JPS6041111B2 - コ−クス製造原料の調整方法 - Google Patents

コ−クス製造原料の調整方法

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JPS6041111B2
JPS6041111B2 JP51141133A JP14113376A JPS6041111B2 JP S6041111 B2 JPS6041111 B2 JP S6041111B2 JP 51141133 A JP51141133 A JP 51141133A JP 14113376 A JP14113376 A JP 14113376A JP S6041111 B2 JPS6041111 B2 JP S6041111B2
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aromatic
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oil
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亘 右高
洋文 砂子
征良 小川
高徳 西畠
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10BDESTRUCTIVE DISTILLATION OF CARBONACEOUS MATERIALS FOR PRODUCTION OF GAS, COKE, TAR, OR SIMILAR MATERIALS
    • C10B57/00Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general
    • C10B57/04Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general using charges of special composition
    • C10B57/045Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general using charges of special composition containing mineral oils, bitumen, tar or the like or mixtures thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10BDESTRUCTIVE DISTILLATION OF CARBONACEOUS MATERIALS FOR PRODUCTION OF GAS, COKE, TAR, OR SIMILAR MATERIALS
    • C10B55/00Coking mineral oils, bitumen, tar, and the like or mixtures thereof with solid carbonaceous material

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、いわゆる超高電力操業電気炉用人造黒鉛電極
の製造に使用する異方性の大きい易黒鉛化性の針状コー
クスの製造法に関するもので、さらに詳しくは、コール
タールピッチを原料とし、これから特定の成分を除去し
た組成物をコークス化し易黒鉛化性の針状コークスを製
造する方法に関して、従来の方法に比較して極めて有利
な原料調整方法を提供する。
従来、コールタールピッチを原料として、易黒鈴化性針
状コークスを製造するための原料調整法としては、例え
ば、特公昭47一32722に、0乃至10k9/地の
圧力下において、350乃至39000で熱処理を行い
、しかる後に、軟化点乃至350℃の温度範囲で、5乃
至10ムmの炉過器で不溶性成分を炉別し、その炉液を
コークス化し易黒鉛化性針状コークスを得る方法が、ま
たドイツ特許第1189517号に、コールタールピッ
チを、50%洗浄油と混合し、その混合物のキノリン不
溶分を除去するために、140ooで真空回転フィル夕
を用いて炉過し、次に、真空蒸留により洗浄油を精製ピ
ッチから分離し、その精製ピッチをコークス化して、針
状もしくは線状の乾留コークスを得る方法が記述されて
いる。
しかしながらこれ等の方法では原料の大量処理を行うに
は非常に困難がある。即ち、溶解力の大きな溶剤を用い
てもその配合量を多くしないと相の粘度が高すぎ、分離
操作そのものが困難であり、又大量の溶剤を用いても、
前記不綾性成分は粒径が極めて小さく、ピッチ中に分散
ないいま懸濁状態で存在しているものでそれ程の効果は
なく却って大量の溶剤の処理に困難を来すものである。
更に炉過や遠心分離の際、フィル夕の目詰りや遠心分離
の連続操作維持の困難さ、粘鋼物質の飛散、付着による
装置保守の困難さ、等種々の問題があり、効率的な分離
は行えない。
その他大規模な遠心分離装置等を設置する事は価格的な
面からも不利である。いずれにしろ種々の点から従来の
方法は実験室的にはともかく工業的には到底有利な方法
とは言えないものである。本発明は、画期的な方法によ
り分離されるべき不溶性成分の粒蓬を増大させる事に成
功したものであり、自然重力下での沈降速度は約数〜数
10皿/分にも達し、連続あるいは加圧炉過、または遠
心分離等複雑な機構によらず、単なる静直沈降分離や液
体サイクロン程度の方法により工業的に極めて有利に石
炭系針状コークス製造のための原料調整法を提供しよう
とするものである。
本発明者等は、従来より知られているピッチ類の溶剤分
析を詳細に検討している間に、以下に述べる重大な事実
を発見した。
すなわち、コールタールピッチのような芳香族系組成物
を溶剤分析するに当り、その組成物と芳香族系溶媒に対
して貧溶媒である脂肪族系溶媒を、その組成物に加温状
態で芳香族系溶媒と同時に混合し、次いで放袷または冷
却することにより生ずる不溶性相の粒径が極めて増大し
、かつその不綾性相が粘着性を有しない領域があるとい
う驚くべき事実である。ただし、この時の各冷煤の組合
せと芳香族系組成物との構成比率は適当に選択しなけれ
ばならない。芳香族系組成物と溶媒との混合の他の方法
としてはまず芳香族系組成物と芳香族系溶媒を、加温状
態で混合し、次いで放袷または冷却する。この混合物は
芳香族系溶媒として常温で固体であるものを使用しても
、通常常温では液状である。これは英融現象による融点
降下ということで理解出来る。このような混合物に脂肪
族系溶媒を混合すると、生ずる事象は上記の場合と変ら
ない。さらに又芳香族系組成物と溶媒との混合の他の方
法は芳香族系組成物と脂肪族系溶媒とを先に混合し、次
いで芳香族系溶媒を混合する場合である。
この場合、芳香族系組成物と脂肪族系溶媒を混合する時
概して黒色のピッチ状の不溶性相が、容器の器壁や底に
沈着することがあるので、芳香族溶媒を混合するのに、
予め加熱しなければならないが、生ずる事象は可逆的で
、各溶媒の組合せと芳香族系組成物との構成比率で決ま
る。芳香族系組成物に対する溶媒の混合による不溶性相
の析出状態の理解のために、組成図を用いて説明する。
以下、本文中の記号は、その時点での第1図中の組成点
に対応する。第1図は不溶性相の析出ゾーンの概念図で
ある。芳香族系組成物と芳香族系溶媒を、その溶媒の沸
点以下の温度に加熱しながら混合し、放袷または冷却す
る(A点)。
この混合物は、既述のように通常常温では液状である。
これに脂肪族系溶媒を徐々に添加して行くと、B点で板
状結晶様の不溶性相の析出が始まる。さらに脂肪族系溶
媒を加え続けると、C点では析出した不溶性相は粘着性
を帯び始め、D点では黒色ピッチ状物質が容器の底部に
沈着するようになる。D点以後は、脂肪族系溶媒を加え
続けても、不溶性相の状態は変化しない。D点の組成物
に芳香族系溶媒を混合加熱し、放冷または冷却すると、
E点で再び粘着性のある板状結晶様の不溶性相が析出し
、さらに芳香族系溶媒を加えると、粘着性のない板状結
晶様の不溶性相となる(F点)。次いで加える溶媒を、
脂肪族系に戻すと、G点に至り不溶性相は粒状に変わり
始め、H点以後では全て粒状になる。このような溶媒の
混合による不溶性相の析出状態の変化において、A点か
らB点までの領域は、場合によっては油状のものが沈降
するので、オィリゾーンと称する。B点からC点までの
領域では板状結晶様の析出物となるので、クリスタルゾ
ーンと称し、D点の存在する領域では黒色ピッチ状物質
が現われるので、ピッチゾーンと称する。前述の説明の
通り、E点からF点を経てG点に至る間は、再びクリス
タルゾーンであるが、H点の存在する領域での不溶性相
はスラリ状を呈するので、スラリゾーンと称する。これ
らの領域間の境界は、不溶性相の状態を注意して観察す
ることにより、かなり明瞭に決定出来る。
クリスタルゾーンにおいて析出する板状結晶様の不溶性
相の大きさは、長径で数肋に達するのに、スラリゾーン
では、たかだか1〜0.5側程度の粒径に過ぎない。ピ
ッチゾーンでの析出物は粘着性があり黒色ピッチ状を呈
し、容器底部に一体となって沈澱し、通常芳香族系組成
物の軟化点(RB法)以上の軟化点を示すが、不溶性相
の分離そのものは極めて容易である。以上、芳香族系組
成物と各溶媒との比率による不溶性相の析出状態の変化
について述べたが、これらの各領域の範囲は使用する溶
媒の組合せによっても変わる。
その例を第1表に示す。芳香族系溶媒と脂肪族系溶媒と
の組合せにおいて、例えば、芳香族軽油と工業用ガソリ
ン4号のように相互に完全溶解する場合(すなわち、如
何なる混合比率においても一方の成分が析出しない。)
、クリスタルゾーンは、第1図に示す状態図において、
中央に向って縮小し、これと逆にスラリゾーンとピッチ
ゾーンが拡大してくる。ところが、第2表に例挙するよ
うな相互に完全には溶解せず或る割合の組成では、一方
の成分が析出するような溶媒の組合せにおいては、芳香
族系組成物と芳香族系溶媒を混合し、次いで脂肪族系溶
媒を混合する際、その添加につれて、溶媒の一方の成分
が不漆性相となって析出してくるが、芳香族系組成物中
に懸濁している微細な不落解物質(一般にキノリン不溶
分といわれている物質等)を核として不落性相に取り込
む。本発明は、この現象を巧みに利用するものである。
第1表 溶媒の組合せと比率の違いと不溶性相の析出状
態の変化の例単位 重量協 第2表 相互に完全には溶解しない溶媒組合せの例デイ
レードコーカー副生油は、コークス原料油を遅延コ−ク
ス化法によるコーク・ドラム(ディレードコーカー)に
装入した時、ドラム頂部よりの蒸気をコンビネーション
塔に装入してこの蒸留塔より得る油である。
抜き出し段によって比較的竪質油(LO)と比較的車質
油(HO)がある。何れも使用可能であるが、LOの方
が使用上好ましい。このLOの物性は、5容量%留出温
度20000、3畔容量%留出温度22000、95容
量%蟹出温度283℃、比重(15/400)0.99
0であり、殆んど100%芳香族系油である。工業用ガ
ソリンはJISK2201工業用ガソリン4号で、引火
点3000以下、5容量%蟹出180qo以下、終留点
205oo、灯油はJISK 2203の灯油1号であ
り、引火点40oC以上、95容量%の留出270oo
以下である。芳香族系軽油とは、コールタール蒸留で得
られる沸点範囲220〜300q0の油であり、一般に
は洗浄油又は吸収油と称される油であり、5容量%留出
温度241℃、5破き量%留出温度261℃、9弦容量
%留出温度28500の油である。
石油系軽油と対照して同程度の沸点の芳香族系軽油と称
したのであり、一般にいうタール軽油(沸点80〜20
0oo)とは異なる。コールタール軟ピッチ(軟化点6
0q0以下)を原料の芳香族系組成物とする場合、本発
明の実施例では軟化点23〜2400の軟ピッチを使用
したが、軟化点35午0の欧ピッチを使用する場合は、
軟化点10℃の上昇について、ほぼ7重量%だけ、欧ピ
ッチ中の芳香族溶剤が減少しているのと等価と考えてよ
く、その分添加する芳香族系溶媒を増量する必要があり
、逆に軟化点から500下がれば、軟ピッチ中の芳香族
溶剤が3.5重量%だけ増加しているのと等価とし、そ
の分、添加する芳香族系溶媒を減少する必要がある。
以上は軟ピッチ間の推定であるが、中ピッチ(軟化点6
0℃以上)について推定する場合は、欧ピッチの軟化点
より4000高ければ、芳香族溶剤は約2の重量%だけ
減少しているとしてその分、添加する芳香族溶剤を増加
する必要がある。
従って、三角図表中のピッチゾ−ンの境界線も芳香族系
組成物の軟化点によって変動して来る、しかしこれは前
記のように推定できる。第2表のディレードコーカー副
生油と灯油の組合せの場合、第1表に対応する添加比率
を記載すると次の第3表の通りとなる。
(第1図に目盛りを付した時のA、B、C、・・・・・
・日の組成点に対応している。)これを図に示したのが
第3図であり、ゾ−ンの境界線の位置は、第1図と同一
である。
この現象の結果として、溶媒の組合せを選択しその比率
を調節することにより、芳香族系組成物中の不溶解物質
は、溶媒の混合により析出する不熔性相に含まれ、容易
に沈降分離し、さらに炉過処理を必要とする場合におい
ても、炉材の目語り等を起すことはない。
すなわち、このような溶媒処理によって、芳香族系組成
物に含まれる不溶解性物質の除去が極めて容易となる。
本発明においては、原料の芳香族組成物との対応におい
て、溶媒の混合比率を調整することにより、不溶性相を
ピッチゾーンの析出状態で析出させる事に最大の特徴が
ある。
ピッチゾーンとは、不溶一性相が自然重力下での沈降速
度が5側/分以上で、不潟性相の軟化点が原料芳香族系
組成物の軟化点〔環球法(RB法)〕以上の軟化点を示
す帯城である。これはコールタールピッチの軟化点との
関連について前記に説明したが、使用する芳香族系溶媒
、脂肪族溶媒が変ると帯域も変化する。第1表のコルタ
ール軟ピッチ(軟化点23oo)−芳香族系軽油−工業
用ガソリン4号については、第2図に示すピッチゾーン
となる。第3表のコールタール軟ピッチ(軟化点24℃
)−ディレードコーカー創生油(LO)−灯油の組合せ
については、第3図に示すピッチゾーンとなる。ピッチ
ゾーンの芳香族系溶媒の少し、帯域については、芳香族
系溶媒を添加しない底辺が排除されることは勿論である
が、芳香族系溶媒の添加量の少し、帯城では、同一温度
での粘度が次第に大となり、沈降速度が遅くなる。5柳
/分未満の帯城は分離が悪く、ピッチゾーンの特性を有
しないが、この添加量の限界は芳香族系溶媒によって異
る。
前記第2図、第3図の溶媒組合せでは芳香族系溶煤8重
量%以上が好ましい。溶媒の混合比率を調節することに
よりとは、前記例示した溶媒の組合せでは第2図、第3
図のピッチゾーンの混合比率に欧ピッチ−芳香族系溶媒
−脂肪族系溶媒を選択することである。但し、原料コ−
ルタール欧ピッチも、溶剤の芳香族系軽油、ディレード
コーカ−副生油、工業用ガソリン4号、灯油も多成分系
油であるから、成分の変動によって、この境界は若干変
動する。その時はあくまで前記の沈降速度と下層物の軟
化点を保持する範囲がピッチゾ−ンである。これ以外の
溶媒の場合には、先ず三者を同じ割合で混合し、下層物
が結晶ないし粒状であり、沈降速度が5帆/分よりおそ
く、下層物の軟化点がピッチの軟化点より低い時は、芳
香族系溶媒を減らし、第1図でいえばFD線を下に下り
、下層物の沈降速度が5柵/分より早く、軟化点が原料
ピッチより高くなければ、そこはピッチゾーンである。
更に最適配合に到達するには、脂肪族系溶媒の配合量を
減らし、第1図のDC線を右に行き、再び下層物の沈降
速度が遅くなり、軟化点が下ったら、その点より再び芳
香族系溶媒を減少させ再びピッチゾーンに到達すること
により、同一量のピッチに対し少い溶媒配合でのピッチ
ゾ−ン内の配合割合に到達できる。最適配合の点は例示
のようにピッチゾーンのピッチ配合の高い方にある。こ
の沈降速度の測定法は、円筒又は角型などの横断面が一
定の容器に凝拝機をつけ、全体を恒温槽の中につける。
この容器に深さd肋だけ前記混合液を入れ鷹梓静遣して
、不溶性相が沈降する時間t(分)を測定する。これは
上燈液と硬さが非常に男るので、上部より捧をさし込ん
で容易に沈降した不溶性相の面を知ることができる。t
分後の不港性相の深さをd2肋とすれば、沈降速度v(
肌/分)は、V=午三(肌/分) らが小さい時は、 V〒手(側/分) である。
クリスタルゾーンでは、不溶性相は、板状結晶様であり
、長径で数側に達する場合もある。
この場合結晶状であるので、炉過は非常にやり易いが、
静暦沈降させると沈降速度は遅く、1側/分以下である
。これは結晶間に上燈液を含んだ形となるためで、不溶
性相/軟ピッチの割合が多くなり、静暦分離では上燈液
の収率が低くなる。これに対して、ピッチゾーンは、不
溶性相が粘瀬で炉過には通しないが、静贋沈降させると
沈降速度は5肋/分以上、最適ゾーンでは1仇肋/分以
上となる。又不熔性相の軟化点を測定すると、原料の欧
ピッチの軟化点より高くなる。これに対しクリスタルゾ
ーンでは、不溶性相に上燈液が含まれて来る事もあり、
軟化点は低くて測定不能であった。第2図のコールター
ル軟ピッチ(軟化点23oC)−芳香族系軽油−工業用
ガソリン4号の組合せについて、最も好ましい配合比率
は、コールタール欧ピッチ50重量%以上芳香族系軽油
8重量%以上、工業用ガソリン4号対芳香族系軽油の比
率が1.07以上の範囲であって、第2図の斜線で囲っ
た帯域である。第3図のコールタール軟ピッチ(軟化点
2400)−ディレードコーカー富。生油(LO)−灯
油の組合せについて、最も好ましい配合比率は、コール
タール軟ピッチ5の重量%以上、ディレードコーカ−創
生油(LO)8重量%以上、灯油対LOの比率が1.5
5以上の範囲である。この好ましい範囲では、上燈液の
収率が混合液全体に対し80重量%以上になる。温度に
ついては、常温から14000の範囲で、不溶性相を沈
降するが、クIJスタルゾーンでは芳香族系溶媒が、ピ
ッチゾーンより比較的多く配合されるゾーンであるので
、低温でも比較的低粘度であり、あまり温度が高くなる
と芳香族系溶媒の種類によっては結晶性の不落性相が溶
解する傾向があり、ピッチの軟化点以上70℃程度迄が
好ましいのに対し、ピッチゾーンでは、芳香族系溶媒が
比較的少く配合されるゾーンであるので、比較的高温に
しないと低粘度にならない場合もあり、又高温にしても
不溶性相の分離に問題がないばかりか不落性相の流動性
がよくなり、排出にも好適であるので、70〜140q
oが好ましく、更に100〜130oo程度が最適であ
る。
次に本発明の手順について詳述する。
本発明は、コールタールピッチを、出発原料とし、通常
の方法、例えば遅延コークス化法でコークス化し、次い
で蝦暁することにより易黒鉛化性針状コークスを製造す
る場合、これらの原料に、芳香族系溶媒と脂肪族系溶媒
とを、常圧下常温から140℃で混合すると生ずる不溶
性相が、原料中の易黒鉛化性を防げる不溶解物質をとり
こみ粗大な粒子となり容易に分離する、石炭系針状コー
クス製造原料の調整法である。ここで本発明に使用する
コールタールピッチとは、石炭の高温乾留時に生成する
コールタールを蒸留し竪質油分を蟹去したもので軟ピッ
チ又は中ピッチ何れも使用できる。
本発明に使用する芳香族系溶媒は、コールタールピッチ
を熔解し、低粘度の液を生成する沸点220〜3600
0範囲の油を主成分とする多成分系油を使用する。実際
の油としては、デイレードコーカー副生油(LO)、芳
香族系軽油、クレオソート油、アントラセン油等である
。クレオソート油は、JISK 2470のクレオソー
ト油1号で、235ooまでの蟹出量25容量%以下、
235〜31500間の蟹出量4庇容量%以上、315
00までの留出量5舷容量%以上、235〜31500
間留分の比重(40/4)1.0沙よ上を使用する。ァ
ントラセン油は、5容量%蟹出温度27300、5咳容
量%留出温度315℃、95容量%蟹出温度346℃、
比重1.068(7500)が好ましい。一方、脂肪族
系溶媒においても、ナフサ、灯軽油等構成成分が脂肪族
炭化水素であれば何ら限定されることない。
灯油1号の如き220〜30000範囲の溶媒が好まし
い。コールタールピッチと各溶媒との混合には、まずコ
ールタールピッチと芳香族系溶媒とを、コールタールピ
ッチが貯蔵されている温度(通常80〜140qo)で
混合し、次いで脂肪族系溶媒を混合すること、あるいは
、コールタールピッチに各溶媒を同時に加えても状態変
化は可逆的であり、全般的に不漆性相の析出の最終状態
には何ら支障はない。
また、溶媒を混合する場合、沈降物の分離工程で必要な
所定の温度が維持されるよう加溢する。コールタールピ
ッチと各溶媒との混合は、全体が均一になればよく、何
ら特殊な方式を必要とせず、析出する不溶性相の比重は
、混合組成液のそれよりも大きく静層すれば遠かに沈降
する。
その所要時間はたかだか数分である。これまでの方法で
は、不溶解物質の除去工程において、その粒径が10仏
の以下と小さいことに起因する難点、あるいは沈降物に
流動性を付与し1こくいことによる難点があったが、本
発明においては、析出する不溶性相の粒径を増大させる
ことに成功した結果、この不溶性相の分離が極めて容易
となった。これは本発明の特徴の一つである。本発明の
別の特徴は、分離帯域の保持温度が低いことである。
従来公知の方法では、組成物の粘性を低下させるため、
加熱を、場合によっては加圧を要したが、本発明におい
ては、添加油の混合割合が不溶性相がピッチ状を呈する
ピッチゾーンで混合分離するので、不溶性相の粒径が増
大し、同一の系の粘度においても沈降速度が極めて大き
くなることと、芳香族炭化水素として沸点220〜36
000範囲の油を主成分とする多成分系油を使用してい
るので、組成物の粘度が多成分系の共融現象で低いこと
から、比較的低温度にも拘らず、同時に添加する脂肪族
系溶媒が容易にコールタールピッチの内部に進入し、キ
ノリン不溶分に近づき、これを核として不溶性沈澱物を
形成しうろことになる。このように混合燈梓及び静暦分
離温度を100〜130oo、140こ○以下に低くし
得る事は本発明の大きな特徴であり、この低温度でも静
暦分離に重要な特性値となる粘度を極めて低く保持でき
るばかりでなく、このキノリン不熔分除去工程でのエネ
ルギー消費を少〈し得るばかりでなく、混合蝿梓、静置
分離槽を低圧にでき、設備費の低減にも大きな効果があ
る。
分離帯城における不溶性相の分離には、静置分離・液体
サイクロン・遠心分離等あるいはそれらの組合せ方式が
採用出来る。
分離帯城を経た上燈液は、常圧あるいは減圧蒸留により
使用した脂肪族系溶媒を単独あるいは混合溶媒として調
整原料から分離するのが好ましい。蟹去される溶媒は再
使用されるが、この蒸留で、原料コール夕−ルピッチに
含まれる軽質分も若干溶媒とともに留去される。さらに
は、この蒸留工程そのものを省略して、不溶性相の分離
帯城を経た上澄液を、そのまま遅延コークス化法の原料
として装入し、その工程に常備されている蒸留塔におい
て、各溶媒を回収することも可能である。このようにし
て調整された石炭系原料から通常コークス化法によって
生コークスを得、さらに蝦暁して易黒鉛化性針状コーク
スを製造するとが出来る。以下、本発明の理解のため、
実施例をもって説明するが、これらの条件に何ら限定さ
れるものではない。実施例 1 トルェン不溶分8.2%、キノリン不溶分2.4%のコ
ールタール軟ピッチ60%に、ディレードコーカー副生
油(初留点160qo、10容量%留出温度200℃、
3破き量%蟹出温度220℃、9接客量%、蟹出温度2
83qo)15%、灯油25%を加え、120qoで混
合燈拝し放冷した。
析出した不落性相は、極めてすみやかに沈降し、黒色ピ
ッチ状を呈し、容器底部に一体となって沈降した。沈降
速度は2仇吻/分で、下層物の軟化点は29ooであっ
た。この不溶性相を静鷹分離した上燈液を減圧蒸留して
得られた調整原料の軟化点は、2がo、トルェン不溶分
6.3%、キノリン不溶分は痕跡であった。調整原料を
オートクレープで2.5k9/鮒にて炭化したところ、
流れ構造の発達した生コークスを、コールタール敏ピッ
チに対して55%の収率で得た。これを蝦焼し、280
0qoで黒鉛化したものの熱膨張係数は0.7×10‐
6/度であり、学振法によるX線解析の結果Coは6.
723Aであった。実施例 2 軟化点23oo、トルェン不溶分7.9%、キノリン不
落分2.2%のコールタール軟ピッチ1部に、芳香族系
軽油(JISK2254による初留点191℃、乾点3
28q0)1/6部を7000で混合縄拝し放冷後、工
業用ガソリン4号(JISK2201)を1′が部加え
混合した。
析出した不溶性相は黒色ピッチ状物質で、その軟化点は
28ooその沈降速度は33柳/分に達しこれを沈降分
離した上燈液を減圧蒸留して得られた調整原料の軟化点
は、27℃、トルェン不溶分5.2%、キノリン不溶分
は痕跡であった。前例と同じ条件で炭化して得られた生
コークスは、コールタール欧ピッチに対して収率51%
で、発達した流れ構造を示した。このものの2800午
0黒鉛化後の熱膨張係数は0.9×10‐6/度であり
、学振法によるX線解析の結果Coは6.720Aであ
った。比較例 1コールタール軟ピッチ(SOP軟化点
2400)を原料とし、デイレードコーカー創生油(L
O)、灯油を添加溶剤とした場合について、ピッチゾー
ンとクIJスタルゾーンの比較を行った。
操作は実施例1と同様とし、静贋分離を行った。温度は
共通に6o。0で行つた。
上澄液中のキノリン不溶分は何れも0.1多以下であっ
た。
サフィックス1は本発明、サフィックス2は比較例であ
る。(み下層物の割合は、原料SOPを100部とした
時の下層物の割合で、XI点の場合SOP30重量※を
100部とするので、混合液全体は333部となり、そ
の中で下層物が67部という意味である。この値は、上
燈液のキハJン不溶分が0.1歌以下である限り小さい
方がょい。比較例 2コールタール軟ピッチ(SOP軟
化点23oo)を原料とし、芳香族系軽油(WO)、工
業用ガソリン4号(MS)を添加溶剤とした場合につい
て、本発明のピッチゾーンと比較例のクリスタルゾーン
の比較を行った。
操業は実施例2と同様として、静道分離を行った。
温度は共通に60℃とした。サフィックス1は本発明、
サフィックス2は比較例である。上澄液中のキノリン不
溶分は何れも0.1携以下であった。
(共2)下層物の割合は、原料SOPを100さキーミ
とした時の下層物の部数、LI点の場合、SOP25重
量多を1 00部とするので、混合液全体は400部と
なり、その中で下層物が63部という意味である。比較
例 3コールタールピッチ中のキノリン不溶分を除去す
る従来技術としては、直接コールタールピッチを加熱し
て溶融し、炉過又は遠心分離するか、芳香族系溶媒で稀
釈し、更に温度を上げて粘度を下げて、炉過又は遠心分
離する方法が知られている。
コールタール軟ピッチ(軟化点35oo)を150℃に
加熱して、粘度を下げ、直接炉過する方法では、炉過助
剤によって若干異るが、40〜50k9′わ・hr程度
の炉過量である。軟ピッチに芳香族系溶媒を1:1配合
して、150ooに加熱して、炉過した場合でも100
〜120kg′で・hr程度である。炉過機の炉過面積
1め当りの炉過量を示したものである。今渡りに10力
の炉過機を使用したとしても前者で400〜500k9
′hr、稀釈した場合でも1〜1.2/hrである。し
かも粘楓液を150qoの高温で炉遇しなければならず
温度が低下すると固結するという極めて困難な作業を行
わねばならない。
又、炉過助剤の入ったケーキの処理も困難である。しか
も加圧炉週を行わねばならない。稀釈した場合もピッチ
に換算すると500〜600k9/hrの処理でしかな
い。これに対して、本発明は、単なる静直沈降により分
離可能であるので、暇り1こ200あの静暦沈降槽を使
用し、これに加熱した混合液を装入するだけで、連続操
作を行うとして安全を見て、滞留時間を5時間としても
混合液として4■/hr、ピッチ6の重量%として24
t/hrの処理が可能である。混合液は連続的に袋入し
、下層の不溶性層も連続的に抜取可能で何等の可動部分
がない。本発明が工業的に大量のコールタールピッチを
処理する上において如何に大きな技術的効果を奏するか
明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、芳香族系組成物に対する溶媒の混合比率と不
港性相の析出状態を示す概念図である。 第2図は、コールタール軟ピッチを原料とし、芳香族系
軽油、工業用ガソリン4号を溶媒とした場合の混合比率
と不溶性相の析出状態特にピッチゾーンおよび好ましい
ゾーンを示した図である。第3図は、コールタール軟ピ
ッチを原料とし、ディレードコーカー副生油、灯油を溶
媒とした場合の混合比率と不溶性相の析出状態、特にピ
ッチゾーンおよび好ましいゾーンを示した図である。第
1図第3図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コールタールピツチに対して、沸点220〜360
    ℃の範囲の油を主成分とする多成分系の芳香族系溶媒と
    脂肪族系溶媒とを、常圧下、常温から140℃の範囲で
    混合し、溶媒の混合率を調整することにより不溶性相を
    ピツチゾーンの析出状態で析出させ、生成した不溶解物
    質を分離した上澄液をコークス製造原料とする石炭系針
    状コークス製造原料の調整方法。
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PL112247B1 (en) 1980-10-31
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US4127472A (en) 1978-11-28

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