JPH09239943A - 湿し水不要平版原版 - Google Patents

湿し水不要平版原版

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JPH09239943A
JPH09239943A JP8052007A JP5200796A JPH09239943A JP H09239943 A JPH09239943 A JP H09239943A JP 8052007 A JP8052007 A JP 8052007A JP 5200796 A JP5200796 A JP 5200796A JP H09239943 A JPH09239943 A JP H09239943A
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JP
Japan
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silicone rubber
layer
rubber layer
original plate
laser
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Application number
JP8052007A
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English (en)
Inventor
Tsumoru Hirano
積 平野
Noribumi Inno
紀文 因埜
Koji Sonokawa
浩二 園川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/10Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme
    • B41C1/1008Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by removal or destruction of lithographic material on the lithographic support, e.g. by laser or spark ablation; by the use of materials rendered soluble or insoluble by heat exposure, e.g. by heat produced from a light to heat transforming system; by on-the-press exposure or on-the-press development, e.g. by the fountain of photolithographic materials
    • B41C1/1033Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by removal or destruction of lithographic material on the lithographic support, e.g. by laser or spark ablation; by the use of materials rendered soluble or insoluble by heat exposure, e.g. by heat produced from a light to heat transforming system; by on-the-press exposure or on-the-press development, e.g. by the fountain of photolithographic materials by laser or spark ablation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N1/00Printing plates or foils; Materials therefor
    • B41N1/003Printing plates or foils; Materials therefor with ink abhesive means or abhesive forming means, such as abhesive siloxane or fluoro compounds, e.g. for dry lithographic printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C2210/00Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
    • B41C2210/16Waterless working, i.e. ink repelling exposed (imaged) or non-exposed (non-imaged) areas, not requiring fountain solution or water, e.g. dry lithography or driography
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/146Laser beam

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、レーザー光によるヒートモード記
録が可能であり、画像再現性および耐傷性に優れる水な
し平版原版を提供する。 【解決手段】 支持体上に、レーザー光を熱に変換する
ことによりシリコーンゴム層との密着性が低下する層お
よび固形分量に対して10〜20重量%のオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンを含有する付加型シリコーン
ゴム層をこの順に積層してなることを特徴とする湿し水
不要平版原版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザー光によるヒ
ートモード記録によって、湿し水を必要とせずに印刷が
できる湿し水不要平版原版(以下、水なし平版原版と称
す)に関し、特に耐傷性および画像再現性良好な水なし
平版原版に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の湿し水を必要とする印刷方式は湿
し水とインキの微妙なバランスのコントロールが難し
く、インキの乳化を起こしたり、湿し水にインキが混ざ
ったりして、インキ濃度不良や地汚れを発生し、損紙の
原因となるなど、大きな問題点を有していた。それに対
して、水なし平版印刷版は湿し水を必要としないために
数多くの利点を有する。
【0003】一方、近年プリプレスシステムやイメージ
セッター、レーザープリンターなどの出力システムの急
激な進歩によって、印刷画像をデジタルデーター化し、
コンピューター・トウ・プレート、コンピューター・トウ
・シリンダー等の新しい製版方法により、印刷版を得る
方法が提案されるようになり、これらの印刷システムの
ための新しいタイプの印刷材料が望まれ、開発が進めら
れている。このうちレーザー書き込みにより水なし平版
印刷版を形成できる例としては、特公昭42−2187
9号公報、特開昭50−158405号公報、特開平5
−94008号公報、特開平6−55723号公報、特
開平6−186750号公報、特開平7−314934
号公報、US5,353,705号公報およびWO−9
401280公報等が挙げられる。これ等にはカーボン
ブラック等のレーザー光吸収剤およびニトロセルロース
等の自己酸化性のバインダーを含有した光を熱に変換す
る層(以下、光熱変換層と称す)または金属蒸着膜層上
にインキ反撥性のシリコーンゴム層を設け、レーザー照
射によりシリコーンゴム層の一部除去してインク付着性
とし水なし印刷することが記載されている。
【0004】しかし、これ等はシリコーンゴム層の除去
をレーザー照射による光熱変換層のアブレーションにた
よるために、細線の直線性および網点の真円性に乏し
く、印刷画像としては不満足であり、その改良が強く望
まれていた。また、これ等は光熱変換層とシリコーンゴ
ム層との接着性が弱いため、刷版取り扱い時および印刷
時に傷が入りやすく、その部分にインキが着肉し画像部
となってしまう印刷版として致命的な欠点を有してい
る。それを補うために、シリコーンゴム層にシランカッ
プリング剤を添加することが記載されている公報もある
が、光熱変換層とシリコーンゴム層の接着力を高めるに
は不十分であり、耐傷性向上の効果も少ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は画像再現性が良好なレーザーによる書き込み可能
な水なし平版原版を提供することである。本発明の他の
目的は耐傷性良好なレーザーによる書き込み可能な水な
し平版原版を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意検討の
結果、支持体上に、レーザー光を熱に変換することによ
りシリコーンゴム層との密着性が低下する層および固形
分量に対して10〜20重量%のオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンを含有する付加型シリコーンゴム層を
この順に積層してなることを特徴とする湿し水不要平版
原版によって本発明の目的を達成するに至った。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においては上記特定範囲の
オルガノハイドロジェンポリシロキサンを用いることに
より、その理由は未だ不明であるが、レーザー未露光部
においてはシリコーンゴム層と光熱変換層との密着力が
高くなり、且つレーザー露光部においてはシリコーンゴ
ム層と光熱変換層との密着力が極めて低下し、その結
果、耐傷性と画像再現性が良化するものと考える。
【0008】以下に、本発明を詳しく説明する。 「付加型シリコーンゴム層」本発明において用いられる
付加型シリコーンゴム層は、下記組成物を硬化し形成し
た架橋性の皮膜である。 (a)付加反応性官能基を有するジオルガノポリシロキ
サン (b)オルガノハイドロジェンポリシロキサン (c)付加触媒
【0009】上記成分(a)の付加反応性官能基を有す
るジオルガノポリシロキサンとは、1分子中にケイ素原
子に直接結合したアルケニル基(より好ましくはビニル
基)を少なくとも2個有するオルガノポリシロキサン
で、アルケニル基は分子の末端、中間いずれにあっても
よく、アルケニル基以外の有機基としては、置換もしく
は非置換の炭素数1〜10のアルキル基、アリール基が
ある。また、成分(a)には水酸基を微量有することも
任意である。
【0010】成分(a)は、数平均分子量が3,000
〜100,000が好ましく、より好ましくは、10,
000〜70,000である。また、その添加量はシリ
コーンゴム層全固形分量に対して60〜90重量%であ
り、より好ましくは70〜88重量%である。
【0011】成分(b)としては、両末端水素基のポリ
ジメチルシロキサン、α、ω−ジメチルポリシロキサ
ン、両末端メチル基の(メチルシロキサン)(ジメチル
シロキサン)共重合体、環状ポリメチルシロキサン、両
末端トリメチルシリル基のポリメチルシロキサン、両末
端トリメチルシリル基のジメチルシロキサン)(メチル
シロキサン)共重合体などが例示される。成分(b)の
添加量はシリコーンゴム層全固形分量に対して10〜2
0重量%であり、より好ましくは11〜18重量%であ
る。この添加量が20重量%を超える場合にはシリコー
ンゴム層の硬化性が悪化し、熱硬化シリコーンゴム層を
形成しにくくなり、10重量%より少ない場合には本発
明の目的を達成することができない。
【0012】成分(b)のオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンとしては、具体的には例えば、次のものが挙
げられる。
【0013】
【化1】
【0014】成分(c)としては、公知のものの中から
任意に選ばれるが、特に白金系の化合物が望ましく、白
金単体、塩化白金、塩化白金酸、オレフィン配位白金な
どが例示される。これらの組成物の硬化速度を制御する
目的で、テトラシクロ(メチルビニル)シロキサンなど
のビニル基含有のオルガノポリシロキサン、炭素−炭素
三重結合含有のアルコ−ル、アセトン、メチルエチルケ
トン、メタノ−ル、エタノ−ル、プロピレングリコ−ル
モノメチルエ−テルなどの架橋抑制剤を添加することも
可能である。成分(c)の添加量はシリコーンゴム層全
固形分中0.00001〜1重量%であり、より好まし
くは0.0001〜0.1重量%である。
【0015】また、シリコーンゴム層には必要に応じ
て、シリカ、炭酸カルシウム、酸化チタンなどの無機物
の微粉末、シランカップリング剤、チタネート系カップ
リング剤やアルミニウム系カップリング剤などの接着助
剤を添加しても良い。
【0016】本発明におけるシリコーンゴム層は、その
使用量が少なく、厚さが小さいとインキ反撥性が低下
し、傷が入りやすい等の問題点があり、その使用量が多
く厚さが大きい場合、画像再現性が悪くなるという点か
ら、その使用量は0.5〜5g/m2 が好ましく、より
好ましくは1〜3g/m2 である。本発明の水なし平版
原版においては、シリコーンゴム層の上に更に種々のシ
リコーンゴム層を塗工しても良い。
【0017】更に、シリコーンゴム層の表面保護のため
に、シリコーンゴム層上に透明なフィルム、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビリニデン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンテレ
フタレート、セロファン等をラミネートしたり、ポリマ
ーのコーティングを施しても良い。これらのフィルムは
延伸して用いても良い。また、本発明では表面にマット
加工の無いものが好ましいが、マット加工を施しても良
い。
【0018】「支持体」本発明の水なし平版原版の支持
体としては、通常の印刷機にセットできる程度のたわみ
性を有し、同時に印刷時にかかる荷重に耐えるものが用
いられる。代表的な支持体としては、アルミニウムのよ
うな金属板、アルミニウム含有合金(例えば、珪素、
銅、マンガン、マグネシウム、クロム、亜鉛、鉛、ビス
マス、ニッケルなどの金属とアルミニウムとの合金)、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
トのようなプラスチックフィルム、紙もしくはポリエチ
レン、ポリプロピレンなどのプラスチックフィルムがラ
ミネートされた複合シートなどを挙げることができる。
【0019】支持体の膜厚は25μmから3mm、好ま
しくは75μmから500μmが適当であるが、用いる
支持体の種類と印刷条件により最適な厚さは変動する。
一般には100μmから300μmが最も好ましい。
【0020】本発明においては、支持体と光熱変換層と
の密着性を向上、印刷特性向上または高感度化のため
に、支持体にコロナ処理等の表面処理を施したり、プラ
イマー層を設けることができる。本発明に用いられるプ
ライマー層としては、例えば、特開昭60−22903
号公報に開示されているような種々の感光性ポリマーを
感光性樹脂層を積層する前に露光して硬化せしめたも
の、特開昭62−50760号公報に開示されているエ
ポキシ樹脂を熱硬化せしめたもの、特開昭63−133
151号公報に開示されているゼラチンを硬膜せしめた
もの、更に特開平3−200965号公報に開示されて
いるウレタン樹脂とシランカップリング剤を用いたもの
や特開平3−273248号公報に開示されているウレ
タン樹脂を用いたもの等を挙げることができる。この
他、ゼラチンまたはカゼインを硬膜させたものも有効で
ある。
【0021】更に、前記のプライマー層中に、ポリウレ
タン、ポリアミド、スチレン/ブタジエンゴム、カルボ
キシ変性スチレン/ブタジエンゴム、アクリロニトリル
/ブタジエンゴム、カルボキシ変性アクリロニトリル/
ブタジエンゴム、ポリイソプレン、アクリレートゴム、
ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピ
レン、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ニトロセルロ
ース、ハロゲン化ポリヒドロキシスチレン、塩化ゴム等
のポリマーを添加しても良い。その添加割合は任意であ
り、フィルム層を形成できる範囲内であれば、添加剤だ
けでプライマー層を形成しても良い。また、これらのプ
ライマー層には接着助剤(例えば、重合性モノマー、ジ
アゾ樹脂、シランカップリング剤、チタネートカップリ
ング剤やアルミニウムカップリング剤)や染料等の添加
物を含有させることもできる。また、塗布後、露光によ
って硬化させることもできる。
【0022】プライマー層はシリコーン層除去部のイン
キ受容層としても有用であり、支持体として金属支持体
のような非インキ受容性の場合特に有用である。また、
プライマー層は印刷時のシリコーン層への圧力緩和のた
めのクッション層としての役割も有している。一般に、
プライマー層の塗布量は乾燥重量で0.05〜10g/
2 の範囲が適当であり、好ましくは0.1〜8g/m
2 であり、より好ましくは0.2〜5g/m2 である。
【0023】「レーザー光を熱に変換することによりシ
リコーンゴム層との密着性が低下する層」本発明に用い
られる光熱変換層は書き込みに使用されるレーザー光を
熱に変換(光熱変換)する機能を有し、これによりシリ
コーンゴム層との密着性が低下する層であり、これらの
機能を有する公知の光熱変換層が使用可能である。 光
熱変換材料としては、従来知られているレーザー光源を
赤外線レーザーとした場合、赤外線吸収色素、赤外線吸
収顔料、赤外線吸収性金属、赤外線吸収金属酸化物など
書き込みのレーザーに使用する波長の光を吸収する各種
の有機および無機材料が使用可能である。これらの材料
は単独膜の形態で、もしくはバインダー、添加剤など他
の成分との混合膜の形態で使用される。
【0024】単独膜の場合には、アルミニウム、チタ
ン、テルル、クロム、錫、インジウム、ビスマス、亜
鉛、鉛等の金属および合金又はこれらの金属酸化物、金
属炭化物、金属窒化物、金属ホウ化物、金属フッ化物、
有機色素などを蒸着法およびスパッタリング法等により
支持体上に形成させることができる。また、混合膜の場
合には、光熱変換剤を溶解もしくは分散して他の成分と
共に塗布法により形成することができる。
【0025】光熱変換剤としては、有機顔料として、酸
性カーボンブラック、塩基性カーボンブラック、中性カ
ーボンブラックなど各種カーボンブラック、分散性改良
等のために表面修飾もしくは表面コートされた各種カー
ボンブラック、ニグロシン類;有機色素として、「赤外
増感色素」(松岡著 Plenum Press ,New York,NY(199
0))、US4833124,EP−321923、US
−4772583,US−4942141、US−49
48776、US−4948777、US−49487
78、US−4950639、US−4912083、
US−4952552、US−5023229などの明
細書に記載の各種化合物;金属もしくは金属酸化物とし
て、アルミニウム、インジウムスズ酸化物、酸化タング
ステン、酸化マンガン、酸化チタン等;これらの他、ポ
リピロール、ポリアニリンなどの導電性ポリマーなどを
使用可能である。
【0026】光熱変換層を混合膜として形成する場合
に、適宜バインダーを使用し得る。バインダーとして
は、光熱変換剤を溶解もしくは分散する公知のバインダ
ーがあげられる。これらの例としてはニトロセルロー
ス、エチルセルロースなどのセルロース、セルロース誘
導体類、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタク
リレートなどのアクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テルの単独重合体および共重合体、ポリスチレン、α−
メチルスチレンなどのスチレン系モノマーの単独重合体
もしくは共重合体。イソプレン、スチレン−ブタジエン
などの各種合成ゴム類、ポリ酢酸ビニルなどのビニルエ
ステル類の単独重合体および酢酸ビニル−塩化ビニルな
どの共重合体、ポリウレア、ポリウレタン、ポリエステ
ル、ポリカーボネートなどの縮合系各種ポリマーおよ
び、「J. Imaging Sci.,P59-64 ,30(2), (1986)(Frech
etら)」や「Polymers in Electronics (Symposium S
eries,P11,242, T.Davidson,Ed., ACS Washington,DC(1
984)(Ito,Willson)」、「Microelectronic Engineeri
ng,P3-10,13(1991)(E. Reichmanis,L.F.Thompson)」
に記載のいわゆる「化学増幅系」に使用されるバインダ
ー等が使用可能である。
【0027】光熱変換層を混合膜として形成する場合に
は、光熱変換剤とバインダー以外に種々の添加剤を用い
ることが出来る。これらの添加剤は、光熱変換層の機械
的強度を向上させたり、レーザー記録感度を向上させた
り、光熱変換層中の分散物の分散性を向上させたり、支
持体やプライマー層などの隣接する層に対する密着性を
向上させるなど種々の目的に応じて添加される。例え
ば、光熱変換層の機械的強度を向上させるために光熱変
換層を架橋する手段が考えられ、この場合には各種の架
橋剤が添加される。
【0028】レーザー記録感度を向上させるために加熱
により分解しガスを発生する公知の化合物を添加するこ
ともできる。この場合には光熱変換層の急激な体積膨張
によりレーザー記録感度が向上できる。これらの添加剤
としては、例えばジニチロペンタメチレンテトラミン、
N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタル
アミド、p−トルエンスルホニルヒドラジド、4、4−
オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド、ジアミド
ベンゼン等を使用することが出来る。
【0029】また、加熱により分解し酸性化合物を生成
する公知の化合物を添加剤として使用することが出来
る。これらを化学増幅系のバインダーと併用することに
より、光熱変換層の構成物質の分解温度を大きく低下さ
せ、結果としてレーザー記録感度を向上させることが可
能である。これらの添加剤としては、例えば、各種のヨ
ードニウム塩、スルフォニウム塩、フォスフォニウムト
シレート、オキシムスルフォネート、ジカルボジイミド
スルフォネート、トリアジンなどを使用することが出来
る。 光熱変換剤にカーボンブラックなどの顔料を用い
た場合には、顔料の分散度がレーザー記録感度に影響を
与えることがあり、各種の顔料分散剤を添加剤として使
用される。接着性を向上させるために公知の密着改良剤
例えば、シランカップリング剤、チタネートカップリン
グ剤等を添加しても良い。
【0030】この他にも、塗布性を改良するための界面
活性剤など必要に応じて各種の添加剤を使用しうる。
【0031】光熱変換層が、単独膜の場合には蒸着法お
よびスパッタリング法等にて薄膜を形成できる。この場
合の膜厚は50Åから1000Å、好ましくは100Å
から800Åである。混合膜の場合には塗布により形成
される。この場合の膜厚は0.05μmから10μm、
好ましくは0.1μmから5μmである。光熱変換層の
膜厚は厚すぎるとレーザー記録感度の低下など好ましく
ない結果を与える。
【0032】本発明においては、記録に用いられるレー
ザー光エネルギーが、本発明の水なし平版原版の光熱変
換層において吸収されて熱エネルギーに変換され、これ
に起因する、燃焼、融解、分解、気化、爆発等の反応お
よび物理変化により、結果として光熱変換層とシリコー
ンゴム層間の密着性が低下する。
【0033】本発明においては水なし平版原版を露光す
るのにレーザー光が使用される。使用されるレーザーは
シリコーンゴム層を剥離除去するために、光熱変換層と
シリコーンゴム層との密着力を低下させるのに十分な露
光量を与えるものであれば特に制限はなく、Arレーザ
ー、炭酸ガスレーザーのごときガスレーザー、YAGレ
ーザーのような固体レーザー、そして半導体レーザーな
どが使用できる。通常出力が50mWクラス以上のレー
ザーが必要となる。保守性、価格などの実用的な面から
は、半導体レーザーおよび半導体励起の固体レーザー
(YAGレーザーなど)が好適に使用される。
【0034】これらのレーザーの記録波長は赤外線の波
長領域であり、800nmから1100nmの発振波長
を利用することが多い。また、特開平6−18750号
公報に記載されているイメージング装置を用いて露光す
ることも可能である。
【0035】シリコーンゴム層の表面保護のためのフィ
ルムはレーザー露光する際にはそのままでも良いし、剥
がした後に露光しても良い。本発明において用いられる
現像液としては水なし平版原版の現像液として公知のも
のが使用できるが、安全性の観点から、水または水を主
成分とする水溶性有機溶剤の水溶液が好ましい。安全性
および引火性等を考慮すると水溶性溶剤の濃度は40重
量%未満が望ましい。
【0036】公知のものとしては、例えば脂肪族炭化水
素類(ヘキサン、ヘプタン、”アイソパーE、H、G”
(エッソ化学(株)製)あるいはガソリン、灯油等)、
芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン等)、あるいは
ハロゲン化炭化水素(トリクレン等)に下記の極性溶媒
を添加したものや極性溶媒そのもの、 ・アルコール類(メタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、ベンジルアルコール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、2−エトキシエタノー
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチル
エーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコ
ール等) ・ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等) ・エステル類(酢酸エチル、乳酸メチル、乳酸ブチル、
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、
ジエチレングリコールアセテート、ジエチルフタレート
等) ・その他(トリエチルフォスフェート、トリクレジルフ
ォスフェート等)があげられる。
【0037】また、上記有機溶剤系現像液に水を添加し
たり、上記有機溶剤を界面活性剤等を用いて水に可溶化
したものや、更にその上にアルカリ剤(例えば、炭酸ナ
トリウム、ジエタノールアミン、水酸化ナトリウム等)
を添加したものや単に水(水道水、純水、蒸留水等)等
が挙げられる。現像は、例えば上記のような現像液を含
む現像用パッドで版面をこすったり、現像液を版面に注
いだ後に水中にて現像ブラシでこするなど、公知の方法
で行うことができる。現像液温は任意の温度で現像でき
るが、好ましくは10℃〜50℃である。これにより画
像部のシリコーンゴム層が除かれ、その部分がインキ受
容部となる。
【0038】以上のような現像処理、叉はそれに続く水
洗、乾燥処理は、自動処理機で行うこともできる。この
ような自動処理機としては、特開平2−220061号
公報に記載されているものが好ましい。また、本発明の
水なし平版原版は接着層をシリコーンゴム層表面に張り
合わせた後に、接着層を剥離することにより現像するこ
とも可能である。接着層は、シリコーンゴム層の表面に
密着できる公知のものがいずれも使用できる。これらの
接着層を可撓性支持体に設けたものが市販されており、
例えば、住友スリーエム社の「スコッチテープ#851
A」の商品名で市販されているものを使用し得る。 ま
た、このように処理された刷版を積み重ねて保管する場
合には、刷版を保護するために合紙を挿入し挟んでおく
ことが好ましい。
【0039】
〔実施例1〜8、比較例1〜4〕
(支持体)厚さ175μmのポリエチレンテレフタレー
トフイルム上にプライマー層として、乾燥膜厚0.2μ
mとなるようにゼラチン下塗り層を形成した。 (カーボンブラック分散液の作成)下記の混合液をペイ
ントシェーカーにて30分間分散した後、ガラスビーズ
をろ別してカーボンブラック分散液を作成した。
【0040】 ・カーボンブラック(#40 三菱カーボン(株)製) 5.0g ・クリスボン3006LV (大日本インキ化学工業(株)製ポリウレタン) 4.0g ・ニトロセルロース(n−プロパノール30%含有) 1.3g ・ソルスパースS27000(ICI社製) 0.4g ・プロピレングリコールモノメチルエーテル 45g ・ガラスビーズ 160g (光熱変換層の形成)前記のゼラチン下塗りポリエチレ
ンテレフタレート上に、下記の塗布液を乾燥膜厚2μm
となるように塗布し光熱変換層を形成した。
【0041】 ・上記のカーボンブラック分散液 55g ・ニトロセルロース(n−プロパノール30%含有) 4.0g ・プロピレングリコールモノメチルエーテル 45g (シリコーンゴム層の形成)下記の塗布液を前記光熱交
換層上に塗布し、加熱(110℃、1分)、乾燥するこ
とにより、乾燥膜厚2μmの付加型シリコーンゴム層を
形成した。
【0042】 ・ベースポリマーとして表−1に記載したジメチルポリシロキサン ・架橋剤として表−1に記載したオルガノハイドロジェンポリシロキサン ・オレフィン−塩化白金酸 0.001g ・制御剤(CH≡C−C(CH3)2-O−Si−(CH3)3) 0.3g ・アイソパーG(エッソ化学(株)製) 120g 上記のようにして得られたシリコーンゴム層の表面に6
μmのポリエチレンテレフタレートをラミネートした。
【0043】
【表1】
【0044】
【化2】
【0045】得られた本発明の水なし平版原版のカバー
フィルムを剥離した後に、波長1064nm、ビーム径
40μm(1/e2)の半導体励起YAGレーザーを用い
て連続線の書き込みを行った。記録エネルギーは700
mJ/cm2 とした。その後、イソプロパノールを含ま
せた現像用バッドで版面拭き、レーザー照射部のシリコ
ーンゴム層を除去した。一方、レーザー未照射部のシリ
コーン層は除去されずに水なし平版原版表面に保持さ
れ、シャープなエッジのシリコーン画像が形成できた。
また、水なし平版原版を出力110mW、波長825
nm、ビーム径10μm(1/e2 )の半導体レーザー
を用いて、主操作速度6m/秒にて書き込みを行った
後、同様の現像を行った。解像力は7μmでシャープな
エッジの水なし平版印刷版が形成された。この記録条件
にて、200線の網点形成を行ったところ網点面積率2
%から98%までが版上に形成できた。また、得られた
水なし平版印刷版の非画像部をHEIDON(新東化学
(株)製)で、0.25ミリのサファイア針で100g
の荷重をかけてラインを書き、シリコーンゴム層の耐傷
性を評価した。このようにして形成された水なし平版印
刷版を、印刷機を用いて印刷したところ2万枚の汚れの
ない良好な印刷物が得られた。
【0046】一方、実施例1〜8と全く同様にして、半
導体励起YAGレーザーおよび半導体レーザーにて比較
例1、3、4(比較例2の水なし平版原版はシリコーン
ゴム層が硬化しなかったため、露光評価できず。)の水
なし平版原版の書き込みを行った後、同様の現像を行っ
た。しかし、記録画像としては形成された水なし平版印
刷版の画像エッジが不鮮明であり、これを印刷した時、
印刷が進むにしたがってエッジ部のシリコーンが脱離す
るため、画像面積が増大してしまうなど種々の不都合を
示した。また、200線の網点形成を行ったところ網点
面積率4%から96%までしか形成されず、フリンジの
残る網点形状であった。
【0047】また、実施例1〜8と同様な耐傷性の評価
を行ったが、印刷において傷つけた部分にインキが着肉
し、汚れとなった。 〔実施例9〜14、比較例5〜6〕 (光熱変換層の形成)厚さ180μmのコロナ処理した
ポリエチレンテレフタレートフイルム上、5×10-5To
rrの条件でチタンをD=0.65(1064nm)とな
るように蒸着した。 (シリコーンゴム層の形成)下記の塗布液を作成し、上
記チタン蒸着面に塗布し、加熱(110℃、1分)、乾
燥することにより、乾燥膜厚2μmの付加型シリコーン
ゴム層を形成した。
【0048】 ・ベースポリマーとして表−2に記載したジメチルポリシロキサン ・架橋剤として表−2に記載したハイドロジェンポリシロキサン ・オレフィン−塩化白金酸 0.001g ・制御剤(CH≡C−C(CH3)2-O−Si−(CH3)3) 0.3g ・アイソパーG(エッソ化学(株)製) 140g 上記のようにして得られたシリコーンゴム層の表面に6
μmのポリエチレンテレフタレートをラミネートした。
【0049】
【表2】
【0050】得られた本発明の水なし平版原版のカバー
フィルムを剥離した後に、波長1064nm、ビーム径
40μm(1/e2)の半導体励起YAGレーザーを用い
て連続線の書き込みを行った。記録エネルギーは700
mJ/cm2 とした。その後、イソプロパノールを含ま
せた現像用バッドで版面拭き、レーザー照射部のシリコ
ーンゴム層を除去した。一方、レーザー未照射部のシリ
コーン層は除去されずに水なし平版原版表面に保持さ
れ、シャープなエッジのシリコーン画像が形成できた。
また、水なし平版原版を出力110mW、波長825
nm、ビーム径10μm(1/e2 )の半導体レーザー
を用いて、主操作速度5m/秒にて書き込みを行った
後、同様の現像を行った。解像力は7μmでシャープな
エッジの水なし平版印刷版が形成された。この記録条件
にて、200線の網点形成を行ったところ網点面積率2
%から98%までが版上に形成できた。また、得られた
水なし平版印刷版の非画像部をHEIDON(新東化学
(株)製)0.25ミリのサファイア針で100gの荷
重をかけてラインを書き、シリコーンゴム層の耐傷性を
評価した。このようにして形成された水なし平版印刷版
を、印刷機を用いて印刷したところ2万枚の汚れのない
良好な印刷物が得られた。
【0051】一方、実施例9〜14と全く同様にして、
半導体励起YAGレーザーおよび半導体レーザーにて比
較例5〜6の水なし平版原版の書き込みを行った後、同
様の現像を行った。しかし、記録画像としては形成され
た水なし平版印刷版の画像エッジが不鮮明であり、これ
を印刷した時、印刷が進むにしたがってエッジ部のシリ
コーンが脱離するため、画像面積が増大してしまうなど
種々の不都合を示した。また、200線の網点形成を行
ったところ網点面積率4%から96%までしか形成され
ず、フリンジの残る網点形状であった。
【0052】また、実施例9〜14と同様な耐傷性の評
価を行ったが、印刷において傷つけた部分にインキが着
肉し、汚れとなった。 〔実施例15〕 (支持体)厚さ0.24mmのアルミニウム支持体上
に、下記組成の塗布液を乾燥膜厚1μmとなるように塗
布し、加熱(100℃、1分)、乾燥してプライマー層
を形成した。
【0053】 ・サンプレンIB1700D(三洋化成(株)製ポリウレタン) 10g ・p−ジアゾジフェニルアミンとパラホルムアルデヒドとの 縮重合物のヘキサフルオロリン酸塩 0.1g ・TiO2 0.1g ・ディフェンサーMCF323、界面活性剤 (大日本インキ化学工業(株)製) 0.03g ・プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 50g ・乳酸メチル 20g ・純水 1g その後、ネアーク社製 FT261V UDNS ULTRA-PLUS FLIPTO
P PLATE MAKER 真空露光機を用いて、20カウント露光
した。 (光熱変換層の形成)下記の混合液をペイントシェーカ
ーにて30分間分散した後、ガラスビーズをろ別して光
熱変換層塗布液を作成した。前記のプライマー層上に、
この塗布液を乾燥膜厚2μmとなるように塗布し光熱変
換層を形成した。
【0054】 ・カーボンブラック(#40 三菱カーボン(株)製) 5.0g ・ニッポラン2304ポリウレタン (日本ポリウレタン社製) 3.0g ・ソルスパースS20000 (ICI社製) 0.27g ・ソルスパースS12000 (ICI社製) 0.22g ・ニトロセルロース(n−プロパノール30%含有) 3.2g ・メチルエチルケトン 50g ・プロピレングリコールモノメチルエーテル 50g ・ガラスビーズ 160g (シリコーンゴム層の形成)下記の塗布液を前記光熱交
換層上に塗布し、加熱(110℃、1分)、乾燥するこ
とにより、乾燥膜厚2μmの付加型シリコーンゴム層を
形成した。
【0055】 ・α,ω−ジビニルポリジメチルシロキサン(重合度約700) 9.00g ・(CH3)3-Si-O-(SiH(CH3)-O)8-Si(CH3)3 1.35g ・ポリジメチルシロキサン(重合度 約8000) 0.30g ・オレフィン−塩化白金酸 0.001g ・抑制剤[HC=C-C(CH3)2-O-Si(CH3)3] 0.2g ・アイソパーG(エッソ化学(株)製) 140g 上記のようにして得られたシリコーンゴム層の表面に6
μmのポリエチレンテレフタレートをラミネートした。
【0056】得られた水なし平版原版のカバーフィルム
を剥離した後に、波長1064nm、ビーム径40μm
(1/e2 )の半導体励起YAGレーザーを用いて連続
線の書き込みを行った。記録エネルギーは700mJ/
cm2 とした。その後、スコッチテープ#851A(住
友スリーエム社製)をシリコーンゴム層表面に張り合わ
せた後剥離して、レーザー照射部のシリコーンゴム層を
除去した。一方、レーザー未照射部のシリコーン層は除
去されずに水なし平版原版表面に保持され、シャープな
エッジのシリコーン画像が形成できた。
【0057】また、水なし平版原版を出力110mW、
波長825nm、ビーム径10μm(1/e2 )の半導
体レーザーを用いて、主操作速度6m/秒にて書き込み
を行い、同様の処理をしてレーザー照射部のシリコーン
ゴム層を除去した。レーザー記録感度は200mJ/c
2 、解像力は8μmでシャープなエッジの水なし平版
印刷版が形成された。この記録条件にて、200線の網
点形成を行ったところ網点面積率2%から98%までが
版上に形成できた。
【0058】また、得られた水なし平版印刷版の非画像
部をHEIDON(新東化学(株)製)で、0.25ミ
リのサファイア針で100gの荷重をかけてラインを書
き、シリコーンゴム層の耐傷性を評価した。このように
して形成された水なし平版印刷版を、印刷機を用いて印
刷したところ10万枚の汚れのない良好な印刷物が得ら
れた。
【0059】
【発明の効果】本発明の水なし平版原版は、レーザー光
によるヒートモード記録が可能であり、画像再現性およ
び耐傷性に優れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、レーザー光を熱に変換する
    ことによりシリコーンゴム層との密着性が低下する層お
    よび固形分量に対して10〜20重量%のオルガノハイ
    ドロジェンポリシロキサンを含有する付加型シリコーン
    ゴム層をこの順に積層してなることを特徴とする湿し水
    不要平版原版。
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