JPS61153655A - 湿し水不要感光性平版印刷版 - Google Patents

湿し水不要感光性平版印刷版

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JPS61153655A
JPS61153655A JP59276507A JP27650784A JPS61153655A JP S61153655 A JPS61153655 A JP S61153655A JP 59276507 A JP59276507 A JP 59276507A JP 27650784 A JP27650784 A JP 27650784A JP S61153655 A JPS61153655 A JP S61153655A
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silicone rubber
layer
rubber layer
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進 吉田
Hiroshi Takahashi
弘 高橋
Hisashi Aoki
青木 寿
Kiyohiro Kondo
近藤 清宏
Tetsuya Mayuzumi
黛 哲也
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/075Silicon-containing compounds
    • G03F7/0752Silicon-containing compounds in non photosensitive layers or as additives, e.g. for dry lithography

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明はシリコーンゴム層をインキ反撥層とする湿し水
不要感光性平版印刷版に関するものである。
〔従来技術〕
シリコーンゴム層をインキ反撥層とする湿し水不要感光
性平版印刷版については、すでに種々のものが提案され
ている。例えば、光重合性組成物を光硬化層とし、この
上にシリコーンゴム層を設けたもの(特公昭54−26
923号および特公昭56−23150号公報参照)、
光二量化検感光性樹脂を光硬化層とし、この上にシリコ
ーンゴム層を設けたもの(特公昭55−22781号公
報参照)などがある。なかでも特開昭54−54702
号公報に開示されているように、シリコーンゴム層とし
てオルガノポリシロキサンとビニルトリアシロキシシラ
ンとを必須成分とするものを使用し、感光層として光重
合性組成物を用いたものは、感光層中のヱチレン性不飽
和モノマーの含有量を減らすごとが出来、感光層への紙
粉、インキかす、ごみ等の付着を減らすことが出来、か
つ光接着性も向上し、シリコーンゴム層からなる非画線
部は現像時あるいは印刷時に傷が付きにくくなり非常に
安定した性能を示す。
〔発明が解決しようとする問題点) しかしこの湿し水不要感光性平版印刷版は、基板上に設
けた光接着性感光層上にシリコーンゴム層を積層した時
点から、光接着性感光層とシリコーンゴム層とが強固に
接着してしまう性質を潜在的に有している。このため、
現像工程における現像操作が不十分な場合には、画像部
として本来シリコーンゴム層が剥離除去されていなけれ
ばならない部分にもシリコーンゴムが残存してしまい、
その結果、微小網点再現性が悪いという欠点のあること
が判明した。また微小網点再現性を良化すべく版面を強
くこすり過ぎると、非画像部として印刷版面上に残すべ
きシリコーンゴム層まで損傷してしまい、その結果、最
終製品である印刷物に、地汚れや欠点が生ずる原因とな
り、印刷特性の優れた印刷版が得られない。このため柔
かいパッドを用いて印刷版面を軽くこすらなければなら
ないため、現像処理時間が長くなってしまうなど大きな
問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等はこれ等の点を改良することを目的として種
々検討を重ねた結果、基板上に設けた光二量化型感光性
樹脂層および該感光性樹脂層上に設けたシリコーンゴム
層からなる湿し水不要感光性平版印刷版に於て、該シリ
コーンゴム層が、オルガノポリシロキサンと、直接ケイ
素原子に結合していない炭素・炭素二重結合を含む反応
性シラン化合物とを必須成分とすることにより、著しく
現像性が向上し、微小な網点まで容易に再現し、しかも
非画線部のシリコーンゴム層が強固に感光層に接着した
印刷版が得られることを見出し本発明に到達した。以下
本発明の内容を詳しく説明する。
本発明に使用される基板は、通常の平版印刷機等にセッ
ト出来るたわみ性と、印刷時に加わる荷重に耐えうるも
のでなければならない。代表的なものとしては、アルミ
ニウム、銅、鋼等の金属板、ポリエチレンテレフタレー
トのようなプラスチックフィルムもしくはシートあるい
はコート紙、ゴム等があげられる。
また複合された支持体、ゴム弾性を有する支持体、ゴム
弾性層を有する支持体、シリンダー状の支持体を用いる
ことも出来る。
上記シート状物の上にハレーション防止その他の目的で
さらにコーティングを施して支持体とすることも可能で
ある。
本発明において使用出来る光二量化型感光性樹脂層は、
活性な光線を照射すると上層のシリコーンゴム層を強固
に接着する性質を有するものである。基板に均一に塗布
されているならば感光層の厚みは任意であるが、好まし
くは0.05ミクロン〜100ミクロンであり、0.1
〜10ミクロンのものがさらに有用である。もし必要が
あれば基板と感光層の接着性向上あるいはハレーション
防止のために、基板と感光層との間にアンカーコート層
または接着層を設けることができる。
本発明に用いられる光二量化型感光性樹脂としては、以
下に示すような組成のものを挙げることができる。
すなわち、重合体の主鎖又は側鎖に に 含むポリエステル類、ポリカーボネート類、ポリアミド
類、ポリアクリル酸エステル類、ポリビニルアルコール
誘導体などが含まれる。その分子量は溶媒可溶性である
限り、制限されないが、一般的には1. OOO〜数万
の範囲から選択するのが有利である。このようなポリマ
ーの特に好ましいものとしては、例えば米国特許第30
30208号及び同第3707373号の各明細書に記
載されているようなポリマー主鎖に感光基を含む感光性
ポリマー主鎖に感光基を含む感光性ポリマー、例えばp
−フ二二レンジアクリル酸とジオールから成る感光性ポ
リエステル、米国特許第2956878号及び同第31
73787号の各明細書に記載されているような感光性
ポリマー、例えばシンナミリデンマロン酸等の2−プロ
ペリデンマロン酸化合物と2官能性グリコール類とから
誘導される感光性ポリエステル、米国特許第26909
66号、同第2752372号、同第2732301号
の各明細書に記載されているような感光性ポリマー、例
えばポリビニルアルコール、澱粉、セルロース及びその
類似物のような水酸基含有ポリマーのケイ皮酸エステル
類等で活性光線の作用により不溶化するもの等が挙げら
れる。
本発明において感光性樹脂層中に含有せしめる光増感剤
としては、次のようなものを挙げることが出来る。例え
ば米国特許第2610120号、同2670285号、
同2670286号、同2670287号、同2690
966号、同2732301号、同2835656号、
同2956878号、同3023100号、同3066
117号、同3141770号、同3173787号、
向3357831号、同3409593号、同3418
295号、同3453110号、同3475617号、
同3561969号、同3575929号、同3582
327号、同3647470号、同3721566号、
同3737319号等に記載されているもの。特に有用
な増感剤の具体例としては、2−ベンゾイルメチレン−
1−メチル−β−ナフトチアゾリン、、5−ニトロアセ
ナフテン、β−クロロアンスラキノン、1.2−ベンザ
ールアンスラキノン、p、p’−テトラエチルジアミノ
ジフェニルケトン、p、p’−ジメチルアミノベンゾフ
ェノン、4−ニトロ−2−クロルアニリン等が含まれる
。増感剤の使用比率はポリマーに対して0.5〜15重
量%の範囲が好ましいが、特に好ましい範囲は2〜8重
量%である。
以上の光増感剤の他に、感光層とシリコーンゴム層の光
接着を促進させるため、次に挙げるような光増感剤を含
有せしめてもよい。
(1)米国特許第2.367、660号明細書に開示さ
れているビシナルボリケタルドニル化合物、(2)米国
特許第2.367、661号及び第2.367、670
号明細書に開示されているα−カルボニルアルコール化
合物、(3)米国特許第2.448.828号明細書に
開示されているアシロインエーテル化合物、(4)米国
特許第第2.722.512号明細書に開示されている
α−炭化水素で置換された芳香族アシロイン化合物、米
国特許第3.046.127号及び第2.951,75
8号明細書に開示されている多核牛ノン化合物、(5)
米国特許第3.549.36.7号明細書に開示されて
いるトリアリールイミダゾールダイマー/P−アミノフ
ェニルケトンの組合せ、(6)米国特許第3.870.
524号明細書に開示されているベゾチアゾール系化合
物、(7)米国特許第4、239.850号明細書に開
示されているベンゾチアゾール系化合物/トリハロメチ
−ルーS−トリアジン化合物の組合せ、(8)米国特許
第3.751.259号明細書に開示されているアクリ
ジン及びフェナジン化合物、(9)米国特許第4.21
2.970号明細書に開示されているオキサジアゾール
化合物等。
以上例示した諸成分に加えて必要に応じて染料、顔料、
商塑剤、重合禁止剤等の添加物を加えることも可能であ
る。
本発明に用いられるシリコーンゴム層は通常約0、5〜
10μ、好ましくは約1〜3μの厚みを有し、次のよう
なくり返し単位を有する分子量数千〜数十万の線状有機
ポリシロキサンを主成分とする。
ここでRは炭素数1〜10のアルキル基あるいはフェニ
ル基であり、Rの60%以上がメチル基であるものが好
ましい。このような線状有機ポリシロキサンは、反応性
の架橋剤を添加して架橋シリコーンゴムとするのが一般
的使用法である。架橋剤としてはいわゆる室温(低温)
硬化型シリコーンゴムに使われるものとして、アセトキ
シシラン、ケトオキシムシラン、アミノシラン、アミド
シラン、アルコキシシラン、ビニロキシシラン等のシラ
ンや、オルガノ−ハイドロジエンポリシロキサン等があ
る。これらの架橋剤は線状有機ポリシロキサンの末端水
酸基と反応して架橋シリコーンゴムを形成する。
本発明は、これ等の通常添加される架橋剤の一部または
全部を、直接ケイ素原子に結合していない炭素・炭素二
重結合を含む反応性シラン化合物に置き替えることによ
り、現像性にすぐれた、微小網点再現性の良い湿し水不
要感光性平版印刷版を得ることを特徴とするものである
。本発明者等はまた、炭素・炭素二重結合が直接ケイ素
原子に結合した反応性シラン化合物について同様に検討
したが、特開昭54−54702号公報に開示されてい
るような光接着性感光層とシリコーンゴム層とが、シリ
コーンゴム層を積層した時点から強固に接着してしまう
場合には、現像性および微小網点再現性の悪い湿し水不
要感光性平版印刷版しか得られないことを見出した。ま
た、シリコーンゴム層を積層した時点には強固な接着を
示さない、炭素・炭素二重結合が直接ケイ素原子に結合
した反応性シラン化合物を含む系では、本発明で得られ
たような十分な光接着性は得られず、現像時に非画線部
シリコーンゴム層の脱落が起った。これは炭素・炭素二
重結合が直接ケイ素原子に結合している場合、炭素・炭
素二重結合の反応性が立体障害のために著しく限外され
、その結果十分な光接着性が得られないのに対し、本発
明における炭素・炭素二重結合が直接ケイ素原子に結合
していない化合物、即ち炭素・炭素二重結合とケイ素原
子の間に少くとも1個以上の原子が介在しているような
反応性シラン化合物を含む系では、炭素・炭素二重結合
が比較的自由に動けるため光接着性感光層と容易に反応
することができ、十分な光接着性が得られるものと考え
られる。
従って本発明に用いられる、直接ケイ素原子に結合して
いない炭素・炭素二重結合を含む反応性シラン化合物と
しては、下記一般式で示されるものが特に好ましい。
CH2=CH(R’  ) −R”  −31R33−
FI  XnここでR1:水素あるいは炭素数1〜3の
アルキル基 R2:炭素、酸素、窒素等からなる2価の結合基で、例
えば−C00Cs H5−1−CON HC3H5−1 −COoC,H,CH(OH)CH,OC,H,−等で
あり、他にメチレン、エチレン、 プロピレン、といった炭素のみの結 合基でも良い。
R3、炭素数1〜3のアルキル基またはフェニル基 X :加水分解可能な基例えば−0R1−OCOR,−
0N=C−R \R 能基があげられる。ここでRはアル キルまたは置換アルキル基を示す。
またこれ等のシリコーンゴム層には、さらに触媒として
少量の錫、亜鉛、鉛などの金属の有機カルボン酸塩等が
添加されるのが一般的である。またシリコーンゴム組成
物に対して0〜300重量%の補強用充填材を添加する
ことも出来る。さらに先に述べた感光性樹脂層中に含有
せしめるものと同様の光増感剤を含有せしめてもよい。
以上説明したようにして構成された画像形成用積層体の
表面を形成するシリコーンゴム層を保護するなどの目的
で、シリコーンゴム層の表面にプレーンまたは凹凸処理
が施されたポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、セロファンなどの薄い保護フィルム
またはシートをラミネートすることが出来る。かかる保
護フィルムは、画像露光前に除去すればよい。また画像
露光時にも除去することなく使用できるような保護フィ
ルムとしては、上記のような材質のフィルムであって、
紫外線を透過しつる透明性と露光時の焼きぼけを防ぐた
めに100μ以下、好ましくは30μ以下の厚みを有す
るものが好ましい。
かかる湿し水不要ポジ型感光性平版印刷版の層構成は、
たとえば次のようになる。即ち、順に基板、必要により
接着層またはプライマ一層をはさんだ感光性樹脂層、シ
リコーンゴム層、最後に必要により、保護層からなるも
のである。感光性樹脂層の厚さはほぼ0.1〜10μ、
シリコーンゴム層の厚さは0.5〜10μ程度が適当で
ある。シリコーンゴム層の厚さは調子再現性の点からは
できる限り薄い方がよく、また耐刷性、印刷汚れの点か
らはある程度の厚さを必要とするので通常1.0〜3.
0μが望ましい。ブライイマ一層および接着層はその機
能を十分発揮し得る範囲内で出来る限り薄い方が好まし
い。
本発明による湿し水不要感光性平版印刷版はポジフィル
ムを通して露光したのち、画像部すなわち未露光部の感
光層を溶解しろる現像液で現像し、画像部の感光層およ
びその上のシリコーンゴム層を除去してもよいしくタイ
プI)、画像部に相当する部分のシリコーンゴム層のみ
を選択的に膨潤させる現像液で現像し、画像部のシリコ
ーンゴム層のみを除去してもよい(タイプ■)。以上ど
ちらかの現像方法によって湿し水不要平版印刷版を得る
ことができる。
本発明において用いられる現像液としては、湿し水不要
ポジ型感光性平版印刷版の現像液として公知のものが使
用できる。たとえば脂肪族炭化水素類(ヘキサン、ヘプ
タン、“アイソパーE、H。
G″(エッソ化学製脂肪族炭化水素類の商標名)あるい
はガソリン、灯油など)、芳香族炭化水素類(トルエン
、キシレンなど)、あるいはハロゲン化炭化水素類(ト
リクレンなど)に下記の極性溶媒を添加したものが好適
である。
アルコール類(メタノール、エタノールなど)エーテル
類(メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、メチルカルピトール、エチルカルピトール、ブ
チルカルピトール、ジオキサンなど) ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)エステ
ル類(酢酸エチル、メチルセロソルブアセテート、セロ
ソルブアセテート、カルピトールアセテートなど) またクリスタルバイオレット、アストラゾンレッドなど
の染料を現像液に加えて現像と同時に画像部の染色化を
行うことが出来る。
現像は、例えば上記のような現像液を含む現像用パッド
でこすったり、現像液を版面に注いだ後に現像ブラシで
こするなど、公知の方法で行なうことが出来る。
これによりタイプIの場合は画像部のシリコーンゴム層
と感光層が除かれ、基板またはプライマ一層の表面が露
出し、その部分がインク受容部となる。またタイプHの
場合は、シリコーンゴム層のみが除かれ、感光層の表面
が露出し、その部分がインク受容部となる。
〔発明の効果〕
本発明による湿し水不要感光性平版印刷版は、従来の露
光以前よりシリコーンゴム層が強固に感光層に接着して
いる湿し水不要感光性平版印刷版に比較して、著しく現
像性が向上し、微小な網点まで容易に再現し、しかも非
画線部のシリコーンゴム層は強固に感光層に接着した印
刷版を与える。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1 通常の方法で脱脂したスムースアルミニウム基板上に、
乾燥重量で0.5 g 7m2になるよう下記プライマ
一層用組成物を塗布し乾燥した。
1−メチル−2−ベンゾイルメチ 0.6重量部レンー
β・−ナフトチアゾクン メチルセロソルブアセテ−)   150重INトルエ
ン           150重景重景チルエチルケ
トン      150重量部次に上記組成物を塗布し
たアルミニウム板をヌアーク社製ET26V  UDN
S ULTRA−PLUS  FLrP−TOP  P
LATEMAKERにより30カウント曝光した。この
ようにして得られたプライマ一層を塗設したアルミニウ
ム板を現像液あるいは感光層塗布用混合溶剤(メチルセ
ロソルブアセテート/トルエン=2/1重量部比混合物
)に浸漬してもプライマ一層が溶解することは無かった
。上記プライマ一層を塗設したアルミニウム板上に下記
感光性組成物を乾燥重量で0.25g/m”になるよう
に塗布し、乾燥した。
メチルセロソルブアセテート  600重量部トルエン
           300重量部次に上記感光層上
に下記シリコーンゴム組成物を乾燥重量で2.0g/m
”になるよう塗布し、乾燥しシリコーンゴム硬化層を得
た。
両末端に水酸基を有するジメ  100重量部チルポリ
シロキサン (分子量 約600,000) 両末端にトリメチルシリル基   3.5重量部を有す
るメチルハイドロジエ ンポリシロキサン (分子量 約2500) γ−メタクリロキシプロピル   10重量部トリメト
キシシラン ジブチル錫ジオクトエート      2重量部アイソ
パー0        2000重量部(エッソ化学社
製) 上記のようにして設けられたシリコーンゴム層は指で強
くこすると感光層よりはがれてしまう。
しかしシリコーンゴム層の表面に厚さ12μのポリプロ
ピレンフィルムをファースト電子ラミネーター(第一電
子工業社製)でラミネートし、保護層を設けたところ、
湿し水不要感光性平版印刷版として十分使用可能なもの
となった。この印刷原版にポジフィルムおよびテストチ
ャートとしてプレーンコントロールウェッジP CW 
(GRBTAG社製)を密着させ、前記ヌアーク社製P
LATEMAKERにより30カウント露光したのちラ
ミネートフィルムを剥離し、アイソパーH(エッソ化学
社製)90重量部、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル7重量部、ジエチレングリコールモノエチルエー
テル3重責部及びこはく酸ジエチル5重量部よりなる現
像液に1分間浸漬し、現像パッドで軽く擦ったところ、
未露光部分の感光層右よびひシリコーンゴム層がすぐに
除去された。
この印刷版の未露光部(画像部)のシリコーンゴム層と
感光層の接着力はさきに述べたように非常に弱いもので
あるが、露光部(非画像部)の接着力は非常に強固であ
り、現像に耐えうるものであった。この水なしプレート
を湿し水供給装置をはずしたハイデルベルグGTO印刷
機に取付け、東洋インキ製TOYOKING  LIL
TRATUK  アクワレスG 墨インキにより印刷し
た所、フレートコントロールウェッジの12(1重cm
ハーフトーンウェッジにおいて、ステップナンバ1〜1
2(網点面積4〜96%)の全てを再現した。また、汚
れの無い印刷物が30.000枚得られた。
比較例1 ・ 実施例1と同じアルミニウム基板上に、プライマ一層、
感光層を実施例1におけると同様にして設けた。次に感
光層の上に次の組成を有するシリコーンゴム組成物を乾
燥重量で2.0g/m2になるよう塗布した。
両末端に水酸基を有するジメ  100重量部チルポリ
シロキサン (分子量 約600,000) 両末端にトリメチルシリル基   3.5重量部を有す
るメチルハイドロジエ ンポリシロキサン (分子量 約2500) N−β−(アミノエチル)−1重量部 T−アミノプロピルトリメト キシシラン ジブチル錫ジオクトエート      2重量部アイソ
パー0        2000重量部どの印刷版はシ
リコーンゴム層を塗布した時点から感光層とシリコーン
ゴム層が強固に接着していた。
実施例1と同様にポリプロピレンフィルムをラミネート
し評価したところ、この平版印刷版の性能は第1表に示
すとおりであった。
比較例2 実施例1と同様にアルミニウム基板上にプライマ一層、
感光層を設け、次に感光層の上に次の組成を有するシリ
コーンゴム組成物を乾燥重量で2.0g/m”になるよ
う塗布した。
両末端に水酸基を有するジメ  100重量部チルポリ
シロキサン (分子量 約60万) 両末端にトリメチルシリル基   3.5重量部を有す
るメチルハイドロジエ ンポリシロキサン ビニルトリアセトキシシラン    4重量部ジブチル
錫ジオクトエート     2重量部アイソパー0  
      2000重量部この印刷原版もまた比較例
1と同じように、感光層上にシリコーンゴム層を塗布し
た時点から感光層とシリコーンゴム層が強固に接着して
いた。
実施例1と同様にポリプロピレンフィルムララミネート
し評価したところ、この平版印刷版の性能は゛第1表に
示すとおりであった。
比較例3 実施例1と同様にアルミニウム基板上にプライマ一層、
感光層を設け、次に感光層の上に次の組成を有するシリ
コーンゴム組成物を乾燥重量で2、0 g /m’にな
るよう塗布した。
両末端に水酸基を有するジメ  100重量部チルポリ
シロキサン (分子量 約60万) 両末端にトリメチルシリル基   3.5重量部を有す
るメチルハイドロジエ ンポリシロキサン (分子量 約2500)       4重量部ビニル
トリアセトキシシラン    6重量部ジブチル錫ジオ
クトエート2 重IRsアイソパー0        
2000重量部この様にして得られた印刷原版は実施例
1と同じようにシリコーンゴム層を指で強くこすると感
光層がはがれてしまい密着は弱いものであった。
実施例1と同様にポリプロピレンフィルムをラミネート
し評価したところ、第1表に示すごとく光による接着強
度の向上は認められたが、現像時に非画像部のシリコー
ンゴム層の剥離が起った。
実施例2 実施例1と同様にプライマ一層を設けたアルミニウム板
上に、下記組成の感光液を乾燥重量0.3g / m 
2になるように塗布乾燥した。
ポリビニルシンナメートKPR100重量部(イースト
マンコダック社製) メチルセロソルブアセテート  500重量部次に上記
感光層上に下記シリコーンゴム組成、物を乾燥重量で2
.5 g /m2になるように塗布し、乾燥し、シリコ
ーンゴム硬化層を得た。
両末端に水酸基を有するジメ  100重量部チルポリ
シロキサン (分子量 約60’0.000) 両末端にトリメチルシリル基   3.5重量部を有す
るメチルハイドロジエ ンポリシロキサン (分子量 約2500) γ−メタクリロキシプロピル   15重i1Rトリメ
トキシシラン アイソパー0        1600重量部ジブチル
錫ジアセテート      2重量部実施例1と同様に
ポリプロピレンフィルムをラミネートし、露光・現像し
評価したところ、現像性・網点再現性が優れた湿し水不
要感光性平版印刷版が得られた。該版を用いて実施例1
と同様に印刷した所、汚れの無い印刷物が10.000
枚得られた。
実施例3 厚さ0.24mmのアルミニウム板をナイロンブラシと
400メツシユのパミストンの水性懸濁液を用いてその
表面を砂目立てした後、よく水で洗浄した。これを10
重量%水酸化ナトリウム水溶液に70℃で60秒間浸漬
してエツチングした後、流水で水洗後20重量%硝酸で
中和洗浄後、特開昭53−67507号公報記載の電気
化学的粗面化法、即ちV、=12.7V、V、=9.I
Vの正弦波交番波型電流を用い、1%硝酸水溶液中で1
60ク一ロン/dm’の電気量で電解粗面化処理を行っ
た。ひきつづき30重量%の硫酸水溶液中に浸漬し、′
55℃で2分間デスマットした後、7重量%硫酸水溶液
中で厚さが2.0g/+++’になるように陽極酸化処
理を行った。以上のようにして得られた基板上に下記感
光層用組成物を塗布し、乾燥した。塗膜の乾燥重量は1
.5 g /m”であった。
メチルセロソルブアセテート   70重量部トルエン
            35重量部次に上記感光層上
に実施例1と同様のシリコーンゴム組成物を乾燥重量で
2.0g/m2になるよう塗布し、乾燥し、シリコーン
ゴム硬化層を得た。
このシリコーンゴム層の表面に厚さ9ミクロンのポリプ
ロピレンフィルムを実施例1と同様にラミネートし、印
刷原版とした。
上記のようにして得られた湿し水不要感光性平版印刷版
上にポジフィルムを密着させ、実施例1と同様に露光し
、ラミネートフィルムを剥離し、下記現像液で現像した
ところ、未露光部(画像部)のシリコーンゴム層のみが
すぐに除去された。
アイソパーH100重量部 (エクソンケミカル社製) ジエチレングリコールモノ    10重量部ブチルエ
ーテル コハク酸ジエチル         5重1!この水な
しプレートを用いて実施例1と同様に印刷した所、ハイ
ライト部の再現性の優れた印刷物が得られた。
手続補正書 昭和  年6α1毛、22日 3、補正をする者 事件との関係  出 願 人 名 称 (520)富士写真フィルム株式会社同   
  信越化学工業株式会社 4、代理人 1、明細書第7頁第5行の“ポリマー主鎖に感光基を含
む感光性”を削除する。
2、同書第15頁第19行の“ブライイマー″を「ブラ
イマーJと訂正する。
3、同書第25頁第18行の“光層がはがれ”を「光層
からはがれ」と訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基板上に設けた光二量化型感光性樹脂層および該感光性
    樹脂層上に設けたシリコーンゴム層からなり、該シリコ
    ーンゴム層が、オルガノポリシロキサンと、直接ケイ素
    原子に結合していない炭素・炭素二重結合を含む反応性
    シラン化合物とを必須成分とすることを特徴とする湿し
    水不要感光性平版印刷版。
JP59276507A 1984-12-27 1984-12-27 湿し水不要感光性平版印刷版 Granted JPS61153655A (ja)

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