JPH06120995A - ディジタル無線用受信機のフレーム同期回路 - Google Patents

ディジタル無線用受信機のフレーム同期回路

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JPH06120995A
JPH06120995A JP4093813A JP9381392A JPH06120995A JP H06120995 A JPH06120995 A JP H06120995A JP 4093813 A JP4093813 A JP 4093813A JP 9381392 A JP9381392 A JP 9381392A JP H06120995 A JPH06120995 A JP H06120995A
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phase
synchronization
pull
pattern
synchronization pattern
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Kazuhiro Suzuki
和浩 鈴木
Eiji Suzuki
映治 鈴木
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 同期確立および引込み位相の検出を短時間に
行えるフレーム同期回路を提供する。 【構成】 0°の引込み位相の復調データの第1の同期
パターン検出部31と、90°の引込み位相の第2の同
期パターン検出部32と、180°の引込み位相の第3
の同期パターン検出部33と、270°の引込み位相の
第4の同期パターン検出部34と、この4つの同期パタ
ーン検出部31〜34の何れかにより同期パターンが検
出されたタイミングに合わせてフレーム同期パルスを発
生するタイミング発生部35と、同期パターン検出部の
うちの同期パターン検出したものの引込み位相に基づい
て復調データの信号の組替えを行う位相不確定除去部3
6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル無線システム
の受信機において多値変調波を受信・復調した際にその
復調器で生じる引込み位相の無常位性を除去するための
フレーム同期回路に関するものである。
【0002】多値PSK(Phase Shift Keying)方式や多
値QAM(Quadrature Amplitude Modutration)方式など
の多値変調波を用いる搬送波抑圧型のディジタル無線通
信システムでは、受信側の復調器において0°、90
°、180°、270°の4状態の引込み位相が発生し
各引込み位相によって復調データが異なるため、どの引
込み位相においても正しく復調を行える方式にする必要
がある。このため、従来は差動論理と呼ばれる、時間的
に1スロット前のデータと現在のデータの移り変わりを
伝送する方法により、引込み位相の無常位性に対処して
いる。
【0003】しかし、この差動論理は時間的に前後のデ
ータの移り変わり情報に送信情報を載せて伝送するた
め、無線伝送区間でビット誤りが発生した場合には、1
ビットの誤りが2ビットの誤りに波及してしまい、ビッ
ト誤り率が2倍に劣化してしまう。
【0004】そのため、FEC(Forward Error Correc
tion) などによる誤り訂正を行う場合、その訂正効果が
半減してしまう。このため、差動論理を使用せずに引込
み位相の無常位性に対処する方式が求められるが、その
場合、同期時間等も犠牲にしてはならない。
【0005】
【従来の技術】図5には、差動論理を用いないで構成し
たフレーム同期回路の従来例が示される。このフレーム
同期回路は64値QAM方式ディジタル無線システムに
用いられるものであって、同期パターン検出と引込み位
相検出をそれぞれ別個の回路により行うよう構成したも
のである。
【0006】ここで、64値QAM方式の送信シンボル
は〔i1 、q1 、i2 、q2 、i3、q3 〕の6ビット
からなり、Iチャネルが〔i1 、i2 、i3 〕の3ビッ
ト、Qチャネルが〔q1 、q2 、q3 〕の3ビットであ
り、〔i1 、q1 〕を第1パス、〔i2 、q2 〕を第2
パス、〔i3 、q3 〕を第3パスとする。ここでは第2
パスと第3パスを回転対称形信号配置とし、これにより
第2、第3パスのデータは受信側において位相の不確定
性を除去できる。一方、第1パスはI−Q平面上におけ
る象限の不確定性が残り、このため受信データがどの象
限のものか(つまり引込み位相が0°、90°、180
°、270°の何れか)は決定できない。
【0007】またこのシステムでは、受信側においてフ
レーム同期を確立するために、図6に示されるように、
送信側において送信データの第2パス〔i1 、q2 〕と
第3パス〔i3 、q3 〕にフレーム同期ビットFを挿入
し、第1パス〔i1 、q1 〕に引込み位相検出ビットP
を挿入して送信を行っている。なお第2パスと第3パス
の回転対称形信号配置はフレーム同期ビットを挿入した
後に行っている。
【0008】図5において、入力データ〔DIN1〜DIN
6〕は復調器で復調後の復調データであり、〔DIN1、
IN2〕は第1パス、〔DIN3、DIN4〕は第2パス、
〔DIN5、DIN6〕は第3パスのデータである。
【0009】この復調データ〔DIN1〜DIN6〕は回転
対称部21と位相不確定除去部28にそれぞれ入力され
る。回転対称部21では、回転対称論理により引込み位
相の無常位性を除去した第2パスと第3パスの4ビット
の復調データ〔DIN3〜DIN6〕を、回転対称論理を取
り除いて元の自然2進配置のデータに戻して、その4ビ
ットの第2、第3パス復調データ〔DIN3〜DIN6〕を
同期パターン検出部22に入力する。
【0010】同期パターン検出部22では、回転対称部
21からの第2、第3パス復調データ〔DIN3〜D
IN6〕が所定のフレーム同期パターン(送信側で挿入し
たフレーム同期パターン)と一致するか否かを検出して
おり、第2、第3パス復調データ中にこのフレーム同期
パターンを検出すると、同期パターン検出信号を一致検
出部23、同期保護部25、および引込み位相検出部2
6に出力する。
【0011】同期パターン検出部22、同期保護部25
はフレーム同期パターンの検出および同期保護(前方お
よび後方の同期保護)を行っている。タイミング発生部
24はフレーム周期を示すフレーム同期パルスを周期的
に発生する回路であり、同期保護部25が非同期を示す
場合はタイミング発生部24でのフレーム同期パルスの
発生タイミングと、同期パターン検出部22での同期パ
ターン検出信号の検出タイミングとを一致検出部23で
比較し、両者が一致していない場合には、タイミング発
生部24のカウントを停止することにより、同期パター
ン検出部22での同期パターン検出タイミングにタイミ
ング発生部24でのフレーム同期パルスの発生タイミン
グを合わせる。
【0012】一方、引込み位相検出部26には6ビット
復調データ〔DIN1〜DIN6〕中の2ビットの第1パス
復調データ〔DIN1、DIN2〕が入力される。この第1
パスには第2、第3パスにフレーム同期パターンが挿入
されると同じタイミングで引込み位相検出パターンが挿
入されているが、第1パスは位相の無常位性があるた
め、復調器における0°、90°、180°、270°
の4つの引込み位相に応じて引込み位相検出パターンは
4通りとなる。
【0013】引込み位相検出部26は同期パターン検出
部22から同期パターン検出信号を受信したら、そのタ
イミングで入力された第1パス復調データ(DIN1、D
IN2〕が上記4通りのパターンの何れに一致するか、す
なわち、復調器の引込み位相が0°、90°、180
°、270°のどの引込み位相であるかを検出し、その
検出した引込み位相情報を引込み位相保護部27を通し
て位相不確定除去部28に送る。
【0014】位相不確定除去部28では、検出された引
込み位相情報に基づいて復調器での引込み位相がどれで
あったかを判定し、それを正しい引込み位相に戻すよ
う、所定の規則に従って復調データ〔DIN1〜DIN6〕
の信号の組替えを行う。これにより位相不確定除去部2
8から出力される復調データ〔DOUT 1〜DOUT 6〕は
位相不確定が除去されたものとなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のフレーム同期回
路は、まず初めに同期パターン検出部側において第2、
第3パス復調データ〔DIN3〜DIN6〕中のフレーム同
期パターンによりフレーム同期を確立し、次に、このフ
レーム同期が確立した後に、引込み位相検出部側におい
て第1パス復調データ〔DIN1,DIN2〕中の引込み位
相検出パターンにより引込み位相を検出するという2段
階の工程を必要とするものである。このため、引込み位
相の検出結果に基づく位相不確定除去を行うまでの時間
が長くなるという短所があった。この短所は差動論理を
用いることにより解消できるものではあるが、差動論理
を用いた場合には前述したようにビット誤り率が劣化す
ることになる。
【0016】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、同期確立および引
込み位相の検出を短時間に行えるフレーム同期回路を、
ビット誤り率が劣化する差動論理を用いない回路構成で
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。図1において、31〜34はそれぞれ引
込み位相0°、90°、180°、270°で復調デー
タの同期パターン検出を行う同期パターン検出部、36
〜39はそれぞれ対応する同期パターン検出部31〜3
4の出力信号の同期保護を行う同期保護部、42は同期
保護部36〜39の出力信号に基づいて引込み位相と同
期/非同期の判定を行う引込み位相同期判定部、36は
同期パターン検出された引込み位相に基づいて復調デー
タの位相不確定性を除去する位相不確定除去部、35は
同期パターン検出されたタイミングでフレーム同期パル
スを発生するタイミング発生部、41は各同期パターン
検出部31〜34の検出信号がORゲート40を介して
入力されてその検出タイミングとフレーム同期パルスの
発生タイミングと比較しタイミング発生部35に伝える
一致検出部である。
【0018】本発明のディジタル無線用受信機のフレー
ム同期回路は、送信シンボルのI−Q平面上の象限を決
定する第1パスを含むパスにフレーム同期パターンが挿
入された多値変調波を受信・復調した際に復調器で生じ
る引込み位相の無常位性を除去するディジタル無線用受
信機のフレーム同期回路であって、0°の引込み位相で
復調データの同期パターン検出を行う第1の同期パター
ン検出部31と、90°の引込み位相で復調データの同
期パターン検出を行う第2の同期パターン検出部32
と、180°の引込み位相で復調データの同期パターン
検出を行う第3の同期パターン検出部33と、270°
の引込み位相で復調データの同期パターン検出を行う第
4の同期パターン検出部34と、この4つの同期パター
ン検出部31〜34の何れかにより同期パターンが検出
されたタイミングに合わせてフレーム同期パルスを発生
するタイミング発生部35と、この4つの同期パターン
検出部31〜34のうちの同期パターン検出したものの
引込み位相に基づいて復調データの位相不確定性を除去
するよう信号の組替えを行う位相不確定除去部36とを
備えたものである。
【0019】また本発明のディジタル無線用受信機のフ
レーム同期回路は、上述のフレーム同期回路において、
多値変調波が多値直交振幅変調波であり、この多値直交
振幅変調波はその第2パス以降に回転対象信号配置が施
されており、受信側においてはこの多値直交変調波の第
2パス以降の回転対象信号配置を元に戻してから4つの
同期パターン検出部で同期パターンの検出を行うように
構成することができる。
【0020】また本発明のディジタル無線用受信機のフ
レーム同期回路は、上述のフレーム同期回路において、
4つの同期パターン検出部の出力信号がそれぞれ同期保
護をかけられ、位相不確定除去部は同期保護後の同期パ
ターン検出結果に基づいて位相不確定除去を行うよう構
成することができる。
【0021】
【作用】復調データを4つの同期パターン検出部31〜
34に入力し、そのうちの同期パターン検出した同期パ
ターン検出部の同期パターン検出タイミングに合わせて
タイミング発生部35でフレーム同期パルスを発生す
る。またその同期パターン検出した同期パターン検出部
の引込み位相に基づいて位相不確定除去部36で復調デ
ータの位相不確定性を除去する。
【0022】このフレーム同期回路では、また送信信号
を回転対称信号配置とすることによりビット誤りを低減
することができる。また同期パターン検出において同期
保護を行うことにより空間的なノイズ等による誤動作を
低減できる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としてのフレーム同期
回路が示される。この実施例回路は64値QAM方式デ
ィジタル無線システムの受信機に適用されるものであ
る。この64値QAM変調方式は送信シンボルが
〔i1 、q1 、i2 、q2 、i3 、q3 〕の6ビットか
らなり、実施例ではこのうちの第2パス〔i2 、q2
と第3パス(i3 、q3 〕に回転対称論理を行って、第
2、第3パスの位相不確定除去を行っている。
【0024】この実施例で用いるフレーム同期パターン
について説明すると、送信側において送信データ
〔i1 、q1 、i2 、q2 、i3 、q3 〕の第1、第
2、第3パスに図3に示されるようなビット構成からな
るフレーム同期パターンを挿入する。図3において、縦
方向が6ビットの送信シンボル、横方向がタイムスロッ
ト数(よって4シンボル分)である。
【0025】このフレーム同期パターンの復調データ
〔DIN1〜DIN6〕は、復調器の引込み位相が0°、9
0°、180°、270°の何れであるかにより4通り
のパターンとなる。図4には第2、第3パスの回転対称
論理を取り除いた後の各引込み位相におけるフレーム同
期パターンが示される。図4から分かるように、第2、
第3パスは回転対称論理により位相不確定除去が行われ
ているので、上記4つの引込み位相の何れの場合でもビ
ットパターンは変わることはなく、 DIN3 → 1,0,1,1 DIN4 → 0,1,0,0 DIN5 → 1,1,1,1 DIN6 → 1,0,0,0 となっている。
【0026】一方、第1パスは引込み位相の位相不確定
除去ができないので、それぞれの引込み位相でビットパ
ターンが異なっており、引込み位相0°の時には、図4
のAに示されるように、本来のフレーム同期パターンと
同じで、 DIN1 → 0,1,0,0 DIN2 → 1,1,0,0 となり、引込み位相90°の時には、図4のBに示され
るように、 DIN1 → 0,0,1,1 DIN2 → 0,1,0,0 となり、引込み位相180°の時には、図4のCに示さ
れるように、 DIN1 → 1,0,1,1 DIN2 → 0,0,1,1 となり、引込み位相270°の時には、図4のDに示さ
れるように、 DIN1 → 1,1,0,0 DIN2 → 1,0,1,1 となる。
【0027】次に本実施例回路の構成を説明する。図示
しない前段の復調器で復調された復調データ〔DIN1〜
IN6〕は回転対称部9および位相不確定除去部14に
それぞれ入力される。回転対称部9は復調データ〔DIN
1〜DIN6〕中の第2、第3パスの復調データ〔DIN
〜DIN6〕について送信側で施された回転対称論理を取
り除き、これに第1パスの復調データ〔DIN1、D
IN2〕を加えて元の6ビットとしたデータを4つの同期
パターン検出部1、2、3、4にそれぞれ入力する。
【0028】ここで、同期パターン検出部1は、回転対
称論理を取り除いた後の復調データが、復調器の引込み
位相を0°とした時のフレーム同期パターン(図4の
A)と一致するかを検出する回路、同期パターン検出部
2は復調器の引込み位相を90°とした時のフレーム同
期パターン(図4のB)と一致するかを検出する回路、
同期パターン検出部3は復調器の引込み位相を180°
とした時のフレーム同期パターン(図4のC)と一致す
るかを検出する回路、同期パターン検出部4は復調器の
引込み位相を270°とした時のフレーム同期パターン
(図4のD)と一致するかを検出する回路である。これ
らの同期パターン検出部1〜4はそれぞれの同期パター
ンを検出した時に“H”の同期パターン検出信号を出力
する。
【0029】各同期パターン検出部1〜4から出力され
る同期パターン検出信号はそれぞれに対応して設けられ
た同期保護部5〜8にそれぞれ入力されると共に、OR
ゲート10を介して一致検出部13に入力される。各同
期保護部5〜8の出力信号は引込み位相同期判定部11
に入力される。引込み位相同期判定部11からは同期状
態か非同期状態かを示す判定信号がタイミング発生部1
2に入力される。このタイミング発生部12は従来の技
術で説明したものと同じであって、一致検出部13から
の一致信号に基づいて同期パターン検出タイミングに同
期した一定周期のフレームパルスを生成する。
【0030】また引込み位相同期判定部11は同期保護
部5〜6からの同期保護後の同期検出信号に基づいて現
在の引込み位相が0°、90°、180°、270°の
うちの何れであるかを判定し、その判定結果の引込み位
相値を位相不確定除去部14に送出する。この位相不確
定除去部14は図5で説明した従来例のものと同じ構成
であり、引込み位相値に基づいて復調データ〔DIN1〜
IN6〕に対して信号の組替えを行い、そのデータを正
しい引込み位相(すなわち引込み位相0°)のものに戻
す。
【0031】この実施例回路の動作を以下に説明する。
復調器で復調された復調データ〔DIN1〜DIN6〕は、
回転対称部9で第2、第3パスについて回転対称論理が
取り除かれた後に、各同期パターン検出部1〜4に入力
される。各同期パターン検出部1〜4では入力したデー
タが自引込み位相のフレーム同期パターンと一致するか
をそれぞれ調べ、何れかの同期パターン検出部1〜4で
一致すれば、その同期パターン検出部が“H”の同期パ
ターン検出信号を出力する。この同期パターン検出信号
はORゲート10を介して一致検出部13に入力され
る。
【0032】引込み位相同期判定部11は4つの同期保
護部5〜8の出力信号に基づいて同期/非同期の状態の
判定と引込み位相の判定を行っている。引込み位相同期
判定部11の判定が非同期の場合は、一致検出部13は
同期パターン検出部からの同期パターン検出信号の検出
タイミングとタイミング発生部12でのフレーム同期パ
ルスの発生タイミングとを比較しており、両タイミング
が一致していない場合には、タイミング発生部12のカ
ウントを停止して、タイミング発生部12におけるフレ
ーム同期パルス発生の位相を、同期パターン検出部での
同期パターン検出位相に一致させる。これにより同期保
護部5〜8がそれに設定した保護段数の回数対応する同
期パターン検出部での一致を検出すると、出力信号を引
込み位相同期判定部11に出力する。
【0033】これにより引込み位相同期判定部11が同
期確立と見なし、さらにその時の引込み位相がなんであ
ったか(すなわちどの同期保護部5〜8から出力信号が
あったか)を判断して、その引込み位相情報を位相不確
定除去部14に送る。位相不確定除去部14はその引込
み位相情報に基づいて復調データ〔DIN1〜DIN6〕の
信号の組替えを行い、引込み位相の無常位性を取り除
く。
【0034】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えば上述の実施例では多値変調方式と
して64値QAM方式を用いたディジタル無線システム
に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこ
れに限られるものではなく、他の多値QAM方式にも適
用できることは勿論であり、また多相PSKなどの他の
多値変調方式に対しても適用可能である。
【0035】また実施例では第2、第3パスに対して回
転対称論理を施したものについて説明したが、本発明は
これに限られるものではなく、回転対称論理を行わない
自然2進配置、あるいはグレイ配置の符号構成のものに
ついても適用できる。この場合、第2、第3パス等につ
いて位相不確定除去ができないので、復調後のフレーム
同期パターンは第1パスだけでなく他のパスも0°、9
0°、180°270°の引込み位相毎に異なったもの
となるが、それぞれの引込み位相に応じたフレーム同期
パターンを4つの同期パターン検出部に設定しておけば
よい。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、同期確立と位相不確定除去を差動論理を使用しない
回路構成で実現できるので、ビット誤り率を向上でき
る。またその同期確立と位相不確定除去を同時に行うも
のであるから、フレーム同期回路の高速動作が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としてのフレーム同期回路を
示す図である。
【図3】実施例で用いるフレーム同期パターンのビット
構成を示す図である。
【図4】実施例における各引込み位相でのフレーム同期
パターンのビット構成(回転対称論理を取り除いた後の
もの)を示す図である。
【図5】差動論理を用いない従来のフレーム同期回路の
例を示す図である。
【図6】従来例におけるフレーム同期パターンと引込み
位相検出パターンの挿入態様を説明する図である。
【符号の説明】
1〜4、22 同期パターン検出部 5〜8、25 同期保護部 9、21 回転対称部 10 ORゲート 11 引込み位相同期判定部 12、24 タイミング発生部 13、23 一致検出部 14、28 位相不確定除去部 26 引込み位相検出部 27 引込み位相保護部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信シンボルのI−Q平面上の象限を決
    定する第1パスを含むパスにフレーム同期パターンが挿
    入された多値変調波を受信・復調した際に復調器で生じ
    る引込み位相の無常位性を除去するディジタル無線用受
    信機のフレーム同期回路であって、 0°の引込み位相で復調データの同期パターン検出を行
    う第1の同期パターン検出部(31)と、 90°の引込み位相で復調データの同期パターン検出を
    行う第2の同期パターン検出部(32)と、 180°の引込み位相で復調データの同期パターン検出
    を行う第3の同期パターン検出部(33)と、 270°の引込み位相で復調データの同期パターン検出
    を行う第4の同期パターン検出部(34)と、 該4つの同期パターン検出部の何れかにより同期パター
    ンが検出されたタイミングに合わせてフレーム同期パル
    スを発生するタイミング発生部(35)と、 該4つの同期パターン検出部のうちの同期パターン検出
    したものの引込み位相に基づいて該復調データの位相不
    確定性を除去するよう信号の組替えを行う位相不確定除
    去部(36)とを備えたディジタル無線用受信機のフレ
    ーム同期回路。
  2. 【請求項2】 該多値変調波は多値直交振幅変調波であ
    り、該多値直交振幅変調波はその第2パス以降に回転対
    象信号配置が施されており、受信側においてはこの多値
    直交変調波の第2パス以降の回転対象信号配置を元に戻
    してから該4つの同期パターン検出部で同期パターンの
    検出を行うようにした請求項1記載のディジタル無線用
    受信機のフレーム同期回路。
  3. 【請求項3】 該4つの同期パターン検出部の出力信号
    はそれぞれ同期保護がかけられ、位相不確定除去部は同
    期保護後の同期パターン検出結果に基づいて位相不確定
    除去を行うものである請求項1または2記載のディジタ
    ル無線用受信機のフレーム同期回路。
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Cited By (7)

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WO1998057471A1 (fr) * 1997-06-13 1998-12-17 Kabushiki Kaisha Kenwood Circuit de synchronisation absolue
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