JPWO2009136452A1 - X線管保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作ハンドルを把持し、表示体を視認する操作者が、X線管の姿勢に拘わらず、表示体に表示される撮像関連情報を適確に把握することができる。【解決手段】天井又は床面に対して水平移動可能とされる架台と、前記架台に対して垂直方向に配設される垂直軸と、前記垂直軸の軸線の周りを回動可能とされ、かつ上下に昇降可能とされる基部と、前記基部を中心とした放射方向での先端側にあって、基部側から先端側に向けて延び、水平方向に沿った回動軸の周りを回動可能に軸支され、被撮影体に向けX線を照射する撮像部を備えたX線管と、基部に対するX線管のさらに先端側に取り付けられ、X線管の先端側にあり、基部側に向く操作者がこれと対峙して視認可能とし、撮像関連情報を表示する表示体と、を備え、基部に対するX線管の先端側にある操作者が、前記X線管を、少なくとも基部に対して回動操作可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して水平移動可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して上下に昇降可能とし、あるいは垂直軸の軸線の周りを回動可能に操作することを可能としてなるX線管保持装置にあって、前記基部と表示体間において、回動軸に軸支され、基部と表示体間の回動軸の軸線上に配設されるX線管を迂回する状態で基部と表示体間に配設され、基部に対して表示体を連結させ、かつ基部に対してX線管が回動軸の周りに回動された状態においても、表示体は前記基部の姿勢に対応して回動軸の周りに回動されることなく、前記表示体の姿勢を維持するように、前記基部と前記表示体とを相互に連結可能とする連結体と、を備えることとしている。【選択図】図6

Description

本発明は、人体、家畜などの被撮影体に向けてX線を照射して撮像するX線管を保持するX線管保持装置に関する。
従来のX線管保持装置としては、特許文献1記載の天井懸垂タイプのX線管保持装置や、特許文献2記載の床面走行タイプのX線撮影装置をあげることができる。これらについて、図8〜12を参照しつつ説明する。図8は、従来の天井懸垂タイプのX線管保持装置の構成を示す斜視図である。図9(a)は、図8に示す従来のX線管保持装置と立位撮影台170を用いて撮影する状態を示す斜視図、(b)は、図8に示す従来のX線管保持装置と水平式撮影台175を用いて撮影する状態を示す斜視図である。図10(a)は、図8に示す従来のX線管保持装置において、初期状態の表示体160と撮像部142の配置を示す正面図、(b)は、図8に示す従来のX線管保持装置において、初期状態に対して、表示体160及び撮像部142を90度回動したときの配置を示す正面図である。図11は、従来の床面走行タイプのX線撮影装置の構成を示す側面図である。図12は、従来の床面走行タイプのX線撮影装置の構成を示す正面図である。
図8〜図10に示す天井懸垂タイプのX線管保持装置は、天井のX−Y方向に設けられた固定レール122及び移動レール123上から、懸垂台131(架台)によって懸垂され上下に伸縮自在の支柱132(垂直軸)と、X線管装置140と、操作スイッチ153、154、及び、操作ハンドル151、152を設けた操作盤150と、X線管装置140と操作盤150を回転可能に支柱132に取付ける取付ブロック133(基部)と、撮像関連情報を表示する表示体160と、を備える。固定レール122は、固定具121により天井に固定され、支柱132は、懸垂台131によって移動レール123に取り付けられている。X線は撮像部142から図10(a)の下方に向けて照射される。
このX線管保持装置においては、操作ハンドル151、152上の操作スイッチ153、154を操作することによって、X線管装置140、操作盤150、及び表示体160が一体となって、取付ブロック133(基部)から延びる水平軸133cの周りをθ2方向に回動可能である。また、取付ブロック133(基部)は、操作ハンドル151、152上の操作スイッチ153、154を操作することによって、X線管装置140、操作盤150、及び表示体160とともに、支柱132の中心軸の周りをθ1方向に回動可能である。加えて取付ブロック133(基部)は、操作スイッチ153,154を操作することによって支柱132を懸垂台131に対して伸縮し、これによりその高さをZ方向において自在に昇降させ、X線管装置140の天井に対する高さ方向を調整可能にしている。さらにX線管装置140の全体は、操作スイッチ153,154を操作することによって固定レール122に対し移動レール123をX方向に移動操作し、また移動レール123に対して懸垂台131(架台)をY方向に移動操作することが可能となる。
したがって、X線管装置140を撮影室内の天井に対してXY方向任意の位置に水平移動させることが可能となるとともに、任意の高さ位置、任意の方向に向けることが可能となり、例えば、立位撮影台170の前の被撮影体(図9(a))を前方から、又は、水平式撮影台175上の被撮影体の上方から撮影することができる。この際、操作者(X線技師等)は、表示体160の前面側に立ち、表示体160の画面を視認しながら操作スイッチ153,154を操作し、被撮影体に向けて撮像部142を任意の方向に指向させるようにしている。加えて、操作者は操作スイッチ153,154をマニュアルモードに切換操作し、X線管装置140の天井に対するXY方向での水平移動、Z方向での昇降移動、θ1方向での回動、θ2方向での回動を手動で行い、被撮影体に対する撮像部142の位置を微調整することも可能にしている。さらに加えて、操作者は表示体160の画面上に表示されるタッチスイッチに接触し、被撮影体に向けてX線管142を任意の方向に指向させることも可能にしている。
一方、図11及び図12に示す床面走行タイプのX線撮影装置は、床面上を進退し、撮影室の床面に対してXY方向に水平移動可能とされる台車221(架台)と、台車221の前方に旋回可能に保持された支柱222(垂直軸)と、一方の端を支柱222に高さ方向に移動可能に保持されたX線管保持機構230と、X線管保持機構5の他方端に保持されたX線管242と、操作スイッチ253、254、及び、操作ハンドル251、252を設けた操作盤250と、撮像関連情報を表示する表示体260と、を備える。X線はX線管242から図11及び図12の下方に向けて照射される。
このX線撮影装置においては、操作ハンドル251、252上の操作スイッチ253、254を操作することによって、X線管242、操作盤250、及び表示体260が一体となって、X線管保持機構230から延びる水平軸230cの周りをθ2方向に回動可能である。また、X線管保持機構230は、操作ハンドル251、252上の操作スイッチ253、254を操作することによって、X線管242、操作盤250、及び表示体260とともに、支柱222の中心軸の周りをθ1方向に回動可能であり、かつ支柱222に対してZ方向に昇降操作可能としている。加えて、操作者は、撮影室の床面に対して台車221(架台)を進退させて、X線撮影装置の全体をXY方向に水平移動させることとしている。すなわち、操作者は、表示体260の前面側に立ち、表示体260の画面を視認しながら操作スイッチ253,254を操作し、被撮影体に向けてX線管242を任意の方向に指向させるようにしている。加えて、操作者は操作スイッチ253,254をマニュアルモードに切換操作し、X線管242のZ方向での昇降移動、θ1方向での回動、θ2方向での回動を手動で行い、被撮影体に対するX線管242の位置を微調整することも可能にしている。さらに加えて、操作者は表示体260の画面上に表示されるタッチスイッチに接触し、被撮影体に向けてX線管242を任意の方向に指向させることも可能にしている。
こうして、X線管242を任意に方向に向けることが可能となり、水平式撮影台275上の被撮影体の上方から撮影することができる。
上述の天井懸垂タイプのX線管保持装置及び床面走行タイプのX線撮影装置を含む従来のX線管保持装置では、X線管を回動させて撮影すると、例えば図10(a)から(b)に変化して示されるように、X線管と一体となった表示部も回動することとなり、操作者は、表示部に表示された撮像関連情報を適確かつ迅速に把握することが難しくなる。具体的には、図10に示す例では、デジタルの数字表示が90度傾くことにより、例えば数字の「9」を「6」を誤認識する可能性がある。また、アナログメータについても、操作者の目から見て異なる感覚を覚えるおそれがある。このため、操作者が操作ボタンの方向を誤って操作してしまうこともあり得る。特に操作者においては、表示体の前面側に立ち、表示体上の撮像関連情報を視認しながら操作スイッチを操作することとしているため、表示内容に気が取られて操作スイッチを誤作動させたり、逆に操作スイッチに気が取られて表示内容を誤認識してしまうなどの可能性が指摘されていた。さらに操作者が操作スイッチをマニュアルモードに切換操作し、X線管のZ方向での昇降移動、θ1方向での回動、θ2方向での回動を手動で行う場合においては、X線管全体の可動抵抗が1〜2kgとなるため、こうした操作環境において誤動作が生じない装置開発が期待されている。
こうした問題を解決する手段として、特許文献1記載のX線管保持装置では、操作スイッチを0度と90度傾けた状態の2種類用意している。また、特許文献3記載のX線管保持装置では、表示体の傾斜を検出するセンサを備え、表示体の表示を0度の状態から90度傾けた状態で画面を0度と同じ状態に切り替えできるソフトウエアを搭載している。
特開2005−21470号公報 特開2008−61944号公報 特開2005−65942号公報
しかしながら、上述のセンサやソフトウエアを備えることとすると、X線管保持装置の製造コストの増加につながる。また、回動時に表示体の表示部の表示内容や操作スイッチを変更するとしても、初期状態と回動後の状態とでは、表示部の表示情報の配置、大きさ、操作スイッチの配置などが異なるため、操作者は表示された情報を迅速に認識できず、又は、操作スイッチを直ちに選択できないおそれがある。加えて、特許文献3に記載のX線管保持装置にあっては、表示体における撮像関連情報の表示が、センサにおける角度検知により、0度の状態から90度傾けた状態で切り替わる2つの表示バージョンしか存在しないため、例えば表示体が45度近辺の中間状態に傾いた状態においては、操作者は依然として表示内容を誤認しやすい不具合が指摘されている。
そこで本発明は、天井に懸垂され、又は、床面上をキャスタにより走行可能とされ、前記架台に対して垂直方向に配設される垂直軸と、前記垂直軸の軸線の周りを回動可能とされ、かつ上下に昇降可能とされる基部とを備え、基部側から先端側に向けて延び、水平方向に沿った回動軸の周りを回動可能に軸支され、被撮影体に向けX線を照射する撮像部を備えたX線管と、基部に対するX線管のさらに先端側に取り付けられ、X線管の先端側にあり、基部側に向く操作者がこれと対峙して視認可能とし、撮像関連情報を表示する表示体と、を備え、基部に対するX線管の先端側にある操作者が、前記X線管を、少なくとも基部に対して回動操作可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して水平移動可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して上下に昇降可能とし、あるいは垂直軸の軸線の周りを回動可能に操作することを可能としてなるX線管保持装置であって、撮影室内をX方向、Y方向に水平移動され、さらに昇降軸により天井面に対して上下方向(Z方向)に昇降され、加えて、X線管を昇降軸に垂直な方向に沿った軸の周りに回動させるタイプのX線管保持装置において、操作ハンドルを把持し、表示体を視認する操作者が、X線管の姿勢に拘わらず、表示体に表示される撮像関連情報を適確に把握することができることを目的とする。具体的には、本発明の目的は、撮像関連情報の誤認識、ひいてはX線管保持装置の誤操作を防止することにある。また、本発明は、X線管保持装置の操作性を向上して、迅速かつ正確な撮影を可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のX線管保持装置においては、天井又は床面に対して水平移動可能とされる架台と、前記架台に対して垂直方向に配設される垂直軸と、前記垂直軸の軸線の周りを回動可能とされ、かつ上下に昇降可能とされる基部と、前記基部を中心とした放射方向での先端側にあって、基部側から先端側に向けて延び、水平方向に沿った回動軸の周りを回動可能に軸支され、被撮影体に向けX線を照射する撮像部を備えたX線管と、基部に対するX線管のさらに先端側に取り付けられ、X線管の先端側にあり、基部側に向く操作者がこれと対峙して視認可能とし、撮像関連情報を表示する表示体と、を備え、基部に対するX線管の先端側にある操作者が、前記X線管を、少なくとも基部に対して回動操作可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して水平移動可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して上下に昇降可能とし、あるいは垂直軸の軸線の周りを回動可能に操作することを可能としてなるX線管保持装置にあって、前記基部と表示体間において、回動軸に軸支され、基部と表示体間の回動軸の軸線上に配設されるX線管を迂回する状態で基部と表示体間に配設され、基部に対して表示体を連結させ、かつ基部に対してX線管が回動軸の周りに回動された状態においても、表示体は前記基部の姿勢に対応して回動軸の周りに回動されることなく、前記表示体の姿勢を維持するように、前記基部と前記表示体とを相互に連結可能とする連結体と、を備えることとしている。
また本発明のX線管保持装置は、前記基部と表示体間において、X線管の基端側を、基部側から先端側に向けて延び、水平方向に沿った回動軸に対して回動可能に軸支するとともに、他方X線管の表示体側にある先端側を、前記回動軸と同一軸線上に配設され、表示体の基部側に配設され、回動軸の周りを回動されるX線管を、その先端側において回動可能に支持する支軸にて軸支することとしたものである。
また本発明のX線管保持装置は、X線管を前記基部と表示体間において、その基端側を回動軸の軸周りに支持し回動軸の回動に伴って回動する基端側固定板と、その先端側を表示体の基部側に配設される前記支軸の軸周りに配設されて回動軸の回動に伴って回動する先端側固定板と、の間に挟むようにして両固定板に支持することとしている。
また本発明のX線管保持装置は、基端側固定板と先端側固定板の間に、これら両固定板に支持される複数のフレーム材を配設し、前記基部と表示体間において配設されるX線管を、これら複数のフレーム材に支持することとしたものである。
また本発明のX線管保持装置は、基部と前記表示体とを相互に連結可能とする連結体を、基部から表示体に対して、基部と表示体間の回動軸の軸線上に配設されるX線管を迂回する状態で表示体側に延設される連結アームとし、該連結アームは基端側を基部に支持し、先端側に表示体を固定状態で支持することとしたものである。
また本発明のX線管保持装置は、連結体を、前記回動軸の軸線、並びに支軸の軸線と平行に配設され、前記基端側固定板と先端側固定板を貫通されて両板に軸支される連結軸とし、該連結軸の基部側には基部に固定された基端側ギアと噛み合い、連結軸が基端側固定板と先端側固定板の回動軸の軸線、並びに支軸の軸線に対する回動に伴い、前記基端側ギア上を公転する状態で自転可能とするピニオンを軸支し、他方連結軸の先端側には表示体の基部側に固定された先端側ギアと噛み合い、連結軸が基端側固定板と先端側固定板の回動軸の軸線、並びに支軸の軸線に対する回動に伴い、前記先端側ギア上を公転する状態で自転可能とするピニオンを軸支することとしたものである。
また本発明のX線管保持装置は、基端側ギア並びに先端側ギアを同一の外径、同一の歯形・歯数とし、中心軸を回動軸の軸線、並びに支軸の軸線と同一軸線上に設定するとともに、これらギアとそれぞれ噛み合うピニオンも同一の外径、同一の歯形・歯数からなることとしたものである。
また本発明のX線管保持装置は、前記表示体に、基部に対するX線管の先端側にある操作者が、前記X線管を、少なくとも基部に対して回動操作可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して水平移動可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して上下に昇降可能とし、あるいは垂直軸の軸線の周りを回動可能に操作することを可能とする操作部を備えることとしたものである。
本発明によると、X線管を回動させて姿勢を変更したとしても、操作者が、撮像関連情報を誤認識したり、X線管保持装置を誤って操作することを防止でき、表示体に表示される撮像関連情報を適確に把握することができる。よって、X線管保持装置の操作性を向上でき、迅速かつ正確な撮影が可能となる。
以下、本発明の実施形態に係るX線管保持装置について図面を参照しつつ詳しく説明する。以下の実施形態に係るX線管保持装置は、本発明を、天井から懸垂するタイプのX線管保持装置に適用したものであるが、本発明はこれに限定されることなく、台車を用いて床面を走行させてXY方向に移動させるタイプや、床面に固定されたレール上を水平移動可能としたタイプにも適用可能である。
図1に示すように、本実施形態にかかるX線管保持装置は、架台20と、昇降軸30と、基部33と、X線管40と、操作ハンドル50と、表示体60と、を備える。ここで、図1は、本実施形態にかかるX線管保持装置10の構成を示す斜視図である。以下に、各部材の詳細な構成について説明する。
架台20は、天井(不図示)に固定された支持具21に固定され、天井面に水平な面内においてX方向に延びるように配置されたXレール22と、このXレール22に対してX方向に移動可能に取り付けられ、天井面に水平な面内においてY方向に延びるように配置されたYレール23と、を備える。すなわち、架台20は、天井に対してX方向並びにY方向に水平移動可能とされる。
Yレール23には、接続基部31が取り付けられ、該接続基部31には垂直軸としての昇降軸30が取り付けられている。接続基部31は、Yレール23に対してY方向に移動可能である。Yレール23がXレール22に対して相対移動可能であるから、接続基部31は、天井に対して水平移動可能とされる。
昇降軸30は、接続基部31、軸部32、及び基部33を備える。軸部32は、接続基部31から垂直下向きに延び、接続基部31を基端にその下端側を垂直方向に伸縮可能としている。ここで、軸部32が伸縮する機構については、公知の構成を用いるため説明は省略する。
軸部32の下端には、軸部32の軸線32cの周りを回動可能(角度θ1)に、基部33が固定され、該基部33は、軸部32の伸縮によって上下(Z方向)に昇降可能であるとともに、Xレール22及びYレール23に沿って、天井に対して水平移動可能であり、かつθ1方向に回動可能である。
図2、図3に示すように、基部33には、水平方向において基部33を中心として放射方向での先端側にX線管40が取り付けられている。すなわち、X線管40は、基部33に対して、軸部32の軸線32cに垂直であって、基部33側から水平方向での先端側に延びてX線管40の所定位置を通る回動軸40cの周りを回動可能(角度θ2)とされる。X線管40は、X線管筐体41と、撮像部42と、を備える。撮像部42は、X線管筐体41内に固定されており(図6)、被撮影体に向け、図7(a)の下方にX線を照射して所望の画像を得ることができる。ここで、図2は、軸部32、基部33、X線管40、操作ハンドル50、及び表示体60の配置を示した、前方側面から見た斜視図である。図3は、軸部32、基部33、X線管40、操作ハンドル50、及び表示体60の配置を示した、後方側面から見た斜視図である。図2及び図3は、X線管40及び操作ハンドル50を、基部33に対して回動していない初期状態を示している。
X線管40及びこれを覆うX線管筐体41の内部には、図5及び図6に示すようにX線管40の回動軸40cの軸線と直交する状態で立設され、基部33との間における基部基端側に基端側固定板43bを、基部33と表示体60間における表示体60の背面側に先端側固定板41aをそれぞれ配設している。図6に示すように基部33の内部には、ステップモータMが配設され、該モータMの回動軸36は孔部37aからX線管40の回動軸40Cに沿って先端側に向けて延設・配置される。ステップモータMの回動軸36には、キーKを介して上記基端側固定板43bが固定状態で軸支される。すなわち、基端側固定板43bはステップモータMの駆動による回動軸36の軸周りの回動に伴って、X線管40の回動軸40cの軸周り回動可能とされる。
他方、X線管40の表示体60側にある先端側固定板41aは、図6に示すように表示板60の基部33側(裏面側)の中心に配設され、前記X線管40の回動軸40cと同一軸線上に固定され、配設される支軸66に対し、間に軸受け48を介装させる状態で回動可能に軸支される。
すなわち、基部33と表示体60間において配設されるX線管40(X線管筐体41も含む)は、これら2つの固定板43b、41aの間に挟むようにして両固定板43b、41aに支持されるものとされ、さらに具体的に説明するとX線管40は両端を各固定板43b、41aに支持された複数枚のフレーム材Fに保持させる状態で、各固定板43b、41aに支持される(図5,図6参照)。
この結果、X線管40、X線管筐体41、各固定板43b、41aの全体がステップモータMの駆動等に基づいて、回動軸36の回動駆動に対応してX線管40の回動軸40cを中心にθ2方向に回動させることが可能となる。
こうした基部33に対する基端側と、基部33に対する先端側の表示体60の裏面側との間で各軸36、66間により回動可能に支持されるX線管40は、内部に配設されるX線管球に実体として存在するX線管40の回動軸40cが貫通することもなく、実際には各軸36、66にそれぞれ先端・基端の各端部が支持され、仮想的に設定される回動軸40cを中心にθ2方向に回動されることとなる。
先端側固定板41aの表示体60側には、操作ハンドル50が取り付けられている。操作ハンドル50は、表示体60を挟むように、X線管筐体41の先端側固定板41aの左右両端にそれぞれ固定された操作部53、54と、操作部53、54から下方にそれぞれ延びるハンドル部51、52と、を備える。操作部53、54は側面に水平移動、上下移動、及び回動にそれぞれ対応したスイッチを備える。X線管保持装置10の操作者が、所望の動作に応じて操作部53、54の該当面を操作することにより、X線管40、操作ハンドル50、及び表示体60は、水平移動、上下移動、及び/又は、回動する。例えば、図4に示すように、X線管40及び操作ハンドル50をX線管40の回動軸40cの周りに90度回転(θ2=90)させることにより、撮像部42の照射方向を水平方向とすることができる。図4は、X線管40及び操作ハンドル50を、基部33に対して90度回動した状態を示す正面図である。
表示体60は、前面に表示パネル61を備える。表示パネル61には、撮像関連情報(例えば、撮影条件、被撮影体に関する情報)が表示される。この表示パネル61としては、液晶タッチパネルを用いることができる。ここで操作者(X線技師等)は、表示体60の表示パネル61の先端側にある。すなわち、操作者はX線管40の基部33に対するさらに先端側において、基部33の方向を向いて表示体60と対峙しながら撮影室内の床面に立ち、表示パネル61に表示された撮像関連情報を視認しながら操作ハンドル50の操作部53、54を操作することになる。加えて、操作者は、表示体60の表示パネル61に表示されたタッチセンサを操作することも可能とされ、さらに図7(a)、(b)に示され、表示パネル61の周部に配設されて、前記操作部53、54に配設されるスイッチと同様にX線管40を水平移動、上下移動、及び回動するための対応するスイッチS(操作部:図7)を操作することも可能とされる。
ここで図面のうち図5、図6を参照して、基部33と表示体60間において、回動軸36に軸支され、基部33と表示体36間において仮想的に設定されるX線管40の回動軸40Cを迂回する状態で、基部33と表示体60間に配設されて、基部33に対して表示体60を連結させ、かつ基部33に対してX線管40が回動軸40cの周りに回動された状態においても、表示体60は前記基部33の姿勢に対応して回動軸36の周りに回動されることなく、前記表示体60の姿勢を維持する機構について説明する。すなわち、この機構は、前記基部33と前記表示体60とを相互に連結可能とし、表示体60の姿勢を基部33と同様に保持しつつ、X線管40とこれに連動する操作ハンドル50がX線管40における回動軸40cの周りをθ2方向に回動させることを可能にし、基部33の姿勢に対応して表示体60の姿勢を維持するように、基部33と表示体60とを互いに連結するものである。
基部33のX線管筐体41側の外面には、基部33に支持される状態で基部側ギア37が固定されている。一方、表示体60のX線管筐体41側の裏面には、表示体側ギア67が表示体60に支持される状態で固定されている。ここで基部側ギア37並びに表示体側ギア67は、同一の外径の円板の外周に、同一ピッチの歯形・歯数をもって形成したものであって、中央には厚さ方向に貫通する孔部37a、67aがそれぞれ形成されている。孔部67aには、回動軸40c上に対応する支軸66の一端が挿通固定されており、該支軸66は基端側で前記先端側固定板41aを、前述のように間に軸受け48を介装する状態で回動可能に支持することを可能にしている。一方、基部33側の孔部37aには、軸線が回動軸40c上にあるように、基部33側に固定されるステップモータMから延びる軸36が挿通されている。この軸36の先端側には前述のように基端側固定板43bがキーKを介して固定状態で軸支され、基端側固定板43bを基部33に対して回動可能に支持している。
X線管筐体41内には、基部33と表示体60間において、特にX線管40の管球が存在し、位置する回動軸40cを上方に迂回する状態で配設され、X線管40や撮像部42に干渉しない基端側固定板43bの先端側固定板41a間の上方位置において、表示体側ギア67と基部側ギア37の外周位置に至る連結軸44が挿通固定されている。すなわち、連結体としての連結軸44は、表示体60と基部33間に配設され、両者を相互に連結するものとされる。さらに連結軸44は、基端側固定板43bと先端側固定板41a間にX線管40及びX線管筐体41を挟むようにしている。こうしてX線管40の回動軸40c上方に迂回させる状態でそれぞれ基端側固定板43b、並びに先端側固定板41aを貫通して両板43b、41aに支持される連結軸44は、各端部にピニオン45、46が軸支され、基部側ギア37及び表示体側ギア67が対応する状態でそれぞれ噛み合っている。ここで各ピニオン45,46も、同一ピッチの歯形・歯数をもって形成したものとされる。
ここで基部33に対してX線管40が回動軸40cの周りに回動された状態においても、表示体60を前記基部33の姿勢に対応して回動軸36の周りに回動させることなく、前記表示体60の姿勢を維持する機構は、基部側ギア37、連結軸44、ピニオン45、46、表示体側ギア67によって構成されるものである。すなわち、X線管40及び操作ハンドル50がX線管40における回動軸40cの周りをθ2方向に回動する状態にあっても、操作者の前面側にある表示体60がθ2方向に回動せず、基部33と同じ姿勢を維持するものである。これにより、基部33と操作者がその前面側に立つ表示体60の間に存在し、そうした位置関係にあるX線管40及び操作ハンドル50を、表示体60の姿勢を維持しつつ、操作ハンドル50の操作により回動軸40cの周りをθ2方向に回動することが可能となる。
この機構を詳しく説明すると、連結軸44は、ピニオン45及び基部側ギア37を介して基部33に支持されるとともに、ピニオン46及び表示体側ギア67を介して表示体60を支持している。また回動軸40c上に、軸36及び軸66の軸線を配置し、かつ、軸線が回動軸40cに平行になるように連結軸44を配置している。このため、操作ハンドル50を操作することによって、ステップモータMを駆動し、これにより軸36が回転駆動して回動軸40cの周りにX線管40及び操作ハンドル50がθ2方向に回動することとなる。これにともない、ピニオン45及びピニオン46が基部側ギア37及び表示体側ギア67の外周とそれぞれ噛み合った状態で回転移動する。また、X線管筐体41と表示体60とが軸受け48を介して連結されていることから、表示体側ギア67は、ピニオン46が移動した軌跡の分だけ表示体側ギア67の周りを自転する。同様に、基部側ギア37についても、基部33に対して相対回動可能であるため、ピニオン45が回転移動した軌跡の分だけ軸36の周りを自転する。すなわち、連結軸44の基部33側に固定される基端側ギア37と噛み合うピニオン45は、連結軸44が基端側固定板43bと先端側固定板41aの軸線40cを中心としてθ2方向に回動するのに伴い、前記基端側ギア37上を公転する状態で自転可能とされる。他方連結軸44の先端側に固定された先端側ギア67と噛み合うピニオン46は、連結軸44が基端側固定板43bと先端側固定板41aの軸線40cを中心としてθ2方向に回動するのに伴い、前記先端側ギア67上を公転する状態で自転可能とされる。
したがって、操作ハンドル50の操作部53、54や表示体60内の表示パネル61の周部に配設されるスイッチS(操作部:図7)の操作によって、X線管40及び操作ハンドル50を回動軸40cの周りに回動させて撮像部42を所望の方向に向ける場合に、この回動に拘わらず、基部33の姿勢に対応して表示体60の姿勢を一定に保つことができる。すなわち、基部33に対してその放射方向での先端側に位置するX線管40をθ2方向に操作者が回動操作する状態においても、X線管40のさらに先端側にある表示体60の姿勢を変化させることがなく、さらに表示体60の前面側に立つ操作者においては、表示体60の表示パネル61に表示された撮像関連情報を視認しながら操作ハンドル50の操作部53、54、スイッチSを操作することが可能となり、その際、表示体60の姿勢は基部33の姿勢に対応して一定に保つことが可能となる。例えば、図7(a)に示す初期状態に対して、図7(b)に示すような90度回動した状態における表示体60の姿勢は変化していない。したがって、X線管40の向きを変更しても表示体60の姿勢が一定であるため、表示体60の前面側に立ち、表示パネル61に表示された撮像関連情報を視認する操作者が、表示体60の表示内容を誤認識したり、誤った操作をしてしまうおそれがない。ここで、図7(a)は、初期状態におけるX線管40、操作ハンドル50、及び表示体60の配置を示す正面図、(b)は、基部33に対してX線管40及び操作ハンドル50を90度回動した状態を示す正面図である。
本実施形態に係るX線管保持装置10では、基部側ギア37とピニオン45、及び、表示体側ギア67とピニオン46というギアの組み合わせを用いたが、これに代えて、チェーンとスプロケットや、ベルトとプーリという組み合わせを用いることもできる。さらに上記実施形態においては、ギア37と67、ピニオン45と46同一ピッチの歯形・歯数をもって形成したものとしているが、両機械要素は必ずしも同一形態のものとする必要はなく、表示体が基部側に対して同期して固定可能な機構であれば、こうした構成に限定されるものではない。
以上のように構成されたことから、上記実施形態によれば、操作者が操作ハンドル50を把持し、X線管40をX方向、Y方向、Z方向に撮像室内を移動操作し、さらに基部33に対し、X線管40をθ2方向に回動(揺動)操作し、X線管40の撮像部42を被撮影体に向けて上方に指向させるため回動する状態においても、操作者が視認する表示体60は回動されず、表示体60に表示される撮像関連情報を適確に把握し、X線管保持装置10の操作性を向上させることが可能となる。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。例えば上記実施形態ではX線管40、X線管筐体41、各固定板43b、41aの全体を基部33の基端側においてステップモータMの回動軸36に軸支し、かつ先端側を支軸66に軸支する構成としているが、X線管40を回動軸36にのみ片持ちで軸支させ、上記実施形態のような連結体としての連結軸等を用いることなく、基部33と前記表示体60とを相互に連結可能とする連結体を配設するようにしてもよい。この場合において連結体は、基部33から表示体60に対して、基部33と表示体60間の回動軸40cの軸線上に配設されるX線管40を迂回する状態で表示体60側に延設される片持ちの連結アームとし、該連結アームは基端側を基部33に支持し、先端側に表示体60を固定状態で支持する構造とすればよい。
本発明の実施形態に係るX線管保持装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る軸部、基部、X線管、操作ハンドル、及び表示体の配置を示した、前方側面から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る軸部、基部、X線管、操作ハンドル、及び表示体の配置を示した、後方側面から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るX線管及び操作ハンドルを、基部に対して90度回動した状態を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るX線管の内部構成を示した、前方側面から見た斜視図である。 図5のVI−VI線における断面図である。 (a)は、初期状態におけるX線管、操作ハンドル、及び表示体の配置を示す正面図、(b)は、基部に対してX線管及び操作ハンドルを90度回動した状態を示す正面図である。 従来の天井懸垂タイプのX線管保持装置の構成を示す斜視図である。 (a)は、従来のX線管保持装置と立位撮影台を用いて撮影する状態を示す斜視図、(b)は、従来のX線管保持装置と水平式撮影台を用いて撮影する状態を示す斜視図である。 (a)は、従来のX線管保持装置において、初期状態の表示体と撮影部の配置を示す正面図、(b)は、従来のX線管保持装置において、初期状態に対して、表示体及び撮影部を90度回動したときの配置を示す正面図である。 従来の床面走行タイプのX線撮影装置の構成を示す側面図である。 従来の床面走行タイプのX線撮影装置の構成を示す正面図である。
符号の説明
10 X線管保持装置
20 架台
21 支持具
22 Xレール
23 Yレール
30 昇降軸
31 接続基部
32 軸部
32c 軸線
33 基部
36 軸
37 基部側ギア
40 X線管
40c 回動軸
41 X線管筐体
42 撮像部
44 連結軸
45、46 ピニオン
48 軸受け
50 操作ハンドル
51、52 ハンドル部
53、54 操作部
60 表示体
61 表示パネル
66 軸
67 表示体側ギア
M ステップモータ

Claims (8)

  1. 天井又は床面に対して水平移動可能とされる架台と、前記架台に対して垂直方向に配設される垂直軸と、前記垂直軸の軸線の周りを回動可能とされ、かつ上下に昇降可能とされる基部と、前記基部を中心とした放射方向での先端側にあって、基部側から先端側に向けて延び、水平方向に沿った回動軸の周りを回動可能に軸支され、被撮影体に向けX線を照射する撮像部を備えたX線管と、基部に対するX線管のさらに先端側に取り付けられ、X線管の先端側にあり、基部側に向く操作者がこれと対峙して視認可能とし、撮像関連情報を表示する表示体と、を備え、基部に対するX線管の先端側にある操作者が、前記X線管を、少なくとも基部に対して回動操作可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して水平移動可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して上下に昇降可能とし、あるいは垂直軸の軸線の周りを回動可能に操作することを可能としてなるX線管保持装置にあって、前記基部と表示体間において、回動軸に軸支され、基部と表示体間の回動軸の軸線上に配設されるX線管を迂回する状態で基部と表示体間に配設され、基部に対して表示体を連結させ、かつ基部に対してX線管が回動軸の周りに回動された状態においても、表示体は前記基部の姿勢に対応して回動軸の周りに回動されることなく、前記表示体の姿勢を維持するように、前記基部と前記表示体とを相互に連結可能とする連結体と、を備えることとしてなるX線管保持装置
  2. 前記基部と表示体間において、X線管の基端側を、基部側から先端側に向けて延び、水平方向に沿った回動軸に対して回動可能に軸支するとともに、他方X線管の表示体側にある先端側を、前記回動軸と同一軸線上に配設され、表示体の基部側に配設され、回動軸の周りを回動されるX線管を、その先端側において回動可能に支持する支軸にて軸支することとした請求項1に記載のX線管保持装置。
  3. X線管を前記基部と表示体間において、その基端側を回動軸の軸周りに支持し回動軸の回動に伴って回動する基端側固定板と、その先端側を表示体の基部側に配設される前記支軸の軸周りに配設されて回動軸の回動に伴って回動する先端側固定板と、の間に挟むようにして両固定板に支持するものとした請求項2に記載のX線管保持装置。
  4. 基端側固定板と先端側固定板の間に、これら両固定板に支持される複数のフレーム材を配設し、前記基部と表示体間において配設されるX線管を、これら複数のフレーム材に支持することとした請求項3に記載のX線管保持装置。
  5. 基部と前記表示体とを相互に連結可能とする連結体を、基部から表示体に対して、基部と表示体間の回動軸の軸線上に配設されるX線管を迂回する状態で表示体側に延設される連結アームとし、該連結アームは基端側を基部に支持し、先端側に表示体を固定状態で支持することとした請求項1ないし4のいずれかに記載のX線管保持装置。
  6. 連結体を、前記回動軸の軸線、並びに支軸の軸線と平行に配設され、前記基端側固定板と先端側固定板を貫通されて両板に軸支される連結軸とし、該連結軸の基部側には基部に固定された基端側ギアと噛み合い、連結軸が基端側固定板と先端側固定板の回動軸の軸線、並びに支軸の軸線に対する回動に伴い、前記基端側ギア上を公転する状態で自転可能とするピニオンを軸支し、他方連結軸の先端側には表示体の基部側に固定された先端側ギアと噛み合い、連結軸が基端側固定板と先端側固定板の回動軸の軸線、並びに支軸の軸線に対する回動に伴い、前記先端側ギア上を公転する状態で自転可能とするピニオンを軸支するものである請求項3又は請求項4に記載のX線管保持装置。
  7. 基端側ギア並びに先端側ギアを同一の外径、同一の歯形・歯数とし、中心軸を回動軸の軸線、並びに支軸の軸線と同一軸線上に設定するとともに、これらギアとそれぞれ噛み合うピニオンも同一の外径、同一の歯形・歯数からなることとした請求項6に記載のX線管保持装置。
  8. 前記表示体に、基部に対するX線管の先端側にある操作者が、前記X線管を、少なくとも基部に対して回動操作可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して水平移動可能とし、あるいは前記天井又は前記床面に対して上下に昇降可能とし、あるいは垂直軸の軸線の周りを回動可能に操作することを可能とする操作部を備えることとした請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のX線管保持装置。

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