JP4407444B2 - 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置において、複数枚の被記録媒体をセット可能であるとともに1枚ずつ下流側へ給送する被記録媒体給送装置およびこれを備えた記録装置に関する。また、本発明は、液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体と前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置の一例としてのプリンタには、被記録媒体としての用紙を複数枚傾斜姿勢でセット可能な給送装置(ASF)が設けられている。給送装置は、給送ローラと、用紙を支持するとともに支持した用紙を前記給送ローラに圧接させる状態と離間させる状態とを変化可能なホッパと、傾斜姿勢にセットされる用紙の先端を支持する先端支持面及び給送ローラと対向して用紙先端を下流側へ案内するガイド面を有するガイド部材と、給送ローラと接することにより給送されるべき最上位の用紙と次位以降の用紙とを分離する分離手段とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−95362号公報
ところで近年においては用紙セット作業の便宜上、極力多数枚の用紙を一度にセット可能なことが望まれていることから、この様な要求に対応する為には、ホッパが給送ローラから離間した状態において、ホッパと給送ローラとの間隔を大きくする必要が生じる。しかしこの様にホッパと給送ローラとの間隔を大きくすると、用紙のセット枚数が少ない状態では用紙先端が撓み易く、用紙先端が先端支持面を滑って給送ローラとガイド面との間に入り込み(以下これを「雪崩現象」と言う)、用紙の重送を招き易い状態となる。
また、この様にホッパと給送ローラとの間隔が大きくなると、用紙の最大セット枚数時と最小セット枚数時において、記録実行中における用紙の姿勢が均一とならず、搬送負荷も変化することから、均一な記録品質を得る為には、搬送負荷を軽減する工夫が望まれる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その課題は、用紙の雪崩現象による重送を防止し、更には、用紙搬送中の搬送負荷を低減することのできる給送装置を得ることにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、回転駆動される給送ローラ軸に設けられ、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を下流側に給送する給送ローラと、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる状態と、前記給送ローラから離間させる状態とを揺動することによって変化可能に設けられるホッパと、を備えた被記録媒体給送装置であって、被記録媒体と接触する位置に、被記録媒体と接して従動回転する従動ローラを有するとともに、被記録媒体の給送経路を側視して、前記給送経路に対して進退動作可能な部材を前記給送ローラ近傍に備えることにより、前記ホッパが前記給送ローラから離間した状態における前記給送ローラと前記ホッパとの間隔を縮小する手段を有していることを特徴とする。
上記第1の態様によれば、被記録媒体を給送する給送装置において、ホッパが給送ローラから離間した状態における、給送ローラとホッパとの間隔を、被記録媒体給送経路に対して進退動作する部材により縮小する手段(以下「縮小手段」と言う)を有しているので、これによって傾斜姿勢にセットされた被記録媒体の雪崩現象、ひいては重送発生を抑止することが可能になる。そして、前記進退動作可能な部材は、被記録媒体と接触する位置に、被記録媒体と接して従動回転する従動ローラを備えているので、これによって記録実行中における搬送負荷を低減でき、従って被記録媒体の最大セット枚数時及び最小セット枚数時とで記録品質を均一にすることができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記進退動作可能な部材が、被記録媒体の給送時には前記給送経路から退避し、被記録媒体の非給送時には前記給送経路に進出して前記隙間を縮小する様構成されていることを特徴とする。
上記第2の態様によれば、前記進退動作可能な部材が、被記録媒体の給送時には前記給送経路から退避し、被記録媒体の非給送時には前記給送経路に進出して前記隙間を縮小する様構成されているので、被記録媒体の給送時には給送ローラに当接するホッパの邪魔にならず、適切な給送動作を実現することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記進退動作可能な部材が、底面が前記ガイド面と対向する様に設けられる箱状体と、被記録媒体の給送経路を側視して前記箱状体の底部上流側角部に設けられる第1の従動ローラ及び底部下流側角部に設けられる第2の従動ローラとを備えて構成されていることを特徴とする。
上記第3の態様によれば、前記縮小手段が、底面が前記ガイド面と対向する様に設けられるとともに、被記録媒体の給送経路に対して進退動作可能に設けられたた箱状体によって構成されていることから、構造簡単にして且つ低コストに前記縮小手段を構成できる。そして、被記録媒体の給送経路を側視して前記箱状体の底部上流側角部に設けられる第1の従動ローラ及び底部下流側角部に設けられる第2の従動ローラとを備えているので、被記録媒体が接触し易い前記箱状体の角部における摩擦抵抗を軽減でき、搬送負荷を低減できる。
本発明の第4の態様は、上記第3の態様において、前記第1の従動ローラ及び前記第2の従動ローラが、前記給送ローラと前記平坦部と前記円弧部との交差位置近傍に配置されていることを特徴とする。
上記第4の態様によれば、前記第1の従動ローラ及び前記第2の従動ローラが、前記給送ローラと前記平坦部と前記円弧部との交差位置近傍に配置されているので、被記録媒体が接触し易い前記給送ローラの角部(前記平坦部と前記円弧部との公差位置)における摩擦抵抗を軽減でき、搬送負荷をより効果的に低減できる。
本発明の第5の態様は、上記第3のまたは第4の態様において、前記箱状体が、前記第2の従動ローラの回転軸を中心に揺動可能に設けられ、且つ、前記給送ローラ軸に設けられたカムと係合するカムフォロアを備えたことにより、前記給送ローラ軸の回転動作に従って揺動動作して前記給送経路に対する進退動作を行う様構成されていることを特徴とする。
上記第5の態様によれば、前記箱状体が、上記構成によって給送ローラの回転動作に従って揺動動作して前記給送経路に対する進退動作を行うので、給送ローラの回転動作即ち被記録媒体の給送タイミングに連動して適切に進退動作させることができる。
本発明の第6の態様は、回転駆動される給送ローラ軸に設けられ、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を下流側に給送する給送ローラと、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる状態と、前記給送ローラから離間させる状態とを揺動することによって変化可能に設けられるホッパと、前記ホッパによって傾斜姿勢に支持される被記録媒体の先端を支持する先端支持部と、を備えた被記録媒体給送装置であって、被記録媒体の給送経路を側視して、被記録媒体をセットする際に被記録媒体先端を前記先端支持部へ案内する第1案内部と、被記録媒体給送時に被記録媒体先端を前記先端支持部の下流側へ案内する第2案内部と、が交差して角部を形成する様に構成されるとともに、被記録媒体の給送経路に対して変位動作可能に設けられる案内部材の前記角部を、従動ローラの外周面によって覆う様に成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、上記案内部材の第1案内部により、被記録媒体セット時に被記録媒体を円滑にセットすることができ、上記第2案内部により、被記録媒体を確実に下流側へと送ることができる。そして、第1案内部と第2案内部とが交差する角部を、従動ローラの外周面によって覆う様に成されているので、被記録媒体給送時に、被記録媒体の記録面を傷めることなく、且つ、被記録媒体を円滑に下流側へ送ることができる。
本発明の第7の態様は、回転駆動される給送ローラ軸に設けられ、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を下流側に給送する給送ローラと、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる状態と、前記給送ローラから離間させる状態とを揺動することによって変化可能に設けられるホッパと、前記ホッパによって傾斜姿勢に支持される被記録媒体の先端を支持する先端支持部と、前記給送ローラとの間で被記録媒体をニップすることにより給送されるべき最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する分離手段と、を備えた被記録媒体給送装置であって、被記録媒体の給送経路を側視して、被記録媒体をセットする際に被記録媒体先端を前記先端支持部へ案内する第1案内部と、被記録媒体給送時に被記録媒体先端を前記分離手段へ案内する第2案内部と、前記第2案内部の上流側に設けられ、被記録媒体と接して従動回転する従動ローラと、を有するとともに、被記録媒体の給送経路に対して変位動作可能な案内部材を備えていることを特徴とする。
上記態様によれば、上記案内部材の第1案内部により、被記録媒体セット時に被記録媒体を円滑にセットすることができ、上記第2案内部により、被記録媒体を確実に下流側へと送ることができる。そして、上記第2案内部の上流側に、被記録媒体と接して従動回転する従動ローラを備えているので、被記録媒体給送時に、被記録媒体の記録面を傷めることなく、且つ、被記録媒体を円滑に下流側へ送ることができる。
本発明の第8の態様は、被記録媒体に記録を行う記録部を備えた記録装置であって、上記第1から第7の態様のいずれかに記載された前記被記録媒体給送装置を備えていることを特徴とする。
上記第8の態様によれば、記録装置は上記第1から第7の態様のいずれかに記載された前記被記録媒体給送装置を備えているので、上述した第1から第7の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第9の態様は、回転駆動される給送ローラ軸に設けられ、被噴射媒体と接して回転することにより被噴射媒体を下流側に給送する給送ローラと、被噴射媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被噴射媒体を前記給送ローラに圧接させる状態と、前記給送ローラから離間させる状態とを揺動することによって変化可能に設けられるホッパと、前記給送ローラの下流側に設けられ、被噴射媒体を下流側に搬送する搬送手段と、前記搬送手段の下流側に設けられ、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、を有する液体噴射装置であって、被噴射媒体と接触する位置に、被噴射媒体と接して従動回転する従動ローラを有するとともに、被噴射媒体の給送経路を側視して、前記給送経路に対して進退動作可能な部材を前記給送ローラ近傍に備えることにより、前記ホッパが前記給送ローラから離間した状態における前記給送ローラと前記ホッパとの間隔を縮小する手段を有していることを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態について、 1.インクジェットプリンタ1の概要 2.給送装置50の詳細 の順に、図面を参照しながら説明する。
<1.インクジェットプリンタ1の概要>
以下、本発明の一実施形態に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概略構成について図1及び図2を参照しながら説明する。ここで、図1はプリンタ1の外観斜視図であり、図2はプリンタ1の側断面概略図である。尚、以下では、図2の左方向(プリンタ前方側)を用紙搬送(給送)経路の「下流側」と言い、右方向(プリンタ後方側)を「上流側」と言うこととする。
図1においてプリンタ1は後部に「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての記録用紙(以下「用紙P」と言う)を傾斜姿勢で複数枚セット可能な「被記録媒体給送装置」としての給送装置50を備え、装置前方には、図示する様に装置手前側に開くことにより用紙Pをスタックする開状態と、当該開状態から略垂直な立設状態となる様にして閉じた収納状態(図示せず)とを開閉(回動)動作によって変化可能に構成されたスタッカ13を、装置底部を形成する下ケース17(図2)に備えている。スタッカ13はスタッカ本体14とサブスタッカ15とを備えて構成され、スタッカ本体14の回動軸14a(図2)を中心に回動可能となっている。そして、プリンタ手前側に回動して開いた状態で、スタッカ本体14からサブスタッカ15を引き出すことにより、用紙Pをスタックするスタック面が形成される。
プリンタ1の装置上部外観はハウジング11によって覆われ、ハウジング11の中央上部には、インクカートリッジ交換等の作業を行う為の開閉自在なカバー12(図2)が設けられていて、これら給送装置50、スタッカ13、ハウジング11、カバー12によってプリンタ1の外観が構成されている。
次に、図2を参照しながら用紙Pの搬送経路(給送経路)について詳説する。図2において、給送装置50は、ホッパ51と、給送ローラ53と、リタードローラ61と、ガイドローラ57および58とを備えて構成され、用紙Pをインクジェット記録ヘッド29へと搬送する「搬送手段」を構成する搬送駆動ローラ23および搬送従動ローラ24へ向けて、セットされた用紙Pを最上位のものから1枚ずつ給送する。
より詳しくは、ホッパ51は板状体から成り、上部の揺動軸51a(図5参照)を中心に揺動可能に構成され、後述するカム手段及び付勢手段によって揺動することにより、傾斜姿勢に支持した用紙Pを給送ローラ53に圧接させる状態と、給送ローラ53から離間させる状態とを変化可能となっている。給送ローラ53は側面視略D形の形状を成し、給送ローラ軸54と樹脂材料によって一体的に形成されていて、外周にはゴム材が巻回されている。給送ローラ53はその円弧部分によって圧接した用紙Pを下流側へ給送する一方、用紙Pが給送され、搬送駆動ローラ23および搬送従動ローラ24によって搬送中は、搬送負荷を生じさせない様に図示する様にその平坦部が用紙Pと対向する様に制御される。
給送されるべき最上位の用紙Pと次位以降の用紙Pとを分離する「分離手段」としてのリタードローラ61は、給送ローラ53の円弧部分と圧接可能に設けられるとともに、所定の回転抵抗力が付与された状態に設けられている。ここで、用紙Pの重送が発生せずに、1枚だけ用紙Pが給送されている場合には、リタードローラ61はこれに応じて従動回転(図2の時計回り方向)し、用紙Pが給送ローラ53とリタードローラ61との間に複数枚存在する場合には、用紙間の摩擦係数が低いことにより、その回転が停止する様になっている。従ってこれにより、給送されるべき最上位の用紙Pにつられて重送されようとする次位以降の用紙Pが、給送ローラ53から下流側へ進まずに、重送が防止される。
ガイドローラ57および58は箱状体63(図3)において自由回転可能に軸支され、下流側の搬送駆動ローラ23および搬送従動ローラ24によって用紙Pを搬送中に、用紙Pが箱状体63及び給送ローラ53と接触して搬送負荷を生じさせない役割を担っている(詳細は後述)。
尚、給送装置50はその他にも種々の構成要素を備えているが、これについては後に詳述する。
次に、給送装置50によって給送される用紙Pはガイド22に案内されて、図示しないモータによって回動駆動される搬送駆動ローラ23と、該搬送駆動ローラ23に圧接して従動回転する搬送従動ローラ24とに到達する。搬送従動ローラ24はホルダ21に軸支され、ホルダ21は、プリンタ1の基体を構成するメインフレーム(図示せず)にばね(図示せず)を介して取り付けられている。搬送駆動ローラ23に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ23の回転によって所定のピッチで下流側へ搬送される。
搬送駆動ローラ23の下流側にはインクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)29と、これに対向してプラテン26とが配設されている。記録ヘッド29はキャリッジ30の底部に設けられ、当該キャリッジ30は主走査方向に延びるキャリッジガイド軸37にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。また、キャリッジ30は、複数色の各色毎に独立したインクカートリッジ(図示せず)を搭載し、記録ヘッド29へとインクを供給する。
用紙Pと記録ヘッド29との距離を規定するプラテン26には、記録ヘッド29と対向する面にリブ27、27、27が形成されているとともに、凹部28、28が形成されている。凹部28は、用紙Pの端部から外れた領域に吐出されるインクを打ち捨てる為のものであり、これにより、用紙Pの端部に余白無く印刷を行う所謂フチ無し印刷が実行可能となっている。尚、凹部28には、打ち捨てられたインクを吸収するインク吸収材(図示せず)が配設され、当該インク吸収材から、プラテン26の下部に設けられた廃液トレイ(図示せず)へとインクが案内される。
続いて、記録ヘッド29の下流側には、補助ローラ34と、排出駆動ローラ31及び排出従動ローラ32が設けられている。排出駆動ローラ31は図示しないモータによって回転駆動され、排出従動ローラ32は排出駆動ローラ31に接して従動回転し、これらローラによって記録の行われた用紙Pがスタッカ13へ向けて排出される。排出従動ローラ32は主走査方向に長い金属板材によって形成されたフレーム35に複数設けられ、被記録媒体の一例としての光ディスクをセットしたトレイT(後述)を搬送する際には、図示する様にフレーム35が上方に変位して排出従動ローラ32が排出駆動ローラ31から離間する様に構成されている。尚、補助ローラ34は用紙Pに上方から接して従動回転し、用紙Pの浮き上がりを防止して用紙Pと記録ヘッド29との距離を一定に保つ機能を果たす。
以上が用紙搬送経路の概略であるが、プリンタ1は、被記録媒体としての用紙Pの他に、コンパクトディスクに代表される光ディスクのラベル面に直接インクジェット記録可能に構成されている。この光ディスクDは、プレート形状を成すトレイTにセットされた状態で用紙搬送経路を搬送される。トレイTはプリンタ1とは別体に構成され、プリンタ1前方側からトレイガイド18に支持されながら差し込まれる。
トレイガイド18は、排出駆動ローラ31及び排出従動ローラ32の下流側において開閉自在(回動自在)に設けられ、図1及び図2に示す様に装置手前に向けて開くことによりトレイTを支持する開状態と、当該開状態から略垂直な立設状態となる様に閉じた収納状態と(図示せず)、を回動することによって変化可能に設けられている。そして、このトレイガイド18の開閉動作と連動して、上述したフレーム35が上下に変位する様構成さされていて、トレイガイド18が開状態となると図2に示す様にフレーム35が上方に変位して排出従動ローラ32が排出駆動ローラ31から離間し、トレイガイド18が収納状態となるとフレーム35が下方に変位して排出従動ローラ32が排出駆動ローラ31に接する。
このトレイガイド18と、スタッカ13とは、各々同様な回動動作を行うことによって開状態と収納状態とを変化する(開閉する)。即ち、収納状態では各々略垂直な立設状態となり、当該垂直姿勢から装置前方側に倒れる様に回動して開くことで、使用状態となる。そして、各々が収納状態にあるときには、トレイガイド18がスタッカ13の内側に略平行に位置する様になり、各々が開状態にあるときには、トレイガイド18がほぼ水平な姿勢でスタッカ13の上に位置し、スタッカ13が、排出された用紙Pが落下しない様に緩やかに上を向いた姿勢で保持される。
<2.給送装置50の詳細な構成>
以下、給送装置50の詳細な構成について、 2−1.給送ローラ53とホッパ51との間隔を縮小する手段 2−2.ホッパ51の揺動軸 2−3.ホッパ51を揺動させるカム手段 2−4.戻しレバー59 の順に説明する。
〓〓〓2−1.給送ローラ53とホッパ51との間隔を縮小する手段〓〓〓
以下、図3〜図6を参照しながら、給送ローラ53とホッパ51との間隔を縮小する手段(以下「縮小手段」と言う)について詳説する。ここで、図3及び図4は給送装置50の外観斜視図であり、図5及び図6は同側断面図である。
図3及び図4において、給送装置50は、装置の基体となるフレーム65に各構成部品が取り付けられて大略構成されている。傾斜姿勢に設けられるホッパ51は、揺動軸51aを介してフレーム65に揺動可能に取り付けられ、当該揺動軸51aを中心に揺動することにより、その下端が給送ローラ53に圧接し、或いは離間する。ホッパ51には傾斜姿勢にセットされる用紙Pの側端をガイドする固定ガイド61及び可動ガイド62が設けられ、可動ガイド62は、用紙Pの幅に合わせてホッパ51上でスライド可能に設けられている。
フレーム65には、ホッパ51の下端と対向して、傾斜姿勢にセットされる用紙Pの先端を支持する(先端が当接する)先端支持面65aと、給送ローラ53及び補助ローラ55と対向して、給送される用紙Pを下流側へ案内するガイド面65b(リブの頂面によって形成されている)とが形成されている。従って、セットされた用紙Pの先端は、ホッパ51の揺動動作に伴って先端支持面65aと摺接し、やがて先端支持面65aとガイド面65bとの交差部分を越えて、そしてガイド面65bにガイドされながら下流側へと進む。以上によりフレーム65は、給送装置50の基体を構成するとともに、給送時に用紙Pを案内するガイド部材としての機能も果たしている。
ここで、給送装置50は用紙セット作業の便宜上、極力多数枚の用紙を一度にセット可能な様に、ホッパ51が給送ローラ53から離間した状態(図5の状態)において、給送ローラ53とホッパ51との間隔を大きく設定している。しかし、給送ローラ53とホッパ51との間隔を大きく設定すると、用紙セット枚数が少ない状態では、用紙Pの先端が撓み易く、用紙先端が先端支持面65aを滑って給送ローラ53とガイド面65bとの間に入り込み(以下これを「雪崩現象」と言う)、用紙の重送を招き易い状態となる。また、この様に給送ローラ53とホッパ51との間隔が大きくなると、用紙Pの最大セット枚数時と最小セット枚数時において、記録実行中における用紙の姿勢が均一とならず、搬送負荷も変化することから、均一な記録品質を得る為には、搬送負荷を軽減する工夫が望まれる。
そこで本実施形態に係る給送装置50では、ホッパ51が給送ローラ53から離間した状態における、給送ローラ53とホッパ51との間隔を縮小する手段(以下「縮小手段」と言う)を設けている。この縮小手段は、本実施形態においては、主走査方向に長い箱状体63によって構成されている。
箱状体63は、底面が給送経路と対向する様に設けられ、図示しないフレームに軸支される揺動軸63aを中心にして、図5の時計回り方向及び反時計回り方向に揺動可能となっていて、揺動することにより、給送経路を側視して箱状体63の上流側部分(ガイドローラ57が軸支されている部分)が給送経路に対して進退動作する様になっている。また、箱状体63において給送ローラ53及び補助ローラ55が位置する部分には穴(図示せず)が形成されていて、図6に示す様に、給送ローラ53及び補助ローラ55が箱状体63の底面から給送経路側に突出することができる様になっている。尚、本実施形態では、ガイドローラ58の回転中心と箱状体63の揺動中心とが一致する様に構成されている。
一方、給送ローラ軸54には、略D形の円盤形状を成すカム69、69が給送ローラ軸54と一体成形によって設けられていて、箱状体63には、カム69、69と係合可能なカムフォロア63b、63bが形成されている。そして、図3から図4への変化及び図5から図6への変化に示す様に、給送ローラ軸54の回転に従って、カム69、69の平坦部がカムフォロア63b、63bと対向すると箱状体63の上流側部分が下方に変位し(図3及び5の状態)、カム69、69の円弧部がカムフォロア63b、63aと係合すると箱状態63の上流側部分が上方に変位する(図4及び図6の状態)。
以上により、箱状体63の上流側部分が下方に変位すると、ホッパ51が給送ローラ53から離間した状態において、給送ローラ53とホッパ51との間隔が縮小される。従ってこれにより、多数枚の用紙Pをセット可能とする為に給送ローラ53とホッパ51との間隔を大きく設定しても、用紙セット枚数が少ない際に用紙の雪崩現象、ひいては重送発生を防止することが可能となる。
そして、箱状体63は用紙Pと接触する位置、具体的には底部上流側角部及び底部下流側角部に、それぞれ「第1の従動ローラ」としてのガイドローラ57と、「第2の従動ローラ」としてのガイドローラ58とを配設しているので、用紙Pが接触し易い箱状体63の角部における摩擦抵抗を軽減でき、効果的に搬送負荷を低減することができる様になっている。特に、記録中に搬送される用紙Pは、底部下流側角部と常に接触し、底部上流側角部と軽く触れるか触れないかの状態となるので、底部下流側角部では、摩擦抵抗軽減効果を顕著に得ることができる。また、用紙Pが厚手のコート紙等の場合には、剛性が高いことからより強く底部下流側角部と接触するので、摩擦抵抗低減効果の利点が大きい。
加えて、図5に示す様にガイドローラ57及び58は、給送ローラ53の平坦部と円弧部との交差位置近傍に配置されるので、用紙Pが接触し易い給送ローラ53の角部(平坦部と円弧部との公差位置)における摩擦抵抗を軽減でき、搬送負荷をより効果的に低減できる様になっている。
更に加えて、最大用紙セット枚数時と最小用紙セット枚数時とにおいては、用紙搬送中における用紙Pの姿勢が変化するので、用紙搬送中における箱状体63、給送ローラ53、補助ローラ55への接触状態も変化することから、搬送負荷の変動によって均一な記録品質が得られない場合もあるが、ガイドローラ57及び58によって、この様な記録品質のばらつきも低減することができる。
尚、本実施形態では、ガイドローラ57及び58は、図4に示す様に給送ローラ軸54の軸方向において、給送ローラ53を挟んで両側に配置されるとともに、補助ローラ58の片側(1桁側:図4の右側)に配置される。
ところで、上述の通り箱状体63の揺動動作は給送ローラ軸54(給送ローラ53)の回転動作に従って行われる。図19は給送ローラ53の1回転(360°回転)における各位相角と、ホッパ51、戻しレバー59(後述)、箱状体63の動作状態を示すタイミングチャートである。
図示する様に、給送ローラ53の回転が開始(給送動作が開始)するとともにホッパ51の上昇が開始して、最上位の用紙Pがピックアップされると、ホッパ51は再び下降する。このとき、縮小手段即ち箱状体63は、ホッパ51の上昇に従って給送経路から退避する動作を行い、ホッパ51が下降して給送動作が終了する際に、再び給送経路に進出する動作を行う。この様に箱状体63が、給送ローラ53の1回転動作による一連の給送動作に対応して動作することで、ホッパ61の上昇動作を阻害することなく、適切な給送動作を行うことが可能となっている。
尚、ホッパ51が給送ローラ53から離間した状態において、ホッパ51と給送ローラ53との間隔を縮小する手段としては本実施形態に示した箱状体63に限られずどの様なものであっても良い。換言すれば、傾斜姿勢にセットされた用紙Pのセット枚数が少ないときに、用紙先端の湾曲を防止可能な手段であれば、どの様なものであっても良い。
ところで、本実施形態における箱状体63は、以下の様な作用効果をも奏する。即ち、図5及び図6から明かな様に、箱状体63は、用紙Pの給送経路を側視して、用紙Pをセットする際に用紙P先端を「先端支持部」としての先端支持面65aへ案内する第1案内部63cと、用紙給送時に用紙P先端を先端支持面65aの下流側、つまり「分離手段」としてのリタードローラ61へ案内する第2案内部63dとが交差して角部63eを形成するとともに、用紙Pの給送経路に対して変位動作可能に設けられている。そして、第2案内部63dの上流側には、ガイドローラ57が、その外周面によって角部63eを覆う様に設けられている。
従って、箱状体63は「案内部材」としての機能を果たし、即ち第1案内部63cにより、用紙Pセット時に用紙Pを円滑にセットすることができ、第2案内部63dにより、用紙Pを確実に下流側へと送ることができる。そして、第1案内部63cと第2案内部63dとが交差する角部63eを、ガイドローラ57の外周面によって覆う様に成されているので、用紙P給送時に、用紙Pの記録面を傷めることなく、且つ、用紙Pを円滑に下流側へ送ることができる。
〓〓〓2−2.ホッパ51の揺動軸〓〓〓
続いて、主として図7及び図8を参照しながら、適宜他の図をも参照しつつ、ホッパ51の揺動軸について詳説する。ここで、図7(A)は本実施形態に係るホッパ51の揺動動作を示す説明図、図7(B)は従来技術に係るホッパ51’の揺動動作を示す説明図、図8はホッパ51と給送ローラ53との圧接部近傍を拡大した側面図である。
図5及び図6から明かな様に、傾斜姿勢にセットされる用紙Pはホッパ51の揺動動作によって先端支持面65aと摺接しながら、ホッパ51によって給送ローラ53に向けて押し上げられる。
従って先端支持面65aが給送ローラ53へ向かって急な斜面(図8の符号αで示す角度が急角度)となっていると、セットされた多数枚の用紙Pを持ち上げて給送ローラ53に圧接させることが困難となり、他方これに対処する為にホッパばね85の付勢力を強力なものとすると、ホッパ51が給送ローラ53に衝突する衝突音が大きくなったり、ホッパ51を押し下げるカム手段を駆動する為の駆動用モータに多大な負荷が掛かるといった弊害が生じる。従ってこの様な観点から、先端支持面65aは給送ローラ53に緩やかに向かう様な斜面であることが望ましい。
一方、ホッパ51は揺動軸51aを中心にして揺動することにより、支持した用紙Pを給送ローラ53に圧接させる為、先端支持面65aと対向するホッパ51の下端が描く軌跡は円弧となる(図7において符号Q、Q’で示す円弧)。ここで、ホッパ51の下端と先端支持面65aとの間の隙間が大きくなると、ホッパ51の揺動動作に伴って用紙P先端が屈曲し、そしてホッパ51の下端と先端支持面65aとの間に用紙先端が入り込んで給送不能(用紙詰まり)となる虞がある。
また、以下の様な問題もある。図8において、符号a、bで示す間隔は先端支持面65aとガイド面65bとの交差部分65cと、給送ローラ53との間隔を示すものであり(間隔bは交差部分65cのR形状を考慮した間隔)、符号cで示す距離は給送ローラ53とホッパ51との圧接点と、交差部分65cとの距離である。雪崩現象によって重送される用紙Pは間隔a、bが大なるほど重送され易くなるので、間隔a、bは小さい程良い。次に、距離cが大きくなると、給送されるべき最上位の用紙Pの先端が距離cの間でフリーな状態となるので、例えば用紙先端が交差部分65cに突き当たり、ジャムとなる虞がある。従って、距離cも、小さい程良い。
しかし、上述の様にホッパ51の下端と先端支持面65aとの間の隙間が大きくなると、距離cも大きくなり、更に、ホッパ51の下端が描く軌跡(円弧)が先端支持面65aに沿っていないことによっても、距離cが大きくなる。
従って以上の観点により、ホッパ51の下端が描く軌跡(円弧)は、先端支持面65aにほぼ沿うような軌跡であることが望まれる。しかし、上述の様に先端支持面65aは給送ローラ53に緩やかに向かう円弧にする必要があるので、ホッパ51の下端が描く軌跡がこの様に緩やかな円弧を描く様にするには、ホッパ51の長さを長くする(揺動軸51aを更に上方に配設する)必要があるが、この場合、装置が大型化してしまう。
そこで本実施形態においては、ホッパ51の揺動軸51aを、用紙Pを支持する支持面51bに対して給送ローラ53の側に配置している。また、より具体的には、本実施形態では用紙Pの最大セット枚数時における最上位の用紙Pの成す平面近傍に配置している。
以下、より詳しく説明する。従来技術に係るホッパ51’の揺動軸51a’は、図7(B)に示すように支持面51b’近傍に設けられていたので、装置の小型化を図る為にホッパ長さを短くすると、ホッパ51’の下端が描く軌跡Q’が給送ローラ53に向かって急な斜面を形成してしまっていた。
これに対し、本実施形態においては、図7(A)に示す様に揺動軸51aを、用紙Pを支持する支持面51bに対して給送ローラ53の側にシフトさせていることから、ホッパ下端が描く軌跡が給送ローラ53に向かって緩やかになる(円弧Q)。従ってこれにより、先端支持面65aを緩やかに形成しても、ホッパ下端の描く軌跡をこれに沿うようにすることができ、ホッパ下端と先端支持面65aとの隙間を小さくすることができる。従って、用紙先端がホッパ51の揺動動作に際してホッパ下端と先端支持面65aとの間に入り込む様なことがなく、給送動作を適切に実行することができる。加えて、図8の距離cを小さくすることができるので、これによっても、給送動作を適切に実行することができる。
尚、図7(B)の構成において、ホッパ長さを92〜93mmとしたときの距離cが約1.2mmであったのに対し、揺動軸を図7(A)の様に給送ローラ53側にシフトさせることにより、距離cが約0.4mmとなり、大幅に縮小することができた。
ところで本実施形態においては、揺動軸51aが、用紙Pの最大セット枚数時における最上位の用紙Pの成す平面近傍に位置している。即ち、揺動軸51aが必要以上にホッパ支持面51bから離れないので装置が大型化せず、また、ホッパ下端を確実に給送ローラ53に当接させることが可能となっている。
〓〓〓2−3.ホッパ51を揺動させるカム手段〓〓〓
続いて、図9〜図10−4及び適宜その他の図を参照しながら、ホッパ51を揺動させるカム手段について詳説する。ここで、図9はカム手段(ホッパ51及び給送ローラ軸54)の斜視図、図10−1〜図10−4はカム手段の正面図(ホッパ51の側面図)である。
図9に示す様に、ホッパ51は0桁側(図の右側)に固定ガイド61を備え、該固定ガイド61の下部に、カムフォロア52を備えている。一方、給送ローラ軸54は0桁側からホッパ51の幅方向途中まで延び、80桁側(図の左側)には給送ローラ53と大略同形状を成す補助ローラ55が給送ローラ軸54と一体成形によって形成され、0桁側には、給送ローラ53が給送ローラ軸54と一体成形によって形成されている。補助ローラ55は給送される用紙Pの姿勢を幅方向で均一にする為のものであり、即ち給送ローラ53は0桁側に偏倚した位置に設けられる為(他種類の用紙サイズに対応する為)、幅の大きい用紙であると、給送ローラ53の部分では深く湾曲し、その他の部分では浅く湾曲することから、結果として斜行した状態で記録が実行されてしまうからである。
次に、給送ローラ軸54の更に0桁側には、カムフォロア52と係合可能な扇形の形状を成すカム73が給送ローラ軸54と一体成形によって設けられている。従って、給送ローラ軸54が回転すると、ホッパ51を給送ローラ53に向けて付勢する付勢手段としてのホッパばね85(図4)の付勢力に抗して、カム73がカムフォロア52を押し下げ、これによってホッパ51を給送ローラ53から離間させる。また、給送ローラ軸54の回転によりカム73とカムフォロア52との係合状態が解除されると、ホッパばね85の付勢力が作用し、ホッパ51が給送ローラ53に圧接する。
ところで、給送装置50から用紙Pが給送される際には、用紙の斜行(スキュー)が発生する場合がある。従って、プリンタ1においては、用紙Pのスキューを除去するスキュー取りが行われる。このスキュー取りには種々の方法があるが、一例として、用紙Pの先端が搬送駆動ローラ23と搬送従動ローラ24とのニップ点から下流側に一定量進んだ時点で、給送ローラ53の回転を停止させて、給送ローラ53とリタードローラ61とで用紙Pをニップした状態のまま、図10−4に示す様に搬送駆動ローラ23を逆転駆動する。すると、用紙先端は搬送駆動ローラ23の上流側に吐き出されるが、上流側は給送ローラ53とリタードローラ61とで拘束された状態にあるため、用紙先端は撓んで搬送駆動ローラ23と搬送従動ローラ24とのニップ点に突き当たり、これによってスキューが除去される。
しかし、用紙Pが厚手のコート層を有する専用紙等である場合には、用紙の剛性が高い(コシが強い)為、スキュー取りを行う際に搬送駆動ローラ23と給送ローラ53との経路間で撓まずに、搬送駆動ローラ23の逆転動作に従ってそのまま上流側に戻されてしまう場合がある。
ここで、図12において被伝達盤76が給送ローラ軸54と一体成形によって形成されている。被伝達盤76は、図示しない駆動モータによって常時回転駆動される伝達歯車77から、クラッチ装置75によって選択的に動力の伝達を受ける円盤であって、伝達歯車77の一方向の回転(給送ローラ53が用紙Pを下流側へ給送する回転方向)にのみ対応して、動力が伝達される様に構成されている(所謂ワンウェイクラッチ)。従って、上述の様にスキュー取り時に用紙Pがそのまま上流側に戻されてしまうと、上記クラッチ装置75は、給送ローラ53が用紙Pを給送する回転方向とは逆方向の回転を許可してしまうので、給送ローラ53が用紙Pにつられて逆回転してしまい、以降の給送動作を正しく実行することが不可能となる場合がある。
つまり、図19を参照しながら説明した様に、一連の給送動作は給送ローラ53の一回転における各位相に応じてホッパ51や戻しレバー59を連係して動作させることで行う様成されており、給送ローラ53が逆回転してこの位相に狂いが生じることにより、以降は正しい給送動作が実行不可能となる。また、給送ローラ53が完全に1回転せずに給送動作が終了してしまうので、用紙Pを給送ローラ53とリタードローラ61との間で挟圧したまま記録動作が開始されてしまい、著しい搬送負荷が生じるので、当該搬送負荷によって良好な記録結果が得られないといった問題も生じる。
そこで本実施形態では、カム73とカムフォロア52とを備えて構成されたカム手段に、カム73とカムフォロア52との係合状態が変化しない(給送ローラ軸54が回転しない)様に保持する保持手段を設けている。
この保持手段は、本実施形態では図10−1〜図10−4に示す様に、カム73の外周面に設けられた凹部73aに、カムフォロア52の凸形状が嵌合することで、カム73とカムフォロア52との係合状態を保持する様に構成されている。即ち、図10−1に示す待機状態から給送動作が開始すると、図10−2に示す様にカムフォロア52がカム73の外周面から外れてホッパ51が給送ローラ53に近接し、そして図10−3に示す様に再びカム73がカムフォロア52を押し下げて、図10−1の状態に戻って給送動作が終了するが、当該図10−1の状態に戻る過程において、上述したスキュー取りが実行される。
このスキュー取りにおいては、上述の通り給送ローラ53を停止させた状態で搬送駆動ローラ23を逆転駆動するが、図10−4に示す様に凹部73aにカムフォロア52の凸形状が嵌合した状態で給送ローラ53を停止させて、上記スキュー取りを行う。
従ってこれにより、給送ローラ軸54が回転し難い状態(いわばロックした様な状態)を形成することができるので、搬送駆動ローラ23を逆転駆動した際に、用紙Pの剛性が高い場合でも給送ローラ53がこれにつられて逆転せず、確実に用紙Pを湾曲させることができるので、スキュー取りを適切に実行することができる。また、給送ローラ53が1回転しない状態のまま給送動作が終了することがないので、以降、給送ローラ53の位相に応じて正しい給送動作を実行することができるとともに、給送ローラ53とリタードローラ61とで用紙Pを挟圧したまま記録動作を実行するといった不具合も発生しないことから、良好な記録結果を得ることができる。
〓〓〓2−4.戻しレバー59〓〓〓
次に、戻しレバー59について図11〜図18及び適宜その他の図面をも参照しながら詳説する。ここで、図11は戻しレバー59(軸体60)の斜視図、図12は戻しレバー59を駆動する戻しレバー用カム手段の斜視図、図13は同平面図、図14は前記戻しレバー用カム手段の他の実施形態を示す斜視図、図15及び図16は給送装置50の正面図、図17は同部分拡大斜視図、図18は戻しレバー59及び給送ローラ53を正面から視た模式図であり、(A)は従来技術を、(B)は本実施形態を示している。
戻しレバー59は、用紙Pの給送経路を側視したときに回動範囲が給送ローラ53とリタードローラ61とのニップ点とオーバーラップする様に設けられ(図5及び図6参照)、回動することにより、給送されるべき最上位の用紙Pにつられて重送されようとする次位以降の用紙Pを上流側へ戻す(即ちホッパ51上へ戻す)機能を果たすものである。
この戻しレバー59は、図11に示すように用紙幅方向に延びる軸59cと、当該軸59cと同様に用紙幅方向に延びるとともに、軸59cの軸芯からずれた位置に軸芯を有する軸59dと、両端においてそれぞれの軸と直交する腕部59m及び59nとにより、クランク形状に成された軸体60に、用紙幅方向に所定の間隔をおいて複数設けられている(符号59e、59f、59g、59h:以下適宜これらをまとめて「戻しレバー59」と言う)。
軸体60の両軸端部には回動軸(突起)59a、59aが形成され、一方側の軸端部には、レバー形状を成すカムフォロア59bが形成されている。また、戻しレバー59の側面側には、用紙幅方向に突出する様なボス84が形成されている。本実施形態においては、軸体60を構成するこれら全ての構成要素は、樹脂材料によって一体的に形成され、そしてフレーム65(図3)に回動軸59a、59aを介して回動可能に設けられる。
続いて、戻しレバー59を回動させる戻しレバーカム手段について説明する。図9に示すように、給送ローラ軸54においてホッパ51を揺動させるカム73の近傍にはカム71が設けられ、当該カム71と、軸体60に設けられたカムフォロア59bとが図12に示す様に係合する様に構成されている。一方、軸体60は、図示しないコイルばねによって戻しレバー59が下流側に倒れる方向に付勢されていて、カム71及びカムフォロア59bによって構成された戻しレバーカム手段と前記コイルばねとによって揺動駆動され、上流側に起き上がった状態(図5の状態)と下流側に倒れた状態(図6の状態)とを変化する。
以下、戻しレバー59の動作についてより詳しく説明する。図19に示す様に、給紙待機状態では戻しレバー59は上流側に起き上がった状態となっていて(給送経路を塞いだ状態:図10−1)、給送動作が開始するとともに戻しレバー59は下流側に倒れ、給送経路を開放する(図10−2)。そしてホッパ51の下降が開始した後に上流側に起き上がり、重送されようとした次位以降の用紙Pを上流側に戻す(図10−4)。
ここで、例えば多数枚の用紙Pが給送ローラ53とリタードローラ61とのニップ点に滞留した状態で戻しレバー59が上流側に起き上がる方向に回動すると、戻しレバー59が用紙先端をガイド面65b(図5)との間で挟みこんで紙ジャムとなり、戻しレバー59に過大な負荷がかかる場合がある。このとき、カム71とカムフォロア59bとが強く圧接し、ひいてはカムフォロア59bがカム71から外れてしまう危険性がある。そこで、本実施形態では、図13に示す様にカム71の両側に位置するカム73と被伝達盤76とを利用して、カムフォロア59bがカム71から外れないように構成している。
より詳しくは、カム73と被伝達盤76とによって挟まれたカム71には、カム73の側に間隔fが、被伝達盤76の側には間隔eが形成される。そして、本実施形態においては、カム71と係合するカムフォロア59bの厚みdが、間隔f及び間隔eよりも大なる様になっていて、且つ、カムフォロア59bの外周が、常時カム73と被伝達盤76との間に位置する様に構成されている。従ってこれにより、カムフォロア59bがカム71から外れようとしても隣接するカム73及び被伝達盤76によってこれが規制され、カム71とカムフォロア59bとの係合状態が常に維持される様になっている。
尚、他の実施形態として、図14に示す様に構成することもできる。図14(A)は、カム71とカム73との間、及び、カム71と被伝達盤76との間における給送ローラ軸54にR部80を形成したものである。即ち、カムフォロア59bがカム71から外れる要因は、戻しレバー59に負荷がかかり、その結果として軸59c、59dが撓むことによる。従って、負荷が除去されれば、軸59c、59dが元の形状に復帰して、カム71の回転に伴ってカムフォロア59bとカム71との係合状態が復帰する。しかし、カムフォロア59bがカム71とカム73、或いは、カム71と被伝達盤76との間に落ち込んだ際に、給送ローラ軸54に角部が存在すると、カムフォロア59bがこれに引っ掛かって双方が回転不能となる。従ってこの様な観点により、図14(A)に示す実施形態の様にR部80を形成すれば、カムフォロア59bが給送ローラ軸54に引っ掛かることがなく、やがてカム71とカムフォロア59bとの係合状態を復活させることができる。
或いは、図14(B)に示す様にすることもできる。図14(B)に示す実施形態は、カム71とカム73との間、及び、カム71と被伝達盤76との間に、カム71に向かう様な斜面81を形成している。従ってこの様ないわば”誘い形状”により、カムフォロア59bがカム71から外れても、カムフォロア59bが斜面81によってカム71へ誘導され、やがてカム71の回転動作に伴ってカムフォロア59bとカム71との係合状態を復活させることができる。
以上が戻しレバー59を回動させる戻しレバーカム手段の詳細であり、以下、クランク形状を成す軸体60の作用効果について説明する。プリンタ1は上述の通り2つの搬送経路を有している。即ち、給送ローラ53によってホッパ51上から給送される用紙Pが経由する、湾曲した経路部分を有する第1の経路と、給送ローラ53及びガイド部材65の下部を経由する、湾曲した経路部分を有しない直線的な第2の経路と、を有している。
図2において、光ディスクをセットしたトレイTは、搬送駆動ローラ23及び搬送従動ローラ24の上流側(図2の左側)から差し込まれ、搬送駆動ローラ23の回転駆動によって記録開始位置の頭出しが行われ、そして記録ヘッド29へと搬送される。搬送駆動ローラ23から上流側に進むトレイTの先端は、搬送駆動ローラ23の軸芯を揺動中心として揺動可能に且つ搬送経路に突出する様に設けられたガイド22を下方に押し下げ、給送ローラ53の下を通り、ガイド67とガイド部材65との間を進む。
そして、この様な第2の経路を確保するに際しては、戻しレバー59が配置上障害となり易いといった問題が生じる。即ち、戻しレバー59は給送ローラ53の近傍において回動軸59aを中心に回動可能に設ける必要があることから、当該回動軸59aが前記第2の経路と干渉し易く、これを回避する為には、回動軸59aを前記第2の経路の下側に設ける必要が生じる。しかし、この場合には装置の大型化を招くというデメリットが生じてしまう。
そこで本実施形態では、戻しレバー59が前記第1の経路を閉塞した状態から開放する方向に回動すると、当該戻しレバー59が前記第2の経路を塞ぎ、戻しレバー59が用紙Pを上流側に戻す方向に回動すると、当該戻しレバー59が前記第2の経路を開放する様に、クランク形状を成す軸体60に設けらている。
即ち、軸体60はクランク形状を成しているので、回動軸59a、59aを中心に回動する際に、図11から明かな様に戻しレバー59が形成された軸59c、59dによってアーチ形状が形成される。従って、給送経路を側視すると回動軸59a、59aが第2の経路上に位置していても(図5参照)、図15から図16への変化に示す様に、前記アーチ形状によって第2の経路が開放される。
つまり、図15に示す給紙中の一状態(戻しレバー59が下流側に倒れた状態)では第2の経路を塞ぐが、図16に示す給紙待機状態(戻しレバー59が上流側に起き上がった状態)では第2の経路を開放する様になり、トレイTが搬送可能となる。
以上により、装置の大型化を招くことなく、第1の経路及び第2の経路の2つの経路を確保することができる。
また、クランク形状により、戻しレバー59の回動中心からの長さを短くすることができるので、戻しレバー59の剛性を高めることができ、戻しレバー59の破損等を防止することができる。
加えて、以下の様な作用効果も奏することができる。トレイTはトレイガイド18(図2)にガイドされて上流側から差し込まれるが、例えばホッパ51上から用紙Pを給送中に誤って下流側からトレイTが差し込まれた場合には、戻しレバー59及び軸59c、59dが第2の経路を塞いだ状態にあるので、トレイT先端がこれらに当接し、トレイTの誤挿入を防止することも可能となる。
ところで、軸体60は本実施形態では樹脂材料によって形成されているので、撓み易い状態となっている。軸59c、59dの撓みが顕著になると、戻しレバー59の回動範囲から給送ローラ53とリタードローラ61とのニップ点が外れてしまい、重送されようとする用紙Pを適切に上流側に戻すことができない場合が生じることになる。そこで、本実施形態では、軸体60の撓みを規制する撓み規制手段を設けている。
この撓み規制手段は、図17に示す様に、上述した戻しレバー59の側面に設けられたボス84と、戻しレバー59の回動動作に従ってボス84が描く軌跡に沿う様な形状を成す規制部83とによって構成されている。規制部83はガイド部材65においてガイド面65bを形成するリブの側面に形成されていて、軸体60が撓んでいない状態において、ボス84と所定の間隔を形成する様に形成されている。従って、軸体60が一定量撓むと、図17(A)及び(B)から判る様に、ボス84が規制部83に当接して、それ以上の変形が防止され、これによって常に適切に用紙Pの戻し動作を実行することが可能となる。
続いて、図18及び適宜その他の図面を参照しながら、戻しレバー59の形状について詳説する。
上述した様に、重送されようとする次位以降の用紙P先端は、給送ローラ53とリタードローラ61とのニップ点近傍で滞留しているので、戻しレバー53の回動範囲は、重送されようとする次位以降の用紙P先端に確実に引っ掛かる様に、給送ローラ53とリタードローラ61とのニップ点とオーバーラップする様に構成されている。従って、給送される最上位の用紙Pは、前記ニップ点と、戻しレバー58とによって、幅方向に僅かに波打った状態となる(図18に示す様な状態)。
しかし、この様な状態で最上位の用紙Pが搬送されると、当該用紙Pの裏面が、戻しレバー59に擦れながら給送されることになる。従って、例えばハガキへの印刷の様に、一方の面(表面)を印刷した後に裏返して他方の面(裏面)に印刷を行う両面印刷時において、痕跡や引っ掻き傷が形成されて記録品質が低下する虞がある。また、顔料系インクを用いた印刷面の場合は、染料系インクを用いた記録面に比して、給送中に戻しレバー59と擦れることによって記録品質の低下を招き易いといった問題もある。
そこで本実施形態においては、戻しレバー59が用紙Pを上流側に戻す方向に回動した状態において、戻しレバー59における用紙Pとの接触面が、給送ローラ53と用紙Pとの接触部に向かう様に形成されている、換言すれば、戻しレバー59と、給送ローラ53及びリタードローラ61とによって用紙Pの幅方向に形成される波打ち形状に沿う様に形成されている。
即ち、従来技術に係る戻しレバー59h’、59g’、59f’、59e’(以下「戻しレバー59’と言う)を示す図18(A)において、用紙Pには、給送ローラ53、補助ローラ55、戻しレバー59によって用紙幅方向に波打ち形状が形成されるため、戻しレバー59の角部Cによって用紙P裏面に痕跡や引っ掻き傷が形成される虞がある。図18(B)は本実施形態に係る戻しレバー59を示すものであり、図示する様に用紙Pとの接触面(符号S1〜S4で示す)が、給送ローラ53と用紙Pとの接触部、及び、補助ローラ55と用紙Pとの接触部に向かう様に形成されているので、用紙幅方向に波打ち状態が形成される用紙Pの当該波打ち形状に沿う様な形状となる。従ってこれにより用紙Pが戻しレバー59といわば”面接触”する様な状態となり、以て接触による記録面の品質低下を顕著に低減することができる。
尚、本発明は、FAX、プリンタ等に代表される記録装置や、液体噴射装置、即ち液体を噴射するヘッドから被噴射媒体に液体を噴射して前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置に利用可能である。
本発明に係るプリンタの外観斜視図である。 本発明に係るプリンタの側断面概略図である。 本発明に係る給送装置の外観斜視図である。 本発明に係る給送装置の外観斜視図である。 本発明に係る給送装置の側断面図である。 本発明に係る給送装置の側断面図である。 ホッパの動作を示す説明図である。 ホッパと給送ローラとの圧接部近傍を拡大した側面図である。 カム手段の斜視図である。 カム手段の正面図である。 カム手段の正面図である。 カム手段の正面図である。 カム手段の正面図である。 戻しレバーの斜視図である。 戻しレバー用カム手段の斜視図である。 戻しレバー用カム手段の平面図である。 戻しレバー用カム手段の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る給送装置の正面図である。 本発明に係る給送装置の正面図である。 本発明に係る給送装置の部分拡大斜視図である。 戻しレバー及び給送ローラを正面から視た模式図である。 給送装置の動作内容を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 給送装置、11 ハウジング、12 上カバー、13 スタッカ、14 スタッカ本体、15 サブスタッカ、18 トレイガイド、21 ホルダ、22 ガイド、23 搬送駆動ローラ、24 搬送従動ローラ、26 プラテン、27 リブ、28 凹部、29 インクジェット記録ヘッド、30 キャリッジ、31 排出駆動ローラ、32 排出従動ローラ、34 補助ローラ、35 フレーム、37 キャリッジガイド軸、50 給送装置、51 ホッパ、52 カムフォロア、53 給送ローラ、54 給送ローラ軸、55 補助ローラ、57、58 ガイドローラ、59 戻しレバー、59a 回動軸、59b カムフォロア、60 軸体、61 固定ガイド、62 可動ガイド、63 箱状体、65 フレーム、65a 先端支持面、65b ガイド面、67 ガイド、69 カム、71 カム、73 カム、75 クラッチ装置、76 被伝達盤、77 伝達歯車、83 ガイド部、84 ボス部、85 ホッパばね、P 記録用紙、T トレイ

Claims (8)

  1. 回転駆動される給送ローラ軸に設けられ、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を下流側に給送する給送ローラと、
    被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる状態と、前記給送ローラから離間させる状態とを揺動することによって変化可能に設けられるホッパと、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    被記録媒体と接触する位置に、被記録媒体と接して従動回転する従動ローラを有するとともに、被記録媒体の給送経路を側視して、前記給送経路に対して進退動作可能な部材を前記給送ローラ近傍に備えることにより、前記ホッパが前記給送ローラから離間した状態における前記給送ローラと前記ホッパとの間隔を縮小する手段を有している、ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  2. 請求項1において、前記進退動作可能な部材が、被記録媒体の給送時には前記給送経路から退避し、被記録媒体の非給送時には前記給送経路に進出して前記隙間を縮小することを特徴とする被記録媒体給送装置。
  3. 請求項1または2において、前記進退動作可能な部材が、底面が前記給送経路と対向する様に設けられる箱状体と、
    被記録媒体の給送経路を側視して前記箱状体の底部上流側角部に設けられる第1の従動ローラ及び底部下流側角部に設けられる第2の従動ローラと、を備えて構成されていることを特徴とする被記録媒体給送装置。
  4. 請求項3において、前記第1の従動ローラ及び前記第2の従動ローラが、前記給送ローラの前記平坦部と前記円弧部との交差位置近傍に配置されている、ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  5. 請求項3または4において、前記箱状体が、前記第2の従動ローラの回転軸を中心に揺動可能に設けられ、
    且つ、前記給送ローラ軸に設けられたカムと係合するカムフォロアを備えたことにより、前記給送ローラ軸の回転動作に従って揺動動作して前記給送経路に対する進退動作を行うことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  6. 回転駆動される給送ローラ軸に設けられ、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を下流側に給送する給送ローラと、
    被記録媒体を支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる状態と、前記給送ローラから離間させる状態とを揺動することによって変化可能に設けられるホッパと、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    被記録媒体と接触する位置に、被記録媒体と接して従動回転する従動ローラを有するとともに、前記給送経路に対して進退動作可能な部材を前記給送ローラ近傍に備えることにより、前記ホッパが前記給送ローラから離間した状態における前記給送ローラと前記ホッパとの間隔を規定する手段を有している、ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  7. 被記録媒体に記録を行う記録部を備えた記録装置であって、請求項1からのいずれか1項に記載された前記被記録媒体給送装置を備えている、ことを特徴とする記録装置。
  8. 回転駆動される給送ローラ軸に設けられ、被噴射媒体と接して回転することにより被噴射媒体を下流側に給送する、円弧部と平坦部とを備えて側面視略D形の形状を成す給送ローラと、
    被噴射媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被噴射媒体を前記給送ローラに圧接させる状態と、前記給送ローラから離間させる状態とを揺動することによって変化可能に設けられるホッパと、
    前記給送ローラの下流側に設けられ、被噴射媒体を下流側に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の下流側に設けられ、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、を有する液体噴射装置であって、
    被噴射媒体と接触する位置に、被噴射媒体と接して従動回転する従動ローラを有するとともに、被噴射媒体の給送経路を側視して、前記給送経路に対して進退動作可能な部材を前記給送ローラ近傍に備えることにより、前記ホッパが前記給送ローラから離間した状態における前記給送ローラと前記ホッパとの間隔を縮小する手段を有している、ことを特徴とする液体噴射装置。
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