JP5747841B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、供給トレイ内に載置されたシート材を搬送するピックアップローラと、当該ピックアップローラにシート材を付勢する圧板とを備えた画像形成装置に関する。
従来、ピックアップローラを上下動可能に支持するローラ支持機構と、ピックアップローラに向けて圧板を上昇させる上昇機構と、ピックアップローラの上下動に連動して動く連動部材と、駆動源から駆動力が伝達されて回転する駆動ギヤと、前記連動部材に係合し、当該連動部材の動きに応じて駆動ギヤから上昇機構への駆動力の伝達を許容または禁止する伝達状態切替機構とを備えた画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。この技術では、供給トレイ内のシート材が減っていってピックアップローラが下がると、この動きが連動部材を介して伝達状態切替機構に伝達されて、駆動ギヤから上昇機構への伝達状態が禁止状態から許容状態に切り替わる。
これにより、圧板が上昇し、この圧板によってピックアップローラがシート材を介して持ち上げられて初期位置に戻るので、初期位置に位置するピックアップローラによって再度シート材の搬送を良好に行うことが可能となっている。つまり、この技術では、シート材の減少を検知するセンサを設けることなく、機械的な構造によって、シート材の減少に応じてピックアップローラや圧板の位置を適正な位置に自動的に移動させることが可能となっている。
特開2009−7118号公報
しかしながら、前述した技術では、伝達状態切替機構が、サンギヤ、リングギヤ、キャリアなどを有する遊星歯車機構や、複数のフックなどによって構成されているため、構造が複雑になるといった問題があった。
そこで、本発明は、伝達状態切替機構の構造を簡易化することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、装置本体に着脱可能に装着され、シート材が積載される供給トレイと、前記供給トレイに積載されたシート材の最上位の一枚に上方から当接するピックアップローラと、前記ピックアップローラを上下動可能に支持するローラ支持機構と、前記シート材の下方に設置され、シート供給時に前記シート材を持ち上げる圧板と、前記圧板を上昇させる上昇機構と、前記装置本体に設けられる駆動源と、前記駆動源から駆動力が伝達されて回転する駆動ギヤと、前記圧板を上昇させるための一方向にのみ回転可能に構成され、前記上昇機構に駆動力を伝達するワンウェイクラッチ機構と、前記ピックアップローラの上下動に連動して動く連動部材と、前記連動部材に係合し、当該連動部材の動きに応じて前記駆動ギヤから前記ワンウェイクラッチ機構への駆動力の伝達を許容または禁止する伝達状態切替機構と、を備える。
前記伝達状態切替機構は、外周の一部が前記駆動ギヤから駆動力が伝達されるギヤ歯部分として形成され、他部が前記駆動ギヤから駆動力が伝達されない欠歯部分として形成される第1欠歯ギヤと、外周の一部が前記ワンウェイクラッチ機構へ駆動力を伝達するギヤ歯部分として形成され、他部が前記ワンウェイクラッチ機構へ駆動力を伝達しない欠歯部分として形成される第2欠歯ギヤと、前記第1欠歯ギヤに連動して回転する係合部と、前記ピックアップローラの上方への移動に伴う前記連動部材の動きに連動して前記係合部に係合し、前記ピックアップローラの下方への移動に伴う前記連動部材の動きに連動して前記係合部から外れるロック部材と、少なくとも前記ロック部材が前記係合部に係合するときに、前記第1欠歯ギヤおよび前記第2欠歯ギヤに前記一方向に向かう付勢力を与える付勢力付与手段と、を備える。
そして、前記伝達状態切替機構は、前記ロック部材が前記係合部に係合するときに、前記第1欠歯ギヤおよび前記第2欠歯ギヤの各欠歯部分が前記第1欠歯ギヤの上流側の機構および前記第2欠歯ギヤの下流側の機構に対向し、前記ロック部材が前記係合部から外れたときに、前記付勢力付与手段によって前記第1欠歯ギヤおよび前記第2欠歯ギヤが回転して、前記第1欠歯ギヤのギヤ歯部分が前記上流側の機構に噛み合うように構成されている。
この構成によれば、従来のような遊星歯車機構や複数のロック部材を用いて伝達状態切替機構を構成する構造に比べ、伝達状態切替機構の構造を簡易化することができる。
また、前記した構成において、前記付勢力付与手段によって前記第1欠歯ギヤおよび前記第2欠歯ギヤが回転するときに、前記第2欠歯ギヤのギヤ歯部分が前記下流側の機構に噛み合う前に、前記第1欠歯ギヤのギヤ歯部分が前記上流側の機構に噛み合うように構成されるのが望ましい。
これによれば、噛み合いのタイミングを逆にする場合に比べ、付勢力付与手段の付勢力を弱く設定することができる。
また、前記した構成において、前記付勢力付与手段は、前記第1欠歯ギヤに連動して回転するカム部と、前記カム部を前記一方向に付勢し、当該カム部によって当該一方向とは逆方向に押されて初期状態に戻される付勢部材と、で構成することができる。
また、前記した構成において、前記第1欠歯ギヤ、前記第2欠歯ギヤ、前記係合部および前記カム部は一体に構成されているのが望ましい。
これによれば、部品点数を削減することができるとともに、各欠歯部分、係合部およびカム部の位相を管理しやすいので、伝達状態切替機構を確実に作動させることができる。
また、前記した構成において、前記ワンウェイクラッチ機構は、前記装置本体または前記供給トレイに一端が固定されるコイルバネと、前記第2欠歯ギヤから駆動力が伝達されるクラッチ側ギヤと、前記クラッチ側ギヤに設けられ、前記コイルバネの内周面または外周面に摩擦係合する摩擦係合部と、を備え、前記コイルバネと前記摩擦係合部との摩擦係合により、前記クラッチ側ギヤが前記一方向にのみ回転可能となっているのが望ましい。
これによれば、ワンウェイクラッチ機構を簡易な構成とすることができる。
本発明によれば、伝達状態切替機構の構造を簡易化することができる。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタの側断面図である。 上昇機構を示す斜視図である。 駆動力供給機構を示す斜視図である。 給紙ローラと用紙および圧板の動作を説明する図であり、(a)は給紙トレイ装着時、(b)は給紙開始時を示す。 ワンウェイクラッチ機構を分解して示す斜視図である。 給紙トレイを装置本体に装着した状態における上昇機構と駆動力供給機構を示す側面図である。 伝達状態切替機構の動作を説明する図であり、(a)はロックアームが係合部に係合した状態、(b)はロックアームが係合部から外れた状態、(c)は第1欠歯ギヤが駆動ギヤに噛み合った状態、(d)は第2欠歯ギヤがクラッチ側ギヤに噛み合った状態を示す。 付勢力付与手段の変形例を示す図(a),(b)である。 第1欠歯ギヤや第2欠歯ギヤを別部品とする形態を示す図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明することとする。
以下の説明において、方向は、レーザプリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、図面に向かって右側を「前側」、図面に向かって左側を「後側」とし、図面に向かって手前側を「左側」、図面に向かって奥側を「右側」とする。また、図面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、装置本体2と、シート材の一例としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
装置本体2の前側には、開閉可能なフロントカバー2aが設けられており、フロントカバー2aを開いたときにできる開口から、後述するプロセスカートリッジ30が着脱可能となっている。
フィーダ部4は、用紙3が積載される供給トレイの一例としての給紙トレイ11と、給紙時に用紙3を持ち上げるための圧板51と、圧板51を下側から持ち上げるためのリフト板52とを備えている。
給紙トレイ11は、装置本体2内の底部に着脱可能に装着されている。
圧板51は、給紙トレイ11の下部において用紙3の下方に設置され、前方が持ち上がるように給紙トレイ11に揺動可能に設けられている。
リフト板52は、圧板51の下方に設置され、装置本体2からの駆動力により回動駆動力が与えられて後端53周りに回動して圧板51を持ち上げるようになっている。
また、給紙トレイ11の前方の上方には給紙トレイ11に積載された用紙3の最上位の一枚に上方から当接するピックアップローラ61が配置され、その前方には分離ローラ62が配置されている。分離ローラ62は、給紙トレイ11に取り付けられた分離パッド12に対向して配置されている。
分離ローラ62のさらに前方には、紙粉取りローラ13と対向ローラ14が互いに対向して配置されている。用紙3は、この2つのローラの間を通った後、搬送経路19に倣って後方へ方向を転換されるようになっている。さらに、搬送経路19の後方(ピックアップローラ61の上方)には、レジストローラ15が配置されている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ11内の用紙3が、リフト板52および圧板51によって持ち上げられ、ピックアップローラ61によって最上位の用紙3が分離ローラ62側に送られ、ピックアップローラ61および分離パッド12の摩擦によって最上位の用紙3のみが対向ローラ14側に送り出されて一枚ずつ画像形成部5に搬送される。
画像形成部5は、スキャナ部20、プロセスカートリッジ30、定着部40などを備えている。
スキャナ部20は、装置本体2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー21、レンズ22,23、反射鏡24,25などを備えている。そして、スキャナ部20では、レーザビームが図の鎖線で示す経路を通って、プロセスカートリッジ30内にある感光ドラム32の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ30は、スキャナ部20の下方に配設され、装置本体2に対して着脱可能となっている。このプロセスカートリッジ30は、感光ドラム32を支持した感光体カートリッジ30Aと、この感光体カートリッジ30Aに着脱可能であり、内部に現像剤としてのトナーTを収容した現像カートリッジ30Bとからなる。
感光体カートリッジ30Aは、外枠を構成する感光体ケース31内に、感光ドラム32、スコロトロン型帯電器33および転写ローラ34が設けられている。
現像カートリッジ30Bは、感光体カートリッジ30Aに対して着脱可能となっており、トナーTを収容する現像剤ケース35に、現像ローラ36、層厚規制ブレードB、供給ローラ38およびアジテータ39を備えている。
このプロセスカートリッジ30では、現像剤ケース35内のトナーTが、供給ローラ38により現像ローラ36に供給され、このとき、供給ローラ38と現像ローラ36との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ36上に供給されたトナーTは、現像ローラ36の回転に伴って、層厚規制ブレードBと現像ローラ36との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ36上に担持される。
一方、感光ドラム32の表面は、スコロトロン型帯電器33により一様に正帯電された後、スキャナ部20からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ36の回転により、現像ローラ36上に担持されているトナーTが、感光ドラム32上の静電潜像に供給されることで、感光ドラム32上にトナー像が形成される。
その後、感光ドラム32と転写ローラ34との間で用紙3が搬送される際に、感光ドラム32上で担持されたトナー像が用紙3に転写され、用紙3に画像が形成される。
定着部40は、プロセスカートリッジ30の下流側に配設され、加熱ローラ41と、この加熱ローラ41に対向して配置される加圧ローラ42を備えている。そして、この定着部40では、用紙3上に転写されたトナーTを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を、排紙パス44に搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
<フィーダ部の詳細構成>
次に、フィーダ部4の詳細構成について説明する。
図2および図3に示すように、フィーダ部4は、前述した圧板51を上昇させる上昇機構50と、この上昇機構50に駆動力を供給するための駆動力供給機構100とを備えている。
ここで、各図面においては、便宜上、ギヤのギヤ歯部分を省略して示す場合がある。なお、省略して示す場合には、ギヤをピッチ円で図示することとする。
上昇機構50は、前述したリフト板52と、給紙トレイ11に回転可能に設けられるリフトギヤ54、減速ギヤ55および入力ギヤ56とを備えている。
リフトギヤ54は、扇型に形成されており、その外周面にギヤ歯が形成されるとともに、その下端(周方向における端部)には、リフト板52の端部が固定されている。リフトギヤ54の中心は、リフト板52の後端53と一致、すなわち、リフト板52の回動中心と一致している。
減速ギヤ55は、入力ギヤ56からの駆動力(回転速度)を減速してリフトギヤ54に伝達するギヤであり、大径ギヤ部と、当該大径ギヤ部と同軸に設けられ、当該大径ギヤ部よりも小径となる小径ギヤ部とを一体に有している。減速ギヤ55は、リフトギヤ54の後斜め上方に配置され、その小径ギヤ部がリフトギヤ54に噛み合い、その大径ギヤ部が入力ギヤ56に噛み合っている。
入力ギヤ56は、減速ギヤ55の後斜め下方(リフトギヤ54の後方)に配置されており、後述する駆動力供給機構100からの駆動力が入力されるようになっている。詳しくは、給紙トレイ11を装置本体2に装着したときに、入力ギヤ56が、装置本体2に設けられる駆動力供給機構100(後述するクラッチ側ギヤ81の小径ギヤ部81B:図3,6参照)に噛み合うようになっている。
図3および図4に示すように、駆動力供給機構100は、装置本体2に設けられており、主に、駆動源の一例としてのモータ110と、ピックアップローラ組立体60と、連動部材の一例としてのリフトアーム71と、ワンウェイクラッチ機構80と、伝達状態切替機構90とを備えている。
ピックアップローラ組立体60は、ピックアップローラ61を上下動可能に支持するローラ支持機構の一例であり、ホルダ65、ピックアップローラ61、分離ローラ62およびアイドルギヤ63を備えて構成されている。
ピックアップローラ61は、分離ローラシャフト62Bから径方向に離れた位置でホルダ65に回転可能に支持されている。また、分離ローラ62もホルダ65に回転可能に軸支されている。逆の見方をすれば、ホルダ65は、分離ローラ62に揺動可能に支持されている。そして、ピックアップローラ61は、揺動軸から離れた位置でホルダ65に支持されている。
また、アイドルギヤ63も、ホルダ65に回転可能に支持されている。ピックアップローラ61には、ピックアップローラギヤ61Aが、ピックアップローラ61と同軸かつ一体に構成されている。分離ローラ62にも、分離ローラギヤ62Aが分離ローラ62と同軸かつ一体に構成されている。そして、ピックアップローラギヤ61Aと分離ローラギヤ62Aは、それぞれアイドルギヤ63と噛合している。また、ホルダ65の後部には、後方に突出する突部65Aが形成されている。
アイドルギヤ63とホルダ65との間には、図示せぬ公知の波ワッシャ(特開2006−176321号公報参照)が配置されており、この波ワッシャがアイドルギヤ63とホルダ65との間で突っ張ることで、アイドルギヤ63がホルダ65に対して回転するときに摩擦力が発生するようになっている。この波ワッシャが発生する摩擦力により、後に詳述するように分離ローラシャフト62Bの回転時にその回転方向にホルダ65が回転し、この回転力がピックアップローラ61を下方、すなわち給紙位置にある用紙3へ向けて所定の押圧力で押し付ける力を発生する。
また、分離ローラシャフト62Bは、装置本体2に回転可能に設けられ、ホルダ65を貫通して分離ローラギヤ62Aに係合している。分離ローラシャフト62Bの回転は、分離ローラ62に伝えられるとともに、分離ローラギヤ62A、アイドルギヤ63およびピックアップローラギヤ61Aの順に伝わってピックアップローラ61を回転させる。
分離ローラシャフト62Bの左端には、分離ローラ駆動ギヤ62Cが設けられている。分離ローラ駆動ギヤ62Cには、モータ110からの駆動力が公知の駆動力伝達切替機構(例えば、特開2006−176321号公報)を介して伝達されており、これにより、ピックアップローラ61や分離ローラ62が給紙するタイミングにおいてのみ回転されるようになっている。
ピックアップローラ組立体60は、分離ローラシャフト62Bの軸周りに揺動可能であり、給紙トレイ11を装置本体2に装着したときには、図4(a)に示すように、積層された用紙3の最上面から離間している。そして、前述した上昇機構50によって圧板51を介して用紙3が持ち上げられると、ピックアップローラ61は用紙3に押し上げられ、ピックアップローラ61が所定の高さまで持ち上げられたときに、上昇機構50による圧板51の上昇動作が止まるようになっている。
また、用紙3が数枚〜十数枚使用されてピックアップローラ61の位置が下がると、再度圧板51が上昇し、ピックアップローラ61が所定の高さになるまで用紙3を持ち上げるようになっている。すなわち、ピックアップローラ61は、用紙3の最上面の高さ位置のセンサとしての役割を果たしている。このような動作を、本実施形態の画像形成装置においては、機械的な構成により実現している。
リフトアーム71は、その略中央の支点71Aにおいて装置本体2に揺動可能に支持されている。リフトアーム71の右端には、係合孔71Bが形成され、前記したホルダ65の突部65Aと係合している。これにより、リフトアーム71は、ピックアップローラ61の上下動に連動して動くようになっている。そして、このようにピックアップローラ61の上下動に連動するリフトアーム71の左端71Cは、伝達状態切替機構90に係合している。
ワンウェイクラッチ機構80は、前述した上昇機構50に駆動力を伝達する機構であり、圧板51を上昇させるための一方向(図示時計回り方向)にのみ回転可能に構成されている。具体的には、図5に示すように、ワンウェイクラッチ機構80は、クラッチ側ギヤ81と、コイルバネ82と、支持軸部83とを備えている。
クラッチ側ギヤ81は、装置本体2に回転可能に設けられており、主に、大径ギヤ部81Aと、小径ギヤ部81Bと、摩擦係合部81Cとを有している。大径ギヤ部81Aは、小径ギヤ部81Bおよび摩擦係合部81Cよりも大径となるように形成されており、その外周面に形成されるギヤ歯には、後述する伝達状態切替機構90(詳しくは第2欠歯ギヤ92C)が状況に応じて噛み合うようになっており、このように噛み合った状態において伝達状態切替機構90から駆動力が伝達されるようになっている。
小径ギヤ部81Bは、大径ギヤ部81Aと同軸に配置され、当該大径ギヤ部81Aの左右方向内側の端面に一体に形成されている。そして、この小径ギヤ部81Bは、前述した上昇機構50の入力ギヤ56と噛み合うようになっている。
摩擦係合部81Cは、大径ギヤ部81Aと同軸に配置された円柱状の部位であり、当該大径ギヤ部81Aの左右方向外側の端面に一体に形成されている。摩擦係合部81Cは、コイルバネ82の内周面と略同じ径となるように形成され、コイルバネ82の内周面に摩擦係合するように構成されている。
コイルバネ82は、摩擦係合部81Cに外側から嵌合するように設けられるとともに、その左右方向外側の端部82Aが、支持軸部83に形成された係合溝83Aに係合することによって装置本体2に固定されている。支持軸部83は、装置本体2に形成されており、コイルバネ82の内周面よりも小さな径で形成されている。
このように構成されるワンウェイクラッチ機構80では、クラッチ側ギヤ81を図示時計回り方向に回転させるときには、摩擦係合部81Cがコイルバネ82を緩める方向に回転するので、摩擦係合部81Cとコイルバネ82との摩擦が小さくなって、クラッチ側ギヤ81が回転する。また、クラッチ側ギヤ81を図示反時計回り方向に回転させるときには、摩擦係合部81Cがコイルバネ82を巻き締める方向に回転するので、摩擦係合部81Cとコイルバネ82との摩擦が大きくなって、クラッチ側ギヤ81の回転が禁止される。
このようにコイルバネ82と摩擦係合部81Cとの摩擦係合により、クラッチ側ギヤ81が一方向(圧板51を上昇させる方向)にのみ回転可能となっているので、圧板51が用紙3の重さによって下がってしまうのをワンウェイクラッチ機構80によって抑えることが可能となっている。
図3および図6に示すように、伝達状態切替機構90は、モータ110から駆動力が伝達されて回転する駆動ギヤ120と、ワンウェイクラッチ機構80との間に配置されており、駆動ギヤ120からワンウェイクラッチ機構80への駆動力の伝達を許容または禁止するように構成されている。具体的に、伝達状態切替機構90は、駆動力の伝達の切替をリフトアーム71の動きに応じて行うために、主に、ロック部材の一例としてのロックアーム91と、二段欠歯ギヤ92と、付勢部材の一例としての板バネ93とを備えている。
ロックアーム91は、前後方向に延びる長尺状の部材であり、前端部には、装置本体2に回動可能に支持される回動軸91Aが形成され、後端部には、下方に突出して後述する係合部92Bに係合する爪部91Bが形成されている。ロックアーム91の下側には、リフトアーム71の左端71Cが配置されており、当該左端71Cがロックアーム91に対して下側から係合可能となっている。
これにより、ロックアーム91の爪部91Bは、ピックアップローラ61の下方への移動に伴うリフトアーム71の動き(図3における反時計回り方向への回動)に連動して上方に揺動して、係合部92Bから外れるようになっている。また、ロックアーム91の爪部91Bは、ピックアップローラ61の上方への移動に伴うリフトアーム71の動き(図3における時計回り方向への回動)に連動して下方に揺動して、係合部92Bに係合するようになっている。
これにより、後述するように圧板51の上昇によりピックアップローラ61を押し上げていく場合には、リフトアーム71が図示時計回りに回動して左端71Cが下がることで、ロックアーム91の爪部91Bが下方に揺動して係合部92Bに係合する(圧板51への駆動力が切れる)ようになっている。
また、ピックアップローラ61が下方に移動する際には、リフトアーム71が図示反時計回りに回動して左端71Cが徐々に上がっていくことで、ロックアーム91の爪部91Bと係合部92Bとの噛み合い量が徐々に小さくなっていく。そして、ピックアップローラ61が最も下方の位置付近まで移動してきたときにロックアーム91の爪部91Bが係合部92Bから外れるようになっている。これにより、後述するように用紙3が所定枚数使用されるまでの間は、ロックアーム91の爪部91Bが係合部92Bに係合した状態(圧板51への駆動力が切れた状態)に維持され、用紙3が所定枚数使用されてピックアップローラ61が最も下方の位置付近まで移動してきたときにロックアーム91の爪部91Bが係合部92Bから外れる(圧板51に駆動力が伝達される)ようになっている。
二段欠歯ギヤ92は、装置本体2に回動可能に支持されており、主に、第1欠歯ギヤ92Aと、係合部92Bと、第2欠歯ギヤ92Cと、カム部92Dとを一体に備えている。
第1欠歯ギヤ92Aは、外周の一部が駆動ギヤ120から駆動力が伝達されるギヤ歯部分として形成され、他部が駆動ギヤ120から駆動力が伝達されない欠歯部分として形成されており、駆動ギヤ120に径方向で隣接して配置されている。
係合部92Bは、ロックアーム91の爪部91Bが係合する部分であり、第1欠歯ギヤ92Aの左右方向外側の端面に設けられた小径部92Eの外周面から径方向に突出するように形成されることで、第1欠歯ギヤ92Aに連動して回転するようになっている。なお、小径部92Eは、第1欠歯ギヤ92Aと同軸で、かつ、当該第1欠歯ギヤ92Aよりも小径となるように、当該第1欠歯ギヤ92Aの左右方向外側の端面に一体に形成されている。
第2欠歯ギヤ92Cは、小径部92Eと同軸で、かつ、当該小径部92Eよりも小径となるように、当該小径部92Eの左右方向外側の端面に一体に形成されている。第2欠歯ギヤ92Cは、外周の一部がワンウェイクラッチ機構80へ駆動力を伝達するギヤ歯部分として形成され、他部がワンウェイクラッチ機構80へ駆動力を伝達しない欠歯部分として形成されており、クラッチ側ギヤ81の大径ギヤ部81Aに径方向で隣接して配置されている。
そして、前述した第1欠歯ギヤ92Aおよび第2欠歯ギヤ92Cの各欠歯部分は、ロックアーム91の爪部91Bが係合部92Bに係合するときに、駆動ギヤ120およびクラッチ側ギヤ81の大径ギヤ部81A(駆動力の伝達方向における二段欠歯ギヤ92の上流側の機構および下流側の機構)に対向するように構成されている。これにより、ロックアーム91の爪部91Bが係合部92Bに係合するときには、駆動ギヤ120からクラッチ側ギヤ81(上昇機構50)への駆動力の伝達が禁止されるようになっている。
カム部92Dは、第2欠歯ギヤ92Cの左右方向外側の端面に一体に形成されており、第1欠歯ギヤ92Aに連動して回転するようになっている。カム部92Dは、二段欠歯ギヤ92の回転中心から径方向外側に延びるにつれて徐々に幅狭となるような略卵型のカムとして形成されている。
板バネ93は、少なくともロックアーム91の爪部91Bが係合部92Bに係合するときに、上端部でカム部92Dの先細となる先端部を後方に付勢するように、カム部92Dと装置本体2との間で撓んだ状態で、その下端部が装置本体2に固定されている。つまり、本実施形態では、板バネ93と、カム部92Dとによって、第1欠歯ギヤ92Aおよび第2欠歯ギヤ92Cに図示反時計回り方向(圧板51を上昇させるための一方向)に向かう付勢力を与える付勢力付与手段が構成されている。
そして、このような板バネ93およびカム部92Dを設けることによって、図7(a),(b)に示すように、ロックアーム91の爪部91Bが係合部92Bから外れたときに、図7(c)に示すように、板バネ93がカム部92Dの先端部を後方に押すので、二段欠歯ギヤ92が回動して第1欠歯ギヤ92Aが駆動ギヤ120に噛み合うようになっている(白抜きの矢印参照)。これにより、駆動ギヤ120からの駆動力が二段欠歯ギヤ92に伝達されて、当該二段欠歯ギヤ92が回動するようになっている。
なお、このように第1欠歯ギヤ92Aが駆動ギヤ120に噛み合った時点(図7(c)の状態)においては、まだ、第2欠歯ギヤ92Cはクラッチ側ギヤ81の大径ギヤ部81Aには噛み合っていない。すなわち、板バネ93がカム部92Dを押すことによって二段欠歯ギヤ92が回転するときにおいて、第2欠歯ギヤ92Cのギヤ歯部分がクラッチ側ギヤ81の大径ギヤ部81Aに噛み合う前に、第1欠歯ギヤ92Aのギヤ歯部分が駆動ギヤ120に噛み合うように構成されている。
これにより、噛み合いのタイミングを逆にする場合に比べ、板バネ93の付勢力を弱く設定することが可能となっている。
そして、駆動ギヤ120からの駆動力によって二段欠歯ギヤ92が所定量回動すると、図7(d)に示すように、第2欠歯ギヤ92Cがクラッチ側ギヤ81の大径ギヤ部81Aに噛み合うようになっている(白抜きの矢印参照)。これにより、駆動ギヤ120からの駆動力が、二段欠歯ギヤ92およびクラッチ側ギヤ81を介して上昇機構50(図6参照)に伝達されるようになっている。
その後は、第1欠歯ギヤ92Aが駆動ギヤ120から外れるまで(欠歯部分が駆動ギヤ120に対向するまで)の間、各ギヤ120,92,81が連動して回動する。また、この際、カム部92Dは、図7(d)の向きから図7(a)に示す初期の向きまで回動することで、板バネ93を前方に押して初期状態(付勢力が蓄えられた状態)に戻す。
そのため、二段欠歯ギヤ92が初期位置から1回転したときに、ロックアーム91の爪部91Bが係合部92Bから外れたままの状態であると、再び板バネ93の付勢力をきっかけにして二段欠歯ギヤ92が回動し、駆動ギヤ120から上昇機構50への駆動力の伝達が再び行われる。すなわち、ロックアーム91の爪部91Bが係合部92Bから外れているときには、駆動ギヤ120から上昇機構50への駆動力の伝達が許容される(詳しくは、駆動力が断続的に供給される)ようになっている。
以上のように構成されたレーザプリンタ1の動作について、本発明の特徴部分を中心に説明する。
図6に示すように、装置本体2に給紙トレイ11を装着すると、上昇機構50の入力ギヤ56とクラッチ側ギヤ81(図3に示す小径ギヤ部81B)が噛み合う。この際、図4(a)に示すように、圧板51は、給紙トレイ11の底面に伏せた状態になっている。そして、積載された用紙3の最上面は、最も下方に位置するピックアップローラ61から離間している。
図4(a)の状態においては、リフトアーム71は、ピックアップローラ61側(右側)が下がっているので、左側は上がっている。そのため、図7(b)に示すように、リフトアーム71の左端71Cによってロックアーム91が上がり、爪部91Bが係合部92Bから外れた状態になっている。
これにより、レーザプリンタ1の電源を入れてモータ110を駆動させると、図7(b)〜(d)の動作が繰り返されて、圧板51が上昇する。そして、図4(b)に示すように、圧板51が用紙3を介してピックアップローラ61を持ち上げると、ピックアップローラ61の給紙位置への移動に連動してリフトアーム71が揺動して、図7(a)に示すように、リフトアーム71の左端71Cとともにロックアーム91が下がって、爪部91Bが係合部92Bに係合する。
これにより、駆動ギヤ120からクラッチ側ギヤ81への駆動力の伝達が切れるとともに、圧板51とピックアップローラ61が給紙をすることができる状態になる。この際、ワンウェイクラッチ機構80の作用によって、圧板51が下がることが抑えられるので、圧板51は適正な位置に維持される。
また、ピックアップローラ61による給紙によって、圧板51上の用紙3が徐々に減っていくと、この用紙3の減少に応じてピックアップローラ61も徐々に下がっていき、これに連動してリフトアーム71の左端71Cとロックアーム91の爪部91Bが徐々に上昇し、爪部91Bと係合部92Bの噛み合い量が徐々に減っていく。そして、ピックアップローラ61が再び最下方の位置まで移動すると、爪部91Bが係合部92Bから外れて、駆動ギヤ120からクラッチ側ギヤ81への駆動力が伝達され、前述した動作が繰り返される。
なお、給紙トレイ11を装置本体2から外した場合には、入力ギヤ56がクラッチ側ギヤ81(ワンウェイクラッチ機構80)から外れるので、入力ギヤ56がフリーになって、圧板51が自重によって下がり、給紙トレイ11の底面に伏せた状態に戻る。
以上、本実施形態によれば、前述した効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
伝達状態切替機構90を、1つのロックアーム91と、二段欠歯ギヤ92と、板バネ93とで構成したので、従来のような伝達状態切替機構を遊星歯車機構や複数のロック部材を用いて構成する構造に比べ、構造を簡易化することができる。
第1欠歯ギヤ92A、係合部92B、第2欠歯ギヤ92Cおよびカム部92Dを一体に構成したので、部品点数を削減することができるとともに、各欠歯部分、係合部92Bおよびカム部92Dの位相を管理しやすいので、伝達状態切替機構90を確実に作動させることができる。
ワンウェイクラッチ機構80を、クラッチ側ギヤ81(摩擦係合部81C)と、コイルバネ82と、支持軸部83とで構成したので、他のワンウェイクラッチ機構に比べ、簡易な構成とすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、付勢力付与手段を板バネ93とカム部92Dとで構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図8(a)に示すように、錘部材200を付勢力付与手段としてもよい。
具体的に、この構造では、前記実施形態における板バネ93およびカム部92Dの代わりに、錘部材200を二段欠歯ギヤ92に設けている。より詳しくは、ロックアーム91の爪部91Bが係合部92Bに係合した状態において、二段欠歯ギヤ92に図示反時計回り方向の力が加わるように、二段欠歯ギヤ92の回転軸よりも後側に錘部材200が設けられている。この場合にも、錘部材200の自重によって、二段欠歯ギヤ92に付勢力を加えることができる。
また、図8(b)に示すように、二段欠歯ギヤ92に固定したトーションバネ210と、装置本体2に設けられる係合壁220を、付勢力付与手段としてもよい。具体的に、この構造では、前記実施形態における板バネ93およびカム部92Dの代わりに、トーションバネ210および係合壁220を設けている。
トーションバネ210は、一端が二段欠歯ギヤ92に固定されて当該二段欠歯ギヤ92と一体に回転可能となっており、ロックアーム91の爪部91Bが係合部92Bに係合した状態において、他端が係合壁220に係合することで、二段欠歯ギヤ92と係合壁220との間で縮められている。この場合にも、トーションバネ210から二段欠歯ギヤ92に対して図示反時計回り方向への付勢力を加えることができる。
前記実施形態では、第1欠歯ギヤ92A、係合部92B、第2欠歯ギヤ92Cおよびカム部92Dを一体に構成したが、本発明はこれに限定されず、これらを適宜別部品として構成してもよい。例えば、図9に示すように、第1欠歯ギヤ92Aおよび第2欠歯ギヤ92Cをそれぞれ1つのギヤとして構成するとともに、これらの間に、係合部92Bおよびカム部92Dを有する中間ギヤ92Fを設けてもよい。この場合であっても、前記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
前記実施形態では、ロック部材として揺動するロックアーム91を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば直線方向に移動するロック部材であってもよい。
前記実施形態では、ワンウェイクラッチ機構80を装置本体2に設けたが、本発明はこれに限定されず、ワンウェイクラッチ機構を給紙トレイに設けてもよい。また、前記実施形態では、摩擦係合部81Cの外周面にコイルバネ82の外周面を摩擦係合させたが、本発明はこれに限定されず、円筒状の摩擦係合部の内周面にコイルバネの外周面を摩擦係合させてもよい。
前記実施形態では、シート材の一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙3を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、付勢部材として板バネ93を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばトーションバネや線バネなどであってもよい。
前記実施形態では、第2欠歯ギヤのギヤ歯部分が下流側の機構に噛み合う前に、第1欠歯ギヤのギヤ歯部分が上流側の機構に噛み合うように構成したが、本発明はこれに限定されず、第1欠歯ギヤのギヤ歯部分が上流側の機構に噛み合う前に、第2欠歯ギヤのギヤ歯部分が下流側の機構に噛み合うように構成してもよい。この場合、付勢力付与手段の付勢力を強くすることで、第2欠歯ギヤのギヤ歯部分が下流側の機構に噛み合った後も、付勢力付与手段によって第1欠歯ギヤおよび第2欠歯ギヤを回転させ、その後、第1欠歯ギヤのギヤ歯部分が上流側の機構に噛み合うようになっていればよい。また、噛み合うタイミングは、同時であってもよい。
1 レーザプリンタ
2 装置本体
3 用紙
11 給紙トレイ
50 上昇機構
51 圧板
52 リフト板
54 リフトギヤ
55 減速ギヤ
56 入力ギヤ
60 ピックアップローラ組立体
61 ピックアップローラ
71 リフトアーム
80 ワンウェイクラッチ機構
90 伝達状態切替機構
91 ロックアーム
92A 第1欠歯ギヤ
92B 係合部
92C 第2欠歯ギヤ
110 モータ
120 駆動ギヤ

Claims (5)

  1. 装置本体に着脱可能に装着され、シート材が積載される供給トレイと、
    前記供給トレイに積載されたシート材の最上位の一枚に上方から当接するピックアップローラと、
    前記ピックアップローラを上下動可能に支持するローラ支持機構と、
    前記シート材の下方に設置され、シート供給時に前記シート材を持ち上げる圧板と、
    前記圧板を上昇させる上昇機構と、
    前記装置本体に設けられる駆動源と、
    前記駆動源から駆動力が伝達されて回転する駆動ギヤと、
    前記圧板を上昇させるための一方向にのみ回転可能に構成され、前記上昇機構に駆動力を伝達するワンウェイクラッチ機構と、
    前記ピックアップローラの上下動に連動して動く連動部材と、
    前記連動部材に係合し、当該連動部材の動きに応じて前記駆動ギヤから前記ワンウェイクラッチ機構への駆動力の伝達を許容または禁止する伝達状態切替機構と、を備え、
    前記伝達状態切替機構は、
    外周の一部が前記駆動ギヤから駆動力が伝達されるギヤ歯部分として形成され、他部が前記駆動ギヤから駆動力が伝達されない欠歯部分として形成される第1欠歯ギヤと、
    外周の一部が前記ワンウェイクラッチ機構へ駆動力を伝達するギヤ歯部分として形成され、他部が前記ワンウェイクラッチ機構へ駆動力を伝達しない欠歯部分として形成される第2欠歯ギヤと、
    前記第1欠歯ギヤに連動して回転する係合部と、
    前記ピックアップローラの上方への移動に伴う前記連動部材の動きに連動して前記係合部に係合し、前記ピックアップローラの下方への移動に伴う前記連動部材の動きに連動して前記係合部から外れるロック部材と、
    少なくとも前記ロック部材が前記係合部に係合するときに、前記第1欠歯ギヤおよび前記第2欠歯ギヤに前記一方向に向かう付勢力を与える付勢力付与手段と、を備え、
    前記ロック部材が前記係合部に係合するときに、前記第1欠歯ギヤおよび前記第2欠歯ギヤの各欠歯部分が前記第1欠歯ギヤの上流側の機構および前記第2欠歯ギヤの下流側の機構に対向し、
    前記ロック部材が前記係合部から外れたときに、前記第1欠歯ギヤは、前記付勢力付与手段の付勢力によって回転して、前記第1欠歯ギヤのギヤ歯部分が前記上流側の機構に噛み合い、前記第2欠歯ギヤは、前記付勢力付与手段の付勢力または前記上流側の機構に噛み合った前記第1欠歯ギヤから伝達される駆動力によって回転して、前記第2欠歯ギヤの前記ギヤ歯部分が前記下流側の機構に噛み合うように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記付勢力付与手段によって前記第1欠歯ギヤおよび前記第2欠歯ギヤが回転するときに、前記第2欠歯ギヤのギヤ歯部分が前記下流側の機構に噛み合う前に、前記第1欠歯ギヤのギヤ歯部分が前記上流側の機構に噛み合うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記付勢力付与手段は、
    前記第1欠歯ギヤに連動して回転するカム部と、
    前記カム部を前記一方向に付勢し、当該カム部によって当該一方向とは逆方向に押されて初期状態に戻される付勢部材と、で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1欠歯ギヤ、前記第2欠歯ギヤ、前記係合部および前記カム部が一体に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ワンウェイクラッチ機構は、
    前記装置本体または前記供給トレイに一端が固定されるコイルバネと、
    前記第2欠歯ギヤから駆動力が伝達されるクラッチ側ギヤと、
    前記クラッチ側ギヤに設けられ、前記コイルバネの内周面または外周面に摩擦係合する摩擦係合部と、を備え、
    前記コイルバネと前記摩擦係合部との摩擦係合により、前記クラッチ側ギヤが前記一方向にのみ回転可能となっていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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