JPH10157093A - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタInfo
- Publication number
- JPH10157093A JPH10157093A JP32500496A JP32500496A JPH10157093A JP H10157093 A JPH10157093 A JP H10157093A JP 32500496 A JP32500496 A JP 32500496A JP 32500496 A JP32500496 A JP 32500496A JP H10157093 A JPH10157093 A JP H10157093A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- heating
- ink
- peripheral surface
- printing
- Prior art date
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】印字媒体に印字されたインクの乾燥を促進して
滲み等が発生するのを防止する。 【解決手段】 ドラム10に、外周面11に保持され
た印字媒体Mをその内側から間接的に加熱して印字され
たインクの乾燥を促進する加熱手段41を設けた。
ドラム10を中空円筒軸部材51に回転可能に装着する
とともに、加熱手段41が中空円筒軸部材51内で軸線
方向に伸る発熱体(42)を含みドラム10の内周面側
から印字媒体Mを間接的に加熱可能に形成した。 印
字媒体Mがドラム10の外周面11を径方向に貫通する
多数の吸込孔12を介しかつドラム10内の負圧を利用
してその外周面11に保持可能とされ、かつ加熱手段4
1の軸線方向の各部位の加熱容量が異なるものに選択し
た。
滲み等が発生するのを防止する。 【解決手段】 ドラム10に、外周面11に保持され
た印字媒体Mをその内側から間接的に加熱して印字され
たインクの乾燥を促進する加熱手段41を設けた。
ドラム10を中空円筒軸部材51に回転可能に装着する
とともに、加熱手段41が中空円筒軸部材51内で軸線
方向に伸る発熱体(42)を含みドラム10の内周面側
から印字媒体Mを間接的に加熱可能に形成した。 印
字媒体Mがドラム10の外周面11を径方向に貫通する
多数の吸込孔12を介しかつドラム10内の負圧を利用
してその外周面11に保持可能とされ、かつ加熱手段4
1の軸線方向の各部位の加熱容量が異なるものに選択し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸線を中心に回転
可能なドラムの外周面に印字媒体を保持させかつ回転中
の印字媒体にインクを吹付けて印字可能に形成されたイ
ンクジェットプリンタに関する。
可能なドラムの外周面に印字媒体を保持させかつ回転中
の印字媒体にインクを吹付けて印字可能に形成されたイ
ンクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】各色用ノズルユニットを行方向の全長に
渡って往復移動させかつその各往動中に印字して1行印
字をし、1行印字後に印字媒体(普通紙,OHP用紙
等)Mを列方向に1行送りしてこれらを繰り返すいわゆ
るシリアル型のインクジェットプリンタに比較して大幅
な印字高速化を図れかつ多数枚に渡って連続印字運転可
能であるとともに、いわゆるレーザプリンタに比較して
大幅な小型化を図れるインクジェットプリンタが本出願
人から提案(例えば、特願平8−296959号等)さ
れている。
渡って往復移動させかつその各往動中に印字して1行印
字をし、1行印字後に印字媒体(普通紙,OHP用紙
等)Mを列方向に1行送りしてこれらを繰り返すいわゆ
るシリアル型のインクジェットプリンタに比較して大幅
な印字高速化を図れかつ多数枚に渡って連続印字運転可
能であるとともに、いわゆるレーザプリンタに比較して
大幅な小型化を図れるインクジェットプリンタが本出願
人から提案(例えば、特願平8−296959号等)さ
れている。
【0003】すなわち、図3において、ドラム10は一
定の周速度で回転可能でありかつその外周面11に印字
媒体Mを保持可能である。このドラム10の回転(Y)
方向には各色用ノズルユニット200が配設されてい
る。
定の周速度で回転可能でありかつその外周面11に印字
媒体Mを保持可能である。このドラム10の回転(Y)
方向には各色用ノズルユニット200が配設されてい
る。
【0004】したがって、行方向(紙面に垂直方向)の
全長に一体型の各色用ノズルユニット200あるいは行
方向に複数のノズルユニット要素を並べた一体的な各色
用ノズルユニット200を、例えばインクジェットノズ
ル間ピッチ分だけ往復移動させつつ回転中の印字媒体M
に各色用インクジェットノズル207からインクを吹付
けて行方向印字させるとともに、インクジェットノズル
間ピッチの往動中にドラム10の回転を利用しつつ列方
向印字させることができる。つまり、行方向印字と列方
向印字とを同時的に進行可能であるから大幅な印字高速
化を図れる。
全長に一体型の各色用ノズルユニット200あるいは行
方向に複数のノズルユニット要素を並べた一体的な各色
用ノズルユニット200を、例えばインクジェットノズ
ル間ピッチ分だけ往復移動させつつ回転中の印字媒体M
に各色用インクジェットノズル207からインクを吹付
けて行方向印字させるとともに、インクジェットノズル
間ピッチの往動中にドラム10の回転を利用しつつ列方
向印字させることができる。つまり、行方向印字と列方
向印字とを同時的に進行可能であるから大幅な印字高速
化を図れる。
【0005】また、各色用ノズルユニット200と当該
各色用インクタンク(インクカセット)213が離れた
位置に配設されているので、各色用ノズルユニット20
0を軽くでき行方向の往復移動速度をより大幅に高めら
れる点も一層の印字高速化を助長するとともに、各色用
インクタンク(インクカセット)213の容量を大幅に
拡大できるので、例えば500枚以上の連続印字運転が
できるわけである。
各色用インクタンク(インクカセット)213が離れた
位置に配設されているので、各色用ノズルユニット20
0を軽くでき行方向の往復移動速度をより大幅に高めら
れる点も一層の印字高速化を助長するとともに、各色用
インクタンク(インクカセット)213の容量を大幅に
拡大できるので、例えば500枚以上の連続印字運転が
できるわけである。
【0006】これらを実現化するために、ドラム10の
一方(図で右)側には給送手段60と媒体供給手段90
とが設けられ、他方(左)側には媒体剥離手段140と
媒体排出搬送手段160と方向切換手段190とが設け
られている。
一方(図で右)側には給送手段60と媒体供給手段90
とが設けられ、他方(左)側には媒体剥離手段140と
媒体排出搬送手段160と方向切換手段190とが設け
られている。
【0007】給送手段60は、カセット給送手段71お
よび手差給送手段61のいずれか一方から選択的に1枚
ずつ印字媒体Mを給送できる。媒体供給手段90は、給
送されて来た印字媒体Mを所定のタイミングでドラム1
0側へ給送する。媒体剥離手段140は印字後印字媒体
Mをドラム10から剥離し、かつ媒体排出搬送手段16
0は剥離された印字媒体Mを図6で左方向に排出搬送す
る。方向切換手段190は排出トレイ192および上部
排出トレイ193のいずれかに選択切換する。かくし
て、印字媒体Mの給送,供給,保持,印字,剥離,排出
搬送を連続して行えるから、1分間に例えば20枚以上
のA4サイズについて多色カラー印字することができ
る。
よび手差給送手段61のいずれか一方から選択的に1枚
ずつ印字媒体Mを給送できる。媒体供給手段90は、給
送されて来た印字媒体Mを所定のタイミングでドラム1
0側へ給送する。媒体剥離手段140は印字後印字媒体
Mをドラム10から剥離し、かつ媒体排出搬送手段16
0は剥離された印字媒体Mを図6で左方向に排出搬送す
る。方向切換手段190は排出トレイ192および上部
排出トレイ193のいずれかに選択切換する。かくし
て、印字媒体Mの給送,供給,保持,印字,剥離,排出
搬送を連続して行えるから、1分間に例えば20枚以上
のA4サイズについて多色カラー印字することができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記インク
ジェットプリンタでは、ドラム10を高速連続回転させ
るため,印字媒体M上に印字されたインクの乾燥の遅れ
は、混色,滲み等の印字品質低下を招く一因となる。
ジェットプリンタでは、ドラム10を高速連続回転させ
るため,印字媒体M上に印字されたインクの乾燥の遅れ
は、混色,滲み等の印字品質低下を招く一因となる。
【0009】本発明の目的は、印字媒体に印字されたイ
ンクの乾燥を促進して滲み等の印字品質低下が生じるの
を防止することができるインクジェットプリンタを提供
することにある。
ンクの乾燥を促進して滲み等の印字品質低下が生じるの
を防止することができるインクジェットプリンタを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、軸線
を中心に回転可能なドラムの外周面に印字媒体を保持さ
せかつ回転中の印字媒体にインクを吹付けて印字可能に
形成されたインクジェットプリンタにおいて、前記ドラ
ムに、前記外周面に保持された印字媒体をその内側から
直接または間接的に加熱して印字されたインクの乾燥を
促進する加熱手段を設けた、ことを特徴とする。
を中心に回転可能なドラムの外周面に印字媒体を保持さ
せかつ回転中の印字媒体にインクを吹付けて印字可能に
形成されたインクジェットプリンタにおいて、前記ドラ
ムに、前記外周面に保持された印字媒体をその内側から
直接または間接的に加熱して印字されたインクの乾燥を
促進する加熱手段を設けた、ことを特徴とする。
【0011】かかる発明では、加熱手段によってドラム
の外周面に保持された印字媒体はその内側から直接また
は間接的に加熱される。これにより、印字媒体に印字さ
れたインクの乾燥を促進して滲み等の印字品質低下が生
じるのを防止することができる。
の外周面に保持された印字媒体はその内側から直接また
は間接的に加熱される。これにより、印字媒体に印字さ
れたインクの乾燥を促進して滲み等の印字品質低下が生
じるのを防止することができる。
【0012】また、請求項2の発明は、前記ドラムを中
空円筒軸部材に回転可能に装着するとともに、前記加熱
手段が中空円筒軸部材内で前記軸線方向に伸る発熱体を
含み前記ドラムの内周面側から前記印字媒体を間接的に
加熱可能に形成されているインクジェットプリンタであ
る。
空円筒軸部材に回転可能に装着するとともに、前記加熱
手段が中空円筒軸部材内で前記軸線方向に伸る発熱体を
含み前記ドラムの内周面側から前記印字媒体を間接的に
加熱可能に形成されているインクジェットプリンタであ
る。
【0013】かかる発明では、中空円筒軸部材内で発熱
体が発熱することによりドラム内周面側から印字媒体が
間接的に加熱される。ここにおいて、発熱体は軸線方向
に伸びているので、ドラムの内周面は軸線方向に均一に
加熱されることになり、インクの乾燥にバラツキが生じ
るのを一層確実に防止することができる。したがって、
請求項1の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得ると
ともに、簡単な構造でインク乾燥のバラツキを一段と確
実に防止することができる。
体が発熱することによりドラム内周面側から印字媒体が
間接的に加熱される。ここにおいて、発熱体は軸線方向
に伸びているので、ドラムの内周面は軸線方向に均一に
加熱されることになり、インクの乾燥にバラツキが生じ
るのを一層確実に防止することができる。したがって、
請求項1の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得ると
ともに、簡単な構造でインク乾燥のバラツキを一段と確
実に防止することができる。
【0014】さらに、請求項3の発明は、前記印字媒体
が前記ドラムの外周面を径方向に貫通する多数の吸込孔
を介しかつ前記ドラム内の負圧を利用してその外周面に
保持可能とされ、かつ前記加熱手段の前記軸線方向の各
部位の加熱容量が異なるものに選択されているインクジ
ェットプリンタである。
が前記ドラムの外周面を径方向に貫通する多数の吸込孔
を介しかつ前記ドラム内の負圧を利用してその外周面に
保持可能とされ、かつ前記加熱手段の前記軸線方向の各
部位の加熱容量が異なるものに選択されているインクジ
ェットプリンタである。
【0015】かかる発明では、ドラム内空気が吸引され
てドラム内には負圧が確立される。このドラム内に確立
された負圧によって、印字媒体は各吸込孔を介してドラ
ムの外周面に負圧吸引され,その状態でドラムとともに
高速回転される。
てドラム内には負圧が確立される。このドラム内に確立
された負圧によって、印字媒体は各吸込孔を介してドラ
ムの外周面に負圧吸引され,その状態でドラムとともに
高速回転される。
【0016】ここにおいて、ドラムは負圧吸引されなが
ら高速回転するので、ドラム内では空気流動が生じ温度
が不均一となる傾向にある。そこで、かかる温度不均一
傾向に応じて、加熱手段の軸線方向の各部位の加熱容量
を異ならせておくことにより、すなわち、低温となる傾
向にある領域部分では加熱容量を大きく、高温となる傾
向にある領域部分では加熱容量を小さくすることによ
り、ドラムを内周面側から軸線方向に均一に加熱するこ
とができる。
ら高速回転するので、ドラム内では空気流動が生じ温度
が不均一となる傾向にある。そこで、かかる温度不均一
傾向に応じて、加熱手段の軸線方向の各部位の加熱容量
を異ならせておくことにより、すなわち、低温となる傾
向にある領域部分では加熱容量を大きく、高温となる傾
向にある領域部分では加熱容量を小さくすることによ
り、ドラムを内周面側から軸線方向に均一に加熱するこ
とができる。
【0017】したがって、請求項1および請求項2の発
明の場合と同様な作用・効果を奏し得るとともに、負圧
吸引による温度不均一効果を補正してインク乾燥のバラ
ツキを一段と確実に防止することができる。
明の場合と同様な作用・効果を奏し得るとともに、負圧
吸引による温度不均一効果を補正してインク乾燥のバラ
ツキを一段と確実に防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本インクジェットプリンタは、図1
および図2に示す如く、加熱手段41を設け、ドラム外
周面11に保持された印字媒体Mをその内側から直接ま
たは間接的に加熱してインクを乾燥可能に構成されてい
る。
参照して説明する。本インクジェットプリンタは、図1
および図2に示す如く、加熱手段41を設け、ドラム外
周面11に保持された印字媒体Mをその内側から直接ま
たは間接的に加熱してインクを乾燥可能に構成されてい
る。
【0019】なお、図3に示した場合と共通する構成要
素については同一の符号を付し、その説明を簡略化又は
省略する。
素については同一の符号を付し、その説明を簡略化又は
省略する。
【0020】ドラム10は、中空円筒軸部材51に回転
可能に装着されている。この実施形態では、中空円筒軸
部材51は、高剛性で熱伝導特性が良好なアルミニウム
合金製とされており、各端部は本体フレーム(5L,5
R)に保持されている。
可能に装着されている。この実施形態では、中空円筒軸
部材51は、高剛性で熱伝導特性が良好なアルミニウム
合金製とされており、各端部は本体フレーム(5L,5
R)に保持されている。
【0021】加熱手段41は、ドラム10に配設されて
おり、当該ドラム外周面11に保持された印字媒体Mを
その内側から間接的に加熱して印字されたインクの乾燥
を促進する手段である。
おり、当該ドラム外周面11に保持された印字媒体Mを
その内側から間接的に加熱して印字されたインクの乾燥
を促進する手段である。
【0022】この実施形態では、加熱手段41は、中空
円筒軸部材51内でドラム10軸線方向に伸る発熱体
(42)を含み、ドラム10の内周面側から印字媒体M
を間接的に加熱可能に形成されている。発熱体は、ハロ
ゲンランプ42から形成されている。このハロゲンラン
プ42は、一対の端子部(45L,45R)を介して電
源装置49に接続されている。電源装置49は、インク
の吐出量(指定解像度)に応じて通電流値を調整可能と
されている。これにより、インクの間接的乾燥の助成お
よび低解像度(低密度印字)および待期時は低電流値と
して消費電力量の低減を図っている。
円筒軸部材51内でドラム10軸線方向に伸る発熱体
(42)を含み、ドラム10の内周面側から印字媒体M
を間接的に加熱可能に形成されている。発熱体は、ハロ
ゲンランプ42から形成されている。このハロゲンラン
プ42は、一対の端子部(45L,45R)を介して電
源装置49に接続されている。電源装置49は、インク
の吐出量(指定解像度)に応じて通電流値を調整可能と
されている。これにより、インクの間接的乾燥の助成お
よび低解像度(低密度印字)および待期時は低電流値と
して消費電力量の低減を図っている。
【0023】また、負圧吸着保持手段21は、負圧確立
手段31によってドラム内部空間16に負圧を形成する
とともにドラム10の外周面11を径方向に貫通する多
数の吸込孔12を介して印字媒体Mを負圧吸着保持可能
に形成されている。
手段31によってドラム内部空間16に負圧を形成する
とともにドラム10の外周面11を径方向に貫通する多
数の吸込孔12を介して印字媒体Mを負圧吸着保持可能
に形成されている。
【0024】負圧確立手段31は、ドラム10側の吸込
口14に対応する対応吸込口34と,この対応吸込口3
4からダクト35を介してドラム内部空間16内に負圧
を確立するために空気を吸込む吸込ファン32とから形
成されている。
口14に対応する対応吸込口34と,この対応吸込口3
4からダクト35を介してドラム内部空間16内に負圧
を確立するために空気を吸込む吸込ファン32とから形
成されている。
【0025】吸込口14はドラム10の側端板(端面)
15Rに設けられ、対応吸込口34は吸込口14に対応
されかつ本体ケース内のブラケット5Rに固定配設され
ている。ドラム10(15R)と負圧確立手段31(5
R)とは、ドラム軸線方向に接近するが非接触とされて
いる。したがって、ドラム10の回転負荷を小さくする
ことができる。また、両者15R,15R間の隙間は、
印字媒体Mを負圧吸着したときとしない場合との吸込フ
ァン負荷変動を小さくするのに役立つ。側端板(端面)
15Lは盲板である。
15Rに設けられ、対応吸込口34は吸込口14に対応
されかつ本体ケース内のブラケット5Rに固定配設され
ている。ドラム10(15R)と負圧確立手段31(5
R)とは、ドラム軸線方向に接近するが非接触とされて
いる。したがって、ドラム10の回転負荷を小さくする
ことができる。また、両者15R,15R間の隙間は、
印字媒体Mを負圧吸着したときとしない場合との吸込フ
ァン負荷変動を小さくするのに役立つ。側端板(端面)
15Lは盲板である。
【0026】ドラム10の内部空間16内の空気は吸込
ファン32を駆動することにより外部排出され当該内部
空間16内に負圧が形成される。このドラム10の内部
空間16内に確立された負圧によって、印字媒体Mは各
吸込孔12を介してドラム外周面11に負圧吸引され,
その状態でドラム10とともに高速回転される。
ファン32を駆動することにより外部排出され当該内部
空間16内に負圧が形成される。このドラム10の内部
空間16内に確立された負圧によって、印字媒体Mは各
吸込孔12を介してドラム外周面11に負圧吸引され,
その状態でドラム10とともに高速回転される。
【0027】ここにおいて、ドラム10は負圧吸引され
ながら高速回転するので、その内部空間16内では空気
流動が生じその冷却効果により温度分布が不均一となる
傾向にある。そこで、かかる温度分布不均一傾向に応じ
て、ハロゲンランプ42の軸線方向の各部位の加熱容量
を異ならせておくことにより、すなわち、図2に示す如
く、低温となる傾向にある負圧吸引側では加熱容量を大
きく、高温となる傾向にある密閉側では加熱容量を小さ
くすることにより、ドラム10を内周面側から軸線方向
に均一に加熱することができる。
ながら高速回転するので、その内部空間16内では空気
流動が生じその冷却効果により温度分布が不均一となる
傾向にある。そこで、かかる温度分布不均一傾向に応じ
て、ハロゲンランプ42の軸線方向の各部位の加熱容量
を異ならせておくことにより、すなわち、図2に示す如
く、低温となる傾向にある負圧吸引側では加熱容量を大
きく、高温となる傾向にある密閉側では加熱容量を小さ
くすることにより、ドラム10を内周面側から軸線方向
に均一に加熱することができる。
【0028】次に、この実施形態の作用について説明す
る。回転中のドラム10に供給される印字媒体Mに合わ
せて、ドラム10の内部空間16内から空気が吸引され
て当該内部空間16内には負圧が確立される。このドラ
ム10内に確立された負圧によって、印字媒体Mは各吸
込孔12を介してドラム外周面11に負圧吸引され,そ
の状態でドラム10とともに回転される。こうして、ド
ラム外周面11に保持された印字媒体Mに、印字ヘッド
(図示省略)からインクが吹き付けられて印字される。
る。回転中のドラム10に供給される印字媒体Mに合わ
せて、ドラム10の内部空間16内から空気が吸引され
て当該内部空間16内には負圧が確立される。このドラ
ム10内に確立された負圧によって、印字媒体Mは各吸
込孔12を介してドラム外周面11に負圧吸引され,そ
の状態でドラム10とともに回転される。こうして、ド
ラム外周面11に保持された印字媒体Mに、印字ヘッド
(図示省略)からインクが吹き付けられて印字される。
【0029】この印字中、印字媒体Mは、中空円筒軸部
材51内で発熱されたハロゲンランプ42によってドラ
ム10内周面側から間接的に加熱される。これにより、
印字媒体Mに印字されたインクの乾燥が促進される。
材51内で発熱されたハロゲンランプ42によってドラ
ム10内周面側から間接的に加熱される。これにより、
印字媒体Mに印字されたインクの乾燥が促進される。
【0030】ここにおいて、ドラム10は負圧吸引され
ながら高速回転するので、その内部空間16内では空気
流動が生じ温度が不均一となる傾向にあるが、かかる温
度不均一傾向に応じて、ハロゲンランプ42の軸線方向
の各部位の加熱容量を異ならせてあるので、ドラム10
を内周面側から軸線方向に均一に加熱することができ
る。したがって、負圧吸引による温度不均一効果を補正
してインク乾燥のバラツキを防止できる。
ながら高速回転するので、その内部空間16内では空気
流動が生じ温度が不均一となる傾向にあるが、かかる温
度不均一傾向に応じて、ハロゲンランプ42の軸線方向
の各部位の加熱容量を異ならせてあるので、ドラム10
を内周面側から軸線方向に均一に加熱することができ
る。したがって、負圧吸引による温度不均一効果を補正
してインク乾燥のバラツキを防止できる。
【0031】しかして、この実施形態によれば、ドラム
10に、外周面に保持された印字媒体Mをその内側から
加熱して印字されたインクの乾燥を促進する加熱手段4
1を設けたので、印字媒体Mに印字されたインクの乾燥
を促進することができ、混色や滲み等が発生するのを防
止できる。
10に、外周面に保持された印字媒体Mをその内側から
加熱して印字されたインクの乾燥を促進する加熱手段4
1を設けたので、印字媒体Mに印字されたインクの乾燥
を促進することができ、混色や滲み等が発生するのを防
止できる。
【0032】また、ドラム10を中空円筒軸部材51に
回転可能に装着するとともに、加熱手段41を形成する
ハロゲンランプ42を中空円筒軸部材51内に軸線方向
に伸びるように設けたので、簡単な構造でインク乾燥の
バラツキを一段と確実に防止することができる。
回転可能に装着するとともに、加熱手段41を形成する
ハロゲンランプ42を中空円筒軸部材51内に軸線方向
に伸びるように設けたので、簡単な構造でインク乾燥の
バラツキを一段と確実に防止することができる。
【0033】また、ドラム10の外周面11を径方向に
貫通する多数の吸込孔12を介しかつドラム10内の負
圧を利用してその外周面に保持可能とされ、かつ加熱手
段41(ハロゲンランプ42)の軸線方向の各部位の加
熱容量が異なるものとされているので、ドラム10内の
空気流動による冷却効果を補正してインク乾燥のバラツ
キを一段と確実に防止することができる。
貫通する多数の吸込孔12を介しかつドラム10内の負
圧を利用してその外周面に保持可能とされ、かつ加熱手
段41(ハロゲンランプ42)の軸線方向の各部位の加
熱容量が異なるものとされているので、ドラム10内の
空気流動による冷却効果を補正してインク乾燥のバラツ
キを一段と確実に防止することができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ドラムに、外
周面に保持された印字媒体をその内側から直接または間
接的に加熱して印字されたインクの乾燥を促進する加熱
手段を設けたので、印字媒体に印字されたインクの乾燥
を促進することができ,滲み等が発生するのを防止でき
る。
周面に保持された印字媒体をその内側から直接または間
接的に加熱して印字されたインクの乾燥を促進する加熱
手段を設けたので、印字媒体に印字されたインクの乾燥
を促進することができ,滲み等が発生するのを防止でき
る。
【0035】また、請求項2の発明によれば、ドラムを
中空円筒軸部材に回転可能に装着するとともに、加熱手
段を形成する発熱体を中空円筒軸部材内に軸線方向に伸
びるように設けたので、請求項1の発明の場合と同様な
効果を奏するとともに、簡単な構造でインク乾燥のバラ
ツキを一段と確実に防止することができる。
中空円筒軸部材に回転可能に装着するとともに、加熱手
段を形成する発熱体を中空円筒軸部材内に軸線方向に伸
びるように設けたので、請求項1の発明の場合と同様な
効果を奏するとともに、簡単な構造でインク乾燥のバラ
ツキを一段と確実に防止することができる。
【0036】さらに、請求項3の発明によれば、ドラム
の外周面を径方向に貫通する多数の吸込孔を介しかつド
ラム内の負圧を利用してその外周面に保持可能とされ、
かつ加熱手段の軸線方向の各部位の加熱容量が異なるも
のとされているので、請求項1の発明の場合と同様な効
果を奏するとともに、負圧吸引による温度不均一効果を
補正してインク乾燥のバラツキを一段と確実に防止する
ことができる。
の外周面を径方向に貫通する多数の吸込孔を介しかつド
ラム内の負圧を利用してその外周面に保持可能とされ、
かつ加熱手段の軸線方向の各部位の加熱容量が異なるも
のとされているので、請求項1の発明の場合と同様な効
果を奏するとともに、負圧吸引による温度不均一効果を
補正してインク乾燥のバラツキを一段と確実に防止する
ことができる。
【図1】本発明の実施形態を説明するための図である。
【図2】同じく、加熱手段のドラム軸線方向の各部位の
加熱容量を説明するための図である。
加熱容量を説明するための図である。
【図3】インクジェットプリンタの従来構成を説明する
ための図である。
ための図である。
10 ドラム 11 外周面 12 吸込孔 21 負圧吸着保持手段 41 加熱手段 42 ハロゲンランプ(発熱体) 51 中空円筒軸部材
Claims (3)
- 【請求項1】 軸線を中心に回転可能なドラムの外周面
に印字媒体を保持させかつ回転中の印字媒体にインクを
吹付けて印字可能に形成されたインクジェットプリンタ
において、 前記ドラムに、前記外周面に保持された印字媒体をその
内側から直接または間接的に加熱して印字されたインク
の乾燥を促進する加熱手段を設けた、ことを特徴とする
インクジェットプリンタ。 - 【請求項2】 前記ドラムを中空円筒軸部材に回転可能
に装着するとともに、前記加熱手段が中空円筒軸部材内
で前記軸線方向に伸る発熱体を含み前記ドラムの内周面
側から前記印字媒体を間接的に加熱可能に形成されてい
る、請求項1記載のインクジェットプリンタ。 - 【請求項3】 前記印字媒体が前記ドラムの外周面を径
方向に貫通する多数の吸込孔を介しかつ前記ドラム内の
負圧を利用してその外周面に保持可能とされ、かつ前記
加熱手段の前記軸線方向の各部位の加熱容量が異なるも
のに選択されている請求項1または請求項2記載のイン
クジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32500496A JPH10157093A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32500496A JPH10157093A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | インクジェットプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10157093A true JPH10157093A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18172066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32500496A Pending JPH10157093A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10157093A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012077736A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | インクジェット記録装置 |
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JP2020040353A (ja) * | 2018-09-13 | 2020-03-19 | 大阪シーリング印刷株式会社 | 印刷装置 |
JP2021041598A (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | キヤノン株式会社 | 記録装置 |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP32500496A patent/JPH10157093A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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