JPS62170594A - ゴム補強用スチ−ルコ−ド - Google Patents

ゴム補強用スチ−ルコ−ド

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JPS62170594A
JPS62170594A JP61007470A JP747086A JPS62170594A JP S62170594 A JPS62170594 A JP S62170594A JP 61007470 A JP61007470 A JP 61007470A JP 747086 A JP747086 A JP 747086A JP S62170594 A JPS62170594 A JP S62170594A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野） この発明はタイヤやベルト等のゴム物品の補強憫として
使用されるゴム補強用スチールコードに関する。
（発明の技術的背量とその問題点） 近年、湿潤腐蝕環境下での耐久性、耐疲労性の向上を図
る目的で、この種のスチールコードとして、第６図に示
すように、素線ａ・・・の撚りを甘くしたオープンタイ
プのものが一般に用いられている。このようなオープン
タイプのスチールコードにおいては、各県１ａａ・・・
間の隙間を通してコードの内部にゴムが浸透し、これに
よりコードの内部に対する水分、塩水分等の侵入が防止
され、耐久性、耐疲労性の改善が図られる。そして、こ
のようなスチールコードにおいては、その素線ａ・・・
の形は率を１．０５〜１．４０の範囲内とし、それぞれ
同一の条件で同程度の影付が施されている。
なお、形付率とは、該当する素線径・素ｌ！ｉｌ数また
はストランド径・ストランド数を稠密１こ撚り合せたと
きのコード径を［）Ｃ、オープンタイプのスチールコー
ドの索線またはストランド自体がフリーの状態でもつス
パイラル径をＤｆとしたとき、Ｄ「／ＤＣで表わされる
放（直をいう。
ところが、我々の経験によると、この帰のスチールコー
ドにおいては、その素線が０．１５〜０．３８ｍｍφＰ
１度の細径であり、このため緊張下では各索線に付与さ
れた形付くスパイラル状の線の癖）が緊張方向に伸ばさ
れ、緊張力の増大に伴い東線間の隙間は減少してゆき、
ついにはゴムの浸透が困難な状態に陥ってしまうことが
分った。このような状態に陥る限界緊張力は、コードの
構成や素線径によって異なるが、例えば特開昭５５−９
０６９２号や実公昭５８−４８３９２号に開示されてい
るオープンタイプのスチールコードにおいては、２０〜
２５Ｎにュートン）程度であり、この緊張力でゴムの′
＆透が大きく屓われてしまう。
工業的にスチールコードをゴムに埋め込む際には、コー
ドの引き揃え時や加硫時に所定の緊張力をコードに付加
している。この緊張力は一般に１５〜２５Ｎの範囲であ
る。したがって上述のオープンタイプのスチールコード
では、ゴムに埋め込む際に付加する緊張力が、ゴムの浸
透に影響する限界緊張力の領域とほぼ等しくなり、この
ためゴムの浸透か損われ、所期の目的である湿１ＩＶｌ
腐蝕環境下での耐久性、耐疲労性の向上を期待すること
が困難となる。
また、特開昭５７−４３８６６号にはコードの伸びを一
定範囲に規定してコードの脹らみの旧れを防止するよう
にしたオープンタイプのスチールコードが開示されてい
るが、このようなスチールコードにおいては、２０〜５
ＯＮの張力間での伸びの変化が大きすぎるため、加硫成
形時の寸法が狂ってしまったり、ゴムとの複合体のモジ
ュラスを変化させてしまうという問題があることが分っ
た。
〔発明の目的〕
この発明は、このような点に着目してなされたもので、
通常付加される１５〜２５Ｎの緊張力のもとでもゴムの
浸透性が損われることがなく、またコード破断強度や低
荷重時の伸び率等、複合体としての要求品質や複合体製
造時の操作性に関連する一般特性を劣化させることのな
いゴム補強用スチールコードを提供することを目的とす
るものである。
〔発明の概要〕
すなわちこの発明は、少なくとも３本以上の素線よたは
ストランドで構成されるオープンタイプのスチールコー
ドであって、その素線またはストランドを、形付率の異
なる少なくとも２つ以上の単位に分け、その形付率の最
も大きい単位における形付率を最大値で１．６５、同じ
く最も小さい単位における形付率を最小値で１．０５と
し、かつその最大値と最小値との差を０．２０〜０．４
０の範囲内に定めるようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の実施例について説明する。
第１図および第２図に示すように、真鍮めっきを施した
０、２５ｍｍφの４本の素１ａａ＋　、ａ２．ａａ　。
ａ４を甘い撚りで撚り合せる。そして４本のうちの１本
の素線ａｌを一つの単位としてその形付率を大キクシ、
他の３本の素Ｐｊａ２．ａ３．ａｑを他の一つの単位と
してその形付率を小さくし、上記一つの単位における素
線ａ１の形付率を最大値で１．６５とし、上記他の一つ
の単位の素線ａ２゜ａ３．ａ４の形付率を最小値で１．
０５とし、かつその最大値と最小値との差が０．２０〜
０．４０の範囲内となるように定める。
このようなスチールコードにおいては、無緊張力下で各
素線ａ１・・・間に充分な隙間が確保されることは勿論
であるが、緊張力下においてもゴムの浸透に充分な隙間
を確保することができる。すなわち、緊張力下において
は、形付率の小さい素線ａ２・・・が稠密に集束されて
も、形付率の大きい素線ａ１はその形付率の差により稠
密に集束することがなく、このためこの素、Ｉｉ　ａ　
１　とその隣接側の素１！ａ２．ａｓとの間に充分な隙
間が残り、この隙間を通してゴムがコードの内部に充分
に浸透し、このゴムの浸透により、コードの内部に対す
る水分、塩水分等の侵入を防止し、コードの腐蝕進行に
起因するゴム物品の劣化を確実に抑制することができる
。
ここで、形付率の最大（直、最小値およびその停の異な
る多数のスチールコードを構成し、これらスチールコー
ドをそれぞれゴムに埋め込み、工業的にｈロエされる通
常のの条件と同等の１５Ｎ　、　２ＯＮ　。
２５Ｎの緊張力をかけた際のゴムの浸透性および破断強
度について測定した結果を次表に示す。なお、ゴムの浸
透性については、ゴムに埋め込んだコードの一端に５気
圧の空気圧を加え、コードの内部の長手方向に透過する
空気のｌ　（ＱＣｍ１ｎ）で評価した。また、形付率の
差と空気透過Ｉとの関係を、加硫時緊張力ごとに分けて
グラフ化して第３図に示し、ざらに形付率の差と、緊張
力下のゴムの浸透性および破断強度との関係を第４図に
示す。
上表および第３図、第４図から明らかなように、形付率
の差が小さすぎると、加硫時緊張力が増すのに伴い、コ
ード形状が稠密となり、空気の透過が１慴加する方向に
進み、ゴムの浸透性が阻害されてしまう。従来のＡ−プ
ンクイブのスチールコードｔよこのグループに入ると言
える。この発明によるスチールコードにおいては、１５
Ｎ　、　２ＯＮ　、　２５Ｎのいずれの緊張力下でもゴ
ムの浸透性がよく、水分や塩水分の浸入を確実に抑制す
ることができる。
さらに、形付率が規定の最大値（１，６５）を越えると
低ｉｆｆ時伸びが大きくなりすぎて、複合体の平坦性に
問題が生じ、また形付率の差が規定よりも大きすぎると
高緊張力付加時に、素線間の負荷不均一による破断強度
の低下を招いてしまう。
なお、第１図および第２図に示す実施例においては、４
本の素線でスチールコードを構成したが、これは第５図
に示すように５本の素ねで構成することも、或いは図示
しないが３本または６本以上の素線で構成することも可
能である。また、形付率の差で区分する単位は、１本の
素線と他の残りの素線とに分ける場合に限らず、例えば
２本の素線と、他の残りの素線とに分ける状態でもよく
、そしてその区分する単位の数６２つに限らず３つ或い
はそれ以上であってもよい。さらにいずれの場合におい
ても、素線をス１〜ランド１こ換えてこの発明を適用す
ることも可能でおる。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、通常付加される
１５〜２５Ｎの緊張力のもでも、素線またはストランド
の隣接間に充分な隙間を確保してゴムの浸透性を良好に
保つことができ、したがって湿潤腐蝕環境下での耐久性
、耐疲労性の向上を確実に達成でき、また低荷重時伸び
を抑えて破断強度の低下を回避することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明の一実１ｉｊ！、例を示す断面図、第
２図は同じく概念図、第３図は形付率の差と空気透過率
との関係を示すグラフ図、第４図は形付率の斧とゴム浸
透性および破断強度との関係を示すグラフ図、第５図は
この発明の他の実施例を示す断面図、第６図は従来のオ
ープンタイプのスチールコードを示す断面図である。 ａｌ、ａ２　、　ａ３　、ａ４・・・素線出願人代理人
　　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図 形イ寸キの１ 第３　図 形（１卆９左 第４図 第５　図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも３本以上の素線またはストランドで構成され
    るオープンタイプのスチールコードであつて、その素線
    またはストランドを、形付率の異なる少なくとも２つ以
    上の単位に分け、その形付率の最も大きい単位における
    形付率を最大値で１．６５、同じく最も小さい単位にお
    ける形付率を最小値で１．０５とし、かつその最大値と
    最小値との差を０．２０〜０．４０の範囲内としたこと
    を特徴とするゴム補強用スチールコード。
JP61007470A 1986-01-17 1986-01-17 ゴム補強用スチ−ルコ−ド Granted JPS62170594A (ja)

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CA000527213A CA1264276A (en) 1986-01-17 1987-01-13 Metal cord

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