JP2001002283A - インクジェットプリント装置 - Google Patents

インクジェットプリント装置

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JP2001002283A
JP2001002283A JP11179854A JP17985499A JP2001002283A JP 2001002283 A JP2001002283 A JP 2001002283A JP 11179854 A JP11179854 A JP 11179854A JP 17985499 A JP17985499 A JP 17985499A JP 2001002283 A JP2001002283 A JP 2001002283A
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Japan
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drum
paper
squeeze roller
diameter
roller
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JP11179854A
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English (en)
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Ryuji Tanno
龍司 丹野
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラムにペーパをシワや浮きがなくぴったり
と、コストを安く巻き付けることが出来るインクジェッ
トプリント装置を提供する。 【解決手段】 ドラムにペーパを圧着・圧着解除可能な
スクイズローラを設け、前記ドラムにペーパを巻き付け
て該ペーパにインクを吐出し、画像を記録するインクジ
ェットプリント装置において、前記ドラムとスクイズロ
ーラに該ドラムとスクイズローラのそれぞれを回転させ
る互いに噛み合うギアを設け、前記ドラム径をD1、前
記ドラムのギアピッチ円径をD2、前記スクイズローラ
径をd1、前記スクイズローラのギアピッチ円径をd2
したとき、下記式を満足させるように構成する。 D1/d1>D2/d2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムにペーパを
巻き付け、該ペーパにインクを吐出して画像を記録する
インクジェットプリント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリント装置のドラムに
ペーパを巻き付ける際に、ペーパがドラムに対してシワ
や浮きがなく、ぴったりと巻き付けられるように、圧着
・圧着解除可能なスクイズローラが設けられ、このスク
イズローラによりペーパはドラムに押し付けられ、巻き
付けられている。このようにしてペーパがドラムにぴっ
たりとシワや浮きがなく巻き付けられることにより、ド
ラムの回転に従ったインクジェットヘッドからのインク
の吐出により、ペーパ上に精確に画像を形成することが
出来ることになる。
【0003】このドラムへのペーパの巻き付けは、図1
で示すようにして行われている。
【0004】図1は、インクジェットプリント装置にお
けるドラムへのペーパの巻き付けを順次説明する図で、
(a)は先端チャック爪によるペーパ先端のドラムへの
固着を説明する図、(b)はドラムへのスクイズローラ
によるペーパの巻き付けを説明する図、(c)はドラム
へ巻き付けたペーパ終端の終端チャック爪によるドラム
への固着を説明する図である。
【0005】図1(a)において、2はドラムであり、
3はスクイズローラである。ドラム2には、ドラム2に
設けた図示穴に先端チャック爪21、終端チャック爪2
2が穴面に沿って図示せざる手段により矢印上下方向に
移動しうるように取り付けられている。又、スクイズロ
ーラ3は、回転軸311に軸支されてばね312により
反時計方向に回転付勢されるローラレバー31の先端に
取り付けられている。そして、図示の状態は、図示せざ
る手段によりローラレバー31が時計方向に若干回転
し、スクイズローラ3はドラム2から離れて先端チャッ
ク爪21、終端チャック爪22が、ドラム2の回転時に
スクイズローラ3と干渉しないようにしてある。
【0006】図示の状態において、図示せざるペーパカ
セットからペーパ11が矢印方向に送られてくると、ド
ラム2は時計方向の矢印方向に回転するようになってい
る。先端チャック爪21のドラム2から出ている部分
は、ドラム2との間に若干の隙間があるので、この隙間
にペーパ11の先端は挿入される。そして、ペーパ11
の先端の前記隙間への挿入にタイミングを合わせて、先
端チャック爪21はドラム2の中心側に図示せざる手段
により移動するようになっていて、従ってペーパ11の
先端はドラム2と先端チャック爪21とにより挟み込ま
れ、ドラム2に固着されることになる。
【0007】ペーパ11の先端がドラム2に固着される
と、図1(b)において、今度はドラム2は逆方向の反
時計矢印方向に回転する。ドラム2の先端チャック爪2
1によるペーパ11の固着箇所がスクイズローラ3の横
を通過すると、図示せざる手段によりスクイズローラ3
はペーパ11の上からドラム2を押圧することになる。
そしてドラム2がこのようにして反時計矢印方向に回転
することにより、ペーパ11はドラム2に巻き付けられ
ることになる。
【0008】図1(c)において、ペーパ11の終端
は、スクイズローラ3によりペーパ11がドラム2に押
圧されてドラム2に巻き付けられると、終端チャック爪
22とドラム2との隙間にペーパ11の終端が入り込
む。このときに終端チャック爪22をドラム2の中心側
の矢印方向に図示せざる手段により移動させることによ
り、ペーパ11の終端はドラム2に固着されることにな
る。この位置はスクイズローラ3がペーパ11をドラム
2に押圧する最終の位置であるので、ペーパ11はドラ
ム2の円筒面全域に亘ってドラム2に、巻き付けられる
ことになる。
【0009】このようにしてペーパはドラムに巻き付け
られるが、このペーパのドラムへの巻き付けに際して、
ドラムを回転駆動させてスクイズローラは回転駆動なし
のフリースクイズローラとしたり、スクイズローラを回
転駆動させることによりドラムにペーパを巻き付け、こ
の巻き付けによりドラムを回転させるようにしたり、又
ドラムとスクイズローラのそれぞれを独立して回転駆動
するようにして、ペーパをドラムに巻き付けたりしてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、スクイ
ズローラが回転駆動なしにフリースクイズローラとした
場合は、ローラがフリーのため、ペーパをドラムに張力
を与えて巻き付けることが充分には出来ない。従ってペ
ーパにカールがあったり、コシが強かったりすると、そ
れだけペーパをドラムに張力を与えて巻き付けることが
不充分となることになる。又、スクイズローラを回転駆
動させることによりドラムにペーパを巻き付けて、ドラ
ムを回転させるようにすると、ペーパ材質、厚さ、面積
によりスリップ等が発生し、ペーパのドラムへの巻き付
けがやはり不充分となる。即ち、何れの場合もペーパを
ドラムにぴったりと、シワや浮きがなく巻き付けるには
必ずしも充分ではなかった。
【0011】又、ドラムとスクイズローラのそれぞれを
回転駆動するようにしても、コストの面で課題があっ
た。
【0012】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものである。即ち、ドラムにペーパをシワや浮きが
なくぴったりと、コストを安く巻き付けることが出来る
インクジェットプリント装置を提供することを目的とし
たものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成を採ることによって達成される。
【0014】即ち、ドラムにペーパを圧着・圧着解除可
能なスクイズローラを設け、前記ドラムにペーパを巻き
付けて該ペーパにインクを吐出し、画像を記録するイン
クジェットプリント装置において、前記ドラムとスクイ
ズローラに該ドラムとスクイズローラのそれぞれを回転
させる互いに噛み合うギアを設け、前記ドラム径を
、前記ドラムのギアピッチ円径をD2、前記スクイ
ズローラ径をd1、前記スクイズローラのギアピッチ円
径をd2としたとき、下記式を満足させるように構成す
る。
【0015】D1/d1>D2/d2 又、ドラムにペーパを圧着・圧着解除可能なスクイズロ
ーラを設け、前記ドラムにペーパを巻き付けて該ペーパ
にインクを吐出し、画像を記録するインクジェットプリ
ント装置において、前記ドラムとスクイズローラに該ド
ラムとスクイズローラのそれぞれを回転させる互いにベ
ルトのたすき掛けにより回転するプーリを設け、前記ド
ラム径をD1、前記ドラムのプーリ径をP2、前記スクイ
ズローラ径をd1、前記スクイズローラのプーリ径をp2
としたとき、下記式を満足させるように構成する。
【0016】D1/d1>P2/p2
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明のインクジェットプ
リント装置について、その実施の形態を説明するが、そ
の前に本発明が適用されるインクジェットプリント装置
の概要について、ここで図2により説明する。
【0018】インクジェットプリント装置は、原稿画像
データに基づいて記録紙であるペーパの画像記録面に、
インク滴を吐出して画像を記録するプリント記録装置で
あり、図2はこのインクジェットプリント装置の概略断
面図である。
【0019】図2において、4はペーパカセットで、画
像記録面が上になるようにペーパ11を堆積して収容す
るものである。ペーパカセット4の底には堆積したペー
パを底から支える図示せざる可動底板が設けられてお
り、この可動底板が同じく図示せざるばね部材により上
方に付勢されていて、後述する給送ローラ41に最上の
ペーパ11が当たるようになっている。
【0020】本インクジェットプリント装置は、ペーパ
給送部がペーパカセット4からペーパ11を1枚ずつ取
り出し、ドラム2に供給してドラム2に巻き付け、ドラ
ム2がペーパ11を固定的に保持し、ドラム2により固
定的に保持されて回転するペーパ11の画像記録面に、
インクジェットヘッド12が原稿画像データに基づい
て、インク滴を吐出することにより画像を記録し、画像
を記録したペーパ11をペーパ排出部が排出トレイ5に
排出するものである。ドラム2はドラム回転軸が水平に
なるように配置されており、ドラム2の両端に固設され
たドラム軸がドラム2を回転させる精密な構造部に回転
自在に保持されていて、ドラム軸を中心にドラム2を回
転させることになる。
【0021】ペーパ排出部は、ドラム2で画像を記録さ
れたペーパ11をドラム2から分離して排出するための
排出ガイド53と、ドラム2の側方に設けられた排出ト
レイ5である排出バット上51、排出バット下52とを
有し、ドラム2で画像を記録されたペーパ11を排出バ
ット上51、排出バット下52に排出する。
【0022】ペーパ給送部は、ペーパカセット4の一部
がドラム2の鉛直下方に、ペーパカセット4の他の一部
が排出トレイ5である排出バット上51、排出バット下
52の鉛直下方に位置するように、ペーパカセット4が
セットされていて、ペーパカセット4からペーパ11を
ドラム2に供給する。これにより、ペーパカセット4の
一部がドラム2と水平方向に位置が重なるように配置さ
れるので、設置面積を小さくでき、又ドラム2の水平方
向の位置に対して、排出トレイ5と同じ側にペーパカセ
ット4が位置するので、排出トレイ5とペーパカセット
4と同じ側からメンテナンスできる。又、これにより、
プリント装置の両側方及び奥側にスペースが無い所に設
置でき、設置場所の制約が少ない。
【0023】ペーパ給送部には、ペーパカセット4の最
上方に堆積されたペーパ11を1枚のみを摩擦力の差に
よりさばきながら給送する給送ローラ41と、ペーパ1
1を挟んで搬送する第1搬送ローラ対42と、ペーパ1
1の画像記録面と反対側の裏面を案内する第1供給ガイ
ド43と、ペーパ11を挟んで搬送する第2搬送ローラ
対44と、ペーパ11の画像記録面と反対側の裏面を案
内する第2供給ガイド45とが設けられており、ペーパ
カセット4からドラム2まで、ペーパ11を上下反転さ
せながら搬送して供給する。これにより、ペーパカセッ
ト4からドラム2まで、画像記録面を擦らずにペーパ1
1を安定的に供給できる。
【0024】排出トレイ5の排出バット上51、排出バ
ット下52は、固定された排出バット上51と、矢印で
示す方向にスライド可能な排出バット下52とを有す
る。そして、排出バット下52が作業者によりスライド
されて引き出された状態で、排出バット上51、排出バ
ット下52は、排出されたペーパ11を収容する。これ
により、作業者は排出されたペーパ11を取り出しやす
い。そして、ペーパカセット4を交換する際は、作業者
は排出バット下52を押し込み、ペーパカセット4を交
換するので、簡単にペーパカセット4を交換することが
できる。これにより、作業者はペーパカセット4を簡単
に取り替えることができる。
【0025】又、排出バット上51、排出バット下52
は、その収容面がドラム2側が高くなるように傾けて設
けられており、排出されたペーパ11を傾けて収容する
ものである。これにより、排出トレイ5の水平方向に占
める面積が小さくてすみ、設置面積を小さくできる。
【0026】そして、インクジェットヘッド12のドラ
ム2の回転軸と平行方向の移動と、回転するドラム2に
固定的に保持されたペーパ11の記録面への原稿画像デ
ータによるインク滴の吐出により画像を形成記録する。
【0027】次に、図3〜図5により本発明のインクジ
ェットプリント装置の実施の形態を詳細に説明するが、
本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるもので
はない。
【0028】図3は、ドラムとスクイズローラの回転駆
動を説明する平面図である。図4は、スクイズローラの
他の形状等を説明する図で、(a)は径の太い箇所と細
い箇所が一定の間隔をへだてて連続してつながった形状
のスクイズローラで、このようなローラの場合に適用さ
れるチャック爪を説明する図、(b)はこのチャック爪
のドラム部上での斜視図、(c)はクラウンローラのス
クイズローラを示す図である。図5は、ドラムとスクイ
ズローラの別の回転駆動を説明する図である。
【0029】図3において、この図は前述のようにドラ
ムとスクイズローラの回転駆動を説明する平面図で、ド
ラムとスクイズローラの回転軸を含む面を水平にした状
態での平面図であるが、更にこの図はドラムとスクイズ
ローラのドラム径、ローラ径、及びドラムとスクイズロ
ーラに設けられる互いに噛み合うギアのピッチ円径を説
明する図でもある。
【0030】即ち、ドラム2とスクイズローラ3に、ド
ラム2とスクイズローラ3のそれぞれを回転させる互い
に噛み合うドラムギア23、ローラギア32を設け、ド
ラム2のドラム径をD1、ドラム2のドラムギア23の
ギアピッチ円径をD2、スクイズローラ3のローラ径を
1、スクイズローラ3のローラギア32のギアピッチ
円径をd2としたとき、本実施の形態においては下記の
式を満足させるように構成されている。
【0031】D1/d1>D2/d2 具体的には、例えばD1=191mm,d1=23mm,
2=190mm,d2=24mmとすると、191/2
3=8.304,190/24=7.917で、即ち
8.304>7.917であり、上記式を満足させてい
る。
【0032】そしてこの条件式は何を表しているかとい
うと、即ちドラム2とスクイズローラ3の径の比が、ド
ラムギア23とローラギア32のギアピッチ円径の比よ
り大きいということは、両ギアが噛み合っているので、
ドラム2の周速の方がスクイズローラ3の周速より早い
ということを表していることになる。
【0033】このように上記式を満足させることによ
り、ドラム2の周速をスクイズローラ3の周速より早く
することが出来る。従ってペーパ11の表面は、スクイ
ズローラ3によりペーパ11の回転方向の動きを押さえ
るように作用することになるので、ドラム2にペーパ1
1はぴったりとシワや浮きがなく巻き付けられることに
なる。
【0034】尚この際、ドラム2と該ドラム2に設けら
れたドラムギア23との間、又はスクイズローラ3と該
スクイズローラ3に設けられたローラギア32との間、
又はドラム2とドラムギア23、スクイズローラ3とロ
ーラギア32の2つのそれぞれの間の両方に同時に、ド
ラム2に巻き付けたペーパ11が破けるトルク以上の負
荷が加わった場合には、それぞれの間が滑るように働く
トルクリミッタが設けられている。従って、ペーパ11
は破れることなくペーパ11がドラム2にぴったりと巻
き付けられることになる。
【0035】又、ドラム2の回転駆動は、図示のように
駆動源のモータ7の駆動トルクが、モータ7の軸のプー
リ63、スクイズローラ3の軸のプーリ64の間に張架
されたベルト62を介してスクイズローラ3のローラギ
ア32を回転駆動し、次いでこのローラギア32と噛み
合うドラム2のドラムギア23を回転駆動するように構
成されている。このように構成することにより、回転駆
動のトルクがトルクの小さい小ピッチ円径のローラギア
32の方から、トルクの大きい大ピッチ円径のドラムギ
ア23の方に伝達され、従って無理のないトルク伝達と
なっている。
【0036】このようにして、簡単の構成によりコスト
を安く、ドラムにペーパをぴったりとシワや浮きがなく
巻き付けることが出来るインクジェットプリント装置が
提供可能となっている。
【0037】図4は、前述のようにスクイズローラの他
の形状等を説明する図であるが、(a)に示す径の太い
箇所と細い箇所が一定の間隔をへだてて連続してつなが
った形状のスクイズローラ30は、このようなスクイズ
ローラ30を使用することにより、先端チャック爪、終
端チャック爪の爪部を、(b)にも示すようにスクイズ
ローラ30の径の細い個所は、チャック爪の形状を突出
させた形状の先端分割チャック爪211、終端分割チャ
ック爪221とすることにより、ペーパを容易に固着し
やすくすることが出来る。即ち、スクイズローラ30の
径が細い箇所は、細い分だけ先端分割チャック爪21
1、終端分割チャック爪221の大きさも大きくし、且
つ突出しても、スクイズローラ30に接触する恐れが無
いので、余裕をもってペーパ11をこれらのチャック爪
211,221で押さえることが出来るようにすること
が出来る。
【0038】又、(c)に示すクラウンローラのスクイ
ズローラ300を使用することにより、スクイズローラ
300の回転軸と平行方向のペーパ11に生ずるシワ、
むらの発生を少なくすることが出来るので好ましい。
【0039】図5は、前述のようにドラムとスクイズロ
ーラの別の回転駆動を説明する図であるが、本実施の形
態ではドラム2とスクイズローラ3とを、ベルトで回転
駆動するようにしたものである。即ち、ドラム2のドラ
ムプーリ24とスクイズローラ3のローラプーリ33と
の間に、幅の狭いベルト61をたすき掛けに掛けたもの
であるが、ベルトを2点鎖線のように延ばし、ベルトの
途中にばね611の張力によるテンションプーリ6を設
け、ベルト61のたるみを吸収するようにしてもよい。
【0040】そして、ドラム2とスクイズローラ3に、
該ドラム2とスクイズローラ3のそれぞれを回転させる
ドラムプーリ24、ローラプーリ33を設け、ドラム2
のドラム径をD1、ドラムプーリ24のプーリ径をP2
スクイズローラ3のローラ径をd1、ローラプーリ33
のプーリ径をp2としたとき、下記式を満足させるよう
に構成する。
【0041】D1/d1>P2/p2 具体的には、例えばD1=110mm,d1=10mm,
2=50mm,p2=5mmとすると、110/10=
11,50/5=10で、即ち11>10であり、上記
式を満足させている。
【0042】そしてこの条件式は前述のギア場合と同様
に、条件式を満足させるように構成すればドラム2の周
速の方がスクイズローラ3の周速より早いということを
表していることになり、このように上記式を満足させる
ことにより、ドラム2の周速をスクイズローラ3の周速
より早くすることが出来る。
【0043】又ベルト61によるドラム2とスクイズロ
ーラ3の回転駆動を行うこのような構成とすることによ
り、ドラム2、スクイズローラ3に設けるドラムプーリ
24、ローラプーリ33の径を任意の径とすることによ
り、ドラム2とスクイズローラ3の周速の差を任意なも
のとすることが容易に可能となり、ペーパのドラムへの
巻き付けを容易なものにすることになる。
【0044】この場合、ベルトをたすき状にドラムプー
リ24、ローラプーリ33間に張架する関係で幅の狭い
ベルトを使用しているが、ひもベルト、ベルトの両面に
歯を設けた幅の狭い歯付きベルトでもよい。
【0045】そして、このようにしてペーパをドラムに
ぴったりと、シワや浮きを生じることなく巻き付けるこ
とを可能とするコストが安いインクジェットプリント装
置が提供できることになる。
【0046】
【発明の効果】本発明により、ペーパをドラムにぴった
りと、シワや浮きを生じることなく巻き付けることを可
能とするコストが安いインクジェットプリント装置が提
供できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインクジェットプリント装置でのドラム
へのペーパの巻き付けを説明する図である。
【図2】インクジェットプリント装置の概略断面図であ
る。
【図3】本実施の形態のドラムとスクイズローラの回転
駆動を説明する平面図である。
【図4】スクイズローラの他の形状等を説明する図であ
る。
【図5】ドラムとスクイズローラの別の回転駆動を説明
する図である。
【符号の説明】 1 インクジェットプリント装置 11 ペーパ 2 ドラム 23 ドラムギア 24 ドラムプーリ 3 スクイズローラ 32 ローラギア 33 ローラプーリ D1 ドラム径 D2 ドラムのギアピッチ円径 d1 スクイズローラのローラ径 d2 スクイズローラのギアピッチ円径 P2 ドラムのプーリ径 p2 スクイズローラのプーリ径

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムにペーパを圧着・圧着解除可能な
    スクイズローラを設け、前記ドラムにペーパを巻き付け
    て該ペーパにインクを吐出し、画像を記録するインクジ
    ェットプリント装置において、前記ドラムとスクイズロ
    ーラに該ドラムとスクイズローラのそれぞれを回転させ
    る互いに噛み合うギアを設け、前記ドラム径をD1、前
    記ドラムのギアピッチ円径をD2、前記スクイズローラ
    径をd1、前記スクイズローラのギアピッチ円径をd2
    したとき、下記式を満足させることを特徴とするインク
    ジェットプリント装置。 D1/d1>D2/d2
  2. 【請求項2】 前記ドラムと該ドラムに設けられたギア
    との間、又はスクイズローラと該スクイズローラに設け
    られたギアとの間、又は前記2つのそれぞれの間の両方
    に同時に、所定のトルク以上の負荷が加わった場合には
    それぞれの間が滑るトルクリミッタを設けたことを特徴
    とする請求項1に記載のインクジェットプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記トルクリミッタが働く所定のトルク
    は、前記ドラムに巻き付けたペーパが破れるトルクであ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェ
    ットプリント装置。
  4. 【請求項4】 ドラムにペーパを圧着・圧着解除可能な
    スクイズローラを設け、前記ドラムにペーパを巻き付け
    て該ペーパにインクを吐出し、画像を記録するインクジ
    ェットプリント装置において、前記ドラムとスクイズロ
    ーラに該ドラムとスクイズローラのそれぞれを回転させ
    る互いにベルトのたすき掛けにより回転するプーリを設
    け、前記ドラム径をD1、前記ドラムのプーリ径をP2
    前記スクイズローラ径をd1、前記スクイズローラのプ
    ーリ径をp2としたとき、下記式を満足させることを特
    徴とするインクジェットプリント装置。 D1/d1>P2/p
  5. 【請求項5】 前記ドラムと該ドラムに設けられたプー
    リとの間、又はスクイズローラと該スクイズローラに設
    けられたプーリとの間、又は前記2つのそれぞれの間の
    両方に同時に、所定のトルク以上の負荷が加わった場合
    にはそれぞれの間が滑るトルクリミッタを設けたことを
    特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリント装
    置。
  6. 【請求項6】 前記トルクリミッタが働く所定のトルク
    は、前記ドラムに巻き付けたペーパが破れるトルクであ
    ることを特徴とする請求項4又は5に記載のインクジェ
    ットプリント装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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