JPS6034599B2 - 炭素材用バインダ−ピツチの製法 - Google Patents

炭素材用バインダ−ピツチの製法

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JPS6034599B2
JPS6034599B2 JP7444177A JP7444177A JPS6034599B2 JP S6034599 B2 JPS6034599 B2 JP S6034599B2 JP 7444177 A JP7444177 A JP 7444177A JP 7444177 A JP7444177 A JP 7444177A JP S6034599 B2 JPS6034599 B2 JP S6034599B2
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洋文 砂子
義充 川上
亘 右高
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は黒鉛電極、炭素ないし黒鉛成形体製造用のバイ
ンダーピッチの製法に関する。
従来、黒鉛電極、黒鉛成型体等の製造用のバインダーピ
ッチはコ‐‐ルタールピッチから製造されている。
バインダーピッチはその8レジン含量(本発明では試料
のトルェン不溶分(重量%)ーキノリン不溶分(重量%
)の値を言う。)が大きく、又、そのキノリソ不落分(
以下QIと言う)含量があるレベル以下のものが使用さ
れる。最近になり、より高級な黒鉛電極、炭素ないし黒
鉛成型体等が要求される様になり、それ等に便用される
バインダーピッチの性状もよりQI舎量の低いものが要
求されて来つ)ある。周知の如く、コール夕−ルピッチ
の8レジン含量は小さく、通常熱改質等により8レジン
舎量を増加させ、バインダーピッチとしているものであ
るが、同時にQI含量が増加し、か)るQI舎量の増加
をいかにして阻止するかが、当業者の大きな課題の一つ
であった。又、よりQIの含量の低いバインダーピッチ
の要求に対しては、益々この問題の比重は大きく、何等
かの対応策が望まれていたものである。本発明は上述の
問題点を解決せんとするものであり、炭素材用のバイン
ダーピッチの新規な製法を提供せんとするものである。
本発明者等は原料ピッチ中のQI成分を0.5重量%以
下となるよう予め除去すれば、そのピッチを原料として
熱故質により8レジンを増加させる際、QI含量を著し
く得る事、又、例えQI含量が増加してもそれから得ら
れるバインダーピッチは従来のバインダーピッチと著し
く異なるものである事を見出し本発明を完成させたもの
である。従来、原料ピッチ中のQI成分の除去方法とし
ては、原料ピッチにキノリン、アントラセン油、ナフタ
レン油等の芳香族系溶剤にて溶解稀釈して粘度を下げ、
炉過又は遠心分離によってQI成分を分離する方法が知
られている。
しかしこの従釆方法ではQI成分が粒径10山以下のコ
ロイド状の微粒子であるため、炉過もやれ遠心分離不完
全により、QI成分の除去が不完全で、特開昭47−1
103び号公報の実施例においてもQI成分を0.8重
量%迄下げるのがやっとであり、高温における炉週、遠
心分離作業の困難さと相まって、工業的には実施されて
いる事を聞かない。本発明は、含QI原料ピッチ類に脂
肪族系溶剤と芳香族系溶剤とを特定割合に添加燈拝し、
生成した不溶性沈澱物を分離し、更に溶剤を分離しQI
含量を0.5重量%以下と低くすれば、QI除去後に熱
改質のため加熱処理を行っても、QIの増加は僅かであ
り、又増加しても当初からのQIと性状が異り、該バイ
ンダーピッチで生成焼成した黒鉛電極の電気比抵抗、熱
膨脹係数に悪影響を与えないことを見出し、QI含量を
0.5重量%以下に低減させる工業的に実施加能な方法
を提供せんとするものである。即ち本発明は、含QIコ
ールタールピッチ原料に5容量%留出温度80qo以上
、かつ9弦容量%留出温度35000以下の脂肪族系溶
剤及び芳香族系溶剤を添加混合し、含QIピッチ成分、
芳香族系溶剤及び脂肪族系溶剤の三者が混合後において
、ピッチ成分が40〜8の重量%、芳香族系溶剤40〜
5重量%、脂肪族系溶剤45〜15重量%割合で含まれ
るようにし、15〜140ooの温度で燭拝し、生成し
た不溶’性沈澱物を分離除去し、キノリン不溶分含量が
0.5重量%未満のピッチ成分を得、このピッチ成分に
対して、熱改質又は鰹質油分の除去と熱改質とを行う事
を特徴とする炭素材用バインダーピッチの製法である。
本発明において、脱QIしたコールタールピッチ(以下
単に脱QIピッチ類という)は、そのQI舎量が0.5
重量%以下、好ましくは0.1重量%未満のものが必要
である。
脱QIピッチ類のQI含量が0.5重量%以上であると
、熱教質に際し、そのピッチ類のQI含量の増加が大き
く、目的とするものが得難くなる。しかもQI含量の数
値は同じでも、脱QIの方法によって、熱改質時のQI
の増加に大きな差違を生じてくる。脱QIを、従来法の
ように芳香族系溶剤で稀釈して、炉別又は遠心分離する
方法では稀釈が充分である程、分離されるQI成分は、
QI成分そのものだけが分離する、この場合8ーレジン
成分の損失が少いという利点はあるかも知れないが、8
ーレジンの分子量選別は殆んど行われない。それに比較
して、本発明の脱QI法は、ピッチ類に脂肪族系溶剤と
芳香族系溶剤とを、混合後に前記割合となるように混合
するので、特に脂肪族系溶剤の存在により、(芳香族系
溶剤はピッチ類を溶解稀釈し、低粘度化して、脂肪族系
溶剤がピッチ類の内部にまで進入し易くする。)8−レ
ジンの溶解のバランスがくずれ、8−レジン中の高分子
量のもの、場合によっては、これを更に芳香族化合物中
の結晶成分が加わったものが、QI粒子のまわりに不落
性物質として析出して来て、粒子が数分の1柵〜数側と
大きくなり、同じ遠心分離操作を行っても、QI成分だ
けの時より、遥かに効率的分離が可能となり、更に工業
的に極めて有利な静贋分離さえ可能になる。そればかり
でなく、8ーレジンの内高分子量のものは後の熱改質に
おいて、QI成分になり易いものであるが、これが不溶
性物質として予め除かれるために、後の熱改質において
QI成分の増加が少し、ばかりでなく、QI成分として
増加しても、当初からのQI挙動が異り、電極特性に悪
影響がないという驚くべき差違を生ずる。この本発明に
おける脱QIの方法を以下に詳述する。この方法は、ピ
ッチ類に、沸点又は9甥容量%蟹出する温度が350ご
0化下の脂肪族系溶剤と沸点220〜360qo範囲の
油を主成分とする多成分芳香族系溶剤とを混合し、析出
する不糟性物質を分離した後、得られる上燈液を蒸留し
、QIの除去されたピッチ類を得るものである。この方
法に使用する芳香族系溶剤としては、石炭タール工業よ
り得られるクレオソート油、ァントラセ油、ピッチ油、
吸収油もしくは洗浄油、ディレードコーカー法で石炭系
の生ピッチコークスを製造する際副生するコーカ一滴等
の名で知られている芳香族系の油の内、沸点220〜3
60oo範囲の油を主成分とする多成分系油を使用する
。通常、前記芳香族系の油類はアセナフテン、フルオレ
ン、アントラセン、フェナントレン等の芳香族系化合物
特に多環縮合系化合物を種々含有するものであり、これ
等の油類の多成分系の混合物の法が操作生等の点で好ま
しい。
多成分系油はピッチ類の溶解力が大であり、同量の添加
でより低粘度の溶液を得るばかりでなく、加熱損梓分離
を14000以下という低温度で行う事を可能にする。
又、この方法に使用する脂肪族系溶剤は沸点又は9弦容
量%留出する温度が350℃以下である事が必要であり
、好ましくは300qo以下である。又、上記脂肪族系
溶剤は5容量%蟹出する温度が好ましくは8000以上
より好ましくは150℃以上であるものが好適に使用さ
れる。これ等の例としては、nーヘキサン、石油ナフサ
、工業用ガソリン、灯油、石油系軽油等で上記留分にそ
れぞれ調整されたものがあげられるが、好ましくは、工
業用ガソリン、石油ナフサ、灯油で上記留分にそれぞれ
調整されたものである。脂肪族系溶剤で沸点又は95容
量%留出する温度が350℃を越える場合、例えば石油
重油の様な場合、後述する上燈液中に石油重油が含有さ
れる。そして、上燈液中の溶剤類は回収されるが溶剤沸
点の高いものはその回収操作が面倒であり、又、石油重
油の様な場合、溶剤回収をしても上燈液から得られる低
QI含量のピッチ類中に幾分その石油重油が残留し、後
の熱改質の際に、ピッチ類の膨張や泡立ちが見られる場
合があり危険であり、又、バインダーピッチの性状アッ
プにもならず、好ましくない。この方法においてピッチ
類、芳香族系溶剤及び脂肪族系溶剤の混合には、ピッチ
類と芳香族系溶剤とを最初に混合し、次いで、脂肪族系
溶剤を混合する事、あるいは、ピッチ類、芳香族系溶剤
及び脂肪族系溶剤の三者を同時に混合してもよい。
尚、上言己混合に際しては、使用するピッチ類や、芳香
族系ないし脂肪族系の溶剤類等に応じ変わるが、流動性
等の点で一般的には15〜1400C、好ましくは70
〜1400Cの温度にて混合する。あまり高温にしても
格別効果がなく、却って油蒸気が発生する。又、この際
、特に加圧する必要はなく、常圧でよい。ピッチ類、芳
香族系溶剤及び脂肪族系溶剤の混合は、例えば櫨拝等全
体が均一になればよく、何ら特殊な方式を必要としない
。混合時間は損梓効率等によって異なるが一般的には0
.5分〜5時間程度でよい。ピッチ類、芳香族系溶剤、
脂肪族系溶剤、それぞれの配合割合は使用するピッチ類
や、芳香族系ないし‘汎旨肋族系の溶剤類の種類・性状
混合、分離の条件等によっても変わるが、ピッチ類のそ
れはピッチ類、芳香族系溶剤及び脂肪族系溶剤の三者の
合計量の40〜80重量%、好ましくは50〜7唯重量
%であり、又、芳香族系溶剤のそれは上記三者の合計量
の40〜5重量%、好ましくは30〜8重量%であり、
更に脂肪族系溶剤のそれは上記三者の合計量の45〜1
5重量%、好ましくは40〜15重量%である。
ピッチ類の配合割合があまり低いと工業上実際的でなく
、又、逆にそれがあまり高いと混合系の粘度が高くなり
すぎる。芳香族系溶剤の配合割合があまり低いと混合系
の粘度が高くなりすぎ、又、不溶怪物質の析出や分離が
悪くなり、又、その配合割合があまり高いと、不顔性物
質の収率が低下する。
脂肪族系溶剤の配合割合があまり低いと、不溶性物質が
析出し難くなり、その収率も低下する、又、その配合割
合があまり高いと、ピッチ類中の有用成分をより多く沈
降させる場合がある。又、高価な脂肪族系溶剤を大量に
使用する事自体経済上得策でない。以上の様にピッチ類
、芳香族系溶剤及び脂肪族系溶剤を混合する事により、
不溶性物質が析出する。そして、本発明における不溶性
物質の分離には、重力沈降分離、液体サイクロン、遠心
分離等やそれ等の組合せ方式が採用できるが、好ましく
は重力沈降分離、液体サイクロン、によるものである。
尚、分離の際の温度は、ピッチ類、芳香族系溶剤、及び
脂肪族系溶剤の混合時の温度とほゞ同じでよい。分離さ
れた不落I性物質は使用するピッチ類、芳香族系溶剤、
及び脂肪族系溶剤の種類、や分離条件等により変わるが
一般的には黒褐色〜茶褐色の、砂粒状ないしピッチ状も
しくは板状結晶状である。通常これ等は数分の1肌〜数
脚、ないし団塊状の大きなものまで生成し得る。分離さ
れた不熔性物質はピッチコークス製造における原料のピ
ッチの一部や燃料等して使用し得る。又、不漆怪物質が
除かれた上燈液から常圧ないしは減圧蒸留により、使用
された芳香族系溶剤、や脂肪族系溶剤が回収される。
回収された溶剤類を適宜再使用してもよい。溶剤回収工
程を簡略化する為には使用する各溶剤の9受容量%留出
する温度を、芳香族系溶剤では300o○以下、脂肪族
系溶剤では250oo以下とする事が好ましい。以上の
様に不溶性物質が分離された上燈液から溶剤類を除く事
により、そのQI舎量が0.5重量%以下のピッチ類を
従来法に比べはるかに簡単に得る事ができる。この方法
におけるQIの除去機構は以下の如くである。
即ち、ピッチ類は芳香族系溶剤により溶解ないし稀釈さ
れる。一方、脂肪族系溶剤の存在により、その溶解性の
バランスがくずれ、ピッチ類中の比較的溶解し難い成分
例えば高分子量の成分等が不溶‘性物質となり析出して
来る。芳香族系溶剤により溶解ないし稀釈されたピッチ
類中に分散ないし懸濁している微細なQIは不落性物質
生成時にその核として不溶性物質中に取り込まれる。同
時にピッチ類中に存在する熱により容易にQIに変質す
る成分等も一緒に不溶性物質中に取り込まれるものと思
われる。従来ピッチ類中に存在するQIは通常その粒径
が10ム肌以下であり、工業的に効率良くQIの分離を
行う事は難かしかった。しかし、この方法によればQI
を含む不落性物質は数分の1肋〜数側、あるいはそれ以
上の大きさがあり、ピッチ類中から容易にQIを除去で
きる。本発明では前記ピッチ類、芳香族系溶剤、脂肪族
系溶剤の配合割合の範囲内では不溶性沈澱物の分離によ
る脱QI処理に引続いて更に、該ぬ1含量0.5重量%
以下のピッチ類を熱改質するか、熱改質と竪質油分の除
去を行う。
上記熱改質は当業界周知の方法でよいが、原料脱QIピ
ッチ類の内容が異る事により、起る反応は異なって来て
、同一処理を行っても、新たなQI生成量は少く、又生
成したQIも、当初かれ含まれていたQIとは電極特性
への影響を異にするもである。例えば、QI含量0.5
重量%以下のピッチ類は温度330〜470℃、好まし
くは350〜540oo、圧力常圧〜20k9/嫌G、
処理時間1〜4加持間、通常1〜2独時間程度熱処理す
る事によつり熱改質される。か)る熱改質により8レジ
ンの含有量を増加させる事ができる。又QI含量0.5
重量%以下のピッチ類が竪質油分を比較的多く含む場合
や、固定炭素類を上げたい時等には、熱改質と軽質油分
の除去とを行う事により効果的にバインダーピッチを得
る事ができる。具体的にはQI含量0.5重量%以下の
ピッチ類から軽質油分の一部を予め蒸留等により除去し
ておき、次いで残りのピッチ類を加熱処理した後、更に
軽質油分を除去するか、又は該ピッチ類をそのま)加熱
処理した後藤質油分を除去するか、該ピッチ類から竪質
油分を除去した後所定の加熱をするか、あるいは加熱し
ながらN2ガスを吹込む方法等談ピッチ類からの軽質油
分の除去と加熱処理とを同時に行うか、もしくはこれ等
の方式を適宜組合せてもよい。
以上の様に8レジン含量の増大されたピッチ類は適宜、
軟化点、粘度等が調整され、バインダーピッチとされる
上記調整は竪質油分の除去量の調整や、熱改質条件の調
整、又、場合によっては軽質油分を添加する事によりな
されてもよい。通常のコールタールピッチ等に含まれて
いるQIはその熱改質に際し、QI増加の核となる可能
性が大きいが、本発明の如く、QI舎量が0.5重量%
以下のピッチ類を熱改質する場合はQI増大の核となる
べきピッチ類中に本来存在していたQIがほとんど存在
していない為か、通常のコールタールピッチ等を同じ条
件で熱改質したものよりQI増加の度合が小さいという
利点を有する。又、QI含量が0.5重量%以下のピッ
チ類を熱改質して、QI含量がある程度増大してもか)
る場合のQIは従来の場合のQIとその挙動が異なり、
バインダーピッチとして使用してもその影響が極めて小
さいという利点を併せ持つものである。実施例 軟化点3がo(R&B法)のコールタールピッチ、芳香
族系溶剤としてタール蒸留時に生出した洗浄油、アント
ラセン油、又、脂肪族系溶剤として、工業用ガソリン4
号、石油系軽油を用い第1表に示す条件にて混合、QI
を含む不溶性物質の分離、等を行ない、上燈液を得た。
その結果も同じく第1表に示す。第1表 ※(注) 洗浄油 5容量%留出温度200℃70容
量孫留出温度225℃95容量孫留出温度290℃ *靴洗浄油 5% 留出温度 2410050% 留出
温度 26100 95% 轡出温度 285q0 〔タール工業便覧 社団法人 日本タール協会昭和38
申9自発行 第164頁参照〕次いで得られた上燈液を
常圧蒸留し、軽質油分を除去した。
得られたQIを除去されたピッチの収率は60重量%で
あり、その性状を次の第2表に示す。第2表 更に第2表のピッチを用い、次の第3表を示す様な条件
で熱故買後、常圧下36000で竪質油分を蟹去して軟
化点調整を行ないバインダーピッチを得た。
その結果も同じく第3表に示す。第3表 次に、粗粒配合用石油コークス10の重量部に、第3表
の実施例−2、実施例−3、及び従来品のバインダーピ
ッチを各々35重量部配合し、鷹練後成形した後、タン
マン炉にて最高3,000qoまで加熱し黒鉛化を行い
、黒鉛電極用成形体を得た。
得られた黒鉛電極用成形体の特性をJIS法により測定
した。その結果を次の第4表に示す。第4表 以上の如くキノリン不溶分合量が極めて小さいピッチを
熱改質して得られたバインダーピッチはその熱故買時に
キノリン不溶分がある程度増加しても、バインダーピッ
チとしての特性は従来品よりも良好である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コールタールピツチに5容量%留出温度80℃以上
    、かつ95容量%留出温度350℃以下の脂肪族系溶剤
    及び芳香族系溶剤を添加混合し、ピツチ成分、芳香族系
    溶剤及び脂肪族系溶剤の三者が混合後において、ピツチ
    成分が40〜80重量%、芳香族系溶剤40〜5重量%
    、脂肪族系溶剤45〜15重量%の割合で含まれるよう
    にし、15〜140℃の温度で撹拌し、生成した不溶性
    沈澱物を分離除去し、キノリン不溶分含量が0.5重量
    %未満のピツチ成分を得、このピツチ成分に対して、熱
    改質又は軽質油分の除去と熱改質とを行う事を特徴とす
    る炭素材用バインダーピツチの製法。
JP7444177A 1977-06-24 1977-06-24 炭素材用バインダ−ピツチの製法 Expired JPS6034599B2 (ja)

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