JPH07316541A - シーリング材 - Google Patents
シーリング材Info
- Publication number
- JPH07316541A JPH07316541A JP11493194A JP11493194A JPH07316541A JP H07316541 A JPH07316541 A JP H07316541A JP 11493194 A JP11493194 A JP 11493194A JP 11493194 A JP11493194 A JP 11493194A JP H07316541 A JPH07316541 A JP H07316541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molecular weight
- materials
- sealing material
- sealing
- cloth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、シーリング特性、取扱性、
施工性、作業性に優れ、しかも、高い生産性にて製造す
ることができ、経済性にも優れたシーリング材が提供す
ることである。 【構成】 本発明のシーリング材は、高分子有機材料と
低分子材料とを主成分とする三次元連続の網状骨格構造
を有する高分子ブレンド材料と、板状材料及び/又は布
状材料とを組み合わせてなることを特徴とする。
施工性、作業性に優れ、しかも、高い生産性にて製造す
ることができ、経済性にも優れたシーリング材が提供す
ることである。 【構成】 本発明のシーリング材は、高分子有機材料と
低分子材料とを主成分とする三次元連続の網状骨格構造
を有する高分子ブレンド材料と、板状材料及び/又は布
状材料とを組み合わせてなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーリング材に係り、
特に、取扱性、作業性に優れたシーリング材に関する。
特に、取扱性、作業性に優れたシーリング材に関する。
【0002】
【従来の技術】建築部材の接合箇所には、隙間充填材と
してシーリング材が適用される。特に、建築構造物のプ
レハブ化、軽量化が進むに従って、建築部材の接合がよ
り一層必要とされ、このためシーリング材の需要はます
ます増加している。しかして、近年の建築物の高機能化
に伴い、建築物の耐水性、気密性の向上が要求され、シ
ーリング材について、より一層のシール性能の向上、更
には取扱性や作業性の改善が求められている。
してシーリング材が適用される。特に、建築構造物のプ
レハブ化、軽量化が進むに従って、建築部材の接合がよ
り一層必要とされ、このためシーリング材の需要はます
ます増加している。しかして、近年の建築物の高機能化
に伴い、建築物の耐水性、気密性の向上が要求され、シ
ーリング材について、より一層のシール性能の向上、更
には取扱性や作業性の改善が求められている。
【0003】従来、シーリング材には、無定形で現場に
て充填する方式のものと、予め形成されたものとがあ
り、例えば次のようなものが用いられている。
て充填する方式のものと、予め形成されたものとがあ
り、例えば次のようなものが用いられている。
【0004】 油性コーキング材:炭酸カルシウムな
どの鉱物質充填材と油脂または樹脂などの液状展色材な
どを混練したもの。 ゴム状コーキング材(弾性シーラント):ポリサル
ファイド系、シリコン系、ポリウレタン系、アクリル系
などのシーリング材。 ガラスパテ:油性コーキング材と成分的には同様で
あり、粘度が高い。 粘度シーリング材:ゴム入りアスファルト、ブチル
ゴム、発泡プラスチックにアスファルトなどを含浸させ
たもの。 ガスケット:塩化ビニルまたはクロロプレン製ガス
ケット。
どの鉱物質充填材と油脂または樹脂などの液状展色材な
どを混練したもの。 ゴム状コーキング材(弾性シーラント):ポリサル
ファイド系、シリコン系、ポリウレタン系、アクリル系
などのシーリング材。 ガラスパテ:油性コーキング材と成分的には同様で
あり、粘度が高い。 粘度シーリング材:ゴム入りアスファルト、ブチル
ゴム、発泡プラスチックにアスファルトなどを含浸させ
たもの。 ガスケット:塩化ビニルまたはクロロプレン製ガス
ケット。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】シーリング材として
は、シーリング特性に優れること、即ち、目時に充填さ
れたときに、隙間を構成している材料の相互変位によく
追随し、はだわかれや亀裂など、密閉性を阻害するよう
な欠点を生じないために、長期間柔軟性を保持し得るこ
とが要求される上に、当然、施工性、作業性(現場施工
性)に優れていることが要求される。しかしながら、上
記〜のような従来のシーリング材、特に、現場充填
用シーリング材の場合、作業者間の施工のばらつきが大
きく、また、熟練を要する上、充填されてからシーリン
グ材としての性能を発揮するまでに長時間の養成時間を
必要としていることから、施工性、作業性のより一層の
改善が望まれている。本発明は、上記事情に鑑みなされ
たものであって、シーリング特性に優れる上に、取扱
性、作業性も著しく良好なシーリング材を提供すること
を目的とする。
は、シーリング特性に優れること、即ち、目時に充填さ
れたときに、隙間を構成している材料の相互変位によく
追随し、はだわかれや亀裂など、密閉性を阻害するよう
な欠点を生じないために、長期間柔軟性を保持し得るこ
とが要求される上に、当然、施工性、作業性(現場施工
性)に優れていることが要求される。しかしながら、上
記〜のような従来のシーリング材、特に、現場充填
用シーリング材の場合、作業者間の施工のばらつきが大
きく、また、熟練を要する上、充填されてからシーリン
グ材としての性能を発揮するまでに長時間の養成時間を
必要としていることから、施工性、作業性のより一層の
改善が望まれている。本発明は、上記事情に鑑みなされ
たものであって、シーリング特性に優れる上に、取扱
性、作業性も著しく良好なシーリング材を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するするための手段及び作用】本発明のシ
ーリング材は、高分子有機材料と低分子材料とを主成分
とする三次元連続の網状骨格構造を有する高分子ブレン
ド材料と、板状材料及び/又は布状材料とを組み合わせ
てなることを特徴とする。
ーリング材は、高分子有機材料と低分子材料とを主成分
とする三次元連続の網状骨格構造を有する高分子ブレン
ド材料と、板状材料及び/又は布状材料とを組み合わせ
てなることを特徴とする。
【0007】さらに、本発明のシーリング材は、上記高
分子ブレンド材料が数平均分子量20000以上の高分
子材料と数平均分子量20000以下の低分子材料とを
主成分とし、かつ前記高分子材料と前記低分子材料との
溶解度パラメーターが3.0以上であることを特徴とす
る。
分子ブレンド材料が数平均分子量20000以上の高分
子材料と数平均分子量20000以下の低分子材料とを
主成分とし、かつ前記高分子材料と前記低分子材料との
溶解度パラメーターが3.0以上であることを特徴とす
る。
【0008】さらに、本発明のシーリング材は、上記高
分子ブレンド材料を単独又は2種以上を組み合わせて用
いることを特徴とする。
分子ブレンド材料を単独又は2種以上を組み合わせて用
いることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明のシーリング材は、上記板
状材料として、次の材料、即ち 鉄、アルミ、銅、黄銅などの金属材料、 紙、木、天然ゴム、皮革などの天然材料、 合成ゴム、プラスチックなどの合成有機材料、 発泡コンクリート、セメント、モルタル、セラミック
スなどの無機材料を、単独又は2種以上を組み合わせて
用いることを特徴とする。
状材料として、次の材料、即ち 鉄、アルミ、銅、黄銅などの金属材料、 紙、木、天然ゴム、皮革などの天然材料、 合成ゴム、プラスチックなどの合成有機材料、 発泡コンクリート、セメント、モルタル、セラミック
スなどの無機材料を、単独又は2種以上を組み合わせて
用いることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明のシーリング材は、上記布
状材料として、布、不織布などの布状材料を単独又は2
種以上を組み合わせて用いることを特徴とする。
状材料として、布、不織布などの布状材料を単独又は2
種以上を組み合わせて用いることを特徴とする。
【0011】即ち、本発明者らは、優れた特性を備える
シーリング材とて鋭意研究を重ねた結果、本発明に係る
高分子ブレンド材料とその複合物が取扱性に優れる上
に、隙間の変位の追随性などにおいても良好な特性を有
し、この高分子ブレンド材料と板状材料及び/又は布状
材料とを組み合わせた複合物を用いることによって極め
て優れたシーリング材を得ることができることを見いだ
し、本発明を完成させた。
シーリング材とて鋭意研究を重ねた結果、本発明に係る
高分子ブレンド材料とその複合物が取扱性に優れる上
に、隙間の変位の追随性などにおいても良好な特性を有
し、この高分子ブレンド材料と板状材料及び/又は布状
材料とを組み合わせた複合物を用いることによって極め
て優れたシーリング材を得ることができることを見いだ
し、本発明を完成させた。
【0012】以下に、本発明を詳細に説明する。本発明
において、高分子有機材料としては、数平均分子量が2
0,000以上、特に、30,000以上、とりわけ4
0,000以上の熱可塑性高分子有機材料が好ましく、
例えば、スチレン系(ブタジエンスチレン系、イソプレ
ンスチレン系など)、エステル系、アミド系、ウレタン
系などの各種熱可塑性エラストマー、並びに、それらの
水添、その他による変性物、スチレン系、ABS系、オ
レフィン系(エチレン系、プロピレン系、エチレンプロ
ピレン系、エチレンスチレン系、プロピレンスチレン系
など)、塩化ビニル系、アクリル酸エステル系(アクリ
ル酸メチル系など)、メタクリル酸エステル系(メタク
リル酸メチル系、など)カーボネート系、アセタール
系、ナイロン系、ハロゲン化ポリエーテル系(塩化ポリ
エーテル系など)、ハロゲン化オレフィン系(四フッ化
エチレン系、フッ化−塩化エチレン系、フッ化エチレン
プロピレン系など)、セルロース系(アセチルセルロー
ス系、エチルセルロース系など)、ビニリデン系、ビニ
ルブチラール系、アルキレンオキサイド系(プロピレン
オキサイド系など)などの熱可塑性樹脂、及びこれらの
樹脂のゴム変性物などが挙げられる。
において、高分子有機材料としては、数平均分子量が2
0,000以上、特に、30,000以上、とりわけ4
0,000以上の熱可塑性高分子有機材料が好ましく、
例えば、スチレン系(ブタジエンスチレン系、イソプレ
ンスチレン系など)、エステル系、アミド系、ウレタン
系などの各種熱可塑性エラストマー、並びに、それらの
水添、その他による変性物、スチレン系、ABS系、オ
レフィン系(エチレン系、プロピレン系、エチレンプロ
ピレン系、エチレンスチレン系、プロピレンスチレン系
など)、塩化ビニル系、アクリル酸エステル系(アクリ
ル酸メチル系など)、メタクリル酸エステル系(メタク
リル酸メチル系、など)カーボネート系、アセタール
系、ナイロン系、ハロゲン化ポリエーテル系(塩化ポリ
エーテル系など)、ハロゲン化オレフィン系(四フッ化
エチレン系、フッ化−塩化エチレン系、フッ化エチレン
プロピレン系など)、セルロース系(アセチルセルロー
ス系、エチルセルロース系など)、ビニリデン系、ビニ
ルブチラール系、アルキレンオキサイド系(プロピレン
オキサイド系など)などの熱可塑性樹脂、及びこれらの
樹脂のゴム変性物などが挙げられる。
【0013】具体的な熱可塑性高分子材料としては、こ
のうちで結晶構造、凝集構造などの硬質ブロックを形成
しやすい部分と、アモルファス構造などの軟質ブロック
とを一緒に持ち合わせているものが特に好ましく、具体
的には、下記〜が挙げられる。
のうちで結晶構造、凝集構造などの硬質ブロックを形成
しやすい部分と、アモルファス構造などの軟質ブロック
とを一緒に持ち合わせているものが特に好ましく、具体
的には、下記〜が挙げられる。
【0014】 ポリブタジエンとブタジエン−スチレ
ンランダム共重合体とのブロック共重合体を水添して得
られるポリエチレン/ブチレンとエチレン−スチレンラ
ンダム共重合体とのブロック共重合体。 ポリブタジエンとポリスチレンとのブロック共重合
体、あるいは、ポリブタジエンまたはエチレン−ブタジ
エンランダム共重合体とポリスチレンとのブロック共重
合体を水添して得られるポリエチレン/ブチレンとポリ
スチレンとのブロック共重合体。 エチレン−プロピレンゴム。 このうち特にポリエチレンとエチレン−スチレンランダ
ム共重合体とのブロック共重合体が好ましい。
ンランダム共重合体とのブロック共重合体を水添して得
られるポリエチレン/ブチレンとエチレン−スチレンラ
ンダム共重合体とのブロック共重合体。 ポリブタジエンとポリスチレンとのブロック共重合
体、あるいは、ポリブタジエンまたはエチレン−ブタジ
エンランダム共重合体とポリスチレンとのブロック共重
合体を水添して得られるポリエチレン/ブチレンとポリ
スチレンとのブロック共重合体。 エチレン−プロピレンゴム。 このうち特にポリエチレンとエチレン−スチレンランダ
ム共重合体とのブロック共重合体が好ましい。
【0015】これらの各種熱可塑性高分子有機材料は主
に単独で用いられるが、2種以上をブレンドして用いて
もよい。
に単独で用いられるが、2種以上をブレンドして用いて
もよい。
【0016】一方、低分子材料としては、100℃にお
ける粘度が5×105 センチポイズ以下、特に、1×1
05 センチポイズ以下であることが好ましく、また、分
子量の観点からは、低分子材料の数平均分子量は20,
000以下、特に10,000以下、とりわけ5,00
0以下であることが好ましい。このような低分子材料と
しては、通常、室温で液体または液状の材料が好適に用
いられる。また、親水性、疎水性のいずれの低分子材料
も使用できる。低分子材料としては特に限定されない
が、次のものが適している。
ける粘度が5×105 センチポイズ以下、特に、1×1
05 センチポイズ以下であることが好ましく、また、分
子量の観点からは、低分子材料の数平均分子量は20,
000以下、特に10,000以下、とりわけ5,00
0以下であることが好ましい。このような低分子材料と
しては、通常、室温で液体または液状の材料が好適に用
いられる。また、親水性、疎水性のいずれの低分子材料
も使用できる。低分子材料としては特に限定されない
が、次のものが適している。
【0017】軟化材: 鉱物油系、植物油系、合成系
などの各種ゴム用または樹脂用軟化材。鉱物油系として
は、アロマティック系、ナフテン系、パラフィン系など
のプロセス油などが挙げられる。植物油系としては、ひ
まし油、綿実油、あまみ油、なたね油、大豆油、パーム
油、やし油、落花生油、木ろう、パインオイル、オリー
ブ油などが挙げられる。
などの各種ゴム用または樹脂用軟化材。鉱物油系として
は、アロマティック系、ナフテン系、パラフィン系など
のプロセス油などが挙げられる。植物油系としては、ひ
まし油、綿実油、あまみ油、なたね油、大豆油、パーム
油、やし油、落花生油、木ろう、パインオイル、オリー
ブ油などが挙げられる。
【0018】可塑剤: フタル酸エステル、フタル酸
混基エステル、脂肪族二塩基酸エステル、グリコールエ
ステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル、ステアリン
酸エステルなどの各種エステル系可塑剤、エポキシ系可
塑剤、その他プラスチック用可塑剤またはフタレート
系、アジベート系、セバケート系、フォスフェート系、
ポリエーテル系、ポリエステル系などのNBR用可塑
剤。
混基エステル、脂肪族二塩基酸エステル、グリコールエ
ステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル、ステアリン
酸エステルなどの各種エステル系可塑剤、エポキシ系可
塑剤、その他プラスチック用可塑剤またはフタレート
系、アジベート系、セバケート系、フォスフェート系、
ポリエーテル系、ポリエステル系などのNBR用可塑
剤。
【0019】粘着付与剤: クマロン樹脂、クマロン
−インデン樹脂、フェノールテルペン樹脂、石油系炭化
水素、ロジン誘導体などの各種粘着付与剤(タッキファ
イヤー)。
−インデン樹脂、フェノールテルペン樹脂、石油系炭化
水素、ロジン誘導体などの各種粘着付与剤(タッキファ
イヤー)。
【0020】オリゴマー: クラウンエーテル、含フ
ッ素オリゴマー、ポリイソブチレン、キシレン樹脂、塩
化ゴム、ポリエチレンワックス、石油樹脂、ロジンエス
テルゴム、ポリアルキレングリコールジアクリレート、
液状ゴム(ポリブタジエン、スチレン−ブタジエンゴ
ム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、ポリクロロポ
レンなど)、シリコーン系オリゴマー、ポリ−α−オレ
フィンなどの各種オリゴマー。
ッ素オリゴマー、ポリイソブチレン、キシレン樹脂、塩
化ゴム、ポリエチレンワックス、石油樹脂、ロジンエス
テルゴム、ポリアルキレングリコールジアクリレート、
液状ゴム(ポリブタジエン、スチレン−ブタジエンゴ
ム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、ポリクロロポ
レンなど)、シリコーン系オリゴマー、ポリ−α−オレ
フィンなどの各種オリゴマー。
【0021】滑剤: パラフィン、ワックスなどの炭
化水素系滑剤、高級脂肪酸、オキシ脂肪酸などの脂肪酸
系滑剤、脂肪酸アミド、アルキレンビス脂肪酸アミドな
どの脂肪酸アミド系滑剤、脂肪酸低級アルコールエステ
ル、脂肪酸多価アルコールエステル、脂肪酸ポリグリコ
ールエステルなどのエステル系滑剤、脂肪アルコール、
多価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセロールな
どのアルコール系滑剤、金属石鹸、混合系滑剤の各種滑
剤。
化水素系滑剤、高級脂肪酸、オキシ脂肪酸などの脂肪酸
系滑剤、脂肪酸アミド、アルキレンビス脂肪酸アミドな
どの脂肪酸アミド系滑剤、脂肪酸低級アルコールエステ
ル、脂肪酸多価アルコールエステル、脂肪酸ポリグリコ
ールエステルなどのエステル系滑剤、脂肪アルコール、
多価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセロールな
どのアルコール系滑剤、金属石鹸、混合系滑剤の各種滑
剤。
【0022】その他、ラテックス、エマルジョン、液
晶、歴青組成物、粘土、天然のデンプン、糖、更に無機
系のシリコンオイル、フォスファゼンなども低分子材料
として適している。更に、牛油、豚油、馬油の動物油、
鳥油または魚油:はちみつ、果汁、またはチョコレー
ト、ヨーグルトなどの乳製品系、炭化水素系、ハロゲン
化炭化水素系、アルコール系、フェノール系、エーテル
系、アセタール系、ケトン系、脂肪酸系、エステル系、
窒素化合物系、硫黄化合物系などの有機溶剤:あるい
は、種々の薬効成分、土壌改質剤、肥料類、石油類、
水、水溶液なども用いられる。
晶、歴青組成物、粘土、天然のデンプン、糖、更に無機
系のシリコンオイル、フォスファゼンなども低分子材料
として適している。更に、牛油、豚油、馬油の動物油、
鳥油または魚油:はちみつ、果汁、またはチョコレー
ト、ヨーグルトなどの乳製品系、炭化水素系、ハロゲン
化炭化水素系、アルコール系、フェノール系、エーテル
系、アセタール系、ケトン系、脂肪酸系、エステル系、
窒素化合物系、硫黄化合物系などの有機溶剤:あるい
は、種々の薬効成分、土壌改質剤、肥料類、石油類、
水、水溶液なども用いられる。
【0023】これらの低分子材料は1種を単独で用いて
も、2種以上を混合してもよい。
も、2種以上を混合してもよい。
【0024】本発明においては、多量の低分子材料と高
分子有機材料によって、多量に低分子材料を含む高分子
ブレンド材料を得るために、用いる低分子材料と高分子
有機材料の各々の溶解度パラメーター値δ=(ΔE/
V)1/2 (ΔE=モル蒸発エネルギー,V=モル体積)
の差が3.0以下、好ましくは2.5以下となるよう、
両材料を選択することが好ましい。この差が3.0を越
えると両材料の相溶性の点から、低分子材料が多量に保
持されにくく、得られる高分子ブレンド材料の低弾性化
の障害となり、また、低分子材料のブリードが発生しや
すくなるので好ましくない。
分子有機材料によって、多量に低分子材料を含む高分子
ブレンド材料を得るために、用いる低分子材料と高分子
有機材料の各々の溶解度パラメーター値δ=(ΔE/
V)1/2 (ΔE=モル蒸発エネルギー,V=モル体積)
の差が3.0以下、好ましくは2.5以下となるよう、
両材料を選択することが好ましい。この差が3.0を越
えると両材料の相溶性の点から、低分子材料が多量に保
持されにくく、得られる高分子ブレンド材料の低弾性化
の障害となり、また、低分子材料のブリードが発生しや
すくなるので好ましくない。
【0025】なお、本発明に係る高分子ブレンド材料に
は、必要に応じて、更に、次のような充填材を配合して
もよい。すなわち、クレー、珪藻土、カーボンブラッ
ク、シリカ、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、金属酸化物、マイカ、グラファイ
ト、水酸化アルミニウムなどの鱗片状無機充填剤、各種
の金属粉、木片、ガラス粉、セラミックス粉、粒状ない
し粉末ポリマーなどの粒状ないし粉末状固体充填剤、そ
の他の各種の天然または人工の短繊維、長繊維(例え
ば、ワラ、毛、ガラスファイバー、金属ファイバー、そ
の他各種のポリマーファイバーなど)などを配合するこ
とができる。
は、必要に応じて、更に、次のような充填材を配合して
もよい。すなわち、クレー、珪藻土、カーボンブラッ
ク、シリカ、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、金属酸化物、マイカ、グラファイ
ト、水酸化アルミニウムなどの鱗片状無機充填剤、各種
の金属粉、木片、ガラス粉、セラミックス粉、粒状ない
し粉末ポリマーなどの粒状ないし粉末状固体充填剤、そ
の他の各種の天然または人工の短繊維、長繊維(例え
ば、ワラ、毛、ガラスファイバー、金属ファイバー、そ
の他各種のポリマーファイバーなど)などを配合するこ
とができる。
【0026】また、中空フィラー、例えば、ガラスバル
ーン、シリカバルーンなどの無機中空フィラー、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン共重合物からな
る有機中空フィラーを配合することにより、軽量化を図
ることができる。更に軽量化などの各種物性に改善のた
めに、各種発泡剤を混入することも可能であり、また、
混合時などの機械的に気体を混ぜ込むことも可能であ
る。
ーン、シリカバルーンなどの無機中空フィラー、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン共重合物からな
る有機中空フィラーを配合することにより、軽量化を図
ることができる。更に軽量化などの各種物性に改善のた
めに、各種発泡剤を混入することも可能であり、また、
混合時などの機械的に気体を混ぜ込むことも可能であ
る。
【0027】本発明のシーリング材を構成する高分子ブ
レンド材料は、被シーリング物との粘着力が0.1Kg
/cm2 以上、好ましくは、0.2Kg/cm2 以上、
シーリング材自身の破断時伸びが100%以上、好まし
くは、200%以上であることが好ましい。被シーリン
グ物との粘着力が0.1Kg/cm2 未満であると、シ
ーリング材と被シーリング物とがはがれやすく、十分な
シーリング特性を示さない場合がある。また、シーリン
グ材自身の破断時伸びが100%未満であると、特にシ
ーリング部に振動や変形が加わる場合において、シーリ
ング材が追随できず、十分なシーリング特性を示さない
場合がある。
レンド材料は、被シーリング物との粘着力が0.1Kg
/cm2 以上、好ましくは、0.2Kg/cm2 以上、
シーリング材自身の破断時伸びが100%以上、好まし
くは、200%以上であることが好ましい。被シーリン
グ物との粘着力が0.1Kg/cm2 未満であると、シ
ーリング材と被シーリング物とがはがれやすく、十分な
シーリング特性を示さない場合がある。また、シーリン
グ材自身の破断時伸びが100%未満であると、特にシ
ーリング部に振動や変形が加わる場合において、シーリ
ング材が追随できず、十分なシーリング特性を示さない
場合がある。
【0028】なお、粘着力とは、高分子ブレンド材料を
2.5cm×2.5cmで厚さ1.0cmに成型し、コ
ンクリート、発泡ボード、発泡コンクリートなどの被シ
ーリング物の試験片(5cm×1cm、任意の厚さ)2
枚にてはさみこみ、100l・g/cm2 の荷重で押し
つけて作成した粘着力試験用サンプルを、室温で50m
m/minの速度で引っ張り、高分子ブレンド材料がは
がれた時の値から計算して求めたものである。
2.5cm×2.5cmで厚さ1.0cmに成型し、コ
ンクリート、発泡ボード、発泡コンクリートなどの被シ
ーリング物の試験片(5cm×1cm、任意の厚さ)2
枚にてはさみこみ、100l・g/cm2 の荷重で押し
つけて作成した粘着力試験用サンプルを、室温で50m
m/minの速度で引っ張り、高分子ブレンド材料がは
がれた時の値から計算して求めたものである。
【0029】破断時の伸びは、高分子ブレンド材料を加
硫ゴムの引張試験法(JIS K6251)に準拠して
測定した値をいう。
硫ゴムの引張試験法(JIS K6251)に準拠して
測定した値をいう。
【0030】このような特性を備えるためには、高分子
ブレンド材料を構成する高分子有機材料で形成される三
次元連続の網状骨格構造は、その骨格の平均径が50μ
m以下、好ましくは30μm以下、セル(網目)の平均
径は、500μm以下、好ましくは300μm以下であ
り、高分子有機材料の体積分率を[高分子有機材料をの
体積/(高分子有機材料の体積+低分子材料の体積)]
×100(%)と定義したとき、高分子有機材料の体積
分率が30%以下、特に25%以下であることが望まし
い。
ブレンド材料を構成する高分子有機材料で形成される三
次元連続の網状骨格構造は、その骨格の平均径が50μ
m以下、好ましくは30μm以下、セル(網目)の平均
径は、500μm以下、好ましくは300μm以下であ
り、高分子有機材料の体積分率を[高分子有機材料をの
体積/(高分子有機材料の体積+低分子材料の体積)]
×100(%)と定義したとき、高分子有機材料の体積
分率が30%以下、特に25%以下であることが望まし
い。
【0031】本発明で用いられる高分子ブレンド材料
は、所定量の高分子有機材料及び低分子材料、必要に応
じてその他の配合剤を、高分子有機材料が三次元連続の
網状骨格構造の形成し得る混合条件にて混合することに
より得ることができるが、この場合、高分子有機材料に
よる均一な三次元連続の網状骨格構造を有すると共に、
低分子材料のブリードが少なく、しかも前述の特性を満
たす高分子ブレンド材料を得るためには、混合機として
は高剪断型混合機を用いるのが好ましく、特に、固定壁
と回転するローターとの間で高い剪断力、高い剪断速度
を与え得るものであって、固定壁と回転部(ローター)
との距離(クリヤランス)をt(m)、ローターの回転
周速度をv(m/sec)とし、ローターの剪断速度V
をV=v/t(sec-1)と定義した場合、 V≧5.0×102 (sec-1) 好ましくは V≧1.0×103 (se
c-1) より好ましくは V≧2.5×103 (se
c-1) もっとも好ましくは V≧5.0×103 (se
c-1) を満たす高剪断型特殊ミキサーを用いるのが有利であ
る。
は、所定量の高分子有機材料及び低分子材料、必要に応
じてその他の配合剤を、高分子有機材料が三次元連続の
網状骨格構造の形成し得る混合条件にて混合することに
より得ることができるが、この場合、高分子有機材料に
よる均一な三次元連続の網状骨格構造を有すると共に、
低分子材料のブリードが少なく、しかも前述の特性を満
たす高分子ブレンド材料を得るためには、混合機として
は高剪断型混合機を用いるのが好ましく、特に、固定壁
と回転するローターとの間で高い剪断力、高い剪断速度
を与え得るものであって、固定壁と回転部(ローター)
との距離(クリヤランス)をt(m)、ローターの回転
周速度をv(m/sec)とし、ローターの剪断速度V
をV=v/t(sec-1)と定義した場合、 V≧5.0×102 (sec-1) 好ましくは V≧1.0×103 (se
c-1) より好ましくは V≧2.5×103 (se
c-1) もっとも好ましくは V≧5.0×103 (se
c-1) を満たす高剪断型特殊ミキサーを用いるのが有利であ
る。
【0032】本発明に係る高分子ブレンド材料は、通常
のバルク状、ゲル状、フォーム状など特に限定されない
が、ゲル状態であるもの、特に熱可塑性高分子材料より
なる三次元連続の均一な網状骨格構造を有するゲル状態
であるものはとりわけ本発明に有効である。
のバルク状、ゲル状、フォーム状など特に限定されない
が、ゲル状態であるもの、特に熱可塑性高分子材料より
なる三次元連続の均一な網状骨格構造を有するゲル状態
であるものはとりわけ本発明に有効である。
【0033】本発明のシーリング材は、無定形の現場充
填用シーリング材であっても、予め形成されたものであ
っても良い。また、勿論、前述の高分子ブレンド材料の
みを建築部材同士のシール材とすることも可能であり、
さらには特性の異なる2種以上の前述の高分子ブレンド
材料を積層などすることも可能である。予め形成された
ものについては、優れたシール特性を発揮するため、施
工前、特に、保存時、輸送時には、高分子ブレンド材料
面が保護されていることが好ましい。保護材料として
は、特に制限されないが、シリコーン塗布したプラスチ
ックフィルム、紙などが望ましく、施工時にこれを取り
除きシーリング施工する。
填用シーリング材であっても、予め形成されたものであ
っても良い。また、勿論、前述の高分子ブレンド材料の
みを建築部材同士のシール材とすることも可能であり、
さらには特性の異なる2種以上の前述の高分子ブレンド
材料を積層などすることも可能である。予め形成された
ものについては、優れたシール特性を発揮するため、施
工前、特に、保存時、輸送時には、高分子ブレンド材料
面が保護されていることが好ましい。保護材料として
は、特に制限されないが、シリコーン塗布したプラスチ
ックフィルム、紙などが望ましく、施工時にこれを取り
除きシーリング施工する。
【0034】本発明の高分子ブレンド材料と組み合わせ
る材料としては、具体的に、発泡コンクリート、セメン
ト、モルタル、セラミックスなどの無機材料、鉄、アル
ミ、銅、黄銅などの金属材料、合成ゴム、プラスチック
などの合成有機材料、紙、木、天然ゴム、皮革などの天
然材料などが挙げられる。さらに、布状材料としては
布、不織布などの布状材料を挙げられる。なお、これら
の板状材料及び布状材料を単独または2種以上を組み合
わせて用いることにより、取扱性、作業性(現場施工
性)の優れたシーリング材を得ることができる。
る材料としては、具体的に、発泡コンクリート、セメン
ト、モルタル、セラミックスなどの無機材料、鉄、アル
ミ、銅、黄銅などの金属材料、合成ゴム、プラスチック
などの合成有機材料、紙、木、天然ゴム、皮革などの天
然材料などが挙げられる。さらに、布状材料としては
布、不織布などの布状材料を挙げられる。なお、これら
の板状材料及び布状材料を単独または2種以上を組み合
わせて用いることにより、取扱性、作業性(現場施工
性)の優れたシーリング材を得ることができる。
【0035】また、高分子ブレンド材料との複合は、基
本的には低分子材料及び粘着付与材料などのより接着さ
れるが、各種の接着剤も使用することができる。複合の
形態については、特に限定されないが、高分子ブレンド
材料の一部に板状材料及び/又は布状材料が組み合わさ
れているものが好ましい。
本的には低分子材料及び粘着付与材料などのより接着さ
れるが、各種の接着剤も使用することができる。複合の
形態については、特に限定されないが、高分子ブレンド
材料の一部に板状材料及び/又は布状材料が組み合わさ
れているものが好ましい。
【0036】本発明のシーリング材は、特に住宅用の外
壁、屋内・屋外壁面、水まわり、窓枠などのシーリング
施工に有用である。
壁、屋内・屋外壁面、水まわり、窓枠などのシーリング
施工に有用である。
【0037】高分子有機材料と低分子材料とを主成分と
し、高分子有機材料の含有割合が低分子材料の含有割合
よりも少ない高分子ブレンド材料であって、高分子有機
材料が三次元連続の網状骨格構造を有する高分子ブレン
ド材料は、柔らかでかつ適度な弾性を有し、圧縮特性や
硬さなどにおいてもシーリング材としての要求特性を十
分に満足するものであり、板状、布材との組み合わされ
複合化されることにより、施工性、外観性の優れたシー
リング材となる。さらに、高い生産性にて、経済的に製
造可能なシーリング材が提供される。特に、熱可塑性高
分子材料を用いた場合には、充填性、リサイクル性にも
優れたシーリング材が提供される。
し、高分子有機材料の含有割合が低分子材料の含有割合
よりも少ない高分子ブレンド材料であって、高分子有機
材料が三次元連続の網状骨格構造を有する高分子ブレン
ド材料は、柔らかでかつ適度な弾性を有し、圧縮特性や
硬さなどにおいてもシーリング材としての要求特性を十
分に満足するものであり、板状、布材との組み合わされ
複合化されることにより、施工性、外観性の優れたシー
リング材となる。さらに、高い生産性にて、経済的に製
造可能なシーリング材が提供される。特に、熱可塑性高
分子材料を用いた場合には、充填性、リサイクル性にも
優れたシーリング材が提供される。
【0038】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
説明する。
【0039】(実施例1)表1に示す材料を表1に示す
配合にて高剪断型特殊ミキサー(「T.K.オートホモ
キクサー」特殊機化工業(株)製)を用いて表1に示す
混合条件で混合して、均一な外観の高分子ブレンド材料
1aを得て、これを布2と共に図1に示すように成型し
てシーリング材3を得た。
配合にて高剪断型特殊ミキサー(「T.K.オートホモ
キクサー」特殊機化工業(株)製)を用いて表1に示す
混合条件で混合して、均一な外観の高分子ブレンド材料
1aを得て、これを布2と共に図1に示すように成型し
てシーリング材3を得た。
【0040】成型終了後、得られたシーリング材3を住
宅の外壁のシーリング材として、現場にて外壁4の隙間
に押し込み充填したところ、極めて容易に充填してシー
リング施工を行うことができ、しかも、長期にわたり亀
裂などを生じることなく、十分なシーリング特性を示す
ことが確認された。
宅の外壁のシーリング材として、現場にて外壁4の隙間
に押し込み充填したところ、極めて容易に充填してシー
リング施工を行うことができ、しかも、長期にわたり亀
裂などを生じることなく、十分なシーリング特性を示す
ことが確認された。
【表1】
【0041】なお、この高分子ブレンド材料1aの粘着
力は2.3Kg/cm2 、破断時伸びは900%であっ
た。また、この高分子ブレンド材料の切片を切り出し、
光学顕微鏡で確認したところ、熱可塑性高分子有機材料
からなる三次元連続の網状骨格構造(骨格の平均径15
μm、セルの平均径25μm)が形成されていることが
確認された。
力は2.3Kg/cm2 、破断時伸びは900%であっ
た。また、この高分子ブレンド材料の切片を切り出し、
光学顕微鏡で確認したところ、熱可塑性高分子有機材料
からなる三次元連続の網状骨格構造(骨格の平均径15
μm、セルの平均径25μm)が形成されていることが
確認された。
【0042】(実施例2)表1に示す材料を表1に示す
配合にて高剪断型特殊ミキサー(「T.K.オートホモ
キクサー」特殊機化工業(株)製)を用いて表1に示す
混合条件で混合して、均一な外観の高分子ブレンド材料
1bを得て、これを布2と共に実施例1と同様に図1に
示すように成型してシーリング材3を得た。
配合にて高剪断型特殊ミキサー(「T.K.オートホモ
キクサー」特殊機化工業(株)製)を用いて表1に示す
混合条件で混合して、均一な外観の高分子ブレンド材料
1bを得て、これを布2と共に実施例1と同様に図1に
示すように成型してシーリング材3を得た。
【0043】成型終了後、得られたシーリング材3を住
宅の外壁のシーリング材として、現場にて実施例1と同
様に図2に示すように外壁4の隙間に押し込み充填した
ところ、極めて容易に充填してシーリング施工を行うこ
とができ、しかも、長期にわたり亀裂などを生じること
なく、十分なシーリング特性を示すことが確認された。
宅の外壁のシーリング材として、現場にて実施例1と同
様に図2に示すように外壁4の隙間に押し込み充填した
ところ、極めて容易に充填してシーリング施工を行うこ
とができ、しかも、長期にわたり亀裂などを生じること
なく、十分なシーリング特性を示すことが確認された。
【0044】なお、この高分子ブレンド材料1bの粘着
力は1.6Kg/cm2 、破断時伸びは1000%であ
った。また、この高分子ブレンド材料の切片を切り出
し、光学顕微鏡で確認したところ、熱可塑性高分子有機
材料からなる三次元連続の網状骨格構造(骨格の平均径
15μm、セルの平均径25μm)が形成されているこ
とが確認された。
力は1.6Kg/cm2 、破断時伸びは1000%であ
った。また、この高分子ブレンド材料の切片を切り出
し、光学顕微鏡で確認したところ、熱可塑性高分子有機
材料からなる三次元連続の網状骨格構造(骨格の平均径
15μm、セルの平均径25μm)が形成されているこ
とが確認された。
【0045】(実施例3)実施例2の配合で得た高分子
ブレンド材料を板状材料または布状材料5と共に図3に
示すように成型してシーリング材3を得て、住宅の外壁
のシーリング材として、現場にて外壁4の隙間に押し込
み充填したところ、極めて容易に充填してシーリング施
工を行うことができ、しかも、長期にわたり亀裂などを
生じることなく、十分なシーリング特性を示すことが確
認された。
ブレンド材料を板状材料または布状材料5と共に図3に
示すように成型してシーリング材3を得て、住宅の外壁
のシーリング材として、現場にて外壁4の隙間に押し込
み充填したところ、極めて容易に充填してシーリング施
工を行うことができ、しかも、長期にわたり亀裂などを
生じることなく、十分なシーリング特性を示すことが確
認された。
【0046】(実施例4)実施例2の配合で得た高分子
ブレンド材料1bを板状材料または板状材料5と共に図
4に示すように成型してシーリング材3を得て、図5に
示すような断面形状を持つ建築用外壁のシーリング材と
して、現場にて外壁4の隙間に押し込み充填したとこ
ろ、極めて容易に充填してシーリング施工を行うことが
でき(図6参照)、しかも、長期にわたり亀裂などを生
じることなく、十分なシーリング特性を示すことが確認
された。
ブレンド材料1bを板状材料または板状材料5と共に図
4に示すように成型してシーリング材3を得て、図5に
示すような断面形状を持つ建築用外壁のシーリング材と
して、現場にて外壁4の隙間に押し込み充填したとこ
ろ、極めて容易に充填してシーリング施工を行うことが
でき(図6参照)、しかも、長期にわたり亀裂などを生
じることなく、十分なシーリング特性を示すことが確認
された。
【0047】(実施例5)実施例1及び実施例2の配合
で得た高分子ブレンド材料1a及び1bを板状材料また
は板状材料5と共に図7に示すように成型してシーリン
グ材3を得て、住宅の外壁のシーリング材として、現場
にて外壁4の隙間に押し込み充填したところ、極めて容
易に充填してシーリング施工を行うことができ、しか
も、長期にわたり亀裂などを生じることなく、十分なシ
ーリング特性を示すことが確認された。
で得た高分子ブレンド材料1a及び1bを板状材料また
は板状材料5と共に図7に示すように成型してシーリン
グ材3を得て、住宅の外壁のシーリング材として、現場
にて外壁4の隙間に押し込み充填したところ、極めて容
易に充填してシーリング施工を行うことができ、しか
も、長期にわたり亀裂などを生じることなく、十分なシ
ーリング特性を示すことが確認された。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシーリン
グ材によれば、シーリング特性、取扱性、施工性、作業
性に優れ、しかも、高い生産性にて製造することがで
き、経済性にも優れたシーリング材が提供される。
グ材によれば、シーリング特性、取扱性、施工性、作業
性に優れ、しかも、高い生産性にて製造することがで
き、経済性にも優れたシーリング材が提供される。
【図1】本発明の一例を示すシーリング材である。
【図2】本発明のシーリング材を外壁材に充填した際の
摸式図の一例である。
摸式図の一例である。
【図3】本発明の一例を示すシーリング材の組み合わせ
である。
である。
【図4】本発明の一例を示すシーリング材である。
【図5】本発明のシーリング材を充填する外壁の形状を
示す摸式図の一例である。
示す摸式図の一例である。
【図6】本発明のシーリング材を外壁材に充填した際の
摸式図の一例である。
摸式図の一例である。
【図7】本発明の一例を示すシーリング材である。
1a: 高分子ブレンド材料(実施例1の配合による) 1b: 高分子ブレンド材料(実施例2の配合による) 2: 布 3: シーリング材 4: 外壁材 5: 板状材料または布状材料
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】さらに、本発明のシーリング材は、上記高
分子ブレンド材料が数平均分子量20000以上の高分
子材料と数平均分子量20000以下の低分子材料とを
主成分とし、かつ前記高分子材料と前記低分子材料との
溶解度パラメーターの差が3.0以上であることを特徴
とする。
分子ブレンド材料が数平均分子量20000以上の高分
子材料と数平均分子量20000以下の低分子材料とを
主成分とし、かつ前記高分子材料と前記低分子材料との
溶解度パラメーターの差が3.0以上であることを特徴
とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深堀 美英 東京都八王子市散田町2−9−7
Claims (5)
- 【請求項1】 高分子有機材料と低分子材料とを主成分
とする三次元連続の網状骨格構造を有する高分子ブレン
ド材料と、板状材料及び/又は布状材料とを組み合わせ
てなることを特徴とするシーリング材。 - 【請求項2】 上記高分子ブレンド材料が数平均分子量
20000以上の高分子材料と数平均分子量20000
以下の低分子材料とを主成分とし、かつ前記高分子材料
と前記低分子材料との溶解度パラメーターが3.0以上
であることを特徴とする請求項1記載のシーリング材。 - 【請求項3】 上記高分子ブレンド材料を単独又は2種
以上を組み合わせて用いることを特徴とする請求項1及
び2記載のシーリング材。 - 【請求項4】 上記板状材料として、次の材料、即ち 鉄、アルミ、銅、黄銅などの金属材料、 紙、木、天然ゴム、皮革などの天然材料、 合成ゴム、プラスチックなどの合成有機材料、 発泡コンクリート、セメント、モルタル、セラミック
スなどの無機材料を、単独又は2種以上を組み合わせて
用いることを特徴とする請求項1〜3記載のシーリング
材。 - 【請求項5】 上記布状材料として、布、不織布などの
布状材料を単独又は2種以上を組み合わせて用いること
を特徴とする請求項1〜4記載のシーリング材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11493194A JPH07316541A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | シーリング材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11493194A JPH07316541A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | シーリング材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07316541A true JPH07316541A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14650212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11493194A Pending JPH07316541A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | シーリング材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07316541A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0913866A (ja) * | 1995-06-29 | 1997-01-14 | Nobuo Nakayama | 遮水材 |
JPH09227858A (ja) * | 1996-02-23 | 1997-09-02 | Bridgestone Corp | シーリング材 |
JPH09235543A (ja) * | 1996-02-29 | 1997-09-09 | Nitto Denko Corp | シ―ル材 |
JPH09317041A (ja) * | 1996-05-30 | 1997-12-09 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 部材間隙シール部材 |
JPH10266369A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-10-06 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 金属箔付きシリコーン目地部材と、これを用いたシリコーン目地構造 |
JPH10317519A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-02 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 目地シール材 |
JP2020090885A (ja) * | 2018-11-26 | 2020-06-11 | 七王工業株式会社 | コンクリート構造物用瀝青質目地材およびその製造方法 |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP11493194A patent/JPH07316541A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0913866A (ja) * | 1995-06-29 | 1997-01-14 | Nobuo Nakayama | 遮水材 |
JPH09227858A (ja) * | 1996-02-23 | 1997-09-02 | Bridgestone Corp | シーリング材 |
JPH09235543A (ja) * | 1996-02-29 | 1997-09-09 | Nitto Denko Corp | シ―ル材 |
JPH09317041A (ja) * | 1996-05-30 | 1997-12-09 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 部材間隙シール部材 |
JPH10266369A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-10-06 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 金属箔付きシリコーン目地部材と、これを用いたシリコーン目地構造 |
JPH10317519A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-02 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 目地シール材 |
JP2020090885A (ja) * | 2018-11-26 | 2020-06-11 | 七王工業株式会社 | コンクリート構造物用瀝青質目地材およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4668724A (en) | Uninhibited bentonite composition | |
EP0037717B2 (en) | An aqueously-swelling water stopper and a process of stopping water thereby | |
US4810573A (en) | Self-healing bentonite sheet material composite article | |
US4733989A (en) | Self-healing bentonite sheet material composite drainage structure | |
EP0164197B1 (en) | Self-healing water swellable clay/sheet material laminate | |
US5580630A (en) | Multi-layer waterproofing articles including a layer of water-soluble polymer | |
US5663230A (en) | Water stop composition and methods of preparing same | |
CN103987523B (zh) | 拉伸膜产品 | |
JP2007505967A (ja) | 非透水性で膨潤性の粘土を含み、透水性被覆を有する「止水性」組成物 | |
JPH07316541A (ja) | シーリング材 | |
CN108770358A (zh) | 用于具有密度改性剂的柔性密封剂的系统和方法 | |
JPH0112898B2 (ja) | ||
JPH0412740B2 (ja) | ||
JPH0149756B2 (ja) | ||
JPH07179847A (ja) | シーリング材 | |
US5360489A (en) | Method of removing caulk | |
CA2114356A1 (en) | Wallpaper remover | |
JPH08158494A (ja) | シーリング材 | |
WO2000006660A3 (en) | High temperature polyolefin based adhesive film with improved polarity for adhering to polyurethane foams | |
JPH0359087A (ja) | 粘着性水膨張止水材 | |
CN107201212A (zh) | 一种自粘橡胶沥青胶料、制备方法及自粘橡胶改性沥青防水卷材 | |
JPH09205011A (ja) | 磁性材料 | |
JP2774353B2 (ja) | 粘着性水膨張止水材 | |
EP0184881B1 (en) | Sealant compositions and a process for the preparation thereof | |
JPH07304965A (ja) | 型取り用熱可塑性材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |