JPH1173651A - 光学的記憶装置 - Google Patents

光学的記憶装置

Info

Publication number
JPH1173651A
JPH1173651A JP9232158A JP23215897A JPH1173651A JP H1173651 A JPH1173651 A JP H1173651A JP 9232158 A JP9232158 A JP 9232158A JP 23215897 A JP23215897 A JP 23215897A JP H1173651 A JPH1173651 A JP H1173651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
zero
track
cross
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9232158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3791723B2 (ja
Inventor
Tomonori Yamashita
知紀 山下
Shigetomo Yanagi
茂知 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP23215897A priority Critical patent/JP3791723B2/ja
Priority to US09/022,430 priority patent/US6157599A/en
Priority to DE19807272A priority patent/DE19807272C2/de
Publication of JPH1173651A publication Critical patent/JPH1173651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3791723B2 publication Critical patent/JP3791723B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08541Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head involving track counting to determine position
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08529Methods and circuits to control the velocity of the head as it traverses the tracks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/1055Disposition or mounting of transducers relative to record carriers
    • G11B11/10556Disposition or mounting of transducers relative to record carriers with provision for moving or switching or masking the transducers in or out of their operative position
    • G11B11/10563Access of indexed parts

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ID部やノイズによるトラッキングエラー信号
のゼロクロス誤検出を判定してシーク制御を安定化し目
的トラックに正確に位置付ける。 【解決手段】低速シーク制御部85は、誤検出判定部2
18でシーク中にゼロクロス誤検出を判定した場合、速
度予測演算部220が前回の誤検出していないトラック
ゼロクロス間隔時間に基づいて正しい速度を予測演算
し、予測速度を検出速度の代りに速度制御部115−1
に供給して速度制御させ、またカウンタ修正部225が
トラックカウンタ110を誤検出前の値に戻す。高速シ
ーク制御部86は、誤検出判定部232でゼロクロス誤
検出を判定した場合、速度予測演部234が正しい速度
を予測演算し、予測速度を検出速度の代わりに速度制御
部115−2に供給して速度制御させ、カウンタ修正部
236がトラックカウンタ110のカウント値を正しい
値に修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MOカートリッジ等の
掛け替え自在な媒体に対し光学的に情報を記録再生する
ための光学的記憶装置に関し、特に、トラッキングエラ
ー信号のゼロクロス検出でトラック数をカウントして行
うシーク制御で、ID部やノイズ等によるゼロクロスの
誤検出に適切に対応可能な光学的記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、近年急速に発展するマル
チメディアの中核となる記憶媒体として注目されてお
り、例えば3.5インチのMOカートリッジを見ると、
旧来の128MBや230MBに加え、近年にあって
は、540MBや640MBといった高密度記録の媒体
も提供されている。
【0003】このようなMOカートリッジ媒体を使用す
る光ディスクドライプとして知られた光学的記憶装置
は、上位装置からライト命令又はリード命令を受けた際
に、媒体上の指定させた目的トラックに光ビームを位置
付けるためにシーク制御を行う。このシーク制御は、目
標トラックまでのトラック数が例えば50トラックを越
えるロングシークと、50トラック未満のショートシー
クに分けられる。ロングシークでは、最初はVCMの速
度制御によりキャリッジを高速シークし、残りトラック
数が50トラックとなったらレンズアクチュエータの速
度制御による低速シークに切り替え、光ビームを目標ト
ラックに移動させる。
【0004】光ビームが目標トラックへ到達したら位置
制御に切り替えてトラックセンタに引き込み、整定完了
を待ってリード又はライトに移行する。シーク中のVC
M及びレンズアクチュエータの速度制御は、目標トラッ
クまでのトラック数に応じ設定される目標速度に追従さ
せる制御であり、加速、定速および減速の速度プロフィ
ールをもっている。
【0005】一方、目標トラックまでのトラック数が5
0トラック未満のショートシークの場合には、最初から
レンズアクチュエータの速度制御による低速シークとな
り、光ビームの目標トラックへの到達で引き込みを行な
う。高速シーク及び低速シークの速出制御で設定する目
標速度は、目標トラックに対する残りトラック数に応じ
て設定している。このためビームの現在位置を示すトラ
ックカウンタが設けられる。トラックカウンタは、トラ
ッキングエラー信号のゼロクロスの検出により生成した
トラックゼロクロスパルスをカウントしている。
【0006】トラックカウンタは、現在位置から目標ト
ラックまでの残りトラック数がプリセットされ、インナ
方向又はアウタ方向へのシークでダウンカウントされ、
常に目標トラックまでのトラック数を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光学的記憶装置にあっては、シーク中に得ら
れるトラッキングエラー信号は、光ビームがトラックセ
クタのID部を横切った場合には、ID部に形成されて
いる物理的なピットからの戻り光の変動によりトラッキ
ングエラー信号に波形歪みが現われ、この波形歪がゼロ
クロス付近に生ずると、トラックゼロクロスの誤検出が
起きる。またトラッキングエラー信号のゼロクロス付近
のタイミングでノイズが加わった場合にも、同様にトラ
ックゼロクロスの誤検出が起きる。
【0008】このようにシーク中にトラックゼロクロス
の誤検出が起きると、トラックカウンタのカウント値に
誤りが生ずる。シーク中の速度制御は、トラックカウン
タのカウント値に基づいて光ビームの速度を検出してお
り、トラックカウンタがミスカウントすると、誤った速
度が検出され、シーク制御が不安定となる。またトラッ
クカウンタのミスカウントにより目標トラックへの到達
を示す残りトラック数が正しい値ではなくなり、目的ト
ラックに位置付けることができずにシークエラーとなっ
てしまう。シークエラーとなった場合には、ミスシーク
したトラックのIDを読み取って現在トラックを認識
し、再度目的とするトラックにシークし直すリトライ・
シークが必要となり、アクセス性能が低下する原因とな
っている。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ID部やノイズ等によるトラッキン
グエラー信号のゼロクロスの誤検出を判定してシーク制
御を安定化して確実に目的のトラックへ位置付けできる
ようにした光学的記憶装置を提供するこを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明の光学的記憶装置は、光ビームを
媒体に照射する対物レンズを媒体のトラックを横切る方
向に移動させるレンズアクチュエータと、レンズアクチ
ュエータを搭載したキャリッジを媒体のトラックを横切
る方向に移動させるキャリッジアクチュエータと、媒体
戻り光の受光出力に基づいて光ビームのトラックを横切
る方向の位置に応じたトラッキングエラー信号を作成す
るトラッキングエラー信号作成回路と、キャリッジアク
チュエータの速度制御により光ビームを目標トラックに
高速移動させる高速シーク制御部86と、レンズアクチ
ュエータの速度制御により、光ビームを目標トラックに
低速移動させる低速シーク制御部85とを備える。
【0011】(低速シーク中のゼロクロス誤検出)この
ような光学的記憶装置につき、本発明にあっては、図1
(A)のように、低速シーク制御部85を次のように構
成する。低速シーク制御部85は、シーク中の速度制御
を行うため、ゼロクロス検出部(TZC回路50)で検
出したトラッキングエラー信号のトラックゼロクロスの
検出毎にダウンカウントされて目標トラックまでの残り
トラック数を示すトラックカウンタ110、トラックゼ
ロクロス間隔時間を検出する間隔時間検出部212、ト
ラックゼロクロス間隔時間に基づいて光ビームの速度を
検出すると共に、シーク中における目標トラックまでの
残りトラック数に基づいて目標速度を設定し、前記目標
速度と検出速度との速度誤差を検出し、該速度誤差に所
定のゲインを乗じて求めた電流により前記レンズアクチ
ュエータを駆動して前記光ビームの検出速度を目標速度
に追従させる速度制御部115−1を備える。
【0012】これに加え本発明は、シーク中のゼロクロ
ス誤検出を判定する誤検出判定部218と、シーク中に
ゼロクロス誤検出を判定した場合に、前回の誤検出して
いないトラックゼロクロス間隔時間に基づいて正しい速
度を予測演算し、予測速度を検出速度の代りに速度制御
部115−1に供給して速度制御させる速度予測演算部
220とを備えたことを特徴とする。
【0013】このため低速シーク中に、ID部やノイズ
等によりトラッキングエラー信号のゼロクロスの誤検出
が起きても、このゼロクロス誤検出が判定され、誤検出
がない状態での正しい速度を予測して速度制御が行わ
れ、シーク制御を安定化できる。誤検出判定部218
は、図1(B)のトラックゼロクロス信号のように、ト
ラックゼロクロス間隔時間t1が前回のトラックゼロク
ロス間隔時間t0に基づく所定範囲を超えて変化した場
合に、ゼロクロスの誤検出と判定する。また誤検出判定
部218は、トラックゼロクロス間隔時間t1から求め
た検出速度V1が前回のトラックゼロクロス間隔時間t
0から求めた検出速度V0に基づく所定範囲を超えて変
化した場合に、ゼロクロスの誤検出と判定してもよい。
【0014】更に、誤検出判定部218は、トラックゼ
ロクロス間隔時間t1から求めた加速度α1が前回のト
ラックゼロクロス間隔時間t0から求めた加速度α0に
基づく所定範囲を超えて変化した場合に、ゼロクロスの
誤検出と判定することもできる。この誤検出判定部21
8による3つの判定処理においては、例えば現在値が前
回値に±30%を乗じた上限値と下限値の範囲を超えて
変化した場合に、ゼロクロスの誤検出と判定する。
【0015】速度予測演算部220は、ゼロクロス誤検
出による間隔時間t1及び検出速度V1と、誤検出が行
われていない前回のゼロクロス間隔時間t0に基づいて
正しい速度V1pを予測演算する。即ち、速度予測演算
部220は、予測速度V1pを V1p=V1・(t1/t0) として算出する。
【0016】また速度予測演算部220は、レンズアク
チュエータに出力した電流I[アンペア]、レンズアク
チュエータの加速特性A[G/アンペア]、及びゼロク
ロス誤検出による間隔時間t1に基づいて、予測速度V
1pを V1p=V1・(t1/t0)+9.8・A・I・t1 により算出し、より正確に予測する。
【0017】速度制御部115−1は、速度予測演算部
220の予測速度V1pにより目標速度との速度誤差を
検出した場合、レンズアクュエータの駆動電流を求める
ためのゲインGを、ゼロクロス誤検出時の間隔時間t1
と誤検出が行われていない前回のゼロクロス間隔時間t
0に基づいて修正する。即ち、速度制御部115−1
は、修正ゲインGaを Ga=G・(t1/t0) により演算する。これは低速シークの速度制御によるレ
ンズアクチュエータの駆動電流が、1トラックピッチT
p単位に制御することを前提にゲインGを決めているこ
とに起因する。しかし、ゼロクロス誤検出があると、1
トラックピッチTpの途中で駆動電流を流す(電流切替
え)ことになり、1トラックピッチTpを前提に定めた
ゲインGを使用できない。そこで、ゲインGを(t1/
t0)に低下させる修正を行う。
【0018】本発明のシーク制御部85における速度予
測演算部220の他の形態として、ゼロクロス誤検出ま
での第1間隔時間t1と、ゼロクロス誤検出から次回の
ゼロクロス検出までの第2間隔時間t2を加算した時間
(t1+t2)に基づいて速度を予測演算することもで
きる。即ち、速度予測演算部は、トラックピッチをTp
とした場合、予測速度Vpを Vp=Tp/(t1+t1) により演算する。この場合は、1トラックピッチTp単
位の処理であることから、ゲインGの修正は不要であ
る。
【0019】また本発明の低速シーク制御部85は、ゼ
ロクロス誤検出時にトラックカウンタ110のカウント
値を検出前の値に戻すカウンタ修正部225を設けてい
る。このため低速シーク中にゼロクロス誤検出が起きて
も、トラックカウンタ110のカウント値が狂ってしま
うことがなく、正確に目的とするトラックに位置付ける
ことができ、シークエラーによるリトライを不要にでき
る。
【0020】また本発明の低速シーク制御部85は、ゼ
ロクロス検出から所定時間にゼロクロス検出回路に対す
るトラッキングエラー信号の入力を禁止してゼロクロス
の誤検出を防止するマスク処理部244を設ける。この
ゼロクロス検出直後のマスク処理により、ゼロクロス検
出直後のID部やノイズ等によるゼロクロスの誤検出を
防止できる。
【0021】(高速シーク中のゼロクロス誤検出)また
本発明は、光学的記憶装置につき、図1(C)のよう
に、高速シーク制御部86を次のように構成する。まず
高速シーク制御部86は、高速シーク中の速度制御のた
め、ゼロクロス検出部によるトラッキングエラー信号の
トラックゼロクロスの検出回数をカウントし、このカウ
ント値により現在のトラック位置を示すトラックカウン
タ110、高速シーク中における最長トラックゼロクロ
ス周期より長くなるよう設定した所定のサンプル周期t
s毎に、トラックカウンタ110のカウント値をラッチ
するラッチ部226、ラッチ部226でラッチした前回
と今回のカウント値の差に基づいて光ビームの速度を検
出すると共に、シーク中における目的トラックまでの残
りトラック数に基づいて目標速度を設定して目標速度と
検出速度との速度誤差を検出し、この該速度誤差に所定
のゲインを乗じて求めた電流によりキャリッジアクチュ
エータ(VCM)を駆動して光ビームの検出速度を目標
速度に追従させる速度制御部115−2を備える。
【0022】このような高速シーク制御部86につき本
発明にあっては、シーク中のゼロクロスの誤検出を判定
する誤検出判定部232と、誤検出判定部232でゼロ
クロス誤検出を判定した場合に、正しい速度を予測演算
し、予測速度を検出速度の代りに速度制御部115−2
に供給して速度制御させる速度予測演部234と、ゼロ
クロス誤検出時にトラックカウンタ110のカウント値
を正しい値に修正するカウンタ修正部236とを備えた
ことを特徴とする。
【0023】このため高速シーク中に、ID部やノイズ
等によりトラッキングエラー信号のゼロクロスの誤検出
が起きても、このゼロクロス誤検出が判定され、誤検出
がない状態での正しい速度を予測して速度制御が行わ
れ、高速シーク制御を安定化できる。また低速シーク中
にゼロクロス誤検出が起きても、トラックカウンタ11
0のカウント値が修正され、低速シークに切り替えた後
に正確に目的とするトラックに位置付けることができ、
シークエラーによるリトライを不要にできる。
【0024】誤検出判定部232は前回のラッチタイミ
ングで制御したアクチュエータの加速特性A[G/アン
ペア]と駆動電流I[アンペア]から今回のラッチタイ
ミングでの速度V1pを予測し、今回の予測速度V1p
と検出速度V1との差が所定値を超えた場合にゼロクロ
スの誤検出と判定する。また誤検出判定部232は、前
回のラッチタイミングの検出速度V0と今回のラッチタ
イミングでの検出速度V1から求めた加速度αが、前回
のラッチタイミングでキャリッジアクチュエータに流し
た駆動電流Iから予測される加速度αpの所定割合以下
の場合に、ゼロクロスの誤検出と判定してもよい。この
場合、誤検出判定部232は、検出加速度αが予測加速
度αpに例えば70%を乗じた閾値αth以下の場合に、
ゼロクロスの誤検出と判定する。
【0025】速度予測演算部234は、前回のラッチタ
イミングの検出速度V0、前回のラッチタイミングでの
キャリッジアクチュエータの駆動電流I[アンペア]、
キャリッジアクチュエータの加速性能A[G/アンペ
ア]、及びラッチ部のサンプル周期tsに基づいて、今
回のラッチタイミングでの予測速度V2pを算出する。
この予測速度V1pは V1p=V0+9.8・A・I・ts により算出できる。
【0026】カウンタ修正部部236は、速度予測演算
部234で算出された予測速度Vpに基づいて、サンプ
ル周期tsに亘るトラックカウンタ110の変化量ΔN
を予測演算し、この変化量ΔNを前回のカウント値に加
算して正しいカウント値に修正する。即ち、カウンタ修
正部236は、予測速度をVp、サンプル周期をts、
トラックピッチをTpとした場合、サンプル周期tsに
亘る前記トラックカウンタの変化量ΔNを、 ΔN=Vp・ts/Tp により演算し、該変化量ΔNを前回のカウント値に加算
して正しいカウント値に修正する。
【0027】
【発明の実施の形態】
<目 次> 1.装置構成 2.シーク制御 3.低速シーク制御のゼロクロス誤検出 4.高速シーク制御のゼロクロス誤検出 1.装置構成 図2は本発明の光学的記憶装置である光ディスクドライ
ブの回路ブロック図である。本発明の光ディスクドライ
ブは、コントロールユニット10とエンクロージャ11
で構成される。コントロールユニット10には光ディス
クドライブの全体的な制御を行うMPU12、上位装置
との間でコマンド及びデータのやり取りを行うインタフ
ェース17、光ディスク媒体に対するデータのリード・
ライトに必要な処理を行う光ディスクコントローラ(O
DC)14、DSP16、及びバッファメモリ18が設
けられる。バッファメモリ18は、MPU12、光ディ
スクコントローラ14、及び上位インタフェース17で
共用される。
【0028】光ディスクコントローラ14には、フォー
マッタ14−1とECC処理部14−1が設けられる。
ライトアクセス時には、フォーマッタ14−1がNRZ
ライトデータを媒体のセクタ単位に分割して記録フォー
マットを生成し、ECC処理部14−1がセクタライト
データ単位にECCコードを生成して付加し、更に必要
ならばCRCコードを生成して付加する。更に、ECC
エンコードの済んだセクタデータを例えば1−7RLL
符号に変換する。
【0029】リードアクセス時には、復調されたセクタ
リードデータを1−7RLL逆変換し、ECC処理部1
4−2でCRCチェックした後にエラー検出訂正し、更
にフォーマッタ14−1でセクタ単位のNRZデータを
連結してNRZリードデータのストリームとし、上位装
置に転送させる。光ディスクコントローラ14に対して
はライトLSI回路20が設けられ、ライトLSI回路
20にはライト変調部21とレーザダイオード制御回路
22が設けられる。レーザダイオード制御回路22の制
御出力は、エンクロージャ11側の光学ユニットに設け
たレーザダイオードユニット30に与えられている。レ
ーザダイオードユニット30はレーザダイオード30−
1とモニタ用ディテクタ30−2を一体に備える。ライ
ト変調部21は、ライトデータをPPM記録またはPW
M記録のでデータ形式に変換する。
【0030】レーザダイオードユニット30を使用して
記録再生を行う光ディスク、即ち書替え可能なMOカー
トリッジ媒体として、この実施形態にあっては128M
B、230MB、540MB及び640MBのいずれか
を使用することができる。このうち128MB及び23
0MBのMOカートリッジ媒体については、媒体上のマ
ークの有無に対応してデータを記録するピットポジショ
ン記録(PPM記録)を採用している。また媒体の記録
フォーマットはゾーンCAVであり、ユーザ領域のゾー
ン数は、128MB媒体が1ゾーン、230MB媒体が
10ゾーンである。
【0031】また、高密度記録となる540MB及び6
40MBのMOカートリッジ媒体については、マークの
エッジ即ち前縁と後縁をデータに対応させるパルス幅記
録(PWM記録)を採用している。ここで、640MB
媒体と540MB媒体の記憶容量の差はセクタ容量の違
いによるもので、セクタ容量が2048バイトのとき6
40MBとなり、一方、セクタ容量が512バイトのと
きは540MBとなる。また媒体の記録フォーマットは
ゾーンCAVであり、ユーザ領域のゾーン数は、640
MB媒体が11ゾーン、540MB媒体が18ゾーンで
ある。
【0032】このように本発明の光ディスクドライブ
は、128MB、230MB、540MBまたは640
MBの各記憶容量のMOカートリッジに対応可能であ
る。したがって光ディスクドライブにMOカートリッジ
をローディングした際には、まず媒体のID部をリード
し、そのピット間隔からMPU12において媒体の種別
を認識し、種別結果をライトLSI回路20に通知す
る。
【0033】光ディスクドライブ14からのセクタライ
トデータは、128MBまたは230MB媒体であれば
ライト変調部21でPPM記録データに変換され、54
0MBまたは640MB媒体であればPWM記録データ
に変換される。そしてライト変調部21で変換されたP
PM記録データ又はPWM記録データは、レーザダイオ
ード制御回路22に与えられ、レーザダイオード30−
1の発光駆動で媒体に書き込まれる。
【0034】光ディスクドライブ14に対するリード系
統としては、リードLSI回路24が設けられ、リード
LSI回路24にはリード復調部25と周波数シンセサ
イザ26が内蔵される。リードLSI回路24に対して
は、エンクロージャ11に設けたID/MO用ディテク
タ32によるレーザダイオード30−1からのビームの
戻り光の受光信号が、ヘッドアンプ34を介してID信
号及びMO信号として入力されている。
【0035】リードLSI回路24のリード復調部25
には、AGC回路、フィルタ、セクタマーク検出回路等
の回路機能が設けられ、入力したID信号及びMO信号
よりリードクロックとリードデータを作成し、PPM記
録データまたはPWM記録データを元のNRZデータに
復調している。またスピンドルモータ40の制御として
ゾーンCAVを採用していることから、MPU12から
リードLSI回路24に内蔵した周波数シンセサイザ2
6に対しゾーン対応のクロック周波数を発生させるため
の分周比の設定制御が行われている。
【0036】周波数シンセサイザ26はプログラマブル
分周器を備えたPLL回路であり、媒体のゾーン位置に
応じて予め定めた固有の周波数をもつ基準クロックをリ
ードクロックとして発生する。即ち、プログラマブル分
周器26はプログラマブル分周器を備えたPLL回路で
構成され、MPU12がゾーン番号に応じてセットした
分周比(m/n)に従った周波数foの基準クロック
を、 fo=(m/n)・fi に従って発生する。
【0037】ここで、分周比(m/n)の分母の分周値
nは128MB、230MB、540MBまたは640
MB媒体の種別に応じた固有の値である。また分子の分
周値mは媒体のゾーン位置に応じて変化する値であり、
各媒体につきゾーン番号に対応した値のテーブル情報と
して予め準備されている。リードLSI24で復調され
たリードデータは、光ディクスコントローラ14に与え
られ、1−7RLLの逆変換後にECC処理部14−2
のエンコード機能によってCRDチェックとECC処理
を受けてNRZセクタデータが復元され、フォーマッタ
14−1でNRZリードデータのストリームに繋げた後
に、バッファメモリ18を経由して上位インタフェース
17により上位装置に転送される。
【0038】MPU12に対しては、DSP16を経由
してエンクロージャ11側に設けた温度センサ36の検
出信号が与えられている。MPU12は、温度センサ3
6で検出した装置内部の環境温度に基づき、レーザダイ
オード制御回路22におけるリード、ライト、イレーズ
の各発光パワーを最適値に制御する。MPU12は、D
SP16を経由してドライバ38によりエンクロージャ
11側に設けたスピンドルモータ40を制御する。MO
カートリッジの記録フォーマットはゾーンCAVである
ことから、スピンドルモータ40を例えば3000rp
mの一定速度で回転させる。またMPU12は、DSP
16を経由してドライバ42を介してエンクロージャ1
1側に設けた電磁石44を制御する。電磁石44は装置
内にローディングされたMOカートリッジのビーム照射
側と反対側に配置されており、記録時及び消去時に媒体
に外部磁界を供給する。
【0039】DSP16は、媒体に対しレーザダイオー
ド30からのビームの位置決めを行うためのサーボ機能
を備え、目的トラックにシークしてオントラックするた
めのシーク制御部84を備える。シーク制御部84は、
低速シーク制御部85と高速シーク制御部86で構成さ
れ、MPU12による上位コマンドに対するライトアク
セス又はリードアクセスに並行して同時に実行すること
ができる。
【0040】DSP16のサーボ機能を実現するため、
エンクロージャ12側の光学ユニットに媒体からのビー
ム戻り光を受光するFES用ディテクタ45を設け、F
ES検出回路(フォーカスエラー信号検出回路)46
が、FES用ディテクタ45の受光出力からフォーカス
エラー信号E1を作成してDSP16に入力している。
またエンクロージャ11側の光学ユニットに媒体からの
ビーム戻り光を受光するTES用ディテクタ47を設
け、TES検出回路(トラッキングエラー信号検出回
路)48がTES用ディテクタ47の受光出力からトラ
ッキングエラー信号E2を作成し、DSP16に入力し
ている。トラッキングエラー信号E2はTZC検出回路
(トラックゼロクロス検出回路)50に入力され、トラ
ックゼロクロスパルスE3を作成してDSP15に入力
している。
【0041】エンクロージャ11側には、媒体に対しレ
ーザビームを照射する対物レンズのレンズ位置を検出す
るレンズ位置センサ52が設けられ、そのレンズ位置検
出信号(LPOS)E4をDSP16に入力している。
更にDSP16は、媒体上のビームスポットの位置を制
御するため、ドライバ58,62,66を介してフォー
カスアクチュエータ60、レンズアクチュエータ64及
びVCM68を制御駆動している。
【0042】ここで光ディスクドライブにおけるエンク
ロージャ11の概略は図3のようになる。図3におい
て、ハウジング67内にはスピンドルモータ40が設け
られ、スピンドルモータ40の回転軸のハブに対しイン
レットドア69側よりMOカートリッジ70を挿入する
ことで、内部のMO媒体72がスピンドルモータ40の
回転軸のハブに装着されるローディングが行われる。
【0043】ローディングされたMOカートリッジ70
のMO媒体72の下側には、VCM68により媒体トラ
ックを横切る方向に移動自在なキャリッジ76が設けら
れている。キャリッジ76上には対物レンズ80が搭載
され、固定光学系78に設けているレーザダイオードか
らのビームをプリズム82を介して入射し、MO媒体7
2の媒体面にビームスポットを結像している。
【0044】対物レンズ80は図2のエンクロージャ1
1に示したフォーカスアクチュエータ60により光軸方
向に移動制御され、またレンズアクチュエータ64によ
り媒体トラックを横切る半径方向に例えば数十トラック
の範囲内で移動することができる。このキャリッジ76
に搭載している対物レンズ80の位置が、図2のレンズ
位置センサ54により検出される。
【0045】レンズ位置センサ54は対物レンズ80の
光軸が直上に向かう中立位置でレンズ位置検出信号を零
とし、アウタ側への移動とインナ側への移動に対しそれ
ぞれ異なった極性の移動量に応じたレンズ位置検出信号
E4を出力する。図4は図1のコントロールユニット1
0に設けたDSP16により実現されるフォーカスサー
ボ、レンズサーボ、VCMサーボの機能ブロック図であ
る。まずフォーカスサーボ系はフォーカスエラー信号E
1をADコンバータ88でディジタルデータに変換して
取り込み、加算点90でレジスタ92にセットしたFE
Sオフセットによる補正を施し、位相補償器94で所定
の高域帯域についてゲインアップを行う位相補償を施
し、PID演算器96で比例積分微分演算をフォーカス
エラー信号に対し行う。
【0046】更に位相補償器100で位相補償を施した
後、加算点104でレジスタ102のフォーカスオフセ
ットを補償し、リミッタ106を介してDAコンバータ
108でアナログ信号に変換し、フォーカスアクチュエ
ータ66に対する電流指示値としてドライバ側に出して
いる。PID演算器96と位相補償器100の間にはサ
ーボスイッチ98が設けられ、フォーカスサーボのオン
オフを制御できるようにしている。
【0047】次に低速シーク制御の主体となるレンズア
クチュエータ64に対するレンズサーボ系を説明する。
レンズサーボ系は、速度制御系、トラックサーボ系及び
レンズ位置サーボ系の3つに分けられる。まず速度制御
系はトラックゼロクロス信号E3をトラックカウンタ1
10に入力し、トラックゼロクロス間隔の時間をクロッ
クカウントにより求め、速度検出器112でビーム速度
を求める。
【0048】速度検出器112の出力は加算点114で
レジスタ116からの目標速度との誤差が取られ、サー
ボスイッチ118を介して位相補償器120で速度誤差
についての位相補償が施された後、加算器122に与え
られている。トラックサーボ系は、トラッキングエラー
信号E2をADコンバータ124でディジタルデータに
変換して取り込み、加算点128でレジスタ126によ
りセットされたTESオフセットの補正を施し、位相補
償器130で位相補償を施した後、PID演算器140
で比例積分、微分演算を行った後、サーボスイッチ14
2を介して加算器122に入力している。
【0049】更にレンズ位置サーボ系としてレンズ位置
検出信号E4をADコンバータ144でディジタルデー
タとして取り込み、加算器146でレジスタ148によ
るLPOSオフセットの補正を施し、位相補償器150
を位相補償を施した後、PID演算器152で比例積分
微分演算を行い、サーボスイッチ156を介して加算器
122に入力している。尚、サーボスイッチ156の入
力側にはレジスタ154によりTESオフセットキャン
セルを加えることができる。
【0050】このような速度制御系の速度誤差信号、ト
ラッキングサーボ系のトラッキングエラー信号、更にレ
ンズ位置サーボ系のレンズ位置誤差信号は、加算器12
2で加算され、位相補償器158で位相補償が施された
後、加算点160でレジスタ162によるトラックオフ
セットの補正を受けた後、DAコンバータ166でアナ
ログ信号に変換され、レンズアクチュエータ64に対す
る電流指示値としてドライバ側に出力する。次に高速シ
ーク制御で主体となるVCM68のサーボ系を説明す
る。VCM68のサーボ系は、シーク時の目標トラック
位置と現在トラック位置との誤差に基づいたフィードフ
ォワード制御のサーボ系を構成している。まずトラック
ゼロクロス信号E3に基づいてカウンタ110で検出さ
れたビームのレジスタ168による現在位置は、加算器
170でレジスタ172の目標トラック位置と比較さ
れ、目標トラック位置に対する残りトラック数に応じた
位置誤差信号が生成される。
【0051】この加算器170の出力は、位相補償器1
74で位相補償が施された後、PID演算器176で比
例、積分、微分演算を受け、サーボスイッチ178を介
して位相補償器180で更に位相補償を受け、加算器1
82を介してIIR188に与えられる。更に位相補償
器190で位相補償を施した後、加算器192でレジス
タ194によるVCMオフセットによる補正を受け、リ
ミット196を介して加算器198に与えられる。
【0052】加算器198では偏心メモリ200からの
読み出しによる媒体の偏心補正を行う。加算器198に
よる偏心補正を受けたVCMサーボの位置誤差信号に対
しては、レジスタ202によりインナ方向のシークとア
ウタ方向のシークに応じた異なった極性がセットされ、
更に絶対値化回路204で絶対値化が施され、DAコン
バータ206でアナログ信号に変換され、VCM68に
VCM電流指示値に変換されてドライバ側に出力され
る。
【0053】更にVCMサーボ系の加算器182に対し
ては、レンズサーボ系に設けているレンズ位置サーボ系
の位相補償器150の出力が分岐され、PID演算器1
84及びサーボスイッチ186を介して入力されてい
る。このためサーボスイッチ186のオン状態でレンズ
アクチュエータ64により対物レンズを駆動してレンズ
シークを行うと、このときのレンズ位置検出信号に基づ
いて加算器146で生成されるレンズ位置誤差信号がP
ID演算器184及びサーボスイッチ186を介してV
CM位置サーボ系の加算器182に位置誤差信号として
加わる。
【0054】このためVCM68は、レンズアクチュエ
ータ64の駆動によりレンズ位置オフセットを零とする
ようにキャリッジを位置制御することになる。このよう
なレンズアクチュエータによるレンズ位置検出信号の誤
差信号に基づくサーボ制御がVCM68のサーボ系に加
わることから、これを二重サーボと呼んでいる。図5は
図4のサーボ系における制御モードとサーボスイッチ9
8,118,142,156,178及び186のオン
オフ状態を示す。サーボ系の制御モードはフォーカスオ
フモード、トラックオフモード、トラックオンモード、
ファインシークモード、位置シークモードの5つに分け
られる。各モードの制御内容は図6のようになる。
【0055】まずフォーカスオフモードはビームのトラ
ックアクセスを停止している状態であり、サーボスイッ
チ98のオフによりフォーカスサーボをオフし、サーボ
スイッチ156のみをオンすることでレンズアクチュエ
ータ64によりキャリッジ上の対物レンズを零位置に制
御している。トラックオフモードは、サーボスイッチ9
8のオンによりフォーカスサーボを有効とし、且つサー
ボスイッチ156をオンしてレンズアクチュエータ64
による対物レンズの零位置への制御を行っている。この
ためトラックオフモードにあっては、ビームを停止した
状態でビームの媒体に対するフォーカシングのみが可能
となる。
【0056】トラックオンモードは、サーボスイッチ9
8をオンしてフォーカスサーボを有効とし、サーボスイ
ッチ142をオンとすることでトラッキングエラー信号
によるレンズアクチュエータ64の駆動によるオントラ
ック制御を行う。更にサーボスイッチ186をオンとす
ることでVCMサーボ系にレンズ位置検出信号による位
置サーボを掛けて、VCMオフセットや偏心オフセット
を補償できるようにしている。
【0057】ファインシークモードは、上位装置から目
標シリンダへのアクセスが指示された場合に、レンズア
クチュエータ64の速度制御とVCM68のフィードフ
ォワード制御によりビームを目標位置に移動させる制御
である。即ち、サーボスイッチ98のオンによりフォー
カスサーボを有効とした状態で、サーボスイッチ118
のオンによりレンズアクチュエータ64の速度制御を行
う。
【0058】更にサーボスイッチ178のオンにより目
標トラックに対する現在トラック位置の誤差に応じたフ
ィードフォワード制御を行う。更にサーボスイッチ18
6をオンすることにより、レンズ位置信号E4の位置誤
差に基づいてVCM68の駆動でレンズ0位置に制御す
る二重サーボを掛ける。位置シークモードはレンズアク
チュエータ64によるレンズ位置制御であり、レンズを
零位置に保持した状態で、VCM68を目標トラック位
置に対する現在トラック位置のトラック数に応じた位置
誤差信号によりビームが目標トラックに移動するように
位置制御する。
【0059】即ち、サーボスイッチ98のオンによりフ
ォーカスサーボを有効とした状態でサーボスイッチ15
6をオンしてレンズアクチュエータ64によりレンズを
零位置に保持するレンズロックを行う。この状態でサー
ボスイッチ178のオンにより目標トラック位置に対す
る誤差を零とするようにVCM68によりキャリッジを
移動し、ビームを目標トラックに位置制御する。 2.シーク制御 図7は、図2のDSP16に設けたシーク制御部84に
よるシーク制御の概略フローチャートである。まずステ
ップS1で上位装置からシークコマンドを受けると、目
標トラック番号と現在トラック番号の差から目標トラッ
クまでのシークトラック数(残りトラック数)Nを算出
する。続いてステップS2で、シークトラック数Nを予
め定めた規定値N1と比較し、規定値N1を超えていれ
ば、ステップS3のVCMの速度制御による高速シーク
制御に移行する。
【0060】この高速シーク制御はステップS3でVC
M64を目標速度と計測速度の速度誤差に基づいて速度
制御する。同時にステップS4で、レンズアクチュエー
タ64に対しレンズロック制御を掛ける。ステップS5
にあっては、高速シーク中におけるシークトラック数N
が所定値N2に達したか否かチェックしている。所定ト
ラック数N2に達すると、ステップS6のレンズアクチ
ュエータ64の速度制御による低速シーク制御に切り替
える。低速シーク制御中にあっては、ステップS7でV
CM64のレンズロック制御を同時に行う。低速シーク
制御中にステップS8でシークトラック数Nが零となっ
て目標トラックに達すると、ステップS9に進み、目標
トラックへのビーム引き込み制御を行う。
【0061】ビーム引き込み制御を行ったならば、ステ
ップS10でトラッキングエラー信号が零を中心とした
規定範囲内に収まる整定をチェックし、整定完了で一連
のシーク制御を完了する。シーク制御を完了した後の処
理は、シーク完了でリードライトのレディオンとなり、
目標トラックに対するデータの書込みあるいはデータリ
ードが行われることになる。
【0062】一方、ステップS1で目標トラックまでの
シークトラック数Nが規定値N1未満であった場合に
は、ステップS6に進んで低速シーク制御を行うことに
なる。この低速シーク制御も、高速シーク制御中に規定
値N2に達したときに行う低速シーク制御と同じにな
る。ここで図2のDSP16における低速シーク制御部
85のサンプル周波数は68kHzであり、低速シーク
時にはトラックゼロクロス間隔、即ち1トラック経過時
間毎にビーム速度を求めて制御する。これに対し高速シ
ーク制御部86のサンプル周波数は17kHzであり、
1サンプル毎に光ビームの進む距離をトラックカウンタ
110から求めて制御する。
【0063】図8は、図2の低速シーク制御部85によ
る低速シーク制御時のタイムチャートである。低速シー
ク制御時にあっては、図8(A)のビーム速度のよう
に、時刻T1の起動により加速制御が行われた後に、時
刻T2で一定の目標速度に達すると、定速速度制御とな
り、目標トラックの所定トラック数手前の時刻T3で減
速制御を行い、目標トラックに到達した時刻T4でトラ
ック引き込み制御を行う。
【0064】このような図8(A)のビーム速度の変化
に対し、図8(B)のように、トラッキングエラー信号
E2が変化する。トラッキングエラー信号E2は時刻T
2から時刻T3までの定速制御中は一定周波数となって
いる。図8(F)のレンズロック制御をオンオフするレ
ンズロックモードは、時刻T1のシーク起動でオンし、
レンズ位置信号によりVCMに対するレンズロック制御
を掛けることになる。
【0065】図8(A)のビーム速度のプロフィールを
得るためのレンズアクチュエータ64に流す電流Ia
は、図8(C)のようになる。レンズアクチュエータ6
4に流す電流Iaは、時刻T1〜T2の加速期間で例え
ばアウタシークを例にとると、プラス側に段階的に増加
した後、定速制御に近づくと同じく段階的に減少する滑
らかな電流プロフィールをもたせている。
【0066】また時刻T3からの減速電流についても同
様にして、段階的に増減させることで滑らかな減速を行
わせている。レンズアクチュエータ64の電流Iaと同
時にレンズロックのためにVCM64に流す電流Iv
は、図8(D)のようになる。この結果、低速シーク時
によるレンズアクチュエータ64の移動に対しVCM6
4によるキャリッジの駆動でレンズロック制御が掛か
り、対物レンズの光軸ずれを常に零に維持するレンズロ
ック状態が得られる。
【0067】更に、低速シーク制御にあっては、図8
(E)のようにシークモードが時刻T1のシーク開始で
オンし、時刻T4の目標トラックの到達による引き込み
制御でオフとなる。図9は、図2のDSP16に設けた
高速シーク制御部86による高速シーク制御のタイムチ
ャートである。高速シーク制御にあっては、図9(A)
のようにビーム速度は時刻T1におけるVCMの駆動で
加速し、時刻T2で規定の高速定速度に達した後、目標
トラックまでのトラック本数が低速シーク制御の切替基
準となる規定トラック数に達する時刻T3でVCMの減
速制御を行い、時刻T4で低速シーク制御に切り替わ
る。
【0068】即ち、図9(E)の制御モードのように、
時刻T1から時刻T4が高速シークモード、それ以降が
低速シークモードとなる。時刻T4からの低速シークモ
ードは、加速期間を必要とせずに直ちに定速制御に入る
以外は、図8(A)〜(F)の低速シーク制御と同じで
ある。そして目標トラックの所定トラック手前の時刻T
3で低速シーク制御の減速が行われ、時刻T7で目標ト
ラックに達すると引き込み制御を行い、時刻T8で整定
完了となる。
【0069】このような図9(A)の高速シークモード
におけるビーム速度に対し、トラッキングエラー信号E
2は、図9(B)のようになる。即ち、高速シーク中は
数十kHzという高い周波数をもっているが、途中で低
速シーク制御に切り替わると10kHz以下の低い周波
数に変化する。時刻T1から時刻T4までの高速シーク
中にあっては、図9(D)のように、VCMに電流Iv
を流すことにより速度制御を行う。このVCM電流Iv
についても、時刻T1〜T2の加速期間については段階
的に増加させることで滑らかなキャリッジの加速を行
い、同様に時刻T3からT4の減速期間についても段階
的に−方向に電流を増やし減らすことで滑らかな減速を
行っている。
【0070】同時に図9(C)のレンズアクチュエータ
電流Iaは、VCM64によるキャリッジの加速と同時
にレンズアクチュエータ64に流すことで、キャリッジ
起動に伴う慣性力に打ち勝つようにレンズアクチュエー
タを駆動して、対物レンズを光軸ずれ零の位置に保持す
るレンズロックを行う。この点は時刻T3からT4のV
CMの減速時についても同様であり、キャリッジの減速
に対し搭載しているレンズアクチュエータ64が慣性に
より生き過ぎないように、電流Iaをレンズアクチュエ
ータ64に流して対物レンズの光軸ずれを零に保持す
る。また、時刻T2からT3の定速制御中には、トラッ
キングエラー信号E2の周波数は例えば数十kHzと略
一定にあり、レンズ位置信号E4を零とするようにレン
ズアクチュエータ64の位置制御によるレンズロックが
行われる。時刻T4以降の低速シークモードについて
は、図8(A)〜(F)の時刻T2以降の低速シーク制
御の場合と同じになる。 3.低速シーク制御とゼロクロス誤検出 図10はゼロクロス誤検出と対応処理機能を備えた図2
のDSP16に設けた低速シーク制御部85の機能ブロ
ック図である。図10において、低速シーク制御部85
はトラックカウンタ110を有し、トラックカウンタ1
10に対してはAND回路210を介して、図2のTZ
C検出回路50で検出したトラックゼロクロス信号E3
が入力している。
【0071】トラックカウンタ110は、シーク開始前
に目標トラック位置までのトラック数のプリセットを受
け、キャリッジ76またはレンズアクチュエータ82を
媒体72のアウタ方向にシークしたときのトラックゼロ
クロス信号E3によりダウンカウントし、目標トラック
位置までの残りトラック数を表わしている。トラックカ
ウンタ110に続いては速度制御部215−1が設けら
れている。速度制御部215−1は、速度検出部112
−1、目標速度検出部116、速度誤差検出部214及
びゲイン乗算部216で構成される。速度検出部112
−1は、トラックゼロクロス信号E3が得られるごとに
ビーム速度を検出する。
【0072】この速度検出のため、トラックゼロクロス
時間検出部(TZC時間検出部)212が設けられてい
る。トラックゼロクロス時間検出部212はAND回路
210を介してトラックゼロクロス信号E3が得られた
ときに時間の計測動作を開始し、次にトラックゼロクロ
ス信号E3が得られたときに速度検出部112−1に対
しゼロクロス間隔時間tを出力し、これを繰り返す。
【0073】速度検出部112−1は、トラックゼロク
ロス時間をt、トラックピッチをTpとすると、ビーム
速度Vを V=Tp/t として算出する。目標速度検出部116は、トラックカ
ウンタ110の現在トラック位置と目的とするトラック
との差で与えられるシークトラック数即ち残りトラック
数を求め、残りトラック数に応じて予め定められている
速度プロフィールをもつ目標速度をテーブル情報等から
読み出して設定する。
【0074】速度誤差検出部214は、目標速度Vrか
ら検出速度Vを差し引いて速度誤差(Vr−V)を求め
る。この速度誤差はゲイン乗算部216に与えられ、1
トラックピッチの制御間隔に応じて予め定められたゲイ
ンGを乗算することで駆動電流Iを求め、この駆動電流
Iをレンズアクチュエータ64に流す。このような低速
シーク制御部84に加え本発明にあっては、トラックゼ
ロクロス誤検出判定部(TZC誤検出判定部)218、
速度予測演算部220、ゲイン修正部222、マスク処
理部224及びカウンタ修正部225を新たに設けてい
る。
【0075】トラックゼロクロス誤検出判定部218
は、トラックゼロクロス時間検出部212で検出してい
るゼロクロス間隔時間tに基づいてゼロクロス誤検出の
有無を判定している。このトラック誤検出の判定には ゼロクロス間隔時間tに基づく誤検出の判定 ゼロクロス間隔時間tから求めた速度Vに基づく誤検
出の判定 ゼロクロス間隔時間tから求めた加速度αに基づく誤
検出の判定 のいずれかとする。このゼロクロス誤検出の判定を、図
11のタイムチャートを参照して具体的に説明する。図
11(A)はトラッキングエラー信号E2であり、その
ゼロクロス付近の2箇所にノイズ250,252による
ゼロクロスを含む波形歪みを生じている。
【0076】図11(C)は図11(A)のトラッキン
グエラー信号E2から検出したトラックゼロクロス信号
E3であり、トラッキングエラー信号E2がゼロクロス
するごとに反転する信号である。トラッキングエラー信
号E2にゼロクロスの誤検出がなければ、例えばトラッ
クゼロクロス信号E3の立ち上がり間隔が1トラックピ
ッチTpを表している。
【0077】図11(B)はマスク信号E5であり、ト
ラックゼロクロス信号E3のHレベルへの立ち上がりに
同期してHレベルからLレベルに立ち下がり、予め定め
た一定時間tmの間、図10に設けたAND回路210
を禁止状態とし、トラックゼロクロス検出回路50に対
するトラッキングエラー信号E2の入力を遮断する。こ
のためトラッキングエラー信号E2のノイズ250にあ
っては、マスク信号E5によってトラックゼロクロス回
路50への入力が遮断され、ノイズ250によってトラ
ックゼロクロス信号E2に誤検出が生ずることはない。
このマスク信号E5のマスク時間tmとしては、低速シ
ークにおける最高速度のゼロクロス間隔時間の50%を
超えない程度の時間とすればよい。
【0078】このようなマスク信号E5によりトラッキ
ングエラー信号E2のノイズ250によるトラックゼロ
クロス信号E2の誤検出は回避できているが、その後に
生じたノイズ252にあっては、マスク信号E5のLレ
ベルタイミングからずれていることから、トラックゼロ
クロス信号E2にノイズによるゼロクロスに対応した信
号反転がおき、これがゼロクロス誤検出254を起こし
ている。
【0079】ここでゼロクロス誤検出254が起きたト
ラックピッチより1つ前のトラックピッチにあっては、
ゼロクロス間隔時間t0のように正常にゼロクロス信号
が得られている。ここでゼロクロス誤検出254を起こ
したトラックピッチにおいて、ゼロクロス誤検出254
までの間隔時間をt1、残りの間隔時間をt2としてい
る。このため、途中でゼロクロス誤検出254を生じた
トラックピッチの本来のゼロクロス間隔時間は(t1+
t2)となっている。
【0080】図10の低速シーク制御部215にあって
は、図11(C)のトラックゼロクロス信号E2におけ
るゼロクロス誤検出254より1つ前のトラックピッチ
については、時刻T0のタイミングでゼロクロス時間検
出部212がゼロクロス誤検出のない1トラックピッチ
Tpの通過時間に相当するゼロクロス間隔時間t0を検
出しており、その結果、速度検出部112−1は V0=Tp/t0 (1) によりビーム速度を検出し、目標速度検出部116はそ
のときの残りトラック数から目標速度Vrを設定し、速
度誤差検出部214及びゲイン乗算部216によってレ
ンズアクチュエータ64に対し I=G・(Vr−V0) (2) となる駆動電流が出力されている。
【0081】次に図11(C)の時刻T1でトラッキン
グエラー信号E2に含まれるノイズ252によりゼロク
ロス誤検出254が起きると、このときトラックゼロク
ロス時間検出部212は時刻T0からゼロクロス誤検出
が起きた時刻T1までの間隔時間t1を検出しており、
そのため速度検出部112−1は、ゼロクロス誤検出に
よる速度V1として V1=Tp/t1 (3) を算出する。
【0082】この検出速度V1は、ゼロクロス誤検出が
なければ本来(t1+t2)であったものが、ゼロクロ
ス誤検出254によりほぼ半分の時間t1となってお
り、その結果、検出速度V1は前回の(1)式の検出速
度V0に比べるとほぼ2倍に増加している。そこでトラ
ックゼロクロス誤検出判定部218にあっては、 130%t0>t1>70%t0 となる条件によりゼロクロス誤検出を判定する。
【0083】即ち、今回の検出速度t1が前回のゼロク
ロス誤検出のない間隔時間t0の70%の値から130
%の値の範囲を外れているかどうか判定している。そし
て間隔時間t1がゼロクロス誤検出のない前回のゼロク
ロス間隔時間t0の70%値以下であったりもしくは1
30%値以上であった場合には、ゼロクロスの誤検出が
あったものと判定する。
【0084】ここでトラックゼロクロス誤検出判定部2
18にあっては、トラックゼロクロス時間検出部212
で検出した間隔時間t1をゼロクロス誤検出のない過去
のゼロクロス間隔時間t0と比較して誤検出の有無を判
定しているが、これ以外に速度または加速度によりゼロ
クロス誤検出を判定してもよい。即ち、今回の検出速度
がV1、誤検出のない前回の速度がV0であったとする
と、 130%V0>V1>70%V0 の条件式を設定し、検出速度V1が70%V0以下であ
るかまたは130%V0以上であればゼロクロスの誤検
出と判定する。同様に、今回の加速度α1と前回のゼロ
クロス誤検出のない場合の加速度α0を求め、 130%α0>α1>70%α0 の条件式を設定し、今回の加速度α1が70%α0以下
もしくは130%α0以上であった場合にはゼロクロス
誤検出と判定する。
【0085】もちろん、ゼロクロス間隔時間t、速度
V、加速度αのそれぞれにおいてゼロクロス誤検出の有
無を判定する条件式の閾値は、下限値70%、上限値1
30%とした場合を例にとっているが、それ以外の数値
についても必要に応じて適宜に定めることができる。再
び図10を参照するに、トラックゼロクロス誤検出判定
部218でトラックゼロクロスの誤検出が判定される
と、速度予測演算部220においてゼロクロス誤検出が
なかったときの正しい速度の予測演算が行われる。この
速度の予測演算を図11のタイムチャートを参照して説
明すると次のようになる。
【0086】時刻T1のゼロクロス誤検出254により
速度検出部112−1にあっては、前記(1)式により
誤った速度V1が検出されている。そこで速度予測演算
部220は、このゼロクロス誤検出で誤った値をもつ検
出速度V1を用いて正しい速度V1pを演算する。 V1p=V1・(t1/t0) (4) 即ち、ゼロクロス誤検出254が生じた1つ前のトラッ
クピッチとの間で考えると、隣接したトラックピッチ間
での速度変化はそれほど大きくなく、前回のトラックゼ
ロクロスの誤検出のないトラックピッチでのゼロクロス
間隔時間t0と同じ間隔時間がゼロクロス誤検出254
のトラックピッチでも生ずるものと見なす。
【0087】そして、(3)式のトラックゼロクロス誤
検出で算出した誤った検出速度V1に正しいゼロクロス
間隔時間t0でゼロクロス誤検出254までの間隔時間
t1を除した時間比(t1/t0)を掛け合わせること
で、正しい速度V1pを予測している。更に予測演算部
220にあっては、予測速度V1pの精度を上げるた
め、時刻t0の制御タイミングT0からレンズアクチュ
エータ64に流している電流をI[アンペア]、レンズ
アクチュエータ64の加速性能をA[G/アンペア]と
すると、 V1p=V1・(t1/t0)+9.8・A・I・ts (5) により予測速度V1pを算出してもよい。
【0088】速度予測演算部220で演算された(4)
式または(5)式の予測速度V1pはセレクタ238を
介して、速度検出部112−1で検出した誤った検出速
度V1の代わりに速度誤差検出部214に与えられ、速
度誤差(Vr−V1p)が検出され、ゲイン乗算部21
6に与えられる。ここでゲイン乗算部216で速度誤差
に掛け合わされるゲインGは、ゼロクロスの誤差検出の
際にはゲイン修正部222で修正される。ゲイン修正部
222は、図11(C)のゼロクロス誤検出254にお
ける誤検出のない前回のゼロクロス間隔時間t0とゼロ
クロス誤検出254までの間隔時間t1との時間比(t
1/t0)によりゲインGを修正する。即ち、修正ゲイ
ンGaは Ga=G・(t1/t0) (6) により求められる。
【0089】このゲインGの修正は、図10の低速シー
ク制御部85によるレンズアクチュエータ64の電流制
御がトラックゼロクロスが1トラックピッチTpごとに
検出されることを前提としており、1トラックピッチT
p分の制御区間に亘って駆動電流を流すことで速度制御
のためのパワーを与えている。しかし、図11(C)の
ようにゼロクロス誤検出254によって1トラックピッ
チTpの途中でゼロクロス誤検出があり、この途中の時
刻T1のタイミングでレンズアクチュエータ64の電流
駆動を行うことから、1トラックピッチTpに亘る電流
駆動を前提に設定したゲインGをそのまま使用すること
ができない。そこで、時間比(t1/t0)を乗ずるこ
とで、1トラックピッチ分のゲインGに対しゲインを低
い値に修正している。
【0090】尚、ゲインGの修正の仕方としては、
(6)式でもよいし Ga=G・(t0−t1)/t0 で近似してもよく、更には時間比を所定の定数、例えば
0.5に固定した修正でもよい。この結果、ゼロクロス
誤検出時に最終的にレンズアクチュエータ64に出力さ
れる駆動電流Iは、次式のようにまとめることができ
る。 I=Ga(Vr−V1p) =G(t1/t0){Vr−(Tp/t1)(t1/t0)} =G{(T1/t0)Vr−(Tp/t1)(t1/t0)(t1/t0)} =G{(T1/t0)Vr−(Tp/t0)(t1/t0)} (7) この(7)式を(2)式に対応させると、右辺第2項は
正しい速度を表わしており、したがって予測した正しい
速度V1pは V1p=(Tp/t0)(t1/t0) (8) のように表すことができる。即ち、(6)式の修正ゲイ
ンGaを含めてゼロクロス誤検出時の正しい予測速度V
1pは(8)式で与えられることが分かる。
【0091】図12は図10の低速シーク処理部におい
て、(5)式に従って正しい速度を予測する場合のゼロ
クロス誤検出に対する対応処理のフローチャートであ
る。図12において、まずステップS1でトラックゼロ
クロスの有無を検出しており、トラックゼロクロスを検
出するとステップS2に進み、そのときのゼロクロス間
隔時間tnを読み込む。続いてステップS3で前回誤検
出か否かチェックし、誤検出でなければステップS4に
進み、例えば前回のゼロクロス誤検出のないゼロクロス
間隔時間tn-1 の70%値と今回のトラックゼロクロス
間隔時間tnを比較する。
【0092】今回の間隔時間tnが前回の間隔時間tn-
1 の70%値を超えていればゼロクロス誤検出がないこ
とから、ステップS5に進み、速度Vnを計算し、ステ
ップS6で加速度補正を行った後、ステップS7で前回
の速度とトラックゼロクロス間隔時間の入れ替えによる
更新を行い、ステップS8で速度誤差ΔVを検出した
後、ステップS9でゲインを掛け合わせてレンズアクチ
ュエータ64の駆動電流を求め、レンズアクチュエータ
64に出力する。
【0093】一方、ステップS4で今回のゼロクロス間
隔時間tnが前回のゼロクロス間隔時間tn-1 の70%
値以下であった場合にはゼロクロスの誤検出と判定し、
ステップS13に進む。ステップS13にあっては、図
10に設けたカウンタ修正部225によりトラックゼロ
クロスの誤検出でカウントアップしているトラックカウ
ンタ110を前回の値に戻すカウンタ修正を行う。
【0094】続いてステップS11で予測速度Vnpを
演算し、更にステップS12で加速度補正を行う。続い
てステップS13にあっては、ゼロクロス誤検出である
ことから、前回の速度及びトラックゼロクロス間隔時間
を更新せずにそのまま維持する。続いてステップS14
で予測速度Vnpを使用して速度誤差ΔVを検出し、ス
テップS15でゲインGの修正を行って修正ゲインGa
を求めた後、ステップS9で修正ゲインGaに予測速度
から求めた速度誤差Vを乗じてアクチュエータ駆動電流
Iを求め、レンズアクチュエータ64に駆動電流を流
す。
【0095】更にトラックゼロクロスの誤検出が行われ
た後の次のゼロクロス検出即ち図11(C)の時刻T2
のゼロクロス検出にあっては、ステップS3で前回のゼ
ロクロス誤検出が判別されて、この場合はステップS1
6に進み、正しいゼロクロス間隔時間TnとしてTn=
Tn+1 +Tn、即ち図11のゼロクロス誤検出を挟む前
後の間隔時間T1,T2の和(T1+T2)を求め、こ
れをトラックゼロクロス間隔時間としてステップS5〜
S9の処理を実行する。
【0096】図13は図10の低速シーク制御部85に
よる制御処理の他の実施形態であり、この実施形態にあ
っては、トラックゼロクロスの誤検出を判定した際に正
しいトラックゼロクロス時間を算出して対応処理を行う
ようにしたことを特徴とする。即ち、図11(C)のよ
うに時刻T1でゼロクロス誤検出254が判定された場
合には、時刻T1ではレンズアクチュエータ駆動電流の
制御は行わず、そのときの間隔時間t1を保持する。
【0097】続いて時刻T2で本来のトラックゼロクロ
ス検出が行われることから、このときのゼロクロス誤検
出254からの間隔時間t2を求め、時刻T0からT2
の正しい1トラックピッチTpに相当するゼロクロス間
隔時間(t1+t2)を求め、このゼロクロス間隔時間
(t1+t2)を使用して速度制御を行う。即ち、速度
検出部112−1で V12=Tp/(t1+t2) (9) により速度V12を求め、速度誤差検出部214及びゲ
イン乗算部216によって I=G・(Vr−V12) =G・{Vr−Tp/(t1+t2)} (10) としてレンズアクチュエータ64の駆動電流を求めて出
力する。もちろん、速度検出部112−1にあっては、
(5)式のように速度補償を行ってもよいことはもちろ
んである。
【0098】このゼロクロス誤検出の判定時に正しいト
ラックゼロクロス時間(t1+t2)を求めた低速シー
ク処理は、図13のフローチャートを参照して説明する
と次のようになる。まずステップS4でトラックゼロク
ロスの誤検出が判定された場合には、ステップS10で
トラックカウンタ110をトラックゼロクロス誤検出の
前の値に修正し、誤検出によるトラックゼロクロス間隔
時間を前回時間Tn-1として保存する。
【0099】続いてゼロクロス誤検出の判定後にトラッ
クゼロクロスが検出されたならば、ステップS3で前回
誤検出であることを判別して、ステップS12に進み、
今回と前回のゼロクロス間隔時間の和として正しいトラ
ックゼロクロス時間Tnを tn=tn-1 +tn (11) として求め、ゼロクロス誤検出のない通常時と同様にし
て、ステップS5〜S9による速度制御を実行する。 4.高速シーク制御とゼロクロス誤検出 図14は高速シーク中のトラックゼロクロスの誤検出を
判定して対応処理を行う図2の高速シーク制御部86の
機能ブロック図である。図14において、トラックカウ
ンタ110に続いて高速シーク制御部のサンプル周波数
17kHzに基づく周期で与えられるサンプルクロック
でトラックカウンタ110の値をラッチするラッチ部2
26が設けられる。
【0100】高速シーク制御部85にあっては、このサ
ンプルクロックのタイミングごとに速度制御の演算処理
を繰り返す。ラッチ部226に続いては速度制御部11
5−2が設けられる。速度制御部115−2は、速度検
出部112−2、目標速度設定部116、速度誤差検出
部228及びゲイン乗算部230で構成される。速度検
出部112−2は、今回のラッチタイミングで得られた
トラックカウンタ110の値N1と前回のラッチタイミ
ングで得られたトラックカウンタ110の値N0から ΔN=(N0−N1) (12) によりカウンタ変化量を求め、これにトラックピッチT
pとサンプルクロック周期tsを用いて、次式により速
度V1を検出する。
【0101】 V1=ΔN・Tp/ts (13) 目標速度設定部116は、トラックカウンタ110の現
在トラック位置に対する目的トラックまでの残りトラッ
ク数に基づく目標速度Vrの設定を行う。速度誤差検出
部228は、速度誤差(Vr−V1)を検出する。ゲイ
ン乗算部230は、速度誤差に所定のゲインGを乗ずる
ことでVCM68即ちキャリッジアクチュエータの駆動
電流Iを演算して、VCM68を駆動する。
【0102】これに加え本発明に高速シーク制御部85
にあっては、更にトラックゼロクロス誤検出判定部23
2、速度予測演算部234、カウンタ修正部236及び
セレクタ238を設けている。トラックゼロクロス誤検
出判定部232は、次の2つのうちのいずれかの判定モ
ードをとる。 モード1:ラッチタイミングの速度を予測し、実際に検
出した速度との差が大きいときにゼロクロス誤検出と判
定する。
【0103】モード2:検出速度から加速度を求め、前
回のラッチタイミングの制御による予測される加速度と
比較して、所定値以下の場合にゼロクロスの誤検出と判
定する。 ここでモード1の速度予測によるゼロクロス誤検出の判
定を説明する。まずトラックゼロクロス誤検出判定部2
32にあっては、速度検出部112−2でトラックカウ
ンタ110の値から、(13)式で求めた検出速度V1
に対し前回のラッチタイミングのVCM68の電流駆動
で予測される予測速度V1pを次式により求める。
【0104】 V1p=V0+9.8・A・I・ts (14) ここでV0は前回のラッチタイミングで検出された速度
である。そして検出速度V1と予測速度V1pとの速度
差ΔVを ΔV=V1p−V1 (15) として求め、速度差ΔVの絶対値について 絶対値ΔV≧Vth となる条件式を設定し、絶対値ΔVが所定値Vth以上で
あればトラックゼロクロスの誤検出と判定する。
【0105】これに対しモード2のゼロクロス誤検出の
判定にあっては、速度検出部112−2で求めた(1
3)式の検出速度V1と前回のラッチタイミングでの検
出速度V0から α=(V0−V1)/ts (16) により加速度αを算出し、予め定めた加速度閾値αthと
の間に α≦αth (17) の条件式を設定し、加速度閾値αth以下であればゼロク
ロスの誤検出と判定する。加速度閾値αthとしては、例
えばサンプル期間に亘るVCM電流により得られる加速
度の例えば70%値を使用する。
【0106】このようにしてモード1またはモード2に
従ってトラックゼロクロス誤検出判定部232でゼロク
ロス誤検出が判定されると、速度予測演算部234を起
動して正しい予測速度を演算する。速度予測演算部23
4による予測速度Vpは、モード1のゼロクロス誤検出
の判定の場合と同様、前記(14)式で算出し、セレク
タ238を介して速度検出部112−2の検出速度V1
の代わりに速度誤差検出部228に供給し、速度誤差を
求めてゲインGを乗ずることにより、VCM68の駆動
電流を流す。
【0107】更にカウンタ修正部236が設けられ、ト
ラックゼロクロス誤検出判定部232でゼロクロス誤検
出が判定されたときの速度予測演算部234で演算され
た予測速度Vpからサンプル期間に生ずるトラックカウ
ンタ110の正しい変化量を演算し、これを前回のサン
プルタイミングのカウント値に加えて今回の正しいカウ
ント値を求める。
【0108】即ち、ゼロクロス誤検出を生じたサンプル
周期のトラックカウンタ110の変化量ΔNpを次式で
算出する。 ΔNp=V1p・ts/Tp (18) このようにして求めた予測変化量ΔNpを、前回のトラ
ックカウンタ110のカウント値をN0とすると N1=N0+ΔNp (19) により求める。この値をトラックカウンタ110にプリ
セットしてカウント値の修正を行う。
【0109】図15は図14の高速シーク制御部85に
おけるモード1のゼロクロス誤検出を採用した場合のフ
ローチャートである。このモード1のゼロクロス誤検出
を採用した処理にあっては、クロック周波数17kHz
のサンプルクロックが得られるごとに実行される。サン
プルクロックが得られると、まずステップS1でそのと
きのトラックカウンタ110のカウント値Nnを読み取
り、ステップS2で前回のカウント値Nn-1 との差とし
て変化量ΔNを算出し、ステップS3で速度Vnを計算
する。
【0110】続いてステップS4で予測速度Vnpを演
算し、ステップS5で予測速度Vnpと検出速度Vnと
の差を求める。そしてステップS6で速度差ΔVを速度
閾値Vthと比較し、速度差Vが速度閾値Vth未満であれ
ばゼロクロス誤検出がないものとして、ステップS7で
検出速度及びトラックカウンタの値を更新し、ステップ
S8,S9でVCMの速度制御を行う。
【0111】一方、ステップS6で速度差ΔVが速度閾
値Vth以上と差が大きくなった場合にはゼロクロス誤検
出と判定し、ステップS10〜S12の処理を行う。即
ちステップS10で、ステップS4で既に計算している
予測速度Vnpを選択し、ステップS11でカウンタ変
化量ΔNを予測し、ステップS12でトラックカウンタ
110を修正する。そしてステップS8,S9で予測速
度Vnpに基づく速度制御を実行する。
【0112】図16はモード2によるゼロクロス誤検出
の高速シーク処理のフローチャートである。まずステッ
プS1でトラックカウンタ110のカウント値Nnを読
み取り、ステップS2でカウンタ変化量ΔNを算出した
後、ステップS3で速度Vnを計算する。続いてステッ
プS4で加速度αを算出し、ステップS5で加速度閾値
αthと比較する。
【0113】加速度閾値αthより大きければゼロクロス
誤検出はないものと判断して、ステップS6で速度及び
トラックカウンタの値を更新し、ステップS7,S8で
VCMの速度制御を行う。一方、ステップS5で加速度
αが加速度閾値αth以下であった場合にはゼロクロス誤
検出と判定し、ステップS9で速度予測を行った後、ス
テップS10でカウンタ変化量ΔNを予測演算し、ステ
ップS11でトラックカウンタ修正値を求めて修正した
後、ステップS7,S8でVCMの速度制御を行う。
【0114】尚、上記の実施形態にあっては、図10の
低速シーク制御部85と図14の高速シーク制御部86
を別々の機能ブロック図で表わしているが、低速シーク
制御と高速シーク制御は重複することがないことから、
例えば機能構成は低速シーク制御部85に統一し、高速
シークと低速シークで異なる処理機能を切り替え、もし
くは必要なくなる機能をパスするように機能構成しても
よいことはもちろんである。
【0115】また本発明の形態としては、図10の低速
シーク制御部85と図14の高速シーク制御部86の両
方を備えることが望ましいが、図10の低速シーク制御
部85に従来構成の高速シーク制御部を組み合わせても
よいし、図14の高速シーク制御部86に従来構成の低
速シーク制御部を組み合わせてもよい。また本発明は上
記の実施例に示された数値による限定は受けない。
【0116】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、シーク中にID部やノイズ等によりトラッキングエ
ラー信号のゼロクロスに誤検出が起きても、このゼロク
ロス誤検出が判定され、誤検出のない状態での正しい速
度を予測して速度制御が行われるため、高速シーク制御
及び低速シーク制御をゼロクロス誤検出による速度異常
変動の影響を受けることなく、安定化して、目的とする
トラックに光ビームを位置付けるためのシーク性能を向
上できる。
【0117】またゼロクロス誤検出を判定してトラック
カウンタを正しいカウント値に修正するため、トラック
ゼロクロスの誤検出によってトラックカウンタのカウン
トミスが防止され、正確に目的とするトラックに位置付
けることができ、トラックミスカウントによるシークエ
ラーによるリトライを不要にし、シーク性能の向上によ
りシーク時間を短縮し、光ディスクドライブ全体として
のシーク性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明による光ディスクドライブのブロック図
【図3】MOカートリッジをローディングした装置内部
構造の説明図
【図4】図2のDSPで実現されるサーボ系統の機能ブ
ロック図
【図5】図4のアナログスイッチのサーボ制御モードの
オン・オフ説明図
【図6】図5のサーボ制御モードの説明図
【図7】図2のシーク制御部によるシーク制御のフロー
チャート
【図8】低速シーク制御時のタイムチャート
【図9】高速シーク制御時のタイムチャート
【図10】ゼロクロス誤検出を判別して処理する本発明
の低速シーク制御部の機能ブロック図
【図11】低速シーク時のゼロクロス誤検出のタイムチ
ャート
【図12】図10の低速シーク制御部によるゼロクロス
誤検出と対応処理のフローチャート
【図13】図10の低速シーク制御部によるゼロクロス
誤検出と対応処理の他の実施形態のフローチャート
【図14】ゼロクロス誤検出を判別して処理する本発明
の高速シーク制御部の機能ブロック図
【図15】図13の高速シーク制御部によるゼロクロス
誤検出と対応処理のフローチャート
【図16】図13の低速シーク制御部によるゼロクロス
誤検出と対応処理の他の実施形態のフローチャート
【符号の説明】
10:コントロールユニット 11:エンクロージャ 12:MPU 14:光ディスクコントローラ(ODC) 14−1:フォーマッタ 14−2:ECC処理部 16:DSP 17:上位インタフェース 18:バッファメモリ 20:ライトLSI回路 21:エンコーダ 22:レーザダイオード制御回路(LD制御回路) 23:リードLSI回路 25:リード復調回路 26:周波数シンセサイザ 30:レーザダイオードユニット 32:ID/MO用ディテクタ 34:ヘッドアンプ 36:温度センサ 38,42,58,62,66:ドライバ 40:スピンドルモータ 44:電磁石 45:FES用ディテクタ(4分割ディテクタ) 46:FES検出回路 47:TES用ディテクタ(2分割ディテクタ) 48:TES検出回路 50:TZC検出回路 54:レンズ位置センサ 56:キャリッジ位置センサ(PSD) 60:フォーカスアクチュエータ 64:レンズアクチュエータ 67:ハウジング 68:VCM(キャリッジアクチュエータ) 69:インレットドア 70:MOカートリッジ 72:MO媒体 76:キャリッジ 78:固定光学系 80:対物レンズ 110:トラックカウンタ 112−1,112−2:速度検出部 115−1,115−2:速度制御部 116:目標速度検出部 210:AND回路 212:TZC時間検出部 214,228:速度誤差検出部 216,230:ゲイン乗算部 218,232:TZC誤検出判定部 222:ゲイン修正部 224,234:速度予測演算部 225,236:カウンタ修正部 226:ラッチ部 238:セレクタ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを媒体に照射する対物レンズを媒
    体のトラックを横切る方向に移動させるレンズアクチュ
    エータと、 前記レンズアクチュエータを搭載したキャリッジを媒体
    のトラックを横切る方向に移動させるキャリッジアクチ
    ュエータと、 媒体戻り光の受光出力に基づいて、前記光ビームのトラ
    ックを横切る方向の位置に応じたトラッキングエラー信
    号を作成するトラッキングエラー信号作成回路と、 前記キャリッジアクチュエータの速度制御により、光ビ
    ームを目標トラックに高速移動させる高速シーク制御部
    と、 前記レンズアクチュエータの速度制御により、光ビーム
    を目標トラックに低速移動させる低速シーク制御部とを
    備え、 前記低速シーク制御部は、 前記トラッキングエラー信号のトラックゼロクロスを検
    出するゼロクロス検出部と、 シーク開始時に目標トラック位置までのトラック数がプ
    リセットされ、前記トラックゼロクロスの検出毎にダウ
    ンカウントされて目標トラック位置までの残りトラック
    数を示すトラックカウンタと、 前記トラックゼロクロス間隔時間を検出する間隔時間検
    出部と、 前記トラックゼロクロス間隔時間に基づいて光ビームの
    速度を検出すると共に、シーク中における前記目標トラ
    ックまでの残りトラック数に基づいて目標速度を設定
    し、前記目標速度と検出速度との速度誤差を検出し、該
    速度誤差に所定のゲインを乗じて求めた電流により前記
    レンズアクチュエータを駆動して前記光ビームの検出速
    度を目標速度に追従させる速度制御部と、 シーク中の前記ゼロクロス検出回路による誤検出を判定
    する誤検出判定部と、 シーク中にゼロクロス誤検出を判定した場合に、前回の
    誤検出していないトラックゼロクロス間隔時間に基づい
    て正しい速度を予測演算し、該予測速度を前記検出速度
    の代りに前記速度制御部に供給して速度制御させる速度
    予測演算部と、を備えたことを特徴とする光学的記憶装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1の光学的記憶装置に於いて、前記
    誤検出判定部は、前記トラックゼロクロス間隔時間t1
    が前回のトラックゼロクロス間隔時間t0に基づく所定
    範囲を超えて変化した場合に、ゼロクロスの誤検出と判
    定することを特徴とする光学的記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1の光学的記憶装置に於いて、前記
    誤検出判定部は、前記トラックゼロクロス間隔時間t1
    から求めた検出速度V1が前回のトラックゼロクロス間
    隔時間t0から求めた検出速度V0に基づく所定範囲を
    超えて変化した場合に、ゼロクロスの誤検出と判定する
    ことを特徴とする光学的記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項1の光学的記憶装置に於いて、前記
    誤検出判定部は、前記トラックゼロクロス間隔時間t1
    から求めた加速度α1が前回のトラックゼロクロス間隔
    時間t0から求めた加速度α0に基づく所定範囲を超え
    て変化した場合に、ゼロクロスの誤検出と判定すること
    を特徴とする光学的記憶装置。
  5. 【請求項5】請求項3,4又は5項のいずれかに記載の
    光学的記憶装置に於いて、前記誤検出判定部は、現在値
    が前回値に±30%を乗じた上限値と下限値の範囲を超
    えて変化した場合に、前記ゼロクロスの誤検出と判定す
    ることを特徴とする光学的記憶装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記速度予測演算部は、ゼロクロス誤検出による間隔時
    間t1及び検出速度V1と、誤検出が行われていない前
    回のゼロクロス間隔時間t0に基づいて正しい速度V1
    pを予測演算することを特徴とする光学的記憶装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記速度予測演算部は、予測速度V1pを V1p=V1・(t1/t0) により演算することを特徴とする光学的記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記速度予測演算部は、予測速度V1pを、前記レンズ
    アクチュエータに出力した電流I[アンペア]、前記レ
    ンズアクチュエータの加速特性A[G/アンペア]、及
    びゼロクロス誤検出による間隔時間t1に基づいて、予
    測速度Vp1を V1p=V1・(t1/t0)+9.8・A・I・t1 により演算することを特徴とする光学的記憶装置。
  9. 【請求項9】請求項6記載の光学的記憶装置に於いて、
    前記速度制御部は、前記速度予測演算部の予測速度V1
    pにより前記目標速度との速度誤差を検出した場合、前
    記ゲインGを、ゼロクロス誤検出時の間隔時間t1と誤
    検出が行われていない前回のゼロクロス間隔時間t0に
    基づいて修正することを特徴とする光学的記憶装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記速度制御部は、修正ゲインGaを Ga=G・(t1/t0) により演算することを特徴とする光学的記憶装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記速度予測演算部は、ゼロクロス誤検出までの第
    1間隔時間t1と、ゼロクロス誤検出から次回のゼロク
    ロス検出までの第2間隔時間t2を加算した時間(t1
    +t2)に基づいて速度を予測演算することを特徴とす
    る光学的記憶装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記速度予測演算部は、トラックピッチをTpとし
    た場合、予測速度Vpを Vp=Tp/(t1+t2) により演算することを特徴とする光学的記憶装置。
  13. 【請求項13】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
    て、更に、前記ゼロクロス誤検出時に前記トラックカウ
    ンタの計数値を検出前の値に戻すカウンタ修正部を設け
    たことを特徴とする光学的記憶装置。
  14. 【請求項14】請求項1記載の光学的記憶装置に於い
    て、更に、前記ゼロクロス検出から所定時間のあいだに
    前記ゼロクロス検出回路に対するトラッキングエラー信
    号の入力を禁止してゼロクロスの誤検出を防止するマス
    ク処理部を設けたことを特徴とする光学的記憶装置。
  15. 【請求項15】光ビームを媒体に照射する対物レンズを
    媒体のトラックを横切る方向に移動させるレンズアクチ
    ュエータと、 前記レンズアクチュエータを搭載したキャリッジを媒体
    のトラックを横切る方向に移動させるキャリッジアクチ
    ュエータと、 媒体戻り光の受光出力に基づいて、前記光ビームのトラ
    ックを横切る方向の位置に応じたトラッキングエラー信
    号を作成するトラッキングエラー信号作成回路と、 前記キャリッジアクチュエータの速度制御により、光ビ
    ームを目標トラックに高速移動させる高速シーク制御部
    と、 前記レンズアクチュエータの速度制御により、光ビーム
    を目標トラックに低速移動させる低速シーク制御部とを
    備え、 前記高速シーク制御部は、 前記トラッキングエラー信号のトラックゼロクロスを検
    出するゼロクロス検出部と、 シーク開始時に目標トラック位置までのトラック数がプ
    リセットされ、前記トラックゼロクロスの検出毎にダウ
    ンカウントされて目標トラック位置までの残りトラック
    数を示すトラックカウンタと、 高速シーク中における所定のサンプル周期毎に、前記ト
    ラックカウンタの計数値をラッチするラッチ部と、 前記ラッチ部でラッチした前回と今回のカウント値の差
    に基づいて光ビームの速度を検出すると共に、シーク中
    における前記目標トラックまでの残りトラック数に基づ
    いて目標速度を設定し、前記目標速度と検出速度との速
    度誤差を検出し、該速度誤差に所定のゲインを乗じて求
    めた電流により前記キャリッジアクチュエータを駆動し
    て前記光ビームの検出速度を目標速度に追従させる速度
    制御部と、 シーク中の前記ゼロクロス検出回路による誤検出を判定
    する誤検出判定部と、 前記誤検出判定部でゼロクロス誤検出を判定した場合
    に、正しい速度を予測演算し、該予測速度を前記検出速
    度の代りに前記速度制御部に供給して速度制御させる速
    度予測演算部と、 前記ゼロクロス誤検出時に前記トラックカウンタのカウ
    ント値を正しい値に修正するカウンタ修正部と、を備え
    たことを特徴とする光学的記憶装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記誤検出判定部は前回のラッチタイミングで制御
    したアクチュエータの加速度Aを検出すると共に、駆動
    電流Iから今回のラッチタイミングでの速度V1pを予
    測し、該予測速度V1pと前記検出速度V1との差が所
    定値を超えた場合に前記ゼロクロスの誤検出と判定する
    ことを特徴とする光学的記憶装置。
  17. 【請求項17】請求項15記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記誤検出判定部は、前回のラッチタイミングの速
    度V0と今回のラッチタイミングでの検出速度V1から
    求めた加速度αが、前回のラッチタイミングで前記キャ
    リッジアクチュエータに流した駆動電流Iから予測され
    る加速度αpの所定割合以下の場合に、前記ゼロクロス
    の誤検出と判定することを特徴とする光学的記憶装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記誤検出判定部は、前記検出加速度αが前記予測
    加速度αpに70%を乗じた閾値αth以下の場合に、前
    記ゼロクロスの誤検出と判定することを特徴とする光学
    的記憶装置。
  19. 【請求項19】請求項15記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記速度予測演算部は、前回のラッチタイミングの
    検出速度V0、前回のラッチタイミングでのキャリッジ
    アクチュエータの駆動電流I[アンペア]、前記キャリ
    ッジアクチュエータの加速性能A[G/アンペア]、及
    び前記ラッチ部のサンプル周期tsに基づいて、今回の
    ラッチタイミングでの予測速度V2pを算出することを
    特徴とする光学的記憶装置。
  20. 【請求項20】請求項16記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記速度予測演算部は、今回のラッチタイミングで
    の予測速度V1pを V1p=V0+9.8・A・I・ts により算出することを特徴とする光学的記憶装置。
  21. 【請求項21】請求項15記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記カウンタ修正部は、前記速度予測演算部で算出
    された予測速度Vpに基づいて、サンプル周期tsに亘
    る前記トラックカウンタの変化量ΔNを予測演算し、該
    変化量ΔNを前回のカウント値に加算して正しいカウン
    ト値に修正することを特徴とする光学的記憶装置。
  22. 【請求項22】請求項21記載の光学的記憶装置に於い
    て、前記カウンタ修正部は、前記予測速度をVp、サン
    プル周期をts、トラックピッチをTpとした場合、サ
    ンプル周期tsに亘る前記トラックカウンタの変化量Δ
    Nを、 ΔN=Vp・ts/Tp により算出し、該変化量ΔNを前回のカウント値に加算
    して正しいカウント値に修正することを特徴とする光学
    的記憶装置。
JP23215897A 1997-08-28 1997-08-28 光学的記憶装置 Expired - Fee Related JP3791723B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23215897A JP3791723B2 (ja) 1997-08-28 1997-08-28 光学的記憶装置
US09/022,430 US6157599A (en) 1997-08-28 1998-02-12 Optical storage apparatus
DE19807272A DE19807272C2 (de) 1997-08-28 1998-02-23 Optisches Speichergerät

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23215897A JP3791723B2 (ja) 1997-08-28 1997-08-28 光学的記憶装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005002547A Division JP2005174541A (ja) 2005-01-07 2005-01-07 光学的記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1173651A true JPH1173651A (ja) 1999-03-16
JP3791723B2 JP3791723B2 (ja) 2006-06-28

Family

ID=16934911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23215897A Expired - Fee Related JP3791723B2 (ja) 1997-08-28 1997-08-28 光学的記憶装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6157599A (ja)
JP (1) JP3791723B2 (ja)
DE (1) DE19807272C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7307810B1 (en) * 2006-10-09 2007-12-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of compensating for track address discontinuity across servo track writing boundary in hard disk drives

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3565738B2 (ja) * 1999-03-30 2004-09-15 富士通株式会社 光記録媒体処理装置及びそれにおけるシーク制御方法
JP2000285479A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Fujitsu Ltd 情報記憶装置
CN1209755C (zh) * 1999-04-20 2005-07-06 株式会社三协精机制作所 光学拾取系统及其制做方法
JP4201940B2 (ja) * 1999-09-20 2008-12-24 富士通株式会社 記憶装置のサーボ制御方法、サーボ制御回路及び記憶装置
TW473705B (en) * 2000-01-28 2002-01-21 Via Tech Inc Method and device to prevent overcurrent of pickup head
DE10041426A1 (de) * 2000-08-23 2002-03-07 Thomson Brandt Gmbh Verfahren zur Spurführung in einem Gerät zum Lesen und/oder Beschreiben eines optischen Aufzeichnungsträgers sowie entsprechendes Gerät zum Lesen und/oder Beschreiben eines optischen Aufzeichnungsträgers
US6977477B2 (en) * 2000-11-27 2005-12-20 Seagate Technology Llc Systems, apparatus, and methods for motor control
US6898164B2 (en) * 2001-01-25 2005-05-24 Dphi Acquisitions, Inc. Close tracking algorithm in a digital tracking servo system
US7522480B2 (en) 2001-01-25 2009-04-21 Dphi Acquisitions, Inc. Digital tracking servo system with multi-track seek with an acceleration clamp
US6847596B2 (en) * 2001-01-25 2005-01-25 Dphi Acquisitions, Inc. Tracking servo system including a multi-track seek algorithm with a track zero crossing period integrity test
BRPI0215108A2 (pt) * 2001-12-05 2016-07-05 Lg Electronics Inc código de detecção de erro que gera o gerador de código da detecção do método e de erro
TW577048B (en) * 2001-12-31 2004-02-21 Ind Tech Res Inst Calibrating method for objective lens speed sensor of optical pickup head
TWI222624B (en) * 2002-08-15 2004-10-21 Mediatek Inc Tunable resistance force setting system in optical read/write device
TWI220983B (en) * 2002-08-21 2004-09-11 Mediatek Inc Offset setting system for seeking control
TWI276068B (en) * 2003-09-29 2007-03-11 Lite On It Corp Method of controlling pick-up head during long seeking
TWI229331B (en) * 2003-10-22 2005-03-11 Mediatek Inc Compensation method for detecting seeking speed of optical disk device
DE102004019692A1 (de) * 2004-04-20 2005-11-10 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Verfahren und Vorrichtung für das Spurzählen bei optischen Aufzeichnungsträgern
JP2005317112A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Sony Corp 光ディスク装置
US7298677B2 (en) * 2004-07-28 2007-11-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Optical disc drive apparatus and method
US7522481B2 (en) * 2004-10-28 2009-04-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Disc drive mechanism and method of operation therefor
TWI306250B (en) * 2005-11-29 2009-02-11 Via Tech Inc Tracking control method and optical disk drive
US7568143B2 (en) * 2006-01-18 2009-07-28 International Business Machines Corporation System and method of utilizing a network to correct flawed media data
TW201349235A (zh) * 2012-05-23 2013-12-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 光碟讀寫裝置及其循軌伺服器和循軌方法
JP7105602B2 (ja) 2018-04-27 2022-07-25 キヤノン株式会社 記録装置、その制御方法およびスキャナ装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58185043A (ja) * 1982-04-23 1983-10-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd トラツク検索装置
JPH0664864B2 (ja) * 1985-12-26 1994-08-22 松下電器産業株式会社 トラツクカウンタ
JPH0673188B2 (ja) * 1986-03-31 1994-09-14 松下電器産業株式会社 光デイスクのアクセス装置
JPH01196737A (ja) * 1988-01-29 1989-08-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学式記録再生装置
US5182736A (en) * 1989-10-12 1993-01-26 Fujitsu Limited Deceleration control system for positioning an optical head in an optical disk unit
JPH04132021A (ja) * 1990-09-20 1992-05-06 Nec Corp 光ディスク装置
JP2693281B2 (ja) * 1991-03-19 1997-12-24 富士通株式会社 光ディスク装置のシーク制御方法及びその回路
JP2987822B2 (ja) * 1991-09-19 1999-12-06 オリンパス光学工業株式会社 アクセス制御装置
JP2655109B2 (ja) * 1994-12-15 1997-09-17 日本電気株式会社 光ディスク装置
KR100280868B1 (ko) * 1996-05-09 2001-02-01 윤종용 트랙크로스신호 보정장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7307810B1 (en) * 2006-10-09 2007-12-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of compensating for track address discontinuity across servo track writing boundary in hard disk drives

Also Published As

Publication number Publication date
JP3791723B2 (ja) 2006-06-28
DE19807272C2 (de) 2000-03-23
US6157599A (en) 2000-12-05
DE19807272A1 (de) 1999-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3791723B2 (ja) 光学的記憶装置
EP0803864B1 (en) Optical storage apparatus
US6370094B1 (en) Optical storage apparatus
JP3447956B2 (ja) 光学的記憶装置
US6628579B2 (en) Storage apparatus
JP3778399B2 (ja) 光学的記憶装置及び光記憶媒体の記録再生方法
JPH09305984A (ja) 光学的記憶装置
US6381204B1 (en) Power save mode control method and storage unit
JP2947095B2 (ja) 光ディスク装置及びアクセス制御方法
JP2005174541A (ja) 光学的記憶装置
JP3758412B2 (ja) 光記憶装置とフォーカスサーボ制御方法
JP3602696B2 (ja) 記憶装置
JP4153498B2 (ja) 光学的記憶装置
JP3832746B2 (ja) 光学的記憶装置
JP4153473B2 (ja) 光学的記憶装置
JP2000067446A (ja) 光学的記憶装置及びポジショナ駆動感度の調整方法
JPH06325554A (ja) アクセス制御装置及び制御方法
JPH06349211A (ja) トラックカウントパルス生成回路
JPH0927132A (ja) トラックジャンプ制御装置
JP2002150573A (ja) サーボ制御システム及び情報再生装置
JP2004335104A (ja) 光学的記憶装置
JPH08124176A (ja) ディスク装置
JPH1186298A (ja) 情報記録再生装置
JP2001167450A (ja) ディスク装置
JPH04157680A (ja) アクセス制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090414

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090414

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees