JPH02249833A - シート巻付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、シートをドラムに巻付けるためのシート巻付
は装置に関し、詳しくは、シートをドラムに確実に巻付
けることのできるシート巻付は装置に関する。

〈従来の技術〉 従来、この種のシート巻付は装置は、回転自在なドラム
と、該ドラムに設けられドラムと共に一体的に回転自在
なクランプとを有し、クランプに向かって搬送されて来
たシートの先端を、先端クランプとドラムとの間に挟み
シートをドラムの周囲に巻きつけていた。シートを確実
にクランプとドラムの間に挟むためにシートがクランプ
に到達したことを検出する必要があった。

例えば、特開昭６２−１４０９５１にはクランプの手前
の搬送ガイド部でシートの検出を行ってクランプするタ
イミングを検出するように構成しＩ；ものが提案されて
いる。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記のような構成では、クランプの手前にある
搬送ガイド上で検出を行っているため、たとえセンサを
シートが良好な状態で通過したとしても、センサ通過後
クランプに達するまでにジャムが発生したり、シートが
斜め送りになる可能性があり、シートが確実にクランプ
に到達しているか判別するには不十分である。しかも、
シートの斜め送りがＭ繁に検出される場合は、斜め送り
されないように搬送手段を調整する必要がある。

従来から存在するシート巻付は装置がプリンタに用いら
れた場合、斜め送りされた状態でクラン′プされると、
プリント画像がシートに対して傾くことになり、まして
高速でドラムが回転するインクジェットプリンタでは、
クランプ状態が不完全であると、印字中にシートがはず
れてしまうことがある。

く課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本発明のシート巻付は装置は
、回転可能なドラムと、このドラムにシートを給紙する
給紙手段と、シートの先端をドラムとの間に挟持する進
退可能なクランプと、ドラムが停止状態で開放状態にあ
るクランプに向けて給紙し、シート先端がクランプに当
接してもなお給送し続けることによりクランプとの間で
ループを形成させる給紙手段と、その制御を行うループ
形成手段と、所定の大きさのループが形成されたことを
検出する検出手段と、前記クランプを変位させシートを
ドラムに巻付けるように制御する制御手段とを有する。

〈作　　用〉 シート先端がクランプに到達してもさらに給紙手段から
の給送を説け、前記クランプと給紙手段との間でシート
にループを形成させる。前記ループが所定の大きさとな
ったことを検出することによりシートが前記クランプに
到達したこきを検出し、クランプを保持状態に変位させ
ることによって確実にシートをドラムに巻付ける。

〈実　施　例〉 以下、図面を参照して本考案における一実施例を示す。

第１図は、本考察のシート巻付は装置を採用したインク
ジェットプリンタの概略構成を示す断面図であり、作像
部（Ｋ）、シート巻付は部（Ｌ）、給紙部（Ｃ）、ルー
プ検出部（Ｎ）、排出部（Ｐ）の部分から構成されてい
る。

シート巻付け９１６　（Ｌ　）は、正逆両方向矢印（Ｒ
＋）、（Ｒ６）方向に回転駆動されるドラム（１）を中
心に構成されている。このドラム（１）の周面の一部に
は平坦面（ｌ　ａ）が形成されており、この平坦面（ｌ
ａ）には、ドラム（１）の軸方向に沿って２条の溝部（
ｌｃ）、（ｌｄ）が形成され、溝部（ｌｃ）に先端クラ
ンプバー（２）が、溝！（ｌｄ）に後端クランプバー（
３）がそれぞれ設置されている。先端クランプバー（２
）は、ドラム（１）の逆転矢印（Ｒ６）方向に鉤形に折
り曲げられた先端部（２ａ）を有し、且つ図示されない
駆動手段によって、平坦面（ｌａ）に対しほぼ垂直方向
に進退可能に保持されており、シート（Ｓ）の先端を平
坦面（ｌａ）と先端部（２ａ）との間に挟持する。後端
クランプバー（３）は、ドラム（１）の正転矢印（Ｒ１
）方向に鉤形に折り曲げられた先端部（３ａ）を有し、
且つ図示されない駆動手段によって、平坦面（ｌａ）に
対しほぼ垂直方向に進退可能に保持されており、シート
（Ｓ）の後端を平坦面（］ａ）と先端部（３ａ）との間
に挟持する。また、ドラム（１）の上方向には、ドラム
（１）の周面に対し接離可能なシワ取り兼分離ローラ（
４）が′Ｂｔされている。

給紙部（Ｃ）は、シート（Ｓ）を収納したカセット（１
４）と、シート（Ｓ）を−枚ずつ送り出すため矢印（Ｒ
２）方向に回転可能な給紙ローラ（６）と、搬送用ガイ
ド板（７）と、矢印（Ｒ４）方向に回転可能な給紙用搬
送ローラ対（８）と、給紙ガイド（９）によって構成さ
れている。

作像部（Ｋ）は、インク噴出ノズル（２０）を中心に構
成されており、詳細は省略する。

排出部（Ｐ）は、前述したシワ取り兼分離ローラ（４）
と、排紙用搬送ローラ対（１０）と、シート（Ｓ）を排
出する排出ローラ対（１１）と、排出ローラ対（ｌ　Ｉ
）から排出されたシート（Ｓ）を収容する排出トレイ（
１９）と、シワ取り兼分離ローラ（４）と排紙用搬送ロ
ーラ対（１０）との間に設置されている排紙ガイド（１
２ａＸｌ　２ｂ）と、排紙用搬送ローラ対（１０）と排
紙ローラ対（１１）の間に設置されている（　１．３ａ
）　　（１３ｂ）たシートのループを検出するループ検
出センサ（５）と、シートが前記ループ検出センサの方
向へ恒にループが形成されるように設けたガイド（１６
）と、補助ローラ（１５）とで構成されている。該ルー
プ検出センサ（５）は、発光素子と受光素子とから成る
７オトセンサ（５ｂ）と、７オトセンサに取り付けられ
たアクチュエータ（５ａ）とで構成されている。

上記構成において、給紙開始に先立って、まず第１図に
示す給紙位置にドラムを回転して停止させ、先端クラン
プバー（２）を第２図に示すようなドラム（１）から先
端部（２ａ）が離間した状態にする。次に給紙ローラ（
６）を駆動することにより給紙力セラ１−（１４）から
シート（Ｓ）を送り出す。給紙ローラ（６）によって送
り出されたシート（Ｓ）は、給紙用搬送ローラ対（８）
に挟持され給紙ガイド（９）に沿ってドラム（１）の先
端クランプバー（２）に搬送される。シート（Ｓ）の先
端部が先端クランプバー（２）に到達しても給紙用搬送
ローラ対（８）による搬送を終えず、さらに搬送をつづ
けると、シート（Ｓ）が斜行していたとしても先端クラ
ンプバー（２）により矯正され、そして第３図に示すよ
うに給紙用ローラ対（８）と先端クランプバー（２）の
間にループが形成される。このループはガイド（１６）
と補助ローラ（１５）の働きによりループ検出センサ（
５）に当接し、ループ検出センサ（５）をＯＮさせる。

センサがＯＮすると給紙搬送ローラ対（８）によるシー
ト（Ｓ）の搬送を停止し、先端クランプバー（２）とド
ラム（１）の間でシート（Ｓ）の先端部を挟持する。つ
づいて給紙用搬送ローラ（８）を回転フリーにし、ドラ
ム（１）を回転させシート（Ｓ）の巻付けを行う。

一方、シート（Ｓ）の排出は、シート（Ｓ）を挟持して
いる後端クランプバー（３）をシワ取り兼分離ローラ（
４）の図中矢印（Ｒ１）方向手前の分離位置で後端クラ
ンプバー（３）を開放状態にし、そしてドラム（１）に
シワ取り兼分離ローラ（４）を当接する。ドラム（１）
とシワ取り兼分離ローラ（４）に挟まれたシート（Ｓ）
は、ドラム（１）とシワ取り兼分離ローラ（４）の回転
に伴い、シート（Ｓ）自身の腰によってシワ取り兼分離
ローラの当接位置でドラム（１）の接線方向に進み、排
紙ガイド（１２ａ）（１２ｂ）に沿って排紙用搬送ロー
ラ対（ｌＯ）に送られる。排紙用搬送ローラ対（ｌＯ）
に至ったシート（Ｓ）は、排紙ガイド（１３ａ）（１３
ｂ）に沿って排出ローラ対（１１）に搬送され、排出ロ
ーラ対（１１）から排出トレイ（１９）上に排紙される
。

第４図は、インクジェットプリンタを制御する制御回路
のブロック図である。マイクロコンピュータ（ＣＰＵ）
は、ＲＯＭ及びＲＡＭを内蔵し、プリントキー、ジャム
センサ、及び前記ループ検出センサからの信号が入力さ
れ、それらの情報から、先端クランプバー、後端クラン
プバー　シワ取り兼排紙ローラ、給紙ローラ、ドラムモ
ータ、作像部、エラー表示ＬＥＤ、を制御するものであ
る。

第５図はマイクロコンピュータ（ＣＰ　Ｕ）のメインル
ーチンを示すものである。マイクロコンピュータ（ＣＰ
Ｕ）にリセットが掛かりプログラムがスタートすると、
ステップ（Ｓｌ）でランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）
のクリア、各種レジスタのイニシャライズ、及び各装置
を初期モードにするための初期設定を行う。次にステッ
プ（Ｓ２）でプリントキーがオンされたか否かを判断し
、オンされたとき以下に進む。

統いてステップ（Ｓ３）で以下に詳述する給紙のサブル
−チンをコールし、ステップ（Ｓ４）でプリント動作の
制御を実行する。プリント動作の制御に関する説明は周
知であり、その説明は省略する。

さらに、ステップ（Ｓ５）で排紙のサブルーチンをコー
ルし、排紙サブルーチンの終了を待って前記ステップ（
Ｓ２）に戻る。排紙のサブルーチンについてもフローチ
ャート及びその説明は省略する。

第６図はメインルーチンのステップ（Ｓ３）で実行され
る給紙サブルーチンを示し、その動作について７０−チ
ヤートＪこ基づき詳＃ｌＪこ説明する。

まず、ステップ（Ｋｌ）において、ドラム（１）を低速
で回転させ、給紙位置である第１図に示す回転位置にお
いて停止させ制動する。次にステップ（Ｋ２）において
先端クランプバー（２）をドラム（１）の周部方向に進
め、先端クランプバーの先端部２ａとドラム（１）が離
間した開放状態にする。そしてステップ（Ｋ３）におい
て給紙ローラ（６）を第１図中矢印（Ｒ１）方向（こ所
定時間回転駆動することにより、給紙カセット（１４）
からシート（Ｓ）が−枚送り出され、搬送用ガイド坂（
７）に沿って給紙用搬送ローラ対（８）まで搬送される
。シート（Ｓ）が給紙用搬送ローラ対（８）に至るとス
テップ（Ｋ４）でタイマをスタートさせる。このタイマ
はシート（Ｓ）の不良送りの検出に用いるタイマで、シ
ート（Ｓ）の先端が先端クランプバーに到達し、シート
（Ｓ）に形成されたループがループ検出センサ（５）を
オンするのに充分な時間がセットされている。つづいて
ステップ（Ｋ５）ｊこおいて給紙用搬送ローラ対（８）
によるシート（Ｓ）の搬送を開始させる。

それと同時に給紙ローラ（６）の駆動を停止し回転自在
とする。そして、給紙用搬送ローラ対（８）による回転
を開始してから第２図に示す状態までシート（Ｓ）が搬
送される所定の時間が経過すると、ステップ（Ｋ６）で
補助ローラ（１５）を回転させる。

次にステップ（Ｋ７）においては、ループ検出センサ（
５）によりシート（Ｓ）に所定の大きさのループが形成
されたか否かの検出を行う。所定の大きさのループが検
出されないとき、ステップ（Ｋ８）でタイマにセットさ
れた所定時間が終了したか否かを調べる。所定の大きさ
のループが検出されるか、タイマにセットされた特定時
間が終了するまでステップ（Ｋ７）とステップ（Ｋ８）
の動作を繰り返す。ステップ（Ｋ７）で所定の大きさの
ループが検出されることなく、且つステップ（Ｋ８）で
タイマにセットされた所定の時間が経過すると、ステッ
プ（Ｋ９）に進みシート（Ｓ）不良送りとして給紙搬送
系を停止させる。つづいて、ステップ（Ｋ　Ｉ　Ｏ）で
エラーを表示するもしくは警告音を鳴らすもしくはその
両方をする。

一方、上記所定時間内にステップ（Ｋ７）でループ検出
センサ（５）により所定の大きさのループが検出される
と、ステップ（Ｋｌｌ）に進み先端クランプバー（２）
を閉じることによりシート（Ｓ）の先端を挟持する。つ
づいてステップ（Ｋ１２）で給紙用搬送ローラ対（８）
、補助ローラ（１５）の駆動を停止させ回転自在とする
。次にステップ（Ｋ　ｌ　３）でドラム（１）はモータ
（Ｍ）による図中矢印（Ｒ１）方向に低速で回転される
。

回転が開始すると同時に図示しない駆動手段によりステ
ップ（Ｋ　ｌ　４）でシワ取り兼排紙ローラ（４）をド
ラム（１）に当接させる。そして、しわができないよう
にシート（Ｓ）はドラム（１）に巻付けられる。ドラム
（］）を所定回転させた後、ステップ（Ｋ　ｌ　５）に
おいて後端クランプバー（３）を周部軸方向に進退させ
シート（Ｓ）の後端を挟持し、シート（Ｓ）の巻付けを
完了する。

巻付けを完了した後、ステップ（Ｋ１６）においてシワ
取り兼分離ローラ（４）をドラム（１）から離し間隔を
持った状態で保持する。以上で給紙のサブルーチンを終
了し、メインルーチンのステップ（Ｓ）のプリント動作
に移る。

尚、本実施例では、アクチュエータ付センサを用いて検
出をおこなったが、光学的センサを用いてループの有無
を検出してもよい。また、より正確な検出を行うために
、センサの数をふやして検出をおこなってもかまわない
。

〈発明の効果〉 本発明は、シート巻付は装置のクランプにシー！・先端
を突き当ててさらに給紙手段でループができるまでシー
トを押すことにより、シート先端部で斜行矯正が行われ
る。従って、本発明のシート巻付は装置においては、送
り精度の細かな調整の必要なしに、シートのドラムへの
巻付けを確実に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１因は、本発明のシート巻付は装置を採用したインク
ジェットプリンタの概略断面図、第２図及び第３図は、
給紙動作を示す図、第４図は制御回路を示すブロック囚
、第５図はメインルーチン第６図は給紙サブルーチンを
示す７０−チャート図である。 （１）ニドラム、（２）：先端クランプバー（３）：後
端クランプバー （５）：ループ検出センサ、 （５ａ）：アクチュエータ、 （５ｂ）：フオトセンサ、（６）：給紙ローラ、（８）
：給紙用搬送ローラ対、 ：補助ローラ、 （１６）： ガイ （Ｓ）：シート。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転可能なドラムと、このドラムに一枚ずつシー
   トを給紙する給紙手段と、シートの先端をドラムとの間
   に挟持することによりシートを前記ドラムの同面上に保
   持する保持状態と開放状態に進退可能なクランプと、を
   備えたシート巻付け装置において、 ドラムが停止状態で、開放状態にあるクランプ向けて給
   紙し、シート先端がクランプに当接してもなお給送し続
   けることにより、給紙手段とクランプの間でループを形
   成させるべく、給紙手段を制御するループ形成手段と、 所定の大きさのループが形成されたことを検出する検出
   手段と、 該検出手段がループを検出するとクランプを開放状態か
   ら保持状態に変位させ、ドラムにシート巻付けるよう制
   御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするシート巻付け装置。
2. （２）前記クランプと前記給紙手段の間にループ形成補
   助部材として、ガイド及びローラを設けた特許請求の範
   囲第１項記載のシート巻付け装置。