JPH01292190A - タイヤ用スチールコードおよびタイヤ - Google Patents

タイヤ用スチールコードおよびタイヤ

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JPH01292190A JP63116565A JP11656588A JPH01292190A JP H01292190 A JPH01292190 A JP H01292190A JP 63116565 A JP63116565 A JP 63116565A JP 11656588 A JP11656588 A JP 11656588A JP H01292190 A JPH01292190 A JP H01292190A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のスチールラジアルタイヤの補強材とし
て使用されろタイヤ用スチールコードと上記スチールコ
ードを用いたタイヤに関するものである。
従来の技術 従来、ハイテンサイルスチールコード用線材としては1
重′&幅でo : o、 s o〜α85%、Sl:(
L1g〜α811% 、Mn:a80〜(L60%を含
み、残部がFeおよび不可避的不純物からなる線材(例
えばBWRB 8怠A)がある。
ハイテンサイルスチールコードは上記線材を最終伸線後
の引張強さが290%−2/−以上になるように8次加
工を施したスチールコード用線を用いて形成しているも
のである。この8次加工工種では例えばサイズ翫5Ni
11の上記線材をパテンティング処理し、脱スケール、
I14清被膜の前処理を行なった後、伸線機を用いてダ
イス引き伸線加工し、さらKこれらの処理、加工を繰返
して、中間サイズのワイヤに加工する。
次いで、この中間ワイヤに対して、パテ/ティング強度
が強く、伸線加工に適した金属組織か得られる条件で最
終パテンティング処理を施し。
伸線前処理として伸線性およびゴムとの接着性を向上さ
せるプ9スメッキを施し大径、伸線加工を行−1所要の
極細硬鋼線より擾るスチールコード用素纏管形成すゐ、
この素線をタイヤの種@に応じて複数本撚り合せてスチ
ールコードを構成するものである。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記線材から壜るスチールコード用素線は伸線
後の引張強さ1906/−以上を得るように伸線した場
合、絞り値、捻回値で代表される延切性の劣化を招き易
く、伸線加工中の断線および撚線加工時の断線が急増し
、生産性を着るしく阻害するという問題点があう喪。
まえ、上記従来のスチールコード用素線や上記素線を撚
シ合せたスチールコードは腐食しやすい環境下に放置し
た場6、疲労特性が低下するという問題点がある。特に
上記スチールコードがタイヤに用いられた場合、自動車
の走行中にゴム中の水分や、ゴムの切シ疵より浸入した
水分によりスチールコードに錆が発生し、スチールコー
ドの強力が大巾に低下したシ、スチールコードとゴム材
が剥離するという、いわゆるセパレーツ現象を起ヒナと
いう問題点゛があうた。
課題を解決するための手段 本発明は上記従来の問題点を除去するためになされたも
のであり、O:a?S〜α90劃I。
81:(Li2 Ni1013口、Mn:αgo〜(1
90重鎗1を含有しs −1thつou : al−a
sJl鐘< 。
V:(LO5〜10重tSの1種又はl檎を含有すると
共KNi:a05 #LOjlt%を含み、残部がFe
および不可避的不純物から々る硬銅線を複数本撚り合せ
て形成してなるスチールコードであコードを提供するも
のである。ま光、上記スチールコードをタイヤのブレー
カ層、カーカス層に、少なくとも部分的に補強材として
使用し虎ラジアルタイヤである。
なお、ζこで各添加元素について説明する。
0はスチールコード用のハイテyfイルワイヤとして必
要な最低強度を確保するために重要であり、ays重量
幅未満では必要な強度を出し離(、a90重量幅を超え
ると加工性が著るしく劣化する。
81は高強度におけろ靭性確保のために添加量を増加し
たものであり、し1重t<未満であるとその効果が低下
し、1,110重量幅を超JJと最終のパテンティング
処理時の溶体化が均一とならず加工性が悪くなゐ。
Mnは鋼の脱酸、m人件を制御す為上で必要であり、1
80重曖1未満では強度および靭性が出す、(L90重
量憾を超えるとパテンティング処理の際Kl!!I留オ
ースチオ−ステナイトて焼入性が上が〉すぎ、靭性が低
下して加工性が悪くなる。
0uFiH,よに責な金属でToシ、水素発生型の腐食
は起とらず耐食効果を著るしく向上するが、αI’l1
幅未満であるとその効果が低下し、α5重量幅を超見る
と靭性が低下する。
Niは高強度における靭性保持の九めに有効であるが%
LO重量幅を超見て添加しても顕著な効果か出ない。
Vは結晶粒界の腐食性に効果かあるが、aOS重を幅未
満ではその効果は低下し、ま九LO重量幅を超えると炭
化物が析出し靭性低下を生じ加工性が悪(なる。
本発明においては、O,Mnは基本添加元素とし、加え
て81を増量し%NiとCu、VのIII又は8種を同
時に添加した鋼よ構成るスチールコード用素線を用いて
スチールコードを構成し九ために、超高強度における靭
性保持効果並びに耐食性効果を一層増大することができ
た。
実施例1 O:α881曖<、li:a79重量%1Mn:asO
′IL1%、P:Q、006重t%、S:a0063!
[を呪以下、Cu:α19f[ttlI、v、:α09
8東1t% 。
Ni:α!5@曖%を含有する硬鋼線の線材15m1t
jを用いて1次焼線→酸洗→1次伸線→8次焼線→8次
伸線→8次焼線→メツキ→8次伸線な行い、α8BMS
のタイヤ用スチールコード素線を形成し喪。
上記スチールコード用素線(1)を撚り合せて第1図に
示すようなtxtgxαs8←lのスチールコード(2
)を構成した。
実施例8 0:(L84重1%、i91:α?14*%、Mn:α
番911Ni%、P:α004重1%、d:α005重
量幅以下、Cu:α18重%t% 、 V : Tr 
、Ni :α!4重量<を含有する硬鋼線を用いて第2
図に示すようなtxsxα28のスチールコード(3:
を構成する。なお、スチールコード用素、II il+
およびスチールコード(3)は実施例1とほぼ同処理工
程により形成した。
実施例8 0:α83重量% 、 Si :α7011t%、Mn
:α58mm<、P:0.00?重t<、a:aoO5
重t%以下、Cu : Tr 、 ”I :α0971
1%、*t:α49重t%を含有する硬鋼線を用いて第
3図に示すようなlX4Xaj!18のスチールコード
(4)を構成する。なお、スチールコード用1 M (
11およびスチールコード(4)は*總例1とほぼ同処
理工程により形成した。
実施例4 5Ni1例IK示さtLる1xlllXa1g+IF)
構成のスチールコードC2)を第4図に示すようにタイ
ヤのブレーカ層(−)に補強材として配置してタイヤ1
6)を構成する。
なお、上記スチールコードはブレーカ層Illに配置し
たが、カーカス層(1)あるいはブレーカ層Tllおよ
びカーカス層(11に配置することも可能である。
次に1本発明のスチールコードに用いた線材と従来のス
チールコードに用いた線材の化学成分の一覧表を第1表
に示す。
第1表 次に、上記のようにして得られたスチールコード用素線
と比較例との比較試験結果を以下に示す。なお、比較例
としては、0:α82劃口。
Sl:α2ON’4%、Mn:α54′ltl<、p:
α007重t<、s:aoos重量幅以下、Cu:Tr
、V:Tr。
Ni : Trを含み、残部がF・および不可避的不純
物からなる線材で形成されたスチールコード用素線を用
いた。引張試験機およびねじり試験機を用いて、素線の
引張強さKおける絞り値と捻回値の試験を行なったとこ
ろ%第5図(イ)、(ロ)の如き結果を得た。
第す図(イ)、(ロ)に示すように本発明の実i例A。
実施例B、実施例0のものは比較例りに比べ。
素線強實850r4/−を超える高強度レベルでありな
がら、絞り値、捻回値がすぐれており、素線の高強度に
おける靭性保持効果が優れている。
また、腐食条件80でX80%RHで0時間6番時間、
8時間、16時間放置後、ハンター式疲労試験機により
疲労テストを行なったところ、第6図の如き結果を得喪
。なお%@8図は疲労テスト応力σ−I S 06/−
の場合のテスト結果を示すグラフである。タテ軸は比較
例りの腐食1111(放電時間Oの場合)の値を10 
’O%とじた場合の腐食疲労値を百分率で示しており、
数値が大きい方か腐食疲労値が優れている。第6図から
れかるように本実施例A、B、O#:を比較例I)K比
べ腐食疲労値において優れ、しかも放置時間によろ降下
率か少なく腐食による影響が少ないものである。
第7図はPI(に対する腐食減1テスト帖果である。溶
液は適宜NaOH又は)!ctでPFI調整されたal
lN−Nailである。各PHの溶液に110時間浸漬
放fdのサンプルの重曖差を測定した。
第7図より明らかなように本実繊例A、B、0のものは
比較例りに比べて特に強酸に対する効果がある。
第8図は第7図で使用した溶液と全く同じ溶液を用い、
この溶液中に疲労試片を浸漬した状態でハンター式疲労
テストを実施した結果である。試験応力はσ−90々/
−であり、*施例A。
B、Oは比較例DK比べ、耐腐食疲労性がすぐれている
上記のように本発明のスチールコードが基本的K 81
とNiを含有していることによ#)%強度8806/−
以上の/%イテノナイルワイヤを用いて形成された場合
においても%靭性保持効果が優れている。
また、耐腐食性効果としては、ΦCum加のためにCu
の耐食効果が発揮され、腐食条件において高い疲労値を
得ることか出来大、またΦV添加の効果はパテンティン
グ処J1によ抄結晶粒界にバナジウム炭化物が析出し、
粒界腐食に対して高い疲労値を得ることかできたもので
ある。
さらK @CuとVを同時に添加すると上記Φ、■の効
果が相乗的に表われ、耐食性に対する効果を得ることが
できたものである。
発明の効果 本発明のスチールコードは上記構成であるため、スチー
ルー−ド用素線の素線強度を8sO即/−以上の高強度
に仕上げたときの延靭性を著るしく向上することができ
るとともに、耐食効果をも著るしく向上することができ
るという優れた効果を有する発明である。
41に自動車のタイヤのカーカス部やトレッド部に従来
のスチールー−ドを使用すると、冬場路面に凍結防止の
ためにまかれた塩により、タイヤ表面の疵より?iao
/を含んだ水が浸入し、スチールコードKまで達した場
合、コード内部なNao/を含んだ水が伝わって、コー
ド内部は直ぐに腐食される*警が発生する。
この腐食の傾向は、へイテンサイルワイヤになればなる
ほど顕著である1本発明のスチールコードを使用すると
このような現象に対し、その耐食効果が現われて、着る
しくタイヤ寿命が延長ずゐという優れた効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜!8図はそれぞれ本発明のスチールコードの一
実施例を示す断面図、鵠4図は本発明のスチールコード
を用いたタイヤの一実施例を示す断面図、第S図(イ)
、(ロ)はそれぞれ本発明の*m例と比較例のスチール
コード用素線の引張強さと絞り値および捻回値との関係
を示す比較グラフ、986図は本発明の実施例と比較例
の腐食条件放置後のハンター式疲労試験結果を示す比較
グラフ、第7図は本発明の実施例と比較例のPHの異な
る溶液に対する腐食減量テスト結果を示す比較グラフ、
第8図は本発明の実施例のスチールー−ドと比較例のス
チールコードのPHの異なる溶液中におけるハンター疲
労試験結果を示す比較グラフである。 1!l 、 ($1 、 +4)・・・スチールコード
(・)・・・ブレーカ層 ill・・・タイヤ (1)・・・カーカス層 第1図  第2図 第3図 → 第4図 第5図 (イ) (ロ) 515151;IL tkg/mm’)第6図 第7図 H 第8図 H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)C:0.7〜0.90重量%、Si:0.45〜
    1.20重量%、Mn:0.80〜0.90重量%を含
    有し、かつCu:0.10〜0.50重量%、V:0.
    05〜1.0重量%1種又は2種を含有すると共にNi
    :0.05〜1.0重量%を含み、残部がFeおより不
    可避的不純物からなる硬鋼線を複数本撚り合せて形成し
    てなることを特徴とするタイヤ用スチールコード。
  2. (2)請求項第1項記載のスチールコードを少なくとも
    部分的に補強材として使用することを特徴とするタイヤ
JP63116565A 1988-05-12 1988-05-12 タイヤ用スチールコードおよびタイヤ Granted JPH01292190A (ja)

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