JP3472093B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3472093B2
JP3472093B2 JP22050997A JP22050997A JP3472093B2 JP 3472093 B2 JP3472093 B2 JP 3472093B2 JP 22050997 A JP22050997 A JP 22050997A JP 22050997 A JP22050997 A JP 22050997A JP 3472093 B2 JP3472093 B2 JP 3472093B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーデジタル画
像信号に基づいて複数のレーザ記録部によりカラー画像
を形成するレーザ走査型のカラー画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置、例えばカラーデジ
タル複写機においては、一般的に、スキャナから入力さ
れたカラー原稿の画像に対して、所定の画像処理を施
し、色分解・色変換された画像データ毎に画像を再現し
て、カラープリンタ部でカラー原稿の画像を出力する。
さらに最近では高解像度のカラー画像を高速再現するた
めに、レーザ記録走査による画像形成装置を搭載したカ
ラーデジタル複写機が商品化されている。
【0003】このカラーデジタル複写機においては、レ
ーザ偏向走査ユニットが各記録部毎に配置され、デジタ
ル画像信号に応じて変調されたレーザ光を感光体上に導
き走査させて、潜像を形成して画像形成する。のレーザ
偏向走査ユニットを構成する主要部品として、多面鏡、
および多面鏡を高速回転させるためのモータが組み込ま
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなカ
ラーデジタル複写機においては、レーザ偏向走査ユニッ
トの多面鏡を高速回転させるために、モータの寿命、ま
た多面鏡等の風きり音等による騒音が問題となってい
る。
【0005】そこで、これらの問題を解決する方法とし
て、特公平4−49688号公報に提案されているよう
に、レーザ記録を行なわないときは、多面鏡を回転させ
るモータを記録時の速度よりも低い速度におとしたり、
または完全にモータを停止させた状態で待機させる方法
等がある。しかし、このような待機状態のもとでレーザ
記録部を画像記録が可能な状態に復帰させる場合には、
モータの立ち上がり制御を短時間で且つ確実に所定の回
転数まで復帰させることが必要な条件となってくる。
【0006】さらに、最近のカラーデジタル複写機にお
いては、黒の再現性を向上させてカラー画像全体の色再
現性を向上させるために、Y:イエロー、M:マゼン
タ、C:シアンの記録部に加えてBk:ブラックの記録
部を搭載することが一般的となっている。そのため、カ
ラーモード以外にも白黒モードが設けられ、カラーコピ
ーや、白黒コピーが可能なカラーデジタル複写機等とし
て商品化がなされている。
【0007】このようなカラーデジタル複写機におい
て、カラー・白黒モードに関係なく各記録部におけるレ
ーザ偏向走査ユニットの各ミラーモータを、複写動作の
たびに回転させていると、白黒モードで複写する場合に
も、カラー用のミラーモータを同時に回転することにな
り、結局はミラーモータの寿命、騒音等が解決されない
問題として残ってしまうこととなる。
【0008】本発明は、ミラーモータの寿命、騒音、無
駄な電力消費等を低下させると共に、ファーストコピー
が得られるまでの時間を短縮し、コピーの作業効率を向
上させたカラー画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像情報を入
力するための画像情報入力手段と、レーザと回転多面鏡
と回転多面鏡を回転駆動する駆動モータとを有するレー
ザ走査部を画像形成色毎に複数並列配置したレーザ記録
手段と、前記画像情報に基づいてレーザ走査するために
前記駆動モータの回転をそれぞれ制御管理するレーザ走
査制御手段と、前記レ−ザ走査部が感光体上に記録した
潜像から画像を生成する画像生成部を画像形成色毎に複
数並列配置した画像生成手段と、を具備したカラー画像
形成装置である。
【0010】
【0011】発明は、前記レーザ記録手段による感光
体上への記録状況を判定するレーザ記録状況判定手段を
更に具備し、前記レーザ走査制御手段は、前記レーザ記
録状況判定手段による判定結果に基づいて、駆動モータ
の回転をレーザ記録が完了したものから順次停止もしく
は減速させるブラック以外の色成分像に対応する第1の
レーザ走査部と、駆動モータの回転をレーザ記録が完了
したにも関わらず回転を維持して制御するブラック成分
像に対応する第2のレーザ走査部とに分けて管理するこ
とを特徴とする。
【0012】発明は、前記レーザ記録手段による感光
体上への記録状況を判定するレーザ記録状況判定手段を
更に具備し、前記レーザ記録手段および画像生成手段
は、カラー画像を記録するカラー記録部と白黒画像を記
録する白黒記録部とから構成され、前記レーザ記録判定
手段は、カラー記録部と白黒記録部による記録状況に分
割して判定し、前記レーザ走査制御手段は、前記レーザ
記録判定手段による判定結果に基づいて、カラー記録部
におけるレーザ走査部の駆動モータを白黒記録部におけ
るレーザ走査部の駆動モータよりも先に回転を停止、も
しくは所定の回転数まで減速させることを特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】発明において、画像情報のレーザ書き込
みを完了したレーザ走査部から順次駆動モータの回転を
停止もしくは減速させる。そのため、モータの寿命に有
利となり、低コストの駆動モータの使用が可能となる。
また、騒音の防止および無駄な電力消費を押さえること
ができる。
【0017】発明において、画像情報のレーザ書き込
みを完了したレーザ走査部から順次駆動モータの回転を
停止もしくは減速させるが、所定のレーザ走査部の駆動
モータについては回転を維持もしくは所定の回転数まで
減速させる。そのため、モータの寿命に有利となり、特
に特定のレーザ走査部の駆動モータ以外の駆動モータに
低コストの駆動モータの使用が可能となる。また、騒音
の防止および無駄な電力消費を押さえることができる。
【0018】発明において、複数並列配置されたレー
ザ走査部の駆動モータは、カラー記録部の駆動モータを
白黒記録部の駆動モータよりも先に停止もしくは所定の
回転数まで減速させる。そのため、カラー記録部のレー
ザ走査部の駆動モータの無駄な回転を防止でき、これら
多くのモータに低コストの駆動モータの使用が可能とな
る。また、騒音の防止および無駄な電力消費を押さえる
ことができる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0023】(カラーデジタル複写機の構成)図1は、
本発明に係る画像形成装置であるカラーデジタル複写機
の構成を示す概略正面断面図である。複写機本体1の上
面には、原稿台2及び操作パネルが設けられていると共
に、原稿台2の上面には該原稿台2に対して開閉可能な
状態で支持され、原稿台2面に対して所定の位置関係を
もって自動原稿送り装置3が装着されている。さらに、
この複写機本体1の内部には画像読み取り部である原稿
走査体4及び画像形成部10が構成されている。
【0024】まず、自動原稿送り装置3は、複写機本体
1の上面において、原稿台2上に装着されており、両面
原稿に対応した両面自動原稿送り装置3である。原稿の
一方の面が原稿台2に対し、所定位置において対向する
ように原稿を搬送する。この一方の面についての画像読
み取りが終了した後に、他方の面が原稿台2に対し、所
定位置において対向するよう原稿を反転して原稿台2に
向かって搬送する。
【0025】そして、1枚の原稿について両面の画像読
み取りが終了した後に、この原稿を排出し、次の原稿に
ついての両面搬送動作を実行する。なお、以上の原稿の
搬送および表裏反転の動作は、複写機全体の動作に関連
して制御されるものである。また、両面自動原稿送り装
置3により原稿台2上に搬送されてきた原稿の画像を読
み取るために、原稿台2の下方には、該原稿台2の下面
に沿って平行に往復移動する原稿走査体4が配置されて
いる。
【0026】この原稿走査体4は、第1の走査ユニット
5と、第2の走査ユニット6と、光学レンズ7と、光電
変換素子7とから構成されている。第1の走査ユニット
5は、原稿画像面を露光する露光ランプと、原稿からの
反射光像を所定の方向に向かって偏向する第1ミラーと
からなり、原稿台下面にあって、一定の距離を保ちなが
ら所定の走査速度で平行往復移動する。第2の走査ユニ
ット6は、第1の走査ユニット5と一定の速度関係をも
って平行往復移動する第2・第3ミラーからなり、第1
の走査ユニット5の第1ミラーにより偏向された原稿か
らの反射光像をさらに所定の方向に向かって偏向する。
光学レンズ7は、第2の走査ユニットの第3ミラーによ
り偏向された原稿からの反射光像を縮小して、所定の位
置に光像を結像させる。光電変換素子であるカラーCC
D30aは、光学レンズ7により縮小された光像が結像
され光像を順次光電変換して原稿からの反射光像を電気
信号として出力する。このカラーCCD30aにより電
気信号に変換された原稿画像情報は、さらに後述する画
像処理部31に転送され画像データとして所定の処理が
施される。
【0027】次に複写機本体1の下部側に位置する画像
形成部10について説明する。図1に示す画像形成部1
0内の下側には、給紙機構11が設けられており、用紙
トレイ内に積載収容されている用紙を1枚ずつ分離して
記録部側に向かって供給する。そして1枚ずつ分離供給
された用紙は、画像形成部10の手前に配置されたレジ
ストローラ対12によりタイミング制御されて搬送され
る。両面印刷の場合には、用紙は、画像形成部10とタ
イミングをとって再供給搬送される。
【0028】画像形成部10の下方には、略平行にのび
た転写搬送ベルト機構13が配置されている。この転写
搬送ベルト機構13は、駆動ローラ14と従動ローラ1
5などの複数のローラ間に張架された転写搬送ベルト1
6に用紙を静電吸着させて搬送する構成となっている。
【0029】さらに転写搬送ベルト機構13の下流側に
は、用紙上に転写形成されたトナー像を用紙上に定着さ
せるための定着装置17が配置されている。用紙は、こ
の定着装置17の定着ローラニップ間を通過し、搬送方
向切り換えゲート18を経て排出ローラ19により装置
外壁に取り付られている排紙トレイ20上に排出され
る。
【0030】なお、切り換えゲート18は定着後の用紙
を装置外へと排出するか、再び画像形成部10に向かっ
て再供給するか選択的に用紙の搬送経路を切り換えるも
のである。用紙は、この切り換えゲート18により再び
画像形成部10に向かって搬送方向を切り換えられ、ス
イッチバック搬送経路21を介して表裏反転の後、画像
形成部10へと再度供給される。
【0031】また、駆動ローラ14と従動ローラ15な
どにより、略平行に張架された転写搬送ベルト16の上
側には、該転写搬送ベルト16に近接して搬送経路上流
側から順に第1、第2、第3、第4の画像形成ステーシ
ョンPa,Pb,Pc,Pdが並設されている。そし
て、転写搬送ベルト16は、駆動ローラ14によって、
図1において矢印Zで示す方向に摩擦駆動され、前にも
述べたように上記給紙機構11を通じて給送される転写
材である用紙を担持する。そして、用紙を上述した画像
形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdへと順次搬送
する。
【0032】各画像ステーションPa,Pb,Pc,P
dは、実質的に同一の構成を有し、図1に示す矢印F方
向に回転駆動される感光体ドラム22a,22b,22
c,22dを含む構成である。各感光体ドラム22a,
22b,22c,22dの周辺には、感光体ドラムを一
様に帯電する帯電器23a,23b,23c,23d
と、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する現
像装置24a,24b,24c,24dと、現像された
トナー像を用紙へ転写する転写用放電器25a,25
b,25c,25dと、感光体ドラム上に残留するトナ
ーを除去するクリーニング手段26a,26b,26
c,26dとが、感光体ドラム22a,22b,22
c,22dの回転方向に沿って順次配置されている。
【0033】また、各感光体ドラム22a,22b,2
2c,22dの上方には、画像データに応じて変調され
たドット光を発する半導体レーザ素子と、半導体レーザ
素子からの光を主走査方向に偏向させるための偏向装置
と、偏向装置により偏向されたレーザ光を感光体表面に
結像させるためのfθレンズなどから構成されるレーザ
ービームスキャナユニット27a,27b,27c,2
7dがそれぞれ設けられている。偏向装置には、回転多
面鏡および回転多面鏡を高速回転させるためのミラーモ
ータが組み込まれている。
【0034】レーザービームスキャナ27aにはカラー
原稿画像のイエロー成分像に対応する画素信号が入力さ
れ、レーザービームスキャナ27bにはカラー原稿画像
のマゼンタ成分像に対応する画素信号が入力され、レー
ザービームスキャナ27cにはカラー原稿画像のシアン
成分像に対応する画素信号が入力され、そして、レーザ
ービームスキャナ27dにはカラー原稿画像のブラック
成分像に対応する画素信号が入力される。
【0035】これにより各記録部の感光体ドラム22
a,22b,22c,22d上には色変換された原稿画
像情報に対する静電潜像が形成される。各記録部の上記
現像装置27aにはイエロー色のトナーが、現像装置2
7bにはマゼンタ色のトナーが、現像装置27cにはシ
アン色のトナーが、現像装置27dにはブラック色のト
ナーが、それぞれ収容されているので、各記録部におい
て色変換された原稿画像情報が各色のトナー像として再
現される。
【0036】また、第1の画像形成ステーションPaと
給紙機構11との間には用紙吸着用(ブラシ)帯電器2
8が設けられており、この吸着用帯電器28は転写搬送
ベルト16の表面を帯電させ、給紙機構11から供給さ
れる転写材である用紙を上記搬送ベルト16上に確実に
吸着させた状態で、第1の画像形成ステーションPaか
ら第4の画像形成ステーションPdの間をずれることな
く搬送させる。
【0037】一方、第4の画像ステーションPdと定着
装置17との間で、駆動ローラ14のほぼ真上部には除
電器(図示されず)が設けられており、この除電器に
は、搬送ベルト16に静電吸着されている用紙を分離す
るための交流電流が、印加されている。
【0038】上記構成のカラーデジタル複写機におい
て、転写材としてカットシート状の用紙が使用され、こ
の転写材が給紙カセットから送り出されて給紙機構11
の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その転写材
の先端部分が上記センサー(図示せず)にて検知され、
このセンサから出力される検知信号によって一旦転写財
はレジストローラ対12により停止する。そして、各画
像ステーションPa,Pb,Pc,Pdとタイミングを
とって、図1の矢印Z方向に回転している搬送ベルト1
6側に送られる。このとき先に述べた吸着用帯電器28
により搬送ベルト16は所定の帯電が施されているの
で、各画像ステーションPa,Pb,Pc,Pdを通過
する間、安定搬送供給されることとなる。
【0039】各画像ステーションPa,Pb,Pc,P
dにおいては、各色のトナー像が上記構成によりそれぞ
れ形成され、上記搬送ベルト16により静電吸着搬送さ
れる転写材の支持面上に重ね合わされる。第4の画像ス
テーションPdによる画像の転写が完了すると、転写材
の先端部分から除電用放電器により搬送ベルト16上か
ら剥離され定着装置17へと導かれる。そして、最後
に、トナー画像が定着された転写材は、転写材排出口か
ら排紙トレイ20上へと排出される。
【0040】(画像処理回路の説明)次に、カラーデジ
タル複写機に搭載されているカラー画像情報の画像処理
回路の構成および機能を説明する。図2は、カラーデジ
タル複写機の画像処理回路のブロック図である。このデ
ジタル複写機に含まれている画像処理回路は、画像デー
タ入力部30、画像処理部31、画像データ出力部3
2、ハードディスク装置等から構成される画像メモリ3
3、中央処理装置(CPU)34、画像編集部35、外
部インターフェイス部36から構成されている。
【0041】画像データ入力部30は、図1にも示され
ているように、カラー原稿画像を読み取りRGBの色成
分に色分解したラインデータを出力することのできる3
ラインのカラーCCD30a、カラーCCD30aにて
読み取られたラインデータのライン画像レベルを補正す
るシェーディング補正回路30b、前記ラインデータの
ずれを補正するラインバッファなどのライン合わせ部3
0c、各色の前記ラインデータの色データを補正するセ
ンサ色補正部30d、各画素の信号の変化にめりはりを
持たせるよう補正するMTF補正部30e、画像の明暗
を補正して視感度補正を行うγ補正部30fなどから成
る。
【0042】画像処理部31は、色空間補正回路31
a、マスキング回路31b、黒検出回路31c、下色除
去・黒添加回路(UCR・BP)31d、濃度処理回路
31e、変倍処理回路31f、分離・スクリーン回路3
1gから成っている。
【0043】ここで、色空間補正回路31aは、画像デ
ータ入力部30あるいは後述する外部インターフェイス
部36を介して入力されるカラー画像信号の色再現域
を、記録装置におけるカラートナーによる色再現域に補
正する。マスキング回路31bは、入力される画像デー
タのRGB信号を記録装置の各記録部に対応したYMC
信号に変換する。黒検出回路31cは、画像データ入力
部30あるいは後述するインターフェイス部36を介し
て入力されるカラー画像のRGB信号から黒成分を検出
する。下色除去・黒添加回路31dは、マスキング回路
31bから出力されるYMC信号に基づいて黒検出回路
31cから出力される黒成分信号を添加する黒添加処理
を行う。濃度処理回路31eは、濃度変換テーブルに基
づいてカラー画像信号の濃度を調整する。変倍処理回路
31fは、設定されている倍率に基づいて入力された画
像情報を倍率変換する。分離・スクリーン回路31g
は、入力画像データから画像情報中の文字・写真・網点
領域を検出して領域分離すると共に画像の出力パターン
を決定する。
【0044】画像データ出力部32は、各色の画像デー
タに基づいてパルス幅変調を行うレーザコントロールユ
ニット32a、レーザコントロールユニット(LCU)
32aから出力される各色の画像信号に応じたパルス幅
変調信号に基づいてレーザ記録を行う各色のレーザスキ
ャナユニット(LSU)27a,27b,27c,27
dからなる。レーザコントロールユニット(LCU)3
2aは、レーザ偏向を行う回転多面鏡を駆動するミラー
モータも制御し、前記画像情報に基づいてレーザ走査す
るよう制御する。
【0045】画像メモリ33は、画像処理部31から出
力される8ビット4色(32ビット)の画像データを順
次受け取り、バッファに一時的に貯えながら32ビット
のデータから8ビット4色の画像データに変換してハー
ドディスクに分割管理させるために出力するハードディ
スクコントロールユニット(HDCU)33aと、8ビ
ット4色の画像データを色毎の画像データとして記憶管
理する4基のハードディスク(HD)33b,33c,
33d,33eからなる。
【0046】中央処理装置(CPU)34は、画像デー
タ入力部30、画像処理部31、画像データ出力部3
2、画像メモリ33、さらに後述する画像編集部35、
および外部インターフェイス部36を所定のシーケンス
に基づいてコントロールするものである。
【0047】また画像編集部35は、画像データ入力部
30、画像処理部31、あるいは後述するインターフェ
イス部36を経て一旦画像メモリ33に記憶された画像
データに対して、所定の画像編集を施すためのものであ
る。さらにインターフェイス部36は、デジタル複写機
とは別に設けられた外部の画像入力処理装置からの画像
データを受け入れるための通信インターフェイス手段で
ある。外部入力とは、例えば、図2に示すように、FA
X、イメージリーダー、外部スキャナー、ビデオ、ネッ
トワーク等からの画像データの入力である。
【0048】なお、このインターフェイス部36から入
力される画像データも、一旦画像処理部31に入力して
色空間補正などを行うことで、デジタル複写機の画像メ
モリ33により取り扱うことのできるデータレベルに変
換して、ハードディスク33b,33c,33d,33
eに記憶管理されることとなる。
【0049】(デジタル複写機全体の制御構成の説明)
図3は,カラーデジタル複写機の装置全体のブロック図
であり、各部をCPU34により動作管理している状態
を示す図である。画像データー入力部30、画像処理部
31、画像データー出力部32、画像メモリー33、及
びCPU34は、図2と重複するので説明は省略する。
【0050】CPU34は、ADF40、ソータ部4
1、スキャナー部42、レーザプリンター部43、デス
ク関係部44などデジタル複写機を構成する各駆動機構
部をシーケンス制御により管理すると共に、各部へ制御
信号を出力している。さらにCPU34には、操作パネ
ルからなる操作基板ユニット38が相互通信可能な状態
に接続されており、操作者が設定入力した記録モードに
応じて、制御信号をCPU34に転送して、デジタル複
写機を記録モードに応じて動作させるようになってい
る。
【0051】また、CPU34からは、デジタル複写機
の動作状態を示す制御信号を操作パネルである操作基板
ユニット38へと転送される。操作基板ユニット38側
では、この制御信号により装置が現在どのような状態に
あるのか操作者に示すように表示部などにより動作状態
を表示するようになっている。画像データー通信ユニッ
トである外部インターフェース36は、図2でも説明し
たように画像情報および画像制御信号など他のデジタル
画像機器との情報通信を可能にするために設けられてい
る。
【0052】また、CPU34は、レーザ記録状況判定
の機能を有する。このレーザ記録状況判定は、詳しくは
後述するが、LSU27a〜27dのレーザ記録状況を
判定する。
【0053】(操作パネルの説明)つぎに、図4を参照
してカラーデジタル複写機1の操作パネルについて説明
する。
【0054】操作パネル38の中央部分には、タッチパ
ネル液晶表示装置51が配置されていて、その周囲に各
種モード設定キー群が配置されている。このタッチパネ
ル液晶表示装置51の画面上には、常時画像編集機能を
選択するための画面に切り換える画面切り換え指示エリ
アがあって、このエリアを指で直接押圧操作すると、各
種画像編集機能が選択できるように、液晶画面上に各種
画像編集機能が一覧表示される。その表示された各種画
像編集機能の中から、操作者が所望する機能が表示され
ている領域を、指で触れることにより編集機能が設定さ
れる。
【0055】前記操作パネル上に配置された各種設定キ
ー群について説明する。符号52はタッチパネル液晶表
示装置51の画面の明るさを調整する調整ダイヤルであ
る。符号53は倍率を自動的に選択させるモードを設定
する倍率自動設定キーであり、符号54は複写倍率を1
%きざみで設定するためのズームキーであり、符号55
と56は固定倍率を読み出して選択するための固定倍率
キーであり、符号57は複写倍率を標準倍率(等倍)に
戻すための等倍キーである。
【0056】また、符号58はコピー濃度調整を自動か
ら手動、または写真モードへ切り換えるための濃度切り
換えキーであり、符号59は手動モード、または写真モ
ードのときに濃度レベルを細かく設定するための濃度調
整キーであり、符号60はカラーデジタル複写機1の給
紙部にセットされている用紙のサイズの中から希望する
用紙サイズを選択するためのトレイ選択キーである。
【0057】また、符号61は複写枚数を設定するため
の枚数設定キーであり、符号62は複写枚数をクリアし
たり、連続コピーを途中で止めるときに操作するクリア
キーであり、符号63はコピーの開始を指示するための
スタートキーであり、符号64は現在設定されているモ
ードの全てを解除して標準状態に復帰させるための全解
除キーであり、符号65は連続コピー中に別の原稿に対
するコピーを行い時に操作する割り込みキーであり、符
号66はカラーデジタル複写機1の操作が分からないと
きに操作することで複写機の操作方法をメッセージ表示
するための操作ガイドキーであり、符号67は操作ガイ
ドキー66の操作により表示されたメッセージの続きを
表示させるためのメッセージ順送りキーである。符号6
8は両面複写モードを設定するための両面モード設定キ
ー、符号69はカラーデジタル複写機本体1から排出さ
れる複写物を仕分けるための後処理装置の動作モードを
設定するための後処理モード設定キーである。
【0058】さらに、符号70ないし72はプリンター
モード、ファクシミリモードに関する設定キーであり、
符号70は送信原稿を一旦メモリに蓄えてから送信する
メモリ送信モードキー、符号71はカラーデジタル複写
機本体1のモードをコピーとファックス、プリンターの
間で切り換えるためのコピー/ファックス・プリンター
モード切り換えキーであり、符号72は送信先電話番号
を予め記憶させておき、送信時にワンタッチ操作で送信
先に電話を発信させるためのワンタッチダイヤルキーで
ある。
【0059】尚、上述した操作パネルおよびその操作パ
ネル上に配置される各種キーは、1実施形態にすぎず、
カラーデジタル複写機1に搭載される各種機能により操
作パネル上に設けられるキーは異なってくることは言う
までもない。
【0060】つぎに、本発明に係わる第1〜第6の実施
形態について図5ないし図9を参照して説明する。
【0061】(第1の実施形態)第1の実施形態は、C
PU34のレーザ記録状況判定による判定結果に基づい
て、LCU32aが駆動モータの回転をレーザ記録が完
了したものから順次停止もしくは減速するものである。
この場合、CPU34は、LSU27a,27b,27
c,27dの記録状況から記録が終了したか否かを判定
している。
【0062】図5は、このカラーデジタル複写機の第1
実施形態の動作を示すフローチャートである。画像記録
の指示が入力されると、感光体ドラム22a,22b,
22c,22dに各画像信号に基づき、順次LSU27
a,27b,27c,27dにより、記録が開始される
(ステップS501)。つぎにCPU34は、LSU2
7aによるイエローの記録が終了したか否かを判別する
(ステップS502)。終了していなければ、そのまま
LSU27bによるマゼンタの記録が終了したか否かを
判別する(ステップS504)。終了していれば、LC
U32aにLSU27aのイエローの駆動モータを停止
させてから(ステップS503)、ステップS504に
進む。マゼンタの記録が終了していなければ、CPU3
4が、そのままLSU27cによるシアンの記録が終了
したか否かを判別する(ステップS506)。終了して
いれば、LCU32aにLSU27bのマゼンタの駆動
モータを停止させた後(ステップS505)に、ステッ
プS506に進む。シアンの記録が終了していなけれ
ば、そのままLSU27dによるブラックの記録が終了
したか否かを判別する(ステップS508)。終了して
いれば、LCU32aにLSU27cのシアンの駆動モ
ータを停止させた後(ステップS507)、ステップS
508に進む。ブラックの記録が終了していなければ、
そのまま全ての色の記録が終了したか否かを判別する
(ステップS510)。終了していれば、LCU32a
にLSU27dのブラックの駆動モータを停止させた後
(ステップS509)、ステップS510に進む。すべ
ての記録が終了していなければ、再びステップS502
に戻って上述した動作を行なう。終了していればカラー
画像が形成されたことであり、装置の動作が停止される
(ステップS511)。
【0063】上述した記録が行なわれる際、CPU34
が各色の記録状態を監視し、記録を完了した順にLSU
27a〜27dの駆動モータの回転を停止する等の制御
をしている。
【0064】こうして、画像情報のレーザ書き込みを完
了したLSU27a〜27dから順次駆動モータの回転
を停止もしくは減速させることにより、モータの寿命に
有利となり、低コストの駆動モータの使用が可能となる
ので、LSU27a〜27dのコストを下げることがで
きる。さらに、騒音の防止および無駄な電力消費を押さ
えることができる。
【0065】尚、記録終了の判別は図5に示す色順序に
限ることはないことは当然である。また、駆動モータは
停止させることに替わってモータ軸受けの負担を軽減す
る低速回転に制御してもよい。また、各色によって記録
時間の異なることが一般的であり、この場合はレーザビ
ームスキャナの配置とは異なる順に停止することにな
る。これらは以下に述べる他の実施形態についても同様
である。
【0066】(第2の実施形態)第2の実施形態は、C
PU34が,LSU27a〜27dのレーザ記録状況を
判定し、LCU32aが、LSU27a〜27cの駆動
モータの回転を、レーザ記録が完了したものから順次停
止もしくは減速させ、LSU27dの駆動モータの回転
をレーザ記録が完了したにも関わらず回転を維持し、も
しくは所定の回転数まで減速する制御を行なう。
【0067】図6は、カラーデジタル複写機の第2実施
形態の動作を示すフローチャートである。この実施形態
はいずれかの記録部が特定の記録部として設定された場
合に関するカラー画像形成装置である。特定の記録部と
してブラック成分像作成に対応する記録部であるLSU
27dが設定された構成について説明する。他の色成分
像作成に対応する記録部が設定された場合についても同
様であることは当然である。
【0068】画像記録の指示が入力されると感光体ドラ
ム22a,22b,22c,22dに、各画像信号に基
づき、順次LSU27a,27b,27c,27dによ
り記録が開始される(ステップS601)。つぎにCP
U34がLSU27aによるイエローの記録が終了した
か否かを判別する(ステップS602)。終了していな
ければ、そのままLSU27bによるマゼンタの記録が
終了したか否かを判別する(ステップS604)。終了
していれば、LCU32aにLSU27aのイエローの
駆動モータを停止させた後に(ステップS603)、ス
テップS604に進む。マゼンタの記録が終了していな
ければ、そのままLSU27cによるシアンの記録が終
了したか否かを判別する(ステップS606)。終了し
ていれば、LCU32aにLSU27bのマゼンタの駆
動モータを停止させた後(ステップS605)、ステッ
プS606に進むシアンの記録が終了していなければ、
そのままLSU27dによるブラックの記録が終了した
か否かを判別する(ステップS608)。終了していれ
ば、LCU32aにLSU27cのシアンの駆動モータ
を停止させた後(ステップS607)、ブラックの記録
が終了していても、ブラックの駆動モータの回転を維持
し(ステップS609)、終了していなければ、さらに
全ての色の記録が終了したか否かを判別する(ステップ
S610)。終了していなければ、再びステップS60
2に戻って上述した動作を行なう。終了していれば、カ
ラー画像が形成されたことであり、装置の動作は待機状
態に維持される(ステップS611)。
【0069】こうして、画像情報のレーザ書き込みを完
了したLSU27a〜27cから順次駆動モータの回転
を停止もしくは減速させるが、LSU27dの駆動モー
タについては、回転を維持もしくは所定の回転数まで減
速させる。このことにより、モータの寿命に有利とな
り、特にLSU27a〜27cの駆動モータに低コスト
の駆動モータの使用が可能となり、LSU27a〜27
cのコストを下げることができる。さらに、騒音の防止
および無駄な電力消費を押さえることができる。また、
ブラック成分像作成に対応するLSU27dは回転を維
持してつぎの複写に備えるように制御が成されるので、
特定のLSU27dのみを使用する複写モードではファ
ーストコピーが得られるまでの時間を短縮できる。
【0070】尚、記録部の回転は画像作成時の回転より
低速な回転に維持して次の複写に備えてもよい。また、
特定の記録部をイエロー、マゼンタ、シアンの何れであ
っても上述した制御形態が採りえることは当然である。
【0071】(第3の実施形態)第3の実施形態におい
ては、CPU34が、LSU27a〜27dによるレー
ザ記録状況をカラー記録部と白黒記録部に分割して判定
する。この判定結果に基づいて、カラー記録部における
LSU27a〜27cの駆動モータを白黒記録部におけ
るLSU27dの駆動モータよりも先に回転を停止もし
くは所定の回転数まで減速させる。
【0072】図7は、第3実施形態の動作を示すフロー
チャートである。画像記録の指示が入力されると感光体
ドラム22a,22b,22c,22dに各画像信号に
基づき、順次LSU27a,27b,27c,27dに
より記録が開始される(ステップS701)。つぎにC
PU34は、LSU27aによるイエローの記録が終了
したか否かを判別する(ステップS702)。終了して
いなければ、そのままLSU27bによるマゼンタの記
録が終了したか否かを判別する(ステップS704)。
終了していれば、LSU27aのイエローの駆動モータ
を停止させた後(ステップS703)、ステップS70
4に進む。マゼンタの記録が終了していなければ、その
ままLSU27cによるシアンの記録が終了したか否か
を判別する(ステップS706)。終了していれば、L
CU32aにLSU27bのマゼンタの駆動モータを停
止させた後(ステップS705)、ステップS706に
進む。シアンの記録が終了していなければ、そのままL
SU27dによるブラックの記録が終了したか否かを判
別する(ステップS708)。終了していれば、LCU
32aにLSU27cのシアンの駆動モータを停止させ
た後(ステップS707)、ステップS708に進む。
ブラックの記録が終了していても、LCU32aにブラ
ックの駆動モータの回転を維持させ(ステップS70
9)、終了していなければ、さらに全ての色の記録が終
了したか否かを判別し(ステップS710)、終了して
いなければ再びステップS702に戻って上述した動作
を行なう。
【0073】ステップS710で終了していれば、装置
を待機状態とし(ステップS711)、所定の時間が経
過したか否かを判別する(ステップS712)。所定の
時間が経過した後、ブラックの駆動モータの回転を停止
し(ステップS713)、装置を停止状態にする(ステ
ップS714)。
【0074】こうして、複数並列配置されたLSU27
a〜27dの駆動モータは、カラー記録用のLSU27
a〜27cの駆動モータを、LSU27dの白黒記録用
の駆動モータよりも先に停止もしくは所定の回転数まで
減速させることにより、カラー記録に使用するブラック
以外のLSU27a〜27cの駆動モータの無駄な回転
を防止できる。そして、ブラック以外のこれら多くのモ
ータに低コストの駆動モータの使用が可能となる。さら
に、騒音の防止および無駄な電力消費を押さえることが
できる。
【0075】(第4の実施形態)第4の実施形態におい
ては、カラー画像を記録するLSU27a〜27cの駆
動モータは、画像が記録可能な第1の速度と停止状態の
間でモータ制御手段により回転制御される。白黒画像を
記録するLSU27dの駆動モータは、画像が記録可能
な第1の速度と、待機中の第2の速度と、停止状態との
間でモータ制御手段により回転制御される。
【0076】図8は、第3実施形態の動作を示すフロー
チャートである。画像記録の指示が入力されると、LS
U27a〜27dの全てのモータは第1の速度で回転
し、画像記録が開始される(ステップS801)。つぎ
にCPU34は、LSU27aによるイエローの記録が
終了したか否かを判別する(ステップS802)。終了
していなければ、そのままLSU27bによるマゼンタ
の記録が終了したか否かを判別する(ステップS80
4)。終了していれば、LCU32aにLSU27aの
イエローの駆動モータを停止させた後(ステップS80
3)、ステップS804に進む。マゼンタの記録が終了
していなければ、そのままLSU27cによるシアンの
記録が終了したか否かを判別する(ステップS80
6)。終了していれば、LCU32aにLSU27bの
マゼンタの駆動モータを停止させた後(ステップS80
5)、ステップS806に進む。シアンの記録が終了し
ていなければ、そのままLSU27dによるブラックの
記録が終了したか否かを判別する(ステップS80
8)。終了していれば、LCU32aにLSU27cの
シアンの駆動モータを停止させた後(ステップS80
7)、ステップS808に進む。ブラックの記録が終了
していれば、LSU27dのブラックの駆動モータの回
転を第2速度に減速し(ステップS809)、終了して
いなければ、さらに全ての色の記録が終了したか否かを
判別する(ステップS810)。終了していなければ、
再びステップS802に戻って上述した動作を行なう。
【0077】ステップS810で終了していれば、装置
を待機状態とし(ステップS811)、所定の時間が経
過したか否かを判別する(ステップS812)。所定の
時間が経過した後、ブラックの駆動モータの回転を停止
し(ステップS813)、装置を停止状態にする(ステ
ップS814)。
【0078】こうして、複数並列配置されたLSU27
a〜27dにおいて、カラー記録部のLSU27a〜2
7cの駆動モータは記録可能な第1の速度と停止状態の
間で回転制御され、白黒記録部のLSU27dの駆動モ
ータは記録可能な第1の速度と待機中の第2の速度と停
止状態の間で回転制御される。そのため、カラー記録に
使用されるブラック以外のLSU27a〜27cの駆動
モータの無駄な回転を防止でき、ブラック以外のこれら
多くのモータに低コストの駆動モータの使用が可能とな
る。さらに、騒音の防止および無駄な電力消費を押さえ
ることができる。また、ブラックの記録部のLSU27
dのみを使用する複写モードではファーストコピーが得
られるまでの時間を短縮できる。
【0079】(第5の実施形態)第5の実施形態におい
ては、カラーを記録するLSU27a〜27cの駆動モ
ータは、カラー画像が記録可能な第1の速度と停止状態
の間で前記モータ制御手段により回転制御される。白黒
画像を記録するLSU27dの駆動モータは、カラー画
像が記録可能且つ待機中の第1の速度と、白黒画像が記
録可能な第2の速度と、停止状態との間でモータ制御手
段により回転制御される。
【0080】図9は、第5実施形態の動作を示すフロー
チャートである。画像記録の指示が入力されると、CP
U34によりカラーモードであるか否かが判別され(ス
テップS901)、白黒モードであればLSU27dの
ブラックの駆動モータを第2の速度で回転させて画像を
記録する(ステップS902)。ブラックの記録終了後
(ステップS903)、ブラックの駆動モータを第1の
速度で回転させて(ステップS904)、装置を待機状
態にする(ステップS915)。所定の時間が経過した
後(ステップS916)、LSU27dのブラックの駆
動モータの回転を停止し(ステップS917)、装置を
停止状態にする(ステップS918)。
【0081】一方、ステップS901でカラーモードで
あると判断されると、全てのモータは、第1の速度で回
転し、画像記録が開始される(ステップS905)。つ
ぎにCPU34がLSU27aによるイエローの記録が
終了したか否かを判別する(ステップS906)。終了
していなければ、そのままLSU27bによるマゼンタ
の記録が終了したか否かを判別する(ステップS90
8)。終了していれば、LSU27aのイエローの駆動
モータを停止させた後(ステップS907)、ステップ
S908に進む。マゼンタの記録が終了していなけれ
ば、そのままLSU27cによるシアンの記録が終了し
たか否かを判別する(ステップS910)。終了してい
れば、LCU32aにLSU27bのマゼンタの駆動モ
ータを停止させた後(ステップS909)、ステップS
910に進む。シアンの記録が終了していなければ、そ
のままLSU27dによるブラックの記録が終了したか
否かを判別する(ステップS912)。終了していれ
ば、LSU27cのシアンの駆動モータを停止させた後
(ステップS911)、ステップS912に進む。ブラ
ックの記録が終了していれば、LSU27dのブラック
の駆動モータの回転を第1速度で維持し(ステップS9
13)、終了していなければ、さらに全ての色の記録が
終了したか否かを判別する(ステップS914)。終了
していなければ再びステップS906に戻って上述した
動作を行なう。
【0082】ステップS914で終了していれば、装置
を待機状態とし(ステップS915)、所定の時間が経
過したか否かを判別する(ステップS916)。所定の
時間が経過した後、ブラックの駆動モータの回転を停止
し(ステップS917)、装置を停止状態にする(ステ
ップS918)。
【0083】こうして、複数並列配置されたLSU27
a〜27dにおいて、白黒記録部のLSU27dの駆動
モータは、LCU32aにより白黒画像が記録可能な第
1の速度とカラー画像が記録可能な第2の速度と停止状
態の間で回転制御される。また、LCU32aにより、
カラー記録部のLSU27a〜27cの駆動モータは、
カラー画像が記録可能な第1の速度と停止状態の間で回
転制御され、カラー記録中では、白黒記録部のLSU2
7dの駆動モータは、待機中の第2の速度で回転してい
る。そのため、カラー記録に使用されるブラック以外の
LSU27a〜27cの駆動モータの無駄な回転を防止
でき、ブラック以外のこれら多くのモータに低コストの
駆動モータの使用が可能となる。さらに、騒音の防止お
よび無駄な電力消費を押さえることができる。また、ブ
ラックの記録部のLSU27dのみを使用する複写モー
ドでは、ファーストコピーが得られるまでの時間を短縮
できる。
【0084】(第6の実施形態)つぎに、第6の実施形
態について説明する。本実施形態は前述した第5の実施
形態の構成で、第1の速度を第2の速度よりも遅く構成
したものである。ブラック成分像作成に対応する記録部
のLSU27dが待機中に第1の回転速度で回転待機す
るため、第1の速度を第2の速度よりも遅く構成したも
のである。
【0085】こうして、LCU32aにより、白黒記録
部のLSU27dの駆動モータは、カラー画像が記録可
能な第1の速度と、白黒画像が記録可能な第2の速度
と、停止状態との間で回転制御される。カラー記録部の
LSU27a〜27cの駆動モータは、カラー画像が記
録可能な第1の速度と停止状態の間で回転制御されると
共に、白黒記録部の駆動モータは第1の速度で回転待機
している。このことにより、第1の速度よりも第2の速
度のほうが遅い構成であり、カラー記録に使用されるブ
ラック以外のLSU27a〜27cの駆動モータの低速
回転および無駄な回転を防止でき、ブラック以外のこれ
ら多くのモータに低コストの駆動モータの使用が可能と
なる。さらに、騒音の防止および無駄な電力消費を押さ
えることができる。また、ブラックの記録部のLSU2
7dのみを使用する複写モードではファーストコピーが
得られるまでの時間を短縮でき、記録速度が速く使用頻
度が高い白黒複写モードでの作業性を大幅にアップでき
る。
【0086】
【発明の効果】発明によれば、画像情報のレーザ書き
込みを完了したレーザ走査部から順次駆動モータの回転
を停止もしくは減速させることにより、モータの寿命に
有利となり低コストの駆動モータの使用が可能となり、
レーザ走査部のコストを下げることができる。さらに、
騒音の防止および無駄な電力消費を押さえることができ
る。
【0087】発明によれば、画像情報のレーザ書き込
みを完了したレーザ走査部から順次駆動モータの回転を
停止もしくは減速させるが、所定のレーザ走査部の駆動
モータについては回転を維持もしくは所定の回転数まで
減速させることにより、モータの寿命に有利となり、特
に特定のレーザ走査部の駆動モータ以外の駆動モータに
低コストの駆動モータの使用が可能となり、特定のレー
ザ走査部以外レーザ走査部のコストを下げることができ
る。さらに、騒音の防止および無駄な電力消費を押さえ
ることができる。また、特定のレーザ走査部のみを使用
する複写モードでは、ファーストコピーが得られるまで
の時間を短縮できる。
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】本発明によれば、複数並列配置された記録
部における各レーザ走査部の駆動モータは、カラー記録
用の駆動モータを白黒記録用の駆動モータよりも先に停
止もしくは所定の回転数まで減速させることにより、カ
ラー記録部のレーザ走査部の駆動モータの無駄な回転を
防止でき、これら多くのモータに低コストの駆動モータ
の使用が可能となる。さらに、騒音の防止および無駄な
電力消費を押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置であるカラーデジタ
ル複写機の構成を示す概略正面断面図である。
【図2】カラーデジタル複写機の画像処理回路のブロッ
ク図である。
【図3】カラーデジタル複写機の装置全体のブロック図
である。
【図4】カラーデジタル複写機の操作パネルを示す図で
ある。
【図5】カラーデジタル複写機の第1実施形態の動作を
示すフローチャートである。
【図6】カラーデジタル複写機の第2実施形態の動作を
示すフローチャートである。
【図7】カラーデジタル複写機の第3実施形態の動作を
示すフローチャートである。
【図8】カラーデジタル複写機の第4実施形態の動作を
示すフローチャートである。
【図9】カラーデジタル複写機の第5実施形態の動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
27a,27b,27c,27d レーザビームスキャ
ナユニット 30a カラーCCD 31 画像処理部 31h 原稿判別部 32 画像データ出力部 32a レーザコントロールユニット 33 画像メモリ 33b,33c,33d,33e ハードディスク 34 中央処理装置 35 画像編集部 36 外部インターフェイス部 38 操作基板ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/113 (72)発明者 真鍋 申生 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 山中 敏央 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−129140(JP,A) 特開 平5−80642(JP,A) 特開 平7−125319(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 B41J 2/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を入力するための画像情報入力
    手段と、 レーザと、回転多面鏡と、回転多面鏡を回転駆動する駆
    動モータとを有するレーザ走査部を画像形成色毎に複数
    並列配置したレーザ記録手段と、 前記画像情報に基づいてレーザ走査するために前記駆動
    モータの回転をそれぞれ制御管理するレーザ走査制御手
    段と、 前記レ−ザ走査部が感光体上に記録した潜像から画像を
    生成する画像生成部を画像形成色毎に複数並列配置した
    画像生成手段と、 前記レーザ記録手段による感光体上への記録状況を判定
    するレーザ記録状況判定手段と、 を具備し、 前記レーザ走査制御手段は、前記レーザ記録状況判定手
    段による判定結果に基づいて、駆動モータの回転をレー
    ザ記録が完了したものから順次停止もしくは減速させる
    ブラック以外の色成分像に対応する第1のレーザ走査部
    と、駆動モータの回転をレーザ記録が完了したにも関わ
    らず回転を維持して制御するブラック成分像に対応する
    第2のレーザ走査部とに分けて管理することを特徴とす
    るカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像情報を入力するための画像情報入力
    手段と、 レーザと、回転多面鏡と、回転多面鏡を回転駆動する駆
    動モータとを有するレーザ走査部を画像形成色毎に複数
    並列配置したレーザ記録手段と、 前記画像情報に基づいてレーザ走査するために前記駆動
    モータの回転をそれぞれ制御管理するレーザ走査制御手
    段と、 前記レ−ザ走査部が感光体上に記録した潜像から画像を
    生成する画像生成部を画像形成色毎に複数並列配置した
    画像生成手段と、 前記レーザ記録手段による感光体上への記録状況を判定
    するレーザ記録状況判定手段と、 を具備し、前記レーザ記録手段および画像生成手段は、カラー画像
    を記録するカラー記録部と白黒画像を記録する白黒記録
    部とから構成され、前記レーザ記録判定手段は 、カラー
    記録部と白黒記録部による記録状況に分割して判定し、
    前記レーザ走査制御手段は、前記レーザ記録判定手段に
    よる判定結果に基づいて、カラー記録部におけるレーザ
    走査部の駆動モータを白黒記録部におけるレーザ走査部
    の駆動モータよりも先に回転を停止、もしくは所定の回
    転数まで減速させる ことを特徴とするカラー画像形成装
    置。
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