JP5895664B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給紙ローラと、記録シートが載置されるシート載置板とを備える給紙装置に関する。
従来、画像形成装置内に設けられる給紙装置として、給紙ローラと、記録シートが載置されるシート載置板と、付勢手段と、カムとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。シート載置板は、一端部が給紙ローラの下に配置され、他端部が装置本体に回動可能に支持されている。これにより、シート載置板は、一端部が給紙ローラに最も近づく近接位置と、最も離れる離間位置との間を移動可能となっている。付勢手段は、シート載置板の下に配置され、シート載置板の一端部を離間位置から近接位置へ向けて付勢している。カムは、回転することでシート載置板に接触または離間するように構成されている。そして、カムは、シート載置板に接触しているときは、付勢手段の付勢力に抗してシート載置板を離間位置に位置させるように構成されている。
特開平10−120197号公報
しかしながら、上述した技術では、シート載置板にカムが直接接触する構成であるため、シート載置板は、カムから直接負荷を受ける。そのため、シート載置板の剛性を高くする必要があるが、シート載置板は、記録シートを載置するものなので、小さくすることができず、剛性の高い材料で形成するとコストが高くなるという問題があった。
そこで、本発明は、シート載置板自体に高い剛性を必要としない給紙装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の給紙装置は、給紙ローラと、記録シートが載置され、給紙ローラに対向して配置される一端部が給紙ローラに最も近づく近接位置と給紙ローラから最も離れる離間位置との間を移動可能なように、他端部が装置本体に回動可能に支持されており、前記一端部が離間位置から近接位置へ向けて移動することで、載置された記録シートを給紙ローラへ向けて持ち上げるシート載置板と、を備えている。
そして、給紙装置は、さらに、シート載置板の記録シート載置面とは反対側に配置され、シート載置板を近接位置へ位置させる第1位置とシート載置板を離間位置に位置させる第2位置との間を移動可能なように装置本体に支持された押上部材と、押上部材を第2位置から第1位置へ向けて付勢する付勢手段と、押上部材に当接して、記録シート1枚を給紙するタイミング毎に、押上部材を第2位置から第1位置へ移動させたあと、第2位置へ移動させるカムと、を備えている。
押上部材は、カムに当接する当接部を有している。
そして、カムは、当接部と対向したときに、押上部材を付勢手段の付勢力に抗して第2位置に位置させる第1面と、当接部と対向したときに、押上部材が付勢手段の付勢力によって第2位置から第1位置へ向けて移動するのを許容する第2面とを有している。
このように構成された給紙装置によれば、シート載置板を上下動させるためのカムが、シート載置板ではなく、押上部材に当接するので、シート載置板自体に高い剛性を必要としない。
そして、前記した給紙装置において、カムは、回転するように設けられており、周面に第1面と第2面とをそれぞれ1つずつ有し、カムの回転中心から第1面までの距離は、回転中心から第2面までの距離よりも長く設定されていてもよい。
この場合、記録シート1枚を給紙するタイミング毎に、カムが1回転することが望ましい。
このように構成された給紙装置によれば、カムが1回転する間に、記録シートが複数枚給紙される構成に比べて、簡易な構成にすることができる。
また、前記した回転するカムの周面には、凹部が設けられていてもよい。
この場合、凹部に当接部が係合することで、押上部材が第2位置に保持されることが望ましい。
このように構成することで、凹部と当接部が係合しているときに、押上部材を確実に第2位置に保持させることができる。
そして、前記した給紙装置において、当接部とカムは、シート載置板よりも記録シート幅方向外側に配置されていることが望ましい。
このように構成された給紙装置によれば、シート載置板と重なる位置に当接部やカムを設ける場合に比べて、装置本体を小型化することができる。
また、前記した当接部とカムがシート載置板よりも記録シート幅方向外側に配置されている給紙装置において、付勢手段は、シート載置板が離間位置に位置するときのシート載置面に沿って長いことが望ましい。
このように構成された給紙装置によれば、付勢手段がシート載置板と搬送ローラが対向する方向に沿って長い場合に比べて、装置本体を小型化することができる。
そして、前記した給紙装置において、押上部材は板金で形成され、当接部は樹脂からなることが望ましい。
これによれば、当接部とカムの滑りがよい構成とすることができる。
また、前記した給紙装置において、押上部材は、一端部に第2位置から第1位置に移動したときにシート載置板を押し上げる押上部を有し、他端部に装置本体に回動可能に支持される回動軸を有していてもよい。
この場合、回転軸は、樹脂からなり、円形断面を有することが望ましい。
これによれば、回転軸を安価に構成することができる。
そして、前記した給紙装置は、駆動源と、駆動源からカムに駆動力を伝達するための複数のギヤと、複数のギヤを支持するギヤ支持部材と、を備えていてもよい。
この場合、付勢手段は、ギヤ支持部材に保持されていることが望ましい。
ギヤ支持部材は、一般的に、剛性が高い素材で形成されているため、このように構成された画像形成装置によれば、付勢手段が安定して保持される。
本発明によれば、シート載置板を上下動させるためのカムが、シート載置板ではなく、押上部材に当接するので、シート載置板自体に高い剛性を必要としない。
本発明の一実施形態に係る給紙装置を備えたレーザプリンタの概略構成を示す図である。 一対のサイドフレームと、架橋部材とを示す斜視図である。 筐体と用紙載置板を示す斜視図である。 筐体と用紙載置板を下方から見た斜視図である。 筐体とフィーダ部の概略構成を示す簡略図である。 架橋部材と押上部材を示す図であって、押上部材が第2位置に位置する状態を示す斜視図(a)と、押上部材が第1位置に位置する状態を示す斜視図(b)と、回動軸と支持部を示す図(b)のV−V断面図(c)である。 第1ギヤの斜視図(a)と、第1ギヤの図(a)で示す面とは反対側の面を示す斜視図(b)と、第2ギヤの斜視図(c)と、第2ギヤの図(c)で示す面とは反対側の面を示す斜視図(d)と、第1ギヤおよび第2ギヤの斜視図(e)と、第1ギヤおよび第2ギヤの図(e)で示す面とは反対側の面を示す斜視図(f)である。 待機時のフィーダ部を示す図(a),(b)と、図(a)とは反対側から見たフィーダ部を示す図(c)である。 ソレノイド作動時のフィーダ部を示す図(a),(b)と、図(a)とは反対側から見たフィーダ部を示す図(c)である。 用紙載置板が上昇し始めたときのフィーダ部を示す図(a),(b)と、図(a)とは反対側から見たフィーダ部を示す図(c)である。 給紙ローラが回転し始めたときのフィーダ部を示す図(a),(b)と、図(a)とは反対側から見たフィーダ部を示す図(c)である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、本発明の一実施形態に係る給紙装置の一例としてのフィーダ部を備えたレーザプリンタの全体構成を説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明する。
以下の説明において、方向は、レーザプリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側」、紙面に向かって右側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、装置本体2と、記録シートの一例としての用紙Pを給紙するためのフィーダ部3と、用紙Pに画像を形成するための画像形成部4とを備えている。
装置本体2は、筐体100と、トップカバー22と、フロントカバー23とを備えている。筐体100は、その上部に後述するプロセスカートリッジ6の着脱のための開口21Aを有するとともに、その前部に用紙Pを差し込むための差込口21Bを有している。
具体的に、トップカバー22は、トップカバー22の回動軸22Aが装置本体2の上側後方に設けられており、この回動軸22Aを中心として上方に回動するようになっている。また、トップカバー22は、装置本体2の後方端部から前方端部までを覆うカバーであり、上方に回動することによって、装置本体2の上側が開放されるようになっている。
フロントカバー23は、フロントカバー23の回動軸23Aが装置本体2の前側下方に設けられており、この回動軸23Aを中心として前方に回動するようになっている。また、フロントカバー23は、装置本体2の下方端部から上方端部までを覆うカバーであり、前方に回動することによって、装置本体2の前側が開放されるようになっている。なお、図1において、2点鎖線で示すフロントカバー23が、装置本体2の前側を閉じた状態であり、実線で示すフロントカバー23が、装置本体2の前側を開放した状態である。
つまり、筐体100の上部の開口21Aが、トップカバー22によって開閉されるとともに、前部の差込口21Bが、フロントカバー23によって開閉されるようになっている。筐体100の構成については、後で詳述する。
フィーダ部3は、装置本体2の下方に位置し、用紙Pを載置するための給紙トレイ31と、給紙トレイ31上の用紙Pを画像形成部4に向けて給紙する給紙機構32とを備えている。
給紙トレイ31は、装置本体2の下部に配置されるシート載置板の一例としての用紙載置板220と、前述したフロントカバー23とによって構成されている。具体的には、フロントカバー23は、下端部を中心にして前後に揺動可能となっており、前側に倒した状態において、給紙トレイ31の一部を構成している。また、用紙載置板220は、用紙Pを1枚給紙するタイミング毎に、用紙Pを後述する給紙ローラ210へ向けて持ち上げるようになっている。
給紙機構32は、給紙ローラ210と、分離ローラ32Aと、分離パッド32Bとを主に備えている。給紙ローラ210は、分離ローラ32Aよりも用紙Pの搬送方向上流側で、用紙載置板220の後端の上に配置されている。分離ローラ32Aは、分離パッド32Bと対向して配置されている。
給紙ローラ210および分離ローラ32Aは、給紙ローラユニット32Cとして1つの部品になっている。給紙ローラユニット32Cは、給紙ローラ210および分離ローラ32Aの他に、アイドルギヤ32Dを備えている。アイドルギヤ32Dは、図示しない給紙ローラ210と一体に回転するギヤと、図示しない分離ローラ32Aと一体に回転するギヤとに噛合している。これにより、給紙ローラ210と分離ローラ32Aが互いに連動して回転可能となっている。
このフィーダ部3では、フロントカバー23を前側に倒して給紙トレイ31を形成した後で、この給紙トレイ31上に用紙Pを載せる。そして、給紙トレイ31上に載置された用紙Pに給紙ローラ210が接触して回転することで、給紙トレイ31上に載置された用紙Pが分離ローラ32Aへ送り出され、送り出された用紙Pが、分離ローラ32Aと分離パッド32Bとの間で1枚ずつに分離されて画像形成部4に供給される。フィーダ部3の構成については、後で詳述する。
画像形成部4は、スキャナユニット5と、プロセスカートリッジ6と、定着装置7とを備えている。
スキャナユニット5は、装置本体2内の前側に設けられ、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。このスキャナユニット5では、レーザビームを、後述する感光ドラム61の表面上に高速走査にて照射する。
プロセスカートリッジ6は、装置本体2の後側中央部付近に位置しており、給紙機構32の上部に設けられている。プロセスカートリッジ6は、開口21Aを通して筐体100に対して上側前方に向かって着脱可能であり、感光ドラム61と、感光ドラム61上のトナー像を用紙Pに転写させる転写ローラ62と、図示しない公知の帯電器、現像ローラ、層厚規制ブレード、トナー収容室などを備えている。
このプロセスカートリッジ6では、回転する感光ドラム61の表面が、帯電器により一様に帯電された後、スキャナユニット5からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、感光ドラム61の表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、トナー収容室内のトナーが現像ローラによって感光ドラム61の静電潜像に供給され、感光ドラム61の表面上にトナー像が形成される。その後、感光ドラム61と転写ローラ62の間で用紙Pが搬送されることで、感光ドラム61の表面に担持されているトナー像が用紙P上に転写される。
定着装置7は、装置本体2の上側後方に位置し、プロセスカートリッジ6の上方に配置されており、主に、加熱ローラ71と、加圧ローラ72とを備えている。
加熱ローラ71は、用紙Pを加熱する部材であり、その内側には、ハロゲンランプ等の図示しない熱源が設けられている。
加圧ローラ72は、加熱ローラ71との間で用紙Pを挟持して搬送する部材であり、加熱ローラ71の後斜め上側に設けられている。
そして、このように構成される定着装置7では、用紙P上に転写されたトナーを、用紙Pが加熱ローラ71と加圧ローラ72との間を通過する間に熱定着している。なお、定着装置7で熱定着された用紙Pは、定着装置7の下流側に配設される排出ローラ8に搬送され、この排出ローラ8から排出トレイ9上に排出される。
排出トレイ9は、装置本体2の後側から前側に向かって斜め上方に向かって延び、トップカバー22の一部として設けられている。また、トップカバー22の後方側、かつ、排出トレイ9の後端部には、延長トレイ10が設けられている。延長トレイ10は、排出トレイ9の前側端部付近において回動中心を有し、図1において2点鎖線で示すような排出トレイ9と対向する位置と、実線で示すような2点鎖線で示す位置から略180度前方へ回動した位置との間を移動可能に設けられている。延長トレイ10は、画像形成していないとき、2点鎖線の位置に配置させて、排出トレイ9を覆うカバーとしての役割を担っている。また、延長トレイ10は、画像形成時に実線で示す位置に配置されることによって、排出される用紙Pの先端部を保持する役割を担っている。
<筐体の詳細構成>
次に、装置本体2を構成する筐体100の詳細構成について説明する。
図2に示すように、筐体100は、一対のサイドフレーム110と、架橋部材120とを備えている。
一対のサイドフレーム110は、画像形成部4を挟んで対向するように、左右方向で対向して配置されている。各サイドフレーム110の下面には、下方へ向けて突出する脚部111が、左右一対のサイドフレーム110それぞれにおいて、前後2箇所に形成されている(図4参照)。
図2,3に戻り、架橋部材120は、板金から形成された平板状の部材である。架橋部材120は、一対のサイドフレーム110の底部同士を繋ぐように、一対のサイドフレーム110に固定されている。より詳細に、架橋部材120は、一対のサイドフレーム110の後端部の一部同士を繋いでいる。具体的に、架橋部材120は、前後方向の長さが一対のサイドフレーム110の前後方向の長さよりも小さくなっており、装置本体2の底面の後側部分を構成している(図4参照)。また、架橋部材120の後側端部は、サイドフレーム110の後側端部よりも前側に位置しており、架橋部材120の前側端部は、サイドフレーム110の前後方向における中央部付近に位置している。
架橋部材120は、図6(a),(b)に示すように、架橋部材120の左側において、上下方向に貫通した孔120A,120B,120Cが設けられている。孔120Aおよび孔120Bは、架橋部材120の後端部に並んで配置され、孔120Cは、架橋部材120の前端部に配置されている。
また、架橋部材120は、架橋部材120の右側において、上下方向に貫通した孔120D,120E,120Fが設けられている。孔120Dは、架橋部材120の後端部に配置され、孔120Fは、架橋部材120の前端部に配置されている。また、孔120Eは、孔120Dと120Fの間において、孔120F寄りに並んで配置されている。
孔120Aおよび孔120Cは、図示しないネジが挿通される孔であり、2つのネジがそれぞれ孔120Aまたは孔120Cを通って、左のサイドフレーム110に設けられた図示しないネジ穴に螺合することで、架橋部材120の左端部が、左のサイドフレーム110に固定されている。また、孔120Dおよび孔120Fも、図示しないネジが挿通される孔であり、2つのネジがそれぞれ孔120Dまたは孔120Fを通って、右のサイドフレーム110に設けられた図示しないネジ穴に螺合することで、架橋部材120の右端部が、右のサイドフレーム110に固定されている。
孔120Bおよび孔120Eは、位置決め用の孔であり、孔120Bには、左のサイドフレーム110に設けられた図示しないボスが嵌り、孔120Eには、右のサイドフレーム110に設けられた図示しないボスが嵌っている。また、孔120Bは、挿通されるボスと略同じ大きさで形成された丸孔である。そして、孔120Eは、孔120Bの中心へ向かう方向に延びる長孔であり、挿通されるボスと係合することで、架橋部材120が孔120Bに嵌められたボスを中心に回転するのを防止するようになっている。
架橋部材120は、後述する押上部材240の回動軸241を支持するための支持部121が、左右方向の略中央部と右端部に設けられている(図6(a)参照)。支持部121は、架橋部材120の一部を切り起こすことで形成されている。
そして、筐体100は、図3に示すように、架橋部材120の上に、保持フレーム130と、リアシュート140と、スキャナユニット保持部材150とをさらに備えている。
保持フレーム130は、給紙ローラ210を回転可能に支持する部材である(図3では、給紙ローラ210は省略している)。保持フレーム130は、架橋部材120の上部に位置し、一対のサイドフレーム110を繋ぐように、一対のサイドフレーム110に固定されている。
リアシュート140は、一対のサイドフレーム110の後端部を繋ぐように一対のサイドフレーム110に固定されている部材である。リアシュート140は、一対のサイドフレーム110の後端の下部から上部にわたって設けられている。リアシュート140は、内側の面に、給紙ローラ210によってフィーダ部3から給紙された用紙Pを画像形成部4へ向けて案内するガイド面140Aを有している。
スキャナユニット保持部材150は、スキャナユニット5を保持する部材である。スキャナユニット保持部材150は、板金から形成され、上面にスキャナユニット5を固定できるようになっている。スキャナユニット保持部材150は、一対のサイドフレーム110の前端部側を繋ぐように配置されている。具体的に、スキャナユニット保持部材150は、用紙載置板220の前部の上で、一対のサイドフレーム110に固定されている。具体的に、スキャナユニット保持部材150の前側端部は、サイドフレーム110の前端部よりも少し後側に位置しており、スキャナユニット保持部材150の後端部は、サイドフレーム110の前後方向における中央部付近に位置している。
スキャナユニット保持部材150には、図3に示すように、上下方向に貫通した孔150A,150B,150C,150D,150E,150F,150G,150Hが設けられている。孔150Aおよび孔150Eは、位置決め用の孔であり、それぞれにスキャナユニット5に設けられた図示しないボスが嵌っている。孔150Aは、スキャナユニット保持部材150の中央よりやや左側、かつ、後端部付近に配置されている。また、孔150Eは、スキャナユニット保持部材150の中央よりやや右側、かつ、後端部付近に配置されている。また、孔150Aは、挿通されるボスと略同じ大きさで形成された丸孔である。孔150Eは、孔150Aの中心へ向かう方向に延びる長孔であり、挿通されるボスと係合することで、スキャナユニット5が孔150Aに嵌められたボスを中心に回転するのを防止するようになっている。
また、スキャナユニット保持部材150の中央部前側には、孔150B,150C,150Dが配置されている。孔150B,150C,150Dには、スキャナユニット5に設けられている図示しないボスが嵌っている。より詳細に、この孔150B,150C,150Dは、スキャナユニット5のボスに対してやや大きめの孔となっており、スキャナユニット5のボスが遊嵌されている。
孔150F,150G,150Hは、図示しないネジが挿通される孔である。孔150Hは、位置決め用の孔である150Aの前付近に配置され、孔150Fは、位置決め用の孔である孔150Eの前付近に配置されている。また、孔150Gは、スキャナユニット保持部材150の中央部よりやや右側、かつ、前端部に配置されている。そして、3つのネジが、それぞれ孔150F、孔150Gまたは孔150Hを通ってスキャナユニット5に設けられた図示しないネジ穴に螺合することで、スキャナユニット5がスキャナユニット保持部材150に固定されている。
<フィーダ部の詳細構成>
次に、本発明の特徴部分であるフィーダ部3の詳細構成について説明する。
フィーダ部3は、図5に示すように、給紙ローラ210と、用紙載置板220と、一対のガイド部材230(図1および図3参照)と、押上部材240と、引張バネS1と、駆動機構300(図8(a)参照)とを備えている。
給紙ローラ210は、装置本体2の後端部側において、保持フレーム130に回転可能に支持されている。この給紙ローラ210は、後述する第3ギヤ340(図8(a)参照)から駆動力を伝達されることで回転するようになっている。
用紙載置板220は、用紙Pが載置される板状の部材であり、シート載置面である上面221に載置された用紙Pを給紙ローラ210へ向けて持ち上げるように構成されている。具体的に、用紙載置板220は、一端部の一例としての後端部222が架橋部材120の上に配置され、他端部の一例としての前端部223付近に位置する回動軸223Aが一対のサイドフレーム110(装置本体2)に回動可能に支持されている。これにより、用紙載置板220は、後端部222が給紙ローラ210に最も近づく近接位置(実線で示す位置)と、後端部が給紙ローラ210から最も離れる離間位置(2点鎖線で示す位置)との間を移動可能になっている。
用紙載置板220の前端部223は、サイドフレーム110の前端部付近に位置し、用紙載置板220の後端部222は、サイドフレーム110の後端部付近(より具体的には、給紙ローラ210と対向する位置)に配置されている。
この用紙載置板220は、後端部222が最も上がった状態、つまり、近接位置にあるときに、前端部223の縁224が、架橋部材120の板状の面に沿って見て、架橋部材120と重なるように設けられている。より具体的には、用紙載置板220の前端部223の縁224と、架橋部材120とが、水平方向において重なるように設けられている。
一対のガイド部材230は、図1および図3に示すように、用紙載置板220の左右端部に設けられている。一対のガイド部材230は、ガイド板231と、ラックギヤ部232(図4参照)とを有している。
ガイド板231は、用紙載置板220の左右両端から上方へ延び、前後方向に長い板状に形成されている。このガイド板231が用紙載置板220の上面221に載置された用紙Pの幅方向両端部にあたることで、当該用紙Pの幅方向の位置を規制することができるようになっている。
ラックギヤ部232は、図4に示すように、ガイド板231の下部から用紙載置板220に形成されている符号を省略して示す孔を通って、用紙載置板220の下面225(上面221とは反対側)へ回り込み、左右方向の内側へ向かって延びている。各ラックギヤ部232は、互いに向かい合う部分にギヤ歯が形成されており、用紙載置板220の2つのラックギヤ部232の間に設けられているピニオンギヤ233に噛合している。
これにより、用紙Pのサイズに合わせて一方のガイド部材230を幅方向へ移動させると、それに連動してもう一方のガイド部材230も幅方向へ移動するようになっている。
そして、このラックギヤ部232およびピニオンギヤ233は、装置本体2の底面において、上下方向において重ならない位置(換言すると、架橋部材120と水平方向において重なる位置)配置されている。
押上部材240は、図5に示すように、用紙載置板220の後端部222の下側(上面221とは反対側)に設けられている。押上部材240は、用紙載置板220を押し上げて近接位置へ位置させる第1位置(実線で示す位置)と、用紙載置板220を離間位置に位置させる第2位置(2点鎖線で示す位置)との間を移動可能に構成されている。
具体的に、押上部材240は、図6(a)および(b)に示すように、架橋部材120に回動可能に支持されている。押上部材240は、主に板金から形成されており、架橋部材120の左端部から架橋部材120の略中央部まで設けられている。
この押上部材240は、前端部(他端部)の左右2箇所に、回動軸241が設けられている。回動軸241は、図6(c)に示すように、円形断面を有している。この回動軸241は、架橋部材120の支持部121に回動可能に支持されている。これにより、押上部材240は、図6(a)および(b)に示すように、後端部が上下動するように回動可能になっている。
なお、回動軸241は、樹脂で形成されている。これにより、回動軸241を安価に構成することができるようになっている。
また、押上部材240の左端部には、後述する駆動機構300の第2カム322と当接する作用部243が左側の回動軸241と一体に設けられている。作用部243は、押上部材240の左端部の縁に沿って前後方向に延びて設けられており、用紙載置板220よりも用紙Pの幅方向、つまり、左右方向外側に配置されている。
作用部243の後端部には、上方へ向けて突出する側面視略三角形状の当接部244が設けられている。この作用部243は、樹脂から形成されている。そして、作用部243の前端には、上に向かって延びるアーム部245が設けられ、アーム部245の先端にはフック部245Aが設けられている。なお、この作用部243の樹脂は、後述する第2カム322の押圧に耐えることができる強度を有している。
押上部材240の右端部には、後端に、押上部242が左右に離れて2つ設けられている。押上部242は、第2位置に位置した状態で、押上部材240の本体部240Aから後斜め上方へ向けて延びて形成されている。押上部242は、押上部材240が第2位置から第1位置へ移動するときに、用紙載置板220の下面225に当接する部分である(図10(c)参照)。
引張バネS1は、図8(c)に示すように、一端部が押上部材240のフック部245Aに係止され、他端部が後述するギヤ支持部材160に支持されている。そして引張バネS1は、用紙載置板220が離間位置にあるときの用紙載置板220の上面221に沿って前後方向に長くなるように設けられている。これにより、引張バネS1を用紙載置板220と給紙ローラ210が対向する上下方向に沿って長くなるように設ける場合に比べて、装置本体2を上下方向に小型化することができる。
引張バネS1は、フック部245Aを前方に向けて引っ張っている。つまり、引張バネS1は、押上部材240を、第2位置(図6(a)に示す状態)から第1位置(図6(b)に示す状態)に向けて付勢している。
駆動機構300は、押上部材240の第1位置と第2位置との間の移動と、給紙ローラ210の回転を制御するための機構である。具体的に、駆動機構300は、用紙Pを1枚給紙するタイミング毎に、押上部材240を第2位置から第1位置へ移動させ、給紙ローラ210を回転させたあと、押上部材240を第2位置へ戻すように構成されている。
駆動機構300は、図7(a)に示す第1ギヤ310および図7(c)に示す第2ギヤ320と、図8(a)に示す駆動ギヤ330、第3ギヤ340およびラッチ機構350とから構成されている。
なお、第1ギヤ310、第2ギヤ320、駆動ギヤ330および第3ギヤ340は、図1に示す装置本体2内に設けられている駆動源Mから後述する第2カム322に駆動力を伝達する複数のギヤの一例であり、用紙載置板220よりも左右方向外側、具体的には、図8(c)に示すように、装置本体2内に設けられているギヤ支持部材160に回転可能に支持されている。ギヤ支持部材160は、各ギヤ310,320,330,340と前述した引張バネS1を安定して保持するために、剛性の高い部材で形成されている。
第1ギヤ310は、図7(a),(b)に示すように、駆動用ギヤ部311と、伝達用ギヤ部312と、第1カム313と、第1バネ支持部314と、第1ストッパ部316を有している。
駆動用ギヤ部311は、円形状の歯車であり、その周面には、欠歯部311Aを除いてギヤ歯が設けられている。この駆動用ギヤ部311は、後述する駆動ギヤ330と噛合することで回転するようになっており、給紙動作を行っていない待機時(図8(a)〜(c)に示す状態)では、欠歯部311Aが駆動ギヤ330と対向する位置に配置されている。
伝達用ギヤ部312は、略半円状の歯車であり、その円周面の約3分の2の範囲に、ギヤ歯が設けられている。この伝達用ギヤ部312は、第3ギヤ340と噛合して回転することで、第3ギヤ340を回転させるようになっており、待機時では、ギヤ歯が第3ギヤ340に対向せず、押上部材240が第1位置に位置した後に、第3ギヤ340に対向するように配置されている。なお、伝達用ギヤ部312のギヤ歯は、後述する第3ギヤ340を、給紙ローラ210が用紙Pを1枚ピックアップするのに必要な分だけ回転させるように設けられている。
第1カム313は、略円筒状に形成されており、その周面に、径方向に突出する係合爪313Aを有している。係合爪313Aは、待機時において、ラッチアーム351の先端と係合して、第1ギヤ310の回転を止めるためのものである。
そして、駆動用ギヤ部311、伝達用ギヤ部312および第1カム313は、同軸上で回転するように、一体に形成されている。具体的には、第1ギヤ310に形成されている貫通孔315の中心が回転中心となるように、第1カム313、駆動用ギヤ部311、伝達用ギヤ部312の順に軸方向に並んで設けられている。
第1バネ支持部314は、第1ギヤ310の第1カム313とは反対側に設けられている。第1バネ支持部314は、貫通孔315から径方向に延びる第1支持面314Aと、第1支持面314Aから突出する第1支持突起314Bとを有している。
第1ストッパ部316は、貫通孔315から径方向に延びる壁であり、周方向にずれた位置に2つ設けられている。
第2ギヤ320は、ギヤ部321と、カムの一例としての第2カム322と、第2バネ支持部323と、第2ストッパ部325とを有している。
ギヤ部321は、略半円状に形成されており、その周面に、ギヤ歯を有している。具体的に、ギヤ部321の周面には、第1ギヤ310の駆動用ギヤ部311の欠歯部311Aと周方向の長さが同じ欠歯部321Aと、その欠歯部321Aを挟むように設けられるギヤ歯とを有している。このギヤ部321のギヤ歯は、第1ギヤ310の駆動用ギヤ部311のギヤ歯と位相が同じになるように形成されている。このギヤ部321は、待機時では、欠歯部321Aが第1ギヤ310の欠歯部311Aと重なるように配置されている。
第2カム322は、ギヤ部321の回転軸と同軸上で回転するカムであり、軸方向において、押上部材240の当接部244と当接可能な位置に配置されている。第2カム322は、周面が、第1面322Aと、第2面322Bと、凹部322Cとから構成されている。
具体的に、第1面322Aは、押上部材240の当接部244と対向したときに、押上部材240を引張バネS1の付勢力に抗して第2位置に位置させることができるような、第2カム322の回転中心から離れた位置に設けられている。
第2面322Bは、第1面322Aよりも回転中心からの距離が短い面であり、押上部材240の当接部244と対向したときに、押上部材240が引張バネS1の付勢力によって第2位置から第1位置へ向けて移動するのを許容するようになっている。
凹部322Cは、第1面322A上に設けられた凹みである。なお、凹部322Cは、押上部材240の当接部244と対向したときに、当接部244が凹部322C(カム面)を押す力が、第2カム322の回転中心に向かうように形成されている。
このように構成された第2カム322は、待機時では、凹部322Cが押上部材240の当接部244に対向するように配置されている。
そして、ギヤ部321と第2カム322は、第2ギヤ320に設けられている軸部324を回転軸として一緒に回転するように、一体に形成されている。
第2バネ支持部323は、ギヤ部321の径方向に延びる端面に設けられている。第2バネ支持部323は、径方向に延びる第2支持面323Aと、第2支持面323Aから突出する第2支持突起323Bとを有している。
第2ストッパ部325は、軸部324から径方向に延びる壁から周方向に向けて突出する突起である。第2ストッパ部325は、第2ギヤ320を第1ギヤ310に組み付けたときに、第1ギヤ310の第1ストッパ部316を挟むように、径方向にずれた位置に2つ設けられている。
以上のように構成された第1ギヤ310と第2ギヤ320は、第2ギヤ320の軸部324を第1ギヤ310の貫通孔315に差し込んで組み付けることで、一つの組部品となっており、軸部324がギヤ支持部材160に回転可能に支持されている。なお、第1ギヤ310と第2ギヤ320は、一方が他方に対して回転可能になっている。そして、第1ギヤ310の第1ストッパ部316と第2ギヤ320の第2ストッパ部325とが係合することで、第1ギヤ310と第2ギヤ320の一方の他方に対する回転が規制されている。また、第1ストッパ部316と第2ストッパ部325が係合しているとき、第1ギヤ310の駆動用ギヤ部311のギヤ歯と第2ギヤ320のギヤ部321のギヤ歯の位相は同じになっている。
また、第1ギヤ310に第2ギヤ320が組み付けられた状態では、第2支持突起323Bの先端と、第1支持突起314Bの先端が向かい合っており、圧縮バネS2が、第1バネ支持部314と第2バネ支持部323との間に配置されている。
図8(a)に示すように、駆動ギヤ330は、装置本体2内に設けられている駆動源M(図1参照)から駆動力が入力されて回転するギヤである。この駆動ギヤ330は、第1ギヤ310の駆動用ギヤ部311および第2ギヤ320と噛合でき、かつ、第1ギヤ310の伝達用ギヤ部312とは噛合しない位置に設けられている。
第3ギヤ340は、給紙ローラ210に回転駆動力を伝達するギヤである。この第3ギヤ340は、第1ギヤ310の伝達用ギヤ部312と噛合でき、かつ、第1ギヤ310の駆動用ギヤ部311および第2ギヤ320とは噛合しない位置に設けられている。
ラッチ機構350は、揺動可能なラッチアーム351と、ラッチアーム351の基端部を押し引きするソレノイド352とを備えて構成されている。ラッチアーム351は、先端が第1ギヤ310の第1カム313の周面に当接可能な位置に配置されている。
次に、以上のように構成されるフィーダ部3の動作について説明する。
図8(a)〜(c)に示す待機時においては、第2カム322の第1面322Aのうち凹部322Cが押上部材240の当接部244と対向している。これにより、第2カム322は、押上部材240を引張バネS1の付勢力に抗して第2位置に位置させている。
また、この待機時においては、第2ギヤ320は、第2カム322の凹部322Cが押上部材240の当接部244と係合することで、回転が止められている。一方、第1ギヤ310は、ラッチアーム351が係合爪313Aと係合することによって、圧縮バネS2が縮められた状態になるような位置で回転が止められている。
用紙Pを給紙するタイミングになると、待機時の状態からソレノイド352が作動し、図9(a)に示すように、第1ギヤ310の係合爪313Aからラッチアーム351が外れる。これにより、図9(a)〜(c)に示すように、圧縮バネS2の付勢力により、第1ギヤ310が図9(a)における反時計回りに押されて、回転している駆動ギヤ330に第1ギヤ310の駆動用ギヤ部311のギヤ歯が噛み合う。これにより、第1ギヤ310が駆動ギヤ330に駆動されて回転し始める。
そして、図10(a)〜(c)に示すように、第1ギヤ310の駆動用ギヤ部311が回転することで、第1ギヤ310の回転方向下流側の第1ストッパ部316が、対向する第2ギヤ320の第2ストッパ部325に当たって第2ギヤ320を押す。これにより、第2ギヤ320が回転し始める。そして、第2ギヤ320が回転することで、第2カム322の押上部材240の当接部244と対向する面が第1面322Aから第2面322Bに変位する。そのため、押上部材240は、引張バネS1の付勢力によって、第2位置から第1位置へ向けて、第2カム322の第2面322Bに沿って上昇し始める。そして、押上部材240が第2位置から第1位置へ移動することで、押上部材240の押上部242が用紙載置板220を下から押し上げる。これにより、用紙載置板220の後端部222が離間位置から近接位置に向けて移動し始める。
そして、さらに第1ギヤ310および第2ギヤ320が回転すると、図11(a)〜(c)に示すように、用紙載置板220は、近接位置に位置している。そして、第1ギヤ310の伝達用ギヤ部312のギヤ歯が、第3ギヤ340に噛み合う。これにより、第3ギヤ340が回転し始めるので、これにともなって、給紙ローラ210も回転する。そのため、用紙載置板220に載置された用紙Pは、給紙ローラ210によって給紙される。
そして、用紙Pを1枚給紙すると、第1ギヤ310の伝達用ギヤ部312のギヤ歯と第3ギヤ340の噛み合いが解除され、給紙ローラ210は停止する。
さらに第1ギヤ310および第2ギヤ320が回転すると、第2カム322の押上部材240の当接部244と対向する面が、第2面322Bから第1面322Aに変位し、押上部材240を第1位置から第2位置へ押し下げる。これにより、用紙載置板220も近接位置から離間位置へ移動する。
次に、図8(a)に示すように、第1ギヤ310の係合爪313Aにラッチアーム351の先端が係合し、第1ギヤ310の回転が停止する。そして、第2ギヤ320は、第2カム322の凹部322Cが押上部材240の当接部244と係合して停止する。つまり、第2カム322は、用紙Pを1枚給紙するタイミング毎に、1回転し、押上部材240を第2位置から第1位置へ移動させたあと、第2位置へ移動させる。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
用紙載置板220を上下動させるための第2カム322が、用紙載置板220ではなく、押上部材240に当接するので、用紙載置板220自体に高い剛性を必要としない。
ここで、用紙載置板220は、用紙Pを載置するためのものなので、用紙Pを保持することができる大きな面積が必要である。このように大きな面積を必要とする用紙載置板220に高い剛性を持たせようとすると、板金や、強度の高い樹脂等を使用する必要があり、コストが高くなる。しかしながら、用紙載置板220を押し上げる押上部材240は、用紙載置板220のように大きな面積を必要としない。したがって、この押上部材240に第2カム322が当接するように構成すれば、用紙載置板220を剛性の高い材料で形成する場合に比べて、コストを低減できる。
そして、用紙Pを1枚給紙するタイミング毎に第2カム322が1回転する構成とすることで、簡易な構成で用紙Pを給紙することができる。
また、第2カム322の周面には凹部322Cが設けられており、凹部322Cに押上部材240の当接部244が係合することで、押上部材240が第2位置に保持されるので、待機時に、押上部材240を確実に第2位置に位置させることができる。
そして、押上部材240の当接部244と第2カム322は、用紙載置板220よりも左右方向外側に配置されているので、用紙載置板220と重なる位置に配置する場合に比べて、装置本体2を小型化することができる。
また、押上部材240の当接部244は、樹脂からなるので、当接部244が第2カム322の周面に沿って滑りやすくなる。なお、この当接部244の樹脂は、第2カム322の押圧に耐えることができる強度を有しているので、第2カム322の押圧によって樹脂が変形することはない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、押上部材240が板金と樹脂とで構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、押上部材全体を強度の高い樹脂で形成してもよい。このような場合であっても、押上部材240は用紙載置板220よりも面積を小さく形成できるので、用紙載置板220よりも安価に形成することができる。
前記実施形態では、カムの一例である第2カム322は、周面に、第1面322Aと第2面322Bをそれぞれ1つずつ有していたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、回転するカムは、周面に第1面と第2面をそれぞれ2つ以上有し、当該カムが1回転する間に用紙Pを2枚以上給紙できるように構成してもよい。
そして、前記実施形態では、カムとして、回転する第2カム322を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、カムは、直動カムであってもよい。
また、前記実施形態では、付勢手段として、引張バネS1を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、板バネやトーションバネであってもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Pを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、OHPシートであってもよい。
1 レーザプリンタ
2 装置本体
3 フィーダ部
100 筐体
160 ギヤ支持部材
210 給紙ローラ
220 用紙載置板
221 上面
240 押上部材
241 回動軸
242 押上部
243 作用部
244 当接部
300 駆動機構
310 第1ギヤ
313A 係合爪
320 第2ギヤ
322 第2カム
322A 第1面
322B 第2面
322C 凹部
330 駆動ギヤ
340 第3ギヤ
M 駆動源
P 用紙
S1 引張バネ

Claims (7)

  1. 給紙ローラと、
    記録シートが載置され、前記給紙ローラに対向して配置される一端部が前記給紙ローラに最も近づく近接位置と前記給紙ローラから最も離れる離間位置との間を移動可能なように、他端部が装置本体に回動可能に支持されており、前記一端部が前記離間位置から前記近接位置へ向けて移動することで、載置された記録シートを前記給紙ローラへ向けて持ち上げるシート載置板と、を備えた給紙装置であって、
    前記シート載置板の記録シート載置面とは反対側に配置され、前記シート載置板を前記近接位置へ位置させる第1位置と前記シート載置板を前記離間位置に位置させる第2位置との間を移動可能なように前記装置本体に支持された押上部材と、
    前記押上部材を前記第2位置から前記第1位置へ向けて付勢する付勢手段と、
    前記押上部材に当接して、記録シート1枚を給紙するタイミング毎に、前記押上部材を前記第2位置から前記第1位置へ移動させたあと、前記第2位置へ移動させるカムと、を備え、
    前記押上部材は、前記カムに当接する当接部を有し、
    前記カムは、
    前記当接部と対向したときに、前記押上部材を前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2位置に位置させる第1面と、前記当接部と対向したときに、前記押上部材が前記付勢手段の付勢力によって前記第2位置から前記第1位置へ向けて移動するのを許容する第2面とを有し
    前記カムの周面には、凹部が設けられており、
    前記凹部に前記当接部が係合することで、前記押上部材が前記第2位置に保持されることを特徴とする給紙装置。
  2. 給紙ローラと、
    記録シートが載置され、前記給紙ローラに対向して配置される一端部が前記給紙ローラに最も近づく近接位置と前記給紙ローラから最も離れる離間位置との間を移動可能なように、他端部が装置本体に回動可能に支持されており、前記一端部が前記離間位置から前記近接位置へ向けて移動することで、載置された記録シートを前記給紙ローラへ向けて持ち上げるシート載置板と、を備えた給紙装置であって、
    前記シート載置板の記録シート載置面とは反対側に配置され、前記シート載置板を前記近接位置へ位置させる第1位置と前記シート載置板を前記離間位置に位置させる第2位置との間を移動可能なように前記装置本体に支持された押上部材と、
    前記押上部材を前記第2位置から前記第1位置へ向けて付勢する付勢手段と、
    前記押上部材に当接して、記録シート1枚を給紙するタイミング毎に、前記押上部材を前記第2位置から前記第1位置へ移動させたあと、前記第2位置へ移動させるカムと、を備え、
    前記押上部材は、前記カムに当接する当接部を有し、
    前記カムは、
    前記当接部と対向したときに、前記押上部材を前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2位置に位置させる第1面と、前記当接部と対向したときに、前記押上部材が前記付勢手段の付勢力によって前記第2位置から前記第1位置へ向けて移動するのを許容する第2面とを有し
    前記押上部材は、一端部に前記第2位置から前記第1位置に移動したときに前記シート載置板を押し上げる押上部を有し、他端部に前記装置本体に回動可能に支持される回動軸を有し、
    前記回動軸は、樹脂からなり、円形断面を有することを特徴とする給紙装置。
  3. 前記カムは、回転するように設けられており、周面に前記第1面と前記第2面とをそれぞれ1つずつ有し、
    前記カムの回転中心から前記第1面までの距離は、前記回転中心から前記第2面までの距離よりも長く設定され、
    記録シート1枚を給紙するタイミング毎に、前記カムが1回転することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記当接部と前記カムは、前記シート載置板よりも記録シート幅方向外側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  5. 前記付勢手段は、前記シート載置板が離間位置に位置するときの前記シート載置面に沿って長いことを特徴とする請求項4記載の給紙装置。
  6. 前記押上部材は板金で形成され、前記当接部は樹脂からなることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の給紙装置。
  7. 駆動源と、
    前記駆動源から前記カムに駆動力を伝達するための複数のギヤと、
    前記複数のギヤを支持するギヤ支持部材と、を備え、
    前記付勢手段は、前記ギヤ支持部材に保持されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の給紙装置。
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