JPH05156581A - スチールコード - Google Patents
スチールコードInfo
- Publication number
- JPH05156581A JPH05156581A JP3323100A JP32310091A JPH05156581A JP H05156581 A JPH05156581 A JP H05156581A JP 3323100 A JP3323100 A JP 3323100A JP 32310091 A JP32310091 A JP 32310091A JP H05156581 A JPH05156581 A JP H05156581A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wires
- cord
- steel cord
- wire
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/062—Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2015—Strands
- D07B2201/2021—Strands characterised by their longitudinal shape
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2015—Strands
- D07B2201/2023—Strands with core
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2047—Cores
- D07B2201/2052—Cores characterised by their structure
- D07B2201/2059—Cores characterised by their structure comprising wires
- D07B2201/2061—Cores characterised by their structure comprising wires resulting in a twisted structure
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴムの浸透性が良好でかつ機械的特性に優れ
るスチールコードを提供する。 【構成】同径の2本のワイヤaを撚り合わせてその撚り
の長さがワイヤaの外径の20〜80倍となる2本撚り
コードAを形成し、この2本撚りコードAと、前記ワイ
ヤaと同径の3本のワイヤbとを同時に撚り合わせて1
×(1×2+3)構造のスチールコードを構成する。
るスチールコードを提供する。 【構成】同径の2本のワイヤaを撚り合わせてその撚り
の長さがワイヤaの外径の20〜80倍となる2本撚り
コードAを形成し、この2本撚りコードAと、前記ワイ
ヤaと同径の3本のワイヤbとを同時に撚り合わせて1
×(1×2+3)構造のスチールコードを構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用のタイヤの補強
に使用されるスチールコードに関する。
に使用されるスチールコードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境の保全およびタイヤパホ
ーマンスの向上の観点から、タイヤの軽量化、長寿命化
が要求されている。この課題をクリアーするために、タ
イヤの補強材として使用されるスチールコードの役割は
大きい。すなわち、タイヤの軽量化に伴い、スチールコ
ードにはシビアリティが増し、さらに長寿命の特性が要
求されるからである。
ーマンスの向上の観点から、タイヤの軽量化、長寿命化
が要求されている。この課題をクリアーするために、タ
イヤの補強材として使用されるスチールコードの役割は
大きい。すなわち、タイヤの軽量化に伴い、スチールコ
ードにはシビアリティが増し、さらに長寿命の特性が要
求されるからである。
【0003】従来、例えば乗用車用タイヤには、1×5
構造のスチールコードが使用されてきた。しかしながら
この1×5構造のスチールコードは、5本のワイヤをタ
イトに撚り合わせたもので、各ワイヤが互いに密着する
状態にある。
構造のスチールコードが使用されてきた。しかしながら
この1×5構造のスチールコードは、5本のワイヤをタ
イトに撚り合わせたもので、各ワイヤが互いに密着する
状態にある。
【0004】このため、このようなスチールコードをゴ
ム材内に埋設してそのゴムを加硫しても、コード中心部
にはゴムが浸透しにくく、その中心部にはゴムの満たさ
れない空間部が残ってしまう。
ム材内に埋設してそのゴムを加硫しても、コード中心部
にはゴムが浸透しにくく、その中心部にはゴムの満たさ
れない空間部が残ってしまう。
【0005】このためタイヤの走行時に釘踏みなどによ
り、タイヤのスチールコードにまで達する損傷が生じる
と、この損傷部から水分が浸入し、さらにこの水分が前
記空間部を伝わってスチールコードの全長部分に浸透
し、これによりスチールコードの腐食が進行し、セパレ
ーションというトラブルが発生し、タイヤの寿命が低下
してしまう。
り、タイヤのスチールコードにまで達する損傷が生じる
と、この損傷部から水分が浸入し、さらにこの水分が前
記空間部を伝わってスチールコードの全長部分に浸透
し、これによりスチールコードの腐食が進行し、セパレ
ーションというトラブルが発生し、タイヤの寿命が低下
してしまう。
【0006】この対策として、各ワイヤの相互間に隙間
を形成したオープンタイプのスチールコード、さらにこ
のオープンタイプを偏平状に潰した偏平オープンタイプ
のスチールコード、或いは複数本のワイヤを撚り合わせ
た内層の外周に複数本のワイヤを撚り合わせて外層を形
成し、この外層の各ワイヤの相互間に隙間を形成したタ
イトオープンタイプのスチールコードが開発されてい
る。
を形成したオープンタイプのスチールコード、さらにこ
のオープンタイプを偏平状に潰した偏平オープンタイプ
のスチールコード、或いは複数本のワイヤを撚り合わせ
た内層の外周に複数本のワイヤを撚り合わせて外層を形
成し、この外層の各ワイヤの相互間に隙間を形成したタ
イトオープンタイプのスチールコードが開発されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらオープン
タイプのものは、低荷重における伸びが大きいため、カ
レンダーシートの平坦性を阻害したり、タイヤの剛性を
低下させたりする欠点がある。また偏平オープンタイプ
のものは、偏平部(短形側)が強加工されているため
に、耐疲労性が悪かったり、剛性が低いなどの欠点があ
る。さらにタイトオープンタイプのものは、内層と外層
のワイヤが点接触するため、耐疲労性が悪い欠点があ
る。本発明はこのような従来の欠点を排除し、ますます
シビアリティを増すタイヤへの要求に追従できるスチー
ルコードを提供することを目的とするものである。
タイプのものは、低荷重における伸びが大きいため、カ
レンダーシートの平坦性を阻害したり、タイヤの剛性を
低下させたりする欠点がある。また偏平オープンタイプ
のものは、偏平部(短形側)が強加工されているため
に、耐疲労性が悪かったり、剛性が低いなどの欠点があ
る。さらにタイトオープンタイプのものは、内層と外層
のワイヤが点接触するため、耐疲労性が悪い欠点があ
る。本発明はこのような従来の欠点を排除し、ますます
シビアリティを増すタイヤへの要求に追従できるスチー
ルコードを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、同径
の2本のワイヤを撚り合わせて2本撚りコードを形成
し、この2本撚りコードと、前記ワイヤと同径のN(1
≦N≦7)本のワイヤとを同時に撚り合わせて1×(1
×2+N)の構造に構成する。
の2本のワイヤを撚り合わせて2本撚りコードを形成
し、この2本撚りコードと、前記ワイヤと同径のN(1
≦N≦7)本のワイヤとを同時に撚り合わせて1×(1
×2+N)の構造に構成する。
【0009】ここで、2本撚りコードの撚りの長さ(以
下、P1 という)を小さくするとゴムの浸透性が良好と
なるが、2本撚りコードとN本のワイヤとの接触が点接
触状態に近づき、耐疲労性が低下する傾向が生じ、また
撚り工程の作業性も低下し、したがってP1 はワイヤの
外径の20倍以上とする。しかしP1 が大き過ぎるとゴ
ムの浸透性が悪くなるから、したがってP1はワイヤの
外径の20倍以上で80倍以下とする。
下、P1 という)を小さくするとゴムの浸透性が良好と
なるが、2本撚りコードとN本のワイヤとの接触が点接
触状態に近づき、耐疲労性が低下する傾向が生じ、また
撚り工程の作業性も低下し、したがってP1 はワイヤの
外径の20倍以上とする。しかしP1 が大き過ぎるとゴ
ムの浸透性が悪くなるから、したがってP1はワイヤの
外径の20倍以上で80倍以下とする。
【0010】また本発明で1≦N≦7とした理由は、N
が1未満は存在せず、N=8以上となると予め撚られた
2本撚りコードがその8本のワイヤの内側に配置して均
一な撚り構造が得られないからである。
が1未満は存在せず、N=8以上となると予め撚られた
2本撚りコードがその8本のワイヤの内側に配置して均
一な撚り構造が得られないからである。
【0011】
【作用】このような本発明のスチールコードにおいて
は、2本撚りコードと、N本のワイヤとの間に充分な隙
間が形成され、このためゴムの浸透性が良好となる。そ
して2本撚りコードとN本のワイヤとがほぼ線接触し、
このため耐疲労性が低下が少なく、また剛性の低下を抑
えることができる。
は、2本撚りコードと、N本のワイヤとの間に充分な隙
間が形成され、このためゴムの浸透性が良好となる。そ
して2本撚りコードとN本のワイヤとがほぼ線接触し、
このため耐疲労性が低下が少なく、また剛性の低下を抑
えることができる。
【0012】
【実施例】図2に示すように、真ちゅうめっきを施した
0.25mmφの2本のワイヤa,aをP1 =10mm(ワイヤ径
の40倍)の撚りの長さで撚り合わせて2本撚りコード
Aを形成する。
0.25mmφの2本のワイヤa,aをP1 =10mm(ワイヤ径
の40倍)の撚りの長さで撚り合わせて2本撚りコード
Aを形成する。
【0013】次に図1に示すように、この2撚りコード
Aと、真ちゅうめっきを施した0.25mmφの3本のワイヤ
b…とを同時にP2 =10mm(ワイヤ径の40倍)の撚り
の長さで撚り合わせて1×(1×2+3)の構造のスチ
ールコードを構成する。
Aと、真ちゅうめっきを施した0.25mmφの3本のワイヤ
b…とを同時にP2 =10mm(ワイヤ径の40倍)の撚り
の長さで撚り合わせて1×(1×2+3)の構造のスチ
ールコードを構成する。
【0014】このようなスチールコードにおいては、2
本撚りコードAとワイヤb…との間に充分な隙間Sが形
成され、したがってスチールコードの内部にゴムが良好
に浸透する。また2本撚りコードAとワイヤb…とがほ
ぼ線接触し、このため耐疲労性が向上する。
本撚りコードAとワイヤb…との間に充分な隙間Sが形
成され、したがってスチールコードの内部にゴムが良好
に浸透する。また2本撚りコードAとワイヤb…とがほ
ぼ線接触し、このため耐疲労性が向上する。
【0015】このように構成したスチールコードをゴム
材内に埋設してその耐疲労性および空気透過量について
測定した結果を次の表1に示す。この測定の場合、P2
=10mmとし、P1 = 2.5〜20mmと変化させ、またゴムも
2種類(A,B)のものを使用した。なお、空気透過量
はスチールコードの一端から他端への空気の透過量で、
これによりスチールコードの内部へのゴムの浸透度合を
評価するものである。
材内に埋設してその耐疲労性および空気透過量について
測定した結果を次の表1に示す。この測定の場合、P2
=10mmとし、P1 = 2.5〜20mmと変化させ、またゴムも
2種類(A,B)のものを使用した。なお、空気透過量
はスチールコードの一端から他端への空気の透過量で、
これによりスチールコードの内部へのゴムの浸透度合を
評価するものである。
【0016】
【表1】
【0017】また0.25mmφのワイヤを使用して1×(1
×2+3)構造に構成した本発明のスチールコードと、
同径のワイヤを使用して構成した従来の1×5構造のオ
ープンタイプのスチールコード、同じく1×5構造の偏
平オープンタイプのスチールコード、同じく1×5構造
のタイトタイプのスチールコードとの機械的特性を測定
して比較した結果を次の表2に示す。
×2+3)構造に構成した本発明のスチールコードと、
同径のワイヤを使用して構成した従来の1×5構造のオ
ープンタイプのスチールコード、同じく1×5構造の偏
平オープンタイプのスチールコード、同じく1×5構造
のタイトタイプのスチールコードとの機械的特性を測定
して比較した結果を次の表2に示す。
【0018】
【表2】
【0019】本発明のスチールコードは従来のオープン
タイプのスチールコードと比較して耐疲労性の点で若干
その特性が低下しているが、他の点では大きく上回って
おり、総合的な評価で充分に高い性能を期待できる。
タイプのスチールコードと比較して耐疲労性の点で若干
その特性が低下しているが、他の点では大きく上回って
おり、総合的な評価で充分に高い性能を期待できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来の欠点を排除して高い性能のスチールコードを提供す
ることができる。
来の欠点を排除して高い性能のスチールコードを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスチールコードの側面
およびその各部の断面を示す図。
およびその各部の断面を示す図。
【図2】そのスチールコードを構成する2本撚りコード
の側面およびその各部の断面を示す図。
の側面およびその各部の断面を示す図。
A…2本撚りコード a…ワイヤ b…ワイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 同径の2本のワイヤを撚り合わせてその
撚りの長さがワイヤの外径の20〜80倍となる2本撚
りコードを形成し、この2本撚りコードと、前記ワイヤ
と同径のN(1≦N≦7)本のワイヤとを同時に撚り合
わせて構成した1×(1×2+N)構造のスチールコー
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3323100A JPH05156581A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | スチールコード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3323100A JPH05156581A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | スチールコード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05156581A true JPH05156581A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18151077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3323100A Pending JPH05156581A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | スチールコード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05156581A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100336580C (zh) * | 2000-09-08 | 2007-09-12 | 新日本制铁株式会社 | 陶瓷·金属复合体、氧化物离子输送用复合结构体及有密封性的复合体 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP3323100A patent/JPH05156581A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100336580C (zh) * | 2000-09-08 | 2007-09-12 | 新日本制铁株式会社 | 陶瓷·金属复合体、氧化物离子输送用复合结构体及有密封性的复合体 |
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