JPH1042880A - 非ウイルス生物の検出及び/又は定量用核酸プローブ - Google Patents

非ウイルス生物の検出及び/又は定量用核酸プローブ

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JPH1042880A
JPH1042880A JP9124580A JP12458097A JPH1042880A JP H1042880 A JPH1042880 A JP H1042880A JP 9124580 A JP9124580 A JP 9124580A JP 12458097 A JP12458097 A JP 12458097A JP H1042880 A JPH1042880 A JP H1042880A
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    • C12Q1/689Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes for detection or identification of organisms for bacteria

Abstract

(57)【要約】 【課題】 標的非ウイルス生物又は生物と非標的非ウイ
スル生物又は生物群から区別するためのハイブリダイゼ
ーションアッセイプローブを及びアッセイ手段を提供す
る。 【解決手段】 プローブとして、標的非ウイルス生物又
は生物群のヌクレオチド配列の可変領域の少なくとも約
10連続ヌクレオチドとハイブリッドし、該可変領域が
E. coliの5SrRNA、16SRNA若しくは23SRNA又はS. cerevi
siaeの18SRNAもしくは23SRNAのある領域に対応するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 発明の分野 本発明は、RNA のごとき遺伝子材料の使用に基づくプロ
ーブ及びアッセイに係る。より詳細には本発明は、被検
標本、例えば痰、尿、血液、組織切片、食品、土壌及び
水中の標的非ウイルス生物を検出及び/又は定量するア
ッセイで使用するための核酸プローブの設計及び構築、
並びに該プローブと標的非ウイルス生物の遺伝子材料と
のハイブリダイゼーションに係る。
【0002】概 論 ヌクレオチドから成る核酸の2本の単鎖は、結合(「ハ
イブリダイズ」)して二重螺旋構造を形成し得る。該構
造中では対向方向を指向する2つのポリヌクレオチド鎖
が、中央に位置する「塩基」として公知の整合した化合
物対の間で水素結合(弱い形態の化学結合)によって互
いに結合されている。一般に核酸の二重螺旋構造におい
ては、例えばアデニン塩基(A) はチミン塩基(T) 又はウ
ラシル塩基(U) と水素結合し、またグアニン塩基(G) は
シトシン塩基(C) と水素結合する。従って鎖に沿ったい
かなる点においても、塩基対AT又はAU、TA又はUA、GC又
はCGが検出される。また従来の(「基準形 (canonica
l)」)塩基対以外の塩基対AG及びGUも検出され得る。核
酸の第1単鎖が第2単鎖に十分に相補的であり、2本の
鎖が両者のハイブリダイゼーションを促進する条件下に
おかれたと想定すると、二重鎖核酸が得られるであろ
う。適当な条件下で DNA/DNA、 RNA/DNA又はRNA/RNA ハ
イブリッドが形成され得る。
【0003】基本的な核酸ハイブリダイゼーション手順
は概して2種類に大別される。その1つは「溶液」ハイ
ブリダイゼーション」として知られており、「プロー
ブ」核酸配列と被検標本由来の核酸分子との双方が溶液
中に遊離している。いま1つの方法では、標本核酸が通
常は固体支持体に固定されプローブ配列が溶液中に遊離
している。
【0004】プローブは、検出すべき核酸配列(「標的
配列」)に対して特定されたある程度まで相補的な単鎖
核酸配列でもよい。また、プローブが標識されていても
よい。特定核酸配列を検出するための手順として核酸ハ
イブリダイゼーションが使用される従来技術に関して
は、1983年1月10日付けの米国特許出願第456729号、
「Method for Detection, Identi-fication and Quanti
tation of Non-Viral Organisms 」(Kohne I) 、及び、
1984年9月4日付けの米国特許出願第655365号、「Meth
od for Detecting, Identifying and Quantitating Org
anisms and Viruses」(Kohne II)に記載されている。こ
れらの特許出願の記載は本明細書で言及する他の総ての
出願と同様に本明細書に含まれる。
【0005】前記出願はまた、RNA 含有生物を含むと予
想される標本中で該RNA 含有生物の存在を検出する方法
を記載している。該方法は、サンプル由来の核酸と、元
のrRNAサブユニット配列よりも短いが1種類以上の非ウ
イルス性生物又は非ウイルス性生物群のrRNAとハイブリ
ダイズすべく十分に相補的な核酸分子を含むプローブと
を混合し、特定のハイブリダイゼーション条件下に混合
物をインキュベートし、得られた混合物中でプローブと
被検標本rRNAとのハイブリダイゼーションを検定するス
テップを含む。該特許出願においては、特定生物又は生
物群中に存在するrRNAサブユニットサブ配列と同じか又
は十分に類似のrRNAサブユニットサブ配列だけを検出す
るプローブが使用され、多くの非近縁生物の存在下でも
標本中の1つ以上の特定生物又は生物群の有無を検出で
きると記載している。
【0006】本発明は、任意の非ウイルス性生物群を検
出及び/又は定量するアッセイにおいて非反復(特有)r
RNA 配列の検出に使用するためのDNA プローブを設計し
構築する新規な方法及び手段を提供する。本発明のプロ
ーブのいくつかは、非ウイルス性生物の単一種または菌
株を検出及び/または定量するために使用され得、残り
のプローブは、属全体または所望の系統分類学的群の生
物を検出及び/または定量するために使用され得る。
【0007】発明の概要 プローブの調製及び使用方法において、特定の標的非ウ
イルス性生物由来のrRNA の存在又は量を測定し系統分
類(発生)学的に最も近縁の既知の生物から識別するハ
イブリダイゼーションアッセイにおいては、所定長さを
もつ特定配列の単鎖デオキシオリゴヌクレオチドが使用
される。本発明によれば、Mycoba cterium avium Myco
bacterium intracellulare及びMycobacterium tubercul
osis -複合細菌の夫々の16S rRNA可変サブ配列に夫々特
異的で適当なストリンジェンシー下に互いの核酸又は別
の細菌種もしくは呼吸器感染物質と交差反応しないプロ
ーブ配列が提供される。また、Mycobacterium tubercul
osis- 複合細菌に由来の23S rRNA可変領域の3つのサブ
配列に特異的なプローブがrRNA可変領域プローブとして
提供される。これらのプローブは、Mycobacterium
(16S 及び23S rRNA特異的)、Myco-plasma p neumoniae
(5S及び16S rRNA特異的)、Chlamydia trachomatis
(16S及び23S rRNA特異的)、Enterobacter clo-acae
(23S rRNA特異的)、Escherichia coli(16S rRNA 特異
的)、Legionella(16S 及び23S rRNA特異的)、Salmon
el la(16S 及び23S rRNA特異的)、Enterococci (16S
rRNA特異的)、Neisseria go norrhoeae (16S rRNA特異
的)、Campylobacter (16S rRNA特異的)、Prot eus
mirabilis (23S rRNA特異的)、Pseudomonas (23S rR
NA特異的)、菌類(18S 及び28S rRNA特異的)及び細菌
(16S 及び23S rRNA特異的)のハイブリダイゼーション
アッセイにおいて有効なrRNA可変領域プローブである。
【0008】アッセイ方法の1つの具体例においては、
被検標本をまず、該標本中に存在する非ウイルス性生物
からrRNAが遊離する条件下に維持する。rRNAは単鎖であ
り、従って遊離したrRNAは、十分に相補的な遺伝子材料
とのハイブリダイゼーションを生じ得る。標識可能なプ
ローブと標的rRNAとを、溶液中で2つの鎖間のハイブリ
ダイゼーションが促進される条件下に接触させる。次
に、反応混合物においてハイブリダイズしたプローブの
存在を検定する。従来技術に比較した本発明の非ウイル
ス性生物検出方法の多くの利点、例えばその正確性、簡
便性、経済性及び迅速性等は以下の詳細な記載より更に
十分に理解されるであろう。
【0009】詳細な説明 定 義 本文中及び請求の範囲中で使用した用語を以下のごとく
定義する。
【0010】ヌクレオチド ホスフェート基、5′炭素糖及び窒素含有塩基から成る
核酸のサブユニット。RNA 中で5′炭素糖はリボースで
ある。DNA 中では2-デオキシリボースである。この用語
はまたかかるサブユニットの類似体を含む。
【0011】ヌクレオチドポリマー ホスホジエステル結合によって結合した少なくとも2つ
のヌクレオチド。
【0012】オリゴヌクレオチド 一般には約10〜約100 ヌクレオチドを含む長さのヌクレ
オチドポリマーであるが、長さ100 ヌクレオチド以上で
もよい。
【0013】核酸プローブ 相補的な単鎖標的核酸配列と結合して二重鎖分子(ハイ
ブリッド)を形成し得る単鎖核酸配列。核酸プローブは
オリゴヌクレオチドでもよくまたはヌクレオチドポリマ
ーでもよい。
【0014】ハイブリッド 相補的塩基の間のワトソン−クリック塩基対合または非
基準形塩基対合によって2つの単鎖核酸配列間に形成さ
れる複合体。
【0015】ハイブリダイゼーション 2つの相補的な核酸鎖を結合させて二重鎖分子(ハイブ
リッド)を形成するプロセス。
【0016】相補性 夫々の鎖ワトソン−クリック塩基対間の水素結合を介し
てハイブリッドまたは二重鎖 DNA:DNA、RNA:RNA または
DNA:RNAを形成するように単鎖DNA またはRNAの塩基配
列が与える特性。アデニン(A) は通常はチミジン(T) ま
たはウラシル(U) と相補性(的)で、グアニン(G) は通
常はシトシン(C) と相補性(的)である。
【0017】ストリンジェンシー(stringency) ハイブリダイゼーション及びその後の処理段階で使用さ
れる温度及び溶媒組成を規定する用語。高ストリンジェ
ンシー条件下では高度に相同の核酸ハイブリッドだけが
形成される。十分な相補度をもたないハイブリッドは形
成されない。従って、アッセイ条件のストリンジェンシ
ーはハイブリッドを形成する2つの核酸鎖間の必要な相
補的核酸量を決定する。ストリンジェンシーは、標的核
酸で形成されたハイブリッドと非標的核酸で形成された
ハイブリッドとの間の安定性の差を最大にするように選
択される。
【0018】プローブ特異性 標的配列と非標的配列とを識別するプローブの能力を規
定する特性値。配列及びアッセイ条件に左右される。プ
ローブ特異性は絶対的(即ち、標的生物といかなる非標
的生物とをも識別し得るプローブ)でもよく、または機
能的(即ち、標的生物と特定標本中に通常存在する別の
生物とを識別し得るプローブ)でもよい。使用条件次第
で多くのプローブ配列を広い特異性または狭い特異性に
使用し得る。
【0019】可変領域 標本中に含まれる標的生物と非標的生物との間で少なく
とも1つの塩基が異なるヌクレオチドポリマー。
【0020】保存領域 可変でない領域。
【0021】配列の分岐(divergence) 進化中にヌクレオチドポリマーの類似性が減少するよう
なプロセス。
【0022】配列の収斂(convergence ) 進化中にヌクレオチドポリマーの類似性が増加するよう
なプロセス。
【0023】細 菌 3つの主要界の1つと考えられる系統分類学的真正細菌
群の構成単位。
【0024】Tm 50%のプローブがハイブリダイズ形態から非ハイブリダ
イズ形態に変換される温度。
【0025】熱安定性 プローブ:標的ハイブリッドの50%が単鎖形態に変換さ
れる温度。熱安定性に影響を与える要因はプローブ特異
性に影響を与えるのでコントロールされる必要がある。
プローブ配列が特定タイプの生物を1種類だけ検出する
ために有効であるか否かは、プローブ:標的ハイブリッ
ド(「P:T 」)の熱安定性とプローブ:非標的ハイブリ
ッド(「P:NT」)の熱安定性との差に依存する。プロー
ブを設計するときには、P:T のTm値からP:NTのTm値を減
算した差ができるだけ大きくなるようにする。
【0026】発明者等は、プローブ配列の新規な選択方
法に加えて、単一タイプの標的生物から得られた特定rR
NA配列に相補的なDNA プローブを作製し、該プローブを
該単一生物検出のための非交差反応アッセイにおいて有
効に使用し得ること、系統分類学的または系統発生学的
に最も近縁の既知の生物の存在下においてもかかる検出
が可能であることを知見した。ウイルスを除くすべての
原核細胞生物は、5S rRNA 及び 16S rRNA を含むrRNA分
子及び23S rRNAとして知られるより大きいrRNA分子を含
有している。真核細胞が5.0S、5.8S、18S 及び28S rRNA
分子または類似構造をもつことは知られている。(18S
及び17S rRNAを含む小さいリボソームサブユニット中で
検出されるrRNAはときには「16S 様」なる用語で指称さ
れる。同様に大きいリボソームサブユニットで検出され
るrRNAはときには「23S 様」なる用語で指称される。5.
8S rRNA は23S 様rRNAの5′末端に等価である)。これ
まで検査されたすべての生物においてこれらのrRNA分子
は高度に保存されたヌクレオチド配列をもつ。これらの
rRNA配列の有意部分を決定し得る方法は公知である。例
えば、長さ約20〜30塩基の相補的オリゴヌクレオチドプ
ライマーを5S、16S又は23S サブユニットに特異的な精
製rRNAの共通保存領域にハイブリダイズさせ、逆転写酵
素で延長し得る。その後に化学分解反応又はジデオキシ
ヌクレオチド末端化配列決定反応を用いて延長産物のヌ
クレオチド配列を決定し得る。Lane、D. J. 等、Pr oc.
Nat′l Ac ad. Sci. USA 82、6955-6959 (1985)。
【0027】本発明によれば、標的生物に由来の1つ以
上の配列決定されたrRNA可変領域を近縁の細菌種に由来
の1つ以上のrRNA可変領域配列と比較し、これを利用し
て標的生物のrRNAに特有の配列を選択する。細胞中での
相対的存在量及び安定性の見地及び系統分類学的保存パ
ターンの見地からプローブ標的としては rRNA がDNAよ
りも好ましい。
【0028】rRNAが高度に保存性であるにもかかわら
ず、rRNA分子中の多くの配列可変領域は近縁種間でも異
なっており、従って、これらの生物種間の識別に利用で
きることが判明した。rRNA分子中の差異は分子全体にラ
ンダムには分布せず特定領域に集中している。保存の程
度にも差があり、リボソームRNA サブユニットには特有
の保存パターンが形成される。変異の程度及びその分布
を分析して診断用プローブの標的部位を検出することも
可能である。このプローブ選択方法を使用して標的生物
のrRNAに特有の2つ以上の配列を選択することも可能で
ある。
【0029】文献に発表された rRNA 配列及び当業界で
公知の手順で我々自身が決定した rRNA 配列の比較分析
によって可変領域を同定した。比較分析のためにSun Mi
crosystems(TM)コンピュータを使用した。コンパイラは
多くのデータ配列を同時に処理し得る。このタイプのコ
ンピュータ及び本明細書に記載の目的で使用または適用
できるコンピュータプログラムは市販されている。
【0030】一般に、系統分類学的に保存された属の近
縁の種間を識別するために有効な領域は少なく、例えば
16S rRNA分子の5′末端に由来の 400〜500 塩基の領域
がある。近縁の生物の分析によって(第6,7及び8
図)、近縁の生物間での差異が存在する特定位置(可変
領域)が判明する。rRNA分子のこれらの可変領域はプロ
ーブ設計の有望な候補である。
【0031】第5図、第6図及び第7図は、異なる2つ
の細菌間の16S 及び23S rRNA中で両者間の類似量が減少
する変異を示す。これらの図のより詳細な分析によって
これらの近縁生物間である種の潜在的パターンが判明す
る。検討したすべてのケースで、同一標本中で検出され
た標的生物と系統分類学的に最も近縁の生物との間には
有効なプローブを設計できるに十分な変異が存在するこ
とを知見した。更に、今日まで検討されたすべてのケー
スにおいて、同一標本中で検出された(1種類または複
数種の)標的生物と系統分類学的に最も近縁の生物との
間の類似率は90%〜99%であった。注目すべきは、Neis
seria gonorrhoeae とNeisseria meningitidisとが、DN
A:DNA 相同の研究ではこれらの2つの種が実際には同一
の種であると示唆されたにもかかわらず、両者のrRNAの
間にはプローブが設計できるに十分な変異が存在したこ
とである(実施例21参照)。
【0032】これらの図はまた、差異が16S 及び23S rR
NAの全体に分布していることを示す。しかしながら差異
の多くは少数の領域に集中している。rRNA中のこれらの
場所は我々の常用のアッセイ条件でプローブ設計の有望
な候補である。我々はまた、変異の密度が大きい場所が
通常は16S 及び23S rRNAの同じ領域に同等の値の類似率
で存在することに注目した。このようにして、16S 及び
23S rRNAのいくつかの領域は、同一標本中で検出される
標的生物と系統分類学的に最も近縁の生物との間の有意
な変異が最も存在し易い領域であることを観察した。本
発明は、同一標本中で検出される標的生物と系統分類学
的に最も近縁の生物との間の有意な変異を示すこれらの
領域にハイブリダイズする種特異的プローブを提供す
る。
【0033】第9図、第10図及び第11図は本発明で提供
されるプローブの場所を示す概略説明図である。原則と
して16S 及び23S のRNA は約6ヌクレオチドの長さをも
つ配列より長い複製配列を含まないので、これらの方法
によって設計されたプローブは標的核酸の1つまたは少
数の位置に特異的である。(例えば最小10ヌクレオチド
の長さをもつ)各可変領域での配列進化の大部分は分岐
性であり収斂性ではない。従って、標的生物と系統分類
学的に最も近縁の生物との間で異なる少数のrRNA配列に
基づいて確実なプローブを設計し得る。相同な一次構
造、二次構造及び三次構造を進化中に維持するrRNA分子
に対する生物学的及び構造的制約とプローブ診断に対す
るかかる制約の影響とはこれからの研究課題である。生
物間の進化間隔が大きいほど生物間の識別に使用できる
可変領域の数が増加する。
【0034】可変領域の同定後、配列を整列(align) さ
せて最大相同の領域即ち「整合」領域を検出する。ここ
で、潜在プローブ領域を同定できるように配列を解析す
る。プローブ設計に関する2つの重要な条件は、(1つ
以上の)標的配列に対する相同を最大にし(90%を上回
る相同が好ましい)、(1つ以上の)非標的配列に対す
る相同を最小にする(非標的に対する相同は90%未満が
好ましい)ことである。所望の特性値をもつプローブを
設計するために以下の方針が有効であることが確認され
た。
【0035】第一には、プローブはプローブ:非標的核
酸ハイブリッドの安定性を最小にするように位置決めさ
れる必要がある。このためには、非標的生物に対する完
全相補性の長さを最小にし、非標的配列に相同のG及び
Cに富む領域を回避し、できるだけ多くの不安定不適合
を測定できるようにプローブを配置する(例えば、dG:r
U 塩基対はいくつかの別の塩基対よりも不安定であ
る)。
【0036】第二には、プローブ:標的核酸ハイブリッ
ドの安定性を最大にする必要がある。このためには、A
及びTに富む長い配列を回避し、ハイブリッドをG:C
塩基対で終結させ、適当なTm値をもつプローブを設計す
る。プローブの始点及び終点は、最終アッセイでの使用
温度よりも約2〜10℃高いTm値を与える長さ及びGの%
及びCの%が得られるように選択する。種々のアッセイ
条件の重要性及び効果は本文中で後述する。第三に、強
力なハイブリダイゼーション阻害構造を形成することが
わかっているrRNAの領域は好ましくない。最後に、広汎
な自己相補性をもつプローブは避ける必要がある。
【0037】いくつかのケースでは、所望のハイブリダ
イゼーション特性をもつプローブを生じる特定領域から
複数の配列が得られるかもしれない。また別のケースで
は、1つの配列は塩基1つの差異をもつ別の配列よりも
はるかに優れているかもしれない。
【0038】以下のチャートは本発明の1つの具体例と
して、近縁核酸配列の存在下に核酸配列を検出するため
に有効な非反復rRNA配列の選択方法を示す。この具体例
では、生物A〜Eに関するrRNA配列を決定し、番号を付
けて整列させた。配列1は生物A〜Eの全部に共通であ
る。配列2〜6は生物A、B及びCにだけ存在し、配列
8,9または10は生物Aに特有である。従って、配列
8,9及び10に相補的なプローブは、生物Aと特異的に
ハイブリダイズするであろう。
【0039】
【表1】
【0040】高分子、例えばrRNAの変異パターンが既知
の場合、プローブ設計の有望な候補を特定領域に絞るこ
とができる。しかしながら、プローブ配列を得るために
必ずしも核酸配列全体を決定する必要はない。任意の単
一オリゴヌクレオチドプライマーからの延長によって 3
00〜400 塩基の配列が得られる。標的生物と標的に近縁
の生物とのrRNAを部分的に配列決定するために単一プラ
イマーを使用すると、上記のごとき整列(alignment) を
作成できる。要するに、有効なプライマー配列が知見さ
れれば、別のプライマーを使用してrRNAの配列決定を継
続する必要はない。逆に、最初のプライマーによる配列
決定から有効なプローブ配列が得られないときまたはよ
り高い感度のプローブを所望するときは、別のプライマ
ーを使用して別の配列を探すとよい。分子の変異パター
ンが十分にわかっていないときは、プローブ設計の前に
より多くの配列データが必要である。
【0041】従って、後述の実施例1〜3においては、
2つの16S 由来のプライマーを使用した。第1プライマ
ーは本発明で定義した判定基準に合格するプローブ配列
を産生しなかった。第2プライマーは、前記のごとき特
性決定及び特異性試験の結果有効であると判定されたプ
ライマーを産生した。実施例4では、記載のプローブ配
列を検出するまでに6つの23S プライマーを使用した。
【0042】推定された非反復配列の同定後に、相補的
DNA オリゴヌクレオチド配列を合成する。この単鎖オリ
ゴヌクレオチドは、DNA/rRNAアッセイハイブリダイゼー
ション反応のプローブとして機能するであろう。いくつ
かの公知方法いずれかを用いて特定オリゴヌクレオチド
を合成し得る。例えばシアノエチルホスホラミジット前
駆体を使用する自動固相化学合成がある。 Barone.A.D.
等、Nucleic Acid Res earch 12、4051-4060 (1984)。こ
の方法では、固体ポリマー支持体上でデオキシオリゴヌ
クレオチドを合成する。水酸化アンモニウムで60℃で16
時間処理することによって支持体からオリゴヌクレオチ
ドを遊離させる。溶液を乾燥し、粗産生物を水に溶解
し、ポリアクリルアミドゲルで分離する。ポリアクリル
アミドゲルの濃度はフラグメントの長さ次第で一般に10
〜20%の範囲で調整する。紫外逆光で可視化される主バ
ンドをカミソリ刃でゲルから切り出し、室温の0.1M酢酸
アンモニウム pH7.0で8〜12時間抽出する。遠心後、
0.4μフィルターで上清を濾過し、P-10カラム(Pharmaci
a) で脱塩する。合成オリゴヌクレオチドを構築するた
めの別の公知方法の使用も勿論可能である。
【0043】常用のDNA シンセサイザーは多量の合成DN
A を産生し得る。合成後、新しく作製されたDNA のサイ
ズをゲル濾過によって検査すると、一般に種々のサイズ
の分子が検出される。これらの分子のあるものは、合成
プロセス中に生じた不稔合成事象を示す。通常は合成後
の精製処理の一部として合成DNA をサイズ分画し、適当
な長さの分子だけを保存する。このようにして、均一サ
イズの合成DNA 分子の集団を得ることが可能である。
【0044】しかしながら一般には、合成DNA は本来、
すべてが同じサイズで同じ塩基配列をもつ分子の均一集
団から構成され、調製物中の各分子のハイブリダイゼー
ション特性は等しいと想定されてきた。現実には、合成
DNA 分子の調製物は不均一(heterogeneous )であり、
同じサイズであるが互いにある程度の差異をもち従って
異なるハイブリダイゼーション特性をもつ数種類の分子
から構成されている。同じ配列をもつ調製物であって
も、調製物毎に異なるハイブリダイゼーション特性をも
つことがときどきある。
【0045】従って、同じ合成プローブ配列をもつ複数
の調製物は互いに異なるハイブリダイゼーション特性を
有し得る。このため、異なる調製物に由来するプローブ
分子の特異性が同じでないこともある。所望のプローブ
特異性を得るために使用すべきハイブリダイゼーション
条件を決定するために、各調製物のハイブリダイゼーシ
ョン特性を検査する必要がある。例えば後述の実施例4
に記載の合成プローブは、表14に示す特異性プロフィル
をもつ。このデータは記載のハイブリダイゼーション及
びアッセイ条件を用いて得られた。異なるハイブリダイ
ゼーション特性をもつこのプローブの別の調製物は、実
施例4の条件下にアッセイを行なっても正確に同じ特異
性プロフィルを示すとは限らない。このような複数のプ
ローブ調製物を作製した。所望の特異性を得るために、
塩濃度及び/または温度等の条件を種々に変更してこれ
らのプローブのハイブリダイゼーション及びアッセイを
行なうことができる。DNA 合成の技術は多少不完全でも
あるので、プローブの各バッチ毎に実際のプローブ使用
条件を決定、即ち現存要件に適合させる必要がある。
【0046】特定オリゴヌクレオチド配列の合成及び精
製後にいくつかの手順を利用して最終産物の適否を決定
する。まずポリアクリルアミドゲル電気泳動によってサ
イズを決定する。例えば32P-ATP 及び T4ポリヌクレオ
チドキナーゼによってオリゴヌクレオチドを標識する。
標識プローブをエタノール沈殿させ、遠心し、乾燥ペレ
ットを充填バッファ(80%ホルムアミド、20mM NaOH 、
1mM EDTA、 0.1%ブロモフェノールブルー及び 0.1%キ
シレンシアノール)に再懸濁させる。標本を90℃で5分
間加熱し、変性ポリアクリルアミドゲルに充填する。TB
E バッファ(0.1MトリスHCl pH8.3 、0.08M ホウ酸、
0.002M EDTA)中で 1.000Vで1〜2時間電気泳動にか
ける。オリゴヌクレオチドの電気泳動後、ゲルをX線フ
ィルムに露光する。次に同様に処理したオリゴヌクレオ
チド標準の泳動からオリゴヌクレオチドのサイズを計算
する。
【0047】合成オリゴヌクレオチドの配列を確認する
ために、該ヌクレオチドの5′末端を32P-ATP 及びT4
リヌクレオチドキナーゼで標識し、Maxam 、 A.M. 及び
Gilbert 、W.、Proc. Nat′l Ac ad. Sci. USA 74 、560
-564(1980)の標準化学分解法で処理し、産生物をポリ
アクリルアミドゲルで分析してもよい。プローブのヌク
レオチド配列が、予め同定した非反復rRNA配列に完全に
相補的であることが好ましいがこれは必須条件ではな
い。
【0048】また、オリゴヌクレオチド/rRNAハイブリ
ッドの融解温度(Tm値)を含めて溶解プロフィルを決定
する必要もある。Tm値を決定するための1つの方法で
は、50℃の0.1Mリン酸バッファpH6.8 中で32P 標識オリ
ゴヌクレオチドをその相補的核酸にハイブリダイズす
る。ハイブリダイゼーション混合物を希釈し、50℃で2c
mのヒドロキシアパタイトカラムに通す。カラムを0.1M
リン酸バッファ、0.02% SDSで洗浄し、ハイブリダイズ
しなかった単鎖プローブを完全に溶出させる。次にカラ
ム温度を15℃に下げ、全部のプローブが単鎖になるまで
5℃ずつ温度を上げる。各温度毎に非ハイブリダイズプ
ローブが溶出し、各画分の毎分のカウント数(cpm) を測
定する。ヒドロキシアパタイトに結合したcpm の値をカ
ラムに添加した総cpm で除算した商が、標的核酸に対す
るプローブのハイブリダイゼーション%である。
【0049】また、ハイブリッドの熱安定性を決定する
ために以下の方法を使用してもよい。ハイブリッド核酸
の部分試料を1mlの0.12M リン酸バッファ、 0.2% SD
S、1mM EDTA 、1mM EGTA に希釈するかまたは適当な
ハイブリダイゼーションバッファに希釈する。この1ml
溶液を45℃で 5分間加熱し、室温水浴にいれて5分間放
冷する。この1mlのハイブリッド含有溶液をヒドロキシ
アパタイトカラムで検定し、ハイブリッドを捕集し、非
結合プローブを洗浄除去する。0.12M リン酸バッファ以
外のハイブリダイゼーション溶液を使用するときは、ハ
イブリダイゼーション溶液を0.12M リン酸バッファに希
釈して結合させる必要があろう。ハイブリッドの部分試
料を採集し、1mlのハイブリダイゼーション溶液または
前記の標準0.12M リン酸バッファに希釈し、5℃ずつ温
度を上げて加熱を続ける。全部のハイブリッドが溶解す
るまでこの処理を続ける。ハイブリッドの1/2 が溶解形
態に変換された温度をTm値とする。所与のハイブリッド
のTm値は、使用されるハイブリダイゼーション溶液次第
で大きく異なる。その理由は、熱安定性が種々の塩、界
面活性剤、及び熱変性中の相対ハイブリッド安定性に影
響を与えるその他の溶質の濃度に左右されるからであ
る。
【0050】本明細書に記載のごときハイブリダイゼー
ション反応の程度及び特異性は多数の要因に左右され、
これらの要因の1つまたはそれ以上を操作すると特定プ
ローブの正確な感受性及び特異性を決定し、また標的に
完全に相補的であるか否かを決定し得る。例えば、プロ
ーブの塩基組成が重要であろう。GC塩基対は付加的水素
結合をもつのでAT塩基対に比較してより高い熱安定性を
示す。
【0051】このためGC含量の高い相補的核酸配列が関
与するハイブリダイゼーションはより高温安定性であ
る。
【0052】標的核酸配列の長さ、従ってプローブ配列
の長さも重要であることが判明した。完全に相補的では
ない核酸もハイブリダイズ可能であるが、通常は完全に
相同の塩基配列の最長部分がハイブリッドの安定性を主
として決定するであろう。種々の長さ及び塩基組成のオ
リゴヌクレオチドプローブを使用し得るが、本発明の好
ましいオリゴヌクレオチドプローブは長さ約15〜約50塩
基で標的核酸に少なくとも約75%〜 100%相同である。
ほとんどの用途では、標的核酸に95%〜 100%の相同が
好ましい。
【0053】プローブ構築のときにはまた、イオン強度
及びインキュベーション温度を考慮に入れる必要があ
る。ハイブリダイゼーションの速度(rate)が反応混合
物のイオン強度の増加に伴って増加し、ハイブリッドの
熱安定性がイオン強度の増加に伴って増加することは公
知である。一般に、長さ約15〜50塩基の合成オリゴヌヌ
クレオチドプローブの最適ハイブリダイゼーションは所
与の二重鎖(duplex)では融点を約5℃下回る温度で生
じる。最適温度より低温でのインキュベーションは整合
しない塩基対をハイブリダイズさせ、従って、特異性の
低下を生じる。
【0054】核酸濃度に関しては、ハイブリダイゼーシ
ョン速度が、相互作用する2つの核酸種の濃度に比例す
ることが知られている。従って、デキストラン及び硫酸
デキストランのごとき化合物の存在は、核酸種の局部濃
度を増加させこれによりハイブリダイゼーション速度を
増加させると考えられる。ハイブリダイゼーション速度
を増加させる別の物質は、1984年7月5日付けの米国特
許出願第627795号「AcceleratedNucleic Acid Reassoci
ation Method」、そのCIP 出願たる1987年6月4日付け
の米国特許出願(未権利化)、及び、1986年1月7日付
けの米国特許出願第816711号「Accelerated Nucleic Ac
id Reassociation Method 」に記載されている。これら
の出願は本明細書に含まれるものとする。他方で、ホル
ムアミド、尿素、DMSO及びアルコールのごとき水素結合
を破壊する化学物質はハイブリダイゼーションのストリ
ンジェンシーを増加させるであろう。
【0055】選択されたオリゴヌクレオチドプローブを
いくつかの公知方法のいずれかを用いて標識し得る。常
用のラベルは放射性同位体及び非放射性指示基である。
同位体ラベルとしては3H 、35S 、32P 、125I 、コバル
ト及び14C がある。多くの同位体標識方法が酵素を使用
し、公知方法としてニックトランスレーション、末端標
識、第2鎖合成及び逆転写がある。放射性標識プローブ
を使用する場合、ハイブリダイゼーションはオートラジ
オグラフィー、シンチレーションカウンティング又はガ
ンマカウンティングによって検出できる。選択される検
出方法は、ハイブリダイゼーション条件及び標識に使用
された特定放射性ラベルに依存する。
【0056】また、非同位体材料を標識に使用すること
も可能であり、これらは、酵素を使用した変性ヌクレオ
チドの組み込み、又は例えば非ヌクレオチドリンカー基
を使用したプローブの化学的変性によって導入され得
る。非同位体ラベルは、蛍光分子、化学発光分子、酵
素、補因子、酵素基質、ハプテン又はその他のリガンド
を含む。通常はアクリジニウムエステルの使用が好まし
い。
【0057】本発明のDNA/rRNAハイブリダイゼーション
アッセイの1つの具体例においては、標識プローブと細
菌性標的核酸とを溶液中で反応させる。rRNAは、1986年
3月20日付けのK. A. Murphy等の米国特許出願第841860
号「Method for Releasing RNA and DNA From Cells 」
に記載の超音波破壊方法によって細菌細胞から遊離され
得る。該特許出願は本明細書に含まれるものとする。細
胞破壊のための別の公知方法としては、酵素の使用、浸
透衝撃、化学処理、及びガラスビーズと一緒の渦流攪拌
の使用がある。rRNAの遊離後または遊離と同時に、標識
プローブを促進物質の存在下に添加し、最適ハイブリダ
イゼーション温度で有意な反応を達成するに必要な時間
インキュベートする。このインキュベーション期間後
に、反応混合物にヒドロキシアパタイトを添加して非ハ
イブリダイズプローブ分子からプローブ/rRNAハイブリ
ッドを分離し得る。ヒドロキシアパタイトペレットを洗
浄し、再遠心し、使用ラベルに適した手段でハイブリッ
ドを検出する。
【0058】本発明の21の代表具体例を以下に示す。こ
れら具体例では標的生物又は標的生物群に由来の非反復
rRNA配列に相補的な1つまたは複数の合成プローブを決
定し、構築し、ハイブリダイゼーションアッセイで使用
する。
【0059】特定具体例 Mycobacterium は酸耐性、アルコール耐性、好気性、非
易動性桿菌である。これらは脂質含量が高く増殖が遅
い。Mycobacterium avium Mycobacteriu m intracellu
lareとは識別し難いので総合してM. avium-intracellu l
are と指称されている。最近になって、M. intracellul
are を含むM. avium複合体が二番目に多く分離される臨
床的に重要なMycobacterium であることが判明した。Go
od、R. C.等、J. Infect. Dis.146、829-833(1982) 。
より最近には、これらの生物がエイズ(後天性免疫不全
症候群)患者に対する日和見感染の共通原因であること
が証明された。Gill、V. J. 等、J. Clin. Microbio. 2
2、543-546(1985) 。これらの生物は殆どの抗結核剤に
耐性をもつのでエイズ患者におけるこのような感染の治
療は極めて難しい。5種類の薬剤を併用する療法がしば
しば使用される。これらの感染症は重態になり易く従っ
て速やかな診断が必要であるが、本発明以前にはそのよ
うな診断方法は存在しなかった。
【0060】Mycobacteri um tuberculosis複合体(Mtb)
には、Mycobacterium tuberc ulosisMycobacterium bo
vis Mycobacteriu m africanum 及びMycobacterium mi
croti がある。最初の3つはヒト病原性であり最後の1
つは動物病原体である。これらの生物は皮膚で緩徐に増
殖する肉芽腫を生じるか又は内部器官を侵す。肺の結核
菌は循環系、リンパ系又は消化管によって体内の別の部
分に伝播される。公衆衛生が進歩し有効な化学療法が発
達したにも拘わらずMycobacterium 疾患特に結核は依然
として全世界的に重要な健康問題である。
【0061】被検標本の細菌を検出する従来の方法にお
いては、観察可能コロニー増殖物中に存在する同定及び
計数可能な細菌細胞の数を増加するために標本を培養す
る。所望の場合、抗菌剤感受性を決定するために培養物
を更に試験する。現状で、Mycobacterium 種を検出、分
離及び同定するための最も普及した手順は、(Ziehl-Nee
lsen又はフロオロクロム(fluorochrome)法を用いる)
酸耐性桿菌(AFB) スミア、 Lo-wenstein-Jensen 培地及
びMiddlebrook 培地を用いる培養方法及び生化学試験で
ある。AFB は、酸−アルコールに暴露した後に色素を保
持するMycobacterium の高含量の脂質を利用する。AFB
スミア試験は比較的速やかで処理も簡単であるが、Myco
bacterium を必ず検出するとは限らない。また、Mycoba
cteriu mavium と非結核種との識別及びMycobacterium i
ntracellulareと非結核種との識別又はMycobacte rium t
uberculosis -桿菌複合体と非結核種との識別ができな
い。感染性Mycobacterium 種を正確に同定するために
は、臨床医は、常に3〜8週間の増殖期間を必要とし、
その後に広汎な生化学試験を行なって培養結果を得る。
14C 標識基質を用いたMycobacterium の代謝産物の検出
に基づく別の試験方法も開発された。特に、 Bactec(T
M) 器具は、接種後6〜10日以内にMycobacterium の存
在を検出し得る。Gill、V.J.等、上掲。しかしながら、
この検査ではMycobacterium の種を識別できない。生物
が感受性をもつ特定薬剤を処方するためにはこのように
種を識別することがしばしば極めて重要である。このた
めに、従来の培養方法ではさらに2〜3週間を必要と
し、Bactec法ではさらに6〜10日を要する。
【0062】更に、Mycoplasma pneumoniae Mycobact
erium LegionellaS almonellaChlamydia trachoma
tis Campylo bacter Proteus mirabilis Enteroco
ccusEnterobacter cloacaeE.coliPseudomonas
、細菌、菌類及びNeisseri a gonorrhoeae に関する特
定具体例も以下の実施例に記載する。
【0063】以下の実施例に示すように、本発明は、試
験の正確さ、特異性及び簡便さ等においても前記のごと
き従来技術の方法のいずれよりもはるかに有利であり、
同時に、診断所要時間を大幅に短縮する。本発明によれ
ば検査の当日に最終診断を与え有効な治療を開始するこ
とが可能である。
【0064】実施例1 非反復配列をもつ所定の長さの単鎖デオキシオリゴヌク
レオチドを以下のごとく調製し、標識し、Mycobacteriu
m avium に由来のrRNAの存在を検出するための溶液ハイ
ブリダイゼーションアッセイのプローブとして使用す
る。この非反復配列は、Mycobacteri um avium のrRNAに
特異的であり、この実施例のハイブリダイゼーション条
件下では近縁のMycobacterium int racellulareを含めて
いかなる別の細菌種又は呼吸器感染物質に由来の核酸と
も有意に交差反応しない。このプローブは2つの種の間
に約98%のrRNA相同が存在するときにも両者を識別し得
る。この実施例では実施例2及び3と同様に、 16S rRN
A の高保存領域に対する特異的プライマーを使用するこ
とによって、M. aviumM. tuberculosis 複合体、M.in
tracellulare 及び近縁生物に対する配列を得た。大腸
E. coli rRNA に由来のこのプライマー配列は、 5′-GGC CGT TAC CCC ACC TAC TAG CTA AT-3′ であった。0.1M KClと 20mM トリス-HCl pH8.3との存在
下に5ngのプライマーと配列決定すべき1μg の各rRNA
とを混合し最終容量10μl にした。反応混合物を45℃で
10分間加熱し、氷に載せ、 2.5μl の35S dATPと 0.5μ
l の逆転写酵素とを添加した。標本を4つの部分試料に
分けて夫々試験管に入れた。各試験管は夫々、ジデオキ
シA、G、T又はCを収容していた。これらのヌクレオ
チドの濃度はLane等、上掲、に記載されている。標本を
40℃で30分間インキュベートし、次に、エタノール沈殿
させ、遠心し、ペレットを凍結乾燥した。ペレットを10
μlのホルムアミド色素(100%ホルムアミド、 0.1%ブ
ロモフェノールブルー、 0.1%キシレンシアノール)に
再懸濁させ、80cmの 8%ポリアクリルアミドゲルに充填
した。ゲルに 2000Vを2〜4時間通電した。
【0065】Mycobacteri um avium の16S rRNAのヌクレ
オチド配列と系統分類学的に最も近縁の細菌、即ちMyco
bacterium intracellulare及びMycobacterium t ubercul
osisの16S rRNAのヌクレオチド配列とをLane、D.J.等、
Proc. Nat. Acad. Sci. USA82:6955(1985)の方法で
決定した。上記生物のrRNA配列の決定に加えて、臨床的
に有意な一連のMycobacterium の配列決定を行なった。
これらは、 M. fortuitum M. scrofulaceum 及びM.ch
elonaeである。Mycobacterium に近縁の幾つかの属のい
くつかの生物を選択しこれらについても配列決定を行な
った。これらは、Rhodococcus bronchialis Coryneba
cter ium xerosis 及びNorcardia asteroidesである。
【0066】Intelligenetics 、Inc.、1975 E1 Camino
Real West、Mountain View 、California 94040-2216
(IFIND Program)から市販されているソフトウェアを使
用し、前記生物に由来の部分rRNA配列を最大ヌクレオチ
ド相同になるように整列させた。この整列からMycoba ct
erium avium に特有の配列の領域を決定した。プローブ
が標的核酸配列に完全に相補的であり且つプローブが系
統分類学的に最も近縁の既知の生物由来のrRNAと整列し
たときに10%以上の不整合をもつようにプローブを選択
した。長さ38塩基の配列を選択した。Mycobacterium av
ium 配列に対する不整合塩基の数は以下の通りであっ
た。Mycobacterium tuberculo sis(8);Mycobacterium i
ntracellulare(5);Mycob acterium scro-fulaceum(6);
Mycobacterium ch elonae(12)及びMycobacte-rium for tu
itum(10)。
【0067】7〜8頁で記載した長さ、Tm及び配列解析
等の判定基準によってcDNA配列 ACCGCAAAAGCTTTCCACCAGAAGACATGCGTCTTGAG の特性を決定し、Mycobacterium avium のrRNAに特異的
であることを知見した。この配列はMycobacterium aviu
m の 16S rRNA で検出された非反復セグメントに相補的
である。プローブのサイズは38塩基である。プローブの
Tm値は74℃であり、Maxam 及びGilbert 法(1980)、
、を用いた配列解析によってプローブが正しく合成さ
れたことを確認した。プローブは、E.coli 16SrRNAの塩
基 185〜225 に対応する領域でM.avium のrRNAにハイブ
リダイズし得る。
【0068】Mycobacteri um avium に対するこの配列の
反応性を証明するために、この配列を以下の条件下のハ
イブリダイゼーション反応のプローブとして試験した。
32P末端標識オリゴヌクレオチドプローブをMy cobacteri
um avium 由来の1 μg (7×10-13モル)の精製rRNAと混
合し、0.12M PBハイブリダイゼーションバッファ(等モ
ル量のNa2HPO4及びNaH2PO4)、1mM EDTA及び0.02% SDS
(ドデシル硫酸ナトリウム)中で65℃で60分間反応させ
最終容量50μl にした。別々の試験管で、標的を含むハ
イブリダイゼーションバッファ及び標的を含まないハイ
ブリダイゼーションバッファの夫々とプローブとを混合
した。2頁に引用した特許出願に記載のごとくヒドロキ
シアパタイトで分離し、ハイブリッドをシンチレーショ
ンカウンティングで定量した。これらの結果を表1に示
す。この結果は、相同性標的に対するプローブの反応度
が高いこと及びヒドロキシアパタイトに対する非特異的
結合がきわめて少ないことを示す。
【0069】
【表2】
【0070】プローブのM. avium特異性を試験するため
に、 Murphy 等の米国特許出願第841860号に記載の超音
波破壊法で別の29のMycobacterium 種の細胞から遊離さ
れたrRNAと32P 標識プローブとを混合した。1×108
胞を 0.1mlの5% SDSに懸濁させ、50〜60℃で10分間超
音波処理した。1.0 mlのハイブリダイゼーション バッ
ファ(45%ジイソブチルスルホコハク酸ナトリウム、40
mMリン酸バッファpH6.8 及び1mM EDTA)を添加し、混合
物を72℃で60分間インキュベートした。インキュベーシ
ョン後、4.0ml のヒドロキシアパタイト溶液(溶液50ml
当たり0.14M リン酸ナトリウムバッファ pH6.8、0.02%
SDS及び 1.0gヒドロキシアパタイト)を添加し、72℃
で5分間インキュベートした。サンプルを遠心し、上清
を除去した。4.0 mlの洗浄液(0.14M リン酸ナトリウム
pH6.8)を添加し、サンプルを渦流で攪拌し、遠心し、
上清を除去した。ヒドロキシアパタイトに結合した放射
能をシンチレーションカウンティングで測定した。結果
を表2に示す。この結果は、プローブがMycobacterium
avium に特異的であること及びMycobacterium i ntracel
lulareを含むその他のMycobacterium 種とは反応しない
ことを示す。
【0071】
【表3】
【0072】また表3は、同じく前記方法で試験すると
プローブがいかなる呼吸器病原体に由来のrRNAとも反応
しなかったことを示す。また同じ方法で試験すると、プ
ローブはその他のいかなる近縁の細菌種及び系統分類学
的により多様な細菌種とも反応しないことが判明した
(表4)。
【0073】
【表4】
【0074】
【表5】
【0075】実施例2 実施例1に記載のごとく整列後に、前記判定基準、即ち
長さ、Tm及び配列解析によって配列、 ACCGCAAAAGCTTTCCACCTAAAGACATGCGCCTAAAG の特性を決定し、Mycobacterium intracellulareに特異
的であることを知見した。 この配列はMycobacterium
intracellulareの16S rRNAに検出される非反復セグメン
トに相補的である。プローブのサイズは38塩基であっ
た。プローブのTm値は75℃であり、配列解析によってプ
ローブが正しく合成されたことを確認した。プローブは
E.coli 16S rRNA の塩基 185〜225 に対応する領域でM.
intracellulareのRNA にハイブリダイズする。
【0076】Mycobacteri um intracellulareに対するこ
の配列の反応性を証明するために、プローブを以下の条
件下のハイブリダイゼーション反応で試験した。32P 末
端標識オリゴヌクレオチドプローブを1μg (7×10
-13モル)のMycobacterium i ntracellulareに由来の精
製rRNAと混合し、0.12M PB(等モル量のNa2HPO4及びNaH
2PO4)、1mM EDTA及び0.02% SDS(ドデシル硫酸ナトリ
ウム)中で65℃で60分間反応させ最終容量50μl にし
た。別々の試験管で標的Mycobacterium intr acellulare
rRNA を含むハイブリダイゼーションバッファ及びこの
標的を含まないハイブリダイゼーションバッファの夫々
とこのプローブとを混合した。前記のごとくヒドロキシ
アパタイトで分離し、ハイブリッドをシンチレーション
カウンティングで定量した。これらの結果を表5に示
す。
【0077】
【表6】
【0078】これらのデータは、相同性標的に対するプ
ローブの反応度が高いこと及びヒドロキシアパタイトに
対する非特異的結合がきわめて少ないことを示す。
【0079】プローブのMycobacterium intracellulare
特異性を試験するために、Murphy等の米国特許出願第84
1860号に記載の超音波破壊法で別の29のMycobacterium
種の細胞から遊離されたrRNAと32P 標識プローブとを混
合した。実施例1と全く同様にハイブリダイゼーション
アッセイを行なった。結果を表6に示す。表6は、プロ
ーブがMycobac terium intracellulareに特異的であるこ
と及びMycobacteriuma vium を含むその他のMycobacteri
um 種とは反応しないことを示す。これらの結果は、Myc
obacter ium intracellulareの rRNA がM.avium に98
%、M.kansa siiに98%、M.asiaticum に98%及びM.tube
rculosisに97%の相同をもつことを考えると極めて衝撃
的である。
【0080】
【表7】
【0081】また表7は、ハイブリダイゼーションアッ
セイで試験するとプローブがいかなる呼吸器病原体に由
来のrRNAとも反応しなかったことを示す。また同じ方法
で試験すると、プローブはその他のいかなる近縁の細菌
種及び系統分類学的により多様な細菌種とも反応しない
ことが判明した(表8)。
【0082】
【表8】
【0083】
【表9】
【0084】実施例3 実施例1に記載のごとく整列後に、前記の3つの判定基
準、即ちサイズ、配列及びTm値によって配列 1.TAAAGCGCTTTCCACCACAAGACATGCATCCCGTG の特性を決定し、 Mtb−生物複合体、Mycoba cterium tu
ber-culosis Mycobacterium afr icanum Mycobacter
ium bovis 及びMycobacterium microtisに特異的である
ことを決定した。
【0085】この配列はMtb-細菌複合体の16S rRNAで検
出される非反復セグメントに相補的である。プローブの
サイズは35塩基である。プローブのTm値は72℃であり、
配列解析によってプローブが正しく合成されたことを確
認した。このプローブはE.coli 16S rRNA の塩基 185〜
225 に対応する領域にハイブリダイズし得る。
【0086】Mtb 複合体に対するこの配列の反応性を証
明するために、プローブを以下の条件下のハイブリダイ
ゼーション反応で試験した。32P 末端標識オリゴヌクレ
オチドプローブを1μg(7×10-13モル)のMycobacte
rium t uberculosisの精製rRNAと混合し、 0.12M PB ハ
イブリダイゼーションバッファ(等モル量のNa2HPO4
びNaH2PO4) 、 1mM EDTA 及び0.02% SDS(ドデシル硫
酸ナトリウム)中で65℃で60分間反応させ最終容量50μ
lにした。別々の試験管でプローブを標的Mycobacteriu
m tuberculosis rRNA を含むハイブリダイゼーションバ
ッファ及びこの標的を含まないハイブリダイゼーション
バッファと夫々混合した。前記のごとくヒドロキシアパ
タイトで分離し、ハイブリッドをシンチレーションカウ
ンティングで定量した。これらの結果を表9に示す。
【0087】
【表10】
【0088】これらのデータは、相同性標的に対するプ
ローブの反応度が高いこと及びヒドロキシアパタイトに
対する非特異的結合がきわめて少ないことを示す。
【0089】プローブのMtb 複合体特異性を試験するた
めに、 Murphy 等の米国特許出願第841860号に記載の超
音波破壊法で4種類の Mtb- 桿菌複合体及び別の25の
Mycobacterium 種の細胞から遊離されたrRNAと32P 標識
プローブとを混合した。実施例1と全く同様にハイブリ
ダイゼーションアッセイを行なった。表10は、プロー
ブがMtb 複合体中の生物に特異的であること及び他のMy
cobacterium 種とは反応しないことを示す。
【0090】
【表11】
【0091】また表11は、ハイブリダイゼーションア
ッセイでプローブがいかなる呼吸器病原体由来のrRNAと
も反応しなかったことを示す。また同じ方法で試験する
と、プローブはその他のいかなる近縁の細菌種または系
統分類学により多様な細菌種とも反応しないことが判明
した(表11)。
【0092】
【表12】
【0093】
【表13】
【0094】実施例3のプローブの2つの誘導体(以下
のプローブ2及び3)を作製し試験した。
【0095】 2.CCGCTAAAGCGCTTTCCACCACAAGACATGCATCCCG 3.ACACCGCTAAAGCGCTTTCCACCACAAGACATGCATC 3つのプローブはすべて同様のTm値(夫々72℃、73.5℃
及び72.3℃)及び同様のハイブリダイゼーション特性を
有していた。
【0096】Mycobacteri um tuberculosis生物複合体に
対するハイブリダイゼーションは68〜75%でありヒドロ
キシアパタイトに対する非特異的ハイブリダイゼーショ
ンは2%未満であった。
【0097】これらの誘導体のハイブリダイゼーション
アッセイ試験の結果を以下に示す。
【0098】
【表14】
【0099】実施例4 23S rRNAの高保存領域に相補的なプライマーを使用しM.
tuberculosis 複合体の23S rRNAに特異的なプローブを
作製した。E.coli rRNA に由来のこのプライマーの配列
は 5′-AGG AAC CCT TGG GCT TTC CG-3′ であった。5ng のこのプライマーを1μgのM. tu bercu
losis 由来のrRNA及び別の近縁Mycobacterium 由来のrR
NAと混合し、実施例1、2及び3に記載の手順で処理し
た。実施例1に記載のごとく整列後に、配列 TGCCCTACCCACACCCACCACAAGGTGATGT がMtb 生物複合体、Mycobacterium tubercul osisMyco
-bacterium africanumMycobacter ium bovis 及びMy co
bac-terium microtiに特異的であることを決定した。
【0100】この配列はMtb-細菌複合体の23S rRNAで検
出される非反復セグメントに相補的である。長さ、Tm値
及び配列解析に関する判定基準によって前記のごとくオ
リゴヌクレオチドプローブの特性を決定した。プローブ
のサイズは31塩基である。プローブのTm値は72.5℃であ
り、配列解析によってプローブが正しく合成されたこと
が確認された。このプローブはE.co li 23S rRNA の塩基
1155〜1190に対応する領域にハイブリダイズし得る。
【0101】Mtb 複合体に対するこの配列の反応性を証
明するために、プローブを以下の条件下のハイブリダイ
ゼーション反応で試験した。32P 末端標識オリゴヌクレ
オチドプローブを1μg(7×10-13モル)のMycobacte
rium t uberculosisの精製rRNAと混合し、0.12M PB(等
モル量のNa2HPO4及びNaH2PO4)、1mM EDTA及び0.02%SD
S(ドデシル硫酸ナトリウム)中で65℃で60分間反応さ
せ最終容量50μl にした。別の試験管でプローブを、
標的Mycobac terium tuberculosis rRNA を含むハイブリ
ダイゼーションバッファ及びこの標的を含まないハイブ
リダイゼーションバッファと夫々混合した。前記のごと
くヒドロキシアパタイトで分離し、ハイブリッドをシン
チレーションカウンティングで定量した。これらの結果
を表14に示す。
【0102】
【表15】
【0103】これらのデータは、相同性標的に対するプ
ローブの反応度が高いこと及びヒドロキシアパタイトに
対する非特異的結合がきわめて少ないことを示す。
【0104】プローブのMtb 複合体特異性を試験するた
めに、 Murphy 等の米国特許出願第841860号に記載の超
音波破壊法で4種類の Mtb- 桿菌複合体及び別の25のMy
cobacterium 種の細胞から遊離されたrRNAと32P 標識プ
ローブとを混合した。実施例1と全く同様にハイブリダ
イゼーションアッセイを行なった。表15は、プローブが
Mtb 複合体に特異的であること及び他のMycobacterium
種とは反応しないことを示す。
【0105】
【表16】
【0106】実施例5 23S rRNA に相補的な2つの非反復プライマーを使用し
更に3つのM ycobacterium tuberculosis複合体プローブ
を同定した(実施例5〜7)。第1 配列は CCATCACCACCCTCCTCCGGAGAGGAAAAGG である。この実施例5の配列は、配列 5′-GGC CAT TAG ATC ACT CC-3′ をもつ23S プライマーを使用して得られた。この配列を
特性決定し、Mycobacterium tuberculosisM ycobacter
ium africanum 及びMycobacterium bovis 等を含むMyco
bac terium tuberculosisの生物複合体に特異的であるこ
とを知見した。23S rRNA由来のこの配列は長さ31塩基で
Tm値72℃である。このプローブはE.coli 23S rRNA の塩
基540 〜575 に対応する領域で前記生物のRNA にハイブ
リダイズし得る。
【0107】Mycobacteri um tuberculosis複合体に対す
るこのプローブの反応性及び特異性を証明するために、
このプローブを以下の条件下のハイブリダイゼーション
反応で試験した。Murphy等、米国特許出願第841860号に
記載の超音波破壊法で30のMycobacterium 種の細胞から
遊離されたrRNAと32P 末端標識オリゴヌクレオチドプロ
ーブとを混合した。3×107の細胞を0.1ml の5%SDS
に懸濁させ50〜60℃で15分間超音波処理した。1mlのハ
イブリダイゼーションバッファ(45%スルホコハク酸ジ
イソブチル、40mMリン酸バッファpH6.8 、1mM EDTA、1m
M EGTA)を添加し、混合物を72℃で2時間インキュベー
トした。インキュベーション後、4mlの2%(w/v) ヒド
ロキシアパタイト、0.12M リン酸ナトリウムバッファpH
6.8 、0.02% SDS、0.02%ナトリウムアジドを添加し、
72℃で5分間インキュベートした。標本を遠心し、上清
を除去した。4mlの洗浄液(0.12Mリン酸ナトリウムバッ
ファ pH6.8、0.02% SDS、0.02%ナトリウムアジド)を
添加し、標本を攪拌し、遠心し、上清を除去した。ヒド
ロキシアパタイトに結合した放射能をシンチレーション
カウンティングによって測定した。結果を表16に示
す。この結果は、プローブがMycobacterium tuberculos
i s生物複合体に特異的であることを示す。
【0108】
【表17】
【0109】表17は、前記方法で試験するとプローブ
が近縁の生物のいずれに由来するRNA とも交差反応しな
かったことを示す。
【0110】
【表18】
【0111】実施例6 配列5′-CCT GAT TGC CGT CCA GGT TGA GGG AAC CTT T
GG G- 3′をもつ23S プライマーを使用して第2のMyco
bacterium tuberculosis複合体プローブを作製した。こ
のプローブの配列は CTGTCCCTAAACCCGATTCAGGGTTCGAGGTTAGATGC であった。
【0112】23S rRNA由来のこの配列は長さ38塩基でTm
75℃である。これはE.coli 23SrRNAの塩基2195〜2235に
対応する領域にハイブリダイズする。
【0113】実施例5の複合体プローブと同様に、この
配列を特性決定しMy cobacterium tuberculosisMycoba
cterium a frica-num及びMyc obacterium bovis 等のMyco
bacterium tubercu-losis 生物複合体に特異的であるこ
とを知見した。
【0114】Mycobacteri um tuberculosis複合体に対す
るこの実施例6のプローブの反応性及び特異性を証明す
るために、実施例5のプローブに関して記載した条件下
のハイブリダイゼーション反応のプローブとして試験し
た。結果を表18に示す。この結果は、プローブは、稀な
分離株がヒト病原体にはならないMycobacterium thermo
res isti-bileを除くMycobacterium tu berculosis結核菌
群に特異的であることを示す。
【0115】
【表19】
【0116】また表19は、前記方法で試験すると、プ
ローブが系統分類学的に近縁のいかなる生物に由来する
RNA とも交差反応しなかったことを示す。
【0117】
【表20】
【0118】実施例7 実施例6と同じ配列、即ち配列5′-CCT GAT TGC CGT C
CA GGT TGA GGG AAC CTT TGG G- 3′をもつ23S プライ
マーを使用して、別の配列 AGGCACTGTCCCTAAACCCGATTCAGGGTTC をもつMycobacteriu m tuberculosis結核菌群プローブを
同定した。
【0119】23S rRNA由来のこの配列は長さ31塩基でそ
のTm値は71℃であった。これはE.coli 23S rRNA の塩基
2195〜2235に対応する領域にハイブリダイズする。実施
例5及び6のMycobacterium tuberculosis複合体プロー
ブと同様にこの配列を特性決定し、M ycobacterium tube
rculosisMycobacterium africa-num及びMy cobacteriu
m bovis 等のMycobacterium tubercu-losis 生物複合体
に特異的であることを知見した。
【0120】Mycobacteri um tuberculosis複合体に対す
るこのプローブの反応性及び特異性を証明するために、
このプローブを実施例5のプローブに関して記載した条
件下のハイブリダイゼーション反応のプローブとして試
験した。表20は、このプローブがMycobacterium tube rc
ulosis生物複合体に特異的であることを示す。
【0121】
【表21】
【0122】また表21は、前記方法で試験するとプロ
ーブが近縁の生物のいずれに由来するRNA とも交差反応
しなかったことを示す。
【0123】
【表22】
【0124】特に、オーバーラップするプローブは同じ
特異性をもつ。例えば実施例6及び実施例7のプローブ
を比較するとよい。
【0125】 Ex. 6 CTGTCCCTAAACCCGATTCAGGGTTCGAGGTTAGATGC Ex. 7 AGGCACTGTCCCTAAACCCGATTCAGGGTTC 所望のハイブリダイゼーション特性をもつプローブを生
じる特定領域から複数の配列が得られる。別の場合に
は、1つのプローブ配列が、1つの塩基だけしか違わな
い別のプローブよりもかなりすぐれている。一般に、標
的生物と非標的生物との間の配列差異(不整合%)が大
きいほど、特定用途に対するプローブの有効性を損なう
ことなくプローブを変性し易い。この現象は実施例3の
プローブ誘導体によっても証明される。
【0126】実施例7のプローブは、実施例6のプロー
ブの5′末端に5つの塩基が付加され3′末端から12の
塩基が除去されたものである。2つのプローブは本質的
に同じハイブリダイゼーション特性を示す。
【0127】実施例8 Mycobacterium 属はNocardi aCorynebacterium 及びRh
o-dococcusとの識別が特に難しい。これらの属は共通の
抗原、沈降素及びG&Cカウント数をもつ。これらの生
物はまた前記に網羅したMycobacterium 生物に対して92
〜94%の rRNA相同を示す。しかしながら出願人等は近
縁属と交差反応することなくMycobacterium 属のすべて
の菌を検出するプローブを設計した。
【0128】16S rRNAに相補的な1つのプライマーと23
S rRNAに相補的な1つのプライマーとを使用し、既に開
示したMycobac-terium種のプローブ以外にMycobacteriu
m 属の菌に特異的な4つのプローブを同定した。配列1
は、配列 5′-TTA CTA GCG ATT CCG ACT TCA- 3′ をもつ16S プライマーを用いて得られた。配列2、3お
よび4は、配列 5′-GTG TCG GTT TTG GGT ACG- 3′ をもつ23S プライマーを用いて得られた。配列1はE.co
li 16S rRNA の塩基1025〜1060に対応する領域でMycoba
cteri-um属のRNA にハイブリダイズし得る。配列2〜4
は夫々、我々の数え方で(第2図参照) E.coli 23S r
RNA の塩基1440〜1475、1515〜1555及び1570〜1610に夫
々対応する領域にハイブリダイズする。
【0129】配 列 1.CCA TGC ACC ACC TGC ACA CAG GCC ACA AGG 2.GGC TTG CCC CAG TAT TAC CAC TGA CTG GTA CGG 3.CAC CGA ATT CGC CTC AAC CGG CTA TGC GTC ACC TC 4.GGG GTA CGG CCC GTG TGT GTG CTC GCT AGA GGC を特性決定し、Mycobacterium 属に特異性であることを
証明した。
【0130】16S rRNAに由来の配列1は長さ30塩基でTm
値は73℃である。23S rRNAに由来の配列2は長さ33塩基
でTm値は75℃である。
【0131】23S rRNAに由来の配列3は長さ35塩基でTm
値は76℃である。
【0132】23S rRNAに由来の配列4は長さ33塩基でTm
値は73℃である。
【0133】Mycobacteri um 属の菌に対するプローブ1
の反応性及び特異性を試験するために、以下の条件下の
ハイブリダイゼーション反応のプローブとして使用し
た。Murphy等の米国特許出願第841860号に記載の超音波
破壊法で30のMycobacterium 種から遊離したrRNAと125
I標識プローブとを混合した。3×107細胞を0.1ml の
5% SDSに懸濁させ、50〜60℃で15分間超音波処理し
た。1mlのハイブリダイゼーションバッファ(45%スル
ホコハク酸ジイソブチル、40mMリン酸ナトリウムpH6.8
、1mM EDTA、1mM EGTA)を添加し、混合物を72℃で2
時間インキュベートした。インキュベーション後、2ml
の分離溶液( 2.5g/l のカチオン性磁性マイクロスフィ
ア、0.17M リン酸ナトリウムバッファ pH6.8、 7.5%ト
リトン X-100(TM)、0.02%ナトリウムアジド)を添加
し、72℃で 5分間インキュベートした。磁性粒子に結合
したRNA:プローブハイブリッドを収集し、上清を除去し
た。1mlの洗浄液(0.12M リン酸ナトリウムバッファ p
H6.8、14%スルホコハク酸ジイソブチル、5%トリトン
X-100 、0.02%ナトリウムアジド)を添加し、粒子を収
集し上清を除去した。この段階を2回繰り返した。磁性
粒子に結合した放射能をガンマカウンタで測定した。こ
の結果を表22に示す。表22は、プローブがMycobacteriu
m 属の生物にハイブリダイズすること及びプローブの組
み合わせによって属の全部の生物を検出できることを示
す。表23はプローブが別の近縁の細菌と反応しないこと
を示す。
【0134】
【表23】
【0135】
【表24】
【0136】実施例9 Mycoplasmaは細胞壁をもたない好気性小細菌である。
【0137】Mycoplasma pneumoniae は毎年 800万〜15
00万の感染を生じると推定される。感染は無症状のとき
もありまた軽症から重症までの種々の容態の気管支炎及
び肺炎を引き起こすこともある。生物は総人口の約10%
の割合、また学生及び軍人のごとく長期間緊密に接触し
ている集団では10〜50%の割合で肺炎を発病させると考
えられている。
【0138】これまでの診断方法では、培養物中で生物
を単離するか又は抗体価の上昇を証明することが必要で
あった。生物を培養するためには、気管から採取した標
本を、細菌増殖インヒビターを含む寒天培地又は二相培
地に接種する。3〜4日間及び7〜10日間の増殖を検査
し、 Mycoplasma の有無を確認する。My coplasma pneum
oniae は、血球吸着テスト(ヒツジ又はモルモットの赤
血球に対する M. pneumo niaeの付着能)、溶血テスト
(血液寒天中でヒツジ又はモルモットの赤血球のβ溶血
を生起する M. pneumoniaeの能力)、特異的抗体による
増殖阻害又は特異的抗体との免疫蛍光によって同定され
る必要がある。本発明はこれらの従来方法のいずれに比
較しても、試験が簡単で且つ診断所要時間が大幅に短縮
されるという利点をもつ。
【0139】M. pneumoni ae の5S rRNA に特異的なプロ
ーブは、既知のrRNA配列の比較によって得られた。M. p
neum oniae M. galisepticum 及びUreaplasma urealyt
icum(Rogers、M.J.等、1985、Proc. Natl. Acad. Sci.
USA、82 (1160-1164)、M. capricolum (Hori、 H.
等、1981、Nucl. Acids Res. 9、5407-5410 )及びSpir
oplasma sp. (Walker、R.T.等、1982 Nucl. Acids Re
s.10、6363-6367)に由来の特定配列を整列させた。整
列は6頁に記載したように行なった。5S rRNA を単離
し、Rogers等に記載の方法で配列決定するか、又は5S r
RNA 中の保存領域に相補的なプライマーを作製し実施例
1〜4に記載のごとく配列決定を行なった。5SrRNA の
保存領域はFox 、G.E.及びWoese 、C.R.、1975、Nature
256:505-507に記載されている。配列 GCTTGGTGCTTTCCTATTCTCACTG
AAACAGCTACATTCGGC がMycoplasma pn eumoniae に特
異的であることが決定された。
【0140】この配列は、E.coli 5S rRNAの塩基65〜10
8 に対応する領域でMycoplasma pneumoni ae の5S rRNA
中の非反復セグメントに相補的であり、Mycoplasma gal
lisepticumSpiroplasma mir um 及びUreaplasm a ureal
yticumに由来の5S rRNA 配列との比較によって選択され
た。オリゴヌクレオチドプローブを前記のごとく特性決
定した。プローブのサイズは42塩基で Tm 71.5℃であっ
た。
【0141】Mycoplasma pneumoniae に対するこの配列
の反応性を証明するために、プローブを以下の条件下の
ハイブリダイゼーション反応で試験した。32P 末端標識
オリゴヌクレオチドプローブを1μg (7×10-13モル)
Mycoplasma pneumonia e 由来の精製rRNAと混合し、0.
12M PB(等モル量のNa2HPO4及びNaH2PO4)、1mM EDTA及
び0.02% SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)中で65℃で60
分間反応させ最終容量50μl にした。別々の試験管でプ
ローブと標的M ycoplasma pneumoniae を含むハイブリダ
イゼーションバッファ及び標的を含まないハイブリダイ
ゼーションバッファとを夫々混合した。前記のごとくヒ
ドロキシアパタイトで分離し、ハイブリッドをシンチレ
ーションカウンティングで定量した。これらの結果を表
24に示す。
【0142】
【表25】
【0143】このデータは、相同性標的に対するプロー
ブの反応度が高いこと及びヒドロキシアパタイトに対す
る非特異的結合がきわめて少ないことを示す。
【0144】M.pneumonia e 5S プローブの特異性を試験
するために、32P 標識プローブを別のMycoplasma種の細
胞から遊離されたrRNAと混合した。ハイブリダイゼーシ
ョンアッセイは実施例1と全く同様に行なった。表25
は、プローブがMycopl asma pneumoniae に特異的である
こと及び他のいかなるMycoplasma種とも反応しないこと
を示す。
【0145】
【表26】
【0146】また表26に示すように、プローブはいか
なる別の近縁細菌種又は系統分類学的に多様な細菌種と
も反応しなかった。
【0147】
【表27】
【0148】16S rRNAの保存領域に相補的な4つの非反
復プライマーを使用してMycoplasmapneumoniae に特異
的な4つのプローブ配列(配列2〜5)が更に得られ
た。これらの配列は夫々、E.coli16S rRNAの塩基 190〜
230 、 450〜490 、 820〜860及び1255〜1290に対応す
る。プローブ配列1は配列 5′-GGCCGTTACCCCACCTACTAGCTAAT-3′ をもつプライマーを使用して得られた。プローブ配列2
は配列 5′-GTATTACCGCGGCTGCTGGC-3′ をもつプライマーを使用して得られた。プローブ配列3
は配列 5′-CCGCTTGTGCGGGCCCCCGTCAATTC-3′ をもつプライマーを使用して得られた。プローブ配列4
は配列 5′-CGATTACTAGCGATTCC- 3′ をもつプライマーを使用して得られた。前出の実施例と
同様にして配列決定反応を行なった。M.pneumoniae配列
Mycoplasma g enitalium Mycoplasma capricolum
Mycopl asma gallisepticum及びSpiroplasma mirum に由
来の配列と比較した。
【0149】親出願の実施例に記載した判定基準に基づ
いてプローブ配列 2.AATAACGAACCCTTGCAGGTCCTTTCAACTTTGAT 3.CAGTCAAACTCTAGCCATTACCTGCTAAAGTCATT 4.TACCGAGGGGATCGCCCCGACAGCTAGTAT 5.CTTTACAGATTTGCTCACTTTTACAAGCTGGCGAC を特性決定し、Mycoplasma pneumoniae に特異的である
ことを知見した。
【0150】プローブ2は長さ35塩基でTm値は67℃であ
る。プローブ3は長さ35塩基でTm値は66℃である。プロ
ーブ4は長さ30塩基でTm値は69℃である。プローブ5は
長さ35塩基でTm値は66℃である。
【0151】4つのプローブを混合し、先行実施例と同
様に60℃でハイブリダイゼーションアッセイを行なうと
M.pneumoniaeに特異的であることが判明した。プローブ
は別の呼吸器病原体または細菌の系統樹に示されるいか
なる生物とも交差反応しない(表28)。
【0152】
【表28】
【0153】
【表29】
【0154】実施例10 Legionella 属は22の種を含みこれらはすべてヒト病原性
であり得る。これらの生物は、Legionnaire 疾患、急性
肺炎、またはPontiac 熱、致死性でない急性非肺性熱病
の原因である。Legionella種はまた衰弱した病人に主と
して発症する病院肺炎の原因であることも判明した。
【0155】Legionnaire 疾患及びPontiac 熱を含むLe
gionellosis は、臨床症状に基づいて、直接または間接
の蛍光抗体試験、及び、選択的抗菌剤を含む緩衝チャコ
ールイースト抽出物(BCYE)寒天を用いた培養によって
診断され得る。従来技術では1つの試験で種を確定でき
る方法はない(Bergey′s Manual of Systematic Bacte
riology、283 ページ(1984年刊)参照)。蛍光抗体試
験はL egionellaの全部の種を同定することはできず抗体
が存在する少数の種だけしか同定できない。培養方法は
Legionella種の確定的な診断方法ではない。
【0156】後述するオリゴヌクレオチド配列は核酸ハ
イブリダイゼーションアッセイのプローブとして使用さ
れると、Legio-nella の全部の種を正確に同定する。こ
のアッセイは培養試験または抗体試験よりも感度が高く
また同定時間をかなり短縮し従って診断時間をかなり短
縮する。従ってこのアッセイは従来の診断方法をかなり
改良すると考えることができる。
【0157】16S 及び23S rRNAの保存領域に相補的な3
つの非反復プライマーを使用することによってLegionel
la種に特異的な3つのプローブ配列が得られた。
【0158】配列1は配列 5′-TCT ACG CAT TTC ACC GCT ACA C- 3′ をもつ16S プライマーの使用によって得られた。プロー
ブ配列2は配列 5′-CAG TCA GGA GTA TTT AGC CTT- 3′ をもつ23S プライマーの使用によって得られた。プロー
ブ配列3は配列 5′-GCT CGT TGC GGG ACT TAA CCC ACC AT-3′ をもつ16S プライマーの使用によって得られた。これら
のプライマーの配列決定はこれまでの実施例と同様にし
て行なった。
【0159】実施例1に記載の判定基準によって以下の
3つの配列の特性を決定し、Legionella属に特異的であ
ることを証明した。Legionella種に由来の配列と比較す
るために系統分類学的に最も近縁のEscherichia coli
P seudomonas aeruginosaVibrio parahaemoly ticus
Acinet obacter calcoaceticus を使用した。
【0160】 1.TACCCTCTCCCATACTCGAGTCAACCAGTATTATCTGACC 2.GGATTTCACGTGTCCCGGCCTACTTGTTCGGGTGCGTAGTTC 3.CATCTCTGCAAAATTCACTGTATGTCAAGGGTAGGTAAGG 16S rRNA由来の配列1は長さ40塩基でTm値は72℃であ
る。23S rRNAに由来の配列2は長さ42塩基でTm値は73℃
である。16S rRNAに由来の配列3は長さ40塩基でTm値は
68℃である。これらの配列は夫々E.coli 16S rRNA の 6
30〜675 、E.coli23S rRNA の 350〜395 及びE.col i 23
S rRNA の 975〜1020に対応する領域でL egionella属のR
NA にハイブリダイズし得る。これらのプローブを一緒
に混合すると平均Tm値73℃が得られる。ポリアクリルア
ミドゲルで分析すると各プローブが正しい長さをもつこ
とが判明し、配列解析によって各々が正確な塩基配列を
もつことが証明された。
【0161】3つのプローブを混合しハイブリダイゼー
ションアッセイで使用すると、これらのプローブがLegi
onella属に特異的であることが知見され(表29及び3
0)、別の呼吸器病原体または系統樹から選択されたい
かなる生物とも交差反応しないことが知見された(表31
及び32)。2つ以上のプローブ即ちプローブ混合物を使
用するとアッセイ感度が向上し及び/または検出すべき
非ウイルス生物の数が増加する。
【0162】
【表30】
【0163】
【表31】
【0164】23S rRNAの保存領域に相補的な2つのプラ
イマーを利用することによって更に3つのLegionella
特異的配列(4〜6)が得られた。配列4は配列 5′-CCT TCT CCC GAA GTT ACG G- 3′ をもつ23S プライマーから得られた。プローブ配列5及
び6は配列 5′-AAG CCG GTT ATC CCC GGG GTA ACT TTT- 3′ をもつ23S プライマーから得られた。これらのプライマ
ーを用いた配列決定を先行実施例と同様に行なった。
【0165】前記の判定基準に基づいて以下の3つの配
列を特性決定し、Le gionella属に特異的であることを証
明した。Legionella種に由来の配列と比較するために系
統分類学的に最も近縁のEscherichia coliPseudomona
s aeru ginosaVibrio parahaemolyticus及びAcinetoba
cter calcoace ticus を使用した。
【0166】 4.GCG GTA CGG TTC TCT ATA AGT TAT GGC TAG C 5.GTA CCG AGG GTA CCT TTG TGC T 6.CAC TCT TGG TAC GAT GTC CGA CE.coli 23S rRNA の塩基1585〜1620に対応する領域で 2
3S rRNA に相補的なプローブ4は長さ31塩基でTm値は67
℃である。E.coli 23S rRNA の塩基2280〜2330に対応す
る領域で23S rRNAに相補的なプローブ5は長さ22塩基で
Tm値は66℃である。プローブ5と同じ領域で23S rRNAに
相補的なプローブ6は長さ22塩基でTm値は63℃である。
【0167】3つのプローブを前記のプローブ3と混合
しプローブ1〜3で記載したようなハイブリダイゼーシ
ョンアッセイを行なうと、これらのプローブはLegionel
la属に特異的であり(表33)、その他の呼吸器病原体
または系統樹に由来のいかなる選択生物とも交差反応し
なかった(表34及び35)。2つ以上のプローブ、即
ちプローブ混合物を使用するとアッセイ感度が向上し及
び/または非ウイルス性生物の検出数が増加する。
【0168】
【表32】
【0169】
【表33】
【0170】実施例11 クラミジアChlamydia はグラム陰性の非易動性、偏性細
胞内細菌である。 C.trachomatis 種は、地方病性トラ
コーマ(最も普通の形態の予防可能な視覚障害)、封入
体組織炎及び淋病性リンパ肉芽腫(LGV) に関連する。こ
の細菌は、男性の非淋菌性尿道炎の主因でありまた女性
の子宮頸炎及び急性卵管炎の原因にもなる。感染産道を
通った新生児では眼病またはクラミジア肺炎が起きる。
【0171】尿生殖管のC.trachomatis を同定するため
には、例えば臨床標本の間接免疫蛍光染色またはエンザ
イムイムノアッセイのごときいくつかの方法が公知であ
る。しかしながら、選択されている方法は、シクロヘキ
シミド処理したMcCoy 細胞中での生物の培養である。次
に細胞培養物を形態的または蛍光抗体染色によって確認
し生物を同定する。
【0172】以下に記載の本発明のオリゴヌクレオチド
配列は、核酸ハイブリダイゼーションアッセイのプロー
ブとして使用されるとChlamydia trachomatis 分離株を
正確に同定する。このアッセイ試験は培養試験または抗
体試験と等しい感度をもち、培養試験に比較して同定所
要時間従って診断所要時間をかなり短縮する。
【0173】種に所属する各菌を同定し識別するための
プローブを使用することに本発明の新規性及び進歩性が
存在する。実際、Kingsbury 、D.T.及びE.Weiss 、1968
J.Bacter iol . 96: 1421〜23 (1968); Moulder、J.
W.、ASM News、vol.50、No.8、(1984)はC.trachomat is
C.psittacis との間に10%のDNA 相同を報告してい
る。更に、これらの報告は、異なるC.trachoma tis 菌株
においてはDNA 相同が異なっていることを示す。Weisbe
rg、W.G.等はJ.Bactriol.167:570〜574(1986) におい
て、C.psittaciの16S rRNA配列を発表し、C.trachomati
s C.psittaciとが95%以上のrRNA相同を共有すること
を指摘した。これらの報告より、(1) C.trachoma tis
すべての菌株にハイブリダイズし得るプローブ、及び
(2) C.trachomatis C.psittaciとを識別し得るプロー
ブを作製することは難しいと予測された。以下のプロー
ブは両方の目的を果たし得る。
【0174】16S 及び23S rRNAの保存領域に相補的な7
つの非反復プライマーを使用してChlamydia trachomati
s に特異的なプローブ配列を作製した。プローブ配列1
は配列 5′-TCT ACG CAT TTC ACC GCT ACA C- 3′ をもつ16S プライマーから得られた。プローブ配列2は
配列 5′-CCG CTT GTG CGG GCC CCC GTC AAT TC-3′ をもつ16S プライマーから得られた。配列3及び4は配
列 5′-GGC CGT TAC CCC ACC TAC TAG CTA AT-3′ をもつ16S プライマーから得られた。プローブ配列5及
び6は配列 5′-CTT TCC CTC ACG GTA- 3′ をもつ23S プライマーから得られた。プローブ配列7及
び8は配列 5′-CCT TCT CCC GAA GTT ACG G- 3′ をもつ23S プライマーから得られた。プローブ配列9は
配列 5′-TCG GAA CTT ACC CGA CAA GGA ATT TC-3′ をもつ23S プライマーから得られた。プローブ配列10は
配列 5′-CTA CTT TCC TGC GTC A- 3′ をもつ配列のプライマーによって得られた。
【0175】以下の10個の配列を実施例1の判定基準を
使用して特性決定しChlamydia trachomatis のrRNAに特
異的であることを証明した。Chlamydia tr achomatis
比較するために系統分類学的に近縁のChlamydia psitta
ciを使用した。
【0176】 1.CCG ACT CGG GGT TGA GCC CAT CTT TGA CAA 2.TTA CGT CCG ACA CGG ATG GGG TTG AGA CCA TC 3.CCG CCA CTA AAC AAT CGT CGA AAC AAT TGC TCC GTT CGA 4.CGT TAC TCG GAT GCC CAA ATA TCG CCA CAT TCG 5.CAT CCA TCT TTC CAG ATG TGT TCA ACT AGG AGT CCT GAT CC 6.GAC GTC GGT CTT TCT CTC CTT TCG TCT ACG 7.CCG TTC TCA TCG CTC TAC GGA CTC TTC CAA TCG 8.CGA AGA TTC CCC TTG ATC GCG ACC TGA TCT 9.CCG GGG CTC CTA TCG TTC CAT AGT CAC CCT AAA AG 10. TAC CGC GTG TCT TAT CGA CAC ACC CGC G 16S rRNAに由来の配列1は長さ30塩基及びTm値は66℃で
ある。
【0177】16S rRNA由来の配列2は長さ32塩基及びTm
値は67℃である。
【0178】16S rRNA由来の配列3は長さ39塩基及びTm
値は70℃である。
【0179】16S rRNA由来の配列4は長さ33塩基及びTm
値は69℃である。
【0180】23S rRNA由来の配列5は長さ41塩基及びTm
値は71℃である。
【0181】23Sr RNA由来の配列6は長さ30塩基及びTm
値は72℃である。
【0182】23S rRNA由来の配列7は長さ33塩基及びTm
値は72℃である。
【0183】23S rRNA由来の配列8は長さ30塩基及びTm
値は71℃である。
【0184】23S rRNA由来の配列9は長さ35塩基及びTm
値は74℃である。配列10は長さ28塩基及びTm値は72℃で
ある。
【0185】プローブの反応性及び特異性をハイブリダ
イゼーションアッセイで試験した。32P 末端標識オリゴ
ヌクレオチドプローブ1及び2を精製RNA または少なく
とも107個の生物から遊離したRNA と、0.55mlの41%ス
ルホコハク酸ジイソブチル、3%のドデシル硫酸ナトリ
ウム、0.03M のリン酸ナトリウム pH6.8、1mM EDTA、1m
M EGTA中で60℃(プローブ1)または64℃(プローブ
2)で1 時間混合した。先行実施例と同様にハイブリッ
ドをヒドロキシアパタイトに結合させ、結合した放射能
の量をシンチレーションカウンティングで測定した。表
36は、プローブ1及び2が被検C.trachomat is のすべて
の血清型に十分にハイブリダイズすることを示す。プロ
ーブ1は被検C.psittaciのいかなる菌株とも全く反応せ
ず、プローブ2は2つの菌株と反応しない。プローブ2
はヒト感染性がわかっている生物であるC.psittaciのヒ
ツジ多発性関節炎菌株と反応する。表37は混合使用し
たときの125I 標識したプローブ3〜9の反応性及び特
異性を示す。この場合、ハイブリッドを1987年3月2日
出願のArnold等の米国特許第020866号に記載のごとくカ
チオン性磁性粒子に結合させた。これらのプローブは被
C.trachomatis のすべての菌株に十分にハイブリダイ
ズしC.psitt aciのいかなる菌株ともハイブリダイズしな
い。更にプローブ3〜9を尿生殖管で普通に検出される
一連の生物(表38)及び生物の系統分類学的クロスセ
クション(表39)に対して試験した。いずれの場合に
も、プローブが特異的であることが判明した。プローブ
10はC.psittaciに25%非相同でまたC.trachomatis に特
異的である。
【0186】
【表34】
【0187】
【表35】
【0188】
【表36】
【0189】
【表37】
【0190】実施例12 Campylobacter は易動性、微好気性、グラム陰性の曲が
った桿菌である。この属は極めて多様であり別の属とは
顕著に異なる。この属は十分に定義されているが種のレ
ベルではある程度修正された(Romaniuk、P.J.等、J.Ba
ctriol. 169: 2137-2141(1987) )。3つのCampylobact
er 種、Campylobacter jejuniC.coli及びC.laridis
はヒトの腸炎の原因になる。この疾患は下痢、発熱、吐
き気、腹痛及びある場合にはおう吐等の症状を伴う。こ
れらの3種類の生物は米国で毎年200万の感染を生じる
と推定される(推定値は下痢疾患を誘発したSalmonella
及びShigellaの数に基づく)。この属の別の菌はヒトの
敗血症並びにヒツジ及びウシの流産及び不妊の原因とな
る。
【0191】Campylobact er 腸炎を診断するための現行
の方法は、生物を培養によって増殖させて単離し多数の
生化学試験を行なう手順を含む。Campylobacter の最適
増殖には低酸素圧及び高温(42℃)のごとき特殊条件を
要する。1つの条件の組み合わせがすべてのCampylobac
ter 種の増殖に好ましいわけではない。
【0192】以下のオリゴヌクレオチド配列は、ハイブ
リダイゼーションアッセイで使用されると該当Campylob
act er 種の16S rRNAにハイブリダイズする。本発明は、
従来のCampylobacter 検出方法に比較して顕著な利点を
もつ。何故なら1つのプローブが該当Campylobacter
部を検出でき残りの2つのプローブが腸内Campyl obacte
r を検出でき1つがCa mpylobacter のヒト分離株を検出
できるからである。更に、本発明プローブは従来方法に
比較してアッセイが容易であり同定時間従って診断時間
を大幅に短縮するという利点をもつ。
【0193】16S rRNAに相補的な3つの非反復プライマ
ーを使用し該当Campylobacter 種の16S rRNAにハイブリ
ダイズする4つのプローブを作製した。配列1及び2は
配列 5′-GTA TTA CCG CGG CTG CTG GCA C- 3′ をもつ16S rRNAプライマーを使用して作製された。配列
3は配列 5′-CCG CTT GTG CGG GCC CCC GTC AAT TC-3′ をもつ16S プライマーを使用して作製された。配列4は
配列 5′-GCT CGT TGC GGG ACT TAA CCC AAC AT-3′ をもつ16S rRNAプライマーを使用して作製された。
【0194】以下の配列を特性決定しCampylobacter je
juniC.coli及びC.laridis にハイブリダイズすること
を証明した。系統分類学的に最も近縁のVibrio parahae
molyticus及びWollinella succinogenesをCampylocact
er 配列との比較に使用した。
【0195】1.CGC TCC GAA AAG TGT CAT CCT CC 2.CCT TAG GTA CCG TCA GAA TTC TTC CC 3.GCC TTC GCA ATG GGT ATT CTT GGT G 4.GGT TCT TAG GAT ATC AAG CCC AGG 16S rRNAに由来の配列1は長さ23塩基及びTm値は65℃で
ある。16S rRNAに由来の配列2は長さ26塩基及びTm値は
64℃である。16S rRNA由来の配列3は長さ25塩基及びTm
値は66℃である。16S rRNAに由来の配列4は長さ24塩基
及びTm値は61℃である。配列1はE.coli 16S rRNA の塩
基 405〜428 に対応する領域にハイブリダイズし得る。
配列2はE.coli 16S rRNA の塩基 440〜475 に対応する
領域にハイブリダイズし得る。配列3はE. coli 16S rRN
A の塩基 705〜735 に対応する領域にハイブリダイズし
得る。配列4はE.coli 16S rRNA の塩基 980〜1010に対
応する領域にハイブリダイズし得る。
【0196】Campylobacter プローブの反応性及び特異
性をハイブリダイゼーションアッセイで試験した。32P
末端標識オリゴヌクレオチドプローブと精製RNA または
細胞から遊離したRNA とを 0.1%ドデシル硫酸ナトリウ
ム中で混合した。0.5ml のハイブリダイゼーション溶液
(41%のスルホコハク酸ジイソブチル、30mMリン酸ナト
リウム pH6.8、 0.7%ドデシル硫酸ナトリウム、1mM ED
TA、1mM EGTA)を添加し、混合物を60℃で1〜1.5 時間
インキュベートした。インキュベーション後、2〜2.5m
l の分離溶液(2%ヒドロキシアパタイト、0.12M リン
酸ナトリウムpH6.8 、0.02%ドデシル硫酸ナトリウム)
を添加し、混合物を60℃で5分間インキュベートした。
標本を遠心し、上清を除去した。2.5 mlの洗浄液(0.12
M リン酸ナトリウム pH6.8、0.02%ドデシル硫酸ナトリ
ウム)を添加し、標本を攪拌し、遠心し、上清を除去し
た。ヒドロキシアパタイトに結合した放射能をシンチレ
ーションカウンティングで測定した。
【0197】表40はプローブが該当Campylobacter
種、C.jejuniE.coli及びC.laridisに十分にハイブリ
ダイズすることを示す。プローブ1は被検Campylobacte
r 種をすべて検出し、プローブ2及び4は腸内Campylob
acter だけを検出し、プローブ3は、ウシから単離され
た生物たるC.sputorum以外のCampylobacter 種をすべて
検出する。従ってすべてのプローブが便標本中のCampyl
obacter の同定に有効である。その他の用途に使用する
ためにどのプローブを選択するかは所望の特異性レベル
次第である(即ち、腸内Campylobacter またはすべての
Camp ylobacter 種)。
【0198】
【表38】
【0199】表41はプローブが近縁の生物または消化
管で検出された生物とハイブリダイズしないことを示
す。
【0200】
【表39】
【0201】腸内Campylobacter に特異的なプローブ即
ちプローブ2及び4を更に試験すると、消化管で検出さ
れるその他の生物のrRNAと反応しないことが判明した。
【0202】
【表40】
【0203】実施例13 Streptococcus (連鎖球菌)はグラム陽性、オキシダー
ゼ陰性の球菌である。この属は群特異性炭水化物に基づ
いて A〜R の18の群に分類される。D 群のStreptococcu
s は更にenterococcus(腸球菌)(S.faecium S.faec
alisS.avium及びS.gallinarum)と非enterococcus
S.bovis 及びS.equinus )に細分される。S.faecium
S.faecalis及びS.avium は医学的に重要なenterococ
cusであると考えられる。いくつかのStreptococcus 種
がヒト病原体である。他に、口腔及び腸にノーマルフロ
ーラを生じるが別の部位に導入されると病気の原因にな
るものもある。2つの例は、S .faecium 及びF.f aecalis
であり、これらは腸内で普通に検出されるが菌血症、傷
感染を生じることもあり、米国では尿路感染が10%もあ
る。
【0204】enterococcusの現行の検出方法では、標本
を18〜72時間培養し一連の生化学試験を行なう必要があ
る。以下のオリゴヌクレオチド配列はハイブリダイゼー
ションアッセイで使用されると、Strep tococcus faecal
isS.avium 及びS.faeciumを正確に検出する。本発明
のプローブは、DNA 相同において極めて近縁の別のStre
ptococcus またはStaphylococcusと交差反応しない(Ki
epper-Baez、1981、1982、Sch-liefer 1984 )。本発明
はまた、標本に対して必要な試験の数を減らし、従って
同定即ち診断に要する時間を大幅に短縮する。これは従
来方法に比較して顕著な利点である。
【0205】配列 5′-CCG CTT GTG CGG GCC CCC GTC AAT TC-3′ をもつ16S rRNAに相補的なプライマーを使用してプロー
ブ配列を同定した。以下の配列を特性決定すると3つの
enterococcus即ちS.faecium S.faecalis及びS.avium
に特異的であることが判明した。該当配列と比較するた
めに、系統分類学的に最も近縁のS.agalactiaeS.bovi
s S.pneumoniae及びS.pyogenesを使用した。
【0206】 1.TGC AGC ACT GAA GGG CGG AAA CCC TCC AAC ACT TA 配列は長さ35塩基でTm値は72℃である。この配列はE.co
li 16S rRNAの塩基 825〜860 に対応する領域にハイブ
リダイズし得る。プローブの反応性及び特異性を証明す
るために、精製RNAまたは細胞から遊離したRNA とのハ
イブリダイゼーションアッセイに使用した。少なくとも
107個の細胞を2%ドデシル硫酸ナトリウム中に含むガ
ラスピーズの存在下に攪拌した。 0.1mlの懸濁液を0.1m
l のハイブリダイゼーションバッファ(0.96M リン酸ナ
トリウム pH6.8、 0.002M EDTA、0.002M EGTA )と混合
し、65℃で2時間インキュベートした。インキュベーシ
ョン後、5mlのヒドロキシアパタイト、0.12M リン酸ナ
トリウムpH 6.8、0.02%ドデシル硫酸ナトリウムを添加
し、混合物を65℃で10分間インキュベートした。標本を
遠心し、上清を除去した。5mlの洗浄液(0.12M リン酸
バッファ pH6.8、0.02%ドデシル硫酸ナトリウム)を添
加し、標本を攪拌し、遠心し、上清を除去した。ヒドロ
キシアパタイトに結合した放射能の量をシンチレーショ
ンカウンティングで測定した。表43はプローブがS.fa
ecium S.faecalis及びS.avium と十分に反応しその他
の近縁生物とは反応しないことを示す。
【0207】
【表41】
【0208】実施例14 Pseudomonas はグラム陰性、胞子非形成性、非発酵性桿
菌である。Pseudomonas は土中及び水中に棲息し健康な
人間にはまれにしか感染しない。既に衰弱した病人に対
してはこの生物は種々の臨床的症状、例えば傷口感染、
手術後感染、敗血症、小児下痢及び呼吸器及び尿路感染
を生じ得る。この生物は抗生物質に耐性であるためPseu
domonas 属の各菌を臨床標本中で同定することが特に重
要である。核酸相同の研究によって属はRNA 群I〜Vと
して知られる5つの相同群に分類されている。Ps eudomo
nas の臨床単離物全部のうちの83%がRNA 群Iに由来
し、これまではPseu domonas aeruginosaが最も多く単
離されている。
【0209】Pseudomonas の現行の検出方法では患者の
標本を24〜72時間培養しその後に一連の生化学試験を行
なう必要がある。下記のオリゴヌクレオチド配列はハイ
ブリダイゼーションアッセイで使用されると臨床的に重
要なI群のPseudomonas を検出する。本発明は標本に対
して行なう試験の数を減らし検出までの所要時間を短縮
する。これは従来方法に比較して顕著な進歩である。
【0210】配列 5′-CTT TCC CTC ACG GTA- 3′ をもつ23S rRNAの保存領域に相補的なプライマーを使用
して配列を作製した。以下の配列はI群Pseudomonas を
検出することが判明した。
【0211】 1.CAG ACA AAG TTT CTC GTG CTC CGT CCT ACT CGA TT プローブは長さ35塩基でTm値は70℃である。プローブは
E.coli 23S rRNA の塩基 365〜405 に対応する領域でI
Pseudomonas のRNA にハイブリダイズし得る。プロー
ブの反応性及び特異性を証明するために、ハイブリダイ
ゼーションアッセイに使用した。32P 末端標識オリゴヌ
クレオチドと少なくとも107個の細胞から遊離したRNA
とを、0.48M リン酸ナトリウム pH6.8、1%ドデシル硫
酸ナトリウム、1mM EDTA 、1mM EGTA )中で標準方法
で混合し、65℃で2時間インキュベートした。インキュ
ベーション後、RNA:DNA ハイブリッドを先行実施例の記
載と同様にヒドロキシアパタイトに結合させ、結合放射
能をシンチレーションカウンティングで測定した。表4
4は試験したI群Pseudomonas の8つの種のすべてに対
してプローブが十分に反応したことを示す。プローブは
II群またはV群の生物に由来のRNA とは反応しなかっ
た。臨床標本に由来の非発酵性Bacillusの分離株全体の
1%未満に相当するIII 群の生物Pseudomonas acidovor
ans との反応は少なかった。表45は試験したその他の
近縁生物に対してプローブが反応しないことを示す。
【0212】
【表42】
【0213】実施例15 実施例15〜18はEnterobact eriaceae用プローブにつ
いて説明する。これらの生物はすべてDNA レベルで極め
て近縁である。 rRNA レベルでの差異は更に少ない。例
えば、Proteus vulgaris 16S rRNA はE.coliに95%相同
である。これらの要因は、このグループの生物に特異的
な rRNA プローブの作製に困難が伴うことを示唆する。
しかしながら、我々は、Enterobact er cloacaeProteu
s mirabilis Salmonella及びE.coliのプローブを作
製した。
【0214】Enterobacte r属の生物は、Enterobacteria
ceae族に所属する易動性、グラム陰性、胞子非形成性桿
菌である。この属は大きい不均一なグループである。8
つの種が定義されているが臨床的に重要なものは5種で
ある。Enterobacter cloaca e 及びE.aerogene s は最も
多い分離株であり、ヒトの尿生殖器、肺、血液、中枢神
経系及び軟組織の感染に関連する。
【0215】患者の標本からEnterobacter cloacaeを同
定する現行の方法は、寒天プレート上で標本を18〜24時
間培養し一連の生化学試験を行なう手順を含む。以下の
オリゴヌクレオチド配列は核酸ハイブリダイゼーション
アッセイのプローブとして使用されると、Enterobacter
cloacaeを正確に同定する。本発明は標本に対して行な
う試験の数を減らし同定に要する時間従って診断所要時
間を短縮する。これは従来方法に比較して顕著な改良で
ある。
【0216】配列 5′-CAG TCA GGA GTA TTT AGC CTT- 3′ をもつ 23S rRNA の保存領域に相補的なプライマーを使
用してEnterobacter cloacae特異的プローブが得られ
た。
【0217】配列 1.GTG TGT TTT CGT GTA CGG GAC TTT CAC CC を特性決定しE.cloacae に特異的であることを証明し
た。E. cloacaeの配列と比較するために、系統分類学的
に最も近縁の生物Escherichia coliKlebsiella pneum
oniae Pr oteus vulgarisSalmonella enteritidis
Citrobacter fre undiiを使用した。
【0218】プローブは長さ29塩基で Tm 68℃である。
プローブはE.coli 23S rRNA の塩基305〜340 に対応す
る領域でE.cloacae のRNAにハイブリダイズし得る。
E.cloacae に対するプローブの反応性及び特異性を証明
するためにこれをハイブリダイゼーションアッセイで使
用した。32P 末端標識オリゴヌクレオチドプローブと少
なくとも107個の生物から遊離したRNA とを1%ドデシ
ル硫酸ナトリウム、0.48M リン酸ナトリウム pH6.8中で
混合し(最終容量0.2ml )、60℃で2時間インキュベー
トした。インキュベーション後、5mlの 2%ヒドロキシ
アパタイト、0.12M リン酸ナトリウム pH6.8、0.02%ド
デシル硫酸ナトリウムを添加し、混合物を60℃で10分間
インキュベートした。標本を遠心し、上清を除去した。
5mlの洗浄液(0.12Mリン酸ナトリウム pH6.8、0.02%ド
デシル硫酸ナトリウム)を添加し、標本を攪拌し、遠心
し、上清を除去した。ヒドロキシアパタイトに結合した
放射能の量をシンチレーションカウンティングで測定し
た。結果を表46に示す。表46は、プローブがE.cloa
cae と十分に反応し近縁生物のRNA とは反応しないこと
を示す。
【0219】
【表43】
【0220】表47はプローブが尿中で検出される生物
のRNA と反応しないことを示す。
【0221】
【表44】
【0222】実施例16 Proteus 属の生物はEnteroba cteriaceae族に所属する易
動性、グラム陰性、胞子非形成性の桿菌である。4つの
Proteus 種が知られており、そのうちの3種、即ちProt
eusmirabilisP.vulgaris及びP. penneri がヒト疾患の
原因になる。
【0223】最も多いタイプのproteus 感染は尿道で生
じるが、敗血症、肺炎、及び傷感染も生じる。Proteus
m irabilis は最も多く分離される種であり急性の単純尿
道感染の10%を占める。種間で抗生物質感受性が異なる
ので病因生物を属のレベルでなく種のレベルで同定する
のが望ましい。
【0224】患者の標本からProteus mirabilis を同定
する現行の方法は、寒天プレート上で標本を18〜24時間
培養しその後に一連の生化学試験を行なう手順を含む。
下記のオリゴヌクレオチド配列は核酸ハイブリダイゼー
ションアッセイのプローブとして使用されると、Proteu
s mirabilis を正確に同定する。本発明は標本に対して
行なう試験の数を減らし同定に要する時間従って診断所
要時間を短縮する。これは従来方法に比較して顕著な改
良である。
【0225】配列 5′-CAG TCA GGA GTA TTT AGC CTT- 3′ をもつ 23S rRNA の保存領域に相補的なプライマーを使
用してProteus mirabilis 特異的プローブが得られた。
【0226】配列 1.CCG TTC TCC TGA CAC TGC TAT TGA TTA AGA CTC を特性決定しP.mirabilis に特異的であることを証明し
た。
【0227】Proteus mir abilis の配列と比較するため
に、系統分類学的に最も近縁の生物Escherichia coli
Klebsiella pneumonia e Proteus vulgarisSalmonel
la enteritid is及びCitrobacte r freundiiを使用した。
【0228】このプローブはE.coli 23S rRNA の塩基 2
70〜305 に対応する領域で P. mirabilis のRNA にハイ
ブリダイズし得る。プローブは長さ33塩基でTm値は66℃
である。P.mirabilis に対するプローブの反応性及び特
異性を証明するために、これをハイブリダイゼーション
アッセイで使用した。32P 末端標識オリゴヌクレオチド
プローブと少なくとも107個の生物から遊離したRNA と
を 1%ドデシル硫酸ナトリウム、0.48M リン酸ナトリウ
ムpH 6.8、1mM EDTA、1mM EGTA中で混合し(最終容量0.
2 ml)、64℃で2 時間インキュベートした。インキュベ
ーション後、5mlの 2%ヒドロキシアパタイト、0.12M
リン酸ナトリウム pH 6.8 、0.02%ドデシル硫酸ナトリ
ウムを添加し、混合物を64℃で10分間インキュベートし
た。標本を遠心し、上清を除去した。5 mlの洗浄液(0.
12M リン酸ナトリウム pH6.8、0.02%ドデシル硫酸ナト
リウム)を添加し、標本を攪拌し、遠心し、上清を除去
した。ヒドロキシアパタイトに結合した放射能の量をシ
ンチレーションカウンティングで測定した。結果を表4
8に示す。表46は、プローブがP.mirabilis と十分に
反応し他の27の近縁の生物とは反応しないことを示す。
表49は表48と同様に試験してプローブが他の24の系
統分類学的に多様な生物及び2つの酵母とは反応しない
ことを示す。
【0229】
【表45】
【0230】
【表46】
【0231】実施例17 Salmonella 属の生物は、Enterobacteriaceae族に所属す
る易動性、グラム陰性、胞子非形成性の桿菌である。す
べてのSalmonellae が極めて近縁であり、学者によって
はこれらの生物を1つの種と考えることもある。核酸相
同の研究によって5つのサブグループが同定され異なる
1400の血清型が知られるようになった。すべての血清型
が、軽症の自己限定性胃腸炎から菌血症を伴う重態胃腸
炎、生命を脅かす恐れのあるチフス熱にわたるヒトの腸
疾患に関与する。S.cholerasuisS.parat yphi A 及び
S.typ hi は重病及び菌血症にもっとも関係の深い血清型
である。Salmonella誘発腸炎の診断は、便標本中の生物
の検出に依存する。感染が主として汚染ミルク、食物及
び水の摂取によって生じるのでこれらの製品が消費者の
手にわたる前にこれらの物質中のSalmonellaを同定する
方法が必須である。
【0232】Salmonella属の生物を検出する現行の方法
は、選択培地で標本を1〜3日培養し一連の生化学試験
を行なう手順を含む。臨床標本または食品中のSalmonel
laを分離するために濃縮段階がしばしば必要である。下
記のオリゴヌクレオチド配列は、核酸ハイブリダイゼー
ションアッセイのプローブとして使用されると、Salmon
ella属の各菌を正確に同定する。本発明のプローブは属
のすべての菌に特異的であり他の近縁のEnterobacteria
ceae属とは反応しない。本発明プローブは標本に対して
行なう試験の数を減らし同定に要する時間従って診断所
要時間を短縮する。これは従来方法に比較して顕著な改
良である。
【0233】16S 及び 23S rRNA に相補的な2つのプラ
イマーを使用してSalmonella属特異的プローブが得られ
た。配列1は配列 5′ TTA CTA GCG ATT CCG ACT TCA 3′ をもつ16S プライマーを用いて得られた。配列2は配列 5′ CAG TCA GGA GTA TTT AGC CTT 3′ をもつ23S プライマーを用いて得られた。
【0234】配列 1.CTC CTT TGA GTT CCC GAC CTA ATC GCT GGC 2.CTC ATC GAG CTC ACA GCA
CAT GCG CTT TTG TGT A を特性決定しSalmonellaに特異的であること
を証明した。
【0235】16S rRNAに由来の配列1は長さ30塩基でTm
値は73℃である。23S rRNAに由来の配列2は長さ34塩基
でTm値は71℃である。これらのプローブはE.coliの16S
rRNAの塩基1125〜1155及び23S rRNAの塩基 335〜375 に
対応する領域にハイブリダイズし得る。Sa lmonella属の
各菌に対するプローブ1の反応性及び特異性を証明する
ために、32P 末端標識オリゴヌクレオチドプローブをハ
イブリダイゼーション反応でプローブとして使用した。
精製RNA または少なくとも107個の生物から標準法で遊
離したRNA を1 mlのハイブリダイゼーションバッファ
(最終濃度43%スルホコハク酸ジイソブチル、60mMリン
酸ナトリウム pH6.8、1mM EDTA、1mM EGTA)と混合し、
72℃で2〜12時間インキュベートした。インキュベーシ
ョン後、5mlの分離溶液(2%ヒドロキシアパタイト、
0.12M リン酸ナトリウムpH6.8 、0.02%ドデシル硫酸ナ
トリウム)を添加し、標本を混合し、混合物を72℃で5
分間インキュベートし、遠心し、上清を除去した。4ml
の洗浄液(0.12M リン酸ナトリウム pH6.8、0.02%ドデ
シル硫酸ナトリウム)を添加し標本を攪拌し、遠心し、
上清を除去した。ヒドロキシアパタイトに結合した放射
能の量をシンチレーションカウンティングで測定した。
表50の結果は、併用した2つのプローブが5つのSalm
on ellaサブグループ及び試験した31の血清型全部とハイ
ブリダイズしたことを示す。
【0236】
【表47】
【0237】
【表48】
【0238】Salmonella属の生物に対するプローブの特
異性を、Salmonella近縁生物に由来のRNA を含むハイブ
リダイゼーション反応で証明した。結果を表51に示
す。
【0239】
【表49】
【0240】表52はSalmonellaプローブ1及び2が系
統分類学的に多様な生物とハイブリダイズしないことを
示す。
【0241】
【表50】
【0242】実施例18 Escherichia c oliEnterbacteriaceae 属に所属するグ
ラム陰性、胞子非形成性の桿菌である。5つのEscheric
hia 種、即ち、臨床分離株の99%以上を占めるE.coli
E.hermaniiE.blattae E.vulnerisE .fergusonii
が知られている。E.coliは尿道感染、菌血症及び新生児
髄膜炎の主因であり、また旅行者下痢として知られる1
種の胃腸炎の原因である。
【0243】患者の標本からE.coliを同定する現行の方
法では、寒天プレート上で標本を18〜72時間培養し単離
したコロニーに一連の生化学試験を行なう。下記のオリ
ゴヌクレオチド配列は核酸ハイブリダイゼーションアッ
セイのプローブとして使用されると別の生物の存在下で
E.coliを正確に検出する。本発明は標本に対して行な
う試験の数を減らし同定に要する時間従って診断所要時
間を短縮する。これは従来技術の方法に比較して顕著な
改良である。
【0244】E.coli特異的プローブは、公知のE.coli
列(Brosius 等、Pr oc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 75:
4801〜4805 (1978) )に由来し、比較としてProteus vu
lgaris(Carbon等、Nuc.Acids Res. 9: 2325〜2333 (19
81) )、Klebsiella pneumoniaeSa lmonella enterit
idisEnterobacter gergov iae及びCitrobact er freund
iiを使用した。プローブ配列を以下に示す。
【0245】 1.GCA CAT TCT CAT CTC TGA AAA CTT CCG TGG プローブは16S rRNAの995 〜1030の領域でE. coliのRNA
にハイブリダイズする。プローブは長さ30塩基及びTm値
は 66 ℃である。E.coliに対するプローブの反応性及び
特異性を試験するために、このプローブをハイブリダイ
ゼーションアッセイで使用した。32P末端標識オリゴヌ
クレオチドプローブと配列5′-TGG ATGTCA AGA CCA GG
T AAG GTT CTT CGC GTT GCA TCG- 3′及び配列 5′- C
TG ACG ACA GCC ATG CAG CAC CTG TCT CAC GGT TCC CGA
AGG CA- 3′をもつ2つの非標識オリゴヌクレオチド
と精製RNA または界面活性剤及び加熱によって細胞から
遊離したRNA とを、1%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)
、0.48M リン酸ナトリウムpH 6.8 、1mM EDTA、1mM EG
TA(最終容量0.2 ml)中で混合し、60℃で 2時間インキ
ュベートした。インキュベーション後、5mlの2%ヒド
ロキシアパタイト、0.12M リン酸ナトリウム pH6.8、0.
02%ドデシル硫酸ナトリウムを添加し、混合物を60℃で
10分間インキュベートした。標本を遠心し、上清を除去
した。5mlの洗浄液(0.12M リン酸ナトリウム pH6.8、
0.02%ドデシル硫酸ナトリウム)を添加し、標本を攪拌
し、遠心し、上清を除去した。ヒドロキシアパタイトに
結合した放射能の量をシンチレーションカウンティング
で測定した。
【0246】このプローブは例えば、尿標本中のE.coli
を検出するために使用される。表53は試験したE.coli
8つの菌株の7つをプローブが検出したことを示す。プ
ローブはまた尿中でまれにしか検出されない生物E.ferg
usoniiと反応する。
【0247】表54は、プローブが尿中でまれにしか分
離されない別の生物たるS higella以外の属とは反応しな
いことを示す。これらの結果はプローブが尿標本中のE.
coliを検出するために有効であることを示す。
【0248】
【表51】
【0249】
【表52】
【0250】実施例19 バクテリアは、たいていの自然環境に存在する形態的及
び系統分類学的に多様な単細胞生物のグループを包含す
る。多くのバクテリアは環境または宿主に無害または有
益であるが、あるものは有害で病因になる。ある場所
(例えば培地、薬品、または血液、尿、脳脊髄液のごと
き体液及び組織生検)におけるバクテリアの存在は好ま
しくないかまたは病気の指標となる。飲料水、食品等の
ごとき別の物質中では低レベルのバクテリアの存在が許
容される。従って標本中のバクテリアを検出し定量する
手段が必要である。標本中の全てのバクテリアを検出及
び定量するための現行の方法では、種々の温度及び雰囲
気の条件下に多数タイプの培地で培養する必要がある。
全部のバクテリアを1つの試験で検出または定量できる
試験方法は今日まで知られていない。下記のオリゴヌク
レオチド配列はハイブリダイゼーションアッセイで使用
されると、広い系統分類学的クロスセクションのバクテ
リアを検出する。本発明は、行なう試験の数を減らしア
ッセイ所要時間を短縮する。未知の標本から得られたハ
イブリダイゼーションと1組の標準とを比較することに
よってバクテリアの存在数をある程度定量できる。これ
は従来技術に比較して顕著な改良である。
【0251】公知のrRNA配列及びGen-Probe で決定され
た配列を検討することによってバクテリアプローブを設
計した。比較に使用した配列は、A grobactrium tumefac
iens(Yang等、Proc.Natl.Acad. Sci.U.S.A.、82:4443
(1985) 、Anacystis nidulans(Tomioka and Sugiura、M
ol.Gen.Genet. 191:46 (1983)、Douglas and Doolittle
Nuc.Acids.Res. 12:3373(1984)、Ba cillus subtilis
(Green 等、Gene 37:261(1985) 、Bacillus s tearoth
ermophilus (Kop 等、DNA 3:347(1984)、Bacteroides
fragilis(Weisburg等、J.Bacteriol. 164:230(1985)、
Chlamydia psittaci(Weisburg等、J.Bacteriol. 167:5
70(1986)、Desulfovibrio desulfu ricans(Oyaizu andW
oese 、System. Appl. Microbiol. 6:257(1985)、Esche
richia coli(Brosius 等、Proc. Natl.Acad. Sci.U.S.
A. 77:201 (1980)、Flavobactri umheparinum (Weisbur
g等、J.Bacteri ol. 164:230(1985)、Heliobacterium ch
l orum(Woese 等、Scien ce 229:762(1985)、Mycop lasma
PG50(Frydenberg and Christiansen、DNA 4:127(198
5)、Proteus vul garis(Carton等、Nuc. Acids Res.9:23
25(1981) 、Pseudomonas testosteroni(Yang等、Proc.
Natl.Acad.Sci.U.SA. 82:4443(1985)、Rochalimaea q
uintana(Weisburg等、Science 230:556(1985)Saccharo
m yces cerevisiae(Rubstov 等、Nuc.Acids Res. 8:577
9(1980) 、Georgiev等、Nuc.Acids Res. 9:6953 (198
1))及びヒト(Torczynski等、DNA 4:283(1985)、Gonza
lez等、Proc.Natl.A cad.Sci. U.S.A. 82:7666 (1985)。
【0252】以下の配列は広い系統分類学的クロスセク
ションのバクテリアにハイブリダイズし、酵母またはヒ
トrRNAにハイブリダイズしないことが判明した。
【0253】 1.CCA CTG CTG CCT CCC GTA GGA GTC TGG GCC 2.CCA GAT CTC TAC GCA TTT CAC CGC TAC ACG TGG 3.GCT CGT TGC GGG ACT TAA CCC AAC AT 4.GGG GTT CTT TTC GCC TTT CCC TCA CGG 5.GGC TGC TTC TAA GCC AAC ATC CTG 6.GGA CCG TTA TAG TTA CGG CCG CC 7.GGT CGG AAC TTA CCC GAC AAG GAA TTT CGC TAC C プローブ1は長さ30塩基及びTm値は70℃である。プロー
ブ2は長さ33塩基及びTm値は69℃である。プローブ3は
長さ26塩基及びTm値は67℃である。プローブ4は長さ27
塩基及びTm値は69℃である。プローブ5は長さ24塩基及
びTm値は66℃である。プローブ6は長さ23塩基及びTm値
は62℃である。プローブ7は長さ34塩基及びTm値は66℃
である。プローブ1〜3は(E.coli塩基に対応する)領
域 330〜365 、 675〜715 及び1080〜1110の16S rRNAに
ハイブリダイズする。プローブ4〜7は(E.coli塩基に
対応する)領域 460〜490 、1050〜1080及び1900〜1960
(プローブ6及び7)の23S rRNAにハイブリダイズす
る。オリゴヌクレオチドは、ユウバクテリア中で高度に
保存されたrRNA上の領域と相互作用する。これは、これ
らがハイブリダイゼーションアッセイでバクテリアプロ
ーブとして使用できることを意味する。第二にはrRNAを
得るツールとして使用することもできる。例えばオリゴ
ヌクレオチドを該当rRNAにハイブリダイズさせ逆転写酵
素で延長する。得られたDNA の配列を決定し、本明細書
中の詳細な説明の項で記載したように相補的rRNA配列を
推定するために使用され得る。
【0254】本発明の1つの用途は尿中のバクテリア
(細菌尿)を検出することである。尿中で検出されたバ
クテリアに対するプローブの反応性及び特異性を証明す
るために、32P 末端標識または 125I標識したオリゴヌ
クレオチドプローブと標準法(例えばMurphy等、米国特
許第841860号に記載の超音波破壊法、ガラスビーズを含
む界面活性剤または酵素溶菌)によって細胞から遊離し
たRNA とを混合した。プローブとRNA とを、0.48M リン
酸ナトリウム pH6.8、1mM EDTA、 1%ドデシル硫酸ナト
リウム(最終容量0.2 ml)中で混合し、60℃で2 時間ハ
イブリダイズした。5mlの 2%ヒドロキシアパタイト、
0.12M リン酸ナトリウム pH6.8、0.02%ドデシル硫酸ナ
トリウムを添加し、混合物を60℃で10分間インキュベー
トした。混合物を遠心し、上清を除去した。5mlの洗浄
液(0.12Mリン酸ナトリウム pH6.8、0.02%ドデシル硫酸
ナトリウム)を添加し、標本を攪拌し、遠心し、上清を
除去した。ヒドロキシアパタイトに結合した放射能の量
をシンチレーションカウンティングで測定した。表55〜
68はこれらのプローブの特異性を証明し、複数プローブ
の併用によって被検バクテリア全部を検出できることを
証明する。
【0255】表55は、プローブ1が、尿から最も多く
分離されるバクテリアのRNA とハイブリダイズし、酵母
RNA とはハイブリダイズしないことを示す。表56は、
プローブ1が、系統分類学的に多様なバクテリアを検出
し、ヒトRNA とはハイブリダイズしないことを示す。
【0256】
【表53】
【0257】
【表54】
【0258】表57は、プローブ2がUreaplasma ureal
yicum 以外の尿中で通常検出されるバクテリアのRNA と
ハイブリダイズし、酵母rRNAとハイブリダイズしないこ
とを示す。
【0259】
【表55】
【0260】表58はプローブ2が系統分類学的に多様
なバクテリアを検出しヒトrRNAとはハイブリダイズしな
いことを示す。
【0261】
【表56】
【0262】表59はプローブ3が尿中で通常検出され
るバクテリアのRNAとハイブリダイズし酵母rRNAを検
出しないことを示す。
【0263】
【表57】
【0264】表60はプローブ4が系統分類学的に多様
なバクテリアを検出しヒトRNA とハイブリダイズしない
ことを示す。
【0265】
【表58】
【0266】表61はプローブ4が尿中で通常検出され
るバクテリアのRNA とハイブリダイズし、酵母rRNAを検
出しないことを示す。
【0267】
【表59】
【0268】表62はプローブ4が系統分類学的に多様
なバクテリアを検出しヒトrRNAとはハイブリダイズしな
いことを示す。
【0269】
【表60】
【0270】表63はプローブ5が尿中で通常検出され
るバクテリアのRNA とハイブリダイズし酵母rRNAを検出
しないことを示す。
【0271】
【表61】
【0272】表64はプローブ5が系統分類学的に多様
なバクテリアを検出しヒトRNA とはハイブリダイズしな
いことを示す。
【0273】
【表62】
【0274】表65はプローブ6が尿中で通常検出され
るバクテリアのRNA とハイブリダイズし酵母rRNAを検出
しないことを示す。
【0275】
【表63】
【0276】表66はプローブ6が系統分類学的に多様
なバクテリアを検出しヒトRNA とはハイブリダイズしな
いことを示す。
【0277】
【表64】
【0278】表67はプローブ7が尿中で通常検出され
るバクテリアのRNA とハイブリダイズし酵母rRNAを検出
しないことを示す。
【0279】
【表65】
【0280】表68はプローブ7が系統分類学的に多様
なバクテリアを検出しヒトRNA とはハイブリダイズしな
いことを示す。
【0281】
【表66】
【0282】実施例20 菌類は、単純な真核細胞生物の形態的及び系統分類学的
に多様なグループを包含する。3つの菌類、即ちNeuros
pora crassaPodosp ora 及びSaccharo mycesの公知の
配列を使用して、菌類のrRNAがE.coliに58〜60%相同で
互いに84〜90%相同であると推定した。ある種の菌類は
単細胞(酵母)として増殖し、その他のものは多核糸状
体(かび)として増殖し、またいくつかは単細胞または
多核糸状体として増殖し得る(二形態菌類)。多くの菌
類が環境の棲息体に無害であるが、有害で病気を誘発す
るものもある。ある場所では菌類の存在が好ましくない
かまたは病気の指標となる(例えば、培地、薬品、血
液、尿または脳脊髄液のごとき体液及び組織生検)。飲
料水及び食品のごとき別の製品では低レベルの菌類は許
容される。このため標本中の菌類を検出し定量する手段
が必要になる。
【0283】菌類の検出及び定量のための現行の方法
は、標本の顕微鏡観察及び種々の培地での培養を含む。
多くの酵母は臨床標本から数日のオーダーで増殖する
が、ある種の糸状体菌類は4週間の培養期間を要し、そ
の後に特殊染色処理と生化学分析と抗原試験等を行なう
必要がある。以下のオリゴヌクレオチド配列は、ハイブ
リダイゼーションアッセイで使用されると、臨床標本群
から最も多く単離される5種類の酵母、即ち、Candida
albican sTorulopsis glabrata Candida tropocali
sCandida parapsilosis及びCandida kruseiを検出す
る。Trichosporon、 Blastomyces Cryptococcus及びSa
ccharomyces 属を示す他の5つの菌類も検出される。本
発明によればこれらの菌類を1段階で検出することが可
能であり、培養に関してはこれらの菌類を同定し感染原
因として除去するまでの時間を短縮し得る。これは従来
技術の方法に比較して顕著な改良である。
【0284】18S または28S rRNAの保存領域に相補的な
3つのプライマーを使用して該当生物とハイブリダイズ
する4つのプローブを同定した。配列1は配列 5′-AGA ATT TCA CCT CTG- 3′ をもつ18S プライマーを使用して得られた。配列2は配
列 5′-CCT TCT CCC GAA GTT ACG G- 3′ をもつ28S プライマーを使用して得られた。配列3及び
4は配列 5′-TTC CGA CTT CCA TGG CCA CCG TCC- 3′ をもつ28S プライマーから得られた。下記の配列の特性
を決定し菌類 rRNA にハイブリダイズすることを証明し
た。該当配列との比較のためにSa ccharomyces cerevisi
aeSac charomyces carlsbergensisEscherichia co li
及びヒトrRNAを使用した。1.CCC GAC CGT CCC TAT TA
A TCA TTA CGA TGG 18S rRNA由来の配列1は長さ30塩基及びTm値は68℃であ
る。23S rRNA由来の配列2は長さ32塩基及びTm値は67℃
である。23S rRNA由来の配列3は長さ40塩基及びTm値は
66℃である。23S rRNA由来の配列4は長さ40塩基及びTm
値は68℃である。配列1はSaccharomyces cerevisiae 1
8S rRNA の位置 845〜880 に対応する領域にハイブリダ
イズする。配列2はSaccharomyces cerevis iae 28S rRN
A の位置1960〜2000に対応する領域にハイブリダイズす
る。配列3及び4は28S rRNAの1225〜1270の領域にハイ
ブリダイズする。
【0285】菌類に対するこれらのプローブの反応性及
び特異性を証明するために、これらをハイブリダイゼー
ションアッセイで使用した。32P または125I標識プロ
ーブと精製RNA または標準溶菌法で細胞から遊離したRN
A とを、0.2 mlの0.48M リン酸ナトリウム pH6.8、 1%
ドデシル硫酸ナトリウム、1mM EDTA、1mM EGTA中で混合
し、60℃で2 時間インキュベートした。インキュベーシ
ョン後、5mlの2%ヒドロキシアパタイト、0.12M リン
酸ナトリウム pH6.8、0.02%ドデシル硫酸ナトリウムを
添加し標本を60℃で10分間インキュベートした。標本を
遠心し上清を除去した。5mlの0.12M リン酸ナトリウム
pH6.8、0.02%ドデシル硫酸ナトリウムを添加し、標本
を攪拌し、遠心し、上清を除去した。結果を表69に示
す。プローブ1は試験した10種類の菌類全部を検出し、
プローブ2は試験した6つの酵母全部を検出し、プロー
ブ3は6つのうちの5つの酵母を検出し、プローブ4は
C.kruseiだけを検出する。従ってプローブ4は標本中の
C.kruseiの検出及び同定に使用でき、プローブ1と2ま
たはプローブ3と4との併用によって複数の酵母を検出
でき、プローブ1は表69に示す10種類の生物のいずれ
かの検出に使用できる。
【0286】これらのプローブの有望な用途の1つは、
尿標本またはその他の通常は無菌の体液中で酵母を同定
することである。プローブは尿から最も普通に単離され
る一連の細菌にハイブリダイズした(表70)。表71
はプローブが系統分類学的に多様な生物またはヒトRNA
にハイブリダイズしないことを示す。
【0287】
【表67】
【0288】
【表68】
【0289】
【表69】
【0290】またプローブ1の2つの誘導体を作製し
た。
【0291】 CCCGACCGTCCCTATTAATCATTACGATGGTCCTAGAAAC CCCGACCGTCCCTATTAATCATTACGATGG 第1誘導体は65℃で作用し第2誘導体は60℃で作用す
る。
【0292】実施例21 淋疾は米国で最も多く報告される細菌感染症であり、毎
年200 万を超える感染例が報告される。性的感染するこ
の生物は男性の前立腺尿道炎及び女性の子宮頸炎を発症
させる。治療しない患者では重篤な合併症及び不妊の可
能性もあるが、一般には無症状感染がおおく、従って無
意識に伝染を広げる保菌者が増える。
【0293】原因菌Neisseria gonorrhoeae はグラム陰
性、オキシダーゼ陽性の双球菌で厳密な増殖条件を要す
る。診断方法は感染部位及び患者の症状に左右される。
男性の淋病性尿道炎はグラム染色法によって高い感受性
及び特異性で診断できる。女性全体及び無症状男性の淋
病診断を確実に行なうためには一般には24〜72時間を要
する培養が必要である。培養増殖物から生物を検出後、
炭水化物分解、共同凝集、蛍光抗体スクリーニングまた
は発色酵素基質アッセイのごとき試験によってNeisseri
a gonorrhoeae を同定する必要がある。
【0294】Neisseria g onorrhoeae N.meningitidis
に極めて近縁なので核酸プローブを使用した検出及び識
別が特に難しい。Kingsbury 、D.T.、J.Bactrio l. 94:8
70〜874(1967)の発表したデータでは両者のDNA:DNA 相
同が約80〜94%である。AdHoc Committee on Reconcili
ation of Approaches to Bacterial Systematics、In
t′l J. System. Bacteriol.37: 463〜464 (1987)によ
って制定された指針によれば、1つの種の系統分類学的
定義は一般に、70%以上のDNA:DNA 相同を意味する。制
定された原則ではこれらの生物が同じ種に属すると考え
られるにもかかわらずこれらを識別することが可能であ
る。
【0295】N.gonorrhoe ae N.meningitidisとの間の
rRNA相同は既知の保存領域から予想されるように更に大
きい。我々の配列決定データによれば、N.gonorrhoeae
N.meningitidisとの16S rRNA配列間の差異は 1.0%で
あり23S rRNA間の差異は 1.1%である。
【0296】N.meningitidisN.gonorr
hoeae との間のいくつかの変異部位において他のNe isse
ria N.gonorrhoeae と等しいためN . gonorrhoeaeプロ
ーブの作製がより難しい。これらの2つの種の間に存在
する少数の不整合は、最も可変の領域、即ち、種間だけ
でなく菌株間でも変異する領域である。核酸プローブに
よって種を識別することは全くできないと考える者もあ
り、またプローブ診断に使用するにはrRNAが保存されす
ぎていると考える者もあるが、本発明では、N.gonorrho
eae N .meningitidisとを識別できるプローブの作製に
成功した。
【0297】本発明は従来技術の方法に比較して顕著な
利点をもつ。プローブは培養方法よりも特異的で培養方
法よりも診断が速い。また、プローブは従来方法よりも
感度がよい(例えば、臨床標本中の少数の生物を検出し
得る)。
【0298】これらのプローブ配列を同定するために配
列 1.GGCCGTTACCCCACCTACTAGCTAAT 2.GTATTACCGCGGCTGCTGGCAC 3.GCTCGTTGCGGGACTTAACCCACCAT をもつプライマーを使用した。
【0299】標的として選択されたrRNAの各々はE.col
iN.meningitidisN.cinerea N.lactamica N.muc
osa及びKingella kingae に対して少なくとも2つの不
整合を有していた。
【0300】プローブ領域に隣接の配列に相補的なオリ
ゴヌクレオチドを合成し、ハイブリダイゼーション混合
物としてHogan 等の米国特許出願(未権利化)、1987年
11月24日出願、「 Meansand Method for Enhancing Nu
cleic Acid Hybridization」(「helper」特許出願)に
従って使用した。
【0301】下記の配列を特性決定しNeisseria gonorr
hoeae に特異的であることを知見した。N.gonorrhoeae
との比較のために系統分類学的に最も近縁の生物Neisse
riameningitidisN.cinerea N.la ctamica N.mucos
a及びKingella kingae を使用した。
【0302】1.CCG CCG CTA CCC GGT AC 2.TCA TCG GCC GCC GAT ATT GGC 3.GAG CAT TCC GCA CAT GTC AAA ACC AGG TA 領域 125〜150で16S rRNA に相補的な配列1は長さ17塩
基でTm値は56℃である。領域 455〜485 で16S rRNAに相
補的な配列2は長さ21塩基でTm値は63℃である。領域 9
80〜1015で16S rRNAに相補的な配列3は長さ29塩基でTm
値は56℃である。ハイブリダイゼーションアッセイを使
用してNeisseria gono rrhoeaに対するプローブの反応性
及び特異性を証明した。3つのオリゴヌクレオチドプロ
ーブをヨウ素化し配列 5′-CCC CTG CTT TCC CTC TCT AGA CGT ATG CGG TAT T
AG CTG ATC TTT CG-3′、 5′-GCC TTT TCT TCC CTG ACA AAA GTC CTT TAC AAC C
CG- 3′、 5′-GGC ACG TAG TTA GCC GGT GCT TAT TCT TCA GGT A
C-3′及び 5′-GGT TCT TCG CGT TGC ATC GAA TTA ATC CACATC AT
C CAC CGC-3′ をもつ非標識オリゴヌクレオチド及び精製rRNAと共に、
0.48M リン酸ナトリウムpH6.8、 0.5%ドデシル硫酸ナ
トリウム(SDS)中で混合し、60℃で 1時間インキュベー
トした。インキュベーション後、4 mlの 2%ヒドロキシ
アパタイト、0.12M リン酸ナトリウム pH6.8、0.02%SD
S を添加し、混合物を60℃で 5分間インキュベートし
た。標本を遠心し、上清を除去した。5 mlの洗浄液(0.
12M リン酸ナトリウム pH6.8、 2% SDS)を添加し、標
本を攪拌し、遠心し、上清を除去した。ヒドロキシアパ
タイトに結合した放射能をガンマカウンタで測定した。
【0303】表72はプローブがN.gonorr hoeae に十分
にハイブリダイズし試験したその他の種にハイブリダイ
ズしないことを示す。
【0304】
【表70】
【0305】更に、Neisseria プローブの以下の誘導体
を作製し使用した。
【0306】 以上の実施例では標準アッセイフォーマットを使用して
測定を行なったが、特異的プローブを種々の実験条件下
で使用することが可能である。例えば、ハイブリダイゼ
ーションの促進に最適の反応条件を与えるために反応溶
液に種々の添加剤を添加してもよい。かかる添加剤は、
バッファ、キレート剤、有機化合物、核酸沈降剤、並び
にドデシル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジイソブチ
ル、テトラデシル硫酸ナトリウム、サルコシル及びSO4
-2、PO4 -3、Cl-1及びHCOO-1のアルカリ金属塩及びアン
モニウム塩のごとき界面活性剤である。ハイブリダイゼ
ーション反応の最適条件を得るためにかかる添加剤を使
用することは当業者に容易である。単鎖核酸分子を二重
鎖核酸にするハイブリダイゼーションの促進条件は、上
記した1984年7月5日付けの米国特許出願第627795号及
び1987年6月4日付けのそのCIP 出願(未権利化)、及
び1986年1 月7 日付けの米国特許出願第816711号の主題
である。いずれも発明の名称は「ACCELERATED NUCLEIC
ACID REASSOCIATION METHOD 」である。
【0307】本発明は、精製標本、または痰、便、組
織、血液、脊髄液もしくは滑液、血清、尿またはその他
の体液のごとき未精製の臨床標本、あるいは環境または
食物標本のごときその他の標本から非ウイルス性生物を
検出するために使用され得る。細胞破壊及びハイブリダ
イゼーションの前に細胞を溶液に懸濁または溶解し得
る。前記のごとき未精製標本の場合、細胞はアッセイ以
前にそれ自体の生物環境に維持され無傷で非処理であ
る。
【0308】本発明のプローブはアッセイにおいて単独
で使用してもよくまたは種々のプローブと併用してもよ
い。核酸合成中に複数の単独プローブを結合させてもよ
い。この結果、多数プローブ配列を含み従って多数特異
性をもつ1つのプローブ分子が得られる。例えば、実施
例1及び2に記載の前記の Mycobac terium avium My
cobacterium intracellula reの双方の配列を含む単一核
酸分子を合成し得る。M.avium またはM.intra cellulare
rRNAのいずれかとのハイブリダイゼーションアッセイ
においてこのプローブは完全にハイブリダイズする。1
つのアッセイで別々の2つのプローブ配列が併用される
と混合プローブの半分だけがM.avium またはM.intracel
lurale rRNA とハイブリダイズする。本発明の範囲内で
別の方法を用いることも可能である。例えば、本文中に
記載のごとき種々のラベルによってプローブを標識して
もよくこれを診断用キットに組み込んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】塩基の標準参照番号を示すEscherichia coli
細菌16S rRNAの一次構造のチャート図の全体図である。
【図1A】塩基の標準参照番号を示すEscherichia coli
の細菌16S rRNAの一次構造のチャート図の部分図であ
る。
【図1B】塩基の標準参照番号を示すEscherichia coli
の細菌16S rRNAの一次構造のチャート図の部分図であ
る。
【図2】塩基の標準参照番号を示すEscherichia coli
細菌23S rRNAの一次構造のチャート図の全体図である。
【図2A】塩基の標準参照番号を示すEscherichia coli
の細菌23S rRNAの一次構造のチャート図の部分図であ
る。
【図2B】塩基の標準参照番号を示すEscherichia coli
の細菌23S rRNAの一次構造のチャート図の部分図であ
る。
【図2C】塩基の標準参照番号を示すEscherichia coli
の細菌23S rRNAの一次構造のチャート図の部分図であ
る。
【図2D】塩基の標準参照番号を示すEscherichia coli
の細菌23S rRNAの一次構造のチャート図の部分図であ
る。
【図3】塩基の標準参照番号を示すEscherichia coli
細菌5S rRNA の一次構造のチャート図の全体図である。
【図3A】塩基の標準参照番号を示すEscherichia coli
の細菌5S rRNA の一次構造のチャート図の部分図であ
る。
【図3B】塩基の標準参照番号を示すEscherichia coli
の細菌5S rRNA の一次構造のチャート図の部分図であ
る。
【図4】塩基の標準参照番号を示すSaccharomyces cere
visiaeの18S rRNAの一次構造のチャート図の全体図であ
る。
【図4A】塩基の標準参照番号を示すSaccharomyces ce
revisiaeの18S rRNAの一次構造のチャート図の部分図で
ある。
【図4B】塩基の標準参照番号を示すSaccharomyces ce
revisiaeの18S rRNAの一次構造のチャート図の部分図で
ある。
【図4C】塩基の標準参照番号を示すSaccharomyces ce
revisiaeの18S rRNAの一次構造のチャート図の部分図で
ある。
【図5】塩基の標準参照番号を示すSaccharomyces cere
visiaeの28S rRNAの一次構造のチャート図の全体図であ
る。
【図5A】塩基の標準参照番号を示すSaccharomyces ce
revisiaeの28S rRNAの一次構造のチャート図の部分図で
ある。
【図5B】塩基の標準参照番号を示すSaccharomyces ce
revisiaeの28S rRNAの一次構造のチャート図の部分図で
ある。
【図5C】塩基の標準参照番号を示すSaccharomyces ce
revisiaeの28S rRNAの一次構造のチャート図の部分図で
ある。
【図5D】塩基の標準参照番号を示すSaccharomyces ce
revisiaeの28S rRNAの一次構造のチャート図の部分図で
ある。
【図5E】塩基の標準参照番号を示すSaccharomyces ce
revisiaeの28S rRNAの一次構造のチャート図の部分図で
ある。
【図5F】塩基の標準参照番号を示すSaccharomyces ce
revisiaeの28S rRNAの一次構造のチャート図の部分図で
ある。
【図6】異なる12の近縁生物間の16S rRNAの異なる位置
を(E .coliの参照番号を使用して)示すダイヤグラムで
ある。例えば実施例1で99.7はClostridium botulinium
Clostridium subterminaleとの間の16S rRNAの差を示
す。
【図7】異なる12の近縁生物間の23S rRNAの最初の1500
の塩基の位置を(E.coliの参照番号を使用して)示すダ
イヤグラムである。
【図8】異なる12の近縁生物間の23S rRNAの末端塩基の
位置を(E.coli参照番号を使用して)示すダイヤグラム
である。
【図9】16S rRNAにハイブリダイズし得るプローブの位
置を示す概略図である。
【図10】23S rRNAの最初の1500の塩基とハイブリダイ
ズし得るプローブの位置を示す概略図である。
【図11】23S rRNAの末端塩基にハイブリダイズし得る
プローブの位置を示す概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:32 1:35 1:185 1:38) (72)発明者 ジヨ・アン・コツプ アメリカ合衆国、カリフオルニア・92069、 サン・マルコス、ハンプトン・ロード・ 1314 (72)発明者 シエロル・ホウフア・マクドナウ アメリカ合衆国、カリフオルニア・92122、 サン・デイエゴ、ロビンズ・ストリート・ 4697

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標的非ウイルス生物又は非ウイルス生物
    群の標的ヌクレオチド配列を非標的非ウイルス生物又は
    非ウイルス生物群の非標的ヌクレオチド配列から区別す
    るためのハイブリダイゼーションアッセイプローブであ
    って、前記プローブはオリゴヌクレオチドを含み、前記
    オリゴヌクレオチドの少なくとも約10連続ヌクレオチ
    ドはハイブリダイゼーション条件下で前記標的ヌクレオ
    チド配列の標的可変領域又はその相補配列と検出可能な
    ハイブリドを形成することができ、前記オリゴヌクレオ
    チドは前記非標的ヌクレオチド配列とは検出可能なハイ
    ブリドを形成することができなく、前記標的可変領域は
    前記標的非ウイルス生物又は非ウイルス生物群のrRN
    A又は前記rRNAをコードするDNA中に存在し、か
    つ前記標的可変領域はEscheric hia coliの5SrRN
    A、Escherichia coliの16SrRNA、Escherichia
    coliの23SrRNA、Saccharomyces cerevisiaeの1
    8SrRNA及びSacc haromyces cere visiaeの28Sr
    RNAからなる群より選ばれるrRNAの領域に対応す
    るものである、プローブ。
  2. 【請求項2】 標的非ウイルス生物又は非ウイルス生物
    群の標的ヌクレオチド配列を非標的非ウイルス生物又は
    非ウイルス生物群の非標的ヌクレオチド配列から区別す
    るためのハイブリダイゼーションアッセイプローブ又は
    プローブの組み合わせの調製法であって、前記プローブ
    はオリゴヌクレオチドを含み、前記オリゴヌクレオチド
    の少なくとも約10連続ヌクレオチドはハイブリダイゼ
    ーション条件下で前記標的ヌクレオチド配列の標的可変
    領域又はその相補配列と検出可能なハイブリドを形成す
    ることができ、前記オリゴヌクレオチドは前記非標的ヌ
    クレオチド配列とは検出可能なハイブリドを形成するこ
    とができなく、前記標的可変領域は前記標的非ウイルス
    生物又は非ウイルス生物群のrRNA又は前記rRNA
    をコードするDNA中に存在し、かつ前記標的可変領域
    Escherichia coliの5SrRNA、Escherichia coli
    の16SrRNA、Esche richia coliの23SrRN
    A、Saccharomyces cerevisiaeの18SrRNA及びSa
    ccharomyce scerevisiaeの28SrRNAからなる群よ
    り選ばれるrRNAの領域に対応するものである、調製
    法。
  3. 【請求項3】 前記標的可変領域が以下の群:Escher ic
    hia coliの5SrRNAの65−108塩基、Escheric
    hia coliの5SrRNAの65−120塩基、Escheric
    hia coliの16SrRNAの60−100塩基、Escher
    ichia coliの16SrRNAの60−105塩基、Esch
    erichia coliの16SrRNAの120−150塩基、
    Esc herichia coliの16SrRNAの125−150塩
    基、Escherichia coliの16SrRNAの170−23
    0塩基、Escherichia coliの16SrRNAの175−
    210塩基、Escherichia coliの16SrRNAの18
    5−225塩基、Escheri chia coliの16SrRNAの
    190−230塩基、Escherichia coliの16SrRN
    Aの330−365塩基、Escherichia coliの16Sr
    RNAの405−428塩基、Escherichia coliの16
    SrRNAの405−480塩基、Escherichia coli
    16SrRNAの440−475塩基、Es cherichia co
    liの16SrRNAの450−490塩基、Escherichi
    a coliの16SrRNAの455−485塩基、Escher
    ichia coliの16SrRNAの600−635塩基、Es
    cherichia coliの16SrRNAの600−670塩
    基、Escher ichia coliの16SrRNAの630−67
    5塩基、Escherichia coliの16SrRNAの675−
    715塩基、Escherichia coliの16SrRNAの70
    5−735塩基、Escherichia coliの16SrRNAの
    820−860塩基、Escherichi a coliの16SrRN
    Aの825−860塩基、E scherichia col iの16Sr
    RNAの830−870塩基、Escherichia coliの16
    SrRNAの975−1020塩基、Escherichia coli
    の16SrRNAの980−1010塩基、Escherichi
    a co liの16SrRNAの980−1015塩基、Esch
    erichia coliの16SrRNAの980−1050塩
    基、Escheric hia coliの16SrRNAの995−10
    30塩基、Escherichia coliの16SrRNAの102
    5−1060塩基、Escherichia coliの16SrRNA
    の1080−1110塩基、Escher ichia coliの16S
    rRNAの1125−1155塩基、Escherichia coli
    の16SrRNAの1250−1290塩基、Escheric
    hia co liの16SrRNAの1255−1290塩基、
    Escherichia coliの23SrRNAの270−305塩
    基、Escheric hia coliの23SrRNAの270−39
    0塩基、Escherichia c oliの23SrRNAの275−
    320塩基、Escherichia coliの23SrRNAの30
    5−340塩基、Escherichia coliの23SrRNAの
    330−365塩基、Escherichia coliの23SrRN
    Aの335−375塩基、Esc herichia coliの23Sr
    RNAの350−395塩基、Escherichia coliの23
    SrRNAの365−405塩基、Escherichia coli
    23SrRNAの460−490塩基、Escherichia co
    liの23SrRNAの535−560塩基、Escheri chi
    a coliの23SrRNAの540−575塩基、Escher
    ichia coliの23SrRNAの1050−1080塩
    基、Escherichia coliの23SrRNAの1150−1
    200塩基、Escherichia coliの23SrRNAの11
    55−1190塩基、Escherich ia coliの23SrRN
    Aの1160−1190塩基、Escherichia coliの23
    SrRNAの1440−1475塩基、Esc herichia co
    liの23SrRNAの1440−1600塩基、Escher
    ichia coliの23SrRNAの1450−1490塩
    基、Escherichia coliの23SrRNAの1510−1
    545塩基、Escherichia coliの23SrRNAの15
    15−1555塩基、Escherichia coliの23SrRN
    Aの1570−1610塩基、Escheric hia coliの23
    SrRNAの1585−1620塩基、Escherichia co
    liの23SrRNAの1710−1750塩基、Es cher
    ichia coliの23SrRNAの1900−1960塩
    基、Escherichia coliの23SrRNAの2190−2
    330塩基、Escherichia coliの23SrRNAの21
    95−2235塩基、Escherichia coliの23SrRN
    Aの2280−2330塩基、Saccharomyces cerevisi
    aeの18SrRNAの845−880塩基、Saccharomy
    ces cerevisiaeの28SrRNAの1225−1270
    塩基、及びSaccharomyces cerevisiaeの23SrRNA
    の1960−2000塩基、から選ばれるrRNAの領
    域に対応するものである請求の範囲第2項に記載の調製
    法。
  4. 【請求項4】 前記標的ヌクレオチド配列が5SrRN
    A、16SrRNA、18SrRNA、23SrRNA
    及び28SrRNAからなる群より選ばれるものである
    請求の範囲第2又は3項に記載の調製法。
  5. 【請求項5】 前記標的非ウイルス生物が、Acinetobac
    ter属、Bacillus属、Bactriodes属、Blastomyces属、Br
    anhamella属、Campylobacter属、Candida属、Chla mydia
    属、Citroba cter属、Chromoba cterium属、Clost ridium
    属,Coryne bacterium属、Cry ptococcus属、Dei nococcus
    属、Derx ia属、Enterococc iEnterobacter属、Escheri
    chia属、Gargnerella属、Hahnia属、Klebsi ella属、Lac
    tobac illus属、Legione lla属、Moraxella属、Morgenell
    a属、Mycoplasma属、Mycobacterium属、Neisseria属、P
    roteus属、Providencia属、Pseudomonas属、Rahnella
    属、Rhodospirillum属、Saccharomyces属、Salmonella
    属、Serratia属、Shigella属、Staphylococcus属、Stre
    ptococcus属、Torulopsis属、Trichosporon属、Ureapla
    sma属、Vibrio属又はYersinia属の種である請求の範囲
    第2ないし4項のいずれか1項に記載の調製法。
  6. 【請求項6】 前記標的ヌクレオチド配列が以下の群: (i)Mycoplasma属の種の5SrRNA、 (ii)Mycoplasma属、Mycobacterium属、Chlamydia
    属、Escherichia属、Legionella属、Enterococci, Neis
    ser ia属、Campylobac ter属、Streptoco ccus属、Salmone
    l la属、Shigella属、Citrobacter属、Enterobacter属、
    Klebsiella属、Morgenella属、Provi dencia属、Pseudo m
    onas属、Serrati a属、Staphylococ cus属、Ureaplasm a
    属、Acinetobact er属、Bacillus属、Bactriodes属、Bra
    nhamella属、Chromobacterium属、Clostridium属、Cory
    nebacterium属、Deinococcus属、Derxia属、Gargnerell
    a属、Hahnia属、Lactobacillus属、Moraxella属、Rahne
    lla属、Rhodospirillum属、Vibrio属又はYersinia属の
    種の16SrRNA、 (iii)Mycobacterium属、Chlamydia属、Enterobact
    er属、Legionella属、Sa lmonella属、Prot eus属、Pseud
    omon as属、Citrobacte r属、Escherichia属、Klebsiella
    属、Morgenella属、Providencia属、Serratia属、Staph
    ylococcus属、Streptococcus属、Ureaplasma属、Bacill
    us属、Branhamella属、Campylobacter属、Chromobacter
    ium属、Clostridium属、Deinococcus属、Derxia属、Gar
    dnerella属、Hafnia属、Lactobacillus属、Moraxella
    属、Neisseria属、M ycoplasma属、Rah nella属、Rhodosp
    irillum属、Vibri o属、Yersinia属又はEscherichia属の
    種の23SrRNA (iv)Blastomyces属、Candida属、Cryptococcus属、
    Torulopsis属、Trichosporon属又はSaccha romyces属の
    種の18SrRNA、及び (v)Candida属、Torulopsis属又はSaccharomyces属の
    種の28SrRNA、から選ばれるものである請求の範
    囲第2ないし5項のいずれか1項に記載の調製法。
  7. 【請求項7】 プローブが、(i)下記RNA配列(C.
    jejuni の16SrRNA)の15又はそれ以上の塩基
    対配列に対し実質的に相補的であるCa mpylobacter プロ
    ーブでなく、 配列: AAGCUUGCUA GCUUGCUAGA AGUGGAUUAG UGGCGCACGG GUGAGUAAGG UAUAGUUAAU CUGCCCUACA CAAGAGGACA ACAGUUGGAA ACGACUGCUA AUACUCUAUA CUCCUGCUUA ACACAAGUUG ACUAGGGAAA GUUUUUCGGU GUAGGAUGAG ACUAUAUAGU AUCAGCUAGU UGGUAAGGUA AUGGCUUACC AAGGCUAUGA CGCUUAACUG GUCUGAGAGG AUGAUCAGUC ACACUGGAAC UGAGACACGG UCCAGACUCU ACGGGAGGCA GCAGUAGGGA AUAUUGCGCA AUGGGGGAAA CCCUGACGCA GCAACGCCGC GUGGAGGAUG ACACUUUUCG GAGCGUAAAC UCCUUUUCUU AGGGAAGAAU UCUGACGGUA CCUAAGGAAU AAGCACCGGC UAACUCCGUG CCAGCAGCCG CGGUAAUACG GAGGGUGCAA GCGUUACUCG GAAUCACUGG GCGUAAAGGG CGCGUAGGCG GAUUAUCAAG UCUCAAGUGA AAUCUAAUGG CUUAGCCAUU AAACUGCUUG GGAAACUGAU AGUCUAGAGU GCAGGGAGAG GCAGAUGGAU UGGUGGUGUA GGGUAAAUCC UAGAUAUCAC AGAUACAUUG CGAGGCGAUC UCUGGAUCCA UCGAGCCUA 又は配列: ACCAAGAAUA CCCAUUGCGA AGGCGAUCUG CUGGAACUCA ACUGACGCUA AGGCGCGAAA GCGUCCCCAG CAAACAGGAU UAAGAUACCC UUGUAGUCCA CGCCCUAAAA CGACGUACAC UAGUUAUUCC CCUGCUAGUC AUCUCUGUAU UGUCGCUAAC GCAUUAAGUG UACCGCCUAG GGUGUACGGU CGCAAGAUUA AUUUCCGCAA CGAGCGCACC CACGUAUUUG UUGCUAACGG UUCGGACCGA GACACUCUAA AUAGGCUGCC UUCGUAAGGA GGAGGAAGGU GUGGACGACG UCAAGUCAUC AUGGCCCUUA UGCCCAAGGC GACACACGUG CUACAAUGGC AUAUACAAUG AGACGCAAUA CCGCGAGGUU GGGCAAUCUA UAAAUAUGUC CGGUUCGGAU UGUUCUCUGC AACUCGAGAG CAUGAAGCCG GAAUCGCUAG UAAUCGUGGA UCAGCCAUGC UACGGUGAAU ACGUUCCCGG GUCUUGGAAC UCACCGCCCG UCACACCAUG GGAGUUGAUU UCACUCGAAG CCGGAAUACU AAACUAGUUA CCGUCCACAG UGGAAUCACC GGCGCUGGGG UGAAGUCGUA ACAAGGUAAC CGUAGGAGAA CCUGCGGUCG GAUCACCUCC U; (ii)次の配列でなく、 5' AAG GAG GTG ATC CAG 3' 5' AAAGGAGGTGATCCA 3' 5' AAGGAGGTGA 3' 5' AAGGAGGTGAT 3' 5' AAGGAGGTGATC 3' 5' AAGGAGGTGATCC 3' 5' AAGGAGGTGATCCA 3'又は 5’ AAGCTGCTCR’ACCCCGCG 3’ 但しR′はTまたはCであり、 (iii)次の配列ではなく、 5’ AACACGTATC 3’ 5' CGAATCAGCTATGTCG 3' 5' ATCCGGATTTATT 3' 5' TCTCAGTTCGGATTGA 3' 5' AGGTGGTGCATGGTTG 3' 5' TCCTGGCTCAGAT 3' 5' ATACATAGGT 3' 5' AACTATGTGC 3' 5' AATTTTTCACAATG 3'又は 5' TCTCGGGTCT 3' (iv)次の配列における少なくとも12の連続配列で
    なく、 GTTTCACTTCTCACTTCGG,CUUUCACUUCUGAGUUCG, AGCTTAACTT
    CTGTGTTCGGCATGG又はAGCUUAACUUCUGUGUUCGGCAUGG; (v)次の配列に相補的なMollicute sプローブでなく、 AACAGGTATC,CGAATCAGCTATGTCG,GAGGTT-AAC,ATCCGGATTTA
    TT,TCTCAGTTCGGATTGA,AGGTGGTGCATGGTTG,TCCTGGCTCAGGA
    T,AATACATAGGT,AACTATGTGC,AATTTTTCACAATG,TCTCGGGTC
    T, 及びTAGATATATG,但し−は配列内においてヌクレオチ
    ド欠失を表し、 (vi) GCTTAGTCGATACAGC でない、請求の範囲第2ないし6項のいずれか1項に記
    載の調製法。
  8. 【請求項8】 非標的ヌクレオチド配列が前記標的非ウ
    ィルス生物又は非ウィルス生物群に最も近縁の公知生物
    由来である請求の範囲第2なしし7項のいずれか1項に
    記載の調製法。
  9. 【請求項9】 前記標的rRNA可変領域又はそれをコ
    ードするDNAが、前記標的非ウィルス生物又は非ウィ
    ルス生物群に対して最近縁である公知の生物の対応rR
    NA配列又はそれをコードするDNAとの間に少なくと
    も約一つの塩基配列の差異を有するように選択される請
    求の範囲第第2ないし7項のいずれか1項に記載の調製
    法。
  10. 【請求項10】 前記標的rRNA可変領域又はそれを
    コードするDNAが、前記標的非ウィルス生物又は非ウ
    ィルス生物群に対して最近縁である公知の生物の対応r
    RNA配列又はそれをコードするDNAとの間に少なく
    とも約10%又はそれ以上の塩基配列の差異を有するよう
    に選択される請求の範囲第第2なしし7項のいずれか1
    項に記載の調製法。
  11. 【請求項11】 前記オリゴヌクレオチドが少なくとも
    約15ヌクレオチド長である請求の範囲第第2なしし7項
    のいずれか1項に記載の調製法。
  12. 【請求項12】 前記オリゴヌクレオチドが少なくとも
    約20ヌクレオチド長である請求の範囲第第2なしし7項
    のいずれか1項に記載の調製法。
  13. 【請求項13】 前記オリゴヌクレオチドが約30ヌクレ
    オチド長である請求の範囲第第2なしし7項のいずれか
    1項に記載の調製法。
  14. 【請求項14】 前記オリゴヌクレオチドが約20〜約50
    ヌクレオチド長である請求の範囲第第2なしし7項のい
    ずれか1項に記載の調製法。
  15. 【請求項15】 前記オリゴヌクレオチドが約30〜約50
    ヌクレオチド長である請求の範囲第2なしし7項のいず
    れか1項に記載の調製法。
  16. 【請求項16】 前記プローブが前記標的rRNA可変
    領域又はそれをコードするDNAに対して少なくとも約
    75%の相補性を有する請求の範囲第2なしし7項のいず
    れか1項に記載の調製法。
  17. 【請求項17】 前記プローブが前記標的rRNA可変
    領域又はそれをコードするDNAに完全に相補的である
    請求の範囲第2なしし7項のいずれか1項に記載の調製
    法。
  18. 【請求項18】 前記非標的生物又は非標的生物群が前
    記標的生物又は標的生物群と系統分類学的に近縁関係に
    ある請求の範囲第2なしし7項のいずれか1項に記載の
    調製法。
  19. 【請求項19】 前記オリゴヌクレオチドが前記標的r
    RNA可変領域の少くとも一部分又はそれをコードする
    DNAに対して少なくとも約90%の相補性を有している
    請求の範囲第2なしし7項のいずれか1項に記載の調製
    法。
  20. 【請求項20】 前記オリゴヌクレオチドがそれから区
    別すべき前記系統分類学的に最近縁関係にあるものの非
    標的ヌクレオチド配列に対して約90%未満の相補性を有
    している請求の範囲第2なしし7項のいずれか1項に記
    載の調製法。
  21. 【請求項21】 前記プローブを前記非標的ヌクレオチ
    ド配列とハイブリダイズさせることにより該プローブの
    非交差反応性を確証するステップを更に含む請求の範囲
    第2なしし20項のいずれか1項に記載の調製法。
  22. 【請求項22】 前記オリゴヌクレオチドの標的相補配
    列が、前記標的rRNA可変領域又はそれをコードする
    DNA配列と少なくとも1つの知られている系統分類学
    的最近縁関係のもののrRNA可変領域又はそれをコー
    ドするDNAとを整列させて、種間超可変rRNA又は
    それをコードするDNA領域を解明し、前記標的rRN
    A可変領域又はそれをコードするDNA内にある前記超
    可変領域の少なくとも1つへの前記オリゴヌクレオチド
    の相補性を実質的に最大になるように前記オリゴヌクレ
    オチドをデザインする一方、それから区別すべき前記系
    統分類学的最近縁関係のものの対応するrRNA可変領
    域又はそれをコードするDNAへの前記オリゴヌクレオ
    チドの相補性を実質的に最小になるように前記オリゴヌ
    クレオチドをデザインする、ことによって得られるもの
    である請求の範囲第第2なしし21項のいずれか1項に
    記載の調製法。
  23. 【請求項23】 前記オリゴヌクレオチドを非標的ヌク
    レオチド配列とハイブリダイズさせることにより該オリ
    ゴヌクレオチドの非交差反応性を確証するステップを更
    に含む請求の範囲第22項に記載の調製法。
  24. 【請求項24】 標的非ウイルス生物又は非ウイルス生
    物群の標的ヌクレオチド配列を非標的非ウイルス生物又
    は非ウイルス生物群の非標的ヌクレオチド配列から区別
    するために、非ウィルス生物又は非ウィルス生物群につ
    いて分析すべき試料の任意のrRNA又はDNAとプロ
    ーブとを、一緒に反応させることを包含するハイブリダ
    イゼーションアッセイであって、前記プローブはオリゴ
    ヌクレオチドを含み、前記オリゴヌクレオチドの少なく
    とも約10連続ヌクレオチドはハイブリダイゼーション
    条件下で前記標的ヌクレオチド配列の標的可変領域又は
    その相補配列と検出可能なハイブリドを形成することが
    でき、前記オリゴヌクレオチドは前記非標的ヌクレオチ
    ド配列とは検出可能なハイブリドを形成することができ
    なく、前記標的可変領域は前記標的非ウイルス生物又は
    非ウイルス生物群のrRNA又は前記rRNAをコード
    するDNA中に存在し、かつ前記標的可変領域はEscher
    ichia co liの5SrRNA、Escheric hia coliの16S
    rRNA、Escherichia coliの23SrRNA、Saccha
    romy ces cerevisiaeの18SrRNA及びSaccharomyce
    s cerevisiaeの28SrRNAからなる群より選ばれる
    rRNAの領域に対応するものである、アッセイ。
  25. 【請求項25】 前記標的可変領域が以下の群:Escher
    ichia coliの5SrRNAの65−108塩基、Escher
    ichia coliの5SrRNAの65−120塩基、Escher
    ichia coliの16SrRNAの60−100塩基、Esch
    eri chia coliの16SrRNAの60−105塩基、Es
    cherichia coliの16SrRNAの120−150塩
    基、Escherichia coliの16SrRNAの125−15
    0塩基、Escheri chia coliの16SrRNAの170−
    230塩基、Escherichia coliの16SrRNAの17
    5−210塩基、Escherichia coliの16SrRNAの
    185−225塩基、Escherichia coliの16SrRN
    Aの190−230塩基、Escherichia coliの16Sr
    RNAの330−365塩基、Es cherichia coliの16
    SrRNAの405−428塩基、Escherichia coli
    16SrRNAの405−480塩基、Escherichia co
    liの16SrRNAの440−475塩基、Escherichi
    a coliの16SrRNAの450−490塩基、Escher
    ichia coliの16SrRNAの455−485塩基、Es
    cherichia coliの16SrRNAの600−635塩
    基、Escherichia coliの16SrRNAの600−67
    0塩基、Escherichia coliの16SrRNAの630−
    675塩基、Escherichi a coliの16SrRNAの67
    5−715塩基、E scherichia col iの16SrRNAの
    705−735塩基、Escherichia coliの16SrRN
    Aの820−860塩基、Escherichia coliの16Sr
    RNAの825−860塩基、Escherichia coliの16
    SrRNAの830−870塩基、Esche richia coli
    16SrRNAの975−1020塩基、Escherich ia
    coliの16SrRNAの980−1010塩基、Escher
    ichia coliの16SrRNAの980−1015塩基、
    Escherichia coliの16SrRNAの980−1050
    塩基、Escherichia coliの16SrRNAの995−1
    030塩基、Escherichia coliの16SrRNAの10
    25−1060塩基、Es cherichia coliの16SrRN
    Aの1080−1110塩基、Escherichia coliの16
    SrRNAの1125−1155塩基、Escherichia co
    liの16SrRNAの1250−1290塩基、Escher
    ichia coliの16SrRNAの1255−1290塩
    基、Escherichia coliの23SrRNAの270−30
    5塩基、Escherichia coliの23SrRNAの270−
    390塩基、Escherichia coliの23SrRNAの27
    5−320塩基、Esc herichia coliの23SrRNAの
    305−340塩基、Escherichia coliの23SrRN
    Aの330−365塩基、Escherichia coliの23Sr
    RNAの335−375塩基、Escherichia coliの23
    SrRNAの350−395塩基、Escheri chia coli
    23SrRNAの365−405塩基、Escherichia co
    liの23SrRNAの460−490塩基、Escherichi
    a coliの23SrRNAの535−560塩基、Escher
    ichia coliの23SrRNAの540−575塩基、Es
    cherichia coliの23SrRNAの1050−1080
    塩基、Escherichia coliの23SrRNAの1150−
    1200塩基、Esche richia coliの23SrRNAの1
    155−1190塩基、Escherichia coliの23SrR
    NAの1160−1190塩基、Escherichia c oliの2
    3SrRNAの1440−1475塩基、Escherichia
    coliの23SrRNAの1440−1600塩基、Esch
    erichia coliの23SrRNAの1450−1490塩
    基、Escherichi a coliの23SrRNAの1510−1
    545塩基、Escherichia coliの23SrRNAの15
    15−1555塩基、Esch erichia coliの23SrRN
    Aの1570−1610塩基、Escherichia coliの23
    SrRNAの1585−1620塩基、Escherichia co
    liの23SrRNAの1710−1750塩基、Escher
    ichia coliの23SrRNAの1900−1960塩
    基、Escherichia coliの23SrRNAの2190−2
    330塩基、Escherich ia coliの23SrRNAの21
    95−2235塩基、Escherichia coliの23SrRN
    Aの2280−2330塩基、Sac charomyces cerevisi
    aeの18SrRNAの845−880塩基、Saccharomy
    ce s cerevisiaeの28SrRNAの1225−1270
    塩基、及びSacchar omyces cerevis iaeの23SrRNA
    の1960−2000塩基、から選ばれるrRNAの領
    域に対応するものである請求の範囲第24項に記載のア
    ッセイ。
  26. 【請求項26】 前記標的ヌクレオチド配列が5SrR
    NA、16SrRNA、18SrRNA、23SrRN
    A及び28SrRNAからなる群より選ばれるものであ
    る請求の範囲第24又は25項に記載のアッセイ。
  27. 【請求項27】 前記標的非ウイルス生物が、Acinet ob
    acter属、Bacil lus属、Bactriode s属、Blastomyces属、
    Branhamella属、Campylobacter属、Candida属、
    Chlamydia属、Citrobacter属、Chromobacteri
    um属、Clostridium属,Corynebacterium属、Cryptococcu
    s属、Deinococcus属、Derxia属、EnterococciEnterob
    acter属、Escherichia属、Gargnerella属、Hahnia属、K
    lebsiella属、Lactobacillus属、Legionella属、Moraxe
    lla属、Morgenella属、M ycoplasma属、Myc obacterium
    属、Ne isseria属、Prote us属、Providenci a属、Pseudom
    onas属、Rahnella属、Rhodospirillum属、Saccharomyce
    s属、Salmonella属、Serratia属、Shigella属、Staphyl
    ococcus属、Streptococcus属、Torulopsis属、Trichosp
    oron属、Ureaplasma属、Vibrio属又はYer sinia属の種で
    ある請求の範囲第24ないし26項のいずれか1項に記
    載のアッセイ。
  28. 【請求項28】 前記標的ヌクレオチド配列が以下の
    群: (i)Mycoplasma属の種の5SrRNA、 (ii)Mycoplasma属、Mycobacterium属、Chlamydia
    属、Escherichia属、Legionella属、Enterococci, Neis
    ser ia属、Campylobac ter属、Streptoco ccus属、Salmone
    l la属、Shigella属、Citrobacter属、Enterobacter属、
    Klebsiella属、Morgenella属、Providencia属、Pseudom
    onas属、Serratia属、Staphylococcus属、Ureaplasma
    属、Acinetobacter属、Bacillus属、Bactriodes属、Bra
    nhamella属、Chromobacterium属、Clostridium属、Cory
    nebacterium属、Deinococcus属、Derxia属、Gargnerell
    a属、Hahnia属、Lactobacillus属、Moraxella属、Ra hne
    lla属、Rhodos pirillum属、Vibr io属又はYersinia属の
    種の16SrRNA、 (iii)Mycobacterium属、Chlamydia属、Enterobact
    er属、Legionella属、Sa lmonella属、Prot eus属、Pseud
    omon as属、Citrobacte r属、Escherichia属、Klebsiella
    属、Morgenella属、Providencia属、Serratia属、Staph
    ylococcus属、Streptococcus属、Ureaplasma属、Bacill
    us属、Branhamella属、Campylobacter属、Chromobacter
    ium属、Clostridium属、Deinococcus属、Derxia属、Gar
    dnerella属、Hafnia属、Lactobacillus属、Moraxella
    属、Neisseria属、M ycoplasma属、Rah nella属、Rhodosp
    irillum属、Vibri o属、Yersinia属又はEscherichia属の
    種の23SrRNA (iv)Blastomyces属、Candida属、Cryptococcus属、
    Torulopsis属、Trichosporon属又はSaccha romyces属の
    種の18SrRNA、及び(v)Candida属、Torulopsi
    s属又はSaccha romyces属の種の28SrRNA、から選
    ばれるものである請求の範囲第24ないし27項のいず
    れか1項に記載のアッセイ。
  29. 【請求項29】 プローブが、(i)下記RNA配列
    C. jejuni の16SrRNA)の15又はそれ以上の
    塩基対配列に対し実質的に相補的であるCampyloba cter
    プローブでなく、 配列: AAGCUUGCUA GCUUGCUAGA AGUGGAUUAG UGGCGCACGG GUGAGUAAGG UAUAGUUAAU CUGCCCUACA CAAGAGGACA ACAGUUGGAA ACGACUGCUA AUACUCUAUA CUCCUGCUUA ACACAAGUUG ACUAGGGAAA GUUUUUCGGU GUAGGAUGAG ACUAUAUAGU AUCAGCUAGU UGGUAAGGUA AUGGCUUACC AAGGCUAUGA CGCUUAACUG GUCUGAGAGG AUGAUCAGUC ACACUGGAAC UGAGACACGG UCCAGACUCU ACGGGAGGCA GCAGUAGGGA AUAUUGCGCA AUGGGGGAAA CCCUGACGCA GCAACGCCGC GUGGAGGAUG ACACUUUUCG GAGCGUAAAC UCCUUUUCUU AGGGAAGAAU UCUGACGGUA CCUAAGGAAU AAGCACCGGC UAACUCCGUG CCAGCAGCCG CGGUAAUACG GAGGGUGCAA GCGUUACUCG GAAUCACUGG GCGUAAAGGG CGCGUAGGCG GAUUAUCAAG UCUCAAGUGA AAUCUAAUGG CUUAGCCAUU AAACUGCUUG GGAAACUGAU AGUCUAGAGU GCAGGGAGAG GCAGAUGGAU UGGUGGUGUA GGGUAAAUCC UAGAUAUCAC AGAUACAUUG CGAGGCGAUC UCUGGAUCCA UCGAGCCUA 又は配列: ACCAAGAAUA CCCAUUGCGA AGGCGAUCUG CUGGAACUCA ACUGACGCUA AGGCGCGAAA GCGUCCCCAG CAAACAGGAU UAAGAUACCC UUGUAGUCCA CGCCCUAAAA CGACGUACAC UAGUUAUUCC CCUGCUAGUC AUCUCUGUAU UGUCGCUAAC GCAUUAAGUG UACCGCCUAG GGUGUACGGU CGCAAGAUUA AUUUCCGCAA CGAGCGCACC CACGUAUUUG UUGCUAACGG UUCGGACCGA GACACUCUAA AUAGGCUGCC UUCGUAAGGA GGAGGAAGGU GUGGACGACG UCAAGUCAUC AUGGCCCUUA UGCCCAAGGC GACACACGUG CUACAAUGGC AUAUACAAUG AGACGCAAUA CCGCGAGGUU GGGCAAUCUA UAAAUAUGUC CGGUUCGGAU UGUUCUCUGC AACUCGAGAG CAUGAAGCCG GAAUCGCUAG UAAUCGUGGA UCAGCCAUGC UACGGUGAAU ACGUUCCCGG GUCUUGGAAC UCACCGCCCG UCACACCAUG GGAGUUGAUU UCACUCGAAG CCGGAAUACU AAACUAGUUA CCGUCCACAG UGGAAUCACC GGCGCUGGGG UGAAGUCGUA ACAAGGUAAC CGUAGGAGAA CCUGCGGUCG GAUCACCUCC U; (ii)次の配列でなく、 5' AAG GAG GTG ATC CAG 3' 5' AAAGGAGGTGATCCA 3' 5' AAGGAGGTGA 3' 5' AAGGAGGTGAT 3' 5' AAGGAGGTGATC 3' 5' AAGGAGGTGATCC 3' 5' AAGGAGGTGATCCA 3'又は 5' AAGCTGCTCR'ACCCCGCG 3' 但しR′はTまたはCであり、 (iii)次の配列ではなく、 5' AACACGTATC 3' 5' CGAATCAGCTATGTCG 3' 5' ATCCGGATTTATT 3' 5' TCTCAGTTCGGATTGA 3' 5' AGGTGGTGCATGGTTG 3' 5' TCCTGGCTCAGAT 3' 5' ATACATAGGT 3' 5' AACTATGTGC 3' 5' AATTTTTCACAATG 3'又は 5' TCTCGGGTCT 3' (iv)次の配列における少なくとも12の連続配列で
    なく、 GTTTCACTTCTCACTTCGG, CUUUCACUUCUGAGUUCG, AGCTTAACT
    TCTGTGTTCGGCATGG又はAGCUUAACUUCUGUG
    UUCGGCAUGG; (v)次の配列に相補的なMollicutesプロー
    ブでなく、 AACAGGTATC,CGAATCAGCTATGTCG,GAGGTT-AAC,ATCCGGATTTA
    TT,TCTCAGTTCGGATTGA,AGGTGGTGCATGGTTG,TCCTGGCTCAGGA
    T,AATACATAGGT,AACTATGTGC,AATTTTTCACAATG,TCTCGGGTC
    T, 及びTAGATATATG,但し−は配列内においてヌクレオチ
    ド欠失を表し、 (vi) GCTTAGTCGATACAGC でない、請求の範囲第24ないし28項のいずれか1項
    に記載のアッセイ。
  30. 【請求項30】 前記プローブと試料rRNA又はそれ
    をコードするDNAとの前記ハイブリダイゼーション
    が、少なくとも約10%から約100%である請求の範
    囲第24ないし29項のいずれか1項に記載のアッセ
    イ。
  31. 【請求項31】 前記プローブが cDNAである請求の
    範囲第24ないし29項のいずれか1項に記載のアッセ
    イ。
  32. 【請求項32】 前記条件がTm 値の約25℃下からTm
    値の約1℃下までの温度を含む請求の範囲第24ないし
    29項のいずれか1項に記載のアッセイ。
  33. 【請求項33】 陽性ホモロガスコントロール、陽性ヘ
    テロガスコントロール、又はその両者の比較アッセイを
    更に含む請求の範囲第24ないし29項のいずれか1項
    に記載のアッセイ。
  34. 【請求項34】 陰性コントロールの比較アッセイを更
    に含む請求の範囲第24ないし29項のいずれか1項に
    項記載のアッセイ。
  35. 【請求項35】 ハイブリダイゼーション速度を増加さ
    せるための試薬を含む条件下で行なう請求の範囲第24
    ないし29項のいずれか1項に記載のアッセイ。
  36. 【請求項36】 前記条件が、プローブ及び任意の相補
    試料rRNA又はDNA間の最大ハイブリダイゼーショ
    ン並びにプローブ及び任意の非相補試料rRNA又はD
    NA間の最小交差反応性を促進するようなものである請
    求の範囲第24ないし29項のいずれか1項に記載のア
    ッセイ。
  37. 【請求項37】 前記プローブが標識されている請求の
    範囲第24ないし29項のいずれか1項に記載のアッセ
    イ。
  38. 【請求項38】 前記プローブが同位元素、非同位元素
    又は化学発光性の標識で標識されている請求の範囲第3
    7項に記載のアッセイ。
  39. 【請求項39】 反応ステップに先立ち、前記非ウィル
    ス生物又は非ウィルス生物群の細胞から rRNAを遊離
    させることを更に含む請求の範囲第24ないし29項の
    いずれか1項に記載のアッセイ。
  40. 【請求項40】 前記標的非ウィルス生物又は非ウィル
    ス生物群がMyc obacterium avi umMycobacterium intra
    cellulareMycobacterium tuberculosis‐複合細菌、M
    ycobacterium属、Mycoplasma pneumoniaeLegionell
    aSalmonellaChl amydia trachom atisCampylobacte
    rProteus mirabilisEnterococcusEnte robacter c
    loac aeEcoli又はPse udomonas 群Iである請求の範
    囲第24ないし29項のいずれか1項に記載のアッセ
    イ。
  41. 【請求項41】 前記標識オリゴヌクレオチドプローブ
    が約20〜約50ヌクレオチド長である請求の範囲第24な
    いし29項のいずれか1項に記載のアッセイ。
  42. 【請求項42】 前記標識プローブが少なくとも約95%
    が前記rRNA可変領域又はそれをコードするDNAに
    相補的である請求の範囲第24ないし29項のいずれか
    1項に記載のアッセイ。
  43. 【請求項43】 少なくとも約10ヌクレオチド長であ
    り、かつ少なくとも約75%が前記標的ヌクレオチド配列
    に相補的である追加プローブの一つ以上を使用すること
    を更に含む請求の範囲第24ないし29項のいずれか1
    項に記載のアッセイ。
  44. 【請求項44】 一つ以上の追加非ウィルス生物又は非
    ウィルス生物群を同定し、それによってアッセイすべき
    非ウィルス生物群を拡張できる追加プローブの一つ以上
    を使用することを更に含む請求の範囲第24ないし29
    項のいずれか1項に記載のアッセイ。
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