JPH06349211A - トラックカウントパルス生成回路 - Google Patents

トラックカウントパルス生成回路

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Publication number
JPH06349211A
JPH06349211A JP13829193A JP13829193A JPH06349211A JP H06349211 A JPH06349211 A JP H06349211A JP 13829193 A JP13829193 A JP 13829193A JP 13829193 A JP13829193 A JP 13829193A JP H06349211 A JPH06349211 A JP H06349211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pickup
tracking error
error signal
signal
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP13829193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ueda
整 上田
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Publication of JPH06349211A publication Critical patent/JPH06349211A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピックアップのシークタイムを短縮しうるト
ラックカウントパルス生成回路を提供する。 【構成】 ピックアップ2と記録媒体1との相対速度が
低速、即ち、トラッキングエラー信号の周波数が低いと
きはヒステリシスコンパレータ11のヒステリシス幅を
広く取ることで、ピットの影響を少なくし、ピックアッ
プ2と記録媒体1の相対速度が高速、即ち、トラッキン
グエラー信号の周波数が高いときにはヒステリシスコン
パレータ11のヒステリシス幅を狭くして、確実に対応
するように構成し、シーク中にトラッキングエラー信号
の誤検出を減少し、トラックカウントミスの減少によ
る、シークタイムの短縮化を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】例えば、いわゆるCCS(Compos
ite Continuous Servo)方式を採用したディスクの記録
再生装置における、トラックサーチのためのトラックカ
ウントパルス生成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディスクに情報を記録、又再生
することが可能なCCS方式のドライブ装置でトラック
カウントを行って目標トラックをシークする場合、まず
はピックアップからのトラッキングエラー信号がノイズ
除去のためのローパスフィルタに通され、その後、所定
の特性を有するヒステリシスコンパレータによってトラ
ッキングエラー信号が2値化される。そして、この2値
化信号をカウントすることによりピックアップの移動量
が確認される。
【0003】以下、図3に基づいて従来のトラックカウ
ントパルス生成回路の具体的構成及びその動作を説明す
る。図1に示すヒステリシスコンパレータbは、オペア
ンプc、帰還抵抗R1 及び抵抗R2 から構成されてい
る。そして、オペアンプcの反転入力にローパスフィル
タaを介して入力されるトラッキングエラー信号Vi
印加されている。いま信号Vi が負の値から徐々に正の
値へ変化し、オペアンプcの非反転入力Vr の初期値V
t (=Vo 2 /(R1 +R2 ))とVi との関係がV
i >Vr となるとオペアンプcの出力がVo から−Vo
に変わる。これに伴いVr の値がVr =−Vt となるよ
うにヒスナリシスコンパレータbは構成されている。
【0004】また、逆に、オペアンプcの反転入力に加
わるVi の正の値から徐々に負の値へ変化し、Vi <−
r となるとオペアンプcの出力が−Vo からVo に変
わる。これに伴いVr の値がVr =Vt となる。そし
て、シーク時に図示しないピックアップがディスクの半
径方向に移動することによってピックアップは所定周波
数を有するトラッキングエラー信号を出力するが、その
トラッキングエラー信号が上記のような特性のヒスナリ
シスコンパレータbに入力されると、トラッキングエラ
ー信号が2値化される。
【0005】ヒステリシス特性を有しているのでヒステ
リシスコンパレータbに入力されるトラッキングエラー
信号がピット等によるノイズが生じてもオペアンプcの
出力に、そのノイズの影響が出にくい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ピックアップがトラッ
クを低速で横切るときにピットの存在する箇所では図4
(1)のようなトラッキングエラー信号にピットによる
ノイズが生じる。また、ピックアップがトラックを高速
で横切るときにはピットの存在する箇所では図4(2)
のようにトラッキングエラー信号の振幅が小さくなる。
【0007】そのため、従来のトラックカウント生成回
路においては、例えばヒステリシスコンパレータbのヒ
ステリシス幅を図5(1)の幅Aのように、ノイズ振幅
に比べて小さく設定すると、ピックアップがトラックを
低速で横切る場合、ピットの存在する箇所を通過すると
き生じるノイズ振幅がヒステリシス幅を越える。したが
って、ヒステリシスコンパレータbから図5(2)のよ
うな反転出力信号が出力される。そのため、トラックカ
ウントミスが起こる。
【0008】そこで、ヒステリシス幅を図5(1)に示
す幅Bのようにノイズ振幅より十分広く設定するとヒス
テリシスコンパレータbから図5(3)のような波形ノ
イズの影響による反転出力信号が出力されることがな
い。
【0009】ところが、図5(4)のヒステリシス幅B
のようにヒステリシス幅を広く設定すると、ピックアッ
プがトラックを高速で横切る場合、ピットの存在する箇
所ではトラッキングエラー信号が小さくなる。したがっ
て、ヒステリシス幅Bをトラッキングエラー信号が越え
なくなり、ピックアップがトラックを横切っているにも
関わらず第5図(5)のようにパルスが出力されない。
そのため、パルスが出力されるべき点で出力されないの
でトラックのカウントミスが生じる。
【0010】上記のように従来のトラックカウントパル
ス生成回路は、ヒステリシスコンパレータbのヒステリ
シス幅が一定であるからピックアップのシーク速度が変
化するとトラックカウントミスが生じる。その結果、正
確なサーチが行われないため、シークタイムが遅くなっ
てしまう等の欠点を有している。
【0011】したがって、本発明はピックアップのシー
クタイムを短縮しているトラックカウントパルス生成回
路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のトラックカウン
トパルス生成回路は、トラックを有する記録媒体に記録
されている情報を再生又は前記記録媒体に情報を記録す
るピックアップと、前記ピックアップから前記記録媒体
へ照射される光ビームと前記トラックとの半径方向の誤
差に応じた信号であるトラッキングエラー信号を生成す
るトラッキングエラー信号生成回路と、前記トラッキン
グエラー信号を2値化するヒステリシスコンパレータ
と、前記ピックアップと前記記録媒体との相対速度を検
出する速度検出回路と、前記速度検出回路から得られる
前記相対速度が遅いほど前記ヒステリシスコンパレータ
のヒステリシス幅を広くするように制御する制御装置と
を有することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明のトラックカント生成回路はピックアッ
プと前記記録媒体との相対速度に応じて、ヒステリシス
コンパレータのヒステリシス幅を最適な値に制御する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。同図において、ディスク1は光ディスクであ
り、ピックアップ2はディスク1の情報を光学的に読み
取るものである。シーク制御回路3は移動開始位置から
移動目的位置までのトラック数を演算する。さらに、ピ
ックアップ2の検出速度と減速目標速度との比較により
スイッチ5の制御を行う。トラックカウンタ4はピック
アップ2の存在するトラックから移動目標トラックまで
のトラック数をカウントする。スイッチ5はシーク制御
回路3からの制御信号に基づいてピックアップの移動を
制御する信号を選択的に切り替える。加速制御部6はピ
ックアップの加速制御信号を出力する。ドライバ8は加
速制御信号及び速度誤差信号に応じてピックアップを駆
動する。ローパスフィルタ10はプリアンプ9から出力
されたトラッキングエラー信号のノイズ除去を行う。ヒ
ステリシスコンパレータ11はトラッキングエラー信号
を2値化する。減速目標ROM12はトラックカウンタ
4からの残りトラック数に応じた減速目標速度を記憶し
ている。パルス信号生成回路13はヒステリシスコンパ
レータ11からの2値化された信号によりパルス信号を
生成する。速度検出回路14はパルス信号をf/v変換
してピックアップとディスクとの相対速度を示す速度検
出信号を出力する。スイッチ16はヒステリシスコンパ
レータ11に接続される抵抗、又は接地を選択すべく切
り替えられる。演算器17は速度検出信号と加速制御信
号、減速目標信号とにより、速度誤差信号を求める。ト
ラッキングエラー信号生成回路18はトラッキングエラ
ー信号を生成する。
【0015】次に、以上の構成に基づき本実施例の動作
について説明する。図示しないキーボード等から構成さ
れる移動目標位置指定手段でピックアップ2の移動目標
位置が指定されると、ピックアップ2から読み取られた
移動開始位置までのトラック数をシーク制御回路3が演
算するとともに、そトラック数をトラックカウンタ4へ
ロードする。
【0016】シーク開始時はスイッチ5はA側に接続さ
れており、加速制御部6からの加速制御信号がD/A変
換器7に入力され、アナログ信号に変換される。アナロ
グ信号に変換された加速制御信号はドライバ8に入力さ
れ、ドライバ8はその加速信号に基づきピックアップ2
を光ディスク1の半径方向へ駆動する。
【0017】移動が開始されるとトラッキングエラー検
出回路18からトラッキングエラー信号が出力され、そ
のトラッキングエラー信号はプリアンプ9で増幅され
る。増幅されたトラッキングエラー信号はローパスフィ
ルタ10に通されノイズ除去された後、ヒステリシスコ
ンパレータ11に入力される。ヒステリシスコンパレー
タ11はトラッキングエラー信号を第2図(1)に示す
ようなトラッキングエラー2値化信号に波形成形する。
【0018】そして、パルス生成回路13はトラッキン
グエラー2値化信号のエッジ部、すなわちトラッキング
エラー信号のレベルが変化するときに、一定の時間、H
レベルになる図2(2)に示すようなパルス信号を出力
する。このパルス信号を速度検出回路14に入力する。
速度検出回路14はパルス信号の周波数を電圧変換して
ピックアップとディスクとの相対速度(以後、検出速度
と称す)を示す速度検出信号を生成する。
【0019】速度検出信号はA/D変換器15に入力さ
れディジタル信号に変換される。A/D変換器15を通
過した検出速度信号はシーク制御回路3に入力される。
シーク制御回路3に入力された検出速度信号に応じて、
スイッチ16の切り替えを行う。スイッチ16の切り替
えは検出速度が所定値より大きい場合、抵抗R3がヒス
テリシスコンパレータ11に接続される。
【0020】また、検出速度が所定値より小さい場合、
抵抗R4がヒステリシスコンパレータ11に接続される
ようにスッチ16が切り替えられる。このとき、抵抗値
としてはR3>R4となっている。即ち、検出速度が所
定値より大きいとヒステリシス幅は大きく、検出速度が
所定値より小さいとヒステリシス幅は小さくなるように
制御される。
【0021】また、スイッチ2により選択される抵抗の
数は2つに限られるものではない。所定値をいくつか設
定し、所定値によって区切られた幾つかの範囲のどこに
検出速度が属するかによって3つ以上の抵抗を選択させ
てもよい。さらに、ノイズの影響をうけないほどにビッ
クアップ2の検出速度が速くなれば抵抗を零にするよう
にスイッチ2を制御してもよい。
【0022】トラックカウンタ4はトラッキングエラー
信号の2値化信号のH,Lレベル(エッジを計数するこ
と)により移動中のピックアップ2の現在位置するトラ
ックから目標トラックまでの残りトラック数を計算す
る。そのトラックカウンタ4からの目標トラックまでの
残りトラック数に応じた信号に基づいて減速目標速度R
OM12に記憶されている減速目標速度曲線からピック
アップ2の現在位置までの減速目標速度を決定する。そ
の減速目標速度はシーク制御回路3に入力されている。
【0023】シーク制御回路3は検出目標信号と減速目
標速度を比較している。シーク制御回路3検出速度が減
速目標速度を越えたことを確認すると、スイッチ5をB
側に切り替える。そして、演算器17で生成された減速
目標速度と検出速度信号との差である速度誤差信号がD
/A変換器7でD/A変換された後ドライバ8に入力さ
れる。この速度誤差信号に対応した信号によって検出速
度が減速目標速度になるように制御される。そして、ト
ラックカウンタ4の残りトラック数が零となるとピック
アップ2の移動が停止し、目標位置のシークが完了す
る。この間も常に検出速度信号がシーク制御回路3に検
出され速度に応じてヒステリシス幅が変化される。
【0024】
【発明の効果】本発明のトラックカウントパルス生成回
路によれば、ピックアップと記録媒体との相対速度が低
速、即ち、トラッキングエラー信号の周波数が低いとき
にはヒステリシスコンパレータのヒステリシス幅を広く
取ることで、ピットの影響を少なくし、ピックアップと
記録媒体の相対速度が高速、即ち、トラッキングエラー
信号の周波数が高いときにはヒステリシスコンパレータ
のヒステリシス幅を狭くして、確実に対応するようにし
たため、シーク中にトラッキングエラー信号の誤検出を
より少なくできるので、トラックカウントミスが少なく
なり、シークタイムが短くなる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である
【図2】図1の信号波形図である。
【図3】従来のトラックカウントパルス生成回路の回路
図である。
【図4】トラッキングエラー信号の波形図である。
【図5】従来のトラックカウントミスの説明図である。
【符号の説明】
1…ディスク 2…ピックアップ 3…シーク制御回路 4…トラックカウンタ 5…スイッチ 6…加速制御部 7…D/A変換器 8…ドライバ 9…プリアンプ 10…ローパスフィルタ 11…ヒステリシスコンパレータ 12…減速目標ROM 13…パルス信号生成回路 14…速度検出回路 15…A/D変換器 16…スイッチ 17…演算器 18…トラッキングエラー信号生成回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックを有する記録媒体に記録されて
    いる情報を再生し又は前記記録媒体に情報を記録するピ
    ックアップと、 前記ピックアップから前記記録媒体へ照射される光ビー
    ムの照射位置と前記トラックとの間の半径方向の位置誤
    差に応じた信号であるトラッキングエラー信号を生成す
    るトラッキングエラー信号生成回路と、 前記トラッキングエラー信号を2値化するヒステリシス
    コンパレータと、 前記ピックアップと前記記録媒体との相対速度を検出す
    る速度検出回路と、 前記相対速度が遅いほど前記ヒステリシスコンパレータ
    のヒステリシス幅を広くするように制御する制御装置
    と、 を有するトラックカウントパルス生成回路。
JP13829193A 1993-06-10 1993-06-10 トラックカウントパルス生成回路 Pending JPH06349211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13829193A JPH06349211A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 トラックカウントパルス生成回路

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JP13829193A JPH06349211A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 トラックカウントパルス生成回路

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Publication Number Publication Date
JPH06349211A true JPH06349211A (ja) 1994-12-22

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ID=15218462

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JP13829193A Pending JPH06349211A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 トラックカウントパルス生成回路

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JP (1) JPH06349211A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6711104B2 (en) * 2000-09-19 2004-03-23 Funai Electric Co., Ltd. Disk reading apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6711104B2 (en) * 2000-09-19 2004-03-23 Funai Electric Co., Ltd. Disk reading apparatus

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