JPH1129751A - 両面粘着シ―ト類 - Google Patents

両面粘着シ―ト類

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JPH1129751A
JPH1129751A JP18231997A JP18231997A JPH1129751A JP H1129751 A JPH1129751 A JP H1129751A JP 18231997 A JP18231997 A JP 18231997A JP 18231997 A JP18231997 A JP 18231997A JP H1129751 A JPH1129751 A JP H1129751A
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泰之 徳永
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雅彦 安藤
Waka Hikosaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコ―ン処理を施していない剥離ライナを
用い、電子機器などの用途にも使用可能な両面粘着シ―
ト類であつて、上記剥離ライナの剥離性にすぐれるもの
を提供することを目的とする。 【解決手段】 粘着剤層2とその主面2a,背面2bの
両面側に接触する剥離ライナ1とを有してなる両面粘着
シ―ト類10において、上記の剥離ライナ1はシリコ―
ン処理を施していない剥離ライナからなるとともに、上
記の粘着剤層2は、ポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ
―を主成分とする主面側粘着剤層2Aと、アクリル系ポ
リマ―を主成分とする背面側粘着剤層2Bとの少なくと
も2層構造の粘着剤層からなり、かつ上記背面側粘着剤
層2Bの剥離ライナ1に対する剥離力(Fb)と上記主
面側粘着剤層2Aの剥離ライナ1に対する剥離力(F
a)がFb>Faの関係を有していることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着剤層とその両
面側に接触する剥離ライナとを有してなるシ―ト状やテ
―プ状などの両面粘着シ―ト類に関する。
【0002】
【従来の技術】電気、電子、建築、自動車などの業界で
は、製品が多品種化した部品群から成り立つている。こ
れら部品の接着接合は、従来では、液状接着剤などでの
接着が一般的であつたが、最近では、作業環境の向上、
作業性の点より、両面粘着シ―ト類を用いて接着接合す
ることが多くなつてきた。
【0003】この両面粘着シ―ト類は、速接着、性能保
持などの観点より、高タツク(短時間接着)、高接着
力、高凝集力を有して、各種の材料に対して良好に接着
できるように設計されている。これに伴い、粘着剤層の
両面に接触させて、この粘着剤層を支持するとともに粘
着面を保護する剥離ライナには、その剥離を容易とする
ため、接着性の低いシリコ―ン処理を施したものを用い
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、シリコ―ン
処理を施した剥離ライナは、上記処理に用いたシリコ―
ンが粘着剤層に移行する現象があり、これは通常の使用
には問題とならないが、電子業界でコンピユ―タ関連部
品の接着接合に用いる場合、たとえば、ハ―ドデイスク
ドライブ(以下、HDDという)などの電子機器内部に
密閉した形で用いる場合、シロキサンガスの発生原因と
なり、これら電子機器内部の腐食や誤動作を引き起こす
おそれがあつた。
【0005】このため、上記のような用途に用いる両面
粘着シ―ト類は、粘着剤組成中にシリコ―ンを含まない
ことはもちろん、この粘着剤層に接触させる剥離ライナ
についても、シリコ―ン処理を施していない剥離ライ
ナ、たとえば、ポリエチレンフイルムなどのポリオレフ
イン系フイルムの使用が望まれている。
【0006】本発明は、このような事情に照らし、シリ
コ―ン処理を施していない剥離ライナを用い、電子機器
などの用途にも使用可能な両面粘着シ―ト類であつて、
上記剥離ライナの剥離性にすぐれるものを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために、鋭意検討した結果、シリコ―ン処
理を施していない剥離ライナに対し、粘着剤層を特定の
主面側粘着剤層と背面側粘着剤層との少なくとも2層構
造とすることにより、上記剥離ライナの剥離性にすぐれ
る両面粘着シ―ト類が得られることを知り、本発明を完
成した。
【0008】すなわち、本発明は、粘着剤層とその両面
側に接触する剥離ライナとを有してなる両面粘着シ―ト
類において、上記の剥離ライナはシリコ―ン処理を施し
ていない剥離ライナからなるとともに、上記の粘着剤層
は、つぎの式(1); (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表される繰り返し単位を有するポリカ―ボ
ネ―ト構造を持つポリマ―を主成分とする主面側粘着剤
層と、つぎの式(2); CH2 =C(R1 )COOR2 …(2) (R1 は水素原子またはメチル基、R2 は炭素数2〜1
4のアルキル基である)で表される(メタ)アクリル酸
アルキルエステルを主モノマ―としたアクリル系ポリマ
―を主成分とする背面側粘着剤層との少なくとも2層構
造の粘着剤層からなり、かつ上記背面側粘着剤層の剥離
ライナに対する剥離力(Fb)と上記主面側粘着剤層の
剥離ライナに対する剥離力(Fa)がFb>Faの関係
を有していることを特徴とする両面粘着シ―ト類(請求
項1)に係るものである。
【0009】また、本発明は、上記の両面粘着シ―ト類
において、シリコ―ン処理を施していない剥離ライナ
が、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体またはこれらの混合物からなるポリオレフ
イン系フイルムであるか、あるいは表面が上記同様のポ
リオレフインで加工されたフイルムである構成(請求項
2)、主面側粘着剤層の主成分であるポリカ―ボネ―ト
構造を持つポリマ―が、ポリカ―ボネ―トジオ―ルを必
須としたジオ―ル成分と炭素数が2〜20の脂肪族また
は脂環族の炭化水素基を分子骨格とするジカルボン酸を
必須としたジカルボン酸成分とから合成される重量平均
分子量1万以上のポリエステルからなる構成(請求項
3)を、とくに好ましい態様としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参考にして説明する。図1は、剥離ライナ1上に粘
着剤層2を設けた構成の両面粘着シ―ト類10を示した
ものであり、その使用前の形態としては、これを粘着剤
層2が内側となるように巻回するか、あるいはその少な
くともふたつを粘着剤層2と剥離ライナ1とが接触する
ように重ね合わせて、粘着剤層2の主面2a側と背面2
b側との両面側に剥離ライナ1が接触するような形態と
される。
【0011】図2は、上記とは別の両面粘着シ―ト類と
して、剥離ライナ1B上に粘着剤層2を設け、さらにそ
の上に剥離ライナ1Aを設けた構成の両面粘着シ―ト類
11を示したものであり、剥離ライナ1A,1Bは同じ
材質のものが用いられるが、場合により異種材質のもの
を用いてもよい。使用前の形態は、上記構成のまま巻回
するなどして、図示のとおり、粘着剤層2の主面2a側
に剥離ライナ1Aが、背面2b側に剥離ライナ1Bが接
触する形態とされる。
【0012】この両面粘着シ―ト類10,11におい
て、剥離ライナ1(1A,1B)としては、シリコ―ン
処理を施していない剥離ライナを使用する。具体的に
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体(ブロツクまたはランダム共重合体)また
はこれらの混合物からなるポリオレフイン系フイルム
か、あるいは表面が上記同様のポリオレフインで加工さ
れたフイルムが用いられる。後者の表面が加工されたフ
イルムには、紙類や他のフイルムと上記ポリオレフイン
系フイルムとの積層物などが含まれる。これら剥離ライ
ナの厚さは、とくに限定されないが、通常は30〜25
0μm程度であるのがよい。
【0013】また、粘着剤層2は、主面側粘着剤層2A
と背面側粘着剤層2Bとの2層構造とされており、両層
2A,2Bの厚さは、それぞれ5〜150μm、好まし
くは10〜100μmの範囲にあり、また、両層2A,
2Bの合計の厚さとしては、通常20〜200μmの範
囲にあるのが望ましい。なお、粘着剤層2は、上記の2
層構造のほかに、両層の間に他の粘着剤層を介在させた
3層ないしそれ以上の多層構造としたものであつてもよ
い。また、ポリエステルフイルムなどのプラスチツクフ
イルムや、紙、不織布などの多孔質材料などを基材とし
て使用し、この基材の両側に上記の主面側粘着剤層2A
と背面側粘着剤層2Bとを設けて多層構造化したものな
どであつてもよい。
【0014】主面側粘着剤層2Aは、つぎの式(1); (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表される繰り返し単位を有するポリカ―ボ
ネ―ト構造を持つポリマ―を主成分としたものであり、
上記ポリマ―の分子量としては、重量平均分子量1万以
上、好ましくは3万以上(通常30万まで)であるのが
よい。分子量が低すぎると、このポリマ―を架橋した際
に架橋間分子量が小さく、粘着剤の弾性率が高くなつて
硬い粘着剤層となり、接着特性に好結果が得られにい。
【0015】このようなポリカ―ボネ―ト構造を持つポ
リマ―としては、ポリカ―ボネ―トジオ―ルとジカルボ
ン酸とから合成されるポリエステル、ポリカ―ボネ―ト
ジカルボン酸とジオ―ルとから合成されるポリエステ
ル、ポリカ―ボネ―トジオ―ルとジイソシアネ―トとか
ら合成されるポリウレタンなどを挙げることができる。
これらの中でも、ポリカ―ボネ―トジオ―ルとジカルボ
ン酸とから合成されるポリエステルが、とくに好ましく
用いられる。
【0016】上記のポリエステルは、ポリカ―ボネ―ト
ジオ―ルを必須としたジオ―ル成分と炭素数が2〜20
の脂肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格とするジ
カルボン酸を必須としたジカルボン酸成分とを、常法に
したがい、無触媒または適宜の触媒などを用いて、縮合
反応(エステル化反応)させることにより、得ることが
できる。この反応に際し、ジオ―ル成分とジカルボン酸
成分とは、得られる分子量が前記範囲となるように、当
モル反応とするのが望ましいが、反応を促進するため、
どららかを過剰に用いて反応させてもよい。
【0017】ポリカ―ボネ―トジオ―ルとしては、ヘキ
サメチレンカ―ボネ―トジオ―ル、3−メチルペンテン
カ―ボネ―トジオ―ル、プロピレンカ―ボネ―トジオ―
ルなどや、それらの混合物、またはそれらの共重合物な
どがある。市販品としては、ダイセル化学工業(株)製
の「PLACCEL CD208PL」、「同CD21
0PL」、「同CD220PL」などが挙げられる。
【0018】ジオ―ル成分としては、必要により、エチ
レングリコ―ル、プロピレングリコ―ル、ブタンジオ―
ル、ヘキサンジオ―ル、オクタンジオ―ル、デカンジオ
―ル、オクタデカンジオ―ルなどの直鎖状のジオ―ル
や、各種分枝状のジオ―ルなどの成分を適宜混合して使
用してもよい。これら他のジオ―ルの使用量としては、
ジオ―ル成分全体の50重量%以下、好ましくは30重
量%以下であるのがよい。また、ポリエステルを高分子
量化するために、3官能以上のポリオ―ル成分を少量添
加するようにしてもよい。
【0019】ジカルボン酸成分は、炭素数が2〜20の
脂肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格としたもの
で、上記の炭化水素基は直鎖状のものであつても、分枝
状のものであつてもよい。具体的には、コハク酸、メチ
ルコハク酸、アジピン酸、ピメリツク酸、アゼライン
酸、セバシン酸、1,12−ドデカン二酸、1,14−
テトラデカン二酸、テトラヒドロフタル酸、エンドメチ
レンテトラヒドロフタル酸、これらの酸無水物や低級ア
ルキルエステルなどが挙げられる。
【0020】主面側粘着剤層2Aは、このようなポリエ
ステルをはじめとするポリカ―ボネ―ト構造を持つポリ
マ―を主成分とし、これを適宜の架橋方法を用いて架橋
することにより、接着特性と耐熱性にすぐれた粘着剤層
とすることができる。架橋方法には、ポリイソシアネ―
ト系化合物、エポキシ系化合物、アジリジン化合物など
の上記ポリマ―に含まれる水酸基ないしカルボキシル基
と反応しうる基を有する化合物を加えて架橋反応させ
る、いわゆる架橋剤を用いる方法がある。架橋剤の中で
も、とくにポリイソシアネ―ト系化合物が好ましい。
【0021】このポリイソシアネ―ト系化合物として
は、エチレンジイソシアネ―ト、ブチレンジイソシアネ
―ト、ヘキサメチレンジイソシアネ―トなどの低級脂肪
族ポリイソシアネ―ト類、シクロペンチレンジイソシア
ネ―ト、シクロヘキシレンジイソシアネ―ト、イソホロ
ンジイソシアネ―トなどの脂環族ポリイソシアネ―ト
類、2,4−トリレンジイソシアネ―ト、4,4´−ジ
フエニルメタンジイソシアネ―ト、キシリレンジイソシ
アネ―トなどの芳香族ポリイソシアネ―ト類、トリメチ
ロ―ルプロパンのトリレンジイソシアネ―ト付加物やヘ
キサメチレンジイソシアネ―ト付加物などが挙げられ
る。これらの架橋剤は、その1種を単独でまたは2種以
上の混合系で使用できる。使用量としては、前記のポリ
マ―100重量部に対して、通常0.5〜5重量部とす
るのがよい。
【0022】この主面側粘着剤層2Aには、粘着剤に通
常使用される添加剤、たとえば、ガラス繊維、金属粉な
どの充填剤、顔料、着色剤などを添加してもよい。さら
に、老化防止剤の添加により、耐久性の向上を図ること
もできる。
【0023】背面側粘着剤層2Bは、つぎの式(2); CH2 =C(R1 )COOR2 …(2) (R1 は水素原子またはメチル基、R2 は炭素数2〜1
4のアルキル基である)で表される(メタ)アクリル酸
アルキルエステルを主モノマ―としたアクリル系ポリマ
―を主成分としたものであり、このアクリル系ポリマ―
においても、主面側粘着剤層2Aの場合と同様の架橋方
法を用いて架橋することができ、さらに、粘着剤に通常
使用される添加剤などを前記同様に添加してもよい。
【0024】アクリル系ポリマ―は、式(2)で表され
る(メタ)アクリル酸アルキルエステル50〜100重
量%と、これと共重合可能な単量体50〜0重量%とか
らなる単量体を、有機過酸化物、アゾ化合物などの重合
開始剤を用いて、常法によりラジカル重合させることに
より、得ることができる。このアクリル系ポリマ―の分
子量は、とくに限定されないが、接着特性や取り扱い性
などの面より、重量平均分子量が30万〜200万の範
囲にあるのがよい。
【0025】式(2)で表される(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルには、エチル基、プロピル基、ブチル
基、イソブチル基、イソアミル基、ヘキシル基、ヘプチ
ル基、2−エチルヘキシル基、イソオクチル基、イソノ
ニル基、イソデシル基、ラウリル基、イソミリスチル基
などのアルキル基(式中のR2 )を有するアクリル酸ま
たはメタクリル酸のアルキルエステルがある。また、共
重合可能な単量体には、(メタ)アクリル酸、イタコン
酸、マレイン酸、クロトン酸、酢酸ビニル、スチレン、
(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキ
シプロピル、アクリル酸メチル、N−ビニルピロリド
ン、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N
−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジブチル
(メタ)アクリルアミド、N−(メタ)アクリロイルモ
ルホリンなどがあり、必要により、これらの1種または
2種以上を用いて、接着特性などの調整を図ることがで
きる。
【0026】このように構成される粘着剤層2は、図1
に示す両面粘着シ―ト類10では、シリコ―ン処理を施
していない剥離ライナ1上に背面側粘着剤層2Bと主面
側粘着剤層2Aとをこの順に塗設することにより、また
図2に示す両面粘着シ―ト類11では、シリコ―ン処理
を施していない剥離ライナ1B上に背面側粘着剤層2B
と主面側粘着剤層2Aとをこの順に塗設するか、あるい
はシリコ―ン処理を施していない剥離ライナ1A上に主
面側粘着剤層2Aと背面側粘着剤層2Bとをこの順に塗
設することにより、形成することができる。
【0027】このように形成される粘着剤層2におい
て、背面側粘着剤層2Bの剥離ライナに対する剥離力
(Fb)と主面側粘着剤層2Aの剥離ライナに対する剥
離力(Fa)とは、Fb>Faの関係を有しており、と
くに好ましくはFbとFaとの比〔Fb/Fa〕が1.
5〜25、さらに好ましくは2.0〜20の範囲にある
のがよい。主面側粘着剤層2Aが、背面側粘着剤層2B
に比べ、剥離ライナに対する剥離力が小さくなる、つま
り剥離ライナをより軽い力で剥離できるようにされてい
ることにより、剥離ライナの剥離性に好結果が得られる
ものであり、両者が同じ剥離力となると、上記剥離性に
問題を生じてくる。
【0028】なお、上記両層2A,2Bの剥離ライナに
対する剥離力の大きさとしては、そのポリマ―構成など
からして、主面側粘着剤層2Aでは、剥離ライナ1(1
A)に対する剥離力(Fa)が1〜300g/20mm
幅、好ましくは3〜250g/20mm幅、さらに好まし
くは5〜200g/20mm幅の範囲にあり、背面側粘着
剤層2Bでは、剥離ライナ1(1B)に対する剥離力
(Fb)が10〜500g/20mm幅、好ましくは30
〜400g/20mm幅、さらに好ましくは50〜300
g/20mm幅の範囲にあるのが普通である。
【0029】本発明の両面粘着シ―ト類は、上記のよう
に構成されていることにより、その使用前の形態におい
ては、主面側粘着剤層2Aと背面側粘着剤層2Bとの2
層構造の粘着剤層2は剥離ライナ1(1A,1B)に支
持されて、この剥離ライナにより、主面2aと背面2b
との両粘着面が保護されている。一方、使用時には、以
下のように、剥離ライナ1(1A,1B)の粘着面への
接触が、主面2a、背面2bの順に解除されて、各種被
着体の接着固定の用に供される。
【0030】まず、図1に示す両面粘着シ―ト類10で
は、巻回ないし重ね合わせ状態を解いて、剥離ライナ1
の主面2a側への接触を解除する。また、図2に示す両
面粘着シ―ト類11では、巻回状態などを解きながら剥
離ライナ1Aを引き剥がし、剥離ライナ1Aの主面2a
側への接触を解除する。ここで、主面側粘着剤層2A
は、背面側粘着剤層2Bに比べ、剥離ライナに対する剥
離力がより小さいため、上記の各解除は非常にスム―ス
に行える。つぎに、このように露出させた粘着剤層2の
主面2a側を被着体にあてがい、剥離ライナ1(1B)
を引き剥がして、この剥離ライナ1(1B)の背面2b
への接触も解除する。
【0031】このように、本発明では、粘着剤層2を前
記特定のポリマ―構成からなる主面側粘着剤層2Aと背
面側粘着剤層2Bとの少なくとも2層構造として、粘着
剤層2の主面2a側と背面2b側とで剥離ライナ1(1
A,1B)に対する剥離力が異なるように構成したこと
により、上記剥離力の小さい主面2a側からの剥離ライ
ナ1(1A)の剥離を作業性良好に行うことができ、し
かもその後の背面2b側からの剥離ライナ1(1B)の
剥離作業も容易に行える。
【0032】これに対して、両粘着面側で剥離ライナの
剥離力が同じであると、この剥離力が小さくても、主面
側からの剥離ライナの剥離がスム―スにいかず、粘着面
に乱れを生じ、粘着剤が剥離ライナに付着するなどの不
都合を招きやすい。シリコ―ン処理を施していた従来の
剥離ライナでは、これと同じ問題に対し、シリコ―ン処
理の程度を変えて、両粘着面側で剥離力に差異を持たせ
ていた。
【0033】このようにして被着体に適用された両面粘
着シ―ト類は、主面側粘着剤層2Aがポリカ―ボネ―ト
構造を持つポリマ―を、背面側粘着剤層2Bがアクリル
系ポリマ―を、それぞれ主成分としているため、被着体
の接着固定という目的を十分に果たし、またシリコ―ン
処理を施していない剥離ライナ1(1A,1B)のため
に、シリコ―ンの移行現象がなく、電子機器などの用途
に適用しても、シロキサンガスによる電子機器内部の腐
食や誤動作などの問題は生じない。
【0034】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明するが、本発明の範囲は以下の実施例により
なんら制限を受けるものではない。なお、以下、部とあ
るのは重量部を意味するものとする。
【0035】実施例1 四ツ口セパラブルフラスコに攪拌機、温度計および水分
離管を付け、これに、ポリカ―ボネ―トジオ―ル〔ダイ
セル化学工業(株)製の「PLACCEL CD220
PL」、水酸基価:56.1KOHmg/g〕250g、
セバシン酸25.28g、触媒としてのジブチルチンオ
キシド(以下、DBTOという)62mgを仕込み、反応
水排出溶剤としての少量のトルエンの存在下、攪拌しな
がら180℃まで昇温し、この温度で保持した。しばら
くすると、水の流出分離が認められ、反応が進行しはじ
めた。約25時間反応を続けて、重量平均分子量が5.
6万であるポリエステルを得た。つぎに、このポリエス
テルをトルエンで固形分濃度50重量%に希釈したの
ち、その固形分(ポリエステル)100部あたり、架橋
剤としてトリメチロ―ルプロパンのヘキサメチレンジイ
ソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレタン(株)製の「コ
ロネ―トHL」〕3部を配合し、よく攪拌混合して、粘
着剤組成物Xを調製した。
【0036】これとは別に、冷却管、窒素導入管、温度
計および攪拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸2−
エチルヘキシル90部、アクリル酸10部、重合開始剤
として2,2−アゾビスイソブチロニトリル0.15
部、酢酸エチル100部を入れ、窒素ガス雰囲気下、6
0℃で12時間反応させて、重量平均分子量が110万
であるアクリル系ポリマ―を得た。つぎに、このアクリ
ル系ポリマ―をトルエンで固形分濃度30重量%に希釈
したのち、その固形分(アクリル系ポリマ―)100部
あたり、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンのトリレ
ンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレタン(株)製
の「コロネ―トL」〕2部を配合し、よく攪拌混合し
て、粘着剤組成物Yを調製した。
【0037】つぎに、剥離ライナとして、厚さが100
μmのポリエチレンフイルムを使用し、この剥離ライナ
上に、アプリケ―タを用いて、上記の粘着剤組成物Xを
塗布し、90℃で5分間乾燥して、厚さが30μmの主
面側粘着剤層を形成した。さらに、この主面側粘着剤層
上に、アプリケ―タを用いて、上記の粘着剤組成物Yを
塗布し、90℃で5分間乾燥して、厚さが30μmの背
面側粘着剤層を形成した。この上に、もうひとつの剥離
ライナとして、上記と同様の厚さが100μmのポリエ
チレンフイルムを貼り合わせ、その後、50℃の雰囲気
中で5日間のエ―ジングを行い、両面粘着シ―トを得
た。
【0038】また、剥離ライナに対する剥離力とさらに
接着力測定用の試験シ―トとして、上記のように厚さが
100μmのポリエチレンフイルムからなる剥離ライナ
上に主面側粘着剤層および背面側粘着剤層を順次形成し
たのち、この背面側粘着剤層上に厚さが38μmのポリ
エステルフイルムを貼り合わせて、上記測定用の試験シ
―トを作製した。また、これとは別に、主面側粘着剤
層と背面側粘着剤層の形成順序を逆にし、上記同様の剥
離ライナ上に背面側粘着剤層および主面側粘着剤層を順
次形成したのち、この主面側粘着剤層上に38μmのポ
リエステルフイルムを貼り合わせて、上記測定用の試験
シ―トを作製した。
【0039】比較例1 剥離ライナとして、実施例1と同様の厚さが100μm
のポリエチレンフイルムを使用し、この剥離ライナ上
に、アプリケ―タを用いて、実施例1で調製した粘着剤
組成物Xを塗布し、90℃で5分間乾燥して、厚さが6
0μmの単層構造の粘着剤層を形成した。この上に、も
うひとつの剥離ライナとして、上記と同様の厚さが10
0μmのポリエチレンフイルムを貼り合わせ、その後、
50℃の雰囲気中で5日間のエ―ジングを行い、両面粘
着シ―トを得た。
【0040】また、剥離ライナに対する剥離力とさらに
接着力測定用の試験シ―トとして、上記のように厚さが
100μmのポリエチレンフイルムからなる剥離ライナ
上に粘着剤組成物Xからなる単層構造の粘着剤層を形成
したのち、この単層構造の粘着剤層上に厚さが38μm
のポリエステルフイルムを貼り合わせて、上記測定用の
試験シ―トを作製した。
【0041】比較例2 剥離ライナとして、実施例1と同様の厚さが100μm
のポリエチレンフイルムを使用し、この剥離ライナ上
に、アプリケ―タを用いて、実施例1で調製した粘着剤
組成物Yを塗布し、90℃で5分間乾燥して、厚さが6
0μmの単層構造の粘着剤層を形成した。この上に、も
うひとつの剥離ライナとして、上記と同様の厚さが10
0μmのポリエチレンフイルムを貼り合わせ、その後、
50℃の雰囲気中で5日間のエ―ジングを行い、両面粘
着シ―トを得た。
【0042】また、剥離ライナに対する剥離力とさらに
接着力測定用の試験シ―トとして、上記のように厚さが
100μmのポリエチレンフイルムからなる剥離ライナ
上に粘着剤組成物Yからなる単層構造の粘着剤層を形成
したのち、この単層構造の粘着剤層上に厚さが38μm
のポリエステルフイルムを貼り合わせて、上記測定用の
試験シ―トを作製した。
【0043】実施例2 四ツ口セパラブルフラスコに攪拌機、温度計および水分
離管を付け、これに、ポリカ―ボネ―トジオ―ル〔ダイ
セル化学工業(株)製の「PLACCEL CD210
PL」、水酸基価:115KOHmg/g〕200g、無
水コハク酸20.5g、DBTO(触媒)100mgを仕
込み、反応水排出溶剤としての少量のトルエンの存在
下、攪拌しながら180℃まで昇温し、この温度で保持
した。しばらくすると、水の流出分離が認められ、反応
が進行しはじめた。約27時間反応を続けて、重量平均
分子量が5万であるポリエステルを得た。つぎに、この
ポリエステルをトルエンで固形分濃度50重量%に希釈
したのち、その固形分(ポリエステル)100部あた
り、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンのヘキサメチ
レンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレタン(株)
製の「コロネ―トHL」〕2部を配合し、よく攪拌混合
して、粘着剤組成物Zを調製した。
【0044】つぎに、剥離ライナとして、厚さが100
μmのポリエチレンフイルムを使用し、この剥離ライナ
上に、アプリケ―タを用いて、上記の粘着剤組成物Zを
塗布し、90℃で5分間乾燥して、厚さが30μmの主
面側粘着剤層を形成した。さらに、この主面側粘着剤層
上に、アプリケ―タを用いて、実施例1で調製した粘着
剤組成物Yを塗布し、90℃で5分間乾燥して、厚さが
30μmの背面側粘着剤層を形成した。この上に、もう
ひとつの剥離ライナとして、上記と同様の厚さが100
μmのポリエチレンフイルムを貼り合わせ、その後、5
0℃の雰囲気中で5日間のエ―ジングを行い、両面粘着
シ―トを得た。
【0045】また、剥離ライナに対する剥離力とさらに
接着力測定用の試験シ―トとして、上記のように厚さが
100μmのポリエチレンフイルムからなる剥離ライナ
上に主面側粘着剤層および背面側粘着剤層を順次形成し
たのち、この背面側粘着剤層上に厚さが38μmのポリ
エステルフイルムを貼り合わせて、上記測定用の試験シ
―トを作製した。また、これとは別に、主面側粘着剤
層と背面側粘着剤層の形成順序を逆にし、上記同様の剥
離ライナ上に背面側粘着剤層および主面側粘着剤層を順
次形成したのち、この主面側粘着剤層上に38μmのポ
リエステルフイルムを貼り合わせて、上記測定用の試験
シ―トを作製した。
【0046】上記の実施例1,2の各試験シ―ト,
とさらに比較例1,2の試験シ―トを用いて、剥離ラ
イナの剥離力試験および接着力試験を行つた。また、上
記の実施例1,2および比較例1,2の各両面粘着シ―
トを用いて、剥離作業性試験を行つた。これらの結果
は、表1に示されるとおりであつた。なお、上記の各試
験は、下記の方法により行つたものである
【0047】<剥離ライナの剥離力試験>厚さが38μ
mのポリエステルフイルムを貼り合わせた試験シ―ト
を用い、これをカツタ―ナイフにより20mm×100mm
の大きさに切断し、上記のポリエステルフイルム側を市
販の両面粘着テ―プによりステンレス板に接着したの
ち、剥離ライナを雰囲気温度23℃、剥離速度300mm
/分の条件で、180°剥離したときの剥離力を測定
し、これを主面側粘着剤層の剥離ライナに対する剥離力
(Fa)とした。また、これとは別に、厚さが38μm
のポリエステルフイルムを貼り合わせた試験シ―トを
用いて、上記と同様にして、背面側粘着剤層の剥離ライ
ナに対する剥離力(Fb)を測定した。さらに、これら
の測定値より、上記剥離力の比〔Fb/Fa〕を求め
た。また、厚さが38μmのポリエステルフイルムを貼
り合わせた試験シ―トを用い、上記と同様にして、単
層構造の粘着剤層の剥離ライナに対する剥離力(Fc)
を測定した。
【0048】<接着力試験>厚さが38μmのポリエス
テルフイルムを貼り合わせた試験シ―トを用い、これ
をカツタ―ナイフにより20mm×100mmの大きさに切
断したのち、剥離ライナを剥離し、この剥離面側を被着
体としてのアルミニウム板に雰囲気温度23℃の条件で
貼り付けた。30分後、剥離速度300mm/分の条件
で、180°剥離したときの剥離接着力を測定し、これ
を主面側粘着剤層の接着力(Ha)とした。また、これ
とは別に、厚さが38μmのポリエステルフイルムを貼
り合わせた試験シ―トを用いて、上記と同様にして、
背面側粘着剤層の接着力(Hb)を測定した。また、厚
さが38μmのポリエステルフイルムを貼り合わせた試
験シ―トを用い、上記と同様にして、単層構造の粘着
剤層の接着力(Hc)を測定した。
【0049】<剥離作業性試験>両面側に厚さが100
μmのポリエチレンフイルムからなる剥離ライナを有す
る両面粘着シ―トを用いて、これをカツタ―ナイフによ
り100mm×100mmの大きさに10枚切断した。各切
断片について、両面側の剥離ライナを指でつまんで剥離
し、粘着剤層の浮きや破れがなく、剥離ライナを良好に
剥離できるかどうかを調べた。このときの剥離作業性
を、下記の基準で評価した。 ○:10枚すべてが良好に剥離することができた △:5〜9枚は良好に剥離できたが、残りの5〜1枚は
剥離ライナの両側に粘着剤が残りきれいに剥離できなか
つた ×:6枚以上が剥離ライナの両側に粘着剤が残りきれい
に剥離できなかつた
【0050】
【0051】上記の表1の結果から明らかなように、本
発明の実施例1,2の両面粘着シ―トは、シリコ―ン処
理を施していない剥離ライナとしてポリエチレンフイル
ムを用いているにもかかわらず、この剥離ライナを良好
に剥離でき、しかも接着特性にもすぐれていることがわ
かる。これに対して、比較例1,2の両面粘着シ―トで
は、上記の剥離ライナを良好に剥離できなかつた。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明は、剥離ライナと
して、シリコ―ン処理を施していない剥離ライナを用い
るとともに、この剥離ライナに対して、主面側粘着剤層
と背面側粘着剤層との少なくとも2層構造の特定の粘着
剤層を設けるようにしたことにより、上記剥離ライナの
剥離性にすぐれ、また接着特性にもすぐれる両面粘着シ
―ト類を提供することができ、この両面粘着シ―ト類
は、通常の用途はもちろんのこと、シリコ―ンを実質的
に含まない両面粘着シ―ト類として、電子機器などの用
途に対しても、有利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面粘着シ―ト類の一例を示す断面図
である。
【図2】本発明の両面粘着シ―ト類の他の例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1(1A,1B) 剥離ライナ 2 粘着剤層 2a 粘着剤層の主面 2b 粘着剤層の背面 2A 主面側粘着剤層 2B 背面側粘着剤層 10,11 両面粘着シ―ト類
フロントページの続き (72)発明者 彦坂 和香 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着剤層とその両面側に接触する剥離ラ
    イナとを有してなる両面粘着シ―ト類において、上記の
    剥離ライナはシリコ―ン処理を施していない剥離ライナ
    からなるとともに、上記の粘着剤層は、つぎの式
    (1); (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
    基である)で表される繰り返し単位を有するポリカ―ボ
    ネ―ト構造を持つポリマ―を主成分とする主面側粘着剤
    層と、つぎの式(2); CH2 =C(R1 )COOR2 …(2) (R1 は水素原子またはメチル基、R2 は炭素数2〜1
    4のアルキル基である)で表される(メタ)アクリル酸
    アルキルエステルを主モノマ―としたアクリル系ポリマ
    ―を主成分とする背面側粘着剤層との少なくとも2層構
    造の粘着剤層からなり、かつ上記背面側粘着剤層の剥離
    ライナに対する剥離力(Fb)と上記主面側粘着剤層の
    剥離ライナに対する剥離力(Fa)がFb>Faの関係
    を有していることを特徴とする両面粘着シ―ト類。
  2. 【請求項2】 シリコ―ン処理を施していない剥離ライ
    ナが、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロ
    ピレン共重合体またはこれらの混合物からなるポリオレ
    フイン系フイルムであるか、あるいは表面が上記同様の
    ポリオレフインで加工されたフイルムである請求項1に
    記載の両面粘着シ―ト類。
  3. 【請求項3】 主面側粘着剤層の主成分であるポリカ―
    ボネ―ト構造を持つポリマ―が、ポリカ―ボネ―トジオ
    ―ルを必須としたジオ―ル成分と炭素数が2〜20の脂
    肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格とするジカル
    ボン酸を必須としたジカルボン酸成分とから合成される
    重量平均分子量1万以上のポリエステルからなる請求項
    1に記載の両面粘着シ―ト類。
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