JPH106965A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

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JPH106965A
JPH106965A JP9027020A JP2702097A JPH106965A JP H106965 A JPH106965 A JP H106965A JP 9027020 A JP9027020 A JP 9027020A JP 2702097 A JP2702097 A JP 2702097A JP H106965 A JPH106965 A JP H106965A
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acceleration
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンチスキッド制御による減圧勾配あるいは
減圧量を適切な量として、好適なアンチスキッド制御を
行なうこと。 【解決手段】 S320にて、スリップ率SWが目標ス
リップ率KS0を越えたと判断されると、S350に
て、車輪加速度dVWが基準の車輪加速度KG0を下回
るか否かを判断する。ここで下回ると判断されると、S
360にて、車輪加速度変化ddVWが基準の車輪加速
度変化値KJ0以下であるか否かを判断する。そして、
以下である場合はS370に進み、制御中モードをセッ
トし、続くS380では、既にW/C圧が高すぎると判
断されているので、アクチュエータを減圧位置に制御し
て、ブレーキ装置のW/C圧を減圧させる減圧モードを
セットする。続くS390では、減圧の程度をどの程度
にするかを決定するために、減圧モード演算処理を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両制動時に、車
両各車輪に設けられたブレーキ装置のブレーキ油圧(液
圧)を制御して、車両を安全に且つ速やかに制動させる
アンチスキッド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両制動時に各車輪のスリッ
プ状態を検出し、その検出したスリップ状態に応じて各
車輪のブレーキ液圧を減圧・増圧・保持する液圧制御を
行なうことによって、各車輪のスリップ状態を車両を安
全且つ速やかに制動可能なスリップ状態(一般に、スリ
ップ率が10%〜20%程度となるスリップ状態)に制
御するアンチスキッド制御装置が知られている。
【0003】この種のアンチスキッド制御装置では、通
常、車輪速度及び車輪加速度に基づいて、例えば車輪速
度が基準値以下に低下し且つ車輪加速度が基準値以下で
ある場合には、ホイールシリンダ圧が高い状態で、車輪
の回転が落ち込んでロックし易い状態であると判断し
て、ホイールシリンダ圧を減圧する指令(いわゆる減圧
出力)をホイールシリンダ圧を制御する各電磁弁に対し
て出力している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車輪速
度及び車輪加速度は、路面の凹凸や瞬間的なμ低下等に
より影響され易いという性質があるので、適切でないタ
イミングで減圧出力がされてしまうことがある。その結
果、ブレーキ液の消費液量が増加したり、ポンプの作動
音やブレーキペダルのキックバックが増大するという問
題があった。
【0005】本発明は、こうした課題に鑑みなされたも
のであり、アンチスキッド制御による減圧勾配あるいは
減圧量を適切な量として、好適なアンチスキッド制御を
行なうことができるアンチスキッド制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた、請求項1の発明では、車両制動時に、車
輪のスリップ状態を最適化するために、増減圧調整手段
によって、車輪に制動力を発生させる制動力発生手段に
かかるブレーキ液圧の増減圧調整を実行する。そして、
この増減圧調整手段により、加速度状態検出手段によっ
て検出した車輪加速度の変化状態に応じて、車輪制動力
発生手段にかかるブレーキ液圧の減圧調整を実行する。
【0007】つまり、図1に示す様に、従来は、車輪速
度VWが所定値KVを下回り且つ車輪加速度dVWが所定
値KGを下回る場合には、ホイールシリンダ圧を低減す
るための減圧出力を行なっていたが、本発明では、車輪
加速度dVWの変化状態(例えば車輪加速度dVWの微分
値ddVW)を加味して、減圧出力を行なうか否かの判
断を行なっている。
【0008】例えば、車輪加速度dVWの変化状態をそ
の微分値ddVWから判断して、微分値ddVWが所定値
KJを上回っており、車輪加速度dVWが増加している
状態P1であれば、減圧出力をしなくとも、既に車輪加
速度dVWは増加に転じており、それによって車輪速度
VWも増加に転じると予想されるので、その様な場合に
は、減圧出力する必要はないと判断する。一方、微分値
ddVWが所定値KJ以下で、車輪加速度ddVWが減少
している状態であれば、このままではロックに至る危険
性が高いので、減圧出力が必要と判断する。
【0009】これを車輪の運動方程式を用い、路面反力
TμとブレーキトルクTBとの関係から説明すると、 dVW=(Tμ−TB)/I ddVW=d(Tμ−TB)/I (Iは車輪の
慣性モーメント) であるから、 ・dVW<0で、ddVW>0ということは、Tμ<T
Bであるが、TμとTBの差は、徐々に小さくなっている
ことを示す。これは、保持出力している場合、TBは一
定であるから、Tμが上昇していることとなり、即ち、
これは、減圧出力してTBを低下させることと同等のこ
とであるから、減圧する必要がない。
【0010】・一方、dVW<0でddVW≦0という
ことは、Tμ<TBで、更に、TμとTBの差が一定ある
いは大きくなっていることを示す。この場合は、このま
ま保持出力していると、車輪はロックしてしまうため、
減圧する必要があるわけである。
【0011】つまり、本発明の様に、車輪加速度の変化
状態を減圧出力の条件判定に加味することによって、必
要な場合にのみ減圧出力を実行することができるという
顕著な効果を奏する。それによって、リザーバに導かれ
る消費液量を低減できるので、リザーバからブレーキ液
を抜くためのポンプを省略或はそのポンプを小型化する
ことができる。また、減圧出力の頻度を低減できるの
で、ポンプの作動音やブレーキペダルのキックバックを
低減することができる。
【0012】請求項2では、増減圧制御手段により、加
速度状態検出手段によって検出した車輪加速度の変化状
態が、正方向の所定値以上であれば、車輪制動力発生手
段にかかるブレーキ液圧の減圧調整を禁止する。つま
り、車輪加速度の変化状態が正方向で且つその値が大き
な場合とは、車輪加速度が大きな勾配における増加状態
(例えば図1の左側のグラフ参照)であり、その場合
は、減圧出力しなくとも、すぐに車輪加速度が回復し、
それによって車輪速度も回復すると考えられるので、そ
のような時には、減圧出力を禁止するものである。
【0013】請求項3の発明では、増減圧制御手段によ
り、加速度状態検出手段によって検出した車輪加速度の
変化状態に応じて、車輪制動力発生手段にかかるブレー
キ液圧の減圧勾配を可変制御する。例えば車輪速度、車
輪加速度及び車輪加速度の微分値が全て所定値より小さ
く、車輪回転状態の落込みの程度が大きな場合(例えば
図1の右側のグラフ参照)には、まず、ホイールシリン
ダ圧の減圧勾配を大きくして、ホイールシリンダ圧を大
きく低減し、そして、車輪加速度が所定値まで増加した
場合は、車輪回転状態が回復しているので(減圧の程度
は僅かで済むので)、ホイールシリンダ圧の減圧勾配を
小さくして、ホイールシリンダ圧の低減の程度を緩め
る。
【0014】請求項4の発明では、増減圧調整手段は、
車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を減圧制御す
る減圧出力とブレーキ液圧を保持する保持出力とを備え
ている。そして、加速度状態検出手段によって検出した
車輪加速度の変化状態に応じて、車輪制動力発生手段に
かかるブレーキ液圧の減圧勾配の決定を、減圧出力と保
持出力とを所定の実行比率に切り換えて行なう。
【0015】つまり、減圧出力とは、ホイールシリンダ
圧を減圧する出力であり、保持出力とは、ホイールシリ
ンダ圧を保持する出力であるので、この両出力の期間を
設定することにより、ホイールシリンダ圧の減圧勾配を
決めることができる。請求項5の発明では、増減圧調整
手段は、車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を減
圧制御する減圧出力と、ブレーキ液圧を保持する保持出
力とを、所定の実行比率に切り換えて行なう際に、減圧
出力から実行するか保持出力から実行するかも切り換え
る。
【0016】例えば減圧出力と保持出力の実行比率が異
なるモードに切り換える際には、減圧出力と保持出力の
どちらから開始するかも切り換える。これにより、ホイ
ールシリンダの減圧程度の微調節を行なうことができ
る。請求項6の発明では、増減圧調整手段は、スリップ
率算出手段によって算出したスリップ率と、加速度検出
手段によって検出した車輪加速度と、加速度状態検出手
段によって検出した車輪加速度の変化状態とに応じて、
車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧の減圧調整を
実行することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面に基
づき説明する。本実施例は、アンチスキッド制御時に、
車輪速度、車輪加速度及び車輪加速度の微分値に応じ
て、減圧出力の実行の判断及び減圧出力時の減圧勾配を
変更するものである。
【0018】まず、図2は本発明が適用された実施例の
アンチスキッド制御装置全体の構成を表わす概略構成図
である。なお、本実施例はフロントエンジン・フロント
ドライブ方式の四輪車に本発明を適用した例である。 a)図2に示す如く、車両の右前輪(FR)1,左後輪
(RL)2,右後輪(RR)3及び左前輪(FL)4の
各々には、各車輪1〜4の回転に応じたパルス信号(回
転速度信号)を発生する、電磁式、磁気抵抗式等の回転
速度センサ5,6,7,8が配設されている。また、各
車輪1〜4には、夫々、マスタシリンダ16からの液圧
を受けて各車輪1〜4に制動をかけるブレーキ装置1
1,12,13,14が配設され、これら各ブレーキ装
置11〜14には、マスタシリンダ16からの液圧が、
アクチュエータ21,22,23,24及び液圧管路を
介して送られる。更に、マスタシリンダ16から液圧を
発生させるブレーキペダル25には、その踏込状態を検
出して、制動時にはオン信号を、非制動時にはオフ信号
を出力するストップスイッチ26が設けられている。
【0019】なお、本実施例では、マスタシリンダ16
からの液圧を各車輪1〜4のアクチュエータ21〜24
に導く液圧管路が、右前輪1及び左後輪2用の液圧管路
と、右後輪3及び左前輪4用の液圧管路との2系統に分
離した、所謂X配管とされている。
【0020】次に、各アクチュエータ21〜24は、電
磁式の三位置弁から構成されている。このアクチュエー
タ21〜24は、非通電時には、例えばアクチュエータ
21に図示したA位置となって、マスタシリンダ16か
ら各車輪1〜4のブレーキ装置11〜14に至る液圧管
路を連通して、ブレーキ装置11〜14のブレーキ液圧
(所謂ホイールシリンダ圧であり、以下単にW/C圧と
もいう)をマスタシリンダ16からの液圧によって増圧
する。
【0021】また、通電時には、その電流レベルに応じ
て、例えばアクチュエータ21に図示したB位置又はC
位置に切り換えられる。そして、通電によりB位置とな
ったときには、液圧管路を遮断してブレーキ装置11〜
14のW/C圧を現在の状態に保持し、通電によりC位
置となったときには、ブレーキ装置11〜14のホイー
ルシリンダ内の液を前記2系統の液圧管路毎に設けられ
たリザーバ28a,28bへ逃して、各ブレーキ装置1
1〜14のW/C圧を減圧する。
【0022】次に、各アクチュエータ21〜24を、増
圧位置(A位置)、減圧位置(C位置)、保持位置(B
位置)の何れかに制御する電子制御装置40は、CP
U、ROM、RAM、入出力インターフェース等からな
るマイクロコンピュータから構成されており、図示しな
いイグニッションスイッチのオン時に電源供給を受けて
動作する。すなわち、電子制御装置40は、前記各車輪
の回転速度センサ5〜8及びストップスイッチ26から
の信号を受け、これら各信号に基づきアンチスキッド制
御のための演算処理を行ない、前記各アクチュエータ2
1〜24の弁位置を切り換える。
【0023】b)以下、この電子制御装置40にてアン
チスキッド制御のために実行される演算処理について、
図3〜図6に示すフローチャートに沿って説明する。 図3に示す如く、電子制御装置40が起動されると、
まずS100(S:ステップを表わす)にて、メモリク
リア、フラグリセット等の初期化処理を行ない、続くS
110にて、以降の演算処理を所定時間Ta(例えば5
msec)毎に実行するために、所定時間Taが経過したか
否かを判断することにより、所定時間Taが経過するの
を待つ。
【0024】そして、S110にて、所定時間Taが経
過したと判断すると、S120に移行して、前記各回転
速度センサ5〜8からの回転速度信号に基づき、各車輪
1〜4の回転速度(以下、車輪速度という)VWを算出
し、続くS130にて、その算出した車輪速度VWの微
分値である各車輪1〜4の回転加速度(以下、車輪加速
度という)dVWを演算する。更に、S135にて、そ
の算出した車輪加速度dVWの微分値(以下、車輪加速
度変化値という)ddVWを演算する。
【0025】次にS140では、S120で求めた各車
輪1〜4の車輪速度VWの内の例えば最大速度VWmaxに
基づき、車体速度VBを演算(推定)する。この処理
は、例えば、各車輪1〜4の車輪速度VWの内の最大速
度VWmaxが、前回求めた車体速度VB(n-1)に所定値を
加えた加速限界値Vαから、車体速度VB(n-1)から所
定値を減じた減速限界値Vβまでの範囲内にあるか否か
を判断し、最大速度VWmaxが加速限界値Vαから減速限
界値Vβまでの範囲内にあれば、最大速度VWmaxをその
まま車体速度VBとして設定し、最大速度VWmaxが加速
限界値Vαを越えていれば、この加速限界値Vαを車体
速度VBとして設定し、最大速度VWmaxが減速限界値V
βを下回っていれば、その減速限界値Vβを車体速度V
Bとして設定する、といった従来より周知の手順で実行
される。
【0026】こうしてS140にて車体速度VBが求め
られると、今度はS150に移行して、その車体速度V
Bの微分値である車体加速度dVBを演算し、続くS1
60では、S120にて算出した各車輪1〜4の車輪速
度VWと、S140にて算出した車体速度VBとに基づ
き、各車輪1〜4のスリップ率SWを算出する。
【0027】尚、この車体加速度dVBは、Gセンサ等
を用いて直接検出してもよい。また、Gセンサを用いて
車体加速度dVBを検出する場合には、この検出した車
体加速度dVBを積分することにより車体速度VBを求
めることもできる。また、スリップ率SWは、車体速度
VBと車輪速度VWとの偏差(VB−VW)を、車体速度
VBで除することにより求めることができる(SW=
(VB−VW)/VB)。
【0028】以上のように、各車輪1〜4のスリップ率
SWが算出されると、今度は、S170〜S200に
て、各車輪1〜4毎に、各アクチュエータ21〜24の
制御モードを、増圧モード、減圧モード、保持モード、
或はパルス増モードの何れに制御するかを設定する制御
モードの演算処理を実行する。
【0029】つまり、S170では右前輪(FR)1の
制御モードを、S180では左後輪(RL)2の制御モ
ードを、S190では右後輪(RR)3の制御モード
を、S200では左前輪(FL)4の制御モードを、夫
々設定する。 次に、前記S170〜S200にて実行される制御モ
ード演算処理を、図4にて説明する。
【0030】図4示す如く、制御モードの演算処理で
は、まずS310にて、対象となる車輪1,2,3又は
4に対して制御中モードが設定されており、既にアンチ
スキッド制御(液圧制御)を実行しているか否かを判断
する。そして、制御中モードが設定されていなければ、
S320にて、S160にて求めた当該車輪のスリップ
率SWが予め設定された目標スリップ率KS0(例えば
KS0=20%)を越えたか否かを判断し、スリップ率
SWが目標スリップ率KS0を越えていなければ、当該
車輪に対する液圧制御を実行する必要はないので、S3
30にて制御中モードをリセット状態とする。そして、
S340にて、当該車輪のアクチュエータを図2に示し
たA位置(増圧位置)に保持する増圧モードにセットし
て、即ち、図7に示す様な連続的に増圧を出力する増圧
モードにセットして、当該処理を終了する。
【0031】一方、S320にて、スリップ率SWが目
標スリップ率KS0を越えたと判断されると、より正確
に車輪の回転状態を把握するために、S350にて、車
輪加速度dVWが基準の車輪加速度KG0(例えばKS
0=−1.5G)を下回るか否かを判断する。そして、
下回る場合はS350に進み、そうでない場合は前記S
330以降の処理を行なう。
【0032】S360では、更に正確に車輪の回転状態
を把握するために、車輪加速度変化ddVWが基準の車
輪加速度変化値KJ0(例えばKJ0=0G/sec)以
下であるか否かを判断する。そして、以下である場合は
S370に進み、そうでない場合は前記S330以降の
処理を行なう。
【0033】S370では、制御中モードをセットし、
続くS380では、既に、スリップ率が20%より大き
く(S320)、車輪加速度dVWが−1.5Gよりも
小さく(S350)、車輪加速度変化値が0G/sec以
下であり(S360)、W/C圧が高すぎると判断され
ているので、ブレーキ装置のW/C圧を減圧させる減圧
モード、即ち、アクチュエータを図2に示したC位置
(減圧位置)とB位置(保持位置)とに交互に変化させ
るモードにセットする。
【0034】続くS390では、減圧の程度をどの程度
にするかを決定するために、減圧モード演算処理を行な
って、当該処理を終了する。ここで、減圧モード処理に
ついて説明する。この減圧モード処理とは、減圧パター
ンA又は減圧パターンBを選択するための処理であり、
図7に示す様に、減圧パターンAでは、減圧出力から開
始して減圧出力と保持出力とが交互に繰り返され、一
方、減圧パターンBでは、保持出力から開始して保持出
力と減圧出力とが交互に繰り返され、これによって、減
圧パターンAの方が減圧パターンBよりも減圧の程度が
大きく設定される。
【0035】従って、減圧モード処理では、図5に示す
様に、まず、S510にて、車輪加速度変化値ddVW
が基準の車輪加速度変化値KJ0(例えばKJ0=0G
/sec)以下か否かを判断する。ここで、下回る場合
は、車輪の回転状態の落込みの程度が大きいと見なし
て、減圧モードを減圧の程度が大きな減圧パターンAに
設定し、一方、下回らない場合は、車輪の回転状態が回
復途中であると見なして、減圧モードを減圧の程度が小
さな減圧パターンBに設定し、当該処理を終了する。
【0036】尚、前記S360の処理を経てこの減圧モ
ード処理に至る場合とは、車輪加速度変化値ddVWが
基準の車輪加速度変化値KJ0以下の場合であるので、
S510の判断にて、必ず減圧モードAが選択される。
これは、最初に減圧モードに入る場合とは、迅速な減圧
が要求される場合と考えられるからである。
【0037】図4に戻り、前記S310にて、既に、制
御中モードにセットされている場合には、S400に
て、スリップ率SWが基準のスリップ率KS1(例えば
KS1=15%)を上回るか否かを判断する。そして、
上回る場合は、S410にて、車輪加速度dVWが0G
を下回るか否か、即ち、車輪速度VWが回復途上ではな
いか否かを判断する。そして、回復途上である場合は、
減圧出力を行なう必要がないので、S450に移行し
て、アクチュエータを図2に示したB位置(保持位置)
に制御して、ブレーキ装置のW/C圧を保持させる保持
モードをセットし、即ち図7に示す様な連続的に保持を
出力する保持モードにセットし、当該処理を終了する。
【0038】一方、S410にて肯定判断されて、即ち
車輪速度VWが回復途上でない場合は、S420にて、
既に減圧モードにセットされているか否かを判断する。
そして、減圧モードにセットされている場合は、前記S
380を経て前記S390に進み、同様にして、現在の
車輪加速度変化値ddVWの値に応じて、減圧モードA
か減圧モードBかを選択して、W/C圧の減圧制御を実
行する。
【0039】また、減圧モードにセットされていない場
合は、S430にて、前記S350と同様に、より正確
に車輪の回転状態を把握するために、車輪加速度dVW
が基準の車輪減速度KG1(例えばKG1=−1.3
G)を下回るか否かを判断する。そして、下回る場合は
S440に進み、そうでない場合は前記S450の保持
モードのセットの処理を行なう。
【0040】S440では、前記S360と同様に、更
に正確に車輪の回転状態を把握するために、車輪加速度
変化ddVWが基準の車輪加速度変化値KJ1(例えば
KJ1=0G/sec)以下であるか否かを判断する。そ
して、以下である場合は前記S380を経て前記S39
0の処理に進み、そうでない場合は前記S450の処理
を行なう。尚、この場合、S380では、新たに減圧モ
ードがセットされ、続くS390では、既にS440に
て車輪減速度変化値ddVWが0G/sec以下であると判
断されているので、減圧モードAが選択されることにな
る。
【0041】一方、前記S400にて、スリップ率SW
が目標スリップ率KS1以下になっていると判断された
場合には、S460に移行して、アクチュエータを図2
に示したA位置(増圧位置)とB位置(保持位置)との
間を所定周期で交互に変化させて、ブレーキ装置のW/
C圧をその変化周期に応じた増圧パターンで除々に増圧
させるパルス増モードの制御を、所定回数(所定パター
ン)分実行したか否かを判断する。
【0042】そして、このS460にて、パルス増モー
ドの制御を所定パターン分実行したと判断すると、当該
車輪のスリップは完全に抑制され、液圧制御を終了して
ももはや車輪がスリップすることはないものとして、前
記S330に移行し、S330にて制御中モードをリセ
ットし、S340にて増圧モードをセットした後、当該
処理を終了する。
【0043】一方、S460にて、パルス増モードの制
御を所定パターン分実行していないと判断されると、S
470にて、当該車輪に対する制御モードとして、パル
ス増モードをセットし、当該処理を一旦終了する。尚、
上述した図7は、増圧モード,減圧モード,保持モード
及びパルス増モードの際のアクチュエータのソレノイド
に対する駆動出力を表わす。つまり、図7に示す如く、
本実施例では、制御モードとして増圧モードが設定され
ている場合には、ソレノイドへの通電を禁止してアクチ
ュエータを増圧位置に固定し、減圧モードが設定されて
いる場合には、減圧出力と保持出力とを交互に繰り返し
て、アクチュエータを減圧位置と保持位置とに交互に切
り換え、保持モードが設定されている場合には、ソレノ
イドに保持用の所定電流を連続通電して、アクチュエー
タを保持位置に固定し、パルス増モードが設定されてい
る場合には、ソレノイドに所定時間KHだけ保持用の所
定電流を流し、その後所定時間KUだけソレノイドへの
通電を停止する、というように、アクチュエータを保持
位置と増圧位置とに交互に切り換る。
【0044】次に、図6は、前記S100〜S200
の一連の処理により設定された各車輪1〜4の制御モー
ドに従い、各車輪1〜4のアクチュエータ21〜24を
夫々駆動し、各車輪1〜4のブレーキ装置11〜14の
W/C圧を各々制御するために、所定時間(例えば1m
sec)Tb毎のタイマ割込みによって実行される割込み
処理を表わす。
【0045】図6に示す如く、この割込み処理では、ま
ずS710にて、右前輪(FR)1の制御モードを読み
込み、この制御モードに従い、アクチュエータ21のソ
レノイドを図6に示した前述の駆動出力にて駆動し、ア
クチュエータ21をその制御モードに対応した弁位置に
制御する。なお、制御モードがパルス増モードであれ
ば、前記制御パターンに従い、アクチュエータ21を増
圧位置又は保持位置に制御するための増圧出力又は減圧
出力がなされる。
【0046】続くS720以降では、このS710と同
様にして、左後輪(RL)2のアクチュエータ22に対
する駆動出力(S720)、右後輪(RR)3のアクチ
ュエータ23に対する駆動出力(S730)、左前輪
(FL)4のアクチュエータ24に対する駆動出力(S
740)、を順次実行し、この割込み処理を終了する。
【0047】この結果、各車輪1〜4のアクチュエータ
21〜24は、増圧位置,減圧位置,保持位置のいずれ
かに制御され、各車輪1〜4のブレーキ装置11〜14
のW/C圧は、設定された制御モードに応じて、増圧,
減圧,保持,又は緩増圧(パルス増モード)されること
になる。
【0048】以上説明したように、本実施例では、図8
に示す様に、例えば時刻t1において、スリップ率SWが
基準値KS1より大きく(S400)、且つ車輪減速度
dVWが基準値KG1を下回り(S430)、且つ車輪
減速度ddVWが基準値KJ1を上回る場合(S44
0)には、保持モードにセットして、減圧出力を行なわ
ない。つまり、その様な場合とは、車輪加速度dVWが
増加に転じており、そのままのW/C圧でも車輪速度V
Wの回復が予想されるので、減圧出力を行なわないもの
である。それによって、リザーバ28a,28bに導か
れる消費液量を低減できるので、リザーバ28a,28
bからブレーキ液を抜くためのポンプがなくても、制御
可能時間を確保することができる。また、減圧出力の頻
度を低減できるので、ブレーキペダル25のキックバッ
クを低減することができる。
【0049】また、例えば時刻t3において、スリップ
率SWが基準値KS1より大きく(S400)、且つ車
輪減速度dVWが基準値KG1を下回り(S430)、
且つ車輪減速度ddVWが基準値KJ1以下の場合(S
440)には、減圧モードにセットし、大きな減圧であ
る減圧モードAにて、減圧出力を行なう。つまり、その
様な場合とは、車輪加速度dVWが低下している状態で
あるので、そのままのW/C圧では車輪速度VWは回復
し難いので、迅速に車輪速度VWの回復を図るために、
大きな減圧出力を行なうものである。これによって、迅
速に車輪速度VWが回復するので、ロックを防止すると
ともに、高い制動力を維持することができる。
【0050】更に、例えば時刻t4において、スリップ
率SWが基準値KS1より大きく(S400)、且つ車
輪減速度dVWが基準値KG1を下回り(S430)、
且つ車輪減速度ddVWが基準値KJ1以下の場合(S
440)には、減圧モードにセットし、緩やかな減圧で
ある減圧モードBにて、減圧出力を行なう。つまり、そ
の様な場合とは、車輪加速度dVWが回復に転じる状態
であるので、消費液量を抑制しつつ十分な速度で車輪速
度VWの回復を図るために、緩やかな減圧出力を行なう
ものである。これによって、やや緩やかに車輪速度VW
が回復するので、消費液量を抑制しつつ、高い制動力を
維持することができる。
【0051】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこうした実施例に限定されることはなく、
種々の態様をとることができる。例えば、前記実施例で
は、リザーバに排出されたブレーキ液をマスタシリンダ
側に戻すモータポンプを有しないシステムについて説明
したが、例えば図9に示す如く、リザーバ28a,28
b側の液圧管路とマスタシリンダ16側の液圧管路との
間に、電動モータの駆動によってリザーバ28a,28
b側の液をマスタシリンダ16側に汲上げるモータポン
プ27a,27bを備えたシステムにも適用できる。
【0052】この場合には、モータポンプ27a,27
bの能力が小さくても、リザーバ28a,28bに流入
するブレーキ液量が少なくなるため、リザーバ28a,
28b内のブレーキ液を十分汲み出すことが可能とな
り、従来と同等の制御が可能となる(即ち制御可能時間
は無限大となる)。また、この場合には、減圧出力の頻
度が低減するので、モータポンプ27a,27bの作動
音を低減することができる。
【0053】更に、電磁弁として3位置弁を使用する代
わりに、2位置弁を用いても、前記と同様な機能を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アンチスキッド制御中にスリップが発生した
場合の制御動作を説明するタイムチャートである。
【図2】 実施例のアンチスキッド制御装置全体の構成
を表わす概略構成図である。
【図3】 メインルーチンの処理内容を表わすフローチ
ャートである。
【図4】 各車輪に対して各々実行される制御モード演
算処理を表わすフローチャートである。
【図5】 各車輪に対して各々実行される減圧モード演
算処理を表わすフローチャートである。
【図6】 所定時間毎のタイマ割込みにて実行されるタ
イマ割込み処理を表わすフローチャートである。
【図7】 制御モードと液圧制御のためのアクチュエー
タのソレノイドに対する駆動出力との関係を説明する説
明図である。
【図8】 実施例の制御及びそれによる動作を示すタイ
ムチャートである。
【図9】 アンチスキッド制御装置の他の構成例を表わ
す概略構成図である。
【符号の説明】
1〜4…車輪(1…右前輪,2…左後輪,3…右後輪,
4…左前輪) 5〜8…回転速度センサ 11〜14…ブレーキ装置 16…マスタシリンダ 21〜24…アクチュエータ(三位置弁) 25…ブレーキペダル 27a,27b…モータポンプ 28a,28b…リザーバ 40…電子制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両制動時に、車輪のスリップ状態を最
    適化するべく、車輪に制動力を発生させる車輪制動力発
    生手段にかかるブレーキ液圧の増減圧調整を実行する増
    減圧調整手段を備えるアンチスキッド制御装置におい
    て、 前記増減圧調整手段は、 前記車輪における車輪加速度の変化状態を検出する加速
    度状態検出手段を備え、 該加速度状態検出手段によって検出した車輪加速度の変
    化状態に応じて、前記車輪制動力発生手段にかかるブレ
    ーキ液圧の減圧調整を実行することを特徴とするアンチ
    スキッド制御装置。
  2. 【請求項2】 増減圧制御手段は、 前記加速度状態検出手段によって検出した車輪加速度の
    変化状態が、正方向の所定値以上であれば、前記車輪制
    動力発生手段にかかるブレーキ液圧の減圧調整を禁止す
    ることを特徴とする前記請求項1記載のアンチスキッド
    制御装置。
  3. 【請求項3】 増減圧制御手段は、 前記加速度状態検出手段によって検出した車輪加速度の
    変化状態に応じて、前記車輪制動力発生手段にかかるブ
    レーキ液圧の減圧勾配を可変制御することを特徴とする
    前記請求項1記載のアンチスキッド制御装置。
  4. 【請求項4】 前記増減圧調整手段は、 前記車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を減圧制
    御する減圧出力と、前記ブレーキ液圧を保持する保持出
    力とを備え、 前記加速度状態検出手段によって検出した車輪加速度の
    変化状態に応じて、前記車輪制動力発生手段にかかるブ
    レーキ液圧の減圧勾配の決定を、前記減圧出力と前記保
    持出力とを所定の実行比率に切り換えて行なうことを特
    徴とする前記請求項3記載のアンチスキッド制御装置。
  5. 【請求項5】 前記増減圧調整手段は、 前記車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を減圧制
    御する減圧出力と、前記ブレーキ液圧を保持する保持出
    力とを、所定の実行比率に切り換えて行なう際に、前記
    減圧出力から実行するか前記保持出力から実行するかも
    切り換えることを特徴とする前記請求項4記載のアンチ
    スキッド制御装置。
  6. 【請求項6】 前記増減圧調整手段は、 前記車輪におけるスリップ率を算出するスリップ率算出
    手段と、 前記車輪における車輪加速度を検出する加速度検出手段
    と、 前記車輪における車輪加速度の変化状態を検出する加速
    度状態検出手段と、 を備え、 前記スリップ率算出手段によって算出したスリップ率
    と、前記加速度検出手段によって検出した車輪加速度
    と、前記加速度状態検出手段によって検出した車輪加速
    度の変化状態とに応じて、前記車輪制動力発生手段にか
    かるブレーキ液圧の減圧調整を実行することを特徴とす
    る前記請求項1〜5のいずれか記載のアンチスキッド制
    御装置。
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