JPS6010152B2 - スチ−ルコ−ド - Google Patents
スチ−ルコ−ドInfo
- Publication number
- JPS6010152B2 JPS6010152B2 JP19414881A JP19414881A JPS6010152B2 JP S6010152 B2 JPS6010152 B2 JP S6010152B2 JP 19414881 A JP19414881 A JP 19414881A JP 19414881 A JP19414881 A JP 19414881A JP S6010152 B2 JPS6010152 B2 JP S6010152B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel cord
- strands
- cord
- rubber
- rubber material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/062—Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2015—Strands
- D07B2201/2022—Strands coreless
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2501/00—Application field
- D07B2501/20—Application field related to ropes or cables
- D07B2501/2046—Tire cords
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はタイヤやベルトなどの補強材として使用される
ゴム構造物補強用スチールコード（以下単にスチールコ
ードと称す）に関するものである。
ゴム構造物補強用スチールコード（以下単にスチールコ
ードと称す）に関するものである。
一般に、この種のスチールコードは素線を複数本撚り合
わせて構成されている。
わせて構成されている。
そして、このスチールコードの複数本が平行に引揃えら
れた状態でゴム材により被覆され、タイヤとベルトなど
の補強材として使用されている。このように、スチール
コードが補強材として使用される場合の必要不可欠な要
件としては、化学的にゴム材とよく接着すること、およ
びスチールコード内部にゴム材がよく浸入することであ
る。
れた状態でゴム材により被覆され、タイヤとベルトなど
の補強材として使用されている。このように、スチール
コードが補強材として使用される場合の必要不可欠な要
件としては、化学的にゴム材とよく接着すること、およ
びスチールコード内部にゴム材がよく浸入することであ
る。
すなわち、スチールコードが補強材としての役割りを充
分に果すためにはスチールコードとゴム材とが完全な複
合体になっていることが必要である。例えば、タイヤに
用いる場合、スチールコードとゴム材との接着、および
スチールコード内部へのゴム材の浸入状態が思いと自動
車の走行時にスチールコードとゴム材とが剥離するいわ
ゆるセパレーツ現象を起し、タイヤの機能を著しく阻害
するとともに、ゴム中の水分やゴムの切り庇より侵入し
た水分等により、スチールコードの素線に錆びが発生し
、スチールコードの強力が大中に低−Ｆしたり、上記セ
パレーツ現象を早めるという欠点が生じる。
分に果すためにはスチールコードとゴム材とが完全な複
合体になっていることが必要である。例えば、タイヤに
用いる場合、スチールコードとゴム材との接着、および
スチールコード内部へのゴム材の浸入状態が思いと自動
車の走行時にスチールコードとゴム材とが剥離するいわ
ゆるセパレーツ現象を起し、タイヤの機能を著しく阻害
するとともに、ゴム中の水分やゴムの切り庇より侵入し
た水分等により、スチールコードの素線に錆びが発生し
、スチールコードの強力が大中に低−Ｆしたり、上記セ
パレーツ現象を早めるという欠点が生じる。
しかるに、従釆のスチールコードは第１図イ，口に示す
ように、複数本の素線２を撚り合わせてスチールコード
１を構成している。
ように、複数本の素線２を撚り合わせてスチールコード
１を構成している。
上記スチールコード１は各素線２同志がほぼ密着してお
り、ゴム材で被覆した場合に、スチールコードの中心ま
でゴム材が浸入せず、スチールコード１の中心には空間
Ａが生じ、素線２の全周にゴム材がまわらず、ゴムとの
接着が不十分となる欠点があった。
り、ゴム材で被覆した場合に、スチールコードの中心ま
でゴム材が浸入せず、スチールコード１の中心には空間
Ａが生じ、素線２の全周にゴム材がまわらず、ゴムとの
接着が不十分となる欠点があった。
雪このため、最近で‘まゴム材力ミスチールコードの主
′さま滋ヂス漆鷺態織事責る。
′さま滋ヂス漆鷺態織事責る。
このスチールコードは第２図イ，口に示すように各素線
２間に隙間Ｃを設けながら撚り合わせて撚りの甘いスチ
ールコード１（Ｏｐｅｎｃｏｎｓｔｍｃｔｉｏｎと言う
こともある）としたものである。
２間に隙間Ｃを設けながら撚り合わせて撚りの甘いスチ
ールコード１（Ｏｐｅｎｃｏｎｓｔｍｃｔｉｏｎと言う
こともある）としたものである。
しかし、上記撚りの甘いスチールコードにおいては、ス
チールコードの製造時において撚り構造が不安定になり
やすく、第３図イ，口，ハ，二およめ木に示すように、
秦線２のかた寄りが生じたり、撚りがスチールコードの
長手方向に不均一になるという欠点がある。
チールコードの製造時において撚り構造が不安定になり
やすく、第３図イ，口，ハ，二およめ木に示すように、
秦線２のかた寄りが生じたり、撚りがスチールコードの
長手方向に不均一になるという欠点がある。
このような場合、ゴム材がスチールコードの中心まで浸
入したとしても、スチールコード‘こ挫屈応力が生じた
時応力の集中が起り、スチールコードを構成した複数本
の黍線が一体としての効果を発揮せず、疲労破損すると
いう欠点がある。また撚りが甘いため低荷重の引張に対
してコードの伸びが大きく、いわゆる弾性体のような働
きを伴なうため作業性が非常に悪いという影響もある。
しかるに、ゴム自体が弾性体であるためスチールコード
も伸び縮みするならば、両方の伸びがうまく合い、しか
も引張張力が一定に管理されないと両方（ゴムとスチー
ルコード）の間に伸びのずれがおこり完全な複合体とな
ることは期待できない。
入したとしても、スチールコード‘こ挫屈応力が生じた
時応力の集中が起り、スチールコードを構成した複数本
の黍線が一体としての効果を発揮せず、疲労破損すると
いう欠点がある。また撚りが甘いため低荷重の引張に対
してコードの伸びが大きく、いわゆる弾性体のような働
きを伴なうため作業性が非常に悪いという影響もある。
しかるに、ゴム自体が弾性体であるためスチールコード
も伸び縮みするならば、両方の伸びがうまく合い、しか
も引張張力が一定に管理されないと両方（ゴムとスチー
ルコード）の間に伸びのずれがおこり完全な複合体とな
ることは期待できない。
本発明は上記欠点を除去するためになされたものであり
、そのスチールコードの芯にほぼ多角形の断面形状を有
する芯黍線を用いることにより、ゴム材のスチールコー
ド内部への浸入およびゴム材とスチールコードとの接着
を確実に行い、またスチールコードの長手方向の撚りを
安定し、耐疲労性を向上し、しかも低荷重に対しての伸
びも大きくないスチールコードを提供するものである。
、そのスチールコードの芯にほぼ多角形の断面形状を有
する芯黍線を用いることにより、ゴム材のスチールコー
ド内部への浸入およびゴム材とスチールコードとの接着
を確実に行い、またスチールコードの長手方向の撚りを
安定し、耐疲労性を向上し、しかも低荷重に対しての伸
びも大きくないスチールコードを提供するものである。
すなわち、本発明は１本の芯素線と３本乃至６本の側秦
線を有するスチールコード‘こおいて、その芯素線の断
面形状が側素線の本数と対応する数の面を有する多角形
であり、かつ側素線がそれぞれその芯素線の対応する面
にほぼ接しており、しかもこれら各側素線が互いに隙間
を有するよう撚られたことを特徴とするスチールコード
である。本発明に用いられる素線はゴム材との接着を良
好にするため、表面に銅合金等のメッキを施してもよく
、また、芯素線の形状はその辺上に側素線を接触させ動
きを少なくするためのものであるためほぼ多角形の形状
をなせばよいのである。さらにこれら側黍線の相互の間
隙は通常０．０２側以上が適当である。また側素線は同
一の線径の素線より構成され、１十３，１十４，１十５
，１十６の構成がある。ここで側秦線の本数を３乃至６
本に限定したのは２本以下になると構造上やはりコード
として不安定になり、又７本以上になると芯素線の形状
が複雑で太い線を用いねばならず柔軟性等の面で不適当
となるためである。以下、本発明の一実施例を図面に基
いて説明する。
線を有するスチールコード‘こおいて、その芯素線の断
面形状が側素線の本数と対応する数の面を有する多角形
であり、かつ側素線がそれぞれその芯素線の対応する面
にほぼ接しており、しかもこれら各側素線が互いに隙間
を有するよう撚られたことを特徴とするスチールコード
である。本発明に用いられる素線はゴム材との接着を良
好にするため、表面に銅合金等のメッキを施してもよく
、また、芯素線の形状はその辺上に側素線を接触させ動
きを少なくするためのものであるためほぼ多角形の形状
をなせばよいのである。さらにこれら側黍線の相互の間
隙は通常０．０２側以上が適当である。また側素線は同
一の線径の素線より構成され、１十３，１十４，１十５
，１十６の構成がある。ここで側秦線の本数を３乃至６
本に限定したのは２本以下になると構造上やはりコード
として不安定になり、又７本以上になると芯素線の形状
が複雑で太い線を用いねばならず柔軟性等の面で不適当
となるためである。以下、本発明の一実施例を図面に基
いて説明する。
第４図イ，口，ハおよび二は、夫々本発明のスチールコ
ードの一実施例を示す断面図である。
ードの一実施例を示す断面図である。
同図イは、１十５の撚り構成としたスチールコードであ
り、断面がほぼ三角形の形状を有する芯素線３の周囲の
各面に３本の側素線７を接して設けると共に、各側素線
は互いに接することなく隙間を有するように撚り合わせ
たものである。製造方法としては断面が三角形の異形線
を芯素線とし、その異形線各面に側素線が接するように
３本配置して二度燃撚線機にて撚り合わせて製造するも
のである。同図口は１十４、ハは１十５、二は１十６の
構造を示す本発明のスチールコードであり、各々断面４
，５，６角形の異形線を芯素線４，５，６とし、異形線
の各面に側秦線７を配置して撚り合せて構成したもので
ある。
り、断面がほぼ三角形の形状を有する芯素線３の周囲の
各面に３本の側素線７を接して設けると共に、各側素線
は互いに接することなく隙間を有するように撚り合わせ
たものである。製造方法としては断面が三角形の異形線
を芯素線とし、その異形線各面に側素線が接するように
３本配置して二度燃撚線機にて撚り合わせて製造するも
のである。同図口は１十４、ハは１十５、二は１十６の
構造を示す本発明のスチールコードであり、各々断面４
，５，６角形の異形線を芯素線４，５，６とし、異形線
の各面に側秦線７を配置して撚り合せて構成したもので
ある。
次に、本発明のスチールコードと従来のスチールコード
との比較例を示す。
との比較例を示す。
撚りピッチが１仇駁、Ｓ撚、素線径が０．２５の／仇ぐ
の素線を用いて構成した第１図イの標準コードおよび第
２図イの甘撚りコード‘こ示される従来のスチールコー
ドと芯黍線が一辺ぴ２５肋の四角形（ただし角は０．０
１球）の断面形状を有し側秦線が０．２５帆０である本
発明の第４図口に示すスチールコードとの撚り不良発生
回数、ゴム浸入率、疲労性、初期荷重伸び等の比較を第
１表に示す。
の素線を用いて構成した第１図イの標準コードおよび第
２図イの甘撚りコード‘こ示される従来のスチールコー
ドと芯黍線が一辺ぴ２５肋の四角形（ただし角は０．０
１球）の断面形状を有し側秦線が０．２５帆０である本
発明の第４図口に示すスチールコードとの撚り不良発生
回数、ゴム浸入率、疲労性、初期荷重伸び等の比較を第
１表に示す。
第 １ 表上記第１表に示すように、本発明によるスチ
−ルコードは従来品に比して撚り不良の発生が非常に少
くゴム浸入率（ゴム浸入断面積／ゴム浸入可能断面積×
１００）も１００％でまた耐疲労性においても従釆品よ
り優っている。
−ルコードは従来品に比して撚り不良の発生が非常に少
くゴム浸入率（ゴム浸入断面積／ゴム浸入可能断面積×
１００）も１００％でまた耐疲労性においても従釆品よ
り優っている。
しかも従来の甘撚りコード‘こ比較して初期荷重（５ｋ
ｇ）でのコードの伸びが少なく作業性においても優って
いる等の優れた効果を有する発明である。
ｇ）でのコードの伸びが少なく作業性においても優って
いる等の優れた効果を有する発明である。
第１図イ，口はそれぞれ従釆のスチールコードを示す断
面図、第２図イ，口はそれぞれ従釆の撚りの甘いスチー
ルコードを示す断面図、第３図イ，口，ハ，二および不
は従来のスチールコードの素線のかた寄った状態を示す
断面図、第４図イ，口，ハ、および二はそれぞれ本発明
のスチールコードの−実施例を示す断面図である。 １・・・スチールコード、２・・・黍線、３，４，５，
６・・・芯素線、７・・・側素線。 第１図 第２図 第３図 第４図
面図、第２図イ，口はそれぞれ従釆の撚りの甘いスチー
ルコードを示す断面図、第３図イ，口，ハ，二および不
は従来のスチールコードの素線のかた寄った状態を示す
断面図、第４図イ，口，ハ、および二はそれぞれ本発明
のスチールコードの−実施例を示す断面図である。 １・・・スチールコード、２・・・黍線、３，４，５，
６・・・芯素線、７・・・側素線。 第１図 第２図 第３図 第４図
Claims (1)
- １ １本の芯素線と３本乃至６本の側素線を有するスチ
ールコードにおいて、その芯素線の断面形状が側素線の
本数と対応する数の面を有する多角形でありかつ側素線
がそれぞれ上記芯素線の対応する面にほぼ接しており、
しかもこれら各側素線が互いに隙間を有するよう撚られ
たことを特徴とするスチールコード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19414881A JPS6010152B2 (ja) | 1981-12-02 | 1981-12-02 | スチ−ルコ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19414881A JPS6010152B2 (ja) | 1981-12-02 | 1981-12-02 | スチ−ルコ−ド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5898487A JPS5898487A (ja) | 1983-06-11 |
| JPS6010152B2 true JPS6010152B2 (ja) | 1985-03-15 |
Family
ID=16319707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19414881A Expired JPS6010152B2 (ja) | 1981-12-02 | 1981-12-02 | スチ−ルコ−ド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6010152B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0320558A (ja) * | 1989-06-16 | 1991-01-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 給湯温度設定装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0226990A (ja) * | 1988-07-09 | 1990-01-29 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気タイヤ |
| WO2011116493A1 (en) * | 2010-03-23 | 2011-09-29 | Nv Bekaert Sa | Open off-the-road cord with preformed filaments |
-
1981
- 1981-12-02 JP JP19414881A patent/JPS6010152B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0320558A (ja) * | 1989-06-16 | 1991-01-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 給湯温度設定装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5898487A (ja) | 1983-06-11 |
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