JPH10241983A - 平面インダクタ素子とその製造方法 - Google Patents
平面インダクタ素子とその製造方法Info
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- JPH10241983A JPH10241983A JP4223197A JP4223197A JPH10241983A JP H10241983 A JPH10241983 A JP H10241983A JP 4223197 A JP4223197 A JP 4223197A JP 4223197 A JP4223197 A JP 4223197A JP H10241983 A JPH10241983 A JP H10241983A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板上にメッキ法により平面インダクタ素子
を形成する場合、レジスト膜厚に実用上の露光限界があ
るため、メッキ導体膜の膜厚に限界があり、コイルの低
抵抗化に制約が生じる。 【解決手段】 露光現像して形成した第1のレジストパ
ターン24を用い、第1の導体膜26をメッキ法により
形成する。その後、露光現像して形成した第2のレジス
トパターン34を用い、第2の導体膜36をメッキ法に
より第1の導体膜26上に形成する。
を形成する場合、レジスト膜厚に実用上の露光限界があ
るため、メッキ導体膜の膜厚に限界があり、コイルの低
抵抗化に制約が生じる。 【解決手段】 露光現像して形成した第1のレジストパ
ターン24を用い、第1の導体膜26をメッキ法により
形成する。その後、露光現像して形成した第2のレジス
トパターン34を用い、第2の導体膜36をメッキ法に
より第1の導体膜26上に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面インダクタ素
子とその製造方法に関し、特にコイル導体膜に使用され
るものである。
子とその製造方法に関し、特にコイル導体膜に使用され
るものである。
【0002】
【従来の技術】パワー用の平面インダクタ素子には、電
気特性としてコイル直流抵抗が低いことが要求されてい
る。そのため、フォトリソグラフィ技術とメッキ技術を
用いて、膜厚の厚いメッキ導体膜コイルを形成してい
る。
気特性としてコイル直流抵抗が低いことが要求されてい
る。そのため、フォトリソグラフィ技術とメッキ技術を
用いて、膜厚の厚いメッキ導体膜コイルを形成してい
る。
【0003】図7は、従来の平面インダクタ素子の製造
方法を示す。また、図8は、平面インダクタ素子の上面
図である。図7は、図8に示したAA’線における断面
図である。
方法を示す。また、図8は、平面インダクタ素子の上面
図である。図7は、図8に示したAA’線における断面
図である。
【0004】基板10上に下部磁性膜11、絶縁膜1
2、及びメッキ電極用導体膜13が順次形成される。続
いて、レジスト14を塗布し、フォトリソグラフィ技術
を用いてレジストパターンを形成する。図7(a)は、
この段階におけるインダクタ素子の断面を示す。レジス
トパターンのレジスト14の厚さtRは例えば55μm
であり、その幅wRは例えば60μmである。また、レ
ジスト14間のスペース部15の幅wMは例えば60μ
mである。
2、及びメッキ電極用導体膜13が順次形成される。続
いて、レジスト14を塗布し、フォトリソグラフィ技術
を用いてレジストパターンを形成する。図7(a)は、
この段階におけるインダクタ素子の断面を示す。レジス
トパターンのレジスト14の厚さtRは例えば55μm
であり、その幅wRは例えば60μmである。また、レ
ジスト14間のスペース部15の幅wMは例えば60μ
mである。
【0005】次に、電気メッキ技術を用いて、レジスト
間のスペース部15にメッキ導体膜16を形成する。メ
ッキ導体膜16の厚さtMは例えば50μmである。メ
ッキ導体膜16には低抵抗の材料であるCuを用いる。
メッキ導体膜16によりコイルが形成される。図7
(b)は、この段階におけるインダクタ素子の断面を示
す。
間のスペース部15にメッキ導体膜16を形成する。メ
ッキ導体膜16の厚さtMは例えば50μmである。メ
ッキ導体膜16には低抵抗の材料であるCuを用いる。
メッキ導体膜16によりコイルが形成される。図7
(b)は、この段階におけるインダクタ素子の断面を示
す。
【0006】その後、レジスト14を除去する。さらに
メッキ電極用導体膜13の露出された部分を除去する。
図7(c)は、この段階におけるインダクタ素子の断面
を示す。
メッキ電極用導体膜13の露出された部分を除去する。
図7(c)は、この段階におけるインダクタ素子の断面
を示す。
【0007】次に、メッキ導体膜間のスペース部17に
絶縁材料であるポリイミド樹脂18を充填する。ポリイ
ミド樹脂18は、メッキ導体膜16の上部をも覆う。さ
らに、ポリイミド樹脂18上に上部磁性膜19を形成す
る。図7(d)は、この段階におけるインダクタ素子の
断面を示す。このようにして、コイルの上下を磁性膜で
挟み込んだ平面インダクタ素子が形成される。
絶縁材料であるポリイミド樹脂18を充填する。ポリイ
ミド樹脂18は、メッキ導体膜16の上部をも覆う。さ
らに、ポリイミド樹脂18上に上部磁性膜19を形成す
る。図7(d)は、この段階におけるインダクタ素子の
断面を示す。このようにして、コイルの上下を磁性膜で
挟み込んだ平面インダクタ素子が形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例におい
て、メッキ導体膜16の膜厚tMは、メッキ導体膜の形
状や高さを制御するため、レジスト14の膜厚tR以
下、すなわちtM<tRとする必要がある。さらに、レ
ジスト膜厚tRには、実用上の露光限界があり、数10
μm以下でなければならない。そのため、メッキ導体膜
16の膜厚を増やしてコイルの抵抗を低くすることには
制約が生じる。
て、メッキ導体膜16の膜厚tMは、メッキ導体膜の形
状や高さを制御するため、レジスト14の膜厚tR以
下、すなわちtM<tRとする必要がある。さらに、レ
ジスト膜厚tRには、実用上の露光限界があり、数10
μm以下でなければならない。そのため、メッキ導体膜
16の膜厚を増やしてコイルの抵抗を低くすることには
制約が生じる。
【0009】また、コイルの低抵抗化のために、メッキ
導体膜16の幅wMを大きくすることも考えられる。し
かし、素子のチップサイズが大きくなり、コストが上昇
する。また、メッキ導体膜の幅wMを大きくし、素子の
チップサイズを小さくするためにメッキ導体膜間のスペ
ースの幅wRを小さくすると、メッキ導体膜間のスペー
ス部17のアスペクト比が大きくなり、ポリイミド樹脂
18の充填が困難となる。本発明は、上記課題に鑑みて
なされたもので、抵抗値が小さく、かつ素子のサイズが
小さいメッキ導体コイルを形成することを目的とする。
導体膜16の幅wMを大きくすることも考えられる。し
かし、素子のチップサイズが大きくなり、コストが上昇
する。また、メッキ導体膜の幅wMを大きくし、素子の
チップサイズを小さくするためにメッキ導体膜間のスペ
ースの幅wRを小さくすると、メッキ導体膜間のスペー
ス部17のアスペクト比が大きくなり、ポリイミド樹脂
18の充填が困難となる。本発明は、上記課題に鑑みて
なされたもので、抵抗値が小さく、かつ素子のサイズが
小さいメッキ導体コイルを形成することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の平面インダクタ素子の製造方法は、基板上
に設けられた第1の導体膜上にレジストを塗布し、第1
のレジストパターンを形成する工程と、第1のレジスト
パターンをマスクとして、メッキにより第1の導体膜上
に第1のメッキ導体膜パターンを形成する工程と、第1
のメッキ導体膜パターン及び第1のレジストパターン上
にレジストを塗布し、第1のメッキ導体膜パターンを露
出させるように第2のレジストパターンを形成する工程
と、第2のレジストパターンをマスクとして、メッキに
より第1のメッキ導体膜パターン上に第2のメッキ導体
膜パターンを形成する工程と、第2のレジストパターン
及び第1のレジストパターンを除去する工程と、第1の
メッキ導体膜パターンと第2のメッキ導体膜パターンを
絶縁体で埋め込む工程とを具備する。
め、本発明の平面インダクタ素子の製造方法は、基板上
に設けられた第1の導体膜上にレジストを塗布し、第1
のレジストパターンを形成する工程と、第1のレジスト
パターンをマスクとして、メッキにより第1の導体膜上
に第1のメッキ導体膜パターンを形成する工程と、第1
のメッキ導体膜パターン及び第1のレジストパターン上
にレジストを塗布し、第1のメッキ導体膜パターンを露
出させるように第2のレジストパターンを形成する工程
と、第2のレジストパターンをマスクとして、メッキに
より第1のメッキ導体膜パターン上に第2のメッキ導体
膜パターンを形成する工程と、第2のレジストパターン
及び第1のレジストパターンを除去する工程と、第1の
メッキ導体膜パターンと第2のメッキ導体膜パターンを
絶縁体で埋め込む工程とを具備する。
【0011】さらに、第2のレジストパターンは第1の
レジストパターン上を覆い、第2のレジストパターンの
幅は第1のレジストパターンの幅よりも広い。また、上
記課題を解決するため、本発明の平面インダクタ素子
は、基板上に設けられた第1のメッキ導体膜パターン
と、第1のメッキ導体膜パターン上に形成された第2の
メッキ導体膜パターンと、第1のメッキ導体膜パターン
と第2のメッキ導体膜パターンを埋め込む絶縁体とを具
備する。さらに、第2のメッキ導体膜パターンの幅は第
1のメッキ導体膜パターンの幅よりも狭い。
レジストパターン上を覆い、第2のレジストパターンの
幅は第1のレジストパターンの幅よりも広い。また、上
記課題を解決するため、本発明の平面インダクタ素子
は、基板上に設けられた第1のメッキ導体膜パターン
と、第1のメッキ導体膜パターン上に形成された第2の
メッキ導体膜パターンと、第1のメッキ導体膜パターン
と第2のメッキ導体膜パターンを埋め込む絶縁体とを具
備する。さらに、第2のメッキ導体膜パターンの幅は第
1のメッキ導体膜パターンの幅よりも狭い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は、本発明の平面イ
ンダクタ素子の第1の実施例の製造工程を示す断面図で
ある。また、図3は、本発明の平面インダクタ素子の第
1の実施例の上面図を示す。図1及び図2は、図3にお
けるBB’線における断面図を示す。以下、同一の構成
要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
施の形態を説明する。図1及び図2は、本発明の平面イ
ンダクタ素子の第1の実施例の製造工程を示す断面図で
ある。また、図3は、本発明の平面インダクタ素子の第
1の実施例の上面図を示す。図1及び図2は、図3にお
けるBB’線における断面図を示す。以下、同一の構成
要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0013】まず、基板20上に下部磁性膜21、絶縁
膜22、メッキ電極用導体膜23を順次スパッタ法によ
り形成する。下部磁性膜21はFeCoBC系の材料よ
りなり、その膜厚は例えば2μmである。絶縁膜22は
SiO2 膜であり、その膜厚は例えば1μmである。ま
た、メッキ電極用導体膜23はCuよりなり、その膜厚
は例えば1μmである。
膜22、メッキ電極用導体膜23を順次スパッタ法によ
り形成する。下部磁性膜21はFeCoBC系の材料よ
りなり、その膜厚は例えば2μmである。絶縁膜22は
SiO2 膜であり、その膜厚は例えば1μmである。ま
た、メッキ電極用導体膜23はCuよりなり、その膜厚
は例えば1μmである。
【0014】続いて、メッキ電極用導体膜23上にレジ
スト24を塗布する。第1のコイル用フォトマスクを用
いて、紫外線露光・現像により第1のレジストパターン
24を形成する。レジスト24の膜厚tR1は例えば5
5μmである。レジストパターン24の幅wR1は例え
ば60μm、レジスト24間のスペース部25の幅wM
1は例えば60μmである。図1(a)は、この段階に
おけるインダクタ素子の断面を示す。
スト24を塗布する。第1のコイル用フォトマスクを用
いて、紫外線露光・現像により第1のレジストパターン
24を形成する。レジスト24の膜厚tR1は例えば5
5μmである。レジストパターン24の幅wR1は例え
ば60μm、レジスト24間のスペース部25の幅wM
1は例えば60μmである。図1(a)は、この段階に
おけるインダクタ素子の断面を示す。
【0015】次に、電気メッキ法により、レジスト間の
スペース部25にCuよりなるメッキ導体膜26を形成
する。メッキ導体膜26の厚さtM1は例えば50μm
である。メッキ導体膜の形状と膜厚を良好にするため
に、tM1<tR1としてある。図1(b)は、この段
階におけるインダクタ素子の断面を示す。
スペース部25にCuよりなるメッキ導体膜26を形成
する。メッキ導体膜26の厚さtM1は例えば50μm
である。メッキ導体膜の形状と膜厚を良好にするため
に、tM1<tR1としてある。図1(b)は、この段
階におけるインダクタ素子の断面を示す。
【0016】さらに、第1のレジストパターン24及び
第1のメッキ導体膜26上に第2のレジスト膜34を塗
布する。このレジスト34の厚さtR2は例えば50μ
mである。第2のコイル用フォトマスクを用いて紫外線
露光・現像により第2のレジストパターン34を形成す
る。第1のコイル用フォトマスクと第2のコイル用フォ
トマスクは、同じマスクパターンである。図1(c)
は、この段階におけるインダクタ素子の断面を示す。
第1のメッキ導体膜26上に第2のレジスト膜34を塗
布する。このレジスト34の厚さtR2は例えば50μ
mである。第2のコイル用フォトマスクを用いて紫外線
露光・現像により第2のレジストパターン34を形成す
る。第1のコイル用フォトマスクと第2のコイル用フォ
トマスクは、同じマスクパターンである。図1(c)
は、この段階におけるインダクタ素子の断面を示す。
【0017】続いて、電気メッキ法により、第1のメッ
キ導体膜26の上に例えばCuよりなる第2のメッキ導
体膜36を形成する。図2(a)は、この段階における
インダクタ素子の断面を示す。この第2のメッキ導体膜
36の膜厚tM2は、例えば50μmである。第2のメ
ッキ導体膜36の幅wM2は、第1のメッキ導体膜26
の幅wM1と同じく60μmである。第1のメッキ導体
膜26と第2のメッキ導体膜36よりなるメッキ導体膜
の厚さは、tM1+tM2=100μmであり、第1の
レジスト24と第2のレジスト34の厚さの和tR1+
tR2=105μmよりも薄くしてある。
キ導体膜26の上に例えばCuよりなる第2のメッキ導
体膜36を形成する。図2(a)は、この段階における
インダクタ素子の断面を示す。この第2のメッキ導体膜
36の膜厚tM2は、例えば50μmである。第2のメ
ッキ導体膜36の幅wM2は、第1のメッキ導体膜26
の幅wM1と同じく60μmである。第1のメッキ導体
膜26と第2のメッキ導体膜36よりなるメッキ導体膜
の厚さは、tM1+tM2=100μmであり、第1の
レジスト24と第2のレジスト34の厚さの和tR1+
tR2=105μmよりも薄くしてある。
【0018】次に、第2のレジストパターン34と第1
のレジストパターン24を除去し、さらにメッキ電極用
導体膜23の露出部を除去する。図2(b)は、この段
階におけるインダクタ素子の断面を示す。その後、メッ
キ導体膜間のスペース部37及び第2のメッキ導体膜3
6の上部を絶縁材料であるポリイミド樹脂38で塗布・
充填する。その後、ポリイミド樹脂38上に上部磁性膜
39を形成する。図2(c)は、この段階におけるイン
ダクタ素子の断面を示す。こうして、コイルの上下を磁
性膜で挟み込んだ平面インダクタ素子が形成される。
のレジストパターン24を除去し、さらにメッキ電極用
導体膜23の露出部を除去する。図2(b)は、この段
階におけるインダクタ素子の断面を示す。その後、メッ
キ導体膜間のスペース部37及び第2のメッキ導体膜3
6の上部を絶縁材料であるポリイミド樹脂38で塗布・
充填する。その後、ポリイミド樹脂38上に上部磁性膜
39を形成する。図2(c)は、この段階におけるイン
ダクタ素子の断面を示す。こうして、コイルの上下を磁
性膜で挟み込んだ平面インダクタ素子が形成される。
【0019】本実施例では、第1のレジストパターン2
4と第1のメッキ導体膜26の上に第2のレジスト34
を積み重ねてパターンを形成している。その結果、1層
のレジストのみでは紫外線露光・現像によりパターンを
形成することが困難であるレジスト膜厚(上述の例では
105μm)に相当する厚いメッキ導体膜(上述の例で
は膜厚100μm)を容易に形成することができる。
4と第1のメッキ導体膜26の上に第2のレジスト34
を積み重ねてパターンを形成している。その結果、1層
のレジストのみでは紫外線露光・現像によりパターンを
形成することが困難であるレジスト膜厚(上述の例では
105μm)に相当する厚いメッキ導体膜(上述の例で
は膜厚100μm)を容易に形成することができる。
【0020】また、本実施例では、従来の1層のみのメ
ッキ導体膜コイルと比べて直流抵抗が小さい素子を容易
に製造することができる。例えば、上述の例では、本実
施例のメッキ導体膜コイルの抵抗と従来のメッキ導体膜
コイルの直流抵抗の比は、 (tM×wM)/(tM1×wM1+tM2×wM2) =(50×60)/(50×60+50×60) =0.5 となる。
ッキ導体膜コイルと比べて直流抵抗が小さい素子を容易
に製造することができる。例えば、上述の例では、本実
施例のメッキ導体膜コイルの抵抗と従来のメッキ導体膜
コイルの直流抵抗の比は、 (tM×wM)/(tM1×wM1+tM2×wM2) =(50×60)/(50×60+50×60) =0.5 となる。
【0021】図4及び図5は、本発明の平面インダクタ
素子の第2の実施例の製造工程を示す断面図である。図
6は、本発明の平面インダクタ素子の第2の実施例の上
面図である。図4及び図5は、図6に示したCC’線に
おける断面図である。
素子の第2の実施例の製造工程を示す断面図である。図
6は、本発明の平面インダクタ素子の第2の実施例の上
面図である。図4及び図5は、図6に示したCC’線に
おける断面図である。
【0022】まず、第1の実施例と同様に、基板20上
に下部磁性膜21、絶縁膜22、Cuよりなるメッキ電
極用導体膜23を順次スパッタ法により形成する。次
に、メッキ電極用導体膜23上にレジスト24を塗布す
る。レジスト24の膜厚tR1は例えば55μmであ
る。続いて、第1のコイル用フォトマスクを用いて、紫
外線露光・現像により第1のレジストパターン24を形
成する。レジストパターン24の幅wR1は例えば40
μm、レジスト24間のスペース部25の幅wM1は例
えば60μmである。図4(a)は、この段階における
インダクタ素子の断面を示す。
に下部磁性膜21、絶縁膜22、Cuよりなるメッキ電
極用導体膜23を順次スパッタ法により形成する。次
に、メッキ電極用導体膜23上にレジスト24を塗布す
る。レジスト24の膜厚tR1は例えば55μmであ
る。続いて、第1のコイル用フォトマスクを用いて、紫
外線露光・現像により第1のレジストパターン24を形
成する。レジストパターン24の幅wR1は例えば40
μm、レジスト24間のスペース部25の幅wM1は例
えば60μmである。図4(a)は、この段階における
インダクタ素子の断面を示す。
【0023】その後、電気メッキ法により、レジスト間
のスペース部25にCuよりなるメッキ導体膜26を形
成する。メッキ導体膜26の厚さtM1は例えば50μ
mである。メッキ導体膜の形状と膜厚を良好にするため
に、tM1<tR1としてある。図4(b)は、この段
階におけるインダクタ素子の断面を示す。
のスペース部25にCuよりなるメッキ導体膜26を形
成する。メッキ導体膜26の厚さtM1は例えば50μ
mである。メッキ導体膜の形状と膜厚を良好にするため
に、tM1<tR1としてある。図4(b)は、この段
階におけるインダクタ素子の断面を示す。
【0024】次に、第1のレジストパターン24及び第
1のメッキ導体膜26上に第2のレジスト膜44を塗布
する。このレジスト44の厚さtR3は例えば50μm
である。第2のコイル用フォトマスクを用いて紫外線露
光・現像により第2のレジストパターン44を形成す
る。第2のレジストパターン44の幅wR3は例えば6
0μm、レジスト44間のスペース部45の幅wM3は
例えば40μmである。また、第1のレジストパターン
24上に第2のレジストパターン44が形成されるよう
にしてある。このように、第2のフォトマスクは、第1
のフォトマスクよりもレジストパターン幅が大きいもの
が用いられる(wR3=60μm>wR1=40μ
m)。図4(c)は、この段階におけるインダクタ素子
の断面を示す。
1のメッキ導体膜26上に第2のレジスト膜44を塗布
する。このレジスト44の厚さtR3は例えば50μm
である。第2のコイル用フォトマスクを用いて紫外線露
光・現像により第2のレジストパターン44を形成す
る。第2のレジストパターン44の幅wR3は例えば6
0μm、レジスト44間のスペース部45の幅wM3は
例えば40μmである。また、第1のレジストパターン
24上に第2のレジストパターン44が形成されるよう
にしてある。このように、第2のフォトマスクは、第1
のフォトマスクよりもレジストパターン幅が大きいもの
が用いられる(wR3=60μm>wR1=40μ
m)。図4(c)は、この段階におけるインダクタ素子
の断面を示す。
【0025】続いて、電気メッキ法により、第1のメッ
キ導体膜26の上に例えばCuよりなる第2のメッキ導
体膜46を形成する。この第2のメッキ導体膜46の膜
厚tM3は、例えば50μmである。図5(a)は、こ
の段階におけるインダクタ素子の断面を示す。第1のメ
ッキ導体膜26と第2のメッキ導体膜46よりなるメッ
キ導体膜の厚さは、tM1+tM3=100μmであ
り、第1のレジスト24と第2のレジスト44の厚さの
和tR1+tR3=105μmよりも薄くしてある。
キ導体膜26の上に例えばCuよりなる第2のメッキ導
体膜46を形成する。この第2のメッキ導体膜46の膜
厚tM3は、例えば50μmである。図5(a)は、こ
の段階におけるインダクタ素子の断面を示す。第1のメ
ッキ導体膜26と第2のメッキ導体膜46よりなるメッ
キ導体膜の厚さは、tM1+tM3=100μmであ
り、第1のレジスト24と第2のレジスト44の厚さの
和tR1+tR3=105μmよりも薄くしてある。
【0026】次に、第2のレジストパターン44と第1
のレジストパターン24を除去する。さらに、メッキ電
極用導体膜23の露出部を除去する。図5(b)は、こ
の段階におけるインダクタ素子の断面を示す。メッキ導
体膜間のスペース部47及び第2のメッキ導体膜46の
上部を絶縁材料であるポリイミド樹脂48で塗布・充填
する。その後、ポリイミド樹脂48上に上部磁性膜49
を形成する。図5(c)は、この段階におけるインダク
タ素子の断面を示す。こうして、コイルの上下を磁性膜
で挟み込んだ平面インダクタ素子が形成される。
のレジストパターン24を除去する。さらに、メッキ電
極用導体膜23の露出部を除去する。図5(b)は、こ
の段階におけるインダクタ素子の断面を示す。メッキ導
体膜間のスペース部47及び第2のメッキ導体膜46の
上部を絶縁材料であるポリイミド樹脂48で塗布・充填
する。その後、ポリイミド樹脂48上に上部磁性膜49
を形成する。図5(c)は、この段階におけるインダク
タ素子の断面を示す。こうして、コイルの上下を磁性膜
で挟み込んだ平面インダクタ素子が形成される。
【0027】本実施例では、第1の実施例と比べ第1の
メッキ導体膜26間のスペースの幅wR1を小さくして
いる。すなわち、wR1は第1の実施例では60μmで
あるに対し本実施例では40μmとなっている。また、
第2のメッキ導体膜46間のスペースの幅wR3(=6
0μm)を第1のメッキ導体膜26間のスペースの幅w
R1(=40μm)よりも大きくしてある。メッキ導体
間のスペース47の幅がメッキ導体膜厚tM1+tM3
と比べて小さくなると、メッキ導体間のスペース部47
に例えばポリイミド樹脂である絶縁材料を充填する際、
充填が不完全になる。しかるに、本実施例では、第2の
メッキ導体膜間のスペースの幅wR3を大きくすること
によりポリイミド樹脂の充填性を改善することができ
る。
メッキ導体膜26間のスペースの幅wR1を小さくして
いる。すなわち、wR1は第1の実施例では60μmで
あるに対し本実施例では40μmとなっている。また、
第2のメッキ導体膜46間のスペースの幅wR3(=6
0μm)を第1のメッキ導体膜26間のスペースの幅w
R1(=40μm)よりも大きくしてある。メッキ導体
間のスペース47の幅がメッキ導体膜厚tM1+tM3
と比べて小さくなると、メッキ導体間のスペース部47
に例えばポリイミド樹脂である絶縁材料を充填する際、
充填が不完全になる。しかるに、本実施例では、第2の
メッキ導体膜間のスペースの幅wR3を大きくすること
によりポリイミド樹脂の充填性を改善することができ
る。
【0028】また、第1の実施例よりも第1のメッキ導
体間のスペース幅wR1を小さくすることができるの
で、素子のチップサイズを小さくすることが可能とな
る。さらに、上述の例では、本実施例のメッキ導体膜コ
イルの抵抗と従来のメッキ導体膜コイルの直流抵抗の比
は、 (tM×wM)/(tM1×wM1+tM3×wM3) =(50×60)/(50×60+50×40) =0.6 となり、直流抵抗の小さなコイルを製造することができ
る。
体間のスペース幅wR1を小さくすることができるの
で、素子のチップサイズを小さくすることが可能とな
る。さらに、上述の例では、本実施例のメッキ導体膜コ
イルの抵抗と従来のメッキ導体膜コイルの直流抵抗の比
は、 (tM×wM)/(tM1×wM1+tM3×wM3) =(50×60)/(50×60+50×40) =0.6 となり、直流抵抗の小さなコイルを製造することができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1のメッキ導体膜パターン上に第2のメッキ導体膜パ
ターンを積み重ねることにより、レジストの膜厚に関す
る実用的な露光限界に制約されることがなくなるため、
膜厚の厚いメッキ導体コイルを形成し、素子の低抵抗化
を実現することができる。
第1のメッキ導体膜パターン上に第2のメッキ導体膜パ
ターンを積み重ねることにより、レジストの膜厚に関す
る実用的な露光限界に制約されることがなくなるため、
膜厚の厚いメッキ導体コイルを形成し、素子の低抵抗化
を実現することができる。
【0030】また、上部のメッキ導体膜間のスペース幅
を大きくすることにより、コイル導体間のスペース部の
アスペクト比が改善されるため、樹脂の充填性を改善
し、素子のチップサイズを小さくし、素子を低抵抗にす
ることが可能となる。
を大きくすることにより、コイル導体間のスペース部の
アスペクト比が改善されるため、樹脂の充填性を改善
し、素子のチップサイズを小さくし、素子を低抵抗にす
ることが可能となる。
【図1】本発明のインダクタ素子の製造工程の第1の実
施例を示す図。
施例を示す図。
【図2】図1に続いて、本発明のインダクタ素子製造工
程の第1の実施例を示す図。
程の第1の実施例を示す図。
【図3】本発明のインダクタ素子の第1の実施例を示す
上面図。
上面図。
【図4】本発明のインダクタ素子の製造工程の第2の実
施例を示す図。
施例を示す図。
【図5】図4に続いて、本発明のインダクタ素子の製造
工程の第2の実施例を示す図。
工程の第2の実施例を示す図。
【図6】本発明のインダクタ素子の第2の実施例を示す
上面図。
上面図。
【図7】従来のインダクタ素子の製造工程を示す図。
【図8】従来のインダクタ素子を示す上面図。
10、20…基板、 11、21…下部磁性膜、 12、22…絶縁膜、 13、23…メッキ電極、 14、24…第1のレジスト膜、 15、25、35、45…レジスト間のスペース部、 16、26…第1のメッキ導体膜、 17、37、47…メッキ導体膜間のスペース部、 34、44…第2のレジスト膜、 36、46…第2のメッキ導体膜、 18、38、48…樹脂、 19、39、49…上部磁性膜。 tR、tR1、tR2、tR3…レジスト膜厚、 tM、tM1、tM2、tM3…メッキ導体膜厚、 wR、wR1、wR2、wR3…レジストの幅、 wM、wM1、wM2、wM3…メッキ導体の幅。
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に設けられた第1の導体膜上にレ
ジストを塗布し、第1のレジストパターンを形成する工
程と、 前記第1のレジストパターンをマスクとして、メッキに
より前記第1の導体膜上に第1のメッキ導体膜パターン
を形成する工程と、 前記第1のメッキ導体膜パターン及び前記第1のレジス
トパターン上にレジストを塗布し、前記第1のメッキ導
体膜パターンを露出させるように第2のレジストパター
ンを形成する工程と、 前記第2のレジストパターンをマスクとして、メッキに
より前記第1のメッキ導体膜パターン上に第2のメッキ
導体膜パターンを形成する工程と、 前記第2のレジストパターン及び前記第1のレジストパ
ターンを除去する工程と、 前記第1のメッキ導体膜パターンと第2のメッキ導体膜
パターンを絶縁体で埋め込む工程とを具備することを特
徴とする平面インダクタ素子の製造方法。 - 【請求項2】 前記第2のレジストパターンは前記第1
のレジストパターン上を覆い、前記第2のレジストパタ
ーンの幅は前記第1のレジストパターンの幅よりも広い
ことを特徴とする請求項1記載の平面インダクタ素子の
製造方法。 - 【請求項3】 基板上に設けられた第1のメッキ導体膜
パターンと、 前記第1のメッキ導体膜パターン上に形成された第2の
メッキ導体膜パターンと、 前記第1のメッキ導体膜パターンと第2のメッキ導体膜
パターンを埋め込む絶縁体とを具備することを特徴とす
る平面インダクタ素子。 - 【請求項4】 前記第2のメッキ導体膜パターンの幅は
前記第1のメッキ導体膜パターンの幅よりも狭いことを
特徴とする請求項3記載の平面インダクタ素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4223197A JPH10241983A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 平面インダクタ素子とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4223197A JPH10241983A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 平面インダクタ素子とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10241983A true JPH10241983A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12630269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4223197A Pending JPH10241983A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 平面インダクタ素子とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH10241983A (ja) |
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-
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- 1997-02-26 JP JP4223197A patent/JPH10241983A/ja active Pending
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