JP2001260838A - 車両の制動力配分制御方法 - Google Patents

車両の制動力配分制御方法

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JP2001260838A JP2000074464A JP2000074464A JP2001260838A JP 2001260838 A JP2001260838 A JP 2001260838A JP 2000074464 A JP2000074464 A JP 2000074464A JP 2000074464 A JP2000074464 A JP 2000074464A JP 2001260838 A JP2001260838 A JP 2001260838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ペダルフィーリングを向上することができ、よ
り制動効率と車両安定性を保つことができる車両の制動
力配分制御方法を提供する。 【解決手段】EBD制御中において、マスタシリンダ液
圧Pmcの上昇量ΔPmcが所定差圧ΔP以下である場
合には、後輪RR,RLのホイールシリンダ12c,1
2dにかかる液圧Pwc(kj)に対するパルス増圧をやめ
て一定にする保持基調にする。また、マスタシリンダ液
圧Pmcの上昇量ΔPmcが所定差圧ΔP以下でない場
合には、後輪のホイールシリンダにかかる液圧Pwc
(kj)に対するパルス増圧の増圧時間TAをマスタシリン
ダ液圧Pmc(n)の関数として演算し、該増圧時間TA
にて後輪のホイールシリンダにかかる液圧Pwc(kj)
対してパルス増圧出力処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の制動力配分
制御方法に係り、詳しくは制動力配分制御(EBD制
御)を好適に行うことができる車両の制動力配分制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アンチスキッド制御装置を利用し
て、前後の車輪速度差をなくすように前輪と後輪の制動
力配分制御(EBD制御)を行い、理想的な制動力配分
を達成するようにした制動力配分制御(EBD制御)技
術が提案されている。一般に、この種の制動力配分制御
(EBD制御)は、後輪が先にロックすることにより車
両不安定になるのを防止するために高減速時には後輪の
制動力の増大を抑制するようになっている。この制動力
の抑制は、後輪に制動力を付与するホイールシリンダへ
のブレーキ液の供給を、マスタシリンダとホイールシリ
ンダとの間に設けた液圧制御装置にて制限することによ
って行われる。
【0003】図8は車輪の制動力配分線図である。図8
において、破線で示す曲線は車両の理想的な制動力配分
線を示す。つまり、この理想的な制動力配分線に基づい
て前後輪の制動力を配分制御すれば、理想的な制動力が
得られより制動効率が高められるとともに、車両安定性
を保つことができる。
【0004】しかしながら、実際の制動力配分線は、液
圧制御装置の性能上、図8に実線で示すように線形とな
る。その結果、実際の制動力配分線と理想的な制動力配
分線とが交差するクロス点Kが存在し、そのクロス点K
の左側範囲においては、同じ大きさの前輪制動力Mf
(1)に対して実際の後輪制動力Mr(j1)が理想の後輪制
動力Mr(r1)より小さくなっている。すなわち、クロス
点Kの左側範囲においては、Mr(j1)<Mr(r1)とな
る。
【0005】反対に、クロス点Kの右側範囲において
は、同じ大きさの前輪制動力Mf(2)に対して実際の後
輪制動力Mr(j2)が理想の後輪制動力Mr(r2)より大き
くなっている。すなわち、クロス点Kの右側範囲におい
ては、Mr(j2)>Mr(r2)となる。
【0006】特に、クロス点Kの右側範囲において、実
際の後輪制動力Mr(j2)が理想の後輪制動力Mr(r2)
り大きくなると、車両安定性を図る上で好ましくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、そのクロス点
Kの右側範囲における実際の後輪制動力Mr(j2)を理想
の後輪制動力Mr(r2)に近づくように、前輪の制動力M
(2)の変動に応じて後輪の制動力Mr(j2)を変更させ
ている。つまり、液圧発生装置から供給されるブレーキ
液に発生する液圧変動に応じて後輪のホイールシリンダ
にかかるブレーキ液圧を変更させるようにしている。し
かも、液圧発生装置から供給されるブレーキ液に発生す
る液圧の変動が僅かであっても、後輪のホイールシリン
ダにかかるブレーキ液圧を変更するように制御している
ため、後輪のホイールシリンダにかかるブレーキ液圧に
対する増圧、保持又は減圧の制御が頻繁に行われ、電磁
弁等の頻繁な作動による作動音及びペダル振動等の不都
合が発生する問題点があった。
【0008】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、ペダルフィーリングを
向上することができ、より制動効率と車両安定性を保つ
ことができる車両の制動力配分制御方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、車両の制動時に、前輪
に対すると後輪の微小スリップの発生に基づいて各前後
輪に対して設けたホイールシリンダへのブレーキ液の供
給を液圧制御装置を介して前輪の制動力と後輪の制動力
とを配分調整してその後輪の制動力の増大を抑制するよ
うにした車両の制動力配分制御方法において、液圧発生
装置の発生液圧の予め定めた時間あたりの変動が予め定
めた所定値未満の時には、後輪のホイールシリンダにか
かるブレーキ液圧を一定に保持するようにしたことを要
旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両の制動力配分制御方法において、前記液圧発生装
置の発生液圧の予め定めた時間あたりの変動が予め定め
た所定値以上に上昇方向に変動したときには、後輪のホ
イールシリンダにかかるブレーキ液圧を増圧するととも
に、その増圧時間をその時の液圧発生装置の発生液圧に
基づいて設定したことを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の車両の制動力配分制御方法において、前記液圧
発生装置の発生液圧が予め定めたしきい値以上になった
とき、後輪のホイールシリンダにかかるブレーキ液圧を
一定に保持するようにしたことを要旨とする。
【0012】(作用)請求項1に記載の発明の構成によ
れば、液圧発生装置の発生液圧の予め定めた時間あたり
の変動が予め定めた所定値未満の時には、後輪のホイー
ルシリンダにかかるブレーキ液圧を一定に保持するよう
にした。従って、制動力配分制御中において、液圧発生
装置の発生液圧の微小な変動に応じて後輪のホイールシ
リンダにかかるブレーキ液圧に対する増圧、保持又は減
圧の制御が頻繁に切り換えることを防止できる。その結
果、電磁弁等の頻繁な作動による作動音及びペダル振動
等の発生を防止することができ、制動力配分制御のペダ
ルフィーリングを向上することができる。
【0013】請求項2に記載の発明の構成によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、液圧発生装置の発
生液圧の予め定めた時間あたりの変動が予め定めた所定
値以上に上昇方向に変動したときには、後輪のホイール
シリンダにかかるブレーキ液圧を増圧するとともに、そ
の増圧時間をその時の液圧発生装置の発生液圧に基づい
て設定した。従って、前輪の制動力の上昇量(つまり液
圧発生装置の発生液圧の上昇量)に基づいて後輪のホイ
ールシリンダにかかるブレーキ液圧に対するパルス増圧
の増圧時間と比例する後輪の制動力の上昇量を最適に制
限することができる。その結果、より制動効率と車両安
定性を保つことができる。
【0014】請求項3に記載の発明の構成によれば、請
求項1及び2に記載の発明の作用に加えて、液圧発生装
置の発生液圧が予め定めたしきい値以上になったとき、
後輪のホイールシリンダにかかるブレーキ液圧を一定に
保持するようにした。従って、後輪のホイールシリンダ
にかかるブレーキ液圧に対する余分の増圧を防止するこ
とができる。その結果、制動力配分制御のペダルフィー
リングを向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したブレー
キ液圧制御装置の一実施形態を図面に従って説明する。
【0016】図1は本実施形態のブレーキ液圧制御装置
の回路説明図である。図1に示すように、ブレーキ液圧
制御装置10は、マスタシリンダ11a及びブースタ1
1bから構成された液圧発生装置11と、各車輪(右前
輪FR、左前輪FL、右後輪RR及び左後輪RL)にそ
れぞれ配設されたホイールシリンダ12a〜12dと、
前記液圧発生装置11とホイールシリンダ12a〜12
d間に液圧路を介して接続された液圧制御装置としての
アクチュエータ13と、該アクチュエータ13を制御す
る電子制御装置14とを備えている。
【0017】前記液圧発生装置11は、ブレーキスイッ
チ15を設けたブレーキペダル16により駆動されてい
る。液圧発生装置11は、ブレーキペダル16が踏まれ
ることによって動作し液圧路に液圧を発生するようにな
っている。
【0018】前記アクチュエータ13は、図1に示すよ
うに、マスタシリンダ11aの一方の出力ポートとホイ
ールシリンダ12a,12dの各々とを接続する液圧路
に電磁弁17a〜17dが配設され、これらの電磁弁1
7a〜17dとマスタシリンダ11aとの間にポンプ1
8が配設されている。同様に、マスタシリンダ11aの
他方の出力ポートとホイールシリンダ12b,12cの
各々とを接続する液圧路に電磁弁17e〜17hが配設
され、これらの電磁弁17e〜17hとマスタシリンダ
11aとの間にポンプ19が配設されている。前記ポン
プ18,19は、電動モータ20によって駆動され、上
記の液圧路に所定の圧力に昇圧されたブレーキ液圧を供
給するようになっている。
【0019】前記電磁弁17a,17cは、常開型の電
磁弁であり、その排出側液圧路がそれぞれ右前輪FRの
ホイールシリンダ12aと左後輪RLのホイールシリン
ダ12dに接続されている。また、前記電磁弁17e,
17gは、常開型の電磁弁であり、その排出側液圧路が
それぞれ左前輪FLのホイールシリンダ12bと右後輪
RRのホイールシリンダ12cに接続されている。
【0020】前記電磁弁17b,17dは、常閉型の電
磁弁であり、その排出側液圧路がリザーバ21を介して
前記ポンプ18に接続されている。同様に、前記電磁弁
17f,17hは、常閉型の電磁弁であり、その排出側
液圧路がリザーバ22を介して前記ポンプ19に接続さ
れている。前記リザーバ21,22は、各々ピストンと
スプリングとを備え、前記電磁弁17b,17d,17
f,17hから排出側液圧路を介して環流されるブレー
キ液を収容するとともに、ポンプ18,19の作動時に
ブレーキ液を供給する。
【0021】前記電磁弁17a〜17hは、2ポート2
位置電磁弁であり、ソレノイド非通電時(以下、オフと
称する)において、各ホイールシリンダ12a〜12d
を前記液圧発生装置11及びポンプ18,19と連通さ
せるようになっている。
【0022】また、前記電磁弁17a〜17hは、ソレ
ノイド通電時(以下、オンと称する)において、各ホイ
ールシリンダ12a〜12dを前記液圧発生装置11及
びポンプ18,19と遮断させるとともに、前記リザー
バ21,22と連通させるようになっている。なお、図
1に示すように、液圧路には複数の逆止弁Bが設けら
れ、それらの逆止弁Bはホイールシリンダ12a〜12
d及びリザーバ21,22側から液圧発生装置11側へ
のブレーキ液の流通のみを許容するようになっている。
【0023】そして、電磁弁17a〜17hのソレノイ
ドを前記電子制御装置14にてオン、オフすることによ
ってホイールシリンダ12a〜12dのブレーキ液圧を
増圧、保持、減圧の状態にすることが可能となる。すな
わち、電磁弁17a〜17hのソレノイドがオフされた
ときには、ホイールシリンダ12a〜12dに液圧発生
装置11及びポンプ18,19からブレーキ液圧が供給
されて増圧される。一方、電磁弁17a〜17hのソレ
ノイドがオンされたときには、ホイールシリンダ12a
〜12dがリザーバ21,22に連通されて減圧され
る。また、電磁弁17a,17c,17e,17gのソ
レノイドがオフされ、電磁弁17b,17d,17f,
17hのソレノイドがオンされたときには、ブレーキ液
圧が保持される。従って、各電磁弁17a〜17hのソ
レノイドへの通電時間を電子制御装置14にて調整する
ことにより、増圧と保持を組み合わせたパルス増圧や、
減圧と保持を組み合わせたパルス減圧を行うことがで
き、緩やかにブレーキ液圧を増圧又は減圧するように制
御することも可能となる。
【0024】また、選択的に電磁弁17c,17gのソ
レノイドを前記電子制御装置14にてオン、オフするこ
とによってホイールシリンダ12a〜12dのブレーキ
液圧をそれぞれ配分調整すること(つまりEBD制御)
が可能となる。すなわち、電磁弁17a,17eのソレ
ノイドがオフされたままで電磁弁17c,17gのソレ
ノイドがオンされる(本実施形態では、これをEBD制
御開始とする)ときには、後輪RL,RRのホイールシ
リンダ12c,12dは液圧発生装置11及びポンプ1
8,19と遮断される。このとき、後輪RL,RRのホ
イールシリンダ12c,12dにかかるブレーキ液圧
は、前輪FR,FLのホイールシリンダ12a,12b
が液圧発生装置11及びポンプ18,19により増圧又
はリザーバ21,22により減圧されるかどうかに関係
なく、所定値に保持される。また、この状態から電磁弁
17d,17hのソレノイドを前記電子制御装置14に
てオンすることによって後輪RL,RRのホイールシリ
ンダ12c,12dにかかるブレーキ液圧はリザーバ2
1,22により減圧することが可能となる。
【0025】一方、電磁弁17c,17gのソレノイド
がオフされたときには、後輪RL,RRのホイールシリ
ンダ12c,12dは液圧発生装置11及びポンプ1
8,19と導通される。このとき、後輪RL,RRのホ
イールシリンダ12c,12dは液圧発生装置11のマ
スタシリンダ11aからのブレーキ液圧によりそのまま
作用される又はポンプ18,19からのブレーキ液圧に
より増圧される。
【0026】前記電子制御装置14は、図2に示すよう
に、バスを介して相互に接続されたCPU23、ROM
24、RAM25、タイマ(TMR)26、入力ポート
27及び出力ポート28からなるマイクロコンピュータ
29を備えている。前記入力ポート27は、増幅回路3
0a〜30gを介して、各車輪FR,FL,RR,RL
に設けられた車輪速度センサ31a〜31dと、前記ブ
レーキスイッチ15及びマスタシリンダ11a側の液圧
路に設けられた液圧検出センサ32,33と接続されて
いる(図1に参照)。一方、前記出力ポート28は、駆
動回路34aを介して前記電動モータ20と接続され
(図1に参照)、駆動回路34b〜34iを介して前記
電磁弁17a〜17hと接続されている。また、前記R
OM24は、アンチスキッド制御(以下、ABS制御と
いう)及び制動力配分制御(以下、EBD制御という)
のプログラムを記憶し、CPU23は、図示しないイグ
ニッションスイッチがオンになったときにプログラムを
実行し、RAM25は、プログラムの実行に必要な変数
データを一時的に記憶するようになっている。そして、
本実施形態では、電子制御装置14は、前記車輪速度セ
ンサ31a〜31dと、ブレーキスイッチ15及び液圧
検出センサ32,33からの出力信号に基づいて前記電
動モータ20と電磁弁17a〜17hを制御している。
【0027】なお、本実施形態では、車両のエンジンが
かけられる(つまりイグニッションスイッチがオンされ
る)と、電子制御装置14のCPU23は、プログラム
を実行し、以下のような処理がエンジンが停止される
(つまりイグニッションスイッチがオフされる)まで繰
り返し行うようになっている。図3はその処理のフロー
チャートである。
【0028】図3に示すように、イグニッションスイッ
チがオンされるとき処理がスタートされる。そして、ま
ず最初にステップ101でマイクロコンピュータ29が
初期化され、各種の演算値、制御の基準車速となる推定
車体速度Vso、車輪速度Vw及び車輪加速度DVw等
の初期設定が行われる。
【0029】次に、ステップ102においては、車輪速
度センサ31a〜31dからの出力信号により各車輪F
R,FL,RR,RLの車輪速度Vwを演算しその演算
値を前記RAM25に記憶させる。続いてステップ10
3においては、ステップ102で演算された各車輪F
R,FL,RR,RLの車輪速度Vwの演算値に基づい
て各車輪FR,FL,RR,RLの車輪加速度DVwを
演算しその演算値をRAM25に記憶させる。
【0030】次のステップ104では、EBD制御中か
どうかを判断し、制御中の場合には後述するステップ1
06へジャンプし、制御中でない(制御前)場合にはス
テップ105に進む。ステップ105では、各車輪F
R,FL,RR,RLに対してEBD制御を開始させる
(つまりEBD制御の開始条件が成立する)かどうかを
判断する。EBD制御の開始条件が成立する場合には、
ステップ106へ進む。EBD制御の開始条件が成立し
ない場合には、ステップ112へジャンプする。なお、
車両の発進段階又は正常走行中においてブレーキペダル
が踏まれていないときにステップ104及びステップ1
05の条件が揃えていないため、前記の処理はステップ
104及びステップ105からステップ106へ進まず
ステップ112へジャンプする。
【0031】ステップ112では、4つの車輪に対して
同じ処理を完了したかどうかを判断する。なお、ここで
言う処理は、4つの車輪に対する車輪速度Vw及び車輪
加速度DVwの演算処理である。そして、すべての車輪
FL,FR,RL,RRに対する処理が完了していない
場合には、ステップ102に戻って処理しなかった車輪
に対して同じ処理を繰り返す。また、すべての車輪F
L,FR,RL,RRに対する処理が完了した場合に
は、ステップ113で前記液圧検出センサ32,33に
てマスタシリンダ11aの発生液圧(以下、マスタシリ
ンダ液圧という)Pmcを検出し、その検出値Pmc
(n)を前回目(第n−1回目演算処理サイクル)の検出
値Pmc(n-1)とともにRAM25に記憶させ、前回目
以前(第n−2回目演算処理サイクル)の検出値Pmc
(n-2)をRAM25から削除させる。
【0032】次に、ステップ114で推定車体速度Vs
oを演算する。その後、1演算処理サイクルが終了し再
びステップ102に戻って次の演算処理サイクルを開始
する。なお、本実施形態では、1演算処理サイクルを6
msにしている。
【0033】やがて、車両の正常走行中においてブレー
キペダルが踏まれ、例えば第n+1回目の演算処理サイ
クルにおけるステップ105では、EBD制御の開始条
件が成立したと判断されると、ステップ106へ進む。
【0034】ステップ106において、前記車輪加速度
DVwが所定のしきい値以上であるかどうか、車輪速度
Vwと推定車体速度Vsoとに基づいて求められるスリ
ップ率が所定のしきい値以上であるかどうかによって車
輪毎に各ホイールシリンダ12a〜12dに対する制御
モードの選択を行う。つまり、その時の各車輪FL,F
R,RL,RRの車輪加速度DVw及び車輪速度Vwに
よって、個々車輪FL,FR,RL,RRのホイールシ
リンダ12a〜12dに対して減圧、パルス増圧又は保
持の出力処理の行う。
【0035】例えば、右前輪FRの車輪加速度DVw及
び車輪速度Vwによって右前輪FRの制御モードが減圧
モードに選択された場合、その後の制御処理が右前輪F
Rのホイールシリンダ12aに対して減圧出力させるよ
うに行う。同様に、右後輪RRの車輪加速度DVw及び
車輪速度Vwによって右後輪RRの制御モードがパルス
増圧モードに選択された場合、その後の制御処理が右後
輪RRのホイールシリンダ12cに対してパルス増圧出
力させるように行う。
【0036】そして、ステップ107において、ステッ
プ106で車輪毎に選択された制御モードが減圧モード
であるかどうかについて判断し、選択された制御モード
が減圧モードである場合には、ステップ108で減圧出
力処理を行う。また、減圧モードでない場合には、ステ
ップ109で制御モードがパルス増圧モードであるかど
うかを判断し、パルス増圧モードである場合には、ステ
ップ110においてパルス増圧出力処理を行い、パルス
増圧モードでない場合には、制御モードが保持モードで
あるとしてステップ111でパルス保持出力処理を行
う。
【0037】なお、本実施形態では、第n+1回目の演
算処理サイクルにおけるステップ106で後輪RL,R
Rに対する制御モードがパルス増圧モードに設定される
と、ステップ110での処理は、図4に示すフローチャ
ートに従って行われる。つまり、前輪FL,FRに対す
る制御モードが増圧モードの場合には公知の方法で増圧
処理が実行されるが、後輪RL,RRの制御モードが増
圧モードの場合には前輪FL,FRの場合とは相違する
図4に示す増圧処理が実行されることになる。
【0038】図4に示すように、ステップ201では、
その時(つまり前回目(第n回目演算処理サイクル)の
マスタシリンダ液圧Pmc(n)が所定しきい値Pmc(s)
以上であるかどうか判断する。尚、前記所定しきい値P
mc(s)は、ABS制御介入領域付近のマスタシリンダ
液圧の値(例えば8Mpa)に予め設定されている。
【0039】そして、マスタシリンダ液圧Pmc(n)
所定しきい値Pmc(s)以上である場合には、ステップ
206へジャンプする。ステップ206では、後輪RL
(又は後輪RR)のホイールシリンダ12d(又はホイ
ールシリンダ12c)にかかる液圧Pwc(kj)に対する
パルス増圧を保持基調にする(つまり、ステップ111
と相当する保持出力処理を行う)。図5にその時のマス
タシリンダ液圧Pmcと後輪RL(又は後輪RR)のホ
イールシリンダ12d(又はホイールシリンダ12c)
にかかる液圧Pwc(kj)の関係を示す。つまり、時刻t
sを過ぎると、マスタシリンダ液圧Pmc(n)が所定し
きい値Pmc(s)以上となり、後輪RL(又は後輪R
R)のホイールシリンダ12d(又はホイールシリンダ
12c)にかかる液圧Pwc(kj)を一定にする保持出力
処理するようになる。
【0040】また、ステップ201でマスタシリンダ液
圧Pmc(n)が所定しきい値Pmc( s)以上でないと判断
された場合には、ステップ202へ進む。そして、ステ
ップ202では、RAM25に記憶された前回(第n回
目演算処理サイクル)のマスタシリンダ液圧Pmc(n)
と前々回(第n−1回目演算処理サイクル)のマスタシ
リンダ液圧Pmc(n-1)との差圧つまりマスタシリンダ
液圧Pmcの変動量としての上昇量ΔPmcを演算す
る。すなわち、ΔPmc=Pmc(n)−Pmc(n- 1)とな
る。そして、ステップ203では、そのマスタシリンダ
液圧Pmcの上昇量ΔPmcは所定差圧ΔP以下である
かどうか判断する。マスタシリンダ液圧Pmcの上昇量
ΔPmcは所定差圧ΔP以下でない場合には、ステップ
204へ進む。尚、前記所定差圧ΔPは、「0」に近い
液圧値例えば0.5Mpaに予め設定されている。
【0041】ステップ204では、後輪RL(又は後輪
RR)のホイールシリンダ12d(又はホイールシリン
ダ12c)にかかる液圧Pwc(kj)に対するパルス増圧
の増圧時間TAを演算する。本実施形態では、前記増圧
時間TAはマスタシリンダ液圧Pmc(n)の関数として
マイクロコンピュータ29内にマップで与えられてい
る。その増圧時間TAとマスタシリンダ液圧Pmc(n)
の関係を図6に示している。次に、ステップ205で
は、前記増圧時間TAにて後輪RL(又は後輪RR)の
ホイールシリンダ12d(又はホイールシリンダ12
c)にかかる液圧Pwc(kj)に対してパルス増圧出力処
理を行う。
【0042】また、ステップ203でマスタシリンダ液
圧Pmcの上昇量ΔPmcは所定差圧ΔP以下である場
合には、ステップ206へジャンプする。ステップ20
6では、後輪RL(又は後輪RR)のホイールシリンダ
12d(又はホイールシリンダ12c)にかかる液圧P
wc(kj)に対するパルス増圧を保持基調にする。図7は
この時のマスタシリンダ液圧Pmcと後輪RL(又は後
輪RR)のホイールシリンダ12d(又はホイールシリ
ンダ12c)にかかる液圧Pwc(kj)の関係を示す。つ
まり、図7に示すように、例えば、時刻tn−1(第n
−1回目演算処理サイクル)のマスタシリンダ液圧Pm
(n-1)が一定となることを時刻tn(第n回目演算処
理サイクル)の液圧Pmc(n)で判断する(つまり、P
mc(n)−Pmc(n-1)=0<ΔP)と、時刻tnから後
輪RL(又は後輪RR)のホイールシリンダ12d(又
はホイールシリンダ12c)にかかる液圧Pwc(kj)
一定にする保持出力処理するようになる。
【0043】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、EBD制御中において、マスタ
シリンダ液圧Pmcの上昇量ΔPmc(=Pmc(n)
Pmc(n-1))が所定差圧ΔP以下である場合には、後
輪RL(又は後輪RR)のホイールシリンダ12d(又
はホイールシリンダ12c)にかかる液圧Pwc(kj)
対するパルス増圧をやめて一定にする保持基調にするよ
うにした。
【0044】従って、マスタシリンダ液圧Pmcの微小
な変動に応じて後輪RL(又は後輪RR)のホイールシ
リンダ12d(又はホイールシリンダ12c)にかかる
液圧Pwc(kj)に対する増圧、保持又は減圧の制御が頻
繁に切り換えることを防止できる。その結果、電磁弁等
の頻繁な作動による作動音及びペダル振動等の発生を防
止することができ、制動力配分制御のペダルフィーリン
グを向上することができる。
【0045】(2)本実施形態では、EBD制御中にお
いて、マスタシリンダ液圧Pmcの上昇量ΔPmcが所
定差圧ΔP以下でない場合には、後輪RL(又は後輪R
R)のホイールシリンダ12d(又はホイールシリンダ
12c)にかかる液圧Pwc (kj)に対するパルス増圧の
増圧時間TAをマスタシリンダ液圧Pmc(n)の関数と
して演算し、該増圧時間TAにて後輪RL(又は後輪R
R)のホイールシリンダ12d(又はホイールシリンダ
12c)にかかる液圧Pwc(kj)に対してパルス増圧出
力処理を行う。
【0046】従って、マスタシリンダ液圧Pmcの上昇
量ΔPmcつまり前輪FL,FRの制動力の上昇量が大
きい場合、後輪RL(又は後輪RR)のホイールシリン
ダ12d(又はホイールシリンダ12c)にかかる液圧
Pwc(kj)を増圧することができる。この時ホイールシ
リンダ液圧Pwc(kj)の増圧時間TAがその時のマスタ
シリンダ液圧液圧Pmcに基づいて補正されるため、後
輪RL,RRの制動力の上昇量を最適に制限することが
できる。その結果、より制動効率と車両安定性を保つこ
とができる。
【0047】(3)本実施形態では、マスタシリンダ液
圧Pmc(n)が所定しきい値Pmc( s)以上である場合に
は、後輪RL(又は後輪RR)のホイールシリンダ12
d(又はホイールシリンダ12c)にかかる液圧Pwc
(kj)に対するパルス増圧をやめて一定にする保持基調に
した。
【0048】従って、後輪RL(又は後輪RR)のホイ
ールシリンダ12d(又はホイールシリンダ12c)に
かかる液圧Pwc(kj)に対する余分の増圧を防止するこ
とができる。その結果、制動力配分制御のペダルフィー
リングを向上することができる。
【0049】なお、本発明の実施の形態は上記実施形態
に限定されるものではなく、次のように変更してもよ
い。 ○上記実施形態では、マスタシリンダ液圧Pmcは液圧
検出センサ32,33にて検出されるようにしたが、マ
スタシリンダ液圧Pmcを車両の加速度センサ、ブレー
キペダル16のストロークセンサ又はブレーキペダル1
6の踏力センサにより検出された検出値や推定車体減速
度(DVso)からマスタシリンダ液圧Pmcを求める
ようにしてもよい。この場合、上記実施形態の(1)〜
(3)の効果と同様な効果を得ることができる。
【0050】○図4に示すステップ201を省略して実
施してもよい。つまり、図3に示すように、第n+1回
目の演算処理サイクルにおけるステップ106で後輪R
L,RRに対する制御モードがパルス増圧モードに設定
されると、ステップ109に進む。図4に示すように、
ステップ109から直接ステップ202に進む。この場
合、上記実施形態の(1)及び(2)の効果と同様な効
果を得ることができる。
【0051】次に、以上の実施形態及び別例から把握す
ることができる請求項以外の技術的思想を、その効果と
ともに以下に記載する。 (イ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両の制動
力配分制御方法において、前記液圧発生装置の発生液圧
は、同液圧発生装置の出力ポートと液圧制御装置との間
の液圧路に設けた液圧検出センサに基づいて検出するこ
とを特徴とする車両の制動力配分制御方法。
【0052】従って、制動力配分制御のペダルフィーリ
ングを向上することができる。 (ロ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両の制動
力配分制御方法において、前記液圧発生装置の発生液圧
は、同液圧発生装置を作動させるブレーキペダルの踏力
センサ又はストロークセンサの検出信号に基づいて算出
することを特徴とする車両の制動力配分制御方法。
【0053】従って、制動力配分制御のペダルフィーリ
ングを向上することができる。 (ハ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両の制動
力配分制御方法において、前記液圧発生装置の発生液圧
は、車両の加速度センサの検出信号に基づいて算出する
ことを特徴とする車両の制動力配分制御方法。
【0054】従って、制動力配分制御のペダルフィーリ
ングを向上することができる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、制動力配分制御のペダルフィーリングを
向上することができる。
【0056】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、より制動効率と車両安定
性を保つことができる。請求項3に記載の発明によれ
ば、請求項1及び2に記載の発明の効果に加えて、後輪
のホイールシリンダにかかるブレーキ液圧に対する余分
の増圧を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレーキ液圧制御装置の全体構成
図。
【図2】図1の電子制御装置の構成を示すブロック図。
【図3】制動力配分制御の概要を示すフローチャート。
【図4】図3に示されるパルス増圧モードの詳細を示す
フローチャート。
【図5】制動力配分制御における前後輪のホイールシリ
ンダ液圧の関係を示すグラフ。
【図6】図4に示される増圧時間TAとマスタシリンダ
液圧Pmcとの関係を与えるグラフ。
【図7】制動力配分制御における前後輪のホイールシリ
ンダ液圧の関係を示すグラフ。
【図8】車輪の制動力配分線図。
【符号の説明】
10…ブレーキ液圧制御装置、11…液圧発生装置、1
1a…液圧発生装置を構成するマスタシリンダ、12a
〜12d…ホイールシリンダ、13…液圧制御装置とし
てのアクチュエータ、14…電子制御装置、31a〜3
1d…車輪速度センサ、32,33…液圧検出センサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の制動時に、前輪に対すると後輪の
    微小スリップの発生に基づいて各前後輪に対して設けた
    ホイールシリンダへのブレーキ液の供給を液圧制御装置
    を介して前輪の制動力と後輪の制動力とを配分調整して
    その後輪の制動力の増大を抑制するようにした車両の制
    動力配分制御方法において、 液圧発生装置の発生液圧の予め定めた時間あたりの変動
    が予め定めた所定値未満の時には、後輪のホイールシリ
    ンダにかかるブレーキ液圧を一定に保持するようにした
    ことを特徴とする車両の制動力配分制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両の制動力配分制御
    方法において、 前記液圧発生装置の発生液圧の予め定めた時間あたりの
    変動が予め定めた所定値以上に上昇方向に変動したとき
    には、後輪のホイールシリンダにかかるブレーキ液圧を
    増圧するとともに、その増圧時間をその時の液圧発生装
    置の発生液圧に基づいて設定したことを特徴とする車両
    の制動力配分制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の車両の制動力配
    分制御方法において、 前記液圧発生装置の発生液圧が予め定めたしきい値以上
    になったとき、後輪のホイールシリンダにかかるブレー
    キ液圧を一定に保持するようにしたことを特徴とする車
    両の制動力配分制御方法。
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