JP2010149417A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】腰の強い厚紙を浮き上がらせることなくドラムの外周面に密着させた状態で保持固定する。
【解決手段】記録媒体24の前端部を挟持可能なグリッパ102を備えた前方支持体100と、その後端部を吸着可能な吸着装置112を備えた後方支持体110とが互いに前後に噛み合うことによって、前後両支持体の外周面から形成される媒体支持面122を記録媒体24の長さに合わせて伸縮可能に構成された描画ドラム70と、該描画ドラム70によって回転搬送される記録媒体24に対してインク液滴を打滴するインク打滴手段72C,72M,72Y,72Kと、グリッパ102によって前端部が狭持された記録媒体24の後端部を描画ドラム70の外周面に密着させる用紙抑えローラ74と、を備えたインクジェット記録装置10を提供することにより、前記課題を解決する。
【選択図】 図2

Description

本発明はインクジェット記録装置に係り、特に、ドラムの外周面に巻き付け保持された記録媒体を回転搬送しながら、該記録媒体に対してインクジェットヘッドからインク吐出することにより画像記録を行うインクジェット記録装置に関する。
一般に、インクジェット記録装置は、インクジェットヘッドに設けられた多数のノズルからインク液滴を各々吐出することにより、記録媒体に画像記録を行う記録装置であり、記録動作時の騒音が低く、ランニングコストが安く、高解像、高品質な画像記録が可能であり、様々な分野で幅広く利用されている。
従来より、円筒状のドラムと、その外周面に対向する位置に配置されたインクジェットヘッドを備え、描画ドラムの外周面に巻き付け保持された記録媒体を回転搬送しながら、該記録媒体に対してインクジェットヘッドからインク吐出することにより画像記録を行うインクジェット記録装置が知られている。このような記録装置では、ドラムの外周面から記録媒体が浮き上がりやすく、画像品質の劣化が生じやすいという問題がある。このため、ドラムの外周面に記録媒体を密着させた状態で保持固定することは重要な技術的課題の1つとされている。
特許文献1には、長さが異なる記録媒体に対しても安定して画像記録が行えるようにするために、記録媒体の前端部を狭持可能な前端狭持手段と、その後端部を狭持可能な後端狭持手段との間の周方向に形成される媒体支持面を記録媒体の長さに合わせて伸縮可能に構成されたドラムが記載されている。
また、特許文献2に記載されたドラムには、その外周面(枚葉紙支持面)全体に吸引開口が形成されており、該吸引開口に吸引圧力(負圧)を付与することによって記録媒体が保持固定される。
特開平11−240217号公報 特開2002−292956号公報
しかしながら、特許文献1に記載のドラムでは、記録媒体の長さに応じて媒体支持面を伸縮させることができるものの、後端挟持手段がドラムの外側に突出するために、ドラムの外周面に対向する位置にガイド部材を近接配置することができず、その結果、記録媒体をドラムに密着させることができない。このため、記録媒体として腰の強い厚紙が用いられる場合には、記録媒体がドラムから浮き上がった状態で固定されるという問題がある。
また、特許文献2に記載のドラムでは、長さが異なる記録媒体を安定して保持することは全く考慮されておらず、記録できる用紙サイズの種類が少ないという問題がある。また、ドラムの外周面全体に形成される吸引開口に付与される吸引圧力を高めるだけでは、記録媒体で覆われない部分に存在する吸引開口で吸引漏れが発生し、記録媒体の後端部を十分に吸着させることができない問題がある。したがって、腰の強い厚紙を浮き上がらせることなくドラムの外周面に密着させた状態で保持固定することは難しい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、腰の強い厚紙を浮き上がらせることなくドラムの外周面に密着させた状態で保持固定することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るインクジェット記録装置は、記録媒体の前端部を挟持可能な前端保持手段を備えた前方支持体と、前記記録媒体の後端部を吸着可能な後端保持手段を備えた後方支持体とが互いに前後に噛み合うことによって、前記前端保持手段と前記後端保持手段との間の両支持体の外周面から形成される媒体支持面を前記記録媒体の長さに合わせて伸縮可能に構成され、所定方向に回転可能な描画ドラムと、前記描画ドラムの外周面に対向する位置に配置され、前記描画ドラムによって回転搬送される前記記録媒体に対してインク液滴を打滴するインク打滴手段と、前記インク打滴手段よりも前記描画ドラムの回転方向上流側に配置され、前記前端保持手段によって前端部が狭持された前記記録媒体の後端部を前記描画ドラムの外周面に密着させるガイド部材と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の長さに合わせて媒体支持面が伸縮可能に構成された描画ドラムにおいて、記録媒体の前端部を狭持可能な前端保持手段とともに、記録媒体の後端部を吸着可能な後端保持手段を備えたことにより、描画ドラムの外周面に対向する位置にガイド部材を近接配置しても、該ガイド部材との干渉を防止することができる。したがって、腰の強い厚紙を浮き上がらせることなく描画ドラムの外周面に密着させた状態で保持固定することができる。その結果、画像品質の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記ガイド部材は、前記描画ドラムの外周面から離間して配置されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、描画ドラムの外周面からガイド部材が所定の間隔(好ましくは、記録媒体の厚みと同等の間隔)をあけて配置されるため、記録媒体に凹凸をつけずに描画ドラムの外周面に保持固定することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置において、前記ガイド部材は、所定方向に回転可能なローラ状部材であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体に対する摩擦抵抗が少なく、描画ドラムの外周面に記録媒体を安定密着させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット記録装置において、前記記録媒体の厚みに応じて、前記ローラ状部材を前記描画ドラムの径方向に進退可能なローラ移動機構を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、異なる厚みの記録媒体に凹凸をつけずに描画ドラムの外周面に密着させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置において、前記後方支持体には、前記描画ドラムの軸心方向に沿って複数の吸着手段が設けられ、前記記録媒体の幅に応じて、前記複数の吸着手段による吸着のON/OFFを選択的に制御可能な第1の制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、記録媒体の幅(描画ドラムの軸心方向の長さ)に応じて吸着範囲を可変させることができるので、無駄な吸着を防止しつつ、記録媒体に対する吸着力を高めることができる。これにより、より厚い用紙を描画ドラムの外周面に保持固定することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のインクジェット記録装置において、前記記録媒体の後端部の位置に応じて、前記吸着手段による吸着のON/OFFを行うタイミングを制御可能な第2の制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、記録媒体の後端部を固定するときの吸着力を高くすることができ、より厚い用紙を描画ドラムの外周面に保持固定することが可能となる。
本発明によれば、記録媒体の長さに合わせて媒体支持面が伸縮可能に構成された描画ドラムにおいて、記録媒体の前端部を狭持可能な前端保持手段とともに、記録媒体の後端部を吸着可能な後端保持手段を備えたことにより、描画ドラムの外周面に対向する位置にガイド部材を近接配置しても、該ガイド部材との干渉を防止することができる。したがって、腰の強い厚紙を浮き上がらせることなく描画ドラムの外周面に密着させた状態で保持固定することができる。その結果、画像品質の向上を図ることができる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔インクジェット記録装置の全体構成〕
まず、本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてインクジェット記録装置について説明する。
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示した構成図である。同図に示すインクジェット記録装置10は、インクと処理液(凝集処理液)を用いて記録媒体24の記録面に画像を形成する2液凝集方式の記録装置であり、主として、給紙部12、処理液付与部14、描画部16、乾燥部18、定着部20、及び排出部22を備えて構成される。給紙部12には、枚葉紙である記録媒体24が積層されており、この記録媒体24が給紙部12から処理液付与部14に送られ、処理液付与部14で記録面に処理液が付与された後、描画部16で記録面に色インクが付与される。インクが付与された記録媒体24は、定着部20で画像が堅牢化された後、排出部22によって搬送される。
また、インクジェット記録装置10は、各部の間に中間搬送部26、28、30を備え、この中間搬送部26、28、30によって記録媒体24の受け渡しが行われるようになっている。即ち、処理液付与部14と描画部16との間には、第1の中間搬送部26が設けられ、この第1の中間搬送部26によって処理液付与部14から描画部16への記録媒体24の受け渡しが行われる。同様に、描画部16と乾燥部18との間には、第2の中間搬送部28が設けられ、この第2の中間搬送部28によって描画部16から乾燥部18への記録媒体24の受け渡しが行われる。更に、乾燥部18と定着部20との間には、第3の中間搬送部30が設けられ、この第3の中間搬送部30によって乾燥部18から定着部20への記録媒体24の受け渡しが行われる。
以下、インクジェット記録装置10の各部(給紙部12、処理液付与部14、描画部16、乾燥部18、定着部20、排出部22、第1〜第3の中間搬送部26、28、30)について説明する。
(給紙部)
給紙部12は、記録媒体24を処理液付与部14に供給する機構である。給紙部12には、給紙トレイ50が設けられ、この給紙トレイ50から記録媒体24が一枚ずつ処理液付与部14に給紙される。
(処理液付与部)
処理液付与部14は、記録媒体24の記録面に処理液を付与する機構である。処理液は、描画部16で付与されるインク中の色材(顔料)を凝集させる色材凝集剤を含んでおり、この処理液とインクとが接触することによって、インクは色材と溶媒との分離が促進される。
図1に示すように、処理液付与部14は、給紙胴52、処理液ドラム54、及び処理液塗布装置56を備えている。給紙胴52は、給紙部12の給紙トレイ50と処理液ドラム54の間に配置され、後述のモータドライバ176(図8参照)によってその回転が駆動制御される。給紙部12から給紙された記録媒体24は、この給紙胴52によって受け取られ、処理液ドラム54に受け渡される。なお、給紙胴52の代わりに、後述する中間搬送部を設けてもよい。
処理液ドラム54は、記録媒体24を保持し、回転搬送させるドラムであり、後述のモータドライバ176(図8参照)によってその回転が駆動制御される。また、処理液ドラム54は、その外周面に爪形状の保持手段(図2のグリッパ102と同様の手段)を備え、この保持手段によって記録媒体24の前端を保持できるようになっている。記録媒体24は、保持手段によって前端が保持された状態で、処理液ドラム54を回転させることによって回転搬送される。その際、記録媒体24の記録面が外側を向くようにして搬送されるようになっている。なお、処理液ドラム54は、その外周面に吸引孔を設けるとともに、吸引孔から吸引を行う吸引手段を接続してもよい。これにより記録媒体24を処理液ドラム54の周面に密着保持することができる。
処理液ドラム54の外側には、その周面に対向して処理液塗布装置56が設けられる。処理液塗布装置56は、記録媒体24の記録面に処理液を塗布する装置であり、塗布される処理液が貯留された処理液容器と、この処理液容器の処理液に一部が浸漬されたアニックスローラと、アニックスローラと処理液ドラム54上の記録媒体24に圧接されて計量後の処理液を記録媒体24に転移するゴムローラとで構成される。この処理液塗布装置56によれば、処理液を計量しながら記録媒体24に塗布することができる。処理液の膜厚は、描画部16のインクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yから打滴されるインクの液滴径より十分に小さいことが望ましい。例えば、インクの打滴量が2plのときには、液滴の平均直径は15.6μmである。このとき、処理液の膜厚が大きい場合には、インクドットが記録媒体24の表面に接触することなく、処理液内で浮遊する。そこで、インクの打滴量が2plのときに着弾ドット径を30μm以上得るためには、処理液の膜厚を3μm以下にすることが望ましい。
なお、本実施形態では、記録媒体24の記録面に処理液を付与する方式として、ローラによる塗布方式を適用した構成を例示したが、これに限定されず、例えば、スプレー方式、インクジェット方式などの各種方式を適用することも可能である。
(描画部)
図2は、図1に示したインクジェット記録装置10の描画部16を示した構成図である。図3は、描画部16に配置される描画ドラム70を示した斜視図であり、図4は、描画ドラム70の軸心方向に平行な断面図である。更に、図5は、描画ドラム70の紙支持面の長さが変化する様子を示した説明図である。
描画部16は、インクジェット方式でインクを打滴することによって入力画像に対応した画像を描画する機構であり、描画ドラム70、用紙抑えローラ74、及びインクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yを備えている。インクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yはそれぞれ、マゼンダ(M)、黒(K)、シアン(C)、イエロー(Y)の4色のインクに対応しており、描画ドラム70の回転方向に上流側から順に配置される。
描画ドラム70は、その外周面に記録媒体24を保持し、回転搬送させるドラムであり、後述のモータドライバ176(図8参照)によってその回転が駆動制御される。
描画ドラム70は、記録媒体24の前端部を掴むグリッパ102を備えた前方支持体100と、その後端部を吸着保持する吸着装置112を備えた後方支持体110とが互いに前後に噛み合うように構成されており、グリッパ102と吸着装置112との間の周方向の離間距離が記録媒体24の長さに合わせて変更できるようになっている。記録媒体24は、グリッパ102によって描画ドラム70の外周面との間に狭持され、且つ、吸着装置112によって後端部が吸着保持された状態で、描画ドラム70を回転させることによって回転搬送される。その際、記録媒体24の記録面が外側を向くようにして搬送され、この記録面にインクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yからインクが付与される。
また、描画ドラム70の外側には、図2に示すように、その外周面に対向して用紙抑えローラ74が設けられている。用紙抑えローラ74は、描画ドラム70の外周面に記録媒体24を密着させるためのガイド部材であり、記録媒体24の受渡位置(図2において符号Pで示した位置)よりも記録媒体24の搬送方向(描画ドラム70の回転方向)下流側であり、且つ、インクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yよりも記録媒体24の搬送方向上流側に配置され、好ましくは前記受渡位置Pの搬送方向下流側に近接配置される。
中間搬送部26から描画ドラム70に受け渡された記録媒体24は、その前端部がグリッパ102で掴まれた状態で回転搬送される際、用紙抑えローラ74を回転させながら記録媒体24(特にその後端部)を描画ドラム70の外周面に押圧することにより、当該外周面に記録媒体24を密着させることができる。このようにして、記録媒体24を描画ドラム70の外周面に密着させた後に、吸着装置112による真空吸着によって、記録媒体24の後端部は描画ドラム70の外周面に吸着保持され、描画ドラム70の外周面から浮き上がりのない状態で、インクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yの直下の印字領域に送られる。
用紙抑えローラ74は、描画ドラム70の外周面との間に一定の間隔(好ましくは、記録媒体24の厚みに相当する間隔)が形成されるように、当該外周面から離間して配置されることが好ましい。記録媒体24に凹凸をつけずに描画ドラム70の外周面に密着させることができる。
また、用紙抑えローラ74を描画ドラム70の径方向(図2において矢印Sで示す方向)に沿って進退移動させることが可能なローラ移動機構(不図示)を設け、記録媒体24の厚みに応じて描画ドラム70の外周面との間に形成される隙間の大きさを変化させるようにしてもよい。記録媒体24の厚みは、印刷開始前にユーザが手動で入力するようにしてもよいし、記録媒体24の厚みを検出するセンサ(記録媒体検出センサ)を設けて、記録媒体24の厚みを自動的に入力するようにしてもよい。この場合、異なる厚みの記録媒体24に凹凸をつけることなく、描画ドラム70の外周面に記録媒体24を密着させることが可能となる。
なお、本実施形態では、記録媒体24を密着させるためのガイド部材が用紙抑えローラ74で構成されているが、これに限らず、例えば、平面状又は円弧状などのガイド面を有するガイド部材を描画ドラム70の外周面から所定の隙間が形成されるように固定配置して、その隙間に記録媒体24を通過させるようにしてもよい。
ここで、描画ドラム70の構造について詳しく説明する。
図2乃至図5に示すように、描画ドラム70を構成する前方支持体100及び後方支持体110は、それぞれ互いに噛み合う紙支持片部104、114を備えている。各紙支持片部104、114は、描画ドラム70の軸心方向に沿って一定間隔毎に並設されたものであり、前方支持体100は紙支持片部104の前端面にグリッパ102を備え、後方支持体110は紙支持片部114の後端面に吸着装置112を備えている。したがって、前後両支持体100、110の紙支持片部104、114が相互に櫛状に噛み合うことで、両紙支持片部104、114の円弧状の外面から、グリッパ102と吸着装置112の間に周方向に連続した所定角度領域の紙支持面122が形成される。なお、本実施形態における描画ドラム70は、いわゆる倍径のものであり、外周面の略180度対向した2箇所に記録媒体24を支持する紙支持面122を各々有する構成である。そのため、2つの紙支持面122にそれぞれグリッパ102と吸着装置112とを備えている。
また、前方支持体100は胴軸120に対して回動不能に固定され、後方支持体110は胴軸120に対して回動可能に且つ所望位置で固定可能に構成され、前方支持体100に対して後方支持体110を相対的に回動させることができるようになっている。
後方支持体110を前方支持体100に対して相対的に後方側に回動させて両紙支持片部104、114の噛み合い長さを徐々に短くしていくと紙支持面122がそれにつれて伸長する。そして、前方支持体100の紙支持片部104の後端部と後方支持体110の紙支持片部114の前端部とが離反する直前の状態において、紙支持面122の周方向の長さは最大となる(図5(a)参照)。逆に、後方支持体110を前方支持体100に対して相対的に前方側に回動させて両紙支持片部104、114の噛み合い長さを徐々に長くしていくと紙支持面122がそれにつれて収縮し、前方支持体100の紙支持片部104と後方支持体110の紙支持片部114が略重なる状態において、紙支持面122の周方向の長さは最小となる(図5(c)参照)。
更に、描画ドラム70の構造について詳しく説明すると、前方支持体100は、図2乃至図5に示すように、胴軸120に外嵌装着されて胴軸120に対して回動不能に構成された円筒部106と、該円筒部106の外周面106aから径方向外側に突設された連結軸部108とを備えている。該連結軸部108は、略180度対向して一対設けられ、各々胴軸120と略平行に形成され、かつ、円筒部106と一体的に構成されている。
前方支持体100の連結軸部108には、軸線方向に沿って一定間隔毎に紙支持片部104が並設されている。また、各紙支持片部104は、胴軸120ではなく、胴軸120と略平行な連結軸部108によって軸線方向に連結一体化された構成となっている。
前方支持体100の紙支持片部104は、図2乃至図5の如く、グリッパ102の把持位置を基端部として周方向後方側に向けて櫛状に延設されている。また、胴軸120を中心とする所定角度の円弧状の外面104aを有し、該外面104aが記録媒体24を支持する紙支持面122を構成する。
後方支持体110は、図2乃至図5のように、前方支持体100を構成する円筒部106の軸線方向両側において胴軸120に回動可能に外嵌された一対の軸受け部116a、116bと、両軸受け部116a、116bをその外周部において胴軸120と略平行に連結する連結軸部118とを備えている。該連結軸部118は、図2のように略180度対向して一対設けられている。また、連結軸部118は、図4の如く、円筒部106の外周面106aとの間に所定の隙間を有して設けられ、前方支持体100の両連結軸部108、108の周方向の間に位置してその間を周方向前後に相対的に移動可能である。
後方支持体110の連結軸部118には、前方支持体100と同様、軸線方向に沿って一定間隔毎に紙支持片部114が並設されているが、紙支持片部114は、前方支持体100の紙支持片部104とは相互に噛み合う関係にある。また、各紙支持片部114は、胴軸120ではなく、胴軸120と略平行な連結軸部118によって軸線方向に連結一体化された構成となっている。
後方支持体110の紙支持片部114は、前方支持体100とは逆に、吸着装置112を基端部として前方側に向けて櫛状に延設されている。また、図2のように胴軸120を中心とする所定角度の円弧状の外面114aを有し、該外面114aが記録媒体24を支持する紙支持面122を構成する。
このように描画ドラム70は、前方支持体100が胴軸120に対して回動不能で、後方支持体110が胴軸120に対して回動可能に構成され、前方支持体100に対して後方支持体110を相対的に回動させることができるようになっている。そして、後方支持体110を前方支持体100に対して相対的に回動させ、両紙支持片部104、114の噛み合い長さを調節することによって、紙支持面122の周方向の長さを調節できる構成となっている。
また、前方支持体100の前端部には、複数のグリッパ102が描画ドラム70の軸線方向に沿って所定間隔(具体的には、各紙支持片部104にそれぞれ対応する位置)に配置され、記録媒体24の前端部は各グリッパ102に狭持される。なお、描画ドラム70には、各グリッパ102を開閉させるためのグリッパ開閉機構(不図示)が設けられている。
また、後方支持体110の後端部には、複数の吸着装置112が描画ドラム70の軸線方向に沿って所定間隔(具体的には、各紙支持片部114にそれぞれ対応する位置)に配置されている。各吸着装置112の外周面にはそれぞれ吸引孔(不図示)が形成され、各吸引孔は描画ドラム70の外部の真空ポンプ(図8に符号188として図示)に真空流路を介して連通されている。そして、該真空ポンプを動作させることよって、各吸着装置112の吸引孔に負圧(真空圧)が発生し、記録媒体24の後端部は吸着保持される。
また、描画ドラム70には、胴軸120に対して回動可能な支持体(本実施形態では後方支持体110)を、印刷時には胴軸120に対して回動不能な状態(固定状態)とし、紙サイズ変更時には胴軸120に対して回動可能な状態とする切替手段(不図示)が設けられている。
このように構成された描画ドラム70によれば、印刷動作中においては、後方支持体110を胴軸120に対して回動しないように固定し、前方支持体100とともに胴軸120と一体となって回転させることができる。また、記録媒体24の長さの変更に合わせて紙支持面122の長さを調節するときには(即ち、紙サイズ変更時)、後方支持体110を胴軸120に対して回動可能として、後方支持体110を所定位置まで回動させ、後方支持体110のその状態を保つ一方、胴軸120を回転させることによって胴軸120に一体化された前方支持体100を胴軸120とともに前後に回動させる。
また、記録媒体24の幅(描画ドラム70の軸心方向の長さ)に応じて、描画ドラム70の軸線方向に沿って設けられた各吸着装置112による吸着のON/OFFを選択的に制御できるように構成されている態様が好ましい。かかる態様によれば、記録媒体24の幅に応じて吸着範囲を可変させることができるので、無駄な吸引を防止しつつ、記録媒体24に対する吸着力を高めることができる。これにより、より厚い用紙を描画ドラム70の外周面に保持固定することが可能となる。
また、吸着装置112による吸着のON/OFFを行うタイミングを記録媒体24の後端位置に応じて制御するようにしてもよい。具体的には、吸着のON/OFFを行う際に、真空ポンプをON/OFFするのではなく、真空流路の途中に開閉弁を設けて、該開閉弁のON(開)/OFF(閉)を行う。これにより、開閉弁をOFFにしている間に開閉弁から真空ポンプまでの流路は低い圧力に真空引きされ、開閉弁をONにした瞬間に吸着装置112の吸着力を高くすることができる。この結果、記録媒体24の後端部を固定するときの吸着力を高くすることができ、より厚い用紙を描画ドラム70の外周面に保持固定することが可能となる。
なお、上記実施形態では、前方支持体100を胴軸120に回動不能としているが、後方支持体110を回動不能にすることもできる。その他、紙支持片部104、114も板状に限らず種々の形状を採用しうる。更に、前方支持体100の紙支持片部104と後方支持体110の紙支持片部114の先端部同士が周方向に離反した際に両先端部間を橋渡しして記録媒体24を支持する補助支持片部が各々配設されていてもよい。
インクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yはそれぞれ、記録媒体24における画像形成領域の最大幅に対応する長さを有するフルライン型のインクジェット方式の記録ヘッド(インクジェットヘッド)であり、そのインク吐出面には、画像形成領域の全幅にわたってインク吐出用のノズルが複数配列されたノズル列が形成されている。各インクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yは、記録媒体24の搬送方向(描画ドラム70の回転方向)と直交する方向に延在するように固定設置される。
このように構成された各インクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yから、対応する色インクの液滴が、描画ドラム70の外周面に保持された記録媒体24の記録面に向かって吐出される。これにより、処理液付与部14で予め記録面に付与された処理液にインクが接触し、インク中に分散する色材(顔料)が凝集され、色材凝集体が形成される。これにより、記録媒体24上での色材流れなどが防止され、記録媒体24の記録面に画像が形成される。その際、描画部16の描画ドラム70は、処理液付与部14の処理液ドラム54に対して構造上分離しているので、インクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yに処理液が付着することがなく、インクの不吐出要因を低減することができる。
更に、本例では、CMYKの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組み合わせについては本実施形態に限定されず、必要に応じて淡インク、濃インク、特別色インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタなどのライト系インクを吐出するインクジェットヘッドを追加する構成も可能であり、各色ヘッドの配置順序も特に限定はない。
(乾燥部)
乾燥部18は、色材凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を乾燥させる機構であり、図1に示すように、乾燥ドラム76、及び溶媒乾燥装置78を備えている。
乾燥ドラム76は、その外周面に記録媒体24を保持して回転搬送させるドラムであり、後述のモータドライバ176(図8参照)によってその回転が駆動制御される。また、乾燥ドラム76は、その外周面に爪形状の保持手段(図2のグリッパ102と同様の手段)を備え、この保持手段によって記録媒体24の前端を保持できるようになっている。記録媒体24は、保持手段によって前端が保持された状態で、乾燥ドラム76を回転させることによって回転搬送される。その際、記録媒体24の記録面が外側を向くようにして搬送され、この記録面に対して溶媒乾燥装置78による乾燥処理が行われる。なお、乾燥ドラム76は、その外周面に吸引孔を設けるとともに、吸引孔から吸引を行う吸引手段を接続してもよい。これにより記録媒体24を乾燥ドラム76の周面に密着保持することができる。
溶媒乾燥装置78は、乾燥ドラム76の外周面に対向する位置に配置され、第1〜第4のハロゲンヒータ80A〜80Dと、各ハロゲンヒータ80A〜80Dの間にそれぞれ配置された第1〜第3の温風噴出しノズル82A〜82Cとで構成される。即ち、乾燥ドラム76の外周面に対向する位置には、乾燥ドラム76の回転方向(図1において反時計回り方向)の上流側から順に、第1のハロゲンヒータ80A、第1の温風噴出しノズル82A、第2のハロゲンヒータ80B、第2の温風噴出しノズル82B、第3のハロゲンヒータ80C、第3の温風噴出しノズル82C、及び第4のハロゲンヒータ80Dが設けられる。
各温風噴出しノズル82A〜82Cは、所定の温度(たとえば50℃〜70℃)に制御された温風を一定の風量(12m/分)で記録媒体24に向けて吹き付けるように構成され、各ハロゲンヒータ80A〜80Dはそれぞれ所定の温度(たとえば180℃)に制御される。
このように構成される溶媒乾燥装置78によって、乾燥ドラム76に保持された記録媒体24の記録面のインク溶媒に含まれる水分が蒸発され、乾燥処理が行われる。その際、乾燥部18の乾燥ドラム76は、描画部16の描画ドラム70に対して構造上分離しているので、インクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yにおいて、熱乾燥によるヘッドメニスカス部の乾燥によるインクの不吐出を低減することができる。また、乾燥部18の温度設定に自由度があり、最適な乾燥温度を設定することができる。
また、上記の乾燥ドラム76は、その外周面を所定の温度(たとえば60℃以下)に制御するようにしてもよい。
(定着部)
定着部20は、定着ドラム84、ハロゲンヒータ86、定着ローラ88、及びインラインセンサ90で構成される。ハロゲンヒータ86、定着ローラ88、及びインラインセンサ90は、定着ドラム84の周面に対向する位置に配置され、定着ドラム84の回転方向(図1において反時計回り方向)の上流側から順に配置される。
定着ドラム84は、その外周面に記録媒体24を保持して回転搬送させるドラムであり、後述のモータドライバ176(図8参照)によってその回転が駆動制御される。また、定着ドラム84は、その外周面に爪形状の保持手段(図2のグリッパ102と同様の手段)を備え、この保持手段によって記録媒体24の前端を保持できるようになっている。記録媒体24は、保持手段によって前端が保持された状態で定着ドラム84を回転させることによって、回転搬送される。その際、記録媒体24の記録面が外側を向くようにして搬送され、この記録面に対して、ハロゲンヒータ86による予備加熱と、定着ローラ88による定着処理と、インラインセンサ90による検査が行われる。なお、上記の定着ドラム84は、その外周面に吸引孔を設けるとともに、吸引孔から吸引を行う吸引手段を接続してもよい。これにより記録媒体24を定着ドラム84の周面に密着保持することができる。
ハロゲンヒータ86は、所定の温度(たとえば180℃)に制御される。これにより、記録媒体24の予備加熱が行われる。
定着ローラ88は、乾燥させたインクを加熱加圧することによってインク中の自己分散性ポリマー微粒子を溶着し、インクを被膜化させるためのローラ部材であり、記録媒体24を加圧・加熱するように構成される。具体的には、定着ローラ88は、定着ドラム84に対して圧接するように配置されており、定着ドラム84との間でニップローラを構成するようになっている。これにより、記録媒体24は、定着ローラ88と定着ドラム84との間に挟まれ、所定のニップ圧(たとえば1MPa)でニップされ、定着処理が行われる。
また、定着ローラ88は、熱伝導性の良いアルミなどの金属パイプ内にハロゲンランプを組み込んだ加熱ローラによって構成され、所定の温度(たとえば60〜80℃)に制御される。この加熱ローラで記録媒体24を加熱することによって、インクに含まれるラテックスのTg温度(ガラス転移点温度)以上の熱エネルギーが付与され、ラテックス粒子が溶融される。これにより、記録媒体24の凹凸に押し込み定着が行なわれるとともに、画像表面の凹凸がレベリングされ、光沢性が得られる。
なお、上記の実施形態では、加熱と加圧の両方を行う例を示したが、一方のみを行うようにしてもよい。また、定着ローラ88は、画像層厚みやラテックス粒子のTg特性により、複数段設けた構成でもよい。更に、定着ドラム84の表面を所定の温度(たとえば60℃)に制御するようにしてもよい。
一方、インラインセンサ90は、記録媒体24に定着された画像について、チェックパターンや水分量、表面温度、光沢度などを計測するための計測手段であり、CCDラインセンサなどが適用される。
上記の如く構成された定着部20によれば、乾燥部18で形成された薄層の画像層内のラテックス粒子が定着ローラ88によって加圧・加熱されて溶融されるので、記録媒体24に固定定着させることができる。また、定着部20によれば、定着ドラム84が他のドラムに対して構造上分離されているので、定着部20の温度設定を、描画部16や乾燥部18と分離して自由に設定することができる。
(排出部)
図1に示すように、定着部20に続いて排出部22が設けられている。排出部22は、排出トレイ92を備えており、この排出トレイ92と定着部20の定着ドラム84との間に、これらに対接するように渡し胴94、搬送ベルト96、張架ローラ98が設けられている。記録媒体24は、渡し胴94により搬送ベルト96に送られ、排出トレイ92に排出される。
(中間搬送部)
次に、第1の中間搬送部26の構造について説明する。なお、第2の中間搬送部28、第3の中間搬送部30は、第1の中間搬送部26と同様の構成であり、その説明を省略する。
第1の中間搬送部26は、主として、中間搬送体32と搬送ガイド34で構成される。搬送ガイド34は、記録媒体24の非記録面を案内するガイド部材であり、中間搬送体32の外周面と同一曲率を有する円弧状のガイド面を備え、中間搬送体32の外周面に対向する位置で所定の間隔をあけて配置されている。
中間搬送体32は、前段のドラムから記録媒体24を受け取り、回転搬送させた後、後段のドラムに受け渡すためのドラムであり、回転自在に取り付けられている。また、中間搬送体32は、不図示のモータによって回転するようになっており、後述のモータドライバ176(図8参照)によってその回転が駆動制御される。中間搬送体32は、その外周面に爪形状の保持手段(図2のグリッパ102と同様の手段)を備え、この保持手段によって記録媒体24の前端を保持できるようになっている。記録媒体24は、保持手段によって前端が保持された状態で中間搬送体32を回転させることによって、記録媒体24を回転搬送される。その際、記録媒体24の記録面が内側、非記録面が外側を向くように回転搬送される。
また、中間搬送体32の外周面には、多数の送風口が所定の配置パターンに従って形成されており、その内部にはハロゲンヒータ及び温風噴出しノズルで構成される乾燥ユニット38が設けられている。これにより、中間搬送体32の表面の送風口から温風が外部に向かって吹き出され、記録媒体24が浮上支持されるとともに、記録面の乾燥処理が行われる。よって、記録媒体24の記録面が中間搬送体32に接触することを防止でき、中間搬送体32への処理液の付着を回避できる。その際、中間搬送体32によって浮上支持された記録媒体24は、非記録面がガイド面にガイドされながら搬送される。
このように構成された第1の中間搬送部26によれば、中間搬送体32によって記録媒体24が搬送される際に、記録面を非接触で搬送することができるので、記録面が接触することによって発生する画像故障を回避することができる。また、中間搬送体32から温風を吹き出すようにしたので、記録媒体24を搬送しながら記録面を乾燥処理することができる。
第1の中間搬送部26によって搬送された記録媒体24は、後段のドラム(即ち、描画ドラム70)に受け渡される。その際、中間搬送部26の保持手段と描画部16の保持手段(グリッパ102)を同期させることによって、記録媒体24の受け渡しが行われる。受け渡された記録媒体24は、描画ドラム70によって保持されて回転搬送される。
(インクジェットヘッドの構造)
次に、各インクジェットヘッドの構造について説明する。なお、各色に対応するインクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号150によってインクジェットヘッド(以下、単に「ヘッド」ともいう。)を示すものとする。
図6(a)はヘッド150の構造例を示す平面透視図であり、図6(b)はその一部の拡大図であり、図6(c)はヘッド150の他の構造例を示す平面透視図である。また、図7はインク室ユニットの立体的構成を示す断面図(図6(a)、(b)中の7−7線に沿う断面図)である。
記録媒体24上に形成されるドットピッチを高密度化するためには、ヘッド150におけるノズルピッチを高密度化する必要がある。本例のヘッド150は、図6(a)、(b)に示すように、インク吐出口であるノズル151と、各ノズル151に対応する圧力室152等からなる複数のインク室ユニット(記録素子単位としての液滴吐出素子)153を千鳥でマトリクス状に(2次元的に)配置させた構造を有し、これにより、ヘッド長手方向(記録媒体24の搬送方向と直交する方向;主走査方向)に沿って並ぶように投影される実質的なノズル間隔(投影ノズルピッチ)の高密度化を達成している。
記録媒体24の搬送方向(副走査方向)と略直交する方向(主走査方向)に記録媒体24の全幅に対応する長さにわたり1列以上のノズル列を構成する形態は本例に限定されない。例えば、図6(a)の構成に代えて、図6(c)に示すように、複数のノズル151が2次元に配列された短尺のヘッドブロック150’を千鳥状に配列して繋ぎ合わせることで長尺化することにより、全体として記録媒体24の全幅に対応する長さのノズル列を有するラインヘッドを構成してもよい。また、図示は省略するが、短尺のヘッドを一列に並べてラインヘッドを構成してもよい。
各ノズル151に対応して設けられている圧力室152は、その平面形状が概略正方形となっており、対角線上の両隅部の一方にノズル151が設けられ、他方に供給口154が設けられている。なお、圧力室152の形状は、本例に限定されず、平面形状が四角形(菱形、長方形など)、五角形、六角形その他の多角形、円形、楕円形など、多様な形態があり得る。
各圧力室152は供給口154を介して共通流路155と連通されている。共通流路155はインク供給源たるインクタンク(不図示)と連通しており、インクタンクから供給されるインクは共通流路155を介して各圧力室152に供給される。
圧力室152の一部の面(図7において天面)を構成し、且つ、共通電極と兼用される振動板156には、個別電極157を備えた圧電素子158が接合されている。個別電極157に駆動電圧を印加することによって圧電素子158が変形して圧力室152の容積が変化し、これに伴う圧力変化によりノズル151からインクが吐出される。インク吐出後、圧電素子158が元の状態に戻る際、共通流路155から供給口154を通って新しいインクが圧力室152に再充填される。
本例では、ヘッド150に設けられたノズル151から吐出させるインクの吐出力発生手段として圧電素子158を適用したが、圧力室152内にヒータを備え、ヒータの加熱による膜沸騰の圧力を利用してインクを吐出させるサーマル方式を適用することも可能である。
かかる構造を有するインク室ユニット153を図6(b)に示す如く、主走査方向に沿う行方向及び主走査方向に対して直交しない一定の角度θを有する斜めの列方向に沿って一定の配列パターンで格子状に多数配列させることにより、本例の高密度ノズルヘッドが実現されている。
即ち、主走査方向に対してある角度θの方向に沿ってインク室ユニット153を一定のピッチdで複数配列する構造により、主走査方向に並ぶように投影されたノズルのピッチPはd× cosθとなり、主走査方向については、各ノズル151が一定のピッチPで直線状に配列されたものと等価的に取り扱うことができる。このような構成により、主走査方向に並ぶように投影されるノズル列が1インチ当たり2400個(2400ノズル/インチ)におよぶ高密度のノズル構成を実現することが可能になる。
なお、本発明の実施に際してノズルの配置構造は図示の例に限定されず、副走査方向に1列のノズル列を有する配置構造など、様々なノズル配置構造を適用できる。
また、本発明の適用範囲はライン型ヘッドによる印字方式に限定されず、記録媒体24の幅方向(主走査方向)の長さに満たない短尺のヘッドを記録媒体24の幅方向に走査させて当該幅方向の印字を行い、1回の幅方向の印字が終わると記録媒体24の幅方向と直交する方向(副走査方向)に所定量だけ移動させて、次の印字領域の記録媒体24の幅方向の印字を行い、この動作を繰り返して記録媒体24の印字領域の全面にわたって印字を行うシリアル方式を適用してもよい。
(制御系の説明)
図8は、インクジェット記録装置10のシステム構成を示す要部ブロック図である。インクジェット記録装置10は、通信インターフェース170、システムコントローラ172、メモリ174、モータドライバ176、ヒータドライバ178、プリント制御部180、画像バッファメモリ182、ヘッドドライバ184、ポンプドライバ192等を備えている。
通信インターフェース170は、ホストコンピュータ186から送られてくる画像データを受信するインターフェース部である。通信インターフェース170にはUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、無線ネットワークなどのシリアルインターフェースやセントロニクスなどのパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(不図示)を搭載してもよい。ホストコンピュータ186から送出された画像データは通信インターフェース170を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦メモリ174に記憶される。
メモリ174は、通信インターフェース170を介して入力された画像を一旦格納する記憶手段であり、システムコントローラ172を通じてデータの読み書きが行われる。メモリ174は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ172は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット記録装置10の全体を制御する制御装置として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。即ち、システムコントローラ172は、通信インターフェース170、メモリ174、モータドライバ176、ヒータドライバ178、ポンプドライバ192、処理液付与制御部196、乾燥制御部197、定着制御部198等の各部を制御し、ホストコンピュータ186との間の通信制御、メモリ174の読み書き制御等を行うとともに、上記の各部を制御する制御信号を生成する。
メモリ174には、システムコントローラ172のCPUが実行するプログラム及び制御に必要な各種データなどが格納されている。なお、メモリ174は、書換不能な記憶手段であってもよいし、EEPROMのような書換可能な記憶手段であってもよい。メモリ174は、画像データの一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びCPUの演算作業領域としても利用される。
プログラム格納部190には各種制御プログラムが格納されており、システムコントローラ172の指令に応じて、制御プログラムが読み出され、実行される。プログラム格納部190はROMやEEPROMなどの半導体メモリを用いてもよいし、磁気ディスクなどを用いてもよい。外部インターフェースを備え、メモリカードやPCカードを用いてもよい。もちろん、これらの記録媒体のうち、複数の記録媒体を備えてもよい。なお、プログラム格納部190は動作パラメータ等の記録手段(不図示)と兼用してもよい。
モータドライバ176は、システムコントローラ172からの指示にしたがってモータ188を駆動するドライバである。図8には、装置内の各部に配置されるモータを代表して符号188で図示されている。例えば、図8に示すモータ188には、図1に示す給紙胴52、処理液ドラム54、描画ドラム70、乾燥ドラム76、定着ドラム84、渡し胴94などの回転を駆動するモータ、第1〜第3中間搬送部26、28、30の中間搬送体32の回転を駆動するモータなどが含まれている。また、図1に示す用紙抑えローラ74を描画ドラム70の径方向に沿って前後に移動可能となるように駆動するローラ移動機構を構成するモータも含まれる。
ヒータドライバ178は、システムコントローラ172からの指示にしたがって、ヒータ189を駆動するドライバである。図8には、装置内の各部に配置されるヒータを代表して符号189で図示されている。例えば、図8に示すヒータ189には、図1に示す乾燥部18に設けられる溶媒乾燥装置78のハロゲンヒータ80A〜80D、中間搬送体32の内部に設けられる乾燥ユニット38のハロゲンヒータなどが含まれている。
ポンプドライバ192は、システムコントローラ172からの指示にしたがって、ポンプ194を駆動するドライバである。図8には、装置内の各部に配置されるポンプを代表して符号194で図示されている。例えば、図8に示すポンプ194には、図2に示す描画ドラム70の吸着装置112の吸引孔に接続されるポンプなどが含まれている。
更に、このインクジェット記録装置10は、処理液付与制御部196、乾燥制御部197、及び定着制御部198を備えており、システムコントローラ172からの指示にしたがって、それぞれ、処理液塗布装置56、溶媒乾燥装置78、及び定着ローラ88の各部の動作を制御する。
プリント制御部180は、システムコントローラ172の制御に従い、メモリ174内の画像データから印字制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理機能を有し、生成した印字データ(ドットデータ)をヘッドドライバ184に供給する制御部である。プリント制御部180において所要の信号処理が施され、該画像データに基づいて、ヘッドドライバ184を介してヘッド150の吐出液滴量(打滴量)や吐出タイミングの制御が行われる。これにより、所望のドットサイズやドット配置が実現される。
また、プリント制御部180には画像バッファメモリ182が備えられており、プリント制御部180における画像データ処理時に画像データやパラメータなどのデータが画像バッファメモリ182に一時的に格納される。また、プリント制御部180とシステムコントローラ172とを統合して1つのプロセッサで構成する態様も可能である。
ヘッドドライバ184は、プリント制御部180から与えられる画像データに基づいてヘッド150の圧電素子158に印加される駆動信号を生成するとともに、該駆動信号を圧電素子158に印加して圧電素子158を駆動する駆動回路を含んで構成される。なお、図8に示すヘッドドライバ184には、ヘッド150の駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
センサ185は、装置内の各部に設けられる各種センサ類であり、図1に示したインラインセンサ90の他、温度センサ、位置検出センサ、圧力センサ等が含まれている。センサ185の出力信号はシステムコントローラ172に送られ、システムコントローラ177は該出力信号に基づいて装置各部に対して制御信号を送り、装置各部の制御が行われている。
本実施形態に係るインクジェット記録装置10によれば、描画部16の描画ドラム70は、記録媒体24の前端部を掴むグリッパ102を備えた前方支持体100と、その後端部を吸着保持する吸着装置112を備えた後方支持体110とが互いに前後に噛み合うことによって、グリッパ102と吸着装置112との間の両支持体100、110の外周面から形成される紙支持面122を記録媒体24の長さに合わせて伸縮可能に構成されている。また、吸着装置112に設けられる吸引孔に負圧(真空圧)を付与することによって記録媒体24の後端部を吸着保持することができるため、描画ドラム70の外周面に対向する位置に用紙抑えローラ74を近接配置しても、用紙抑えローラ74との干渉を防止することができる。したがって、腰の強い厚紙を浮き上がらせることなく描画ドラム70の外周面に密着した状態で保持固定することができる。この結果、インクジェットヘッド72M,72K,72C,72Yによる画像記録を高品質に行うことができる。
また、用紙抑えローラ74が、描画ドラム70の外周面から一定の隙間を保つように配置されるため、記録媒体24に凹凸をつけずに、描画ドラム70の外周面に記録媒体24をを密着させた状態で保持固定することできる。更に、記録媒体24の厚みに応じて用紙抑えローラ74と描画ドラム70の外周面との隙間を可変させることにより、異なる厚みの記録媒体24が用いられる場合でも、記録媒体24に凹凸をつけることなく、描画ドラム70の外周面に記録媒体24を密着させた状態で保持固定することができる。
また、記録媒体24の幅に応じて、描画ドラム70の軸線方向に沿って設けられた各吸着装置112による吸着のON/OFFを選択的に制御可能とすることにより、記録媒体24の幅に応じて吸着範囲を可変させることができるので、無駄な吸引を防止しつつ、記録媒体24に対する吸着力を高めることができる。これにより、より厚い用紙を描画ドラム70の外周面に保持固定することが可能となる。また、吸着装置112による吸着のON/OFFを行うタイミングを記録媒体24の後端位置に応じて制御するようにしてもよい。この場合、記録媒体24の後端部を固定するときの吸着力を高くすることができ、より厚い用紙を描画ドラム70の外周面に保持固定することが可能となる。なお、図8に示したシステムコントローラ172によって、各吸着装置112による吸着のON/OFF制御が行われる。
以上、本発明のインクジェット記録装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
インクジェット記録装置の概略を示す全体構成図 図1に示したインクジェット記録装置の描画部を示した構成図 描画部に配置される描画ドラムを示した斜視図 描画ドラムの軸心方向に平行な断面図 描画ドラムの紙支持面の長さが変化する様子を示した説明図 ヘッドの構成例を示す平面透視図 インク室ユニットの立体的構成を示す断面図 図1に示すインクジェット記録装置のシステム構成を示す要部ブロック図
符号の説明
10…インクジェット記録装置、12…給紙部、14…処理液付与部、16…描画部、18…乾燥部、20…定着部、22…排出部、24…記録媒体、26,28,30…中間搬送部、54…処理液ドラム、56…処理液塗布装置、70…描画ドラム、72M,72K,72C,72Y…インクジェットヘッド、74…用紙抑えローラ、76…乾燥ドラム、78…溶媒乾燥装置、84…定着ドラム、88…定着ローラ、90…インラインセンサ、100…前方支持体、102…グリッパ、104…紙支持片部、110…後方支持体、112…吸着装置、114…紙支持片部、120…胴軸、122…紙支持面、172…システムコントローラ、176…モータドライバ、178…ヒータドライバ、180…プリント制御部、184…ヘッドドライバ、185…センサ、192…ポンプドライバ、196…処理液付与制御部、197…乾燥制御部、198…定着制御部

Claims (6)

  1. 記録媒体の前端部を挟持可能な前端保持手段を備えた前方支持体と、前記記録媒体の後端部を吸着可能な後端保持手段を備えた後方支持体とが互いに前後に噛み合うことによって、前記前端保持手段と前記後端保持手段との間の両支持体の外周面から形成される媒体支持面を前記記録媒体の長さに合わせて伸縮可能に構成され、所定方向に回転可能な描画ドラムと、
    前記描画ドラムの外周面に対向する位置に配置され、前記描画ドラムによって回転搬送される前記記録媒体に対してインク液滴を打滴するインク打滴手段と、
    前記インク打滴手段よりも前記描画ドラムの回転方向上流側に配置され、前記前端保持手段によって前端部が狭持された前記記録媒体の後端部を前記描画ドラムの外周面に密着させるガイド部材と、
    を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
    前記ガイド部材は、前記描画ドラムの外周面から離間して配置されることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置において、
    前記ガイド部材は、所定方向に回転可能なローラ状部材であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 請求項3に記載のインクジェット記録装置において、
    前記記録媒体の厚みに応じて、前記ローラ状部材を前記描画ドラムの径方向に進退可能なローラ移動機構を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記後方支持体には、前記描画ドラムの軸心方向に沿って複数の吸着手段が設けられ、
    前記記録媒体の幅に応じて、前記複数の吸着手段による吸着のON/OFFを選択的に制御可能な第1の制御手段を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 請求項5に記載のインクジェット記録装置において、
    前記記録媒体の後端部の位置に応じて、前記吸着手段による吸着のON/OFFを行うタイミングを制御可能な第2の制御手段を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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