JPH09235543A - シ―ル材 - Google Patents

シ―ル材

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JPH09235543A
JPH09235543A JP8042310A JP4231096A JPH09235543A JP H09235543 A JPH09235543 A JP H09235543A JP 8042310 A JP8042310 A JP 8042310A JP 4231096 A JP4231096 A JP 4231096A JP H09235543 A JPH09235543 A JP H09235543A
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博 和田
Hiroshi Yamamoto
浩史 山本
Yoshikazu Soeda
義和 副田
Naoki Matsuoka
直樹 松岡
Yasuyuki Tokunaga
泰之 徳永
Masahiko Ando
雅彦 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコ―ン処理を施していない剥離ライナ―
や背面側にシリコ―ン処理を施していないシ―ル基材を
用いて、剥離ライナ―または自背面との剥離性にすぐ
れ、しかも良好な接着力を示す、シ―ル効果の高いシ―
ル材を得る。 【解決手段】 発泡基材や防湿効果のある基材などから
なるシ―ル基材上にポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ
―を含む粘着剤組成物からなる層を設けてシ―ル材を構
成し、その粘着面にシリコ―ン処理を施していない剥離
ライナ―を貼り合わせるか、あるいは上記のシ―ル材を
シ―ル基材の背面側にシリコ―ン処理を施すことなく、
また剥離ライナ―を介装することなくロ―ル状に巻回す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シ―ル基材上に粘
着剤組成物の層を有してなる、主にハ―ドデイスクドラ
イブ(以下、HDDという)用や、その他パソコン、ワ
―プロ、パ―ソナルデジタルアシスタンス(持ち運び可
能な個人向け情報機器:以下、PDAという)、携帯電
話用など、とくにシロキサンガスを嫌う電子機器などに
おける構成部品の接着シ―ルに用いられるシ―ル材に関
する。
【0002】
【従来の技術】HDD、パソコン、ワ―プロ、PDA、
携帯電話などの構成部品は、多種多用であるが、これら
部品の接合手段のひとつに、粘着テ―プなどの粘着加工
品を用いる方法が知られている。とくに、HDDのハウ
ジング組立工程などでは、気密性を確保するため、粘着
加工されたシ―ル材、つまり発泡基材や防湿効果のある
基材などに粘着剤組成物の層を設けてなるシ―ル材(パ
ツキング材)が用いられている。この種のシ―ル材の粘
着剤組成物には、高い接着性、凝集性を示すことが望ま
れ、最近では、低揮発性といつた性能も要求されてい
る。
【0003】ところで、このような粘着加工されたシ―
ル材では、通常、粘着面に剥離ライナ―を貼り合わせ
て、粘着面の保護、保管時や使用時の取り扱い性の向上
などをはかつている。また、場合により、発泡基材や防
湿効果のある基材などからなるシ―ル基材の背面を剥離
処理して、粘着面と自背面との剥離性を良くし、剥離ラ
イナ―を介装せずにロ―ル状に巻回することもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のシ―
ル材は、良好な接着性を確保するように設計されている
ため、剥離ライナ―として、そのほとんどが、接着性の
低いシリコ―ン処理したものを用いており、またシ―ル
基材の背面側をシリコ―ン処理して自背面との剥離性を
改善しており、これが下記の問題を招いていた。
【0005】すなわち、この種のシ―ル材では、剥離ラ
イナ―中またはシ―ル基材の背面側に存在するシリコ―
ン化合物の一部が粘着剤組成物の層表面に移行する現象
がみられ、この現象は、通常のシ―ル材の場合ほとんど
問題とならないが、HDDなどの内部に密閉される形で
使用される場合、シロキサンガスの発生原因となり、H
DD内部などの腐食や誤動作を引き起こす結果となつて
いた。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、シリコ
―ン処理を施していない剥離ライナ―や背面側にシリコ
―ン処理を施していないシ―ル基材を用いて、剥離ライ
ナ―または自背面との剥離性にすぐれ、しかも良好な接
着力を示す、シ―ル効果の高いシ―ル材を得ることを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
に対し、鋭意検討した結果、シ―ル基材上にポリカ―ボ
ネ―ト構造を持つ特定のポリマ―を含む粘着剤組成物を
設けるようにすると、ポリエチレンフイルムなどからな
るシリコ―ン処理を施していない剥離ライナ―や、背面
側をポリエチレンなどで構成したシリコ―ン処理を施し
ていないシ―ル基材を使用でき、これら剥離ライナ―ま
たは自背面との剥離性にすぐれ、かつ良好な接着力を示
す、所期の目的とするシ―ル効果の高いシ―ル材が得ら
れ、これによればシロキサンガスの発生によるHDD内
部などの腐食や誤動作などの問題が回避されることを知
り、本発明を完成するに至つた。
【0008】すなわち、本発明は、発泡基材や防湿効果
のある基材などからなるシ―ル基材上に、つぎの式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表わされる繰り返し単位を有するポリカ―
ボネ―ト構造を持つポリマ―を含む粘着剤組成物からな
る層を有することを特徴とするシ―ル材に係るものであ
り、とくに、粘着面にシリコ―ン処理を施していない剥
離ライナ―が貼り合わされているか、あるいは背面側に
シリコ―ン処理が施されていないシ―ル基材を用いて剥
離ライナ―を介装することなくロ―ル状に巻回してなる
上記シ―ル材に係り、主にHDDなどの接合材料として
の上記シ―ル材を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる粘着剤組成物
は、ポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ―として、つぎ
の式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表わされる繰り返し単位を有するポリマ―
を主成分として含んでなるものであり、上記ポリマ―の
分子量は、重量平均で1万以上、好ましくは3万以上、
より好ましくは5万以上(通常30万まで)であるのが
よい。
【0010】上記のポリマ―としては、ポリカ―ボネ―
トジオ―ル(またはその誘導体)とジカルボン酸(また
はその誘導体)とから合成されるポリエステル、ポリカ
―ボネ―トジカルボン酸とジオ―ルとから合成されるポ
リエステル、ポリカ―ボネ―トジオ―ルとジイソシアネ
―トとから合成されるポリウレタンなどが挙げられ、こ
れらの中でも、とくにポリカ―ボネ―トジオ―ルとジカ
ルボン酸とから合成されるポリエステルが好ましい。
【0011】このポリエステルは、ポリカ―ボネ―トジ
オ―ルを必須としたジオ―ル成分と炭素数が2〜20の
脂肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格とするジカ
ルボン酸を必須としたジカルボン酸成分とを、常法にし
たがい、無触媒または適宜の触媒を用いてエステル化反
応させることにより、得られるものである。この反応に
際し、ジオ―ル成分とジカルボン酸成分とは、得られる
ポリエステルの分子量が前記範囲となるように、当モル
反応とするのが望ましいが、エステル化反応を促進する
ために、どららかを過剰に用いて反応させてもよい。
【0012】ここで用いられるポリカ―ボネ―トジオ―
ルは、つぎの式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表わされる繰り返し単位を有するジオ―ル
で、数平均分子量としては、400以上、好ましくは9
00以上(通常1万まで)であるのがよい。このような
ポリカ―ボネ―トジオ―ルとしては、ポリヘキサメチレ
ンカ―ボネ―トジオ―ル、ポリ(3−メチルペンテンカ
―ボネ―ト)ジオ―ル、ポリプロピレンカ―ボネ―トジ
オ―ルなど、それらの混合物またはそれらの共重合物な
どがある。市販品としては、たとえば、ダイセル化学工
業(株)製の「PLACCEL CD205PL」、
「同CD208PL」、「同CD210PL」、「同C
D220PL」、「同CD205HL」、「同CD20
8HL」、「同CD210HL」、「同CD220H
L」などが挙げられる。
【0013】ジオ―ル成分としては、これらの成分のほ
か、必要により、エチレングリコ―ル、プロピレングリ
コ―ル、ブタンジオ―ル、ヘキサンジオ―ル、オクタン
ジオ―ル、デカンジオ―ル、オクタデカンジオ―ルなど
の直鎖状のジオ―ルや分枝状のジオ―ルなどの成分を併
用してもよい。これら他のジオ―ルは、ジオ―ル成分全
体の50重量%以下、好ましくは30重量%以下の使用
量とするのがよい。また、さらに必要により、ポリマ―
を高分子量化するために、3官能以上のポリオ―ル成分
を少量添加してもよい。
【0014】また、ジカルボン酸成分は、炭素数が2〜
20の脂肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格とし
たもので、上記の炭化水素基が直鎖状のものでも分枝状
のものであつてもよい。具体的には、コハク酸、メチル
コハク酸、アジピン酸、ピメリツク酸、アゼライン酸、
セバシン酸、1,12−ドデカン二酸、1,14−テト
ラデカン二酸、テトラヒドロフタル酸、エンドメチレン
テトラヒドロフタル酸、これらの酸無水物や低級アルキ
ルエステルなどが挙げられる。
【0015】本発明においては、通常、このようなポリ
エステルをはじめとするポリカ―ボネ―ト構造を持つポ
リマ―を適宜の手段で架橋処理することにより、剥離ラ
イナ―または自背面に対する剥離性と接着力に加え、耐
熱性などの耐久性にも好結果を得ることができる。架橋
方法は任意でよいが、一般に、ポリエステルなどのポリ
マ―に含まれる水酸基および/またはカルボキシル基と
反応しうる官能基を有する化合物を添加して反応させ
る、いわゆる架橋剤を用いる方法が望ましい。架橋剤に
は、ポリイソシアネ―ト化合物、エポキシ化合物、アジ
リジン化合物、金属キレ―ト化合物、金属アルコキシド
化合物などがあるが、これらの中でも、とくにポリイソ
シアネ―ト化合物が好ましく用いられる。
【0016】このポリイソシアネ―ト化合物としては、
たとえば、エチレンジイソシアネ―ト、ブチレンジイソ
シアネ―ト、ヘキサメチレンジイソシアネ―トなどの低
級脂肪族ポリイソシアネ―ト類、シクロペンチレンジイ
ソシアネ―ト、シクロヘキシレンジイソシアネ―ト、イ
ソホロンジイソシアネ―トなどの脂環族ポリイソシアネ
―ト類、2,4−トリレンジイソシアネ―ト、4,4´
−ジフエニルメタンジイソシアネ―ト、キシリレンジイ
ソシアネ―トなどの芳香族ポリイソシアネ―ト類などが
あり、そのほかに、トリメチロ―ルプロパンのトリレン
ジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレタン(株)製の
「コロネ―トL」〕、トリメチロ―ルプロパンのヘキサ
メチレンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレタン
(株)製の「コロネ―トHL」〕なども用いられる。
【0017】これらの架橋剤は、その1種を単独でまた
は2種以上の混合系で使用される。使用量は、架橋する
べきポリエステルなどのポリマ―とのバランスにより、
また粘着剤組成物の使用目的により、適宜選択される。
一般には、ポリエステルなどのポリマ―100重量部に
対し、0.5〜5重量部の割合とするのがよく、これに
より凝集力と接着力のバランス特性に好結果が得られ
る。
【0018】本発明に用いられる粘着剤組成物には、従
来公知の各種の粘着付与剤を配合してもよい。粘着付与
剤の配合により、接着力と耐久性などのバランスがとり
やすくなることもある。また、無機または有機の充填
剤、金属粉、顔料などの粉体、粒子状物、箔状物などの
従来公知の各種の添加剤を任意に配合できる。さらに、
老化防止剤の添加により、耐久性の向上を図るようにし
てもよい。
【0019】本発明に用いられるシ―ル基材は、所期の
目的とするシ―ル機能を備え、材料成分中にシリコ―ン
化合物を実質的に含まないものであれば、公知の各種の
ものを使用できる。シ―ル基材の代表的なひとつは、ポ
リウレタン、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(以下、
SBRという)などの各種の合成樹脂や合成ゴムのシ―
ト状物またはフオ―ム状物であるか、あるいはこれらに
合成樹脂フイルムを積層した積層体などからなる弾性効
果のある材料である。このようなシ―ル基材の厚さとし
ては、シ―ト状物、フオ―ム状物または積層体であるか
どうかにより異なるが、一般には、0.3〜2.0mm程
度であるのがよい。
【0020】シ―ル基材の他のひとつは、アルミニウム
などの金属箔やフツ素樹脂フイルムであるか、あるいは
ポリエステルフイルムなどの合成樹脂フイルムにアルミ
ニウムなどの金属層を設けた複合体(金属箔を積層した
り、金属を蒸着したもの)、上記同様の合成樹脂フイル
ムにフツ素樹脂層を塗工した複合体などからなる防湿効
果のある材料が挙げられる。このようなシ―ル基材の厚
さとしては、金属箔、フツ素樹脂フイルムまたは複合体
であるかどうかにより大きく異なるが、一般には、10
〜200μm程度であるのがよい。
【0021】なお、フツ素樹脂フイルムやフツ素樹脂層
を構成させるフツ素樹脂としては、ポリテトラフルオロ
エチレン(以下、PTFEという)、テトラフルオロエ
チレン−パ―フルオロアルキルビニルエ―テル共重合体
(以下、PFAという)、テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレン共重合体(以下、FEPとい
う)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(以
下、E/TFEという)、ポリビニリデンフルオライド
(以下、PVDFという)、ポリクロロトリフルオロエ
チレン(以下、PCTFEという)、エチレン−クロロ
トリフルオロエチレン共重合体(以下、E/CTFEと
いう)、テトラフルオロエチレン−パ―フルオロジメチ
ルジオキソ―ル共重合体(以下、TEF/PDDとい
う)、ポリビニルフルオライド(以下、PVFという)
などがある。
【0022】本発明のシ―ル材は、上記のようなシ―ル
基材上に、上記の粘着剤組成物からなる層を乾燥後の厚
さが通常10〜150μm程度となるように塗着して、
粘着剤層をシ―ル基材に担持させてなるものである。粘
着剤組成物からなる層は、基材の片面だけでなく、必要
により両面に塗着してもよい。また、粘着特性の改良の
ため、他の粘着剤組成物を用いて多層構造化してもよ
い。
【0023】このようなシ―ル材には、通常、粘着面、
つまり粘着剤組成物からなる層の表面にシリコ―ン処理
を施していない剥離ライナ―が貼り合わされる。この剥
離ライナ―としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−プロピレン共重合体(ブロツクまたはランダ
ム共重合体)またはこれらの混合物からなるポリオレフ
イン系フイルム、表面が上記同様のポリオレフイン、つ
まりポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体(ブロツクまたはランダム共重合体)また
はこれらの混合物にて加工されたフイルムなどがあり、
後者の表面が加工されたフイルムには、紙類や他のフイ
ルムと上記ポリオレフイン系フイルムとの積層物なども
含まれる。このようなシリコ―ン処理を施していない剥
離ライナ―の厚さは、通常20〜200μm程度であ
る。
【0024】このように構成される本発明のシ―ル材
は、剥離ライナ―の剥離力が200g/50mm幅以下、
好ましくは100g/50mm幅以下、さらに好ましくは
50g/50mm幅以下(通常1g/50mm幅まで)で、
接着力が1Kg/20mm幅以上、好ましくは1.5Kg/2
0mm幅以上(通常10Kg/20mm幅まで)となる、剥離
性にすぐれて、かつ大きな接着力を示すものである。
【0025】このように、本発明のシ―ル材は、剥離ラ
イナ―にポリエチレンフイルムやポリプロピレンフイル
ムなどを利用することにより、シリコ―ンを全く含まな
いシ―ル材の製造が可能であり、その結果、シロキサン
ガスの発生が問題となるHDD用などの接合材料として
とくに有用となる。また、剥離ライナ―がポリエチレ
ン、ポリプロピレンといつた単純なフイルム材料である
場合は、近年、とくに問題となつているプラスチツクの
リサイクル性にもすぐれている。
【0026】また、一般のアクリル系やゴム系粘着剤で
は、ポリエチレンフイルムやポリプロピレンフイルムな
どを剥離ライナ―とすると、剥離力が500g/50mm
幅以上となり、剥離作業性の低下という問題をさけられ
ないが、本発明ではこのよううな問題も生じない。すな
わち、本発明のシ―ル材では、剥離ライナ―の剥離力を
200g/50mm幅以下に設定できるので、シ―ル材か
らの剥離ライナ―の除去が容易であり、通常使用される
シリコ―ン処理剥離ライナ―を用いたシ―ル材と同様の
取り扱いが可能である。その結果、シリコ―ン処理剥離
ライナ―から本発明の剥離ライナ―への変更に伴う装
置、作業手順などの変更もとくに必要とならないという
利点が得られるのである。
【0027】一方、本発明では、このような剥離ライナ
―を用いない、いわゆるランナ―レスのシ―ル材とし
て、シ―ル基材の片面側に上記の粘着剤組成物からなる
層を設け、このシ―ル基材の背面側をシリコ―ン処理せ
ずに、しかも剥離ライナ―を介装せずにロ―ル状に巻回
したシ―ル材とすることもできる。とくに、シ―ル基材
の背面側をポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体またはこれらの混合物からなるポリ
オレフインで構成して、剥離ライナ―を介装せずにロ―
ル状に巻回したシ―ル材を得ることができる。
【0028】このシ―ル材は、剥離ライナ―を持たず、
かつシ―ル基材の背面側をシリコ―ン化合物で剥離処理
していないにもかかわらず、自背面との剥離性が良好
で、この剥離力を前記剥離ライナ―を用いる場合と同様
の値に設定でき、しかも前記同様の接着力も維持でき
る。このため、シリコ―ン化合物を実質的に含まないシ
―ル材として、前記シリコ―ン処理を施していない剥離
ライナ―を用いる場合と同様の用途であるHDD用など
の接合材料として用いられる。
【0029】
【実施例】つぎに、本発明を実施例によりさらに詳細に
説明するが、本発明の範囲は以下の実施例によりなんら
制限を受けるものではない。なお、以下において、部と
あるのは重量部を意味するものとする。
【0030】実施例1 四つ口セパラブルフラスコに攪拌機、温度計および水分
離管を付し、ポリカ―ボネ―トジオ―ル〔ダイセル化学
工業(株)製の「PLACCEL CD210PL」、
水酸基価:115.0KOHmg/g〕200.0g(水
酸基:0.41当量)、無水コハク酸20.51g(酸
基:0.41当量)、触媒としてのジブチルチンオキサ
イド(以下、DBTOという)102mgを仕込み、反応
水排出溶剤としての少量のトルエンの存在下、攪拌を開
始しながら180℃まで昇温し、この温度で保持した。
しばらくすると水の流出分離が認められ、反応が進行し
始めた。約27時間反応を続けて、重量平均分子量が5
6,000となるポリエステルを得た。
【0031】このポリエステルをトルエンで固形分濃度
50重量%に希釈した。このポリエステル100部(固
形分)に対し、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンの
ヘキサメチレンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレ
タン(株)製の「コロネ―トHL」〕を1.0部(固形
分)添加し、粘着剤組成物とした。この粘着剤組成物
を、アプリケ―タ―により、厚さが1.2mmのポリウレ
タンフオ―ム上に塗布し、130℃で3分間乾燥して、
厚さが50μmの粘着剤層を形成した。さらに、この粘
着剤層の表面に厚さが100μmのポリエチレンフイル
ムを貼り合わせて、シ―ル材を作製した。
【0032】実施例2 四つ口セパラブルフラスコに攪拌機、温度計および水分
離管を付し、ポリカ―ボネ―トジオ―ル〔ダイセル化学
(株)製の「PLACCEL CD210PL」、水酸
基価:115.0KOHmg/g〕250.0g(水酸
基:0.512当量)、セバシン酸51.8g(酸基:
0.512当量)、触媒としてのDBTOを127mg仕
込み、反応水排出溶剤としての少量のトルエンの存在
下、攪拌を開始しながら180℃まで昇温し、この温度
で保持した。しばらくすると水の流出分離が認められ、
反応が進行し始めた。約30時間反応を続けて、重量平
均分子量が60,000となるポリエステルを得た。
【0033】このポリエステルをトルエンで固形分濃度
50重量%に希釈した。このポリエステル100部(固
形分)に対し、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンの
トリレンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレタン
(株)製の「コロネ―トL」〕を1.5部(固形分)添
加し、粘着剤組成物とした。これをアプリケ―タ―によ
り厚さが0.3mmのSBRフオ―ム上に塗布し、130
℃で5分間乾燥して、厚さが50μmの粘着剤層を形成
した。さらに、この粘着剤層の表面に厚さが60μmの
ポリエチレンフイルムを貼り合わせて、シ―ル材を作製
した。
【0034】実施例3 四つ口セパラブルフラスコに攪拌機、温度計および水分
離管を付し、ポリカ―ボネ―トジオ―ル〔ダイセル化学
工業(株)製の「PLACCEL CD220PL」、
水酸基価:56.1KOHmg/g〕250.0g(水酸
基:0.26当量)、セバシン酸26.8g(酸基:
0.26当量)、触媒としてのDBTOを62mg仕込
み、反応水排出溶剤としての少量のトルエンの存在下、
攪拌を開始しながら180℃まで昇温し、この温度で保
持した。しばらくすると水の流出分離が認められ、反応
が進行し始めた。約31時間反応を続けて、重量平均分
子量が74,000となるポリエステルを得た。
【0035】このポリエステルをトルエンで固形分濃度
50重量%に希釈した。このポリエステル100部(固
形分)に対し、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンの
ヘキサメチレンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレ
タン(株)製の「コロネ―トHL」〕を1.5部(固形
分)添加し、粘着剤組成物とした。この粘着剤組成物
を、アプリケ―タ―により、厚さが0.5mmのポリウレ
タンシ―ト上に塗布し、130℃で5分間乾燥して、厚
さが50μmの粘着剤層を形成した。さらに、この粘着
剤層の表面に厚さが100μmのポリエチレンとポリプ
ロピレンとのブレンドフイルムを貼り合わせて、シ―ル
材を作製した。
【0036】実施例4 実施例3のポリエステルをトルエンで固形分濃度50重
量%に希釈した。このポリエステル100部(固形分)
に対し、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンのヘキサ
メチレンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレタン
(株)製の「コロネ―トHL」〕を2.0部(固形分)
添加し、粘着剤組成物とした。この粘着剤組成物を、ア
プリケ―タ―により、厚さが1.2mmのポリウレタンフ
オ―ム上に塗布し、80℃で10分間乾燥して、厚さが
50μmの粘着剤層を形成した。さらに、この粘着剤層
の表面に厚さが60μmのポリエチレンフイルムを貼り
合わせて、シ―ル材を作製した。
【0037】比較例1 アクリル酸ブチル92部とアクリル酸8部とのモノマ―
混合物を使用し、このモノマ―混合物にトルエン150
部とアゾビスイソブチロニトリル0.1部とを添加した
混合溶液を、窒素雰囲気中、60℃で約7時間溶液重合
して、ポリマ―溶液を得た。このポリマ―100部(固
形分)に対し、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパンの
トリレンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレタン
(株)製の「コロネ―トL」〕を2.0部(固形分)添
加し、粘着剤組成物とした。この粘着剤組成物を、アプ
リケ―タ―により、厚さが1.2mmのポリウレタンフオ
―ム上に塗布し、120℃で5分間乾燥して、厚さが5
0μmの粘着剤層を形成した。さらに、この粘着剤層の
表面に厚さが50μmのポリエチレンとポリプロピレン
とのブレンドフイルムを貼り合わせて、シ―ル材を作製
した。
【0038】比較例2 天然ゴム100部、脂肪族系石油樹脂(軟化点100
℃)100部、軟化剤(ポリブテン)20部をトルエン
150部に溶解し、架橋剤としてトリメチロ―ルプロパ
ンのトリレンジイソシアネ―ト付加物〔日本ポリウレタ
ン(株)製の「コロネ―トL」〕を1.5部(固形分)
添加し、粘着剤組成物とした。この粘着剤組成物を、ア
プリケ―タ―により、厚さが1.2mmのポリウレタンフ
オ―ム上に塗布し、100℃で5分間乾燥して、厚さが
50μmの粘着剤層を形成した。さらに、この粘着剤層
の表面に厚さが60μmのポリエチレンフイルムを貼り
合わせて、シ―ル材を作製した。
【0039】上記の実施例1〜4および比較例1,2の
各シ―ル材について、下記の方法により、接着力および
剥離ライナ―の剥離力の測定を行つた。結果は、後記の
表1に示されるとおりであつた。
【0040】<接着力の測定>23℃,65%RHの雰
囲気中で、シ―ル材から剥離ライナ―を剥がして、アル
ミニウム板に貼り付け、30分後に、引張速度300mm
/分の条件で、180度引き剥がし接着力を測定した。
【0041】<剥離力の測定>23℃,65%RHの雰
囲気中で、シ―ル材から剥離ライナ―を引張速度300
mm/分の条件で剥離し、剥離力を測定した。
【0042】
【0043】表1の結果から明らかなように、本発明の
実施例1〜4の各シ―ル材は、いずれも、シリコ―ン処
理を施していない剥離ライナ―を用いているにもかかわ
らず、剥離作業に支障をきたすことのない小さい剥離力
を示し、しかも、実用上望まれる大きな接着力を有して
いることがわかる。これに対し、比較例1,2のシ―ル
材では、接着力は大きいが、剥離ライナ―の剥離力も大
きすぎて、剥離作業に支障をきたすものであることがわ
かる。
【0044】また、本発明の実施例1〜4の各シ―ル材
は、剥離ライナ―だけでなく、シ―ル基材と粘着剤組成
物の層がシリコ―ン化合物を含まないため、これをHD
D用の接合材料として用いたときに、HDD内部にシロ
キサンガスが発生してくることがなく、これに起因した
HDD内部の腐食や誤動作またはヘツドクラツシユなど
を引き起こさず、シ―ル基材に基づく本来のシ―ル機
能、つまりフオ―ム状物などが有する弾性効果に基づく
シ―ル機能を、上記良好な接着力と相まつて、より良く
発現できるものであることが確認された。
【0045】実施例5 実施例1で得た粘着剤組成物を、アプリケ―タ―によ
り、厚さが80μmのアルミニウムシ―ト上に塗布し、
130℃で3分間乾燥して、厚さが50μmの粘着剤層
を形成した。さらに、この粘着剤層の表面に厚さが10
0μmのポリエチレンフイルムを貼り合わせて、シ―ル
材を作製した。
【0046】実施例6 実施例2で得た粘着剤組成物を、アプリケ―タ―によ
り、厚さが80μmのアルミニウムラミネ―トシ―ト
(厚さが50μmのポリエチレンテレフタレ―トフイル
ムに金属アルミニウムを30μmの厚さに蒸着したラミ
ネ―トシ―ト)上に塗布し、130℃で5分間乾燥し
て、厚さが50μmの粘着剤層を形成した。さらに、こ
の粘着剤層の表面に厚さが100μmのポリエチレンフ
イルムを貼り合わせて、シ―ル材を作製した。
【0047】実施例7 実施例3で得た粘着剤組成物を、アプリケ―タ―によ
り、厚さが100μmのフツ素樹脂(PTFE)シ―ト
上に塗布し、130℃で5分間乾燥して、厚さが50μ
mの粘着剤層を形成した。さらに、この粘着剤層の表面
に厚さが100μmのポリエチレンフイルムを貼り合わ
せて、シ―ル材を作製した。
【0048】実施例8 実施例4で得た粘着剤組成物を、アプリケ―タ―によ
り、厚さが55μmのフツ素樹脂コ―テイングシ―ト
〔厚さが50μmのポリエチレンテレフタレ―トフイル
ム上にフツ素樹脂(PTFE)を5μmの厚さにコ―テ
イングしたシ―ト〕上に塗布し、80℃で10分間乾燥
して、厚さが50μmの粘着剤層を形成した。さらに、
この粘着剤層の表面に厚さが100μmのポリエチレン
フイルムを貼り合わせて、シ―ル材を作製した。
【0049】比較例3 比較例1で得た粘着剤組成物を、アプリケ―タ―によ
り、厚さが50μmのアルミニウムシ―ト上に塗布し、
120℃で5分間乾燥して、厚さが50μmの粘着剤層
を形成した。さらに、この粘着剤層の表面に厚さが13
0μmの剥離紙(シリコ―ン処理したもの)を貼り合わ
せて、シ―ル材を作製した。
【0050】比較例4 実施例1で得た粘着剤組成物を、アプリケ―タ―によ
り、厚さが50μmのポリエチレンテレフタレ―トフイ
ルム上に塗布し、130℃で3分間乾燥して、厚さが5
0μmの粘着剤層を形成した。さらに、この粘着剤層の
表面に厚さが100μmのポリエチレンフイルムを貼り
合わせて、シ―ル材を作製した。
【0051】上記の実施例5〜8および比較例3,4の
各シ―ル材について、前記と同様にして、接着力および
剥離ライナ―の剥離力の測定を行つた。結果は、下記の
表2に示されるとおりであつた。
【0052】
【0053】表2の結果から明らかなように、本発明の
実施例5〜8の各シ―ル材は、いずれも、シリコ―ン処
理を施していない剥離ライナ―を用いているにもかかわ
らず、シリコ―ン処理を施した剥離ライナ―を用いたシ
―ル材(比較例3)の場合と同様に、剥離作業に支障を
きたすことのない小さい剥離力を示し、しかも実用上望
まれる大きな接着力を有していることがわかる。
【0054】また、本発明の実施例5〜8の各シ―ル材
は、比較例3のシ―ル材と異なり、剥離ライナ―中にシ
リコ―ン化合物を含まず、しかもシ―ル基材や粘着剤組
成物の層もシリコ―ン化合物を含まないため、これをH
DD用の接合材料として用いたときに、HDD内部にシ
ロキサンガスが発生せず、HDD内部の腐食や誤動作ま
たはヘツドクラツシユなどを引き起こす心配がない。そ
のうえ、シ―ル基材として防湿効果のある材料を用いて
いるため、比較例4のシ―ル材に比べて防湿効果がはる
かに高く、これに基づくシ―ル機能を、上記良好な接着
力と相まつて、より良く発現できるものであることが確
認された。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明は、シ―ル基材上
に特定の粘着剤組成物の層を設ける構成としたことによ
り、剥離ライナ―としてシリコ―ン処理を施していない
ものを使用でき、またシ―ル基材の背面側をシリコ―ン
処理する必要がなく、シリコ―ン化合物を本質的に含ま
ないHDD用などに適したシ―ル材として、剥離ライナ
―や自背面に対する剥離性が良好で、かつ大きな接着力
を示す、本来のシ―ル機能にすぐれたシ―ル材を提供す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JLE C09J 7/02 JLE (72)発明者 松岡 直樹 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 徳永 泰之 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 安藤 雅彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シ―ル基材上に、つぎの式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
    基である)で表わされる繰り返し単位を有するポリカ―
    ボネ―ト構造を持つポリマ―を含む粘着剤組成物からな
    る層を有することを特徴とするシ―ル材。
  2. 【請求項2】 シ―ル基材が、合成樹脂や合成ゴムのシ
    ―ト状物またはフオ―ム状物であるか、あるいはこれら
    に合成樹脂フイルムを積層した積層体からなる請求項1
    に記載のシ―ル材。
  3. 【請求項3】 シ―ル基材が、金属箔やフツ素樹脂フイ
    ルムであるか、あるいは合成樹脂フイルムに金属層やフ
    ツ素樹脂層を設けた複合体などの防湿効果のある材料か
    らなる請求項1に記載のシ―ル材。
  4. 【請求項4】 粘着剤組成物が、ポリカ―ボネ―トジオ
    ―ルを必須としたジオ―ル成分と炭素数が2〜20の脂
    肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格とするジカル
    ボン酸を必須としたジカルボン酸成分とから合成される
    重量平均分子量1万以上のポリエステルを主成分として
    含む粘着剤組成物からなる請求項1〜3のいずれかに記
    載のシ―ル材。
  5. 【請求項5】 粘着面にシリコ―ン処理を施していない
    剥離ライナ―が貼り合わされてなる請求項1〜4のいず
    れかに記載のシ―ル材。
  6. 【請求項6】 シリコ―ン処理を施していない剥離ライ
    ナ―が、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プ
    ロピレン共重合体またはこれらの混合物からなるポリオ
    レフイン系フイルム、あるいは表面が上記同様のポリオ
    レフインにより加工されたフイルムであり、この剥離ラ
    イナ―の剥離力が200g/50mm幅以下である請求項
    5に記載のシ―ル材。
  7. 【請求項7】 シ―ル基材の片面に粘着剤組成物からな
    る層を有し、このシ―ル基材の背面側がシリコ―ン処理
    されておらず、剥離ライナ―を介装することなくロ―ル
    状に巻回してなる請求項1〜4のいずれかに記載のシ―
    ル材。
  8. 【請求項8】 シ―ル基材の片面側に粘着剤組成物から
    なる層を有し、このシ―ル基材の背面側をポリエチレ
    ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体ま
    たはこれらの混合物からなるポリオレフインで構成し
    て、剥離ライナ―を介装することなくロ―ル状に巻回し
    てなる請求項1〜4のいずれかに記載のシ―ル材。
  9. 【請求項9】 ハ―ドデイスクドライブ用である請求項
    1〜8のいずれかに記載のシ―ル材。
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