JPH10177378A - 鍵盤用力覚制御装置、鍵盤用力覚制御方法および記憶媒体 - Google Patents

鍵盤用力覚制御装置、鍵盤用力覚制御方法および記憶媒体

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JPH10177378A
JPH10177378A JP9270094A JP27009497A JPH10177378A JP H10177378 A JPH10177378 A JP H10177378A JP 9270094 A JP9270094 A JP 9270094A JP 27009497 A JP27009497 A JP 27009497A JP H10177378 A JPH10177378 A JP H10177378A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アコースティックピアノの鍵がもつ複雑な力覚
をも忠実に再現する。 【解決手段】 鍵2が操作されると、その位置、速度、
加速度に応じた反力が力覚付与テーブル30〜33から
出力され、これらが合成されて合成信号Sumとなる。
そして、合成信号Sumと位置を示す信号Spに応じた
PWM指令値がPWM指令値発生回路40から出力さ
れ、これに応じた駆動電流が電流フィードバック回路5
1を介して出力される。この結果、ドライブアクチェー
タ4が駆動され、指3に対して反力を与える。この場
合、各力覚付与テーブル30〜33は、2つのパラメー
タを用いて反力を決めているため、単純に一変数だけに
基づいて反力を決めるテーブルに比べて、複雑な反力特
性にも対応でき、実際のピアノに近いものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、電子音
源を用いたピアノにおいて、良好なタッチ感を鍵に付与
することができる鍵盤用力覚制御装置、鍵盤用力覚制御
方法および鍵盤用力覚制御をコンピュータに実行させる
プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子音源を用いた電子ピアノにおいて
は、鍵はバネ等によって一方向に付勢されおり、所定の
反力(タッチ感)を発生するようになっている。しかし
ながら、バネ等による単純な反力では、アコースティッ
クピアノのような鍵タッチを得ることはできず、演奏感
触が機械的になり、微妙な演奏がし難いという問題があ
った。そこで、ソレノイド等を用いて鍵に反力を与える
装置が種々開発されている。この種の従来装置において
は、鍵に変動する反力を与え、これによって、アコース
ティックピアノのような演奏感覚を生じさせるようにし
ている(例えば、特公平7−111631号公報、特開
平5−11765号公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来装置に
おいては、単純な物理方程式を用いて鍵の押下位置に対
応した反力を求めているので、実際のアコースティック
ピアノのような力覚を付与することはできなかった。な
ぜなら、実際のピアノアクションでは、不連続な負荷変
動反力を持ち、かつ、ハンマーアクションのたわみや、
ハンマーアクションとハンマーとの間の衝突、かみこみ
(ハンマーバックチェック等)などの複雑な現象が生じ
ているため、単運な運動方程式では鍵の反力は再現でき
ないからである。
【0004】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、アコースティックピアノの鍵がもつ複雑な力
覚をも再現することができる鍵盤用力覚制御装置、鍵盤
用力覚制御方法、および鍵盤用力覚制御をコンピュータ
に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の鍵盤用力覚制御装置においては、
鍵の運動に関する物理量を検出する鍵挙動検出手段と、
前記鍵挙動検出手段が検出した物理量に基づいて押鍵行
程か離鍵行程かを判定し、この判定結果と当該物理量に
応じて力覚制御値を出力する力覚特性付与手段と、前記
鍵に力を付与する力覚付与手段と、前記力覚特性付与手
段が出力した力覚制御値に基づいて前記力覚付与手段の
付与力を制御する制御手段とを具備することを特徴とす
る。また、請求項2に記載の鍵盤用力覚制御装置におい
ては、鍵の運動に関する物理量を検出する鍵挙動検出手
段と、前記鍵挙動検出手段が検出した物理量および当該
物理量の変化時間に基づいて力覚制御値を出力する力覚
特性付与手段と、前記鍵に力を付与する力覚付与手段
と、前記力覚特性付与手段が出力した力覚制御値に基づ
いて前記力覚付与手段の付与力を制御する制御手段とを
具備することを特徴とする。また、請求項3に記載の鍵
盤用力覚制御装置においては、鍵の運動に関し、少なく
とも鍵速度を含む2以上の物理量を検出しする鍵挙動検
出手段と、前記鍵挙動検出手段が検出した物理量に基づ
いて力覚制御値を出力する力覚特性付与手段と、前記鍵
に力を付与する力覚付与手段と、前記力覚特性付与手段
が出力した力覚制御値に基づいて前記力覚付与手段の付
与力を制御する制御手段と、前記鍵挙動検出手段が検出
した鍵速度からバックチェック振動の有無を判定するバ
ックチェック判定手段と、前記バックチェック判定手段
がバックチェック振動ありと判定した場合には、所定の
バックチェック振動に対応した力覚制御値を前記制御手
段に出力するバックチェック制御手段とを具備すること
を特徴とする。
【0006】また、請求項4に記載の鍵盤用力覚制御方
法においては、鍵の運動に関する物理量を検出する第1
の過程と、前記第1の過程で検出した物理量に基づいて
押鍵行程か離鍵行程かを判定し、この判定結果と当該物
理量に応じて力覚制御値を出力する第2の過程と、前記
第2の過程で出力した力覚制御値に基づいて前記鍵に力
を付与する第3の過程とを具備することを特徴とする。
また、請求項5に記載の鍵盤用力覚制御方法において
は、鍵の運動に関する物理量を検出する第1の過程と、
前記第1の過程で検出した物理量および当該物理量の変
化時間に基づいて力覚制御値を出力する第2の過程と、
前記第2の過程で出力した力覚制御値に基づいて前記鍵
に力を付与する第3の過程とを具備することを特徴とす
る。また、請求項6に記載の鍵盤用力覚制御方法におい
ては、鍵の運動に関し、少なくとも鍵速度を含む2以上
の物理量を検出する第1の過程と、前記第1の過程で検
出した物理量に基づいて力覚制御値を出力する第2の過
程と、前記第1の過程で検出した鍵速度からバックチェ
ック振動の有無を判定する第3の過程と、前記第3の過
程でバックチェック振動ありと判定した場合には、所定
のバックチェック振動に対応した力覚制御値を出力する
第4の過程と、前記第2の過程で出力した力覚制御値お
よび前記第4の過程で出力した力覚制御値に基づいて前
記鍵に力を付与する第5の過程とを具備することを特徴
とする。
【0007】また、請求項7に記載の記憶媒体において
は、鍵の運動に関する物理量に基づいて押鍵行程か離鍵
行程かを判定し、この判定結果と当該物理量に応じて力
覚制御値を出力する第1の処理と、前記第1の処理で出
力した力覚制御値に基づいて前記鍵に付与する力を制御
する第2の処理とをコンピュータに実行させるためのプ
ログラムを記憶している。また、請求項8に記載の記憶
媒体においては、鍵の運動に関する物理量および当該物
理量の変化時間に基づいて力覚制御値を出力する第1の
処理と、前記第1の処理で出力した力覚制御値に基づい
て前記鍵に付与する力を制御する第2の処理とをコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記憶している。
また、請求項9に記載の記憶媒体においては、鍵の運動
に関し、少なくとも鍵速度を含む2以上の物理量に基づ
いて力覚制御値を出力する第1の処理と、前記鍵速度か
らバックチェック振動の有無を判定する第2の処理と、
前記第2の処理でバックチェック振動ありと判定した場
合には、所定のバックチェック振動に対応した力覚制御
値を出力する第3の処理と、前記第1の処理で出力した
力覚制御値および前記第3の処理で出力した力覚制御値
に基づいて前記鍵に付与する力を制御する第4の処理と
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶し
ている。
【0008】
【発明の実施の形態】
1:全体構成 以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明す
る。図1は、本実施形態の構成を示すブロック図であ
る。この図において、符号1はCPUであり、装置各部
を制御する。なお、CPU1において用いられる基本プ
ログラムを記憶するROMや、ワーキングエリアとなる
RAMについては、簡略化のため図示省略した。
【0009】符号2は回動自在に支持された鍵であり、
演奏者の指3によって、押鍵および離鍵される。5は各
鍵毎に設けられるポジションセンサであり、鍵2の位置
を検出して信号Spとして出力する。このポジションセ
ンサ5は、例えば、鍵2の下部に取り付けられるシャッ
タと、このシャッタにより光路が遮蔽されるフォトセン
サによって構成される。この場合、鍵2の位置に対応し
て遮光量が連続的に変化するようにシャッタの形状が設
定され、これにより、フォトセンサの出力信号から鍵2
の位置が一義的に特定されるようになっている。なお、
ポジションセンサ5は、光学式に限らず、他の方式によ
るセンサを用いても良い。要は、鍵2の位置が連続的に
検出できるセンサであればよい。
【0010】また、4は鍵2を駆動するドライブアクチ
ェータであり、鍵2と連動するプランジャーを有したソ
レノイドを具備している。本実施形態におけるドライブ
アクチェータ4は、後述する制御に基づいて鍵2に反力
を与え、これにより、あたかもアコースティックピアノ
を演奏するのと同等の感触を演奏者に与えるものであ
る。また、ドライブアクチェータ4は、ソレノイドに限
らず、鍵2に反力を付与できるものであればよい。例え
ば、モータ(リニアモータ、ロータリーモータ)、ブレ
ーキ装置、あるいは油圧、空圧装置等の付勢手段等を用
いてもよい。
【0011】次に、上述したポジションセンサ5の出力
信号Spは、マルチプレクサ6に入力される。マルチプ
レクサ6は、複数設けられており、また、各々が12音
分(1オクターブ分)の入力端子を持っている。そし
て、これらの入力端子に同一オクターブ範囲内の各鍵に
対応する信号Spが各々入力される。すなわち、マルチ
プレクサ6は、ピアノの音域に沿って各オクターブ毎に
設けられており、本実施形態においては、標準的なピア
ノの88鍵に対応して8個設けられている。
【0012】また、各マルチプレクサ6の各入力端子が
順次スキャンされ、ピアノの各鍵の位置情報が順次(例
えば、低音側から高音側に向かって)検出されるように
なっている。そして、マルチプレクサ6を介して出力さ
れる信号Spは、AD変換器7によってデジタル信号に
変換される。
【0013】一方、ポジションセンサ5から出力される
各鍵についての信号Spは、各鍵毎に設けられた微分器
9によって速度を示す信号Svに変換され、マルチプレ
クサ10に入力される。マルチプレクサ10は、マルチ
プレクサ6と同様に、ピアノの各音域に対応して複数設
けられており、各々が12音分(1オクターブ分)の入
力端子を持っている。各マルチプレクサ10の入力端子
は、マルチプレクサ6の入力端子と同期してスキャンさ
れ、ピアノの各鍵の速度情報が順次検出されるようにな
っている。そして、マルチプレクサ10を介して出力さ
れる信号Svは、AD変換器11によってデジタル信号
に変換される。
【0014】また、微分器9から出力される各鍵につい
ての信号Svは、各鍵毎に設けられた微分器20によっ
て加速度を示す信号Saに変換され、マルチプレクサ2
1に入力される。マルチプレクサ21は、マルチプレク
サ6、10と同様に、ピアノの各音域に対応して複数設
けられており、各々が12音分(1オクターブ分)の入
力端子を持っている。各マルチプレクサ20の入力端子
は、マルチプレクサ6、10の入力端子と同期してスキ
ャンされ、ピアノの各鍵の加速度情報が順次検出される
ようになっている。そして、マルチプレクサ20を介し
て出力される信号Saは、AD変換器22によってデジ
タル信号に変換される。
【0015】以上のように、ピアノの各鍵の位置、速
度、加速度を各々示す信号Sp、Sv、Saが同期して
出力され、かつ、これらが、AD変換器7、11、22
によってデジタル信号に変換されるようになっている。
そして、信号SpはCPU1、力覚付与テーブル32、
33、PWM指令値発生回路40に供給されるととも
に、ヒステリシス切換回路25を介して力覚付与テーブ
ル30または31に供給される。信号SvはCPU1、
ヒステリシス切換回路25および力覚付与テーブル32
に供給され、信号SaはCPU1および力覚付与テーブ
ル33に供給される。力覚特性付与テーブル30〜33
は、ドライブアクチェータ4が発生すべき反力、すなわ
ち、力覚の特性を記憶しているテーブルである。
【0016】次に、鍵の反力について説明するが、それ
に先立ち、鍵に反力を生じさせる主な要因となるピアノ
アクションの動作について簡単に説明する。図3は、ピ
アノアクションの外観図であり、鍵2が押鍵されていく
と、まず、キャプスタタンUがアクションAを持ち上げ
始める。続いて鍵盤の後端がダンパーDを押し上げてゆ
くことになる。アクションAが持ち上げられると、ジャ
ックJがハンマーローラーHRを突き上げ、これによ
り、ハンマーHが弦Sに向けて回動し始める。さらに、
鍵2を押下して行くと、ジャックJがハンマーローラH
Rをさらに突き上げてから脱進し(ハンマーローラHR
から外れ)、これにより、ハンマーHは弦Sを打弦す
る。打弦を終えたハンマーSは、弦Sの反力および自重
で落下する。次に、鍵2を戻して離鍵行程に入ると、鍵
2の先端がダンパーDを徐々に下げてから離れ、次い
で、鍵2がレスト位置に戻り、一連の鍵操作が終了す
る。
【0017】ここで、図4は、鍵を静かに押下し、押し
切った後に静かに元の位置(レスト位置)に戻した場合
の反力(静的反力)の特性を示す図であり、横軸が鍵の
レスト位置からの距離、縦軸が反力である。図示の点a
は鍵を押し始めた後にハンマーアクションの反力が加わ
った状態を示し、点bはダンパーの反力が加わった状態
を示している。また、b’はジャックが抜け始めた状態
であり、点cはジャックが抜けた(脱進した)状態であ
る。そして、ハンマーが打弦に向かうと反力が急激に小
さくなり(点d)、次いで、鍵がエンド位置に達すると
棚板に行き当たるために大きな反力が生じる(点d)。
次に、離鍵行程に移ると、反力は、矢印eで示す経路を
通って0に戻る。以上のように、鍵はハンマーアクショ
ンの動きや自重に応じた反力を演奏者の指に与える。ま
た、押鍵と離鍵において発生する反力の特性は異なり、
ヒステリシス特性を有していることが判る。なお、図4
に示す破線はダンパーペダルを踏んで、ダンパーを上げ
た状態(ダンパーの反力が鍵にかからないようにした状
態)にして静的反力を測定した場合の特性である。
【0018】次に、図5は、打鍵速度を変えた場合の押
鍵行程における鍵の反力の特性を示す図である。図にお
いて、曲線C1〜C5は、各々打鍵強度を変えた場合の
鍵の位置と反力との関係を示している。なお、図5に示
す特性は、打鍵装置(自動ピアノの鍵駆動ソレノイド機
構)によって鍵を自動的に駆動した場合の特性であり、
曲線の符号の横の括弧内の数値は打鍵装置の駆動力を示
している(単位はニュートン)。図5から判るように鍵
の反力特性は、鍵の駆動力(駆動速度)によって変化す
る。
【0019】以上のことから判るように、鍵の反力を再
現するには、単純な運動方程式では不十分であり、鍵の
位置、鍵の速度、鍵の加速度等の種々のパラメータを使
用し、これらに適合する反力を求めることが必要であ
る。図1に示す力覚付与テーブル30〜33は、このよ
うな観点から各種パラメータに応じた反力を出力するよ
うになっており、各力覚付与テーブル30〜33から出
力された反力は加算器35、36、37によって合成さ
れ、これにより、アコースティックピアノの鍵から得ら
れる反力と同等の反力を再現する。
【0020】ここで、力覚付与テーブル30、31は、
鍵の位置と速度から得られる反力を発生する。この場
合、力覚付与テーブル30は、押鍵行程における反力を
発生し、力覚付与テーブル31は離鍵行程における反力
を発生する。より詳細に言えば、力覚付与テーブル3
0、31においては、位置を示す信号Spと速度を示す
信号Svとをパラメータとして反力(出力データY1)
が決定される。すなわち、力覚付与テーブル30、31
は、図2に示すようにX軸が信号SPの値、Y軸が出力
値となっているテーブル30−1〜30−nをZ軸方向
に複数配列して構成されている。そして、Z軸に信号S
vの値をとり、この信号Svによっていずれかのテーブ
ル30−1〜30−nが選択され、この選択されたテー
ブルを用いて信号SPに対応する出力値が決定される。
ここで、信号Svの値が各テーブルの間にある場合は、
その両側にある2つのテーブルが選択され、各テーブル
から出力される出力値に対して補間処理を行うことによ
って出力データY1が決定される。また、力覚付与テー
ブル31も上記と同様の構成となっている。
【0021】そして、力覚付与テーブル30、31は、
ヒステリシス切換回路25の出力信号によって、そのい
ずれか一方が選択されるようになっている。ヒステリシ
ス切換回路25は、信号Svの符号を判断し、正である
場合に力覚付与テーブル30を、負である場合に力覚付
与テーブル31を各々選択する。このヒステリシス切換
回路25においては、鍵2が押されて押鍵過程にあると
きは速度が正になり、逆に鍵2が離されて離鍵過程にあ
るときは速度が負になることを検出原理としている。な
お、ヒステリシス切換回路25は、実際には、速度の正
負の変化に対してある程度の不感帯(時間的不感帯)を
設け、より適切な制御を行うようにしているが、この点
については後述する。
【0022】次に、力覚付与テーブル32、33は、図
2に示す力覚付与テーブル30と同様の構成になってい
るが、力覚付与テーブル32のX軸には加速度信号であ
る信号Svの値がとられ、Z軸には位置信号である信号
Spの値がとられる。また、力覚付与テーブル33のX
軸には加速度信号である信号Saの値がとられ、Z軸に
は位置信号である信号Spの値が取られる。すなわち、
力覚付与テーブル32は、鍵の速度と位置に応じた反力
を出力する。これは、ピアノの鍵盤、アクションなどの
特に、位置によって大きく変化する粘性負荷を表現する
ためにとられる手段である。力覚付与テーブル33は鍵
の加速度と位置に応じた反力を出力する。これは、ピア
ノの鍵盤、アクションなどの特に、位置によって大きく
変化する慣性負荷を表現するためにとられる手段であ
る。
【0023】次に、PWM指令値発生回路40は、力覚
付与テーブル30〜33の合成出力Sumと信号Spと
に基づいて、ドライブアクチェータ4を駆動するための
パルス幅変調の指令値(以下、PWM指令値という)を
発生する回路である。具体的には、合成出力Sumの値
をX軸、PWM指令値をY軸にとったテーブルをZ軸方
向に複数設けて構成されている。そして、Z軸には信号
Spの値を取り、この信号Spによっていずれかのテー
ブルが選択され、この選択されたテーブルを用いて合成
出力Sumに対応するPWM指令値が決定される。ここ
で、信号Spの値が各テーブルの間にある場合は、その
両側にある2つのテーブルが選択され、各テーブルから
出力される出力値に対して補間処理を行うことによって
PWM指令値が決定される。PWM指令値発生回路40
の目的は、ストローク位置により推力に差が生じるとい
う、ソレノイド特有の非線形な推力発生特性を、このテ
ーブルによって補正しようとするものである。PWM指
令値発生回路40内のテーブルにより、任意の推力特性
が得られ、ソレノイドの設計が容易になるばかりでな
く、効率の最適化、コストの低減など多くの利点が得ら
れる。
【0024】PWM指令値発生回路40から出力される
PWM指令値は、PWMドライバ50に供給され、PW
M波形に変換される。PWMドライバ50から出力され
るPWM波形は、電流フィードバック回路51を介して
ドライブアクチェータ4に供給される。電流フィードバ
ック回路51は、ドライブアクチェータ4に供給される
駆動電流がPWM指令値に一致するようにフィードバッ
ク制御を行う。この電流フィードバック制御により、ア
クチェータの温度上昇に伴う推力変化が補正され、常
に、目標とする反力を再現することができる訳である。
【0025】一方、合成信号Sumは、D/A変換器4
5によってアナログ信号に変換され、モニタ46に供給
される。これにより、モニタ46には、時事刻々変化す
る合成信号Sumの波形、すなわち、鍵の反力の波形が
写し出される。
【0026】(2)実施形態の動作 力覚特性付与動作 上述した構成によれば、鍵2が操作されると、その位
置、速度、加速度に応じた反力が力覚付与テーブル30
〜33から出力され、これらが合成されて合成信号Su
mとなる。そして、合成信号Sumと位置を示す信号S
pに応じたPWM指令値がPWM指令値発生手段50か
ら出力され、これに応じた駆動電流が電流フィードバッ
ク回路51を介して出力される。この結果、ドライブア
クチェータ4が駆動され、指3に対して反力を与える。
【0027】この場合、各力覚付与テーブル30〜33
は、2つのパラメータを用いて反力を決めているため、
単純に一変数だけに基づいて反力を決めるテーブルに比
べて、複雑な反力特性にも対応でき、実際のピアノに極
めて近いものとなる。しかも、力覚付与テーブル30〜
33は、各々異なるパラメータの組を用いているため、
反力が発生する要因毎に個別に反力を再現することがで
き、これらを総合的に用いることにより、極めて高い忠
実度をもって反力再現を行うことができる。 ヒステリシス特性付与動作
【0028】前述したように、ヒステリシス切換回路2
5は、力覚付与テーブル30、31を選択的に切り替え
ることにより、押鍵行程の反力と離鍵行程の反力とを切
り換えているが、鍵速度の正負だけに基づいて、この切
り換えを行うと妥当でない場合がある。この点について
説明する。図6(イ)は、一般的な鍵の軌跡を示す図で
あり、横軸が時間、縦軸が鍵の位置を示している。ま
た、同図(ロ)は、同図(イ)の軌跡に対応する鍵速度
を示している。さて、図6(イ)に示す軌跡は、鍵が押
鍵された後、時刻t1からt2にかけて僅かに戻り、時
刻t2からt3に向かってエンド位置まで押下されてい
る。そして、時刻t3からt4に至る間は、エンド位置
で押下され続け、時刻t4から時刻t5に至る間で離鍵
が行われている。この鍵軌跡における時刻t1からt2
までの部分P1においては、僅かに鍵が戻されているが
これを離鍵行程として判断すると、時刻t2以降から再
び押鍵行程としなければならず、テーブルの切換が頻繁
になる。テーブルの切換があまりに頻繁に行われると、
付与する反力の値がテーブル切換の前後において不連続
になることがあり、滑らかな反力、すなわち、タッチ感
が損なわれてしまう。また、演奏者も部分P1の部分
は、離鍵というよりも、押鍵行程において僅かに間をお
く程度のつもりで演奏している場合が殆どあり、離鍵行
程に移ったと判断すべきものではない。
【0029】そこで、この実施形態においては、ヒステ
リシス切換回路25において、速度反転期間ΔTが基準
期間Tfを超えるまでは、テーブル切換を行わないよう
にしている。この結果、t1〜t2の期間においては、
テーブル切換は行われず、押鍵行程用の力覚付与テーブ
ル30が継続して使用され、滑らかな力覚付与が行われ
る。同様にして、図6(イ)の部分P2に示すようなノ
イズの重畳があっても、テーブル切換が行われることが
なく、安定した力覚付与が行われる。
【0030】一方、図6(イ)の時刻t4から速度が負
に反転して、速度反転期間ΔTが基準時間Tfを上回る
と、ヒステリシス切換回路25が離鍵行程用の力覚付与
テーブル31を選択し、離鍵に適した力覚特性の付与が
開始される。
【0031】(3)変形例 バックチェック振動再生 ピアノには、打弦後のハンマーがハンマーアクション機
構に戻ったときのハンマーの暴れを防止するために、バ
ックチェックが設けられている。この場合、強い打弦が
あると、ハンマーがバックチェックにあたった後に振動
する。この振動の感触はピアニストにとっては重要な感
覚であり、また、生ピアノとエレキピアノの大きな差で
もある。ここで、バックチェック振動について図7を参
照して説明する。まず、図7(イ)に示すように、弦S
を打弦したハンマーHは、バックチェックBに衝突し、
これにより、同図(ロ)に示すように振動する。そし
て、ハンマーHの振動は、ハンマーアクション機構を介
して鍵2に伝達され、さらに指3に伝わる。この指3に
伝わる振動は、ハンマーHの動きを伝えるものであり、
たとえば、早い連打などを演奏する場合にはピアニスト
にとっては重要な感覚である。したがって、バックチェ
ック振動を再現することは、生ピアノの感触を高精度に
再現する上で重要である。
【0032】次に、バックチェック振動の再現について
説明する。図8(イ)はバックチェック振動(部分P5
参照)がある場合の鍵の軌跡と、指が感じる力とを示し
ている。また、同図(ロ)はバックチェック振動がない
場合の鍵の軌跡を示している。同図(イ)、(ロ)を比
較すると判るように、急激な打鍵のときだけにバックチ
ェック振動が発生する。なお、通常の打鍵であっても、
ジャックが戻るときに若干の揺れは生じるが、無視でき
る程度である。
【0033】以上のように、バックチェック振動の発生
の有無は、打鍵が急峻か否かを検出することにより判別
することができる。そこで、例えば、以下のようにして
バックチェック振動の発生を判断する。まず、鍵の直下
に所定処理隔てて測定点K1〜K4を設定し、各測定点
において、鍵の速度を測定する。なお、これらの測定点
K1〜K4は、押鍵速度を測定するために、通常の電子
ピアノには設定されているものである。
【0034】そして、測定点K1における鍵速度をVe
l1、測定点K4における鍵速度をVel2ととし、その
比α=Vel2/Vel1を求める。そして、このαの値
といずれかの測定点における速度Velkの値に基づい
て、バックチェック振動の有無を検出する。例えば、 0.2(m/s)<Velkかつ1.2<α であればバックチェック振動ありと判定し、 Velk≦0.2(m/s)かつα≦1.2 であれば、バックチェックなしと判定する。
【0035】この判定は、例えば、図1に示すCPU1
が、鍵位置を示す信号Spから測定点を認識し、その点
の速度を信号Svに基づいて検出すればよい。そして、
この検出結果からαを求め、上記の判定を行うようにす
ればよい。そして、バックチェック振動ありと判定され
た場合は、バックチェック振動が発生するタイミングに
おいて、CPU1は加算器38を介してバックチェック
振動の力覚信号を出力する。この結果、各力覚付与テー
ブル30〜33の合成出力Sumに、バックチェック振
動成分が重畳され、バックチェック信号が再現される。
この場合、CPU1は所定のメモリ(図示略)にバック
チェック振動のデータを記憶しておき、これを離鍵行程
の所定タイミングにおいて出力する。また、バックチェ
ック振動のデータは、打鍵の強さに応じて複数記憶して
おき、測定点K1〜K4のいずれかで得られた鍵速度に
応じたものを選択すればよい。さらに、バックチェック
振動データの出力タイミングも、上記と同様に測定点K
1〜K4のいずれかで得られた鍵速度に応じて可変して
もよい。
【0036】ダンパペダル制御 図4において説明したように、ダンパペダルをオンした
場合とオフした場合とで、反力が異なる。そこで、ダン
パペダルのオン/オフを検出するとともに、このオン/
オフに従って使用する力覚付与テーブルを切り換えるよ
うにしてもよい。
【0037】その他の要素を加える処理 力覚付与テーブルは、上記実施形態で説明したもの以外
を増設することもできる。すなわち、何らかの感触を演
奏者に与える要素があれば、それを再現する力覚データ
を記憶した力覚付与テーブルを設定し、パラメータとし
ては、鍵位置、鍵速度、鍵加速度など任意のものを2つ
以上選択して読み出すように構成すればよい。この場合
の構成例を、図1に増設部60として示す。なお、増設
する力覚付与テーブルのパラメータとしては実施形態で
用いたもの以外を用いてもよい。なお、力覚付与テーブ
ルは、3次元(パラメータが2つ)に限らず、より多く
のパラメータを用いて多次元構成としてもよい。
【0038】その他のパラメータ パラメータとして、加速度の変化分、すなわち、加加速
度を用いてもよい。この加加速度は、自動車などの乗り
心地などの指標として用いられることもあり、人間の感
覚に重要な要素として知られている。したがって、加加
速度を検出し、これを用いて力覚制御をしてもよい。 上述の実施形態においては、押鍵行程と離鍵行程のヒ
ステリシス特性を模倣するために、鍵位置に関する力覚
付与テーブル30、31を鍵速度の符号に応じて選択す
るようにしているが、鍵加速度の符号などの他の選択情
報により選択するようにしてもよい。また、鍵速度ある
いは鍵加速度のヒステリシス特性をも模倣するようにし
てもよく、その場合には、鍵速度あるいは鍵加速度に関
する力覚付与テーブルを複数設け、鍵速度や鍵加速度の
符号などの選択情報に応じて選択するようにしてもよ
い。このとき、鍵速度あるいは鍵加速度に関する力覚付
与テーブルの切り換えは、鍵位置の場合と同様に、選択
情報の変化が基準期間を越えた場合にのみ行うことは勿
論である。さらに、基準期間を鍵位置、鍵速度、鍵加速
度で各々独立に設定可能にすれば、よりきめ細かい制御
が可能となる。 上述した実施形態においては、鍵の位置に関する時間
に関する情報を、ヒステリシス特性を模倣するための力
覚付与テーブルの切り換えに利用するようにしていた
が、これに限らず、所定タイミング(例えば、押鍵が開
始された瞬間、あるいは、鍵位置/鍵速度/鍵加速度が
0を含む所定値になった瞬間など)から時間経過に応じ
て力覚を制御するようにしてもよい。これにより、例え
ば、所定タイミングからの時間が長くなるほど反力を大
きくするか、あるいは小さくするといった制御が可能に
なる。 上述の実施形態においては、離鍵過程においても力覚
制御をしているが、離鍵時の感触があまり問題ない場合
は、押鍵過程のみの力覚を制御してもよい。 上述の実施形態においては、アコースティックピアノ
の力覚の再現を行う例を示したが、他の鍵盤楽器の力覚
を再現するように、力覚付与テーブル内のデータを設定
してもよく、さらに、任意の力覚を付与するように構成
してもよい。この場合、少なくとも鍵位置に基づき鍵の
オン/オフを検出する回路と、楽音信号を電子的に発生
する楽音信号発生回路と、この楽音信号発生回路で発生
される楽音信号の音色を選択する回路とを設け、操作さ
れた鍵に応じた音高であって、選択された音色の楽音信
号を発生するとともに、選択された音色に対応する力覚
を付与するようにしてもよい。これにより、選択された
音色がピアノであれば、ピアノの音色の楽音信号を力覚
がピアノの鍵盤で発生させたり、選択された音色がオル
ガンであればオルガンの音色の楽音信号を力覚がオルガ
ンの鍵盤で発生させたりすることができ、聴覚と触覚か
ら、あたかも、選択した音色の楽器を弾いているような
感覚が得られる。
【0039】なお、上述の実施形態における力覚特性付
与、ヒステリシス特性付与、バックチェック振動再生な
どの動作をコンピュータに実行させるプログラムおよび
各テーブルのデータを記憶媒体に記憶させた状態でユー
ザーに提供することもできる。これについて図9を用い
て説明する。なお、図1と共通する構成要素には、同一
の符号を付けて、その説明を省略する。図9に示すよう
なコンピュータを内蔵する電子楽器は、CD−ROM
(コンパクトディスク−リード・オンリ・メモリ)ドラ
イブ90により記憶媒体であるCD−ROM90aに記
憶されているプログラムおよびデータを読み取り、HD
D(ハードディスクドライブ)91内のハードディスク
91aにストアすることができる。このようにして、ハ
ードディスク91aに前述の動作プログラムおよびデー
タを記憶させておき、このプログラムに基づいてCPU
93が動作する。これによりCPU93は、AD変換器
94を介して入力される信号Sp,Sv,Saに基づい
て、上述の実施形態と同様にドライブアクチェータ4を
駆動するためのPWM指令値を出力することができる。
このPWM指令値がPWMドライバ50を介してドライ
ブアクチェータ4に供給され、鍵2に反力が付与され
る。なお、CD−ROMドライブ90以外にも、フロッ
ピーディスク装置、光磁気ディスク(MO)装置等、様
々な形態のメディアを利用するための装置を設けるよう
にしてもよい。
【0040】また、この電子楽器は、通信インターフェ
ース95を有している。通信インターフェース95は、
LAN(ローカルエリアネットワーク)、インターネッ
ト、電話回線等の通信ネットワークに接続されており、
その通信ネットワークを介して、サーバコンピュータ9
6と接続されている。この場合、電子楽器は、前述した
動作プログラムやデータのダウンロードを要求するコマ
ンドを、通信インターフェース95および通信ネットワ
ークを介してサーバコンピュータ96へ送信する。サー
バコンピュータ96は、このコマンドを受け、要求され
た動作プログラムやデータを、通信ネットワークを介し
て電子楽器に配信する。そして、電子楽器が通信インタ
ーフェース95を介して、これらのプログラムやデータ
を受信し、ハードディスク91aにダウンロードする。
CPU93は、このプログラムに基づいて制御される。
従って、上述の実施形態と同様の力覚特性付与、ヒステ
リシス特性付与、バックチェック振動再生などの動作を
行うことができる。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、アコースティックピ
アノの鍵がもつ複雑な力覚をも忠実に再現することがで
きる。さらに、請求項1,4,7に記載の発明によれ
ば、押鍵行程と離鍵行程で異なる力覚を持つ鍵盤楽器
(例えば、ピアノ)についても、行程に応じた力覚を模
倣することができる。また、請求項2,5,8に記載の
発明によれば、鍵の挙動を示す物理量の変化時間を考慮
して力覚付与が行われるので、不適切な力覚付与やノイ
ズを回避することができる。請求項3,6,9に記載の
発明によれば、バックチェック振動を検出するので、ピ
アニストにとって重要な感覚であるバックチェック振動
を再現することができ、アコースティックピアノ特有の
微妙な感触を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 同実施形態において用いられる力覚付与テー
ブルの構成を示す概念図である。
【図3】 一般的なピアノのハンマーアクション機構を
示す側面図である。
【図4】 ハンマーアクション機構の静的な反力特性を
示す特性図である。
【図5】 ハンマーアクション機能の動的な反力特性を
示す特性図である。
【図6】 鍵の軌跡と反力の関係を示す図である。
【図7】 バックチェック振動の発生を説明するための
説明図である。
【図8】 バックチェック振動がある場合とない場合の
鍵の軌跡を示す図である。
【図9】 前記実施形態に係る鍵盤用力覚制御の動作プ
ログラムを記憶した記憶媒体を実行させるコンピュータ
を内蔵する電子楽器の概略構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1……CPU(制御手段、バックチェック判定手段、バ
ックチェック制御手段)、4……ドライブアクチェータ
(力覚付与手段)、5……ポジションセンサ(鍵挙動検
出手段)、9、20……微分器(鍵挙動検出手段)、2
5……ヒステリシス切換回路(力覚特性付与手段)、3
0〜33……力覚特性付与テーブル(力覚特性付与手
段)、40……PWM指令値発生回路(制御手段)、5
0……PWMドライバ(制御手段)、51……電流フィ
ードバック回路(制御手段)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵の運動に関する物理量を検出する鍵挙
    動検出手段と、 前記鍵挙動検出手段が検出した物理量に基づいて押鍵行
    程か離鍵行程かを判定し、この判定結果と当該物理量に
    応じて力覚制御値を出力する力覚特性付与手段と、 前記鍵に力を付与する力覚付与手段と、 前記力覚特性付与手段が出力した力覚制御値に基づいて
    前記力覚付与手段の付与力を制御する制御手段とを具備
    することを特徴とする鍵盤用力覚制御装置。
  2. 【請求項2】 鍵の運動に関する物理量を検出する鍵挙
    動検出手段と、 前記鍵挙動検出手段が検出した物理量および当該物理量
    の変化時間に基づいて力覚制御値を出力する力覚特性付
    与手段と、 前記鍵に力を付与する力覚付与手段と、 前記力覚特性付与手段が出力した力覚制御値に基づいて
    前記力覚付与手段の付与力を制御する制御手段とを具備
    することを特徴とする鍵盤用力覚制御装置。
  3. 【請求項3】 鍵の運動に関し、少なくとも鍵速度を含
    む2以上の物理量を検出する鍵挙動検出手段と、 前記鍵挙動検出手段が検出した物理量に基づいて力覚制
    御値を出力する力覚特性付与手段と、 前記鍵に力を付与する力覚付与手段と、 前記力覚特性付与手段が出力した力覚制御値に基づいて
    前記力覚付与手段の付与力を制御する制御手段と、 前記鍵挙動検出手段が検出した鍵速度からバックチェッ
    ク振動の有無を判定するバックチェック判定手段と、 前記バックチェック判定手段がバックチェック振動あり
    と判定した場合には、所定のバックチェック振動に対応
    した力覚制御値を前記制御手段に出力するバックチェッ
    ク制御手段とを具備することを特徴とする鍵盤用力覚制
    御装置。
  4. 【請求項4】 鍵の運動に関する物理量を検出する第1
    の過程と、 前記第1の過程で検出した物理量に基づいて押鍵行程か
    離鍵行程かを判定し、この判定結果と当該物理量に応じ
    て力覚制御値を出力する第2の過程と、 前記第2の過程で出力した力覚制御値に基づいて前記鍵
    に力を付与する第3の過程とを具備することを特徴とす
    る鍵盤用力覚制御方法。
  5. 【請求項5】 鍵の運動に関する物理量を検出する第1
    の過程と、 前記第1の過程で検出した物理量および当該物理量の変
    化時間に基づいて力覚制御値を出力する第2の過程と、 前記第2の過程で出力した力覚制御値に基づいて前記鍵
    に力を付与する第3の過程とを具備することを特徴とす
    る鍵盤用力覚制御方法。
  6. 【請求項6】 鍵の運動に関し、少なくとも鍵速度を含
    む2以上の物理量を検出する第1の過程と、 前記第1の過程で検出した物理量に基づいて力覚制御値
    を出力する第2の過程と、 前記第1の過程で検出した鍵速度からバックチェック振
    動の有無を判定する第3の過程と、 前記第3の過程でバックチェック振動ありと判定した場
    合には、所定のバックチェック振動に対応した力覚制御
    値を出力する第4の過程と、 前記第2の過程で出力した力覚制御値および前記第4の
    過程で出力した力覚制御値に基づいて前記鍵に力を付与
    する第5の過程とを具備することを特徴とする鍵盤用力
    覚制御方法。
  7. 【請求項7】 鍵の運動に関する物理量に基づいて押鍵
    行程か離鍵行程かを判定し、この判定結果と当該物理量
    に応じて力覚制御値を出力する第1の処理と、 前記第1の処理で出力した力覚制御値に基づいて前記鍵
    に付与する力を制御する第2の処理とをコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記憶した記憶媒体。
  8. 【請求項8】 鍵の運動に関する物理量および当該物理
    量の変化時間に基づいて力覚制御値を出力する第1の処
    理と、 前記第1の処理で出力した力覚制御値に基づいて前記鍵
    に付与する力を制御する第2の処理とをコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記憶した記憶媒体。
  9. 【請求項9】 鍵の運動に関し、少なくとも鍵速度を含
    む2以上の物理量に基づいて力覚制御値を出力する第1
    の処理と、 前記鍵速度からバックチェック振動の有無を判定する第
    2の処理と、 前記第2の処理でバックチェック振動ありと判定した場
    合には、所定のバックチェック振動に対応した力覚制御
    値を出力する第3の処理と、 前記第1の処理で出力した力覚制御値および前記第3の
    処理で出力した力覚制御値に基づいて前記鍵に付与する
    力を制御する第4の処理とをコンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記憶した記憶媒体。
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