JP3432724B2 - 画像編集出力装置 - Google Patents

画像編集出力装置

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JP3432724B2
JP3432724B2 JP31250997A JP31250997A JP3432724B2 JP 3432724 B2 JP3432724 B2 JP 3432724B2 JP 31250997 A JP31250997 A JP 31250997A JP 31250997 A JP31250997 A JP 31250997A JP 3432724 B2 JP3432724 B2 JP 3432724B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルビデオカ
メラ等によって得られたデジタルカラー動画情報が入力
され、このデジタルカラー動画情報を編集処理して静止
画像として出力することのできる画像編集出力装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像形成装置として、例えばカ
ラーデジタル複写機は、画像入力手段であるスキャナか
ら入力されたカラーの原稿に対して所定の画像処理を施
した後、プリンタ部から上記カラー原稿に対応したカラ
ー画像を出力するようになっているので、パーソナルコ
ンピュータなどの外部機器において編集された画像情報
を受け取り、その画像情報を出力するカラープリンタと
して用いられるのが一般的である。
【0003】また、最近ではカラー原稿の画像に対して
所定の処理を施して表現力豊かなカラー画像に変更した
り、複数のカラー画像を同時に編集するなど多くの編集
機能を構えた高機能のカラーデジタル複写機が提案され
ている。このような状況はカラーデジタル複写機に限ら
れるものではなく、モノクロのデジタル複写機において
も同じである。つまり、モノクロのデジタル複写機にお
いても、入力された画像情報に対して特殊な加工を施し
て出力させる機能が搭載されるようになってきている。
【0004】また、最近の市場においては、デジタルビ
デオカメラやデジタルカメラ、パーソナルコンピュータ
など数多くのカラーデジタル画像を取り扱う装置も商品
化されている。このような環境の中でカラーデジタル複
写機においては、カラー、およびデジタルの特徴を十分
に活用した商品を提供していく必要がある。
【0005】しかしながら、一般に、カラーデジタル複
写機は、所定の読み取り位置にセットされたカラー原稿
をスキャナにより走査することで得られたカラー原稿画
像、あるいはインターフェイスを介して接続されたパー
ソナルコンピュータなどにより編集されたぺージ画像情
報を、プリンタ部に送り、画像として再生出力するだけ
である。即ち、1ぺージ単位の画像を受け入れて出力す
るだけのことであり、高価な商品の割にカラープリンタ
としての価値しか無いのが現状である。
【0006】一方、ビデオカメラの市場では、デジタル
画像形成装置として、ビデオの動画像を入力して所望す
るシーンの画像を取り込んで出力するビデオプリンタが
周辺装置として商品化されている。このビデオプリンタ
は、ビデオから出力される再生画像が接続ケーブルを介
して入力され、同時にテレビなどのディスプレイ装置に
おいて使用者が再生画像を確認しながら所望するシーン
で、フレーム画像を取り込む操作をすると、指示された
シーンの画像をフレーム画像として一旦メモリに記憶し
た後、プリントアウトを行うようになっている。
【0007】このビデオプリンタに搭載されている画像
編集機能のひとつとして、入力される動画像の中から複
数のフレーム画像をメモリに取り込み1枚の記録紙に複
数の画像をまとめて記録する編集モードがある。例え
ば、特開昭62−289072号公報には、カメラから
入力される動画情報の中から所定の時間毎にフレーム画
像を取り込んで、1枚の記録紙上に複数のフレーム画像
をまとめてプリントアウトするビデオプリンタが開示さ
れている。
【0008】また、特開平4−344249号公報に
は、入力される画像をモニタにて確認しながら希望する
画像のところで操作者がメモリボタンを押しながら、順
次画像をメモリに記憶させていくと共に、所定の数の画
像がメモリに記憶されると1枚の記録紙上にまとめてプ
リントアウトするビデオプリンタが開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のビデオプリンタでは、利用者はディスプレイ装置
で画像を確認しながら、希望するシーンがくる度に画像
の取り込みを指示するボタンを操作することになるが、
利用者が思っている通りのフレーム画像を順次取り込も
うとすると、なかなかうまく取れない場合が多い。
【0010】特に、ビデオなどの動画像の中から1シー
ンを選んで出力する場合、利用者にとって非常に重要な
シーンを気に入った状態で取り込もうとすれば、この1
シーンを気に入った状態で取り込むまでに何度かのプリ
ントミスが生じてしまい、作業時間やプリントコストの
ロスが発生するという問題が生じる。
【0011】また、利用者はビデオ装置とビデオプリン
タの両方を操作しなければならず、ビデオなどの動画像
から気に入った1シーンを選んでプリントアウトするこ
とができるまで何度もビデオを巻き戻して再生すること
となり、操作が煩雑となり、利用者にとって非常に不便
であるという問題が生じる。
【0012】従って、本発明の目的は、外部のデジタル
画像再生機器とのインターフェイスを介しての接続を可
能として、デジタルカラー複写機に搭載された、例えば
ハードディスクなどの大容量回転記憶媒体にデジタル画
像再生装置から送られてくる動画情報を記憶管理させる
と共に、入力される動画情報の中から的確に所望するフ
レーム画像を選択し、所定の処理を施して表現力豊かな
画像として出力することのできる画像編集出力装置を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像編集出力
装置は、上記の課題を解決するために、装置外部から入
力された動画情報を複数のフレーム画像として記憶する
記憶手段と、上記記憶手段に記憶されたフレーム画像を
指定された記録紙に出力する画像出力手段と、上記記憶
手段に記憶されている複数のフレーム画像の中から所定
数のフレーム画像を同一記録紙に出力するように上記画
像出力手段を制御すると共に、該記録紙上に出力された
複数のフレーム画像から任意のフレーム画像が選択され
た場合、その選択されたフレーム画像を記録紙に出力す
るように上記画像出力手段を制御する画像出力制御手段
、同一記録紙上に出力された複数のフレーム画像の任
意のフレーム画像に付与されたマークを読み取るマーク
読取り手段とを備え、上記画像出力制御手段は、上記マ
ーク読取り手段により読み取られたマークが付与された
フレーム画像を選択されたフレーム画像として記録紙上
に出力するように上 記画像出力手段を制御することを特
徴としている。
【0014】上記の構成によれば、画像出力制御手段に
よって同一記録紙上に出力された複数のフレーム画像の
中から、任意のフレーム画像を選択することにより、そ
のフレーム画像を記録紙に出力するようになっているの
で、操作者は記録紙に出力された複数のフレーム画像の
中から気に入ったフレーム画像を選択するだけで、確実
に所望するフレーム画像を出力することができる。
【0015】これにより、従来のように、操作者はディ
スプレイ装置で画像を確認しながら、希望するシーンが
くる度に画像の取り込みを指示するボタンを操作するこ
ともなく、またビデオ装置とビデオプリンタの両方を操
作するような煩雑な作業から解放され、またプリントミ
スを未然に防ぐことができる。したがって、操作者は、
ビデオ等の動画情報の中から所望のシーンを簡単に、且
つ確実に記録紙に出力することができる。
【0016】また、上記の構成によれば、画像出力制御
手段が、同一記録紙上に出力された複数のフレーム画像
のうちマーク読取り手段で読取り可能なマークが付与さ
れたフレーム画像を記録紙に出力するようになっている
ので、操作者は所望するフレーム画像を複数のフレーム
画像が出力された記録紙にマーキングするだけでフレー
ム画像を出力できる。
【0017】これにより、操作者はフレーム画像を選択
する際に、画像編集出力装置に操作パネルより煩雑な入
力作業を行うこと無しに、所望の画像を得ることができ
る。
【0018】請求項2の画像編集出力装置は、上記の課
題を解決するために、装置外部から入力された動画情報
を複数のフレーム画像として記憶する記憶手段と、上記
記憶手段に記憶されたフレーム画像を指定された記録紙
に出力する画像出力手段と、上記記憶手段に記憶されて
いる複数のフレーム画像の中から所定数のフレーム画像
を同一記録紙に出力するように上記画像出力手段を制御
すると共に、該記録紙上に出力された複数のフレーム画
像から2つのフレーム画像が選択された場合、その選択
された2つのフレーム画像と共に、該2つのフレーム画
像間に存在するフレーム画像を上記記憶手段から抽出し
て同一記録紙上に出力するように画像出力手段を制御す
る画像出力制御手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0019】上記の構成によれば、画像出力制御手段
が、複数のフレーム画像を同一記録紙上に出力すると共
に、該記録紙上に出力された複数のフレーム画像から2
つのフレーム画像が選択された場合、その選択された2
つのフレーム画像と共に、該2つのフレーム画像間に存
在するフレーム画像を上記記憶手段から抽出して該記録
紙上に出力することで、選択したフレーム画像間の動き
を知ることができる。
【0020】請求項3の画像編集出力装置は、上記の課
題を解決するために、請求項2の構成に加えて、画像出
力制御手段は、選択された2つのフレーム画像間に存在
するフレーム画像を、記録紙の記録領域に合わせて選択
的に上記記憶手段から抽出して該記録紙上に出力するよ
うに画像出力手段を制御することを特徴としている。
【0021】上記の構成によれば、請求項2の作用に加
えて、画像出力制御手段が、選択された2つのフレーム
画像間に存在するフレーム画像を、記録紙の記録領域に
合わせて選択的に上記記憶手段から抽出して該記録紙上
に出力することで、操作者はフレーム画像を2個選択す
るだけの簡単な操作で、所望するフレーム画像間の詳細
な動きを知ることのできる画像を得ることができる。
【0022】請求項4の画像編集出力装置は、上記の課
題を解決するために、装置外部から入力された動画情報
を複数のフレーム画像として記憶する記憶手段と、上記
記憶手段に記憶されたフレーム画像を指定された記録紙
に出力する画像出力手段と、上記記憶手段に記憶されて
いる複数のフレーム画像の中から所定数のフレーム画像
を同一記録紙に出力するように上記画像出力手段を制御
すると共に、該記録紙上に出力された複数のフレーム画
像から任意のフレーム画像が選択された場合、その選択
されたフレーム画像の画像中心位置を記録紙の記録領域
の中心位置に一致するように移動させ、上記画像中心位
置と記録領域の中心位置とが一致した状態で上記選択さ
れたフレーム画像を記録紙上に出力するように上記画像
出力手段を制御する画像出力制御手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0023】上記の構成によれば、画像出力制御手段
が、複数のフレーム画像を同一記録紙上に出力すると共
に、該記録紙上に出力された複数のフレーム画像から任
意のフレーム画像が選択された場合、その選択されたフ
レーム画像の中心位置を記録紙の記録領域の中心位置に
一致させて該選択されたフレーム画像を記録紙の記録領
域に合わせて出力することで、操作者はフレーム画像を
選択するだけで、記録紙の記録領域の大きさに関わりな
く、出力用紙に対して選択したフレーム画像は上下左右
に偏ることなく、バランスの取れた出力画像とすること
ができる。
【0024】請求項5の画像編集出力装置は、上記の課
題を解決するために、装置外部から入力された動画情報
を複数のフレーム画像として記憶する記憶手段と、上記
記憶手段に記憶されたフレーム画像を指定された記録紙
に出力する画像出力手段と、上記記憶手段に記憶されて
いる複数のフレーム画像の中から所定数のフレーム画像
を同一記録紙に出力するように上記画像出力手段を制御
すると共に、該記録紙上に出力された複数のフレーム画
像から任意のフレーム画像が選択された場合、その選択
されたフレーム画像の周辺画像を抽出し、その抽出した
周辺画像から記録に出力されるフレーム画像の枠画像
色を決定し、この決定された枠画像色を、選択されたフ
レーム画像の被写体と共に記録紙上に出力するように上
記画像出力手段を制御する画像出力制御手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0025】請求項6の画像編集出力装置は、上記の課
題を解決するために、請求項5の構成に加えて、上記画
像出力制御手段は、記録紙上に出力された複数のフレー
ム画像から任意のフレーム画像が選択されたとき、選択
されたフレーム画像の画像面積が記録紙の印字領域より
も小さいと判定された場合、抽出した周辺画像の色を上
記枠画像色とすることを特徴としている。
【0026】請求項7の画像編集出力装置は、上記の課
題を解決するために、請求項5の構成に加えて、上記画
像出力制御手段は、記録紙上に出力された複数のフレー
ム画像から任意のフレーム画像が選択されたとき、選択
されたフレーム画像の画像面積が記録紙の印字領域より
も大きいと判定された場合、選択されたフレーム画像内
に存在する、予め設定された色データの変化幅内で、予
め設定された面積以上のデータが存在する領域を背景画
像であると認識し、被写体のサイズはそのままで、上記
背景画像の色データを平均化したものを上記枠画像色と
して記録紙上に出力するように上記画像出力手段を制御
することを特徴としている。
【0027】請求項5〜7の各構成によれば、画像出力
制御手段は、複数のフレーム画像を同一記録紙上に出力
すると共に、該記録紙上に出力された複数のフレーム画
像から任意のフレーム画像が選択された場合、その選択
されたフレーム画像の周辺画像を抽出し、その抽出した
周辺画像を記録材に出力されるフレーム画像の枠画像色
として、選択されたフレーム画像の被写体と共に記録紙
上に出力することで、操作者は様々な大きさのフレーム
画像を出力する際に、画像劣化を招く拡大や縮小を行わ
なくても、一様な大きさの出力画像を得ることができ
る。
【0028】請求項8の画像編集出力装置は、上記の課
題を解決するために、請求項2〜7の何れか1項に記載
の構成に加えて、上記画像出力制御手段は、上記記憶手
段に記憶されている複数のフレーム画像の中から所定数
のフレーム画像を同一記録紙に出力する際に、該記録紙
に出力する所定数のフレーム画像を分類するための分類
情報をそれぞれのフレーム画像に付与することを特徴と
している。
【0029】上記の構成によれば、画像出力制御手段に
よって、複数のフレーム画像を同一記録紙上に出力する
際に、各フレーム画像を分類するための分類情報が該フ
レーム画像に付記されることで、操作者は、この分類情
報に基づいてフレーム画像を選択すれば良いことにな
る。
【0030】これにより、操作者は分類情報を入力する
だけで、簡単に所望するフレーム画 像を出力することが
できる。
【0031】請求項1〜8に記載の画像編集出力装置に
は例えばカラーデジタル複写機が用いられる。
【0032】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕 本発明の実施の一形態について図1ないし図10に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
【0033】本実施の形態に係る画像編集出力装置とし
てのカラーデジタル複写機は、図2に示すように、複写
機本体1の上面には、原稿台11及び後述する操作パネ
ル60が設けられていると共に、複写機本体1の内部に
は、画像読み取り部10及び画像形成部20が設けられ
ている。
【0034】上記の原稿台11の上面には、原稿台11
に対して開閉可能な状態で支持され、かつ原稿台11の
上面に対して所定の位置関係を有する自動原稿送り装置
12が装着されている。
【0035】自動原稿送り装置12は、両面原稿に対応
した両面自動原稿送り装置(RADF:Recirculating
Automatic Document Feeder )であって、原稿の一方の
面が原稿台11の所定位置において画像読み取り部10
に対向するように原稿を搬送する一方、この一方の面に
ついての画像読み取りが終了した後に、他方の面が原稿
台11の所定位置において画像読み取り部10に対向す
るよう原稿を反転して原稿台11に向けて搬送する。そ
して、1枚の原稿について両面の画像読み取りが終了し
た後に原稿を排出し、次の原稿についての両面搬送動作
を実行する。以上の原稿の搬送及び表裏反転の動作は、
カラーデジタル複写機全体の動作に関連して制御される
ものとなっている。
【0036】上記の画像読み取り部10は、自動原稿送
り装置12にて原稿台11上に搬送されてきた原稿画像
を読み取るために、原稿台11の下方に設けられている
ものであり、この画像読み取り部10には、原稿台11
の下面に沿って平行に往復移動する原稿走査体13と光
学レンズ16とCCDラインセンサ17とが配設されて
いる。
【0037】原稿走査体13は、第1の走査ユニット1
4と第2の走査ユニット15とから構成されている。第
1の走査ユニット14は、原稿画像面を露光する露光ラ
ンプ14aと原稿からの反射光像を所定の方向に向かっ
て偏向する第1ミラー14bとを有しており、上記原稿
台11の下面において一定の距離を保ちながら所定の走
査速度で平行往復移動するものである。第2の走査ユニ
ット15は、第1の走査ユニット14の第1ミラー14
bにより偏向された原稿からの反射光像をさらに所定の
方向に向かって偏向する第2ミラー15a及び第3ミラ
ー15bを有しており、第1の走査ユニット14と一定
の速度関係をもって平行往復移動するものである。
【0038】上記第2の走査ユニット15の第3ミラー
15bにより偏向された原稿からの反射光像は、光学レ
ンズ16にて縮小されて所定の位置に光像が結像される
と共に、この結像された光像は、光電変換素子である3
ラインのCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサ
17にて順次光電変換されて電気信号として出力され
る。そして、CCDラインセンサ17にて電気信号に変
換された原稿画像情報は、さらに後述する画像処理部に
転送されて画像データとして所定の処理が施されるよう
になっている。
【0039】次に、複写機本体1の画像形成部20につ
いて説明する。画像形成部20における下部には、給紙
機構21が設けられており、この給紙機構21は、用紙
トレイ内に積載収容されている用紙Pを1枚ずつ分離し
て記録部側に向かって供給する。そして、1枚ずつ分離
供給された用紙Pは、画像形成部20の手前に配置され
たレジストローラ対22によりタイミング制御搬送さ
れ、表裏反転複写のため画像形成部20とタイミングを
とって再供給搬送される。
【0040】画像形成部20における給紙機構21の上
側には、略平行に延びた転写搬送ベルト機構23が配置
されており、この転写搬送ベルト機構23は、駆動ロー
ラ24及び従動ローラ25等の複数のローラ間に張架さ
れた転写搬送ベルト26に用紙Pを静電吸着させて搬送
する構成となっている。
【0041】上記転写搬送ベルト機構23の下流側に
は、用紙P上に転写形成されたトナー像を用紙P上に定
着させるための定着装置27が配置されており、この定
着装置27の定着ローラニップ間を通過した用紙Pは搬
送方向切り換えゲート28を経て排出ローラ29にて複
写機本体1の外壁に取り付けられている排紙トレイ30
上に排出される。
【0042】尚、切り換えゲート28は定着後の用紙P
を複写機本体1外へと排出するか、又は再び画像形成部
20に向かって再供給するかの用紙搬送経路を選択的に
切り換えるものであって、この切り換えゲート28にて
再び画像形成部20に向かって搬送方向を切り換えられ
た用紙Pは、スイッチバック搬送経路31を通して表裏
反転の後、画像形成部20へと再度供給される。
【0043】一方、画像形成部20における転写搬送ベ
ルト26の上側には、この転写搬送ベルト26に近接し
て用紙搬送経路の上流側から順に第1、第2、第3、第
4の画像形成ステーションPY・PM・PC・PBkが
並設されている。
【0044】上記の転写搬送ベルト26は、駆動ローラ
24にて、同図において矢印Zで示す方向に摩擦駆動さ
れ、前述したように上記給紙機構21を通して給送され
る用紙Pを把持し、上記各画像形成ステーションPY・
PM・PC・PBkへと順次搬送する。
【0045】各画像形成ステーションPY・PM・PC
・PBkは、実質的に同一の構成を有し、同図に示す矢
印Z方向に回転駆動される感光体ドラム32Y・32M
・32C・32Bkを含んでいる。各感光体ドラム32
Y〜32Bkの周辺には、各感光体ドラム32Y〜32
Bkを一様に帯電する帯電器33Y・33M・33C・
33Bkと、各感光体ドラム32Y〜32Bk上に形成
された静電潜像を現像する現像装置34Y・34M・3
4C・34Bkと、現像されたトナー像を用紙Pへ転写
する転写用放電器35Y・35M・35C・35Bk
と、各感光体ドラム32Y〜32Bk上に残留するトナ
ーを除去するクリーニング装置36Y・36M・36C
・36Bkとが各感光体ドラム32Y〜32Bkの回転
方向に沿って順次配置されている。
【0046】また、各感光体ドラム32Y〜32Bkの
上方には、画像データに応じて変調されたドット光を発
する図示しない半導体レーザ素子と、半導体レーザ素子
からの光を主走査方向に偏向させるための偏向装置と、
偏向装置により偏向されたレーザ光を各感光体ドラム3
2Y〜32Bk表面に結像させるためのfθレンズ等か
ら構成されるレーザビームスキャナユニット(レーザ記
録部)37Y・37M・37C・37Bkがそれぞれ設
けられている。
【0047】上記レーザビームスキャナユニット37Y
にはカラー原稿画像のイエロー成分像に対応する画素信
号が入力されると共に、レーザビームスキャナユニット
37Mにはカラー原稿画像のマゼンタ成分像に対応する
画素信号が、レーザビームスキャナユニット37Cには
カラー原稿画像のシアン成分像に対応する画素信号が、
そして、レーザビームスキャナユニット37Bkにはカ
ラー原稿画像のブラック成分像に対応する画素信号がそ
れぞれ入力される。
【0048】これにより、各記録部の感光体ドラム32
Y〜32Bk上には色変換された原稿画像情報に対する
静電潜像が形成されると共に、各記録部の上記現像装置
34Yにはイエロー色のトナーが、現像装置34Mには
マゼンタ色のトナーが、現像装置34Cにはシアン色の
トナーが、及び現像装置34Bkにはブラック色のトナ
ーがそれぞれ収容されているので、各記録部において色
変換された原稿画像情報が各色のトナー像として再現さ
れる。
【0049】また、第1の画像形成ステーションPYと
給紙機構21との間にはブラシからなる用紙吸着用帯電
器38が設けられており、この用紙吸着用帯電器38に
て転写搬送ベルト26の表面を帯電させる。これによっ
て、給紙機構21から供給される用紙Pが、転写搬送ベ
ルト26上に確実に吸着された状態で第1の画像形成ス
テーションPYから第4の画像形成ステーションPBk
の間をずれることなく搬送される。
【0050】一方、第4の画像形成ステーションPBk
と定着装置27との間における駆動ローラ24の略真上
部には図示しない除電用放電器が設けられており、この
除電放電器には転写搬送ベルト26に静電吸着されてい
る用紙Pを分離するための交流電流が印加されている。
【0051】上記構成のカラーデジタル複写機において
は、用紙Pとしてカットシート状のものが使用され、こ
の用紙Pが給紙カセットから送り出されて給紙機構21
の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その用紙P
の先端部分が図示しないセンサにて検知され、このセン
サから出力される検知信号によって一旦用紙はレジスト
ローラ対22により停止する。
【0052】そして、カラーモードの場合は、各画像形
成ステーションPY・PM・PC・PBkとタイミング
をとって、同図の矢印Z方向に回転している転写搬送ベ
ルト26側に送られる。また、白黒モードの場合は、第
4の画像形成ステーションPBkのみとタイミングをと
って送られる。このとき、転写搬送ベルト26は吸着用
帯電器38にて所定の帯電が施されているので、各画像
形成ステーションPY・PM・PC・PBkを通過する
間、安定搬送供給されることとなる。
【0053】カラーモードの場合、各画像形成ステーシ
ョンPY・PM・PC・PBkでは、各色のトナー像が
それぞれ形成されており、転写搬送ベルト26により静
電吸着搬送される用紙Pの支持面上に重ね合わされ、第
4の画像形成ステーションPBkによる画像の転写が完
了すると、用紙Pの先端部分から除電用放電器により転
写搬送ベルト26上から剥離され定着装置27へと導か
れ、最後に、トナー画像が定着された用紙Pは転写材排
出口から排紙トレイ30上へと排出される。
【0054】一方、白黒モードの場合は、第4の画像形
成ステーションPBkのみでブラックのトナー像が形成
されており、転写搬送ベルト26により静電吸着搬送さ
れる用紙Pの支持面上に転写された後、上記と同様にト
ナー像が定着された後、排出される。
【0055】次に、カラーデジタル複写機に搭載されて
いる、カラー画像情報を画像処理するための画像処理部
の構成及び機能を、図3に基づいて説明する。
【0056】同図に示すように、画像処理部は、画像デ
ータ入力部40、画像データ処理部(ICU:Image Co
ntrol Unit)41、画像データ出力部42、画像メモリ
(記憶手段)43、プリントコントロールユニット(以
下、「PCU」と称する)44、画像編集部45、及び
外部インターフェイス部(I/F)46から構成されて
いる。
【0057】画像データ入力部40は、カラー原稿画像
を読み取りYMC(イエロー・マゼンタ・シアン)の色
成分に色分解したラインデータを出力することのできる
前述の3ラインのCCDラインセンサ17と(図2参
照)、CCDラインセンサ17にて読み取られたライン
データのライン画像レベルを補正するシェーディング補
正回路40aと、CCDラインセンサ17にて読み取ら
れた画像ラインデータのずれを補正するラインバッファ
等のライン合わせ部40bと、CCDラインセンサ17
から出力される各色のラインデータの色データを補正す
るセンサ色補正部40cと、各画素の信号の変化にめり
はりを持たせるよう補正するMTF(Modulation Transf
er Function)補正部40dと、画像の明暗を補正して視
感度補正を行うγ補正部40e等とからなる。
【0058】画像データ処理部41は、上記画像データ
入力部40又は後述するように外部インターフェイス部
46を介して入力されるカラー画像信号の色再現域を画
像形成部20におけるカラートナーによる色再現域に補
正する色空間補正回路41aと、入力される画像データ
のRGB(Red ・Green ・Blue) 信号を画像形成部20
の各画像形成ステーションPY・PM・PC・PBkに
対応したYMC信号に変換するマスキング回路41b
と、画像データ入力部40又は後述するように外部イン
ターフェイス部46を介して入力されるカラー画像のR
GB信号から黒成分を検出する黒検出回路41cと、マ
スキング回路41bから出力されるYMC信号に基づい
て黒検出を行う下色除去処理、及び黒検出回路41cか
ら出力される黒成分信号を添加する黒添加処理を行う下
色除去・黒添加回路(UCR:UnderColor Removal/B
P:Black Plus )41dと、濃度変換テーブルに基づい
てカラー画像信号の濃度を調整する濃度処理回路41e
と、設定されている倍率に基づいて入力された画像情報
を倍率変換する変倍処理回路41fと、入力画像データ
から画像情報中の文字・写真・網点領域を検出して領域
分離すると共に画像の出力パターンを決定する分離/ス
クリーン回路41g等とからなっている。
【0059】画像データ出力部42は、各色の画像デー
タに基づいてパルス幅変調を行うレーザコントロールユ
ニット(LSU CONT)104と、レーザコントロ
ールユニット104から出力される各色の画像信号に応
じたパルス幅変調信号に基づいてレーザ記録を行う前述
した各色のレーザビームスキャナユニット(LSU)3
7Y・37M・37C・37Bkとからなっている(図
2参照)。
【0060】画像メモリ43は、例えば半導体メモリ等
のRAM(Random Access Memory)からなるメインメモ
リ43bと、回転記録媒体からなる4基のハードディス
ク(HD)43Y・43M・43C・43Bkと、これ
らハードディスク43Y〜43Bkを制御するハードデ
ィスクコントロールユニット(HD CONT)43a
とから構成されている。
【0061】上記のハードディスク43Y〜43Bk
は、8ビット4色の画像データを色毎の画像データとし
て記憶するものである。
【0062】また、ハードディスクコントロールユニッ
ト43aは、画像データ処理部41からシリアル出力さ
れる8ビット4色(32ビット)の画像データを順次受
け取り、バッファに一時的に貯えながら32ビットのデ
ータから8ビット4色の画像データに変換して上記4基
のハードディスク43Y・43M・43C・43Bkに
分割管理させるためにパラレル出力するものである。
【0063】PCU44は、上記画像データ入力部4
0、画像データ処理部41、画像データ出力部42、画
像メモリ43、さらに後述する画像編集部45、及び外
部インターフェイス部46を所定のシーケンスに基づい
てコントロールすると共に、カラーデジタル複写機全体
を制御するものであり、CPU(Central Processing U
nit)にて構成されている。
【0064】上記の画像編集部45は、画像データ入力
部40、画像データ処理部41又は後述するように外部
インターフェイス部46を経て一旦画像メモリ43に記
憶された画像データに対して所定の画像編集を施すため
のものである。尚、この画像編集部45の処理の詳細に
ついては後述する。
【0065】また、外部インターフェイス部46は、カ
ラーデジタル複写機とは別に設けられた外部の画像入力
処理装置2からの画像データを受け入れるための通信イ
ンターフェイス手段である。尚、この外部インターフェ
イス部46から入力される画像データも、一旦画像デー
タ処理部41に入力して色空間補正等を行うことでカラ
ーデジタル複写機の画像形成部20で取扱うことのでき
るデータレベルに変換してハードディスク43Y・43
M・43C・43Bkに記憶されることとなる。
【0066】一方、カラーデジタル複写機は、前記PC
U44にて制御されており、このPCU44による制御
系の構成は図4に示すものとなっている。
【0067】同図に示すように、PCU44には、デス
ク関係負荷、RADF関係負荷、操作基板ユニット4
7、ソータコントロールユニット48、スキャナ関係負
荷、プリンタ関係負荷及び前記画像データ処理部41が
接続されている。
【0068】PCU44は、上記の各部をシーケンス制
御により管理し、制御の際に各部へ制御信号を出力して
いる。デスク関係負荷は、複写機本体1以外の図示しな
い多段給紙ユニット及び後処理装置のソータにおけるモ
ータ、クラッチ等の負荷である。RADF関係負荷は、
上記自動原稿送り装置(RADF)12におけるモー
タ、クラッチおよびスイッチ等の負荷である。スキャナ
関係負荷は、画像読み取り部10におけるモータ及びソ
レノイド等の負荷である。ソータコントロールユニット
48は、CPUを備え、PCU44からの制御信号に基
づいてソータの動作を制御するものである。プリンタ関
係負荷は、画像形成部20におけるモータ、ソレノイド
及び高圧電源等の負荷である。
【0069】操作基板ユニット47は、カラーデジタル
複写機に対しての操作者による複写モード等の各種設定
や指令等の入力部であり、CPUを備えている。操作基
板ユニット47は、操作者が入力により設定した例えば
複写モードに応じた制御信号をPCU44に転送する。
【0070】PCU44は、上記制御信号に基づき、カ
ラーデジタル複写機を上記モードに応じて動作させる。
また、PCU44は、操作基板ユニット47へカラーデ
ジタル複写機の動作状態を示す制御信号を転送する。操
作基板ユニット47は、上記制御信号に基づき、カラー
デジタル複写機が現在どのような動作状態にあるのかを
操作者に示すため、その状態を表示部により表示する。
【0071】上記の画像データ処理部41に接続された
前記画像メモリ43のメインメモリ43bには画像デー
タ通信ユニットが接続されている。この画像データ通信
ユニットは、前記外部インターフェイス部46を有する
ものであり、他のデジタル情報機器との画像データ及び
画像制御信号等の情報通信を可能にするために設けられ
たものである。
【0072】前記操作基板ユニット47は、図5に示す
入力部としての操作パネル60を備えている。操作パネ
ル60には、中央部にタッチパネル式の表示部である液
晶表示装置100が配されている。液晶表示装置100
の画面上の一部には、画面切換え指示エリア100aが
設けられている。この画面切換え指示エリア100a
は、液晶表示装置100の表示画面を画像編集機能選択
用の画面に切り換える指示を入力するためのものであ
る。この画面切換え指示エリア100aを操作者が指で
直接押圧操作すると、所望の機能を選択できるように、
液晶表示装置100の画面上に各種編集機能が一覧表示
される。このとき、表示された各種編集機能の表示領域
のうち、所望の編集機能の領域を操作者が指で押圧する
と、その編集機能が設定される。
【0073】また、操作パネル60には、図5における
左端位置に、液晶表示装置100の画面の明るさを調整
するための明るさ調整ダイヤル61が設けられている。
このダイヤル61と液晶表示装置100との間には、倍
率自動設定キー62、ズームキー63、固定倍率キー6
4・65及び等倍キー66、両面モード設定キー67、
後処理モード設定キー68が設けられている。倍率自動
設定キー62は複写倍率を自動的に選択するモードを設
定するためのものであり、ズームキー63は複写倍率を
1%きざみで設定するためのものである。固定倍率キー
64・65は固定倍率を選択するためのものであり、等
倍キー66は複写倍率を標準倍率(等倍)に戻すための
ものである。両面モード設定キー67は両面複写モード
の設定をするためのものであり、後処理モード設定キー
68はカラーデジタル複写機から排出される複写物を仕
分けるための後処理装置の動作モードを設定するための
ものである。
【0074】また、液晶表示装置100の同図における
下方位置には、濃度切り換えキー70、濃度調整キー7
1、トレイ選択キー72が設けられている。
【0075】濃度切り換えキー70はコピー濃度調整を
自動から手動又は写真モードヘと切り換えるためのもの
であり、濃度調整キー71は手動モード又は写真モード
の時に濃度レベルを細かく設定するためのものである。
トレイ選択キー72はカラーデジタル複写機の用紙トレ
イにセットされている用紙サイズの中から希望する用紙
サイズを選択するためのものである。
【0076】さらに、液晶表示装置100の同図におけ
る右方位置には、枚数設定キー73、クリアキー74、
コピースタートキー75、全解除キー76、割り込みキ
ー77、操作ガイドキー78、メッセージ順送りキー7
9、メモリ送信モードキー80、コピー/ファックスモ
ード切換えキー81、ワンタッチダイヤルキー82が設
けられている。
【0077】枚数設定キー73は複写枚数を設定するた
めのものであり、クリアキー74は、複写枚数をクリア
したり、連続コピーを途中で止める時に操作するもので
ある。コピースタートキー75はコピーの開始を指示す
るためのものであり、全解除キー76は現在設定されて
いるモードの全てを解除して標準状態に復帰させるため
のものである。割り込みキー77は連続コピー中に別の
原稿に対するコピーを行いたい時に操作するものであ
る。操作ガイドキー78は、カラーデジタル複写機の操
作が分からない時に操作するものであり、これが操作さ
れると、カラーデジタル複写機の操作方法が液晶表示装
置100に表示される。メッセージ順送りキー79は、
操作ガイドキー78の操作により表示されたメッセージ
の表示を順送りしながら切り換えるためのものである。
【0078】メモリ送信モードキー80、コピー/ファ
ックスモード切換えキー81及びワンタッチダイヤルキ
ー82はファクシミリモードに関する設定キーである。
メモリ送信モードキー80は送信原稿を一旦メモリに蓄
えてから送信することを指定するものであり、コピー/
ファックスモード切換えキー81はカラーデジタル複写
機のモードをコピーとファックスとの間で切り換えるた
めのものである。ワンタッチダイヤルキー82は、予め
カラーデジタル複写機に電話番号を記憶させておいた送
信先に対し、ワンタッチ操作で電話を発信させるための
ものである。
【0079】尚、上記各種キーの種類及び配置等に関す
る上記操作パネル60の構成は、あくまでも一例であ
り、カラーデジタル複写機に搭載される各種機能に応じ
て異なったものとなる。
【0080】上記構成のカラーデジタル複写機は、図6
に示すように、映像信号伝送用のケーブルを介してビデ
オカメラが接続されることで、映像信号(動画情報)を
取り込むことができるようになっている。尚、上記ケー
ブルは、本カラーデジタル複写機の外部インターフェイ
ス部46(図3参照)に接続されると共に、ビデオカメ
ラの映像出力端子に接続されている。
【0081】カラーデジタル複写機は、図7(a)に示
すように、入力された動画情報を時系列でフレーム毎に
画像メモリ43内に格納し、この格納したフレーム画像
を編集処理して記録用紙に出力するようになっている。
【0082】尚、上記のフレーム画像の編集処理は、図
3に示すPCU44および画像編集部45にて行われ
る。つまり、PCU44および画像編集部45は、記憶
手段である画像メモリ43に記憶されている複数のフレ
ーム画像の中から所定数のフレーム画像を同一記録紙で
ある用紙Pに出力するように上記画像出力手段である画
像データ出力部42を制御すると共に、該用紙P上に出
力された複数のフレーム画像から任意のフレーム画像が
選択された場合、その選択されたフレーム画像を用紙P
に出力するように上記画像データ出力部42を制御する
画像出力制御手段を構成している。以下に説明するフレ
ーム画像の各編集処理は、何れも画像出力制御手段であ
るPCU44および画像編集部45によって行われるも
のとする。
【0083】ここで、上記構成のカラーデジタル複写機
におけるフレーム画像の編集処理の流れについて図1に
示すフローチャート、図3、図6、図7(a)(b)お
よび図8(a)(b)(c)を参照しながら以下に説明
する。
【0084】まず、カラーデジタル複写機に接続された
ビデオカメラによる撮影が行われる(S1)。
【0085】そして、ビデオカメラにて撮影された動画
情報は、画像データとしてケーブルを介してカラーデジ
タル複写機に転送される(S2)。
【0086】続いて、カラーデジタル複写機内で、転送
された画像データが記憶装置に記憶される(S3)。こ
の記憶装置は、図3に示す画像メモリ43であり、図7
(a)に示すように、画像データが入力時間順にフレー
ム単位で格納されている。同図では、90個のフレーム
画像が格納された状態を示している。
【0087】次に、操作者によって、出力用選択画像の
総フレーム画像数がカラーデジタル複写機に対して入力
され(S4)、出力用紙(単に、用紙Pと称する)1枚
当たりのフレーム画像数がカラーデジタル複写機に入力
される(S5)。尚、上記の各フレーム画像数は、操作
者の負担を軽減するために、予め設定された最適な数値
を代用することも可能である。
【0088】次いで、上記S4およびS5にて入力され
たフレーム画像数に基づいて、出力用選択画像形式の設
定が行われ、複数のフレーム画像からなる出力用選択画
像が用紙Pに出力される(S6)。この出力用選択画像
形式とは、用紙P1枚あたりに出力可能なフレーム画像
数およびその配置を設定するものである。
【0089】したがって、例えば用紙P1枚に9個のフ
レーム画像を出力する場合、図7(b)に示すように、
用紙P1枚のア〜ケに対応する9個の領域それぞれにフ
レーム画像が出力されるように出力用画像形式が設定さ
れる。この設定に基づいて、図8(a)に示すように、
1枚の用紙Pに対して図7(a)で示した9個のフレー
ム画像A〜Iが出力される。
【0090】その後、操作者は、図8(a)に示した用
紙Pに出力された出力用選択画像を見て、この出力用選
択画像の9個のフレーム画像のなかから所望のフレーム
画像を選択する(S7)。ここでは、フレーム画像A〜
Iのうちフレーム画像Eを選択するものとする。
【0091】次に、S7で操作者によって選択されたフ
レーム画像の出力形式を設定する(S8)。ここでは、
設定されたフレーム画像の出力画像形式は、用紙P1枚
の印字領域一杯に画像を出力する出力画像形式とす
る。このような出力画像形式設定画面は、図8(b)に
示すように、例えば操作パネル60の表示部である液晶
表示装置100に上述した出力画像形式を示す『』を
表示する。
【0092】最後に、S8にて設定された出力画像形式
で所望のフレーム画像が用紙Pに出力される(S
9)。ここでは、フレーム画像Eが選択されているの
で、図8(c)に示すように、用紙P1枚の印字領域一
杯にフレーム画像Eが出力されることになる。
【0093】上記のように、動画情報をフレーム単位で
画像メモリ43で記憶し、出力用紙である用紙P上に所
定数のフレーム画像を出力し、操作者は、この出力され
た複数のフレーム画像から所望のフレーム画像を選択す
ることにより、所望の画像を確実に出力することができ
る。
【0094】これにより、操作者は、従来のように、デ
ィスプレイ装置で画像を確認しながら希望するシーンが
くる度に画像の取込みを指示するボタンを操作する必要
がなくなる。
【0095】しかも、動画を一旦カラーデジタル複写機
内にフレーム単位で記憶しているので、カラーデジタル
複写機に対して操作を行えば良く、従来のように、ビデ
オ装置とプリンタとの両方の機械を操作する等の煩雑な
作業から操作者を解放する。
【0096】さらに、一枚の用紙Pに出力された複数の
フレーム画像のなかから、所望するフレーム画像を選択
し、そのフレーム画像を出力するようになっているの
で、確実に所望の画像を出力することができる。
【0097】図1に示す画像編集処理のS7において、
操作者がフレーム画像Eを選択したことをカラーデジタ
ル複写機に認識させるには、フレーム画像Eが画像メモ
リ43のどこに格納されているかを知らせる必要があ
る。例えば、操作者が、フレーム画像Eが格納されてい
る画像メモリ43のアドレス情報を操作パネル60から
入力することで、カラーデジタル複写機にフレーム画像
Eを選択したことを認識させる方法がある。
【0098】しかしながら、上記のようにフレーム画像
が格納された画像メモリ43のアドレス情報をフレーム
画像毎に入力するは大変であり、入力ミス等が生じる虞
がある。この結果、所望する画像を得るために、多くの
プリントミスが生じるという問題が生じる虞がある。
【0099】そこで、用紙Pに出力用選択画像を出力す
る際に、各フレーム画像を分類する分類情報を付加して
出力するようにすれば良い。具体的には、図9(a)に
示すように、用紙Pに出力された出力用選択画像である
各フレーム画像に、分類情報として数字を付加して出力
する。ここでは、フレーム画像A〜Iに対して数字の
“1”〜“9”までの数字が付加されて各フレーム画像
と共に表示されている。
【0100】上記のフレーム画像に付加された数字は、
画像メモリ43の各フレーム画像が格納されているアド
レス情報に対応付けられており、この数字を選択して、
操作パネル60から入力するだけで所望するフレーム画
像を選択したことになる。
【0101】つまり、図9(a)に示すように、分類情
報が付加された各フレーム画像から、フレーム画像Eを
選択する場合には、フレーム画像Eに付加された分類情
報である“5”を操作パネル60から入力する。
【0102】その後、上述の図8(b)に示す出力画像
形式と同様に、設定されたフレーム画像の出力画像形式
は、用紙P1枚の印字領域一杯に画像を出力する出力画
像形式とする。このような出力画像形式設定画面は、
図9(b)に示すように、例えば操作パネル60の表示
部である液晶表示装置100に上述した出力画像形式を
示す『』を表示する。
【0103】最後に、設定された出力画像形式で所望
のフレーム画像を出力する(S9)。ここでは、数字
“5”が選択されているので、図9(c)に示すよう
に、用紙P1枚の印字領域一杯にフレーム画像Eが出力
される。
【0104】尚、上記分類情報としては、上述した数字
の他に、アルファベットや、アイウエオ等の他の情報で
あっても良い。しかしながら、選択したフレーム画像を
迅速にカラーデジタル複写機に認識させるには、分類情
報として、操作パネル60を用いて入力し易い情報が好
ましい。
【0105】以上のように、出力用選択画像の各フレー
ム画像に分類情報を付加することにより、この分類情報
を例えば操作パネル60から入力するだけで、簡単に、
且つ確実に所望の画像を出力することができる。
【0106】ところで、用紙Pに出力された出力用選択
画像であるフレーム画像A〜Iの中から所望のフレーム
画像を選択する場合、上述したように、フレーム画像に
分類情報を付加すること以外に、例えば用紙Pに出力さ
れたフレーム画像に対して直接マーキング等を行い、そ
の用紙Pをカラーデジタル複写機に備えられたスキャナ
にて読み込ませてフレーム画像を選択する方法が考えら
れる。
【0107】このようなフレーム画像を選択する方法と
して、以下に示す方法がある。例えば図10(a)に示
すように、出力用選択画像のフレーム画像A〜Iが用紙
Pに出力され、このフレーム画像A〜Iからフレーム画
像Eを選択する場合、図10(b)に示すように、用紙
Pのフレーム画像Eにマーキングを行う。このマーキン
グは、操作者が指定された色の鉛筆やペンを用いて、用
紙P上に所望するフレーム画像を囲むように直接書き込
むことで行われる。
【0108】マーキングされたマーキング画像(図10
(b))を、例えばカラーデジタル複写機のスキャナ
(マーク読取り手段)としてのレーザビームスキャナユ
ニット37Y・37M・37C・37Bk(図2)によ
って読み込むことで、マーキングされたフレーム画像E
を認識し、図10(c)に示すように、用紙P上にフレ
ーム画像Eを出力する。
【0109】つまり、上記マーキング画像処理において
は、予め記憶されたマーキングの色情報に基づいて囲ま
れた領域を、カラーデジタル複写機に備えられたスキャ
ナにて読み取ることにより検出し、この検出結果に基づ
いて操作者の所望するフレーム画像を抽出することにな
る。そして、この抽出したフレーム画像を用紙Pに出力
することで、操作者の所望する画像を取り出すことがで
きる。
【0110】このように、操作者は、出力用選択画像の
なかから直接所望するフレーム画像をマーキングするだ
けで、所望するフレーム画像を選択し、出力することが
できる。これにより、操作者がフレーム画像を選択する
際に、カラーデジタル複写機の操作パネル60の煩雑な
入力作業が軽減される。
【0111】本実施の形態では、複数のフレーム画像か
ら所望のフレーム画像を1枚だけ出力するようにしてい
るが、例えばビデオカメラで撮影した映像がスポーツ等
であれば、注目するフレーム画像の前後の詳細な動きを
観察する場合には容易に対応することができない。
【0112】そこで、注目のフレーム画像を中心とした
前後の詳細な画像を一枚の用紙Pに出力する方法につい
て以下の実施の形態2で説明する。
【0113】〔実施の形態2〕 本発明の他の実施の形態について説明すれば、以下の通
りである。尚、説明の便宜上、前記実施の形態1と同様
の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その説
明は省略する。
【0114】本実施の形態に係る画像編集出力装置とし
てのカラーデジタル複写機は、ビデオカメラから入力さ
れた映像、特にスポーツ等の特定の画像を中心にその前
後の画像を同時に出力するようになっている。
【0115】本実施の形態のカラーデジタル複写機は、
前記実施の形態1の図8および図9で示したような1個
のフレームを出力用紙1枚に出力する出力画像形式に
替えて、図11(b)に示すように、9個のフレームを
出力用紙1枚に出力する出力画像形式に変更するよう
になっている。この9個のフレーム〜には、注目す
るフレーム画像(以下、注目フレーム画像と称する)を
中心に該注目フレーム画像の前後の詳細な動きを示すフ
レーム画像が出力される。
【0116】具体的には、上記の〜のフレームに、
注目フレーム画像を中心とした選択のタイミングを示す
情報、即ち、注目フレーム画像の前後の距離に応じたフ
レーム画像を出力する。
【0117】本実施の形態において、図11(a)で示
す出力用選択画像から注目フレーム画像としてフレーム
画像Eを選択し、このフレーム画像Eはフレームに入
力されるものとすれば、フレーム〜には、各フレー
ムのタイミング割合が:::::::
:=10:6:3:1:0:1:3:6:10のと
きに選択されるフレーム画像が出力される。
【0118】つまり、上記のタイミングで出力されるフ
レーム画像は、図7で示した画像メモリ43に時系列で
入力されたフレーム画像のうち、注目フレーム画像がE
であるので、フレームには、タイミングが“0”のフ
レーム画像Eが出力される。そして、他のフレーム〜
,〜には、以下のようなフレーム画像が出力され
ることになる。
【0119】即ち、フレームには、フレーム画像Eの
一つ前のタイミングで選択されるフレーム画像D9が出
力され、フレームには、フレーム画像Eの3つ前のタ
イミングで選択されるフレーム画像D7が出力され、フ
レームには、フレーム画像Eの6個前のフレーム画像
D4が出力され、フレームには、フレーム画像Eの1
0個前のフレーム画像Dが出力される。一方、フレーム
には、フレーム画像Eの一つ後のタイミングで選択さ
れるフレーム画像E1が出力され、フレームには、フ
レーム画像Eの3つ後のタイミングで選択されるフレー
ム画像E3が出力され、フレームには、フレーム画像
Eの6つ後のタイミングで選択されるフレーム画像E6
が出力され、フレームには、フレーム画像Eの10個
後のフレーム画像Fが出力される。
【0120】このように、注目フレーム画像を中心とし
て、その前後のフレーム画像を所定のタイミングで選択
して、該注目フレーム画像と同時に出力することで、例
えばスポーツ観戦等で動画を入力したときに、注目すべ
きシーンおよびその近傍の詳細な動きを知ることができ
る。
【0121】しかも、注目すべきシーンに対応するフレ
ーム画像を中心に、操作者が指定したフレーム画像数に
応じて、徐々に離れたフレーム画像を同時に出力するよ
うになっているので、用紙P上に出力されるフレーム画
像数が少なくても、注目したシーンを中心とした動きの
全体を把握することが可能となる。
【0122】本実施の形態では、一つのフレーム画像を
選択することで、そのフレーム画像を中心として該フレ
ーム画像の前後の他のフレーム画像を同時に出力するよ
うになっているが、2つのフレーム画像を選択して、選
択したフレーム画像間に存在するフレーム画像を同時に
出力することで、2つのフレーム画像間の詳細な動きを
把握するようにすることもできる。
【0123】例えば、図12(a)に示すように、出力
用選択画像として9個のフレーム画像A〜Iが出力さ
れ、フレーム画像D,Eを選択する場合、フレーム画像
Dに始まり、フレーム画像Eで終わるように用紙Pに出
力する。ここで、出力画像形式は、図12(b)に示す
ように、図11(b)と同様に、9個のフレーム〜
に画像を出力する出力画像形式とする。
【0124】この場合、図12(c)に示すように、用
紙Pに出力されるフレームの始点であるフレームにフ
レーム画像Dが出力され、用紙Pに出力されるフレーム
の終点であるフレームにフレーム画像Eが出力され
る。そして、残りのフレーム〜には、フレーム画像
Dとフレーム画像Eとの間のフレーム画像D1〜D9の
うち、フレーム数7に対応するフレーム画像D1〜D7
が出力される。
【0125】以上のように、2つのフレーム画像を選択
するだけで、そのフレーム画像間に含まれるフレーム画
像を、該選択フレーム画像と共に出力することで、2つ
のフレーム画像間の詳細な動きを把握することができ
る。
【0126】図12(c)では、フレーム画像D8,D
9が出力されていないが、この2つのフレーム画像が出
力されなくても、フレーム画像D,E間の詳細な動き
は、フレーム画像D1〜D7によって把握することがで
きる。
【0127】ところで、上記の実施の形態1および2に
おいては、出力すべき所望の画像が出力用紙に対して
ように出力されるかは、出力形式を設定するだけで、
用紙上で画像がどのような状態で出力されているかは特
に考慮されていない。このように、用紙上で画像が出力
される状態を考慮しないと、画像が用紙上で傾いたり、
上下の一方に偏ったりといた状態で出力される虞があ
る。
【0128】そこで、以下の実施の形態3では、この出
力すべき所望の画像が用紙上で出力される状態を考慮し
た場合について示す。
【0129】〔実施の形態3〕 本発明のさらに他の実施の形態について説明すれば、以
下の通りである。尚、説明の便宜上、前記の各実施の形
態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付記
し、その説明は省略する。
【0130】本実施の形態に係る画像編集出力装置とし
てのカラーデジタル複写機は、画像編集部45におい
て、出力用紙サイズに合わせて所望の画像サイズを変更
処理するようになっている。
【0131】つまり、画像編集部45では、図13
(a)に示すように、出力用選択画像が用紙Pに出力さ
れた場合、この出力用選択画像の中からフレーム画像が
選択され、そのフレーム画像の出力形式が選択されたと
き、選択されたフレーム画像の中心位置座標と、出力用
紙の中心位置座標とを算出し、出力用紙の中心位置座標
に選択フレーム画像の中心位置座標を一致させた後、出
力用紙に選択フレーム画像を出力するように画像編集処
理を行っている。
【0132】具体的には、図13(a)に示すように、
出力用選択画像である9個のフレーム画像A〜Iの中か
らフレーム画像Eが選択され、このフレーム画像Eの出
力形式として出力形式が設定されたとき、画像編集部
45では、図13(b)に示すように、選択フレーム画
像Eの中心Rの位置座標を求めると共に、選択フレーム
画像Eを出力するための用紙Pの中心Sの位置座標を求
める。
【0133】ここで、フレーム画像Eの中心Rの位置座
標は、例えば、以下のようにして求められる。
【0134】先ず、フレーム画像Eの各頂点の座標から
対角線の方程式を2本求め、これら2本の方程式で示さ
れる対角線の交点の座標を求める。この座標が、フレー
ム画像Eの中心Rの位置座標となる。同様にして、用紙
Pの中心Sの位置座標を求める。
【0135】次に、フレーム画像Eの中心Rの位置座標
を用紙Pの中心Sの位置座標に一致させて、用紙Pにフ
レーム画像Eを出力すると、図13(c)に示すよう
に、用紙Pの出力範囲内にバランス良くフレーム画像E
が記録される。
【0136】このように、本実施の形態の構成によれ
ば、フレーム画像の中心と用紙Pの中心とが一致するよ
うに処理されているので、操作者は、出力用選択画像か
ら所望のフレーム画像を選択するだけで出力する用紙P
のサイズに関わりなく、そして、用紙Pに対して選択し
たフレーム画像は上下左右に偏ることなく、バランス良
く出力される。
【0137】本実施の形態では、選択フレーム画像を、
上下左右に偏りなくバランス良く用紙Pに出力するよう
になっている。
【0138】ところで、上記のように選択フレーム画像
をバランス良く用紙Pに出力する場合、例えば選択フレ
ーム画像の出力サイズと用紙Pの印字領域のサイズ(以
下、記録サイズと称する)とが異なるときには、用紙P
の記録サイズに合わせて選択フレーム画像を縮小あるい
は拡大して出力する必要がある。
【0139】ところが、一般に、選択フレーム画像に対
して縮小あるいは拡大処理を施した場合、選択フレーム
画像の劣化が生じる。以下の実施の形態4では、選択フ
レーム画像の出力サイズと用紙Pの記録サイズとが異な
った場合に行う選択フレーム画像の拡大処理や縮小処理
に伴う画像劣化を無くすような画像編集出力装置につい
て説明する。
【0140】〔実施の形態4〕 本発明のさらに他の実施の形態について説明すれば、以
下の通りである。尚、前記の各実施の形態と同様の機能
を有する部材には、同一の符号を付記し、その説明は省
略する。
【0141】本実施の形態に係る画像編集出力装置とし
てのカラーデジタル複写機は、上述のように、例えば前
記実施の形態1において出力用選択画像から選択された
フレーム画像を用紙Pに出力する場合、例えば選択フレ
ーム画像の出力サイズと用紙Pの記録サイズとが異なる
ときに、そのフレーム画像(選択画像)に対して画像劣
化を招くことなく、拡大処理や縮小処理を施すようにな
っている。
【0142】ところで、一般に屋外でのビデオカメラに
よる撮影では、被写体の背景が空や、遠目の自然の緑
や、海等の一様な色となる場合が多い。このような場合
には、背景となる周辺画像を抽出することにより背景の
色を決定することができる。
【0143】例えば図14(a)に示すように、選択画
像が港にて接岸しようとする船101aを撮影したもの
である場合、周辺画像(1)としての空101bは一様
な薄い青色、周辺画像(2)としての海101cは一様
な濃い青色となる。そして、図14(b)に示すよう
に、選択画像から周辺画像(1)および(2)を抽出
し、この抽出した周辺画像(1)および(2)からそれ
ぞれの色を決定し、図14(c)に示すように、被写体
である船101aのサイズはそのままの状態で上記抽出
した周辺画像(1)および(2)の色を空101b’と
海101c’の色として用紙Pに出力する。
【0144】このように、背景等の被写体の周辺画像が
一様な色である選択画像を用紙Pに出力する場合、該選
択画像の被写体の周辺画像を抽出して決定された色を用
紙Pの周辺画像に相当する部分に出力すれば、周辺画像
を用紙Pの記録サイズに合わせるために、画像劣化を伴
う該周辺画像に対する拡大処理や縮小処理を施す必要が
なくなる。
【0145】ここで、上記カラーデジタル複写機におけ
る画像編集処理について、図14および図15のフロー
チャートを参照しながら以下に説明する。
【0146】先ず、図15に示すように、出力画像の形
式設定を行う(S11)。この出力画像の形式設定まで
の処理は、前記実施の形態1で説明した図1におけるS
8の処理までの処理と同じである。
【0147】次に、選択された画像面積が用紙Pの印字
領域よりも大きいか否かが判定される(S12)。ここ
で、選択された画像面積が用紙Pの印字領域よりも小さ
いと判定されれば、S16に移行する。
【0148】一方、S12にて、選択された画像面積が
用紙Pの印字領域よりも大きい場合には、背景画像の検
索が行われる(S13)。ここでの背景画像の検索で
は、選択画像のどの部分が背景画像であるかを認識する
ことである。つまり、背景画像探索では、選択画像内に
予め設定された色データ変化幅内で、予め設定された
面積以上のデータが存在する場合に、その領域を背景画
像であると認識するようになっている。
【0149】続いて、背景画像の平均化、背景画像の追
加データの決定が行われる(S14)。つまり、S13
にて選択画像内で認識された背景画像に対して、それぞ
れの背景画像の色データ(以下、単にデータと称する)
を平均化することにより用紙P上に追加する背景画像の
データが決定される。この場合、追加するデータと元々
存在するデータとの境界でデータが不自然になる虞があ
るので、境界付近の追加データを元々存在する境界付近
のデータから徐々に追加するデータに変化させていくよ
うにすれば良い。
【0150】次いで、追加領域の決定が行われる(S1
5)。背景画像の場合、一般的に画像の中心から用紙の
端に向かって追加していくようにすれば良い。従って、
追加するデータは、カラーデジタル複写機における主走
査方向に追加するので用紙P端まで主走査方向に追加す
ることになり、また、副走査方向に追加するのであれば
用紙P端まで副走査方向に追加することになる。
【0151】次に、背景データの追加が行われる(S1
6)。ここでは、S12で選択された画像面積が用紙P
の印字領域よりも小さいと判定された場合には、上記追
加する背景データとして、S16では、選択画像から背
景にあたる空101b,海101cを周辺画像(1)
(2)として抽出し、その抽出した周辺画像の色を用紙
Pに出力される際の色が採用される。一方、S12おい
て、選択された画像面積が用紙Pの印字領域よりも大き
いと判定された場合には、上述のS13〜S15におけ
る処理が施された後の背景データが採用される。
【0152】そして、背景データの追加が行われた後、
選択画像の出力が行われる(S17)。
【0153】以上のように、フレーム画像の被写体の周
辺画像を抽出した後、この抽出した周辺画像からその色
を決定し、フレーム画像を記録紙に出力するようになっ
ていので、操作者は様々な大きさのフレーム画像を出力
する際に、画像劣化を招く拡大処理や縮小処理を行わな
くても、記録紙の記録領域サイズにフレーム画像を出力
することができる。
【0154】
【発明の効果】請求項1の発明の画像編集出力装置は、
以上のように、装置外部から入力された動画情報を複数
のフレーム画像として記憶する記憶手段と、上記記憶手
段に記憶されたフレーム画像を指定された記録紙に出力
する画像出力手段と、上記記憶手段に記憶されている複
数のフレーム画像の中から所定数のフレーム画像を同一
記録紙に出力するように上記画像出力手段を制御すると
共に、該記録紙上に出力された複数のフレーム画像から
任意のフレーム画像が選択された場合、その選択された
フレーム画像を記録紙に出力するように上記画像出力手
段を制御する画像出力制御手段と、同一記録紙上に出力
された複数のフレーム画像の任意のフレー ム画像に付与
されたマークを読み取るマーク読取り手段とを備え、上
記画像出力制御手段は、上記マーク読取り手段により読
み取られたマークが付与されたフレーム画像を選択され
たフレーム画像として記録紙上に出力するように上記画
像出力手段を制御する構成である。
【0155】それゆえ、従来のように、操作者はディス
プレイ装置で画像を確認しながら、希望するシーンがく
る度に画像の取り込みを指示するボタンを操作すること
もなく、またビデオ装置とビデオプリンタの両方を操作
するような煩雑な作業から解放され、またプリントミス
を未然に防ぐことができ、この結果、操作者は、ビデオ
等の動画情報の中から所望のシーンを簡単に、且つ確実
に記録紙に出力することができるという効果を奏する。
【0156】また、上記効果に加えて、操作者はフレー
ム画像を選択する際に、画像編集出力装置に操作パネル
より煩雑な入力作業を行うこと無しに、所望の画像を得
ることができるという効果を奏する。
【0157】請求項2の発明の画像編集出力装置は、以
上のように、装置外部から入力された動画情報を複数の
フレーム画像として記憶する記憶手段と、上記記憶手段
に記憶されたフレーム画像を指定された記録紙に出力す
る画像出力手段と、上記記憶手段に記憶されている複数
のフレーム画像の中から所定数のフレーム画像を同一記
録紙に出力するように上記画像出力手段を制御すると共
に、該記録紙上に出力された複数のフレーム画像から2
つのフレーム画像が選択された場合、その選択された2
つのフレーム画像と共に、該2つのフレーム画像間に存
在するフレーム画像を上記記憶手段から抽出して同一記
録紙上に出力するように画像出力手段を制御する画像出
力制御手段とを備えている構成である。
【0158】それゆえ、画像出力制御手段が、複数のフ
レーム画像を同一記録紙上に出力すると共に、該記録紙
上に出力された複数のフレーム画像から2つのフレーム
画像が選択された場合、その選択された2つのフレーム
画像と共に、該2つのフレーム画像間に存在するフレー
ム画像を上記記憶手段から抽出して該記録紙上に出力す
ることで、選択したフレーム画像間の動きを知ることが
できるという効果を奏する。
【0159】請求項3の発明の画像編集出力装置は、以
上のように、請求項2の構成に加えて、画像出力制御手
段は、選択された2つのフレーム画像間に存在するフレ
ーム画像を、記録紙の記録領域に合わせて選択的に上記
記憶手段から抽出して該記録紙上に出力するように画像
出力手段を制御する構成である。
【0160】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、画像出力制御手段が、選択された2つのフレーム
画像間に存在するフレーム画像を、記録紙の記録領域に
合わせて選択的に上記記憶手段から抽出して該記録紙上
に出力することで、操作者はフレーム画像を2個選択す
るだけの簡単な操作で、所望するフレーム画像間の所望
の詳細な動きを知ることのできる画録を得ることができ
るという効果を奏する。
【0161】請求項4の発明の画像編集出力装置は、以
上のように、装置外部から入力された動画情報を複数の
フレーム画像として記憶する記憶手段と、上記記憶手段
に記憶されたフレーム画像を指定された記録紙に出力す
る画像出力手段と、上記記憶手段に記憶されている複数
のフレーム画像の中から所定数のフレーム画像を同一記
録紙に出力するように上記画像出力手段を制御すると共
に、該記録紙上に出力された複数のフレーム画像から任
意のフレーム画像が選択された場合、その選択されたフ
レーム画像の画像中心位置を記録紙の記録領域の中心位
置に一致するように移動させ、上記画像中心位置と記録
領域の中心位置とが一致した状態で上記選択されたフレ
ーム画像を記録紙上に出力するように上記画像出力手段
を制御する画像出力制御手段とを備えている構成であ
る。
【0162】それゆえ、画像出力制御手段が、複数のフ
レーム画像を同一記録紙上に出力すると共に、該記録紙
上に出力された複数のフレーム画像から任意のフレーム
画像が選択された場合、その選択されたフレーム画像の
中心位置を記録紙の記録領域の中心位置に一致させて該
選択されたフレーム画像を記録紙の記録領域に合わせて
出力することで、操作者はフレーム画像を選択するだけ
で、記録紙の記録領域の大きさに関わりなく、出力用紙
に対して選択したフレーム画像は上下左右に偏ることな
く、バランスの取れた出力画像にすることができるとい
う効果を奏する。
【0163】請求項5の発明の画像編集出力装置は、以
上のように、装置外部から入力された動画情報を複数の
フレーム画像として記憶する記憶手段と、上記記憶手段
に記憶されたフレーム画像を指定された記録紙に出力す
る画像出力手段と、上記記憶手段に記憶されている複数
のフレーム画像の中から所定数のフレーム画像を同一記
録紙に出力するように上記画像出力手段を制御すると共
に、該記録紙上に出力された複数のフレーム画像から任
意のフレーム画像が選択された場合、その選択されたフ
レーム画像の周辺画像を抽出し、その抽出した周辺画像
から記録に出力されるフレーム画像の枠画像色を決定
し、この決定された枠画像色を、選択されたフレーム画
像の被写体と共に記録紙上に出力するように上記画像出
力手段を制御する画像出力制御手段とを備えている構成
である。
【0164】請求項6の発明の画像編集出力装置は、以
上のように、上記画像出力制御手段は、記録紙上に出力
された複数のフレーム画像から任意のフレーム画像が選
択されたとき、選択されたフレーム画像の画像面積が記
録紙の印字領域よりも小さいと判定された場合、抽出し
た周辺画像の色を上記枠画像色とする構成である。
【0165】請求項7の発明の画像編集出力装置は、以
上のように、上記画像出力制御手段は、記録紙上に出力
された複数のフレーム画像から任意のフレーム画像が選
択されたとき、選択されたフレーム画像の画像面積が記
録紙の印字領域よりも大きいと判定された場合、選択さ
れたフレーム画像内に存在する、予め設定された色デー
タの変化幅内で、予め設定された面積以上のデータが存
在する領域を背景画像であると認識し、被写体のサイズ
はそのままで、上記背景画像の色データを平均 化したも
のを上記枠画像色として記録紙上に出力するように上記
画像出力手段を制御する構成である。
【0166】それゆえ、請求項5〜7において、画像出
力制御手段は、複数のフレーム画像を同一記録紙上に出
力すると共に、該記録紙上に出力された複数のフレーム
画像から任意のフレーム画像が選択された場合、その選
択されたフレーム画像の周辺画像を抽出し、その抽出し
た周辺画像を記録材に出力されるフレーム画像の枠画像
色として、選択されたフレーム画像の被写体と共に記録
紙上に出力することで、操作者は様々な大きさのフレー
ム画段を出力する際に、画像劣化を招く拡大や縮小を行
わなくても、一様な大きさの出力画像を得ることができ
るという効果を奏する。
【0167】請求項8の発明の画像編集出力装置は、以
上のように、請求項2〜7の何れか1項に記載の構成に
加えて、上記画像出力制御手段は、上記記憶手段に記憶
されている複数のフレーム画像の中から所定数のフレー
ム画像を同一記録紙に出力する際に、該記録紙に出力す
る所定数のフレーム画像を分類するための分類情報をそ
れぞれのフレーム画像に付与する構成である。
【0168】それゆえ、請求項2〜7の何れか1項に記
載の構成による効果に加えて、操作者は分類情報を入力
するだけで、簡単に所望するフレーム画像を出力するこ
とができるという効果を奏する。
【0169】請求項1〜8に記載の画像編集出力装置に
は例えばカラーデジタル複写機が用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像編集出力装置で行われる画像編集
出力処理の流れを示すフローチャートである。
【図2】上記画像編集出力装置の一例を示すカラーデジ
タル複写機の概略構成図である。
【図3】図2で示したカラーデジタル複写機に備えられ
た画像処理部の構成を示す概略のブロック図である。
【図4】図2で示したカラーデジタル複写機のシステム
全体を示す概略のブロック図である。
【図5】図2で示したカラーデジタル複写機に備えられ
た操作パネルの概略平面図である。
【図6】図2で示したカラーデジタル複写機にデジタル
ビデオカメラを接続した状態を示す説明図である。
【図7】図2で示したカラーデジタル複写機に備えられ
た画像処理部における画像処理を説明するものであり、
(a)は画像処理部内の画像メモリにおける動画情報と
してのフレーム画像の格納状態を示す説明図であり、
(b)は出力用選択画像形式設定の状態を示す説明図で
ある。
【図8】図2で示したカラーデジタル複写機に備えられ
た画像処理部における画像処理を説明するものであり、
(a)は用紙に出力された出力用選択画像を示す説明図
であり、(b)は操作パネルの表示装置に表示された出
力画像形式設定画面を示す説明図であり、(c)は選択
された画像が用紙に出力された状態を示す説明図であ
る。
【図9】図2で示したカラーデジタル複写機に備えられ
た画像処理部における画像処理を説明するものであり、
(a)は用紙に出力された出力用選択画像を示す説明図
であり、(b)は操作パネルの表示装置に表示された出
力画像形式設定画面を示す説明図であり、(c)は選択
された画像が用紙に出力された状態を示す説明図であ
る。
【図10】図2で示したカラーデジタル複写機に備えら
れた画像処理部における画像処理を説明するものであ
り、(a)は用紙に出力された出力用選択画像を示す説
明図であり、(b)は出力用選択画像にマーキングをし
た状態を示す説明図であり、(c)は選択された画像が
用紙に出力された状態を示す説明図である。
【図11】図2で示したカラーデジタル複写機に備えら
れた画像処理部における画像処理を説明するものであ
り、(a)は用紙に出力された出力用選択画像を示す説
明図であり、(b)は操作パネルの表示装置に表示され
た出力画像形式設定画面を示す説明図であり、(c)は
選択された画像が用紙に出力された状態を示す説明図で
ある。
【図12】図2で示したカラーデジタル複写機に備えら
れた画像処理部における画像処理を説明するものであ
り、(a)は用紙に出力された出力用選択画像を示す説
明図であり、(b)は操作パネルの表示装置に表示され
た出力画像形式設定画面を示す説明図であり、(c)は
選択された画像が用紙に出力された状態を示す説明図で
ある。
【図13】図2で示したカラーデジタル複写機に備えら
れた画像処理部における画像処理を説明するものであ
り、(a)は用紙に出力された出力用選択画像を示す説
明図であり、(b)は選択したフレーム画像の画像中心
と、出力先である用紙の記録中心とを求めた状態を示す
説明図であり、(c)は選択された画像が用紙に出力さ
れた状態を示す説明図である。
【図14】図2で示したカラーデジタル複写機に備えら
れた画像処理部における画像処理を説明するものであ
り、(a)は出力用選択画像から選択された画像を示す
説明図であり、(b)は選択した画像から抽出する周辺
画像を示す説明図であり、(c)は(b)で抽出された
周辺画像に基づいて用紙に画像を出力した状態を示す説
明図である。
【図15】図14(a)(b)(c)で示した画像処理
の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
41 画像データ入力部(マーク読取り手段) 42 画像データ出力部(画像出力手段) 43 画像メモリ(記憶手段) 44 PCU(画像出力制御手段) 45 画像編集部(画像出力制御手段) P 用紙(記録紙)
フロントページの続き (72)発明者 中山 治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 坂上 英和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 吉浦 昭一郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 藤本 修 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−212694(JP,A) 特開 平8−307589(JP,A) 特開 平9−214868(JP,A) 特開 平8−163481(JP,A) 特開 昭62−289072(JP,A) 特開 平4−344249(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置外部から入力された動画情報を複数の
    フレーム画像として記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されたフレーム画像を指定された記
    録紙に出力する画像出力手段と、 上記記憶手段に記憶されている複数のフレーム画像の中
    から所定数のフレーム画像を同一記録紙に出力するよう
    に上記画像出力手段を制御すると共に、該記録紙上に出
    力された複数のフレーム画像から任意のフレーム画像が
    選択された場合、その選択されたフレーム画像を記録紙
    に出力するように上記画像出力手段を制御する画像出力
    制御手段と 同一記録紙上に出力された複数のフレーム画像の任意の
    フレーム画像に付与されたマークを読み取るマーク読取
    り手段と を備え 上記画像出力制御手段は、上記マーク読取り手段により
    読み取られたマークが付与されたフレーム画像を選択さ
    れたフレーム画像として記録紙上に出力するように上記
    画像出力手段を制御する ことを特徴とする画像編集出力
    装置。
  2. 【請求項2】装置外部から入力された動画情報を複数の
    フレーム画像として記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されたフレーム画像を指定された記
    録紙に出力する画像出力手段と、 上記記憶手段に記憶されている複数のフレーム画像の中
    から所定数のフレーム画像を同一記録紙に出力するよう
    に上記画像出力手段を制御すると共に、該記録紙上に出
    力された複数のフレーム画像から2つのフレーム画像が
    選択された場合、その選択された2つのフレーム画像と
    共に、該2つのフレーム画像間に存在するフレーム画像
    を上記記憶手段から抽出して同一記録紙上に出力するよ
    うに画像出力手段を制御する画像出力制御手段とを備え
    ていることを特徴とする画像編集 出力装置。
  3. 【請求項3】上記画像出力制御手段は、選択された2つ
    のフレーム画像間に存在するフレーム画像を、記録紙の
    記録領域に合わせて選択的に上記記憶手段から抽出して
    該記録紙上に出力するように画像出力手段を制御するこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像編集出力装置。
  4. 【請求項4】装置外部から入力された動画情報を複数の
    フレーム画像として記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されたフレーム画像を指定された記
    録紙に出力する画像出力手段と、 上記記憶手段に記憶されている複数のフレーム画像の中
    から所定数のフレーム画像を同一記録紙に出力するよう
    に上記画像出力手段を制御すると共に、該記録紙上に出
    力された複数のフレーム画像から任意のフレーム画像が
    選択された場合、その選択されたフレーム画像の画像中
    心位置を記録紙の記録領域の中心位置に一致するように
    移動させ、上記画像中心位置と記録領域の中心位置とが
    一致した状態で上記選択されたフレーム画像を記録紙上
    に出力するように上記画像出力手段を制御する画像出力
    制御手段とを備えていることを特徴とする画像編集出力
    装置。
  5. 【請求項5】装置外部から入力された動画情報を複数の
    フレーム画像として記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されたフレーム画像を指定された記
    録紙に出力する画像出力手段と、 上記記憶手段に記憶されている複数のフレーム画像の中
    から所定数のフレーム画像を同一記録紙に出力するよう
    に上記画像出力手段を制御すると共に、該記録紙上に出
    力された複数のフレーム画像から任意のフレーム画像が
    選択された場合、その選択されたフレーム画像の周辺画
    像を抽出し、その抽出した周辺画像から記録紙に出力さ
    れるフレーム画像の枠画像色を決定し、この決定された
    枠画像色 を、選択されたフレーム画像の被写体と共に記
    録紙上に出力するように上記画像出力手段を制御する画
    像出力制御手段とを備えていることを特徴とする画像編
    集出力装置。
  6. 【請求項6】上記画像出力制御手段は、記録紙上に出力
    された複数のフレーム画像から任意のフレーム画像が選
    択されたとき、選択されたフレーム画像の画像面積が記
    録紙の印字領域よりも小さいと判定された場合、抽出し
    た周辺画像の色を上記枠画像色とすることを特徴とする
    請求項5記載の画像編集出力装置。
  7. 【請求項7】上記画像出力制御手段は、記録紙上に出力
    された複数のフレーム画像から任意のフレーム画像が選
    択されたとき、選択されたフレーム画像の画像面積が記
    録紙の印字領域よりも大きいと判定された場合、選択さ
    れたフレーム画像内に存在する、予め設定された色デー
    タの変化幅内で、予め設定された面積以上のデータが存
    在する領域を背景画像であると認識し、被写体のサイズ
    はそのままで、上記背景画像の色データを平均化したも
    のを上記枠画像色として記録紙上に出力するように上記
    画像出力手段を制御することを特徴とする請求項5記載
    の画像編集出力装置。
  8. 【請求項8】上記画像出力制御手段は、上記記憶手段に
    記憶されている複数のフレーム画像の中から所定数のフ
    レーム画像を同一記録紙に出力する際に、該記録紙に出
    力する所定数のフレーム画像を分類するための分類情報
    をそれぞれのフレーム画像に付与することを特徴とする
    請求項2〜7の何れか1項に記載の画像編集出力装置。
  9. 【請求項9】当該画像編集出力装置がカラーデジタル複
    写機であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項
    に記載の画像編集出力装置。
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