JPWO2010038697A1 - フィルム剥離方法、光学フィルムの製造方法、フィルム剥離機構及び光学フィルム製造装置 - Google Patents

フィルム剥離方法、光学フィルムの製造方法、フィルム剥離機構及び光学フィルム製造装置 Download PDF

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Abstract

粘着剤層の一方の側に軽剥離フィルムが、他方の側に重剥離フィルムが積層されてなる基材レス両面粘着シートから軽剥離フィルムを連続的に剥離するフィルム剥離方法であって、基材レス両面粘着シートに当てた1つ以上の搬送転向ロールに沿って軽剥離フィルムの搬送方向及び/又は剥離後の基材レス両面粘着シートの搬送方向を変えつつ、基材レス両面粘着シートの搬送転向ロールと接触している部分より軽剥離フィルムを剥離し、かつ、軽剥離フィルムの剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までの角度(θ1)が28度以上であるフィルム剥離方法により、基材レス両面粘着シートから軽剥離フィルムを剥離する際に、安定な剥離及び転着の抑制を実現するフィルム剥離方法を提供する。

Description

本発明は、基材レス両面粘着シートの剥離方法、光学フィルムの製造方法、フィルム剥離機構及び光学フィルム製造装置に関する。さらに詳しくは、軽剥離フィルムと粘着剤層、重剥離フィルムと粘着剤層との剥離力に差がつけられた基材レス両面粘着シートから軽剥離フィルムを剥離する際に、軽剥離フィルムへの粘着剤の転着を抑制し得るフィルム剥離方法及びこのフィルム剥離方法を利用した光学フィルムの製造方法に関する。
粘着剤層に、剥離力の異なる軽剥離フィルム及び重剥離フィルムを有する基材レス両面粘着シートの大きな問題として、軽剥離フィルムを剥離する際に、安定した剥離が行えず、粘着剤面に荒れが生じたり、軽剥離フィルムへの粘着剤の転着の発生が挙げられる。転着を抑制するために、重剥離フィルムの剥離力と軽剥離フィルムの剥離力との差を大きくする方法等が検討されているが、完全な転着の抑制に至っていない。
また、特許文献1には、液晶表示パネル等の被着体から粘着フィルムを剥離する際に、粘着フィルムの一部を引き剥がし、その引き剥がされた部分を挟み込んで一定回転させながら粘着フィルムを巻き取って剥離することで、剥離速度が一定となり、接着面に縞模様等が発生しない粘着フィルム剥離方法が開示されており、さらに、引用文献2には、光学部材を剥離する際に、剥離用シートを貼り合わせた上で、剥離用シートとともに光学部材を剥離することで、相手部材に損傷を与えない剥離方法が開示されているが、基材レス両面粘着シートから軽剥離フィルムを連続的に剥離する方法については、機械面での議論も十分にされておらず、安定な剥離を実現するフィルム剥離方法は知られていない。
特開平8−292433号公報 特開2002−40259号公報
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、基材レス両面粘着シートから軽剥離フィルムを剥離する際に、安定な剥離及び転着の抑制を実現するフィルム剥離方法を提供することを課題とするものである。
上記の目的を達成するため、本発明者らは鋭意検討した結果、基材レス両面粘着シートに1つ以上の搬送転向ロールを当て、特定の角度で軽剥離フィルムを剥離することで、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、
1.粘着剤層の一方の側に軽剥離フィルムが、他方の側に重剥離フィルムが積層されてなる基材レス両面粘着シートから軽剥離フィルムを連続的に剥離するフィルム剥離方法であって、基材レス両面粘着シートに当てた1つ以上の搬送転向ロールに沿って軽剥離フィルムの搬送方向及び/又は剥離後の基材レス両面粘着シートの搬送方向を変えつつ、基材レス両面粘着シートの搬送転向ロールと接触している部分より軽剥離フィルムを剥離し、かつ、軽剥離フィルムの剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までの角度(θ1)が28度以上であるフィルム剥離方法、
2.前記基材レス両面粘着シートの重剥離フィルム側に当てた搬送転向ロールに沿って剥離後の基材レス両面粘着シートの搬送方向を該搬送転向ロール側に変え、剥離前の基材レス両面粘着シートの搬送方向の延長方向から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までがなす角度(θ2)を0度超180度以下とする上記1記載のフィルム剥離方法、
3.前記θ1とθ2とが同一の角度である上記2に記載のフィルム剥離方法、
4.前記基材レス両面粘着シートの搬送速度が1〜50m/分である上記1記載のフィルム剥離方法、
5.前記搬送転向ロールのロール径が、前記粘着剤層の膜厚の2×102〜6×104倍である上記1記載のフィルム剥離方法、
6.上記1記載のフィルム剥離方法によって基材レス両面粘着シートより軽剥離フィルムを剥離し、得られた剥離後の基材レス両面粘着シートの粘着剤層面に、光学用フィルムを貼付することを特徴とする粘着剤層付き光学フィルムの製造方法、
7.上記1記載のフィルム剥離方法に用いるフィルム剥離機構であって、基材レス両面粘着シートに当てた1つ以上の搬送転向ロールと、剥離された軽剥離フィルムを搬送する搬送ロールAと、剥離後の基材レス両面粘着シートを搬送する搬送ロールBとを有し、搬送転向ロール及び搬送ロールAに接する平面と、搬送転向ロール及び搬送ロールBに接する平面とのなす角度が28度以上であるフィルム剥離機構、
8.さらに搬送転向ロールに基材レス両面粘着シートを搬送する搬送ロールCを有し、搬送転向ロール及び搬送ロールCに接する平面と、搬送転向ロール及び搬送ロールBに接する平面とのなす角度が0度超である上記7記載のフィルム剥離機構、及び
9.上記6に記載の粘着剤層付き光学フィルムの製造方法に用いる光学フィルム製造装置であって、剥離後の基材レス両面粘着シートの粘着剤層面に、光学用フィルムを貼合する貼合機構、及び、上記7記載のフィルム剥離機構を有する光学フィルム製造装置、
を提供する。
本発明によれば、基材レス両面粘着シートから軽剥離フィルムを剥離する際に、安定な剥離及び粘着剤の転着の抑制を実現することができる。
基材レス両面粘着シートから軽剥離フィルムが剥離される様子を示す側面図である。 (a)実施例1におけるフィルム剥離工程を示す側面図である。(b)実施例5におけるフィルム剥離工程を示す側面図である。 軽剥離フィルムの搬送方向(a)、剥離後の基材レス両面粘着シートの搬送方向(b)及び剥離前の基材レス両面粘着シートの搬送方向(c)がそれぞれ異なるフィルム剥離工程を示す側面図である。 本発明のフィルム剥離機構の一態様を示す側面図である。 本発明の光学フィルム製造装置の一態様を示す側面図である。
1:基材レス両面粘着シート
2:粘着剤層
3:軽剥離フィルム
4:重剥離フィルム
5:搬送転向ロール
6:剥離後の基材レス両面粘着シート
7:搬送ロールA
8:搬送ロールB
9:搬送ロールC
10:貼合機構
11:フィルム剥離機構
12:光学フィルム製造装置
13:表面活性化処理機構
14:光学用フィルム
a:軽剥離フィルムの搬送方向
b:剥離後の基材レス両面粘着シートの搬送方向
c:剥離前の基材レス両面粘着シートの搬送方向
d:剥離前の基材レス両面粘着シートの搬送方向の延長方向
θ1:軽剥離フィルムの剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までの角度
θ2:剥離前の基材レス両面粘着シートの搬送方向の延長方向から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までがなす角度
本発明のフィルム剥離方法は、粘着剤層の一方の側に軽剥離フィルムが、他方の側に重剥離フィルムが積層されてなる基材レス両面粘着シートから軽剥離フィルムを連続的に剥離するフィルム剥離方法であって、基材レス両面粘着シートに当てた1つ以上の搬送転向ロールに沿って軽剥離フィルムの搬送方向及び/又は剥離後の基材レス両面粘着シートの搬送方向を変えつつ、基材レス両面粘着シートの搬送転向ロールと接触している部分より軽剥離フィルムを剥離し、かつ、軽剥離フィルムの剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までの角度(θ1)が28度以上であることを特徴とする。
ここで、剥離後の基材レス両面粘着シートとは、本発明のフィルム剥離方法により軽剥離フィルムが剥離された状態、すなわち粘着剤層と重剥離フィルムが積層された状態の基材レス両面粘着シートを示す。
図1は、本発明のフィルム剥離方法の一態様において、基材レス両面粘着シート1から軽剥離フィルム3が剥離される様子を示す側面図である。図1に示すように、基材レス両面粘着シート1は、粘着剤層2の一方の面に軽剥離フィルム3が、さらに、他方の面に重剥離フィルム4が積層されたものである。上記剥離によって、基材レス両面粘着シート1からは軽剥離フィルム3のみが剥離され、粘着剤層2及び重剥離フィルム4は積層された状態のまま搬送される。
次に、粘着剤層2について詳細に説明する。基材レス両面粘着シート1において、粘着剤層2は、図1に示すように、一方の面に軽剥離フィルム3が、他方の面に重剥離フィルム4が積層されたものであり、各剥離フィルムを剥離することにより、被着体に貼着可能となっている。粘着剤層2に用いられる粘着剤としては、例えば、アクリル系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が挙げられる。例えば、粘着剤がアクリル系粘着剤である場合、粘着性を与える主モノマー成分、接着性や凝集力を与えるコモノマー成分、架橋点や接着性改良のための官能基含有モノマー成分を主とする重合体または共重合体から構成することができる。主モノマー成分としては、例えば、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸メトキシエチル等のアクリル酸アルキルエステルや、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル等のメタクリル酸アルキルエステル等が挙げられる。コモノマー成分としては、例えば、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル等が挙げられる。官能基含有モノマー成分としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等のカルボキシル基含有モノマーや、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、N−メチロールアクリルアミド等のヒドロキシル基含有モノマー、アクリルアミド、メタクリルアミド、メタクリル酸グリシジル、N−ビニルモルフォリン、N−アリルモルフォリン、N−(メタ)アクリロイルモルフォリンなどが挙げられる。これらの各成分を含むことにより、粘着剤層の粘着力、凝集力が向上する。
また、このようなアクリル系樹脂は、通常、分子中に不飽和結合を有しないため、光や酸素に対する安定性の向上を図ることができる。さらに、モノマーの種類や分子量を適宜選択することにより、用途に応じた品質、特性を備える粘着剤組成物を得ることができる。このような粘着剤組成物には、架橋処理を施す架橋型および架橋処理を施さない非架橋型のいずれのものを用いてもよい。
また、本発明に用いられる粘着剤組成物中には、必要に応じて、酸化防止剤、可塑剤、粘着付与剤、安定剤等の各種添加剤が含まれていてもよい。粘着剤層2の平均厚さは、特に限定されないが、5〜200μmであるのが好ましく、10〜100μmであるのがより好ましい。
また、使用できる粘着剤の弾性率は、通常、1×105〜1×107Pa程度であり、1×105〜106Paであると好ましい。
基材レス両面粘着シート1は、先に剥離される軽剥離フィルム3と、粘着剤層2を被着体に貼付した後に剥離される重剥離フィルム4とを備え、軽剥離フィルム3の粘着剤層2に対する剥離力は、適宜剥離剤層を設けるなどして、重剥離フィルム4の粘着剤層2に対する剥離力よりも所定量小さいものとする。軽剥離フィルム3の粘着剤層2に対する剥離力は、1〜150mN/25mmであるのが好ましく、10〜100mN/25mmであるのがより好ましい。一方、重剥離フィルム4の粘着剤層2に対する剥離力は、50〜200mN/25mmであるのが好ましく、70〜150mN/25mmであるのがより好ましい。また、軽剥離フィルム3の剥離力に対して、重剥離フィルム4の剥離力が1.2倍以上、好ましくは1.4倍以上の剥離力を有していると、軽剥離フィルム3を剥離する際に、粘着剤が軽剥離フィルム側に転着しにくくなる点で好ましい。
軽剥離フィルム3及び重剥離フィルム4の具体例としては、剥離シート基材に剥離剤層が形成された構造を有するものが挙げられる。剥離シート基材の材質は、特に限定されるわけではないが、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム等のポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルムやポリメチルペンテンフィルム等のポリオレフィンフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスチックフィルム、アルミニウム、ステンレス等の金属箔、グラシン紙、上質紙、コート紙、含浸紙、合成紙等の紙等で構成されている。剥離シート基材としてプラスチックフィルムを用いる場合には、プラスチックフィルムと剥離剤層との密着性を向上させるなどの目的で、所望により、該プラスチックフィルムの剥離剤層が設けられる側の面に、酸化法や凹凸化法などの物理的又は化学的表面処理を施すことができる。上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線照射処理などが挙げられ、また、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶媒処理法などが挙げられる。これらの表面処理法は、剥離シート基材の種類に応じて適宜選ばれるが、一般にはコロナ放電処理法が、効果及び操作性などの面から、好ましく用いられる。また、プライマー処理を施すこともできる。
軽剥離フィルム3及び重剥離フィルム4の平均厚さは、特に限定されないが、10〜200μmであるのが好ましく、15〜100μmであるのがより好ましい。
本発明のフィルム剥離方法においては、図2(a)に示すように、基材レス両面粘着シート1の重剥離フィルム4側に当てた搬送転向ロール5に沿って剥離後の基材レス両面粘着シート6の搬送方向を重剥離フィルム方向に変えてもよく、図2(b)に示すように、基材レス両面粘着シート1の軽剥離フィルム3側に当てた搬送転向ロール5に沿って軽剥離フィルム3の搬送方向を粘着剤層の反対方向に変えてもよく、あるいは、図3に示すように、2つ以上の搬送転向ロール5を用いて、剥離後の基材レス両面粘着シート6と軽剥離フィルム3の両方の搬送方向をそれぞれ変えてもよい。この搬送転向ロールを設けることにより、基材レス両面粘着シートの剥離位置、剥離角度、剥離速度を一定にすることができる。
本発明のフィルム剥離方法においては、軽剥離フィルム3の剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シート6の剥離面までの角度(θ1)が28度以上であり、好ましくは28〜95度であり、より好ましくは28〜75度である。上記角度(θ1)を28度未満に設定すると、搬送転向ロール5を、基材レス両面粘着シート1より軽剥離フィルム3が剥離しないまま通過し、その後任意の位置で剥離するため、剥離位置が一定しない。それに伴い剥離角度と剥離速度も一定しない状態になってしまうため、搬送転向ロール5に接触する部分において安定な剥離を行うことができず、粘着剤層の表面の一部が軽剥離フィルム3側に引っ張られる糸引き現象が起こりやすくなり、重剥離フィルム4側にその粘着剤が引き戻されることにより剥離後の粘着剤表面に荒れが発生しやすくなる。また、上記角度(θ1)が95度を超える場合、剥離時に粘着剤が大きく伸ばされることにより、粘着剤の種類によっては、粘着剤層全面に渡って表面の荒れが発生しやすくなる。
上記角度(θ1)とは、より具体的には、剥離機構を基材レス両面粘着シート1の垂直方向(TD)から見たとき、剥離後の軽剥離フィルム3が搬送転向ロール5を通過して次の搬送ロールに接するまでの直線部分の剥離側から、基材レス両面粘着シート6が搬送転向ロール5を通過して次の搬送ロールに接するまでの直線部分の剥離側までがなす角度である。
また、本発明のフィルム剥離方法においては、基材レス両面粘着シート1の重剥離フィルム4側に当てた搬送転向ロール5に沿って、これを起点に剥離後の基材レス両面粘着シート6の搬送方向(b)を搬送転向ロール5側に変え、剥離前の基材レス両面粘着シート1の搬送方向(c)の延長方向から剥離後の基材レス両面粘着シート6の剥離面までがなす角度(θ2)を0度超とすることが好ましく、28度超とすることがより好ましく、28〜90度とすることがさらに好ましく、28〜75度とすることが特に好ましい。また、θ2は、θ1−10度〜θ1+10度であると好ましく、θ1−5度〜θ1+5度であるとより好ましく、θ1と同一の角度であること、すなわち剥離前後で、剥離後の基材レス両面粘着シートのみ搬送方向が変わり、剥離後の軽剥離フィルム搬送方向は搬送方向が変わらないことが最も好ましい。これらを満たすことにより剥離時において、粘着剤層2が伸びて変形するため、軽剥離フィルム3と粘着剤層2との界面でより大きなせん断力が働き、剥離し易くなるため、粘着剤が軽剥離フィルム3に転着しにくくなる。尚、上記θ2は、常に180度以下の角度である。
上記角度(θ2)とは、より具体的には、剥離機構を基材レス両面粘着シート1の垂直方向(TD)から見たとき、剥離前の基材レス両面粘着シート1の搬送方向の延長方向から、剥離後の基材レス両面粘着シート6が搬送転向ロール5を通過して次の搬送ロールに接するまでの直線部分の剥離側までがなす角度である。
搬送転向ロール5の径は、粘着剤層2と重剥離フィルム4とを安定して剥離するためには小さい方が好ましい。基材レス両面粘着テープの粘着剤は、剥離の開始時に両側の剥離フィルムから伸ばされて、最終的に重剥離フィルム4側に粘着剤が残る。搬送転向ロール5の径が大きい程、その際に粘着剤が伸ばされる時間が長くなり、粘着剤の変形が残りやすくなる。但し、搬送転向ロール5の径が小さすぎると、特に厚手等の剛性の高い剥離フィルムを用いた基材レス両面粘着シート1の場合、搬送転向ロール5の曲面に追従できなくなる可能性がある。具体的には、搬送転向ロール5の径は通常、粘着剤層2の膜厚の2×102〜6×104倍程度であり、1×103〜1×104倍であると好ましい。剥離速度に関しては、θ1及びθ2がθ1=θ2を満たす場合は1〜60m/分であり、1〜30m/分が好ましく、1〜20m/分がさらに好ましい。また、θ1及びθ2がθ2≦θ1≦θ2+50度を満たす場合は1〜10m/分が、θ2+50度≦θ1を満たす場合は1〜20m/分が好ましい。
本発明はまた、上記フィルム剥離方法によって基材レス両面粘着シートより軽剥離フィルムを剥離し、得られた剥離後の基材レス両面粘着シートの粘着剤層面に、光学用フィルムを貼付することを特徴とする粘着剤層付き光学フィルムの製造方法も提供する。上記光学用フィルムの具体例としては、偏光板や位相差板が挙げられる。
偏光板は、一般的にポリビニルアルコール系偏光子の両面に、光学的等方性フィルム、例えばトリアセチルセルロース(TAC)フィルムなどを貼り合わせた3層講造を有する偏光フィルムからなり、さらにその片面には、液晶セルなどの光学部品に貼着することを目的に粘着剤層が設けられている。本発明の粘着剤層付き光学フィルムの製造方法はこの粘着剤層を設ける方法として好適に用いられるものである。
また、視野角特性の改善を図るため、偏光板と液晶セルとの間に粘着剤を介して位相差板が配置される場合がある。ここで使用される粘着剤層を設ける方法として、本発明の粘着剤層付き光学フィルムの製造方法は好適に用いられるものである。
次に、本発明は、図4に示すように、上記フィルム剥離方法に用いるフィルム剥離機構であって、基材レス両面粘着シート1に当てた1つ以上の搬送転向ロール5と、剥離された軽剥離フィルム3を搬送する搬送ロールA(7)と、剥離後の基材レス両面粘着シートを搬送する搬送ロールB(8)とを有し、搬送転向ロール5及び搬送ロールA(7)に接する平面と、搬送転向ロール5及び搬送ロールB(8)に接する平面とのなす角度が28度以上であるフィルム剥離機構をも提供する。
上記フィルム剥離機構としては、さらに搬送転向ロール5に基材レス両面粘着シート1を搬送する搬送ロールC(9)を有し、搬送転向ロール5及び搬送ロールC(9)に接する平面と、搬送転向ロール5及び搬送ロールB(8)に接する平面とのなす角度が0度超であるものが好ましく、28度以上であるものがより好ましい。
上記搬送転向ロール及び搬送ロールA〜Cについては、剥離前の基材レス両面粘着シート、軽剥離フィルム及び剥離後の基材レス両面粘着シートを搬送できるものであれば、特に限定されず、金属ロールを用いてもよく、樹脂被覆ロール等を用いてもよい。
本発明はさらに、図5に示すように上記粘着剤層付き光学フィルムの製造方法に用いる光学フィルム製造装置であって、剥離後の基材レス両面粘着シートの粘着剤層面に、光学用フィルム14を貼合する貼合機構10、及び、上記フィルム剥離機構11を有する光学フィルム製造装置12をも提供する。
上記光学フィルム製造装置としては、さらに表面活性化処理機構13を有するものが好ましい。表面活性化処理機構13としては、上述の酸化法や凹凸化法などの物理的又は化学的表面処理を施すことができる処理機構であればよく、例えばコロナ放電処理機構、クロム酸処理機構、火炎処理機構、熱風処理機構、オゾン・紫外線照射処理機構、サンドブラスト処理機構、溶媒処理機構などが挙げられる。これらの中で、コロナ放電処理機構が効果及び操作性などの点で最も好ましい。
以下、実施例及び比較例により、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例により何ら制約されるものではない。
<評価方法>
(転着)
基材レス両面粘着シート10mについて、搬送速度1、3、5、10、30、50m/分で剥離した後、軽剥離フィルム側への粘着剤の転着の有無を目視で確認し、以下の評価基準で判定した。
○:転着なし
×:転着が発生した、もしくは剥離位置が変動し、粘着剤面に糸曳き等によるあれが目視で確認された
(剥離安定性)
搬送速度1、3、5、10、30、50m/分における剥離作業中のばたつきや、シワの発生を目視で確認し、以下の評価基準で判定した。
○:ばたつき、シワの発生なし
△:多少ばたつきが発生したが、シワには至らなかった
×:ばたつきが確認され、シワが発生した
(剥離力の測定方法)
あて板に基材レス両面粘着シートの重剥離フィルム側を固定し、剥離角度180度、速度10m/分で軽剥離フィルムを引き剥がして、軽剥離フィルムの剥離力を測定した。その軽剥離フィルムを剥離後の基材レス両面粘着シートについて、粘着剤側をポリエステルフィルムを介してあて板に固定し、剥離角度180度、速度10m/分で重剥離フィルムを引き剥がして、重剥離フィルムの剥離力を測定した。
実施例1
厚さ38μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムにポリジメチルシロキサン系剥離剤を塗布してなる軽剥離フィルム、厚さ15μmの粘着剤(ブチルアクリレート(BA):メチルアクリレート(MA)=75:25のモノマー成分比を有する重合体100質量部に対し、架橋剤として東洋インキ製BHS8515を1.5質量部添加して調製した(いずれも固形比換算))からなる粘着剤層、及び上記軽剥離フィルムと同一の剥離シート基材に同じポリジメチルシロキサン系剥離剤にシリコーンレジンからなる重剥離添加剤を添加して製造した重剥離フィルムを積層することで剥離力に差をつけてなる基材レス両面粘着シートを製造した。この基材レス両面粘着シートの重剥離フィルム側に搬送転向ロール(ロール径φ50mm、粘着剤厚の約3300倍)を当て、該搬送転向ロールに沿って粘着剤層及び重剥離フィルムの搬送方向を搬送転向ロール側に変え、軽剥離フィルムの剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までの角度(θ1)及び、剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面から、剥離前の基材レス両面粘着シートの搬送方向の延長方向までがなす角度(θ2)が30度となるように、表1及び2に示す各搬送速度で搬送しながら、基材レス両面粘着シートと搬送転向ロールとの接触部分において軽剥離フィルムを剥離した(図2(a)参照)。なお、軽剥離フィルムの剥離力は90mN/25mm、重剥離フィルムの剥離力は150mN/25mmであった。
実施例2
搬送転向ロールの径をφ150mmとした以外は実施例1と同様にして実施した。
実施例3
軽剥離フィルムの剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までの角度(θ1)及び、剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面から、剥離前の基材レス両面粘着シートの搬送方向の延長方向までがなす角度(θ2)を70度とした以外は実施例1と同様にして実施した。
実施例4
軽剥離フィルムの剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までの角度(θ1)及び、剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面から、剥離前の基材レス両面粘着シートの搬送方向の延長方向までがなす角度(θ2)を90度とした以外は実施例1と同様にして実施した。
実施例5
基材レス両面粘着シートの軽剥離フィルム側に搬送転向ロールを当て、該搬送転向ロールに沿って軽面剥離フィルムの搬送方向を搬送転向ロール側に変え、軽剥離フィルムの剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までの角度(θ1)が30度となるように搬送した以外は実施例1と同様にして実施した(図2(b)参照)。
実施例6
軽剥離フィルムの剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までの角度(θ1)を90度とした以外は実施例5と同様にして実施した。
フィルムの剥離による転着及び剥離安定性について評価した。結果を表1及び2に示す。
比較例1
軽剥離フィルムの剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までの角度(θ1)及び、剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面から、剥離前の基材レス両面粘着シートの搬送方向の延長方向までがなす角度(θ2)を20度とした以外は実施例1と同様にして実施した。
実施例1〜6並びに比較例1における、フィルムの剥離による転着及び剥離安定性について評価した。結果を表1及び2に示す。
Figure 2010038697
Figure 2010038697
本発明のフィルム剥離方法及び光学フィルムの製造方法は、軽剥離フィルムへの粘着剤の転着を抑制し、安定な剥離を実現することができるため、効率よく光学用フィルムを貼り合わせる方法などとして好適である。

Claims (9)

  1. 粘着剤層の一方の側に軽剥離フィルムが、他方の側に重剥離フィルムが積層されてなる基材レス両面粘着シートから軽剥離フィルムを連続的に剥離するフィルム剥離方法であって、基材レス両面粘着シートに当てた1つ以上の搬送転向ロールに沿って軽剥離フィルムの搬送方向及び/又は剥離後の基材レス両面粘着シートの搬送方向を変えつつ、基材レス両面粘着シートの搬送転向ロールと接触している部分より軽剥離フィルムを剥離し、かつ、軽剥離フィルムの剥離面から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までの角度(θ1)が28度以上であるフィルム剥離方法。
  2. 前記基材レス両面粘着シートの重剥離フィルム側に当てた搬送転向ロールに沿って剥離後の基材レス両面粘着シートの搬送方向を該搬送転向ロール側に変え、剥離前の基材レス両面粘着シートの搬送方向の延長方向から剥離後の基材レス両面粘着シートの剥離面までがなす角度(θ2)を0度超180度以下とする請求項1記載のフィルム剥離方法。
  3. 前記θ1とθ2とが同一の角度である請求項2に記載のフィルム剥離方法。
  4. 前記基材レス両面粘着シートの搬送速度が1〜50m/分である請求項1記載のフィルム剥離方法。
  5. 前記搬送転向ロールのロール径が、前記粘着剤層の膜厚の2×102〜6×104倍である請求項1記載のフィルム剥離方法。
  6. 請求項1記載のフィルム剥離方法によって基材レス両面粘着シートより軽剥離フィルムを剥離し、得られた剥離後の基材レス両面粘着シートの粘着剤層面に、光学用フィルムを貼付することを特徴とする粘着剤層付き光学フィルムの製造方法。
  7. 請求項1記載のフィルム剥離方法に用いるフィルム剥離機構であって、基材レス両面粘着シートに当てた1つ以上の搬送転向ロールと、剥離された軽剥離フィルムを搬送する搬送ロールAと、剥離後の基材レス両面粘着シートを搬送する搬送ロールBとを有し、搬送転向ロール及び搬送ロールAに接する平面と、搬送転向ロール及び搬送ロールBに接する平面とのなす角度が28度以上であるフィルム剥離機構。
  8. さらに搬送転向ロールに基材レス両面粘着シートを搬送する搬送ロールCを有し、搬送転向ロール及び搬送ロールCに接する平面と、搬送転向ロール及び搬送ロールBに接する平面とのなす角度が0度超である請求項7記載のフィルム剥離機構。
  9. 請求項6に記載の粘着剤層付き光学フィルムの製造方法に用いる光学フィルム製造装置であって、剥離後の基材レス両面粘着シートの粘着剤層面に、光学用フィルムを貼合する貼合機構、及び、請求項7記載のフィルム剥離機構を有する光学フィルム製造装置。
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