JPH0948958A - 両面粘着テープの製造方法 - Google Patents

両面粘着テープの製造方法

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JPH0948958A
JPH0948958A JP20085695A JP20085695A JPH0948958A JP H0948958 A JPH0948958 A JP H0948958A JP 20085695 A JP20085695 A JP 20085695A JP 20085695 A JP20085695 A JP 20085695A JP H0948958 A JPH0948958 A JP H0948958A
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JP
Japan
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release paper
releasing
adhesive tape
double
sensitive adhesive
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JP20085695A
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English (en)
Inventor
Tomoyasu Izugami
朋保 井津上
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着特性や商品価値を低下させることなく、
生産性のよい両面粘着テープの製造方法を提供する。 【解決手段】 両面粘着テープの両面に第1離型紙及び
第2離型紙が積層されてなる積層体を、剥離ロールと送
りロールとの間を通過させたところで第1離型紙を剥離
ロールにより剥離除去し、両面粘着テープが積層された
第2離型紙を巻き取る際に、送りロール4と剥離ロール
3の中心軸を含む平面Bと直交し、剥離ロール3及び送
りロール4に共通に接する平面Aに対し、積層体5を平
面Aよりも送りロール4側から供給する一方、両面粘着
テープ1が積層されている第2離型紙12を平面Aより
も送りロール4側へ引き取るとともに、第1離型紙13
を平面Aよりも剥離ロール3側へ剥離して巻き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面粘着テープの
製造方法に関し、詳しくは両面粘着テープの製造工程に
おける離型紙の剥離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】両面粘着テープを製造するには、離型紙
に粘着剤を塗布乾燥して形成した粘着剤層をピンチロー
ルを通過させることで不織布等の基材の一面に貼り合わ
せ、該基材の他の面にも同様にして離型紙上の粘着剤層
を貼り合わせた後、これを一対のロールの間を通過させ
たところで、一方の剥離ロールに沿って一方の離型紙だ
けを剥離除去し、粘着剤層が積層されている他方の離型
紙を他方のロールに沿って引き取ることが行われている
(例えば特開平6−228513号公報)。
【0003】図5及び図6は従来行われていた両面粘着
テープの製造方法を示す説明図である。従来行われてい
る上記のような製造方法では、図2に示すような両面粘
着テープ1の両面に第1離型紙12、第2離型紙13が
積層された積層体5を剥離ロール2と送りロール3との
間に供給する際、作業場の広さ等により制約を受けたり
する。そのために、積層体5の巻重体(図示略)を装着
する位置や、両面粘着テープ1が積層された第2離型紙
13を巻き取る装置(図示略)の位置が、図5に示すよ
うに剥離ロール3と送りロール4の中心を含む平面Bと
直交し、剥離ロール3及び送りロール4に共通に接する
平面Aに対し、積層体5を剥離ロール3側から送り込ん
だり、図6に示すように、両面粘着テープ1が積層され
た離型紙13を平面Aよりも剥離ロール3側へ引き取る
ことが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7は図5の詳細を示
す説明図で、上記従来のようにして離型紙12の剥離を
行うと、製品側の離型紙13に積層された両面粘着テー
プ1が、剥ぎ取られる離型紙12に接着して製品側の離
型紙13から瞬間的に浮き上がり、再び離型紙13に接
着される。このため、両面粘着テープ1には幅方向に向
かう細かい縮緬状のしわが発生し、粘着特性や商品価値
を低下させる原因となる。
【0005】この対策として、剥ぎ取り側の離型紙に塗
布する粘着剤の厚みを薄くしたり、塗布幅を狭くしたり
して他の側の粘着剤よりも粘着力を故意に低くすること
も行われていた。しかしこのような手段を行うと両面粘
着テープの表裏の粘着特性が変わったり、製造作業に余
分な工程管理を必要とし、生産性を向上させることが困
難である。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解消し、粘着
特性や商品価値を低下させることなく、生産性のよい両
面粘着テープの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の両面粘着テープ
の製造方法は、第1離型紙上及び第2離型紙上に形成さ
れたそれぞれの粘着剤層を基材の両面に貼り合わせて両
面粘着テープを形成し、該両面粘着テープの両面に第1
離型紙及び第2離型紙が積層されてなる積層体を、剥離
ロールと送りロールとの間を通過させたところで第1離
型紙を剥離ロールにより剥離除去し、両面粘着テープが
積層された第2離型紙を巻き取る両面粘着テープの製造
方法において、送りロールと剥離ロールの中心軸を含む
平面と直交し、剥離ロール及び送りロールに共通に接す
る平面Aに対し、積層体を平面Aよりも送りロール側か
ら供給する一方、両面粘着テープが積層されている第2
離型紙を平面Aよりも送りロール側へ引き取るととも
に、第1離型紙を平面Aよりも剥離ロール側へ剥離して
巻き取ることを特徴とする。
【0008】本発明で使用する第1離型紙及び第2離型
紙は従来公知のものが使用される。例えば、ポリエチレ
ンコーティングされた上質紙やグラシン紙、クラフト紙
等の紙基材のコーティング面にシリコーン等で離型処理
したもの、及びポリエステル等の合成樹脂シートにシリ
コーン等で離型処理したもの等が挙げられる。又、第1
離型紙と第2離型紙とは特に作用上異なるものでなく同
じものを使用してもよい。
【0009】第1離型紙及び第2離型紙面に塗布乾燥す
る粘着剤も従来両面粘着テープとして用いられているも
のが使用できる。例えば、アクリル系、ゴム系、シリコ
ーン系等の感圧性粘着剤が一般に使用される。粘着剤の
塗布方法は、各種のロールコーター、ナイフコーター、
グラビア印刷ロール等を使用すればよい。又、粘着剤の
塗布量は乾燥後で30〜100μmとなるようにするの
が好ましい。
【0010】第1離型紙及び第2離型紙面に形成した上
記粘着剤層を貼り合わせる基材は、織布もしくは不織
布、和紙、セロハン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、軟質塩化ビニル等の合成
樹脂シート、ポリエチレン等の発泡シート等、従来両面
粘着テープの基材に用いられているものである。
【0011】上記基材に第1及び第2離型紙の粘着剤層
を貼り合わせるには、ピンチロール等を通していずれか
一方の離型紙の粘着剤層を基材に圧着した後、同様にし
て他方の離型紙の粘着剤層を基材の他の面に圧着すると
積層体が得られる。第1及び第2離型紙の粘着剤層を同
時にピンチロールを通して基材の両面に貼り合わせても
よい。
【0012】上記のようにして得た積層体を剥離ロール
と送りロールとの間を通過させる。剥離ロール及び送り
ロールは材質、直径等において特に異なるものではな
く、通常はこれら2個のロールの中心軸を含む平面の方
向は鉛直方向とされている。本発明では上記平面と直交
し、剥離ロール及び送りロールに共通して接する平面A
に対して送りロール側から積層体を供給する。即ち、積
層体を供給する方向は上記2個のロールの中心軸を含む
平面に対し90度よりも小さい角度である。
【0013】2個のロールを通過させながら第1離型紙
を剥離ロールにに沿って両面粘着テープから剥離する。
同時に第2離型紙を両面粘着テープとともに送りロール
に沿って上記平面Aに対して斜め下方へ引き取る。即
ち、第2離型紙を引き取る方向は上記2個のロールの中
心を含む平面に対して90度よりも小さい角度である。
【0014】このように、剥離ロールと送りロールとの
間へ上記の角度で積層体を供給し、上記2個のロールを
通過しながら第1離型紙が剥離された第2離型紙を、上
記の角度で引き取ることにより、従来生じていた両面粘
着テープの浮き上がりが防止され、両面粘着テープに幅
方向の細かいしわが発生することがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1は本発明を実施するための積層体
を製造する状態を示す断面図であり、離型紙12の片面
に塗布乾燥して形成した厚み60μmのアクリル系粘着
剤層11を不織布(レーヨン,坪量14g/m2 )から
なる基材10の片面にピンチロール2、2により圧着し
て積層した。次いで同様にして上記基材10の他の面に
も粘着剤層11を積層し、第1離型紙12と第2離型紙
13との間に両面粘着テープ1が形成された積層体5を
作製した。
【0016】(実施例1)上記積層体5を図3に示す剥
離ロール3と送りロール4との間に供給する。剥離ロー
ル3と送りロール4の中心軸を含む平面Bに対して、積
層体5をθ1=47度の角度で送りロール4側から供給
し、これら2個のロールを通過させながら第1離型紙1
2を上方へ引取り、両面粘着テープ1を積層した第2離
型紙13を上記平面Bに対してθ2 =41度の角度で送
りロール4側へ引き取り、両面粘着テープ1を内側にし
て紙管(図示略)に巻き取って、片面に第2離型紙13
が積層された両面粘着テープ1を得た。第1離型紙12
を剥離する際に両面粘着テープ1は第2離型紙13から
浮き上がることなく、しわが発生することもなかった。
【0017】(実施例2)θ1 =80度、θ2 =79度
とした以外は実施例1と同様にして積層体を供給、引取
り、片面に第2離型紙13が積層された両面粘着テープ
を得た(図示略)。結果は実施例1の場合と同様であっ
た。
【0018】(実施例3)図4は実施例3の両面粘着テ
ープの製造方法を示し、θ1 =57度、θ2 =42度と
し、第1離型紙12を水平方向近くの方向へ引取った以
外は実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。この
場合も結果は実施例1と同様であった。
【0019】(比較例1)図5に示すように、積層体5
を直線Lに対してθ1 =102度、θ2 =42度として
供給、引取った以外は実施例1と同様にして両面粘着テ
ープを得た。第1離型紙を剥離する際に、両面粘着テー
プの両端縁が第1離型紙に接着されて浮き上がり、その
部分にしわが発生した。
【0020】(比較例2)θ1 =80度、θ2 =95度
とした以外は実施例1と同様にして積層体を供給、引き
取って両面粘着テープを得た。第1離型紙を剥離する際
に、両面粘着テープが第1離型紙に接着されて瞬間的に
第2離型紙から浮き上がり、再び第2離型紙に接着され
る状態が終始継続して起こり、両面粘着テープの幅方向
に縮緬状のしわが発生した。
【0021】(比較例3)図6に示すように、θ1 =1
02度、θ2 =27度とし、第1離型紙12を水平近く
の方向へ引取った以外は実施例1と同様にして両面粘着
テープ1を得た。結果は比較例2と同様であった。
【0022】
【発明の効果】本発明両面粘着テープの製造方法は以上
の構成であるから、従来生じていた粘着剤層の浮き上が
りが防止され、粘着剤層に幅方向の細かいしわが発生す
ることがなく、粘着特性や商品価値を低下させることも
なく、生産性よく両面粘着テープを製造することができ
る。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための積層体を製造する状態
を示す断面図。
【図2】積層体の構成を示す断面図。
【図3】本発明の実施例を説明するための説明図。
【図4】本発明の他の実施例を説明するための説明図。
【図5】従来の両面粘着テープの製造方法を説明するた
めの説明図。
【図6】従来行われていた両面粘着テープの他の製造方
法を説明するための説明図。
【図7】図5の詳細を示す説明図。
【符号の説明】
1 :両面粘着テープ 2 :ピンチロール 3 :剥離ロール 4 :送りロール 5 :積層体 10:基材 11:粘着剤層 12:第1離型紙 13:第2離型紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1離型紙上及び第2離型紙上に形成さ
    れたそれぞれの粘着剤層を基材の両面に貼り合わせて両
    面粘着テープを形成し、該両面粘着テープの両面に第1
    離型紙及び第2離型紙が積層されてなる積層体を、剥離
    ロールと送りロールとの間を通過させたところで第1離
    型紙のみを剥離ロールにより剥離除去し、両面粘着テー
    プが積層された第2離型紙を巻き取る両面粘着テープの
    製造方法において、送りロールと剥離ロールの中心軸を
    含む平面と直交し、剥離ロール及び送りロールに共通に
    接する平面Aに対し、積層体を平面Aよりも送りロール
    側から供給する一方、両面粘着テープが積層されている
    第2離型紙を平面Aよりも送りロール側へ引き取るとと
    もに、第1離型紙を平面Aよりも剥離ロール側へ剥離し
    て巻き取ることを特徴とする両面粘着テープの製造方
    法。
JP20085695A 1995-08-07 1995-08-07 両面粘着テープの製造方法 Pending JPH0948958A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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