JPH1165212A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH1165212A
JPH1165212A JP9221821A JP22182197A JPH1165212A JP H1165212 A JPH1165212 A JP H1165212A JP 9221821 A JP9221821 A JP 9221821A JP 22182197 A JP22182197 A JP 22182197A JP H1165212 A JPH1165212 A JP H1165212A
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Japan
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scanning
laser
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color
black
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Application number
JP9221821A
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English (en)
Inventor
Koji Katamoto
浩司 片本
Osamu Fujimoto
修 藤本
Ayumi Oda
歩 小田
Shoichiro Yoshiura
昭一郎 吉浦
Yoichi Shimazawa
耀一 嶋澤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のカラーデジタル複写機では、カラーモ
ード時、他の色より高速に駆動されるブラックのレーザ
ビームスキャナユニットのポリゴンの速度を、他の色の
ポリゴンの速度に合わせて低速に切り換えていたが、該
構成では特に、白黒モードからカラーモードに切り換え
た時、ファーストコピーが得られるまでの時間が長くな
り、コピーの作業効率が悪いといった問題があった。 【解決手段】 カラーモード時、ブラックのレーザビー
ムスキャナユニットのポリゴンの回転速度は一切変え
ず、そのミラー面を間引いて用いることで、ブラックの
レーザビームスキャナユニットと他の色のレーザビーム
スキャナユニットとの走査密度を一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーデジタル画
像信号に基づいて複数のレーザ記録部によりカラー画像
を形成するカラーデジタル複写機等のカラー画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置、例えばカラーデジ
タル複写機においては、スキャナから入力されたカラー
原稿の画像に対して所定の画像処理を施し、色分解・色
変換された画像データ毎に画像を再現するカラープリン
タ部からカラー原稿の画像を出力するのが一般的であ
る。
【0003】また、最近では、高解像度のカラー原稿を
高速再現するために、レーザ記録走査による画像形成装
置を搭載したカラーデジタル複写機も商品化されてい
る。このタイプのカラーデジタル複写機においては、デ
ジタル画像信号に応じて変調されたレーザ光を感光体上
に導き走査させるためのレーザ偏光走査ユニットが、各
レーザ記録部毎に配置されており、このレーザ偏光走査
ユニットを構成する主要部品として、回転多面鏡(以
下、ポリゴンと称する)及びポリゴンを高速回転させる
ためのモータが組み込まれている。
【0004】さらに、最近のカラーデジタル複写機にお
いては、黒の再現性を向上させてカラー画像全体の色再
現性を向上させるために、Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)の記録部以外にBk(ブラック)の
記録部を搭載することが一般的とされ、そのためにカラ
ーモード以外にも白黒モードが設けられ、カラーコピー
と白黒コピーが可能なカラーデジタル複写機として商品
化されている。
【0005】このようなカラーデジタル複写機において
は、カラー複写速度に比べ白黒複写速度を速く設定して
いる。これは、例えば、感光体を1つ搭載した多回転プ
ロセス方式の場合、カラー複写が4色プロセスに対し
て、白黒複写が1色プロセスであるがために、必然的に
白黒複写速度が速くなること、及び白黒複写がカラー複
写に比べてその頻度が非常に高いことにもよる。
【0006】そして、複数の感光体を備えたタンデム方
式では、上記の多回転プロセス方式と異なり、カラー・
白黒複写に関係なく同一の複写速度となるため、白黒複
写速度をカラー複写速度よりも速く設定する要求に対し
ては、感光体の表面速度や記録紙の搬送速度等のプロセ
ス速度、及び黒画像用のレーザ走査ユニットを含むレー
ザ記録部の速度をカラーモードのそれよりも速く設定し
ている。
【0007】この場合、黒画像用のレーザ記録部に備え
られたレーザ走査ユニットのポリゴンを回転させるモー
タの速度は、白黒モードとカラーモードとで速度を2段
階に切り換えて制御している。特に、待機時にカラーモ
ード時の回転速度よりも遅い速度で待機回転させる場合
には、3段階に切り換えてモータを制御する必要があ
る。
【0008】一方、特開平4−247418号公報に
は、モノクロレーザプリンタにおいて、ポリゴンの面を
間引いて使用することで、走査密度を低下させる構成が
記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにレーザ記録部のモータの速度を切り換える構成の
カラーデジタル複写機においては、白黒モードとカラー
モードとの間でモードが切り換えられた時、特に、白黒
モードからカラーモードに切り換えられた時、ファース
トコピーが得られるまでの時間が長いといった、ポリゴ
ンを回転させるモータ速度の切り換えを原因とする問題
が発生している。
【0010】即ち、黒画像用のレーザ記録部のモータ速
度を切り換えて使用する場合、白黒モードからカラーモ
ードに切り換えた時に、カラー画像用のレーザ記録部の
モータ速度と黒画像用のレーザ記録部のモータ速度を一
致させ、ミラー面の同期を取る必要があるが、この同期
を取るまでに長い時間を要してしまう。
【0011】これは、ポリゴンのモータを白黒モード時
の高速からカラーモード時の低速へと立ち下げた際に、
モータ速度が安定化し難く、安定化に多くの時間を要す
るためである。その結果、複写モードを切り換えた直後
のコピースタートが遅くなり、ファーストコピーが得ら
れるまでの時間が長くなる。なお、現在の技術では、上
記モータの速度の立ち上げは比較的高速に安定化でき
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
カラー画像形成装置は、上記の課題を解決するために、
画像情報に応じて変調されたレーザ光を回転多面鏡にて
感光体に導き走査させるレーザ記録部が、カラー画像形
成用と白黒画像形成用とそれぞれ設けられると共に、上
記の感光体を含み、該感光体上に形成された画像情報に
基づいた画像を形成する画像形成部を備えたカラー画像
形成装置において、上記画像形成部のプロセス速度を、
白黒画像形成時とカラー画像形成時とで白黒画像形成時
の方が速くなるように切り換えるプロセス速度切換手段
が設けられると共に、上記白黒画像形成用のレーザ記録
部には、回転多面鏡の速度を変えることなく、速いプロ
セス速度に対応した第1走査モードと、遅いプロセス速
度に対応し、カラー画像形成用のレーザ記録部と同じ走
査密度でレーザ走査を行う第2走査モードとが備えられ
ていることを特徴としている。
【0013】これによれば、カラー画像形成時(カラー
モード時)、プロセス速度切換手段にて白黒画像形成時
(白黒モード時)より遅いプロセス速度に切り換えると
共に、白黒画像形成用のレーザ記録部の走査モードを、
回転多面鏡の速度を一切変えることなく、カラー画像形
成用のレーザ記録部と同じ走査密度でレーザ走査を行う
第2走査モードとすることで、白黒モードからカラーモ
ードへの切り換えが瞬時に可能となる。また、白黒モー
ド時は、プロセス速度切換手段にて速い方のプロセス速
度に切り換えると共に、白黒画像形成用のレーザ記録部
の走査モードを、回転多面鏡の速度を一切変えることな
く、速いプロセス速度に対応した第1走査モードとする
ことで、カラーモードから白黒モードへの切り換えが瞬
時に可能となる。
【0014】したがって、白黒モードとカラーモードと
の間でモードが切り換えられた時、特に、白黒モードか
らカラーモードに切り換えられた時に、ファーストコピ
ーが得られるまでの時間を短縮することができ、コピー
の作業効率の向上が図れる。
【0015】上記した白黒画像形成用のレーザ記録部に
おける第1走査モードと第2走査モードとは、例えば、
第1走査モードでは、回転多面鏡の全面を用いてレーザ
走査を行い、第2走査モードでは、回転多面鏡の面を間
引き使用してレーザ走査を行うことで、回転多面鏡の速
度を一切変えることなく実現できる(請求項2に記載し
た構成)。
【0016】また、第2走査モードにおいて回転多面鏡
の面を間引き使用する場合、複数の面が使用されるよう
に間引くことが好ましい(請求項3に記載の構成)。こ
れは、例えば、複数あるうちの所定の1面を使用する構
成では、その面の偏向ムラが顕著にコピー画像に現れて
しまい、主走査方向に偏向ムラによる画像乱れが発生す
るからである。このようにすることで、主走査方向に偏
向ムラのない良好な画質が得られる。
【0017】また、第2走査モードにおいて回転多面鏡
の面を間引き使用する場合、使用する面と面との間隔が
一定となるように間引くことが好ましい(請求項4に記
載の構成)。これは、例えば、6面の内の3面を使用す
るとしたとき、連続する3面を使用した場合と、面を一
つ飛ばしで3面使用した場合とでは、マクロ的に見た走
査密度は同じであるが、ミクロ的に見た走査密度は異な
り、ムラが現れてしまうからである。このようにするこ
とで、ミクロ的に見ても走査密度に差が一切ない状態と
でき、画質の向上が図れる。
【0018】また、回転多面鏡の1面で処理しなければ
ならないデータ量は、一定の時間で画像処理する必要が
あるが、このように面を間引くことで隣接する面が使用
されない。したがって、データ処理に必要な時間を充分
にとれ、画像処理基板のコスト削減や、制御コントロー
ルのタイミンングも比較的制御し易くなるといった利点
がある。
【0019】また、上記の請求項4記載の構成において
は、レーザ光の書込み開始位置よりも前の位置に配設さ
れたレーザ光を感知するセンサから出力される、回転多
面鏡の各面に対応した出力を、間引き使用される面数に
合わせて分周することで第2走査モードにおけるレーザ
走査を制御することが好ましい(請求項5に記載の構
成)。
【0020】上記センサの出力には、回転多面鏡を回転
させるモータの駆動時の状態を直に拾うので、微細な変
動によるタイミングのズレ等に対して、精度よく走査タ
イミングを制御できる。
【0021】また、上記の請求項4記載の構成において
は、第1走査モードにおけるレーザ走査を制御する第1
レーザ走査クロックを、間引き使用される面数に合わせ
て分周することで第2レーザ走査クロックを作成し、該
第2レーザ走査クロックにて第2走査モードにおけるレ
ーザ走査を制御することが好ましい(請求項6に記載の
構成)。
【0022】例えば、上記した請求項5記載の構成の場
合、センサのばらつきを考慮する必要があるが、これに
よれば、原クロック等から分周して生成される第1走査
クロックを基に第2走査クロックを生成しているので、
センサのばらつきを考慮する必要がない。そのため、微
細な変動等の余りない通常の使用状態であれば、請求項
5記載の構成よりも精度よく走査タイミングを制御でき
る。
【0023】また、上記した白黒画像形成用のレーザ記
録部における第1走査モードと第2走査モードとは、例
えば、白黒画像形成用のレーザ記録部に、カラー画像形
成用のレーザ記録部よりも多いレーザ光源を備えさせ、
上記第1走査モードでは、全レーザ光源を用いてレーザ
走査を行い、第2走査モードでは、レーザ光源を間引き
使用してレーザ走査を行うことで、回転多面鏡の速度を
一切変えることなく実現できる(請求項7に記載の構
成)。
【0024】また、第2走査モードにおいてレーザ光源
を間引いて用いる場合、各レーザ光源が所定の周期で使
用されるように、使用するレーザ光源を切り換えること
が好ましい(請求項8に記載の構成)。これは、例え
ば、複数あるうちの特定のレーザ光源ばかりが使用され
ると、該レーザ光源の寿命のみが短くなるためである。
このようにすることで、複数あるレーザ光源の寿命を平
均化できる。
【0025】また、第2走査モードにおいてレーザ光源
を間引き使用する場合、使用するレーザ光源とレーザ光
源との間隔が一定となるように間引くことが好ましい
(請求項9に記載の構成)。これは、例えば、6つのレ
ーザ光源の内の3つを使用するとしたとき、連続する3
つを使用した場合と、レーザ光源を一つ飛ばしで3つ使
用した場合とでは、マクロ的に見た走査密度は同じであ
るが、ミクロ的に見た走査密度は異なり、ムラが現れて
しまうからである。このようにすることで、ミクロ的に
見ても走査密度に差が一切ない状態とでき、画質の向上
が図れる。
【0026】上記の請求項2ないし9の何れかに記載の
構成においては、画像形成部が、色毎に複数の感光体を
有する構成とすることもできる(請求項10に記載の構
成)。つまり、色毎に複数の感光体を有する、いわゆる
タンデム構成のカラー画像形成装置の場合、感光体が1
つのみ備えられた多回転プロセスのカラー画像形成装置
と異なり、白黒モードとカラーモードとで複写速度に差
を出すためには、プロセス速度を速くし、それに伴って
各レーザ記録部の走査速度(書込み速度)を速く設定す
る手法が必須である。そのため、本発明の構成を採用す
ることが、特に、白黒モードからカラーモードへの切り
換えを瞬時に行い、コピーの作業効率の向上を図る上で
効果的である。
【0027】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図12に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0028】本実施の形態のカラー画像形成装置として
のカラーデジタル複写機は、図2に示すように、複写機
本体1の上面には、原稿台11及び後述する操作パネル
60が設けられていると共に、複写機本体1の内部に
は、画像読み取り部10及び画像形成部20が設けられ
ている。
【0029】上記の原稿台11の上面には、原稿台11
に対して開閉可能な状態で支持され、かつ原稿台11の
上面に対して所定の位置関係を有する自動原稿送り装置
12が装着されている。
【0030】自動原稿送り装置12は、両面原稿に対応
した両面自動原稿送り装置(RADF:Recirculating
Automatic Document Feeder )であって、原稿の一方の
面が原稿台11の所定位置において画像読み取り部10
に対向するように原稿を搬送する一方、この一方の面に
ついての画像読み取りが終了した後に、他方の面が原稿
台11の所定位置において画像読み取り部10に対向す
るよう原稿を反転して原稿台11に向けて搬送する。そ
して、1枚の原稿について両面の画像読み取りが終了し
た後に原稿を排出し、次の原稿についての両面搬送動作
を実行する。以上の原稿の搬送及び表裏反転の動作は、
カラーデジタル複写機全体の動作に関連して制御される
ものとなっている。
【0031】上記の画像読み取り部10は、自動原稿送
り装置12にて原稿台11上に搬送されてきた原稿画像
を読み取るために、原稿台11の下方に設けられている
ものであり、この画像読み取り部10には、原稿台11
の下面に沿って平行に往復移動する原稿走査体13と光
学レンズ16とCCDラインセンサ17とが配設されて
いる。
【0032】原稿走査体13は、第1の走査ユニット1
4と第2の走査ユニット15とから構成されている。第
1の走査ユニット14は、原稿画像面を露光する露光ラ
ンプ14aと原稿からの反射光像を所定の方向に向かっ
て偏向する第1ミラー14bとを有しており、上記原稿
台11の下面において一定の距離を保ちながら所定の走
査速度で平行往復移動するものである。第2の走査ユニ
ット15は、第1の走査ユニット14の第1ミラー14
bにより偏向された原稿からの反射光像をさらに所定の
方向に向かって偏向する第2ミラー15a及び第3ミラ
ー15bを有しており、第1の走査ユニット14と一定
の速度関係をもって平行往復移動するものである。
【0033】上記第2の走査ユニット15の第3ミラー
15bにより偏向された原稿からの反射光像は、光学レ
ンズ16にて縮小されて所定の位置に光像が結像される
と共に、この結像された光像は、光電変換素子である3
ラインのCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサ
17にて順次光電変換されて電気信号として出力され
る。そして、CCDラインセンサ17にて電気言号に変
換された原稿画像情報は、さらに後述する画像処理部に
転送されて画像データとして所定の処理が施されるよう
になっている。
【0034】次に、複写機本体1の画像形成部20につ
いて説明する。画像形成部20における下部には、給紙
機構21が設けられており、この給紙機構21は、用紙
トレイ内に積載収容されている用紙Pを1枚ずつ分離し
て記録部側に向かって供給する。そして、1枚ずつ分離
供給された用紙Pは、画像形成部20の手前に配置され
たレジストローラ対22によりタイミング制御搬送さ
れ、表裏反転複写のため画像形成部20とタイミングを
とって再供給搬送される。
【0035】画像形成部20における給紙機構21の上
側には、略平行に延びた転写搬送ベルト機構23が配置
されており、この転写搬送ベルト機構23は、駆動ロー
ラ24及び従動ローラ25等の複数のローラ間に張架さ
れた転写搬送ベルト26に用紙Pを静電吸着させて搬送
する構成となっている。
【0036】上記転写搬送ベルト機構23の下流側に
は、用紙P上に転写形成されたトナー像を用紙P上に定
着させるための定着装置27が配置されており、この定
着装置27の定着ローラニップ間を通過した用紙Pは搬
送方向切り換えゲート28を経て排出ローラ29にて複
写機本体1の外壁に取り付けられている排紙トレイ30
上に排出される。
【0037】尚、切り換えゲート28は定着後の用紙P
を複写機本体1外へと排出するか、又は再び画像形成部
20に向かって再供給するかの用紙搬送経路を選択的に
切り換えるものであって、この切り換えゲート28にて
再び画像形成部20に向かって搬送方向を切り換えられ
た用紙Pは、スイッチバック搬送経路31を通して表裏
反転の後、画像形成部20へと再度供給される。
【0038】一方、画像形成部20における転写搬送ベ
ルト26の上側には、この転写搬送ベルト26に近接し
て用紙搬送経路の上流側から順に第1、第2、第3、第
4の画像形成ステーションPY・PM・PC・PBkが
並設されている。
【0039】上記の転写搬送ベルト26は、駆動ローラ
24にて、同図において矢印Zで示す方向に摩擦駆動さ
れ、前述したように上記給紙機構21を通して給送され
る用紙Pを把持し、上記各画像形成ステーションPY・
PM・PC・PBkへと順次搬送する。
【0040】各画像形成ステーションPY・PM・PC
・PBkは、実質的に同一の構成を有し、同図に示す矢
印方向に回転駆動される感光体ドラム32Y・32M・
32C・32Bkを含んでいる。各感光体ドラム32Y
〜32Bkの周辺には、各感光体ドラム32Y〜32B
kを一様に帯電する帯電器33Y・33M・33C・3
3Bkと、各感光体ドラム32Y〜32Bk上に形成さ
れた静電潜像を現像する現像装置34Y・34M・34
C・34Bkと、現像されたトナー像を用紙Pへ転写す
る転写用放電器35Y・35M・35C・35Bkと、
各感光体ドラム32Y〜32Bk上に残留するトナーを
除去するクリーニング装置36Y・36M・36C・3
6Bkとが各感光体ドラム32Y〜32Bkの回転方向
に沿って順次配置されている。
【0041】また、各感光体ドラム32Y〜32Bkの
上方には、画像データに応じて変調されたドット光を発
する図示しない半導体レーザ素子と、半導体レーザ素子
からの光を主走査方向に偏向させるための偏向装置と、
偏向装置により偏向されたレーザ光を各感光体ドラム表
面に結像させるためのfθレンズ等から構成されるレー
ザビームスキャナユニット(レーザ記録部)37Y・3
7M・37C・37Bkがそれぞれ設けられている。
【0042】上記レーザビームスキャナユニット37Y
にはカラー原稿画像のイエロー成分像に対応する画素信
号が入力されると共に、レーザビームスキャナユニット
37Mにはカラー原稿画像のマゼンタ成分像に対応する
画素信号が、レーザビームスキャナユニット37Cには
カラー原稿画像のシアン成分像に対応する画素信号が、
そして、レーザビームスキャナユニット37Bkにはカ
ラー原稿画像のブラック成分像に対応する画素信号がそ
れぞれ入力される。
【0043】これにより、各記録部の感光体ドラム32
Y〜32Bk上には色変換された原稿画像情報に対する
静電潜像が形成されると共に、各記録部の上記現像装置
34Yにはイエロー色のトナーが、現像装置34Mには
マゼンタ色のトナーが、現像装置34Cにはシアン色の
トナーが、及び現像装置34Bkにはブラック色のトナ
ーがそれぞれ収容されているので、各記録部において色
変換された原稿画像情報が各色のトナー像として再現さ
れる。なお、上記のレーザビームスキャナユニット37
Y・37M・37C・37Bkの詳細な構成について
は、本実施の形態の特徴部分の説明と共に後述する。
【0044】また、第1の画像形成ステーションPYと
給紙機構21との間にはブラシからなる用紙吸着用帯電
器38が設けられており、この用紙吸着用帯電器38に
て転写搬送ベルト26の表面を帯電させる。これによっ
て、給紙機構21から供給される用紙Pが、転写搬送ベ
ルト26上に確実に吸着された状態で第1の画像形成ス
テーションPYから第4の画像形成ステーションPBk
の間をずれることなく搬送される。
【0045】一方、第4の画像形成ステーションPBk
と定着装置27との間における駆動ローラ24の略真上
部には図示しない除電用放電器が設けられており、この
除電放電器には転写搬送ベルト26に静電吸着されてい
る用紙Pを分離するための交流電流が印加されている。
【0046】上記構成のカラーデジタル複写機において
は、用紙Pとしてカットシート状のものが使用され、こ
の用紙Pが給紙カセットから送り出されて給紙機構21
の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その用紙P
の先端部分が図示しないセンサにて検知され、このセン
サから出力される検知信号によって一旦用紙はレジスト
ローラ対22により停止する。
【0047】そして、カラーモードの場合は、各画像形
成ステーションPY・PM・PC・PBkとタイミング
をとって、同図の矢印Z方向に回転している転写搬送ベ
ルト26側に送られる。また、白黒モードの場合は、第
4の画像形成ステーションPBkのみとタイミングをと
って送られる。このとき、転写搬送ベルト26は吸着用
帯電器38にて所定の帯電が施されているので、各画像
形成ステーションPY・PM・PC・PBkを通過する
間、安定搬送供給されることとなる。
【0048】カラーモードの場合、各画像形成ステーシ
ョンPY・PM・PC・PBkでは、各色のトナー像が
それぞれ形成されており、転写搬送ベルト26により静
電吸着搬送される用紙Pの支持面上に重ね合わされ、第
4の画像形成ステーションPBkによる画像の転写が完
了すると、用紙Pの先端部分から除電用放電器により転
写搬送ベルト26上から剥離され定着装置27へと導か
れ、最後に、トナー画像が定着された用紙Pは転写材排
出口から排紙トレイ30上へと排出される。
【0049】一方、白黒モードの場合は、第4の画像形
成ステーションPBkのみでブラックののトナー像が形
成されており、転写搬送ベルト26により静電吸着搬送
される用紙Pの支持面上に転写された後、上記と同様に
トナー像が定着された後、排出される。
【0050】そして、本実施の形態のカラーデジタル複
写機では、白黒モードとカラーモードとでは、複写速度
が異なり、白黒複写速度がカラー複写速度よりも速く設
定されている。そのため、転写搬送ベルト26の速度
や、白黒モードで使用される第4の画像形成ステーショ
ンPBkにおける感光体ドラム32Bkの表面速度等の
プロセス速度は、カラーモード時のプロセス速度よりも
速く設定され、また、白黒モードで使用される第4の画
像形成ステーションPBkにおけるレーザビームスキャ
ナユニット37Bkにおいても、カラーモード時に他の
第1〜第3の画像形成ステーションPY・PM・PCと
同じ速度でブラックのトナー像を感光体ドラム32Bk
上に形成する走査モード(第2層走査モード)と、他の
第1〜第3の画像形成ステーションPY・PM・PCよ
りも高速でブラックのトナー像を形成する走査モード
(第1走査モード)とが設定されている。
【0051】次に、カラーデジタル複写機に搭載されて
いる、カラー画像情報を画像処理するための画像処理部
の構成及び機能を、図3に基づいて説明する。
【0052】同図に示すように、画像処理部は、画像デ
ータ入力部40、画像データ処理部(ICU:Image Co
ntrol Unit)41、画像データ出力部42、画像メモリ
43、プリントコントロールユニット(以下、「PC
U」と称する)44、画像編集部45、及び外部インタ
ーフェイス部(I/F)46から構成されている。
【0053】画像データ入力部40は、カラー原稿画像
を読み取りYMC(イエロー・マゼンタ・シアン)の色
成分に色分解したラインデータを出力することのできる
前述の3ラインのCCDラインセンサ17と(図2参
照)、CCDラインセンサ17にて読み取られたライン
データのライン画像レベルを補正するシェーディング補
正回路40aと、CCDラインセンサ17にて読み取ら
れた画像ラインデータのずれを補正するラインバッファ
等のライン合わせ部40bと、CCDラインセンサ17
から出力される各色のラインデータの色データを補正す
るセンサ色補正部40cと、各画素の信号の変化にめり
はりを持たせるよう補正するMTF(Modulation Transf
er Function)補正部40dと、画像の明暗を補正して視
感度補正を行うγ補正部40e等とからなる。
【0054】画像データ処理部41は、上記画像データ
入力部40又は後述するように外部インターフェイス部
46を介して入力されるカラー画像信号の色再現域を画
像形成部20におけるカラートナーによる色再現域に補
正する色空間補正回路41aと、入力される画像データ
のRGB(Red ・Green ・Blue) 信号を画像形成部20
の各画像形成ステーションPY・PM・PC・PBkに
対応したYMC信号に変換するマスキング回路41b
と、画像データ入力部40又は後述するように外部イン
ターフェイス部46を介して入力されるカラー画像のR
GB信号から黒成分を検出する黒検出回路41cと、マ
スキング回路41bから出力されるYMC信号に基づい
て黒検出を行う下色除去処理、及び黒検出回路41cか
ら出力される黒成分信号を添加する黒添加処理を行う下
色除去・黒添加回路(UCR:UnderColor Removal/B
P:Black Plus )41dと、濃度変換テーブルに基づい
てカラー画像信号の濃度を調整する濃度処理回路41e
と、設定されている倍率に基づいて入力された画像情報
を倍率変換する変倍処理回路41fと、入力画像データ
から画像情報中の文字・写真・網点領域を検出して領域
分離すると共に画像の出力パターンを決定する分離/ス
クリーン回路41g等とからなっている。
【0055】画像データ出力部42は、各色の画像デー
タに基づいてパルス幅変調を行うレーザコントロールユ
ニット(LSU CONT)104と、レーザコントロ
ールユニット104から出力される各色の画像信号に応
じたパルス幅変調信号に基づいてレーザ記録を行う前述
した各色のレーザビームスキャナユニット(LSU)3
7Y・37M・37C・37Bkとからなっている(図
2参照)。
【0056】画像メモリ43は、例えば半導体メモリ等
のRAM(Random Access Memory)からなるメインメモ
リ43bと、回転記録媒体からなる4基のハードディス
ク(HD)43Y・43M・43C・43Bkと、これ
らハードディスク43Y〜43Bkを制御するハードデ
ィスクコントロールユニット(HD CONT)43a
とから構成されている。
【0057】上記のハードディスク43Y〜43Bk
は、8ビット4色の画像データを色毎の画像データとし
て記憶するものである。
【0058】また、ハードディスクコントロールユニッ
ト43aは、画像データ処理部41からシリアル出力さ
れる8ビット4色(32ビット)の画像データを順次受
け取り、バッファに一時的に貯えながら32ビットのデ
ータから8ビット4色の画像データに変換して上記4基
のハードディスク43Y・43M・43C・43Bkに
分割管理させるためにパラレル出力するものである。
【0059】PCU44は、上記画像データ入力部4
0、画像データ処理部41、画像データ出力部42、画
像メモリ43、さらに後述する画像編集部45、及び外
部インターフェイス部46を所定のシーケンスに基づい
てコントロールすると共に、カラーデジタル複写機全体
を制御するものであり、CPU(Central Processing U
nit)にて構成されている。
【0060】上記の画像編集部45は、画像データ入力
部40、画像データ処理部41又は後述するように外部
インターフェイス部46を経て一旦画像メモリ43に記
憶された画像データに対して所定の画像編集を施すため
のものである。
【0061】また、外部インターフェイス部46は、カ
ラーデジタル複写機とは別に設けられた外部の画像入力
処理装置2からの画像データを受け入れるための通信イ
ンターフェイス手段である。尚、この外部インターフェ
イス部46から入力される画像データも、一旦画像デー
タ処理部41に入力して色空間補正等を行うことでカラ
ーデジタル複写機の画像形成部20で取扱うことのでき
るデータレベルに変換してハードディスク43Y・43
M・43C・43Bkに記憶されることとなる。
【0062】一方、カラーデジタル複写機は、前記PC
U44にて制御されており、このPCU44による制御
系の構成は図4に示すものとなっている。
【0063】同図に示すように、PCU44には、デス
ク関係負荷、RADF関係負荷、操作基板ユニット4
7、ソータコントロールユニット48、スキャナ関係負
荷、プリンタ関係負荷及び前記画像データ処理部41が
接続されている。
【0064】PCU44は、上記の各部をシーケンス制
御により管理し、制御の際に各部へ制御信号を出力して
いる。デスク関係負荷は、複写機本体1以外の図示しな
い多段給紙ユニット及び後処理装置のソータにおけるモ
ータ、クラッチ等の負荷である。RADF関係負荷は、
上記自動原稿送り装置(RADF)12におけるモー
タ、クラッチおよびスイッチ等の負荷である。スキャナ
関係負荷は、画像読み取り部10におけるモータ及びソ
レノイド等の負荷である。ソータコントロールユニット
48は、CPUを備え、PCU44からの制御信号に基
づいてソータの動作を制御するものである。プリンタ関
係負荷は、画像形成部20におけるモータ、ソレノイド
及び高圧電源等の負荷である。
【0065】そして、本実施の形態のカラーデジタル複
写機では、このPCU44が、上記プリンタ関係負荷を
制御することで、後述のように、白黒モードとカラーモ
ードとで各々の複写速度に応じたプロセス速度に切り換
えるプロセス速度切換手段としての機能を備えると共
に、ブラックのレーザビームスキャナユニット37Bk
の走査モードを、第1走査モードと第2走査モードとの
間で切り換え、上記したカラーモードと白黒モードとを
実現する。
【0066】操作基板ユニット47は、カラーデジタル
複写機に対しての操作者による複写モード等の各種設定
や指令等の入力部であり、CPUを備えている。操作基
板ユニット47は、操作者が入力により設定した例えば
複写モードに応じた制御信号をPCU44に転送する。
【0067】PCU44は、上記制御信号に基づき、カ
ラーデジタル複写機を上記モードに応じて動作させる。
また、PCU44は、操作基板ユニット47へカラーデ
ジタル複写機の動作状態を示す制御信号を転送する。操
作基板ユニット47は、上記制御信号に基づき、カラー
デジタル複写機が現在どのような動作状態にあるのかを
操作者に示すため、その状態を表示部により表示する。
【0068】上記の画像データ処理部41に接続された
前記画像メモリ43のメインメモリ43bには画像デー
タ通信ユニットが接続されている。この画像データ通信
ユニットは、前記外部インターフェイス部46を有する
ものであり、他のデジタル情報機器との画像データ及び
画像制御信号等の情報通信を可能にするために設けられ
たものである。
【0069】前記操作基板ユニット47は、図5に示す
入力部としての操作パネル60を備えている。操作パネ
ル60には、中央部にタッチパネル式の表示部である液
晶表示装置100が配されている。液晶表示装置100
の画面上の一部には、画面切換え指示エリア100aが
設けられている。この画面切換え指示エリア100a
は、液晶表示装置100の表示画面を画像編集機能選択
用の画面に切り換える指示を入力するためのものであ
る。この画面切換え指示エリア100aを操作者が指で
直接押圧操作すると、所望の機能を選択できるように、
液晶表示装置100の画面上に各種編集機能が一覧表示
される。このとき、表示された各種編集機能の表示領域
のうち、所望の編集機能の領域を操作者が指で押圧する
と、その編集機能が設定される。
【0070】また、操作パネル60には、図5における
左端位置に、液晶表示装置100の画面の明るさを調整
するための明るさ調整ダイヤル61が設けられている。
このダイヤル61と液晶表示装置100との間には、倍
率自動設定キー62、ズームキー63、固定倍率キー6
4・65及び等倍キー66、両面モード設定キー67、
後処理モード設定キー68が設けられている。倍率自動
設定キー62は複写倍率を自動的に選択するモードを設
定するためのものであり、ズームキー63は複写倍率を
1%きざみで設定するためのものである。固定倍率キー
64・65は固定倍率を選択するためのものであり、等
倍キー66は複写倍率を標準倍率(等倍)に戻すための
ものである。両面モード設定キー67は両面複写モード
の設定をするためのものであり、後処理モード設定キー
68はカラーデジタル複写機から排出される複写物を仕
分けるための後処理装置の動作モードを設定するための
ものである。
【0071】また、液晶表示装置100の同図における
下方位置には、濃度切り換えキー70、濃度調整キー7
1、トレイ選択キー72が設けられている。
【0072】濃度切り換えキー70はコピー濃度調整を
自動から手動又は写真モードヘと切り換えるためのもの
であり、濃度調整キー71は手動モード又は写真モード
の時に濃度レベルを細かく設定するためのものである。
トレイ選択キー72はカラーデジタル複写機の用紙トレ
イにセットされている用紙サイズの中から希望する用紙
サイズを選択するためのものである。
【0073】さらに、液晶表示装置100の同図におけ
る右方位置には、枚数設定キー73、クリアキー74、
コピースタートキー75、全解除キー76、割り込みキ
ー77、操作ガイドキー78、メッセージ順送りキー7
9、メモリ送信モードキー80、コピー/ファックスモ
ード切換えキー81、ワンタッチダイヤルキー82が設
けられている。
【0074】枚数設定キー73は複写枚数を設定するた
めのものであり、クリアキー74は、複写枚数をクリア
したり、連続コピーを途中で止める時に操作するもので
ある。コピースタートキー75はコピーの開始を指示す
るためのものであり、全解除キー76は現在設定されて
いるモードの全てを解除して標準状態に復帰させるため
のものである。割り込みキー77は連続コピー中に別の
原稿に対するコピーを行いたい時に操作するものであ
る。操作ガイドキー78は、カラーデジタル複写機の操
作が分からない時に操作するものであり、これが操作さ
れると、カラーデジタル複写機の操作方法が液晶表示装
置100に表示される。メッセージ順送りキー79は、
操作ガイドキー78の操作により表示されたメッセージ
の表示を順送りしながら切り換えるためのものである。
【0075】メモリ送信モードキー80、コピー/ファ
ックスモード切換えキー81及びワンタッチダイヤルキ
ー82はファクシミリモードに関する設定キーである。
メモリ送信モードキー80は送信原稿を一旦メモリに蓄
えてから送信することを指定するものであり、コピー/
ファックスモード切換えキー81はカラーデジタル複写
機のモードをコピーとファックスとの間で切り換えるた
めのものである。ワンタッチダイヤルキー82は、予め
カラーデジタル複写機に電話番号を記憶させておいた送
信先に対し、ワンタッチ操作で電話を発信させるための
ものである。
【0076】尚、上記各種キーの種類及び配置等に関す
る上記操作パネル60の構成は、あくまでも一例であ
り、カラーデジタル複写機に搭載される各種機能に応じ
て異なったものとなる。
【0077】次に、本実施の形態のカラーデジタル複写
機の構成上の特徴点について、詳述する。
【0078】まずは、上記のレーザビームスキャナユニ
ット37Y・37M・37C・37Bkの構成を、図6
ないし図8を用いて詳細に説明する。但し、ここでは、
イエロー成分像に対応する画像信号が入力されるレーザ
ビームスキャナユニット37Yを例示して説明し、その
他のレーザビームスキャナユニット37M・37C・3
7Bkについては同様の構成を有するので説明を省略す
る。
【0079】図6に示すように、レーザビームスキャナ
ユニット37Yは、レーザ発光部(レーザ光源)101
Yより発したレーザ光を高速回転する回転多面鏡(以
下、ポリゴンと称する)102Yにより偏向させ、レン
ズ系103Yを介して感光体ドラム32Yを走査する。
このレンズ系103Yは、角速度運動で回転するポリゴ
ン102Yによって偏向されたレーザ光が感光体ドラム
32Y上で等速直線運動で走査できるように偏向する役
割を持っている。ポリゴン102Yは、一体構成された
駆動モータ109Yによって図中Y方向に回転し、偏向
されたレーザ光は図中W方向に走査することになる。本
実施の形態では、該ポリゴン102Yは、6つのミラー
面を有する6角形をなし、ポリゴン102Yの1回転
で、最大6回のレーザ走査が可能なものである。
【0080】また、レーザビームスキャナユニット37
Yは、ユニット外部に設けられたレーザコントロールユ
ニット104によってコントロールされる。レーザコン
トロールユニット104は、原クロックを発生する発振
器105を備えており、この原クロックを基に画像記録
時に必要とされるポリゴン102Yの所定回転数に対応
する駆動クロックを生成し、この駆動クロックをレーザ
ビームスキャナユニット37Yへ供給すると共に回転開
始、停止、又は待機などの制御を行う。
【0081】レーザビームスキャナユニット37Yの内
部には、レーザコントロールユニット104からの信号
を受け取るモータコントロール回路106Y、ポリゴン
102Yの回転数を常時モニターするタコジェネレータ
107Yが備えられており、モータコントロール回路1
06Yは、レーザコントロールユニット104から供給
される駆動クロックとタコジェネレータ107Yから得
られる信号を常に比較してポリゴン102Yが所定回転
数で定速回転できるように、駆動モータ109Yを電源
制御する。
【0082】また、レーザビームスキャナユニット37
Y内部には、レーザ光の書込み開始位置よりも前の位置
にレーザ光を感知するセンサであるビームディテクタ
(以下、BDと称する)108Yが配置されている。B
D108Yからは、レーザ光が書込み開始位置に到達し
てセンサがこれを感知する毎に、アクティブレベルを示
すBD信号を出力する。レーザビームスキャナユニット
37Yは、BD108Yから得られるBD信号に基づい
てレーザコントロールユニット104は書込み開始位置
を把握し、通常、このBD信号の検出毎に、画像データ
に対応した書込み信号をレーザ発光部101Yへ供給
し、書き込みを実施する。
【0083】なお、図6では、レーザ発光部101Y
が、一列配置されている構成を上げたが、図7に示すよ
うに、レーザ発光部101Y1 とレーザ発光部101Y
2 のように複数列配置し(図7では2列)、一度の走査
で複数ラインの書き込みが可能な構成としてもよい。
【0084】そして、上記構成を有する各レーザビーム
スキャナユニット37Y・37M・37C・37Bk
は、図8に示すように、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの順に転写搬送ベルト26上方に配設されてお
り(図2参照)、前述した発振器105から供給される
原クロックを基に、レーザコントロールユニット104
が、各レーザビームスキャナユニット37Y・37M・
37C・37Bkの各モータコントロール回路106Y
・106M・106C・106Bkに駆動クロックを生
成して分配供給する。
【0085】前述したように、このようなカラーデジタ
ル複写機においては、カラー複写速度に比して白黒複写
速度を速く設定することが一般的である。そのため、分
配される駆動クロックは、イエロー、マゼンタ、シアン
の各レーザビームスキャナユニット37Y・37M・3
7Cは共通で、ブラックのレーザビームスキャナユニッ
ト37Bkのみ、他より高速の駆動クロックが供給され
ている。
【0086】これにより、イエロー、マゼンタ、シアン
の各レーザビームスキャナユニット37Y・37M・3
7Cの各ポリゴン102Y・102M・102Cは互い
に等しい速度で回転駆動し、ブラックのレーザビームス
キャナユニット37Bkのポリゴン102Bkのみ、他
の色のポリゴン102Y・102M・102Cより高速
で駆動する。
【0087】ところで、このように他の色に比して高速
に回転されるポリゴン102Bkを備えたレーザビーム
スキャナユニット37Bkを、カラーモードに用いる場
合、その走査密度を、他の色のレーザビームスキャナユ
ニット37Y・37M・37Cの走査密度と一致させる
必要があり、従来では、高速のブラックのレーザビーム
スキャナユニット37Bkのポリゴン102Bkの回転
速度を減速して、他の色のレーザビームスキャナユニッ
ト37Y・37M・37Cのポリゴン102Y・102
M・102Cの回転速度と一致させることで、両者の走
査密度を一致させる構成が多用されていた。
【0088】これに対し、本実施の形態のカラーデジタ
ル複写機では、ブラックのレーザビームスキャナユニッ
ト37Bkのポリゴン102Bkの回転速度は一切変え
ず、そのミラー面を間引いて用いることで、ブラックの
レーザビームスキャナユニット37Bkと他の色のレー
ザビームスキャナユニット37Y・37M・37Cとの
走査密度を一致させるようになっている。
【0089】つまり、ブラックのレーザビームスキャナ
ユニット37Bkには、ポリゴン102Bkの全ミラー
面を用いて走査を行う高速の複写速度を有する白黒複写
ための第1走査モードと、ポリゴン102Bkのミラー
面の一部の面を用いず、ミラー面を間引いて用いる低速
の複写速度を有するカラー複写のための第2走査モード
との二つの走査モードが設定されている。
【0090】以下、上記のブラックのレーザビームスキ
ャナユニット37Bkのポリゴン102Bkのミラー面
を間引き使用して、他の色のレーザビームスキャナユニ
ット37Y・37M・37Cの走査密度に一致させてカ
ラー複写を行う制御動作を中心に、カラーデジタル複写
機におけるコピー時の動作手順を、図1のフローチャー
トに基づいて、図2、図8を参照しながら説明する。
【0091】先ず、初期設定にて、コピー動作に必要な
各負荷のイニシャル位置への復帰やイニシャル動作を行
う(S1)。次に、第2走査モードで使用するポリゴン
102Bkのミラー面の数(所定値)がユーザより入力
されると(S2)、この入力値を、メインメモリ43b
の所定の記憶エリアに格納する(S3)。面数の入力
は、ユーザが、図5の操作パネル上の特定のキーを操作
してシミュレーションモードに入ることで行う。
【0092】ここでユーザより入力される面数は、ポリ
ゴン102Bkの総ミラー面数と、白黒モードのプロセ
ス速度と、カラーモードのプロセス速度との比によって
決定される。つまり、各レーザビームスキャナユニット
37Y・37M・37C・37Bkにおいて、レーザ発
光部101Y・101M・101C・101Bkの使用
数が等しい場合、各モードのプロセス速度の比と、ブラ
ックのポリゴン102Bkの回転速度と他の色のポリゴ
ン102Y・102M・102Cの回転速度との比は等
しくなる。したがって、例えば、カラーモードのプロセ
ス速度に対して白黒モードのプロセス速度が2倍に設定
されているとすると、6つのミラー面のうちの3つのミ
ラー面を使用すればよいので、『3』がユーザより入力
される。なお、ここでは、ポリゴン102Bkの全ミラ
ー面の数、及びカラーモード、白黒モードの各プロセス
速度が予め固有の値に設定されているものとして説明す
る。
【0093】面数入力が終了すると、コピー開始の指示
が出されるまで待機し(S4)、ユーザよりコピー開始
の指示が出されたことを検出すると、プリスキャンを行
って原稿の画像情報を読み取り(S5)、その結果から
カラーモードか白黒モードかを判断する(S6)。つま
り、読み取った原稿がカラー原稿である場合はカラーモ
ードと判断し、白黒原稿であれば白黒モードと判断す
る。
【0094】ここで、白黒モードと判断した場合は、ブ
ラックのレーザビームスキャナユニット37Bkにおけ
るBD108BkをONし、ポリゴン102Bkの各面
の書込み開始位置を把握させるように設定すると共に
(S7)、レーザコントロールユニット104を、図9
に示すように、ポリゴン102Bkの各面に対応するB
D信号検出毎に、レーザ走査トリガーを発生するように
設定する(S8)。これにより、ブラックのレーザビー
ムスキャナユニット37Bkでは、ポリゴン102Bk
の全面を用いた第1走査モードでのコピー動作が準備さ
れる。
【0095】第1走査モードでのコピー動作の準備が完
了すると、モータコントロール回路106Bkを用い
て、ポリゴン102Bkを回転させる駆動モータ109
Bkの回転制御を実施すると共に(S9)、白黒モード
でのプロセス速度に設定する(S10)。
【0096】そして、第1走査モードでコピー動作を実
施し(S15)、その後コピー動作が完了したことを検
出すると(S16)、動作を終了する。
【0097】一方、上記のS6にてカラーモードである
と判断した場合は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの総てのレーザビームスキャナユニット37Y・3
7M・37C・37BkにおけるBD108Y・108
M・108C・108Bkを各々BD信号を検出するよ
うにONし、各ポリゴン102Y・102M・102C
・102Bkの各面の書込み開始位置を把握させるよう
に設定する(S11)。そしてまた、レーザコントロー
ルユニット104を以下のように設定する(S12)。
【0098】つまり、イエロー、マゼンタ、シアンの各
レーザビームスキャナユニット37Y・37M・37C
においては、図10(a)に示すように、各ポリゴン1
02Y・102M・102Cの各面に対応するBD信号
検出毎にレーザ走査トリガーを発生するように設定す
る。一方、ブラックのレーザビームスキャナユニット3
7Bkにおいては、同図(b)に示すように、ポリゴン
102Bkの各面に対応して発生するBD信号の検出毎
ではなく、ポリゴン102Bkの1回転で、前述のS3
にてメインメモリ43の記憶エリアに格納されたミラー
面の使用面数分だけBD信号を間引いて、より具体的に
は、1つのBD信号を検出してレーザ走査トリガーを発
生した後、BD信号を1つ無視し、その次のBD信号を
検出したとき次のレーザ走査トリガーが発生するように
設定する。
【0099】こうして、イエロー、マゼンタ、シアンの
各ポリゴン102Y・102M・102Cでは全面、ブ
ラックのポリゴン102Bkでは、6つのミラー面のう
ちの3つのミラー面を使用した第2走査モードでのコピ
ー動作の準備をする。
【0100】その後、各色のレーザビームスキャナユニ
ット37Y・37M・37C・37Bkにおける各ポリ
ゴン102Y・102M・102C・102Bkを回転
させる各駆動モータ109Y・109M・109C・1
09Bkの回転制御、及びそれぞれの同期回転制御を各
モータコントロール回路106Y・106M・106C
・106Bkで実施すると共に(S13)、カラーモー
ドでのプロセス速度に設定する(S14)。
【0101】そして、第2走査モードでコピー動作を実
施し(S15)、その後コピー動作が完了したことを検
出すると(S16)、動作を終了する。
【0102】以上のように、本実施の形態のカラーデジ
タル複写機においては、ブラックのレーザビームスキャ
ナユニット37Bkのポリゴン102Bkの回転速度は
一切変えず、そのミラー面を間引いて用いることで、ブ
ラックのレーザビームスキャナユニット37Bkと他の
色のレーザビームスキャナユニット37Y・37M・3
7Cとの走査密度を一致させるようになっている。
【0103】したがって、従来の、高速のブラックのレ
ーザビームスキャナユニット37Bkのポリゴン102
Bkの回転速度を、他の色のレーザビームスキャナユニ
ット37Y・37M・37Cのポリゴン102Y・10
2M・102Cの回転速度と等しくなるように減速させ
ることで両者の走査密度を一致させていた構成に比べ、
ファーストコピーが得られるまでの時間を短縮でき、コ
ピーの作業効率を向上できる。
【0104】さらに、ここでは、6角形のポリゴン10
2Bkの6つのミラー面のうちの3面を使用する場合、
図11に示すように、各レーザ走査が同じ周期で実施さ
れるような走査トリガーの発生タイミング(パターン
1)とし、使用される面と面との間の飛ばされる面の数
が等しくなるようにしているので、ミクロ的にみても走
査密度の差が一切ない。これに対し、例えば、各レーザ
走査の周期が異なる走査トリガーの発生タイミング(パ
ターン2・3)とした場合、同じ3面使用であるので、
マクロ的に見た場合の走査密度は同じであるが、ミクロ
的にみた場合、走査密度にバラツキが生じることとな
る。
【0105】また、このように面を間引くことで隣接す
る面が使用されないので、回転多面鏡の1面で処理しな
ければならないデータを画像処理するのに必要な時間を
充分にとれるので、高速処理が可能な高価な画像処理基
板を用いることなく対応でき、コスト削減が図れる上
に、制御コントロールのタイミンングも比較的制御し易
くなるといった効果もある。
【0106】また、ここでは、白黒モードの複写速度が
カラーモードの複写速度の2倍に設定され(つまり、白
黒モードのプロセス速度もカラーモードのプロセス速度
の2倍で、白黒及びカラーの両モードで使用されるブラ
ックのレーザビームスキャナユニット37Bkのポリゴ
ン102Bkの速度も他の色のポリゴン102Y・10
2M・102Cの速度に対して2倍に設定されてい
る)、また、各ポリゴン102Y・102M・102C
・102Bkは6角形であったため、ブラックのレーザ
ビームスキャナユニット37Bkにおいては、他の色の
レーザビームスキャナユニット37Y・37M・37C
と走査密度を一致させるために、S3では『3』が入力
され、ポリゴン102Bkを1面飛ばしで使用し、1回
転で3回のレーザ走査が実施されるように制御してい
た。
【0107】しかしながら、カラーモード及び白黒モー
ドの各プロセス速度の設定、及び/又は各ポリゴン10
2Y・102M・102C・102Bkの回転速度を、
例えば前述したシミュレーションモードにおいて種々変
更可能な機種であれば、間引き使用するポリゴン102
Bkのミラー面は、互いに隣接する面でなく、かつ、使
用する面と面との間隔(その間の使用されない面の数)
が等しければよい。つまり、ポリゴン102Bkの使用
するミラー面の数は、ポリゴン102Bkの総ミラー面
数の約数(総ミラー面数と同じ値は除く)であれば良い
こととなり、例えば、図12(a)に示すように、4角
形であれば、『1』或いは『2』を入力することでそれ
ぞれ、3面飛ばし、1面飛ばしで使用され、同図(b)
に示すように6角形であれば、『1』『2』或いは
『3』を入力することでそれぞれ、5面飛ばし、2面飛
ばし、1面飛ばしで使用され、同図(c)に示すよう
に、8角形であれば、『1』『2』或いは『4』を入力
することでそれぞれ、7面飛ばし、3面飛ばし、1面飛
ばしで使用される。
【0108】但し、この場合、ポリゴンの全ミラー面の
うちの複数の面が、所定の周期毎に使用されるように、
白黒モード時とカラーモード時の各プロセス速度、各ポ
リゴン102Y・102M・102C・102Bkの速
度を設定することが望ましい。これは、例えば、複数あ
るうちの所定の1面を使用する構成では、その面の偏向
ムラが顕著にコピー画像に現れてしまい、主走査方向に
偏向ムラによる画像乱れが発生するからである。そのた
め、4角形のポリゴン102の場合は2面使用とするこ
とが望ましく、また、6角形のポリゴン102では2面
使用、より好ましくは3面使用、8角形のポリゴン10
2では、2面使用、より好ましくは4面使用とすること
である。
【0109】〔実施の形態2〕本発明に係るその他の実
施の形態について図13、図14に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施
の形態1にて示した部材と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0110】前述の実施の形態1では、ミラー面の面数
を入力する構成とした。そのため、例えばカラーモード
及び白黒モードの各プロセス速度の設定、及び/又は各
ポリゴン102Y・102M・102C・102Bkの
回転速度を、シミュレーションモードにおいて種々変更
可能な機種であれば、ポリゴン102Bkの使用するミ
ラー面の数は、総ミラー面数の約数(総ミラー面数と同
じ値は除く)であればよいとした。
【0111】しかしながら、レーザビームスキャナユニ
ット37Y・37M・37C・37Bkに備えられた各
ポリゴン102Y・102M・102C・102Bkが
5角形や7角形等の奇数の面数を有するものであったと
すると、上記のように面数を入力することで、2倍の速
度で回転しているブラックのポリゴン102Bkを他の
各ポリゴン102Y・102M・102Cの走査速度に
一致させることはできない。つまり、5角形のポリゴン
において使用する面を入力することで可能であるのは、
『1』のみであり、1面使用では、カラーモードと白黒
モードとの複写速度の差は5倍となる。
【0112】このような5角形のポリゴンを備えた構成
において、白黒モード時の複写速度がカラーモード時の
複写速度の2倍といった実施の形態1と同じ設定を実現
するためには、使用する面数を入力するのではなく、B
D信号のパターンを入力する構成とすればよい。
【0113】即ち、図14に示すように、回転速度が他
の色の2倍に設定されているブラックのポリゴン102
Bkの使用面が『a→c→e→b→d→a→…』となる
ように、BD信号パターンを『1/2』と設定すればよ
い。これにより、2個のBD信号検出に対して1つの走
査トリガーを発生するようにできる。
【0114】そこで、本実施の形態のカラーデジタル複
写機は、第2走査モードで使用する面数を入力するので
はなく、BD信号のパターンを入力するようになってい
る。尚、この点以外は、前述の実施の形態1のカラーデ
ジタル複写機と同様の構成を有する。
【0115】図13のフローチャートに、ポリゴンの面
数入力に対して、BD信号を入力する場合のコピー時の
動作手順を示す。S22において、ユーザよりシミュレ
ーションモードで、BD信号のパターン『1/2』が入
力されると、このBD信号のパターンをメインメモリ4
3bの所定の記憶エリアに格納する(S23)。尚、こ
こでは、5角形のポリゴンを備えた構成とし、白黒モー
ド時の複写速度がカラーモード時の複写速度の2倍とい
った設定が予め行われているとする。
【0116】そして、S32では、ブラックのレーザビ
ームスキャナユニット37Bkにおいては、検出された
BD信号毎にレーザ走査トリガーを発生するのではな
く、S23にて入力されたBD信号パターン『1/2』
で、レーザ走査トリガーを発生するように、レーザコン
トロールユニット104を設定し、第2走査モードでの
コピー動作を準備する。
【0117】なお、上記フローチャートにおけるS21
〜S36の各動作は、上で述べたS22・S23・S3
2を除いて総て前述の図1に示したフローチャートのS
1〜S16(S2・S3・S12を除く)の動作と同一
であるので、ここではその説明を省略する。
【0118】〔実施の形態3〕本発明に係るその他の実
施の形態について、図8及び図15に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施
の形態1・2にて示した部材と同一の機能を有する部材
には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0119】前述の実施の形態1・2のカラーデジタル
複写機では、第2走査モードにおいて、検出されたBD
信号を指定された面数で間引くか、或いは指定されたB
D信号パターンで間引いて、レーザ走査トリガーを発生
するようにしていたが、本実施の形態のカラーデジタル
複写機においては、全ミラー面を使用する第1走査モー
ド用の走査クロック(第1走査クロック)を作成し、こ
れを、指定された面数で分周することで第2走査モード
用の走査クロック(第2走査クロック)を作成し、これ
に合わせてレーザ走査トリガーを発生するようになって
いる。
【0120】図15のフローチャートに、本実施の形態
のカラーデジタル複写機におけるコピー時の動作手順を
示す。
【0121】S41において、前述の図1のフローチャ
ートにおけるS1と同様の初期設定を実施した後、S4
2において、レーザコントロールユニット104にて第
1走査クロックを生成させる。これは、ブラックのレー
ザビームスキャナユニット37Bkのポリゴン102B
kの全ミラー面を使用してレーザ走査を実施する場合の
走査クロックであり、例えば、発振器105より与えら
れる原クロックを基に、その回転速度とその総ミラー面
数とにより生成される。
【0122】そして、S53では、イエロー、マゼン
タ、シアンの各レーザビームスキャナユニット37Y・
37M・37Cにおいては、各ポリゴン102Y・10
2M・102Cの各面に対応するBD信号検出毎にレー
ザ走査トリガーを発生するように設定する。一方、ブラ
ックのレーザビームスキャナユニット37Bkにおいて
は、検出されたBD信号の1つを用いて第1走査クロッ
クの頭合わせを行い、その後は、第1走査クロックをS
43で指定された面数(もちろん、実施の形態2で説明
したBD信号パターンでも良い)で分周することで第2
走査モード用の走査クロック(第2走査クロック)を生
成し、これに合わせてレーザ走査トリガーを発生するよ
うにレーザコントロールユニット104を設定して、第
2走査モードでのコピー動作を準備する。
【0123】なお、上記フローチャートにおけるS41
〜S57の各動作は、上で説明したS42・S53を除
いて総て前述の図1に示したフローチャートのS1〜S
16(S12を除く)の動作と同一であるので、ここで
はその説明を省略する。
【0124】また、上記フローチャートにおけるS49
の第1走査モードでのコピー動作を行うようにレーザ走
査トリガーの発生タイミングを設定する処理では、前述
の実施の形態1・2と同様に、ポリゴン102Y・10
2M・102Cの各ミラー面に対応するBD信号を検出
する毎に行うようにしているが、それぞれBD信号を1
つ用いて第1走査クロックの頭合わせを行い、それ以降
は、第1走査クロックと同期してレーザ走査トリガーを
発生するようにすることもできる。
【0125】このように、第1走査クロックを生成し、
それを分周することで第2走査クロックを生成する構成
は、BD108の検出ばらつきの影響されないので、微
細な変動等の余りない通常の使用状態であれば、実施の
形態1・2のBD信号を間引く構成よりも精度よく走査
タイミングを制御できる。
【0126】〔実施の形態4〕本発明に係るその他の実
施の形態について図16に基づいて説明すれば、以下の
通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1・
2・3にて示した部材と同一の機能を有する部材には、
同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0127】本実施の形態のカラーデジタル複写機の特
徴は、第2走査モードに用いるポリゴン102Bkの面
数(BD信号パターン)が、カラーモードと白黒モード
とのプロセス速度の違いにより、自動的に演算され、そ
の面数(BD信号パターン)にて第2走査クロックが第
1走査クロックより分周生成される点である。
【0128】図16のフローチャートに、本実施の形態
のカラーデジタル複写機におけるコピー時の動作手順を
示す。
【0129】S62において、前述の図15のフローチ
ャートにおけるS42と同様に、レーザコントロールユ
ニット104にて第1走査クロックを生成させる。そし
て、S65でカラーモードであると判断した場合は、S
70に移行し、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の総てのレーザビームスキャナユニット37Y・37M
・37C・37BkにおけるBD108Y・108M・
108C・108Bkを各々BD信号を検出するように
ONし、各ポリゴン102Y・102M・102C・1
02Bkの各面の書込み開始位置を把握させるように設
定する。
【0130】そして、S71では、ブラックのレーザビ
ームスキャナユニット37Bkにおける第2走査モード
で使用する面数を、白黒モードのプロセス速度と、カラ
ーモードのプロセス速度との比によって演算する。ここ
では、実施の形態1と同様に、カラーモードのプロセス
速度に対して白黒モードのプロセス速度が2倍に設定さ
れ、各ポリゴン102Y・102M・102C・102
Bkの形状を6角形としたので、使用するミラー面は
『3』と演算される。
【0131】S72では、前述の図15のフローチャー
トにおけるS53と同様に、イエロー、マゼンタ、シア
ンの各レーザビームスキャナユニット37Y・37M・
37Cにおいては、各ポリゴン102Y・102M・1
02Cの各面に対応するBD信号検出毎にレーザ走査ト
リガーを発生するように設定する。一方、ブラックのレ
ーザビームスキャナユニット37Bkにおいては、検出
されたBD信号の1つを用いて第1走査クロックの頭合
わせを行い、その後は、第1走査クロックをS71で演
算された面数(もちろん、実施の形態2で説明したBD
信号パターンでも良い)で分周することで第2走査モー
ド用の第2走査クロックを生成し、これに合わせてレー
ザ走査トリガーを発生するようにレーザコントロールユ
ニット104を設定して、第2走査モードでのコピー動
作を準備する。
【0132】なお、上記フローチャートにおけるS61
〜S76の各動作は、上で説明したS62・S71・S
72を除いて総て前述の図1に示したフローチャートの
S1〜S16(S12を除く)の動作と同一であるの
で、ここではその説明を省略する。
【0133】〔実施の形態5〕本発明に係るその他の実
施の形態について図5、図6、図17、図18に基づい
て説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、
前記の実施の形態1にて示した部材と同一の機能を有す
る部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
【0134】本実施の形態のカラーデジタル複写機で
は、イエロー、マゼンタ、シアンのレーザビームスキャ
ナユニット37Y・37M・37Cが、前述の図6に示
すように一つのレーザ発光部101Y・101M・10
1Cを備えているのに対して、ブラックのレーザビーム
スキャナユニット37Bkが、図18に示すように、複
数(ここでは2つ)のレーザ発光部101Bk1 ・10
1Bk2 を備えている。そして、ブラックのレーザビー
ムスキャナユニット37Bkは、白黒モード時、2つの
レーザ発光部101Bk1 ・101Bk2 を用いて2ラ
イン同時に走査する一方(第1走査モード)、カラーモ
ード時は、他のレーザビームスキャナユニット37Y・
37M・37Cと同様に1つのレーザ発光部101Bk
1 (或いはレーザ発光部101Bk2 )を使用して1ラ
インずつ走査する(第2走査モード)ことで、他の色の
レーザビームスキャナユニット37Y・37M・37C
と走査密度を一致させるようになっている。
【0135】この場合、ブラックのポリゴン102Bk
も他の色のポリゴン102Y・102M・102Cと同
じ低速駆動でよいので、ブラックのポリゴン102Bk
の速度切り換えに伴うファーストコピーの遅れ等の問題
は起こらず、コピーの作業効率の向上が図れる。
【0136】図17のフローチャートに、本実施の形態
のカラーデジタル複写機におけるコピー時の動作手順を
示す。
【0137】先ず、初期設定にて、コピー動作に必要な
各負荷のイニシャル位置への復帰やイニシャル動作を行
う(S81)。次に、2つのレーザ発光部101Bk1
・101Bk2 のうち第2走査モードで使用するレーザ
発光部101Bk(任意)が指定されると(S82)、
指定されたレーザ発光部101Bkの情報をメインメモ
リ43bの所定の記憶エリアに格納する(S83)。な
お、ここではレーザ発光部101Bk1 が指定されたと
する。レーザ発光部101Bkの指定は、ユーザが、図
5の操作パネル上の特定のキーを操作してシミュレーシ
ョンモードに入ることで行う。
【0138】ここでユーザが指定できるレーザ発光部1
01Bkの数は、他の色のレーザビームスキャナユニッ
ト37Y・37M・37Cで用いられるレーザ発光部1
01Y・101M・101Cの数により、ここでは、そ
れぞれ1個ずつであるので、指定できるレーザ発光部1
01Bkは1個である。
【0139】使用するレーザ発光部101Bkの指定が
終了すると、コピー開始の指示が出されるまで待機する
(S84)。ユーザよりコピー開始の指示が出されたこ
とを検出すると、プリスキャンを行って原稿の画像情報
を読み取り(S85)、その結果からカラーモードか白
黒モードかを判断する(S86)。つまり、読み取った
原稿がカラー原稿である場合はカラーモードと判断し、
白黒原稿であれば白黒モードと判断する。
【0140】ここで、白黒モードと判断した場合は、ブ
ラックのレーザビームスキャナユニット37Bkにおけ
るBD108BkをONし、ポリゴン102Bkの各面
の書込み開始位置を把握させるように設定すると共に
(S87)、レーザコントロールユニット104を、ポ
リゴン102Bkの各面に対応するBD信号検出毎に、
レーザ走査トリガーを発生させ、かつ、全レーザ発光部
101Bk(ここでは、101Bk1 ・101Bk2
を使用するように設定する(S88)。これにより、ブ
ラックのレーザビームスキャナユニット37Bkでは、
全レーザ発光部101Bk(101Bk1 ・101Bk
2 )を用いた第1走査モードでのコピー動作が準備され
る。
【0141】第1走査モードでのコピー動作の準備が完
了すると、モータコントロール回路106Bkを用い
て、ポリゴン102Bkを回転させる駆動モータ109
Bkの回転制御を実施すると共に(S89)、白黒モー
ドでのプロセス速度に設定する(S90)。
【0142】そして、第1走査モードでコピー動作を実
施し(S95)、その後コピー動作が完了したことを検
出すると(S96)、動作を終了する。
【0143】一方、上記のS86にてカラーモードであ
ると判断した場合は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの総てのレーザビームスキャナユニット37Y・
37M・37C・37BkにおけるBD108Y・10
8M・108C・108Bkを各々BD信号を検出する
ようにONし、各ポリゴン102Y・102M・102
C・102Bkの各面の書込み開始位置を把握させるよ
うに設定する(S91)。そしてまた、レーザコントロ
ールユニット104を以下のように設定する(S9
2)。
【0144】つまり、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの総てのレーザビームスキャナユニット37Y・
37M・37C・37Bkにおいて、各ポリゴン102
Y・102M・102C・102Bkの各面に対応する
BD信号検出毎にレーザ走査トリガーを発生するように
設定すると共に、ブラックのレーザビームスキャナユニ
ット37Bkにおいては、S82でユーザより指定され
たレーザ発光部101Bk、つまりここではレーザ発光
部101Bk1 のみが使用されるように設定する。
【0145】こうして、イエロー、マゼンタ、シアンの
各レーザビームスキャナユニット37Y・37M・37
Cではもちろん1個のレーザ発光部101Y・101M
・101Cを用い、ブラックのレーザビームスキャナユ
ニット37Bkでは、2つのうちの一方のレーザ発光部
101Bk1 のみを使用した第2走査モードでのコピー
動作の準備をする。
【0146】その後、各色のレーザビームスキャナユニ
ット37Y・37M・37C・37Bkにおける各ポリ
ゴン102Y・102M・102C・102Bkを回転
させる各駆動モータ109Y・109M・109C・1
09Bkの回転制御、及びそれぞれの同期回転制御を各
モータコントロール回路106Y・106M・106C
・106Bkを実施すると共に(S93)、カラーモー
ドでのプロセス速度に設定する(S94)。
【0147】そして、第2走査モードでコピー動作を実
施し(S95)、その後コピー動作が完了したことを検
出すると(S96)、動作を終了する。
【0148】また、例えば、他の色のレーザビームスキ
ャナユニット37Y・37M・37Cのレーザ発光部1
01Y・101M・101Cの数がそれぞれ2個ずつで
あり、レーザ発光部101Bkの数が6個であったとす
ると、第2走査モードにおいては、任意の2個のレーザ
発光部101Bkを使用することで、他の色と走査密度
を一致させることは可能である。しかしながら、ポリゴ
ン102Bkのミラー面の間引き方でも説明したと同様
に、このような場合4つのレーザ発光部101Bkのう
ちの隣接する2つが使用されると、マクロ的に見た場合
の走査密度は同じであるが、ミクロ的に見た走査密度に
差ができるので、使用するレーザ発光部101Bk間の
飛ばされるレーザ発光部101Bkの数が等しくなるよ
うにすることがより望ましい。
【0149】〔実施の形態6〕本発明に係るその他の実
施の形態について図19に基づいて説明すれば、以下の
通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1・
5にて示した部材と同一の機能を有する部材には、同一
の符号を付記し、その説明を省略する。
【0150】前述の実施の形態5のカラーデジタル複写
機では、第2走査モードにおいて、全レーザ発光部10
1Bk(101Bk1 ・101Bk2 )のうちの指定さ
れた方のレーザ発光部101Bk(ここでは101Bk
1 の方)を使用するようにしていた。しかしながら、一
方のレーザ発光部101Bk1 のみが使用されると、他
方のレーザ発光部101Bk2 に比べて寿命が短くなる
といった不具合を生じ、均等に利用される方が望まし
い。
【0151】そこで、本実施の形態のカラーデジタル複
写機では、レーザ発光部101Bkの使用する数だけユ
ーザより入力させ、使用するレーザ発光部101Bk
は、レーザ走査毎に順次切り換える構成となっている。
【0152】図19のフローチャートに、本実施の形態
のカラーデジタル複写機におけるコピー時の動作手順を
示す。
【0153】まずは、図17のフローチャートにおける
S81と同様に初期設定を実施し(S101)、次に、
第2走査モードで使用するレーザ発光部101Bk(任
意)の数が入力されると(S102)、指定されたレー
ザ発光部101Bkの数をメインメモリ43bの所定の
記憶エリアに格納する(S103)。レーザ発光部10
1Bkの使用数の入力は、こでもシミュレーションモー
ドに入ることで行う。
【0154】ここでユーザが入力できるレーザ発光部1
01Bkの数は、実施の形態5にて説明した通り、他の
色のレーザビームスキャナユニット37Y・37M・3
7Cで用いられるレーザ発光部101Y・101M・1
01Cの数により決定され、1個である。
【0155】そして、S111においては、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの総てのレーザビームスキ
ャナユニット37Y・37M・37C・37Bkにおい
て、各ポリゴン102Y・102M・102C・102
Bkの各面に対応するBD信号検出毎にレーザ走査トリ
ガーを発生するように設定すると共に、ブラックのレー
ザビームスキャナユニット37Bkにおいては、S82
でユーザより指定された数のレーザ発光部101Bk、
つまりここでは1つのレーザ発光部101Bk 1 のみが
使用されるように設定する。
【0156】そして、S114のコピー動作では、第2
走査モードの場合、レーザ走査を実施する毎に、使用す
るレーザ発光部101Bkを切り換える(S115、S
116)。
【0157】なお、上記フローチャートにおけるS10
4〜S117の各動作は、上で説明したS111・S1
14・S115・S116を除いて総て前述の図17に
示したフローチャートのS84〜S96(S92・S9
5を除く)の動作と同一であるので、ここではその説明
を省略する。
【0158】また、ここでは、コピー動作のレーザ走査
毎にレーザ発光部101Bkを順次切り換えていたが、
その他、用紙P毎に切り換える構成としてもよい。
【0159】〔実施の形態7〕本発明に係るその他の実
施の形態について図20に基づいて説明すれば、以下の
通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1・
5にて示した部材と同一の機能を有する部材には、同一
の符号を付記し、その説明を省略する。
【0160】本実施の形態のカラーデジタル複写機の特
徴は、第2走査モードに用いるレーザ発光部101Bk
の数が、自動的にカラーモードでのプロセス速度より演
算され、指定される点である。
【0161】図20のフローチャートに、本実施の形態
のカラーデジタル複写機におけるコピー時の動作手順を
示す。
【0162】ここでは、図17のフローチャートにおけ
るS81と同様に初期設定を実施した後(S121)、
直ぐにコピー開始の指示を待つ状態となり(S12
2)、コピー開始が指示され、プリスキャンが実施され
(S123)、その結果からカラーモードであると判断
すると(S124)、S129に移行し、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの総てのレーザビームスキャ
ナユニット37Y・37M・37C・37Bkにおける
BD108Y・108M・108C・108Bkを各々
BD信号を検出するようにONし、各ポリゴン102Y
・102M・102C・102Bkの各面の書込み開始
位置を把握させるように設定する。
【0163】そして、S130では、ブラックのレーザ
ビームスキャナユニット37Bkにおける第2走査モー
ドで使用するレーザ発光部101Bkの数を、カラーモ
ードのプロセス速度より演算する。ここでは、他のレー
ザビームスキャナユニット37Y・37M・37Cと同
様に、『1』と演算され、レーザ発光部101Bk1
みが使用されるように指定される。
【0164】S131では、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの総てのレーザビームスキャナユニット3
7Y・37M・37C・37Bkにおいて、各ポリゴン
102Y・102M・102C・102Bkの各面に対
応するBD信号検出毎にレーザ走査トリガーを発生する
ように設定すると共に、ブラックのレーザビームスキャ
ナユニット37Bkにおいては、S130で演算され、
指定されたレーザ発光部101Bk、つまりここではレ
ーザ発光部101Bk1 のみが使用されるように設定す
る。
【0165】こうして、イエロー、マゼンタ、シアンの
各レーザビームスキャナユニット37Y・37M・37
Cではもちろん1個のレーザ発光部101Y・101M
・101Cを用い、ブラックのレーザビームスキャナユ
ニット37Bkでは、2つのうちの一方のレーザ発光部
101Bk1 のみを使用した第2走査モードでのコピー
動作の準備をする。
【0166】なお、上記フローチャートにおけるS12
2〜S135の各動作は、上で説明したS130を除い
て総て前述の図17に示したフローチャートのS84〜
S96の動作と同一であるので、ここではその説明を省
略する。
【0167】なお、上記した各実施の形態では、タンデ
ム構成のカラーデジタル複写機を例示したが、感光体ド
ラムが1つ備えられた多回転プロセスのカラーデジタル
複写機においても、白黒モード時、プロセス速度を上げ
ると共に、ブラックのレーザビームスキャナユニットの
レーザ走査速度を上げることで、現状の4倍速より更な
る白黒複写速度の高速性を有する構成とできるので、こ
のような構成にももちろん本発明を適用することができ
る。
【0168】また、上記した各実施の形態では、第2の
走査モードが必ず設定されるようにしていたが、ブラッ
クのトナーを必ずしも用いなくとも、イエロー、マゼン
タ、及びシアンの3色のトナーを用いることでカラーコ
ピーは可能であるので、ブラックのトナーのトナー切れ
等に際しては、イエロー、マゼンタ、及びシアンの3色
のトナーを用いてカラーコピーを行うモードを別途設け
てもよい。そうすることで、たとえブラックのトナーの
トナー切れの場合でも、当該複写機を続行して使用で
き、稼動率をアップできる。
【0169】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のカラー画像形成
装置は、以上のように、画像形成部のプロセス速度を、
白黒画像形成時とカラー画像形成時とで白黒画像形成時
の方が速くなるように切り換えるプロセス速度切換手段
が設けられると共に、白黒画像形成用のレーザ記録部に
は、回転多面鏡の速度を変えることなく、速いプロセス
速度に対応した第1走査モードと、遅いプロセス速度に
対応し、カラー画像形成用のレーザ記録部と同じ走査密
度でレーザ走査を行う第2走査モードとが備えられてい
る構成である。
【0170】これにより、カラーモードと白黒モードと
の切り換えが瞬時に可能となるので、白黒モードとカラ
ーモードとの間でモードが切り換えられた時、特に、白
黒モードからカラーモードに切り換えられた時に、ファ
ーストコピーが得られるまでの時間を短縮することがで
き、コピーの作業効率の向上が図れるという効果を奏す
る。
【0171】本発明の請求項2記載のカラー画像形成装
置は、請求項1の構成において、第1走査モードでは、
回転多面鏡の全面を用いてレーザ走査が行われる一方、
第2走査モードでは、回転多面鏡の面を間引き使用して
レーザ走査が行われる構成である。
【0172】これにより、回転多面鏡の速度を変えるこ
となく、上記した第1走査モードと第2走査モードとを
実現し、請求項1に記載した効果を奏する。
【0173】本発明の請求項3記載のカラー画像形成装
置は、請求項2の構成において、第2走査モードにおい
て回転多面鏡の面を間引き使用する場合、複数の面が使
用されるように間引く構成である。
【0174】例えば、複数あるうちの所定の1面を使用
する構成では、その面の偏向ムラが顕著にコピー画像に
現れてしまい、主走査方向に偏向ムラによる画像乱れが
発生するが、これにより、主走査方向に偏向ムラのない
良好な画質が得られるという効果を、請求項2の構成に
よる効果に併せて奏する。
【0175】また、回転多面鏡の1面で処理しなければ
ならないデータ量は、一定の時間で画像処理する必要が
あるが、このように面を間引くことで隣接する面が使用
されず、データ処理に必要な時間を充分にとれ、画像処
理基板のコスト削減や、制御コントロールのタイミンン
グも比較的制御し易くなるといった効果も併せて奏す
る。
【0176】本発明の請求項4記載のカラー画像形成装
置は、請求項2の構成において、第2走査モードにおい
て回転多面鏡の面を間引き使用する場合、使用する面と
面との間隔が一定となるように間引く構成である。
【0177】例えば、6面の内の3面を使用するとした
とき、連続する3面を使用した場合と、面を一つ飛ばし
で3面使用した場合とでは、マクロ的に見た走査密度は
同じであるが、ミクロ的に見た走査密度は異なり、ムラ
が現れてしまうからである。しかしながら、これによ
り、ミクロ的に見ても走査密度に差が一切ない状態とで
き、画質の向上が図れるという効果を、請求項2の構成
による効果に併せて奏する。
【0178】本発明の請求項5記載のカラー画像形成装
置は、請求項4の構成において、レーザ光の書込み開始
位置よりも前の位置に配設されたレーザ光を感知するセ
ンサから出力される、回転多面鏡の各面に対応した出力
を、間引き使用される面数に合わせて分周することで第
2走査モードにおけるレーザ走査を制御する構成であ
る。
【0179】これにより、微細な変動によるタイミング
のズレ等に対して、精度よく走査タイミングを制御でき
るという効果を、請求項4の構成による効果に併せて奏
する。
【0180】本発明の請求項6記載のカラー画像形成装
置は、請求項4の構成において、第1走査モードにおけ
るレーザ走査を制御する第1レーザ走査クロックを、間
引き使用される面数に合わせて分周することで第2レー
ザ走査クロックを作成し、該第2レーザ走査クロックに
て第2走査モードにおけるレーザ走査を制御する構成で
ある。
【0181】これにより、センサのばらつきを考慮する
必要がないため、微細な変動等の余りない通常の使用状
態であれば、請求項5記載の構成よりも精度よく走査タ
イミングを制御できるという効果を、請求項4の構成に
よる効果に併せて奏する。
【0182】本発明の請求項7記載のカラー画像形成装
置は、請求項1の構成において、白黒画像形成用のレー
ザ記録部には、カラー画像形成用のレーザ記録部よりも
多いレーザ光源が備えられており、上記第1走査モード
では、全レーザ光源を用いてレーザ走査が行われる一
方、第2走査モードでは、レーザ光源を間引き使用して
レーザ走査が行われる構成である。
【0183】これにより、回転多面鏡の速度を変えるこ
となく、上記した第1走査モードと第2走査モードとを
実現し、請求項1に記載した効果を奏する。
【0184】本発明の請求項8記載のカラー画像形成装
置は、請求項7の構成において、第2走査モードにおい
てレーザ光源を間引いて用いる場合、各レーザ光源が所
定の周期で使用されるように、使用するレーザ光源を切
り換える構成である。
【0185】例えば、複数あるうちの特定のレーザ光源
ばかりが使用されると、該レーザ光源の寿命のみが短く
なるが、これにより、複数あるレーザ光源の寿命を平均
化できるので、メンテナンス性を向上できるという効果
を、請求項7の構成による効果に併せて奏する。
【0186】本発明の請求項9記載のカラー画像形成装
置は、請求項7の構成において、第2走査モードにおい
てレーザ光源を間引き使用する場合、使用するレーザ光
源とレーザ光源との間隔が一定となるように間引く構成
である。
【0187】例えば、6つのレーザ光源の内の3つを使
用するとしたとき、連続する3つを使用した場合と、レ
ーザ光源を一つ飛ばしで3つ使用した場合とでは、マク
ロ的に見た走査密度は同じであるが、ミクロ的に見た走
査密度は異なり、ムラが現れてしまうからである。しか
しながら、これにより、ミクロ的に見ても走査密度に差
が一切ない状態とでき、画質の向上が図れるという効果
を、請求項7の構成による効果に併せて奏する。
【0188】本発明の請求項10記載のカラー画像形成
装置は、請求項2ないし9の何れかに記載の構成におい
て、画像形成部が、色毎に複数の感光体を有する構成で
ある。
【0189】いわゆるタンデム構成のカラー画像形成装
置の場合、感光体が1つのみ備えられた多回転プロセス
のカラー画像形成装置と異なり、白黒モードとカラーモ
ードとで複写速度に差を出すためには、プロセス速度を
速くし、それに伴って各レーザ記録部の走査速度(書込
み速度)を速く設定する手法が必須である。そのため、
本発明の構成を採用することが、特に、白黒モードから
カラーモードへの切り換えを瞬時に行い、コピーの作業
効率の向上を図る上で効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のカラーデジタ
ル複写機における、コピー時の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図2】上記カラーデジタル複写機の全体構成図であ
る。
【図3】上記カラーデジタル複写機の画像処理部の回路
構成を示すブロック図である。
【図4】上記カラーデジタル複写機の制御系を示すブロ
ック図である。
【図5】上記カラーデジタル複写機の操作パネル部の構
成を示す平面図である。
【図6】上記カラーデジタル複写機のレーザビームスキ
ャナユニット(イエロー)の構成を示す説明図である。
【図7】上記カラーデジタル複写機のレーザビームスキ
ャナユニット(イエロー)の他の構成を示す説明図であ
る。
【図8】上記カラーデジタル複写機の4つのレーザビー
ムスキャナユニットの全体構成を示す説明図である。
【図9】上記カラーデジタル複写機における白黒モード
(第1走査モード)の、BD信号とレーザ走査トリガー
の発生タイミングを示す説明図である。
【図10】上記カラーデジタル複写機におけるカラーモ
ード(第2走査モード)の、BD信号とレーザ走査トリ
ガーの発生タイミングを示す説明図である。
【図11】上記カラーデジタル複写機におけるカラーモ
ード(第2走査モード)の、BD信号とレーザ走査トリ
ガーの別の発生タイミングを示す説明図である。
【図12】上記カラーデジタル複写機に備えられるブラ
ックのレーザビームスキャナユニットのポリゴンの形状
の具体例と、各形状のポリゴンにおける使用面を示す説
明図である。
【図13】本発明に係る第2の実施の形態のカラーデジ
タル複写機における、コピー時の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図14】上記のカラーデジタル複写機に備えられた5
角形のポリゴンを示す説明図である。
【図15】本発明に係る第3の実施の形態のカラーデジ
タル複写機における、コピー時の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図16】本発明に係る第4の実施の形態のカラーデジ
タル複写機における、コピー時の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図17】本発明に係る第5の実施の形態のカラーデジ
タル複写機における、コピー時の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図18】上記カラーデジタル複写機のレーザビームス
キャナユニット(ブラック)の構成を示す説明図であ
る。
【図19】本発明に係る第6の実施の形態のカラーデジ
タル複写機における、コピー時の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図20】本発明に係る第7の実施の形態のカラーデジ
タル複写機における、コピー時の動作手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 カラーデジタル複写機(カラー画像形成装置) 20 画像形成部 23 転写搬送ベルト機構 32Y イエローの感光体ドラム 32M マゼンタの感光体ドラム 32C シアンの感光体ドラム 32Bk ブラックの感光体ドラム 37Y レーザビームスキャナユニット(カラー画像
形成用レーザ記録部) 37M レーザビームスキャナユニット(カラー画像
形成用レーザ記録部) 37C レーザビームスキャナユニット(カラー画像
形成用レーザ記録部) 37Bk レーザビームスキャナユニット(白黒画像形
成用のレーザ記録部) 44 PCU(プロセス速度切換手段) 101Y レーザ発光部(レーザ光源) 101M レーザ発光部(レーザ光源) 101C レーザ発光部(レーザ光源) 101Bk レーザ発光部(レーザ光源) 102Y ポリゴン(回転多面鏡) 102M ポリゴン(回転多面鏡) 102C ポリゴン(回転多面鏡) 102Bk ポリゴン(回転多面鏡) 104 レーザコントロールユニット 105 発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/04 G03G 15/04 120 21/14 21/00 372 H04N 1/04 H04N 1/04 D 1/113 104A 1/17 (72)発明者 吉浦 昭一郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 嶋澤 耀一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報に応じて変調されたレーザ光を回
    転多面鏡にて感光体に導き走査させるレーザ記録部が、
    カラー画像形成用と白黒画像形成用とそれぞれ設けられ
    ると共に、上記の感光体を含み、該感光体上に形成され
    た画像情報に基づいた画像を形成する画像形成部を備え
    たカラー画像形成装置において、 上記画像形成部のプロセス速度を、白黒画像形成時とカ
    ラー画像形成時とで白黒画像形成時の方が速くなるよう
    に切り換えるプロセス速度切換手段が設けられると共
    に、 上記白黒画像形成用のレーザ記録部には、回転多面鏡の
    速度を変えることなく、速いプロセス速度に対応した第
    1走査モードと、遅いプロセス速度に対応し、カラー画
    像形成用のレーザ記録部と同じ走査密度でレーザ走査を
    行う第2走査モードとが備えられていることを特徴とす
    るカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記第1走査モードでは、回転多面鏡の全
    面を用いてレーザ走査が行われる一方、第2走査モード
    では、回転多面鏡の面を間引き使用してレーザ走査が行
    われることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】第2走査モードにおいて回転多面鏡の面を
    間引き使用する場合、複数の面が使用されるように間引
    くことを特徴とする請求項2記載のカラー画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】第2走査モードにおいて回転多面鏡の面を
    間引き使用する場合、使用する面と面との間隔が一定と
    なるように間引くことを特徴とする請求項2記載のカラ
    ー画像形成装置。
  5. 【請求項5】レーザ光の書込み開始位置よりも前の位置
    に配設されたレーザ光を感知するセンサから出力され
    る、回転多面鏡の各面に対応した出力を、間引き使用さ
    れる面数に合わせて分周することで第2走査モードにお
    けるレーザ走査を制御することを特徴とする請求項4記
    載のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】第1走査モードにおけるレーザ走査を制御
    する第1レーザ走査クロックを、間引き使用される面数
    に合わせて分周することで第2レーザ走査クロックを作
    成し、該第2レーザ走査クロックにて第2走査モードに
    おけるレーザ走査を制御することを特徴とする請求項4
    記載のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】白黒画像形成用のレーザ記録部には、カラ
    ー画像形成用のレーザ記録部よりも多いレーザ光源が備
    えられており、 上記第1走査モードでは、全レーザ光源を用いてレーザ
    走査が行われる一方、第2走査モードでは、レーザ光源
    を間引き使用してレーザ走査が行われることを特徴とす
    る請求項1記載のカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】第2走査モードにおいてレーザ光源を間引
    いて用いる場合、各レーザ光源が所定の周期で使用され
    るように、使用するレーザ光源を切り換えることを特徴
    とする請求項7記載のカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】第2走査モードにおいてレーザ光源を間引
    き使用する場合、使用するレーザ光源とレーザ光源との
    間隔が一定となるように間引くことを特徴とする請求項
    7記載のカラー画像形成装置。
  10. 【請求項10】上記画像形成部が、色毎に複数の感光体
    を有する構成であることを特徴とする請求項2ないし9
    の何れかに記載のカラー画像形成装置。
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