JP3109332B2 - データ受信装置 - Google Patents

データ受信装置

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JP3109332B2
JP3109332B2 JP05181179A JP18117993A JP3109332B2 JP 3109332 B2 JP3109332 B2 JP 3109332B2 JP 05181179 A JP05181179 A JP 05181179A JP 18117993 A JP18117993 A JP 18117993A JP 3109332 B2 JP3109332 B2 JP 3109332B2
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和久 椿
和浩 梅津
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル自動車電話
システムなどに利用し、識別結果に基づいて受信信号の
搬送波周波数と同期してQPSKデータを復号するデー
タ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のデータ受信装置の構成を示
すブロック図である。図6において、このデータ受信装
置は、受信信号が供給される入力端子1と、受信信号に
おける搬送波周波数を再生する発振器2と、入力端子1
及び発振器2に接続されて、受信信号からベースバンド
信号を得る検波器3と、この検波器3からのベースバン
ド信号より零クロス信号を求めるとともに、この零クロ
ス信号に基づいてベースバンド信号の識別タイミングを
示すクロック信号を再生するクロック再生器4と、この
クロック信号とベースバンド信号から伝送データの判別
を行って、データ列を得る識別器5と、データ列を出力
する出力端子6とを有している。
【0003】次に、この従来例の構成の動作について説
明する。図6において、発振器2で再生した受信信号に
おける搬送波周波数成分信号及び受信信号から検波器3
でベースバンド信号を得る。伝送データがランダムデー
タの場合は平均的にデータの識別時刻から識別間隔の1
/2時間経過後にベースバンド信号の極性が変化する。
したがって、クロック再生器4では検波器3からのベー
スバンド信号が極性を変化した場合に出力する零クロス
信号を検出する。この零クロス信号とデータの識別タイ
ミングとの時間差がデータの識別間隔の1/2になるよ
うに追従動作させてデータの識別タイミングを発生す
る。
【0004】識別器5ではクロック再生器4で再生した
識別タイミングでベースバンド信号の正負を判別し、こ
の判別結果に基づいたデータ列を出力端子6から送出す
る。また識別器5での識別時の誤差信号を用いて発振器
2の周波数を制御して搬送波周波数に追従させる。
【0005】このように上記従来のデータ受信装置で
は、データを誤りなく復号することが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ受信装置では、送信局と受信局の発振器の相
対的な精度によって搬送波周波数差が、伝送データのシ
ンボル伝送速度の±1/8より大きくなる場合がある。
したがって、受信局での位相差の受信パターンが従来と
異なってしまい、伝送誤りが発生するという問題があっ
た。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、識別結果に基づいて受信信号の搬送波周
波数との同期が迅速かつ確実に確立してQPSKデータ
が復号でき、搬送波周波数差による伝送誤りがなくなる
優れたデータ受信装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のデータ受信装置は、受信信号における搬送
波周波数から伝送データのシンボル伝送速度の1/8高
い周波数成分の再生搬送波信号を得る発振手段と、再生
搬送波信号と受信信号からベースバンド信号を得る検波
手段と、ベースバンド信号から検出したら零クロス信号
に基づいて、このベースバンド信号の識別タイミングを
示すクロック信号を再生するクロック再生手段と、クロ
ック信号とベースバンド信号から伝送データの判別を行
う識別手段と、識別手段の出力データから予め定めた特
定のデータ列のパターンを検出するパターン検出手段
と、特定のデータ列のパターンに応じて識別手段の出力
データを置換するデータ置換手段とを備え、識別手段の
出力結果に基づいて受信信号の搬送波周波数と同期して
π/4シフトQPSKデータを復号する構成である。
【0009】この構成における発振手段に代えて、発振
手段は、受信信号の搬送波周波数から伝送データのシン
ボル伝送速度の1/8低い周波数成分の再生搬送波信号
を得る構成である。
【0010】
【作用】このような構成により、本発明のデータ受信装
置は、生成したベースバンド信号の識別タイミングを示
すクロック信号とベースバンド信号から伝送データの判
別を行い、予め定められた特定のデータ列のパターンを
検出して識別した出力データを置換することにより、
送波周波数差が伝送データのシンボル伝送速度の±1/
8より大きい場合に、搬送波周波数差に起因するデータ
復号誤りを検出して補正する。したがって、識別結果に
基づいて受信信号の搬送波周波数との同期が迅速かつ確
実に確立してQPSKのデータが復号でき、搬送波周波
数差による伝送誤りがなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のデータ受信装置の実施例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は本発明のデータ受信装置の実施例に
おける構成を示すブロック図である。図1において、こ
のデータ受信装置は、受信信号Saが供給される入力端
子11と、受信信号Saの搬送波周波数成分の再生搬送
波信号S1を得る発振器12と、発振器12からの再生
搬送波信号S1と受信信号Saからベースバンド信号B
1を出力する検波器13とを有している。
【0013】さらに、このデータ受信装置には、検波器
13からのベースバンド信号B1より零クロス信号を求
め、ベースバンド信号B1の識別タイミングを示すクロ
ック信号Ckを再生するクロック再生器14と、クロッ
ク信号Ckとベースバンド信号B1から伝送されたデー
タの判別を行う識別器15と、この識別器15からのデ
ータと予め定めたデータ列との一致の検出を行いタイミ
ングの制御を行うパターン検出器16とを有している。
また、このデータ受信装置は、パターン検出器16で検
出したパターンに応じて識別器15から出力されたデー
タに置換するデータ置換器17と、このデータ置換器1
7からのデータSdを送出する出力端子18とを有して
いる。
【0014】次に、この実施例の構成における動作につ
いて説明する。発振器12で再生した受信信号Saにお
け再生搬送波信号S1と受信信号Saとからベースバン
ド信号B1を検波器13で得る。
【0015】図2は、この場合のベースバンド信号B1
の変化例を示す図である。図2において、初期位相がπ
/4、かつ、伝送データが「00」の場合は位相変化量
がπ/2となる。また、「01」の場合は位相変化量が
πとなり、「10」の場合に位相変化量が0となる。さ
らに、「11」の場合には、位相変化量が−π/2とな
る。
【0016】識別器15ではクロック再生器14で作成
した識別タイミングで検波器13が出力するベースバン
ド信号B1の正負を判別する。そして、その結果と図2
の位相遷移に基づいたデータSdを識別器15が出力す
る。また、識別器15での識別時の誤差信号を用いて発
振器12の周波数を制御し、搬送波周波数に追従させ
る。ここで、再生搬送波信号S1が、受信した信号の搬
送波信号よりも伝送データのシンボル伝送速度の1/8
以上高い場合には、識別器15が、この1/8以上高い
搬送波周波数の検波を判断できない。
【0017】図3は、この識別器15が1/8以上高い
搬送波周波数の検波の判断を示す図である。図3におい
て、初期位相がπ/4であり、伝送データが「01」の
場合に位相変化量がπ/2となる。また、「11」の場
合は、位相変化量がπとなり、「00」の場合は位相変
化量が0となる。「10」の場合には位相変化量が−π
/2となる。このように識別器15では伝送データのシ
ンボル伝送速度の1/8以上高い搬送波周波数での検波
を判断できないため、通常の位相変化量とデータとの関
係で識別を行う。したがって、「01」の伝送データが
「00」と復号される。また、「11」の伝送データが
「01」と復号され、さらに、「00」の伝送データが
「10」と復号され、「10」の伝送データが「11」
と復号されてしまう。また、再生搬送波信号S1が受信
信号Saの搬送波信号よりも伝送データのシンボル伝送
速度の1/8以上低い場合には、識別器15が、この1
/8以上低い搬送波周波数の検波を判断できない。
【0018】図4は、識別器15が1/8以上低い搬送
波周波数の検波の判断を示す図である。図4において、
初期位相がπ/4であり、伝送されたデータが「10」
の場合に位相変化量がπ/2となる。また、「00」の
場合に位相変化量がπとなる。「11」の場合は位相変
化量が0となり、「01」の場合に位相変化量が−π/
2となる。このように識別器15では伝送データのシン
ボル伝送速度の1/8以上低い搬送波周波数での検波を
判断できないため通常の位相変化量とデータとの関係で
識別を行う。したがって、「10」の伝送データが「0
0」に復号され、「00」の伝送データが「01」に復
号される。また、「11」の伝送データが「10」に復
号され、「01」の伝送データが「11」に復号されて
しまう。
【0019】そこで、図5に示すようなデータ形式でT
DMA通信を行う場合には同期ワードが通常通り検波さ
れてから検出されるか、又は伝送データのシンボル伝送
速度の±1/8以上離れた再生搬送波周波数で検波され
てから検出されるかをパターン検出器16で検出する。
【0020】このパターン検出器16で検出した同期ワ
ードの復号状態を判別する。この判別で通常と異なるパ
ターンで検出された場合には、通常のパターンとして出
力されるようにデータ置換器17でデータを置換して出
力する。
【0021】なお、検出されたパターンによって得られ
た周波数の偏差を発振器12で補正することも可能であ
る。この場合、発振器12の周波数の安定性や収束時間
を考慮すると微少な偏差を発振器12で補正し、プラス
・マイナス(±)シンボルの伝送速度/4に近い大きな
偏差はデータの置換で対応した方が送信局との同期の確
実性や収束時間の速さにおいて効果が高い。
【0022】いずれの場合でも、データにおける四つの
パターン(00,01,10,11)中でI信号の極
性、又はQ信号の極性がデータの識別時刻から識別間隔
の1/2時間を経過した時刻に変化するため、クロック
再生器14では検波器13からのベースバンド信号B1
で、極性変化が生じた場合に出力する零クロス信号を検
出して零クロス信号とデータの識別タイミングとの時間
差がデータの識別間隔の1/2になるように追従動作を
させてデータの識別タイミングを再生する。
【0023】以上の説明から明らかなように、本発明の
データ受信装置は、生成したベースバンド信号の識別タ
イミングを示すクロック信号とベースバンド信号から伝
送データの判別を行い、予め定められた特定のデータ列
のパターンを検出して識別した出力データを置換するこ
とにより、搬送波周波数差が伝送データのシンボル伝送
速度の±1/8より大きい場合に、搬送波周波数差に起
因するデータ復号誤りを検出して補正する。したがっ
て、識別結果に基づいて受信信号の搬送波周波数との同
期が迅速かつ確実に確立してQPSKのデータが復号で
き、搬送波周波数差による伝送誤りがなくなるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ受信装置の実施例における構成
を示すブロック図
【図2】実施例におけるベースバンド信号の変化例を示
す説明図
【図3】実施例にあって識別器が1/8以上高い搬送波
周波数検波の判断を示す説明図
【図4】実施例にあって識別器が1/8以上低い搬送波
周波数検波の判断を示す説明図
【図5】実施例にあってTDMA通信におけるデータ形
式を示す説明図
【図6】従来のデータ受信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
12 発振器 13 検波器 14 クロック再生器 15 識別器 16 パターン検出器 17 データ置換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−85044(JP,A) 特開 平5−236041(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号における搬送波周波数から伝送
    データのシンボル伝送速度の1/8高い周波数成分の再
    生搬送波信号を得る発振手段と、上記再生搬送波信号と
    受信信号からベースバンド信号を得る検波手段と、上記
    ベースバンド信号から検出したら零クロス信号に基づい
    て、このベースバンド信号の識別タイミングを示すクロ
    ック信号を再生するクロック再生手段と、上記クロック
    信号とベースバンド信号から伝送データの判別を行う識
    別手段と、上記識別手段の出力データから予め定めた特
    定のデータ列のパターンを検出するパターン検出手段
    と、上記特定のデータ列のパターンに応じて上記識別手
    段の出力データを置換するデータ置換手段とを備え、搬
    送波周波数差が伝送データのシンボル伝送速度の±1/
    8より大きい場合でも上記識別手段の出力結果に基づい
    て受信信号の搬送波周波数と同期してπ/4シフトQP
    SKデータを復号することを特徴とするデータ受信装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項記載の構成における発振手段に
    代えて、発振手段は、受信信号の搬送波周波数から伝送
    データのシンボル伝送速度の1/8低い周波数成分の再
    生搬送波信号を得ることを特徴とするデータ受信装置。
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