JPH10173158A - 光センサic - Google Patents

光センサic

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JPH10173158A
JPH10173158A JP8325236A JP32523696A JPH10173158A JP H10173158 A JPH10173158 A JP H10173158A JP 8325236 A JP8325236 A JP 8325236A JP 32523696 A JP32523696 A JP 32523696A JP H10173158 A JPH10173158 A JP H10173158A
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JP
Japan
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light
circuit
signal processing
pnp transistor
optical sensor
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Application number
JP8325236A
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English (en)
Inventor
Keijirou Inoue
圭二郎 井上
Ineo Toyoda
稲男 豊田
Yasutoshi Suzuki
康利 鈴木
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/1443Devices controlled by radiation with at least one potential jump or surface barrier
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/19Sheets or webs edge spliced or joined
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T428/23Sheet including cover or casing
    • Y10T428/234Sheet including cover or casing including elements cooperating to form cells
    • Y10T428/236Honeycomb type cells extend perpendicularly to nonthickness layer

Abstract

(57)【要約】 【課題】外来光の影響による回路素子の回路の誤動作を
確実に防止することができる光センサICを提供する。 【解決手段】シリコン基板1にはフォトダイオード3と
信号処理回路7とが形成され、信号処理回路7にはPN
Pトランジスタ8とNPNトランジスタ9が形成され、
信号処理回路7におけるシリコン基板1の上にはアルミ
薄膜35が配置されている。PNPトランジスタ8の端
部からのアルミ薄膜35の被覆距離をL(μm)とし、
アルミ薄膜35が無い状態で10万ルクスの光を照射し
た時のPNPトランジスタ8での起電流をIo とし、1
0万ルクスの光を照射した時に回路の誤動作を招くPN
Pトランジスタ8の最小起電流をImal(min)としたと
き、I mal(min)/Io に応じてPNPトランジスタ8の
端部からのアルミ薄膜35の被覆距離Lが設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光電変換素子と
信号処理回路とがワンチップ化された光センサICに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光センサにおいて受光素子(フォトダイ
オード等)とトランジスタ等の信号処理回路を一つのチ
ップ上に形成した光センサICがある。このセンサにお
いては、外来光の影響による回路の誤動作を防ぐため
に、回路素子上に遮光部材を設置する必要がある。その
ためには、図15に示すように、回路部(NPNトラン
ジスタ)50を遮光膜51にて覆うことが行われている
(例えば、特開昭63−116458号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車の空調制
御に用いる日射センサや暗くなると自動的に照明機器を
点灯し明るくなると消灯する照明制御用光センサにおい
ては、強い光(太陽光)を受けるので、回路素子の真上
に遮光膜を設けても近くで発生した光キャリアにより電
流が発生してしまい外来光の影響による回路の誤動作を
招いてしまう。
【0004】そこで、この発明の目的は、外来光の影響
による回路の誤動作を確実に防止することができる光セ
ンサICを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、遮光膜が無い状態で太陽光を照射した時の回路構成
用素子での起電流Io と、太陽光を照射した時に回路の
誤動作を招く回路構成用素子の最小起電流Imal(min)
の比に応じて回路構成用素子の端部からの遮光膜の被覆
距離Lを設定したことを特徴としている。
【0006】よって、基板における遮光膜の無い領域に
強い光を受けた際に光キャリアにより電流が発生する
が、前述したように回路構成用素子の端部からの遮光膜
の被覆距離Lが設定されているので、外来光の影響によ
る回路の誤動作が回避される。
【0007】請求項2に記載の発明は、半導体基板内に
形成した回路素子の端部からの遮光膜の被覆距離をL
(μm)とし、遮光膜が無い状態で10万ルクスの光を
照射した時の回路素子での起電流をI o とし、10万ル
クスの光を照射した時に回路の誤動作を招く回路素子の
最小起電流をImal(min)としたとき、
【0008】
【数2】
【0009】を満足するようにしたことを特徴としてい
る。よって、基板における遮光膜の無い領域に強い光を
受けた際に光キャリアにより電流が発生するが、前述し
たように回路素子の端部からの遮光膜の被覆距離Lが設
定されているので、10万ルクスの光の影響による回路
の誤動作が回避される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した第1
の実施の形態を図面に従って説明する。図1には光セン
サICの平面図を示し、図2には図1のII−II断面図を
示す。
【0011】本光センサICは、自動車の空調制御に用
いる日射センサとして用いられる。即ち、光センサIC
がインストルメントパネルの上面に取り付けられ、光の
量に応じて流れる電流が変化し、この電流の変化を利用
して日射による室内温度の変動が補正される。
【0012】尚、本光センサICは、日射センサの他に
も、暗くなると自動的に車載照明機器を点灯し明るくな
ると消灯する照明制御用光センサとして用いることがで
きる。即ち、周囲の明るさ応じて自動的にテールランプ
やヘッドランプを点灯・消灯制御する、いわゆるオート
ライト装置に用いられる。
【0013】このように本光センサICは、少なくとも
太陽光の照射雰囲気下で使用されるものである。以下、
詳細に説明する。
【0014】図1,2において、半導体基板としてのシ
リコン基板1は、P+ 型シリコン基板1aとその上に形
成されたN- 型エピタキシャル層1bからなる。シリコ
ン基板1の中央部には、P+ 型領域2により分離された
光電変換素子としてのフォトダイオード3が形成されて
いる。このフォトダイオード3において、N- 型エピタ
キシャル層1bの表層部には受光部となるP+ 型領域4
が形成され、P+ 型領域4内での周辺部にはP+ 型領域
5が形成されている。又、フォトダイオード3におい
て、N- 型エピタキシャル層1bでのP+ 型領域4の周
囲には、N+ 型領域6が環状に形成されている。
【0015】シリコン基板1におけるフォトダイオード
3の周囲には、信号処理回路7が形成され、フォトダイ
オード3と信号処理回路7とがワンチップ化されてい
る。信号処理回路7には多数の半導体デバイスが形成さ
れ、これらデバイスにより信号増幅回路およびA/D変
換回路が構成されている。図2においてはPNPトラン
ジスタ(バイポーラトランジスタ)8とNPNトランジ
スタ(バイポーラトランジスタ)9を示す。つまり、P
+ 型シリコン基板1aとN- 型エピタキシャル層1bと
の境界部においてN+ 型埋め込み層10aが形成され、
- 型エピタキシャル層1bの表層部においてP+ 型領
域11,12およびN+ 型領域13が形成されている。
又、P+ 型シリコン基板1aとN- 型エピタキシャル層
1bとの境界部においてN+ 型埋め込み層10bが形成
され、N- 型エピタキシャル層1bの表層部においてP
+ 型領域14が形成されるとともに、P+ 型領域14内
およびN- 型エピタキシャル層1bにはN+ 型領域1
5,16が形成されている。
【0016】シリコン基板1の上面にはシリコン酸化膜
17aが形成されている。フォトダイオード3において
はシリコン酸化膜17aが開口しており、この領域に薄
いシリコン酸化膜17bが形成されている。シリコン酸
化膜17bは熱酸化膜が用いられ、膜厚は1000〜3
000Åであり、より具体的には1100Åとなってい
る。又、フォトダイオード3においてはシリコン酸化膜
17aに開口部18,19が形成され、この開口部1
8,19を通してアルミ配線20,21が延設されてい
る。アルミ配線20はN+ 型領域6と電気的に接続さ
れ、アルミ配線21はP+ 型領域5と電気的に接続され
ている。アルミ配線20,21はアルミ薄膜を所望の形
状にパターニングすることにより形成したものである。
【0017】さらに、信号処理回路7においてシリコン
酸化膜17aに開口部22,23,24,25,26,
27が形成され、この開口部22,23,24,25,
26,27を通してアルミ配線28,29,30,3
1,32,33が延設されている。アルミ配線28はN
+ 型領域13と、アルミ配線29はP+ 型領域11と、
アルミ配線30はP+ 型領域12と、アルミ配線31は
+ 型領域15と、アルミ配線32はN+ 型領域16
と、アルミ配線33はP+ 型領域14とそれぞれ電気的
に接続されている。アルミ配線28〜33はアルミ薄膜
を所望の形状にパターニングすることにより形成したも
のである。
【0018】アルミ配線20,21,28〜33の上に
は層間絶縁膜34が形成されている。この層間絶縁膜3
4はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層体よりな
り、信号処理回路7上の保護膜としても機能する。フォ
トダイオード3においては層間絶縁膜34が開口してい
る。又、信号処理回路7における層間絶縁膜34の上に
は遮光膜としてのアルミ薄膜35が形成されている。さ
らに、アルミ薄膜35の上にはシリコン窒化膜よりなる
表面保護膜36が配置されている。
【0019】そして、外部からフォトダイオード3の受
光部に向けて光が入射した時には、その光は薄いシリコ
ン酸化膜17bを通過してP+ 型領域4に至る。N-
エピタキシャル層1bとP+ 型領域4とのPN接合近傍
に光が入ると、電子−正孔対が発生する。発生した少数
キャリア、即ち、P+ 型領域4で発生した電子およびN
- 型エピタキシャル層1bで発生した正孔が両領域で互
いに逆向きに移動する。このとき、N- 型エピタキシャ
ル層1bからP+ 型領域4へ向かう電流が流れる。この
光電流は入射光量に比例している。この光電流はアルミ
配線20,21を通して信号処理回路7に送られる。信
号処理回路7において光電流が増幅されるとともにデジ
タル変換される。この信号は、図1におけるパッド37
を介して外部に出力される。
【0020】ここで、PNPトランジスタ8の端部(よ
り詳しくは、N- 型エピタキシャル層1bの端部)から
のアルミ薄膜35の被覆距離をL(μm)とし、アルミ
薄膜35が無い状態で10万ルクスの光を照射した時の
PNPトランジスタ8での起電流(より正確にはN-
エピタキシャル層からなるトランジスタのベースに流れ
る電流)をIo とし、10万ルクスの光を照射した時に
信号処理回路7の誤動作を招くPNPトランジスタ8の
最小起電流をImal(min)としたとき、
【0021】
【数3】
【0022】を満足している。これは以下のようにして
決定したものである。図12には、アルミ薄膜35の被
覆距離Lの値を変えPNPトランジスタ8の真上から疑
似太陽光(Air MOS1.5)である10万ルクス
の光を照射した時にPNPトランジスタ8におけるN-
型エピタキシャル層1bに発生した起電流の測定結果を
示す。つまり、図12において横軸には被覆距離L[μ
m;ミクロン]をとり、縦軸には起電流I[A;アンペ
ア]をとり、かつ、縦軸は対数座標を用いている。この
起電流は、図13に示すようにシリコン基板1中に進入
した光の拡散により生成したキャリアによって生ずるも
のである。
【0023】図12の測定結果から、起電流I[A;ア
ンペア]と距離L[μm;ミクロン]の関係は、 I=10(-0.0704L-6.35)・・・(1) であることが分かる。
【0024】この電流はPNPトランジスタ8の場合、
ベースリーク電流として流れ、回路の誤動作の原因とな
る。即ち、図2においてN+ 型領域(ベース領域)13
からN- 型エピタキシャル層1bに向かってリークベー
ス電流ILBが流れる。よって、この素子が所定のリーク
電流値Imal(min)以上になった時、回路が誤動作するな
らば、(1)式よりこの素子は
【0025】
【数4】
【0026】に配置すれば回路の誤動作を防止すること
ができる。尚、この起電流は、照射される光量に応じて
変わる。このような背景の下に、この素子(PNPトラ
ンジスタ8)を遮光膜の無い状態で疑似太陽光である1
0万ルクスの光を照射したところ、3.17×10
-6[A;アンペア]であった。この値をIo とすると、
回路が誤動作しないためには、
【0027】
【数5】
【0028】となるようなLの位置に素子を配置すれば
よいこととなる。この式を変形すると、
【0029】
【数6】
【0030】が導かれる。次に、このように構成した光
センサICの製造方法を、図3〜図12を用いて説明す
る。
【0031】図3に示すように、エピタキシャル成長さ
せたシリコン基板1に対し通常のIC製造に用いられる
拡散法等によってトランジスタ、拡散抵抗等の素子を形
成する。より詳しくは、P+ 型シリコン基板1aの上に
- 型エピタキシャル層1bを成長する。この時、N+
型埋め込み層10a,10bおよび埋め込み側のP+
領域2を同時に形成する。そして、N- 型エピタキシャ
ル層1bの上面からのイオン注入と熱処理により、P+
型領域5、N+ 型領域6、P+ 型領域11,12、N+
型領域13、P+ 型領域14、N+ 型領域15,16、
および素子分離のためのP+ 型領域2を形成する。
【0032】その後、シリコン基板1の上面に熱酸化に
よるシリコン酸化膜(熱酸化膜)17aを形成する。さ
らに、図4に示すように、シリコン酸化膜17aに対し
受光部となる領域をフォトエッチングによって選択的に
除去して開口部38を形成する。そして、図5に示すよ
うに、シリコン基板1の上面の開口部38に厚さ110
0Åの熱酸化によるシリコン酸化膜(熱酸化膜)17b
を形成する。その後、イオンインプランテーションおよ
び拡散処理によりP+ 型領域4を形成する。
【0033】これにより、シリコン基板1にフォトダイ
オード3と信号処理回路7とが形成されるとともに、フ
ォトダイオード3の受光部の上にシリコン酸化膜17b
が形成される。
【0034】引き続き、図6に示すように、シリコン酸
化膜17aの所定領域18,19,22〜27をエッチ
ングにより開口させる。そして、図7に示すように、シ
リコン酸化膜17a,17bの上に、アルミ薄膜39を
堆積(成膜)し、図8に示すように、アルミ薄膜39に
対しフォトエッチング(例えばリン酸系のエッチング液
を用いたウェットエッチング)によりパターニングして
アルミ配線20,21,28〜33を形成する。この
時、フォトダイオード3の受光部上におけるアルミ薄膜
39はエッチングせずに残しておく。この受光部上に残
したアルミ薄膜を図8では符号40にて示す。
【0035】その後、図9に示すように、アルミ薄膜
(20,21,28〜33,40)の上を含むシリコン
基板1の上に層間絶縁膜34を堆積する。より詳しく
は、400nmのシリコン酸化膜と500nmのシリコ
ン窒化膜をCVD法によって形成する。さらに、図10
に示すように、遮光膜となるアルミ薄膜41を堆積す
る。さらに、図11に示すように、アルミ薄膜41に対
しパターンエッチングを行い、遮光膜として信号処理回
路7上に残したままフォトダイオード3の受光部上にお
けるアルミ薄膜41を除去する。そして、表面保護膜
(シリコン窒化膜)36を堆積する。さらに、図2に示
すように、フォトダイオード3の受光部上における表面
保護膜36、層間絶縁膜34及びアルミ薄膜40を順に
エッチング除去する。同時に、図1のパッド配置部にお
ける表面保護膜36とアルミ薄膜40をエッチング除去
する。この際のマスクパターンとして前述のLに関する
関係式を満たすようにする。
【0036】このようにして、フォトダイオード3の受
光部上におけるシリコン酸化膜17bの上の全ての膜が
エッチング除去されるとともに、前述のLに関する関係
式を満足する遮光膜(アルミ薄膜40)がパターニング
される。
【0037】このように本実施の形態では、下記の特徴
を有する。 (イ)アルミ薄膜35(遮光膜)が無い状態で太陽光を
照射した時のPNPトランジスタ8(回路構成用素子)
での起電流Io と、太陽光を照射した時に回路の誤動作
を招くPNPトランジスタ8の最小起電流Imal(min)
の比に応じてPNPトランジスタ8の端部からのアルミ
薄膜35の被覆距離Lを設定した。
【0038】つまり、PNPトランジスタ8の端部から
のアルミ薄膜35の被覆距離をL(μm)とし、アルミ
薄膜35が無い状態で10万ルクスの光を照射した時の
PNPトランジスタ8での起電流をIo とし、10万ル
クスの光を照射した時に回路の誤動作を招くPNPトラ
ンジスタ8の最小起電流をImal(min)としたとき、
【0039】
【数7】
【0040】を満足するようにした。よって、シリコン
基板1におけるアルミ薄膜35の無い領域に強い光を受
けた際に光キャリアにより電流が発生するが、PNPト
ランジスタ8の端部からのアルミ薄膜35の被覆距離L
が設定されているので、10万ルクスの光の影響による
信号処理回路の誤動作が回避される。
【0041】この他の例を以下、説明する。回路構成用
素子としてPNPトランジスタ8について述べたが、回
路構成用素子はNPNトランジスタであったり、MOS
トランジスタであったり、ダイオードであったり、不純
物拡散抵抗素子であってもよい。この際、回路構成用素
子がNPNトランジスタの場合において、回路構成用素
子の端部からの遮光膜の被覆距離Lは、図2において
L’にて示すように、P+ 型領域14の端部からアルミ
薄膜35の開口端部までの距離を指す。又、回路構成用
素子が不純物拡散抵抗素子の場合において、回路構成用
素子の端部からの遮光膜の被覆距離Lは、図14におい
てL”にて示すように、P+ 型領域42の端部からアル
ミ薄膜35の開口端部までの距離を指す。これらの場合
においてもImal(min)/I0 に応じたL’,L”を設定
すればよい。尚、NPNトランジスタやMOSトランジ
スタ、拡散抵抗素子においても半導体基板に形成する半
導体回路素子であるから、PNPトランジスタと同様に
前記式(2)に示した式が適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態における光センサICの平面図。
【図2】 図1のII−II断面図。
【図3】 実施の形態における光センサICの製造工程
を説明するための断面図。
【図4】 光センサICの製造工程を説明するための断
面図。
【図5】 光センサICの製造工程を説明するための断
面図。
【図6】 光センサICの製造工程を説明するための断
面図。
【図7】 光センサICの製造工程を説明するための断
面図。
【図8】 光センサICの製造工程を説明するための断
面図。
【図9】 光センサICの製造工程を説明するための断
面図。
【図10】 光センサICの製造工程を説明するための
断面図。
【図11】 光センサICの製造工程を説明するための
断面図。
【図12】 距離に対する電流の測定結果を示す図。
【図13】 太陽光の照射を説明するための断面図。
【図14】 別例の光センサICの断面図。
【図15】 従来の光センサの断面図。
【符号の説明】 1…半導体基板としてのシリコン基板、3…光電変換素
子としてのフォトダイオード、7…信号処理回路、8…
回路構成用素子としてのPNPトランジスタ、35…遮
光膜としてのアルミ薄膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも太陽光の照射雰囲気下で使用
    され、光を受光して電気信号に変換する光電変換素子
    と、当該光電変換素子の電気信号を処理する信号処理回
    路とがワンチップ化されるとともに、半導体基板におけ
    る前記信号処理回路を構成する回路構成用素子が遮光膜
    にて覆われた光センサICにおいて、 遮光膜が無い状態で太陽光を照射した時の前記回路構成
    用素子での起電流Ioと、太陽光を照射した時に回路の
    誤動作を招く前記回路構成用素子の最小起電流I
    mal(min)との比に応じて前記回路構成用素子の端部から
    の遮光膜の被覆距離Lを設定したことを特徴とする光セ
    ンサIC。
  2. 【請求項2】 少なくとも太陽光の照射雰囲気下で使用
    され、光を受光して電気信号に変換する光電変換素子
    と、当該光電変換素子の電気信号を処理する信号処理回
    路とがワンチップ化されるとともに、半導体基板におけ
    る前記信号処理回路を構成する回路素子が遮光膜にて覆
    われた光センサICにおいて、 前記回路素子の端部からの遮光膜の被覆距離をL(μ
    m)とし、 遮光膜が無い状態で10万ルクスの光を照射した時の前
    記回路素子での起電流をIo とし、 10万ルクスの光を照射した時に回路の誤動作を招く前
    記回路素子の最小起電流をImal(min)としたとき、 【数1】 を満足するようにしたことを特徴とする光センサIC。
JP8325236A 1996-12-05 1996-12-05 光センサic Pending JPH10173158A (ja)

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