JPWO2003058768A1 - 検査用ソケット - Google Patents

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Abstract

検査対象物に対して均一な押し付け力を作用させることにより、信頼性のある検査を行う。検査用ソケット10は、検査装置4の検査面に対して検査対象物1を押し付ける。回路デバイス等の検査対象物1をセットするための開口部8aを有して検査面に取り付けられたベース8に着脱自在に取り付けられ、開口部8aを開閉するフレーム11と、所定角度範囲内を正逆回転可能にフレーム11に取り付けられたシャフト16を有するとともに、検査対象物1の方向に突出する係合部18が形成された操作部材12と、シャフト16の回転方向に沿って傾斜状に立ち上がっているとともに係合部18が対となって摺動するばね片13bを有しており、検査対象物1に対する接離方向に移動するようにシャフト16に取り付けられた板ばね13とを備える。

Description

技術分野
本発明は、IC、プリント配線板、液晶表示パネルのようなパターンが形成された回路デバイス等の検査対象物を、テストボードに電気的に導通させるために用いる検査用ソケットに関する。
背景技術
第32図及び第33図は、上述した回路デバイス1の導通検査を行う状態を示しており、回路デバイス1にはコンタクト部1aがパターン形成されており、この回路デバイス1を検査装置2の内部にセットして検査が行われる。検査装置2は、電極部3aがパターン形成されたテストボード3と、テストボード3に取り付けられたコンタクトプローブ4とを備えている。
第33図に示すように、コンタクトプローブ4は、絶縁性のハウジング4aと、ハウジング4a内に整列状に配置された針状の導電性接触子4bとを備えている。導電性接触子4bは、ハウジング4aを板厚方向に貫通するように形成された収容孔4c内に収容されており、コイルばね4dによって付勢されることにより、軸方向の両端部がハウジング4aから突出するように付勢されている。このコンタクトプローブ4は導電性接触子4bのテストボード3側の端部が電極部3aと対応するようにテストボード3上に装着されている。
テストボード3上へのコンタクトプローブ4の装着は、第32図に示すように、板状の取付部材5をねじ等の締結部材6によってテストボード3上に固定することにより行う。取付部材5の取り付けによって、コンタクトプローブ4はテストボード3と取付部材5とによって挟持される。
取付部材5には開口部5aが形成されており、この開口部5a内に回路デバイス1を挿入してセットする。この挿入により、回路デバイス1のコンタクト部1aと、コンタクトプローブ4の導電性接触子4bとが対向し、導電性接触子4bを介して回路デバイス1とテストボード3との導通が行われて回路デバイス1の検査が行われる。
このような検査においては、導電性接触子4bがテストボード3の電極部3aと回路デバイス1のコンタクト部1aとに確実に接触する必要があり、回路デバイス1をコンタクトプローブ4に押し付けるため、検査用ソケットが従来から用いられている。
第34図及び第35図は、従来の検査用ソケット100を示す。この検査用ソケット100は、検査装置2の取付部材5上に固定されるベース110と、ベース110に回動自在に取り付けられたソケット本体120とを備えている。ベース110には回路デバイス1が挿入される開口部113が形成されている。
ソケット本体120は、ベース110の開口部113を開閉するものであり、ベース110に回動可能に取り付けられたフレーム部121と、フレーム部121に対して進退自在となっている押し付けブロック部122とを備えている。また、フレーム部121には、ベース110に係脱自在に係止するロック部123が設けられている。
押し付けブロック122にはハンドル124が取り付けられている。ハンドル124は、外面にねじ部125が形成された軸部126を有しており、軸部126のねじ部125がフレーム部121を板厚方向に貫通するねじ孔127に螺合している。
このような構造では、第34図に示すソケット本体120の開放状態で、ベース110の開口部113に回路デバイス1を挿入し、その後、第35図に示すようにソケット本体120を閉じて、ロック部123をベース110に係止させて閉じ状態をロックする。この状態でハンドル124をねじ切り方向に回転操作する。この回転によって、第35図の右半分に示すように、軸部126がフレーム部121の板厚方向に向かって進行するため、押し付けブロック部122は回路デバイス1を押圧してコンタクトプローブ4に押し付け、回路デバイス1の検査が行われる。
第36図及び第37図は、従来の別の検査用ソケット200を示す。この検査用ソケット200は、回路デバイスとしての半導体パッケージ210の導通検査を行うために用いられるものであり、このためテストボード3としては、半導体パッケージ210の端子211に対応した電極部が形成されたものが使用される。
検査用ソケット200は、テストボード3及び半導体パッケージ210を覆うフレーム部220と、フレーム部220の両側の外面に取り付けられたロック部230とを有している。また、半導体パッケージ210をテストボード3に押し付ける押し付けブロック240が、フレーム部220におけるテストボード3側の面に取り付けられている。押し付けブロック240は、圧縮ばね等のばね250を介してフレーム部220に取り付けられている。
この構造では、第36図に示すように半導体パッケージ210をテストボード3上に載置した後、検査用ソケット200をテストボード3に被せる。そして、第37図に示すようにロック部230をテストボード3に係止させて閉じ状態をロックする。このロックによりばね250が圧縮されるため、ばね250の反力によって押し付けブロック240が半導体パッケージ210をテストボード3に押し付けて検査が行われる。
しかしながら、第34図及び第35図に示す従来の検査用ソケット100では、検査の際に、ねじを締め付ける必要があるため、操作性が悪いものとなっている。また、ねじを締め付けることにより押し付けブロック122を回路デバイス1に押し付けるため、締め付けに個人差が生じている。このため、一定の条件での検査を行うことが難しく、信頼性に欠ける問題がある。また、締め付けが弱すぎる場合には、回路デバイス1の導通が良好に得られないとともに、締め付けが強すぎる場合には、回路デバイス1が破壊され易い問題を有している。
第36図及び第37図に示す従来の検査用ソケット200では、ばね250のばね力に抗して検査用ソケット200をセットする必要があるため、ばね力が大きい場合には、作業者に大きな負担となっている。また、テストボード3からの取り外しのため、ロック部230を外す際に、ばね250の反力によって検査用ソケット200が瞬時に外れるため、危険が伴う問題がある。
本発明はこのような従来の問題点を考慮してなされたものであり、回路デバイスに均一な押し付け力を作用させることができ、これにより信頼性のある検査を行うことができるとともに、操作性が向上した安全性の高い検査用ソケットを提供することを目的とする。
発明の開示
請求の範囲第1項の発明の検査用ソケットは、検査装置の検査面に対して検査対象物を押し付けるソケットであって、検査対象物に対する接離方向に移動可能となっており、検査対象物への接近によって検査対象物を検査面に弾性的に押し付ける押圧体と、押圧体の軸回りで正逆回転可能となっている操作部材とを備え、操作部材の正回転に伴って検査対象物への弾性力が増加し、逆回転に伴って弾性力が減少するように押圧体と操作部材とが係合していることを特徴とする。
請求の範囲第1項の発明では、操作部材の正回転で押圧体の弾性力が増加し、逆回転で弾性力が減少するため、操作部材への回転操作によって検査対象物の押し付け及びその解除を行うことができる。この発明では、押圧体の弾性力によって検査対象物を検査装置の検査面に押し付けるため、均一な押し付けが可能であり、信頼性のある検査を行うことができる。また、操作部材の逆回転では、押圧体の弾性力が減少するため、緩やかに押圧体が検査対象物から離れることができ、安全性を向上させることができる。
請求の範囲第2項の発明の検査用ソケットは、検査装置の検査面に対して検査対象物を押し付けるソケットであって、検査対象物をセットするための開口部を有して検査面に取り付けられたベースに着脱自在に取り付けられ、前記開口部を開閉するフレームと、所定角度範囲内を正逆回転可能にフレームに取り付けられたシャフトを有するとともに、検査対象物の方向に突出する係合部が形成された操作部材と、前記シャフトの回転方向に沿って傾斜状に立ち上がっているとともに前記係合部が対となって摺動するばね片を有しており、検査対象物に対する接離方向に移動するようにシャフトに取り付けられた板ばねとを備えていることを特徴とする。
請求の範囲第2項では、シャフトの回転に伴って操作部材の係合部が板ばねのばね片を摺動する。ばね片はシャフトの回転方向に沿って傾斜状に立ち上がっているため、係合部がばね片を摺動しながらシャフトが正回転することにより、板ばねは検査対象物の方向に移動して、検査対象物を検査装置の検査面に押し付ける。一方、シャフトが逆回転することにより、板ばねによる検査対象物の押し付け力が軽減して、押し付けを解除することができる。
このような発明では、シャフトの所定角度範囲内の正逆回転により、板ばねの検査対象物への押し付け及びその解除を行うことができるため、操作性が向上する。また、板ばねが一定の荷重で検査対象物を押し付けるため、信頼性のある検査を行うことができる。
請求の範囲第3項の発明の検査用ソケットは、検査装置の検査面に対して検査対象物を押し付けるソケットであって、所定角度範囲内を正逆回転可能となっているシャフトを有するとともに、検査対象物の方向に突出する係合部が形成された操作部材と、前記シャフトの回転方向に沿って傾斜状に立ち上がっているとともに前記係合部が対となって摺動するばね片を有し、検査対象物に対する接離方向に移動するようにシャフトに取り付けられた板ばねとが組み付けられたモジュールからなり、検査対象物をセットするための開口部を有して検査面に取り付けられたベースに着脱自在に取り付けられて開口部を開閉するフレームに対して前記シャフトが着脱自在となっていることを特徴とする。
請求の範囲第3項の発明においても、シャフト部材の正回転によって、板ばねが検査対象物を押し付けるとともに、シャフト部材の逆回転によって板ばねの押し付け力が軽減するため、シャフトの所定角度範囲内の正逆回転に伴う検査対象物への押し付け及びその解除を行うことができる。このため、操作性が向上するとともに、信頼性のある検査を行うことができる。
請求の範囲第3項の発明では、操作部材及び板ばねとによってモジュールが形成され、このモジュールがフレームに対して着脱自在となっているため、汎用性のある検査用ソケットとすることができる。
請求の範囲第4項の発明は、請求の範囲第2項または第3項に記載の検査用ソケットであって、検査対象物から離れる方向に前記板ばねを付勢する離隔付勢部材が設けられていることを特徴とする。
請求の範囲第4項の発明では、離隔付勢部材の付勢によって板ばねが検査対象物から離れているため、板ばねが不用意に検査対象物を押し付けることがなく、検査ミスを防止することができる。
請求の範囲第5項の発明は、請求の範囲第2項〜第4項のいずれかに記載の検査用ソケットであって、前記検査対象物と板ばねとの間隔調整を行う間隔調整機構がシャフトとフレームとの間に設けられていることを特徴とする。
請求の範囲第5項の発明では、間隔調整機構によって板ばねと検査対象物との間隔調整を行うことができるため、検査対象物の厚さや大きさに対応することができ、汎用性のある検査を行うことができる。
請求の範囲第6項の発明は、請求の範囲第2項〜第5項のいずれかに記載の検査用ソケットであって、前記係合部及びばね片の複数対が、シャフトの回転方向に沿って等間隔に設けられていることを特徴とする。
請求の範囲第6項の発明では、複数対の係合部及びばね片が等間隔となっているため、板ばねの検査対象物への押し付け力が均等となる。このため、検査対象物が均等に検査面に押し付けられ、信頼性のある検査を行うことができる。
請求の範囲第7項の発明は、請求の範囲第5項記載の検査用ソケットであって、前記間隔調整機構は、相互に摺動するように重ね合わされるとともにフレームとの相対回転が拘束された状態でシャフトが挿通し、前記フレームとシャフトとの間に配置された少なくとも2つの調整板を有しており、一方の調整板がシャフトと交差する方向に移動可能となっているとともに、前記移動方向に沿って傾斜する傾斜面が調整板の重ね合わせ面に形成されていることを特徴とする。
請求の範囲第7項の発明では、調整板の重ね合わせ面が傾斜面となっているため、一方の調整板が移動することにより、他方の調整板が板厚方向に移動する。この移動によって、シャフトがフレームに対して接近または離隔するため、板ばねと検査対象物との間隔を調整することができる。この構造では、一方の調整板の移動によって間隔調整を行うため、簡単に間隔調整を行うことができる。また、連続している傾斜面によって間隔調整を行うため、無段階の調整ができ、きめ細かな調整が可能となる。
請求の範囲第8項の発明は、請求の範囲第2項または第3項記載の検査用ソケットであって、前記フレームを取り付けるための支軸がベースに形成されるとともに、支軸が挿入可能な略U字形の取付溝を有した取付アームがフレームに形成されており、支軸及び取付溝に平行面が形成されていることを特徴とする。
請求の範囲第8項の発明では、支軸及び取付溝に形成された平行面が向き合う以外は、取付アームが支軸から外れないため、フレームをベースに安定して取り付けることができる。また、平行面が向き合った状態では、取付アームを支軸から取り外すことができるため、ベースへのフレームの脱着を簡単に行うことができる。
請求の範囲第9項の発明は、前記係合部とフレーム又は間隔調整機構との間に配設され、シャフトが挿通することによりシャフトの周りで回転自在となっている回転プレートと、回転プレートとフレーム又は間隔調整機構との間に配置された摺動部材とを備えていることを特徴とする。
請求の範囲第9項の発明では、球体の上部が当接する回転プレートが球体の回転による摩擦力に応じてシャフト及び球体とは反対の方向に回転する。このとき、回転プレートの上面が摺動部材の下面に接して摺動する。この摺動部材には、摩擦低減部材を用いることにより、前記摺動の摩擦を軽減することができる。これにより、ハンドルの操作力をさらに低減することが可能となる。
請求の範囲第10項の発明は、前記フレームに回動可能に取付けられ、フレームがベースの開口部を閉鎖する状態を保持するロックアームと、前記シャフトの上端に固着されたハンドルに、前記フレームの閉じ状態で相互に干渉する突起部が設けられていることを特徴とする。
請求の範囲第10項の発明では、検査用ソケットの閉じ位置の状態において、ハンドル及びレバーに設けられた突起部の相互干渉により、レバーが設けられているロックアームを開放することができない。したがって、この状態では検査用ソケットを開放することができず、検査対象物である回路デバイスを取出すことが不可能となるので、ハンドルの閉じ状態における検査用ソケットの開放という誤動作を防止することができる。
請求の範囲第11項の発明は、請求の範囲第1項〜第10項のいずれかに記載の検査用ソケットであって、前記検査対象物は、パターンが形成された回路デバイスであり、前記検査装置は、電極部が形成されたテストボードと、電極部に対応した針状の導電性接触子の複数がハウジングに整列状に収容されるとともに、導電性接触子の軸方向端部がハウジングの外部に突出するようにコイルばねによって付勢されて前記テストボードに取り付けられたコンタクトプローブとを備えていることを特徴とする。
請求の範囲第11項の発明では、コンタクトプローブを介して回路デバイスとテストボードとが電気的に接続されるため、回路デバイスに対して信頼性のある検査を行うことができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明を図示する実施の形態により具体的に説明する。なお、各実施の形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
(実施の形態1)
第1図〜第8図は、本発明の実施の形態1の検査用ソケット10を示し、第1図はその縦断面図、第2図は平面図、第3図は左側面図である。
この実施の形態の検査用ソケット10は、第32図及び第33図に示すように、電極部が形成されたテストボード3にコンタクトプローブ4を取り付け、コンタクトプローブ4を介して回路デバイス1を検査するものである。従って、テストボード3が検査装置、回路デバイス1が検査対象物となっている。また、回路デバイス1に臨むコンタクトプローブ4の上面が検査面となっている。
コンタクトプローブ4は第33図と同様なものが使用されるものであり、第8図に示すように、絶縁性のハウジング4aと、ハウジング4a内に整列状に配置された針状の導電性接触子4bとを備え、導電性接触子4bがハウジング4を貫通した収容孔4c内に収容され、コイルばね4dによって付勢されることにより、軸方向の両端部がハウジング4aから突出するように付勢された構造となっている。コンタクトプローブ4は導電性接触子4bのテストボード3側の端部が電極部3aと対応するようにテストボード3上に装着される。
第1図に示すように、コンタクトプローブ4は、テストボード3に固定されたベース8を介して同ボード3上に取り付けられるものである。ベース8は回路デバイス1が挿入される開口部8aを有しており、開口部8aの周囲がコンタクトプローブ4をテストボード3に押さえ付ける段部8bとなっている。また、ベース8には、この実施の形態の検査用ソケット10を回動自在に支持する支軸9が設けられている。支軸9の反対側には、検査用ソケット10の閉じ状態をロックするためのフック部8cが形成されている。なお、コンタクトプローブ4及びベース8を一体化し、一体化したものをテストボード3上に固定することも可能である。
検査用ソケット10は、フレーム11と、フレーム11に取り付けられた操作部材12と、操作部材12への操作によって回路デバイス1への接離方向(上下方向)に移動する押圧体としての板ばね13とを備えている。
フレーム11は平面から見て略矩形状、側面から見てコ字状に成形されている。また、フレーム11はベース8に対して着脱自在となっている。ベース8へのフレーム11の取り付けを行うため、フレーム11には、支軸9に係合する取付アーム11aが長さ方向の一端側に形成されている。
フレーム11における取付アーム11aとの反対側には、ロックアーム14が取り付けられている。ロックアーム14はベース8のフック部8cと係合することにより、フレーム11がベース8の開口部8aを閉鎖する状態(検査用ソケット10の閉じ状態)を保持するものである。ロックアーム14はフレーム11のロック軸11bに回動可能に取り付けられているとともに、捩りばね、圧縮ばね等のロック用ばね15によってフック部8cとの係合方向に回転するように付勢されている。このロックアーム14のフック部8cへの係合によって、検査用ソケット10の閉じ状態を安定させることができる。
操作部材12はフレーム11を貫通した状態で回転操作されるシャフト16を備えている。第4図はシャフト16を示し、円柱状の軸部16aと、軸部16aから直交方向に延びる円板形状のフランジ部16bとが一体的に形成されることにより構成されている。
シャフト16の軸部16aは操作部材12の回転中心となる部位であり、下方から上方に向かってフレーム11を貫通するように抜き出されている。フレーム11を貫通した抜き出し端には、操作部材12の回転操作の手懸かりとなるためのハンドル17が着脱自在に取り付け可能となっている。このハンドル17は軸部16aに対して直交方向に差し込まれるピン17aによって操作部材12に取り付けられる。
シャフト16(操作部材12)は所定角度の範囲内を正逆回転可能にフレーム11に取り付けられる。このため、フレーム11には、所定長さの円弧状の回転規制孔11dが形成される(第2図参照)とともに、シャフト16の軸部16aには、回転規制孔11d内を摺動するストッパ16dが突出状に形成されている。
一方、シャフト16のフランジ部16bは、その上面がフレーム11と面接触している。このフランジ部16bには、係合部としての球体18が組み付けられる。球体18の組み付けを行うため、フランジ部16bには、球体18が回転可能に落とし込まれるボール孔16cが形成されている。ボール孔16cはシャフト16の円周方向に対して等間隔となるように、シャフト16の回転中心の周囲の3箇所に形成されており、これにより、球体18はシャフト16の円周方向に対して等間隔となるように配置されている。
係合部として球体18は、後述する板ばね13を回路デバイス1に接近させるものであり、操作部材12の回転に伴って転動しながら板ばね13上を摺動する。球体18が転動することにより、操作性が向上する。
フレーム11における操作部材12の回転始端及び終端に対応した位置には、クリック部としてのクリック溝11e、11fが形成されている。操作部材12の回転の際には、球体18がこれらのクリック溝11e、11fに落ち込むことにより、クリック感を得ることができ、これにより回転の開始点及び終了点を確認することができるため、操作性が向上する。
なお、球体18に代えて、操作部材12の回転に伴って回転するコロをフランジ部16bに組み付けても良い。
押圧体としての板ばね13は、操作部材12のシャフト16に取り付けられて回路デバイス1をコンタクトプローブ4に押し付けるものである。シャフト16への板ばね13の取り付けを行うため、板ばね13の中央部分には、第5図に示すように、シャフト16の軸部16aが貫通する軸孔13aが板厚方向に貫通している。軸孔13aはシャフト16の軸部16aの外径よりも幾分、大きめの孔径となっており、これにより、シャフト16の回転が板ばね13に伝達されることがない。また、板ばね13は、平面から見て矩形板状の外形となるように成形されている。板ばね13の外形寸法はフレー11の幅方向の内寸法よりも幾分小さくなっており、これにより、シャフト16への取付状態において、板ばね13はフレーム11に内側に位置している。以上の構造では、板ばね13は回転が規制された状態で、回路デバイス1への接離方向にだけ移動可能となっている。
板ばね13には、複数のばね片13bが形成されている。各ばね片13bは、シャフト16の正回転の方向に沿って傾斜状に立ち上がるように形成されている。各ばね片13bは、上述した操作部材12側の球体18が転動しながら摺動するものであり、従って、球体18と対となる個数及び位置となるように設けられている。そして、球体18の摺動は、操作部材12の回転に伴って行われ、球体18がばね片13b上を摺動することにより、板ばね13は回路デバイス1への接近方向(下方向)に移動するようになっている。
この実施の形態では、球体18がシャフト16の円周方向に対して等間隔となるように配置されているため、球体18と対となるばね片13bもシャフト16の円周方向に対して等間隔となるように配置される。このように複数対の球体18及びばね片13bが等間隔に配置されることにより、板ばね13が回路デバイス1を押圧して回路デバイス1をコンタクトプローブ4に押し付ける押し付け力が均等となる。このため、回路デバイス1をコンタクトプローブ4に均等に押し付けることができ、回路デバイス1の信頼性のある検査が可能となっている。
なお、板ばね13の材質としては、回路デバイス1を押さえ付けるばね加重を有するものが選択される。この材質としては、例えば、JIS規格におけるSUS304−CSP或いはSK5等が良好である。
板ばね13には、所定厚さの板状の押し付けブロック20が取り付けられている。押し付けブロック20は、ばね片13bが形成されている面と反対側(回路デバイス1側)の面に取り付けられており、回路デバイス1に直接に押圧するようになっている。押し付けブロック20は緩衝材として作用するものであり、回路デバイス1を傷付けることのないプラスチック、ゴムその他の材料が使用されている。この場合、押し付けブロック20の外形を板ばね13と同様な外形としてフレーム11に対して回転拘束し、間接的に板ばね13を回転拘束することも可能である。これにより、板ばね13の加工の自由度が拡大してその加工が容易となる。
以上に加えて、この実施の形態では、離隔付勢部材としての引張りばね19が設けられている。引張りばね19は第3図に示すように、フレーム11と板ばね13との間に掛け渡されており、板ばね13を引き上げるように付勢することによって、回路デバイス1から離れる方向に板ばね13を付勢している。これにより、通常状態では、板ばね13が回路デバイス1から離れているため、不用意に回路デバイス1を押し付けることがなく、操作ミスを防止することができる。
次に、この実施の形態の作動を説明する。第1図における左半分は回路デバイス1の押し付け以前の状態を、右半分は回路デバイス1の押し付け状態を示す。
第7図に示すように、フレーム11を起立して開放状態とし、ベース8の開口部8aに回路デバイス1を挿入する。そして、フレーム11を閉じ方向に回動させて、ロックアーム14をベース8のフック部8cに係止させて、フレーム11を閉じる。この状態で、ハンドル17を正回転させる。
第8図はハンドル17の正回転によって、球体18が板ばね13に作用する状態の変化を示している。ハンドル17の回転前においては、板ばね13が引張りばね19によって引き上げられているため、同図(a)で示すように、球体18がばね片13bの切り起こしの根本部分にある。この状態では、板ばね13(すなわち、押し付けブロック20)が回路デバイス1と離れた状態となっている。また、球体18はフレーム11における始端側のクリック溝11eに落ち込んでいる。
ハンドル17への正回転操作によって、シャフト16が同方向に回転する。この回転によって、同図(b)で示すように、球体18が転動しながら、ばね片13bの斜面に沿って移動するため、ばね片13bが撓み、板ばね13はばね片13bの弾性力によって回路デバイス1の方向に移動し同デバイス1を押圧する。この過程では、板ばね13はコンタクトプローブ4のコイルばね4dの反力を受けるが、締付完了時にコンタクトプローブ4から受ける反力よりも、板ばね13が作用する回路デバイス1への荷重が高くなるように設定することにより、板ばね13は撓みながら回路デバイス1を弾性的に押圧することができる。また、板ばね13が撓む際の撓み量によって、回路デバイス1の厚さのばらつきをある程度、吸収することができる。
シャフト16の回転終端では、ストッパ16dがフレーム11の回転規制孔11dの終端に当接する。このときには、同図(c)で示すように、球体18がばね片13bの切り起こし端に到達し、ばね片13bが最大に撓んだ状態となる。これにより、板ばね13は押し付けブロック20を介して回路デバイス1をコンタクトプローブ4に最大弾性力で押し付ける(第1図の左半分)。このため、導電性接触子4bを介して回路デバイス1とテストボード3とが導通して回路デバイス1の検査を行うことができる。
なお、この移動終端では、球体18がフレーム11の終端側のクリック溝11fに落ち込むため、終端に達したことをクリック感で確認することができる。
かかる作動における板ばね13の総荷重PIは、コイルばね4dを含めたコンタクトプローブ4の総荷重PCに対し、PI>PCとなるように設定される。そして、このPIを回路デバイス1の厚さ公差下限値の寸法で設定することにより、回路デバイス1が公差上限値となった場合でも、板ばね13の撓みが増えるだけで、PI>PCの関係を維持することができる。これにより、回路デバイス1をコンタクトプローブ4に確実に押さえ付けることが可能となる。
回路デバイス1の押し付け解除は、ハンドル17を逆回転させてシャフト16を同方向に回転させることにより行うことができる。シャフト16の逆回転では、球体18がばね片13bを上述したとの反対方向に移動するため、ばね片13bの撓みが減じる。また、板ばね13は引張りばね19によって引き上げられているため、初期状態(第1図の右半分)に復帰する。
このような実施の形態では、シャフト16の正逆回転により、板ばね13の回路デバイス1への押し付け及びその解除を行うことができるため、操作性が向上するとともに、板ばね13が一定の荷重で回路デバイス1を押し付けるため、信頼性のある検査を行うことができる。また、押し付け解除の際には、シャフト16の逆回転で、板ばね13の弾性力が減少するため、安全に取り扱うことが可能となる。
第6図は、この実施の形態における支軸9とフレーム11の取付アーム11aとの関係を示す。取付アーム11aには、支軸9が挿入される略U字形の取付溝11gが形成されている。また、支軸9の一部には、径方向と交差する方向の平行面9hが形成されるとともに、取付溝11gにも平行面11hが形成されている。
このような構造とすることにより、第6図(a)で示すように、支軸9及び取付溝11gに形成された平行面9h、11hが向き合う方向以外は、取付アーム11aが支軸9から外れることがない。このため、フレーム11をベース8に確実に取り付けることができ、フレーム11を安定して回動することができる。また、支軸9からの取付アーム11a(フレーム)からの着脱は、第6図(b)で示すように、平行面9h、11hが向き合った状態では、取付アーム11aを支軸9から取り外すことができる。これにより、ベース8へのフレーム11の脱着を簡単に行うことができる。
なお、支軸9と取付アーム11aとの関係は、これに限定されるものではなく、支軸9を円形断面とした通常の軸体とし、取付アーム11aの取付溝11hも円形とした通常の溝であっても良い。
(実施の形態2)
第9図〜第13図は、本発明の実施の形態2の検査用ソケット30を示す。第9図において、左半分は回路デバイス1の押し付け前の状態を、右半分は回路デバイス1の押し付け状態である。
この実施の形態の検査用ソケット30では、間隔調整機構31が設けられている。間隔調整機構31は、板ばね13と回路デバイス1との間隔調整を行うことによって、回路デバイス1に作用する板ばね13の荷重を調整するものであり、フレーム11とシャフト16のフランジ部16bとの間に挟まれるように配置されている。
間隔調整機構31は重ね合わされた第1の調整板32及び第2の調整板33と、間隔調整を行うためのアジャストロッド34とを備えている。第1の調整板32がフレーム11側(上側)に位置してフレーム11の下面に接触する一方、第2の調整板33がシャフト16のフランジ部16b側(下側)に位置してフランジ部16bの上面に接触している。アジャストロッド34はフレーム11と平行となる水平状態で第1の調整板32に取り付けられている。
第12図に示すように、第1の調整板32はアジャストロッド34が螺合するタップ部32aが形成されている。また、第1の調整板32には、シャフト16の軸部16aが遊挿される長孔32bが形成されている。長孔32bはアジャストロッド34の長さ方向に沿って延びており、これにより、第1の調整板32はアジャストロッド34を回転操作した際に、シャフト16の軸部16aと直交する水平な方向に移動可能となっている。
第2の調整板33は、シャフト16の軸部16aが貫通する円形の軸孔33aが形成されている。軸孔33aはシャフト16の軸部16aの外径と同程度或いは幾分大きな径となっており、軸部16aが回転可能に貫通するようになっている。このようにシャフト16の軸部16aが貫通することにより、第2の調整板33は水平方向への移動が拘束され、軸部16aの軸方向に沿って上下方向に移動することができる。
第2の調整板33には、実施の形態1におけるクリック溝11e、11fと同様なクリック孔33e、33fが形成されている。これに対し、シャフト16のフランジ部16bには第9図に示すように、円周上の等間隔位置となる複数の球体18が挿入されている。球体18は一部分がフランジ部16bの上方に幾分、突出しており、突出した部分が第2の調整板33の下面と接触している。このため、球体18がクリック孔33e、33fに落ち込むことができ、これにより、実施の形態1と同様に、クリック感によってシャフト16の回転の開始点及び終了点を確認することが可能となっている。
第1の調整板32及び第2の調整板33における重ね合わせ面は、いずれも傾斜面32c、33cとなっている。これらの傾斜面32c、33cは、第1の調整板32の長孔32bが延びる方向に沿って形成されている。また、傾斜面32c、33cは傾斜角度が略同一であるが、傾斜方向が反転されて重ね合わせられている。このように傾斜方向が反転した状態で傾斜面32c、3cが重ね合わせられることにより、一方の調整板(第1の調整板32)が移動すると、他方の調整板(第2の調整板33)が上下方向に移動することができる。
さらに、第1の調整板32及び第2の調整板33は、平面から見て矩形状の外形に成形されるとともに、フレーム11には、これらの調整板32、33の側面が当接する切り起こし片11gが形成されている(第11図参照)。切り起こし片11gは、調整板32、33の側面が接触しながら摺動するものであり、側面が切り起こし片11gと接触することにより、調整板32、33は回転が拘束された状態となり、第1の調整板32は水平方向への直線移動、第2の調整板33は上下方向への移動だけが行われるようになっている。
この実施の形態において、アジャストロッド34を一方向に回転させて第1の調整板32を直線方向に推進させると、第13図に示すように第1の調整板32がスライドする。このスライドと連動して、その傾斜面33cが第1の調整板32の傾斜面32cと重ね合わされている第2の調整板33は、傾斜面32c、33cの傾斜角度に応じて板ばね13方向へ移動(下動)する。この移動によって、フランジ部16bが第2の調整板33と接触しているシャフト16が同方向に移動するため、フランジ部16bの球体18が接触しているばね片13bが撓み、板ばね13が押し下げられて回路デバイス1の方向に移動する。これにより、板ばね13と回路デバイス1との間隔を調整することができる。一方、アジャストロッド34を反対方向に回転させる場合には、第2の調整板33が板ばね13と離れる方向に移動(上動)するため、板ばね13が回路デバイス1と離れる方向に移動して、反対方向への間隔調整を同様に行うことができる。
この実施の形態においても、実施の形態1と同様に、板ばね13にばね片13bが形成されるとともに、操作部材12を構成するシャフト16の正方向への回転に伴う球体18の移動によってばね片13bが撓むため、板ばね13が押し付けブロック20を介して回路デバイス1を弾性的にコンタクトプローブ4に押し付ける。このため、実施の形態1と同様に、回路デバイス1の電気的検査を行うことができる。
これに加えて、この実施の形態では、間隔調整機構31によって板ばね13と回路デバイス1との間隔を調整することができるため、厚さの異なっている回路デバイス1に対する適合を行うことができる。また、同じ厚さの回路デバイス1に対しては、板ばね13の撓み量を変更することができるため、板ばね13による締め付け荷重を調整することができる。従って、回路デバイス1と接触するコンタクトプローブ4の導電性接触子4bの本数の変更に対しての適合も可能となる。
さらに、間隔調整機構31は、傾斜面32c、33cが連続しており、連続した傾斜面32c、33cが重ね合わされた第1及び第2の調整板32、33のスライドによって板ばね13と回路デバイス1との間隔調整を行うため、無段階での調整が可能であり、きめ細かな間隔調整を行うことができる。
なお、この実施の形態では、第1及び第2の調整板32、33をフレーム11の切り起こし片11gとの接触によって行っているが、これに限らず、直線状のガイド溝やガイド溝に係合するガイド突起又はフレーム11の側面内側等によって行っても良い。
(実施の形態3)
第14図〜第17図は、本発明の実施の形態3における検査用ソケット40を示す。この実施の形態においても、板ばね13にばね片13bが形成されており、操作部材12を構成するシャフト42の回転に伴う球体18の移動によってばね片13bを撓ませる構造となっている。また、間隔調整機構31が設けられることにより、フレーム11と板ばね13との間隔調整が可能となっている。
この実施の形態においては、正逆方向に回転するシャフト42に回転板41が取り付けられている。回転板41は第16図に示すように、円形板によって形成されており、その中心部分には、円の両側を平行カットした非円形形状の軸孔41aが貫通している。この軸孔41aにはシャフト42が貫通し、この貫通によって回転板41がシャフト42に取り付けられる。なお、シャフト42の上端部分には、シャフト42を回転させるためのハンドル17がねじ44によって固定されている(第14図参照)。
シャフト42は第15図に示すように、回転板41の軸孔41aに相応する非円形の外形に形成された第1の軸部42aと、円形の外形に成形されて第1の軸部42aの下側に連設された第2の軸部42bと、第2の軸部42bの下端に幾分、大径となって形成された鍔部42cとによって形成されている。そして、第1の軸部42aが回転板41の軸孔41aを貫通することにより、シャフト42と一体回転するように回転板41がシャフト42に取り付けられる。なお、回転板42は第1の軸部42aと第2の軸部42bとの段差部分に当接することにより、シャフト42からの抜け落ちが防止されている。
回転板41には、板厚方向に貫通する貫通孔41bが円周上の複数箇所(3箇所)に等間隔に形成されている。第14図に示すように、各貫通孔41bには、板ばね13のばね片13bに沿って移動する球体18がセットされる。そして、シャフト42の回転に伴って回転板41が回転すると、球体18がばね片13bを撓ませることができ、板ばね13が押し付けブロック20を介して回路デバイス1をコンタクトプローブ4に弾性的に押し付けるようになっている。これに加えて、間隔調整機構31の第2の調整板33には、第12図(b)に示すように、球体18が落ち込むことにより、クリック感を発生させるクリック孔33e、33fが形成されている。
このような実施の形態では、回転板41が実施の形態1及び2におけるフランジ部16bと同様に作用するものであり、フランジ部16bに相当する回転板41をシャフト41から分離した構造となっている。このようにシャフト42と回転板41とを分離した構造では、シャフト42の外形が簡単となるため、加工が容易となるメリットがある。
シャフト42の第2の軸部42bには、圧縮ばね43が外挿されている。第14図及び第17図に示すように、圧縮ばね43の下端は、鍔部42cによって抜け止めされており、上端は板ばね13に押さえ付けられることにより抜け止めされている。
圧縮ばね43は鍔部42cと板ばね13とによって圧縮された状態でシャフト42に外挿されており、これにより、板ばね13が回路デバイス1から離れる方向(上方向)に付勢している。従って、圧縮ばね43は板ばね13を回路デバイス1から離隔させる離隔付勢部材として作用するものである。
このような構造においても、シャフト42を正方向に回転させることにより、球体18がばね片13bを撓ませるため、板ばね13が押し付けブロック20を介して回路デバイス1を弾性的にコンタクトプローブ4に押し付けて、回路デバイス1の電気的検査を行う。一方、シャフト42を正方向に回転させない状態では、圧縮ばね43のばね力によって、板ばね13が回路デバイス1と離隔した状態となっているため、板ばね13が不用意に回路デバイス1をコンタクトプローブ4に押し付けることがなく、操作ミスを防止することが可能となっている。
さらに、離隔付勢部材としての圧縮ばね43がシャフト42の鍔部42cと板ばね13との挟まれた状態で取り付けられているため、シャフト42から外れることがなく、離隔作用を安定して行うことができる。
(実施の形態4)
第18図〜第23図は、本発明の実施の形態4における検査用ソケット50を示す。第18図において、左半分は回路デバイス1の押し付け以前の状態であり、右半分は回路デバイス1の押し付け状態である。
この実施の形態では、第20図〜第22図に示すように、回路デバイス1をコンタクトプローブ4に押し付ける機構をモジュール51とし、このモジュール51をフレーム11に対して着脱自在とするものである。モジュール51は、操作部材12及び板ばね13とを組み付けることによって構成されている。
モジュール51の操作部材12は、シャフト53と、ブッシュ54と、シャフト53の上端部に取り付けられたハンドル17とを備えている。
シャフト53は軸部53aと、軸部53aから直交方向に延びるフランジ部53bとが一体的に形成された形状となっている。軸部53aの上端部には、ハンドル17がねじ44によって固定されており、ハンドル17を正逆方向に回転操作することによりシャフト53が同方向に回転する。軸部53aの下端部は板ばね13の軸孔13aに挿入されるものである。
フランジ部53bには、係合部としての複数(3個)の球体18が円周上の等間隔に配置される。なお、球体18を配置するため、球体18が貫入する貫入孔53cがフランジ部53bの円周上の等間隔位置の3箇所に形成されている。球体18は、各貫入孔53cから一部が上方に抜き出た状態で貫入孔53cに貫入するようになっている。
ブッシュ54は、上側ブッシュ部54a及び下側ブッシュ部54bとからなる段付き構造となっている。第23図は、ブッシュ54を示し、その中央部には、シャフト53の軸部が回転可能に貫通する軸孔54cが形成されている。上側ブッシュ部54a及び下側ブッシュ部54bは、第20図に示すように円を平行カットした非円形の外形に形成されており、下側ブッシュ部54bは上側ブッシュ部54aよりも大きな面積のフランジ状に形成されている。上側ブッシュ部54aは、フレーム11に形成されたブッシュ孔11hに圧入される。このため、ブッシュ孔11hは上側ブッシュ部54aの外形に相応した非円形の形状に成形されている。
上側ブッシュ部54aがフレーム11のブッシュ孔11hに圧入した状態では、ブッシュ54が回転止め状態となる。このとき、下側ブッシュ部54bはフレーム11の下面に当接する。また、ブッシュ54はシャフト53のフランジ部53bに上面から当接し、さらに、シャフト53の軸部53aに、ハンドル17が固定されている。このような構造では、ハンドル17とブッシュ54とによってフレーム11を挟み込むため、シャフト53がフレーム11から抜け出ないようになっている。
なお、ブッシュ54の下面には、第23図に示すように各球体18が移動するガイド溝54dが円弧状に形成されている。ガイド溝54dは、球体18の移動範囲を規制するものであり、球体18の移動始端(シャフト53の回転開始点)及び移動終端(シャフト53の回転終了点)との対応位置にはクリック孔54e、54fが形成されている。
板ばね13は、引張りばね19を介してブッシュ54の端部に連結されている。従って板ばね13は、回路デバイス1から離れる上方向に引き上げられるようにブッシュ54に取り付けられている。板ばね13の下面には、押し付けブロック20がねじ55を介して固定されている(第22図参照)。さらに、板ばね13から傾斜状に立ち上がるばね片13bには、対応した球体18が転動可能に接触している。このような構造では、シャフト53、ブッシュ54、ハンドル17及び押し付けブロック20を有した板ばね13が相互に組み付けられるため、モジュール51とすることができる。
このようなモジュール51は、板ばね13及びブッシュ54が組み付けられた状態のシャフト53と、ハンドル17とを分離した状態とし、フレーム11の下側からシャフト53を挿入して、ブッシュ54の上側ブッシュ部54aをフレーム11のブッシュ孔11hに圧入する。そして、フレーム11から上部に抜き出た軸部53aにハンドル17をねじ44によって固定することにより、モジュール51をフレーム11への取り付けを行うことができる。一方、ハンドル17をシャフト53の軸部53aから取り外した後、フレーム11からシャフト53を抜き取ることにより、モジュール51をフレーム11から取り外すことができる。
フレーム11は、ベース8の仕様に合わせて設計されるのに対し、モジュール51がフレーム11に対して着脱自在となっているため、回路デバイス1の厚さや大きさ、さらにはコンタクトプローブ4の導電性接触子4bの本数や荷重等に合わせたモジュール51を選択して検査に用いることができる。このため、汎用性のある検査ソケット50とすることができる。
(実施の形態5)
第24図〜第28図は、本発明の実施の形態5における検査用ソケット60を示す。
この実施の形態においても、板ばね13にばね片13bが形成されており、操作部材12を構成するシャフト42の回転に伴う球体18の移動によってばね片13bを撓ませる構造となっている。そして、前記実施の形態3と同様に、間隔調整機構31が設けられており、フレーム11と板ばね13との間隔調整が可能となっている。
さらに、前記実施の形態3と同様に、正逆方向に回転するシャフト42に回転板41が取り付けられている。
また、シャフト42の上端部分には、第24図に示すように、シャフト42を回転させるためのハンドル62がシャフト42に対する回転を拘束されて取付けられ、止めねじ64により固定されている。
この実施の形態におけるフレーム11、シャフト42、間隔調整機構31、回転板41、球体18、板ばね13及び圧縮ばね43関係の構成及び機能は、いずれも前記実施の形態3と同様であるので、これらの詳細な説明は省略する。
そして、シャフト42の回転に伴って回転板41が回転すると、球体18がばね片13bを撓ませることができ、板ばね13が押し付けブロック20を介していずれも図示しない回路デバイスをコンタクトプローブに弾性的に押し付けるようになっている。
この実施の形態では、回転板41の上面に上部が突出する球体18と第2の調整版33との間に配置され、シャフト42が挿通することによりシャフト42の周りで回転自在となっている回転プレート65と、回転プレート65と第2の調整版33との間に配置された摺動部材66とが備えられている点が、第1の特徴的な構造となっている。
第26図は、この実施の形態における球体18を含む操作部係合部の要部拡大断面図である。
回転プレート65及び摺動部材66がない場合、ハンドル62を把持してシャフト42を例えば正方向すなわち第26図のA方向に回転させると、回転しない第2の調整板33の下面と球体18の上部とが接触し、その接触面において球体18の回転を妨げようとする摩擦力が発生する。その結果、その摩擦力の分だけハンドル62の操作力が増大する。
しかし、回転プレート65及び摺動部材66があるこの実施の形態においては、球体18の上部が当接する回転プレート65が球体18の回転による摩擦力に応じてシャフト42及び回転板41とは反対のB方向に回転する。このとき、回転プレート65の上面が摺動部材66の下面に接して摺動する。この摺動部材66には、フッ素樹脂系ワッシャー、潤滑剤が含有されたドライベアリング、あるいはスラストベアリング等の摩擦低減部材を用いることにより、前記摺動の摩擦を軽減することができる。これにより、ハンドル62の操作力をさらに低減することが可能となる。
なお、この実施の形態における間隔調整機構31を省いた変形形態とすることもできることはいうまでもない。すなわちこの場合は、摺動部材66が直接フレーム11と回転プレート65との間に配置される。
また、回転板41が前記実施の形態1又は2のようにシャフト42と一体に形成された円形フランジであってもよい。
さらに、球体18の代わりにコロを使用することもできる。
また、第24図はこの実施の形態の検査用ソケット60の閉じ状態を示す縦断面図、第25図はその閉じ状態の平面図、第27図はその開放状態を示す縦断面図、第28図はその開放状態の平面図である。
この実施の形態においては、フレーム11の取付けアーム11a、検査用ソケット60の閉じ状態をロックするためのベース8のフック部8c、フック部8cと係合するロックアーム14自身等の構成は、前記実施の形態2、3と同様である。ただし、検査用ソケット60の閉じ状態において、締め付け位置にあるハンドル62に対応して干渉するようにロックアーム14に一体化されたレバー61の上端に突起部61a設けられている点が第2の特徴的な構造となっている。
この実施の形態のハンドル62は、第24図、第25図に示すように、円筒体の中央部を略平行に残して両側上方部が段付状に切除された逃げ部62bと残された中央部の抓み部62aとからなっている。ハンドル62のシャフト42への取付け構造は、ハンドル62の非円形の孔とシャフト42端部が嵌合し回転を拘束されて取付けられ、止めねじ64により固定されている。
このような実施の形態において、検査用ソケット60が閉じ状態にあり、ハンドル62の抓み部62aを締め付け位置に回転させた状態においては、第24図及び第25図に示すように、レバー61の突起部61aがハンドル62の抓み部62aの端面に当接するように干渉することにより、レバー61が固定されているロックアーム14を開放することができない。したがって、この状態では検査用ソケット60を開放することができず、検査対象物である回路デバイスを取出すことが不可能となる。
このような実施の形態によれば、ハンドル62の抓み部62aが締め付け位置にある検査用ソケット60の開放という誤動作を防止することが確保できる。
一方、検査用ソケット60の開放状態の方向にハンドル62の抓み部62aを回転させた開放位置では、第27図及び第28図に示すように、レバー61の突起部61aはハンドル62の逃げ部62bの上方に位置しハンドル62の抓み部62aとも干渉せず、ロックアーム14を開放した状態に保持することができる。したがって、この状態で検査用ソケット60を開放し、検査対象物である回路デバイスを取出すことが可能となる。
なお、この実施の形態における突起部61aをレバー61に対応して干渉するようにハンドル62の側面に突出させて設けた変形形態とすることもできる。すなわちこの場合は、レバー61は突起部61aが切除された略垂直面形状でよく、この垂直面がハンドル62側の突起部と干渉するよう構成することができる。そして、検査用ソケット60を開放状態にする方向にハンドル61を回転させるのに伴い前記突起部が、レバー61の垂直面から離反することにより前記突起部の干渉を容易に解除することができる。
また、ロックアーム14とレバー61は、一体形成されたものであってもよい。
(他の実施の形態)
第29図〜第31図は他の実施の形態を示す。第29図の形態では、シャフト16のフランジ部16bに、板ばね13方向に突出する突起61が形成されている。突起61はフランジ部16bの円周方向に沿って等間隔に形成されており、板ばね13に立ち上がり状に形成されたばね片13bと対となって当接している。突起61は、シャフト16を正逆方向に回転させるのに伴って、ばね片13bを摺動するものであり、この摺動によりばね片13bを撓ませることができ、板ばね13による回路デバイス1の押し付けを行うことができる。
第30図は、板ばね13を複数重ね合わせた形態を示す。板ばね13を複数重ね合わせることにより、回路デバイス1を押し付ける荷重を増大させることができる。このため、ばね力が大きく、形状や重量の大きな板ばねを用いる必要がなく、小スペース内での配置を行うことができる。
第31図は、板ばね13を回路デバイス1との離隔方向に付勢する離隔付勢部材の別の形態を示す。同図(a)は、フレーム11に圧縮ばね63を取り付け、圧縮ばね63によって板ばね13を上述した方向に付勢する構造となっている。また、同図(b)は、板ばね13の端部をスリット状に成形し、この成形部分をフレーム11に直接に係止させることにより、付勢を行う構造となっている。
本発明は以上の実施の形態に限定されることなく、種々変更が可能である。例えば、フレーム11をベース8に回動可能に支持する支軸9としては、円柱の外形形状であっても良い。また、本発明は回路デバイス1をコンタクトプローブ4に押し付ける以外の検査に用いることができる。
産業上の利用可能性
請求の範囲第1項の発明によれば、押圧体の弾性力によって検査対象物を検査装置の検査面に押し付けるため、均一の押し付けが可能で、信頼性のある検査を行うことができる。また、操作部材の逆回転によって押圧体の弾性力が減少するため、緩やかな取り外しを行うことができる。
請求の範囲第2項の発明によれば、シャフトの所定角度範囲内の正逆回転により、板ばねの検査対象物への押し付け及びその解除を行うことができるため、操作性が向上し、しかも、板ばねが一定の荷重で検査対象物を押し付けるため、信頼性のある検査を行うことができる。
請求の範囲第3項の発明によれば、シャフトの所定角度範囲内の正逆回転に伴う検査対象物への押し付け及びその解除を行うことができるため、操作性が向上するとともに、信頼性のある検査を行うことができる。また、操作部材及び板ばねとによって形成されるモジュールがフレームに対して着脱自在となっているため、汎用性のある検査用ソケットとすることができる。
請求の範囲第4項の発明によれば、請求の範囲第2項及び第3項の発明の効果を有するのに加えて、板ばねが不用意に検査対象物を押し付けることがないため、検査ミスを防止することができる。
請求の範囲第5項の発明によれば、請求の範囲第2項〜第4項の発明の効果に加えて、板ばねと検査対象物との間隔調整を行うことができるため、検査対象物の厚さや大きさに対応することができ、汎用性のある検査を行うことができる。
請求の範囲第6項の発明によれば、請求の範囲第2項〜第5項の発明の効果に加えて、板ばねの検査対象物への押し付け力が均等となるため、検査対象物が均等に検査面に押し付けられて、信頼性のある検査を行うことができる。
請求の範囲第7項の発明によれば、請求の範囲第5項の発明の効果に加えて、板ばねと検査対象物との間隔調整を一方の調整板の移動によって行うため、簡単に調整することができるとともに、連続している傾斜面によって間隔調整を行うため、無段階の調整ができ、きめ細かな調整が可能となる。
請求の範囲第8項の発明によれば、請求の範囲第2項及び第3項の発明の効果に加えて、フレームをベースへ簡単に脱着することができる。
請求の範囲第9項の発明によれば、請求の範囲第2項〜第8項の発明の効果に加えて、回転プレートが球体の摺動抵抗を軽減するとともに、摩擦低減部材からなる摺動部材により回転プレートとの摺動抵抗が軽減されることから、操作部の回転操作力が一層低減される。
請求の範囲第10項の発明によれば、請求の範囲第2項〜第5項の発明の効果に加えて、検査用ソケットの閉じ状態において、ハンドル及びレバーに設けられた突起部の相互干渉により、検査用ソケットの開放という誤動作を防止することが確保できる。
請求の範囲第11項の発明によれば、請求の範囲第1項〜第8項の発明の効果に加えて、コンタクトプローブを介して回路デバイスとテストボードとが電気的に接続されるため、回路デバイスに対する信頼性のある検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施の形態1の縦断面図であり、第2図は、実施の形態1の平面図であり、第3図は、実施の形態1の側面図であり、第4図は、実施の形態1に用いるシャフトを示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図であり、第5図は、実施の形態1に用いる板ばねを示し、(a)は平面図、(b)は側面図であり、第6図は、(a)及び(b)はフレームをベースに取り付ける構造の部分正面図であり、第7図は、実施の形態1におけるフレーム開放状態の斜視図であり、第8図は、(a)〜(c)は、実施の形態1の作動を順序に沿って説明する断面図であり、第9図は、本発明の実施の形態2の縦断面図であり、第10図は、実施の形態2の平面図であり、第11図は、実施の形態2の側面図であり、第12図は、間隔調整機構を示し、(a)は第1の調整板の平面図、(b)は第2の調整板の平面図であり、第13図は、(a)、(b)は、間隔調整機構の作動を示す断面図であり、第14図は、本発明の実施の形態3の縦断面図であり、第15図は、実施の形態3に用いるシャフトを示し、(a)は平面図、(b)は縦断面図、(c)は側面図であり、第16図は、実施の形態3に用いる回転板の平面図であり、第17図は、実施の形態3に用いる圧縮ばねと板ばねとの関係を示す側面図であり、第18図は、本発明の実施の形態4の縦断面図であり、第19図は、実施の形態4の平面図であり、第20図は、実施の形態4に用いるモジュールの平面図であり、第21図は、モジュールの側面図であり、第22図は、モジュールの縦断面図であり、第23図は、実施の形態4に用いるブッシュを示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図であり、第24図は、本発明の実施の形態5におけるフレーム閉じ状態を示す縦断面図であり、第25図は、第24図の平面図であり、第26図は、実施の形態5における操作部の係合部の要部拡大断面図であり、第27図は、本発明の実施の形態5におけるフレーム開放状態を示す縦断面図であり、第28図は、第27図の平面図であり、第29図は、(a)、(b)はシャフトの別の形態を示す側面図及び縦断面図であり、第30図は、板ばねの別の形態を示す側面図であり、第31図は、(a)、(b)は離隔付勢部材の別の形態を示す断面図であり、第32図は、回路デバイスの検査を行う構造を示す断面図であり、第33図は、コンタクトプローブの内部を示す断面図であり、第34図は、従来の検査用ソケットの検査前の断面図であり、第35図は、従来の検査用ソケットの検査状態の断面図であり、第36図は、別の従来の検査ソケットの検査前の断面図であり、第37図は、別の従来の検査ソケットの検査状体の断面図である。

Claims (11)

  1. 検査装置の検査面に対して検査対象物を押し付けるソケットであって、
    検査対象物に対する接離方向に移動可能となっており、検査対象物への接近によって検査対象物を検査面に弾性的に押し付ける押圧体と、
    押圧体の軸回りで正逆回転可能となっている操作部材とを備え、
    操作部材の正回転に伴って検査対象物への弾性力が増加し、逆回転に伴って弾性力が減少するように押圧体と操作部材とが係合していることを特徴とする検査用ソケット。
  2. 検査装置の検査面に対して検査対象物を押し付けるソケットであって、
    検査対象物をセットするための開口部を有して検査面に取り付けられたベースに着脱自在に取り付けられ、前記開口部を開閉するフレームと、
    所定角度範囲内を正逆回転可能にフレームに取り付けられたシャフトを有すると共に、検査対象物の方向に突出する係合部が形成された操作部材と、
    前記シャフトの回転方向に沿って傾斜状に立ち上がっていると共に前記係合部が対となって摺動するばね片を有しており、検査対象物に対する接離方向に移動するようにシャフトに取り付けられた板ばねとを備えていることを特徴とする検査用ソケット。
  3. 検査装置の検査面に対して検査対象物を押し付けるソケットであって、
    所定角度範囲内を正逆回転可能となっているシャフトを有するとともに、検査対象物の方向に突出する係合部が形成された操作部材と、前記シャフトの回転方向に沿って傾斜状に立ち上がっているとともに前記係合部が対となって摺動するばね片を有し、検査対象物に対する接離方向に移動するようにシャフトに取り付けられた板ばねとが組み付けられたモジュールからなり、
    検査対象物をセットするための開口部を有して検査面に取り付けられたベースに着脱自在に取り付けられて開口部を開閉するフレームに対して前記シャフトが着脱自在となっていることを特徴とする検査用ソケット。
  4. 検査対象物から離れる方向に前記板ばねを付勢する離隔付勢部材が設けられていることを特徴とする請求の範囲第2項又は第3項記載の検査用ソケット。
  5. 前記検査対象物と板ばねとの間隔調整を行う間隔調整機構がシャフトとフレームとの間に設けられていることを特徴とする請求の範囲第2項乃至第4項のいずれか1項に記載の検査用ソケット。
  6. 前記係合部及びばね片の複数対が、シャフトの回転方向に沿って等間隔に設けられていることを特徴とする請求の範囲第2項乃至第5項のいずれか1項に記載の検査用ソケット。
  7. 前記間隔調整機構は、相互に摺動するように重ね合わされるとともにフレームとの相対回転が拘束された状態でシャフトが挿通し、前記フレームとシャフトとの間に配置された少なくとも2つの調整板を有しており、一方の調整板がシャフトと交差する方向に移動可能となっているとともに、前記移動方向に沿って傾斜する傾斜面が調整板の重ね合わせ面に形成されていることを特徴とする請求の範囲第5項記載の検査用ソケット。
  8. 前記フレームを取り付けるための支軸がベースに形成されるとともに、支軸が挿入可能な略U字形の取付溝を有した取付アームがフレームに形成されており、支軸及び取付溝に平行面が形成されていることを特徴とする請求の範囲第2項乃至第7項のいずれか1項に記載の検査用ソケット。
  9. 前記係合部とフレーム又は間隔調整機構との間に配設され、シャフトが挿通することによりシャフトの周りで回転自在となっている回転プレートと、
    回転プレートとフレーム又は間隔調整機構との間に配置された摺動部材とを備えていることを特徴とする請求の範囲第2項乃至第8項のいずれか1項に記載の検査用ソケット。
  10. 前記フレームに回動可能に取付けられ、フレームがベースの開口部を閉鎖する状態を保持するロックアームと、前記シャフトの上端に固着されたハンドルに、前記フレームの閉じ状態で相互に干渉する突起部が設けられていることを特徴とする請求の範囲第2項乃至第9項のいずれか1項に記載の検査用ソケット。
  11. 前記検査対象物は、パターンが形成された回路デバイスであり、
    前記検査装置は、電極部が形成されたテストボードと、
    電極部に対応した針状の導電性接触子の複数がハウジングに整列状に収容されるとともに、導電性接触子の軸方向端部がハウジングの外部に突出するようにコイルばねによって付勢されて前記テストボードに取り付けられたコンタクトプローブとを備えていることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第10項のいずれか1項に記載の検査用ソケット。
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