JPH09324130A - モノアゾ化合物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法 - Google Patents

モノアゾ化合物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法

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JPH09324130A
JPH09324130A JP8142884A JP14288496A JPH09324130A JP H09324130 A JPH09324130 A JP H09324130A JP 8142884 A JP8142884 A JP 8142884A JP 14288496 A JP14288496 A JP 14288496A JP H09324130 A JPH09324130 A JP H09324130A
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general formula
monoazo compound
salt
acid
compound
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JP8142884A
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English (en)
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Nobutaka Kunimi
信孝 国見
Atsushi Inoue
淳 井上
Satoyuki Araki
聡之 荒木
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/44Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/4401Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring with two or more reactive groups at least one of them being directly attached to a heterocyclic system and at least one of them being directly attached to a non-heterocyclic system
    • C09B62/4403Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring with two or more reactive groups at least one of them being directly attached to a heterocyclic system and at least one of them being directly attached to a non-heterocyclic system the heterocyclic system being a triazine ring
    • C09B62/4411Azo dyes
    • C09B62/4413Non-metallized monoazo dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09B62/503Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring the reactive group being an esterified or non-esterified hydroxyalkyl sulfonyl or mercaptoalkyl sulfonyl group, a quaternised or non-quaternised aminoalkyl sulfonyl group, a heterylmercapto alkyl sulfonyl group, a vinyl sulfonyl or a substituted vinyl sulfonyl group, or a thiophene-dioxide group
    • C09B62/507Azo dyes
    • C09B62/51Monoazo dyes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規なモノアゾ化合物、及びそれを用いて繊
維材料を染色又は捺染する方法を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I) 〔式中、R1 は、水素原子又は置換されていてもよいア
ルキルを表し、U1 及びU2 は、互いに独立に、下記一
般式(U1)、(U2)又は(U3) (式中、Y1 、Y2 及びY3 は、互いに独立に、−CH
=CH2 又は−CH2 CH2 Zを表し、ここでZはアル
カリの作用で脱離する基を表す。)で示される基を表
し、X1 及びX2 は、互いに独立に、ハロゲノ、置換さ
れていてもよいピリジニオ、下記一般式(X1)、(X
2)、(X3)又は(X4)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤色反応染料とし
て使用し得るモノアゾ化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の反応染料が知られてお
り、繊維材料の染色及び捺染の分野に広く使用されてい
る。例えば、赤色の反応染料であるモノアゾ化合物は、
特開昭63−175075号公報や特開平63−245
474号公報等において公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の反応染料を用いて繊維材料を染色又は捺染しても、現
在の高い要求水準に比し、優れた再現性、均染性、ビル
ドアップ性、耐塩素性、耐光性、耐汗性、耐汗日光性、
耐酸加水分解性、耐アルカリ性を全て満足することはな
く、これら全てを満足する赤色の反応染料の開発が望ま
れている。また、近年の染色方法の経済性に対する高い
要求レベル、環境問題への関心の高まりから、有効染着
率が高く、染色排水の着色量が削減し得、且つ低塩濃度
で染色し得る赤色の反応染料の開発が強く望まれてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような状況下、本発
明者らは、染色又は捺染処理において、再現性に優れ、
均染性が良好で、高いビルドアップ性を有し、有効染着
率が高く、低塩濃度で染色し得、且つ各種の堅牢度、特
に、耐塩素性、耐光性、耐汗性、耐汗日光性、耐酸加水
分解性、耐アルカリ性に優れる赤色の染色物及び捺染物
を与える染料を開発すべく鋭意研究した結果、ある特定
構造のモノアゾ化合物が目的とする性能を示すことを見
出し、本発明を完成した。即ち、本発明は、下記一般式
(I)
【0005】
【化5】
【0006】〔式中、R1 は、水素原子又は置換されて
いてもよいアルキルを表し;Dは、下記一般式(II)又
は(III)
【0007】
【化6】
【0008】(式中、*印はアゾ基に接続する結合を、
2 は水素原子、低級アルキル、低級アルコキシ又はス
ルホを、p及びqは0又は1を表す。)で示される基を
表し;U1 及びU2 は、互いに独立に、下記一般式(U
1)、(U2)又は(U3)
【0009】
【化7】
【0010】(式中、R3 、R4 及びR5 は、互いに独
立に、水素原子又は置換されていてもよいアルキルを表
し;A1 は、置換されていてもよいフェニレン又は置換
されていてもよいナフチレンを表し;A2 は、置換され
ていてもよいアルキレンを表し;Q1 は、−O−、−S
−又は−NR6 −を表し、ここでR6 は、水素原子、置
換されていてもよいアルキル又は置換されていてもよい
フェニルを表し;r及びsは、互いに独立に、2、3又
は4を表し;Y1 、Y2 及びY3 は、互いに独立に、−
CH=CH2 又は−CH2 CH2 Zを表し、ここでZは
アルカリの作用で脱離する基を表す。)で示される基を
表し;X1 及びX2 は、互いに独立に、ハロゲノ、置換
されていてもよいピリジニオ、下記一般式(X1)、(X
2)、(X3)又は(X4)
【0011】
【化8】
【0012】(式中、R7 、R8 、R9 及びR10は、互
いに独立に、水素原子、置換されていてもよいアルキ
ル、置換されていてもよいフェニル又は置換されていて
もよいナフチルを表し;Q2 は、−CH2 −、−O−、
−S−、−SO2 −又は−NR6 −を表し、ここでR11
は、水素原子又は置換されていてもよいアルキルを表
し;tは、1、2又は3を表す。)〕で示される基を表
すが、少なくともどちらか一方は、置換されていてもよ
いピリジニオ、一般式(X1)、(X2)、(X3)又は(X
4)で示される基を表す。〕で示されるモノアゾ化合
物、又はその塩を提供するものである。
【0013】また本発明は、上記一般式(I)で示され
るモノアゾ化合物又はその塩を用いて繊維材料を染色又
は捺染する方法をも提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明におけるモノアゾ化合物は、前記一般式(I)で
示されるものであるが、式中、R1 は、水素原子又は置
換されていてもよいアルキルを表す。かかるアルキルと
しては、例えば、炭素数1〜4個のアルキル等を挙げる
ことができ、その置換基としては、例えば、ヒドロキ
シ、シアノ、炭素数1〜4個のアルコキシ、ハロゲノ、
カルバモイル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、ア
ルキルカルボニルオキシ、スルホ及びスルファモイル等
を挙げることができる。
【0015】R1 で表される置換されていてもよいアル
キルの具体例としては、例えば、メチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、se
c−ブチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプ
ロピル、3−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシブチ
ル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、
2,3−ジヒドロキシプロピル、3,4−ジヒドロキシプ
ブチル、シアノメチル、2−シアノエチル、3−シアノ
プロピル、メトキシメチル、エトキシメチル、2−メト
キシエチル、2−エトキシエチル、3−メトキシプロピ
ル、3−エトキシプロピル、2−ヒドロキシ−3−メト
キシプロピル、クロロメチル、ブロモメチル、2−クロ
ロエチル、2−ブロモエチル、3−クロロプロピル、3
−ブロモプロピル、4−クロロブチル、4−ブロモブチ
ル、カルボキシメチル、2−カルボキシエチル、3−カ
ルボキシプロピル、4−カルボキシブチル、1,2−ジ
カルボキシエチル、カルバモイルメチル、2−カルバモ
イルエチル、3−カルバモイルプロピル、4−カルバモ
イルブチル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカル
ボニルメチル、2−メトキシカルボニルエチル、2−エ
トキシカルボニルエチル、3−メトキシカルボニルプロ
ピル、3−エトキシカルボニルプロピル、4−メトキシ
カルボニルブチル、4−エトキシカルボニルブチル、メ
チルカルボニルオキシメチル、エチルカルボニルオキシ
メチル、2−メチルカルボニルオキシエチル、2−エチ
ルカルボニルオキシエチル、3−メチルカルボニルオキ
シプロピル、3−エチルカルボニルオキシプロピル、4
−メチルカルボニルオキシブチル、4−エチルカルボニ
ルオキシブチル、スルホメチル、2−スルホエチル、3
−スルホプロピル、4−スルホブチル、スルファモイル
メチル、2−スルファモイルエチル、3−スルファモイ
ルプロピル及び4−スルファモイルブチル等を挙げるこ
とができる。R1 は、好ましくは、水素原子又は無置換
のアルキルであり、とりわけ、水素原子、メチル及びエ
チルが特に好ましい。
【0016】前記一般式(I)において、Dは、上記式
(II)又は(III)で示される基を表し、式中、*印は
アゾ基に接続する結合を、R2 は水素原子、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、sec−ブチル等の低級アルキル、又はメトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−
ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ等の低級アル
コキシ、又はスルホを表し、p及びqは0又は1を表
す。その具体例としては、例えば、
【0017】
【化9】
【0018】(式中、*印はアゾ基に接続する結合を表
す。)等の基を挙げることができる。
【0019】中でも好ましいDの例としては、例えば、
2−スルホ−1,5−フェニレン(1−位でアゾ基に結
合する)等を挙げることができる。
【0020】本発明のモノアゾ化合物(I)において、
1 及びU2 は、互いに独立に、前記一般式(U1)、
(U2)又は(U3)で示される基を表すが、式中、R3
4 及びR5 は、互いに独立に、水素原子又は前記R1
で例示したものと同様の置換されていてもよいアルキル
を表す。R3 、R4 及びR5 としては、好ましくは、水
素原子、メチル及びエチルであり、R4 及びR5 として
特に好ましくは、水素原子である。
【0021】又、前記一般式(U1)中、A1 は、置換さ
れていてもよいフェニレン又は置換されていてもよいナ
フチレンを表す。かかるフェニレンとしては、例えば、
クロロ、ブロモ等のハロゲノ、炭素数1〜4個のアルキ
ル、炭素数1〜4個のアルコキシ及びスルホの群から選
ばれる1又は2個の置換基により置換されていてもよい
フェニレン等を挙げることができる。好ましくはメチ
ル、エチル、メトキシ、エトキシ、クロロ、ブロモ及び
スルホの群から選ばれる1又は2個の置換基により置換
されていてもよいフェニレンである。かかるフェニレン
の具体例としては、例えば、
【0022】
【化10】
【0023】〔式中、*で示した結合は−NR3 −に通
じている結合を意味する。〕等を挙げることができる。
とりわけ、メチル又はメトキシから選ばれる1又は2個
の基で置換されていてもよいフェニレンが特に好まし
い。
【0024】前記一般式(U1)中、A1 で表される置換
されていてもよいナフチレンとしては、例えば、クロ
ロ、ブロモ等のハロゲノ、炭素数1〜4個のアルキル、
炭素数1〜4個のアルコキシ及びスルホの群から選ばれ
る1又は2個の置換基により置換されていてもよいナフ
チレン等を挙げることができる。好ましくは、1又は2
個のスルホにより置換されていてもよいナフチレンであ
る。かかるナフチレンの具体例としては、例えば、
【0025】
【化11】
【0026】〔式中、*で示した結合は−NR3 −に通
じている結合を意味する。〕等を挙げることができる。
【0027】A1 は、好ましくは、置換されていてもよ
いフェニレンであり、とりわけ、メチル又はメトキシか
ら選ばれる1または2個の基で置換されていてもよいフ
ェニレンが好ましい。
【0028】又、前記一般式(U2)中、A2 は置換され
ていてもよいアルキレン表すが、かかるアルキレンとし
ては、炭素数1〜4個のアルキル、ハロゲノ、ヒドロキ
シ、スルホ、シアノ、炭素数1〜4個のアルコキシ、炭
素数1〜4個のアルコキシカルボニル、炭素数1〜4個
のアルキルカルボニルオキシ及びカルバモイルの群から
選ばれる置換基により置換されていてもよい炭素数2〜
4個のアルキレン等が挙げられる。好ましくは無置換の
炭素数2〜4個のアルキレンであり、中でもエチレン及
びトリメチレンが特に好ましい。
【0029】前記一般式(U3)中、Q1 は、−O−、−
S−又は−NR6 −を表し、ここでR6 は水素原子、置
換されていてもよいアルキル又は置換されていてもよい
フェニルを表す。R6 における置換されていてもよいア
ルキルとしては、例えば、前記R1 で例示したものと同
様の置換されていてもよい炭素数1〜4個のアルキル等
を挙げることができ、又、置換されていてもよいフェニ
ルとしては、例えば、スルホで置換されていてもよいフ
ェニル等を挙げることができる。R6 は、好ましくは、
水素原子、メチル及びエチルである。前記一般式(U3)
中、r及びsは互いに独立に、2、3又は4を表す。
又、一般式(U3)中、Q1 が−O−であり、r及びsが
互いに独立に、2又は3であるものが好ましく、具体的
には、
【0030】
【化12】*−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −※ *−CH2 CH2 −O−CHCH2 CH2 −※ *−CH2 CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −※ *−CH2 CH2 CH2 −O−CH2 CH2 CH2 −※
【0031】〔式中、*で示した結合は−NR5 −に通
じている結合を意味し、※で示した結合は−SO2 −に
通じている結合を意味する。〕である基が好ましい。と
りわけ、 *−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −※ 〔式中、*、※は前記の意味を有する。〕である基が特
に好ましい。
【0032】又、前記一般式(U1)、(U2)又は(U3)
で示される基において、Y1 、Y2及びY3 は互いに独
立に、−CH=CH2 又は−CH2 CH2 Zを表す。こ
こに、Zはアルカリの作用で脱離する基であり、具体的
には、例えば、硫酸エステル、チオ硫酸エステル、燐酸
エステル、酢酸エステル等の基及びハロゲン等を挙げる
ことができ、中でも、硫酸エステル基およびクロロが好
ましい。従って、Y1 、Y2 及びY3 の好ましい具体例
としては、−CH=CH2 、−CH2 CH2 OSO3
及び−CH2 CH2 Clを挙げることができ、中でも、
−CH2 CH2 OSO3 Hが特に好ましい。
【0033】本発明のモノアゾ化合物(I)において、
1 及びU2 は、互いに独立に、上記のような(U1)、
(U2)又は(U3)で示される基を表すが、少なくともど
ちらか一方が、一般式(U2)又は(U3)で示される基で
ある場合が好ましい。中でも、U1 及びU2 の少なくと
もどちらか一方が、一般式(U2)で示される基である場
合が特に好ましい。
【0034】又、本発明のモノアゾ化合物(I)におい
て、X1 及びX2 は互いに独立に、ハロゲノ、置換され
ていてもよいピリジニオ、一般式(X1)、(X2)、(X
3)又は(X4)で示される基を表す。ここでハロゲノと
しては、例えば、フッ素、クロロ、ブロモ等を挙げるこ
とができる。又、置換されていてもよいピリジニオとし
ては、例えば、カルボキシ、カルバモイル、スルホ、ハ
ロゲノ及び置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキ
ルの群から選ばれる基で置換されていてもよいピリジニ
オ等が挙げられる。ここで置換されていてもよい炭素数
1〜4のアルキルとしては、例えば、2−ヒドロキシエ
チル、2−スルホエチル等が挙げられる。
【0035】かかるピリジニオの具体例としては、ピリ
ジニオ、2−、3−又は4−カルボキシピリジニオ、2
−、3−又は4−カルバモイルピリジニオ、3−スルホ
ピリジニオ、4−(2−スルホエチル)ピリジニオ、3
−(2−ヒドロキシエチル)ピリジニオ、4−クロロピ
リジニオ、3−メチルピリジニオ、3,5−ジカルボキ
シピリジニオ等を挙げることができる。好ましくは、カ
ルボキシ又はカルバモイルで置換されているピリジニオ
であり、中でもカルボキシピリジニオが好ましく、とり
わけ、3−又は4−カルボキシピリジニオが特に好まし
い。
【0036】前記一般式(X2)で示される基中、Q2
−CH2 −、−O−、−S−、−SO2 −又は−NR11
−を表す。ここでR11は水素原子又は置換されていても
よいアルキルを表すが、かかるR11としては、例えば、
水素原子、炭素数1〜4個のアルキル、炭素数1〜4個
のアルコキシで置換された炭素数1〜4個のアルキル等
を挙げることがでる。中でも水素原子、メチル、エチル
が好ましい。tは1、2又は3である。前記一般式(X
2)で示される基の具体例としては、例えば、ピロリジ
ノ、ピペリジノ、ピペラジノ、n−アルキルピペラジ
ノ、モルホリノ等を挙げることができる。中でも、Q2
が−CH2 −又は−O−であり、且つtが2であること
が好ましく、その具体例としては、一般式(X2)で示さ
れる基として、ピペリジノ、モルホリノ等が挙げられ
る。
【0037】前記一般式(X1)、(X3)及び(X4)で示
される基中、R7 、R8 、R9 及びR10は互いに独立
に、水素原子、置換されていてもよいアルキル、置換さ
れていてもよいフェニル又は置換されていてもよいナフ
チルを表す。かかるアルキルとしては、例えば、炭素数
1〜4のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、スルファモ
イル、カルバモイル、ヒドロキシ、ハロゲノ、シアノ、
カルボン酸エステル、スルホン酸エステル、置換されて
いてもよいフェニル及びスルファートの群から選ばれる
1又は2個の置換基により置換されていてもよい炭素数
1〜4のアルキル及びシクロヘキシル等を挙げることが
できる。ここで置換されていてもよいフェニルとして
は、例えば、炭素数1〜4のアルキル、炭素数1〜4の
アルコキシ、スルホ及びハロゲノの群から選ばれる1又
は2個の置換基により置換されていてもよいフェニル等
を挙げることができる。
【0038】かかるアルキルの具体例としては、前記R
1 で例示したアルキルの他、2−スルファートエチル、
置換されていてもよいベンジル等を挙げることができ
る。好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、2
−ヒドロキシエチル、2−スルファートエチル、2−ス
ルホエチル、2−メトキシエチル、2−カルボキシエチ
ル、2−カルバモイルエチル、2−スルファモイルエチ
ル、ベンジル、2−、3−又は4−スルホベンジル等で
ある。
【0039】前記一般式(X1)、(X3)及び(X4)で示
される基中、R7 、R8 、R9 及びR10における置換基
されていてもよいフェニルとしては、例えば、クロロ、
ブロモ等のハロゲノ、炭素数1〜4のアルキル、炭素数
1〜4のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ヒドロキ
シ、シアノ、カルバモイル、スルファモイル、カルボン
酸エステル、2−ヒドロキシエチルスルホニル、アミ
ノ、アシルアミノ、及び炭素数1〜4のアルキルにより
置換されたアミノの群から選ばれる1又は2個の置換基
により置換されていてもよいフェニル等を挙げることが
できる。
【0040】かかるフェニルの具体例としては、例え
ば、フェニル、2−、3−又は4−メチルフェニル、2
−、3−又は4−メトキシフェニル、2−、3−又は4
−エチルフェニル、2−、3−又は4−エトキシフェニ
ル、2−、3−又は4−カルボキシフェニル、2−、3
−又は4−クロロフェニル、2−、3−又は4−スルホ
フェニル、3−スルホ−4−メトキシフェニル、2−、
3−又は4−ヒドロキシフェニル等が挙げられる。好ま
しくは、フェニル、2−、3−又は4−メチルフェニ
ル、2−、3−又は4−エチルフェニル、2−、3−又
は4−クロロフェニルである。
【0041】前記一般式(X1)、(X3)及び(X4)で示
される基中、R7 、R8 、R9 及びR10における置換基
されていてもよいナフチルとしては、例えば、クロロ、
ブロモ等のハロゲノ、炭素数1〜4のアルキル、炭素数
1〜4のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ヒドロキシ
の群から選ばれる1、2又は3個の置換基により置換さ
れていてもよいナフチル等を挙げることができる。
【0042】かかるナフチルの具体例としては、例え
ば、2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−スル
ホ−1−ナフチル、1−、5−、6−、7−又は8−ス
ルホ−2−ナフチル、1,5−、5,7−、6,8−、4,
8−、4,7−、3,8−、4,6−、3,7−又は3,6
−ジスルホ−2−ナフチル、4,6,8−、2,4,7−又
は3,6,8−トリスルホ−1−ナフチル、1,5,7−、
4,6,8−又は3,6,8−トリスルホ−2−ナフチル等
が挙げられる。好ましくは、2−、3−、4−、5−、
6−、7−又は8−スルホ−1−ナフチル、1−、5
−、6−、7−又は8−スルホ−2−ナフチルである。
【0043】本発明のモノアゾ化合物(I)において、
1 及び/又はX2 が、−NR7 8 で示される前記一
般式(X1)である場合、その基の具体例を、その基を形
成するのに用いられるアミン化合物(HNR7 8 )で
表すと、例えば次のようなものを挙げることができる。
【0044】アンモニア;
【0045】1−アミノベンゼン、1−アミノ−2−、
−3−又は−4−メチルベンゼン、1−アミノ−2,4
−、−3,4−又は−3,5−ジメチルベンゼン、1−ア
ミノ−2−、−3−又は−4−エチルベンゼン、1−ア
ミノ−2−、−3−又は−4−メトキシベンゼン、1−
アミノ−2−、−3−又は−4−エトキシベンゼン、1
−アミノ−2−、−3−又は−4−クロロベンゼン、1
−アミノ−2−、−3−又は−4−ブロモベンゼン、1
−アミノ−2−、−3−又は−4−フルオロベンゼン、
3−又は4−アミノフェニルメタンスルホン酸、2−、
3−又は4−アミノベンゼンスルホン酸、3−又は4−
メチルアミノベンゼンスルホン酸、3−又は4−エチル
アミノベンゼンスルホン酸、5−アミノベンゼン−1,
3−ジスルホン酸、6−アミノベンゼン−1,3−又は
−1,4−ジスルホン酸、4−アミノベンゼン−1,2−
ジスルホン酸、4−アミノ−5−メチルベンゼン−1,
2−ジスルホン酸、2−、3−又は4−アミノ安息香
酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸、5−
アミノ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、4−アミ
ノ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、5−アミノ−
2−エトキシベンゼンスルホン酸、N−メチルアミノベ
ンゼン、N−エチルアミノベンゼン、1−メチルアミノ
−3−又は−4−メチルベンゼン、1−エチルアミノ−
3−又は−4−メチルベンゼン、1−メチルアミノ−2
−、−3−又は−4−クロロベンゼン、1−エチルアミ
ノ−2−、−3−又は−4−クロロベンゼン、1−(2
−ヒロドキシエチル)アミノ−3−メチルベンゼン、3
−又は−メチルアミノ安息香酸、1−アミノ−2−メト
キシ−5−メチルベンゼン、1−アミノ−2,5−ジメ
トキシベンゼン、2−、3−又は4−アミノフェノー
ル、1−アミノ−3−又は−4−アセチルアミノベンゼ
ン、2,4−又は2,5−ジアミノベンゼンスルホン酸、
1−アミノベンゼン−3−又は−4−(b−ヒドロキシ
エチルスルホン)、2−、4−、5−、6−、7−又は
8−アミノナフタレン−1−スルホン酸、1−、4−、
5−、6−、7−又は8−アミノナフタレン−2−スル
ホン酸、7−メチルアミノナフタレン−2−スルホン
酸、7−エチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、7
−ブチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、7−イソ
ブチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、4−、5
−、6−、7−又は8−アミノナフタレン−1,3−ジ
スルホン酸、2−、3−又は4−アミノナフタレン−
1,5−ジスルホン酸、4−又は8−アミノナフタレン
−1,6−ジスルホン酸、4−アミノナフタレン−1,7
−ジスルホン酸、3−又は4−アミノナフタレン−2,
6−ジスルホン酸、3−又は4−アミノナフタレン−
2,7−ジスルホン酸、6−又は7−アミノナフタレン
−1,3,5−トリスルホン酸、4−、7−又は8−アミ
ノナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸、4−アミノ
ナフタレン−1,3,7−トリスルホン酸の様な芳香族ア
ミン類;
【0046】メチルアミン、エチルアミン、n−プロピ
ルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、イ
ソブチルアミン、sec−ブチルアミン、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミン、メチルエチルアミン、アリルアミ
ン、2−クロロエチルアミン、2−メトキシエチルアミ
ン、2−アミノエタノール、2−メチルアミノエタノー
ル、ビス(2−ヒドロキシエチル)アミン、2−アセチ
ルアミノエチルアミン、1−アミノ−2−プロパノー
ル、3−メトキシプロピルアミン、1−アミノ−3−ジ
メチルアミノプロパン、2−アミノエタンスルホン酸ア
ミド、2−アミノエタンスルホン酸、アミノメタンスル
ホン酸、2−メチルアミノエタンスルホン酸アミド、2
−メチルアミノエタンスルホン酸、3−アミノ−1−プ
ロパンスルホン酸、2−スルファートエチルアミン、ア
ミノ酢酸、メチルアミノ酢酸、3−アミノプロピオン
酸、3−アミノプロピオン酸アミド、3−メチルアミノ
プロピオン酸、3−メチルアミノプロピオン酸アミド、
ε−アミノカプロン酸、ベンジルアミン、2−、3−又
は4−スルホベンジルアミン、2−、3−又は4−クロ
ロベンジルアミン、2−、3−又は4−メチルベンジル
アミン、N−メチルベンジルアミン、1−フェニルエチ
ルアミン、2−フェニルエチルアミン、1−フェニル−
2−プロピルアミンのような脂肪族アミン類。
【0047】かかるHNR7 8 で示されるアミン化合
物として、好ましいものとしては、例えば、アニリン、
N−メチルアニリン、N−エチルアニリン、2−、3−
又は4−クロロアニリン、N−メチル−2−、−3−又
は−4−クロロアニリン、N−エチル−2−、−3−又
は−4−クロロアニリン、2−、3−又は4−メチルア
ニリン、2−、3−又は4−エチルアニリン、2−、3
−又は4−メトキシアニリン、2−、3−又は4−エト
キシアニリン、2−、3−又は4−ヒドロキシアニリ
ン、アニリン−2−、−3−又は−4−スルホン酸、3
−又は4−メチルアミノベンゼンスルホン酸、3−又は
4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、2−、3−又は
4−カルボキシアニリン、アンモニア、メチルアミン、
エチルアミン、ジメチルアミン、タウリン、N−メチル
タウリン、モノ−又はジ−エタノールアミン、2−スル
ファモイルエチルアミン、2−カルバモイルエチルアミ
ン等を挙げることができる。これらに中でも、とりわ
け、アニリン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリ
ン、2−、3−又は4−クロロアニリン、N−メチル−
2−、−3−又は−4−クロロアニリン、N−エチル−
2−、−3−又は−4−クロロアニリン、2−、3−又
は4−メチルアニリン、2−、3−又は4−エチルアニ
リン、2−、3−又は4−メトキシアニリン、2−、3
−又は4−エトキシアニリン、2−、3−又は4−ヒド
ロキシアニリン、アニリン−2−、−3−又は−4−ス
ルホン酸、3−又は4−メチルアミノベンゼンスルホン
酸、3−又は4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、2
−、3−又は4−カルボキシアニリン等が特に好まし
い。
【0048】更に、X1 及び/又はX2 が前記一般式
(X1)で示される基である場合、R7、R8 で示される
基は、そのどちらか一方が置換されていてもよいフェニ
ルであることが好ましく、より好ましくは、R7 が、水
素、メチル又はエチルであり、且つR8 が、炭素数1〜
4のアルキル、炭素数1〜4のアルコキシ、スルホ、カ
ルボキシ、ハロゲノ、ヒドロキシ、シアノ又はアシルア
ミノの群から選ばれる基で置換されていてもよいフェニ
ルである場合が好ましい。
【0049】X1 及び/又はX2 が、−OR9 で示され
る前記一般式(X3)である場合、その基の具体例を、そ
の基を形成するのに用いられる化合物(HOR9 )で表
すと、例えば次のようなものを挙げることができる。
【0050】フェノール、1−ヒドロキシ−2−、−3
−又は−4−メチルベンゼン、1−ヒドロキシ−3,4
−又は−3,5−ジメチルベンゼン、1−ヒドロキシ−
2−、−3−又は−4−エチルベンゼン、1−ヒドロキ
シ−2−、−3−又は−4−メトキシベンゼン、1−ヒ
ドロキシ−2−、−3−又は−4−エトキシベンゼン、
1−ヒドロキシ−2−、−3−又は−4−クロロベンゼ
ン、3−又は4−ヒドロキシフェニルメタンスルホン
酸、3−又は4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、5−
ヒドロキシベンゼン−1,3−ジスルホン酸、2−ヒド
ロキシベンゼン−1,4−ジスルホン酸、4−ヒドロキ
シベンゼン−1,2−ジスルホン酸、4−ヒドロキシ−
5−メチルベンゼン−1,2−ジスルホン酸、3−又は
4−ヒドロキシ安息香酸、5−ヒドロキシベンゼン−
1,3−ジカルボン酸、5−ヒドロキシ−2−エトキシ
ベンゼンスルホン酸のようなフェノール類;
【0051】2−、4−、5−、6−、7−又は8−ヒ
ドロキシナフタレン−1−スルホン酸、1−、4−、5
−、6−、7−又は8−ヒドロキシナフタレン−2−ス
ルホン酸、4−、5−、6−、7−又は8−ヒドロキシ
ナフタレン−1,3−ジスルホン酸、2−、3−又は4
−ヒドロキシナフタレン−1,5−ジスルホン酸、4−
又は8−ヒドロキシナフタレン−1,6−ジスルホン
酸、4−ヒドロキシナフタレン−1,7−ジスルホン
酸、3−又は4−ヒドロキシナフタレン−2,6−ジス
ルホン酸、3−又は4−ヒドロキシナフタレン−2,7
−ジスルホン酸、6−又は7−ヒドロキシナフタレン−
1,3,5−トリスルホン酸、4−、7−又は8−ヒドロ
キシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸、4−ヒド
ロキシナフタレン−1,3,7−トリスルホン酸の様なナ
フトール類;
【0052】メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノー
ル、sec−ブタノール、2−クロロエタノール、2−メ
トキシエタノール、2−エトキシエタノール、3−メト
キシプロパノール、3−エトキシプロパノール、2−ヒ
ドロキシエタンスルホン酸、3−ヒドロキシ−1−プロ
パンスルホン酸、2−シアノエタノール、2−スルファ
ートエタノール、グリコール酸、3−ヒドロキシプロピ
オン酸、ベンジルアルコール、2−、3−又は4−クロ
ロベンジルアルコール、4−メチルベンジルアルコー
ル、2−、3−又は4−スルホベンジルアルコール、2
−フェニルエタノール、1−フェニル−2−プロパノー
ルの様な脂肪族アルコール類。
【0053】X1 及び/又はX2 が、−SR10で示され
る前記一般式(X4)である場合、その基の具体例を、そ
の基を形成するのに用いられる化合物(HSR10)で表
すと、例えば、一般式(X3)を形成するのに用いられる
基として先に例示した、フェノール類、ナフトール類、
脂肪族アルコール類における水酸基を、それぞれメルカ
プト基に変更した化合物等を挙げることができる。
【0054】本発明のモノアゾ化合物(I)において、
1 、X2 は、少なくともどちらか一方は、置換されて
いてもよいピリジニオ、前記一般式(X1)、(X2)、
(X3)又は(X4)で示される基である。特に、X1 、X
2 の少なくともどちらか一方は、前記一般式(X1)で示
される基であることが好ましく、中でも、かかる一般式
(X1)において、R7 が水素原子、メチル又はエチルで
あり、且つ、R8 が炭素数1〜4のアルキル、炭素数1
〜4のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ハロゲノ、ヒ
ドロキシ、シアノ及びアシルアミノの群から選ばれる基
で置換されていてもよいフェニルである場合が特に好ま
しい。
【0055】本発明のモノアゾ化合物(I)は、遊離酸
の形であっても、その塩の形であっても、又、それらの
混合物の形であってもよい。好ましくは、アルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩、及びそれらを含有する混合物
であり、中でもナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩
及びそれらを含有する混合物が好ましい。
【0056】本発明のモノアゾ化合物は、一般式(I)
で示されるものであれば特に限定されないが、好ましい
ものとしては、以下に示される化合物等を挙げることが
できる。
【0057】
【化13】
【0058】〔式中、R1 、R3 、R4 、R7 、R8
1 、A2 、Y1 及びY2 は、前記の意味を有する。X
はフッ素、クロロ又はブロモを表す。又、[ ]は、そ
の両脇に示した2つのトリアジン環が、[ ]内に示し
た構造式の2つのアミノ基のいずれに結合していてもよ
いことを表す。〕 とりわけ、R1 、R3 及びR7 が互いに独立に、水素原
子、メチル又はエチルであり、R4 が水素原子であり、
8 が炭素数1〜4のアルキル、炭素数1〜4のアルコ
キシ、スルホ、カルボキシ、ハロゲノ、ヒドロキシ、シ
アノ又はアシルアミノの群から選ばれる基で置換されて
いてもよいフェニルであり、A1 がメチル又はメトキシ
から選ばれる1または2個の基で置換されていてもよい
フェニレンであり、A2 がエチレン又はトリメチレンで
あり、且つ、Xがフッ素又はクロロである場合が特に好
ましい。
【0059】本発明のモノアゾ化合物(I)の製造方法
は特に限定されないが、例えば次のようにして製造する
ことができる。まず、本発明のモノアゾ化合物(I)に
おいて、X1 がハロゲノであり、X2が置換されていて
もよいピリジニオ、前記一般式(X1)、(X2)、(X3)
又は(X4)で示される基である場合、例えば、以下の3
つの方法を例示することができる。第一の製造方法は、
遊離酸の形が下記一般式(IV)
【0060】
【化14】
【0061】〔式中、D、R1 及びU1 は前記の意味を
有する。Tはハロゲノを表す。〕で示される化合物と、
下記一般式(V-1)、(V-2)又は(V-3)
【0062】
【化15】 〔式中、A1 、A2 、Q1 、R3 、R4 、R5 、Y1
2 、Y3 、r及びsは、前記の意味を有する。〕で示
されるいずれかのアミン化合物と、下記一般式(VI-
1)、(VI-2)、(VI-3)、(VI-4)又は(VII)
【0063】
【化16】
【0064】〔式中、R7 、R8 、R9 、R10、Q2
びtは、前記の意味を有する。R' は水素原子、カルボ
キシ、カルバモイル、スルホ、ハロゲノ又は置換されて
いてもよい炭素数1〜4のアルキルを表し、uは1又は
2を表す。〕で示される化合物のいずれかを、2,4,
6−トリハロゲノ−s−トリアジンと任意の順序で縮合
させる方法である。尚、一般式(IV)において、Tで表
されるハロゲノの具体例としては、先にX 1 、X2 にお
いて例示したものと同様のハロゲノを挙げることができ
る。
【0065】又、かかる第一の製造方法において原料と
なる一般式(IV)で示される化合物は、以下のようにし
て得ることができる。即ち、下記一般式(VIII)
【0066】
【化17】
【0067】〔式中、R1 及びDは、前記の意味を有す
る。〕で示される化合物と、前記一般式(V-1)、(V-2)
又は(V-3)で示されるいずれかのアミン化合物を、2,
4, 6−トリハロゲノ−s−トリアジンと任意の順序で
縮合させることにより、下記一般式(IX)
【0068】
【化18】 〔式中、D、R1 及びU1 は、前記の意味を有する。T
は、ハロゲノを表す。〕で示されるアミン化合物を得、
これを常法に従ってジアゾ化し、次いでこれを遊離酸の
形が下記一般式(X)
【0069】
【化19】
【0070】で示される化合物と、中性〜弱アルカリ性
下で、カップリングさせることにより、一般式(IV)で
示される化合物を得ることができる。
【0071】かかる第一の製造方法において原料となる
一般式(IV)で示されるモノアゾ化合物はまた、以下の
ようにしても合成することができる。即ち、下記一般式
(XI)
【0072】
【化20】
【0073】〔式中、R1 D及びTは前記の意味を有す
る。〕で示されるアミン化合物を常法にしたがってジア
ゾ化し、前記一般式(X)で示される化合物と、中性〜弱
アルカリ性でカップリングさせて、下記一般式(XII)
【0074】
【化21】
【0075】〔式中、R1 及びDは前記の意味を有す
る。Tはハロゲノを表す。〕で示される化合物を得、
【0076】次いでこの化合物と、前記一般式(V-1)、
(V-2)又は(V-3)で示されるアミン化合物のいずれかを
縮合させる方法によっても、一般式(IV)で示される化
合物を得ることができる。
【0077】第二の製造方法は、遊離酸の形が下記一般
式(XIII)
【0078】
【化22】
【0079】〔式中、D、R1 、及びU2 は前記の意味
を有する。Wは置換されていてもよいピリジニオ、前記
一般式(X1) 、(X2)、(X3)又は(X4)で示される基を表
す。〕で示されるモノアゾ化合物と、前記一般式(V-1)
、(V-2) 、(V-3) で示されるアミン化合物のいずれか
を、2, 4, 6−トリハロゲノ−s−トリアジンと任意
の順序で縮合させる方法である。
【0080】かかる第二の製造方法において原料となる
前記一般式(XIII)で示されるモノアゾ化合物は、以下
のようにして製造することができる。即ち、まず前記一
般式(VIII)で示されるアミン化合物をジアゾ化し、得
られたジアゾ化物を前記一般式(X)で示される化合物に
カップリングさせる。次いで得られた化合物と、前記一
般式(V-1)、(V-2)又は(V-3)で示されるアミン化合物
のいずれかと、前記一般式(VI-1) 、(VI-2)、(VI-3)、
(VI-4)又は(VII) で示される化合物のいずれかを、任意
の順序で各々、2, 4, 6−トリハロゲノ−s−トリア
ジンと縮合させることにより一般式(XIII)で示される
モノアゾを得ることができる。
【0081】第三の製造方法は、前記一般式(IX)で示さ
れるアミン化合物をジアゾ化し、遊離酸の形が下記一般
式(XIV)
【0082】
【化23】
【0083】〔式中、U2 は前記の意味を有する。Zは
置換されていてもよいピリジニオ、前記一般式(X1)、(X
2)、(X3)又は(X4)で示される基を表す。〕で示される化
合物と、弱酸性〜弱アルカリ性下で、カップリングさせ
ることにより、一般式(I)で示される化合物を得るこ
とができる。尚、一般式(XIV)において、Zで表される
置換されていてもよいピリジニオ、前記一般式(X1)、(X
2)、(X3)又は(X4)で示される基の具体例としては、先
に、X 1 、X2 において例示したものと同様の、置換さ
れていてもよいピリジニオ、前記一般式(X1)、(X2)、(X
3)又は(X4)で示される基を挙げることができる。
【0084】かかる第三の製造方法において原料となる
前記一般式(XIV) で示される化合物は、前記一般式(X)
で示される化合物と、前記一般式(V-1) 、(V-2)又は(V
-3)で示されるアミン化合物と、前記一般式(VI-1)、(VI
-2)、(VI-3)、(VI-4)又は(VII) で示される化合物を、
任意の順序で、2, 4, 6−トリハロゲノ−s−トリア
ジンと縮合させることにより、得ることができる。
【0085】次に、本発明のモノアゾ化合物が、一般式
(I)において、X1 が置換されていてもよいピリジニ
オ、前記一般式(X1)、(X2)、(X3)又は(X4)で示される基
であり、X2 がハロゲノである場合、本発明のモノアゾ
化合物(I)は、X1 がハロゲノであり、X2 が置換さ
れていてもよいピリジニオ、前記一般式(X1)、(X
2)、(X3)又は(X4)で示される基である場合の、先
に示した3つの方法と同様にして得ることができる。
【0086】更に、本発明のモノアゾ化合物が、一般式
(I)において、X1 とX2 が互いに独立に、置換され
ていてもよいピリジニオ、前記一般式(X1)、(X2)、(X3)
又は(X4)で示される基である場合、本発明のモノアゾ化
合物(I)は、例えば、以下の3つの方法等で得ること
ができる。
【0087】第一の製造方法は、X1 がハロゲノであ
り、X2 が置換されていてもよいピリジニオ、前記一般
式(X1)、(X2)、(X3)又は(X4)で示される基である場合の
モノアゾ化合物(I)、或いはX1 が置換されていても
よいピリジニオ、前記一般式(X1)、(X2)、(X3)又は(X4)
で示される基であり、X2 がハロゲノである場合のモノ
アゾ化合物(I)を、前記一般式(VI-1)、(VI-2)、(VI-
3)、(VI-4)又は(VII) で示される化合物と縮合させる方
法である。
【0088】第二の製造方法は、遊離酸の形が下記一般
式(XV)
【0089】
【化24】
【0090】〔式中、D及びR1 は前記の意味を有す
る。Tはハロゲンを表す。〕で示される化合物に、前記
一般式(V-1) 、(V-2) 又は(V-3) で示される化合物のい
ずれかと、(VI-1)、(VI-2)、(VI-3)、(VI-4)又は(VII)
で示される化合物のいずれかを、任意の順序で縮合させ
る方法である。この際、縮合させる2つの化合物の使用
量は、各々、一般式(XV)で示される化合物に対し、2
等量以上であることが好ましい。 又、この製造方法
は、特に、本発明のモノアゾ化合物(I)において、U
1 とU2 が同じ基であり、且つX1 とX2 が同じ基であ
る場合に好適である。
【0091】かかる第二の製造方法において原料となる
前記一般式(XV)で示される化合物は、例えば、前記一
般式(XI)で示されるアミン化合物をジアゾ化し、次い
で遊離酸の形が下記一般式(XVI)
【0092】
【化25】
【0093】〔式中、Tはハロゲンを意味する。〕で示
される化合物と、弱酸性〜弱アルカリ性でカップリング
させることにより、得ることができる。あるいは、前記
一般式(XV)で示される化合物は、遊離酸の形が下記一
般式(XVII)
【0094】
【化26】
【0095】〔式中、D及びR1 は前記の意味を有す
る。〕で示される化合物を、2, 4, 6−トリハロゲノ
−s−トリアジンと縮合させることによっても得ること
ができる。この際、2, 4, 6−トリハロゲノ−s−ト
リアジンの使用量は、一般式(XVII)で示される化合物
に対し、2等量以上であることが好ましい。
【0096】また特に、U1 とU2 が同じ基であり、且
つX1 とX2 が同じ基である場合、本発明のモノアゾ化
合物(I)は、第三の製造方法として、下記一般式(XV
III)
【0097】
【化27】
【0098】〔式中、U1 、T及びWは前記の意味を有
する。〕で示される化合物を、前記一般式(XVII)で示
される化合物と縮合させる方法も挙げることができる。
この際、一般式(XVIII)で示される化合物の使用量
は、前記一般式(XVII)で示される化合物に対し、2等
量以上であることが好ましい。
【0099】本発明のモノアゾ化合物(I)及びその原
料を得るにあたり、用いる2, 4,6−トリハロゲノ−
s−トリアジンの具体化合物としては、例えば、塩化シ
アヌル、フッ化シアヌル等を挙げることができる。
【0100】又、2, 4, 6−トリハロゲノ−s−トリ
アジンに係わる縮合反応においては、上述したように、
その縮合順序は特に限定されるものではない。又、かか
る縮合反応の条件も特に限定されないが、例えば、一番
始めの縮合反応は、−10〜40℃、pH1〜10の条
件下で実施し、二番目の縮合反応は、0〜70℃、pH
2〜10の条件下で実施し、三番目の縮合反応は、10
〜100℃、pH2〜9の条件下で実施する条件を例示
することができる。
【0101】更に、本発明のモノアゾ化合物(I)を得
るにあたり、前記一般式(V-1) 、(V-2) 及び(V-3) で示
される化合物を用いる場合であって、目的とするモノア
ゾ化合物(I)のY1 、Y2 及びY3 で表される基が−
CH2 CH2 Zであり、且つアルカリの作用で脱離する
基Zが、例えば、硫酸エステルや燐酸エステル等のエス
テルである場合、一般式(V-1) 、(V-2) 及び(V-3) で示
される化合物の代わりに、それぞれ下記一般式(V-1
a)、(V-2a)及び(V-3a)
【0102】
【化28】
【0103】〔式中、A1 、A2 、Q1 、R3 、R4
5 、r及びsは前記の意味を有する。〕で示されるア
ミン化合物を用い、前記の方法に準じて合成を行って本
発明のモノアゾ化合物(I)の前駆体を得、その後、例
えば、常法により、エステル化反応を行う方法によって
も、即ち、当該エステル基の形成を縮合反応の後に行う
方法によっても、一般式(I)の化合物を得ることがで
きる。
【0104】本発明のモノアゾ化合物は、例えば、繊維
材料を染色又は捺染する染料として用いることができ
る。かかる材料としては、ヒドロキシ基及び/又はカル
ボンアミド基を含有するものであれば特に限定されない
が、例えば、天然又は再生セルロース繊維、天然又は合
成ポリアミド繊維、ポリウレタン繊維、皮革、及びこれ
らを含有する混紡材料等を挙げることができる。
【0105】天然セルロース繊維として、具体的には、
木綿、ネリン、麻、ジュート、ラミー繊維等を挙げるこ
とができる。好ましくは、木綿である。
【0106】再生セルロース繊維として、具体的には、
レーヨン、ポリノジック、キュプラ繊維、及び商品名
「テンセル」、「タフセル」、「モダール」、「セルテ
ィマ」等を挙げることができる。
【0107】天然又は合成ポリアミド繊維として、具体
的には、羊毛、絹、ポリアミド−6,6、ポリアミド−
6、ポリアミド−11、ポリアミド−4等を挙げること
ができる。
【0108】またこれらを含有する混紡材料としては、
これら繊維材料の混紡材料の他、これらの繊維材料と、
ポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維との混
紡材料等も例示することができる。
【0109】本発明の化合物は、上述の材料上、特に上
述の繊維材料上に、物理的化学的性状に応じた方法で、
染色又は捺染できる。
【0110】具体的には、例えば、上述の繊維上に、吸
尽染色法、コールドバッチアップ法、連続染色法、捺染
法等の方法により染色又は捺染する方法を挙げることが
できる。例えばセルロース繊維材料上に吸尽染色する場
合、炭酸ソーダ、第三燐酸ソーダ、重炭酸ソーダ、第三
燐酸ソーダ、苛性ソーダ等の酸結合剤の存在下、必要に
応じて芒硝、食塩等の中性塩を加え、更に必要に応じ
て、溶解助剤、浸透剤又は均染剤等を併用し、30〜1
00℃程度の温度で染色する方法等が例示される。ここ
で酸結合剤、中性塩等の添加は、一度に行ってもよく、
また常法により分割して行ってもよい。
【0111】セルロース繊維上にコールドバッチアップ
法で染色する場合においては、芒硝、食塩等の中性塩、
及び、苛性ソーダやケイ酸ソ−ダ等の酸結合剤を用いて
パジング後、密閉包装材料中に一定温度で放置して処理
する方法等が例示される。
【0112】セルロース繊維上に連続染色法で染色する
場合においては、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ等の酸結合
剤の存在下、公知の方法で室温又は高められた温度でパ
ジング後、スチーミング又は乾熱により処理する一相パ
ジング法や、本発明の化合物が溶解されているパジング
液に繊維を浸漬後、芒硝又は食塩等の中性塩、及び、苛
性ソーダやケイ酸ソ−ダ等の酸結合剤をパジングし、ス
チーミング又は乾熱することにより処理する二相パジン
グ法等が例示される。
【0113】セルロース繊維上に捺染する場合において
は、一相で、重曹等の酸結合剤を含有する捺染ペースト
で印捺し、次いで80℃以上の高温でスチーミングする
方法や、二相で、例えば中性又は弱酸性の捺染ペースト
で印捺し、これを電解質含有のアルカリ性浴に通過させ
た後、又はアルカリ性の電解質含有パジング液でオーバ
パジングし、その後スチーミング又は乾熱処理すること
により処理する方法等が例示される。ここで、捺染ペー
ストには、例えばアルギン酸ソーダ、澱粉エーテル等の
糊剤及び/又は乳化剤を含んでいてもよく、また必要に
応じて、例えば尿素等の捺染助剤及び/又は分散剤を含
んでいてもよい。
【0114】セルロース繊維上に本発明の化合物を染色
又は捺染する場合、用いられる酸結合剤は特に限定され
ず、上記の炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、第三燐酸ソー
ダ、苛性ソーダ、ケイ酸ソーダの他、苛性カリ、蟻酸ソ
ーダ、炭酸カリ、第一又は第二燐酸ソーダ、トリクロロ
酢酸ソーダ等を用いることもできる。
【0115】合成又は天然のポリアミド繊維上や、ポリ
ウレタン繊維上に吸尽染色する場合においては、酸性〜
弱酸性の染浴中、pHの制御下に、本発明の化合物を吸
尽させ、次いで60〜120℃程度の温度下、中性〜ア
ルカリ性にpHに変化させる方法等が例示される。ここ
で必要に応じて、均染剤等、例えば、塩化シアヌルとア
ミノベンゼンスルホン酸の縮合生成物、塩化シアヌルと
アミノナフタレンスルホン酸の縮合生成物、ステアリル
アミンとエチレンオキサイドとの付加生成物等の均染剤
等を用いても差し支えない。
【0116】本発明の化合物は、所望の色相を得るため
に、必要に応じて本発明の特徴を損なわない範囲で、他
の染料と混合して使用することができる。混合して使用
する染料としては、反応染料であれば特に制約はない
が、例えば、反応基としてスルファトエチルスルホン
基、ビニルスルホン基、モノクロロトリアジン基、モノ
フルオロトリアジン基、モノニコチン酸トリアジン基、
ジクロロトリアジン基、ジフルオロモノクロロピリミジ
ン基、および、トリクロロピリミジン基の少なくとも1
種を少なくとも1つ以上有する染料、又はSumifix 、Su
mifix Supra 、Remazol 、Levafix 、Procion 、Cibacr
on、Basilen 、Drimarene 、Kayacion、Kayacelon Reac
t などの冠称名で市販されている染料、更には、特開昭
50-178号、特開昭51-17538号、特開昭 56-9483号、特開
昭56-15481号、特開昭 56-118976号、特開昭 56-128380
号、特開昭 57-2365号、特開昭57-89679号、特開昭 57-
143360号、特開昭 58-191755号、特開昭59-15451号、特
開昭59-96174号、特開昭 59-161463号、特開昭 60-6754
号、特開昭 60-123559号、特開昭 60-229957号、特開昭
60-260654号、特開昭 61-126175号、特開昭 61-155469
号、特開昭 61-225256号、特開昭63-77974号、特開昭 6
3-225664号、特開平1-185370号、特開平 3-770号、特開
平5-247366号、特開平6-287463号の各公報に記載されて
いる染料等が例示される。
【0117】
【発明の効果】本発明のモノアゾ化合物を用いることに
より、繊維材料の染色及び捺染において、再現性に優
れ、均染性が良好で、高いビルドアップ性を有し、有効
染着率が高く、低塩濃度で染色し得、且つ得られた染色
物及び捺染物の各種の堅牢度、特に、耐塩素性、耐光
性、耐汗性、耐汗日光性、耐加水分解性、耐アルカリ性
が良好である。
【0118】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。例中、部は重量部を表す。
【0119】実施例1 2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸18.8部と塩化シ
アヌル18.4部をpH2〜4、温度0〜15℃下で縮
合させ、次いでこれに3−(2−スルファートエチルス
ルホニル)アニリン28.1部を、pH4〜8、温度1
0〜40℃下で縮合させ、得られた化合物を常法により
ジアゾ化した。一方、1−アミノ−8−ヒドロキシナフ
タレン−3,6−ジスルホン酸31.9部と塩化シアヌ
ル18.4部を、温度0〜15℃、pH1〜3下で縮合
させ、次いでこれに2−(2−スルファートエチルスル
ホニル)エチルアミン23.3部を、pH4〜8、温度
0〜40℃下で縮合させ、さらにアニリン9.3部を、
pH2〜6、温度30〜70℃下で縮合させた。得られ
た化合物に先のジアゾ化物を、pH3〜8、温度0〜2
0℃下でカップリングさせ、その後、塩析して、遊離酸
の形が下式
【0120】
【化29】 (吸収極大波長λmax=550nm、水媒体中)
【0121】で示されるモノアゾ化合物を得た。
【0122】実施例2 実施例1において使用した3−(2−スルファートエチ
ルスルホニル)アニリン、2,4−ジアミノベンゼンス
ルホン酸、1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−
3,6−ジスルホン酸、2−(2−スルファートエチル
スルホニル)エチルアミン及びアニリンの代わりに、順
に、表1〜4の第2欄、第3欄、第4欄、第5欄及び第
6欄の化合物を用い、実施例1と同様の方法で合成し、
各々対応するモノアゾ化合物を得、染色して表1〜4の
第7欄に示す色調の染色物を得た。た。なお、上記の合
成に際し、表1〜4の第2欄、第3欄、第4欄、第5欄
及び第6欄の化合物の、塩化シアヌルに対する一次的縮
合、二次的縮合及び三次的縮合の順序を任意に替えて
も、得られた化合物は同じであった。また、表1〜4の
第2欄及び第5欄の化合物の代わりに、それぞれ対応す
るヒドロキシエチルスルホニル体を用いて実施例1と同
様に合成し、最後に常法により硫酸エステル化すること
によっても、得られた化合物は同じであった。
【0123】
【表1】
【0124】
【表2】
【0125】
【表3】
【0126】
【表4】
【0127】実施例3 2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸18.8部と塩化シ
アヌル18.4部を、pH2〜4、温度0〜15℃下で
縮合させ、次いでこれに3−(2−スルファートエチル
スルホニル)アニリン28.1部を、pH4〜8、温度
10〜40℃下で縮合させ、さらにアニリン9.3部
を、pH2〜6、温度30〜70℃下で縮合させ、得ら
れた化合物を常法によりジアゾ化した。一方、1−アミ
ノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸
31.9部と塩化シアヌル18.4部を、温度0〜15
℃、pH1〜3下で縮合させ、次いでこれに2−(2−
スルファートエチルスルホニル)エチルアミン23.3
部を、pH4〜8、温度0〜40℃下で縮合させた。得
られた化合物に先のジアゾ化物を、pH3〜8、温度0
〜20℃下でカップリングさせ、その後、塩析して、遊
離酸の形が下式
【0128】
【化30】 (吸収極大波長λmax=550nm、水媒体中)で示され
るモノアゾ化合物を得た。
【0129】実施例4 実施例3において使用した3−(2−スルファートエチ
ルスルホニル)アニリン、アニリン、2,4−ジアミノ
ベンゼンスルホン酸、1−アミノ−8−ヒドロキシナフ
タレン−3,6−ジスルホン酸及び2−(2−スルファ
ートエチルスルホニル)エチルアミンの代わりに、順
に、表5〜12の第2欄、第3欄、第4欄、第5欄及び
第6欄の化合物を用いて、実施例3と同様の方法で合成
し、各々対応するモノアゾ化合物を得、染色して表5〜
8の第7欄に示す色調の染色物を得た。なお、上記の合
成に際し、表5〜8の第2欄、第3欄、第4欄、第5欄
及び第6欄の化合物の、塩化シアヌルに対する一次的縮
合、二次的縮合及び三次的縮合の順序を任意に替えて
も、得られた化合物は同じであった。また、表5〜8の
第2欄及び第6欄の化合物の代わりに、それぞれ対応す
るヒドロキシエチルスルホニル体を用いて実施例3と同
様に合成し、最後に常法により硫酸エステル化すること
によっても、得られた化合物は同じであった。
【0130】
【表5】
【0131】
【表6】
【0132】
【表7】
【0133】
【表8】
【0134】実施例5 2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸18.8部と塩化シ
アヌル18.4部を、pH2〜4、温度0〜15℃下で
縮合させ、次いでこれに3−(2−スルファートエチル
スルホニル)アニリン28.1部を、pH4〜8、温度
10〜40℃下で縮合させ、さらにアニリン9.3部
を、pH2〜6、温度30〜70℃で縮合させ、得られ
た化合物を常法によりジアゾ化した。一方、1−アミノ
−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸3
1.9部と塩化シアヌル18.4部を、温度0〜15
℃、pH1〜3下で縮合させ、次に2−(2−スルファ
ートエチルスルホニル)エチルアミン23.3部を、p
H4〜8、温度0〜40℃下で縮合させ、さらに3−ス
ルホアニリン17.3部を、pH2〜6、温度40〜8
0℃下で縮合させた。得られた化合物に先のジアゾ化物
を、pH3〜8、温度0〜20℃下でカップリングさ
せ、その後、塩析して、遊離酸の形が下式
【0135】
【化31】 (吸収極大波長λmax=552nm、水媒体中)で示され
るモノアゾ化合物を得た。
【0136】実施例6 実施例5において使用した3−(2−スルファートエチ
ルスルホニル)アニリン、アニリン、2,4−ジアミノ
ベンゼンスルホン酸、1−アミノ−8−ヒドロキシナフ
タレン−3,6−ジスルホン酸、2−(2−スルファー
トエチルスルホニル)エチルアミン及び3−スルホアニ
リンの代わりに、順に、表9〜12の第2欄、第3欄、
第4欄、第5欄、第6欄及び第7欄の化合物を用いて、
実施例5と同様の方法で合成し、各々対応するモノアゾ
化合物を得、染色して下表第8欄に示す色調の染色物を
得た。なお、上記の合成に際し、表9〜12の第2欄、
第3欄、第4欄、第5欄、第6欄及び第7欄の化合物
の、塩化シアヌルに対する一次的縮合、二次的縮合及び
三次的縮合の順序を任意に替えても、得られた化合物は
同じであった。また、表9〜12の第2欄及び第6欄の
化合物の代わりに、それぞれ対応するヒドロキシエチル
スルホニル体を用いて実施例5と同様に合成し、最後に
常法により硫酸エステル化することによっても、得られ
た化合物は同じであった。
【0137】
【表9】
【0138】
【表10】
【0139】
【表11】
【0140】
【表12】
【0141】実施例7 実施例1で得られたモノアゾ化合物0.3部を、200
部の水に溶解し、芒硝20部を加え、さらに木綿10部
を加えて60℃に昇温した。60℃に達してから、30
分経過後、炭酸ソーダ4部を加え、同温度で1時間染色
した。次いで水洗い及びソーピングを行った。染色排水
の着色量はわずかであった。得られた染色物は、均一で
濃い赤色であった。得られた染色物の耐塩素性、耐光
性、耐汗性、耐汗日光性、耐酸加水分解性、耐アルカリ
性の諸堅牢度は、いずれも良好であった。
【0142】実施例8 実施例7において、実施例1で得られたモノアゾ化合物
の代わりに、実施例2〜6で得られたモノアゾ化合物の
各々を用いる以外は、実施例7に準拠して染色を実施し
た。染色排水の着色量はわずかであった。得られた染色
物は、均一で濃い赤色であった。得られた染色物の耐塩
素性、耐光性、耐汗性、耐汗日光性、耐酸加水分解性、
耐アルカリ性の諸堅牢度は、いずれも良好であった。
【0143】実施例9 実施例7及び8において、芒硝の使用量を20部から1
0部に代える以外は、実施例7及び8に準拠して染色を
行った。得られた染色物は、各々、実施例7及び8で得
られた染色物と同等の品質を有していた。
【0144】実施例10 実施例7及び8において、芒硝の使用量を20部から4
部に代える以外は、実施例7及び8に準拠して染色を行
った。得られた染色物は、各々、実施例7及び8で得ら
れた染色物と同等の品質を有していた。
【0145】実施例11 実施例7〜10の各々において、染色の温度を60℃か
ら70℃に代える以外は、実施例7〜10の各々に準拠
して染色を行った。得られた染色物は、各々、実施例7
〜10で得られた染色物と同等の品質を有していた。
【0146】実施例11 実施例7〜10の各々において、各モノアゾ化合物0.
3部の代わりに、各モノアゾ化合物0.3部、及び、ス
ルホン化度110%、平均重合度1.8のメチルナフタ
レンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物のナトリ
ウム塩0.06部を用いる以外は、実施例7〜10の各
々に準拠して染色を行った。得られた染色物は、各々、
実施例7〜10で得られた染色物と同等の品質を有して
いた。
【0147】実施例12 実施例1〜6で得られたそれぞれのモノアゾ化合物を用
いて、以下の組成をもつ色糊を作った。
【0148】色糊組成 モノアゾ化合物 5部 尿素 5部 アルギン酸ソーダ(5%)元糊 50部 熱湯 25部 重曹 2部バランス(水) 13部 合 計 1000部
【0149】この色糊をシルケット加工綿ブロード上に
印捺し、中間乾燥後、100℃で5分間スチーミングを
行い、湯洗い、ソーピング、湯洗い、そして乾燥して、
仕上げた。得られた染色物は、均一で濃い赤色であっ
た。得られた染色物の耐塩素性、耐光性、耐汗性、耐汗
日光性、耐酸加水分解性、耐アルカリ性の諸堅牢度は、
いずれも良好であった。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 は、水素原子又は置換されていてもよいア
    ルキルを表し;Dは、下記一般式(II)又は(III) 【化2】 (式中、*印はアゾ基に接続する結合を、R2 は水素原
    子、低級アルキル、低級アルコキシ又はスルホを、p及
    びqは0又は1を表す。)で示される基を表し;U1
    びU2 は、互いに独立に、下記一般式(U1)、(U2)又
    は(U3) 【化3】 (式中、R3 、R4 及びR5 は、互いに独立に、水素原
    子又は置換されていてもよいアルキルを表し;A1 は、
    置換されていてもよいフェニレン又は置換されていても
    よいナフチレンを表し;A2 は、置換されていてもよい
    アルキレンを表し;Q1 は、−O−、−S−又は−NR
    6 −を表し、ここでR6 は、水素原子、置換されていて
    もよいアルキル又は置換されていてもよいフェニルを表
    し;r及びsは、互いに独立に、2、3又は4を表し;
    1 、Y2 及びY3 は、互いに独立に、−CH=CH2
    又は−CH2 CH2 Zを表し、ここでZはアルカリの作
    用で脱離する基を表す。)で示される基を表し;X1
    びX2 は、互いに独立に、ハロゲノ、置換されていても
    よいピリジニオ、下記一般式(X1)、(X2)、(X3)又
    は(X4) 【化4】 (式中、R7 、R8 、R9 及びR10は、互いに独立に、
    水素原子、置換されていてもよいアルキル、置換されて
    いてもよいフェニル又は置換されていてもよいナフチル
    を表し、;Q2 は、−CH2 −、−O−、−S−、−S
    2 −又は−NR11−を表し、ここでR11は、水素原子
    又は置換されていてもよいアルキルを表し;tは1、2
    又は3を表す。〕で示される基を表すが、少なくともど
    ちらか一方は置換されていてもよいピリジニオ、一般式
    (X1)、(X2)、(X3)又は(X4)で示される基を表
    す。〕で示されるモノアゾ化合物、又はその塩。
  2. 【請求項2】X1 及びX2 の少なくともどちらか一方
    が、一般式(X1)又は(X2)である請求項1に記載のモ
    ノアゾ化合物、又はその塩。
  3. 【請求項3】X1 及びX2 が、互いに独立に、一般式
    (X1)又は(X2)である請求項1〜2のいずれかに記載
    のモノアゾ化合物、又はその塩。
  4. 【請求項4】X1 及びX2 の少なくともどちらか一方
    が、一般式(X1)である請求項1〜2のいずれかに記載
    のモノアゾ化合物、又はその塩。
  5. 【請求項5】X1 及びX2 の少なくともどちらか一方
    が、一般式(X1)であり、他方が、クロロである請求項
    1〜2、4のいずれかに記載のモノアゾ化合物、又はそ
    の塩。
  6. 【請求項6】X1 及びX2 が、一般式(X1)である請求
    項1〜2、4のいずれかに記載のモノアゾ化合物又はそ
    の塩。
  7. 【請求項7】X1 及びX2 の少なくともどちらか一方
    が、一般式(X1)であり、且つR7 及びR8 のどちらか
    一方が水素原子、メチル又はエチルであり、もう一方が
    置換されていてもよいフェニルである請求項1〜6のい
    ずれかに記載のモノアゾ化合物又はその塩。
  8. 【請求項8】U1 及びU2 の少なくともどちらか一方
    が、一般式(U2)又は(U3)である請求項1〜7のいず
    れかに記載のモノアゾ化合物又はその塩。
  9. 【請求項9】U1 及びU2 の少なくとも一方が、一般式
    (U2)である請求項8に記載のモノアゾ化合物又はその
    塩。
  10. 【請求項10】U1 及びU2 の少なくとも一方が一般式
    (U2)であり、且つA2 がエチレン又はトリメチレンで
    あり、R4 が水素原子である請求項9に記載のモノアゾ
    化合物又はその塩。
  11. 【請求項11】U1 及びU2 の少なくとも一方が、一般
    式(U3)である請求項8に記載のモノアゾ化合物又はそ
    の塩。
  12. 【請求項12】U1 及びU2 の少なくともどちらか一方
    が、一般式(U3)であり、且つQ1 が−O−であり、r
    とsが共に2である請求項11に記載のモノアゾ化合物
    又はその塩。
  13. 【請求項13】Dが一般式(II)である請求項1〜12
    のいずれかに記載のモノアゾ化合物又はその塩。
  14. 【請求項14】Dが一般式(II)であり、且つR2 がメ
    チル又はメトキシである請求項1〜13のいずれかに記
    載のモノアゾ化合物又はその塩。
  15. 【請求項15】Dが一般式(II)であり、且つpが0で
    ある請求項13に記載のモノアゾ化合物又はその塩。
  16. 【請求項16】R1 が水素原子、メチル又はエチルであ
    る請求項1〜15のいずれかに記載のモノアゾ化合物又
    はその塩。
  17. 【請求項17】R3 、R4 及びR5 が互いに独立に、水
    素原子、メチル又はエチルである請求項1〜16のいず
    れかに記載のモノアゾ化合物又はその塩。
  18. 【請求項18】Y1 、Y2 及びY3 が互いに独立に、−
    CH=CH2 又は−CH2 CH2 OSO3 Hである請求
    項1〜17のいずれかに記載のモノアゾ化合物又はその
    塩。
  19. 【請求項19】Y1 、Y2 及びY3 が、−CH2 CH2
    OSO3 Hである請求項18に記載のモノアゾ化合物又
    はその塩。
  20. 【請求項20】請求項1〜19のいずれかに記載のモノ
    アゾ化合物又はその塩を用いることを特徴とする、繊維
    材料の染色又は捺染方法。
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