JPH0931796A - 編織物 - Google Patents

編織物

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JPH0931796A
JPH0931796A JP7181718A JP18171895A JPH0931796A JP H0931796 A JPH0931796 A JP H0931796A JP 7181718 A JP7181718 A JP 7181718A JP 18171895 A JP18171895 A JP 18171895A JP H0931796 A JPH0931796 A JP H0931796A
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fiber
feeling
knitted fabric
sheath
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JP7181718A
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Sonoko Ishimaru
園子 石丸
Tamae Ando
玉枝 安藤
Tatsuaki Sumiya
龍明 住谷
Tsutomu Shiotani
勉 塩谷
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 夏は吸水性があり、むれ感が少なく、接触冷
感に優れ、冬は保湿性、接触温感および保温性に優れ、
汗をかいた場合でも快適な、熱水分特性に関する着用感
に優れた編織物を提供する。 【構成】 20℃、65%RH環境下での水分率が20
%以上の高吸湿性ステープルを含む繊維から芯部が構成
され、鞘部が主として疎水性ステープルまたは疎水性フ
ィラメントから構成された、芯鞘型複合紡績糸を少なく
とも一部に使用した編織物。さらには、芯鞘型複合紡績
糸の内部にフィラメントが混在し、芯部に含まれる高吸
湿性ステープルが吸湿発熱性を有する編織物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高吸湿性ステープルを
少なくとも一部に使用した編織物に関し、夏は吸水性が
あり、むれ感が少なく、接触冷感に優れ、冬は保湿性、
接触温感および保温性に優れ、汗をかいた場合でも快適
な熱水分特性に関する着用感に優れた編織物に関する。
【0002】
【従来の技術】夏汗をかいてもむれ感が少なく、吸水性
があり、汗をかいた後の休憩時に衣服が肌に接して冷た
いという接触冷感が少ない、かつ、着用直後の接触冷感
が大きい衣服が望まれている。従来から、親水性繊維の
利用、親水性繊維と疎水性繊維とを組み合わせ方法によ
り、むれ感を減少させ、発汗後の接触冷感を減少させる
方法が行われている。しかし、吸湿量が不十分で、特に
蒸れ感の問題点の解消は不十分である。
【0003】一方、冬は環境が低温で乾燥しているた
め、肌が乾燥しやすい。そこで、保温性が高く、着用直
後の接触冷感が少なく、保湿性のある編織物が望まれ
る。また、たまに汗をかいても快適な着用感を維持する
編織物が望まれている。従来から保温性を付与する方法
として、編織物の空隙率を高くする方法が行われてい
る。あるいは、太陽光を蓄熱し度を高く保持する方法が
行われている。しかし、空隙率を高くし保温性を高め
る、厚みを厚くする必要があり、もこもことしたかさば
り感のある着用感になると点が存在する。また、太陽光
を利用する方法では、太陽が照っていない天気の悪は保
温効果が得られないという問題点が存在する。着用直後
に冷たくないという接触感を付与する方法としては、従
来から皮膚への接触面積を少なくする方法が行われてい
る。しかし、吸湿性の高い素材を用いた場合は、吸湿す
ると接触冷感が大きくなるという問題点が存在する。さ
らに、保湿性を付与するため、従来、皮脂を構成する成
分を編織物に付与する方法が行われている。しかしなが
ら、該方法は水分を皮膚に供給する方法ではなく、水分
が皮膚から蒸発し過ぎないことを目的としているがその
効果も充分とはいえない。また、冬用素材としてウール
が最適であるとも言われるが、吸水性に乏しく急激な発
汗には対応できない、かつ、風合いが柔らかくない等の
問題点もある。
【0004】このように、夏に必要な吸湿性、接触冷
感、吸水性、冬に必要な保温性、保湿性、接触温感、さ
らには汗をかいた場合に必要な吸水性を全て兼ね備え
た、熱水分特性に関する着用感に優れた編織物の提供は
従来の編織物では十分対応できていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、夏は吸水性
がありむれ感が少なく、着用直後の接触冷感に優れ、汗
をかいても接触冷感が著しく大きくならず、冬は保湿
性、接触温感および保温性に優れ、たまに汗をかいても
快適な、熱水分特性に関する着用感に優れた編織物を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次の構成を有する。すなわち、20
℃、65%RH環境下での水分率が20%以上の高吸湿
性ステープルを含む繊維から芯部が構成され、鞘部が主
として疎水性ステープルまたは疎水性フィラメントから
構成された芯鞘型複合糸を少なくとも一部に使用した編
織物である。さららに、芯鞘型複合糸の内部にフィラメ
ントが混在し、高吸湿性ステープルが吸湿発熱性を有す
る編織物である。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、高吸湿性ステープルとは、20℃、65%RH
環境下での水分率が20%以上有する繊維である。合成
繊維、天然繊繊維、再生繊維のいずれでも良いが、高い
吸湿性を有するためには高架橋ポリアクリレート系繊維
を利用することが望ましい。高吸湿性の高架橋ポリアク
リレート系繊維とは、アクリル繊維を原料にし、ポリマ
ー改質をして分子を親水化・高架橋した繊維である。
【0008】本発明の高吸湿性ステープルは、芯鞘型複
合糸の芯部に位置する。高吸湿性ステープルは吸湿する
と肌に接したとき、肌から繊維への瞬間的な最大熱移動
速度が大きくなる、すなわち接触冷感が増大し、触った
ときに冷たさを感じる。冬では、当然触ったときに冷た
くない方が望ましいが、夏においても、着用直後は冷た
い方が快適だが、汗をかして休憩しているときには冷た
くない方が望ましい。よって、吸湿時の肌から繊維への
最大熱移動速度は小さい方が良い。そのため、肌に接す
る表面には高吸湿性ステープルが存在しない構造にする
ことが必要である。
【0009】芯鞘型複合紡績糸における高吸湿性ステー
プルの混率は、10%〜50%である。10%未満では
吸湿量が不十分で、夏汗をかいたときの蒸れ感を減少さ
せることはできない。また、50%を越えると紡績が困
難であり、かつ、糸強力が弱くなるという問題点が生じ
る。20%〜35%の混率が、吸湿量も十分で糸強力の
問題も生じないので望ましい。高吸湿性ステープルの単
糸繊度は限定しないが、好ましくは、0.5d〜10.
0dである。
【0010】芯鞘型複合紡績糸の鞘部は、主として疎水
性繊維が位置する。疎水性繊維とは、20℃、65%R
H環境下での水分率が、5%以下の繊維である。例え
ば、ポリエステル、アクリル等がある。該疎水性繊維
は、中空繊維であっても、微細孔を有していてもよい。
疎水性繊維は、吸湿性が低いため、周囲の湿度に関係な
く接触温冷感を維持する。疎水性繊維のうち、フィラメ
ントは肌への接触面積が大きくなるため、肌から編織物
への最大熱移動速度が大きく、ステープルは肌への接触
面積が小さいため、肌から編織物への最大熱移動速度が
小さくなる。冬は着用直後に冷たさを感じない方が快適
であるため疎水性繊維はステープルが望ましく、夏は着
用直後に冷たさを感じる方が快適に感じるため疎水性繊
維はフィラメントが好ましい。
【0011】鞘部の疎水性繊維の混率は、50%〜90
%である。50%以上であれば芯部を被覆することが可
能であり、疎水性繊維の混率は高吸湿性ステープルの性
能に依存する。疎水性繊維の単糸繊度は限定しないが、
好ましくは0.3d〜5.0dである。
【0012】芯鞘型複合紡績糸において、芯部、および
鞘部を構成する繊維がともにステープルの場合は強度を
高く維持するために、複合糸内にフィラメントを含有す
ることが望まい。編織物の表面を美しく見せるためフィ
ラメントは複合糸の内部に存在し表面に出ないようにす
ることが望ましい。強度を高く維持するためのフィラメ
ントを含有する場合は、高吸湿性ステープルの混率は変
化させず、疎水性繊維の混率を低下させる。フィラメン
トの含有率は複合紡績糸の10%〜25%が適切であ
る。10%以下であると強度保持性能がやや不十分であ
るり、25%以上であると糸面にフィラメントが出てき
やすくなり問題となる。フィラメントの単糸繊度は限定
しないが、好ましくは、0.5d〜10dである。
【0013】芯部を構成する高吸湿性ステープルは、冬
用素材には吸湿発熱性を有することが必要ある。吸湿発
熱性が高いと、衣服着用直後身体からの水分で吸湿発熱
効果を発揮し温かく感じる。また、運動により汗をかい
て休憩している時、あるいは暖房の効いた電車の中で汗
をかき電車から降りた時、吸湿発熱効果により汗が停止
しても寒さ、冷え感を感じにくい。吸湿発熱性を有する
素材とは、20℃、40%RH環境下で調湿された試料
を20℃の水中に入れたときの発熱量が20J/g以上
を有する素材であり、合成繊維、再生繊維、天然繊維の
いずれでも良い。ただし、高い発熱量を有するには、高
架橋ポリアクリレート系繊維を利用することが望まし
い。高架橋ポリアクリレート系繊維とは、アクレル繊維
を原料にし、ポリマー改質をして分子を親水化・高架橋
した繊維である。改質のレベルにより吸湿量をコントロ
ールすることができ、同時に発熱量もコントロールする
ことか可能となる。60J/gの発熱量を有するレベル
の改質も可能であり、冬用の編織物には高い発熱量を有
する繊維が望ましい。夏用の編織物においては、何枚も
重ね着をすることはあまりないので、高発熱量を有する
高架橋ポリアクリレート系繊維であっても吸湿発熱され
た熱は外部環境に速やかに放散されるので暑熱感を促進
することはない。むしろ、高吸湿性の効果、および、発
熱に伴う乾燥の速さにより、夏においても高吸湿発熱の
改質レベルの繊維を使用することが望ましい。
【0014】本発明の芯鞘型複合紡績糸を使用した編織
物の組織は限定しない。芯鞘型複合紡績糸を100%使
用しても良いし、肌側が芯鞘型複合紡績糸から構成され
外気側が高吸湿性ステープルを使用しない糸から構成さ
れた編織物でも良い。後者の場合、吸湿発熱した熱を外
気に逃がしにくく、かつ、高吸湿性ステープルに高架橋
アクリレート系繊維を使用すると若干繊維が有色となる
がその問題点が解消される。そのほか、本発明の芯鞘型
複合紡績糸と別の糸との交編等糸の使い方、組織は限定
されない。
【0015】芯鞘側複合紡績糸の製造方法は、特に限定
しない。一例として、芯鞘型の2層構造の粗糸をそのま
ま精紡工程を通す方法、または、芯鞘型の粗糸を精紡機
に供給すると共にフィラメント糸を電気開繊装置に導き
開繊し開繊状態のままフロントローラー手前よリドラフ
ト中の粗糸と重ね合わせて加撚し複合多層構造糸を形成
する方法が挙げられる。
【0016】次に実施例及び比較例を示すが、本発明の
編織物は、以下の実施例のみに限定されるものではな
い。
【0017】
【実施例】
実施例1〜3 芯部が20℃、65%RH環境下での水分率が40%を
有する高架橋アクリレート系繊維、鞘部がアクリルの芯
鞘型複合紡績糸からなる編物を作成した。混率は高架橋
アクリレート系繊維/アクリル=10/90,30/7
0,50/50の5点である。糸番手は1/52、組織
はスムースである。
【0018】実施例4 芯部が20℃、65%RH環境下での水分率が40%を
有する高架橋アクリレート系繊維、鞘部がポリエステル
ステープルの芯鞘型複合紡績糸からなる編物を作成し
た。混率は高架橋アクリレート系繊維/ポリエステル=
30/70である。糸番手は30’s、組織はスムース
である。
【0019】実施例5 芯部が20℃、65%RH環境下での水分率が40%を
有する高架橋アクリレート系繊維、鞘部がポリエステル
ステープルでありポリエステルフィラメントが混在した
複合紡績糸からなる編物を作成した。混率は高架橋アク
リレート系繊維/ポリエステル=30/70、糸番手は
30’s、組織はスムースである。
【0020】実施例6 芯部が20℃、65%RH環境下での水分率が40%を
有する高架橋アクリレート系繊維及びポリエステルステ
ープル、鞘部がポリエステルフィラメントの芯鞘型複合
紡績糸からなる編物を作成した。混率は高架橋アクリレ
ート系繊維/ポリエステルステープル/ポリエステルフ
ィラメント=20/30/50、糸番手は40’s、組
織は天竺である。
【0021】実施例7 芯部が20℃、65%RH環境下での水分率が25%を
有する高架橋アクリレート系繊維、鞘部がアクリルステ
ープルであり、ポリエステルフィラメントが混在した芯
鞘型複合糸を裏面に、アクリルステープル糸を表面に使
用したリバーシブル編物を作成した。芯鞘型複合糸の混
率は高架橋アクリレート系繊維/アクリル/ポリエステ
ル=30/50/20、糸番手は30’sである。表面
を形成するアクリルの番手は1/52である。
【0022】比較例1 綿(20℃、65%RH下の水分率:8%)100%の
糸番手30’s、組織スムースの編物を作成した。
【0023】比較例2 アクリル(20℃、65%RH下の水分率<2%)10
0%の糸番手1/52、組織スムースの編物を作成し
た。
【0024】比較例3 ウール(20℃、65%RH下の水分率:16%)10
0%の糸番手1/48、組織スムースの編物を作成し
た。
【0025】比較例4 綿100%の糸番手40’s、組織天竺の編物を作成し
た。
【0026】比較例5 芯部が20℃、65%RH環境下での水分率が40%を
有する高架橋アクリレート系繊維、鞘部が綿の芯鞘型複
合紡績糸からなる編み織物を作成した。糸番手は30’
s、組織はスムースである。
【0027】保温性、および吸湿性は、発汗シミュレー
ション装置を使用して評価した。接触温冷感はサーモラ
ボを使用して評価した。保湿性は不感蒸せつシミュレー
ション装置を使用して評価した。吸水性は、滴下法によ
り評価した。 保温性 発汗シミュレーション装置により、衣服内温度を測定し
た。発汗シミュレーション装置とは、熱板から間欠的に
水を吐出させ模擬皮膚を通して水が蒸発する装置であ
る。熱板と外部環境との温度差は20℃である。外部環
境の水蒸気圧は11mmHGである。重ね着を想定して
試料の上に、目付け328g/m2 の不織布および透湿
防水布を添付した。試料設置8分、発汗3分、発汗停止
7分、発汗3分、発汗停止7分という方法で発汗させ
た。発汗量は460g/1.6m2 /hrである。 接触温冷感 サーモラボ(カトーテック(株)社製)を使用し、熱板
温度35℃、環境温度20℃の最大熱移動速度を測定し
た。絶乾および20℃、65%RH調湿試料を用いて測
定した。 保湿性 不感蒸せつシミュレーション装置により、衣服内湿度を
測定した。不感蒸せつシミュレーション装置とは、不感
蒸せつレベルの水分蒸発量約30g/1.6m 2 /hr
ロールすることが可能な模擬皮膚を有する装置である。
熱板は35℃に設定し、環境は10℃、40%RHで行
った。重ね着を想定し目付け250g/1.6m2 /h
rの不織布およびポリエステルニット、ポリエステル起
毛ベースラミネート布を試料の上に添付した。 むれ感 発汗シミュレーション装置により、衣服内湿度を測定し
た。保温性測定装置と同様の装置である。熱板と外部環
境との温度差は10℃である。外部環境の水蒸気圧は1
1mmHGである。試料設置10分、発汗10分、発汗
停止5分という方法で発汗させた。発汗量は460g/
1.6m2 /hrである。 吸水性 滴下法により、30μlの水滴が吸水されるまでの時間
を測定した。
【0028】実施例1〜5、7および比較例1〜3、5
の発汗が生じない場合の保温性、および発汗が生じた場
合の保温性、試料を絶乾状態で調湿した時の接触温冷
感、および20℃、65%RH環境下で吸湿させた状態
での接触温冷感、および保湿性、吸水性の結果を表1に
示す。また、むれ感および吸水性の評価結果を表2に示
す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】表1の結果から、高吸湿性ステープルであ
る高架橋アクリレート系繊維を使用した編物は、不感蒸
せつレベルの皮膚からの水分蒸発量しかない場合は、繊
維に吸湿されていた水分が衣服内に放湿され衣服内湿度
を高く維持し、皮膚が乾燥するのを防ぐという保湿性を
有する。また、発汗が生じた場合は、吸湿発熱現象を生
じ、発汗が停止しても衣服内温度を高く維持し高い保温
性を示す。さらに、複合紡績糸の表面が親水性繊維に対
し疎水性繊維を使用すると絶乾時と20℃、65%RH
調湿時の接触時の最大熱移動速度の差が小さく、吸湿し
ても冷たさを感じにくい。さらに、複合紡績糸表面を形
成する繊維がステープルの場合フィラメントに対し接触
時の最大熱移動速度が小さく着用直後に冷たさを感じに
くいと考えられる。そして、吸水性を有するので、急激
な発汗が生じた場合でも着用感が損なわれないと考えら
れる。
【0032】表2の結果から、高吸湿ステープルである
高架橋アクリレート系繊維を使用した編物は、汗をかい
ても発汗した場合衣服内湿度を低く保ちむれ感が小さい
と考えられる。
【0033】
【発明の効果】本発明から得られた編織物は、従来にな
い、夏は吸湿性、接触冷感、吸水性に優れ、冬は保湿
性、接触温感および保温性に優れ、汗をかいても快適な
熱水分特性に関する着用感に優れた編織物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩谷 勉 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 東洋紡 績株式会社本社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 20℃、65%RH環境下での水分率が
    20%以上の高吸湿性ステープルを含む繊維から芯部が
    構成され、鞘部が主として疎水性ステープルまたは疎水
    性フィラメントから構成された芯鞘型複合紡績糸を少な
    くとも一部に使用することを特徴とする編織物。
  2. 【請求項2】 芯鞘型複合紡績糸の内部にフィラメント
    が混在することを特徴とする請求項1記載の編織物。
  3. 【請求項3】 芯部に含まれる高吸湿性ステープルが吸
    湿発熱性を有することを特徴とする請求項1または2記
    載の編織物。
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