JP2912217B2 - 復調器 - Google Patents

復調器

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JP2912217B2
JP2912217B2 JP8055930A JP5593096A JP2912217B2 JP 2912217 B2 JP2912217 B2 JP 2912217B2 JP 8055930 A JP8055930 A JP 8055930A JP 5593096 A JP5593096 A JP 5593096A JP 2912217 B2 JP2912217 B2 JP 2912217B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル無線シス
テムに適用する復調器に関し、特に現用・予備の送信系
を有する送信装置が送信する多値直交変調信号を受信す
る受信装置の復調器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はディジタル無線システムの一例を
示すブロック図である。このディジタル無線システムの
送信装置は、ディジタル多値直交変調信号を送信する現
用,予備の送信系1a,1bをそれぞれ有している。現
用送信系1aに異常が発生したときは、切替器2が現用
送信系1aから予備送信系1bへ高速切替えを行う。
【0003】受信装置の受信器3は、送信装置が送信し
た信号を受信して中間周波信号S1として出力する。復
調器4は、多値直交変調された中間周波信号S1を復調
してP,QチャネルのデータDp,Dqを出力する。デ
ータ処理器5は、データDp,Dqに対してデスクラン
ブル等の信号処理を行って出力データDoとしている。
【0004】図4は、復調器4の従来例を示すブロック
図である。
【0005】ここで、VCO(電圧制御発振部)19
は、APC(自動位相制御)信号S3により制御され
て、中間周波信号S1の搬送波に同期した再生搬送波S
2を発生する。
【0006】乗算部11は、中間周波信号S1と再生搬
送波S2とを乗算処理して復調する。乗算部12は、π
/2移相部20を通過して90°位相差をもつ再生搬送
波と中間周波信号S1とを乗算処理して復調する。低域
通過フィルタ13,14は、乗算部11,12の出力信
号に含まれる不要信号成分を除去して復調ベースバンド
信号を出力する。A−D変換部17,18は、増幅部1
5,16によって所定レベルにそれぞれ増幅された復調
ベースバンド信号をディジタル化し、P,Qチャネルの
データDp,Dqを出力する。
【0007】 ところで、同期引込みを速かに且つ確実
に行うために、全点制御部21と、選択制御部22と、
切替部23と、搬送波非同期検知部24と、切替信号生
成部2とを設けている。
【0008】全点制御部21はP,Qチャネルのデータ
Dp,Dqに基づき、図5(a)に示すように、P,Q
座標の全領域の信号点を判別してAPC信号S4を生成
する。このAPC信号S4によりVCO19を制御した
場合は、高精度に位相制御された再生搬送波を生成でき
るので、ビットエラーの発生は少ないという利点があ
る。しかし反面、同期外れ時における同期引込み速度が
遅いという欠点がある。
【0009】選択制御部22は、図5(b)に示すよう
に、P,Q座標上の特定の信号点を判別してAPC信号
S5を生成する。このAPC信号S5によりVCOを制
御した場合は、同期外れ時の引込み速度が速いという利
点があるが、反面、位相制御の精度が悪くキャリアジッ
タ等の影響を受けてビットエラーが発生するという欠点
がある。従って、同期引込みが速く且つビットエラー発
生が少なくなるようにするためには、同期引込み開始時
にはAPC信号S5を使用して制御し、その後にAPC
信号Sに切替えればよい。
【0010】このために、切替部23と、搬送波非同期
検知部24と、切替信号生成部27とを設けている。切
替部23は、切替信号生成部27が出力する切替信号S
9に応じて動作し、APC信号S4およびS5のいずれ
か一方を選択しAPC信号S3としてVCO19へ供給
する。搬送波非同期検知部24は、APC信号S3の変
化を監視し、再生搬送波が非同期状態になったときを検
知して非同期検知信号S6を出力する。切替信号生成部
27は、非同期検知信号S6を受けた後一定時間だけA
PC信号S5を選択するように切替信号S9を生成して
切替部23へ出力する。
【0011】このようにして、再生搬送波が同期外れ状
態になったときの同期引込み開始時点には、引込み速度
が速いAPC信号S5を選択し、その後、同期引込み動
作に移行して一定時間が経過したときに、高精度のAP
C信号S4を選択するようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の復調器では、APC信号に基づいて再生搬送波
の非同期状態になったことを検知するので、送信装置に
おいて現用・予備の切替えが高速度で行われた場合、搬
送波非同期検知部24は、同期外れを直ちに検知するこ
とができず、検知するまでに時間がかかる。従って、送
信装置の現用・予備切替えによって同期外れが発生して
も、切替器23は高精度のAPC信号を選択したままと
なっており、その後、搬送波非同期検知部24が同期外
れを検知してから引込み動作を開始するので、同期引き
込み完了までに時間がかかる。このため、同期外れによ
るバースト的なビットエラーが発生して他装置に伝送さ
れてしまうという問題点を有している。
【0013】本発明の目的は、送信装置において現用・
予備の切替えが高速度で行われた場合、直ちに同期引き
込み動作を開始して同期外れによるビットエラーの発生
を抑制できる復調器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】 本発明の復調器は、現
用・予備の送信系を有する送信装置が送信する多値直交
変調信号を受信し搬送波に同期した再生搬送波を発生す
る再生搬送波発生手段に基づきデータを復調する受信装
置の復調器において、前記データに基づき直交座標上の
全領域の信号点を判別して高精度の第1のAPC信号を
生成する手段と、前記データに基づき直交座標上の特定
の信号点を判別して第2のAPC信号を生成する手段
と、切替信号に応じて前記第1のAPC信号および前記
第2のAPC信号のいずれか一方を選択して前記再生搬
送波発生手段へ出力する切替手段と、前記データを監視
しデータ瞬断を検知したときに瞬断検知信号を出力する
データ瞬断検知手段と、前記瞬断検知信号に応じて前記
切替手段が一定時間だけ前記第2のAPC信号を選択す
るように前記切替信号を生成する切替信号生成手段とを
備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は本発明の一実施形態を示すブロック
図であり、図4に示した従来例と同一構成要素には同一
符号を付している。
【0017】図1において、VCO19は、APC信号
S3により制御されて再生搬送波S2を発生する。ま
た、π/2移相部20は、再生搬送波S2に対して90
°の位相差をもつ再生搬送波を出力する。
【0018】乗算部11,12は、多値直交変調された
中間周波信号S1と互いに90°の位相差をもつ再生搬
送波とを乗算処理して復調する。A−D変換部17,1
8は、低域通過フィルタ13,14および増幅部15,
16を通過した復調ベースバンド信号をディジタル化
し、P,QチャネルのデータDp,Dqとして出力す
る。
【0019】全点制御部21はP,Qチャネルのデータ
Dp,Dqに基づき、図5(a)に示すように、P,Q
座標の全領域の信号点を判別して高精度のAPC信号S
4を生成する。また、選択制御部22は、図5(b)に
示すように、P,Q座標上の特定の信号点を判別して引
き込み速度の速いAPC信号S5を生成する。切替部2
3は、切替信号生成部26が出力する切替信号S8に応
じて動作し、APC信号S4およびS5のいずれか一方
を選択しAPC信号S3としてVCO19へ供給する。
搬送波非同期検知部24は、APC信号S3の変化を監
視し、再生搬送波が非同期状態になったときに非同期検
知信号S6を出力する。以上説明した各構成要素は、図
4に示し従来例のものと同じである。
【0020】ところで、送信装置において現用・予備の
切替えが高速度で行われたとき、この切替を直ちに検知
するためにデータ瞬断検知部25を設けている。このデ
ータ瞬断検知部25は、送信装置で現用・予備の切替え
が実行されたときに発生するデータの瞬断を検知して瞬
断検知信号S7を出力する。
【0021】切替信号生成部26は、搬送波非同期検知
部24が出力する非同期検知信号S6、およびデータ瞬
断検知部25が出力する瞬断検知信号S7を受け、切替
信号S8を生成する。
【0022】図2は、切替信号生成部26の動作を示す
タイミング図である。
【0023】ここでは、切替信号S8が「H」レベルの
とき、切替部23は選択制御部22が出力するAPC信
号S5を選択し、切替信号S8が「L」レベルのときに
全点制御部21が出力するAPC信号S4を選択する。
【0024】いま、時点t1において送信装置の現用・
予備切替えが行われたとする。データ瞬断検知部25は
直ちにデータ瞬断を検知して検知信号S7を出力する。
一方、搬送波非同期検知部24は、時点t1から時間Δ
Tが経過した後、現用・予備切替えによって発生した同
期外れを検知し非同期検知信号S6を出力する。ここで
は、同期外れ状態のときは「H」レベルにしている。
【0025】切替信号生成部26は、非同期検知信号S
6および瞬断検知信号S7の内、先に入力する検知信号
に応じて切替信号S8を「H」レベルとし、一定時間T
が経過した後に「L」レベルとなるように切替信号S8
を生成する。なお、一定時間Tは、同期引込み所要時間
に基づいて最適値に設定する。
【0026】 このように、送信装置において現用・予
備の切替えが高速度で行われても、データ瞬断によって
現用・予備切替えを検知し、直ちにAPC信号S5によ
る同期引き込み動作を開始し、一定時間が経過した後に
APC信号Sに切替えることができる。また、搬送波
非同期検知部24またはデータ瞬断検知部25の一方が
機能しなかった場合でも、切替信号S8を生成できるの
で、信頼性を高めることができる。このために、切替部
23と、搬送波非同期検知部24と、切替信号生成部2
7とを設けている。切替部23は、切替信号生成部27
が出力する切替信号S9に応じて動作し、APC信号S
4およびS5のいずれか一方を選択しAPC信号S3と
してVCO19へ供給する。搬送波非同期検知部24
は、APC信号S3の変化を監視し、再生搬送波が非同
期状態になったときを検知して非同期検知信号S6を出
力する。切替信号生成部27は、非同期検知信号S6を
受けた後一定時間だけAPC信号S5を選択するように
切替信号S9を生成して切替部23へ出力する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信装置において現用・予備の切替えが高速度で行われて
も、データ瞬断によって現用・予備切替えを検知し、直
ちに同期引き込み動作を開始できるので、同期外れによ
るビットエラーの発生を抑制でき、バースト的なビット
エラーが他装置に伝送するのを防止できる。また、搬送
波非同期検知およびデータ瞬断検知とを併用することに
より、動作の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した切替信号生成部26の動作を示す
タイミング図である。
【図3】ディジタル無線システムの一例を示すブロック
図である。
【図4】従来の復調器の一例を示すブロック図である。
【図5】APC信号の生成条件を説明するための図であ
り、(a)は全点制御部21により生成されるAPC信
号S4の場合を示し、(b)は選択制御部22により生
成されるAPC信号S4の場合を示している。
【符号の説明】 11,12 乗算部 19 VCO 20 π/2移相部 21 全点制御部 22 選択制御部 23 切替部 24 搬送波非同期検知部 25 データ瞬断検知部 26 切替信号生成部 Dp,Dq データ S1 中間周波信号 S2 再生搬送波 S3,S4,S5 APC信号 S6 非同期検知信号 S7 データ瞬断検知信号 S8 切替信号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現用・予備の送信系を有する送信装置が
    送信する多値直交変調信号を受信し搬送波に同期した再
    生搬送波を発生する再生搬送波発生手段に基づきデータ
    を復調する受信装置の復調器において、 前記データに基づき直交座標上の全領域の信号点を判別
    して高精度の第1のAPC信号を生成する手段と、 前記データに基づき直交座標上の特定の信号点を判別し
    て第2のAPC信号を生成する手段と、 切替信号に応じて前記第1のAPC信号および前記第2
    のAPC信号のいずれか一方を選択して前記再生搬送波
    発生手段へ出力する切替手段と、 前記データを監視しデータ瞬断を検知したときに瞬断検
    知信号を出力するデータ瞬断検知手段と、 前記瞬断検知信号に応じて前記切替手段が一定時間だけ
    前記第2のAPC信号を選択するように前記切替信号を
    生成する切替信号生成手段とを備えることを特徴とする
    復調器。
  2. 【請求項2】 前記切替手段の出力を監視し前記再生搬
    送波が非同期状態になったときを検知して非同期検知信
    号を出力する搬送波非同期検知手段を具備し、前記切替
    信号生成手段は、前記瞬断検知信号および前記非同期検
    知信号の内の先に入力する検知信号に応じて前記切替信
    号を生成することを特徴とする請求項1記載の復調器。
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