JP2548554Y2 - Lsi用コネクタ - Google Patents
Lsi用コネクタInfo
- Publication number
- JP2548554Y2 JP2548554Y2 JP1992068215U JP6821592U JP2548554Y2 JP 2548554 Y2 JP2548554 Y2 JP 2548554Y2 JP 1992068215 U JP1992068215 U JP 1992068215U JP 6821592 U JP6821592 U JP 6821592U JP 2548554 Y2 JP2548554 Y2 JP 2548554Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- screw
- lsi
- slit
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、基板上にLSIを接続
するためのコネクタに関し、特にLSIを固定するカバ
ーの装着及びその製造を容易にしたものである。
するためのコネクタに関し、特にLSIを固定するカバ
ーの装着及びその製造を容易にしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来のLSI用コネクタを図3及び図4
に示す。図において、このコネクタは、回路基板B上に
ネジ止めされるコネクタ本体1と、これに上方から嵌合
するLSI3をコネクタ本体1と上下に挟んでネジ4で
止められるカバー2とから成る。コネクタ本体1は絶縁
材から成り、内部に方形板状のLSI3がはめこまれる
収容凹部1aを備え、この収容凹部1aの縁部にはLS
I3のピン孔に対応する多数のピンコンタクト1aが植
設されている。このコネクタ本体1は、回路基板Bの下
方から重ねられるフィルム5及びパッキングプレート6
を貫通するスプリングピン7で固定される。カバー2
は、内側が開口した略ロ字状板から成り、各隅部には下
方へ傾斜しつつ側縁に沿って延出して互いに突き合い、
LSI3を上から押さえ込む押圧片2aを有する。カバ
ー2をコネクタ本体1に取り付けるためのネジ4は下部
に螺合部4aを有し、頭部と螺合部4aとの間にネジ山
の径より小さい小径部が形成されている。しかして、ネ
ジ4はカバー2の四隅の挿通孔2bに挿通された後コネ
クタ本体1のネジ孔1bに螺合する。
に示す。図において、このコネクタは、回路基板B上に
ネジ止めされるコネクタ本体1と、これに上方から嵌合
するLSI3をコネクタ本体1と上下に挟んでネジ4で
止められるカバー2とから成る。コネクタ本体1は絶縁
材から成り、内部に方形板状のLSI3がはめこまれる
収容凹部1aを備え、この収容凹部1aの縁部にはLS
I3のピン孔に対応する多数のピンコンタクト1aが植
設されている。このコネクタ本体1は、回路基板Bの下
方から重ねられるフィルム5及びパッキングプレート6
を貫通するスプリングピン7で固定される。カバー2
は、内側が開口した略ロ字状板から成り、各隅部には下
方へ傾斜しつつ側縁に沿って延出して互いに突き合い、
LSI3を上から押さえ込む押圧片2aを有する。カバ
ー2をコネクタ本体1に取り付けるためのネジ4は下部
に螺合部4aを有し、頭部と螺合部4aとの間にネジ山
の径より小さい小径部が形成されている。しかして、ネ
ジ4はカバー2の四隅の挿通孔2bに挿通された後コネ
クタ本体1のネジ孔1bに螺合する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のLSI用コ
ネクタにおいては、コネクタ本体1に対するカバー2の
着脱時に、カバー2に対しても四本のネジ4を夫々締め
たり緩めたりしなければならず、特に緩める場合にネジ
4を抜き取り方向に押し付けるか又はカバー2を逆方向
に引き下げる必要があるから容易でなく、また着脱時し
か実質的に使用しないカバー2の挿通孔2bを設けるの
にプレス工程とは別の工程を経なければならないという
問題がある。
ネクタにおいては、コネクタ本体1に対するカバー2の
着脱時に、カバー2に対しても四本のネジ4を夫々締め
たり緩めたりしなければならず、特に緩める場合にネジ
4を抜き取り方向に押し付けるか又はカバー2を逆方向
に引き下げる必要があるから容易でなく、また着脱時し
か実質的に使用しないカバー2の挿通孔2bを設けるの
にプレス工程とは別の工程を経なければならないという
問題がある。
【0004】そこで、本考案は、ネジの着脱が容易で製
造を簡単化したLSI用コネクタを提供することを課題
としている。
造を簡単化したLSI用コネクタを提供することを課題
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案においては、回路基板B上に固定された、コ
ンタクト1aを有するコネクタ本体にLSI3を嵌合さ
せ、LSI3を挟みカバー10をコネクタ本体1にネジ
止めしてLSI3を固定するLSI用コネクタにおい
て、ネジ4の螺合部4aの上部に小径部4bを設け、カ
バー10のネジ挿通孔10bにカバー10の側方へ開口
し弾性的に拡開してネジ4の小径部4bをカバー2の側
方から挿通孔10bに着脱可能なスリット11を連通さ
せてLSI用コネクタを構成した。また、カバー10の
スリット11を弾性的に拡開させるために挿通孔10b
に対して反対側に延長させた。
め、本考案においては、回路基板B上に固定された、コ
ンタクト1aを有するコネクタ本体にLSI3を嵌合さ
せ、LSI3を挟みカバー10をコネクタ本体1にネジ
止めしてLSI3を固定するLSI用コネクタにおい
て、ネジ4の螺合部4aの上部に小径部4bを設け、カ
バー10のネジ挿通孔10bにカバー10の側方へ開口
し弾性的に拡開してネジ4の小径部4bをカバー2の側
方から挿通孔10bに着脱可能なスリット11を連通さ
せてLSI用コネクタを構成した。また、カバー10の
スリット11を弾性的に拡開させるために挿通孔10b
に対して反対側に延長させた。
【0006】
【作用】本考案のLSI用コネクタは、コネクタ本体1
にカバー10を取り付けるとき、ネジ4の小径部4bを
カバー10の側方からスリット11内に押し込んで挿通
孔10bに挿入する。この際、スリット11は押し広げ
られ、挿通孔10bにネジ4を受け入れると、復元して
ネジ4を抜け止めする。カバー2にネジ4を取り付けた
らネジ4をコネクタ本体1に締めてカバー10をコネク
タ本体1に固定する。必要に応じて、カバー10は、ネ
ジ4を緩めてコネクタ本体1から外せばネジ4を装着し
たまま取り外すことができる。この状態では、ネジ4が
カバー10に取り付けられたままであるから散逸するこ
とがない。また、このネジ4はスリット11を通してカ
バー10から取り外すことができる。カバー10のネジ
挿通孔10bは螺刻しなくてもよいので、プレス加工の
みにて製造が可能である。
にカバー10を取り付けるとき、ネジ4の小径部4bを
カバー10の側方からスリット11内に押し込んで挿通
孔10bに挿入する。この際、スリット11は押し広げ
られ、挿通孔10bにネジ4を受け入れると、復元して
ネジ4を抜け止めする。カバー2にネジ4を取り付けた
らネジ4をコネクタ本体1に締めてカバー10をコネク
タ本体1に固定する。必要に応じて、カバー10は、ネ
ジ4を緩めてコネクタ本体1から外せばネジ4を装着し
たまま取り外すことができる。この状態では、ネジ4が
カバー10に取り付けられたままであるから散逸するこ
とがない。また、このネジ4はスリット11を通してカ
バー10から取り外すことができる。カバー10のネジ
挿通孔10bは螺刻しなくてもよいので、プレス加工の
みにて製造が可能である。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明する。な
お、図中従来と同一の構成部分には同一の符号を付して
説明を省略する。
お、図中従来と同一の構成部分には同一の符号を付して
説明を省略する。
【0008】図1及び図2において、カバー10の隅部
には、従来と同様の押圧片10aを有する。ネジ挿通孔
10bの両側には、カバー10の縁に向かうスリット1
1と、その反対側に向かう延長スリット12とが挿通孔
10bから連続して形成されている。スリット11は、
図2に示すように、外広がりに形成されている。スリッ
ト11の内端の幅aはネジ4の小径部の径bより小さ
く、ネジ4を側方から押し込んで挿通孔10bにはめ込
むことができるようになっている。また、挿通孔10b
の径cはネジ山の径dより小さく、ネジ4の小径部4b
の径bより大きい。即ち、a<b<c<dの関係があ
る。そして、延長スリット12はスリット11を弾性的
に押し広げることができるようにするために設けられ、
その幅eは、ネジ4の小径部4bの径bより小さい。
には、従来と同様の押圧片10aを有する。ネジ挿通孔
10bの両側には、カバー10の縁に向かうスリット1
1と、その反対側に向かう延長スリット12とが挿通孔
10bから連続して形成されている。スリット11は、
図2に示すように、外広がりに形成されている。スリッ
ト11の内端の幅aはネジ4の小径部の径bより小さ
く、ネジ4を側方から押し込んで挿通孔10bにはめ込
むことができるようになっている。また、挿通孔10b
の径cはネジ山の径dより小さく、ネジ4の小径部4b
の径bより大きい。即ち、a<b<c<dの関係があ
る。そして、延長スリット12はスリット11を弾性的
に押し広げることができるようにするために設けられ、
その幅eは、ネジ4の小径部4bの径bより小さい。
【0009】本実施例のLSI用コネクタにおいては、
コネクタ本体1にカバー2を取り付けるときには、予め
ネジ4をカバー2に取り付けておく。ネジ4は、カバー
2の側方からスリット11に押し込むと、スリット11
が延長スリット13から弾性的に押し拡げられ、挿通孔
10bに受け入れられたら、スリット11が復元して抜
け止めされる。カバー2にネジ4を取り付けたらネジ4
をコネクタ本体1にネジ締めしてカバー2をコネクタ本
体1に固定する。必要に応じて、カバー2は、コネクタ
本体1から外せばネジ4を装着したままカバー1を取り
外すことができる。この状態では、ネジ4とカバー2と
が一体であるから散逸することがない。また、ネジ4は
スリット11を通してカバー2から取り外すことができ
る。カバー2には、従来のような挿通孔を螺刻しなくて
もよいので、プレス加工のみにて製造することができ
る。
コネクタ本体1にカバー2を取り付けるときには、予め
ネジ4をカバー2に取り付けておく。ネジ4は、カバー
2の側方からスリット11に押し込むと、スリット11
が延長スリット13から弾性的に押し拡げられ、挿通孔
10bに受け入れられたら、スリット11が復元して抜
け止めされる。カバー2にネジ4を取り付けたらネジ4
をコネクタ本体1にネジ締めしてカバー2をコネクタ本
体1に固定する。必要に応じて、カバー2は、コネクタ
本体1から外せばネジ4を装着したままカバー1を取り
外すことができる。この状態では、ネジ4とカバー2と
が一体であるから散逸することがない。また、ネジ4は
スリット11を通してカバー2から取り外すことができ
る。カバー2には、従来のような挿通孔を螺刻しなくて
もよいので、プレス加工のみにて製造することができ
る。
【0010】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えばスリット11によるその両側縁部の
弾力が、ネジ4の押し込み及び抜け止めに適していれ
ば、延長スリット13を設けなくてもよい。
のではなく、例えばスリット11によるその両側縁部の
弾力が、ネジ4の押し込み及び抜け止めに適していれ
ば、延長スリット13を設けなくてもよい。
【0011】
【考案の効果】以上のように、本考案は、コネクタ本体
1にLSI3を装着するときに、ネジ4をカバー2にね
じ締めする必要がなく、簡単迅速に取り付けることがで
きるし、カバー4の挿通孔を設けるのに螺刻工程を省く
ことができ、またカバーを取り外したときにネジがカバ
ーと一体のままであるから分離して散逸するのを防止す
ることができるという効果を有する。
1にLSI3を装着するときに、ネジ4をカバー2にね
じ締めする必要がなく、簡単迅速に取り付けることがで
きるし、カバー4の挿通孔を設けるのに螺刻工程を省く
ことができ、またカバーを取り外したときにネジがカバ
ーと一体のままであるから分離して散逸するのを防止す
ることができるという効果を有する。
【図1】本考案に係るLSI用コネクタのカバーの斜視
図である。
図である。
【図2】カバーの一部拡大平面図である。
【図3】従来のLSI用コネクタの分解斜視図である。
【図4】従来のLSI用コネクタのカバーの一部を切り
欠いた正面図ある。
欠いた正面図ある。
【符号の説明】 1 コネクタ本体 1a コンタクト 3 LSI 4 ネジ 4a 螺合部 4b 小径部 10 カバー 10b 挿通孔 11 スリット 12 延長スリット B 回路基板
Claims (2)
- 【請求項1】 回路基板上に固定された、コンタクトを
有するコネクタ本体にLSIを嵌合させ、LSIを挟み
カバーをコネクタ本体にネジ止めしてLSIを固定する
LSI用コネクタにおいて、前記ネジの螺合部の上部に
小径部が形成され、前記カバーのネジ挿通孔にカバーの
側方へ開口し弾性的に拡開してネジの小径部をカバーの
側方からネジ挿通孔に挿脱可能なスリットが連通してお
り、このスリットの内端の幅aは前記ネジの小径部の径
bより小さく、前記ネジを側方から押し込んでネジ挿通
孔にはめ込むことができるようになっており、ネジ挿通
孔の径cは前記ネジの螺合部の径dより小さく、かつ、
前記ネジの小径部の径bより大きいことを特徴とするL
SI用コネクタ。 - 【請求項2】 前記カバーの前記スリットが、ネジ挿通
孔に対して反対側にも延長スリットとして延びており、
この延長スリットは前記スリットの弾性的な拡開を助け
るために設けられ、この延長スリットの幅eは、前記ネ
ジの小径部の径bより小さいことを特徴とする請求項1
に記載のLSI用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992068215U JP2548554Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Lsi用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992068215U JP2548554Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Lsi用コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633382U JPH0633382U (ja) | 1994-04-28 |
JP2548554Y2 true JP2548554Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=13367356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992068215U Expired - Fee Related JP2548554Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Lsi用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548554Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003058768A1 (en) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Nhk Spring Co., Ltd. | Socket for inspection |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4498721A (en) * | 1982-09-16 | 1985-02-12 | Amp Incorporated | Electrical connector for an electronic package |
JPH0523911Y2 (ja) * | 1987-09-30 | 1993-06-17 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP1992068215U patent/JP2548554Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0633382U (ja) | 1994-04-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970415 |
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