JPS6057823B2 - 濃縮燻液およびその製造法 - Google Patents

濃縮燻液およびその製造法

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JPS6057823B2
JPS6057823B2 JP53164531A JP16453178A JPS6057823B2 JP S6057823 B2 JPS6057823 B2 JP S6057823B2 JP 53164531 A JP53164531 A JP 53164531A JP 16453178 A JP16453178 A JP 16453178A JP S6057823 B2 JPS6057823 B2 JP S6057823B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B4/00General methods for preserving meat, sausages, fish or fish products
    • A23B4/044Smoking; Smoking devices
    • A23B4/048Smoking; Smoking devices with addition of chemicals other than natural smoke
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L27/00Spices; Flavouring agents or condiments; Artificial sweetening agents; Table salts; Dietetic salt substitutes; Preparation or treatment thereof
    • A23L27/20Synthetic spices, flavouring agents or condiments
    • A23L27/27Smoke flavours

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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセルロースおよび/もしくはグリニン材料を好
ましくは蒸気の存在下に分解蒸留して形成された木材の
煙から得た燻液濃縮物、この燻液濃縮物による食用材料
の処理方法又こうして得た食用材料および種々の物理形
の燻液調製物に関する。
通例通風燻煙室て行なわれるエアゾル状態の木材の煙を
作用させて食料に燻煙内フレーバおよび/もしくは味を
付与することは既知である。
これらの室で煙成分の食品への移行は拡散によつて起こ
る。しばしば静電気の作用下に食品に沈着する煙も使用
される。しかし、食品に対する煙の直接作用は非経済的
であるのみでなく、又有害な煙成分、特に発ガン性多環
状炭化水素が食品に沈着することもある。これを避ける
ために、燻液調製物を添加することによる食品の燻煙も
提案された。
r侭液ョなる言葉は食品がその液状媒体にさらされる場
合直接.燻煙技術により達成されるフレーバおよび/も
しくは味に似た煙フレーバおよび/もしくは味を食品に
付与することができる任意のそしてすべての液体媒体を
含むことを意味する。しかし当業者に既知の燻液調製物
は多くは代表丁的燻煙生成物のフレーバおよび/もしく
は味と、かなり異るという不利益を受ける。
これは主として、セルロースおよび/もしくはリグニン
材料(任意にはアロマ性植物と結合した)の分解蒸留に
より得られる煙は生理的に有害な成分を除くた−めに1
つもしくはそれ以上の化学的および/もしくは物理的処
理を受けるという事実による。しかしこの連続する方法
工程において、生理的に有害であるこれら成分のすべて
もしくは大部分が除去されるのみでなく、又貴重なアロ
マ成分も除去され、こうして燻煙調整物から特別の燻煙
生成物のアロマおよび/もしくは味を奪う。「DieF
Ieischwirtschaft」5巻、2号、18
3〜18頂(1974)には、多数の市販燻液調製物の
調査結果が示された。
特定燻煙フレーバおよび/もしくは味は約66%がフェ
ノール化合物に約14%がカルボニル化合物に、そして
約20%が残りの成分に帰すると結合された。300以
上の化合物がセルロースおよび/もしくはリグニン材料
の分解蒸留による液状生成物中に同定されたが、従つて
これはどの化合物が特定燻煙フレーバおよび/もしくは
味の原因になるかについて明かに示すことができないこ
とを意味する。
しかし、燻液中のフェノール化合物およびカルボニル化
合物は主として特定アロマおよび/もしくは味の原因で
あると結論された。
余りに低いフェノール化合物の濃度すなわち4f/eよ
り低い濃度は真の燻煙生成物のアロマおよび/もしくは
味の得られないことがわかつた。そしてフェノール化合
物の低濃度の燻液調製物が使用される場合には煙調製物
の適用量は高いことが要求される。これはカルボニル化
合物の濃度を余りに高くさせ、処理肉生成物中の必須ア
ミノ酸リジンの大きなロスを生じさせる。他方フェノー
ル化合物を全く含ます、主としてカルボニル化合物およ
び有機酸より成る煙調製物は特定のアロマおよび/もし
くは味を生成しなかつた。
更に高酸度は望ましくない。何故ならば酸は肉たん白と
反応し、加熱後の肉の保水性に損失を生じさせるからで
ある。きわめて満足できる燻液濃縮物は比較的低いフェ
ノール化合物濃度および比較的高いカルボニル化合物濃
度で得ることができ、生理的に許容しえない化合物を含
まず、前記不利益を示さないことがわかた。
従つて本発明は0.2r1gより少い3,4−ベンツピ
レンおよび1,2,5,6−ジベンツアンスラセン含量
を有し、セルロースおよび/もしくはリグニン材料の分
解蒸留により得た煙を処理することにより形成され、且
、(a)1μy/K9以下のタール含量(多環状芳香族
炭化水素として計算)(b)0.90〜1.60f/′
のフェノール化合物含量(フェノールとして計算)を有
し、そして、フェノール化合物含量対カルボニル化合物
含量(アセトンとして計算)対全滴定酸含量(酢酸とし
て計算)の比率はそれぞれ1:(17.0〜47.0)
(13.0〜40.0)である燻液濃縮物を供する
0.2ngより少い3,4−ベンツピレンおよび1,2
,5,6−ジベンツアンスラセン含量を有し、セルロー
スおよび/もしくはリグニン材料の分解蒸留により得た
燻液濃縮物は好ましくは、(a)1μy/K9以下のタ
ール含量(多環状芳香族炭化水素として計算)、(b)
1.00〜1.40f/lのフェノール化合物含量(フ
ェノールとして計算)およびそれぞれ1:(20.0〜
37.0) (14.0〜34.0)の比率を有する
フェノール化合物含量対カルボニル化合物含量(アセト
ンとして計算)対全滴定酸含量(酢酸として計算)を有
する。
燻液濃縮物の化学組成は20℃で測定される。
フェノール化合物含量は10m1の燻液濃縮物を蒸留水
で1000m1に稀釈して定量される。この稀釈溶液か
ら10m1が採取され、これにその後0.6m1の2重
量%4−アミノーアンチピリン溶液、2m1の歩アンモ
ニア溶液および2mLの2重量%フエリシアンカリ溶液
が添加される。それぞれの添加後にフラスコの中味は振
盪され、最後の添加後時間(t)が測定される。最終溶
液は蒸留水で100m1に稀釈され、正確に(t+2)
分後に、水と比較した溶液の吸光度は510mμで10
キユベツトで測定される(Es)。同じ条件下で、同じ
方法で対照溶液の吸光が測定され(Ebl)同様に1T
fLg/mlのフェノールを含む標準フェノール溶液の
吸光も測定される(Est)。yフェノール/eで表わ
され Es上b1るフェノール化合
物含量はE5,上b1から計算される。
カルボニル化合物含量(アルデヒドおよびケトン)はヒ
ドロキシルアミン塩酸塩をイソプロピルアルコールの存
在下に燻液濃縮物の一定量に添加して定量される。
その後カルボニル化合物との反応で遊離した塩酸の当量
がN苛性ソーダ溶液による滴定で測定される。燻液濃縮
物中のカルボニル化合物量はfアセトン/lで表わされ
る。全滴定酸含量は2m1の燻液濃縮物を23m1の蒸
留水で稀釈し、この溶液をPHメーターを用い0.1N
苛性ソーダ溶液で滴定して定量される。全滴定酸含量は
y酢酸/eで表わされる。
本発明による燻液濃縮物は適用に際しキャリアー、稀釈
剤もしくは吸着剤により稀釈される。
キャリアーとして塩、スパイス、キュアリング混合物、
薬用植物、薬味料、抽出物、合成および/もしくは天然
フレーバ付与剤および/もしくは着香調製物、食品成分
のような任意の食用物質を使用することができる。稀釈
剤として水、食酢のような酸性液、アルコール、食用油
、脂肪、油と水のエマルジョンおよび/もしくは他の生
理的に異議のない溶媒もしくは液を使用することができ
る。吸着剤としてマルデキストリンもしくは澱粉を使用
することが分る。最終用途により、本発明による0.0
1〜1鍾量%の燻液濃縮物を含むフレーバ付与および着
香調整粉は使用することができる。濃縮物は使用前に直
接稀釈することができる。燻液濃縮物の保存性を増大さ
せるために食品に許容される認可された抗酸化剤たとえ
ばブチルヒドロキシアニソール(BHA)およびジブチ
ルヒドロキシトルエン(BHT)をそこに添加すること
ができる。本発明は又食品がそのま)もしくは稀釈形の
燻液濃縮物で添加、浸漬、噴霧、注入などの方法により
処理される食品の処理方法をも供する。このような方法
では、燻液濃縮物のPHは食用酸もしくは塩酸を添加し
て調整することができる。食品は好ましくは肉、肉製品
および魚であるが、しかし、チーズおよびスプレツドの
ような酪農製l品、およびベーカリー製品もしくはフラ
イ油、又ウイスキー製造用モルトも燻液濃縮物で処理で
きることが明かであろう。燻液濃縮物は即席ミール、ソ
ース、ドレッシング、スープおよび同様の食品の燻煙ア
ロマ付与剤門および/もしくはフレーパ付与剤として使
用することもできる。
濃縮物はたとえばマルトデキストリンのようなキャリア
ー上に噴霧乾燥することにより、もしくは凍結乾燥によ
り、たとえば燻煙フレーバ付与剤として固形にすること
もできる。従)つて本発明はこれらの種々の物理形の本
発明による濃縮物をベースとする燻液濃縮物もしくは燻
液組成物を包含する。本発明による燻液濃縮物はセルロ
ースおよび/もしくはリグニン材料を、好ましくは蒸気
の存在下に分解蒸留して得られる煙を処理して得られる
本発明により処理される好ましい煙の生産方法は英国特
許第1137636号、同第1137637号および同
第1262925号明細書に記載され、引用のために本
出願に添加される。煙発生機により生じた煙は分別凝縮
させる。350〜450℃の温度で煙発生機から得た煙
は最初に飛散灰粒子から分離され、その後第1の重いタ
ールフラクシヨンが150〜2000Cの温度に冷却し
て除去される。
第2工程で煙は80〜120℃の温度に冷却され、その
結果第2のタールフラクシヨンが除去される。最後に生
成物は室温に冷却され、非凝縮性ガスが分離される。最
終燻液濃縮物の濃度およびPH値はたとえば水、および
食用酸もしくは無害な塩基のような稀釈剤をそれぞれ添
加して調整することができる。
分別凝縮はフェノール化合物含量(フェノールとして計
算)が0.90〜1.60y/′燻液濃縮物であり、一
方フェノール化合物含量対カルボニル化合物含量(アセ
トンとして計算)対全滴定酸含量(酢酸として計算)の
比率が1 (17.0〜47.0) (13.0〜4
0.0)であるように行なわれる。従つて本発明は0.
2r1gより少い3,4−ベンツピレンおよび1,2,
5,6−ジベンツアンスラセン含量を有し、セルロース
および/もしくはリグニン材料の乾留により形成された
木材煙から得、この凝縮木材煙を分別凝縮させ150〜
200℃の温度および80〜120℃の温度で凝縮する
タールフラクシヨンを除去し、そして非凝縮性ガスを分
離.する燻液濃縮物の製造方法をも包含する。
好ましくは170〜190℃および90〜100℃で凝
縮するタールフラクシヨンが除去される。本発明は以下
の非限定例により説明される。
例1英国特許第1137637号明細書(主として樫お
よびブナ材使用)に記載されるフエスマン(Fessn
lann)煙発生機により約400℃で得た木材煙は飛
散灰粒子から分離させ、その後タールの2フラクシヨン
をそれぞれ170℃および95℃で分別4凝縮させて除
去した。
非凝縮性ガスを分離し、得た最終燻液濃縮物は1.10
y/eのフェノール化合物含量を有し、一方フェノール
化合物含量対カルボニル化合物含量(アセトンとして計
算)対全滴定酸含量(酢酸として計算)の比率は1:3
3.6:24.5であつた。燻液濃縮物は3,4−ベン
ツピレンおよび1,2,5,6−ジベンツアンスラセン
を含まなかつた。(タール含量は1μf/K9より少い
)。フランクフルタータイプのソーセージを通例のケー
シングに充填して製造した:豚肉
50J重量%牛肉 2
.5重量%L リンド(RirKl)エマルジョン
10.喧量%豚脂 13.5
重量%水 16.鍾量%澱
粉 4.喧量%スパイス、塩
4J重量%こうして得たフランク
フルターソーセージは乾燥し、その後50′Cの温度の
上記燻液濃縮物に3@間浸漬した。
こうして得た製品は同じ方法で製造したが燻煙室で燻煙
した同じ組成のフランクフルターソーセージど比較した
比較は専問家の熟練味見パネル10人で行なつた。燻液
濃縮物に浸漬したフランクフルターソーセージは9人が
通例の製品より良いとした。フェノール含量が1.6y
/′より多い燻液濃縮物であるが、カルボニル化合物含
量および全滴定酸含量は本発明の範囲内にある燻液濃縮
物を使用する場合、専門家味見パネルは全員一致で燻煙
製品の代表的味を欠くという意見を表明した。
一方、8人は燻液濃縮物に浸漬したフランクフルターソ
ーセージは強い「フェノール性」味を有するとの意見を
表明した。カルボニル含量(アセトンとして計算)が本
発明による上記範囲以下であるが、一方フェノール化合
物含量は0.90〜1.60y/e燻液濃縮物で、全滴
定酸含量(酢酸として計算)は本発明による限定内であ
る燻液濃縮物を使用する場合、専門家味見パネル8人は
フランクフルターソーセージの色は許容しえないとした
そして、9人は燻液濃縮物に浸漬したソーセージより通
例の製法のフランクフルターソーセージを良いとした。
フェノール化合物含量は〜0.90〜1.60v/e燻
液濃縮物、そしてカルボニル化合物含量は本発明の限定
内てあるが、全滴定酸含量は本発明による限定内にはな
い燻液濃縮物を使用する場合、専門家味見パネル7人は
フランクフルターソーセージを許容しえないとした。
これらの結果は燻液濃縮物組成の各成分は必須であり、
そして3成分は所望最終結果、すなわち消費者の許容し
うる外観と代表的「燻煙」味を有するフランクフルター
ソーセージに対し組み合せ効果を有する。
例■ 例1で調製および記載の燻液濃縮物(すなわちフェノー
ル化合物含量1.10y/eおよびフェノール化合物含
量対カルボニル化合物含量対全滴定酸含量1:33.6
:24.5の比率を有する)を次の組成:豚腹肉トリミ
ング 33.4重量%血液
0.4重量%塩およびスパイス
3.踵量%乳酸菌培養物を含むソーセージ肉1J重
量%調製した燻液濃縮物 2.唾量%より成
るサラミタイプのポークソーセージの製造に使用した。
通例のケーシングに詰めた後、省略した燻煙室における
燻煙を除いて製品は通例のように加工した。
こうして得た生成物は同じ方法で製造したが、燻煙室に
おいて燻煙した同じ組成のポークソーセージと比較した
比較は10人の熟練味見パネルで行なつた。燻液濃縮物
を含むポークソーセージは通例の製品より9人が良いと
した。フェノール含量は1.60y/eより多いが、カ
ルボニル化合物含量および全滴定酸含量が本発明の範囲
内にある燻液濃縮物を使用した場合、味見パネルは全員
一致して燻煙製品の所要の味を欠くと意見を表明し、1
方8人は燻液濃縮物を含むポークソーセージは強い「フ
ェノール性」味を有すると見解を述べた。
カルボニル化合物含量(アセトンとして計算)が本発明
による規定範囲以下であるが、フェノール化合物含量は
0.90〜1.60y/e燻液濃縮物であり、全滴定酸
含量(酢酸として計算)は本発明による限定内にある燻
液濃縮物を使用した場合、8人の味見パネルはポークソ
ーセージの味を許容しえないσ酸つばく」且「フェノー
ル性」)と考え、7人は燻液濃縮物を含むソーセージ以
上に通例製造のポークソーセージを良いとした。
フェノール化合物含量およびカルボニル化合物含量は本
発明による限定内にある燻液濃縮物を使用した場合、8
人の味見パネルはポークソーセージの味を許容し得ない
とした。
例■ 例1で調製および記載した燻液濃縮物を次のスラリーニ
45重量%のマルトデキストリン(PaselllMD
一20;商標)5鍾量%の例1の燻液濃縮物 5重量%水 を製造することによつて乾燥燻煙フレーバ粉末付与剤の
製造に使用した。
このスラリーは噴霧乾燥機で乾燥(流入空気温度180
℃、排出空気温度95℃)した。
得た粉末は水で再構成する粉末スープおよび粉末ドレッ
シングのフレーバ付与に特に適する。乾燥スープ粉末は
:9踵量%の乾燥粉砕ピース 1.5重量%の薬用植物およびスパイス 1.5重量%の食塩 から製造した。
この混合物125yは前記燻液濃縮物を噴霧乾燥するこ
とにより製造した着香粉末2yと混合し、この粉末混合
物に水を加え1fのスープを得た(スープA)。
同じスープを本発明による燻煙フレーバ付与粉末を加え
ずに、しかし、フェノール化合物含量対カルボニル化合
物含量比が1;5の市販燻液フレーバ付与粉末の同量を
加えて製造した(スープB)。
熟練味見パネルによる検査により9人のうち7人は本発
明による燻煙フレーパ付与粉末を有するスープAを良い
とした。
例■ 英国特許第1137637号明細書(主として樫および
ブナ材を使用)記載のフエスマン燻煙発生機により約4
00℃を得た木材燻煙は飛散灰粒子から分離し、その後
、2タールフラクシヨンをそれぞれ16(代)および8
5℃で分別凝縮により除去した。
非凝縮性ガスを分別し、得た最終燻液濃縮物はフェノー
ル化合物含量0.92y/′であるが、一方フェノール
化合物含量対カルボニル化合物含量(アセトンとして計
算)対全滴定酸含量(酢酸として計算)比率は1:21
.7:19.6であつた。生成物はタール含量(多環状
芳香族炭化水素として計算)は1μy/K9以下で、3
,4−ベンツピレンおよび1,2,5,6−ジベンツア
ンスラセンを含まなかつた。この燻液濃縮物はランチヨ
ンミートの製造に使用した。通常この製品はその製造に
スモークベーコンを使用することにより代表的フレーお
よび味を獲得する。このスモークベーコンは通常の通風
燻煙室で燻煙して得、色々の品質および更に色々のター
ル含量を有する製品を生成する。又加工時間も非経済的
に長い。ランチヨンミートと同じフレーバおよびアロマ
を得られるスモークベーコンの代替物を見出することが
できるならば前記不利益を考えると非常に利益となろう
種々の市販燻煙フレーバ不与剤を試験したが、許容しう
る結果の得られたものは皆無であつた。7腫量%豚肉ト
リミング(全脂肪含量30%)、2.5重量%の最終塩
含量を供する塩および最終製品において3重量%の含量
を供する薬用植物およびスパイス、3重量%の穀粉およ
び残りが水の混合物をミンチし、ボールチョッパーで混
合した。
得たミンチ内混合物をケーシングに充填した(ランチヨ
ンミートA)。
ランチヨンミートA使用と同じ比率の同じ成分を有する
が、しかし、燻煙豚肉トリミングの代りに非燻煙豚肉ト
リミングを使用する別のバッチのランチヨンミートを製
造した。
この混合物に上記調製の燻煙濃縮物を0.4重量%を添
加した(ランチヨンミートB)。11人の熟練味見パネ
ルはランチヨンミートAとB間に味の上で何らの差異を
も見出すことはできなかつた。
従つて、燻液濃縮物は品質に何らのロスを与えることな
く、しかもスモークベーコンの使用に゛より含まれるす
べての欠点を避け(きわめて有利である)、ランチヨン
ミートのフレーバ付与に使用することができる。例V ベルリン風(Berliner)ソーセージは燻煙豚腹
肉、いわゆるデリカシー −ベリ(Delicacy−
反1y)の使用により製品に付与する美味な燻煙味を特
徴とする。
しかし、この製造方法はむしろ高価で通常の通風燻煙室
で得る燻煙豚腹肉の品質は非常に異る。市販燻液調製物
の使用を試みたが、これらは強いフェノール性味のソー
セージになるかもしくは全く燻煙味を有さないかのいず
れかであつた。2処方を作り、1は古典的燻液豚腹肉を
使用し、もう1つは例I調製の燻液濃縮物を使用した。
すなわち:処方A 4?量%の豚肝臓 45重量%の燻煙豚ほお肉 3重量%のポテト澱粉 3.5重量%の塩およびスパイス 6.5重量%の水 処方B 4踵量%の豚肝臓 51重量%の非燻煙豚ほお肉 3重量%のポテト澱粉 3.5重量%の塩およびスパイス 0.5重量%の例Iの燻液濃縮物 両処方とも同じ処法、すなわちボールチョッパーをチョ
ップしケーシングに充填、加熱して加工した。
熟練味見パネルが両タイプのベルリン風ソーセージを検
査し10人のうち7人が燻液濃縮物を適用したB処方の
ソーセージを良いとする結果になつた。
このことはベルリン風ソーセージの製造が本発明による
煙濃縮物を使用することによつて非常に改良され且簡略
化するのみでなく、又味およびフレーバが高価な燻煙豚
腹肉を使用する古典的方法で製造したベルリン風ソーセ
ージのものより良好であるとさえ考えられていることを
明白に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セルロースおよび/もしくはリグニン材料を分解蒸
    留して得た煙を処理することにより形成させ、そして0
    .2ngより少い3,4−ベンツピレンおよび1,2,
    5,6−ジベンツアンスラセン含量、1μg/kg以下
    のタール含量(多環状芳香族炭化水素として計算)およ
    び0.90〜1.60g/l、好ましくは1.00〜1
    .40g/lのフェノール化合物含量(フェノールとし
    て計算)を有し、そしてこの中のフェノール化合物含量
    対カルボニル化合物含量(アセトンとして計算)対全滴
    定酸含量(酢酸として計算)の比率は1:(17.0〜
    47.0):(13.0〜40.0)、好ましくは1:
    (20.0〜37.0):(14.0〜34.0)であ
    り、任意にはマルトデキストリンの存在下に乾燥させた
    、燻液濃縮物。 2 食品又は食品成分にスモークフレーバおよび/又は
    味を付与する方法において、セルロース物質および/又
    はリグニン物質を分解蒸留して得、そして3,4−ベン
    ツピレンおよび1,2,5,6−ジベンツアントラセン
    含量が0.2ngより低く、タール含量(多環状芳香族
    炭化水素として計算)が1μg/kgより低くおよびフ
    ェノール化合物含量(フェノールとして計算)が0.9
    0〜1.60g/l、望ましくは1.00〜1.40g
    /lであり、フェノール化合物含量:カルボニル化合物
    含量(アセトンとして計算):全滴定酸含量(酢酸とし
    て計算)の比率は1:(17.0−47.0):(13
    .0−40.0)、望ましくは1:(20.0−37.
    0):(14.0−34.0)である煙を処理して得た
    濃縮燻液0.01〜10重量%、任意にはマルトデキス
    トリンの存在下で乾燥したものを食品又は食品成分に加
    えることを特徴とする、上記方法。 3 0.2ngより少い3,4−ベンツピレンおよび1
    ,2,5,6−ジベンツアンスラセン含量、1μg/k
    gより少ないタール含量(多環状芳香族炭化水素として
    計算)および0.90〜1.60g/l、好ましくは1
    .00〜1.40g/lのフェノール化合物含量(フェ
    ノールとして計算)を有し、そしてこの中のフェノール
    化合物含量対カルボニル化合物含量(アセトンとして計
    算)対全滴定酸含量(酢酸として計算)の比率は1:(
    17.0〜47.0):(13.0〜40.0)、好ま
    しくは1:(20.0〜37.0):(14.0〜34
    .0)である濃縮燻液物の製造方法において、好ましく
    は蒸気の存在下に350〜450℃でセルロースおよび
    /もしくはリグニン物質を分解蒸留して得た煙を飛散灰
    粒子から分離し、煙を分画的に凝縮し、150〜200
    ℃好ましくは170〜190℃の温度に液を冷却して最
    初のタールフラクシヨンを除去し、その後80〜120
    ℃好ましくは90〜100℃の温度に液を冷却して第2
    のタールフラクシヨンを除去し、最後に非凝縮性ガスを
    分別しながら液を室温に冷却することを特徴とする、上
    記製造方法。
JP53164531A 1978-01-03 1978-12-27 濃縮燻液およびその製造法 Expired JPS6057823B2 (ja)

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