JP2011012275A - 両面粘着テープ - Google Patents
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Abstract
【課題】 セパレーター剥離時の静電気発生量が少なく、打ち抜き加工性に優れ、しかも打ち抜き加工後に紙粉などが発生しないクリーンな両面粘着テープを得る。
【解決手段】 両面粘着テープは、支持体の両側にアクリル系粘着剤からなる粘着剤層が設けられ、その両粘着剤層の表面にセパレーターが貼り合わせられた両面粘着テープであって、前記支持体及びセパレーターが、少なくとも片側にAl、Ag、Au及びNiから選択された金属が蒸着されたポリエステルフィルムで構成されている。この前記両面粘着テープは、例えば、粘着剤層を構成する粘着剤組成物の弾性率が0.075MPa以上であり、且つ剥離接着力が4N/20mm以上である。
【選択図】 図1
【解決手段】 両面粘着テープは、支持体の両側にアクリル系粘着剤からなる粘着剤層が設けられ、その両粘着剤層の表面にセパレーターが貼り合わせられた両面粘着テープであって、前記支持体及びセパレーターが、少なくとも片側にAl、Ag、Au及びNiから選択された金属が蒸着されたポリエステルフィルムで構成されている。この前記両面粘着テープは、例えば、粘着剤層を構成する粘着剤組成物の弾性率が0.075MPa以上であり、且つ剥離接着力が4N/20mm以上である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子部品の組み立てなどの用途に使用される両面粘着テープに関し、より詳細には、セパレーター剥離時の静電気発生量が少なく、打ち抜き加工性に優れ、しかも打ち抜き加工後に紙粉などが発生しないクリーンな両面粘着テープに関するものである。
通常、銘板用両面粘着テープのセパレーターとして紙にポリエチレンフィルムをラミネートした材料が用いられる。この場合、セパレーターの剥離時に発生する静電気量は少ないものの、打ち抜き加工時に紙粉が発生しやすい。打ち抜き加工時の紙粉の発生を無くすために、ポリエステルフィルムなどのプラスチックフィルムをセパレーターの材料に使用されるが、この場合にはセパレーター剥離時の静電気発生量が非常に多くなる。このようなプラスチックフィルムの静電気発生量を少なくする目的で、帯電防止剤を塗布したり、練り込むという方法があるが、このような方法は、帯電防止剤が材料中を自由に移動できることから、安定した帯電防止効果が得られにくいという難点がある。
また、クリーンで静電気発生量の少ないセパレーターの材料として金属箔(例えばAl箔)や金属箔とプラスチックフィルムの貼り合わせ品(例えばAl箔とポリエステルフィルムの積層体)などが提案されているが、これらは、打ち抜き加工時に金属の塑性変形に起因するバリが発生しやすく、打ち抜き加工性に劣るといった難点が有る。
従って、本発明の目的は、セパレーター剥離時の静電気発生量が少なく、打ち抜き加工性に優れ、しかも打ち抜き加工後に紙粉などが発生しないクリーンな両面粘着テープを提供することにある。
本発明者は前記目的を達成するため鋭意検討した結果、特定の支持体と特定のセパレーター及び特定の粘着剤との組み合わせで構成される両面粘着テープにおいてその目的を達成しうることを見出し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は、支持体の両側にアクリル系粘着剤からなる粘着剤層が設けられ、その両粘着剤層の表面にセパレーターが貼り合わせられた両面粘着テープであって、前記支持体及びセパレーターが、少なくとも片側にAl、Ag、Au及びNiから選択された金属が蒸着されたポリエステルフィルムで構成されている両面粘着テープを提供する。
前記両面粘着テープは、例えば、粘着剤層を構成する粘着剤組成物の弾性率が0.075MPa以上であり、且つ剥離接着力が4N/20mm以上である。
前記両面粘着テープは、例えば、粘着剤層を構成する粘着剤組成物の弾性率が0.075MPa以上であり、且つ剥離接着力が4N/20mm以上である。
本発明の両面粘着テープは、打ち抜き加工性、クリーン性に優れるとともに、セパレーター剥離時の静電気発生量が極めて少ない。
以下に、本発明を必要に応じて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明の両面粘着テープの一例を示す概略断面図である。この両面粘着テープでは、支持体1の両側にアクリル系粘着剤からなる粘着剤層2,2が設けられ、その両粘着剤層2,2の表面にセパレーター3,3が貼り合わされている。そして、支持体1及びセパレーター3,3の少なくとも片側には、導電性を有するAl、Ag、Au及びNiから選択された金属が蒸着されている。
前記支持体1及びセパレーター3,3を構成するプラスチックフィルムとしては、両面粘着テープの用途に耐え得る樹脂で形成されていれば特に限定されず、例えば、ナイロン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリプロピレンなどからなるフィルム;又はこれらの積層体が挙げられる。なお、セパレーター3,3の材料としては、表面に塗布する剥離剤としてのシリコーン樹脂に対して触媒毒となる成分を含まないものが好ましい。上記のプラスチックフィルムの中でも、打ち抜き加工性等の点からポリエステルフィルムが特に好ましい。
支持体1及びセパレーター3,3の厚さとしては、通常、12〜100μm程度であり、好ましくは、支持体の場合は12〜50μm程度、セパレーターの場合は25〜100μm程度である。なお、セパレーター3,3においては、通常、剥離性を付与するため、プラスチックフィルムの粘着剤層側の表面(プラスチックフィルムに金属蒸着が施されている場合にはその蒸着層の表面)に、慣用の長鎖アルキル系剥離剤や付加型あるいは縮合型シリコーン剥離剤による処理が施される。前記剥離剤として、より好ましくはシリコーン剥離剤である。
支持体1及びセパレーター3,3を構成するプラスチックフィルムに蒸着される金属薄膜の厚さは、通常0.01〜2μm、好ましくは0.04〜1μm程度である。0.01μm未満の厚さでは静電気除去効果の安定性に欠け、2μmを超える厚さでは蒸着層の層間剥離が起こりやすくなる。金属の蒸着は真空蒸着法などの慣用の方法により行うことができる。金属蒸着は、支持体1及びセパレーター3,3を構成するプラスチックフィルムの片側のみに施されていてもよく、両側に施されていてもよい。
粘着剤層2,2の形成に用いるアクリル系粘着剤は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(例えば、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、2−エチルヘキシルエステル、イソオクチルエステル、イソノニルエステル、イソデシルエステル、ドデシルエステル、ラウリルエステル、トリデシルエステル、ペンタデシルエステル、ヘキサデシルエステル、ヘプタデシルエステル、オクタデシルエステル、ノナデシルエステル、エイコシルエステル等のC1-20アルキルエステル);(メタ)アクリル酸、イタコン酸等のカルボキシル基含有単量体;(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル等のヒドロキシル基含有単量体;N−メチロールアクリルアミド等のアミド基含有単量体;(メタ)アクリロニトリル等のシアノ基含有単量体;(メタ)アクリル酸グリシジル等のエポキシ基含有単量体;酢酸ビニル等のビニルエステル類;スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体などを含む単量体混合物を、溶液重合、乳化重合、懸濁重合、UV重合などの公知の重合法にて共重合して得られるアクリル系共重合体に、必要に応じて、粘着付与剤、充填剤、架橋剤等の添加剤を添加することにより調製できる。
粘着剤層2,2は、前記アクリル系粘着剤を支持体1又はセパレーター3上に塗布、乾燥し、必要に応じて熱架橋させることにより形成できる。
粘着剤層2,2を構成する粘着剤組成物の弾性率は0.075MPa以上(例えば0.075〜0.4MPa程度)が好ましく、剥離接着力は4N/20mm以上(例えば4〜20N/20mm程度)が好ましい。前記粘着剤組成物の弾性率が0.075MPa未満では打ち抜き加工性が低下しやすく、また、打ち抜き加工後に再融着しやすくなる。前記剥離接着力が4N/20mm未満では被着体である電子部品等の固定が不十分になりやすい。
前記弾性率及び剥離接着力は、前記アクリル系共重合体の単量体組成、粘着付与剤、充填剤、架橋剤等の添加剤の種類や量などを適宜選択することにより調整できる。
前記弾性率及び剥離接着力は、前記アクリル系共重合体の単量体組成、粘着付与剤、充填剤、架橋剤等の添加剤の種類や量などを適宜選択することにより調整できる。
本発明の両面粘着テープは、例えば、少なくとも片側の面にAl等の蒸着膜を施したプラスチックフィルム(セパレーター3)の片側に必要に応じて剥離剤層を設けた後、アクリル系粘着剤により粘着剤層2を形成して、セパレーター付き粘着剤層を作製し、次いで、少なくとも片側の面にAl等の蒸着膜を施したプラスチックフィルム(支持体1)の両側に上記のセパレーター付き粘着剤層を貼り合わせることにより製造することができる。
本発明の両面粘着テープは、例えば以下のようにして使用される。すなわち、まず一方のセパレーター3が剥離されて被着体に貼り合わされる。この場合、剥離したセパレーター3も露出した粘着剤層2表面も、該セパレーター3及び支持体1に施された金属蒸着膜により、静電気の発生が著しく抑制される。次に、両面粘着テープが貼着した被着体が打ち抜き加工され、さらに、もう一方のセパレーター3が剥がされて部品に装着される。この際も、剥離したセパレーター3及び粘着剤層2表面の静電気の発生量は、セパレーター3及び支持体1の金属蒸着膜により著しく低減され、部品に対して静電気による悪影響を与えない。また、本発明の両面粘着テープでは、支持体1がプラスチックフィルムで構成されているので、打ち抜き加工時等において紙粉が発生せず、クリーンである。さらに、静電気の発生を金属蒸着膜により抑制するので、金属箔を用いた両面粘着テープのように打ち抜き加工時にバリが発生することがなく、打ち抜き加工性に優れる。
以下、本発明の実施例について説明する。なお、以下において「部」とあるのは重量部を意味する。
実施例1
厚さ約0.5μmのAl蒸着膜が両面に施されたポリエステルフィルム(厚さ50μm)の片側に付加反応タイプの熱硬化型シリコーン[信越化学工業(株)製、商品名「KS−772」、硬化触媒としてPL−8を使用]を乾燥後の塗布重量が0.5g/m2になるように塗布し、140℃雰囲気下にて30秒間乾燥、硬化することによって、セパレーターを作製した。このセパレーターに乾燥後の厚さが40μmとなるように下記のアクリル系粘着剤を塗布、乾燥してセパレーター付き粘着剤層を得た。次に、厚さ約0.5μmのAl蒸着膜が両面に施されたポリエステルフィルム(厚さ25μm;支持体)の両側に上記のセパレーター付き粘着剤層を貼り合わせて両面粘着テープを作製した。
(粘着剤)
アクリル酸ブチル100部、アクリル酸7部、過酸化ベンゾイル0.2部を、トルエン溶媒中で重合して得たアクリル共重合体(重量平均分子量約50万)にイソシアネート系架橋剤[日本ポリウレタン工業(株)製、商品名「コロネートL」]5部を混合したアクリル系粘着剤。
厚さ約0.5μmのAl蒸着膜が両面に施されたポリエステルフィルム(厚さ50μm)の片側に付加反応タイプの熱硬化型シリコーン[信越化学工業(株)製、商品名「KS−772」、硬化触媒としてPL−8を使用]を乾燥後の塗布重量が0.5g/m2になるように塗布し、140℃雰囲気下にて30秒間乾燥、硬化することによって、セパレーターを作製した。このセパレーターに乾燥後の厚さが40μmとなるように下記のアクリル系粘着剤を塗布、乾燥してセパレーター付き粘着剤層を得た。次に、厚さ約0.5μmのAl蒸着膜が両面に施されたポリエステルフィルム(厚さ25μm;支持体)の両側に上記のセパレーター付き粘着剤層を貼り合わせて両面粘着テープを作製した。
(粘着剤)
アクリル酸ブチル100部、アクリル酸7部、過酸化ベンゾイル0.2部を、トルエン溶媒中で重合して得たアクリル共重合体(重量平均分子量約50万)にイソシアネート系架橋剤[日本ポリウレタン工業(株)製、商品名「コロネートL」]5部を混合したアクリル系粘着剤。
実施例2
セパレーター及び支持体として、片面に厚さ約0.5μmのAl蒸着膜が施されたポリエステルフィルムを使用した以外は実施例1と同様にして両面粘着テープを作製した。なお、セパレーターは、Al蒸着膜側にシリコーンを塗布した。
セパレーター及び支持体として、片面に厚さ約0.5μmのAl蒸着膜が施されたポリエステルフィルムを使用した以外は実施例1と同様にして両面粘着テープを作製した。なお、セパレーターは、Al蒸着膜側にシリコーンを塗布した。
実施例3
下記のアクリル系粘着剤を使用した以外は実施例2と同様にして両面粘着テープを作製した。
(粘着剤)
アクリル酸2−エチルヘキシル100部、アクリル酸10部、過酸化ベンゾイル0.2部を、酢酸エチル溶媒中で重合して得たアクリル共重合体(重量平均分子量約80万)にテルペンフェノール樹脂30部、イソシアネート系架橋剤[日本ポリウレタン工業(株)製、商品名「コロネートL」]3部を混合したアクリル系粘着剤。
下記のアクリル系粘着剤を使用した以外は実施例2と同様にして両面粘着テープを作製した。
(粘着剤)
アクリル酸2−エチルヘキシル100部、アクリル酸10部、過酸化ベンゾイル0.2部を、酢酸エチル溶媒中で重合して得たアクリル共重合体(重量平均分子量約80万)にテルペンフェノール樹脂30部、イソシアネート系架橋剤[日本ポリウレタン工業(株)製、商品名「コロネートL」]3部を混合したアクリル系粘着剤。
比較例1
セパレーター及び支持体として、金属蒸着膜が施されていない通常のポリエステルフィルム(厚みは実施例2と同じ)を使用した以外は実施例2と同様にして両面粘着テープを作製した。
セパレーター及び支持体として、金属蒸着膜が施されていない通常のポリエステルフィルム(厚みは実施例2と同じ)を使用した以外は実施例2と同様にして両面粘着テープを作製した。
比較例2
支持体として、金属蒸着膜が施されていない通常のポリエステルフィルム(厚みは実施例2と同じ)を使用した以外は実施例2と同様にして両面粘着テープを作製した。
支持体として、金属蒸着膜が施されていない通常のポリエステルフィルム(厚みは実施例2と同じ)を使用した以外は実施例2と同様にして両面粘着テープを作製した。
比較例3
セパレーター及び支持体として、Al箔(厚みは実施例1と同じ)を使用した以外は実施例2と同様にして両面粘着テープを作製した。
セパレーター及び支持体として、Al箔(厚みは実施例1と同じ)を使用した以外は実施例2と同様にして両面粘着テープを作製した。
比較例4
セパレーターとして、両面をポリエチレンでラミネートされた上質紙(坪量:80g/m2)を使用した以外は実施例2と同様にして両面粘着テープを作製した。
セパレーターとして、両面をポリエチレンでラミネートされた上質紙(坪量:80g/m2)を使用した以外は実施例2と同様にして両面粘着テープを作製した。
評価試験
上記の実施例1〜3及び比較例1〜4の各両面粘着テープについて、以下の要領で、弾性率、剥離接着力、打ち抜き加工性、静電気発生量を測定、評価した。結果を表1に示す。
上記の実施例1〜3及び比較例1〜4の各両面粘着テープについて、以下の要領で、弾性率、剥離接着力、打ち抜き加工性、静電気発生量を測定、評価した。結果を表1に示す。
(弾性率)
アクリル系粘着剤層を50mm×50mmの大きさに切り出し、幅方向に丸めた。これを用いて、万能引張り試験機により、23℃、65%RHの条件下、チャック間距離10mm、引張り速度100mm/分の条件で荷重と伸びとの関係を求めてグラフ化し、初期の傾きから弾性率(MPa)を求めた。
アクリル系粘着剤層を50mm×50mmの大きさに切り出し、幅方向に丸めた。これを用いて、万能引張り試験機により、23℃、65%RHの条件下、チャック間距離10mm、引張り速度100mm/分の条件で荷重と伸びとの関係を求めてグラフ化し、初期の傾きから弾性率(MPa)を求めた。
(剥離接着力)
両面粘着テープサンプルを幅20mm×長さ100mmの大きさに裁断して試験片を作製し、この試験片を被着体としてのステンレス板に2kgのローラーを一往復させる方法で圧着し、23℃、65%RHの条件下、引張り速度300mm/分の条件で、180°剥離に要する力(N/20mm)を測定した。
両面粘着テープサンプルを幅20mm×長さ100mmの大きさに裁断して試験片を作製し、この試験片を被着体としてのステンレス板に2kgのローラーを一往復させる方法で圧着し、23℃、65%RHの条件下、引張り速度300mm/分の条件で、180°剥離に要する力(N/20mm)を測定した。
(打ち抜き加工性)
種々の形状を持つトムソン刃型で両面粘着テープサンプルを打ち抜き加工(全抜き及びハーフカット)し、加工性(クリーン度、打ち抜き品の形状及び剥がし易さ)を下記の基準で評価した。
○:打ち抜き加工された両面テープサンプルにバリの発生や紙粉等はみられ ず、エッジもスムーズであった。
△:打ち抜き加工された両面テープサンプルにバリの発生又は紙粉が僅かに みられた。
×:打ち抜き加工された両面テープサンプルにバリの発生又は紙粉が顕著に みられた。
種々の形状を持つトムソン刃型で両面粘着テープサンプルを打ち抜き加工(全抜き及びハーフカット)し、加工性(クリーン度、打ち抜き品の形状及び剥がし易さ)を下記の基準で評価した。
○:打ち抜き加工された両面テープサンプルにバリの発生や紙粉等はみられ ず、エッジもスムーズであった。
△:打ち抜き加工された両面テープサンプルにバリの発生又は紙粉が僅かに みられた。
×:打ち抜き加工された両面テープサンプルにバリの発生又は紙粉が顕著に みられた。
(静電気発生量)
両面粘着テープサンプルを幅10mm×長さ200mmの大きさに裁断して試験片を作成し、この試験片を23℃、65%RHの条件下、約50m/minの速度でセパレーターを剥離し、その時のセパレーター表面及び粘着剤層表面における静電気の発生量(kV)を、KASUGA社製STATIC−VOLTMETER(MODEL:KS−471)を用いて、前記各表面から約10cmの距離で測定した。なお、初めの片面のセパレーター(セパレーターA)は空気中で剥離し、もう一方のセパレーター(セパレーターB)はゴム製のカッターマットに両面粘着テープを貼り合わせた後に剥離した。
両面粘着テープサンプルを幅10mm×長さ200mmの大きさに裁断して試験片を作成し、この試験片を23℃、65%RHの条件下、約50m/minの速度でセパレーターを剥離し、その時のセパレーター表面及び粘着剤層表面における静電気の発生量(kV)を、KASUGA社製STATIC−VOLTMETER(MODEL:KS−471)を用いて、前記各表面から約10cmの距離で測定した。なお、初めの片面のセパレーター(セパレーターA)は空気中で剥離し、もう一方のセパレーター(セパレーターB)はゴム製のカッターマットに両面粘着テープを貼り合わせた後に剥離した。
1 支持体
2 粘着剤層
3 セパレーター
2 粘着剤層
3 セパレーター
Claims (2)
- 支持体の両側にアクリル系粘着剤からなる粘着剤層が設けられ、その両粘着剤層の表面にセパレーターが貼り合わせられた両面粘着テープであって、前記支持体及びセパレーターが、少なくとも片側にAl、Ag、Au及びNiから選択された金属が蒸着されたポリエステルフィルムで構成されている両面粘着テープ。
- 粘着剤層を構成する粘着剤組成物の弾性率が0.075MPa以上であり、剥離接着力が4N/20mm以上である請求項1記載の両面粘着テープ。
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- 2010-09-11 JP JP2010203818A patent/JP2011012275A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121002 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130226 |