JPH11100516A - 熱可塑性樹脂組成物およびコネクター - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物およびコネクター

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JPH11100516A
JPH11100516A JP10212174A JP21217498A JPH11100516A JP H11100516 A JPH11100516 A JP H11100516A JP 10212174 A JP10212174 A JP 10212174A JP 21217498 A JP21217498 A JP 21217498A JP H11100516 A JPH11100516 A JP H11100516A
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幸二 山内
Akinori Shikamata
昭紀 鹿又
Hideki Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性、耐衝撃性、耐加水分解性に優れる熱可
塑性樹脂組成物を得る。 【解決手段】(A)熱可塑性樹脂100重量部に対し
て、(B)ポリプロピレンテレフタレート0.1〜10
0重量部を配合してなる熱可塑性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機械的物性、耐熱
性、成形性に優れ、とりわけ衝撃特性および耐加水分解
性に優れ、特にコネクター用材料として好適な樹脂組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートやポリブチ
レンテレフタレートあるいはナイロン6、ナイロン66
に代表される熱可塑性樹脂は衝撃特性、耐熱性、耐薬品
性、耐候性、電気的特性に優れることから自動車、電
気、電子部品などのコネクター部品として使用されてい
る。
【0003】近年、マイクロエレクトロニクス分野にお
ける小型化・高集積化の進展に伴い、従来より過酷な条
件下での使用に耐えうる成形品材料が要求されてきた。
【0004】しかしながらこれらの熱可塑性樹脂は高温
・高湿下に長時間さらされると、結晶化と熱劣化あるい
は加水分解が次第に進行して靭性が低下し、成形品が容
易に破壊するという欠点があった。このため、高温・高
湿下での耐久性が必要とされる用途においては使用が制
限されているのが現状である。
【0005】このような問題点を解決する手段として、
特開昭60−231757号公報などに示される芳香族
ポリカーボネートやグリシジル基含有共重合体をポリエ
ステル樹脂に配合する方法、特開昭57−100154
号公報などに示されるビニル系重合体やグリシジル基含
有ビニル系共重合体を配合する方法が開示されている。
また特開昭61−283653号公報には変性ポリオレ
フィンを配合する方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭60−
231757号公報、特開昭57−100154号公報
に開示された方法では、衝撃強度、耐加水分解性の改良
効果は十分でなかった。また特開昭61−283653
号公報に開示されている方法により、確かに耐衝撃性が
ある程度改良されるものの、初期剛性が低いといった問
題点を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂にポリプ
ロピレンテレフタレートを配合することにより、耐熱
性、耐衝撃性、耐加水分解性に優れることを見出し、さ
らにポリプロピレンテレフタレートを配合してなる樹脂
組成物を成形して得られるコネクターは高温・高湿下に
放置しても成形品の破壊が起こりにくいことを見出し本
発明に到達した。
【0008】すなわち本発明は、(1)(A)熱可塑性
樹脂100重量部に対して、(B)ポリプロピレンテレ
フタレート0.1〜100重量部を配合してなる熱可塑
性樹脂組成物、(2)熱可塑性樹脂がポリプロピレンテ
レフタレート以外の熱可塑性ポリエステルである上記熱
可塑性樹脂組成物、(3)熱可塑性ポリエステルがポリ
エチレンテレフタレートおよび/またはポリブチレンテ
レフタレートである上記熱可塑性樹脂組成物、(4)熱
可塑性樹脂がポリアミド樹脂、ポリフェニレンスルフィ
ド樹脂、ポリオキシメチレン樹脂、ポリスチレン樹脂お
よびポリスチレン系樹脂からなる群から選ばれる1種ま
たは2種以上の混合物である上記熱可塑性樹脂組成物、
(5)ポリスチレン系樹脂がスチレン/アクリロニトリ
ル共重合体またはアクリロニトリル/ブタジエン/スチ
レン共重合体である上記熱可塑性樹脂組成物、(6)熱
可塑性樹脂100重量部に対して、ガラス転移温度が2
0℃以下のエラストマーをさらに配合してなる上記熱可
塑性樹脂組成物、(7)ガラス転移温度が20℃以下の
エラストマーがオレフィン系エラストマーである上記熱
可塑性樹脂組成物、(8)熱可塑性樹脂マトリックス相
中に、ガラス転移温度20℃以下のエラストマーからな
る分散相が存在し、かかる分散相の平均粒径が20ミク
ロン以下である上記熱可塑性樹脂組成物、(9)熱可塑
性樹脂100重量部に対し、エポキシ化合物0.01〜
30重量部をさらに含有せしめてなる上記熱可塑性樹脂
組成物、(10)熱可塑性樹脂100重量部に対し、充
填材5〜140重量部をさらに配合してなる上記熱可塑
性樹脂組成物、(11)充填材がガラス繊維である上記
熱可塑性樹脂組成物、(12)上記熱可塑性樹脂組成物
を射出成形することにより得られるコネクターである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の樹脂組成物につい
て具体的に説明する。
【0010】本発明の熱可塑性樹脂(A)とは加熱する
と流動性を示し、これを利用して成形加工できる合成樹
脂のことである。この具体例としては、例えば、ポリプ
ロピレンテレフタレート以外のポリエステル樹脂、液晶
ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリフェニレンス
ルフィド樹脂、ポリオキシメチレン樹脂、フェノキシ樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンなどのポリオレ
フィン系樹脂、エチレン/プロピレン樹脂、エチレン/
1−ブテン樹脂、エチレン/プロピレン/非共役ジエン
樹脂、エチレン/アクリル酸エチル樹脂、エチレン/メ
タクリル酸グリシジル樹脂体、エチレン/酢酸ビニル/
メタクリル酸グリシジル樹脂、エチレン/酢酸ビニル/
メタクリル酸グリシジル樹脂、エチレン/プロピレン−
g−無水マレイン酸樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン
/アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル/ブタ
ジエン/スチレン共重合体(ABS樹脂)などのポリス
チレン系樹脂、ポリエステルポリエーテルエラストマ
ー、ポリエステルポリエステルエラストマー等のエラス
トマー、あるいはこれら熱可塑性樹脂の2種以上の混合
物が挙げられるが、ポリプロピレンテレフタレート以外
のポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、フェノキシ樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹
脂、フェノール樹脂、ポリオキシメチレン樹脂、ポリス
チレン樹脂、スチレン/アクリロニトリル共重合体、ア
クリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体(AB
S樹脂)などのポリスチレン系樹脂から選ばれる1種ま
たは2種以上の混合物が好ましく、さらに好ましくは、
ポリプロピレンテレフタレート以外のポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、
ポリオキシメチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン
/アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル/ブタ
ジエン/スチレン共重合体(ABS樹脂)などのポリス
チレン系樹脂から選ばれる1種または2種以上の混合物
であり、特に好まくは、ポリプロピレンテレフタレート
以外のポリエステル樹脂である。
【0011】上記熱可塑性樹脂(A)の内、ポリエステ
ル樹脂としては、ポリプロピレンテレフタレート以外の
ポリエステル樹脂であって、実質的に、ジカルボン酸と
グリコールの重縮合物、環状ラクトンの開環重合物、ヒ
ドロキシカルボン酸の重縮合物、二塩基酸とグリコール
の重縮合物などが挙げられる。具体的には、ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹
脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリブチレンナフ
タレート樹脂、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタ
レート樹脂およびポリエチレン−1,2−ビス(フェノ
キシ)エタン−4、4’−ジカルボキシレート樹脂など
のほか、ポリエチレン−1,2−ビス(フェノキシ)エ
タン−4、4’−ジカルボキシレート樹脂などのほか、
ポリエチレンイソフタレート/テレフタレート樹脂、ポ
リブチレンテレフタレート/イソフタレート樹脂、ポリ
ブチレンテレフタレート/デカンジカルボキシレート樹
脂およびポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート
/イソフタレート樹脂などの共重合体や混合物を挙げる
ことができる。特に本発明に好適なポリエステル樹脂と
してはポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレン
テレフタレート樹脂である。
【0012】このようなポリエステル樹脂の分子量に特
に制限はない。通常フェノール/テトラクロロエタン
1:1の混合溶媒を用いて25℃で測定した固有粘度が
0.10〜3.00のものを使用することができるが、
好ましくは、0.25〜2.50、特に好ましくは0.
40〜2.25である。
【0013】上記熱可塑性樹脂(A)の内、ポリアミド
樹脂としては、例えば、環状ラクタムの開環重合物、ア
ミノカルボン酸の重縮合物、二塩基酸とジアミンとの重
縮合物などが挙げられ、具体的にはナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン46、ナイロン610、ナイロン61
2、ナイロン11、ナイロン12などの脂肪族ポリアミ
ド、ポリ(メタキシレンアジパミド)(以下MXD・6
と略す)、ポリ(ヘキサメチレンテレフタルアミド)
(以下6Tと略す)、ポリ(ヘキサメチレンイソフタル
アミド)(以下6Iと略す)、ポリ(テトラメチレンイ
ソフタルアミド)(以下4Iと略す)、ポリ(ノナメチ
レンテレフタルアミド)(以下9Tと略す)などの脂肪
族−芳香族ポリアミド、およびこれらの共重合体や混合
物を挙げることができる。特に本発明に好適なポリアミ
ドとしてはナイロン6、ナイロン66、ナイロン6/6
6、ナイロン66/6T、ナイロン6T/12、ナイロ
ン6T/6I、ナイロン6T/6I/12、ナイロン6
T/610、ナイロン6T/6I/6を挙げることがで
きる。
【0014】このようなポリアミド樹脂の分子量に特に
制限はない。98%硫酸中、濃度1%、25℃で測定す
る相対粘度が1.70〜4.50のものを使用すること
ができるが、好ましくは、2.00〜4.00、特に好
ましくは2.00〜3.50である。
【0015】上記熱可塑性樹脂(A)の内、ポリスチレ
ン系樹脂としては、ポリスチレン、スチレン/アクリロ
ニトリル共重合体、ゴム変性スチレン系樹脂、ゴム変性
スチレン系樹脂とポリフェニレンエーテルとのポリマー
ブレンド体などが挙げられる。
【0016】ここでゴム変性スチレン系樹脂とは、ビニ
ル芳香族系重合体よりなるマトリックス中にゴム状重合
体が微粒子状に分散してなるグラフト重合体をいい、ゴ
ム状重合体の存在下に芳香族ビニル単量体および必要に
応じ、これと共重合可能なビニル単量体を加えて単量体
混合物を公知の塊状重合、塊状懸濁重合、溶液重合、ま
たは乳化重合することにより得られる。
【0017】また熱可塑性樹脂(A)の内、ポリフェニ
レンスルフィド樹脂としては、実質的に下記構造式で表
される繰り返し単位を、
【化1】 70モル%以上、より好ましくは90モル%以上を含む
重合体からなる樹脂を表す。またポリフェニレンスルフ
ィド樹脂は、その繰り返し単位の30モル%未満を、下
記構造式を有する繰り返し単位で構成することが可能で
ある。
【0018】
【化2】 このようなポリフェニレンスルフィド樹脂の溶融粘度
は、溶融混練が可能であれば、特に制限はないが、通常
50〜20000ポアズ(320度、剪断速度10se
c-1)のものが使用される。
【0019】上記熱可塑性樹脂(A)の内、ポリオキシ
メチレン樹脂とは、オキシメチレン単独重合体および主
としてオキシメチレン単位からなり、ポリマー分子中に
少なくとも1種の炭素数2〜8のオキシアルキレン単位
を含有するオキシメチレン共重合体を意味する。
【0020】このようなポリオキシメチレン樹脂の分子
量に特に制限はないが、GPC(ゲルパーミエーション
クロマトグラフィー)により測定し、標準ポリメタクリ
ル酸メチルで換算した数平均分子量が、1万〜50万、
好ましくは1万5千〜10万、特に好ましくは2万〜5
万のものが使用される。
【0021】本発明のポリプロピレンテレフタレート
(B)は、テレフタル酸を酸成分に、1,3−プロピレ
ングリコールをグリコール成分に用いた熱可塑性ポリエ
ステル樹脂を指すが、このほかに本発明の目的を損なわ
ない範囲で酸成分として、イソフタル酸、オルトフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、シュウ酸、アジピン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などを、グリコー
ル成分として、エチレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール、ビスフェノール−Aのエチレンオ
キシド付加物などを一部用いることができる。
【0022】共重合する場合の共重合量は、本発明の目
的を損なわない範囲であれば特に制限はないが、通常酸
成分の30モル%以下、あるいはグリコール成分の30
モル%以下であることが好ましい。
【0023】このようなポリエステル樹脂の分子量に特
に制限はない。通常フェノール/テトラクロロエタン
1:1の混合溶媒を用いて25℃で測定した固有粘度
(dl/g)が0.10〜3.00のものを使用するこ
とができるが、好ましくは、0.25〜2.50、特に
好ましくは0.40〜2.25である。
【0024】また本発明の熱可塑性樹脂組成物はさら
に、充填材を添加することにより強度、剛性、耐熱性な
どを大幅に向上させることができる。特に、本発明のポ
リプロピレンテレフタレートと充填材を併用することに
より充填材との接着性が大幅に向上するため、熱可塑性
樹脂に充填材を配合した樹脂組成物に比べ、強度、剛
性、耐熱性の向上効果は極めて大きいことがわかった。
【0025】このような充填材の具体例としては、ガラ
ス繊維、炭素繊維、金属繊維、アラミド繊維、アスベス
ト、チタン酸カリウムウィスカ、ホウ酸アルミニウムウ
ィスカ、ワラステナイト、ガラスフレーク、ガラスビー
ズ、酸化チタンおよび酸化アルミニウムなどが挙げら
れ、なかでもチョップドストランドタイプのガラス繊維
が好ましく用いられる。
【0026】これらの添加量は熱可塑性樹脂(A)10
0重量部に対して5〜140重量部が好ましく、特に好
ましくは5〜100重量部である。
【0027】また本発明の熱可塑性樹脂組成物はさらに
ガラス転移温度が20℃以下のエラストマーをさらに添
加すると衝撃特性をさらに改善することができる。
【0028】ガラス転移温度が20℃以下のエラストマ
ーであれば特に制限はないが、オレフィン系エラストマ
ー、ナイロン系エラストマー、ポリエステル系エラスト
マー、ポリエステルポリエーテル系エラストマー、ポリ
エステルポリエステル系エラストマー、ポリエステルポ
リアミド系エラストマーなどが好ましく、さらに好まし
くはポリエステルポリエーテル系エラストマー、オレフ
ィン系エラストマー、特に好ましくはオレフィン系エラ
ストマーである。このようなオレフィン系エラストマー
の具体例としては、エチレン/プロピレン共重合体、エ
チレン/1−ブテン共重合体、エチレン/プロピレン/
共役ジエン共重合体、エチレン/アクリル酸エチル共重
合体、エチレン/メタクリル酸共重合体、エチレン/メ
タクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/酢酸ビニル
/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/アクリ
ル酸エチル−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/
メタクリル酸メチル−g−無水マレイン酸共重合体、エ
チレン/アクリル酸エチル−g−マレイミド共重合体、
エチレン/アクリル酸エチル−g−N−フェニルマレイ
ミド共重合体、エチレン/プロピレン−g−無水マレイ
ン酸共重合体、エチレン/ブテン−1−g−無水マレイ
ン酸共重合体、エチレン/プロピレン/1,4−ヘキサ
ジエン−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/プロ
ピレン/ジシクロペンタジエン−g−無水マレイン酸共
重合体、エチレン/プロピレン/2,5−ノルボルナジ
エン−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/プロピ
レン−g−N−フェニルマレイミド共重合体、スチレン
/無水マレイン酸共重合体、スチレン/ブタジエン/ス
チレン−g−無水マレイン酸ブロック共重合体、スチレ
ン/ブタジエン/スチレンブロック共重合体を水素添加
した後、無水マレイン酸をグラフト化して得られるスチ
レン・エチレン/ブチレン・スチレン−g−無水マレイ
ン酸ブロック共重合体、スチレン/イソプレン−g−無
水マレイン酸ブロック共重合体、エチレン/アクリル酸
アイオノマー、エチレン/メタクリル酸アイオノマー、
エチレン/イタコン酸アイオノマーなどを挙げることが
でき、これらは各々単独あるいは混合物の形で用いるこ
とができる。
【0029】またこのようなオレフィン系エラストマー
は、ポリプロピレンテレフタレート樹脂との相溶性を向
上させることを目的として、ポリマー分子中あるいはポ
リマー末端に水酸基、カルボン酸基、カルボン酸エステ
ル基、カルボン酸金属塩基、カルボン酸無水物基、イミ
ド基などの内、少なくとも一種の官能基が化学的に結合
した変性ポリオレフィンエラストマーを使用することも
できる。
【0030】本発明においてガラス転移温度が20℃以
下のエラストマーの添加量は、ポリプロピレンテレフタ
レート樹脂100重量部に対して、通常、1〜100重
量部であり、好ましくは3〜90重量部、さらに好まし
くは5〜80重量部である。
【0031】なかでもエラストマーを比較的少量使用す
る場合、例えば50重量部以下、好ましくは30重量部
以下、特に好ましくは20重量部以下の場合には、樹脂
組成物中のエラストマーは、マトリックスとしてのポリ
プロピレンテレフタレート樹脂中に分散相として存在す
る。本発明の組成物によって得られた成形品がより優れ
た衝撃強度を保有するには、微分散していることが望ま
しい。樹脂組成物中の混合状態を評価する方法の一つと
して分散相の粒径を評価尺度とする方法があるが、本発
明の樹脂組成物にエラストマーを配合する場合、エラス
トマー部分の分散平均は15ミクロン以下が好ましく、
さらに好ましくは10ミクロン以下である。
【0032】また本発明の熱可塑性樹脂組成物は熱可塑
性樹脂組成物の衝撃特性、耐加水分解性の向上を目的と
してさらにエポキシ化合物を配合することができる。
【0033】このようなエポキシ化合物としてはエポキ
シ基を分子中含有するエポキシ化合物であれば特に制限
はないが、モノエポキシ化合物、ジエポキシ化合物、ト
リエポキシ化合物が好ましく、特にジエポキシ化合物を
好ましく使用することができる。このようなジエポキシ
化合物としては、具体的に下記一般式(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)で表
されるジエポキシ化合物を使用することができる。
【0034】
【化3】 (nは1以上の整数を表す。)
【0035】このようなエポキシ化合物の添加量は熱可
塑性樹脂100重量部に対して、通常、0.01〜30
重量部、好ましくは0.02〜25重量部、さらに好ま
しくは0.03〜20重量部である。
【0036】また本発明の熱可塑性樹脂組成物はさらに
結晶核剤を添加すると耐熱性、耐加水分解性がさらに向
上することが見出された。結晶核剤としては熱可塑性樹
脂組成物の結晶化を促進する化合物であれば特に制限は
ないが、タルク、マイカ、カオリン、シリカ、クレー
や、金属酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機カルボン酸塩、
有機スルホン酸塩などが好ましく使用され、これらの中
で、タルク、マイカ、カオリンが特に好ましく使用する
ことができる。結晶核剤の添加量は通常熱可塑性樹脂1
00重量部に対し、通常、0.01〜20重量部、好ま
しくは0.02〜15重量部、さらに好ましくは0.0
3〜10重量部である。
【0037】また本発明の熱可塑性樹脂樹脂組成物に対
して本発明の目的を損なわない範囲でヒンダードフェノ
ール系、リン系、イオウ系酸化防止剤などの酸化防止剤
や熱安定剤、紫外線吸収剤(例えばレゾルシノール、サ
リシレート、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノンな
ど)、滑剤および離型剤(モンタン酸およびその塩、そ
のエステル、そのハーフエステル、ステアリルアルコー
ル、ステラアマイドおよびエチレンワックスなど)、着
色防止剤(亜リン酸塩、次亜リン酸塩など)、可塑剤、
ハロゲン系難燃剤、燐系難燃剤、帯電防止剤、および染
料・顔料を含む着色剤(硫化カドミウム、フタロシアニ
ンなど)などの通常の添加剤を1種以上添加することが
できる。
【0038】本発明の熱可塑性樹脂組成物は通常公知の
方法で製造される。例えば、(A)熱可塑性樹脂、
(B)ポリプロピレンテレフタレートおよびその他の必
要な添加剤を予備混合してまたはせずに押出機などに供
給して、150℃〜350℃の温度範囲において十分溶
融混練することにより調製される。この場合例えば“ユ
ニメルト”タイプのスクリューを備えた単軸押出機、二
軸、三軸押出機およびニーダタイプの混練機などを用い
ることができ、特にアスペクト比をコントロールするこ
とから、スクリューにニーディングエレメントを数個挿
入してもよい。本発明の熱可塑性樹脂組成物は、溶融成
形可能であるため押出成形、射出成形、プレス成形など
が可能であり、フィルム、管、ロッドや希望する任意の
形状と大きさを持った成形品に成形し使用することがで
きる。なかでも射出成形品用途に特に好適であり、例え
ば、各種ギヤー、各種ケース、センサー、LEDラン
プ、コネクター、ソケット、抵抗器、リレーケース、ス
イッチ、コイルボビン、コンデンサー、バリコンケー
ス、光ピックアップ、発振子、各種端子板、変成器、プ
ラグ、プリント配線板、チューナー、スピーカー、マイ
クロフォン、ヘッドフォン、小型モーター、磁気ヘッド
ベース、パワーモジュール、ハウジング、半導体、液晶
ディスプレー部品、FDDキャリッジ、FDDシャー
シ、HDD部品、モーターブラッシュホルダー、パラボ
ラアンテナ、コンピューター関連部品などに代表される
電気・電子部品;VTR部品、テレビ部品、アイロン、
ヘアードライヤー、炊飯器部品、電子レンジ部品、音響
部品、オーディオ・レーザーディスク・コンパクトディ
スクなどの音声機器部品、照明部品、冷蔵庫部品、エア
コン部品、タイプライター部品、ワードプロセッサー部
品などに代表される家庭、事務電気製品部品、オフィス
コンピューター関連部品、電話機関連部品、ファクシミ
リ関連部品、複写機関連部品、洗浄用治具、オイルレス
軸受、船尾軸受、水中軸受、などの各種軸受、モーター
部品、ライター、タイプライターなどに代表される機械
関連部品、顕微鏡、双眼鏡、カメラ、時計などに代表さ
れる光学機器、精密機械関連部品、オルタネーターター
ミナル、オルタネーターコネクター、ICレギュレータ
ー、ライトディヤー用ポテンショメーターベース、排気
ガスバルブなどの各種バルブ、燃料関係・排気系・吸気
系各種パイプ、エアーインテークノズルスノーケル、イ
ンテークマニホールド、燃料ポンプ、エンジン冷却水ジ
ョイント、キャブレターメインボディー、キャブレター
スペーサー、排気ガスセンサー、冷却水センサー、油温
センサー、ブレーキパットウェアーセンサー、スロット
ルポジションセンサー、クランクシャフトポジションセ
ンサー、エアーフローメーター、ブレーキバット磨耗セ
ンサー、エアコン用サーモスタットベース、暖房温風フ
ローコントロールバルブ、ラジエーターモーター用ブラ
ッシュホルダー、ウォーターポンプインペラー、タービ
ンべイン、ワイパーモーター関係部品、デュストリビュ
ター、スタータースィッチ、スターターリレー、トラン
スミッション用ワイヤーハーネス、ウィンドウオッシャ
ーノズル、エアコンパネルスィッチ基板、燃料関係電磁
気弁用コイル、ヒューズ用コネクター、ホーンターミナ
ル、電装部品絶縁板、ステップモーターローター、ラン
プソケット、ランプリフレクター、ランプハウジング、
ブレーキピストン、ソレノイドボビン、エンジンオイル
フィルター、点火装置ケース、遊戯用器具、トイレタリ
ー用品、娯楽用品、玩具用品、化学プラント、航空部品
などの各種用途に有用である。上記の中で特に本発明の
特徴を活かして機械機構部品、電気・電子部品、自動車
部品、OA機器、家電機器などのハウジングおよびそれ
らの部品として有用に用いることができるが、本発明の
効果を発揮できるコネクター用材料として特に好ましく
使用することができる。
【0039】
【実施例】以下実施例により本発明の効果を更に詳細に
説明する。ただし本発明はこれらの例になんら限定され
るものではない。
【0040】なお、使用した熱可塑性樹脂およびその配
合剤は下記のとおりである。
【0041】・PBT(ポリブチレンテレフタレー
ト):東レPBT1100s(東レ(株)製) ・PET(ポリエチレンテレフタレート):ダイヤアロ
イTW90E(三菱レイヨン(株)製) ・N6(ポリアミド6):アミランCM1010(東レ
(株)製) ・ABS(ABS樹脂):トヨラック(タイプ100)
(東レ(株)製) ・PPS(ポリフェニレンスルフィド樹脂):トレリナ
L2120(東レPPS社製) ・POM(ポリオキシメチレン樹脂):ジュラコンM9
0−44(ポリプラスチック(株)製) また諸特性は以下の方法で測定した。
【0042】・引張強度:ASTM D−638に従っ
た。
【0043】・曲げ弾性率:ASTM D790に準じ
た。
【0044】・アイゾッド衝撃試験:ASTM D25
6に準じた。
【0045】・荷重たわみ温度:ASTM D648に
準じ、荷重1.82MPaにおける荷重たわみ温度を測
定した。
【0046】・耐加水分解性:引張試験片を121℃、
100RH%下で、30時間放置したサンプルの引張強
度を測定し、強度保持率=処理後/処理前×100
(%)より引張強度保持率を算出した。
【0047】参考例1 <ポリプロピレンテレフタレートの製造>5lのオート
クレーブ中に、テレフタル酸2.0kg、1,3−プロ
ピレングリコール1.3kgを計量し、オートクレーブ
内温180℃に設定した。内温120℃になった時点
で、チタンテトラブトキシド2.0gとモノヒドロキシ
スズオキシド2.0gを添加した後、内温180℃で1
時間撹拌した。その後、2時間かけて、250℃に昇温
すると同時に、減圧度0.5mmHgまで減圧にした。
【0048】その後、約1時間反応させ、トルクが一定
になった時点で、ポリマーを吐出した。フェノール/テ
トラクロロエタン1:1の混合溶媒を用いて25℃で測
定した固有粘度が1.3であった。
【0049】実施例1〜5、比較例1、2 熱可塑性樹脂(A)、参考例で製造したポリプロピレン
テレフタレート(B)を表1に示した配合比で混合し、
ベント付き30mmφ2軸押出機を用いて熱可塑性樹脂
の融点+30℃で溶融混練した。得られたペレットを乾
燥後、住友ネスタール射出成形機・プロマット40/2
5(住友重機械工業(株)製)に供給し、シリンダー温
度をポリマー融点+30℃、金型温度80℃の条件で成
形した。
【0050】また表2に示したように実施例5ではガラ
ス転移温度が20℃以下のエラストマーとしてグリシジ
ルメタクリレート変性共重合ポリエチレン(日本石油化
学社製GMA変性共重合ポリエチレン(RA3050)
およびエポキシ化合物として下記一般式(9)で表され
るジエポキシ化合物を配合した。
【0051】
【化4】 なお、得られた樹脂組成物中エラストマの分散粒径を測
定するため、評価用試験片をウルトラミクロトームを用
いて薄片を切り出し、これを光学顕微鏡(透過光)およ
び透過型電子顕微鏡を用いて写真撮影し、この顕微鏡写
真から無造作に選んだ個体数100個の平均値を測定し
た。その結果樹脂組成物中のエラストマーの分散粒径は
1.6μm以下と極めて微分散していた。
【0052】一連の配合処方および測定結果を表1、2
にまとめて示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】以上の結果からポリプロピレンテレフタレ
ートを配合したPETあるいはPBTは、引張強度や耐
熱性を保持しつつ、衝撃特性、耐加水分解性にも優れる
ことが明白である。
【0056】またガラス転移温度が20℃以下のエラス
トマーやエポキシ化合物を添加することにより、引張強
度、荷重たわみ温度を低下させることなく、衝撃強度お
よび耐加水分解性をさらに向上させることができること
がわかる。
【0057】実施例6、7、比較例3 実施例3、5および比較例2の樹脂組成物を用い、最大
値55mm、高さ13mm、奥行き37mm、厚さ1m
mの図1に示すコネクターを射出成形によって成形し、
これを110℃、95%RHの条件下所定時間放置しク
ラックが発生した時間を比較したところ、実施例3、5
を用いたコネクター(実施例6、7)では300時間で
もクラックは発生しないのに対し、比較例2を用いたコ
ネクター(比較例3)では100時間でクラック発生が
認められた。
【0058】実施例8〜11、比較例4〜7 熱可塑性樹脂として、N6、PPS、POM、ABSを
用いた以外は、実施例1と同様に行った。一連の配合処
方および測定結果を表3に示す。
【0059】尚、これらの樹脂はいずれも本質的に耐加
水分解性に優れる樹脂であるため、本発明のポリプロピ
レンテレフタレートを配合しても耐加水分解性に変化は
認められなかった。しかし、ポリプロピレンテレフタレ
ートを配合することにより、引張強度や耐熱性を保持し
つつ、衝撃特性に優れることが明白である。
【0060】
【表3】
【0061】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、耐熱
性、耐衝撃性、耐加水分解性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクター成形品の概略図であり、(A)は平
面図、(B)は正面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 21/00 C08L 21/00 23/02 23/02 25/04 25/04 55/02 55/02 59/00 59/00 67/02 67/02 77/00 77/00 81/02 81/02 // B29K 67:00 101:12 B29L 31:36

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)熱可塑性樹脂100重量部に対し
    て、(B)ポリプロピレンテレフタレート0.1〜10
    0重量部を配合してなる熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂がポリプロピレンテレフタレ
    ート以外の熱可塑性ポリエステルである請求項1記載の
    熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】熱可塑性ポリエステルがポリエチレンテレ
    フタレートおよび/またはポリブチレンテレフタレート
    である請求項2記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂がポリアミド樹脂、ポリフェ
    ニレンスルフィド樹脂、ポリオキシメチレン樹脂、ポリ
    スチレン樹脂およびポリスチレン系樹脂からなる群から
    選ばれる1種または2種以上の混合物である請求項1記
    載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】ポリスチレン系樹脂がスチレン/アクリロ
    ニトリル共重合体またはアクリロニトリル/ブタジエン
    /スチレン共重合体である請求項4記載の熱可塑性樹脂
    組成物。
  6. 【請求項6】熱可塑性樹脂100重量部に対して、ガラ
    ス転移温度が20℃以下のエラストマーをさらに配合し
    てなる請求項1〜5いずれかに記載の熱可塑性樹脂組成
    物。
  7. 【請求項7】ガラス転移温度が20℃以下のエラストマ
    ーがオレフィン系エラストマーである請求項6記載の熱
    可塑性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】熱可塑性樹脂マトリックス相中に、ガラス
    転移温度20℃以下のエラストマーからなる分散相が存
    在し、かかる分散相の平均粒径が20ミクロン以下であ
    る請求項6または7記載の熱可塑性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】熱可塑性樹脂100重量部に対し、エポキ
    シ化合物0.01〜30重量部をさらに含有せしめてな
    る請求項1〜5いずれか記載の熱可塑性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】熱可塑性樹脂100重量部に対し、充填
    材5〜140重量部をさらに配合してなる請求項1〜9
    いずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  11. 【請求項11】充填材がガラス繊維である請求項10記
    載の熱可塑性樹脂組成物。
  12. 【請求項12】請求項1〜11いずれかに記載の熱可塑
    性樹脂組成物を射出成形することにより得られるコネク
    ター。
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