JP2912246B2 - 復調システム - Google Patents

復調システム

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JP2912246B2
JP2912246B2 JP8214608A JP21460896A JP2912246B2 JP 2912246 B2 JP2912246 B2 JP 2912246B2 JP 8214608 A JP8214608 A JP 8214608A JP 21460896 A JP21460896 A JP 21460896A JP 2912246 B2 JP2912246 B2 JP 2912246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル無線通信
に適用する復調システムに関し、特に4相位相変調信号
を復調する復調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の復調システムのブロック図
である。同図において、中間周波数に変換された4相位
相変調信号Siは、乗算回路1,2において90°の位
相差を有する再生搬送波をそれぞれ掛け合わされ、フィ
ルタ3,4により帯域制限されてベースバンド信号に復
調された後、増幅回路5,6によりそれぞれ増幅され、
A−D変換回路7,8により多値ディジタルベースバン
ド信号Da,Dbにそれぞれ変換される。多値ディジタ
ルベースバンド信号Da,Dbは差分演算部17により
差分演算処理され、復調データDp,Dqとして出力さ
れる。
【0003】電圧制御発振回路(VCO)9は、アンド
回路14を介し搬送波周波数制御部13からの周波数制
御電圧を受けて再生搬送波Scを生成する。搬送波周波
数制御部13は、多値ディジタルベースバンド信号D
a,Dbを受けて論理演算し、電圧制御発振回路9が出
力する再生搬送波Scの周波数が受信信号の搬送波周波
数と同じになるように制御電圧を生成する。π/2移相
回路10は、90°の位相差を与えた再を乗算回路2へ
供給する。
【0004】ところで、再生搬送波を生成する際、再生
搬送波の周波数が正常な引込み周波数とは異なる周波数
で安定状態となる疑似引込み現象が発生することがあ
り、疑似引込みに陥ったときは復調信号にビット誤りが
発生する。この疑似引込み現象を回避するために、パル
ス発生部12およびアンド回路15を設けている。すな
わち、後段システムが一定周期で挿入されたフレーム情
報のビット誤りを検出してアラーム情報Deを送出して
きたとき、このアラーム情報Deを取り込み、電圧制御
発振回路9の制御電圧をパルス発生部12の出力により
間欠的に短時間に偏移させることにより、疑似引込み状
態から脱却させて正常な同期引込み過程へ導くようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、受信信号の搬
送波と再生搬送波との位相関係が30°または45°の
位相差を保った状態で疑似引込み現象が発生した場合に
は、一定周期でビット誤りが発生し、この場合に後段シ
ステムにおいて、フレーム情報の位置と疑似引込みによ
るビット誤り発生位置とが一致しないときには、フレー
ム情報にビット誤りが発生しないので疑似引込み発生を
検出できず、アラーム情報は送出されない。従って、疑
似引込み状態が継続し、復調データには周期的にビット
誤りが発生するという問題点がある。
【0006】図5は、受信信号の搬送波と再生搬送波と
の位相関係が30°の位相差を保った状態で疑似引込み
に陥った場合の、ベースバンド信号出力のベクトル和で
表される信号点の1信号点間隔(タイムスロット)毎の
変化を示している。同図において、再生搬送波のP,Q
座標軸は実線で示し、受信信号の搬送波は破線で示して
いる。また、この場合の信号点を●で示し、正常引込み
時の信号点を○で示している。
【0007】図を見てわかるように、この疑似引込み状
態の場合は、再生搬送波により復調されたベースバンド
信号の信号点は、タイムスロット毎に正常引込み時の9
0°に対して更に30°余分に、つまり120°ずつ移
動している。従って、差分演算後の復調データには、3
タイムスロット毎に規則的にビット誤りが発生する。
【0008】本発明の目的は、後段システムからのアラ
ーム情報に関係なく、ベースバンド信号の信号点に基づ
き疑似引込み状態を検出してこれを回避する復調システ
ムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の復調システム
は、受信した4相位相変調信号に90°の位相差を有す
る再生搬送波を乗算して直交するベースバンド信号を復
調する復調システムにおいて、前記ベースバンド信号の
信号点が正規の信号点以外の特定領域及び正規の信号点
の境界領域にそれぞれ存在する状況に基づいて前記再生
搬送波を生成する電圧制御発振回路の疑似引込み状態を
検出する手段を備え、前記疑似引込み状態を検出したと
きに前記電圧制御発振回路の引込み状態を正常にするた
めの起動をかけることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態を示すブロック
図であり、図4に示した従来例と同一構成要素には同一
符号を付してある。
【0012】中間周波数に変換された4相位相変調信号
Siは、乗算回路1,2において90°の位相差を有す
る再生搬送波Scとそれぞれ掛け合わされ、フィルタ
3,4により帯域制限されてベースバンド信号に復調さ
れ、増幅回路5,6によりそれぞれ増幅された後、A−
D変換回路7,8により多値ディジタルベースバンド信
号Da,Dbにそれぞれ変換される。多値ディジタルベ
ースバンド信号Da,Dbは差分演算回路17により差
分演算処理され、復調データDp,Dqとして出力され
る。
【0013】電圧制御発振回路(VCO)9は、アンド
回路14を介し搬送波周波数制御回路13からの周波数
制御電圧を受けて再生搬送波Scを生成する。搬送波周
波数制御回路13は、多値ディジタルベースバンド信号
Da,Dbを受けて論理演算し、電圧制御発振回路9が
出力する再生搬送波Scの周波数が受信信号の搬送波周
波数と同じになるように制御電圧を生成する。π/2移
相回路10は、90°の位相差を与えた再生搬送波を乗
算回路2へ供給する。また、後段システムからのアラー
ム情報Deを取り込み、疑似引込み状態から脱却するた
めにパルス発生回路12およびアンド回路15とオア回
路16を設けている。
【0014】さて、ベースバンド信号出力のベクトル和
で表される信号点の位置情報に基づき再生搬送波の疑似
引込み状態を検出するために、疑似引込み検出回路11
を設けている。
【0015】図3は、受信信号の搬送波と再生搬送波と
の位相関係が30°の位相差を保った状態で疑似引込み
に陥った場合の、ベースバンド信号出力のベクトル和で
表される信号点の位置情報を示しており、各信号点は図
5に示したタイムスロット毎の各信号点の位置と一致し
ている。PおよびQ軸に沿って左側および下側にそれぞ
れ示された数字0,1は、P,Q座標上の信号点の位置
情報である。
【0016】信号点A,B,C,Dは、正常な引込み状
態における正規の信号点を示している。右上から左下方
向の斜線で示した領域aは各信号点の境界を示してい
る。また、左上から右下方向の斜線で示した特定の領域
bは疑似引込み状態時の信号点の収束位置を示してい
る。伝送路や機器の品質劣化等によってデータ誤りが発
生した場合には、領域aに存在する信号点の割合が急激
に増加するので、領域aの信号点の有無により回線品質
を監視することができる。また、疑似引込み状態では、
正規の信号点A,B,C,D以外の特定の領域bに存在
する信号点の数が増加するので、特定の領域bに存在す
る信号点を一定時間単位でカウントし、カウント値が所
定値以上であり、且つ、領域aに信号点が存在しなけれ
ば、すなわち回線品質に異常が認められなければ、疑似
引込み状態であると判定できる。
【0017】図2は、疑似引込み検出回路11の動作を
示すフローチャートである。
【0018】引込み過程が終了した段階で動作を開始す
る(ステップ101)。まず、正規の信号点以外の特定
の領域bに存在する信号点の数をカウントする(ステッ
プ102)。このカウント値が所定値以上であり(ステ
ップ103)、且つ信号点の境界領域aに信号点が存在
しなければ(ステップ104)、疑似引込み状態である
と判定して検出信号Ddを送出する(ステップ10
5)。また、ステップ103において、カウント値が所
定値未満であれば、正常引込み状態であると判定する
(ステップ106)。
【0019】このように疑似引込み検出回路11は、疑
似引込み状態を検出して検出信号Ddをオア回路16に
送出する。オア回路16は、検出信号Ddを受けたとき
に後段システムからのアラーム情報Deに関係なく、電
圧制御発振回路9の制御電圧をパルス発生回路12の出
力により間欠的に短時間に偏移させ、疑似引込み状態か
ら脱却させて正常な同期引込み過程へ導いている。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ベ
ースバンド信号出力のベクトル和で表される信号点が、
正規の信号点以外の特定の領域および信号点の境界領域
に存在する状況を監視して疑似引込み状態を検出するこ
とにより、後段システムで検出できないような疑似引込
み状態になっても、つまり後段システムからアラーム情
報に関係なく、疑似引込み状態を検出して脱却できるの
で、復調データに周期的にビット誤りの発生する疑似引
込みを防止できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した疑似引込み検出回路11の動作を
示すフローチャートである。
【図3】受信信号の搬送波と再生搬送波との位相関係が
30°の位相差を保って疑似引込み状態になった場合の
ベースバンド信号出力のベクトル和で表される信号点の
位置情報を示す図である。
【図4】従来の復調システムのブロック図である。
【図5】受信信号の搬送波と再生搬送波との位相関係が
30°の位相差を保って疑似引込み状態になった場合の
ベースバンド信号出力のベクトル和で表される信号点の
タイムスロット毎の変化を示す図である。
【符号の説明】
9 電圧制御発振回路(VCO) 11 疑似引込み検出回路 13 搬送波周波数制御回路 Da,Db 多値ディジタルベースバンド信号 Sc 再生搬送波

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した4相位相変調信号に90°の位
    相差を有する再生搬送波を乗算して直交するベースバン
    ド信号を復調する復調システムにおいて、前記ベースバ
    ンド信号の信号点が正規の信号点以外の特定領域及び正
    規の信号点の境界領域にそれぞれ存在する状況に基づい
    て前記再生搬送波を生成する電圧制御発振回路の疑似引
    込み状態を検出する手段を備え、前記疑似引込み状態を
    検出したときに前記電圧制御発振回路の引込み状態を正
    常にするための起動をかけることを特徴とする復調シス
    テム。
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