JPH0986705A - 自動給紙装置 - Google Patents

自動給紙装置

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JPH0986705A
JPH0986705A JP8061189A JP6118996A JPH0986705A JP H0986705 A JPH0986705 A JP H0986705A JP 8061189 A JP8061189 A JP 8061189A JP 6118996 A JP6118996 A JP 6118996A JP H0986705 A JPH0986705 A JP H0986705A
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JP
Japan
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paper
roller
sheet
pick
separation
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Application number
JP8061189A
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English (en)
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Ichiro Furuki
一朗 古木
Takaaki Kase
隆明 加瀬
Masahiko Shimizu
雅彦 清水
Keiichi Fukazawa
啓一 深沢
Yosuke Kobayashi
庸祐 小林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to US08/684,436 priority patent/US6000689A/en
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/46Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
    • B65H3/52Friction retainers acting on under or rear side of article being separated
    • B65H3/5246Driven retainers, i.e. the motion thereof being provided by a dedicated drive
    • B65H3/5253Driven retainers, i.e. the motion thereof being provided by a dedicated drive the retainers positioned under articles separated from the top of the pile
    • B65H3/5261Retainers of the roller type, e.g. rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H3/06Rollers or like rotary separators
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65H2403/73Couplings
    • B65H2403/732Torque limiters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動給紙装置において、用紙の重送及びミス
フィードを防ぎ、性能を低下させることなくコストを抑
えた構成の給紙装置を提供する。 【解決手段】 用紙カセット2内に収納された用紙1を
取り出すピックローラ3と、トルクリミッタ14が連結
され、ピックローラ3により取り出された用紙1を一枚
ずつ分離する分離ローラ4と、分離ローラ4をピックロ
ーラ3に対して接離せしめる手段と、用紙カセット2内
に収納された用紙1を持ち上げてピックローラ3に用紙
1を接離せしめるリフタと、そのリフタを駆動する手段
から構成され、上記分離ローラをピックローラに接離せ
しめる手段と、リフタを駆動する手段を一つの駆動手段
に行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置の自動給紙装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図39は例えば特開平02−22103
3号公報に示された従来の自動給紙装置を示す断面図で
ある。図において1は用紙、2は用紙1を収納する用紙
カセット、3は上記用紙カセット2内の用紙1を取り出
すピックローラ、4は上記ピックローラ3により取り出
された用紙1を分離し一枚ずつ送り出す分離ローラ、5
は用紙カセット2内の用紙1を上記ピックローラ3に当
接するための付勢手段としてのコイルスプリングであ
る。
【0003】次に動作について説明する。用紙カセット
2内の用紙1の先端部は、コイルスプリング5により押
し上げられ最上面の用紙1はピックローラ3の下面部に
当接されている。また、ピックローラ3に転接するよう
に分離ローラ4が設置されている。上記状態にてピック
ローラが用紙搬送方向に回転されると用紙1が用紙カセ
ット2内から取り出される。
【0004】用紙カセット2内から取り出された用紙1
が一枚取り出された場合には、ピックローラ3と用紙1
との摩擦力による用紙1の搬送力が、分離ローラ4の破
線矢印方向の分離トルクに打勝つように設定されている
ため、分離ローラ4はピックローラ3の回転に従動回転
し、用紙1を次行程に送り出す。
【0005】用紙カセット2内から取り出された用紙1
が二枚取り出された場合には、分離ローラ4の分離トル
クが、2枚の用紙1間の摩擦力に打勝つように設定され
ているため、分離ローラ4が波線矢印で示す方向に回転
して用紙1を分離し、一枚のみ次行程に送り出す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図39に示す
自動給紙装置の構成では、分離ローラ4は常にピックロ
ーラ3に接しているので、分離された用紙1が給紙カセ
ット2内に戻されずにピックローラ3と分離ローラ4と
の接点部である用紙分離部19付近に位置される場合、
分離されて一枚のみ送り出された用紙1の後端が上記分
離部19を通過した直後にピックローラ3の回転を停止
させないと上記分離部19付近に位置された分離された
用紙1が上記分離されて一枚のみ送り出された用紙1に
続いて搬送されてしまう用紙の重送が生じる等の問題が
あった。
【0007】また、分離ローラ4には常に用紙1の搬送
方向とは逆方向に回転トルクが生じているため、分離ロ
ーラ4がピックローラ3に常に接している状態である
と、用紙1の一枚搬送時、用紙1の分離ローラ4との接
触面において、用紙1の搬送速度と分離ローラ4の周速
度に速度差が生じる可能性があり、上記速度差に起因す
る用紙1への傷及びローラ痕が付く等の不具合を生じさ
せる可能性がある等の問題があった。
【0008】また、図39に示す自動給紙装置の構成で
は、給紙カセット2内の用紙1の先端部は、コイルスプ
リング5により常に押し上げられ、最上面の用紙1はピ
ックローラ3の下面部に常に圧接されているので、ピッ
クローラ3が用紙1搬送方向に回転している間は常に用
紙カセット2内の用紙1を取り出す可能性があるため用
紙の重送を生じさせる可能性がある等の問題点がある。
【0009】また、用紙カセット2内の用紙1をコイル
スプリング5により押し上げ、用紙1をピックローラ3
の下面部に当接させる構成としているため、用紙1を上
記ピックローラ3の下面部に当接させたときの圧接力は
コイルスプリング5により決定し、また、用紙カセット
2への用紙1の積載量及び用紙1の種類により上記圧接
力が異なり、使用する用紙が限定される。
【0010】また、ピックローラ3が用紙カセット2内
から用紙1を取り出す力が安定しないため用紙のミスフ
ィードを生じさせる可能性がある等の問題点があった。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、用紙カセット2内から用
紙1を重送、ミスフィード無しに取り出すとともに、用
紙表面に傷等の不具合を生じさせることなく、かつ特性
の異なる様々な種類の用紙1に対応できる自動給紙装置
を用紙分離性能を損なうことなく低コストで得ることを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に関わる請求項
1項に記載の自動給紙装置は、用紙カセット内に収納さ
れた用紙を取り出すピックローラと、このピックローラ
に接離し、上記ピックローラにより取り出された用紙を
一枚ずつ分離する分離ローラと、この分離ローラを上記
ピックローラに接離移動する分離ローラ駆動手段と、上
記用紙カセット内に収納された上記用紙を移動して上記
ピックローラに当接するリフタと、このリフタを駆動す
るリフタ駆動手段と、上記分離ローラ駆動手段とこのリ
フタ駆動手段とを駆動する駆動手段と、上記分離ローラ
駆動手段と上記リフタ駆動手段を制御して、給紙時は上
記分離ローラと上記用紙を上記ピックローラに当接し、
非給紙時は上記分離ローラと上記用紙を上記ピックロー
ラから離脱する制御手段とを備えたものである。
【0013】請求項2項に記載のものは、上記分離ロー
ラ駆動手段と上記リフタ駆動手段とを駆動する上記駆動
手段は1個の駆動手段であり、上記分離ローラ駆動手段
と上記リフタ駆動手段とは連動する構成にしたものであ
る。
【0014】請求項3項に記載のものは、上記分離ロー
ラ駆動手段が、上記用紙の搬送方向平面に対して直交
し、かつ用紙搬送方向に平行な平面内における任意の点
を中心に回動可能なレバーにより構成され、このレバー
の回動中心を上記ピックローラと上記分離ローラの接点
部を通り、上記ピックローラ回転中心と、上記分離ロー
ラ回転中心を結ぶ直線に対して垂直な直線上に配置され
たものである。
【0015】請求項4項に記載のものは、上記ピックロ
ーラと分離ローラの接点部付近に位置し、分離ローラが
ピックローラに当接された位置にあるときには用紙分離
部よりも下方に位置し、分離ローラがピックローラから
退避した位置にあるときには、分離ローラよりも上方、
かつ用紙搬送経路内に位置する用紙通過防止部材を設け
たものである。
【0016】請求項5記載のものは、上記用紙を上記用
紙カセット下面方向に押圧する用紙押圧手段を設けたも
のである。
【0017】請求項6記載のものは、上記用紙押圧手段
が、上記用紙取り出し部近傍でかつ、上記ピックローラ
の軸方向に上記用紙カセット中心から略等間隔に複数個
備えたものである。
【0018】請求項7項記載のものは、上記分離ローラ
より用紙搬送方向下流で上記ピックローラに対向され、
ピックローラに当接される上記分離ローラにより分離さ
れた用紙を印画部へ搬送するフィードローラを備えたも
のである。
【0019】請求項8項記載のものは、摩擦部材を、上
記用紙カセットの用紙搬送方向下流側の略用紙両端部位
置で用紙と対面する側に備えたものである。
【0020】請求項9項記載のものは、上記摩擦部材
を、上記用紙カセット内に設けた用紙幅規制板の用紙と
対面する側に設置したものである。
【0021】請求項10項記載のものは、上記ピックロ
ーラを同一の回転軸に、所定間隔を有して同一半径のロ
ーラに複数に分割し、この分割されたピックローラの少
なくとも1つに上記分離ローラを接離可能に構成し、こ
の分離ローラにより分離された用紙を印画部へ搬送する
フィードローラは上記分離ローラの用紙搬送方向下流側
で、分離ローラと接離可能なピックローラ以外のピック
ローラの少なくとも1つに接離可能な構成にしたもので
ある。
【0022】請求項11項記載のものは、上記分離ロー
ラの用紙搬送方向上流側に上記分離ローラの用紙搬送方
向側前面を覆う用紙ガイドとを備えたものである。
【0023】請求項12項記載のものは、上記用紙ガイ
ドを上記分離ローラの、上記ピックローラに対する接離
動作に連動させて移動するように構成したものである。
【0024】請求項13項記載のものは、上記用紙ガイ
ドの表面を凹凸形状に加工したものである。
【0025】請求項14項記載のものは、上記用紙ガイ
ドの表面に摩擦部材を設けたものである。
【0026】請求項15項記載のものは、上記分離ロー
ラに羽根車が設けられているものである。
【0027】請求項16項記載のものは、上記分離ロー
ラはその表面が凹凸形状に加工されているものである。
【0028】請求項17項記載のものは、上記分離ロー
ラはその表面に摩擦部材が設けられたものである。
【0029】請求項18項記載のものは、上記ピックロ
ーラに対し、用紙カセット内の用紙を取り出す反対側に
印画後の排紙経路を設け、この排紙経路を上記ピックロ
ーラとにより、挟む位置に設けられた排紙ローラと、こ
の排紙ローラを上記ピックローラに接離せしめる手段と
を備えたものである。
【0030】請求項19項記載のものは、上記制御手段
は上記用紙カセットへ積載する用紙の種類により上記リ
フタ駆動手段の駆動量を変更可能とする駆動量可変手段
を備えたものである。
【0031】請求項20項記載のものは、上記分離ロー
ラにより分離された用紙を印画部へ搬送するフィードロ
ーラと、上記ピックローラが用紙カセット内の用紙を上
記フィードローラへ搬送するに必要なピックローラの回
転量を予め設定する回転量設定手段とを備え、上記制御
手段は上記ピックローラが給紙開始後、ピックローラの
回転量が上記設定回転量に達した時に上記分離ローラ駆
動手段を駆動させて分離ローラをピックローラから退避
させ、かつリフタ駆動手段を駆動させてリフタを下げる
ように制御する構成としたものである。
【0032】請求項21項記載のものは、上記分離ロー
ラにより分離された用紙を印画部へ搬送するフィードロ
ーラと、上記フィードローラの用紙搬送方向下流側に用
紙を検知する用紙知手段と、この用紙検知手段へ用紙を
搬送するのに必要なピックローラの回転量を予め設定す
る回転量設定手段とを備え、上記制御手段は上記ピック
ローラが給紙開始後、ピックローラの回転量が設定量に
達する間に、上記用紙検知手段が用紙を検知しない場
合、ピックローラの回転を停止させ、上記リフタの上げ
量を増加させた後、ピックローラを再回転するように制
御する構成としたものである。
【0033】請求項22項記載のものは、上記分離ロー
ラにより分離された用紙を印画部へ搬送するフィードロ
ーラと、上記フィードローラの用紙搬送方向下流側に用
紙を検知する用紙知手段と、この用紙検知手段へ用紙を
搬送するのに必要なピックローラの回転量を予め設定す
る回転量設定手段とを備え、上記制御手段は上記ピック
ローラが給紙開始後、ピックローラの回転量が設定量に
達する間に、上記用紙検知手段が用紙を検知しない場
合、ピックローラの回転を停止させ、ピックローラを上
記予め設定した回転量分用紙搬送方向とは逆方向へ回転
させた後、再度給紙を開始するように制御する構成にし
たものである。
【0034】請求項23項記載のものは、上記分離ロー
ラの用紙搬送方向下流側に用紙の重送を検知する用紙重
送検知手段を備え、上記制御手段はこの用紙重送検知手
段により用紙の重送が検知された場合、ピックローラと
分離ローラの回転を停止させ、リフタを下げてピックロ
ーラへ圧接された用紙を元の位置に戻し、ピックローラ
を用紙搬送方向とは逆方向に一定量回転させた後、再度
給紙を開始するように制御する構成にしたものである。
【0035】請求項24項記載のものは、上記制御手段
は上記分離ローラ駆動手段により分離ローラをピックロ
ーラに当接した後、ピックローラを用紙搬送方向に回転
させ分離ローラがピックローラの回転に対して充分に従
動回転した後、上記リフタ駆動手段により用紙カセット
内の用紙を上記ピックローラに当接させるように制御す
る構成にしたものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明による自動給紙装置の実
施の形態1を示す斜視図、図2はその制御機構部のブロ
ック図である。これ等の図において、1は用紙、2はこ
の用紙1を収納する用紙カセット、3はステップモータ
36により駆動され、上記用紙1を取り出すピックロー
ラ、4はこのピックローラ3により用紙カセット2から
取り出された上記用紙1を分離する分離ローラ、6は上
記用紙1を上記ピックローラ3に接離せしめるリフタ、
7は上記分離ローラ4を支持しているレバーであり、軸
17を中心に回動可能な構成となっている。上記分離ロ
ーラ4は付勢手段であるスプリング11により上記ピッ
クローラ3へ圧接され、上記分離ローラ4と上記ピック
ローラ3との接点部である分離部19に接圧が与えられ
る。なお、スプリング11は一端が自動給紙装置の筐体
に係止されている。
【0037】リフタ6は、スプリング10を介してカム
8に連結されており、カム8が回転することにより、軸
18を中心に回動可能に構成されている。カム8は駆動
源であるステップモータ30により回転駆動され、フォ
ロワ9を介して上記レバー7の位置制御を行う。
【0038】上記ピックローラ3aの駆動力は、ピック
ローラギア12からギア15、ギア16を介して分離ロ
ーラギア13へ伝達され、上記分離ローラ4を駆動す
る。ギア15、ギア16にはトルクリミッタ14が連結
されており、ギア15とギア16の相対回転トルクがト
ルクリミッタ14の設定トルク以内ならばギア15とギ
ア16は同位相で回転し、ギア15とギア16の相対回
転トルクがトルクリミッタ14の設定トルク以上ならば
ギア15とギア16は逆位相で回転する。
【0039】すなわち、上記分離ローラ4を上記ピック
ローラ3aに用紙1を介さずに圧接した状態では、上記
ピックローラ3を用紙1搬送方向に回動させた場合、分
離ローラ4はピックローラ3aに従動回転(連れ回り)
し、各ギアは図1実線矢印で示す方向に回転する。上記
分離部19に用紙1が一枚介在する場合には、トルクリ
ミッタ14の設定トルクおよびスプリング11により与
えられる分離部19の接圧により、分離ローラ4は実線
矢印方向に用紙1を介してピックローラ3aに従動回転
(実線矢印方向)するので、用紙1は搬送方向に送られ
る。分離部19に用紙1が2枚以上介在する場合には、
分離ローラ4はトルクリミッタ14により破線矢印方向
(用紙1搬送方向と逆方向)に回転するように設定され
ているので、分離部19に2枚以上の用紙1が進入した
場合には、分離ローラ4は用紙1の分離を行ない、用紙
1を一枚のみ下流側に搬送する。
【0040】31はピックローラ3、分離ローラ4、リ
フタ6等の動作を制御する制御部である。
【0041】次に動作について説明する。図3、図4
は、この発明による自動給紙装置の実施の形態1の動作
を示す断面図であり、図3は初期状態、図4は給紙状態
を示す。
【0042】図3に示すように、初期状態においては、
スプリング11は圧縮された状態にあり、軸17回りに
は一端が自動給紙装置の筐体に係止されたスプリング1
1の復元力による矢印方向のモーメントが働いており、
レバー7に取り付けられた分離ローラ4を、軸17回り
波線矢印方向に回動させる方向に力を働かせているが、
フォロワ9を介してカム8によりレバー7の位置は規制
されており、分離ローラ4はピックローラ3から離れた
位置にて保持されている。
【0043】図4に示すように、給紙状態においては、
ステップモータ30によりカム8を矢印a方向に一定角
度回転させることにより、フォロワ9を介してレバー7
の位置規制を解除する。位置規制を解除されたレバー7
はスプリング11の復元力により軸17を中心に矢印b
方向に回動し、レバー7に支持された分離ローラ4をピ
ックローラ3に当接させる。また、カム8を矢印a方向
に回転させると、スプリング10により連結されたリフ
タ6は軸18を中心に回転し、用紙カセット2内の用紙
1を押し上げ、ピックローラ3に圧接し、給紙接圧を発
生させ、ステップモータ36によりピックローラ3を駆
動することにより用紙1を用紙カセット2内から取り出
す。
【0044】給紙終了後は、ステップモータ30を逆回
転させ、カム8を図4に示す矢印a方向とは逆方向に回
転させ、リフタ6を図2に示す初期位置に戻し、ピック
ローラ3に圧接させていた用紙1を用紙カセット2内へ
戻す。また、レバー7はフォロワ9を介してカム8によ
りその位置が規制され、図3に示す初期位置に戻され、
分離ローラ4はピックローラ3から離される。このよう
に分離ローラ4をピックローラ3に接離せしめる動作
と、リフタ6を駆動させる動作の二つの動作を、カム8
を駆動させる一つの動作により行うことができる。
【0045】実施の形態2.図5は、この発明による自
動給紙装置の実施の形態2を示す側面断面図である。図
5に示すように、レバー7の回動中心軸17は、ピック
ローラ3と分離ローラ4との中心を結ぶ直線cに対し垂
直で、かつ分離部19を通る線L上に配置されている。
Fは用紙1の搬送時及び用紙1の分離時に、上記分離部
19に生じる用紙1搬送力、または用紙1分離力による
接線力である。その他の構成は、実施の形態1と同様で
あるので、ここでは省略する。
【0046】上記実施の形態2によれば、上記接線力F
は常に分離ローラ4の回動中心軸である軸17にかかる
ことになり、上記接線力Fによる軸17回りのモーメン
トは生じないことになり、分離ローラ4がピックローラ
3に当接することによる、分離部に生じる接圧への影響
を無くすことができる。
【0047】実施の形態3.図6〜7は、この発明によ
る自動給紙装置の実施の形態3を示す側面断面の拡大
図、図8はその主要部の斜視図である。図に示すよう
に、自動給紙装置の筐体に固定された用紙ガイド20を
分離ローラ4の両側に設け、さらにこの用紙ガイド20
へ突起21を設ける。突起21は、ピックローラ3と分
離ローラ4との接点部である分離部19付近で、ピック
ローラ3及び分離ローラ4に干渉しない位置へ配置さ
れ、突起21の突き出し量は、上記分離部19を越えな
い高さに設定されている。その他の構成は、実施の形態
1と同様であるので、ここでは省略する。
【0048】次に実施の形態3の動作について説明す
る。図6は分離ローラ4がピックローラ3に当接された
状態で、用紙1が分離部19へ2枚進入した場合を示
す。図において、突起21は分離部19よりも下側に配
置されているため、上記2枚の用紙1の上側の用紙1a
は分離部19を突起21と干渉すること無しに通過し、
次行程へ搬送さる。下側の用紙1bは、分離ローラ4に
より分離部19にて分離され、その先端部は用紙カセッ
ト2内へ戻らず、分離部19付近に待機されている。
【0049】図7は、上記上側の用紙1が分離部19を
通過した後、分離ローラ4がピックローラ3から退避さ
れ、初期位置に戻った状態を示す。図の状態において
は、用紙1aは次行程へ搬送途中であり、用紙1aと用
紙1bの間には、用紙1aの自重及び用紙1b自身の撓
みの復元力による反力等により、抗力Nが発生し、用紙
1aと用紙1bとの摩擦係数μにより、用紙1bには搬
送力μNが生じており、用紙1bは、上記搬送力μNに
より用紙ガイド20に沿って、用紙1aに連れられるよ
うに、搬送方向へ進もうとする。この時、分離ローラ4
はピックローラ3より退避しているため、突起21は分
離ローラ4よりも上方へ、かつ用紙1搬送経路である用
紙ガイド20の表面へ現れ、用紙1bと干渉するように
位置されている。
【0050】上記実施の形態3によれば、分離ローラ4
がピックローラ3より退避した後の用紙搬送経路となる
用紙ガイド20へ突起21を設け、突起21は、分離ロ
ーラ4がピックローラ3に当接されている場合の用紙経
路である分離部19よりも下方に位置し、分離ローラ4
がピックローラ3から退避した時には、突起21は分離
ローラ4よりも上方、かつ用紙搬送経路内へ位置するよ
うに構成することにより、分離ローラ4がピックローラ
3より退避している時に、分離ローラ4を新たに通過し
ようとする用紙1は、突起21により止められ、余分な
用紙1が送られることなく、重送及びミスフィードを防
止できる。
【0051】実施の形態4.上記実施の形態3では、突
起21を設けていたが、これに限定する必要はなく、突
起21に準ずる部材を用紙ガイド20へ張り付けてもよ
い。
【0052】実施の形態5.図9は、この発明による自
動給紙装置の実施の形態5を示す側面断面図である。図
に示すように、分離部19にて分離された用紙1を次行
程に搬送するためのフィードローラ22は、分離ローラ
4の用紙1搬送方向下流側に、分離ローラ4と干渉しな
いように、付勢手段であるスプリング23によりピック
ローラ3に当接するように構成されている。フィードロ
ーラ22はフィードローラ軸24に対し回転自由であ
り、フィードローラ22自体は駆動力を持たず、対向す
るピックローラ3の回転に従動回転するように構成され
ている。その他の構成は実施の形態1と同様であるの
で、ここでは省略する。
【0053】上記実施の形態5によれば、フィードロー
ラ22をピックローラ3に当接し、ピックローラ3の回
転に従動回転するように構成されているため、フィード
ローラ22自体には駆動力を必要としないため、コスト
低減が見込める。
【0054】実施の形態6.図10(a)は、この発明
による自動給紙装置の実施の形態6を示す斜視図であ
り、図10(b)は側面断面図である。図に示すよう
に、三分割されたピックローラ3a、3b、3cの中の
ピックローラ3bへ分離ローラ4を当接し、分離部19
の用紙1搬送方向下流側の二分割されたフィードローラ
22a及び22bをピックローラ3a及び3cへ当接さ
せるように構成されている。その他の構成は、実施の形
態1と同様であるので、ここでは省略する。
【0055】前述実施の形態5では、一つのピックロー
ラ3に分離ローラ4及びフィードローラ22を付勢させ
ていたため、分離ローラ4とフィードローラ22が干渉
しないように構成するためには、フィードローラ22を
分離ローラ4よりも、かなり用紙1搬送方向下流側へ配
置させる必要があり、用紙搬送経路が上に上がってしま
う。上記実施の形態6によれば、分離ローラ4とフィー
ドローラ22a、22bを、別々のピックローラ3b、
3a、3cに当接させるように構成したため、フィード
ローラ22a、22bはフィードローラ軸24が分離ロ
ーラ4と干渉しない位置まで、分離ローラ4へ近づけて
配置することができ、実施の形態5よりも用紙1搬送経
路を下に下げることが可能となる。
【0056】実施の形態7.図11はこの発明による自
動給紙装置の実施の形態7を示す斜視図であり、図10
(a)とは反対方向から見た要部拡大斜視図である。こ
の図で、20aは用紙1の搬送経路下側に設けられた用
紙ガイド、20bは用紙1の搬送経路上側に設けられた
原稿ガイドであり、特に図示しない装置筺体等に固定さ
れる。38は上記原稿ガイド20bに所定間隔をもって
固定された、用紙押圧手段としての弾性部材からなる押
さえベロである。この押さえベロ38は用紙1の幅方向
に、その中心から等間隔に2枚設けられており、用紙1
を用紙カセットの下面方向に弾性力で付勢している。そ
の他の構成は、上記実施の形態6と同様であるので、こ
こでは省略する。
【0057】この実施の形態7では、用紙1の搬送経路
上側に設けられた原稿ガイド20bに、所定間隔をもっ
て弾性部材からなる押さえベロ38を設けるので、用紙
1の分離直前は図12に示すとおりとなる。すなわち、
リフタ6による用紙カセット2内の用紙1の上昇によ
り、用紙1の上面はピックローラ3a、3b、3cに当
接するとともに、押さえベロ38にも当接する。押さえ
ベロ38は弾性部材で形成されているので、押さえベロ
38の先端は図12に示す矢印G方向に変形する。
【0058】用紙1の分離部19に用紙1が複数枚進入
し、分離ローラ4によって一枚のみに分離された状態で
は、分離ローラ4により用紙カセット2側に押し戻され
た用紙1の先端は、分離部19の用紙搬送方向上流側直
前に位置する。用紙1の分離動作後は分離ローラ4はピ
ックローラ3bから分離するので、図13に示すとお
り、変形していた押さえベロ38は矢印H方向に形状復
帰し、上記押し戻された用紙1を用紙ガイド20a方向
に押し下げる。従って、用紙1の上面はピックローラ3
から分離するので、一枚のみ分離された用紙1の後端が
分離部19を通過後に次の用紙1がそれに続いてピック
ローラ3とフィードローラ22の当接部に進入すること
による重送の発生を防止することができる。
【0059】実施の形態8.なお、上記実施の形態7で
は、押さえベロ38が弾性体で形成された板バネ状のも
のを示したが、押さえベロ38を弾性体で形成するとと
もに、押さえベロが用紙カセット2内の用紙1に当接す
る部分にローラを設置してもよく、同様の効果を得られ
るとともに、用紙1への傷付きの防止効果を得ることが
できる。また、用紙押圧手段は複数個でなく、1個でも
重送の発生を防止することができる。
【0060】実施の形態9.図14は、この発明による
自動給紙装置の実施の形態9を示す要部斜視図、図1
5、図16、図17、図18はその給紙・分離動作を示
す要部断面側面図である。図において39は摩擦部材と
しての摩擦パッドであり、用紙1の搬送経路下側に設け
られた用紙ガイド20aの上面、用紙1幅略両端部に設
けられている。その他の構成は、上記実施の形態7と同
様であるので、ここでは省略する。
【0061】次に要部の動作のみについて説明する。用
紙1が用紙カセット2内から二枚以上取り出された場
合、図15に示すとおり用紙1の先端は摩擦パッド39
に当接し、その動きが規制される。リフタ6により発生
する用紙1とピックローラ3との接圧、およびピックロ
ーラ3の回転により、最上面の用紙1はさらに図示矢印
J方向に搬送されるので、図16に示すとおり最上面の
用紙1の両端部は摩擦パッド39から矢印K方向にはじ
けることにより一枚のみに分離され、図17に示すとお
り用紙分離部19に進入する。その後、図18に示すと
おり、分離ローラ4およびリフタ6は初期状態に復帰す
るとともに、分離された用紙1はピックローラとフィー
ドローラ22により特に図示しない後工程に搬送され
る。摩擦パッド39により先端を規制された用紙1は、
リフタ6の下降とともに用紙カセット2内に落下し、重
送の発生を防止する。以上のように、用紙1の搬送経路
下側に設けられた用紙ガイド20aの用紙1幅略両端部
に摩擦パッド39を設けることにより、分離部19の搬
送方向上流側での事前分離効果を得ることができる。
【0062】実施の形態10.なお、上記実施の形態9
においては、上記実施の形態7に示した押さえベロ38
を設置しないものを示したが、図19に示すとおり押さ
えベロ38および摩擦パッドを同時に備えても良く、用
紙1の分離効果をさらに向上させることができる。
【0063】実施の形態11.図20は、この発明によ
る自動給紙装置の実施の形態11を示す要部斜視図であ
り、図において40、41は用紙カセット2内に設けら
れた用紙幅規制板であり、図示矢印W方向に往復移動可
能に支持される。42は用紙カセット2内に回動可能に
支持される歯車であり、上記用紙幅規制板40、41の
一部に形成されたラック歯車部40a、41aに噛合し
ている。39は摩擦パッドであり、上記用紙幅規制板4
0、41に設置される。その他の構成は、上記実施の形
態7ならびに実施の形態9と同様であるので、ここでは
省略する。
【0064】次に動作について説明する。用紙1の給
紙、分離に関する動作は上記実施の形態3と同様である
ので省略する。用紙幅規制板40、41は歯車42によ
り連結されているので、用紙幅規制板40と用紙幅規制
板41はそれぞれ逆方向に平行移動する。用紙1を用紙
カセット2に収納後、用紙幅規制板40、41を用紙1
の幅に合わせて移動すると、用紙幅規制板40a、40
bに設けた摩擦パッド39は常に用紙1の両端付近に位
置することとなる。すなわち、用紙カセット2に収納す
る用紙1のサイズにかかわらず、用紙1の分離部19の
搬送方向上流側での事前分離効果を得ることができる。
【0065】実施の形態12.図21(a)は、この発
明による自動給紙装置の実施の形態12を示す側面断面
の部分拡大図、図21(b)はその斜視図である。図に
おいて25は分離ローラ4の用紙1搬送方向前面部を覆
うように構成された分離ローラガイドであり、分離ロー
ラ4はピックローラ3に当接された状態を示す。その他
の構成は、実施の形態1と同様であるので、ここでは省
略する。
【0066】ピックローラ3により、用紙カセット2内
から取り出された用紙1は、分離ローラガイド25へ当
接してから分離部19へ送られる。
【0067】上記実施の形態12によれば、用紙1は分
離ローラガイド25に当接し、その当接角度により用紙
1の分離部19への進入角度を変えることができ、分離
部19へのスムーズな用紙1搬送が可能となる。また、
ピックローラ3により取り出された用紙1が複数枚であ
る場合でも、分離ローラガイド25の下部に当接する用
紙1は、分離ローラガイド25によって止められ、分離
部19へ進入する用紙の枚数を減らすことができる。
【0068】実施の形態13.図22は、この発明によ
る自動給紙装置の実施の形態13を示す側面断面図であ
る。図に示すように、分離ローラガイド25は、分離ロ
ーラ4を支持するレバー7に取り付けられており、分離
ローラ4のピックローラ3に対する接離動作に連動する
構成となっている。この他構成は実施の形態1と同様で
あるので、ここでは省略する。
【0069】上記実施の形態13によれば、上記実施の
形態12では、分離ローラ4により分離された用紙1
が、用紙カセット2内へ戻らずに、分離ローラガイド2
5に引っかかる可能性があり、上記引っかかった用紙1
がピックローラ3と接触すると、重送及びミスフィード
を発生させることがあり得るので、分離ローラガイド2
5を分離ローラ4のピックローラ3に対する接離動作と
連動させるように構成することにより、分離ローラガイ
ド25をピックローラ3から退避させ、分離された用紙
1が分離ローラガイド25へ引っかかった場合でも、上
記引っかかった用紙1をピックローラ3から離すことが
できる。
【0070】実施の形態14.図23は、この発明によ
る自動給紙装置の実施の形態14を示す側面断面の部分
拡大図である。分離ローラガイド25の表面を凹凸状に
加工し、用紙1が当接した場合の用紙1と分離ローラガ
イド25の表面との摩擦抵抗を増すように構成してあ
る。その他の構成は実施の形態13と同様であるので、
ここでは省略する。
【0071】上記実施の形態14によれば、用紙1が分
離ローラガイド25に当接する際の摩擦抵抗を増すよう
に構成されているため、用紙1を分離部19にて分離ロ
ーラ4により分離する前の事前分離効果を高めている。
【0072】実施の形態15.上記実施の形態14で
は、分離ローラガイド25の表面を凹凸状に加工してい
たが、これに限定する必要はなく、大切なことは用紙1
が分離部19へ搬送される前の事前分離効果を高めるこ
とで、例えば図24に示すように、分離ローラガイド2
5へ摩擦部材26を張り付けたものでもよい。
【0073】実施の形態16.図25は、この発明によ
る自動給紙装置の実施の形態16を示す側面断面図であ
る。分離ローラ4に羽根車27を設け、分離ローラ4と
羽根車27が同期して回転するように構成されている。
その他の構成は実施の形態1と同様であるので、ここで
は省略する。
【0074】上記実施の形態16によれば、分離ローラ
4に羽根車27を設けているため、分離ローラ4により
分離された用紙1が、用紙カセット2内へ戻らず分離部
19付近に止まった場合でも、羽根車27が上記分離さ
れた用紙1を用紙カセット2内へ戻そうとすることによ
り、分離された用紙1を用紙カセット2内へ戻す効果を
高めることができる。
【0075】実施の形態17.図26は、この発明によ
る自動給紙装置の実施の形態17を示す分離ローラ4の
斜視図である。この実施の形態17は分離ローラ4の表
面を凹凸形状に形成したものである。その他の構成は実
施の形態1と同様であるので、ここでは省略する。
【0076】上記実施の形態によれば、分離ローラ4の
表面を凹凸形状に形成したため、用紙1との接触抵抗を
高めることができる。また、分離ローラ4の表面に付着
する用紙1の紙粉を低減し、分離ローラ4の表面の劣化
を防ぐ。又、分離ローラ4の表面に、単に摩擦部材を設
けただけでも、用紙1との接触抵抗を高め、用紙1分離
時の補助作用を得る。
【0077】実施の形態18.図27は、この発明によ
る自動給紙装置の実施の形態18を示す側面断面図であ
る。図に示すように、排紙ローラ28は、ピックローラ
3に対して排紙経路を挟むように配置され、図示しない
手段によりピックローラ3に接離せしめるように構成さ
れている。また、排紙ローラ28は、それ自体では駆動
力を持たず、ピックローラ3に当接され、ピックローラ
3の回転に従動回転するように構成されている。また、
29は印字工程を終えて排紙される用紙1を検出するフ
ォトインタラプタを用いた透過型の排紙センサである。
その他の構成は実施の形態1と同様であるので、ここで
は省略する。
【0078】次に、実施の形態18の動作について説明
する。印字行程を終え排紙される用紙1が、ピックロー
ラ3と排紙ローラ28とで挟まれた排紙経路上に位置さ
れた時、排紙センサ29がこれを検知し、この排紙セン
サ29からの信号により図示しない手段が動作して、排
紙ローラ28をピックローラに当接させ、排紙する用紙
1を、排紙ローラ28とピックローラ3で挟む状態にす
る。そこで、ピックローラ3を矢印方向に回転させるこ
とにより、ピックローラ3と排紙ローラ28により挟ま
れた用紙1は排紙方向に搬送される。
【0079】従来の装置においては、排紙ローラ28の
駆動系を別に設けていたが、上記実施の形態によれば、
排紙ローラ28の駆動源を省略し、ピックローラ3の駆
動力により排紙動作を行い、かつピックローラ3を排紙
ローラと兼用する構成としているため、コスト低減が見
込める。
【0080】実施の形態19.図28は、この発明によ
る自動給紙装置の実施の形態19を示す側面断面図であ
る。カム8の駆動手段にステップモータ30を用いた構
成となっており、ステップモータ30を駆動させると、
モータギア30a及びカムギア30bを介してカム8が
回転する。ステップモータ30の駆動量を管理してカム
8の回転角度を制御し、カム8とリフタ6を連結してい
るスプリング10の伸びを変えることにより、リフタ6
により持ち上げた用紙1の、ピックローラ3に対する接
圧を変えることができる。その他の構成は実施の形態1
と同様であるので、ここでは省略する。
【0081】上記実施の形態19によれば、ステップモ
ータ30によりカム8の回転角度を制御可能な構成とし
たため、用紙1のピックローラ3に対する給紙接圧を、
使用する用紙1の種類及びサイズにより、それぞれ適し
た給紙接圧に設定することが可能となる。
【0082】実施の形態20.図29は、この発明によ
る自動給紙装置の実施の形態20を示す側面断面図であ
り、図30はその制御機構部のブロック図、図31はそ
の制御フローチャートを示す。図において、32はリフ
タ6により持ち上げられた用紙1が、ピックローラ3と
接触する点を示す用紙ピック部、33は分離ローラ4の
用紙1搬送方向下流側に配置されたフィードローラ22
が、ステップモータ36により駆動されるピックローラ
3に接触する点を示す用紙搬送部であり、L1は用紙ピ
ック部32から分離部19までの用紙1搬送距離、L2
は分離部19から用紙搬送部33までの用紙1搬送距離
を示す。31は制御部、37は用紙1を距離L1+L2
だけ搬送するのに必要な駆動パルス数P1を設定する回
転量設定手段である。その他、本実施の形態の構成は実
施の形態4と同様であるので、ここでは省略する。
【0083】次に、実施の形態20の動作を図31の制
御フローチャートに基づいて説明する。まず、制御部3
1により、給紙動作開始の信号を受けると、カム8が駆
動され、分離ローラ4がピックローラ3に当接される。
また、リフタ6が駆動されることにより、用紙1がピッ
クローラ3に当接され、給紙状態が完了する。なお、給
紙状態完了までの動作は、実施の形態1と同様であるの
で、ここではその詳細については省略する。
【0084】次に、ステップモータ36を駆動し、ピッ
クローラ3を給紙方向に回転させると同時に、ステップ
モータの駆動パルス数のカウントを開始させ、予めピッ
クローラ3が用紙1を距離L1+L2だけ搬送するのに
必要な駆動パルス数P1を回転量設定手段37で設定し
ておく。次に、ステップモータ36がP1パルス数分駆
動された後、カム8を逆転駆動させ、リフタ6及び分離
ローラ4を初期位置(図3参照)に戻し、用紙搬送部3
1に送られた用紙1はフィードローラ22により次行程
へ搬送される。
【0085】上記実施の形態20によれば、ピックロー
ラ3が用紙1を距離L1+L2分搬送し、用紙1が用紙
搬送部33へ送られた時に分離ローラ4のピックローラ
3に対する当接を解除していることにより、分離ローラ
4が用紙1に接触するのは用紙ピック部32から用紙搬
送部33までの距離L2となり、L2の値を小さく設定
することにより分離ローラ4が用紙1へ接触する距離を
短くでき、分離ローラ4が用紙1に接触することにより
生じる用紙1表面への傷を減少させることができる。
【0086】実施の形態21.図32は、この発明によ
る自動給紙装置の実施の形態21を示す側面断面図であ
り、図33は実施の形態21の制御フローチャートを示
す。図において34は用紙検知手段であるフォトインタ
ラプタを用いた透過型の給紙センサであり、フィードロ
ーラ22の用紙1搬送方向下流側に設置されるように構
成されている。その他の構成は実施の形態20と同様で
あるので、ここでは省略する。
【0087】次に、実施の形態21の動作を図33の制
御フローチャートに基づいて説明する。まず、実施の形
態20に説明した動作と同様に給紙状態が完了された
後、ステップモータ36によりピックローラ3を給紙方
向へ回転させる。この時、上記ステップモータ36の駆
動パルス数のカウントを開始させ、予めピックローラ3
が用紙1を用紙ピック部30から給紙センサ32部まで
搬送するのに必要な上記ステップモータ36の駆動パル
ス数P2を回転量設定手段37で設定しておき、上記カ
ウントパルス数がP2に達したときに給紙センサ32が
用紙1を検知すれば、用紙1が正常に給紙されたと判断
する。
【0088】次に、上記カウントパルス数がP2に達し
たときに給紙センサ34が用紙1を検知しない場合につ
いて説明する。
【0089】給紙センサ34が用紙1を検知しない場合
は、ピックローラ3の用紙1の取り出しミスと判断し、
まずピックローラ3の回転を停止させ、カム8を逆転駆
動させてリフタ6及び分離ローラ4を初期位置(図2参
照)に戻す。次に、カム8の駆動量を上記給紙状態にし
たときよりも増加させ、再度カムを駆動させ、分離ロー
ラ4及び用紙1をピックローラ3に当接させて給紙状態
にした後、ピックローラ3を給紙方向へ回転させて再度
給紙動作を開始する。
【0090】上記実施の形態21によれば、ピックロー
ラ3による用紙1の取り出しミスが生じた場合、カム8
の駆動量を増加させ、用紙1取り出しに必要な用紙ピッ
ク部32に発生する給紙接圧を増した状態で、再度ピッ
クローラ3による用紙1の取り出し動作を行うことによ
り、用紙1を確実に取り出すことができる。
【0091】実施の形態22.上記実施の形態21で
は、給紙センサ34が用紙1を検知しない場合、ピック
ローラ3の用紙1の取り出しミスと判断していたが、本
実施の形態22では、用紙ピック部32から用紙搬送部
33までの用紙搬送経路内で用紙1のミスフィードが生
じた場合について説明する。
【0092】図34は、実施の形態22の制御フローチ
ャートを示す。まず、カウントパルス数が設定パルス数
P2に達しても給紙センサ34が用紙を検知しない場合
はピックローラの回転を停止させる。次に、設定パルス
数P2だけピックローラ3を給紙方向と逆方向に回転さ
せた後、カム8を逆転させて、用紙1と分離ローラ4の
ピックローラ3に対する当接を解除し、初期状態に戻
し、再度給紙動作を開始する制御を行う。
【0093】上記実施の形態22によれば、カウントパ
ルス数が設定パルス数P2に達しても給紙センサ34が
用紙を検知しない場合はピックローラの回転を停止さ
せ、設定パルス数P2だけピックローラ3を給紙方向と
逆方向に回転させることにより、取り出した用紙1を給
紙カセット2内へ戻すことができる。
【0094】実施の形態23.本実施の形態23は、上
記実施の形態22の構成に、図35に示すように、分離
部19の用紙1搬送方向下流側へ、角度センサを用い
て、このセンサの回転角から用紙の厚みを検知し、用紙
が2枚以上搬送される重送を検知する重送検知センサ3
5を設けたものであり、図36に制御フローチャートを
示す。本実施の形態においては、ピックローラ3が用紙
1を用紙ピック部32から重送検知センサ35までに搬
送するのに必要なステップモータの駆動パルス数P3を
予め回転量設定手段37で設定しておき、用紙1が重送
検知センサ35に検知された場合、ピックローラ3の回
転を停止させ、上記設定パルス数P3だけピックローラ
3を給紙方向と逆方向に回転させてから、再度給紙動作
を開始する制御を行う。
【0095】上記実施の形態23によれば、分離部19
にて分離ローラ4により用紙1が分離されずに搬送され
ようとしても、重送検知センサ35がそれを検知して、
用紙1を給紙カセット2内へ戻してから、再度給紙動作
を開始させ再び分離ローラ4による分離作用を受けさせ
るので、確実に重送を防止できる。
【0096】実施の形態24.図37は、この発明によ
る自動給紙装置の実施の形態24の動作過程を示す図で
あり、図38は実施の形態24の制御フローチャートを
示す。ステップモータ30によりカム8が角度θ回転し
たとき、分離ローラ4をピックローラ3に当接させる
が、カム8によるリフタ6の駆動量は、用紙1がピック
ローラ3に当接しないように、カム8が構成される。そ
の他の構成は実施の形態1と同様であるので、ここでは
省略する。
【0097】次に、実施の形態24の動作を図38の制
御フローチャートに基づいて説明する。まず、ステップ
モータ30によりカム8を角度θ回転させると、分離ロ
ーラ4はピックローラ3に当接され分離部19が形成さ
れる。カム8の回転角度がθの場合、リフタ6の駆動量
は少ないため、用紙1はピックローラに当接されない状
態となる。次に、ピックローラ3を給紙方向に回転させ
て、分離ローラ4をピックローラ3に十分に従動回転さ
せた後、カム8をさらに回転させて、リフタの駆動量を
増すことにより用紙1をピックローラ3に当接させて用
紙ピック部32を形成し、用紙1の取り出しを行うよう
に制御する。
【0098】分離ローラ4には、用紙搬送方向とは逆方
向(図36波線矢印方向)に常に分離トルクがが生じて
いるため、ピックローラ3に分離ローラ4が従動回転す
るには、上記分離トルクに逆らう方向に分離ローラ4を
回転させる必要があり、ピックローラ3を回転させると
同時に、用紙が分離部19へ進入する場合、分離ローラ
4はピックローラに充分に従動回転していない場合があ
る。上記状態において、用紙ピック部32から取り出さ
れた用紙1が、分離ローラ4に当接するとき、用紙1が
分離部19に搬送されずに紙ジャム等のミスフィードを
発生させる可能性があるが、上記実施の形態20によれ
ば、分離ローラ4をピックローラ3に充分に従動回転さ
せてから、用紙の1取り出し動作を行うように制御され
るため、用紙1が分離ローラに当接する場合でも、分離
ローラは給紙方向に回転しているため、用紙1が分離部
19へスムーズに搬送され、ミスフィードを防ぐ。
【0099】実施の形態25.上記実施の形態24で
は、分離ローラ4のピックローラ3対する接離動作及び
リフタ6の駆動を、カム8を用いて一つの駆動手段によ
り行う構成としていたが、分離ローラ4のピックローラ
に対する接離動作の駆動手段及びリフタ6の駆動手段
に、それぞれ別々の駆動手段を用い構成しても、分離ロ
ーラ4をピックローラ3に十分に従動させてから用紙1
の取り出し動作を行うように制御することができ、実施
の形態24と同様の効果が得られる。
【0100】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、用紙カセ
ット内に収納された用紙を取り出すピックローラに対し
て分離ローラを接離移動する分離ローラ駆動手段と、用
紙カセット内の用紙を移動してピックローラに当接する
リフタの駆動手段と上記分離ローラ駆動手段と上記リフ
タ駆動手段を制御して、給紙時は上記分離ローラと上記
用紙を上記ピックローラに当接し、非給紙時は上記分離
ローラと上記用紙を上記ピックローラから離脱する制御
手段とを備えているので、上記分離ローラは非給紙時は
上記ピックローラに当接しないので、用紙が続いて搬送
されてしまうと言う用紙の重送が防止できる。
【0101】請求項2記載の発明によれば、分離ローラ
をピックローラに接離移動させる動作と、リフタを駆動
させる動作の二つの動作を、一つの駆動手段により連動
させることができるため、分離ローラのピックローラに
接離移動させる動作と、リフタを駆動させる動作のタイ
ミング制御が容易となる。
【0102】また、分離ローラ駆動手段と、リフタの駆
動手段を、一つの駆動手段により行うため、コスト及び
部品点数の削減が見込める。
【0103】請求項3記載の発明によれば、分離ローラ
を用紙搬送方向平面に対して直交し、かつ用紙搬送方向
に平行な平面内における任意の点を中心に回動可能なレ
バーにより支持し、上記レバーの回動中心を用紙分離部
を通り、ピックローラ回転中心と分離ローラ回転中心を
結ぶ直線に対して垂直な直線上に配置したので、用紙分
離時にピックローラと分離ローラとの接点部に生じる用
紙搬送力は、常に分離ローラの回動中心である上記レバ
ーの回動中心軸にかかることになり、用紙分離時に生じ
る力による分離ローラ回動軸周りのモーメントはゼロと
なり、分離ローラのピックローラに対する接触圧力への
影響がなくなるため、安定した分離動作を行うことがで
きる。
【0104】請求項4記載の発明によれば、用紙分離部
付近に、分離ローラがピックローラに当接された位置に
ある場合には用紙分離部よりも下方に位置し、分離ロー
ラがピックローラから退避した位置にある場合には、用
紙経路内かつ、分離ローラよりも上方に位置するような
用紙通過防止部材を設けることにより、分離動作終了
後、分離ローラがピックローラから退避した時に、分離
ローラ部を通過しようとする用紙があるときには、上記
部材と用紙が干渉するため、用紙は上記部材により止め
られ、重送及びミスフィードを防ぐことができる。
【0105】請求項5記載の発明によれば、用紙を用紙
カセット方向に押圧する用紙押圧手段を備えているの
で、この用紙押圧手段により分離後の用紙が正常に搬送
された用紙に引き続き搬送されてしまう重送を防止する
ことができる。
【0106】請求項6記載の発明によれば、上記用紙押
圧手段は、上記用紙取り出し部近傍でかつ、上記ピック
ローラの軸方向に上記用紙カセット中心から略等間隔に
複数個備え、用紙を複数箇所で均等に押さえているの
で、分離後の用紙が正常に搬送された用紙に引き続き搬
送されてしまう重送防止効果をさらに高めるることがで
きる。
【0107】請求項7記載の発明によれば、フィードロ
ーラをピックローラに付勢するように構成したため、フ
ィードローラはピックローラの回転に従動回転すること
になり、フィードローラ自体の駆動力を必要とせず、コ
スト及び部品点数の削減が見込める。
【0108】請求項8記載の発明によれば、摩擦部材
を、上記用紙カセットの用紙搬送方向下流側の略用紙両
端部位置で用紙と対面する側に備えているので、上記摩
擦部材に用紙が接触した際の摩擦抵抗により、分離ロー
ラによる用紙の分離部の搬送方向上流側での事前分離効
果を得ることができ、用紙の重送防止効果をよりいっそ
う高めることができる。
【0109】請求項9記載の発明によれば、上記摩擦部
材を、上記用紙カセット内に設けた用紙幅規制板の用紙
と対面する側に設置したので、用紙カセットに収納する
用紙のサイズにかかわらず上記摩擦部材を用紙の略両端
部付近に位置させることができるので、分離ローラによ
る用紙の分離部の搬送方向上流側での事前分離効果を、
用紙サイズにかかわらずに得ることができ、用紙の重送
防止効果をさらに高めることができる。
【0110】請求項10記載の発明によれば、上記ピッ
クローラを同一の回転軸に、所定間隔を有して同一半径
のローラに複数に分割し、この分割されたピックローラ
の少なくとも1つに上記分離ローラを接離可能に構成
し、この分離ローラにより分離された用紙を印画部へ搬
送するフィードローラは上記分離ローラの用紙搬送方向
下流側で、分離ローラと接離可能なピックローラ以外の
ピックローラの少なくとも1つに接離可能な構成にして
いるので、一つのピックローラに分離ローラとフィード
ローラを付勢させると、分離ローラとフィードローラが
干渉しないように構成するためには、フィードローラを
分離ローラよりも、かなり用紙搬送方向下流側へ配置さ
せる必要があり、用紙搬送経路が上に上がってしまう
が、フィードローラはフィードローラ軸が分離ローラと
干渉しない位置まで、分離ローラへ近づけて配置するこ
とができ、用紙搬送経路を下に下げることが可能とな
る。
【0111】請求項11記載の発明によれば、分離ロー
ラの用紙搬送方向側前面を覆うような用紙ガイドを構成
するため、用紙分離部に複数枚の用紙が進入しようとし
た場合、上記用紙ガイドに用紙が接触することにより、
用紙分離部に進入する用紙の枚数を制限する効果があ
る。
【0112】また、送られた用紙が用紙ガイドに当接す
ることにより、用紙分離部への用紙進入角度を適切な角
度に矯正することができる。
【0113】請求項12記載の発明によれば、用紙ガイ
ドを、分離ローラのピックローラに対する接離動作に連
動するように構成したため、分離された用紙が、上記用
紙ガイドに引っかかる場合でも、分離ローラがピックロ
ーラから退避した場合であれば、上記引っかかった用紙
がピックローラに接触することを防ぐことができ、重送
及びミスフィードを防止できる。
【0114】請求項13記載の発明によれば、用紙ガイ
ドの表面を凹凸上に加工し、用紙との摩擦抵抗を高める
ことにより、分離動作前の事前分離効果を高めることが
できる。
【0115】請求項14記載の発明によれば、用紙ガイ
ドの表面に、摩擦部材を設けることにより、上記用紙ガ
イドに用紙が接触した際の摩擦抵抗を高め、分離ローラ
による分離動作を行う前の、事前分離効果を高めること
がでる。
【0116】請求項15記載の発明によれば、分離ロー
ラに羽根車を設けることにより、分離された用紙を用紙
カセット内へ戻す作用を高めることができる。
【0117】請求項16記載の発明によれば、分離ロー
ラの表面を凹凸形状に形成することにより、分離ローラ
と用紙との接触抵抗を高め、用紙分離時の補助的作用を
得ることができる、また、分離ローラ表面に付着する用
紙の紙粉を低減し、分離ローラ表面の摩擦係数の低下を
防ぐことができる。
【0118】請求項17記載の発明によれば、分離ロー
ラの表面に摩擦部材を設けることにより、分離ローラと
用紙との接触抵抗を高め、用紙分離時の補助的作用を得
ることができる。
【0119】請求項18記載の発明によれば、排紙経路
をピックローラの給紙側と反対側に設け、排紙ローラ
を、排紙経路を挟んで、ピックローラに対向するように
構成したため、ピックローラの回転により排紙ローラを
駆動することができ、排紙ローラ自体に駆動力を必要と
せず、コスト及び部品点数の削減が見込める。
【0120】請求項19記載の発明によれば、用紙をピ
ックローラに当接させて、給紙接圧を発生させるリフタ
の駆動量を変更可能に構成したため、用紙カセットに積
載する用紙の種類により、リフタの駆動量を変えること
によって、用紙ピック時の給紙接圧は、用いる用紙の種
類に適した接圧力に設定できるため、安定した用紙取り
出し動作が可能となる。
【0121】請求項20記載の発明によれば、用紙分離
部を通過した用紙が、フィードローラとピックローラと
の接点である用紙搬送部へ搬送されたときに分離ローラ
を退避させ、かつ用紙とピックローラとの給紙接圧を解
除するように制御するため、分離ローラが用紙に接触す
る距離は、用紙分離部から用紙搬送部までの区間の距離
と同じとなり、分離ローラが用紙と接触することにより
生じる用紙表面への傷が付く区間は上記区間に限定さ
れ、分離ローラによる用紙への傷が付く範囲を抑えるこ
とができる。
【0122】請求項21記載の発明によれば、フィード
ローラの用紙搬送方向下流側に用紙検知手段を設け、用
紙ピック部から上記用紙検知手段まで用紙を搬送するの
に必要なピックローラの駆動量を予め設定しておき、上
記設定駆動量以内に用紙が検知されない場合は、リフタ
の駆動量を上げて、給紙接圧力を増加させてから再度給
紙動作を行うことにより、確実に用紙取り出し動作が行
える。
【0123】請求項22記載の発明によれば、給紙動作
を開始してから、ピックローラの予め設定された駆動量
以内に用紙が検知されない場合、ピックローラを上記駆
動量分だけ給紙方向とは逆方向に回転させてから再度給
紙動作を開始するように制御するため、用紙を用紙カセ
ット内へを戻すことが可能となる。
【0124】請求項23記載の発明によれば、用紙分離
部の用紙搬送方向下流側に用紙の重送を検知する手段を
設け、上記重送検知手段により重送が検知された場合
は、ピックローラを逆回転させて、用紙を用紙カセット
内へ戻してから、再度給紙動作を行うように制御するた
め、確実に重送を防止することができる。
【0125】請求項24記載の発明によれば、分離ロー
ラをピックローラに十分に従動させてから用紙カセット
内の用紙をピックローラに当接させるように構成したた
め、用紙ピック部から送られた用紙が、分離ローラに当
接する場合でも、分離ローラは用紙搬送方向に回転して
いるため、用紙は用紙分離部にスムーズに送られ、紙ジ
ャム、用紙先端折れ等を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による自動給紙装置
の斜視図である。
【図2】 実施の形態1の制御機構部のブロック図であ
る。
【図3】 実施の形態1における給紙動作の初期状態を
示す側面断面図である。
【図4】 実施の形態1における給紙動作の給紙状態を
示す側面断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による自動給紙装置
の構成を示す側面断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による自動給紙装置
の側面断面の拡大図である。
【図7】 実施の形態3の給紙動作を示す状態図であ
る。
【図8】 実施の形態3の斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による自動給紙装置
を示す側面断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態6による自動給紙装
置の構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態7による自動給紙装
置の要部斜視図である
【図12】 実施の形態7の用紙分離動作の初期状態を
示す要部側面断面図である。
【図13】 実施の形態7の用紙分離動作を示す要部側
面断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態9による自動給紙装
置の要部斜視図である。
【図15】 実施の形態9の給紙動作の初期状態を示す
要部側面断面図である。
【図16】 実施の形態9の給紙動作を示す要部側面断
面図である。
【図17】 実施の形態9の給紙動作を示す要部側面断
面図である。
【図18】 実施の形態9の給紙動作を示す要部側面断
面図である。
【図19】 この発明の実施の形態10による自動給紙
装置の要部斜視図である。
【図20】 この発明の実施の形態11による自動給紙
装置の要部斜視図である。
【図21】 この発明の実施の形態12による自動給紙
装置の側面断面拡大図である。
【図22】 この発明の実施の形態13による自動給紙
装置の側面断面図である。
【図23】 この発明の実施の形態14による自動給紙
装置の側面断面拡大図である。
【図24】 この発明の実施の形態15による用紙ガイ
ド部の側面断面拡大図である。
【図25】 この発明の実施の形態16による自動給紙
装置の側面断面図である。
【図26】 この発明の実施の形態17による分離ロー
ラの斜視図である。
【図27】 この発明の実施の形態18による自動給紙
装置の側面断面図である。
【図28】 この発明の実施の形態19による自動給紙
装置の側面断面図である。
【図29】 この発明の実施の形態20による自動給紙
装置の説明図である。
【図30】 この発明の実施の形態20の制御機構部の
ブロック図である。
【図31】 この発明の実施の形態20のフローチャー
トである。
【図32】 この発明の実施の形態21の自動給紙装置
の側面断面図である。
【図33】 この発明の実施の形態21のフローチャー
トである。
【図34】 この発明の実施の形態22のフローチャー
トである。
【図35】 この発明の実施の形態23の自動給紙装置
の側面断面図である。
【図36】 この発明の実施の形態23のフローチャー
トである。
【図37】 この発明の実施の形態24の動作を示す状
態図である。
【図38】 この発明の実施の形態24のフローチャー
トである。
【図39】 従来の自動給紙装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 用紙 1a 分離部に用紙が2枚進入した場合の上側の用紙 1b 分離部に用紙が2枚進入した場合の下側の用紙 2 用紙カセット 3 ピックロ
ーラ 3a ピックローラ 3b ピック
ローラ 3c ピックローラ 4 分離ロー
ラ 5 コイルスプリング 6 リフタ 7 レバー 9 カム 10 スプリング 11 スプリ
ング 12 ピックローラギア 13 分離ロ
ーラギア 14 トルクリミッタ 15 ギアa 16 ギアb 17 レバー
回動軸 18 リフタ回転軸 19 分離部 20 用紙ガイド 21 突起 22 フィードローラ 22a フィ
ードローラ 22b フィードローラ 23 フィー
ドローラ付勢手段 24 フィードローラ軸 25 分離ロ
ーラガイド 26 摩擦材 27 羽根車 28 排紙ローラ 29 排紙セ
ンサ 30 ステップモータ 30a モー
タギア 30b カムギア 31 制御部 32 用紙ピック部 33 用紙搬
送部 34 給紙センサ 35 重送検
知手段 36 ステップモータ 37 回転量
設定手段 38 押さえベロ 39 摩擦部
材 40 用紙幅規制板 41 用紙幅
規制板 a カム正転方向 b 給紙時レ
バー回動方向 c ピックローラ中心と分離ローラ中心を結ぶ直線 L 直線cに垂直かつ分離部を通る直線 F 用紙分離時接線力 N 用紙1bに生じる抗力 μN 用紙1bに生じる用紙搬送力 L1 用紙ピック部から分離部までの距離 L2 分離部から用紙搬送部までの距離 P1 用紙ピック部から用紙搬送部までピックローラの
用紙搬送に必要なパルス数 P2 用紙ピック部から給紙センサまでピックローラの
用紙搬送に必要なパルス数 P3 用紙ピック部から重送検知センサまでピックロー
ラの用紙搬送に必要なパルス数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深沢 啓一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小林 庸祐 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙カセット内に収納された用紙を取り
    出すピックローラと、このピックローラに接離し、上記
    ピックローラにより取り出された用紙を一枚ずつ分離す
    る分離ローラと、この分離ローラを上記ピックローラに
    接離移動する分離ローラ駆動手段と、上記用紙カセット
    内に収納された上記用紙を移動して上記ピックローラに
    当接するリフタと、このリフタを駆動するリフタ駆動手
    段と、上記分離ローラ駆動手段とこのリフタ駆動手段と
    を駆動する駆動源と、上記分離ローラ駆動手段と上記リ
    フタ駆動手段を制御して、給紙時は上記分離ローラと上
    記用紙を上記ピックローラに当接し、非給紙時は上記分
    離ローラと上記用紙を上記ピックローラから離脱する制
    御手段とを備えたことを特徴とする自動給紙装置。
  2. 【請求項2】 上記分離ローラ駆動手段と上記リフタ駆
    動手段とを駆動する上記駆動源は同一駆動源であり、上
    記分離ローラ駆動手段と上記リフタ駆動手段とは連動す
    ることを特徴とする請求項1記載の自動給紙装置。
  3. 【請求項3】 上記分離ローラ駆動手段は、上記用紙の
    搬送方向平面に対して直交し、かつ用紙搬送方向に平行
    な平面内における任意の点を中心に回動可能なレバーに
    より構成され、このレバーの回動中心を上記ピックロー
    ラと上記分離ローラの接点部を通り、上記ピックローラ
    回転中心と、上記分離ローラ回転中心を結ぶ直線に対し
    て垂直な直線上に配置したことを特徴とする請求項1記
    載の自動給紙装置。
  4. 【請求項4】 上記ピックローラと分離ローラの接点部
    付近に位置し、分離ローラがピックローラに当接された
    位置にあるときには用紙分離部よりも下方に位置し、分
    離ローラがピックローラから退避した位置にあるときに
    は、分離ローラよりも上方、かつ用紙搬送経路内に位置
    する用紙通過防止部材を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の自動給紙装置。
  5. 【請求項5】 上記用紙を上記用紙カセット下面に押圧
    する用紙押圧手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の自動給紙装置。
  6. 【請求項6】 上記用紙押圧手段は、上記用紙取り出し
    部近傍でかつ、上記ピックローラの軸方向に上記用紙カ
    セット中心から略等間隔に複数個備えたことを特徴とす
    る請求項5記載の自動給紙装置。
  7. 【請求項7】 上記分離ローラより用紙搬送方向下流で
    上記ピックローラに対向され、かつ、ピックローラに当
    接され、上記分離ローラにより分離された用紙を印画部
    へ搬送するフィードローラを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の自動給紙装置。
  8. 【請求項8】 摩擦部材を、上記用紙カセットの用紙搬
    送方向下流側の略用紙両端部位置で用紙と対面する側に
    備えたことを特徴とする請求項1または請求項7記載の
    自動給紙装置。
  9. 【請求項9】 上記摩擦部材を、上記用紙カセット内に
    設けた用紙幅規制板の用紙と対面する側に設けたことを
    特徴とする請求項1または請求項7記載の自動給紙装
    置。
  10. 【請求項10】 上記ピックローラを同一の回転軸に、
    所定間隔を有して同一半径のローラに複数に分割し、こ
    の分割されたピックローラの少なくとも1つに上記分離
    ローラを接離可能に構成し、この分離ローラにより分離
    された用紙を印画部へ搬送するフィードローラは上記分
    離ローラの用紙搬送方向下流側で、分離ローラと接離可
    能なピックローラ以外のピックローラの少なくとも1つ
    に接離可能な構成にしたことを特徴とする請求項7記載
    の自動給紙装置。
  11. 【請求項11】 上記分離ローラの用紙搬送方向上流側
    に上記分離ローラの用紙搬送方向側前面を覆う用紙ガイ
    ドとを備えたことを特徴とする請求項1記載の自動給紙
    装置。
  12. 【請求項12】 上記用紙ガイドを上記分離ローラの、
    上記ピックローラに対する接離動作に連動させて移動す
    るように構成したことを特徴とする請求項11記載の自
    動給紙装置。
  13. 【請求項13】 上記用紙ガイドの表面を凹凸形状に加
    工したことを特徴とする請求項11又請求項12記載の
    自動給紙装置。
  14. 【請求項14】 上記用紙ガイドの表面に摩擦部材を設
    けたことを特徴とする請求項11又は請求項12記載の
    自動給紙装置。
  15. 【請求項15】 上記分離ローラは羽根車が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の自動給紙装置。
  16. 【請求項16】 上記分離ローラはその表面が凹凸形状
    に加工されていることを特徴とする請求項1記載の自動
    給紙装置。
  17. 【請求項17】 上記分離ローラはその表面に摩擦部材
    が設けられたことを特徴とする請求項1記載の自動給紙
    装置。
  18. 【請求項18】 上記ピックローラに対し、用紙カセッ
    ト内の用紙を取り出す反対側に印画後の排紙経路を設
    け、この排紙経路を上記ピックローラとにより、挟む位
    置に設けられた排紙ローラと、この排紙ローラを上記ピ
    ックローラに接離せしめる手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載の自動給紙装置。
  19. 【請求項19】 上記制御手段は上記用紙カセットへ積
    載する用紙の種類により上記リフタ駆動手段の駆動量を
    変更可能とする駆動量可変手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の自動給紙装置。
  20. 【請求項20】 上記分離ローラにより分離された用紙
    を印画部へ搬送するフィードローラと、上記ピックロー
    ラが用紙カセット内の用紙を上記フィードローラへ搬送
    するに必要なピックローラの回転量を予め設定する回転
    量設定手段とを備え、上記制御手段は上記ピックローラ
    が給紙開始後、ピックローラの回転量が上記設定回転量
    に達した時に上記分離ローラ駆動手段を駆動させて分離
    ローラをピックローラから退避させ、かつリフタ駆動手
    段を駆動させてリフタを下げるように制御する構成とし
    たことを特徴とする請求項1記載の自動給紙装置。
  21. 【請求項21】 上記分離ローラにより分離された用紙
    を印画部へ搬送するフィードローラと、上記フィードロ
    ーラの用紙搬送方向下流側に用紙を検知する用紙知手段
    と、この用紙検知手段へ用紙を搬送するのに必要なピッ
    クローラの回転量を予め設定する回転量設定手段とを備
    え、上記制御手段は上記ピックローラが給紙開始後、ピ
    ックローラの回転量が設定量に達する間に、上記用紙検
    知手段が用紙を検知しない場合、ピックローラの回転を
    停止させ、上記リフタの上げ量を増加させた後、ピック
    ローラを再回転するように制御する構成としたことを特
    徴とする請求項1記載の自動給紙装置。
  22. 【請求項22】 上記分離ローラにより分離された用紙
    を印画部へ搬送するフィードローラと、上記フィードロ
    ーラの用紙搬送方向下流側に用紙を検知する用紙知手段
    と、この用紙検知手段へ用紙を搬送するのに必要なピッ
    クローラの回転量を予め設定する回転量設定手段とを備
    え、上記制御手段は上記ピックローラが給紙開始後、ピ
    ックローラの回転量が設定量に達する間に、上記用紙検
    知手段が用紙を検知しない場合、ピックローラの回転を
    停止させ、ピックローラを上記予め設定した回転量分用
    紙搬送方向とは逆方向へ回転させた後、再度給紙を開始
    するように制御することを特徴とする請求項1記載の自
    動給紙装置。
  23. 【請求項23】 上記分離ローラの用紙搬送方向下流側
    に用紙の重送を検知する用紙重送検知手段を備え、上記
    制御手段はこの用紙重送検知手段により用紙の重送が検
    知された場合、ピックローラと分離ローラの回転を停止
    させ、リフタを下げてピックローラへ圧接された用紙を
    元の位置に戻し、ピックローラを用紙搬送方向とは逆方
    向に一定量回転させた後、再度給紙を開始するように制
    御することを特徴とする請求項1記載の自動給紙装置。
  24. 【請求項24】 上記制御手段は上記分離ローラ駆動手
    段により分離ローラをピックローラに当接した後、ピッ
    クローラを用紙搬送方向に回転させ分離ローラがピック
    ローラの回転に対して充分に従動回転した後、上記リフ
    タ駆動手段により用紙カセット内の用紙を上記ピックロ
    ーラに当接させるように制御することを特徴とする請求
    項1記載の自動給紙装置。
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