JP4543145B2 - 重車両用タイヤの補強に用いるケーブル - Google Patents

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Description

本発明は重車両すなわち重荷重を運搬する産業車両、例えば地下鉄、バス、道路運搬車両(トラック、トラクタ、トレーラ)、オフロード車などの「重車両」、農業機械または建設機械、航空機、その他の輸送または運搬車用のタイヤの補強に用いるケーブルに関するものである。
本発明は特に、これらタイヤのクラウン保護プライまたはカーカス補強材またはスチフナでの上記ケーブルの使用に関するものである。
本発明はさらに、これらタイヤの保護プライまたはスチフナとして有用な複合テキスタイルとタイヤ自体とに関するものである。
タイヤ用のスチールケーブルはカーボン量が0.2〜1.2%のパーライト(またはフェライト−パーライト)のカーボンスチール(以降、カーボンスチールとよぶ)のワイヤからなる。このワイヤの直径は大抵の場合0.10〜0.40mmである。このワイヤは引張強度が非常に高くなければならず、その引張強度は一般には2000MPa、好ましくは2500MPa以上でなければならない。こうした極めて高い引張強度はワイヤの冷鍛(ecrouissage)時に生じる組織硬化によって得られる。得られたワイヤはケーブルまたはストランド(torons)の形に組立てる。そのため、使用するスチールは種々のケーブル化作業に耐えるのに十分な捩れ延性を有していなくてはならない。
重車両等の産業車両用のタイヤは一般にカーカス補強材を有し、このカーカス補強材は2つのビード間にアンカーされ、カーカス補強材の放射方向上側に一つまたは複数のクラウンプライ(nappes sommet de travail)とこのクラウンプライの上部に設けられた一つまたは複数のクラウン保護プライとを有するクラウン補強材を有する。このクラウン補強材の上部にはタイヤトレッドが載っており、タイヤトレッドは2つのサイドウォールを介してビードに連結されている。これらのことは周知である。
この保護プライはその弾性度によって変形でき、その主目的は走行時に異物がタイヤ中へ放射方向から侵入するのを防止することにある。
重車両等の産業車両用のタイヤでは、現在、保護プライの補強に一般にストランドケーブル(英語ではストランドコード)が用いられる。このストランドケーブルは周知の撚線技術で組み立てられる。定義上、ストランドケーブルは螺旋状に撚り合わされた複数の金属ストランドで構成され、各ストランドも螺旋状に撚り合わされた複数のスチールワイヤを有している。クラウン保護プライ用ケーブルで用いられる大部分のワイヤは直径が一般に0.20mm以上、例えば約0.30mmで、重車両タイヤのカーカス補強材用ケーブルで用いられるワイヤの直径より大きい。
重車両用タイヤのクラウン保護プライの補強材に現在用いられているストランドケーブルとしては、例えば式(4×2)のストランドケーブル(螺旋状に撚り合わされた2本の金属ワイヤを有する螺旋状に撚り合わされた4本のストランドからなるケーブル)が挙げられる。
これらのクラウン保護プライ用ケーブルはクラウン保護プライが走行時に衝突する障害物の形に順応できるようにするためにケーブルを含むプライに最適な柔軟性を与えるとともに、異物がプライに放射方向から侵入するのを防ぐことができるように設計されている。
さらに、上記ストランドケーブルはできる限り完全にゴムで含浸する必要がある。すなわち、ケーブルを構成するワイヤ間の全ての空間中にゴムが侵入しなければならない。侵入が不十分な場合にはケーブルに沿って中空の流路ができ、腐食性液体(例えば水)がタイヤのクラウン補強材の例えば切れ目や傷からタイヤ中に侵入し、上記流路に沿ってクラウン補強材中を移動する。こうした湿気の存在は乾燥大気中で用いる場合に比較して腐食の発生および疲労加速の大きな要因となる(いわゆる「疲労−腐食」現象)。
一方で、重荷重産業車両用タイヤの各ビードには一般にビードを補強するためのスチフナが設けられ、各スチフナはカーカスプライの上方反転部の軸線方向外側に延びるケーブルの少なくとも一つのプライを有する。これらのケーブルはタイヤの周方向に対して一般に15°〜30°の角度を成す。各スチフナがカーカスプライの上方反転部に沿って上方反転部の軸線方向外側かつ放射方向内側へ延びてタイヤの子午線断面で見た時にほぼL字型をなすこともある。
このスチフナ全体の機能は基本的に減衰作用をすることであり、タイヤが走行時に地面と接して扁平になる度に生じるタイヤカーカス補強材の「デラジアリゼーション、非放射状化」現象を最小にし、扁平化に関連する圧縮力を吸収し、リムに対する摩耗を最小にする。
このスチフナを有するプライの補強には一般に層状スチールケーブル(英語では層状コード)が用いられる。このスチールケーブルは中心のコアとこのコアの周りに配置された一つまたは複数の同心なフィラメント層とで構成されている。
重車両タイヤ用のスチフナで最も広く用いられている層状ケーブルは式(L+M)または式(L+M+N)のケーブルである。これらのケーブルはL本のワイヤのコアと、このコアの周りのM本のワイヤを有する少なくとも一つの層とで形成され、必要に応じてこの層をN本のワイヤの外側層が取り囲んでいる。Lは一般に1〜4本、Mは3〜12本、Nは8〜20本であり、必要な場合には最後の層の周りを包装ワイヤで巻いて全体を被覆することもできる。
スチフナ用のこれらの層状ケーブルも、クラウン保護プライ用のケーブルと同様に、ゴムでできる限り完全に含浸することが重要である。すなわち、腐食性液体がケーブルに沿って中空の流路を移動するのを防ぐためにケーブルを構成するワイヤ間の全ての空間中にゴムが侵入するようにしなければならない。
例えば、(3+9+15)の構造の層状ケーブルは3本のワイヤの内層と、この内層を取り囲む9本のワイヤの中間層と、15本のワイヤの飽和した(saturated)外層とで構成され、被覆ワイヤを有している。この層状ケーブルは下記文献に記載されている:
欧州特許第176,139号公報(米国特許第4,651,513号明細書) 欧州特許第497,612号公報(米国特許第5,285,836号明細書) 欧州特許第669,421号公報(米国特許第5,595,057号明細書) 欧州特許第709,236号公報(米国特許第5,836,145号明細書) 欧州特許第744,490号公報(米国特許第5,806,296号明細書) 欧州特許第779,390号公報(米国特許第5,802,829号明細書)
上記の(3+9+15)の式の層状ケーブルの大きな欠点はゴムがケーブル全体に侵入できないことにある。特に、外層が飽和構造をしており且つ3本のコアワイヤの中心に流路または毛管が存在するため、ゴム含浸後でも流路または毛管が満たされず、従って、腐食性液体(例えば水)が伝搬することになる。
本発明の目的は新規なストランドケーブル、特に重車両等の産業車両用のタイヤエンベロップのクラウン保護プライおよびスチフナの補強に用いることができる新規なケーブルを提供することにある。本発明ストランドケーブルは下記の利点を有する:
(1)重車両タイヤのクラウン保護プライの補強で公知の(4×2)構造のストランドケーブルに比べて、寸法(容積)を小さくでき且つ製造コストが安くなり(三角形断面を形成するストランドの数が少なくなるため)、さらに、式(4×2)のストランドケーブルと同程度の耐食性をクラウン保護プライに与えることができ、
(2)本発明のケーブルを組み込んだスチフナを有するビードは(3+9+15)構造のスチフナを有する公知の層状ケーブルに比べて耐久性が向上し、さらに、本発明ケーブルを組み込んだスチフナも(3+9+15)構造の層状ケーブルに比べてやはり耐食性が向上する。
驚くべきことに、ピッチp2で螺旋状に撚り合わされた3本のストランドを有するストランドケーブルであって、各ストランドがピッチp1で螺旋状に撚り合わされた2本の金属ワイヤからなり、各ストランドのワイヤおよび全ストランドが同じ撚り方向S/SまたはZ/Z方向に撚り合わされ、3本のストランドのそれぞれの2本のワイヤが直径(d1,d2)、(d1',d2')、(d1'',d2'')を有し、ケーブル全体が下記[数1]の条件を満たすケーブルは、重荷重産業車両用のタイヤの少なくとも一つのクラウン保護プライおよび/またはスチフナの補強に有利に利用でき、クラウン保護プライおよび/またはスチフナに上記の利点を与えることができ、本発明の上記目的が達成できるということを本発明者は発見した:
Figure 0004543145
本発明ケーブルはさらに下記の条件を満たすのが好ましい:
Figure 0004543145
本発明ケーブルはさらに下記の条件を満たすのが好ましい:
Figure 0004543145
本発明の別の特徴は1984年のISO規格6892に従った引張り方法で測定した構造伸びAsが0.25%以上である点にある。
本発明の別の特徴は1984年のISO規格6892に従った引張り方法で測定した破断点伸びAtが3.3%以上である点にある。この破断点伸びAtは構造伸びAs、弾性伸びAeおよび塑性伸びApの合計と定義される。
本発明ケーブルは破断点伸びAt値が高いので、タイヤ製造時にはケーブルで補強されたクラウン保護プライに弾性を与えることができ、走行時の応力下では剛性を低下させることができる。従って、走行時に大きな力を受けた時に本発明ケーブルで補強されたクラウン保護プライはテンションを低下させることができ、従って、切れ目、特に腐食に至る傷の伝搬に対するプライの感度を下げることができる。
本発明の別の特徴は1984年のISO規格6892に従った引張り方法で測定したヤング率Eが125Gpa以下である点にある。
本発明のケーブルは単位長さ当たりの質量が5.50g/m以下であるのが好ましく、全径が1.40mm以下であるのが好ましい。
本発明ケーブルのストランドを構成する金属ワイヤはカーボン量が0.2〜1.2重量%、好ましくは0.5〜1.0重量%のスチールからなる。
本発明の別の目的は、重荷重産業車両のタイヤエンベロップ用の保護プライおよび/またはスチフナとして用いることができる複合タイヤテキスタイルであって、上記の本発明ケーブルで構成される補強要素によって補強された少なくとも一種のジエンエラストマーをベースとしたゴム組成物を有するテキスタイルを提供することにある。
「ジエンエラストマー」とは少なくとも一部がジエンモノマー、すなわち二つの炭素−炭素二重結合を有する共役ジエンまたは非共役ジエンモノマーから得られるエラストマー(ホモポリマーまたはコポリマー)を意味する。
本発明組成物のジエンエラストマーは「実質的に不飽和な」ジエンエラストマー、すなわち共役ジエン単位のモル比が15%(重量%)以上のジエンエラストマーであるのが好ましい。上記のジエンエラストマーは「高度に不飽和な」ジエンすなわち共役ジエンのモル比が50%以上のジエンエラストマーといわれるのがさらに好ましい。
上記ジエンエラストマーはポリブタジエン、天然ゴム、合成ポリイソプレン、ブタジエン−スチレンコポリマー、イソプレン−ブタジエンコポリマー、イソプレン−スチレンコポリマー、ブタジエン−スチレン−イソプレンコポリマーおよびこれらエラストマーの混合物からなる群から選択されるのがさらに好ましい。
ゴム組成物は天然ゴムまたは合成ポリイソプレンをベースとするのがさらに好ましい。
しかし、本発明の一実施例では天然ゴムまたはポリイソプレンとその他の「高度に不飽和な」ジエンエラストマー、特にスチレンとブタジエンとのコポリマーまたはポリブタジエンとのブレンドを用いることができる。
本発明の複合テキスタイルのエラストマーマトリックスは一種以上のジエンエラストマーを含むことができる。このジエンエラストマーは任意タイプの非ジエンの合成エラストマー(すなわちエラストマー以外のポリマー、例えば熱可塑性ポリマー)と組み合わせて用いることができるということは理解できよう。
本発明の複合テキスタイルのゴム組成物はタイヤ製造で通常用いられている添加剤の全てまたは一部、例えばカーボンブラック等の補強充填剤および/またはシリカ等の無機補強充填剤、酸化防止剤等の老化防止剤、伸展油、可塑剤(すなわち組成物の未加硫状態での使用を容易にするための試薬)、硫黄または硫黄供与体および/または過酸化物をベースにした架橋系、加硫促進剤、加硫活性剤または遅延剤、メチレン受容体および供与体、「RFS」(レソルシノール−ホルムアルデヒド−シリコン)型または金属塩、特にコバルト塩の公知の接着促進剤系をさらに含んでいる。
本発明の複合テキスタイルは当業者に公知の種々の方法、例えば成形、カレンダ加工、プレッシングによって金属補強材を組み込んだ種々の形態、例えばプライ、ストリップ、細いストリップまたはゴムブロックの形態をとることができる。
本発明ケーブルは、テキスタイル1dm当たりのケーブルの本数である密度(「d」)および互いに隣接した2本のケーブル間のゴムの「ブリッジ」幅(以下、「ΔL」)で、本発明の複合テキスタイル中に互いに平行に配置される。周知のように「ブリッジ」幅(ΔL)はmmで表され、この幅はカレンダ加工ピッチまたはテキスタイル中でのケーブル取付けピッチとケーブル直径との差を表す。dおよびΔLは本発明の所望補強材すなわち保護プライおよび/またはスチフナの補強材を考慮して正確に決定される。
本発明の複合テキスタイルでは互いに隣接する2本ケーブルの軸線間距離を例えば2〜4mmにする。この最小値より小さい値では狭くなり過ぎ、プライ作動中に伸びまたは剪断によってゴムブリッジ自体の面が変形し、ゴムブリッジが機械的に劣化する危険がある。逆に、上記最大値より大きな値ではケーブル間に孔ができる危険がある。
本発明の複合テキスタイルはテキスタイル1dm当たりのケーブル密度dが好ましくは20〜60本のケーブル、さらに好ましくは30〜50本であるケーブルを有する。
本発明のこの複合テキスタイルの別の特徴は互いに隣接する2本のケーブル間のゴム組成物のブリッジ幅ΔLが0.5〜1.3mm、好ましくは0.6〜1.0mmである点にある。
本発明の複合テキスタイルのさらに別の特徴は、このテキスタイルを重荷重産業車両用のタイヤのクラウン補強用の保護プライとして用いたときに、ASTM D412規格に従った引張り方法で測定した架橋状態でのゴム組成物の割線係数(module secant) M10が5〜12MPaである点にある。
本発明の複合テキスタイルのさらに別の特徴は、このテキスタイルを重荷重産業車両用のタイヤビードのスチフナの形成に用いたときに、ASTM D412規格に従った引張り方法で測定した架橋状態でのゴム組成物の割線係数(module secant) M10が7〜15MPaである点にある。
本発明のケーブルと、このケーブルを組み込んだテキスタイルの耐久性のバランスが最も良いのは上記の係数範囲内である。
好ましい実施例では、重荷重産業車両用の本発明タイヤは2つのビードにアンカーされたカーカス補強材とこのカーカス補強材の放射方向上側に配置されたクラウン補強材とを有し、このクラウン補強材は一つまたは複数のクラウンプライとこのクラウンプライ上に載った一つまたは複数のクラウン保護プライとを有し、クラウン補強材の上部にはトレッドが載り、このトレッドは2つのサイドウォールを介してビードに連結され、このタイヤのクラウン保護プライの少なくとも一つは上記定義の本発明の複合テキスタイルを有している。
別の好ましい実施例では、重荷重産業車両用の本発明のタイヤは2つのビードにアンカーされたカーカス補強材と、このカーカス補強材の放射方向上側に配置されたクラウン補強材とを有し、カーカス補強材は公知のように2つのビードワイヤの周りを取り巻いた後、ビードワイヤの軸線方向外側にそれぞれ上方反転部を形成し、クラウン補強材の上部にはトレッドが載り、このトレッドは2つのサイドウォールを介してビードに連結され、各ビードは各ビードを補強するためのスチフナを有し、各スチフナはカーカス補強材の上方反転部の軸線方向外側に延び、さらに、少なくとも一つの金属ケーブルのプライを有し、このプライはタイヤの周方向に対して好ましくは15°〜30°の角度を成し、このタイヤの上記スチフナの少なくとも一つは上記定義の本発明複合テキスタイルを有する。
本発明のさらに好ましい変形例では、各スチフナが軸線方向外側かつ放射方向内側でカーカス補強材の上方反転部に沿って延び、タイヤの子午線断面で見た時にほぼL字型をなす。
本発明の上記および上記以外の特徴は本発明の複数の実施例を示す添付図面を参照した以下の説明からより良く理解できよう。しかし、下記実施例は説明のためのもので、本発明が下記実施例に限定されるものではない。
[図1]はタイヤのサイドウォールのビード1を示し、このビード1の軸線方向内側は膨張ガスを透過させない内側のエラストマー密封層で規定され、軸線方向外側は外側のサイドウォールエラストマー層3で規定されている。このビード1の説明はタイヤの他方のビードにも適用されるということは理解できよう。
[図1]はさらに金属ケーブルのカーカス補強材4を示している。このカーカス補強材4は金属ビードワイヤ5の周を回り、ビードワイヤ5の軸線方向外側に上方反転部4aを形成することによってビード1にアンカーされている。上方反転部4aから軸線方向外側にエラストマー端縁ストリップ4bが延びている。
カーカスプライ4と内側密封層2との間に設けられた補強エラストマー層6はプライ4と内側密封層2とを補強し、両者の機械的結合を確実にし、さらに、膨張ガスの拡散などの攻撃からプライ4を保護するように設計されている。
[図1]に示す実施例で長方形断面を有するビードワイヤ5は、上方反転部4aの周りでカーカスプライ4と満足に接触できるように設計されたほぼ円形の断面を有するエラストマー層7で取り囲まれている。
ビード1はビードワイヤ5の軸線方向外側に上方反転部4aの両側にあるカーカスプライ4の2つの部分の間にエラストマー充填層8をさらに含む([図1]の実施例でこの充填層8はがカーカスプライ4、端縁ストリップ4bおよびビードワイヤ5の取囲き層7に接触している)。
ビード1はさらに、ビード1を補強するためのスチフナ9を有する。このスチフナ9はカーカスプライ4の上方反転部4aの軸線方向外側に延びた本発明の金属ケーブルのプライ9aで形成され、この金属ケーブルのプライはタイヤの周方向に対して好ましくは15°〜30°の角度を成す。[図1]の実施例ではスチフナから放射方向外側へ端縁ストリップ9bが延びていることがわかる。
スチフナ9と上方反転部4aとの間には、スチフナ9を補強するためのエラストマー層10が存在する。[図1]に示す実施例ではこのエラストマー層10は軸線方向でスチフナ9、上方反転部4aおよび充填層8に接触している。
スチフナ9と外側サイドウォール層3との間には別の補強エラストマー層11が存在する。この補強エラストマー層11は放射方向内側から外側へ延び、スチフナ9、端縁ストリップ9bおよび層10と接触している。
この実施例ではビード1がさらに、ビード1とホイールリムとの間の接触を確実にするための保護エラストマー層12を有する。この保護エラストマー層12は外側サイドウォール層3を内側密封層2に結合させてビード1の放射方向内側を規定する。[図1]からわかるように、この保護エラストマー層12はビード1の外側から内側へ軸線方向に延びて補強層11、スチフナ9、上方反転部4aおよび補強層6と接触し、内側密封層2の軸線方向内側を被覆し、タイヤの子午線断面で見た時にほぼL字型をしている。
本発明ケーブルの実施例と「基準」ケーブルとの比較
1)重車両タイヤのクラウン保護プライでの使用
以下、式「6.35」(直径が0.348mmのワイヤを2本有する3本の同一のストランド)を有する本発明のケーブルCiと、クラウン保護プライで一般に用いられる式「8.35」(直径が0.348mmのワイヤを2本有する4本の同一のストランド)を有する「基準」ケーブルCT1の機械的特性を詳細に比較説明する。
a)本発明のケーブルCiは同一ストランドの2本のワイヤ間のピッチp1が3.96mmで、ストランド間のピッチp2は6.09mmである。さらに、各ストランドのワイヤと3本のストランドとが同じ撚り方向S/Sに撚り合わされている。
このケーブルCiは下記の2つの操作で得られた:
1) 「96」型「BRD」機を用いて回転供給スプールからプーリー型撚糸機でドレッサーなしに安定撚り(retordage stabilise)で各ストランドを作った。
2) 3本のストランドの撚り操作は回転供給機と上記機械を用いて行い、プーリー型撚糸機でドレッサーなしに安定撚りした。
b)「基準」ケーブルCT1は、同一ストランドの2本のワイヤ間のピッチp1が3.98mmで、ストランド間のピッチp2は8.23mmである。さらに、各ストランドのワイヤと4本のストランドとが全て同じ撚り方向S/Sに撚り合わされている。
[表1]はこれら2本のケーブルの主用な特徴を示している。測定はこれらのケーブル単独で(すなわち複合テキスタイルに組み込む前に)行った。
Figure 0004543145
2)重車両タイヤのスチフナでの使用
以下、式「6.35」を有する本発明のケーブルCiの機械的特性を、スチフナの複合テキスタイルの補強に一般に用いられている式「27.18FR」〔3本のワイヤの内層C1と、9本のワイヤの中間層C2と、15本のワイヤの飽和した外層C3と、この外層に巻き付けられた包装材料(frette)とを含む直径が0.18mmの(3+9+15)の層状ケーブル〕を有する別の「基準」ケーブルCT2の機械的特性と比較する。
層C1〜C3では、ケーブルCT2のピッチp1、p2、p3がそれぞれ6.5mm、12.0mm、13.0mmである。包装材料巻き付けピッチは2.8mmである。さらに、層C1〜C3および包装材料の巻き付けは撚り方向S/S/Z/Sで特徴づけられる。
[表2]はケーブルCT2およびCiの主用な特性を示している。この場合も測定はケーブル単独で行った。
Figure 0004543145
本発明ケーブルC i またはC T2 で補強したスチフナを有するタイヤの耐久性テスト
本発明のタイヤPiの走行テストを実施した。テストする各タイヤは8バールの圧力に膨張させたサイズ「315/80R22.5」の重車両タイプで、PiタイヤとPT2の耐久性を比較した。
「基準」タイヤP T2 の特性
1) そのクラウン保護プライに、2.5mmの間隔で配置された式「18.23」(コアワイヤの周りに螺旋状に撚り合わされた5本のワイヤからなる3本の金属ストランドを有する)の周知なストランドケーブルを有している。このケーブル密度dはテキスタイル1dm当たり40本で、ゴムブリッジ幅ΔLは1.04mmである(各ケーブルの直径は1.46mmである)。
2) 2つの交差するクラウンプライに、2.5mmの間隔で配置された式「11.35」(直径が約0.35mmの11本のワイヤ)の包装されていない層状ケーブルを有している。
3) スチフナ([図1]に示すようなもの)に、1.8mmの間隔で配置された式「27.18FR」の「基準」層状ケーブルCT2を有している。ケーブルCT2の密度dはテキスタイル1dm当たり55本で、ゴムブリッジ幅ΔLは0.42mmである。
本発明タイヤP i の特性
1) クラウン保護プライに2.5mmの間隔で配置した式「6.35」の本発明ストランドケーブルCiを有している。ケーブルCiの密度dはテキスタイル1dm当たり44本で、ゴムブリッジ幅ΔLは0.86mmである(各ケーブルの直径は1.39mm)。
2) 互いに交差する2つのクラウンプライに2.5mmの間隔で配置した式「11.35」の上記層状ケーブルを有している。
3) スチフナ([図1]に示すもの)に2.25mmの間隔で配置した上記ストランドケーブルCiを有している。ケーブル密度はテキスタイル1dm当たり44本で、ゴムブリッジ幅ΔLは0.86mmである。スチフナでのゴム組成物のモジュラスM10はほぼ10MPaで、このゴム組成物は天然ゴムをベースにしている。
走行テストは各タイヤを約5,150kgの荷重下で走行速度57km/時および温度25℃で走行させて行った。
走行停止の判定基準は、所定の臨界距離でタイヤビードに破損が最初に検出された時とした。
[表3]は、「基準」タイヤPT2で得られた平均臨界走行距離を基準100として、本発明のタイヤPiで得られた平均臨界走行距離を相対値で表したものである。
Figure 0004543145
この結果から(3×2)構造を有する本発明のストランドケーブルCiを有するスチフナを用いることによってそれを組み込んだタイヤPiのビードの耐久性が大幅に向上し、また、ビードが破損せずに走行できる平均距離は式(3+9+15)の層状ケーブルCT2を含むスチフナを有する「基準」タイヤPT2に比べて50%以上も長くなることがわかる。
上記の実施例は重車両タイヤのクラウン保護プライまたはビードスチフナでの本発明ケーブルの使用を説明するものであるが、他のタイプの保護プライ、例えば、建設機械または農業機械のタイヤや、他のタイプのスチフナにも適用できることは当業者には容易に理解できよう。
本発明の一実施例の重車両タイヤのサイドウォールビードの子午線断面図。

Claims (7)

  1. ピッチp2で螺旋状に撚り合わされた3本のストランドを有するストランドケーブルであって、
    各ストランドはピッチp1で螺旋状に撚り合わされた2本の金属ワイヤからなり、各ストランドのワイヤおよびストランドは同じ撚り方向S/SまたはZ/Z方向に撚り合わされ、3本のストランドのそれぞれの2本のワイヤは直径(d1,d2)、(d1',d2')、(d1'',d2'')を有し、ケーブル全体として下記の条件を満たすことを特徴とするケーブル:
    Figure 0004543145
  2. 下記条件を満たす請求項に記載のケーブル:
    Figure 0004543145
  3. 1984年のISO規格6892に従う引張り方法で測定した構造伸びAsが0.25%以上である請求項1または2に記載のケーブル。
  4. 1984年のISO規格6892に従う引張り方法で測定した破断点伸びAtが3.3%以上である請求項1〜3のいずれか一項に記載のケーブル。
  5. 1984年のISO規格6892に従う引張り方法で測定したヤング率Eが125Gpa以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載のケーブル。
  6. 2つのビード中にアンカーされたカーカス補強材(4)とこのカーカス補強材の放射方向上側に配置されたクラウン補強材とを有し、このクラウン補強材は一つまたは複数のクラウンプライとこのクラウンプライ上に載った一つまたは複数のクラウン保護プライとを有し、クラウン補強材の上部にはトレッドが載り、このトレッドは2つのサイドウォールを介してビード(1)に連結されている産業車両用のタイヤにおいて、
    クラウン保護プライの少なくとも一つが請求項1〜のいずれか一項に記載のケーブルを有することを特徴とするタイヤ。
  7. 2つのビード(1)中にアンカーされたカーカス補強材(4)を有し、このカーカス補強材(4)は2つのビードワイヤ(5)を回ってビードワイヤ(5)の軸線方向外側にそれぞれ2つの上方反転部(4a)を形成し、各ビード(1)は各ビードを補強するためのスチフナ(9)を有し、各スチフナ(9)はカーカス補強材(4)の上方反転部(4a)の一方の外側を軸線方向へ延び、さらに、少なくとも一つの金属ケーブル(9a)のプライを有する産業車両用のタイヤにおいて、
    上記スチフナ(9)の少なくとも一つが請求項1〜のいずれか一項に記載のケーブルを有することを特徴とするタイヤ。
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