性光線硬化型モノマーの種類を変えることで、インクのゲル化温度(相転移温度)は調整可能である。
本発明に係るインクで用いられるゲル化剤は、高分子化合物であっても、低分子化合物であってもよいが、インクジェット射出性の観点から低分子化合物が好ましい。
本発明で好ましく用いられる高分子化合物の具体例としては、ステアリン酸イヌリンなどの脂肪酸イヌリンや、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリンなどの脂肪酸デキストリン(レオパールシリーズとして千葉製粉より入手可能)や、ベヘン酸エイコサン二酸グリセリル、ベヘン酸エイコサン二酸ポリグリセリル(ノムコートシリーズとして日清オイリオより入手可能)などが挙げられる。
本発明で好ましく用いられる低分子化合物の具体例としては、例えば特開2005−126507号や特開2005−255821号や特開2010−111790号の各公報に記載の低分子オイルゲル化剤や、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド、N−2エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドなどのアミド化合物(味の素ファインテクノより入手可能)や、1,3:2,4−ビス−O−ベンジリデン−D−グルシトール(ゲルオールD 新日本理化より入手可能)などのジベンジリデンソルビトール類や、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラクタムなどの石油系ワックスや、キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、木ロウ、ホホバ油、ホホバ固体ロウ、ホホバエステルなどの植物系ワックスや、ミツロウ、ラノリン、鯨ロウなどの動物系ワックスや、モンタンワックス、水素化ワックスなどの鉱物系ワックスや、硬化ヒマシ油または硬化ヒマシ油誘導体や、モンタンワックス誘導体,パラフィンワックス誘導体,マイクロクリスタリンワックス誘導体またはポリエチレンワックス誘導体などの変性ワックスや、ベヘン酸、アラキジン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、オレイン酸、エルカ酸などの高級脂肪酸や、ステアリルアルコ−ル、ベヘニルアルコ−ルなどの高級アルコ−ルや、12−ヒドロキシステアリン酸などのヒドロキシステアリン酸や、12−ヒドロキシステアリン酸誘導体や、ラウリン酸アミド、ステアリン酸アミド、ベヘン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノ−ル酸アミド、12−ヒドロキシステアリン酸アミドなどの脂肪酸アミド(例えば、ニッカアマイドシリーズ 日本化成社製や、ITOWAXシリーズ 伊藤製油社製や、FATTYAMIDシリーズ 花王社製)や、N-ステアリルステアリン酸アミド、N-オレイルパルミチン酸アミドなどのN−置換脂肪酸アミドや、N,N´−エチレンビスステアリルアミド、N,N′−エチレンビス12−ヒドロキシステアリルアミド、N,N′−キシリレンビスステアリルアミドなどの特殊脂肪酸アミドや、ドデシルアミン、テトラデシルアミンまたはオクタデシルアミンなどの高級アミンや、ステアリルステアリン酸、オレイルパルミチン酸、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコ−ル脂肪酸エステル、エチレングリコ−ル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルなどの脂肪酸エステル化合物(例えばEMALLEXシリーズ 日本エマルジョン社製や、リケマールシリーズ 理研ビタミン社製や、ポエムシリーズ 理研ビタミン社製)や、ショ糖ステアリン酸、ショ糖パルミチン酸などのショ糖脂肪酸エステル(例えばリョートーシュガーエステルシリーズ 三菱化学フーズ社製)や、ポリエチレンワックス、α−オレフィン無水マレイン酸共重合体ワックスなどの合成ワックスや、重合性ワックス(UNILINシリーズ Baker−Petrolite社製)や、ダイマー酸、ダイマージオール(PRIPORシリーズ CRODA社製)などが挙げられる。また、上記のゲル化剤は、単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
本発明のインクにおいては、ゲル化剤、色材と共に、活性光線で硬化する活性光線硬化型組成物を含有することを特徴とする。
本発明に用いられる活性光線硬化型組成物(以下、光重合性化合物ともいう)について説明する。
本発明でいう活性光線とは、例えば、電子線、紫外線、α線、γ線、エックス線等が挙げられるが、人体への危険性や、取り扱いが容易で、工業的にもその利用が普及している紫外線または電子線が好ましい。本発明では特に紫外線が好ましい。
本発明において、活性光線の照射により架橋または重合する光重合性化合物としては、特に制限なく用いることができるが、中でも光カチオン重合性化合物または光ラジカル重合性化合物を用いることが好ましい。
光カチオン重合性モノマーとしては、各種公知のカチオン重合性のモノマーが使用できる。例えば、特開平6−9714号、特開2001−31892号、特開2001−40068号、特開2001−55507号、特開2001−310938号、特開2001−310937号、特開2001−220526号の各公報に例示されているエポキシ化合物、ビニルエーテル化合物、オキセタン化合物などが挙げられる。
本発明においては、インク硬化の際の記録媒体の収縮を抑える目的で、光重合性化合物として少なくとも1種のオキセタン化合物と、エポキシ化合物及びビニルエーテル化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物とを含有することが好ましい。
脂環式エポキシドとしては、少なくとも1個のシクロヘキセンまたはシクロペンテン環等のシクロアルカン環を有する化合物を、過酸化水素、過酸等の適当な酸化剤でエポキシ化することにより得られる、シクロヘキセンオキサイドまたはシクロペンテンオキサイド含有化合物が好ましい。
脂肪族エポキシドの好ましいものとしては、脂肪族多価アルコールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジルエーテル等があり、その代表例としては、エチレングリコールのジグリシジルエーテル、プロピレングリコールのジグリシジルエーテルまたは1,6−ヘキサンジオールのジグリシジルエーテル等のアルキレングリコールのジグリシジルエーテル、グリセリンあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはトリグリシジルエーテル等の多価アルコールのポリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル等のポリアルキレングリコールのジグリシジルエーテル等が挙げられる。ここでアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイド等が挙げられる。
これらのエポキシドのうち、速硬化性を考慮すると、芳香族エポキシドおよび脂環式エポキシドが好ましく、特に脂環式エポキシドが好ましい。本発明では、上記エポキシドの1種を単独で使用してもよいが、2種以上を適宜組み合わせて使用してもよい。
ビニルエーテル化合物としては、例えば、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、プロピレングリコールジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエーテル、ブタンジオールジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル等のジ又はトリビニルエーテル化合物、エチルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、イソプロペニルエーテル−o−プロピレンカーボネート、ドデシルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル等のモノビニルエーテル化合物等が挙げられる。
これらのビニルエーテル化合物のうち、硬化性、密着性、表面硬度を考慮すると、ジ又はトリビニルエーテル化合物が好ましく、特にジビニルエーテル化合物が好ましい。本発明では、上記ビニルエーテル化合物の1種を単独で使用してもよいが、2種以上を適宜組み合わせて使用してもよい。
本発明で用いることのできるオキセタン化合物において、オキセタン環を5個以上有する化合物を使用すると、インク組成物の粘度が高くなるため、取扱いが困難になること、またインク組成物のガラス転移温度が高くなるため、得られる硬化物の粘着性が十分でなくなることがある。本発明で使用するオキセタン環を有する化合物は、オキセタン環を1〜4個有する化合物が好ましい。
本発明で好ましく用いることのできるオキセタン環を有する化合物としては、特開2005−255821号公報の段落番号(0089)に記載されている、一般式(1)で表される化合物、同じく同号公報の段落番号(0092)に記載されている、一般式(2)、段落番号(0107)の一般式(7)、段落番号(0109)の一般式(8)、段落番号(0166)の一般式(9)等で表される化合物を挙げることができる。
具体的には、同号公報の段落番号(0104)〜(0119)に記載されている例示化合物1〜6及び段落番号(0121)に記載されている化合物を挙げることができる。
次いで、ラジカル重合性化合物について説明する。
光ラジカル重合性モノマーとしては、各種公知のラジカル重合性のモノマーが使用できる。例えば、特開平7−159983号、特公平7−31399号、特開平8−224982号、特開平10−863号の各公報に記載されている光重合性組成物を用いた光硬化型材料と、カチオン重合系の光硬化性樹脂が知られており、最近では可視光以上の長波長域に増感された光カチオン重合系の光硬化性樹脂も例えば、特開平6−43633号公報、特開平8−324137公報等に公開されている。
ラジカル重合性化合物は、ラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物であり、分子中にラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合物であればどの様なものでもよく、モノマー、オリゴマー、ポリマー等の化学形態をもつものが含まれる。ラジカル重合性化合物は1種のみ用いてもよく、また目的とする特性を向上するために任意の比率で2種以上を併用してもよい。
ラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸及びそれらの塩、エステル、ウレタン、アミドや無水物、アクリロニトリル、スチレン、更に種々の不飽和ポリエステル、不飽和ポリエーテル、不飽和ポリアミド、不飽和ウレタン等のラジカル重合性化合物が挙げられる。
本発明のラジカル重合性化合物としては、公知のあらゆる(メタ)アクリレートモノマー及び/またはオリゴマーを用いることができる。本発明でいう「および/または」は、モノマーであっても、オリゴマーであっても良く、更に両方を含んでも良いことを意味する。また、以下に述べる事項に関しても同様である。
更に、これらの中でも、ステアリルアクリレート、ラウリルアクリレート、イソステアリルアクリレート、エトキシジエチレングリコールアクリレート、イソボルニルアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、グリセリンプロポキシトリアクリレート、カウプロラクトン変性トリメチロールプロパントリアクリレート、カプロラクタム変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートが特に好ましい。
また本発明においては、重合性化合物として各種ビニルエーテル化合物とマレイミド化合物を併用して用いることも可能である。マレイミド化合物としては、例えば、N−メチルマレイミド、N−プロピルマレイミド、N−ヘキシルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N,N′−メチレンビスマレイミド、ポリプロピレングリコール−ビス(3−マレイミドプロピル)エーテル、テトラエチレングリコール−ビス(3−マレイミドプロピル)エーテル、ビス(2−マレイミドエチル)カーボネート、N,N′−(4,4′−ジフェニルメタン)ビスマレイミド、N,N′−2,4−トリレンビスマレイミド、あるいは、また特開平11−124403号公報に開示されているマレイミドカルボン酸と種々のポリオール類とのエステル化合物である多官能マレイミド化合物などが挙げられるが、この限りではない。
上記カチオン重合性化合物及びラジカル重合性化合物の添加量は好ましくは1〜97質量%であり、より好ましくは30〜95質量%である。
次いで、本発明のインクについて、上記項目を除いた各構成要素について説明する。
[色材]
本発明のインクにおいては、インクを構成する色材としては、染料あるいは顔料を制限なく用いることができるが、インク成分に対し良好な分散安定性を有し、かつ耐候性に優れた顔料を用いることが好ましい。顔料としては、特に限定されるわけではないが、本発明には、例えば、カラーインデックスに記載される下記の番号の有機又は無機顔料が使用できる。
赤或いはマゼンタ顔料としては、Pigment Red 3、5、19、22、31、38、43、48:1、48:2、48:3、48:4、48:5、49:1、53:1、57:1、57:2、58:4、63:1、81、81:1、81:2、81:3、81:4、88、104、108、112、122、123、144、146、149、166、168、169、170、177、178、179、184、185、208、216、226、257、Pigment Violet 3、19、23、29、30、37、50、88、Pigment Orange 13、16、20、36、
青又はシアン顔料としては、Pigment Blue 1、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、17−1、22、27、28、29、36、60、
緑顔料としては、Pigment Green 7、26、36、50、
黄顔料としては、Pigment Yellow 1、3、12、13、14、17、34、35、37、55、74、81、83、93、94,95、97、108、109、110、137、138、139、153、154、155、157、166、167、168、180、185、193、
黒顔料としては、Pigment Black 7、28、26などが目的に応じて使用できる。
また、顔料の分散を行う際に、分散剤を添加することも可能である。分散剤としては、高分子分散剤を用いることが好ましく、高分子分散剤としては、例えば、Avecia社のSolsperseシリーズや、味の素ファインテクノ社のPBシリーズが挙げられる。更には、下記のものが挙げられる。
顔料分散剤としては、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキル燐酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ステアリルアミンアセテート、顔料誘導体等を挙げることができる。
また、Efka CHEMICALS社製「エフカ44、46、47、48、49、54、63、64、65、66、71、701、764、766」、「エフカポリマー100(変性ポリアクリレート)、150(脂肪族系変性ポリマー)、400、401、402、403、450、451、452、453(変性ポリアクリレート)、745(銅フタロシアニン系)」;共栄化学社製「フローレンTG−710(ウレタンオリゴマー)」、「フローノンSH−290、SP−1000」、「ポリフローNo.50E、No.300(アクリル系共重合物)」;楠本化成社製「ディスパロンKS−860、873SN、874(高分子分散剤)、#2150(脂肪族多価カルボン酸)、#7004(ポリエーテルエステル型)」等が挙げられる。
更には、花王社製「デモールRN、N(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、MS、C、SN−B(芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、EP」、「ホモゲノールL−18(ポリカルボン酸型高分子)」、「エマルゲン920、930、931、935、950、985(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)」、「アセタミン24(ココナッツアミンアセテート)、86(ステアリルアミンアセテート)」;ゼネカ社製「ソルスパーズ5000(フタロシアニンアンモニウム塩系)、13240、13940(ポリエステルアミン系)、17000(脂肪酸アミン系)、24000、32000」;日光ケミカル社製「ニッコールT106(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート)、MYS−IEX(ポリオキシエチレンモノステアレート)、Hexagline4−0(ヘキサグリセリルテトラオレート)」等が挙げられる。
顔料の分散は、顔料粒子の平均粒径を0.08〜0.5μmとすることが好ましく、最大粒径は0.3〜10μm、好ましくは0.3〜3μmとなるよう、顔料、分散剤、分散媒体の選定、分散条件、ろ過条件を適宜設定する。この粒径管理によって、記録ヘッドのノズルの詰まりを抑制し、インクの保存安定性、インク透明性および硬化感度を維持することができる。
MS Magenta VP、MS Magenta HM−1450、MS Magenta HSo−147(以上、三井東圧社製)、AIZENSOT Red−1、AIZEN SOT Red−2、AIZEN SOTRed−3、AIZEN SOT Pink−1、SPIRON Red GEH SPECIAL(以上、保土谷化学社製)、RESOLIN Red FB 200%、MACROLEX Red Violet R、MACROLEX ROT5B(以上、バイエルジャパン社製)、KAYASET Red B、KAYASET Red 130、KAYASET Red 802(以上、日本化薬社製)、PHLOXIN、ROSE BENGAL、ACID Red(以上、ダイワ化成社製)、HSR−31、DIARESIN Red K(以上、三菱化成社製)、Oil Red(BASFジャパン社製)。
MS Cyan HM−1238、MS Cyan HSo−16、Cyan HSo−144、MS Cyan VPG(以上、三井東圧社製)、AIZEN SOT Blue−4(保土谷化学社製)、RESOLIN BR.Blue BGLN 200%、MACROLEX Blue RR、CERES Blue GN、SIRIUS SUPRATURQ.Blue Z−BGL、SIRIUS SUPRA TURQ.Blue FB−LL 330%(以上、バイエルジャパン社製)、KAYASET Blue FR、KAYASET Blue N、KAYASET Blue 814、Turq.Blue GL−5 200、Light Blue BGL−5 200(以上、日本化薬社製)、DAIWA Blue 7000、Oleosol Fast Blue GL(以上、ダイワ化成社製)、DIARESIN Blue P(三菱化成社製)、SUDAN Blue 670、NEOPEN Blue 808、ZAPON Blue 806(以上、BASFジャパン社製)。
MS Yellow HSm−41、Yellow KX−7、Yellow EX−27(三井東圧)、AIZEN SOT Yellow−1、AIZEN SOT YelloW−3、AIZEN SOT Yellow−6(以上、保土谷化学社製)、MACROLEX Yellow 6G、MACROLEX FLUOR.Yellow 10GN(以上、バイエルジャパン社製)、KAYASET Yellow SF−G、KAYASET Yellow2G、KAYASET Yellow A−G、KAYASET Yellow E−G(以上、日本化薬社製)、DAIWA Yellow 330HB(ダイワ化成社製)、HSY−68(三菱化成社製)、SUDAN Yellow 146、NEOPEN Yellow 075(以上、BASFジャパン社製)。
MS Black VPC(三井東圧社製)、AIZEN SOT Black−1、AIZEN SOT Black−5(以上、保土谷化学社製)、RESORIN Black GSN 200%、RESOLIN BlackBS(以上、バイエルジャパン社製)、KAYASET Black A−N(日本化薬社製)、DAIWA Black MSC(ダイワ化成社製)、HSB−202(三菱化成社製)、NEPTUNE Black X60、NEOPEN Black X58(以上、BASFジャパン社製)等である。
本発明のインクにおいて、活性光線として紫外線等を用いる場合には、少なくとも1種の光重合開始剤を含有することが好ましい。だたし、活性光線として電子線を用いる場合には、多くの場合、光重合開始剤を必要としない。
光重合開始剤は、分子内結合開裂型と分子内水素引き抜き型の2種に大別できる。
分子内結合開裂型の光重合開始剤としては、例えば、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、1−ヒドロキシシクロヘキシル−フェニルケトン、2−メチル−2−モルホリノ(4−チオメチルフェニル)プロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノンの如きアセトフェノン系;ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテルの如きベンゾイン類;2,4,6−トリメチルベンゾインジフェニルホスフィンオキシドの如きアシルホスフィンオキシド系;ベンジル、メチルフェニルグリオキシエステル、などが挙げられる。
一方、分子内水素引き抜き型の光重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル−4−フェニルベンゾフェノン、4,4′−ジクロロベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4′−メチル−ジフェニルサルファイド、アクリル化ベンゾフェノン、3,3′,4,4′−テトラ(t−ブチルペルオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3′−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノンの如きベンゾフェノン系;2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントンの如きチオキサントン系;ミヒラ−ケトン、4,4′−ジエチルアミノベンゾフェノンの如きアミノベンゾフェノン系;10−ブチル−2−クロロアクリドン、2−エチルアンスラキノン、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、などが挙げられる。
また、ラジカル重合開始剤としては、特公昭59−1281号、特公昭61−9621号、及び特開昭60−60104号等の各公報記載のトリアジン誘導体、特開昭59−1504号及び特開昭61−243807号等の各公報に記載の有機過酸化物、特公昭43−23684号、特公昭44−6413号、特公昭44−6413号及び特公昭47−1604号等の各公報並びに米国特許第3,567,453号明細書に記載のジアゾニウム化合物、米国特許第2,848,328号、同第2,852,379号及び同2,940,853号各明細書に記載の有機アジド化合物、特公昭36−22062号、特公昭37−13109号、特公昭38−18015号、特公昭45−9610号等の各公報に記載のオルト−キノンジアジド類、特公昭55−39162号、特開昭59−14023号等の各公報及び「マクロモレキュルス(Macromolecules)、第10巻、第1307頁(1977年)に記載の各種オニウム化合物、特開昭59−142205号公報に記載のアゾ化合物、特開平1−54440号公報、ヨーロッパ特許第109,851号、ヨーロッパ特許第126,712号等の各明細書、「ジャーナル・オブ・イメージング・サイエンス」(J.Imag.Sci.)」、第30巻、第174頁(1986年)に記載の金属アレン錯体、特許第2711491号及び特許第2803454号明細書に記載の(オキソ)スルホニウム有機ホウ素錯体、特開昭61−151197号公報に記載のチタノセン類、「コーディネーション・ケミストリー・レビュー(Coordination Chemistry Review)」、第84巻、第85〜第277頁(1988年)及び特開平2−182701号公報に記載のルテニウム等の遷移金属を含有する遷移金属錯体、特開平3−209477号公報に記載の2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体、四臭化炭素や特開昭59−107344号公報記載の有機ハロゲン化合物等が挙げられる。これらの重合開始剤はラジカル重合可能なエチレン不飽和結合を有する化合物100質量部に対して0.01から10質量部の範囲で含有されるのが好ましい。
また、本発明のインクにおいては、光重合開始剤として、光酸発生剤も用いることができる。
第1に、ジアゾニウム、アンモニウム、ヨードニウム、スルホニウム、ホスホニウムなどの芳香族オニウム化合物のB(C6F5)4 −、PF6 −、AsF6 −、SbF6 −、CF3SO3 −塩を挙げることができる。
本発明で用いることのできるオニウム化合物の具体的な例としては、特開2005−255821号公報の段落番号(0132)に記載されている化合物を挙げることができる。
第2に挙げられる、スルホン酸を発生するスルホン化物の具体的な化合物としては、特開2005−255821号公報の段落番号(0136)に記載されている化合物を挙げることができる。
第2に、ハロゲン化水素を光発生するハロゲン化物も用いることができ、その具体的な化合物としては、特開2005−255821号公報の段落番号(0138)に記載されている化合物を挙げることができる。
第3に、特開2005−255821号公報の段落番号(0140)に記載されている鉄アレン錯体を挙げることができる。
本発明に係る活性光線硬化型インクには、上記説明した以外に様々な添加剤を用いることができる。例えば、界面活性剤、レベリング添加剤、マット剤、膜物性を調整するためのポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類を添加することができる。また、保存安定性を改良する目的で公知のあらゆる塩基性化合物を用いることができるが、代表的なものとして、塩基性アルカリ金属化合物、塩基性アルカリ土類金属化合物、アミンなどの塩基性有機化合物などが挙げられる。
なお、以下のインク組成物において用いられる顔料分散体は、ソルスパーズ32000(ルーブリゾール社製)5部と、HD−N(1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート:新中村化学社製)80部とをステンレスビーカーに入れ加熱撹拌溶解し、これを室温まで冷却した後、カーボンブラック(#56:三菱化学社製)15部を加えて、0.5mmのジルコニアビーズとともにガラスビンに入れ密栓し、ペイントシェーカーにて10時間分散処理してから、ジルコニアビーズを除去したものである。
次に、上記構成からなるインクジェット記録装置1Aの第一の実施形態に係る画像形成時の動作制御について図8〜図10のフローチャートに基づいて説明する。
また、T4は画像形成時における加熱ローラー71の目標温度帯域を示す加熱部設定温度の範囲の下限値、T5は加熱部設定温度の範囲の上限値である。
また、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T5以下の場合にはそのままステップS109に処理を戻す。
一方、ステップS109において、画像形成ドラム21の温度がT1以上と判定された場合には、UVランプ52の照射を停止する(ステップS119)。
ステップS125では、画像形成ドラム21の検出温度の監視を継続して、画像形成ドラム21が設定温度T2以下であればステップS129に処理を進め、設定温度T2を超えた場合には加熱ローラー72をOFFして(ステップS127)、ステップS129に処理を進める。
さらに、光沢調整ボタン68の入力によるインクドットの光沢調整の実行が設定されているか否かを判定し(ステップS149)、光沢調整の実行が設定されている場合には、設定温度T1,T2,T3,T4,T5を新たな設定値に変更する(ステップS151)。
また、設定温度T1以上の場合には、さらに、画像形成ドラム21の検出温度が設定温度T2を超えているか否かを判定し(ステップS157)、設定温度T2を超えている場合には加熱ローラー72をOFFする(ステップS159)と共に、冷却ファン53を作動させる(ステップS161)。
また、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T4以上の場合には、さらに、設定温度T5を超えているかを判定する(ステップS177)。そして、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T5を超えている場合には加熱ローラー71をOFFしてから(ステップS179)、ステップS153に処理を戻す。
ステップS199では、加熱ローラー71の検出温度の監視を継続して、設定温度T5以下であればステップS203に処理を進め、設定温度T5を超えた場合には加熱ローラー71をOFFして(ステップS201)、ステップS203に処理を進める。
一方、ステップS185の判定において、画像形成の完了と判定した場合には、ステップS121に処理を戻して、次の印刷指令が入力されるまで、設定温度T1,T2,T3,T4,T5に基づいて予加熱制御を実施する。
以上のように、上記インクジェット記録装置1Aは、画像形成ドラム21を設定温度T1,T2,T3に基づく所定の範囲に保つことにより記録媒体P上のドットの広がり方を制御し、一定の平滑性と光沢を持った画像記録物を得ることができる。また、画像形成ドラム21上の記録媒体Pに記録ヘッド51により直接的に画像を形成するので、画像形成ドラムから記録媒体Pへの転写が必要なく、転写による画像の劣化を回避することができ高画質を維持することが可能である。さらに、画像の転写時に必要なクリーニング手段を不要とすることも可能となる。
また、画像形成ドラム21を冷却する冷却ファン53を備えたので、画像形成ドラム21が過熱したときも画像形成ドラム21の温度を所定温度範囲に保つことができ、記録媒体上のドットの広がり方をより効果的に制御し、一定の平滑性と光沢を持った画像記録物を得ることができる。
また、前述したステップS107〜S119までの制御にあるように、主電源投入後、エネルギー線である紫外線を画像形成ドラム21に照射して加熱することにより、短時間で画像形成ドラム21が昇温し、画像の記録が可能となる。
本発明の第二の実施形態であるインクジェット記録装置1Bについて図面を用いて説明する。図11はインクジェット記録装置1Bの画像形成部2Bの内部構成を示す模式図、図12はインクジェット記録装置1Bの主制御構成を示すブロック図である。以下の説明では、インクジェット記録装置1Bについてインクジェット記録装置1Aと異なる点のみについて説明し、同一の構成については同符号を用いて重複する説明は省略するものとする。
また、このインクジェット記録装置1Bは、図12に示すように、制御手段10には記録媒体厚さ入力部81と記録媒体種類入力部82を併設していないが、併設してもよい。
また、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T5以下の場合にはそのままステップS309に処理を戻す。
一方、ステップS309において、画像形成ドラム21の温度がT1以上と判定された場合には、UVランプ52の照射を停止する(ステップS319)。
ステップS325では、加熱ローラー71の検出温度の監視を継続して、画像形成ドラム21が設定温度T2以下であればステップS329に処理を進め、設定温度T2を超えた場合には加熱ローラー72をOFFして(ステップS327)、ステップS329に処理を進める。
ステップS333では、加熱ローラー71の検出温度の監視を継続して、加熱ローラー71が設定温度T5以下であればステップS337に処理を進め、設定温度T5を超えた場合には加熱ローラー71をOFFして(ステップS335)、ステップS337に処理を進める。
そして、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T4に満たない場合には加熱ローラー71をONし(ステップS373)、ステップS351に処理を戻す。
そして、ステップS383に処理が戻される。
以上のように、上記インクジェット記録装置1Bでは、インクジェット記録装置1Aと同様の効果を有すると共に、第一の記録媒体温度センサー93により、記録ヘッド51の手前で記録媒体Pの温度検出を行い、その検出温度に基づいて加熱ローラー71の設定温度T4,T5の補正を行うことにより記録媒体P上のドットの広がり方を制御し、一定の平滑性と光沢を持った画像記録物を得ることができる。
なお、第一の記録媒体温度センサー93の検出温度に基づいて、画像形成ドラム21の設定温度T1,T2,T3の補正を行ってもよい。
本発明の第三の実施形態であるインクジェット記録装置1Cについて図面を用いて説明する。図17はインクジェット記録装置1Cの画像形成部2Cの内部構成を示す模式図、図18はインクジェット記録装置1Cの主制御構成を示すブロック図である。以下の説明では、インクジェット記録装置1Cについてインクジェット記録装置1Aと異なる点のみについて説明し、同一の構成については同符号を用いて重複する説明は省略するものとする。
インクジェット記録装置1Aでは、その主電源が投入されると、制御手段10において、ROMから初期値設定である画像形成ドラム21に関する設定温度T1,T2,T3,T4,T5及び設定ドット径d1,d2の読み込みを行う(ステップS501)。d1は記録媒体Pに形成するドット径の目標値の下限値であり、d2は記録媒体Pに形成するドット径の目標値の上限値である。
一方、ステップS509において、画像形成ドラム21の温度がT1以上と判定された場合には、UVランプ52の照射を停止する(ステップS519)。
そして、加熱ローラー71の検出温度の監視を行い(ステップS563)、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T4に満たない場合には加熱ローラー71をONし(ステップS565)、ステップS553に処理を戻す。
また、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T4以上の場合には、さらに、設定温度T5を超えているかを判定する(ステップS577)。そして、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T5を超えている場合には加熱ローラー71をOFFしてから(ステップS579)、ステップS553に処理を戻す。
さらに、ステップS603では、画像形成ドラム21の検出温度の監視を行い、設定温度T3を超えた場合には冷却ファン53を作動させて画像形成ドラム21を冷却し(ステップS605)、設定温度T3以下の時には冷却ファン53を停止する(ステップS607)。
以上のように、上記インクジェット記録装置1Cは、インクジェット記録装置1Aと同様の効果を有すると共に、ドット径測定手段69により記録媒体Pに記録されたインクのドット径を測定し、加熱ローラー71の設定温度T4,T5及び画像形成ドラム21の設定温度T1,T2,T3を変更するので、記録媒体P上のドットの広がり方をより効果的に制御し、一定の平滑性と光沢を持った画像記録物を得ることができる。
本発明の第四の実施形態であるインクジェット記録装置1Dについて図面を用いて説明する。図23はインクジェット記録装置1Dの画像形成部2Dの内部構成を示す模式図、図24はインクジェット記録装置1Dの主制御構成を示すブロック図である。以下の説明では、インクジェット記録装置1Dについてインクジェット記録装置1Aと異なる点のみについて説明し、同一の構成については同符号を用いて重複する説明は省略するものとする。
制御手段10は、光沢測定手段83の受光器85からの出力信号からドットの反射光強度を求めて光沢を算出する。
インクジェット記録装置1Dでは、その主電源が投入されると、制御手段10において、ROMから初期値設定である画像形成ドラム21に関する設定温度T1,T2,T3,T4,T5及び設定光沢値(輝度値)C1,C2の読み込みを行う(ステップS701)。C1は記録媒体Pに形成するドットの目標光沢値の下限値であり、C2は記録媒体Pに形成するドットの目標光沢値の上限値である。
また、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T5以下の場合にはそのままステップS709に処理を戻す。
そして、加熱ローラー71の検出温度の監視を行い(ステップS763)、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T4に満たない場合には加熱ローラー71をONし(ステップS765)、ステップS753に処理を戻す。
そして、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T4に満たない場合には加熱ローラー71をONし(ステップS775)、ステップS753に処理を戻す。
また、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T4以上の場合には、さらに、設定温度T5を超えているかを判定する(ステップS777)。そして、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T5を超えている場合には加熱ローラー71をOFFしてから(ステップS779)、ステップS753に処理を戻す。
ステップS791では、画像形成ドラム21の検出温度の監視を継続して、設定温度T2以下であればステップS795に処理を進め、設定温度T2を超えた場合には加熱ローラー72をOFFして(ステップS793)、ステップS795に処理を進める。
さらに、ステップS803では、画像形成ドラム21の検出温度の監視を行い、設定温度T3を超えた場合には冷却ファン53を作動させて画像形成ドラム21を冷却し(ステップS805)、設定温度T3以下の時には冷却ファン53を停止する(ステップS807)。
以上のように、上記インクジェット記録装置1Dは、インクジェット記録装置1Aと同様の効果を有すると共に、光沢測定手段83により記録媒体Pに記録されたインクのドットの光沢値を測定し、加熱ローラー71の設定温度T4,T5及び画像形成ドラム21の設定温度T1,T2,T3を変更するので、記録媒体P上のドットの広がり方をより効果的に制御し、一定の光沢を持った画像記録物を得ることができる。
本発明の第五の実施形態であるインクジェット記録装置1Eについて図面を用いて説明する。図30はインクジェット記録装置1Eの画像形成部2Eの内部構成を示す模式図、図31はインクジェット記録装置1Eの主制御構成を示すブロック図である。以下の説明では、インクジェット記録装置1Eについてインクジェット記録装置1Aと異なる点のみについて説明し、同一の構成については同符号を用いて重複する説明は省略するものとする。
なお、加熱ローラー71と加熱ローラー71A、71Bの配置は等しく、互いの構造は同一である。同様にして、加熱ローラー72と加熱ローラー72A、72Bの配置は等しく、互いの構造は同一である。
さらに、各加熱部温度センサー92A、92Bは加熱部温度センサー92と同一構造のセンサーである。
インクジェット記録装置1Eでは、その主電源が投入されると、制御手段10において、ROMから初期値設定である画像形成ドラム21に関する設定温度T1,T2,T3,T4,T5の読み込みを行う(ステップS901)。
ステップS915では、加熱ローラー71Aの検出温度が設定温度T5を超えているか判定し、設定温度T5を超えている場合には加熱ローラー71AをOFFしてステップS919に処理を進める。
また、加熱ローラー71Aの検出温度が設定温度T5以下の場合にはそのままステップS919に処理を進める。
そして、加熱ローラー71Bの検出温度が設定温度T4以上の場合にはステップS923に処理を進め、設定温度T4に満たない場合には加熱ローラー71BをONに切り替え又は加熱ローラー71BのON状態を維持しつつ(ステップS921)、ステップS923に処理を進める。
ステップS923では、加熱ローラー71Bの検出温度が設定温度T5を超えているか判定し、設定温度T5を超えている場合には加熱ローラー71BをOFFしてステップS909に処理を戻す。
また、加熱ローラー71Bの検出温度が設定温度T5以下の場合にはそのままステップS909に処理を戻す。
ステップS933では、画像形成ドラム21の検出温度の監視を継続して、画像形成ドラム21が設定温度T2以下であればステップS937に処理を進め、設定温度T2を超えた場合には加熱ローラー72A、72BをOFFして(ステップS935)、ステップS937に処理を進める。
ステップS941では、加熱ローラー71Aの検出温度の監視を継続して、加熱ローラー71Aが設定温度T5以下であればステップS945に処理を進め、設定温度T5を超えた場合には加熱ローラー71AをOFFして(ステップS943)、ステップS945に処理を進める。
ステップS949では、加熱ローラー71Bの検出温度の監視を継続して、加熱ローラー71Bが設定温度T5以下であればステップS953に処理を進め、設定温度T5を超えた場合には加熱ローラー71BをOFFして(ステップS951)、ステップS953に処理を進める。
さらに、光沢調整ボタン68の入力によるインクドットの光沢調整の実行が設定されているか否かを判定し(ステップS965)、光沢調整の実行が設定されている場合には、設定温度T1,T2,T3,T4,T5を新たな設定値に変更する(ステップS967)。
また、画像形成ドラム21の検出温度が設定温度T2以下であれば、冷却ファン53を停止させる(ステップS979)。
また、加熱ローラー71Bの検出温度が設定温度T4以上の場合には、さらに、設定温度T5を超えているかを判定する(ステップS993)。そして、加熱ローラー71Bの検出温度が設定温度T5以下の場合にはステップS997に処理を進め、設定温度T5を超えている場合には加熱ローラー71BをOFFすると共にフラグを1に設定してから(ステップS995)、ステップS997に処理を進める。
ステップS1009では、画像形成ドラム21の検出温度の監視を継続して、設定温度T2以下であればステップS1013に処理を進め、設定温度T2を超えた場合には加熱ローラー72A、72BをOFFして(ステップS1011)、ステップS1013に処理を進める。
ステップS1017では、加熱ローラー71Aの検出温度の監視を継続して、設定温度T5以下であればステップS1021に処理を進め、設定温度T5を超えた場合には加熱ローラー71AをOFFして(ステップS1019)、ステップS1021に処理を進める。
ステップS1025では、加熱ローラー71Bの検出温度の監視を継続して、設定温度T5以下であればステップS1029に処理を進め、設定温度T5を超えた場合には加熱ローラー71BをOFFして(ステップS1027)、ステップS1029に処理を進める。
一方、ステップS1001の判定において、画像形成の完了と判定した場合には、UVランプ53をOFFしてから(ステップS1035)、ステップS929に処理を戻して、次の印刷指令が入力されるまで、設定温度T1,T2,T3,T4,T5に基づいて予加熱制御を実施する。
以上のように、上記インクジェット記録装置1Eは、インクジェット記録装置1Aと同様の効果を有すると共に、第一の加熱部が二つの加熱ローラー71A、71Bを備え、それぞれの加熱ローラー71A、71Bの温度を所定の加熱部設定温度T4,T5の範囲に保った状態で記録媒体Pを加熱することにより、幅広い種類或いは厚さの記録媒体に対して、所望の温度まで短時間で昇温させることが可能となる。
また、第二の加熱部も二つの加熱ローラー72A、72Bを備えたので、電源起動時等に画像形成ドラム21を短時間で所望の温度に昇温できる。また、環境温度が低いときにも、画像記録中に画像形成ドラム21を所望の温度に保つことができる。
本発明の第六の実施形態であるインクジェット記録装置1Fについて図面を用いて説明する。図35はインクジェット記録装置1Fの画像形成部2Fの内部構成を示す模式図、図36はインクジェット記録装置1Fの主制御構成を示すブロック図である。以下の説明では、インクジェット記録装置1Fについてインクジェット記録装置1Aと異なる点のみについて説明し、同一の構成については同符号を用いて重複する説明は省略するものとする。
なお、加熱ローラー71の加熱源713に対しては、電流に限らず、記録媒体の厚さ及び種類に応じて電圧又は電力を決定し、これらが目標値となるように制御しても良い。
加熱源713に流す電流値は、大きければ大きいほど加熱量が増えるので、加熱ローラー71の熱伝導性や記録媒体Pとの接触時間等により決定される。
なお、加熱源713に対する電圧又は電力の供給を行う場合も、電流の場合と同様である。
まず、このインクジェット記録装置1Fの画像形成部2Fは、画像形成部2Aにおける加熱部温度センサー92を備えていないので、図8〜図10に示すフローチャートの各処理の中で、ステップS101において、制御手段10は、ROMから初期値設定である画像形成ドラム21に関する設定温度T1,T2,T3及び加熱源713に流す電流値の読み込みを行う。
また、ステップS111〜S117の処理、ステップS129〜S135までの処理、ステップS163〜S169までの処理、ステップS173〜S179までの処理及びステップS195〜S201までの処理は省略される。
また、ステップS147では、入力された記録媒体Pの厚さと種類とにより、加熱源713に流す電流値が再設定される。
また、ステップS151では、光沢調整の実行が設定されている場合には、設定温度T1,T2,T3及び加熱源713に流す電流値が新たな設定値に変更される。
以上のように、上記インクジェット記録装置1Fは、上記の構成により、インクジェット記録装置1Aと同様の効果を得ることが出来る。
なお、このインクジェット記録装置1Fは、画像形成部2Fが加熱部温度センサー92を備えていないので、加熱ローラー71の検出温度に基づく加熱源713の発熱量の制御は行われないが、記録媒体厚さ入力部81から入力される記録媒体Pの厚さと記録媒体厚さ入力部82から入力される記録媒体Pの種類とにより加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値が決定され、光沢調整ボタン68の調整により加熱源713に流す電流値が調整されるので、適正に定められた電流値で安定した加熱を行うことが可能である。
本発明の第七の実施形態であるインクジェット記録装置1Gについて図面を用いて説明する。図37はインクジェット記録装置1Gの画像形成部2Gの内部構成を示す模式図、図38はインクジェット記録装置1Gの主制御構成を示すブロック図である。以下の説明では、インクジェット記録装置1Gについてインクジェット記録装置1Bと異なる点のみについて説明し、同一の構成については同符号を用いて重複する説明は省略するものとする。
そして、制御手段10は、第一の記録媒体温度センサー93における下限の設定温度T6から第一の記録媒体温度センサー93による検出温度を減じて所定の係数を乗じて求めた補正値を、加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値に加算する。また、第一の記録媒体温度センサー93による検出温度から第一の記録媒体温度センサー93における上限の設定温度T7を減じて所定の係数を乗じて求めた補正値を、加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値から減算する。
さらに、第二の記録媒体温度センサー94における下限の設定温度T6から第二の記録媒体温度センサー93による検出温度を減じて所定の係数を乗じて求めた補正値を、加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値及び設定温度T1〜T3に加算する。また、第一の記録媒体温度センサー93による検出温度から第二の記録媒体温度センサー93における上限の設定温度T7を減じて所定の係数を乗じて求めた補正値を、加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値及び設定温度T1〜T3から減算する。
なお、加熱ローラー71の加熱源713に対しては、電流に替えて電圧又は電力で制御を行うと共に、これらに対して補整を行うように制御しても良い。
まず、このインクジェット記録装置1Gの画像形成部2Gは、画像形成部2Bにおける加熱部温度センサー92を備えていないので、図13〜図16に示すフローチャートの各処理の中で、ステップS301において、制御手段10は、ROMから初期値設定である画像形成ドラム21に関する設定温度T1,T2,T3,T6,T7及び加熱源713に流す電流値の読み込みを行う。
また、ステップS311〜S317の処理、ステップS329〜S335までの処理、ステップS361〜S367までの処理、ステップS371〜S377までの処理及びステップS393〜S397までの処理は省略される。
また、ステップS349では、光沢調整の実行が設定されている場合には、設定温度T1,T2,T3,T6,T7及び加熱源713に流す電流値が新たな設定値に変更される。
また、ステップS411では、第一の記録媒体温度センサー93による検出温度が設定温度T6未満の場合には、加熱源713に流す電流値の補正値を求め、電流値に補正値を加算する。また、ステップS413では、第一の記録媒体温度センサー93による検出温度が設定温度T7を超えている場合には、加熱源713に流す電流値の補正値を求め、電流値に補正値を減算する。
同様に、ステップS419では、第二の記録媒体温度センサー94による検出温度が設定温度T6未満の場合には、加熱源713に流す電流値の補正値及び設定温度T1,T2,T3,T6,T7の補正値を個別に求め、電流値及び各設定温度に各々の補正値を加算する。また、ステップS423では、第二の記録媒体温度センサー94による検出温度が設定温度T7を超えている場合には、加熱源713に流す電流値の補正値及び設定温度T1,T2,T3,T6,T7の補正値を個別に求め、電流値及び各設定温度から各々の補正値を減算する。
以上のように、上記インクジェット記録装置1Gは、上記の構成により、インクジェット記録装置1Bと同様の効果を得ることが出来る。
なお、このインクジェット記録装置1Gは、前述したインクジェット記録装置1Fの場合と同様に、画像形成部2Gが加熱部温度センサー92を備えていないので、加熱ローラー71の検出温度に基づく加熱源713の発熱量の制御は行われないが、記録の前後の記録媒体の検出温度により加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値が決定されるので、適正に定められた電流値で安定した加熱を行うことが可能である。
本発明の第八の実施形態であるインクジェット記録装置1Hについて図面を用いて説明する。図39はインクジェット記録装置1Hの画像形成部2Hの内部構成を示す模式図、図40はインクジェット記録装置1Hの主制御構成を示すブロック図である。以下の説明では、インクジェット記録装置1Hについてインクジェット記録装置1Cと異なる点のみについて説明し、同一の構成については同符号を用いて重複する説明は省略するものとする。
そして、制御手段10は、ドット径の下限の設定値d1からドット径測定手段69により検出されたドット径の値を減じて所定の係数を乗じて求めた補正値を、加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値及び設定温度T1〜T3に加算する。また、ドット径測定手段69により検出されたドット径の値からドット径の上限の設定値d2を減じて所定の係数を乗じて求めた補正値を、加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値及び設定温度T1〜T3から減算する。
なお、加熱ローラー71の加熱源713に対しては、電流に替えて電圧又は電力で制御を行うと共に、これらに対して補整を行うように制御しても良い。
また、制御手段10は、光沢調整ボタン68の入力によるインクドットの光沢調整が実行された場合には、設定温度T1,T2,T3及び前述したドット径の上下限値d1,d2を新たな設定値に変更する。
まず、このインクジェット記録装置1Hの画像形成部2Hは、画像形成部2Cにおける加熱部温度センサー92を備えていないので、図19〜図22に示すフローチャートの各処理の中で、ステップS501において、制御手段10は、ROMから初期値設定である画像形成ドラム21に関する設定温度T1,T2,T3,ドット径の下限値d1,上限値d2及び加熱源713に流す電流値の読み込みを行う。
また、ステップS511〜S517の処理、ステップS529〜S535までの処理、ステップS563〜S569までの処理、ステップS573〜S579までの処理及びステップS595〜S601までの処理は省略される。
また、ステップS547では、入力された記録媒体Pの厚さと種類とにより、加熱源713に流す電流値が再設定される。
また、ステップS551では、光沢調整の実行が設定されている場合には、設定温度T1,T2,T3,ドット径の下限値d1,上限値d2及び加熱源713に流す電流値が新たな設定値に変更される。
また、ステップS613では、ドット径測定手段69による検出ドット径がドット径の下限値d1未満の場合には、加熱源713に流す電流値の補正値及び設定温度T1,T2,T3の補正値を個別に求め、電流値及び各設定温度に各々の補正値を加算する。また、ステップS617では、ドット径測定手段69による検出ドット径がドット径の上限値d2を超えている場合には、加熱源713に流す電流値の補正値及び設定温度T1,T2,T3の補正値を個別に求め、電流値及び各設定温度から各々の補正値を減算する。
以上のように、上記インクジェット記録装置1Hは、上記の構成により、インクジェット記録装置1Cと同様の効果を得ることが出来る。
なお、このインクジェット記録装置1Hは、前述したインクジェット記録装置1Fの場合と同様に、画像形成部2Hが加熱部温度センサー92を備えていないので、加熱ローラー71の検出温度に基づく加熱源713の発熱量の制御は行われないが、記録媒体の厚さ、種類、光沢の調整量、検出ドット径に応じて加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値が決定されるので、適正に定められた電流値で安定した加熱を行うことが可能である。
本発明の第九の実施形態であるインクジェット記録装置1Iについて図面を用いて説明する。図41はインクジェット記録装置1Iの画像形成部2Iの内部構成を示す模式図、図42はインクジェット記録装置1Iの主制御構成を示すブロック図である。以下の説明では、インクジェット記録装置1Iについてインクジェット記録装置1Dと異なる点のみについて説明し、同一の構成については同符号を用いて重複する説明は省略するものとする。
そして、制御手段10は、ドットの光沢値の下限の設定値C1から光沢測定手段83により検出された光沢値を減じて所定の係数を乗じて求めた補正値を、加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値及び設定温度T1〜T3に加算する。また、光沢測定手段83により検出された光沢値から光沢値の上限の設定値C2を減じて所定の係数を乗じて求めた補正値を、加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値及び設定温度T1〜T3から減算する。
なお、加熱ローラー71の加熱源713に対しては、電流に替えて電圧又は電力で制御を行うと共に、これらに対して補整を行うように制御しても良い。
また、制御手段10は、光沢調整ボタン68の入力によるインクドットの光沢調整が実行された場合には、設定温度T1,T2,T3及び前述したドット径の上下限値を新たな設定値に変更する。
まず、このインクジェット記録装置1Iの画像形成部2Iは、画像形成部2Dにおける加熱部温度センサー92を備えていないので、図26〜図29に示すフローチャートの各処理の中で、ステップS701において、制御手段10は、ROMから初期値設定である画像形成ドラム21に関する設定温度T1,T2,T3,光沢値の下限値C1,上限値C2及び加熱源713に流す電流値の読み込みを行う。
また、ステップS711〜S717の処理、ステップS729〜S735までの処理、ステップS763〜S769までの処理、ステップS773〜S779までの処理及びステップS795〜S801までの処理は省略される。
また、ステップS747では、入力された記録媒体Pの厚さと種類とにより、加熱源713に流す電流値が再設定される。
また、ステップS751では、光沢調整の実行が設定されている場合には、設定温度T1,T2,T3,光沢値の下限値C1,上限値C2及び加熱源713に流す電流値が新たな設定値に変更される。
また、ステップS813では、光沢測定手段83による検出光沢値が光沢値の下限値C1未満の場合には、加熱源713に流す電流値の補正値及び設定温度T1,T2,T3の補正値を個別に求め、電流値及び各設定温度に各々の補正値を加算する。また、ステップS817では、光沢測定手段83による検出光沢値が光沢値の上限値C2を超えている場合には、加熱源713に流す電流値の補正値及び設定温度T1,T2,T3の補正値を個別に求め、電流値及び各設定温度から各々の補正値を減算する。
以上のように、上記インクジェット記録装置1Iは、上記の構成により、インクジェット記録装置1Dと同様の効果を得ることが出来る。
なお、このインクジェット記録装置1Iは、前述したインクジェット記録装置1Fの場合と同様に、画像形成部2Iが加熱部温度センサー92を備えていないので、加熱ローラー71の検出温度に基づく加熱源713の発熱量の制御は行われないが、記録媒体の厚さ、種類、光沢の調整量、検出光沢値に応じて加熱ローラー71の加熱源713に流す電流値が決定されるので、適正に定められた電流値で安定した加熱を行うことが可能である。
上記各実施形態では、いずれも温度により可逆的にゾルゲル相転移を行う活性光線硬化型インクを用いたインクジェット記録装置を例示しているが、加熱によりその粘度が低下する特性を有する他のインクを使用しても良い。例えば、温度により可逆的にゾルゲル相転移を行わない活性光線硬化型インクでも、加熱した場合には粘度の低下を生じるので、上記各インクジェット記録装置のインクとして使用可能である。
また、本体部215aが分割されているので、各分割部233を製造する際の金型や、鋳型等を小さくすることも可能である。
ここで、画像形成ドラム21についてより詳細且つ好ましい実施例について以下に説明することとする。図46は画像形成ドラム21の回転中心線に垂直な断面を示す断面図である。図示のように、回転体ドラム21は、その中心に円筒形状の骨子となる剛体からなる支持体21aと、支持体21aの外周面上に形成された断熱層21bと、断熱層21bのさらに外側に形成された蓄熱層21cとを備える構造となっている。
上記支持体21aは、SUS304(ステンレス)を素材とし、断熱層21bは厚さを2[mm]とし、その素材をエポキシとしている。
図47は画像形成ドラム21の蓄熱層21cについて、その厚さを1,2,3,4,5[mm]とすることで各々の単位面積あたりの熱容量を調整したものについて、30℃(想定される一般的な環境温度)から45℃(画像形成時に要求される設定温度)まで昇温するのに要した時間を測定し、その結果を示したグラフである。
なお、図47では、蓄熱層21cの素材をSUS304(*印)とアルミニウム(△印)とした場合についてそれぞれ図示している。縦軸は測定に用いたそれぞれの画像形成ドラム21の蓄熱層21cの単位面積当たりの熱容量(単位は[J/(m2・K)])、横軸は目標温度までの所要時間(単位は[s])を示している。
この比較試験によれば、蓄熱層21cはいずれの素材の場合でも、加熱所要時間はその単位面積当たりの熱容量に比例する結果を示した。そして、その加熱所要時間と単位面積当たりの熱容量の関係を示す近似直線によれば、所要時間を300[s]以下とするためには単位面積当たりの熱容量を9000[J/(m2・K)]とすべき結果が求められた。
従って、蓄熱層21cは、目標温度までの昇温の迅速化の観点からは、単位面積当たりの熱容量を9000[J/(m2・K)]以下とすることが望ましいといえる。なお、蓄熱層21cの素材については、SUS304とアルミニウムが好ましいが、特にSUS304とアルミニウムのみに限定すべきことを示すものではない。
設定温度の上限である48℃まで昇温された画像形成ドラム21に対して、使用が想定される最も厚い600[μm]の記録媒体P(最も厚い記録媒体Pが最も画像形成ドラム21の温度を低下させるため)が25℃の温度(記録媒体Pの常温)で供給された場合に、画像形成に許容される温度の下限値である42℃以上を維持するために必要な蓄熱層21cの単位面積当たりの熱容量は、理論上の演算によれば、2890[J/(m2・K)]である。蓄熱層21cをこれ以下の単位面積当たりの熱容量とすると、厚さの厚い記録媒体Pについて高画質が維持できなくなる。従って、環境温度の変化なども考慮した場合、画像形成ドラム21の蓄熱層21cの単位面積当たりの熱容量は3000[J/(m2・K)]以上とすることが望ましいということができる。
つまり、画像形成ドラム21の蓄熱層21cの単位面積当たりの熱容量は、昇温の所要時間と記録媒体Pの供給時の温度低下の双方の観点から、3000[J/(m2・K)]以上9000[J/(m2・K)]以下の範囲が望ましい。
図48は画像形成ドラム21の蓄熱層21cの素材をSUS304(熱伝導率17[W/(m・K)])、アルミニウム(熱伝導率235[W/(m・K)])、ニッケル鋼30Ni(熱伝導率12[W/(m・K)])ニッケル鋼40Ni(熱伝導率10[W/(m・K)])とすることで熱伝導率を調整したものについて、記録媒体Pが25℃(記録媒体Pの常温)から42℃(画像形成に許容される温度の下限値)まで昇温するのに要した時間を測定し、その結果を示したグラフである。
縦軸は測定に用いたそれぞれの画像形成ドラム21の蓄熱層21cの熱伝導率(単位は[W/(m・K)])、横軸は目標温度までの所要時間(単位は[s])を示している。
アルミニウムのように、蓄熱層21cの熱伝導率が15[W/(m・K)]を大きく上回っても、記録媒体Pの昇温にかかる所要時間は大きく短縮されるわけではない。
また、記録媒体Pを紙とする場合の熱伝達率は2.83[W/(m・K)]である。上記蓄熱層21cの熱伝達率と記録媒体Pの熱伝達率の比率は、15÷2.83≒5により5以上を確保することが望ましい。
さらに、断黙層21bは、その厚みを100[μm]以上とすることが望ましい。このようにした場合にも、蓄熱層21cから支持体21aへの熱伝達が抑制され、高画質の維持及び省電力化の効果を得ることが可能である。また、断熱層21bは、厚さが厚い方が断熱効果が得られることから、上記のように厚さ2[mm]以上とすることがより好ましい。
2A,2B,2C,2D,2E 画像形成部
3 給紙部
4 集積部
10 制御手段(加熱制御手段)
21 画像形成ドラム
22 受け渡しドラム(記録媒体供給手段)
51 記録ヘッド
52 UVランプ(エネルギー線照射手段)
53 冷却ファン(画像形成ドラム冷却手段)
68 光沢調整ボタン(光沢調整入力手段)
69 ドット径測定手段
71,71A,71B 加熱ローラー(第一の加熱部の加熱体)
72,71A,71B 加熱ローラー(第二の加熱部の加熱体)
81 記録媒体厚さ入力部
82 記録媒体種類入力部
91 ドラム温度センサー(ドラム温度検出手段)
92,92A,92B 加熱部温度センサー(加熱部温度検出手段)
93 第一の記録媒体温度センサー(記録媒体温度検出手段)
94 第二の記録媒体温度センサー(記録媒体温度検出手段)
P 記録媒体
T1,T2,T3 画像形成ドラム設定温度
T4,T5 加熱部設定温度
集積部4は、画像形成された記録媒体Pを格納する格納トレイ41と、画像形成部2Aから格納トレイ41まで記録媒体Pを搬送する集積用搬送部42とを備えている。集積用搬送部42には、複数の集積用搬送チェーンスプロケット421,422,423が設けられている。これら複数の集積用搬送チェーンスプロケット421〜423のうち、1つの集積用搬送チェーンスプロケット421は画像形成部2内に配置されており、残りの集積用搬送チェーンスプロケット422,423は集積部4内に配置されている。画像形成部2Aで画像が形成された記録媒体Pは、集積用爪部425によって集積用搬送ベルト424上に保持された状態で搬送され、格納トレイ41上にくると集積用爪部425の保持が解除されて、格納トレイ41内に格納される。
一方、ステップS185の判定において、画像形成の完了と判定した場合には、ステップS209を経てステップS121に処理を戻して、次の印刷指令が入力されるまで、設定温度T1,T2,T3,T4,T5に基づいて予加熱制御を実施する。
また、加熱ローラー71の検出温度が設定温度T5以下の場合にはそのままステップS309に処理を戻す。
一方、ステップS309において、画像形成ドラム21の温度がT1以上と判定された場合には、UVランプ52の照射を停止する(ステップS319)。
ステップS791では、画像形成ドラム21の検出温度の監視を継続して、設定温度T2以下であればステップS795に処理を進め、設定温度T2を超えた場合には加熱ローラー72をOFFして(ステップS793)、ステップS795に処理を進める。
一方、ステップS1003の判定において、画像形成の完了と判定した場合には、UVランプ53をOFFしてから(ステップS1035)、ステップS929に処理を戻して、次の印刷指令が入力されるまで、設定温度T1,T2,T3,T4,T5に基づいて予加熱制御を実施する。
Claims (19)
- インクを吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体をその外周面上に保持する画像形成ドラムと、
前記画像形成ドラムへ記録媒体を供給する記録媒体供給手段と、
前記画像形成ドラム上に供給された記録媒体に前記インクを吐出して画像を形成する記録ヘッドと、
前記画像形成ドラム上に保持された前記記録ヘッドによる記録前の記録媒体を加熱する第一の加熱部と、
前記画像形成ドラムの回転方向において前記記録ヘッドによる記録後の記録媒体の排出位置より下流側であって前記記録媒体供給手段より上流側で前記画像形成ドラムの外周面を加熱する第二の加熱部と、
前記第一の加熱部の温度を検出する加熱部温度検出手段と、
前記画像形成ドラムの温度を検出するドラム温度検出手段と、
前記第一の加熱部と前記第二の加熱部とをそれぞれ制御する加熱制御手段とを備え、
前記加熱制御手段は、
前記加熱部温度検出手段が検出した温度が予め定められた加熱部設定温度の範囲となるように前記第一の加熱部の加熱制御を行うと共に、
前記ドラム温度検出手段が検出した温度が予め定められた画像形成ドラム設定温度の範囲となるように前記第二の加熱部の加熱制御を行うことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記第一の加熱部が複数の加熱体を備えると共に、前記加熱部温度検出手段が前記複数の加熱体の各々の温度を検出する複数の検出部を備え、
前記加熱制御手段は、
前記複数の検出部の各々が検出した温度が、前記各加熱体のそれぞれについて予め定められた加熱部設定温度の範囲となるように、前記各加熱体の加熱制御を行うことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 前記第二の加熱部が複数の加熱体を備え、
前記加熱制御手段は、
前記ドラム温度検出手段が検出した温度が予め定められた画像形成ドラム設定温度の範囲となるように前記第二の加熱部の加熱体の各々の加熱制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録媒体の厚さを取得する記録媒体厚さ取得手段を備え、
前記加熱制御手段は、前記記録媒体厚さ取得手段が取得した記録媒体の厚さに応じて前記加熱部設定温度の範囲を定めることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録媒体の種類を取得する記録媒体種類取得手段を備え、
前記加熱制御手段は、前記記録媒体種類取得手段が取得した記録媒体の種類に応じて前記加熱部設定温度の範囲を定めることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記第一の加熱部により加熱され、前記記録ヘッドによる記録前の記録媒体の温度を検出する第一の記録媒体温度検出手段を備え、
前記加熱制御手段は、前記第一の記録媒体温度検出手段が検出した温度に基づいて、前記第一の加熱部の前記加熱部設定温度の範囲を変更することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドによる記録後の記録媒体の温度を検出する第二の記録媒体温度検出手段を備え、
前記加熱制御手段は、
前記第二の記録媒体温度検出手段が検出した温度に基づいて、前記第一の加熱部の前記加熱部設定温度の範囲又は前記画像形成ドラム設定温度の範囲の少なくともいずれか一方の範囲を変更することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録されたインクのドット径を測定するドット径測定手段を備え、
前記加熱制御手段は、
前記ドット径測定手段が測定したドット径に基づいて、前記加熱部設定温度の範囲又は前記画像形成ドラム設定温度の範囲の少なくともいずれか一方の範囲を変更することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録された画像の光沢を測定する光沢測定手段を備え、
前記加熱制御手段は、
前記光沢測定手段が測定した光沢に基づいて、前記加熱部設定温度の範囲又は前記画像形成ドラム設定温度の範囲の少なくともいずれか一方の範囲を変更することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - オペレーターにより前記記録媒体に記録する画像の光沢の度合いを設定入力可能な測定する光沢調整入力手段を備え、
前記加熱制御手段は、
前記光沢調整入力手段で設定された光沢に基づいて、前記加熱部設定温度の範囲又は前記画像形成ドラム設定温度の範囲の少なくともいずれか一方の範囲を変更することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - インクを吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体をその外周面上に保持する画像形成ドラムと、
前記画像形成ドラムヘ記録媒体を供給する記録媒体供給手段と、
前記画像形成ドラム上に供給された記録媒体に前記インクを吐出して画像を形成する記録ヘッドと、
前記画像形成ドラム上に保持された前記記録ヘッドによる記録前の記録媒体を電力により加熱する第一の加熱部と、
前記画像形成ドラムの回転方向において前記記録ヘッドによる記録後の記録媒体の排出位置より下流側であって前記記録媒体供給手段より上流側で前記画像形成ドラムの外周面を加熱する第二の加熱部と、
前記画像形成ドラムの温度を検出するドラム温度検出手段と、
前記記録媒体の厚さを取得する記録媒体厚さ取得手段と前記記録媒体の種類を取得する記録媒体種類取得手段のいずれか一方又は両方と、
前記第一の加熱部と前記第二の加熱部とをそれぞれ制御する加熱制御手段とを備え、
前記加熱制御手段は、
前記記録媒体厚さ取得手段が取得した記録媒体の厚さ又は前記記録媒体種類取得手段が取得した記録媒体種類のいずれか一方又は両方に応じて前記第一の加熱部に供給する電力、電圧又は電流のいずれかを制御するとともに、
前記ドラム温度検出手段が検出した温度が予め定められた画像形成ドラム設定温度の範囲となるように前記第二の加熱部の加熱制御を行うことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記第一の加熱部により加熱され、前記記録ヘッドによる記録前の記録媒体の温度を検出する第一の記録媒体温度検出手段を備え、
前記加熱制御手段は、前記第一の記録媒体温度検出手段が検出した温度に基づいて、前記第一の加熱部に供給する電力、電圧、電流又は前記画像形成ドラム設定温度の範囲の少なくともいずれかを変更することを特徴とする請求項11に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドによる記録後の記録媒体の温度を検出する第二の記録媒体温度検出手段を備え、
前記加熱制御手段は、
前記第二の記録媒体温度検出手段が検出した温度に基づいて、前記第一の加熱部に供給する電力、電圧、電流又は前記画像形成ドラム設定温度の範囲の少なくともいずれかを変更することを特徴とする請求項11又は12のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録されたインクのドット径を測定するドット径測定手段を備え、
前記加熱制御手段は、
前記ドット径測定手段が測定したドット径に基づいて、前記第一の加熱部に供給する電力、電圧、電流又は前記画像形成ドラム設定温度の範囲の少なくともいずれかを変更することを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録された画像の光沢を測定する光沢測定手段を備え、
前記加熱制御手段は、
前記光沢測定手段が測定した光沢に基づいて、前記第一の加熱部に供給する電力、電圧、電流又は前記画像形成ドラム設定温度の範囲の少なくともいずれかを変更することを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - オペレーターにより前記記録媒体に記録する画像の光沢の度合いを設定入力可能な測定する光沢調整入力手段を備え、
前記加熱制御手段は、
前記光沢調整入力手段で設定された光沢に基づいて、前記第一の加熱部に供給する電力、電圧、電流又は前記画像形成ドラム設定温度の範囲の少なくともいずれかを変更することを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記画像形成ドラムを冷却する画像形成ドラム冷却手段を備え、
前記加熱制御手段は、前記ドラム温度検出手段が検出した温度が予め定められた画像形成ドラム設定温度の範囲となるように前記ドラム冷却手段の冷却制御を行うことを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記加熱制御手段は、
主電源が投入されると、前記画像形成ドラムに前記記録媒体が供給されていない状態で予加熱を行うように前記第一の加熱部の加熱制御を行うことを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記インクは、エネルギー線を照射することにより硬化するインクであり、
前記記録ヘッドにより画像が記録された前記画像形成ドラム上の記録媒体に前記エネルギー線を照射するエネルギー線照射手段を備え、
前記加熱制御手段は、主電源が投入されると、前記画像形成ドラムに前記記録媒体が供給されていない状態で予加熱を行うように前記エネルギー線照射手段の照射制御を行うことを特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
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