JPWO2008012889A1 - 電子部品移送方法および電子部品ハンドリング装置 - Google Patents

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Abstract

複数の試験前ICデバイス2を同時に保持し移送し得る可動ヘッド304(吸着パッド307)を備えたハンドラ1において、複数の試験前ICデバイス2を、供給用のカスタマトレイKSTからテストトレイTSTに移送するにあたり、ソケットOFFのソケット40に対応する位置のカスタマトレイKSTに載置されている試験前ICデバイス2をカスタマトレイKSTに残し、ソケットOFF以外のソケット40に対応する位置のカスタマトレイKSTに載置されている試験前ICデバイス2のみを吸着パッド307で保持し、その配置を変えずに、カスタマトレイKSTからテストトレイTSTに移送する第1ステップと、ソケットOFFのソケット40に対応する位置にあるとしてカスタマトレイKSTに残された試験前ICデバイス2を、カスタマトレイKSTからソケットOFF以外のソケット40に対応する位置のテストトレイTSTに移送する第2ステップとを行う。

Description

本発明は、ICデバイス等の電子部品を試験するために複数の電子部品を移送する電子部品ハンドリング装置、及びかかる電子部品ハンドリング装置において複数の電子部品を移送する方法に関するものである。
ICデバイス等の電子部品の製造課程においては、最終的に製造された電子部品を試験する試験装置が必要となる。かかる試験装置においては、ハンドラと称される電子部品ハンドリング装置により、多数のICデバイスをテストトレイに収納して搬送し、各ICデバイスの外部端子をテストヘッド上に設けられたソケットの接続端子に電気的に接触させ、試験用メイン装置(テスタ)に試験を行わせる。このようにしてICデバイスは試験され、少なくとも良品や不良品といったカテゴリに分類される。
試験前のICデバイスは、通常供給用のカスタマトレイ(供給用トレイ)に収納されており、上記電子部品ハンドリング装置において、X−Y搬送装置の可動ヘッドに複数(例えば4個)設けられている吸着パッドにより、供給用トレイからピックされてテストトレイに移送される。
ここで、テストヘッド上の複数のソケットのうちの一部のソケットが、接続端子の不具合等によって使用不可(ソケットOFF)に設定されることがある。ソケットOFFに設定されているソケットでは試験ができないため、当該ソケットOFF設定のソケット、ひいてはそれに対応する位置のテストトレイのICデバイス収納部には被試験ICデバイスを移送すべきではない。
そのために従来は、吸着パッドで保持した複数(例えば4個)のICデバイスを、ソケットOFF設定のソケットに対応する位置のテストトレイのICデバイス収納部を空けて、ソケットOFFに設定されていないソケットに対応する位置のテストトレイのICデバイス収納部のみに順次収納している。
したがって、吸着パッドで保持したICデバイスをテストトレイのICデバイス収納部に一度に収納することができず、複数回に分けて収納することになる。すなわち、吸着パッドで保持したICデバイスをソケットOFF以外のソケットに対応するICデバイス収納部に収納するために、いわゆるタッチダウンを複数回繰り返すことになる。そのため、移送効率が悪く、スループットが低下し、試験効率が悪化するという問題がある。
また、ICデバイスの試験の終了後、テストトレイのICデバイス収納部に収納されているICデバイスは、試験結果に応じて分類されながら、X−Y搬送装置の可動ヘッドの吸着パッドにより仕分用のカスタマトレイ(仕分用トレイ)に移送される。このとき、一つのテストトレイ上に異なる試験結果を有するICデバイスが混在することがあり、したがって、吸着パッドにより保持された複数(例えば4個)のICデバイス中にも異なる試験結果を有するものが混在することがある。
この場合、従来は、吸着パッドにより保持したICデバイスのうちの一の試験結果を有するICデバイス(例えば良品判定のICデバイス)を、当該試験結果(良品判定)の仕分用トレイに間を空けることなく詰めるようにして順次収納し、他の試験結果を有するICデバイス(例えば不良品判定のICデバイス)を、当該試験結果(不良品判定)の仕分用トレイに間を空けることなく詰めるようにして順次収納している。
上記の場合において、例えば、吸着パッドにより保持された複数のICデバイスが、良品判定、良品判定、不良品判定、良品判定の順で並んでいる場合、最初に2個の良品判定のICデバイスを良品判定の仕分用トレイのICデバイス収納部に置いた後、可動ヘッドを移動させて、上記2個の良品判定のICデバイスのすぐ横のICデバイス収納部に残りの1個の良品判定のICデバイスを置き、そして再度可動ヘッドを移動させて、不良品判定のICデバイスを不良品判定の仕分用トレイのICデバイス収納部に置く。
上記のように、吸着パッドにより保持された複数のICデバイス中に異なる試験結果を有するものが混在する場合、一の試験結果を有するICデバイスを仕分用トレイのICデバイス収納部に一度に収納することができず、複数回に分けて収納しなければならないことがある。この場合も、タッチダウンを複数回繰り返すことになり、移送効率が悪く、スループットが低下し、試験効率が悪化するという問題がある。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、電子部品を移送する際の電子部品保持部のタッチダウンの回数を減少させ、移送効率を向上させることのできる電子部品移送方法および電子部品ハンドリング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に本発明は、複数の試験前電子部品を同時に保持し移送し得る保持部を備えた電子部品ハンドリング装置において、複数の試験前電子部品を、試験前電子部品が載置されている第1地点から、試験前電子部品が載置又は試験される第2地点に移送する方法であって、前記各第2地点については、所定の状況に応じて、試験前電子部品が移送されてよい場合の被移送可設定と、試験前電子部品が移送されるべきでない場合の被移送不可設定とがなされ、被移送不可設定の第2地点に対応する位置の第1地点に載置されている試験前電子部品を第1地点に残し、被移送可設定の第2地点に対応する位置の第1地点に載置されている試験前電子部品のみを前記保持部で保持し、当該保持状態時における試験前電子部品の配置を変えずに、直接的又は間接的に第1地点から前記被移送可設定の第2地点に移送する第1ステップと、被移送不可設定の第2地点に対応する位置の第1地点に載置されているとして第1地点に残された試験前電子部品を、当該第1地点から被移送可設定の第2地点に移送する第2ステップとを備えたことを特徴とする電子部品移送方法を提供する(発明1)。
上記発明(発明1)によれば、被移送不可設定の第2地点に対応する位置の第1地点に載置されている試験前電子部品を第1地点に残し、被移送可設定の第2地点に対応する位置の第1地点に載置されている試験前電子部品のみを保持部で保持し、その保持状態時における試験前電子部品の配置を変えずに第1地点から第2地点に移送することで、1回の移送における第2地点に対するタッチダウンの回数を1回にすることができる。また、被移送不可設定の第2地点に対応する位置の第1地点に載置されているとして第1地点に残された試験前電子部品は、別のステップで纏めて移送することができるため、全体としてタッチダウンの回数を減少させることができ、これによって移送効率を向上させることができる。
上記発明(発明1)においては、第1地点に載置されている試験前電子部品のうち、被移送可設定の第2地点に対応する位置の第1地点に載置されている試験前電子部品の全てが第2地点に移送されるまで前記第1ステップを繰り返し行い、その後、前記第2ステップを行うようにするのが好ましい(発明2)。
上記発明(発明2)によれば、被移送可設定の第2地点に対応する第1地点に載置されている試験前電子部品の全てを移送してから、第1地点に残された試験前電子部品を移送するため、それら第1地点に残された試験前電子部品は、効率的に纏めて移送することができる。したがって、全体としてタッチダウンの回数を効果的に減少させることができ、これによって移送効率をより向上させることができる。
上記発明(発明1)において、前記第1地点は供給用トレイの電子部品収納部であればよく(発明3)、また、前記第2地点は試験用トレイの電子部品収納部であればよい(発明4)。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第1地点および第2地点は、搬送ボート(試験用トレイのように電子部品ハンドリング装置内を循環するが、搬送されるのみで、そのままテストには付されないもの)、その他の搬送媒体(例えば基板ボード)、ロジックハンドラのヒートプレート部、電子部品を搬送する上で一時的に電子部品を集める部分(例えばバッファ部やプリサイサの数が多い場合に設けられる)であってもよく、特に第2地点は、ソケットであってもよい。
第2に本発明は、複数の試験済電子部品を同時に保持し移送し得る保持部を備えた電子部品ハンドリング装置において、複数の試験済電子部品を、試験結果に基づいて分類しながら、試験済電子部品が載置されている第1地点から、試験済電子部品が載置される第2地点に移送する方法であって、第1地点に載置されている試験済電子部品のうち、所定の又は任意の試験結果を有する試験済電子部品を前記保持部によって保持して直接的又は間接的に第1地点から第2地点に移送し、前記所定の又は任意の試験結果を有する試験済電子部品のうち、一の試験結果を有する試験済電子部品を、前記保持部による保持状態時における配置に対応する配置で前記第2地点に載置する第1ステップを備えたことを特徴とする電子部品移送方法を提供する(発明5)。
上記発明(発明5)によれば、一の試験結果を有する試験済電子部品を、保持部による保持状態時における配置に対応する配置で第2地点に載置することで、1回の移送における第2地点に対するタッチダウンの回数を1回にすることができ、これによって移送効率を向上させることができる。
上記発明(発明5)において、前記所定の又は任意の試験結果を有する試験済電子部品には、前記一の試験結果を有する試験済電子部品のみが含まれていてもよいし(発明6)、前記一の試験結果を有する試験済電子部品と、他の試験結果を有する試験済電子部品とが含まれていてもよい(発明7)。また、前記所定の又は任意の試験結果には、全ての種類の試験結果が含まれ得、第1地点に載置されている試験済電子部品を前記保持部によって保持するときに、試験結果を問わず試験済電子部品を保持するようにしてもよい(発明8)。
上記発明(発明6)によれば、第1の地点から一の試験結果を有する試験済電子部品のみを保持し移送するため、一の試験結果を有する試験済電子部品が載置される第2地点に、他の試験結果を有する試験済電子部品が混入することを確実に防止することができる。
また、上記発明(発明7,8)によれば、試験結果が異なる複数の試験済電子部品を同じ保持部によって保持し移送することができるため、保持部が第1地点と第2地点との間を移動する回数を減少させることができ、これによって移送効率をより向上させることができる。
上記発明(発明5)においては、前記第1地点が試験用トレイの電子部品収納部であり、前記第2地点が仕分用トレイの電子部品収納部であればよい(発明9)。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第1地点および第2地点は、搬送ボート(試験用トレイのように電子部品ハンドリング装置内を循環するが、搬送されるのみで、そのままテストには付されないもの)、その他の搬送媒体(例えば基板ボード)、電子部品を搬送する上で一時的に電子部品を集める部分(例えばバッファ部やプリサイサの数が多い場合に設けられる)であってもよく、特に第1地点は、ソケットであってもよい。
上記発明(発明5)においては、前記第1ステップで試験済電子部品が載置されずに空き状態となっている第2地点に、前記一の試験結果を有する試験済電子部品を移送し載置する第2ステップをさらに備えたことが好ましい(発明10)。
上記発明(発明10)によれば、第2地点に一の試験結果を有する試験済電子部品を隙間なく載置することができ、第2地点(例えば仕分用トレイ)を効率良く使用することができる。この第2ステップにて一の試験結果を有する試験済電子部品を纏めて移送することにより、第1ステップとの組み合わせで、一の試験結果を有する試験済電子部品の移送にあたって、全体としてタッチダウンの回数を減少させることができ、これによって移送効率を向上させることができる。
上記発明(発明10)においては、前記第1ステップが実行できなくなるまで前記第1ステップを繰り返し行い、その後、前記第2ステップを行うことが好ましい(発明11)。
上記発明(発明11)によれば、第1の地点に載置されている一の試験結果を有する試験済電子部品が同じであれば、第1ステップによる移送回数を最も多くし、第2ステップによる移送回数を最も少なくすることができる。第1ステップによるタッチダウンの回数は1回であるため、全体としてタッチダウンの回数を最も少なくすることができ、したがって移送効率を最も効果的に向上させることができる。
上記発明(発明11)においては、前記第2地点は仕分用トレイの電子部品収納部であり、1枚の仕分用トレイについて前記第1ステップが実行できなくなるまで前記第1ステップを繰り返し行ってもよいし(発明12)、所定枚の仕分用トレイについて前記第1ステップが実行できなくなるまで前記第1ステップを繰り返し行ってもよいし(発明13)、仕分用トレイの交換を許容した上で前記第1ステップが実行できなくなるまで前記第1ステップを繰り返し行ってもよい(発明14)。
上記発明(発明5)においては、前記一の試験結果を有する試験済電子部品を、第2地点に移送し、前記第2地点に間を空けることなく詰めるようにして載置する第3ステップをさらに備えていてもよい(発明15)。
上記発明(発明15)によれば、第3ステップを実行することにより、試験済電子部品が移送されなくて間の空いた部分が存在する第2地点(例えば仕分用トレイ)の生成を防止することができ、第2地点を効率良く使用することができる。
上記発明(発明15)においては、1試験ロットに係る試験前電子部品を収納した供給用トレイに関する情報をトリガーとして、前記第3ステップを実行することが好ましい(発明16)。
トリガーとなる供給用トレイに関する情報としては、例えば、1試験ロットにおける最後の又は所定の供給用トレイが電子部品ハンドリング装置のローダ部にセットされたことの情報や、最後の又は所定の供給用トレイから試験前電子部品のロードが終了したことの情報等が挙げられる。最後の又は所定の供給用トレイであることは、電子部品ハンドリング装置が記憶している供給用トレイの枚数や、電子部品ハンドリング装置に設けられたセンサ等によって認識することができる。
上記発明(発明16)において、例えば、最後の供給用トレイに関する情報をトリガーとした場合、試験終了が間近であることが分かるため、最後に、試験済電子部品が移送されなくて間の空いた部分が存在する第2地点(例えば仕分用トレイ)が生成されることを防止することができ、したがって第2地点を無駄に多く使用することを防止することができる。同様に、所定の供給用トレイに関する情報をトリガーとした場合、所定の段階で、試験済電子部品が移送されなくて間の空いた部分が存在する第2地点が生成されることを防止することができる。
上記発明(発明5)においては、第2地点に既に載置された試験済電子部品を、前記第1ステップで試験済電子部品が載置されずに空き状態となっている第2地点に載置し直す第4ステップをさらに備えていてもよい(発明17)。
上記発明(発明17)によれば、第2地点に既に載置された試験済電子部品を、試験済電子部品が載置されずに空き状態となっている第2地点に載置し直すことで、試験済電子部品を第2地点に隙間なく載置することができるため、第2地点(例えば仕分用トレイ)を効率良く使用することができる。
上記発明(発明17)においては、1試験ロットに係る試験済電子部品のうちの全ての前記一の試験結果を有する試験済電子部品が第2地点に載置された後、前記第4ステップを実行することが好ましい(発明18)。
上記発明(発明18)によれば、最後の第2地点(例えば仕分用トレイ)において、試験済電子部品が収納されずに間の空いた部分ができることを防止することができる。
第3に本発明は、上記発明(発明1〜18)の電子部品移送方法を実行することのできる電子部品ハンドリング装置を提供する(発明19)。かかる発明(発明19)に係る電子部品ハンドリング装置によれば、電子部品を効率良く試験に付すことができる。
本発明によれば、被試験電子部品を移送する際の被試験電子部品を保持する保持部のタッチダウンの回数を減少させることができ、移送効率を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るハンドラを含むICデバイス試験装置の全体側面図である。 図2は、図1に示すハンドラの斜視図である。 図3は、被試験ICデバイスの取り廻し方法を示すトレイのフローチャート図である。 図4は、同ハンドラのICストッカの構造を示す斜視図である。 図5は、同ハンドラで用いられるカスタマトレイを示す斜視図である。 図6は、同ハンドラのテストチャンバ内の要部断面図である。 図7は、同ハンドラで用いられるテストトレイを示す一部分解斜視図である。 図8は、同ハンドラでの供給用のカスタマトレイからテストトレイへの試験前ICデバイスの移送方法を示すフローチャート図である。 図9は、同ハンドラでのテストトレイから仕分用のカスタマトレイへの試験済ICデバイスの移送方法の一例を示すフローチャート図である。 図10は、同ハンドラでのテストトレイから仕分用のカスタマトレイへの試験済ICデバイスの移送方法の他の例を示すフローチャート図である。 図11は、同ハンドラでの仕分用のカスタマトレイ内での試験済ICデバイスの移送方法の一例を示す図である。
符号の説明
1…ハンドラ(電子部品ハンドリング装置)
2…ICデバイス(電子部品)
10…ICデバイス(電子部品)試験装置
304,404…X−Y搬送装置
303,403…可動ヘッド
307,407…吸着パッド(保持部)
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、本実施形態に係る電子部品ハンドリング装置(以下「ハンドラ」という。)を備えたICデバイス試験装置の全体構成について説明する。図1に示すように、ICデバイス試験装置10は、ハンドラ1と、テストヘッド5と、試験用メイン装置6とを有する。ハンドラ1は、試験すべきICデバイス(電子部品の一例)をテストヘッド5に設けたソケットに順次搬送し、試験が終了したICデバイスをテスト結果に従って分類して所定のトレイに格納する動作を実行する。
テストヘッド5に設けられたソケットは、ケーブル7を通じて試験用メイン装置6に電気的に接続されており、ソケットに脱着可能に装着されたICデバイスは、ケーブル7を通じて試験用メイン装置6に接続され、試験用メイン装置6からの試験用電気信号によりテストされる。
ハンドラ1の下部には、主としてハンドラ1を制御する制御装置が内蔵されているが、一部に空間部分8が設けられている。この空間部分8に、テストヘッド5が交換自在に配置されており、ハンドラ1に形成した貫通孔を通してICデバイスをテストヘッド5上のソケットに装着することが可能になっている。
このハンドラ1は、試験すべき電子部品としてのICデバイスを、常温よりも高い温度状態(高温)または低い温度状態(低温)で試験するための装置であり、ハンドラ1は、図2および図3に示すように、恒温槽101とテストチャンバ102と除熱槽103とで構成されるチャンバ100を有する。図1に示すテストヘッド5の上部は、図6に示すようにテストチャンバ102の内部に挿入され、そこでICデバイス2の試験が行われるようになっている。
なお、図3は本実施形態のハンドラ1における試験用ICデバイスの取り廻し方法を理解するための図であって、実際には上下方向に並んで配置されている部材を平面的に示した部分もある。したがって、その機械的(三次元的)構造は、主として図2を参照して理解することができる。
図2および図3に示すように、本実施形態のハンドラ1は、これから試験を行うICデバイスを格納し、また試験済のICデバイスを分類して格納するIC格納部200と、IC格納部200から送られる被試験ICデバイスをチャンバ部100に送り込むローダ部300と、テストヘッドを含むチャンバ部100と、チャンバ部100で試験が行われた試験済のICデバイスを取り出して分類するアンローダ部400とから構成されている。ハンドラ1の内部では、ICデバイスは、テストトレイTST(図7参照)に収納されて搬送される。
ハンドラ1にセットされる前のICデバイスは、図5に示すようなカスタマトレイKST内に多数収納されており、その状態で、図2および図3に示すハンドラ1のIC収納部200へ供給され、そして、カスタマトレイKSTから、ハンドラ1内で搬送されるテストトレイTSTにICデバイス2が載せ替えられる。ハンドラ1の内部では、図3に示すように、ICデバイス2は、テストトレイTSTに載せられた状態で移動し、高温または低温の温度ストレスが与えられ、適切に動作するかどうか試験(検査)され、当該試験結果に応じて分類される。以下、ハンドラ1の内部について、個別に詳細に説明する。
第1に、IC格納部200に関連する部分について説明する。
図2に示すように、IC格納部200には、試験前のICデバイスを格納する試験前ICストッカ201と、試験の結果に応じて分類されたICデバイスを格納する試験済ICストッカ202とが設けられている。
これらの試験前ICストッカ201および試験済ICストッカ202は、図4に示すように、枠状のトレイ支持枠203と、このトレイ支持枠203の下部から侵入して上部に向かって昇降可能とするエレベータ204とを具備している。トレイ支持枠203には、カスタマトレイKSTが複数積み重ねられて支持され、この積み重ねられたカスタマトレイKSTがエレベータ204によって上下に移動される。
ここで、図5に示すカスタマトレイKSTは、10行×6列のICデバイス収納部を有するものとなっているが、これに限定されるものではなく、後述する説明では5行×4列のICデバイス収納部を有するカスタマトレイKSTを例示する。
図2に示す試験前ICストッカ201には、これから試験が行われるICデバイス(試験前ICデバイス)が収納されたカスタマトレイKSTが積層されて保持されている。また、試験済ICストッカ202には、試験を終えて分類されたICデバイス(試験済ICデバイス)が収納されたカスタマトレイKSTが積層されて保持されている。
なお、これら試験前ICストッカ201と試験済ICストッカ202とは、略同じ構造にしてあるので、試験前ICストッカ201の部分を、試験済ICストッカ202として使用することや、その逆も可能である。したがって、試験前ICストッカ201および試験済ICストッカ202の数は、必要に応じて容易に変更することができる。
図2および図3に示すように、本実施形態では、試験前ストッカ201として、2個のストッカSTK−Bが設けてある。ストッカSTK−Bの隣には、試験済ICストッカ202として、アンローダ部400へ送られる空ストッカSTK−Eが2個設けられている。また、その隣には、試験済ICストッカ202として、8個のストッカSTK−1,STK−2,…,STK−8が設けられており、試験結果に応じて最大8つの分類に仕分けして格納できるように構成してある。つまり、良品と不良品の別の外に、良品の中でも動作速度が高速のもの、中速のもの、低速のもの、あるいは不良の中でも再試験が必要なもの等に仕分けできるようになっている。
第2に、ローダ部300に関連する部分について説明する。
図2に示すように、ローダ部300における装置基板105には、供給用のカスタマトレイKSTが装置基板105の上面に臨むように配置される一対の窓部306,306が三対開設してある。それぞれの窓部306の下側には、カスタマトレイKSTを昇降させるためのトレイセットエレベータ(図示せず)が設けられている。また、図2に示すように、IC格納部200と装置基板105との間には、X軸方向に往復移動可能なトレイ移送アーム205が設けられている。
図4に示す試験前ICストッカ201のエレベータ204は、トレイ支持枠203に格納してあるカスタマトレイKSTを上昇させる。トレイ移送アーム205は、上昇したエレベータ204からカスタマトレイKSTを受け取り、X軸方向に移動してそのカスタマトレイKSTを所定のトレイセットエレベータに引き渡す。トレイセットエレベータは、受け取ったカスタマトレイKSTを上昇させて、ローダ部300の窓部306に臨出させる。
そして、このローダ部300において、カスタマトレイKSTに収納されている被試験ICデバイスは、X−Y搬送装置304によって一旦プリサイサ(preciser)305に移送され、ここで被試験ICデバイスの相互の位置を修正したのち、さらにこのプリサイサ305に移送された被試験ICデバイスは、再びX−Y搬送装置304によって、ローダ部300に停止しているテストトレイTSTに積み替えられる。
カスタマトレイKSTからテストトレイTSTへ被試験ICデバイスを積み替えるX−Y搬送装置304は、図2に示すように、装置基板105の上部に架設された2本のレール301と、この2本のレール301によってテストトレイTSTとカスタマトレイKSTとの間を往復する(この方向をY方向とする)ことができる可動アーム302と、この可動アーム302によって支持され、可動アーム302に沿ってX方向に移動できる可動ヘッド303とを備えている。
このX−Y搬送装置304の可動ヘッド303には、複数の吸着パッド307が下向に装着されており、この吸着パッド307が空気を吸引しながら移動することで、カスタマトレイKSTから被試験ICデバイスを吸着し、その被試験ICデバイスをテストトレイTSTに積み替える。こうした吸着パッド307は、可動ヘッド303に対して例えばX軸方向に4個並設されており、一度に最大4個の被試験ICデバイスをテストトレイTSTに積み替えることができる。
第3に、チャンバ100に関連する部分について説明する。
上述したテストトレイTSTは、ローダ部300で被試験ICデバイスが積み込まれたのちチャンバ100に送り込まれ、当該テストトレイTSTに搭載された状態で各被試験ICデバイスがテストされる。
図2および図3に示すように、チャンバ100は、テストトレイTSTに積み込まれた被試験ICデバイスに目的とする高温または低温の熱ストレスを与える恒温槽101と、この恒温槽101で熱ストレスが与えられた状態にある被試験ICデバイスがテストヘッド上のソケットに装着されるテストチャンバ102と、テストチャンバ102で試験された被試験ICデバイスから、与えられた熱ストレスを除去する除熱槽103とで構成されている。
除熱槽103では、恒温槽101で高温を印加した場合は、被試験ICデバイスを送風により冷却して室温に戻し、また恒温槽101で低温を印加した場合は、被試験ICデバイスを温風またはヒータ等で加熱して結露が生じない程度の温度まで戻す。そして、この除熱された被試験ICデバイスをアンローダ部400に搬出する。
恒温槽101には、図3に概念的に示すように、垂直搬送装置が設けられており、テストチャンバ102が空くまでの間、複数枚のテストトレイTSTがこの垂直搬送装置に支持されながら待機する。主として、この待機中において、被試験ICデバイスに高温または低温の熱ストレスが印加される。
図6に示すように、テストチャンバ102には、その中央下部にテストヘッド5が配置され、テストヘッド5の上にテストトレイTSTが運ばれる。そこでは、テストトレイTSTに収納された全てのICデバイス2をテストヘッド5に電気的に接触させ、試験を行う。試験が終了したら、テストトレイTSTは、除熱槽103で除熱され、試験済ICデバイス2の温度を室温に戻したのち、図2および図3に示すアンローダ部400に排出される。
また、図2に示すように、恒温槽101と除熱槽103の上部には、装置基板105からテストトレイTSTを送り込むための入口用開口部と、装置基板105へテストトレイTSTを送り出すための出口用開口部とがそれぞれ形成してある。装置基板105には、これら開口部からテストトレイTSTを出し入れするためのテストトレイ搬送装置108が装着してある。これら搬送装置108は、例えば回転ローラなどで構成してある。この装置基板105上に設けられたテストトレイ搬送装置108によって、除熱槽103から排出されたテストトレイTSTは、アンローダ部400に搬送される。
図7に示すように、テストトレイTSTには、複数のインサート16が取り付けられる。インサート16には、ICデバイス2を収納するICデバイス収納部19が形成されている。このインサート16のICデバイス収納部19にICデバイス2を収納することで、テストトレイTSTにICデバイス2が積み込まれることになる。
図7に示すテストトレイTSTは、インサート16(ICデバイス収納部19)を4行×16列で有するものとなっているが、これに限定されるものではなく、後述する説明では4行×8列のICデバイス収納部19を有するテストトレイTSTを例示する。
図6に示すように、テストヘッド5の上には、ソケットボード(図示せず)を介して、接続端子であるプローブピンを有するソケット40が複数固定されている。ソケット40の数は、テストトレイTSTにおけるICデバイス収納部19の数に対応している。すなわち、本実施形態では、4行×16列で設けられることになるが、後述する説明では4行×8列で設けられることになる。
ここで、複数のソケット40のうちの一部のソケット40が、例えば、接続端子の変形や電気経路の不具合等によってICデバイス2の試験を行うことができない状態になると、そのソケット40はソケットOFFに設定される。このようにソケットOFFに設定されているソケット40では試験ができないため、当該ソケットOFF設定のソケット40、ひいてはそれに対応する位置のテストトレイTSTのICデバイス収納部19には被試験ICデバイス2を移送すべきではない。
図6に示すように、テストヘッド5の上側には、ソケット40の数に対応してプッシャ30が設けられている。プッシャ30は、Z軸駆動装置70によって、テストヘッド5に対してZ軸方向に移動自在となっている。そして、プッシャ30は、下方に移動することで、テストトレイTSTに収納されたICデバイス2をソケット40に対して押し付け、ICデバイス2の外部端子とソケット40のプローブピンとを電気的に接続させて試験に付す。
なお、テストトレイTSTは、図6において紙面に垂直方向(X軸)から、プッシャ30とソケット50との間に搬送されてくる。チャンバ100内部でのテストトレイTSTの搬送手段としては、搬送用ローラなどが用いられる。テストトレイTSTの搬送移動に際して、プッシャ30は、Z軸駆動装置70によってZ軸方向に沿って上昇しており、プッシャ30とソケット50との間には、テストトレイTSTが挿入される十分な隙間が形成してある。
第4に、アンローダ部400に関連する部分について説明する。
図2および図3に示すアンローダ部400にも、ローダ部300に設けられたX−Y搬送装置304と同一構造のX−Y搬送装置404,404が設けられ、このX−Y搬送装置404,404によって、アンローダ部400に運び出されたテストトレイTSTから試験済のICデバイスがカスタマトレイKSTに積み替えられる。
図2に示すように、アンローダ部400における装置基板105には、当該アンローダ部400へ運ばれたカスタマトレイKSTが装置基板105の上面に臨むように配置される一対の窓部406,406が二対開設してある。それぞれの窓部406の下側には、カスタマトレイKSTを昇降させるためのトレイセットエレベータ(図示せず)が設けられている。
トレイセットエレベータは、試験済の被試験ICデバイスが仕分けされて収納された仕分用のカスタマトレイKST(仕分済トレイ)を載せて下降する。図2に示すトレイ移送アーム205は、下降したトレイセットエレベータから仕分済トレイを受け取り、X軸方向に移動してその仕分済トレイを所定の試験済ICストッカ202のエレベータ204(図4参照)に引き渡す。このようにして、仕分済トレイは試験済ICストッカ202に格納される。
ここで、図8を参照して、上記ハンドラ1における試験前ICデバイス2の供給用のカスタマトレイKSTからテストトレイTSTへの移送方法を説明する。なお、図8において、「×」のマークが付されているソケット40は、ソケットOFFに設定されているものである。また、ここでは説明の簡略化のために、移送におけるプリサイサ305の経由を省略する。
まず、図8(A)に示すように、X−Y搬送装置304の可動ヘッド303における4個の吸着パッド307は、カスタマトレイKSTの1行目(図8中上端)の1列目(図8中左端)〜4列目に収納されている4個の試験前ICデバイス2を一度に保持し、その配置を変えずにテストトレイTSTの1行目(図8中上端)の1列目(図8中左端)〜4列目のICデバイス収納部19に収納する。このときのテストトレイTSTに対するタッチダウンの回数は1回である(以下同じ)。
次に、テストトレイTSTの2行−1列目〜4列目については、図8(B)に示すように、2行−1列目のソケット40がソケットOFFに設定されているため、吸着パッド307は、カスタマトレイKSTの2行−1列目のICデバイス2を保持せずに、2行−2列目〜4列目に収納されている3個のICデバイス2を一度に保持し、その配置を変えずに、テストトレイTSTの2行−1列目のICデバイス収納部19を空けて、2行−2列目〜4列目のICデバイス収納部19にICデバイス2を収納する。
上記と同様にして、カスタマトレイKSTの3行目〜5行目のICデバイス2をテストトレイTSTに移送する(図8(C),(D)参照)。すなわち、吸着パッド307は、ソケットOFFに設定されているソケット40に対応するテストトレイTSTのICデバイス収納部19(3行−2列目,4行−4列目,1行5列目)にICデバイス2を移送しないように、それに対応するカスタマトレイKSTのICデバイス2(3行−2列目,4行−4列目,5行1列目)を保持せず、それ以外のICデバイス2を保持し、その配置を変えずにテストトレイTSTのICデバイス収納部19に収納する。
以上のようにして、ソケットOFF以外のソケット40に対応する位置のカスタマトレイKSTのICデバイス2の全てをテストトレイTSTに移送したら、次に、カスタマトレイKSTに残っているICデバイス2(ソケットOFFのソケット40に対応する位置に残っているICデバイス2)をテストトレイTSTに移送する。
テストトレイTSTの2行−5列目〜8列目については、図8(E)に示すように、2行−7列目のソケット40がソケットOFFに設定されているため、4個の吸着パッド307のうち、3列目(図8中左端が1列目)の吸着パッド307を空にして、1列目、2列目および4列目の吸着パッド307で、カスタマトレイKSTの2行−1列目、3行−2列目および4行−4列目のICデバイス2を保持し、その配置を変えずに、テストトレイTSTの2行−7列目のICデバイス収納部19を空けて、2行−5列目、2行6列目および2行−8列目のICデバイス収納部19にICデバイス2を収納する。
次に、図8(F)に示すように、1列目の吸着パッド307は、カスタマトレイKSTに1個残っているICデバイス2を保持し、テストトレイTSTの3行−5列目のICデバイス収納部19に収納する。
このようにして、1枚目のカスタマトレイKSTに収納されているICデバイス2のテストトレイTSTへの移送が完了するが、テストトレイTSTにはICデバイス2を収納し得るICデバイス収納部19が未だ残っているため、次に、2枚目のカスタマトレイKSTからICデバイス2を移送する。
図8(G)に示すように、テストトレイTSTの3行−5列目〜8列目については、3行−5列目のICデバイス収納部19には既にICデバイス2が収納されており、3行−8列目のソケット40はソケットOFFに設定されているため、吸着パッド307は、カスタマトレイKSTの1行−1列目及び1行−4列目のICデバイス2を保持せずに、1行−3列目〜4列目に収納されている2個のICデバイス2を一度に保持し、その配置を変えずに、テストトレイTSTの3行−6列目〜7列目のICデバイス収納部19にICデバイス2を収納する。
最後、テストトレイTSTの4行−5列目〜8列目については、図8(H)に示すように、4行−6列目のソケット40がソケットOFFに設定されているため、吸着パッド307は、カスタマトレイKSTの2行−2列目のICデバイス2を保持せずに、2行−1列目および2行−3列目〜4列目に収納されている3個のICデバイス2を一度に保持し、その配置を変えずに、テストトレイTSTの4行−5列目および4行−7列目〜8列目のICデバイス収納部19にICデバイス2を収納する。
このようにして、1枚のテストトレイTSTへの試験前ICデバイス2の移送が完了する。2枚目以降のテストトレイTSTへの試験前ICデバイス2の移送は、上記2枚目及びそれ以降のカスタマトレイKSTを使用して、上述した方法と同様にして行うことができる。
以上説明した試験前ICデバイス2の移送方法によれば、ソケットOFFのソケット40に対応する位置の試験前ICデバイス2を保持せず、ソケットOFF以外のソケット40に対応する位置の試験前ICデバイス2のみを保持し、その配置のまま試験前ICデバイス2をテストトレイTSTに移送するため、1回の移送におけるテストトレイTSTに対するタッチダウンの回数を1回にすることができる。したがって、従来の移送方法と比較して、タッチダウンの回数を大幅に減少させることができ、これによって移送効率を向上させ、スループット、そして試験効率を向上させることができる。
次に、図9を参照して、上記ハンドラ1における試験済ICデバイス2のテストトレイTSTから仕分用のカスタマトレイKSTへの移送方法の一例を説明する。
図9(A)に示すように、一枚のテストトレイTST上には、試験結果の異なる(例えば、試験結果A,B,C)試験済ICデバイス2が混在している。ICデバイス2が存在しない部分は、ソケットOFFに対応するとして試験前ICデバイス2が移送されなかったICデバイス収納部19である。本例では、まず、試験結果AのICデバイス2のみを仕分用のカスタマトレイKSTに移送する。
最初に、テストトレイTSTの1行目(図9中上端)の1列目(図9中左端)〜4列目については、図9(A)に示すように、テストトレイTSTの1行−1列目〜4列目のICデバイス収納部19のそれぞれに試験結果AのICデバイス2が収納されているため、X−Y搬送装置404の可動ヘッド403における4個の吸着パッド407は、図9(B)に示すように、テストトレイTSTの1行−1列目〜4列目にある試験結果AのICデバイス2を一度に保持し、その配置を変えずに試験結果Aデバイス収納用のカスタマトレイKST−Aの1行目(図9中上端)の1列目(図9中左端)〜4列目のICデバイス収納部に試験結果AのICデバイス2を収納する。このときのカスタマトレイKST−Aに対するタッチダウンの回数は1回である。
次に、テストトレイTSTの2行−1列目〜4列目については、図9(A)に示すように、テストトレイTSTの2行−3列目〜4列目のICデバイス収納部19に試験結果AのICデバイス2が収納されているため、3列目及び4列目の吸着パッド407は、図9(C)に示すように、テストトレイTSTの2行−3列目〜4列目にある試験結果AのICデバイス2を一度に保持し(1列目及び2列目の吸着パッド407は空)、その配置を変えずに、カスタマトレイKST−Aの2行−1列目〜2列目のICデバイス収納部を空けて、2行−3列目〜4列目のICデバイス収納部に試験結果AのICデバイス2を収納する。
上記と同様にして、テストトレイTSTの3行−1列目〜4列目、4行−1列目〜4列目及び1行−5列目〜8列目にある試験結果AのICデバイス2をカスタマトレイKST−Aに移送する(図9(D)参照)。すなわち、吸着パッド407は、テストトレイTSTの3行−1列目及び3行−4列目にある試験結果AのICデバイス2を、その配置でカスタマトレイKST−Aの3行−1列目及び3行−4列目のICデバイス収納部に移送し(3行−2列目〜3列目は空)、テストトレイTSTの4行−1列目〜3列目にある試験結果AのICデバイス2を、その配置でカスタマトレイKST−Aの4行−1列目〜3列目のICデバイス収納部に移送し(4行−4列目は空)、テストトレイTSTの1行−7列目〜8列目にある試験結果AのICデバイス2を、その配置でカスタマトレイKST−Aの5行−3列目〜4列目のICデバイス収納部に移送する(5行−1列目〜2列目は空)。
テストトレイTSTには、試験結果AのICデバイス2が未だ残っているが、カスタマトレイKST−Aの5行目(最終行)のICデバイス収納部までの移送が完了しているため、上記のように吸着パッド407が保持しているままの配置で試験結果AのICデバイス2を上記カスタマトレイKST−Aに載置することは以後できない。
したがって、試験結果AのICデバイス2の移送先を2枚目のカスタマトレイKST−Aに移してもよいが、本例では、次のステップとして、テストトレイTSTに残っている試験結果AのICデバイス2を、上記カスタマトレイKST−Aにおいて試験結果AのICデバイス2が載置されずに空になっているICデバイス収納部に詰めるようにして移送する。このステップを行うことにより、カスタマトレイKST−Aに試験結果AのICデバイス2を隙間なく載置することができ、カスタマトレイKST−Aを効率良く使用することができる。
具体的には、図9(E)に示すように、4個の吸着パッド407は、テストトレイTSTの2行−6列目、2行−8列目、3行−5列目及び3行−6列目にある試験結果AのICデバイス2を保持し、カスタマトレイKST−Aで空になっている2行−1列目、2行−2列目、3行−3列目及び3行−4列目のICデバイス収納部に移送する。
続いて、図9(F)に示すように、4個の吸着パッド407は、テストトレイTSTの3行−7列目、4行−5列目及び4行−8列目にある試験結果AのICデバイス2を保持し、カスタマトレイKST−Aで空になっている4行−4列目、5行−1列目及び5行−2列目のICデバイス収納部に移送する。
以上のようにして、テストトレイTSTに収納されていた試験結果AのICデバイス2を全てカスタマトレイKST−Aに移送したら、次に、図9(G)〜(H)に示すように、試験結果BのICデバイス2を試験結果Bデバイス収納用のカスタマトレイKST−Bに移送し、そして試験結果CのICデバイス2を試験結果Cデバイス収納用のカスタマトレイKST−Cに移送する。
すなわち、図9(G)に示すように、1列目〜3列目の吸着パッド407は、テストトレイTSTの1行−6列目、2行−5列目及び3行−3列目にある試験結果BのICデバイス2を保持し、カスタマトレイKST−Bの1行−1列目〜3列目のICデバイス収納部に移送する。
次いで、図9(F)に示すように、1列目〜2列目の吸着パッド407は、テストトレイTSTの2行−2列目及び4行−7列目にある試験結果CのICデバイス2を保持し、カスタマトレイKST−Cの1行−1列目〜2列目のICデバイス収納部に移送する。
なお、本例では、テストトレイTSTに収納されている試験結果BのICデバイス2及び試験結果CのICデバイス2の数は多くないため、吸着パッド407を移動させながら、散らばっている複数の試験結果BのICデバイス2又は試験結果CのICデバイス2をピックするようにしたが、試験結果BのICデバイス2又は試験結果CのICデバイス2の数が多い場合には、前述した試験結果AのICデバイス2と同様の方法により搬送することが好ましい。
以上説明した試験後ICデバイス2の移送方法によれば、一の試験結果(試験結果A)を有する試験済ICデバイス2を、吸着パッド407で保持しているままの配置でカスタマトレイKSTに載置することで、1回の移送におけるカスタマトレイKSTに対するタッチダウンの回数を1回にすることができる。また、途中からのステップ(図9(E)〜(F))では、テストトレイTSTに残っている一の試験結果(試験結果A)を有する試験済ICデバイス2を纏めて、効率良く上記カスタマトレイKSTの空いているICデバイス収納部に移送している。したがって、従来の移送方法と比較して、全体としてタッチダウンの回数を減少させることができ、これによって移送効率を向上させ、スループット、そして試験効率を向上させることができる。
また、上記試験後ICデバイス2の移送方法では、試験結果AのICデバイス2のみを保持しカスタマトレイKST−Aに移送するため、カスタマトレイKST−Aに、他の試験結果(試験結果B,C)を有する試験済ICデバイス2が混入することを確実に防止することができる。
次に、図10を参照して、上記ハンドラ1における試験済ICデバイス2のテストトレイTSTから仕分用のカスタマトレイKSTへの移送方法の他の例を説明する。
図10(A)に示すように、一枚のテストトレイTST上には、試験結果の異なる(例えば、試験結果A,B,C)試験済ICデバイス2が混在している。ICデバイス2が存在しない部分は、ソケットOFFに対応するとして試験前ICデバイス2が移送されなかったICデバイス収納部19である。本例では、試験結果A,B,CのICデバイス2を区別せずにテストトレイTSTからピックし、それぞれの試験結果に対応する仕分用のカスタマトレイKSTに移送する。
最初に、テストトレイTSTの1行目(図10中上端)の1列目(図10中左端)〜4列目については、X−Y搬送装置404の可動ヘッド403における4個の吸着パッド407は、図10(B)に示すように、テストトレイTSTの1行−1列目〜4列目にあるICデバイス2を一度に保持する。これらICデバイス2は、全て試験結果AのICデバイス2であるため、その配置のまま試験結果Aデバイス収納用のカスタマトレイKST−Aの1行目(図10中上端)の1列目(図10中左端)〜4列目のICデバイス収納部に試験結果AのICデバイス2を収納する。このときのカスタマトレイKST−Aに対するタッチダウンの回数は1回である。
次に、テストトレイTSTの2行−1列目〜4列目については、吸着パッド407は、図10(C)に示すように、テストトレイTSTの2行−2列目〜4列目にあるICデバイス2を一度に保持する。2列目の吸着パッド407が保持したものは試験結果CのICデバイス2、3列目の吸着パッド407が保持したものは試験結果AのICデバイス2、4列目の吸着パッド407が保持したものは試験結果AのICデバイス2であるため、3列目及び4列目の吸着パッド407により、その配置のままカスタマトレイKST−Aの2行目の3列目〜4列目のICデバイス収納部に試験結果AのICデバイス2を収納し、2列目の吸着パッド407により、試験結果Cデバイス収納用のカスタマトレイKST−Cの1行−1列目のICデバイス収納部に試験結果CのICデバイス2を収納する。
上記と同様にして、テストトレイTSTの3行−1列目〜4列目、4行−1列目〜4列目及び1行−5列目〜8列目にある各ICデバイス2を、試験結果に応じてカスタマトレイKST−A、カスタマトレイKST−B及びカスタマトレイKST−Cに移送する(図10(D)参照)。なお、試験結果BのICデバイス2及び試験結果CのICデバイス2については、その数が少ないため、カスタマトレイKST−B、カスタマトレイKST−Cの1行−1列目のICデバイス収納部から順に詰めてICデバイス2を載置するが、数が多い場合には、試験結果AのICデバイス2と同様に、吸着パッド407が保持している配置のまま、カスタマトレイKST−B、カスタマトレイKST−CのICデバイス収納部に載置することが好ましい。
この段階で、試験結果AのICデバイス2については、カスタマトレイKST−Aの5行目(最終行)のICデバイス収納部までの移送が完了しているため、上記のように吸着パッド407が保持しているままの配置で試験結果AのICデバイス2を上記カスタマトレイKST−Aに載置することは以後できない。
したがって、試験結果AのICデバイス2の移送先を2枚目のカスタマトレイKST−Aに移してもよいが、本例では、次のステップとして、テストトレイTSTに残っている試験結果AのICデバイス2については、図10(E)〜(G)に示すように、上記カスタマトレイKST−Aにおいて試験結果AのICデバイス2が載置されずに空になっているICデバイス収納部に詰めるようにして移送する。このステップを行うことにより、カスタマトレイKST−Aに試験結果AのICデバイス2を隙間なく載置することができ、カスタマトレイKST−Aを効率良く使用することができる。
テストトレイTSTに残っている試験結果BのICデバイス2及び試験結果CのICデバイス2については、図10(E)〜(G)に示すように、引き続きカスタマトレイKST−B、カスタマトレイKST−CのICデバイス収納部に順次詰めるようにしてICデバイス2を載置する。
以上説明した試験後ICデバイス2の移送方法によれば、試験結果Aの試験済ICデバイス2を、吸着パッド407で保持しているままの配置でカスタマトレイKSTに載置することで、1回の移送におけるカスタマトレイKST−Aに対するタッチダウンの回数を1回にすることができる。また、途中からのステップ(図10(E)〜(G))では、テストトレイTSTに残っている試験結果Aの試験済ICデバイス2を纏めて、効率良く上記カスタマトレイKSTの空いているICデバイス収納部に移送している。したがって、従来の移送方法と比較して、全体としてタッチダウンの回数を減少させることができ、これによって移送効率を向上させ、スループット、そして試験効率を向上させることができる。
また、上記試験後ICデバイス2の移送方法では、試験結果が異なる複数の試験済ICデバイス2を同じ可動ヘッド403によって同時に保持し移送するため、可動ヘッド403がテストトレイTSTとカスタマトレイKSTとの間を移動する回数を減少させることができ、それによって移送効率をより向上させることができる。
ここで、上述した方法で試験後ICデバイス2の移送を繰り返した後、所定のタイミングで、好ましくは、1試験ロットに係る試験前ICデバイスを収納した供給用のカスタマトレイKSTに関する情報をトリガーとして、試験結果AのICデバイス2を、上記試験結果BのICデバイス2又は試験結果CのICデバイス2と同様に、カスタマトレイKST−AのICデバイス収納部に間を空けることなく詰めるようにして収納してもよい。
トリガーとなる供給用トレイに関する情報としては、例えば、1試験ロットにおける最後の又は所定の供給用のカスタマトレイKSTがハンドラ1のローダ部300にセットされたことの情報や、最後の又は所定の供給用のカスタマトレイKSTからテストトレイTSTへの試験前ICデバイス2の移送が終了したことの情報等が挙げられる。最後の又は所定の供給用トレイであることは、ハンドラ1が記憶しているカスタマトレイKSTの枚数や、ハンドラ1のIC格納部200や試験前ICストッカ201等に設けられたセンサ等によって認識することができる。
例えば、最後の供給用のカスタマトレイKSTに関する情報をトリガーとした場合、試験終了が間近であることが分かるため、最後に、試験結果AのICデバイス2が移送されなくて間の空いた部分が存在するカスタマトレイKST−Aができることを防止することができる。特に、図10(D)のステップ以降、次のカスタマトレイKST−Aに移った場合には、カスタマトレイKST−Aを無駄に多く使用することを防止することができる。同様に、所定の供給用のカスタマトレイKSTに関する情報をトリガーとした場合、所定の段階で、試験結果AのICデバイス2が移送されなくて間の空いた部分が存在するカスタマトレイKST−Aができることを防止することができる。
また、上述した方法で試験後ICデバイス2の移送を繰り返して、所定の段階で、好ましくは、1試験ロットに係る試験済ICデバイス2のうちの全ての試験結果AのICデバイス2がカスタマトレイKST−Aに載置された段階で、図11(A)に示すように、カスタマトレイKST−Aに試験結果AのICデバイス2が載置されずに空き状態となっているICデバイス収納部がある場合、図11(B)に示すように、既に載置した試験結果AのICデバイス2を、空いているICデバイス収納部に1行−1列目から間を空けることなく詰めるように載置し直してもよい。
上記ステップを実行することにより、最後のカスタマトレイKST−Aにおいて、試験結果AのICデバイス2が収納されずに間の空いた部分ができることを防止することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上記実施形態では、テストトレイTSTによりICデバイス2を搬送しているが、これに限定されるものではなく、例えば、テストトレイTSTを用いることなく、カスタマトレイKSTに収納されているICデバイス2を吸着ヘッドにより保持し、テストヘッド上のソケットに直接押し付けるようにしてもよい。この場合、試験前ICデバイス2は供給用のカスタマトレイKSTからソケットに移送され、試験後ICデバイス2はソケットから仕分用のカスタマトレイKSTに移送される。
本発明の電子部品移送方法および電子部品ハンドリング装置は、電子部品を効率良く移送して、スループット、そして試験効率を向上させるのに有用である。

Claims (19)

  1. 複数の試験前電子部品を同時に保持し移送し得る保持部を備えた電子部品ハンドリング装置において、複数の試験前電子部品を、試験前電子部品が載置されている第1地点から、試験前電子部品が載置又は試験される第2地点に移送する方法であって、
    前記各第2地点については、所定の状況に応じて、試験前電子部品が移送されてよい場合の被移送可設定と、試験前電子部品が移送されるべきでない場合の被移送不可設定とがなされ、
    被移送不可設定の第2地点に対応する位置の第1地点に載置されている試験前電子部品を第1地点に残し、被移送可設定の第2地点に対応する位置の第1地点に載置されている試験前電子部品のみを前記保持部で保持し、当該保持状態時における試験前電子部品の配置を変えずに、直接的又は間接的に第1地点から前記被移送可設定の第2地点に移送する第1ステップと、
    被移送不可設定の第2地点に対応する位置の第1地点に載置されているとして第1地点に残された試験前電子部品を、当該第1地点から被移送可設定の第2地点に移送する第2ステップと
    を備えたことを特徴とする電子部品移送方法。
  2. 第1地点に載置されている試験前電子部品のうち、被移送可設定の第2地点に対応する位置の第1地点に載置されている試験前電子部品の全てが第2地点に移送されるまで前記第1ステップを繰り返し行い、その後、前記第2ステップを行うことを特徴とする請求項1に記載の電子部品移送方法。
  3. 前記第1地点が供給用トレイの電子部品収納部であることを特徴とする請求項1に記載の電子部品移送方法。
  4. 前記第2地点が試験用トレイの電子部品収納部であることを特徴とする請求項1に記載の電子部品移送方法。
  5. 複数の試験済電子部品を同時に保持し移送し得る保持部を備えた電子部品ハンドリング装置において、複数の試験済電子部品を、試験結果に基づいて分類しながら、試験済電子部品が載置されている第1地点から、試験済電子部品が載置される第2地点に移送する方法であって、
    第1地点に載置されている試験済電子部品のうち、所定の又は任意の試験結果を有する試験済電子部品を前記保持部によって保持して直接的又は間接的に第1地点から第2地点に移送し、前記所定の又は任意の試験結果を有する試験済電子部品のうち、一の試験結果を有する試験済電子部品を、前記保持部による保持状態時における配置に対応する配置で前記第2地点に載置する第1ステップを備えたことを特徴とする電子部品移送方法。
  6. 前記所定の又は任意の試験結果を有する試験済電子部品には、前記一の試験結果を有する試験済電子部品のみが含まれていることを特徴とする請求項5に記載の電子部品移送方法。
  7. 前記所定の又は任意の試験結果を有する試験済電子部品には、前記一の試験結果を有する試験済電子部品と、他の試験結果を有する試験済電子部品とが含まれていることを特徴とする請求項5に記載の電子部品移送方法。
  8. 前記所定の又は任意の試験結果には、全ての種類の試験結果が含まれ得、第1地点に載置されている試験済電子部品を前記保持部によって保持するときに、試験結果を問わず試験済電子部品を保持することを特徴とする請求項5に記載の電子部品移送方法。
  9. 前記第1地点が試験用トレイの電子部品収納部であり、前記第2地点が仕分用トレイの電子部品収納部であることを特徴とする請求項5に記載の電子部品移送方法。
  10. 前記第1ステップで試験済電子部品が載置されずに空き状態となっている第2地点に、前記一の試験結果を有する試験済電子部品を移送し載置する第2ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の電子部品移送方法。
  11. 前記第1ステップが実行できなくなるまで前記第1ステップを繰り返し行い、その後、前記第2ステップを行うことを特徴とする請求項10に記載の電子部品移送方法。
  12. 前記第2地点は仕分用トレイの電子部品収納部であり、
    1枚の仕分用トレイについて前記第1ステップが実行できなくなるまで前記第1ステップを繰り返し行うことを特徴とする請求項11に記載の電子部品移送方法。
  13. 前記第2地点は仕分用トレイの電子部品収納部であり、
    所定枚の仕分用トレイについて前記第1ステップが実行できなくなるまで前記第1ステップを繰り返し行うことを特徴とする請求項11に記載の電子部品移送方法。
  14. 前記第2地点は仕分用トレイの電子部品収納部であり、
    仕分用トレイの交換を許容した上で前記第1ステップが実行できなくなるまで前記第1ステップを繰り返し行うことを特徴とする請求項11に記載の電子部品移送方法。
  15. 前記一の試験結果を有する試験済電子部品を、第2地点に移送し、前記第2地点に間を空けることなく詰めるようにして載置する第3ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の電子部品移送方法。
  16. 1試験ロットに係る試験前電子部品を収納した供給用トレイに関する情報をトリガーとして、前記第3ステップを実行することを特徴とする請求項15に記載の電子部品移送方法。
  17. 第2地点に既に載置された試験済電子部品を、前記第1ステップで試験済電子部品が載置されずに空き状態となっている第2地点に載置し直す第4ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の電子部品移送方法。
  18. 1試験ロットに係る試験済電子部品のうちの全ての前記一の試験結果を有する試験済電子部品が第2地点に載置された後、前記第4ステップを実行することを特徴とする請求項17に記載の電子部品移送方法。
  19. 請求項1〜18のいずれかに記載の電子部品移送方法を実行することのできる電子部品ハンドリング装置。
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