JPH09224058A - ビット同期回路及びビット同期方法 - Google Patents

ビット同期回路及びビット同期方法

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JPH09224058A
JPH09224058A JP8050730A JP5073096A JPH09224058A JP H09224058 A JPH09224058 A JP H09224058A JP 8050730 A JP8050730 A JP 8050730A JP 5073096 A JP5073096 A JP 5073096A JP H09224058 A JPH09224058 A JP H09224058A
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】同期をかけるべき点からずれて発生した出力信
号により誤ったビツト同期をせずに正しいビツト同期の
みを行うビツト同期回路を提供すること。 【解決手段】2値或いは4値FSKから復調された送信
信号の極性判定した出力信号35とレベル判定した出力
信号36を入力し、極性判定した出力信号の変化をサン
プリングし遅延して第1のサンプリング出力38を発生
する手段71〜80と、レベル判定した出力信号の変化
をサンプリングし遅延して第1のサンプリング出力と所
定の時間関係を有する第2のサンプリング出力を発生す
る手段73〜77、81と、第1及び第2のサンプリン
グ出力とカウンタ回路の補正範囲を指定する位相信号と
が所定のレベルとなったときにカウンタ回路に対し補正
信号を出力する手段82、83とを含み、カウンタ回路
のクロックを送信信号の伝送速度に合致させるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2値FSKにある
いは4値FSKに変調された送信信号を受信したときに
ビット同期を行う選択呼出受信機のビツト同期回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディジタル送信信号の受
信においては、受信したディジタル信号の各ビットを正
確に把握するためビツト同期を行うようにしている。ま
た、この種の従来技術による選択呼出受信機及びそこに
使用するビツト同期回路の一例としては、図7及び図8
に示すようものがあり、特に、ビツト同期回路の一例と
しては特開平4−177937号に開示されているもの
が知られている。
【0003】ここで、図7は従来の選択呼出受信機全体
の構成を示すブロック図、図8は図7に使用するビツト
同期回路の詳細な構成を示すブロック図である。まず、
図7を参照して、従来の選択呼出受信機の構成について
説明する。図7において、7は基地局から送信された信
号を受信するアンテナ、8はアンテナ7で受信した送信
信号を増幅する増幅器、9は2値FSKに変調されて送
信されてきた送信信号を復調して受信ディジタル信号1
を出力する復調部である。この受信ディジタル信号1は
後述する極性判定した出力信号と同等の信号であり、受
信した送信信号がf0(後述する)レベルを上に通過す
れば、例えば論理1となり、下に通過すれば論理0とな
るような2値信号である。
【0004】また、13は2値の受信ディジタル信号1
をサンプリングして送信データまたは情報を出力するサ
ンプリング回路、16はサンプリングして得られた送信
データを一時格納するデータバッファ、6はサンプリン
グ回路を経由して受信した受信ディジタル信号1の変化
点を検出するビツト同期回路(詳細は図8において後述
する)、14−2は受信した受信ディジタル信号1の変
化点をカウントして送信信号のビット速度を検出し内部
処理に使用するクロックを送信信号のビット速度に合致
するよう補正するカウンタ回路である。
【0005】また、17はデータバッファ16に格納さ
れた送信データに含まれているフレーム同期信号を自己
が保有するフレーム同期信号と照合してフレームの受信
を確認する同期信号照合回路、18は自己の呼出番号を
受信したときにCPU21の指令により呼出報知(鳴音
等如何なる手段でもよい)の処理を行う鳴音処理回路、
23は鳴音を発生するスピーカ、19は、例えば鳴音の
確認等に使用する押しボタンスイッチ等のスイッチのオ
ン/オフの変化を検出するスイッチ変化検出回路であ
る。
【0006】また、20は自己の呼出番号が送信される
可能性があるとき(自己の送信フレーム番号はきめられ
ており、受信した送信フレーム番号から予知できる)に
は増幅部8及び復調部9に対する電源をオンにし、自己
の呼出番号が送信されないときには増幅部8及び復調部
9に対する電源をオフにするバッテリーセービング回路
である。以上説明したビツト同期回路6、カウンタ回路
14−2、サンプリング回路13、データバッファ1
6、同期信号照合回路17、鳴音処理回路18、スイッ
チ変化検出回路19、及びバッテリーセービング回路2
0はデコーダ67を構成する。
【0007】また、21はデータバッファ16に一時格
納された受信した呼出番号をIDROM22に格納され
ている自己の呼出番号と照合して受信した呼出番号に自
己の呼出番号を検出したときは鳴音処理回路18及びL
CD24に通知して鳴音を発生させ、表示させる等、デ
コーダ12の他、選択呼出受信機全体の制御を行うCP
U、22は自己の呼出番号を格納するIDROM、24
は、例えば、液晶等を使用して受信情報を表示する表示
装置(LCDと略称する)である。
【0008】次に、同じく図7を参照して、従来の選択
呼出受信機の動作について説明する。まず、アンテナ7
で基地局から送信された2値FSK信号を受信し、受信
した送信信号を増幅器8で増幅し、復調部9で復調して
デコーダ67に対し2値の受信ディジタル信号1を出力
する。受信ディジタル信号1を入力したデコーダ67の
サンプリング回路13は受信ディジタル信号1をサンプ
リングして得られた送信データをデータバッファ16に
出力して一時格納する。
【0009】他方、ビツト同期回路6はサンプリング回
路13を経由して(または直接)受信した受信ディジタ
ル信号1の変化点を検出(詳細は図8において後述す
る)してカウンタ回路14−2に送り、そこで受信ディ
ジタル信号1の変化点をカウントして送信信号のビット
速度を検出し内部処理に使用するクロックを送信信号の
ビット速度に合致するよう補正して出力する。
【0010】また、データバッファ16に格納された送
信データに含まれているフレーム同期信号は同期信号照
合回路17に保有するフレーム同期信号と照合され、フ
レームの受信が確認されると送信データとして格納し、
CPU21に対し送信データの受信を通知するとともに
送信データを出力する。CPU21は送信データに格納
されている呼出番号とIDROM22に格納されている
自己の呼出番号とを照合して受信した呼出番号に自己の
呼出番号を検出したときは鳴音処理回路18及びLCD
24に通知して鳴音を発生させ、その情報を表示させ
る。
【0011】次に、図8を参照して、上記図7に示す従
来のビツト同期回路6の構成について詳細に説明する。
図8において、5−2は、例えば、受信ディジタル信号
1が1600bpsで変調されたものを受信する場合、
1600bps1ビット間の長さを示すタイミング信号
2を発生するビツト長比較タイミング生成回路、4はタ
イミング信号2によるビツト長と受信ディジタル信号1
のビツト長とを比較して、受信ディジタル信号1が16
00bpsで変調されたものであることを“オン”また
は“1”で示す変化点検出選択信号3を出力するビツト
長比較回路、5は変化点検出選択信号3が“オン”の場
合、受信ディジタル信号1のビツトの変化点を検出して
カウンタ回路14−2に出力する変化点検出回路、また
14−2は図7で説明したものと同様のカウンタ回路で
ある。
【0012】次に、図8を参照して、従来のビツト同期
回路6の動作について説明する。まず、この選択呼出受
信機が1600bpsで変調された2値FSKの送信信
号を受信するように設定されている場合、1600bp
sの1ビット間の長さを示すタイミング信号2を発生す
る。ビツト長比較回路4はタイミング信号2のビツト長
と受信ディジタル信号1のビツト長とを比較して受信デ
ィジタル信号1が1600bpsで変調されたものであ
るか否かを確認し、1600bpsで変調された信号で
ある場合は出力する変化点検出選択信号3を“オン”に
する。
【0013】変化点検出回路5は変化点検出選択信号3
が“オン”の場合のみ受信ディジタル信号1を受信して
その変化点を検出し、検出した変化点をカウンタ回路1
4−2に出力する。カウンタ回路14−2はその変化点
を基準クロックによりカウントして受信した送信信号の
ビット速度を検出し、そこから出力して選択呼出受信機
の内部処理に使用するクロックを送信信号のビット速度
に合致するよう補正する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の選
択呼出受信機におけるビツト同期回路は、前述のよう
に、2値FSKで変調された送信信号を受信する場合、
その復調信号である受信ディジタル信号が0から1に、
または1から0に変化したときにそれを検出して、その
タイミングに合致するようにカウンタ回路を補正して正
しい内部クロックを発生させるようにしたものである。
【0015】しかしながら、近年、この種の受信機の需
要が急増してそれに対応するため、送信信号の変調に4
値FSKを使用するようになってきた。しかし、4値F
SKで変調した送信信号の復調には、例えば、上記従来
技術にみられるような2値FSKで変調した送信信号の
復調に使用するようなビツト同期回路を使用すると、以
下で説明するような数々の問題点が発生する。
【0016】以下、図9乃至図11を参照して、4値F
SKで変調した送信信号を従来技術で復調する場合の問
題について説明する。図9は4値FSKで変調された送
信信号とそれを極性判定した出力信号及びレベル判定し
た出力信号とを示すタイミング図、図10は4値FSK
で変調された送信信号が00から11に変化したときの
送信信号とそれを極性判定した出力信号及びレベル判定
した出力信号とを示すタイミング図、図11は4値FS
Kで変調された送信信号が00から10に変化したとき
の送信信号とそれを極性判定した出力信号及びレベル判
定した出力信号とを示すタイミング図である。
【0017】4値FSKの送信信号は、各ビット00、
01、10、11が図9に示すようなレベルで変化す
る。復調部はその4つのレベルからなる4値FSK信号
を2種類の2値FSKに区分または分割復調し、それぞ
れ2つの2値FSK信号のレベルの変化を検出して、極
性判定した出力信号及びレベル判定した出力信号を出力
する。
【0018】図9に示すように、送信信号がレベルf0
を中心として+3△fと−3△fとの間を変化するもの
とした場合、極性判定した出力信号は、図10及び図1
1に示すように、送信信号がf0を通過したときにレベ
ルが反転し、レベル判定した出力信号は、送信信号が+
2△fかまたは−2△fを通過したときにレベルが反転
して3△fから△fになり、△fから3△fになる。
【0019】上記従来技術においては、前述したよう
に、2値FSKで変調された送信信号はその極性の変化
を検出して得られた極性判定した出力信号(受信ディジ
タル信号)の状態の変化を検出してカウンタ回路を補正
するようにしているが、上記のように、4値FSKで変
調された送信信号は2つの2値FSKに分割して復調し
た2つの2値出力信号の状態の変化を検出してビツト同
期をかけるようにしなければならないが、このような4
値FSKで変調された送信信号に対し適切にビツト同期
をかける装置はいまだ開発されておらず、従来技術をそ
れに使用すると次に述べるような問題が発生する。
【0020】例えば、図10に示すように、送信信号の
ビットが00から11に変化する場合、送信信号のレベ
ルはf0−3△fからf0+△fに変化する。ここでビ
ツト同期に用いる極性判定した出力信号の極性はビツト
同期をかけるべきタイミング(変化する波形の中央レベ
ルを通過するタイミング)からそのタイミングがずれて
変化する(レベルf0の通過で変化)ため、ビツト同期
がずれてしまうという問題があった。
【0021】また、4値FSKで変調された送信信号か
ら取り出された2値のレベル判定した出力信号は送信信
号がf0−2△fとf0+2△fとの間で発生する。そ
こで、例えば、図11に示すように、送信信号のビット
が00から10に変化する場合、送信信号のレベルはf
0−3△fからf0+3△fに変化するため、送信信号
はf0−2△fとf0+2△fとの間を通り、その間で
レベル判定した出力信号が発生して、送信されていない
“1”が出力されることになる。これは、本来発生して
はならない送信信号のレベル変化点または通過点におい
てもレベル判定した出力信号が発生してしまい、誤って
発生したレベル判定した出力信号に対して誤ったビツト
同期を行ってしまうという問題があった。
【0022】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、2値FSKで変調された送信信号及
び4値FSKで変調された送信信号の何れに対してもビ
ツト同期のずれがなく、誤って発生した出力信号により
誤ったビツト同期を行わずに、正しくビツト同期を行う
ビツト同期回路を備えた選択呼出受信機を提供すること
を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によるビツト同期
回路及びビツト同期方法は、2値FSKあるいは4値F
SKで変調された送信信号から復調された送信信号の極
性変化を検出した極性判定した出力信号と送信信号のレ
ベル変化を検出したレベル判定した出力信号を入力し、
極性判定した出力信号の状態の変化をサンプリングし遅
延して第2のサンプリング出力を発生し、前記レベル判
定した出力信号の状態の変化をサンプリングしたときか
ら1/2サンプル長もしくは1/2ビット長経過後に前
記第2のサンプリング出力を発生し、レベル判定した出
力信号の状態の変化を更に遅延して1/2サンプル長も
しくは1/2ビット長経過後に第3のサンプリング出力
を発生し、前記第2のサンプリング出力と第3のサンプ
リング出力とカウンタ回路の補正を希望する範囲を指定
する位相信号とが全てオンになったときにカウンタ回路
に対しそれを補正する補正信号を出力し、前記補正信号
によりカウンタ回路のカウントに対し基準クロックの整
数倍の時間値を加算もしくは減算し、カウンタ回路から
出力されるクロックを送信信号の伝送速度に合致させる
ようにしたものである。
【0024】本発明によれば、2値FSKで変調された
送信信号及び4値FSKで変調された送信信号の何れに
対してもビツト同期のずれがなく、ずれて発生した出力
信号により誤ったビツト同期を行わずに、正しくビツト
同期を行うビツト同期回路を備えた選択呼出受信機が得
られる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、2値FSKあるいは4値FSKで変調された送信信
号から復調された送信信号の極性変化を検出した極性判
定した出力信号と送信信号のレベル変化を検出したレベ
ル判定した出力信号を入力し、前記極性判定した出力信
号の状態の変化をサンプリングして第1のサンプリング
出力を発生し、カウンタ回路の補正を希望する範囲を指
定する位相信号を発生し、前記第1のサンプリング出力
と位相信号とが所定のレベル関係を満足したときにカウ
ンタ回路を補正する補正信号を出力し、前記補正信号に
より前記カウンタ回路のカウントに対し基準クロックの
整数倍の時間値を加算もしくは減算する各工程を含み、
カウンタ回路から出力されるクロックを送信信号の伝送
速度に合致させるようにしたものであり、2値FSKあ
るいは4値FSKで変調した送信信号に対し誤ったビツ
ト同期を行わず、正しいビツト同期のみを行うようにす
るという作用を有する。
【0026】本発明の請求項2に記載の発明は、前記位
相信号は前記カウンタ回路の加算を希望する範囲と減算
を希望する範囲とを指定し、前記第1のサンプリング出
力がオンになったときに前記位相信号がオンであれば加
算補正信号を出力し、前記第1のサンプリング出力がオ
ンになったときに前記位相信号がオフであれば減算補正
信号を出力するようにしたものであり、2値FSKある
いは4値FSKで変調した送信信号に対し希望する補正
範囲において誤ったビツト同期を行わず、正しいビツト
同期のみを行うようにするという作用を有する。
【0027】本発明の請求項3に記載の発明は、2値F
SKあるいは4値FSKで変調された送信信号から復調
された送信信号の極性変化を検出した極性判定した出力
信号と送信信号のレベル変化を検出したレベル判定した
出力信号を入力し、前記極性判定した出力信号の状態の
変化をサンプリングし遅延して第2のサンプリング出力
を発生し、前記レベル判定した出力信号の状態の変化を
サンプリングし遅延して前記第2のサンプリング出力と
所定の時間関係を有する第3のサンプリング出力を発生
し、カウンタ回路の補正を希望する範囲を指定する位相
信号を発生し、前記第2のサンプリング出力と第3のサ
ンプリング出力と位相信号とが所定のレベル関係を満足
したときにカウンタ回路を補正する補正信号を出力し、
前記補正信号により前記カウンタ回路のカウントに対し
基準クロックの整数倍の時間値を加算もしくは減算する
各工程を含み、カウンタ回路から出力されるクロックを
送信信号の伝送速度に合致させるようにしたものであ
り、2値FSKあるいは4値FSKで変調した送信信号
に対し誤ったビツト同期を行わず、正しいビツト同期の
みを行うようにするという作用を有する。
【0028】本発明の請求項8に記載の発明は、前記所
定の時間関係は、前記第2のサンプリング出力の発生が
前記レベル判定した出力信号の状態の変化をサンプリン
グしたときから1/2サンプル長もしくは1/2ビット
長経過し、更に1/2サンプル長もしくは1/2ビット
長経過したときに前記第3のサンプリング出力を発生す
るようにしたものであり、2値FSKあるいは4値FS
Kで変調した送信信号に対し誤ったビツト同期を行わ
ず、正しいビツト同期のみを行うようにするという作用
を有する。
【0029】本発明の請求項5に記載の発明は、前記第
3のサンプリング出力は、前記レベル判定した出力信号
の状態の変化をサンプリングした出力と、該レベル判定
した出力信号の状態の変化をサンプリングした出力が前
記第2のサンプリング出力の発生から1/2サンプル長
もしくは1/2ビット長経過して発生した出力とがとも
に1,1かまたは0,0の場合のみオンになるようにし
たものであり、2値FSKあるいは4値FSKで変調し
た送信信号に対し希望する補正範囲において誤ったビツ
ト同期を行わず、正しいビツト同期のみを行うようにす
るという作用を有する。
【0030】本発明の請求項6に記載の発明は、前記位
相信号は前記カウンタ回路の加算を希望する範囲と減算
を希望する範囲とを指定し、前記第2のサンプリング出
力と第3のサンプリング出力とがオンになったときに前
記位相信号がオンであれば加算補正信号を出力し、前記
第2のサンプリング出力と第3のサンプリング出力とが
オンになったときに前記位相信号がオフであれば減算補
正信号を出力するようにしたものであり、2値FSKあ
るいは4値FSKで変調した送信信号に対し希望する補
正範囲において誤ったビツト同期を行わず、正しいビツ
ト同期のみを行うようにするという作用を有する。
【0031】本発明の請求項7に記載の発明は、前記第
2のサンプリング出力が発生してオンになったときに前
記第3のサンプリング出力がオフであれば補正信号を出
力させないことにして、誤ったカウンタ回路のビツト同
期補正を防止するようにしたものであり、2値FSKあ
るいは4値FSKで変調した送信信号に対し誤ったビツ
ト同期を行わず、正しいビツト同期のみを行うようにす
るという作用を有する。
【0032】本発明の請求項8に記載の発明は、受信し
た送信信号が2値FSKか4値FSKかを識別し、2値
FSKの送信信号受信の場合、前記レベル判定した出力
信号の入力を無能にして、2値FSKの送信信号の受信
と4値FSKの送信信号の受信とを切替え使用するよう
にしたものであり、2値FSKあるいは4値FSKで変
調した送信信号に対し簡単な手段により誤ったビツト同
期を行わず、正しいビツト同期のみを行うようにすると
いう作用を有する。
【0033】本発明の請求項9に記載の発明は、前記位
相信号は前記カウンタ回路の加算を希望する範囲と減算
を希望する範囲とを指定し、前記第2のサンプリング出
力がオンになったときに前記位相信号がオンであれば加
算補正信号を出力し、前記第2のサンプリング出力がオ
ンになったときに前記位相信号がオフであれば減算補正
信号を出力するようにしたものであり、2値FSKある
いは4値FSKで変調した送信信号に対し簡単な手段に
より誤ったビツト同期を行わず、正しいビツト同期のみ
を行うようにするという作用を有する。
【0034】本発明の請求項10に記載の発明は、2値
FSKあるいは4値FSKに変調された送信信号から復
調された送信信号の極性変化を検出した極性判定した出
力信号と送信信号のレベル変化を検出したレベル判定し
た出力信号を入力するビツト同期回路において、前記極
性判定した出力信号の状態の変化をサンプリングし遅延
して第2のサンプリング出力を発生する手段と、前記レ
ベル判定した出力信号の状態の変化をサンプリングし遅
延して前記第2のサンプリング出力と所定の時間関係を
有する第3のサンプリング出力を発生する手段と、前記
第2のサンプリング出力と第3のサンプリング出力とカ
ウンタ回路の補正を希望する範囲を指定する位相信号と
が所定のレベル関係を満足したときにカウンタ回路を補
正する補正信号を出力する手段とを含み、補正信号によ
りカウンタ回路のカウントに対し基準クロックの整数倍
の時間値を加算もしくは減算して、カウンタ回路から出
力されるクロックを送信信号の伝送速度に合致させるよ
うにしたものであり、2値FSKあるいは4値FSKで
変調した送信信号に対し簡単な手段により誤ったビツト
同期を行わず、正しいビツト同期のみを行うようにする
という作用を有する。
【0035】本発明の請求項11に記載の発明は、前記
第2のサンプリング出力を発生する手段は複数段のフリ
ップ・フロップと排他的オア回路とを含み、前記第3の
サンプリング出力を発生する手段は複数段のフリップ・
フロップと排他的ノア回路とを含むようにしたものであ
り、2値FSKあるいは4値FSKで変調した送信信号
に対し簡単な手段により誤ったビツト同期を行わず、正
しいビツト同期のみを行うようにするという作用を有す
る。
【0036】本発明の請求項12に記載の発明は、アン
テナから受信した2値FSKあるいは4値FSKに変調
された送信信号を復調する復調部と、復調した送信信号
をデコードして送信データを取り出すデコーダと、自己
の呼出番号を格納するIDROMと、必要な情報を表示
するLCDと、呼出報知を鳴音するスピーカと、前記復
調部とデコーダとIDROMとLCDとスピーカとを制
御するCPUとからなる選択呼出受信機において、前記
デコーダは請求項10または11に記載のビツト同期回
路を含み、前記補正信号により前記カウンタ回路のカウ
ントに対し基準クロックの整数倍の時間値を加算もしく
は減算してカウンタ回路から出力されるクロックを送信
信号の伝送速度に合致させるようにしたものであり、2
値FSKあるいは4値FSKで変調した送信信号に対し
簡単な手段により誤ったビツト同期を行わず、正しいビ
ツト同期のみを行うようにするという作用を有する。
【0037】以下、添付図面、図1乃至図6に基づき本
発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発
明の実施の形態におけるビツト同期回路を備えた選択呼
出受信機の構成を示すブロック図、図2は本発明の第1
の実施の形態により2値FSKの送信信号を受信する場
合における図1に示すビツト同期回路の詳細な構成(本
発明の実施の形態における基本的構成)を示すブロック
図、図3は図2に示すビツト同期回路の動作を示すタイ
ミング図、図4は本発明の第2の実施の形態により4値
FSKの送信信号を受信する場合における図1に示すビ
ツト同期回路の詳細な構成を示すブロック図、図5はカ
ウンタ回路に対し加算補正信号を出力する場合における
図4に示すビツト同期回路の動作を示すタイミング図、
図6はカウンタ回路に対し補正信号を出力しない場合に
おける図4に示すビツト同期回路の動作を示すタイミン
グ図である。
【0038】まず、図1を参照して、本実施の形態にお
けるビツト同期回路を備えた選択呼出受信機の構成につ
いて説明する。図1において、7は基地局から送信され
た信号を受信するアンテナ、8はアンテナ7で受信した
送信信号を増幅する増幅器、9は2値FSKまたは2値
FSKに変調されて送信されてきた送信信号を復調し
て、極性判定した出力信号10及びレベル判定した出力
信号11の2本の2値信号に変換して出力する復調部で
ある。
【0039】また、極性判定した出力信号10は図3の
送信信号25に示すように、送信信号25がf0を通過
したときにレベルが反転し、レベル判定した出力信号1
1は送信信号が+2△fと−2△fとの間にあるときに
レベルが反転して△f(ハイレベル)を示し、+,−2
△fを越えたときは3△f(ローレベル)を示す。13
はビツト同期回路15に対して伝送速度の4倍または5
倍の速度でサンプリングするサンプリング信号を供給す
るとともに、入力した2値の極性判定した出力信号10
及びレベル判定した出力信号11をサンプリングして送
信データまたは情報を出力するサンプリング回路であ
る。
【0040】また、16はサンプリングして得られた送
信データを一時格納するデータバッファ、15はサンプ
リング回路13を経由して(デコーダ12の入力から直
接受信してもよい)受信した極性判定した出力信号10
及びレベル判定した出力信号11の変化点を検出してビ
ツト同期を行うための加算補正信号または減算補正信号
(図2の31、32)を出力するビツト同期回路(詳細
は図2及び図3において後述する)である。
【0041】また、14−1はビツト同期回路15から
受信した加算補正信号31または減算補正信号32に従
いカウントのタイミングの長さを加算または減算して、
すなわち、カウントの周期を基準クロックの整数倍の時
間値を加算または減算して(例えば、加算補正信号31
を受信した場合、1クロックを基準クロックの48分周
ごとに出力していたのを50分周で出力するようタイミ
ングを延ばす)基準クロックのカウントにより発生する
内部処理に使用するためのクロックを送信信号のビット
速度(例えば、1600bps)に合致するよう補正し
て出力するカウンタ回路である。
【0042】また、17はデータバッファ16に格納さ
れた送信データに含まれているフレーム同期信号を自己
が保有するフレーム同期信号と照合してフレームの受信
を確認する同期信号照合回路、18は自己の呼出番号を
受信したときにCPU21の指令により呼出報知(鳴音
等如何なる手段でもよい)の処理を行う鳴音処理回路、
23は鳴音を発生するスピーカ、19は、例えば鳴音の
確認等に使用する押しボタンスイッチ等のスイッチのオ
ン/オフの変化を検出するスイッチ変化検出回路であ
る。
【0043】また、20は自己の呼出番号が送信される
可能性があるとき(前述のように予知可能)には増幅部
8及び復調部9に対する電源をオンにし、自己の呼出番
号が送信されないときには増幅部8及び復調部9に対す
る電源をオフにするバッテリーセービング回路である。
以上説明したビツト同期回路15、カウンタ回路14−
1、サンプリング回路13、データバッファ16、同期
信号照合回路17、鳴音処理回路18、スイッチ変化検
出回路19、及びバッテリーセービング回路20はデコ
ーダ12を構成する。
【0044】また、21はデータバッファ16に一時格
納された受信した呼出番号をIDROM22に格納され
ている自己の呼出番号と照合して受信した呼出番号に自
己の呼出番号を検出したときは鳴音処理回路18及びL
CD24に通知して鳴音を発生させ、表示させる等、デ
コーダ67の他、選択呼出受信機全体の制御を行うCP
U、22は自己の呼出番号を格納するIDROM、24
は、例えば、液晶等を使用して受信情報を表示する表示
装置(LCDと略称する)である。
【0045】次に、同じく図1を参照して、本実施の形
態における選択呼出受信機の動作について説明する。ま
ず、アンテナ7で基地局から送信された2値FSKまた
は4値FSKで変調した送信信号を受信し、受信した送
信信号を増幅器8で増幅し、復調部9で復調してデコー
ダ12に対し2値の極性判定した出力信号10及びレベ
ル判定した出力信号11を出力する。
【0046】極性判定した出力信号10及びレベル判定
した出力信号11を入力したデコーダ12のサンプリン
グ回路13はそれら2つの出力信号10、11をサンプ
リングして得られた送信データをデータバッファ16に
出力して一時格納する。このようなサンプリング回路1
3における2つの出力信号10、11のサンプリング動
作は本発明の主題とは異なるのでこれ以上の説明は省略
する。
【0047】他方、ビツト同7回路15はサンプリング
回路13を経由して(またはデコーダ12の入力から直
接)受信した極性判定した出力信号10及びレベル判定
した出力信号11の変化点を検出(詳細は後述する)
し、ビツト同期を行うための加算補正信号(図2の3
1)または減算補正信号(図2の32)を出力して、カ
ウンタ回路14−1に送る。
【0048】カウンタ回路14−1はビツト同期回路1
5から受信した加算補正信号31または減算補正信号3
2に従ってカウントのタイミングの長さを加算または減
算して、すなわち、カウントの周期に基準クロックの整
数倍の時間値を加算または減算して(例えば、加算補正
信号31を受信した場合、1クロックを基準クロックの
48分周ごとに出力していたのを50分周で出力するよ
うタイミングを延ばす)基準クロックのカウントにより
発生するクロックを送信信号のビット速度(例えば、1
600bps)に合致するよう補正して出力し、選択呼
出受信機の内部処理のために使用する。
【0049】他方、同期信号照合回路17はデータバッ
ファ16に格納された送信データに含まれているフレー
ム同期信号を自己が保有するフレーム同期信号と照合し
てフレームの受信を確認すると、そのデータを送信デー
タとして格納し、CPU21に対し送信データの受信を
通知するとともに送信データを出力する。CPU21は
送信データに格納されている呼出番号とIDROM22
に格納されている自己の呼出番号とを照合して受信した
呼出番号に自己の呼出番号を検出したときは鳴音処理回
路18及びLCD24に通知して鳴音を発生させ、その
情報を表示させる。操作者はスイッチ部の操作により呼
出しの確認をCPU21に伝え、CPU21は各機能を
クリアして次の受信を待つ。
【0050】次に、図2及び図3を参照して、本発明の
第1の実施の形態により2値FSKの送信信号を受信す
る場合におけるビツト同期回路の詳細な構成及びその動
作について説明する。
【0051】まず、図2を参照して、図1に示し詳細は
図2に示す本実施の形態におけるビツト同期回路15の
構成について説明する。図2において、26は図1にお
ける極性判定した出力信号10と同様に受信した2値F
SK(レベルは図3に示すようにf0−3△fからf0
+3△fまで変化する)で変調した送信信号25の極性
変化点(f0)の通過により得られた極性判定した出力
信号、28はサンプリング回路13から出力したサンプ
リング信号、30はカウンタ回路14−1の補正を希望
する範囲でオン/オフすることにより加算を希望する範
囲を指定し減算を希望する範囲を指定するようカウンタ
回路14−1から出力される位相信号である。
【0052】また、61、62は極性判定した出力信号
26の状態の変化(レベルの変化、以下同じ)をサンプ
リング信号28でサンプリングして遅延するフリップ・
フロップ(FF)、63は2つのフリップ・フロップ6
1、62のセット出力(Q)を入力する排他的オア回路
(0,1または1,0を入力したときのみ1を出力)、
68は排他的オア回路63の出力を次の基準クロック5
5でフリップしてQ出力(第1のサンプリング出力)を
アンド回路64、65に出力し、カウンタ回路14−1
からのリセット信号53でリセットするフリップ・フロ
ップ、64はフリップ・フロップ68のオンのQ出力と
オンの位相信号30とを入力して加算補正信号31を出
力するアンド回路、65は位相信号30がオンしていな
いときにフリップ・フロップ68のオンのQ出力を入力
すると減算補正信号32を出力するアンド回路である。
【0053】次に、図2のほか図3を参照して、本第1
の実施の形態におけるビツト同期回路15の動作につい
て説明する。まず、変調部9(図1)等からなる受信部
において、2値FSKで変調された送信信号25(2値
FSKによる変調では、f0+△f及びf0−△fレベ
ルは使用しない)を2値の極性判定した出力信号26と
レベル判定した出力信号27とに変換してカウンタ回路
15(図2)に出力する。
【0054】フリップ・フロップ61は入力した極性判
定した出力信号26をサンプリング信号28でサンプル
するとQ出力29(極性判定した出力信号26をサンプ
リング信号28でサンプリングした出力信号)をオンに
して排他的オア回路63の一方の入力をオンにし、他方
の入力はまだオフであるから排他的オア回路63の出力
はオンとなる。排他的オア回路63のオン出力は次段の
フリップ・フロップ68のセット入力に接続され、次の
基準クロック55でフリップしてフリップ・フロップ6
8のオンのQ出力がアンド回路64、65に供給され
る。フリップ・フロップ68はカウンタ回路14−1に
おけるカウントの補正後にカウンタ回路14−1から出
力されるリセット信号53によりリセットされる。この
フリップ・フロップ68は極性判定した出力信号26が
1回極性変化したときに複数の補正信号が出力されるの
を防止するために設けたものである。
【0055】さて、この時点では、カウンタ回路14−
1からの位相信号30は既にオンになっているので、ア
ンド回路64の両入力はオンとなり、アンド回路64の
出力から加算補正信号31が出力される。フリップ・フ
ロップ61のQ出力信号29がオフになったときも排他
的オア回路63の入力は0,1となるので、フリップ・
フロップ68の入力に対して1を出力し、次の基準クロ
ック55でフリップ・フロップ68をオンにしてアンド
回路64、65に対しオンのQ出力を供給する。しか
し、この時点では、カウンタ回路14−1からの位相信
号30は既にオフになっているので、アンド回路65の
両入力がオンとなり、アンド回路65の出力から減算補
正信号32が出力される。換言すると、極性判定した出
力信号26をサンプリング信号28でサンプリングした
出力信号29が0から1に、または1から0に変化した
ときに、位相信号30と比較して加算補正信号31また
は減算補正信号32を出力する。
【0056】カウンタ回路14−1は入力した加算補正
信号31または減算補正信号32により、上記のよう
に、カウント数に対し基準クロックの整数倍の時間値の
加算または減算を行う。上記のように、カウンタ回路1
4−1におけるカウントの補正が終了すると、リセット
信号53を発生してフリップ・フロップ68をクリアす
る。
【0057】次に、同じく、図2及び図3を参照して、
送信信号25が2値FSKで変調された信号である場合
に、仮に上記のような極性判定した出力信号26の代わ
りにレベル判定した出力信号27の状態の変化を用い
て、加算補正信号31または減算補正信号32を作成し
ようとした場合について説明する。その場合、レベル判
定した出力信号27は図3で示すように発生するので、
それをフリップ・フロップ61に入力すると、図3の3
3(レベル判定した出力信号27を用いた場合の補正信
号(加算補正信号及び減算補正信号に相当する))で示
すように、送信信号25の立ち上がりで2回、立ち下が
りで2回発生することになる。そのため、正常に、送信
信号25の状態の変化に適合した同期をとることが困難
になるということがわかる。
【0058】以上の説明から、本実施の形態によれば、
受信した送信信号が2値FSKで変調された場合には、
極性判定した出力信号のみを使用して、その状態の変化
を検出することにより、送信信号に対して正常にビツト
同期をかけ、送信信号の各ビットに同期したクロックを
発生することができる。
【0059】次に、図4及び図5を参照して、本発明の
第2の実施の形態により4値FSKの送信信号を受信す
る場合におけるビツト同期回路の詳細な構成及びその動
作について説明する。
【0060】まず、図4を参照して、図1に示し詳細は
図4に示す本実施の形態におけるビツト同期回路15の
構成について説明する。図4において、35は図1にお
ける極性判定した出力信号10と同様に受信した4値F
SKの送信信号34(図5)の極性変化点(f0)の通
過により得られた極性判定した出力信号、36は上記の
ようにして送信信号34のレベルを判定した出力したレ
ベル判定した出力信号、37はサンプリング回路13か
ら出力したサンプリング信号である。
【0061】また、41はカウンタ回路14−1におけ
るカウントの補正を希望する範囲をオンにより加算を希
望する範囲を指定しオフにより減算を希望する範囲を指
定するようカウンタ回路14−1から出力される位相信
号、54はカウンタ回路14−1においてカウント数の
補正が終了したときに発生してフリップ・フロップ79
をクリアするリセット信号である。また、71、72は
極性判定した出力信号35の状態の変化(0から1にま
たは1から0に)をサンプリング信号37でサンプリン
グするフリップ・フロップ(FF)である。
【0062】また、80は2つのフリップ・フロップ7
1、72のセット出力(Q)を入力する排他的オア回路
(0,1または1,0入力のときのみ1を出力)、7
8、79は排他的オア回路80の出力をサンプリング信
号37でサンプリングして、フリップ・フロップ71、
72とともに入力した極性判定した出力信号35を3サ
ンプリング信号遅延して出力信号38(極性判定した出
力信号35をサンプリング信号37でサンプリングした
出力信号、第2のサンプリング出力ともいう)を出力す
るフリップ・フロップ(FF)である。尚、フリップ・
フロップ71、72、78、79及び排他的オア回路8
0により第2のサンプリング出力を発生する手段を構成
する。
【0063】また、73はレベル判定した出力信号36
の状態の変化をサンプリング信号37でサンプリングし
て出力信号39(レベル判定した出力信号36をサンプ
リング信号37で1回サンプリングした出力信号)を出
力するフリップ・フロップ(FF)、74乃至77はフ
リップ・フロップ73のQ出力(出力信号39)をサン
プリング信号37でサンプリングして遅延し出力信号4
0(レベル判定した出力信号36をサンプリング信号3
7で5回サンプリングした出力信号)を出力するフリッ
プ・フロップ(FF)である。
【0064】また、81は2つの出力信号39及び40
を入力する排他的ノア回路(1,1または0,0入力の
ときのみ1を出力)、82は排他的ノア回路81のオン
出力とフリップ・フロップ79のオンのQ出力信号38
とオンの位相信号41とを入力して加算補正信号42を
出力するアンド回路、83は位相信号41がオンしてい
ないときにのみ排他的ノア回路81のオン出力とフリッ
プ・フロップ79のオンのQ出力信号38とを入力した
ときに減算補正信号43を出力するアンド回路である。
尚、フリップ・フロップ73乃至77及び排他的ノア回
路81により第3のサンプリング出力を発生する手段を
構成し、アンド回路82、83により補正信号を出力す
る手段を構成する。
【0065】次に、図4及び図5を参照して、本第2の
実施の形態におけるビツト同期回路15の動作について
説明する。まず、変調部9(図1)等からなる受信部に
おいて、4値FSKで変調された送信信号34(4値F
SKによる変調では、f0+2△f及びf0−2△fレ
ベルも使用する)を2値の極性判定した出力信号35と
レベル判定した出力信号36とに変換してカウンタ回路
15(図4)に出力する。
【0066】フリップ・フロップ71は入力した極性判
定した出力信号35をサンプリング信号37でサンプリ
ングするとそのQ出力がオンとなり排他的オア回路80
の一方の入力をオンにする一方、排他的オア回路80の
他方の入力はまだオフであるから排他的オア回路80の
出力はオンとなる。排他的オア回路80のオン出力はフ
リップ・フロップ71をサンプリングしたときから3つ
目のサンプリング信号でフリップ・フロップ79のQ出
力38(上記)をオンにする。
【0067】他方、フリップ・フロップ73は入力した
レベル判定した出力信号36をサンプリング信号37で
1回サンプリングすると、そのQ出力39(上記)がオ
ンとなり排他的ノア回路81の一方の入力をオンにする
が、その他方の入力はまだオフのため、排他的ノア回路
81の出力(第3のサンプリング出力ともいう)はオフ
のままに維持される。
【0068】フリップ・フロップ77はフリップ・フロ
ップ73をサンプリングしたときから5つ目のサンプリ
ング信号でそのQ出力40(上記)がオンになる。従っ
て、図5からわかるように、排他的ノア回路81の出力
は、左から5番目のサンプリング信号と8番目のサンプ
リング信号との間のみオンになり、アンド回路82、8
3に入力される。
【0069】上記のように、フリップ・フロップ79の
Q出力信号38がオンになったときには、排他的ノア回
路81の出力もオンであり、カウンタ回路14−1から
の位相信号30は既にオンになっているので、アンド回
路82の3つの入力はすべてオンとなるので、アンド回
路82の出力から加算補正信号42が出力される。すな
わち、極性判定した出力信号35を伝送速度の4倍また
は5倍の速度のサンプリング信号37でサンプリングし
て得られた出力信号38が0から1に変化したときに、
レベル判定した出力信号36をサンプリングして得られ
た出力信号39及び40が0,0か1,1のときに発生
する排他的ノア回路81の出力がオンのときに、位相信
号30と比較して位相信号30がオンのときには加算補
正信号31が出力される。
【0070】また、極性判定した出力信号35が1から
0に変化したときに、排他的ノア回路81の出力がオン
の場合、位相信号30がオフであれば、アンド回路83
の出力から減算補正信号43が出力される。その詳細な
動作の説明は省略する。カウンタ回路14−1は入力し
た加算補正信号42により、上記のように、カウント数
に対し基準クロックの整数倍の時間値の加算を行う。カ
ウンタ回路14−1はカウント数の補正が終了すると、
リセット信号54(図5)を発生してフリップ・フロッ
プ79をクリアする。
【0071】図5に示すビツト同期回路の動作を要約す
ると、極性判定した出力信号35を伝送速度の4倍乃至
5倍の速度のサンプリング信号37でサンプリングした
出力信号38のオンにより極性判定した出力信号35が
0から1にまたは1から0に変化したということが検出
されたときに、互いに送信信号の1/2シンボル長(4
値FSKの場合)または1/2ビット長(2値FSKの
場合)に相当する時間だけ離れてレベル判定した出力信
号36をサンプリングして得られた出力信号39及び4
0(排他的ノア回路81の入力)がともに0,0か1,
1の場合のみ、位相信号41と比較して加算補正信号4
2または減算補正信号43を出力して正常にビツト同期
をかけるということがわかる。
【0072】次に、図4及び図6を参照して、本第2の
実施の形態におけるビツト同期回路15を使用して補正
信号を発生させない場合について説明する。すなわち、
図6に示した送信信号44が00から10に変換する場
合、極性判定した出力信号45はf0のタイミングで−
から+に変化するため、ビット同期をかけるべきタイミ
ング(波形の変化の中央)からずれ、異なるタイミング
で変化することがわかる。この場合、補正をかけるべき
タイミングもずれてしまうので、むしろ補正信号を出力
させるべきでない。
【0073】このような状況下において、レベル判定し
た出力信号46は送信信号44のf0−2△fレベルに
おいて3△fから△fに立ち上がる。極性判定した出力
信号45をサンプリング信号47でサンプリングした出
力信号48は最初のサンプリング信号から3つ目(図6
の左から7つ目)のサンプリング信号で1サンプリング
信号期間オンになる。また、レベル判定した出力信号4
6をサンプリング信号で1回及び5回サンプリングした
出力信号49及び50は、図5に示した場合と同様に、
それぞれ左から4つ目及び8つ目のサンプリング信号に
よってオンになる。
【0074】この送信信号44の場合、f0−3△fか
らf0+△fレベルに立ち上がった後は、+,−2△f
レベルを通過しないので、レベル判定した出力信号46
は3△fレベルから△fレベルに立ち上がったままで維
持される。そのため、出力信号48が発生した時点にお
いては、排他的ノア回路81の出力はオフであるため、
どちらのアンド回路82、83からも補正信号51は発
生しない。
【0075】すなわち、図6に示すような送信信号44
を入力した場合のビツト同期回路の動作を要約すると、
極性判定した出力信号45を伝送速度の4倍乃至5倍の
速度のサンプリング信号37でサンプリングした出力信
号48のオンにより、極性判定した出力信号35が0か
ら1にまたは1から0に変化したということが検出され
たときに、互いに送信信号の1/2シンボル長(4値F
SKの場合)または1/2ビット長(2値FSKの場
合)に相当する時間だけ離れてレベル判定した出力信号
36をサンプリングして得られた出力信号39及び40
(排他的ノア回路81の入力)のレベルが不一致(0,
1か1,0)であるため、位相信号41と比較するまで
もなく、加算補正信号42及び減算補正信号43のどち
らも出力することはない。
【0076】以上の説明からわかるように、本実施の形
態におけるビツト同期回路は、2値FSKまたは4値F
SKの送信信号を受信した場合、正常にビツト同期がか
けられるときのみビツト同期をかけて正しくビツト同期
を行い、ビツト同期がずれて正常にビツト同期がかけら
れないときにはビツト同期をかけずに、誤ったビツト同
期をかけないというようにしたものである。また、ビツ
ト同期がかけられないときにビツト同期をかけなくと
も、正しくビツト同期がかけられるときにビツト同期を
かけるだけで選択呼出受信機の動作に支障はない。
【0077】尚、図6に示す信号45、46、47、4
8、49及び50は、図4及び図5に示す信号35、3
6、37、38、39及び40と同等のものである。ま
た、図4乃至図6に示すビツト同期回路の説明におい
て、その送信信号は4値FSKで変調したもののみを使
用したが、2値FSKで変調した送信信号に対しても同
様にビツト同期を行うことができる。
【0078】また、図には示していないが、図2に示す
ビツト同期回路と図4に示すビツト同期回路とを2つ設
けて、2値FSKの送信信号の受信と4値FSKの送信
信号の受信とを検出し識別して2つのビツト同期回路を
切替え得るようにするか、または2値FSKの送信信号
の受信を識別した場合、図4に示すビツト同期回路のフ
リップ・フロップ73に対する入力を切ってレベル判定
した出力信号の入力を無能にし、排他的オア回路80の
出力を直接アンド回路82、83に入力するよう切替え
て、図4に示す1つの回路で2値FSKの送信信号の受
信と4値FSKの送信信号の受信とを切替え使用するこ
とが可能である。
【0079】
【発明の効果】本発明によるビツト同期回路は、以上説
明したように構成し、特に、2値FSKで変調された送
信信号に対しては極性判定した出力信号の状態の変化の
みを検出し、4値FSKで変調された送信信号に対して
は極性判定した出力信号の状態の変化を検出した箇所
(時点)から送信データの1/2シンボル長もしくは1
/2ビット長だけ、一方は早く、他方は遅く、離れた箇
所でレベル判定した2つの出力信号が0,0か1,1の
ときのみカウントの周期を加算または減算するようにし
たことにより、受信した送信信号に対し誤ったビツト同
期を行わず、正しいビツト同期のみを行うようにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるビツト同期回路を
備えた選択呼出受信機の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態により2値FSKの
送信信号を受信する場合における図1に示すビツト同期
回路の詳細な構成を示すブロック図
【図3】図2に示すビツト同期回路の動作を示すタイミ
ング図
【図4】本発明の第2の実施の形態により4値FSKの
送信信号を受信する場合における図1に示すビツト同期
回路の詳細な構成を示すブロック図
【図5】カウンタ回路に対し加算補正信号を出力する場
合における図4に示すビツト同期回路の動作を示すタイ
ミング図
【図6】カウンタ回路に対し補正信号を出力しない場合
における図4に示すビツト同期回路の動作を示すタイミ
ング図
【図7】従来の選択呼出受信機全体の構成を示すブロッ
ク図
【図8】図7に使用するビツト同期回路の詳細な構成を
示すブロック図
【図9】4値FSKで変調された送信信号とそれを極性
判定した出力信号及びレベル判定した出力信号とを示す
タイミング図
【図10】4値FSKで変調された送信信号が00から
11に変化したときの送信信号とそれを極性判定した出
力信号及びレベル判定した出力信号を示すタイミング図
【図11】4値FSKで変調された送信信号が00から
10に変化したときの送信信号とそれを極性判定した出
力信号及びレベル判定した出力信号を示すタイミング図
【符号の説明】
1 受信ディジタル信号 2 タイミング信号 3 変化点検出選択信号 4 ビツト長比較回路 5 変化点検出回路 5−2 ビツト長比較タイミング生成回路 6 ビツト同期回路 7 アンテナ 8 増幅部 9 復調部 10 極性判定した出力信号 11 レベル判定した出力信号 12 デコーダ 13 サンプリング回路 14−1 カウンタ回路 14−2 カウンタ回路 15 ビツト同期回路 16 データバッファ 17 同期信号照合回路 18 鳴音処理回路 19 スイッチ変化検出回路 20 バッテリーセービング回路 21 CPU 22 IDROM 23 スピーカ 24 LCD 25、34、44 送信信号 26、35、45 極性判定した出力信号 27、36、46 レベル判定した出力信号 28、37、47 サンプリング信号 29 極性判定した出力信号26をサンプリング信号2
8でサンプリングした出力信号 30、41 カウンタ回路から出力された位相信号 31、42 加算補正信号 32、43 減算補正信号 33 レベル判定した出力信号27を用いた場合の補正
信号 38 極性判定した出力信号35をサンプリング信号3
7でサンプリングした出力信号 39 レベル判定した出力信号36をサンプリング信号
37で1回サンプリングした出力信号 40 レベル判定した出力信号36をサンプリング信号
37で5回サンプリングした出力信号 48 極性判定した出力信号45をサンプリング信号4
7でサンプリングした出力信号 49 レベル判定した出力信号46をサンプリング信号
47で1回サンプリングした出力信号 50 レベル判定した出力信号46をサンプリング信号
47で5回サンプリングした出力信号 51 補正信号 53、54 補正信号でカウンタ回路を補正後に発生す
るリセット信号 55 基準クロック 61、62 フリップ・フロップ 71〜79 フリップ・フロップ 63、80 排他的オア回路 64、65 アンド回路 68 フリップ・フロップ 82、83 アンド回路 67 デコーダ 81 排他的ノア回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2値FSKあるいは4値FSKで変調され
    た送信信号から復調された送信信号の極性変化を検出し
    た極性判定した出力信号と送信信号のレベル変化を検出
    したレベル判定した出力信号を入力し、 前記極性判定した出力信号の状態の変化をサンプリング
    して第1のサンプリング出力を発生し、 カウンタ回路の補正を希望する範囲を指定する位相信号
    を発生し、 前記第1のサンプリング出力と位相信号とが所定のレベ
    ル関係を満足したときにカウンタ回路を補正する補正信
    号を出力し、 前記補正信号により前記カウンタ回路のカウントに対し
    基準クロックの整数倍の時間値を加算もしくは減算する
    各工程を含み、カウンタ回路から出力されるクロックを
    送信信号の伝送速度に合致させるようにしたことを特徴
    とするビツト同期方法。
  2. 【請求項2】前記位相信号は前記カウンタ回路の加算を
    希望する範囲と減算を希望する範囲とを指定し、前記第
    1のサンプリング出力がオンになったときに前記位相信
    号がオンであれば加算補正信号を出力し、前記第1のサ
    ンプリング出力がオンになったときに前記位相信号がオ
    フであれば減算補正信号を出力するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のビツト同期方法。
  3. 【請求項3】2値FSKあるいは4値FSKで変調され
    た送信信号から復調された送信信号の極性変化を検出し
    た極性判定した出力信号と送信信号のレベル変化を検出
    したレベル判定した出力信号を入力し、 前記極性判定した出力信号の状態の変化をサンプリング
    し遅延して第2のサンプリング出力を発生し、 前記レベル判定した出力信号の状態の変化をサンプリン
    グし遅延して前記第2のサンプリング出力と所定の時間
    関係を有する第3のサンプリング出力を発生し、 カウンタ回路の補正を希望する範囲を指定する位相信号
    を発生し、 前記第2のサンプリング出力と第3のサンプリング出力
    と位相信号とが所定のレベル関係を満足したときにカウ
    ンタ回路を補正する補正信号を出力し、 前記補正信号により前記カウンタ回路のカウントに対し
    基準クロックの整数倍の時間値を加算もしくは減算する
    各工程を含み、カウンタ回路から出力されるクロックを
    送信信号の伝送速度に合致させるようにしたことを特徴
    とするビツト同期方法。
  4. 【請求項4】前記所定の時間関係は、前記第2のサンプ
    リング出力の発生が前記レベル判定した出力信号の状態
    の変化をサンプリングしたときから1/2サンプル長も
    しくは1/2ビット長経過し、更に1/2サンプル長も
    しくは1/2ビット長経過したときに前記第3のサンプ
    リング出力を発生するようにしたことを特徴とする請求
    項3記載のビツト同期方法。
  5. 【請求項5】前記第3のサンプリング出力は、前記レベ
    ル判定した出力信号の状態の変化をサンプリングした出
    力と、該レベル判定した出力信号の状態の変化をサンプ
    リングした出力が前記第2のサンプリング出力の発生か
    ら1/2サンプル長もしくは1/2ビット長経過して発
    生した出力とがともに1,1かまたは0,0の場合のみ
    オンになるようにしたことを特徴とする請求項3、また
    は4記載のビツト同期方法。
  6. 【請求項6】前記位相信号は前記カウンタ回路の加算を
    希望する範囲と減算を希望する範囲とを指定し、前記第
    2のサンプリング出力と第3のサンプリング出力とがオ
    ンになったときに前記位相信号がオンであれば加算補正
    信号を出力し、前記第2のサンプリング出力と第3のサ
    ンプリング出力とがオンになったときに前記位相信号が
    オフであれば減算補正信号を出力するようにしたことを
    特徴とする請求項3、4、または5記載のビツト同期方
    法。
  7. 【請求項7】前記第2のサンプリング出力が発生してオ
    ンになったときに前記第3のサンプリング出力がオフで
    あれば補正信号を出力させないことにして、誤ったカウ
    ンタ回路のビツト同期補正を防止するようにしたことを
    特徴とする請求項3、4、5、または6記載のビツト同
    期方法。
  8. 【請求項8】受信した送信信号が2値FSKか4値FS
    Kかを識別し、2値FSKの送信信号受信の場合、前記
    レベル判定した出力信号の入力を無能にして、2値FS
    Kの送信信号の受信と4値FSKの送信信号の受信とを
    切替え使用するようにしたことを特徴とする請求項3記
    載のビツト同期方法。
  9. 【請求項9】前記位相信号は前記カウンタ回路の加算を
    希望する範囲と減算を希望する範囲とを指定し、前記第
    2のサンプリング出力がオンになったときに前記位相信
    号がオンであれば加算補正信号を出力し、前記第2のサ
    ンプリング出力がオンになったときに前記位相信号がオ
    フであれば減算補正信号を出力するようにしたことを特
    徴とする請求項8記載のビツト同期方法。
  10. 【請求項10】2値FSKあるいは4値FSKに変調さ
    れた送信信号から復調された送信信号の極性変化を検出
    した極性判定した出力信号と送信信号のレベル変化を検
    出したレベル判定した出力信号を入力するビツト同期回
    路において、 前記極性判定した出力信号の状態の変化をサンプリング
    し遅延して第2のサンプリング出力を発生する手段と、 前記レベル判定した出力信号の状態の変化をサンプリン
    グし遅延して前記第2のサンプリング出力と所定の時間
    関係を有する第3のサンプリング出力を発生する手段
    と、 前記第2のサンプリング出力と第3のサンプリング出力
    とカウンタ回路の補正を希望する範囲を指定する位相信
    号とが所定のレベル関係を満足したときにカウンタ回路
    を補正する補正信号を出力する手段とを含み、 補正信号によりカウンタ回路のカウントに対し基準クロ
    ックの整数倍の時間値を加算もしくは減算して、カウン
    タ回路から出力されるクロックを送信信号の伝送速度に
    合致させるようにしたことを特徴とするビツト同期回
    路。
  11. 【請求項11】前記第2のサンプリング出力を発生する
    手段は複数段のフリップ・フロップと排他的オア回路と
    を含み、 前記第3のサンプリング出力を発生する手段は複数段の
    フリップ・フロップと排他的ノア回路とを含むことを特
    徴とする請求項10記載のビツト同期回路。
  12. 【請求項12】アンテナから受信した2値FSKあるい
    は4値FSKに変調された送信信号を復調する復調部
    と、復調した送信信号をデコードして送信データを取り
    出すデコーダと、自己の呼出番号を格納するIDROM
    と、必要な情報を表示するLCDと、呼出報知を鳴音す
    るスピーカと、前記復調部とデコーダとIDROMとL
    CDとスピーカとを制御するCPUとからなる選択呼出
    受信機において、前記デコーダは請求項10または11
    に記載のビツト同期回路を含み、前記補正信号により前
    記カウンタ回路のカウントに対し基準クロックの整数倍
    の時間値を加算もしくは減算してカウンタ回路から出力
    されるクロックを送信信号の伝送速度に合致させるよう
    にしたことを特徴とする選択呼出受信機。
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