JP3093730B2 - 無線選択呼び出し受信機 - Google Patents
無線選択呼び出し受信機Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/02—Terminal devices
- H04W88/022—Selective call receivers
- H04W88/023—Selective call receivers with message or information receiving capability
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線選択呼び出し受
信機に係り、特に無線選択呼び出し信号を受信復調して
メッセージを表示する無線選択呼び出し受信機に関す
る。
信機に係り、特に無線選択呼び出し信号を受信復調して
メッセージを表示する無線選択呼び出し受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、無線選択呼び出し信号を受信
復調してメッセージを表示する無線選択呼び出し受信機
が知られている(例えば、特開平8−289345号公
報)。この従来の無線選択呼び出し受信機は、呼び出し
側から基地局を通して送信されたERMES等の所定の
信号方式による無線選択呼び出し信号を受信復調し、こ
の復調信号をデータ取り込みのために波形整形した後、
受信データに同期を合わせたタイミングクロックによっ
てデータ取り込みを行い、呼び出し番号とメッセージ信
号等を得た後、デコーダにより呼び出し番号と受信機の
記憶部に予め記憶している自己の呼び出し番号とを比較
照合して、両者が一致したときはスピーカ等の報知部で
着信を報知させ、また表示部にメッセージを表示させ
る。
復調してメッセージを表示する無線選択呼び出し受信機
が知られている(例えば、特開平8−289345号公
報)。この従来の無線選択呼び出し受信機は、呼び出し
側から基地局を通して送信されたERMES等の所定の
信号方式による無線選択呼び出し信号を受信復調し、こ
の復調信号をデータ取り込みのために波形整形した後、
受信データに同期を合わせたタイミングクロックによっ
てデータ取り込みを行い、呼び出し番号とメッセージ信
号等を得た後、デコーダにより呼び出し番号と受信機の
記憶部に予め記憶している自己の呼び出し番号とを比較
照合して、両者が一致したときはスピーカ等の報知部で
着信を報知させ、また表示部にメッセージを表示させ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、無線
選択呼び出し受信機のサービスエリア(基地局のサービ
スエリア)が広がってきたのに伴い、複数の基地局から
の送信無線選択信号が同一のサービスエリアで重複した
オーバーラップエリアが増えてきている。このオーバー
ラップエリアでは、フェージングや各送信局間での遅延
量の違い、周波数の違いによるビット信号によるレベル
変動等がある。一方、従来の無線選択呼び出し受信機で
は波形整形された復調信号のデータ取り込みのために、
その信号の中心レベルの1点の値を取り込む構成である
ため、上記のオーバーラップエリアでは、復調信号の中
心レベル付近でノイズが載ったり、レベル変動により、
データ誤りが生じ易く、受信率が低下する。
選択呼び出し受信機のサービスエリア(基地局のサービ
スエリア)が広がってきたのに伴い、複数の基地局から
の送信無線選択信号が同一のサービスエリアで重複した
オーバーラップエリアが増えてきている。このオーバー
ラップエリアでは、フェージングや各送信局間での遅延
量の違い、周波数の違いによるビット信号によるレベル
変動等がある。一方、従来の無線選択呼び出し受信機で
は波形整形された復調信号のデータ取り込みのために、
その信号の中心レベルの1点の値を取り込む構成である
ため、上記のオーバーラップエリアでは、復調信号の中
心レベル付近でノイズが載ったり、レベル変動により、
データ誤りが生じ易く、受信率が低下する。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
オーバーラップエリアにおいても受信データをより正確
に誤りの少ないデータとして得ることができる無線選択
呼び出し受信機を提供することを目的とする。
オーバーラップエリアにおいても受信データをより正確
に誤りの少ないデータとして得ることができる無線選択
呼び出し受信機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は無線選択呼び出し信号を受信復調する復調
手段と、復調手段からの復調信号を波形整形する波形整
形部と、波形整形部からの波形整形された復調信号から
1シンボル周期の矩形波である同期信号を発生する同期
クロック部と、同期クロック部からの同期信号の1シン
ボル期間内のレベル変化点に対応した時間位置を中心と
し、かつ、1シンボル期間よりも狭い時間範囲内に複数
のパルスからなるパルス列をデータ取り込み信号として
発生する取り込みタイミング発生器と、データ取り込み
信号の各パルス毎に、波形整形された復調信号を取り込
むデータ取り込み部と、多数決判定法に従い、データ取
り込み部から入力される1シンボル期間の複数の取り込
みデータの符号のうち、最も多い符号をその1シンボル
の受信データの符号と判定する符号判定部と、符号判定
部により判定された符号の受信データを処理する処理手
段とを有する構成としたものである。
め、本発明は無線選択呼び出し信号を受信復調する復調
手段と、復調手段からの復調信号を波形整形する波形整
形部と、波形整形部からの波形整形された復調信号から
1シンボル周期の矩形波である同期信号を発生する同期
クロック部と、同期クロック部からの同期信号の1シン
ボル期間内のレベル変化点に対応した時間位置を中心と
し、かつ、1シンボル期間よりも狭い時間範囲内に複数
のパルスからなるパルス列をデータ取り込み信号として
発生する取り込みタイミング発生器と、データ取り込み
信号の各パルス毎に、波形整形された復調信号を取り込
むデータ取り込み部と、多数決判定法に従い、データ取
り込み部から入力される1シンボル期間の複数の取り込
みデータの符号のうち、最も多い符号をその1シンボル
の受信データの符号と判定する符号判定部と、符号判定
部により判定された符号の受信データを処理する処理手
段とを有する構成としたものである。
【0006】
【0007】
【0008】 本発明では、同期信号の1シンボル期間
内のレベル変化点に対応した時間位置を中心とし、か
つ、1シンボル期間よりも狭い時間範囲内に複数のパル
スからなるパルス列の各パルス毎に、波形整形された復
調信号を取り込み、それら複数の取り込みデータから多
数決判定法に従って1シンボルの受信データの符号を得
るようにしたため、復調信号の最も信頼性の高い波形部
分のレベルを複数取り込むことができる。
内のレベル変化点に対応した時間位置を中心とし、か
つ、1シンボル期間よりも狭い時間範囲内に複数のパル
スからなるパルス列の各パルス毎に、波形整形された復
調信号を取り込み、それら複数の取り込みデータから多
数決判定法に従って1シンボルの受信データの符号を得
るようにしたため、復調信号の最も信頼性の高い波形部
分のレベルを複数取り込むことができる。
【0009】更に、本発明は、上記の取り込みタイミン
グ発生器を、データ取り込み位置情報及び取り込みデー
タ数情報の少なくとも一方を記憶しているメモリと、同
期信号に同期し、かつ、メモリからの取り込み位置情報
に応じたパルス幅又はパルス周期、及びメモリからの取
り込みデータ数情報に応じたパルス数のいずれか一方又
は両方に従ったデータ取り込み信号を発生して出力する
タイミング発生手段とよりなる構成としたものである。
これにより、データ取り込み信号の取り込み位置や取り
込みデータ数を可変できる。
グ発生器を、データ取り込み位置情報及び取り込みデー
タ数情報の少なくとも一方を記憶しているメモリと、同
期信号に同期し、かつ、メモリからの取り込み位置情報
に応じたパルス幅又はパルス周期、及びメモリからの取
り込みデータ数情報に応じたパルス数のいずれか一方又
は両方に従ったデータ取り込み信号を発生して出力する
タイミング発生手段とよりなる構成としたものである。
これにより、データ取り込み信号の取り込み位置や取り
込みデータ数を可変できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる無線選択呼
び出し受信機の一実施の形態のブロック図を示す。同図
に示すように、この実施の形態は、アンテナ11を介し
て受信した無線選択信号を高周波増幅及び周波数変換を
行う無線部12と、受信無線選択信号を復調する復調部
13と、復調部13からの復調信号を波形整形する波形
整形部14と、波形整形部14からの信号に同期をとり
同期クロックを発生する同期クロック部15と、同期ク
ロックからデータの取り込みタイミングを発生するデー
タ取り込みタイミング発生器16と、データ取り込みタ
イミングによりデータを取り込むデータ取り込み部17
と、取り込んだデータにより符号判定を行う符号判定部
18と、符号判定部18の符号判定結果を受け、信号と
してデータ処理を行う受信データ処理部19と、受信デ
ータ処理部19からのメッセージ信号を記憶するメモリ
20と、制御部21、表示を行う表示部22及び報知を
行う報知部23とからなる。制御部21は受信データ処
理部19からのメッセージ信号を受けて表示部22及び
報知部23を制御する。
て図面と共に説明する。図1は本発明になる無線選択呼
び出し受信機の一実施の形態のブロック図を示す。同図
に示すように、この実施の形態は、アンテナ11を介し
て受信した無線選択信号を高周波増幅及び周波数変換を
行う無線部12と、受信無線選択信号を復調する復調部
13と、復調部13からの復調信号を波形整形する波形
整形部14と、波形整形部14からの信号に同期をとり
同期クロックを発生する同期クロック部15と、同期ク
ロックからデータの取り込みタイミングを発生するデー
タ取り込みタイミング発生器16と、データ取り込みタ
イミングによりデータを取り込むデータ取り込み部17
と、取り込んだデータにより符号判定を行う符号判定部
18と、符号判定部18の符号判定結果を受け、信号と
してデータ処理を行う受信データ処理部19と、受信デ
ータ処理部19からのメッセージ信号を記憶するメモリ
20と、制御部21、表示を行う表示部22及び報知を
行う報知部23とからなる。制御部21は受信データ処
理部19からのメッセージ信号を受けて表示部22及び
報知部23を制御する。
【0011】次に、この実施の形態の動作について説明
する。図示しない基地局から送信された無線選択呼び出
し信号は、アンテナ11を介して無線部12で受信さ
れ、ここで高周波増幅及び復調が可能な周波数まで周波
数変換が行われた後、復調部13に供給されて復調さ
れ、周波数が電圧に変換されて復調信号とされる。この
復調信号は、波形整形部14により波形整形されて矩形
波とされた後、同期クロック部15及びデータ取り込み
部17にそれぞれ供給される。
する。図示しない基地局から送信された無線選択呼び出
し信号は、アンテナ11を介して無線部12で受信さ
れ、ここで高周波増幅及び復調が可能な周波数まで周波
数変換が行われた後、復調部13に供給されて復調さ
れ、周波数が電圧に変換されて復調信号とされる。この
復調信号は、波形整形部14により波形整形されて矩形
波とされた後、同期クロック部15及びデータ取り込み
部17にそれぞれ供給される。
【0012】同期クロック部15は、入力矩形波に同期
した同期クロックを発生し、これを取り込みタイミング
発生器16及び符号判定部18にそれぞれ入力する。取
り込みタイミング発生器16は入力された同期クロック
に基づいて、データ取り込み信号を発生し、これをデー
タ取り込み部17に供給する。データ取り込み部17は
上記のデータ取り込み信号のタイミングによって、波形
整形部14から矩形波をデータとして取り込み、その取
り込んだデータを符号判定部18へ供給する。符号判定
部18は、データ取り込み部17からのデータを受信信
号の1シンボル毎に符号判定し、その判定結果を受信デ
ータ処理部19へ供給する。
した同期クロックを発生し、これを取り込みタイミング
発生器16及び符号判定部18にそれぞれ入力する。取
り込みタイミング発生器16は入力された同期クロック
に基づいて、データ取り込み信号を発生し、これをデー
タ取り込み部17に供給する。データ取り込み部17は
上記のデータ取り込み信号のタイミングによって、波形
整形部14から矩形波をデータとして取り込み、その取
り込んだデータを符号判定部18へ供給する。符号判定
部18は、データ取り込み部17からのデータを受信信
号の1シンボル毎に符号判定し、その判定結果を受信デ
ータ処理部19へ供給する。
【0013】受信データ処理部19は、受信データを文
字に変換して、その文字データをメモリ20に供給して
記憶させると共に、制御部21に供給する。制御部21
は入力された文字データを表示部22に供給して表示さ
せると共に、報知部23に供給してスピーカを鳴音させ
るなどの報知動作をさせる。
字に変換して、その文字データをメモリ20に供給して
記憶させると共に、制御部21に供給する。制御部21
は入力された文字データを表示部22に供給して表示さ
せると共に、報知部23に供給してスピーカを鳴音させ
るなどの報知動作をさせる。
【0014】次に、上記の本実施の形態の動作につい
て、図2のタイミングチャートを併せ参照して更に詳細
に説明する。無線部12が受信する選択呼び出し信号の
変調方式は2値の周波数偏移変調(FSK:Frequency
Shift Keying)方式であるものとして説明する。
て、図2のタイミングチャートを併せ参照して更に詳細
に説明する。無線部12が受信する選択呼び出し信号の
変調方式は2値の周波数偏移変調(FSK:Frequency
Shift Keying)方式であるものとして説明する。
【0015】無線部12で高周波増幅及び周波数変換さ
れて取り出された無線選択呼び出し信号は、復調部13
で復調され、図2(a)に示すような波形の復調信号と
される。ここで、図2(a)中の1シンボルは、変調の
最小単位であり、2値のFSKの場合1ビットの情報に
相当する。この復調信号は、波形整形部14に供給さ
れ、ここでしきい値(図2(a)にIで示す)と比較さ
れて、図2(b)に示すような矩形波に波形整形され
る。
れて取り出された無線選択呼び出し信号は、復調部13
で復調され、図2(a)に示すような波形の復調信号と
される。ここで、図2(a)中の1シンボルは、変調の
最小単位であり、2値のFSKの場合1ビットの情報に
相当する。この復調信号は、波形整形部14に供給さ
れ、ここでしきい値(図2(a)にIで示す)と比較さ
れて、図2(b)に示すような矩形波に波形整形され
る。
【0016】 図3は波形整形部14の一例の回路図を
示す。同図に示すように、波形整形部14は、比較器と
して動作する演算増幅器31と基準電圧源33とよりな
り、演算増幅器31の非反転入力端子に端子32を介し
て入力される上記の復調信号と、反転入力端子に入力さ
れる基準電圧源33からの基準電圧(図2(a)にIで
示したしきい値に相当)とをレベル比較し、復調信号が
基準電圧より大レベルのときにはハイレベル、基準電圧
以下のときはローレベルの信号を波形整形信号として出
力する。これにより、波形整形部14からは図2(b)
に示す矩形波と逆相の矩形波が取り出される。
示す。同図に示すように、波形整形部14は、比較器と
して動作する演算増幅器31と基準電圧源33とよりな
り、演算増幅器31の非反転入力端子に端子32を介し
て入力される上記の復調信号と、反転入力端子に入力さ
れる基準電圧源33からの基準電圧(図2(a)にIで
示したしきい値に相当)とをレベル比較し、復調信号が
基準電圧より大レベルのときにはハイレベル、基準電圧
以下のときはローレベルの信号を波形整形信号として出
力する。これにより、波形整形部14からは図2(b)
に示す矩形波と逆相の矩形波が取り出される。
【0017】波形整形部14の出力矩形波は、同期クロ
ック部15において、図2(c)に示すように、そのレ
ベル変化点が立ち上がりエッジとなる、1シンボル周期
の矩形波である同期クロック(同期信号)として生成さ
れる。取り込みタイミング発生器16は、この同期クロ
ックに基づいて、同期クロックの立ち下がりエッジを中
心に前後に数個のパルス信号をデータ取り込み信号とし
て発生する。
ック部15において、図2(c)に示すように、そのレ
ベル変化点が立ち上がりエッジとなる、1シンボル周期
の矩形波である同期クロック(同期信号)として生成さ
れる。取り込みタイミング発生器16は、この同期クロ
ックに基づいて、同期クロックの立ち下がりエッジを中
心に前後に数個のパルス信号をデータ取り込み信号とし
て発生する。
【0018】ここでは、図2(d)に示すように、同期
クロックの立ち下がりエッジを中心に1個、前後にそれ
ぞれ1個ずつ、合計3個のパルスからなるパルス列が1
シンボル周期で発生するバースト波がデータ取り込み信
号として発生される。データ取り込み部17は、このデ
ータ取り込み信号の立ち上がりエッジで波形整形部14
よりの矩形波を取り込む。ここでは同期クロックが1シ
ンボル期間内に3個のパルスからなっているので、3つ
分のデータが1シンボル内で取り込まれることになる。
クロックの立ち下がりエッジを中心に1個、前後にそれ
ぞれ1個ずつ、合計3個のパルスからなるパルス列が1
シンボル周期で発生するバースト波がデータ取り込み信
号として発生される。データ取り込み部17は、このデ
ータ取り込み信号の立ち上がりエッジで波形整形部14
よりの矩形波を取り込む。ここでは同期クロックが1シ
ンボル期間内に3個のパルスからなっているので、3つ
分のデータが1シンボル内で取り込まれることになる。
【0019】符号判定部18は、1シンボル期間毎に3
つずつ取り込まれたデータから各1シンボルの符号判定
を行う。符号判定の方法は、多数決判定法が用いられ
る。データ取り込み部17では、取り込まれたデータが
ハイレベルの場合、”1”とし、ローレベルの場合は”
0”としてデータを取り込む。取り込まれた3つのデー
タの中で”1”が多い場合は、符号判定部18では”
1”と符号判定し、”0”が多い場合は”0”と符号判
定する。1シンボル期間内の取り込みデータが3個であ
る場合の、取り込みデータと判定結果の一例を表1に示
す。
つずつ取り込まれたデータから各1シンボルの符号判定
を行う。符号判定の方法は、多数決判定法が用いられ
る。データ取り込み部17では、取り込まれたデータが
ハイレベルの場合、”1”とし、ローレベルの場合は”
0”としてデータを取り込む。取り込まれた3つのデー
タの中で”1”が多い場合は、符号判定部18では”
1”と符号判定し、”0”が多い場合は”0”と符号判
定する。1シンボル期間内の取り込みデータが3個であ
る場合の、取り込みデータと判定結果の一例を表1に示
す。
【0020】
【表1】 符号判定部18により、1シンボル毎に符号判定が行わ
れたデータは、同期クロックに合わせて1シンボル毎に
受信データ処理部19に送られる。
れたデータは、同期クロックに合わせて1シンボル毎に
受信データ処理部19に送られる。
【0021】受信データ処理部19は、符号判定部18
から入力された符号判定結果に基づいて、符号判定結果
によるデータ情報から受信アドレス(受信呼び出し番
号)を得て、その受信アドレスとこの受信機自体に予め
割り当てられているアドレスとを照合し、それらが一致
した場合は、上記データ情報中の受信アドレスに続く受
信メッセージ信号を処理し、キャラクタデータ(文字デ
ータ)に変換する。このキャラクタデータ(文字デー
タ)は、制御部21へ送られる。
から入力された符号判定結果に基づいて、符号判定結果
によるデータ情報から受信アドレス(受信呼び出し番
号)を得て、その受信アドレスとこの受信機自体に予め
割り当てられているアドレスとを照合し、それらが一致
した場合は、上記データ情報中の受信アドレスに続く受
信メッセージ信号を処理し、キャラクタデータ(文字デ
ータ)に変換する。このキャラクタデータ(文字デー
タ)は、制御部21へ送られる。
【0022】制御部21は入力されたキャラクタデータ
(文字データ)を表示部22に表示させると共に、この
受信機の携帯者への報知を行うために報知部23を駆動
し、スピーカを鳴音させたり、バイブレータを振動させ
たりする。
(文字データ)を表示部22に表示させると共に、この
受信機の携帯者への報知を行うために報知部23を駆動
し、スピーカを鳴音させたり、バイブレータを振動させ
たりする。
【0023】このように、この実施の形態では、受信デ
ータを1シンボル期間あたり3個のデータとして取り込
み、多数決判定法により符号判定を行うため、フェージ
ングや復局送信時のオーバーラップエリアでの遅延量の
違い等により、ビット同期ズレを起こした場合や受信デ
ータが不安定な場合、あるいは復調信号にノイズが載っ
た場合でも、安定して正確なデータの受信ができる。
ータを1シンボル期間あたり3個のデータとして取り込
み、多数決判定法により符号判定を行うため、フェージ
ングや復局送信時のオーバーラップエリアでの遅延量の
違い等により、ビット同期ズレを起こした場合や受信デ
ータが不安定な場合、あるいは復調信号にノイズが載っ
た場合でも、安定して正確なデータの受信ができる。
【0024】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。この実施の形態では、受信信号が4値のFSK
信号である。4値FSKの受信機では、復調部13まで
は2値FSK受信機と同じ動作及び働きをする。この4
値受信機の動作について、図4のタイミングチャートを
併せ参照して更に詳細に説明する。
明する。この実施の形態では、受信信号が4値のFSK
信号である。4値FSKの受信機では、復調部13まで
は2値FSK受信機と同じ動作及び働きをする。この4
値受信機の動作について、図4のタイミングチャートを
併せ参照して更に詳細に説明する。
【0025】4値FSKの復調信号は、図4(a)に示
すような波形である。図4(a)中に示されている1シ
ンボルは、変調の最小単位であり、4値のFSKの場合
2ビットの情報に相当する。この復調信号は、波形整形
部14にて波形整形されるが、4値FSKの波形整形部
14は、図5の回路図に示すように、比較器として動作
する3つの演算増幅器41、42及び43と、3つの基
準電圧源44、45及び46と、2入力排他的論理和回
路(EXOR)48とから構成され、MSB出力用の波
形整形とLSB出力用の波形整形とが行われる。
すような波形である。図4(a)中に示されている1シ
ンボルは、変調の最小単位であり、4値のFSKの場合
2ビットの情報に相当する。この復調信号は、波形整形
部14にて波形整形されるが、4値FSKの波形整形部
14は、図5の回路図に示すように、比較器として動作
する3つの演算増幅器41、42及び43と、3つの基
準電圧源44、45及び46と、2入力排他的論理和回
路(EXOR)48とから構成され、MSB出力用の波
形整形とLSB出力用の波形整形とが行われる。
【0026】 図5において、端子40を介して入力さ
れた4値FSKの復調信号は、演算増幅器41において
基準電圧源44よりのセンター基準電圧(図4(a)の
IIに相当)とレベル比較され、演算増幅器41からは
復調信号レベルがセンター基準電圧より大レベルのとき
はハイレベル、センター基準電圧以下のレベルのときは
ローレベルの信号が出力端子47へ図4(b)に示す信
号と逆相のMSB用波形整形信号として出力される。
れた4値FSKの復調信号は、演算増幅器41において
基準電圧源44よりのセンター基準電圧(図4(a)の
IIに相当)とレベル比較され、演算増幅器41からは
復調信号レベルがセンター基準電圧より大レベルのとき
はハイレベル、センター基準電圧以下のレベルのときは
ローレベルの信号が出力端子47へ図4(b)に示す信
号と逆相のMSB用波形整形信号として出力される。
【0027】また、これと同時に、端子40を介して入
力された4値FSKの復調信号は、演算増幅器42及び
43の各非反転入力端子に供給され、ここで基準電圧源
45よりのセンター基準電圧よりも大レベルの上位基準
電圧(図4(a)のIIIに相当)、基準電圧源46より
のセンター基準電圧よりも小レベルの下位基準電圧(図
4(a)のIVに相当)とそれぞれレベル比較され、演算
増幅器42、43からは復調信号レベルが上位基準電
圧、下位基準電圧より大レベルのときはハイレベル、上
位基準電圧以下、下位基準電圧以下のレベルのときはロ
ーレベルの信号が取り出されてそれぞれEXOR回路4
8に供給される。
力された4値FSKの復調信号は、演算増幅器42及び
43の各非反転入力端子に供給され、ここで基準電圧源
45よりのセンター基準電圧よりも大レベルの上位基準
電圧(図4(a)のIIIに相当)、基準電圧源46より
のセンター基準電圧よりも小レベルの下位基準電圧(図
4(a)のIVに相当)とそれぞれレベル比較され、演算
増幅器42、43からは復調信号レベルが上位基準電
圧、下位基準電圧より大レベルのときはハイレベル、上
位基準電圧以下、下位基準電圧以下のレベルのときはロ
ーレベルの信号が取り出されてそれぞれEXOR回路4
8に供給される。
【0028】EXOR回路48は、演算増幅器42及び
43の出力信号の一方がローレベルのときのみハイレベ
ルを出力し、両出力信号が共にローレベルあるいは共に
ハイレベルのときはローレベルを出力するから、出力端
子49には、端子40を介して入力される復調信号が上
位基準電圧より大レベルであるとき、あるいは下位基準
電圧以下の小レベルであるときにはローレベルで、上位
基準電圧と下位基準電圧との間のレベルにあるときはハ
イレベルの、LSB用波形整形信号が出力される。従っ
て、図4(a)に示す復調信号が端子40に入力された
場合は、図4(c)に示すLSB用波形整形信号が取り
出される。
43の出力信号の一方がローレベルのときのみハイレベ
ルを出力し、両出力信号が共にローレベルあるいは共に
ハイレベルのときはローレベルを出力するから、出力端
子49には、端子40を介して入力される復調信号が上
位基準電圧より大レベルであるとき、あるいは下位基準
電圧以下の小レベルであるときにはローレベルで、上位
基準電圧と下位基準電圧との間のレベルにあるときはハ
イレベルの、LSB用波形整形信号が出力される。従っ
て、図4(a)に示す復調信号が端子40に入力された
場合は、図4(c)に示すLSB用波形整形信号が取り
出される。
【0029】MSB用波形整形信号は同期クロック部1
5において、受信信号と同期のとれた、図4(d)に示
す如く、MSB用波形整形信号のレベル変化点と立ち上
がりエッジが一致する、1周期が1シンボル期間に等し
い同期信号として生成される。取り込みタイミング発生
器16は、この同期信号に基づいて、同期信号の立ち下
がりエッジを中心に前後に数個のパルス信号をデータ取
り込み信号として発生する。
5において、受信信号と同期のとれた、図4(d)に示
す如く、MSB用波形整形信号のレベル変化点と立ち上
がりエッジが一致する、1周期が1シンボル期間に等し
い同期信号として生成される。取り込みタイミング発生
器16は、この同期信号に基づいて、同期信号の立ち下
がりエッジを中心に前後に数個のパルス信号をデータ取
り込み信号として発生する。
【0030】ここでは、図4(e)に示すように、同期
信号の立ち下がりエッジを中心に1個、前後にそれぞれ
1個ずつ、合計3個のパルスからなるパルス列が1シン
ボル周期で発生するバースト波がデータ取り込み信号と
して発生される。データ取り込み部17は、このデータ
取り込み信号の立ち上がりエッジで波形整形部14より
のMSB用波形整形信号とLSB用波形整形信号をそれ
ぞれ別々に取り込む。ここでは同期信号が1シンボル期
間内に3個のパルスからなっているので、3つ分のデー
タが1シンボル内MSB、LSB共に取り込まれること
になる。
信号の立ち下がりエッジを中心に1個、前後にそれぞれ
1個ずつ、合計3個のパルスからなるパルス列が1シン
ボル周期で発生するバースト波がデータ取り込み信号と
して発生される。データ取り込み部17は、このデータ
取り込み信号の立ち上がりエッジで波形整形部14より
のMSB用波形整形信号とLSB用波形整形信号をそれ
ぞれ別々に取り込む。ここでは同期信号が1シンボル期
間内に3個のパルスからなっているので、3つ分のデー
タが1シンボル内MSB、LSB共に取り込まれること
になる。
【0031】符号判定部18は、1シンボル期間毎に3
つずつ取り込まれたMSB、LSBそれぞれのデータか
ら各1シンボルの符号判定を行う。符号判定の方法は、
2値FSK信号のときと同様に、多数決判定法が用いら
れる。データ取り込み部17では、取り込まれたデータ
がハイレベルの場合、”1”とし、ローレベルの場合
は”0”としてデータを取り込む。取り込まれた3つの
データのMSB、LSBそれぞれに対して”1”が多い
場合は、符号判定部18では”1”と符号判定し、”
0”が多い場合は”0”とMSB、LSBそれぞれを別
々に符号判定する。1シンボル期間内の取り込みデータ
が3個である場合の、取り込みデータと判定結果の一例
を表2に示す。
つずつ取り込まれたMSB、LSBそれぞれのデータか
ら各1シンボルの符号判定を行う。符号判定の方法は、
2値FSK信号のときと同様に、多数決判定法が用いら
れる。データ取り込み部17では、取り込まれたデータ
がハイレベルの場合、”1”とし、ローレベルの場合
は”0”としてデータを取り込む。取り込まれた3つの
データのMSB、LSBそれぞれに対して”1”が多い
場合は、符号判定部18では”1”と符号判定し、”
0”が多い場合は”0”とMSB、LSBそれぞれを別
々に符号判定する。1シンボル期間内の取り込みデータ
が3個である場合の、取り込みデータと判定結果の一例
を表2に示す。
【0032】
【表2】 符号判定部18により、1シンボル毎にMSB、LSB
それぞれについて別々に符号判定が行われたデータは、
同期信号に合わせて1シンボル毎に受信データ処理部1
9に送られる。以後、2値FSKの場合と同様にしてデ
ータが得られ、表示部22でメッセージが表示され、報
知部23により着信が報知される。
それぞれについて別々に符号判定が行われたデータは、
同期信号に合わせて1シンボル毎に受信データ処理部1
9に送られる。以後、2値FSKの場合と同様にしてデ
ータが得られ、表示部22でメッセージが表示され、報
知部23により着信が報知される。
【0033】次に、取り込みタイミング発生器16の構
成について説明する。図8はデータの取り込む位置を変
更可能とし、更には1シンボル内での取り込むデータの
数を変更可能とする、取り込みタイミング発生器の一実
施の形態のブロック図を示す。この取り込みタイミング
発生器は、機能設定メモリ51、データ取り込み位置可
変部52、取り込みデータ数可変部53及びタイミング
発生器54から構成されている。
成について説明する。図8はデータの取り込む位置を変
更可能とし、更には1シンボル内での取り込むデータの
数を変更可能とする、取り込みタイミング発生器の一実
施の形態のブロック図を示す。この取り込みタイミング
発生器は、機能設定メモリ51、データ取り込み位置可
変部52、取り込みデータ数可変部53及びタイミング
発生器54から構成されている。
【0034】 機能設定メモリ51は、データ取り込み
の位置情報及び1シンボルあたり取り込むデータの数の
情報を記憶しており、これらの情報をもとに1シンボル
あたりの取り込み位置タイミング及び取り込みの数を設
定できるようにする。タイミング発生器54は同期クロ
ック(同期信号)を受け、この同期クロック(同期信
号)に同期し、データ取り込み位置可変部52からの取
り込み位置情報に応じたパルス幅又はパルス周期で、か
つ、取り込みデータ数可変部53からの取り込みデータ
数情報に応じたパルス数のデータ取り込み信号を発生し
て出力する。
の位置情報及び1シンボルあたり取り込むデータの数の
情報を記憶しており、これらの情報をもとに1シンボル
あたりの取り込み位置タイミング及び取り込みの数を設
定できるようにする。タイミング発生器54は同期クロ
ック(同期信号)を受け、この同期クロック(同期信
号)に同期し、データ取り込み位置可変部52からの取
り込み位置情報に応じたパルス幅又はパルス周期で、か
つ、取り込みデータ数可変部53からの取り込みデータ
数情報に応じたパルス数のデータ取り込み信号を発生し
て出力する。
【0035】データ取り込み位置可変部52は、タイミ
ング発生器54へデータ取り込み位置情報を供給する
が、機能設定メモリ51からのデータ取り込みの位置情
報に基づいて、図6のように、データ取り込みのパルス
の幅を可変とすることで、取り込み位置を可変としたデ
ータ取り込み信号をタイミング発生器54から出力させ
ることができる。図6ではパルス幅を2倍にして取り込
みの位置を可変にしているが、パルス幅は変化させず
に、周期のみを変化させることもできる。
ング発生器54へデータ取り込み位置情報を供給する
が、機能設定メモリ51からのデータ取り込みの位置情
報に基づいて、図6のように、データ取り込みのパルス
の幅を可変とすることで、取り込み位置を可変としたデ
ータ取り込み信号をタイミング発生器54から出力させ
ることができる。図6ではパルス幅を2倍にして取り込
みの位置を可変にしているが、パルス幅は変化させず
に、周期のみを変化させることもできる。
【0036】また、取り込みデータ数可変部53はタイ
ミング発生器54に、機能設定メモリ51からの1シン
ボルあたり取り込むデータの数の情報に基づき、取り込
みデータ数の設定情報を供給する。これにより、例えば
図7に示すように、1シンボルあたりのパルスの数を3
から5に増やすようにしたデータ取り込み信号をタイミ
ング発生器54から出力させることができる。
ミング発生器54に、機能設定メモリ51からの1シン
ボルあたり取り込むデータの数の情報に基づき、取り込
みデータ数の設定情報を供給する。これにより、例えば
図7に示すように、1シンボルあたりのパルスの数を3
から5に増やすようにしたデータ取り込み信号をタイミ
ング発生器54から出力させることができる。
【0037】なお、図8ではデータ取り込み位置可変部
52と取り込みデータ数可変部53とを有しているが、
どちらか一方のみでもよい。
52と取り込みデータ数可変部53とを有しているが、
どちらか一方のみでもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1シンボル期間あたり複数のパルスからなるデータ取り
込み信号の各パルス毎に、波形整形された復調信号を取
り込み、それら複数の取り込みデータに基づいて1シン
ボルの受信データの符号を得るようにしたため、フェー
ジングや復局送信時のオーバーラップエリアでの遅延量
の違い等により、ビット同期ズレを起こした場合や受信
データが不安定な場合、更には復調信号にノイズ等が載
っている場合でも安定して正確な受信ができ、受信エラ
ー及び不受信となる確率を低減でき、信頼性の高い受信
ができる。
1シンボル期間あたり複数のパルスからなるデータ取り
込み信号の各パルス毎に、波形整形された復調信号を取
り込み、それら複数の取り込みデータに基づいて1シン
ボルの受信データの符号を得るようにしたため、フェー
ジングや復局送信時のオーバーラップエリアでの遅延量
の違い等により、ビット同期ズレを起こした場合や受信
データが不安定な場合、更には復調信号にノイズ等が載
っている場合でも安定して正確な受信ができ、受信エラ
ー及び不受信となる確率を低減でき、信頼性の高い受信
ができる。
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の動作説明用の一例のタイミングチャート
である。
である。
【図3】図1中の波形整形部の一例の回路図である。
【図4】図1の動作説明用の他の例のタイミングチャー
トである。
トである。
【図5】図1中の波形整形部の他の例の回路図である。
【図6】データ取り込み信号のパルス幅を可変したとき
の波形図である。
の波形図である。
【図7】データ取り込み信号のパルス数を可変したとき
の波形図である。
の波形図である。
【図8】図1中の取り込みタイミング発生器の一実施の
形態のブロック図である。
形態のブロック図である。
12 無線部 13 復調部 14 波形整形部 15 同期クロック部 16 取り込みタイミング発生器 17 データ取り込み部 18 符号判定部 19 受信データ処理部 20 メモリ 21 制御部 22 表示部 23 報知部 31、41〜43 演算増幅器 33、44〜46 基準電圧源 48 排他的論理環回路(EXOR) 51 機能設定メモリ 52 データ取り込み一可変部 53 取り込みデータ数可変部 54 タイミング発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/10 - 27/14
Claims (2)
- 【請求項1】 無線選択呼び出し信号を受信復調する復
調手段と、前記復調手段からの復調信号を波形整形する
波形整形部と、前記波形整形部からの波形整形された復
調信号から1シンボル周期の矩形波である同期信号を発
生する同期クロック部と、前記同期クロック部からの同
期信号の1シンボル期間内のレベル変化点に対応した時
間位置を中心とし、かつ、該1シンボル期間よりも狭い
時間範囲内に複数のパルスからなるパルス列を前記デー
タ取り込み信号として発生する取り込みタイミング発生
器と、前記データ取り込み信号の各パルス毎に、前記波
形整形された復調信号を取り込むデータ取り込み部と、
多数決判定法に従い、前記データ取り込み部から入力さ
れる1シンボル期間の複数の取り込みデータの符号のう
ち、最も多い符号をその1シンボルの受信データの符号
と判定する符号判定部と、前記符号判定部により判定さ
れた符号の受信データを処理する処理手段とを有する無
線選択呼び出し受信機において、 前記取り込みタイミング発生器は、データ取り込み位置
情報及び取り込みデータ数情報の少なくとも一方を記憶
しているメモリと、前記同期信号に同期し、かつ、前記
メモリからの前記取り込み位置情報に応じたパルス幅又
はパルス周期、及び前記メモリからの前記取り込みデー
タ数情報に応じたパルス数のいずれか一方又は両方に従
ったデータ取り込み信号を発生して出力するタイミング
発生手段とよりなることを特徴とする 無線選択呼び出し
受信機。 - 【請求項2】 前記無線選択呼び出し信号は4値のFS
K信号であり、前記波形整形部は、互いに異なるレベル
の基準電圧を発生する第1乃至第3の基準電圧源と、前
記復調手段からの復調信号と該第1乃至第3の基準電圧
源のうち第1の基準電圧源からの中間レベルの第1の基
準電圧とをレベル比較して得た矩形波をMSB用の前記
波形整形された復調信号として出力する第1の比較器
と、前記第2の基準電圧源からの前記第1の基準電圧よ
り大レベルの第2の基準電圧と前記復調手段からの復調
信号とをレベル比較する第2の比較器と、前記第3の基
準電圧源からの前記第1の基準電圧より小レベルの第3
の基準電圧と前記復調手段からの復調信号とをレベル比
較する第3の比較器と、前記第2及び第3の比較器の出
力矩形波から前記復調信号が前記第2基準電圧と第3の
基準電圧の範囲内のレベルのときと範囲外のレベルのと
きとで異なる論理値の信号をLSB用の前記波形整形さ
れた復調信号として出力する論理回路とよりなり、前記
データ取り込み部は、前記データ取り込み信号の各パル
ス毎に、前記LSB用の波形整形された復調信号と、前
記MSB用の波形整形された復調信号とを別々に取り込
むことを特徴とする請求項1記載の無線選択呼び出し受
信機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148734A JP3093730B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 無線選択呼び出し受信機 |
US09/320,539 US6292655B1 (en) | 1998-05-29 | 1999-05-27 | Selective calling radio-receiver and method of receiving selective calling radio signal |
CNB991094840A CN1154371C (zh) | 1998-05-29 | 1999-05-29 | 选择呼叫无线接收机和接收选择呼叫无线信号的方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148734A JP3093730B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 無線選択呼び出し受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11341089A JPH11341089A (ja) | 1999-12-10 |
JP3093730B2 true JP3093730B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=15459425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10148734A Expired - Fee Related JP3093730B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 無線選択呼び出し受信機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6292655B1 (ja) |
JP (1) | JP3093730B2 (ja) |
CN (1) | CN1154371C (ja) |
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US6744826B2 (en) * | 1999-03-03 | 2004-06-01 | Intel Corporation | AGC window detector |
US7054599B2 (en) * | 2003-05-08 | 2006-05-30 | Lockheed Martin Corporation | High density interconnect structure for use on software defined radio |
JP4655863B2 (ja) * | 2005-10-12 | 2011-03-23 | セイコーエプソン株式会社 | 無線受信機、無線通信機、電子機器および無線受信方法 |
JP4920329B2 (ja) * | 2006-07-14 | 2012-04-18 | シャープ株式会社 | 復調回路、ic、および通信機 |
JP5560935B2 (ja) * | 2010-06-16 | 2014-07-30 | パナソニック株式会社 | 無線通信装置および無線信号判別方法 |
JP5896602B2 (ja) * | 2011-01-06 | 2016-03-30 | ミツミ電機株式会社 | 通信回路及びサンプリング調整方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60146557A (ja) | 1984-01-11 | 1985-08-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Fsk復調装置 |
JPH0369238A (ja) | 1989-08-08 | 1991-03-25 | Mitsubishi Electric Corp | 復調データ識別判定装置 |
JPH0411431A (ja) | 1990-04-28 | 1992-01-16 | Sanyo Electric Co Ltd | デジタル信号再生回路 |
JPH04123550A (ja) | 1990-09-14 | 1992-04-23 | Yaesu Musen Co Ltd | データ信号のアナログ/デジタル変換方式 |
JPH0530009A (ja) | 1991-07-18 | 1993-02-05 | Seiko Instr Inc | 無線受信方式 |
US5414736A (en) * | 1991-08-12 | 1995-05-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | FSK data receiving system |
US5854808A (en) * | 1993-09-14 | 1998-12-29 | Pacific Communication Sciences | Methods and apparatus for detecting the presence of a prescribed signal in a channel of a communications system |
JPH08201544A (ja) | 1995-01-30 | 1996-08-09 | Citizen Watch Co Ltd | 無線呼出受信機及び無線呼出受信機付時計 |
JP3378397B2 (ja) | 1995-02-24 | 2003-02-17 | 株式会社東芝 | 4値fsk復調回路及び多値レベル信号のディジタル復調方法 |
JP2771471B2 (ja) | 1995-04-11 | 1998-07-02 | 静岡日本電気株式会社 | 無線選択呼出受信機 |
JPH1093641A (ja) | 1996-09-12 | 1998-04-10 | Nec Corp | 多値fsk復調ウィンドウコンパレータ |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP10148734A patent/JP3093730B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-05-27 US US09/320,539 patent/US6292655B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-05-29 CN CNB991094840A patent/CN1154371C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6292655B1 (en) | 2001-09-18 |
CN1154371C (zh) | 2004-06-16 |
CN1241875A (zh) | 2000-01-19 |
JPH11341089A (ja) | 1999-12-10 |
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