JPH10237342A - ビスアゾ化合物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法 - Google Patents

ビスアゾ化合物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法

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JPH10237342A
JPH10237342A JP17373797A JP17373797A JPH10237342A JP H10237342 A JPH10237342 A JP H10237342A JP 17373797 A JP17373797 A JP 17373797A JP 17373797 A JP17373797 A JP 17373797A JP H10237342 A JPH10237342 A JP H10237342A
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lower alkyl
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JP17373797A
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Inventor
Yoshiteru Ota
義輝 太田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規なビスアゾ化合物、及びそれを用いて繊
維材料を染色又は捺染する方法を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I) (式中、Aは、非繊維反応性の置換基で置換されていて
もよいフェニル又は非繊維反応性の置換基で置換されて
いてもよいナフチルを表し、Bは繊維反応性基を表し、
Rは水素原子又は置換されていてもよい低級アルキルを
表し、l及びmは、互いに独立に、0又は1を表す。)
で示されるビスアゾ化合物、又はその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なビスアゾ化
合物及びその塩に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、繊維材料を染色又は捺染する
染料として、例えば、ビニルスルホン系の繊維反応性基
を有するモノアゾ化合物等が知られている(特開昭50
−178号公報、特開昭63−77974号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それら
を用いて、繊維材料、例えば天然又は再生セルロース系
繊維を染色又は捺染しても、染色再現性、均染性、カラ
ーバリューやビルドアップ性等の染色性能、及び、得ら
れた染色又は捺染物の塩素処理水堅牢度、流水塩素堅牢
度、耐光堅牢度や汗日光堅牢度等の堅牢性を十分満足す
ることはなく、これらの性能を満足する染料の開発が望
まれている。また、各種加工処理時における変色が少な
く、且つ保存安定性にも優れた染色物又は捺染物を与え
る染料、更には近年の環境問題への関心の高まりから、
染色排水の着色量を削減できる有効染着率の高い染料の
開発が強く望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような状況下、本発
明者は、繊維材料の染色及び捺染処理において、染色再
現性や均染性に優れ、高いビルドアップ性や高いカラー
バリューを有し、有効染着率が高く、且つ、各種の堅牢
度、特に塩素処理水堅牢度、流水塩素堅牢度、耐光堅牢
度や汗日光堅牢度等が良好であり、しかも各種加工処理
時における変色が少なく、保存安定性にも優れた染色物
又は捺染物を与える染料を得る目的で鋭意検討した結
果、一方のアゾ基に結合されるジアゾ成分の基が繊維反
応性の置換基を持たず、且つ、他方のアゾ基に結合され
る末端のナフタレン環が、当該アゾ基の置換位置を2−
位としたとき、5−位乃至8−位に繊維反応性基で置換
されたアミノ基を有する、特定のビスアゾ化合物及びそ
の塩が、目的とする性能を有することを見出し、本発明
を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、下記一般式(I)
【0006】
【化6】
【0007】(式中、Aは、非繊維反応性の置換基で置
換されていてもよいフェニル又は非繊維反応性の置換基
で置換されていてもよいナフチルを表し、Bは、繊維反
応性基を表し、Rは、水素原子又は置換されていてもよ
い低級アルキルを表し、l及びmは、互いに独立に、0
又は1の整数を表す。)で表されるビスアゾ化合物又は
その塩、並びにそれを用いて繊維材料を染色又は捺染す
る方法を提供するものである。以下、本発明を詳細に説
明する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明におけるビスアゾ化合物
は、遊離酸の形で表すと、一般式(I)で示されるもの
であり、式中、Rは、水素原子又は置換されていてもよ
い低級アルキルを表すが、かかる低級アルキルとして
は、例えば、置換されていてもよい炭素数1〜4個の直
鎖又は分岐状のアルキル等を挙げることができ、その置
換基としては、ヒドロキシ、シアノ、アルコキシ(炭素
数1〜4個の直鎖又は分岐状)、ハロゲノ、カルバモイ
ル、カルボキシ、アルコキシ(炭素数1〜4個の直鎖又
は分岐状)カルボニル、アルキル(炭素数1〜4個の直
鎖又は分岐状)カルボニルオキシ、スルホ及びスルファ
モイル等を挙げることができる。
【0009】Rで表される低級アルキルの具体例として
は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、iso−
プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチ
ル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、
3−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシブチル、3−
ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジ
ヒドロプロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、シアノ
メチル、2−シアノエチル、3−シアノプロピル、メト
キシメチル、エトキシメチル、2−メトキシエチル、2
−エトキシエチル、3−メトキシプロピル、3−エトキ
シプロピル、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル、
クロロメチル、ブロモメチル、2−クロロエチル、2−
ブロモエチル、3−クロロプロピル、3−ブロモプロピ
ル、4−クロロブチル、4−ブロモブチル、カルボキシ
メチル、2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピ
ル、4−カルボキシブチル、1,2−ジカルボキシエチ
ル、カルバモイルメチル、2−カルバモイルエチル、3
−カルバモイルプロピル、4−カルバモイルブチル、メ
トキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、
2−メトキシカルボニルエチル、2−エトキシカルボニ
ルエチル、3−メトキシカルボニルプロピル、3−エト
キシカルボニルプロピル、4−メトキシカルボニルブチ
ル、4−エトキシカルボニルブチル、メチルカルボニル
オキシメチル、エチルカルボニルオキシメチル、2−メ
チルカルボニルオキシエチル、2−エチルカルボニルオ
キシエチル、3−メチルカルボニルオキシプロピル、3
−エチルカルボニルオキシプロピル、4−メチルカルボ
ニルオキシブチル、4−エチルカルボニルオキシブチ
ル、スルホメチル、2−スルホエチル、3−スルホプロ
ピル、4−スルホブチル、スルファモイルメチル、2−
スルファモイルエチル、3−スルファモイルプロピル及
び4−スルファモイルブチル等を挙げることができる。
Rとしては、水素原子、メチル、エチルが好ましく、中
でも水素原子が特に好ましい。
【0010】本発明におけるビスアゾ化合物(I)にお
いて、Aは、非繊維反応性の置換基で置換されていても
よいフェニル又は非繊維反応性の置換基で置換されてい
てもよいナフチルを表すが、かかるフェニルとしては、
スルホ、ハロゲノ、直鎖又は分岐状の低級アルキル、直
鎖又は分岐状の低級アルコキシ、カルボキシ及びニトロ
の群から選ばれる、1〜3個の置換基によって置換され
ていてもよいフェニル等が挙げられる。
【0011】ここで低級アルキルとしては、具体的に
は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル及びsec-ブチル等の炭素
数1〜4個のアルキル等が挙げられる。又、低級アルコ
キシとして、具体的には、メトキシ、エトキシ、n−プ
ロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキ
シ及びsec-ブトキシ等の炭素数1〜4個のアルコキシ等
が挙げられる。
【0012】非繊維反応性の置換基で置換されていても
よいフェニルとしては、式 A−N=N−において、ア
ゾ基の結合位置に対しオルト位に非繊維反応性の置換基
を有するフェニルが好ましい。中でも、アゾ基の結合位
置に対しオルト位に存在するスルホにより置換されてい
るフェニルが好ましい。このようなフェニルの中でも、
遊離酸の形が、下記一般式(19)
【0013】
【化7】 (式中、R23は、水素原子、スルホ、低級アルキル、低
級アルコキシ又はカルボキシを表す。)で示されるフェ
ニルが、とりわけ好ましい。ここで、R23における低級
アルキル、低級アルコキシの具体例としては、例えば、
前記Aにおける、非繊維反応性の置換基で置換されてい
てもよいフェニルの置換基の例と同様の基等を挙げるこ
とができる。R23は、水素原子、スルホ、メチル、メト
キシ又はカルボキシであることが、特に好ましい。
【0014】又、Aにおける、非繊維反応性の置換基で
置換されていてもよいナフチルとしては、式 A−N=
N−において、アゾ基の結合位置に対しオルト位に非繊
維反応性の置換基を有するナフチルが好ましい。中で
も、非繊維反応性の置換基がスルホであり、さらに、1
〜2個のスルホにより置換されていてもよいナフチルが
好ましい。このようなナフチルの中でも、遊離酸の形
が、下式(20)
【0015】
【化8】 で示されるナフチルが、特に好ましい。
【0016】一般式(I)において、Bで示される繊維
反応性基としては、例えば、下記一般式(1)、(2)
又は(30)
【0017】
【化9】
【0018】[式中、R1 は、フッ素原子、塩素原子、
あるいは下記一般式(3)、(4)、(5)、(7)又
は(8)で示される基を表し、;R2 は、置換されてい
てもよいアミノ、フッ素原子、塩素原子、式 −OR12
〔式中、R12は水素原子、直鎖もしくは分岐状の炭素数
1〜4のアルコキシ等で置換されていてもよい低級アル
キル(このアルキルは、直鎖もしくは分岐状の炭素数1
〜4)、或いは、直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4の
アルコキシ、直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4のアル
キル又は塩素原子等のハロゲンで置換されていても良い
フェニルを表す。〕、式 −SR13〔式中、R13は水素
原子、直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4のアルコキシ
等で置換されていてもよい低級アルキル(このアルキル
は、直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4)、或いは、直
鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4のアルコキシ、直鎖も
しくは分岐状の炭素数1〜4のアルキル又は塩素原子等
のハロゲンで置換されていても良いフェニルを表す。〕
で示される基、あるいは、下記一般式(9)、(1
0)、(11)、(13)又は(14)で示される基を
表し、;R3 、R4 は互いに独立に、フッ素原子、塩素
原子又は水素原子を表し、;R5 は、水素原子、フッ素
原子、塩素原子、シアノ又は低級アルキル(ここで、当
該アルキルは、直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4のア
ルキルである。)を表す。]で示される基等を挙げるこ
とができる。
【0019】
【化10】
【0020】(式中、R6 は、水素原子、低級アルキ
ル、カルバモイル又はカルボキシルを表し、;R7 は、
水素原子又は置換されていてもよい低級アルキルを表
し、;Dは、置換されていてもよいフェニレン又は置換
されていてもよいナフチレンを表し、;Zは、−CH=
CH2 又は−CH2 CH2 Yを表し、;ここでYはアル
カリの作用により脱離する基を表し、;R8 は、水素原
子、置換されていてもよい低級アルキル又は式 −W1
−CH2SO2 Zで示される基を表し、;W1 は、置換
されていてもよい低級アルキレンを表し、;W3 及びW
4 は互いに独立に、低級アルキレンを表し、;R10は、
水素原子又は置換されていてもよい低級アルキルを表
し、;Qは、−O−又は−NR11−を表し、;ここで、
11は水素原子又は低級アルキルを表し、;pは1〜6
の整数を表す。)
【0021】
【化11】
【0022】(式中、R14は、水素原子、低級アルキ
ル、カルバモイル又はカルボキシルを表し、;R15は、
水素原子又は置換されていてもよい低級アルキルを表
し、;D1 は、置換されていてもよいフェニレン又は置
換されていてもよいナフチレンを表し、;Z1 は、−C
H=CH2 又は−CH2 CH2 1 を表し、;ここで、
1 はアルカリの作用により脱離する基を表し、;R16
は水素原子、置換されていてもよい低級アルキル又は式
−W5 −CH2 SO2 1 で示される基を表し、;W
5 は、置換されていてもよい低級アルキレンを表し、;
7 及びW8 は、互いに独立に、低級アルキレンを表
し、;R18は、水素原子又は置換されていてもよい低級
アルキルを表し、;Q1 は、式 −O−又は式 −NR
19−を表し、;ここで、R19は水素原子又は低級アルキ
ルを表し、;p1 は1〜6の整数を表す。)
【0023】本発明における化合物において、Bが一般
式(1)で表される場合において、R1 が一般式(3)
【0024】
【化12】
【0025】(式中、R6 は、前記の意味を有する。)
で示される基であるとき、及び/又は、R2 が下記一般
式(9)
【0026】
【化13】
【0027】(式中、R14は、前記の意味を有する。)
で示される基であるとき、R6 及びR14で示される基に
おける低級アルキルは、直鎖もしくは分岐状の炭素数1
〜4のアルキルであり、当該アルキルとしては、具体的
には、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソブチル及びsec-ブチル等が挙
げられる。
【0028】本発明における化合物において、Bが一般
式(1)で表される場合において、R1 が下記一般式
(4)
【0029】
【化14】
【0030】(式中、R7 、D及びZは、前記の意味を
有する。)で示される基であるとき、及び/又は、R2
が下記一般式(10)
【0031】
【化15】
【0032】(式中、R15、D1 及びZ1 は、前記の意
味を有する。)で示される基であるとき、D及びD1
示される基における置換されていてもよいフェニレンと
しては、例えば、メチル、エチル、メトキシ、エトキ
シ、クロロ、ブロモ及びスルホの群から選ばれる、1又
は2個の置換基により置換されていてもよいフェニレン
等を挙げることができ、その具体例としては、例えば、
【0033】
【化16】
【0034】(式中、*印は、基 −N(R7 )−又は
−N(R15)−に通じている結合を意味する。)等を挙
げることができ、中でも、
【0035】
【化17】
【0036】(式中、*印は、前記の意味を有する。)
で示される基等が好ましい。更に好ましい基としては、
【0037】
【化18】 (式中、*は、前記の意味を有する。)で示される基等
を挙げることができる。
【0038】D及びD1 で示される基における置換され
ていてもよいナフチレンとしては、例えば、1又は2個
のスルホで置換されていてもよいナフチレン等を挙げる
ことができ、その具体例としては、例えば、
【0039】
【化19】
【0040】(式中、*は、前記の意味を有する。)で
示される基等を挙げることができる。
【0041】又、一般式(4)及び一般式(10)中、R7
及びR15は、互いに独立に、水素原子又は置換されてい
てもよいアルキルを表すが、かかるアルキルの具体例と
しては、先にRとして例示したものと同様の置換されて
いてもよい直鎖又は分岐状のアルキル等を挙げることが
できる。R7 、R15としては、水素原子、メチル、エチ
ルが好ましく、中でも、水素原子が特に好ましい。
【0042】Bが一般式(1)で表される場合におい
て、R1 が下記一般式(5)
【0043】
【化20】
【0044】(式中、R8 、W1 及びZは、前記の意味
を有する。)で示される基であるとき、及び/又はR2
が下記一般式(11)
【0045】
【化21】
【0046】(式中、R16、W5 、及びZ1 は、前記の
意味を有する。)で示される基であるとき、W1 及びW
5 で表される置換されていてもよい低級アルキレンの低
級アルキレンとしては、互いに独立に、炭素数1〜5個
の直鎖又は分岐状のアルキレン等を挙げることができ、
その具体例としては、メチレン、エチレン、メチルメチ
レン、トリメチレン又はテトラメチレン等を挙げること
ができるが、これら低級アルキレンは、ハロゲノ、ヒド
ロキシ、スルファート、カルボキシ、シアノ、低級アル
キルカルボニルオキシ、低級アルコキシカルボニル、カ
ルバモイル、−SO2 Z(Zは、前記の意味を有す
る。)又は−SO2 1 (Z1 は、前記の意味を有す
る。)等により置換されていてもよい。かかる置換され
ていてもよい低級アルキレンにおいて、好ましい基とし
ては、メチレン、エチレン、メチルメチレン、トリメチ
レン又はテトラメチレン等を挙げることができ、中で
も、メチレン、エチレンが特に好ましい。
【0047】R8 及びR16は互いに独立に、水素原子、
置換されていてもよい低級アルキル、−W1 −CH2
2 Z又は−W5 −CH2 SO2 1 (式中、W1 、W
5 、Z及びZ1 は前記の意味を有する。)で示される基
を表わすが、ここで、置換されていてもよい低級アルキ
ルとしては、Rにおいて先に例示したものと同様の置換
されていてもよい直鎖又は分岐状の炭素数1〜4個の低
級アルキル等を挙げることができる。R8 、R16として
は、水素原子、メチル、エチル、−W1 −CH2 SO2
Z又は−W5 −CH2 SO2 1 で示される基が好まし
く、中でも、水素原子が特に好ましい。
【0048】Bが一般式(1)で表される場合におい
て、R1 が下記一般式(7)
【0049】
【化22】
【0050】(式中、R10、W3 、W4 、Q及びZは、
前記の意味を有する。)であるとき、及び/又はR2
下記一般式(13)
【0051】
【化23】
【0052】(式中、R18、W7 、W8 、Q1 及びZ1
は、前記の意味を有する。)であるとき、W3 、W4
7 及びW8 で表される低級アルキレンとしては、例え
ば炭素数2〜6個のアルキレン等を挙げることができ、
その具体例としては、エチレン、メチルメチレン、トリ
メチレン、テトラメチレン等が挙げられる。好ましく
は、エチレンである。
【0053】R10及びR18は、互いに独立に、水素原子
又は置換されていてもよい直鎖もしくは分岐状の低級ア
ルキルを表すが、かかる低級アルキルは炭素数1〜4個
を有するものであり、その具体例としては、先にRとし
て例示したものと同様の置換されていてもよい低級アル
キル等が挙げれらる。R10、R18の好ましい基は、水素
原子である。
【0054】又、Q及びQ1 は、互いに独立に、−O
−、−NR11−又は−NR19−を表し、R11及びR
19は、互いに独立に、水素又は置換されていてもよい直
鎖もしくは分岐状の低級アルキルを表すが、R11及びR
19が当該置換されていてもよい直鎖もしくは分岐状の低
級アルキルを表す場合、該低級アルキルとしては、先に
6として例示したものと同様の低級アルキルが挙げら
れる。Q及びQ1 は、互いに独立に、好ましくは、−O
−、−NH−であり、中でも−O−が特に好ましい。
【0055】Bが一般式(1)で表される基である場
合、R1 が下記一般式(8)
【0056】
【化24】
【0057】(式中、p及びZは、前記の意味を有す
る。)であるとき、及び/又はR2 が下記一般式(14)
【0058】
【化25】
【0059】(式中、p1 及びZ1 は、前記の意味を有
する。)であるとき、p及びp1 は、互いに独立に、好
ましくは2、3又は4である。
【0060】又、一般式(4)、(5)、(7)、
(8)、(10)、(11)、(13)及び(14)におけるZやZ1
並びに、一般式(5)中の−W1 −CH2 SO2 Z及び
一般式(11)中の−W5 −CH2 SO2 1 におけるZや
1 は、互いに独立に、─CH=CH2 、─CH2 CH
2 Y又は─CH2 CH2 1 を表すが、Y及びY1 は、
アルカリの作用により脱離する基を表し、当該脱離基と
しては、例えば、硫酸エステル、チオ硫酸エステル、リ
ン酸エステル、酢酸エステル及びハロゲン等が挙げられ
る。上記脱離基Y及びY1 としては、クロロ又は硫酸エ
ステルが好ましい。
【0061】好ましいZ及びZ1 の具体例としては、−
CH=CH2 、−CH2 CH2 Cl及び−CH2 CH2
OSO3 H等を挙げることができる。
【0062】Bが一般式(1)で表される場合におい
て、R2 が置換されていてもよいアミノであるとき、か
かるアミノとしては、例えば、下記一般式(15)
【0063】
【化26】
【0064】(式中、R20は、水素原子、シアノ又は置
換されていてもよい低級アルキルを表し、;R21は、水
素原子、置換されていてもよい低級アルキル、置換され
ていてもよいフェニル、置換されていてもよいナフチル
又は炭素数5〜7個のシクロアルキルを表す。)で示さ
れるアミノ及び下記一般式(16)
【0065】
【化27】
【0066】(式中、nは、1又は2を表し、;Q
2 は、−O−、−S−、−CH2 −、−SO2 −又は−
NR22−を表し、;ここでR22は、水素原子又は低級ア
ルキルを表す。)で示されるアミノ等を挙げることがで
きる。
【0067】ここで、一般式(15)のR20における置換
されていてもよい低級アルキルとしては、置換されてい
てもよい直鎖又は分岐状の炭素数1〜4個を有するアル
キルが挙げられ、その具体例としては、先にRとして例
示したものと同様の置換されていてもよい低級アルキル
等を挙げることができる。R20として、好ましい基は、
炭素数1〜4個のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ヒ
ドロキシ又はスルファートにより置換されていてもよい
炭素数1〜4個のアルキルである。中でもメチル、エチ
ル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、i
so−ブチル、sec−ブチル、β−ヒドロキシエチ
ル、β−スルファートエチル、β−スルホエチル、β−
メトキシエチル及びβ−カルボキシエチル等が特に好ま
しい。
【0068】R21における置換されていてもよい低級ア
ルキルとしては、置換されていてもよい直鎖又は分岐状
の炭素数1〜4個を有するアルキルが挙げられ、その具
体例としては、先にRとして例示したものと同様の置換
されていてもよい低級アルキル等を挙げることができ
る。R21における置換されていてもよいフェニルの具体
例としては、先にAとして例示したものと同様の置換さ
れていてもよいフェニル等を挙げることができ、好まし
い置換されていてもよいフェニルとしては、炭素数1〜
4個のアルキル、炭素数1〜4個のアルコキシ、スル
ホ、カルボキシ、クロロ及びブロモの群から選ばれる、
1又は2個の置換基により置換されていてもよいフェニ
ルである。中でも、フェニル、2−、3−又は4−スル
ホフェニル、2,4−又は2,5−ジスルホフェニル、
2−、3−又は4−カルボキシフェニル、2−、3−又
は4−クロロフェニル、2−、3−又は4−メチルフェ
ニル及び2−、3−又は4−メトキシフェニル、2−カ
ルボキシ−4−又は5−スルホフェニル、2−スルホ−
4−又は5−メチルフェニル、2−スルホ−4−又は5
−メトキシフェニル、2−メチル−4−又は5−スルホ
フェニル、及び2−メトキシ−4−又は5−スルホフェ
ニルが、特に好ましい。
【0069】又、R21における置換されていてもよいナ
フチルの具体例としては、先にAとして例示したものと
同様の置換されていてもよいナフチル等を挙げることが
できるが、好ましくは、1〜3個のスルホにより置換さ
れていてもよいナフチルである。
【0070】R21が置換基を有していてもよいフェニル
である場合、R20としては水素原子、メチル又はエチル
が好ましい。R21が置換基を有していてもよいナフチル
である場合、R20としては水素原子が好ましい。
【0071】又、一般式(16)のR22における低級アル
キルとしては、直鎖又は分岐状の炭素数1〜4個を有す
るアルキルが挙げられ、その具体例としては、先にR6
として例示したものと同様の炭素数1〜4個の低級アル
キル等が挙げられる。
【0072】一般式(16)においては、nが2であり、
2 が−CH2 −又は−O−である場合が好ましい。
【0073】一般式(1)のR2 が、−OR12又は−S
13で示される基である場合、R12及びR13は、水素原
子、置換されていてもよい低級アルキル又は置換されて
いてもよいフェニルを表すが、ここで、置換されていて
もよい低級アルキル及び置換されていてもよいフェニル
の具体例としては、各々、先にR21として例示したもの
と同様の置換されていてもよい低級アルキル及び置換さ
れていてもよいフェニル等を挙げることができる。
【0074】又、本発明におけるビスアゾ化合物(I)
において、Bが一般式(2)で示される場合、その具体
的な基としては、
【0075】
【化28】
【0076】等を挙げることができる。
【0077】本発明におけるビスアゾ化合物(I)にお
いて、Bで表される基としては、一般式(1)で示され
る基が好ましい。
【0078】一般式(1)で示される基の置換基R1
しては、式(4)、式(5)、式(7)又は式(8)で
表される基が好ましい。中でも、式(4)及び式(5)
で表される基が、特に好ましい。
【0079】一般式(1)で示される基の置換基R2
しては、置換されていてもよいアミノ、或いは、式(1
0)、式(11)、式(13)又は式(14)で表される基が
好ましい。
【0080】中でも、置換されていてもよいアミノ、式
(10)で表される基及び式(11)で表される基が、特に
好ましい。
【0081】とりわけ、置換基R1 が式(4)、式
(5)、式(7)又は式(8)で表される基であり、且
つ、置換基R2 が置換されていてもよいアミノ、或い
は、式(10)、式(11)、式(13)又は式(14)で表さ
れる基である場合の、一般式(1)で示される基が特に
好ましい。
【0082】本発明のビスアゾ化合物(I)の製造方法
は、特に限定されないが、例えば、下記方法で製造する
ことができる。先ず、遊離酸の形が下記一般式(II)
【0083】
【化29】
【0084】(式中、R及びmは、前記の意味を有す
る。)で示される化合物と、下記一般式(III)
【0085】X−B (III)
【0086】(式中、Xはハロゲン原子であり、Bは前
記の意味を有する。)で示される化合物とを、−10℃〜
100℃且つpH2〜9で縮合させ、遊離酸の形が下記一般
式(IV)
【0087】
【化30】
【0088】(式中、R、B及びmは、前記の意味を有
する。)で示される化合物を得る。
【0089】別途、遊離酸の形が下記一般式(V)
【0090】
【化31】
【0091】(式中、A及びlは、前記の意味を有す
る。)で示される化合物をジアゾ化する。ここで得たジ
アゾ化物と上記の一般式(IV)で示される化合物とをカ
ップリング反応させることにより、製造することができ
る。
【0092】特に、Bが一般式(1)で示される基であ
る本発明のビスアゾ化合物(I)の場合、上記一般式
(IV)で示される化合物は、例えば、上記一般式(II)
で示される化合物、下記一般式(VI)
【0093】R1’−H (VI)
【0094】(式中、R1’は、前記一般式(3)、
(4)、(5)、(7)又は(8)で示される基を表
す。)で示される化合物及び遊離酸の形が下記一般式
(VII)
【0095】R2’−H (VII)
【0096】(式中、R2’は、置換されていてもよい
アミノ、−OR12、−SR13、あるいは前記一般式
(9)、(10)、(11)、(13)又は(14)で示される
基を表し、ここでR12及びR13は、前記の意味を有す
る。)で示される化合物と、2,4,6-トリハロゲノ−s−
トリアジンとを、任意の順序でそれぞれ縮合させること
により、製造することができる。
【0097】一般式(IV)で示される化合物の製造にお
いて、一般式(II)で示される化合物、一般式(VI)で
示される化合物及び一般式(VII)で示される化合物
と、2,4,6-トリハロゲノ−s−トリアジンとの縮合反応
は、その順序や反応条件は特に制限されないが、一次的
には温度−10℃〜40℃でpH2〜9、二次的には温度0〜
70℃でpH2〜9、更に、三次的には温度10〜100 ℃でpH
2〜7に調整しながら縮合させてことができる。
【0098】R1 及びR2 の一方がハロゲンの場合、前
記の合成法に準じて三次的な縮合を省略することによ
り、一般式(IV)で示される化合物を得ることができ
る。
【0099】又、R1 とR2 が共にハロゲンの場合、前
記の一次的な縮合条件により、2,4,6-トリハロゲノ−s
−トリアジンと一般式(II)で示される化合物とを縮合
させることにより、一般式(IV)で示される化合物を得
ることができる。
【0100】一般式(V)で表される化合物は、公知の
下記方法によって合成される。例えば、下記一般式(I
X)
【0101】
【化32】A−NH2 (IX)
【0102】(式中、Aは前記の意味を有する。)で示
される化合物をジアゾ化し、得られたジアゾ化物を下記
一般式(X)
【0103】
【化33】
【0104】(式中、lは前記の意味を有する。)で示
される化合物とカップリング反応させることにより、一
般式(V)で表される化合物を得ることができる。
【0105】一般式(IX)で示される化合物としては、
例えば、2−、3−又は4−スルホアニリン、2,4−
又は2,5−ジスルホアニリン、2−カルボキシ−4−
又は5−スルホアニリン、2−スルホ−4−メトキシア
ニリン、2−スルホ−4−メチルアニリン、2−アミノ
ナフタレン−1−スルホン酸、2−アミノナフタレン−
1,5−ジスルホン酸、2−アミノナフタレン−4,8
−ジスルホン酸、2−アミノナフタレン−3,6−ジス
ルホン酸、2−アミノナフタレン−6,8−ジスルホン
酸、2−アミノナフタレン−3,7−ジスルホン酸、2
−アミノナフタレン−4,7−ジスルホン酸、2−アミ
ノナフタレン−5,7−ジスルホン酸、2−アミノナフ
タレン−4,6,8−トリスルホン酸、2−アミノナフ
タレン−3,6,8−トリスルホン酸及び1−アミノナ
フタレン−3,6,8−トリスルホン酸等を挙げること
ができる。
【0106】中でも、2−、3−又は4−スルホアニリ
ン、2,4−又は2,5−ジスルホアニリン、2−スル
ホ−4−メトキシアニリン、2−スルホ−4−メチルア
ニリン、2−アミノナフタレン−1−スルホン酸、2−
アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸及び2−アミ
ノナフタレン−3,6,8−トリスルホン酸が好まし
い。
【0107】一般式(X)で示される化合物としては、
例えば、7−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2−
スルホン酸、7−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−
2,8−ジスルホン酸、6−アミノ−4−ヒドロキシナ
フタレン−2−スルホン酸及び6−アミノ−4−ヒドロ
キシナフタレン−2,7−ジスルホン酸等を挙げること
ができる。中でも、7−アミノ−4−ヒドロキシナフタ
レン−2,8−ジスルホン酸又は6−アミノ−4−ヒド
ロキシナフタレン−2,7−ジスルホン酸が好ましい。
【0108】一般式(II)で示される化合物としては、
例えば、7−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2−
スルホン酸、7−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−
2,8−ジスルホン酸、7−メチルアミノ−4−ヒドロ
キシナフタレン−2−スルホン酸、6−アミノ−4−ヒ
ドロキシナフタレン−2−スルホン酸、6−アミノ−4
−ヒドロキシナフタレン−2,7−ジスルホン酸、8−
アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸、
5−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2,7−ジス
ルホン酸及び5−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−
2,8−ジスルホン酸等を挙げることが出来る。
【0109】一般式(III)で示される化合物として
は、ハロゲノトリアジン類の他、具体的には、2,4,6-ト
リフルオロ−5-クロロピリミジン、4,6-ジフルオロ−5-
クロロピリミジン、2,4,6-トリフルオロピリミジン、2,
4,5,6-テトラクロロピリミジン、2,4,6-トリフルオロ−
5-シアノピリミジン、及び下式
【0110】
【化34】
【0111】で示される化合物等を挙げることができ
る。
【0112】又、一般式(VI)及び一般式(VII)で示
される化合物の具体例としては、例えば、ニコチン酸、
ニコチン酸アミド、ピリジン、3−(2−スルファート
エチルスルホニル)アニリン、3−ビニルスルホニルア
ニリン、3−(2−クロロエチルスルホニル)アニリ
ン、3−(2−アセトキシエチルスルホニル)アニリ
ン、4−(2−スルファートエチルスルホニル)アニリ
ン、4−ビニルスルホニルアニリン、3−(2−スルフ
ァートエチルスルホニル)−4−メトキシアニリン、3
−ビニルスルホニル−4−メトキシアニリン、5−(2
−スルファートエチルスルホニル)−2−メトキシアニ
リン、5−ビニルスルホニル−2−メトキシアニリン、
4−(2−スルファートエチルスルホニル)−5−メチ
ル−2−メトキシアニリン、4−ビニルスルホニル−5
−メチル−2−メトキシアニリン、4−(2−スルファ
ートエチルスルホニル)−2−スルホアニリン、4−ビ
ニルスルホニル−2−スルホアニリン、6−(2−スル
ファートエチルスルホニル)−1−スルホ−2−アミノ
ナフタレン、5−(2−スルファートエチルスルホニ
ル)−1−スルホ−2−アミノナフタレン、4−(2−
スルファートエチルスルホニル)−1−アミノナフタレ
ン、5−(2−スルファートエチルスルホニル)−1,
7−ジスルホ−2−アミノナフタレン、N−エチル−3
−(2−スルファートエチルスルホニル)アニリン、N
−(2−シアノエチル)−3−(2−スルファートエチ
ルスルホニル)アニリン、
【0113】H2 NCH2 CH2 SO2 CH=CH22 NCH2 CH2 SO2 CH2 CH2 Cl H2 NCH2 CH2 SO2 CH2 CH2 OSO3 H H2 N(CH2 3 SO2 CH=CH22 N(CH2 3 SO2 CH2 CH2 Cl H2 N(CH2 3 SO2 CH2 CH2 OSO3 H H2 N(CH2 4 SO2 CH=CH22 N(CH2 4 SO2 CH2 CH2 Cl H2 N(CH2 4 SO2 CH2 CH2 OSO3 H HN(CH2 CH2 SO2 CH=CH2 2 HN(CH2 CH2 SO2 CH2 CH2 Cl)2 HN(CH2 CH2 SO2 CH2 CH2 OSO3 H)2 2 NCH2 CH2 NHCH2 CH2 SO2 CH=CH
22 NCH2 CH2 NHCH2 CH2 SO2 CH2 CH
2 Cl H2 NCH2 CH2 NHCH2 CH2 SO2 CH2 CH
2 OSO3
【0114】
【化35】
【0115】H2 NCH2 CH2 OCH2 CH2 SO2
CH2 CH2 OSO3 H H2 NCH2 CH2 OCH2 CH2 SO2 CH=CH22 NCH2 CH2 OCH2 CH2 SO2 CH2 CH2
Cl H2 N(CH2 3 O(CH2 3 SO2 CH=CH22 N(CH2 3 OCH2 CH2 SO2 CH2 CH2
Cl 及びH2 NCH2 CH2 O(CH2 3 SO2 CH2
2 OSO3 H 等が挙げられる。
【0116】更に、一般式(VII)で示される化合物の
具体例としては、例えば、 アンモニア;1−アミノベンゼン、1−アミノ−2−、
−3−又は−4−メチルベンゼン、1−アミノ−3,4
−又は−3,5−ジメチルベンゼン、1−アミノ−2
−、−3−又は−4−エチルベンゼン、1−アミノ−2
−、−3−又は−4−メトキシベンゼン、1−アミノ−
2−、−3−又は−4−エトキシベンゼン、1−アミノ
−2−、−3−又は−4−クロルベンゼン、3−又は4
−アミノ−フェニルメタンスルホン酸、2−、3−又は
4−アミノベンゼンスルホン酸、3−メチルアミノベン
ゼンスルホン酸、3−エチルアミノベンゼンスルホン
酸、4−メチルアミノベンゼンスルホン酸、4−エチル
アミノベンゼンスルホン酸、5−アミノベンゼン−1,
3−ジスルホン酸、6−アミノベンゼン−1,3−ジス
ルホン酸、6−アミノベンゼン−1,4−ジスルホン
酸、4−アミノベンゼン−1,2−ジスルホン酸、4−
アミノ−5−メチルベンゼン−1,2−ジスルホン酸、
2−、3−又は4−アミノ安息香酸、5−アミノベンゼ
ン−1,3−ジカルボン酸、5−アミノ−2−ヒドロキ
シベンゼンスルホン酸、4−アミノ−2−ヒドロキシベ
ンゼンスルホン酸、5−アミノ−2−エトキシベンゼン
スルホン酸、N−メチルアミノベンゼン、N−エチルア
ミノベンゼン、1−メチルアミノ−3−又は−4−メチ
ルベンゼン、1−エチルアミノ−4−クロルベンゼン、
1−エチルアミノ−3−又は−4−メチルベンゼン、1
−(2−ヒドロキシエチル)−アミノ−3−メチルベン
ゼン、3−又は4−メチルアミノ安息香酸、3−又は4
−メチルアミノベンゼンスルホン酸、4−アミノ−3−
カルボキシベンゼンスルホン酸、3−アミノ−4−カル
ボキシベンゼンスルホン酸、2−アミノ−4−メチルベ
ンゼンスルホン酸、2−アミノ−5−メチルベンゼンス
ルホン酸、2−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン
酸、2−アミノ−5−メトキシベンゼンスルホン酸、3
−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸、4−アミ
ノ−3−メトキシベンゼンスルホン酸、3−アミノ−4
−メチルベンゼンスルホン酸、4−アミノ−3−メチル
ベンゼンスルホン酸、モルホリン、ピペリジン、ピロリ
ジン、シクロヘキシルアミン、シクロペンチルアミン、
メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イ
ソプロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミ
ン、sec−ブチルアミン、ジメチルアミン、ジエチル
アミン、メチルエチルアミン、アリルアミン、2−クロ
ロエチルアミン、2−メトキシエチルアミン、2−アミ
ノエタノール、2−メチルアミノエタノール、ビス−
(2−ヒドロキシエチル)アミン、2−アセチルアミノ
エチルアミン、1−アミノ−2−プロパノール、3−メ
トキシプロピルアミン、1−アミノ−3−ジメチルアミ
ノプロパン、2−アミノエタンスルホン酸、アミノメタ
ンスルホン酸、2−メチルアミノエタンスルホン酸、3
−アミノ−1−プロパンスルホン酸、2−スルファトエ
チルアミン、アミノ酢酸、メチルアミノ酢酸、ε−アミ
ノカプロン酸、ベンジルアミン、2−、3−もしくは4
−クロロベンジルアミン、ビス−(2−スルファトエチ
ル)アミン、4−メチルベンジルアミン、N−メチルベ
ンジルアミン、2−、3−もしくは4−スルホベンジル
アミン、2−フェニルエチルアミン、1−フェニルエチ
ルアミン及び1−フェニル−2−プロピルアミンの様な
アミン;
【0117】フェノール、1-ヒドロキシ-2-,-3- 又は-4
- メチルベンゼン、1-ヒドロキシ-3,4- 又は-3,5- ジメ
チルベンゼン、1-ヒドロキシ-2-,-3- 又は-4- エチルベ
ンゼン、1-ヒドロキシ- 2-,-3-又は-4- メトキシベンゼ
ン、1-ヒドロキシ-2-,-3- 又は-4- エトキシベンゼン、
1-ヒドロキシ-2-,-3- 又は-4- クロロベンゼン、3-又は
4-ヒドロキシフェニルメタンスルホン酸、3-ヒドロキシ
ベンゼンスルホン酸、4-ヒドロキシベンゼンスルホン
酸、5-ヒドロキシベンゼン-1,3- ジスルホン酸、6-ヒド
ロキシベンゼン-1,4- ジスルホン酸、4-ヒドロキシベン
ゼン-1,2- ジスルホン酸、4-ヒドロキシベンゼン-1,2-
ジスルホン酸、4-ヒドロキシ-5- メチルベンゼン-1,2-
ジスルホン酸、3-又は4-ヒドロキシ安息香酸、5-ヒドロ
キシベンゼン-1,3- ジカルボン酸、5-ヒドロキシ-2- エ
トキシベンゼンスルホン酸、2-ヒドロキシナフタレン-1
- スルホン酸、4-ヒドロキシナフタレン-1- スルホン
酸、5-ヒドロキシナフタレン-1- スルホン酸、6-ヒドロ
キシナフタレン-1- スルホン酸、7-ヒドロキシナフタレ
ン-1- スルホン酸、8-ヒドロキシナフタレン-1- スルホ
ン酸、1-ヒドロキシナフタレン-2- スルホン酸、4-ヒド
ロキシナフタレン-2- スルホン酸、5-ヒドロキシナフタ
レン-2- スルホン酸、6-ヒドロキシナフタレン-2- スル
ホン酸、7-ヒドロキシナフタレン-2- スルホン酸、8-ヒ
ドロキシナフタレン-2- スルホン酸、4-ヒドロキシナフ
タレン-1,3- ジスルホン酸、5-ヒドロキシナフタレン-
1,3- ジスルホン酸、6-ヒドロキシナフタレン-1,3- ジ
スルホン酸、7-ヒドロキシナフタレン-1,3- ジスルホン
酸、8-ヒドロキシナフタレン-1,3- ジスルホン酸、2-ヒ
ドロキシナフタレン-1,5- ジスルホン酸、3-ヒドロキシ
ナフタレン-1,5- ジスルホン酸、4-ヒドロキシナフタレ
ン-1,5- ジスルホン酸、4-ヒドロキシナフタレン-1,6-
ジスルホン酸、8-ヒドロキシナフタレン-1,6- ジスルホ
ン酸、4-ヒドロキシナフタレン-1,7- ジスルホン酸、3-
ヒドロキシナフタレン-2,6- ジスルホン酸、4-ヒドロキ
シナフタレン-2,6- ジスルホン酸、3-ヒドロキシナフタ
レン-2,7- ジスルホン酸、4-ヒドロキシナフタレン-2,7
- ジスルホン酸、6-ヒドロキシナフタレン-1,3,5- トリ
スルホン酸、7-ヒドロキシナフタレン-1,3,5- トリスル
ホン酸及び4-ヒドロキシナフタレン-1,3,6- トリスルホ
ン酸等の芳香族化合物;
【0118】メタノール、エタノール、n-プロパノー
ル、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノー
ル、sec-ブタノール、2-クロロエタノール、2-メトキシ
エタノール、3-メトキシプロパノール、3-エトキシプロ
パノール、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、3-ヒドロキ
シ−1-プロパンスルホン酸、2-シアノエタノール、2-ス
ルファートエタノール、グリコール酸、3-ヒドロキシプ
ロピオン酸、ベンジルアルコール、2-,3-もしくは4-ク
ロロベンジルアルコール、4-メチルベンジルアルコー
ル、2-,3-,もしくは4-スルホベンジルアルコール、2-
フェニルエタノール及び1-フェニル−2-プロパノール等
の脂肪族化合物;
【0119】H2 O;並びに、上記例示の芳香族化合物
及び脂肪族化合物におけるヒドロキシ基がメルカプト基
である化合物等を挙げることができる。
【0120】本発明のビスアゾ化合物(I)及びその原
料は、遊離酸の形であってもよく、その塩の形であって
もよく、又、それらの混合物の形であってもよい。好ま
しくは、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、及びそ
れらを含有する混合物であり、中でもナトリウム塩、カ
リウム塩、リチウム塩及びそれらを含有する混合物が好
ましい。
【0121】本発明のビスアゾ化合物(I)は、例え
ば、繊維材料を染色及び捺染する反応性染料として有用
である。かかる繊維材料としては、ヒドロキシ基及び/
又はアミド基を含有するものであれば特に限定されない
が、例えば、天然又は再生セルロース繊維、天然又は合
成ポリアミド繊維、ポリウレタン繊維、皮革、及びこれ
らを含有する混紡材料等を挙げることができる。
【0122】天然セルロース繊維として、具体的には、
木綿、ネリン、麻、ジュート、ラミー繊維等を挙げるこ
とができる。好ましくは、木綿である。
【0123】再生セルロース繊維として、具体的には、
レーヨン、ポリノジック、キュプラ繊維、及び商品名
「テンセル」、「タフセル」、「モダール」、「セルテ
ィマ」等を挙げることができる。
【0124】天然又は合成ポリアミド繊維として、具体
的には、羊毛、絹、ポリアミド−6,6、ポリアミド−
6、ポリアミド−11、ポリアミド−4等を挙げること
ができる。
【0125】またこれらを含有する混紡材料としては、
これら繊維材料の混紡材料の他、これらの繊維材料と、
ポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維との混
紡材料等も例示することができる。
【0126】本発明の化合物は、上述の材料上、特に上
述の繊維材料上に、物理的化学的性状に応じた方法で、
染色又は捺染できる。
【0127】具体的には、例えば、上述の繊維上に、吸
尽染色法、コールドバッチアップ法、連続染色法、捺染
法等の方法により染色又は捺染する方法を挙げることが
できる。例えば、セルロース繊維上に吸尽染色法で染色
する場合においては、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、第三
燐酸ソーダ、苛性ソーダ等の酸結合剤の存在下、必要に
応じて芒硝、食塩等の中性塩を加え、更に必要に応じ
て、溶解助剤、浸透剤又は均染剤等を併用し、30〜1
00℃程度の温度で染色する方法等が例示される。ここ
で酸結合剤、中性塩等の添加は、一度に行ってもよく、
また常法により分割して行ってもよい。
【0128】セルロース繊維上にコールドバッチアップ
法で染色する場合においては、芒硝、食塩等の中性塩、
及び、苛性ソーダやケイ酸ソ−ダ等の酸結合剤を用いて
パジング後、密閉包装材料中に一定温度で放置して処理
する方法等が例示される。
【0129】セルロース繊維上に連続染色法で染色する
場合においては、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ等の酸結合
剤の存在下、公知の方法で室温又は高められた温度でパ
ジング後、スチーミング又は乾熱により処理する一相パ
ジング法や、本発明の化合物が溶解されているパジング
液に繊維を浸漬後、芒硝又は食塩等の中性塩、及び、苛
性ソーダやケイ酸ソ−ダ等の酸結合剤をパジングし、ス
チーミング又は乾熱することにより処理する二相パジン
グ法等が例示される。
【0130】セルロース繊維上に捺染する場合において
は、一相で、重曹等の酸結合剤を含有する捺染ペースト
で印捺し、次いで80℃以上の高温でスチーミングする
方法や、二相で、例えば中性又は弱酸性の捺染ペースト
で印捺し、これを電解質含有のアルカリ性浴に通過させ
た後、又はアルカリ性の電解質含有パジング液でオーバ
パジングし、その後スチーミング又は乾熱処理すること
により処理する方法等が例示される。ここで、捺染ペー
ストには、例えばアルギン酸ソーダ、澱粉エーテル等の
糊剤及び/又は乳化剤を含んでいてもよく、また必要に
応じて、例えば尿素等の捺染助剤及び/又は分散剤を含
んでいてもよい。
【0131】セルロース繊維上に本発明の化合物を染色
又は捺染する場合、用いられる酸結合剤は特に限定され
ず、上記の炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、第三燐酸ソー
ダ、苛性ソーダ、ケイ酸ソーダの他、苛性カリ、蟻酸ソ
ーダ、炭酸カリ、第一又は第二燐酸ソーダ、トリクロロ
酢酸ソーダ等を用いることもできる。
【0132】合成又は天然のポリアミド繊維上や、ポリ
ウレタン繊維上に吸尽染色する場合においては、酸性〜
弱酸性の染浴中、pHの制御下に、本発明の化合物を吸
尽させ、次いで60〜120℃程度の温度下、中性〜ア
ルカリ性にpHに変化させる方法等が例示される。ここ
で必要に応じて、均染剤等、例えば、塩化シアヌルとア
ミノベンゼンスルホン酸の縮合生成物、塩化シアヌルと
アミノナフタレンスルホン酸の縮合生成物、ステアリル
アミンとエチレンオキサイドとの付加生成物等の均染剤
等を用いても差し支えない。
【0133】本発明の化合物は、所望の色相を得るため
に、必要に応じて本発明の特徴を損なわない範囲で、他
の染料と混合して使用することができる。混合して使用
する染料としては、反応染料であれば特に制約はない
が、例えば、反応基としてスルファトエチルスルホン
基、ビニルスルホン基、モノクロロトリアジン基、モノ
フルオロトリアジン基、モノニコチン酸トリアジン基、
ジクロロトリアジン基、ジフルオロモノクロロピリミジ
ン基、および、トリクロロピリミジン基の少なくとも1
種を少なくとも1つ以上有する染料、又はSumifix 、Su
mifix Supra 、Remazol 、Levafix 、Procion 、Cibacr
on、Basilen 、Drimarene 、Kayacion、Kayacelon Reac
t などの冠称名で市販されている染料、更には、特開昭
50-178号、特特開昭 56-9483号、特開昭56-15481号、特
開昭 56-118976号、特開昭 56-128380号、特開昭 57-23
65号、特開昭57-89679号、特開昭 57-143360号、特開昭
58-191755号、特開昭59-15451号、特開昭59-96174号、
特開昭 59-161463号、特開昭 60-6754号、特開昭 60-12
3559号、特開昭 60-229957号、特開昭 60-260654号、特
開昭 61-126175号、特開昭 61-155469号、特開昭 61-22
5256号、特開昭63-77974号、特開昭 63-225664号、特開
平1-185370号、特開平 3-770号、特開平5-117538号、特
開平5-247366号、特開平6-287463号の各公報に記載され
ている染料及びC.I.Reactive Blue 19、C.I.Reactive B
lack 5で表される染料等が例示される。
【0134】
【発明の効果】本発明によれば、繊維材料の染色及び捺
染処理において、染色温度、中性塩や酸結合剤の量、染
浴比等が変動しても良好な品質を与える再現性があり、
均染性に優れ、高いビルドアップ性と高いカラーバリュ
ーを有し、有効染着率が高く、且つ各種の堅牢度、特に
塩素処理水堅牢度、流水塩素堅牢度、耐光堅牢度、汗日
光堅牢度が良好な染料が得られる。又、得られた染色物
及び捺染物は、フィックス処理や樹脂加工等の各種加工
処理時における変色が少なく、しかも保存安定性に優れ
るため、ビニロン袋中、保存時に想定されるビニロン袋
に由来する塩基性物質との接触等による影響も少ない。
【0135】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。例中、部及び%は、それぞれ重量部及び重量%を表
す。
【0136】実施例1 水溶媒中、5−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−
2,7−ジスルホン酸31.9部と2,4,6-トリクロロ−
s−トリアジン18.4部とを、常法により縮合させ、
次いでこれに3−(2−スルファートエチルスルホニ
ル)アニリン28.1部を、常法により縮合させ、遊離
酸の形が下式(XI)
【0137】
【化36】
【0138】で示される化合物を得た。他方、水溶媒
中、遊離酸の形が下式(XII)
【0139】
【化37】
【0140】で示される化合物58.3部を、亜硝酸ナ
トリウムを用いてジアゾ化し、そのジアゾ化物と先に得
られた式(XI)で示される化合物とを、ジアゾカップリ
ングさせ、遊離酸の形が下式
【0141】
【化38】 (吸収極大波長λmax=568nm)
【0142】で示される化合物を得た。
【0143】実施例2a 実施例1において使用した、式(XII)で示される化合
物、5−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2,7−
ジスルホン酸、3−(2−スルファートエチルスルホニ
ル)アニリン、及び、2,4,6-トリクロロ−s−トリアジ
ンの代りに、各々、表1における第2欄の化合物、第3
欄の化合物、第4欄の化合物、及び、第5欄の化合物を
用い、実施例1と同様の方法で合成し、各々対応するビ
スアゾ化合物を得、木綿を染色して、表1の第6欄に示
す色調の染色物を得た。得られた染色物は均一であり、
その耐光、汗日光、塩素処理水及び流水塩素の諸堅牢度
は、いずれも良好であった。又、フィックス処理及びホ
ルマリン樹脂加工を施しても、変色は殆ど認められなか
った。更に、その染色物の保存安定性も良好であった。
【0144】
【表1】
【0145】なお、表1から表7中の記号は、下記の化
合物を表す。 1a 7−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2−
スルホン酸 1b 7−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2,
8−ジスルホン酸 1c 7−メチルアミノ−4−ヒドロキシナフタレン
−2−スルホン酸 1d 6−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2−
スルホン酸 1e 6−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2,
7−ジスルホン酸 1f 8−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2−
スルホン酸 1g 5−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2,
7−ジスルホン酸 1h 5−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2,
8−ジスルホン酸
【0146】
【化39】
【0147】
【化40】
【0148】
【化41】
【0149】
【化42】
【0150】3a 2,5-ジスルホアニリン 3b 2,4-ジスルホアニリン 3c H2 NCH2 CH2 SO2 CH2 CH2 OSO
3 H 3d H2 N(CH2 3 SO2 CH2 CH2 OSO
3 H 3e H2 NCH2 CH2 SO2 CH2 CH2 Cl 3f H2 N(CH2 3 SO2 CH2 CH2 Cl 3g H2 NCH2 CH2 SO2 CH=CH2 3h H2 N(CH2 3 SO2 CH=CH2 3i H2 NCH2 CH2 OCH2 CH2 SO2 CH
=CH2 3j HN(CH2 CH2 SO2 CH2 CH2 OSO
3 H) 3k HO3 SOCH2 CH2 NHCH2 CH2 SO2
CH2 CH2 OSO3
【0151】
【化43】
【0152】4a 3−(2−スルファートエチルス
ルホニル)アニリン 4b 3−ビニルスルホニルアニリン 4c 3−(2−クロロエチルスルホニル)アニリン 4d 3−(2−アセトキシエチルスルホニル)アニ
リン 4e 4−(2−スルファートエチルスルホニル)ア
ニリン 4f 4−ビニルスルホニルアニリン 4g 3−(2−スルファートエチルスルホニル)−
4−メトキシアニリン 4h 3−ビニルスルホニル−4−メトキシアニリン 4i 5−(2−スルファートエチルスルホニル)−
2−メトキシアニリン 4j 5−ビニルスルホニル−2−メトキシアニリン 4k 4−(2−スルファートエチルスルホニル)−
5−メチル−2−メトキシアニリン 4l 4−ビニルスルホニル−5−メチル−2−メト
キシアニリン 4m 4−(2−スルファートエチルスルホニル)−
2−スルホアニリン 4n 4−ビニルスルホニル−2−スルホアニリン 4o 6−(2−スルファートエチルスルホニル)−
1−スルホ−2−アミノナフタレン 4p 5−(2−スルファートエチルスルホニル)−
1−スルホ−2−アミノナフタレン 4q 4−(2−スルファートエチルスルホニル)−
1−アミノナフタレン 4r 5−(2−スルファートエチルスルホニル)−
1,7−ジスルホ−2−アミノナフタレン 4s ニコチン酸 4t ニコチン酸アミド 4u ピリジン 4v N−エチル−3−(2−スルファートエチルス
ルホニル)アニリン 4w N−(2−シアノエチル)−3−(2−スルフ
ァートエチルスルホニル)アニリン 4x 2,4,6-トリクロロ−s−トリアジン 4y 2,4,6-トリフルオロ−s−トリアジン
【0153】5a 2−スルホアニリン 5b 3−スルホアニリン 5c 4−スルホアニリン 5d 2−エチルアニリン 5e N−エチルアニリン 5f 4−クロロ−N−エチルアニリン 5g N−(2−シアノエチル)アニリン 5h N−フェニル−β−アラニン 5i N−フェニルタウリン 5j 2−スルホ−4−メトキシアニリン 5k 4−メトキシアニリン 5l アントラニル酸 5m 4−(n−ブチル)アニリン 5o 4−(n−ブトキシ)アニリン 5p 3,6,8−トリスルホ−2−アミノナフタレ
ン 5q β−アラニン 5r タウリン 5s γ−アミノ酪酸 5t H2 NCN 5u アニリン
【0154】6a 2,4,6-トリクロロ−s−トリアジ
ン 6b 2,4,6-トリフロオロ−5-クロロピリミジン 6c 4,6-ジフロオロ−5-クロロピリミジン 6d 2,4,6-トリフロオロピリミジン 6e 2,4,5,6-テトラクロロピリミジン 6f 2,4,6-トリフロオロ−5-シアノピリミジン
【0155】
【化44】
【0156】又、式(XII)で示される化合物、5−ア
ミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2,7−ジスルホン
酸、3−(2−スルファートエチルスルホニル)アニリ
ン及び2,4,6-トリクロロ−s−トリアジンの代りに、各
々、表2における第2欄の化合物、第3欄の化合物、第
4欄の化合物及び第5欄の化合物を用いて実施例1と同
様の方法で合成すれば、本発明のビスアゾ化合物が得ら
れる。
【0157】
【表2】
【0158】実施例2b 式(XII) で示される化合物、5−アミノ−4−ヒドロキ
シナフタレン−2,7−ジスルホン酸、3−(2−スル
ファートエチルスルホニル)アニリン及び2,4,6-トリク
ロロ−s−トリアジンの代わりに、各々、前記2p、1
a、4a及び4xの化合物を用いて実施例1と同様の方
法で合成し、対応するビスアゾ化合物を得た。木綿を染
色したときの色調は紫色であった。得られた染色物は均
一であり、その耐光、汗日光、塩素処理水及び流水塩素
の諸堅牢度は、いずれも良好であった。又、フィックス
処理及びホルマリン樹脂加工を施しても、変色は殆ど認
められなかった。更に、その染色物の保存安定性も良好
であった。同様にして、各々、表3における第2欄の化
合物、第3欄の化合物、第4欄の化合物及び第5欄の化
合物を用いて実施例1と同様の方法で合成すれば、本発
明のビスアゾ化合物が得られる。
【0159】
【表3】
【0160】実施例3 水溶媒中、5−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−
2,7−ジスルホン酸31.9部と2,4,6-トリクロロ−
s−トリアジン18.4部とを縮合させ、次いでこれに
3−(2−スルファートエチルスルホニル)アニリン2
8.1部を縮合させ、遊離酸の形が下式(XI)
【0161】
【化45】
【0162】で示される化合物を得た。他方、水溶媒
中、遊離酸の形が下式(XIII)
【0163】
【化46】
【0164】で示される化合物50.3部を、亜硝酸ナ
トリウムを用いてジアゾ化し、そのジアゾ化物と先に得
られた式(XI)で示される化合物とを、ジアゾカップリ
ングさせ、遊離酸の形が下式
【0165】
【化47】
【0166】で示される化合物を得た。次いで、得られ
た上記化合物の全量と3−スルホアニリン17.3部と
を縮合させ、遊離酸の形が下式
【0167】
【化48】
【0168】で示される化合物(吸収極大波長λmax
=576nm)を得た。
【0169】実施例4 実施例3において使用した、式(XIII)の化合物、5−
アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2,7−ジスルホ
ン酸、3−(2−スルファートエチルスルホニル)アニ
リン及び3−スルホアニリンの代りに、表4における第
2欄の化合物、第3欄の化合物、第4欄の化合物、及
び、第5欄の化合物を用い、実施例3と同様の方法で合
成し、各々対応するビスアゾ化合物を得、染色して、表
4の第6欄に示す色調の染色物を得た。得られた染色物
は均一であり、その耐光、汗日光、塩素処理水、流水塩
素の諸堅牢度は、いずれも良好であった。又、フィック
ス処理、ホルマリン樹脂加工を施しても、変色は殆ど認
められなかった。更に、その染色物の保存安定性も良好
であった。
【0170】
【表4】
【0171】又、式(XIII)の化合物、5−アミノ−4
−ヒドロキシナフタレン−2,7−ジスルホン酸、3−
(2−スルファートエチルスルホニル)アニリン及び3
−スルホアニリンの代りに、各々、表5、表6における
第2欄の化合物、第3欄の化合物、第4欄の化合物及び
第5欄の化合物を用い、実施例3と同様の方法で合成す
れば、本発明のビスアゾ化合物が得られる。なお、表4
〜表6中の記号は、前記の意味を有する。
【0172】
【表5】
【0173】
【表6】
【0174】実施例5 水溶媒中、7−アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2
−スルホン酸23.9部と2,4,6-トリクロロ−s−トリ
アジン18.4部とを縮合させ、遊離酸の形が下式
【0175】
【化49】
【0176】で示される化合物を得た。他方、水溶媒
中、遊離酸の形が下式(XIII)
【0177】
【化50】
【0178】で示される化合物50.3部を、亜硝酸ナ
トリウムを用いて常法によりジアゾ化し、そのジアゾ化
物と先に得られた式(XI)で示される化合物とを、ジア
ゾカップリングさせ、遊離酸の形が下式
【0179】
【化51】
【0180】で示される化合物(吸収極大波長λmax
=534nm)を得た。
【0181】実施例6 実施例5において使用した、式(XIII)の化合物、7−
アミノ−4−ヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸酸
及び2,4,6-トリクロロ−s−トリアジンの代りに、各
々、表7における第2欄の化合物、第3欄の化合物及び
第4欄の化合物を用いて実施例5と同様の方法で合成す
れば、本発明のビスアゾ化合物が得られる。なお、表7
中の記号は前記の意味を有する。
【0182】
【表7】
【0183】実施例7 木綿10部を染色装置にセットし、浴比1:20となるよう
水量を調節し、水温を60℃にした。実施例2aの表1、
No.1のビスアゾ化合物0.3 部を浴中に投入し、水温を60
℃に保った。その後、芒硝20部を公知の方法で加え、同
温下で30分処理した。次いで、炭酸ソーダ4部を公知の
方法で加え、同温度下で1時間処理し、染色を終了し
た。得られた染色物は、常法で洗浄、ソーピングして仕
上げた。染色排水の着色量はわずかであった。得られた
染色物は、均一で濃い黄味赤色であった。得られた染色
物の耐光、汗日光、塩素処理水、流水塩素の諸堅牢度
は、いずれも良好であり、フィックス処理、ホルマリン
樹脂加工を施しても、変色は殆ど認められなかった。
又、得られた染色物の保存安定性も良好であった。
【0184】実施例8 実施例2aの表1、No.1のビスアゾ化合物0.3 部の代り
に、実施例2aの表1、No.1のビスアゾ化合物0.3 部及
び、メチルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドと
の縮合物のナトリウム塩(スルホン化度110%で平均重合
度1.8 )0.06部を用いる以外は、実施例7に準拠して染
色を実施した。染色排水の着色量はわずかであった。得
られた染色物は、均一で濃い紫色であった。得られた染
色物の耐光、汗日光、塩素処理水及び流水塩素の諸堅牢
度はいずれも良好であり、フィックス処理及びホルマリ
ン樹脂加工を施しても、変色は殆ど認められなかった。
又、得られた染色物の保存安定性も良好であった。
【0185】実施例9 浴比が1:30となるように水量を調節し、水温を70℃
に、芒硝の使用量を30部に、炭酸ソーダ添加前の処理時
間を20分に、且つ、炭酸ソーダの使用量を5部に、各々
代える以外は、実施例7に準拠して染色を実施した。染
色排水の着色量はわずかであった。得られた染色物は、
均一で濃い黄味赤色であった。得られた染色物の耐光、
汗日光、塩素処理水及び流水塩素の諸堅牢度はいずれも
良好であり、フィックス処理及びホルマリン樹脂加工を
施しても、変色は殆ど認められなかった。又、得られた
染色物の保存安定性も良好であった。
【0186】実施例10 下記の処方で、捺染糊を作成した。
【0187】 実施例2aの表1、No.1のビスアゾ化合物 5部 尿 素 5部 アルギン酸ソーダ(5%)元糊 50部 熱 湯 25部 重 曹 2部バ ラ ン ス 13部 合 計 100部
【0188】得られた捺染糊を、常法でシルケット加工
綿ブロード上に印捺し、中間乾燥後、 100℃で5分間ス
チーミング処理を行なった。次いで水洗、湯洗い、ソー
ピング、湯洗い、乾燥して仕上げた。染色排水の着色量
はわずかであった。得られた捺染物は、均一で濃い黄味
赤色であった。得られた捺染物の耐光、汗日光、塩素処
理水、流水塩素の諸堅牢度は良好であり、フィックス処
理及びホルマリン樹脂加工を施しても、変色は殆ど認め
られなかった。又、得られた染色物の保存安定性も良好
であった。
【0189】実施例11 実施例2aの表1、No.1のビスアゾ化合物25部を熱水に
溶解し、25℃に冷却した。これに32.5%苛性ソーダ水溶
液 5.5部及び50度ボーメの水ガラス 150部を添加し、さ
らに水を加えて全量を25℃で 1,000部とした後に、この
液をパディング液として木綿織物をパジングした。パジ
ングした木綿織物を巻き上げ、ポリエチレンフィルムで
密閉して25℃の室内に20時間放置後、染色物を常法で洗
浄し、乾燥して仕上げた。染色排水の着色量はわずかで
あった。同様の方法にて、パディングし巻き上げポリエ
チレンフィルムで密閉した木綿織物を5℃の室内に20時
間放置後、染色物を常法で洗浄し、乾燥して仕上げた。
染色排水の着色量はわずかであった。25℃で20時間放置
した染色物と5℃で20時間放置した染色物は、いずれ
も、均一で濃い黄味赤色であり、耐光、汗日光、塩素処
理水及び流水塩素の諸堅牢度はいずれも良好であり、フ
ィックス処理及びホルマリン樹脂加工を施しても、変色
は殆ど認められなかった。又、得られた染色物の保存安
定性も良好であった。又、25℃で20時間放置した染色物
と5℃で20時間放置した染色物との色相差及び濃度差
は、殆んど認められなかった。
【0190】実施例12 32.5%苛性ソーダ水溶液 5.5部及び50度ボーメの水ガラ
ス 150部の代りに、32.5%苛性ソーダ水溶液10部及び無
水硫酸ナトリウム30部を用い、木綿織物の代わりに、ビ
スコースレーヨン織物を用いる以外は実施例10に準拠
して染色すれば、均一で濃い黄味赤色の染色物が得ら
れ、染色排水の着色量はわずかである。
【0191】実施例13 炭酸ソーダの使用量を5部から3部に変更する以外は実
施例8に準拠して染色すれば、実施例10で得た染色物
と同等の品質を有する染色物が得られる。
【0192】実施例14 70℃から60℃の温度に変更する以外は実施例8に準拠し
て染色すれば、優れた品質の染色物が得られる。又、温
度を80℃としても、同様の結果が得られる。
【0193】実施例15 芒硝の使用量を30部から15部に変更する以外は実施例8
に準拠して染色を実施すれば、実施例10と同様に優れ
た品質の染色物が得られる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) 【化1】 (式中、Aは、非繊維反応性の置換基で置換されていて
    もよいフェニル又は非繊維反応性の置換基で置換されて
    いてもよいナフチルを表し、Bは、繊維反応性基を表
    し、Rは、水素原子又は置換されていてもよい低級アル
    キルを表し、l及びmは、互いに独立に、0又は1の整
    数を表す。)で示されるビスアゾ化合物又はその塩。
  2. 【請求項2】Aが、スルホ、ハロゲノ、低級アルキル、
    低級アルコキシ、カルボキシ及びニトロの群から選ばれ
    る1〜3個の置換基によって置換されていてもよいフェ
    ニル、又は、1〜3個のスルホによって置換されていて
    もよいナフチルである請求項1に記載の化合物又はその
    塩。
  3. 【請求項3】Aが、アゾ基の結合位置に対しオルト位に
    置換基を有するフェニルであるか、又は、アゾ基の結合
    位置に対しオルト位に置換基を有するナフチルである請
    求項1または2に記載の化合物又はその塩。
  4. 【請求項4】Bが、下記一般式(1)、(2)又は(30) 【化2】 [式中、R1 はフッ素原子、塩素原子、あるいは、下記
    一般式(3)、(4)、(5)、(7)又は(8)で示
    される基を表し、;R2 は、置換されていてもよいアミ
    ノ、フッ素原子、塩素原子、式 −OR12(式中、R12
    は水素原子、置換されていてもよい低級アルキル又は置
    換されていても良いフェニルを表す。)で示される基、
    式 −SR13で示される基(式中、R 13は水素原子、置
    換されていてもよい低級アルキル又は置換されていても
    よいフェニルを表す。)で示される基、あるいは下記一
    般式(9)、(10)、(11)、(13)又は(1
    4)で示される基を表し、;R3 及びR4 は、互いに独
    立に、フッ素原子、塩素原子又は水素原子を表し、;R
    5 は、水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ又は低
    級アルキルを表す。]で示される基である請求項1〜3
    のいずれかに記載の化合物又はその塩。 【化3】 (式中、R6 は、水素原子、低級アルキル、カルバモイ
    ル又はカルボキシルを表し、;R7 は、水素原子又は置
    換されていてもよい低級アルキルを表し、;Dは、置換
    されていてもよいフェニレン又は置換されていてもよい
    ナフチレンを表し、;Zは、−CH=CH2 又は−CH
    2 CH2 Yを表し、;ここで、Yはアルカリの作用によ
    り脱離する基を表し、;R8 は、水素原子、置換されて
    いてもよい低級アルキル又は式 −W1 −CH2SO2
    Zを表し、;ここで、W1 は、置換されていてもよい低
    級アルキレンを表し、;W3 及びW4 は、互いに独立
    に、低級アルキレンを表し、;R10は、水素原子又は置
    換されていてもよい低級アルキルを表し、;Qは、式
    −O−又は式 −NR11−を表し、;ここで、R11は、
    水素原子又は低級アルキルを表し、;pは、1〜6の整
    数を表す。) 【化4】 (式中、R14は、水素原子、低級アルキル、カルバモイ
    ル又はカルボキシルを表し、;R15は、水素原子又は置
    換されていてもよい低級アルキルを表し、;D1 は、置
    換されていてもよいフェニレン又は置換されていてもよ
    いナフチレンを表し、;Z1 は、−CH=CH2 又は−
    CH2 CH2 1 を表し、;ここで、Y1 は、アルカリ
    の作用により脱離する基を表し、;R16は、水素原子、
    置換されていてもよい低級アルキル又は式 −W5 −C
    2SO2 1 を表し、;ここで、W5 は、置換されて
    いてもよい低級アルキレンを表し、;W7 及びW8 は、
    互いに独立に、低級アルキレンを表し、;R18は、水素
    原子又は置換されていてもよい低級アルキルを表し、;
    1 は、式 −O−又は式 −NR19−を表し、;ここ
    で、R19は、水素原子又は低級アルキルを表し、;p1
    は、1〜6の整数を表す。)
  5. 【請求項5】Bが、一般式(1)で示される基であり、
    2 が、置換されていてもよいアミノあるいは式(1
    0)、式(11)、式(13)または式(14)で示される基
    である請求項1〜4のいずれかに記載の化合物又はその
    塩。
  6. 【請求項6】R1 が、式(4)、式(5)、式(7)又
    は式(8)で示される基である請求項5に記載の化合物
    又はその塩。
  7. 【請求項7】置換されていてもよいアミノが、下記一般
    式(15)又は(16) 【化5】 (式中、R20は、水素原子、シアノ又は置換されていて
    もよい低級アルキルを表し、;R21は、水素原子、置換
    されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよい
    フェニル、置換されていてもよいナフチル又は炭素数5
    〜7個のシクロアルキルを表し、;nは、1又は2を表
    し、;Q2 は、式 −O−、−S−、−CH2 −、−S
    2 −又は−NR22−を表し、;ここで、R22は、水素
    原子又は低級アルキルを表す。)で示される基である請
    求項5又は6に記載の化合物又はその塩。
  8. 【請求項8】Bが一般式(1)で示される基であり、R
    1 が一般式(4)で示される基を表し、R7 が水素原
    子、メチル又はエチルであり、Dがメチル、メトキシ及
    びスルホの群から選ばれる1又は2個の置換基によって
    置換されていてもよいフェニレン、あるいは、1又は2
    個のスルホで置換されていてもよいナフチレンである請
    求項1〜7のいずれかに記載の化合物又はその塩。
  9. 【請求項9】R7 が、水素原子であり、Dが、フェニレ
    ンである請求項8に記載の化合物又はその塩。
  10. 【請求項10】Bが一般式(1)で示される基であり、
    1 が一般式(5)で示される基を表し、R8 が水素原
    子である請求項1〜7のいずれかに記載の化合物又はそ
    の塩。
  11. 【請求項11】Z及びZ1 が、互いに独立に、−CH=
    CH2 、−CH2 CH2 OSO3 H又は−CH2 CH2
    Clである請求項4〜10のいずれかに記載の化合物又
    はその塩。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかに記載の化合
    物又はその塩を用いることを特徴とする繊維材料の染色
    又は捺染方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001335569A (ja) * 2000-05-31 2001-12-04 Dainippon Ink & Chem Inc 多価ヒドロキシ化合物とその製造方法、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
JP2002012588A (ja) * 2000-06-29 2002-01-15 Dainippon Ink & Chem Inc 多価ヒドロキシ化合物とその製造方法、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物

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